市田柿製造過程で発生する未利用品を活用した商品開発

3類型
地域資源名
地 域
鉱工業品
市田柿
長野県下伊那郡高森町
通巻番号
認定日
所管省庁
3 -28- 281
平成28年10月14日
農林水産省、経済産業省
事業名: 市田柿製造過程で発生する未利用品を活用した商品開発・製造・販売
所在地:長野県下伊那郡高森町下市田3123
会社名:株式会社マツザワ
(法人番号7100001023223)
H P:http://www.matsuzawa.gr.jp/
連絡先:TEL:0265-35-2333
FAX:0265-35-2939
事業概要(地域産業資源の活用)
地域産業資源「市田柿」の製造過程で発生している“柿果皮”や“撰果規格外果実”、製造後の撰別
において発生する“規格外干柿”は大量に発生し、農地への埋め戻し又は焼却処分されており、これら
の有効活用が地域の大きな課題となっている。本事業では、これらを原材料としてスライスした柿の
クッキー、液浸食品、製菓原料ペースト・パウダーを製造販売することにより、有効活用をはかるととも
に農業者の売上増加に寄与する。
新たな需要開拓の見通し(市場性、販路、商品特性)
◆市場性
スライスクッキーや液浸食品は、自然の素材を活用した食品であり、
健康志向などを背景として、需要が伸びると予想される。
本事業の製品は、健康志向に加えて環境配慮という観点からも訴求
力が有り、試作品に対するバイヤーや消費者の評価も高いことから開
【市田柿の収穫をする生産者】
発する新商品の市場性はあると見込まれる。
◆需要開拓方針
従来にない食感や美味しさのある商品を求める個性的な消費者を
販売ターゲットとし、既存販路である高速道路や駅、ホテル・旅館や道
の駅などでお土産食品として販売を行うとともに展示会や食品コンテ
ストにも出品し、新たな需要の開拓を行う。
◆商品特性
規格外生柿をスライスして生地に載せ焼き上げたスライスクッキー
は色、形、香り、甘さを引きただせており、規格外干柿の液浸食品は
おつまみ、ジャム代わり、調味料など幅広い用途のある製品である。
他の競合品、類似品と比べても競争力がある。
パウダー・ペーストは、スイーツ等新たな商品開発において食品中間
原料として活用する。
【スライスクッキー】
地域を挙げた取組と協力者・関係事業者等との連携
開発・販売には民間企業団体など5社が支援。事業の総合的支援
は、中小企業基盤整備機構、長野県産業労働部、長野県中小企業
振興センター、高森町が行う。
【液浸食品】