透水防止剤のご紹介 (Scutum PM) 信越化学工業株式会社 塩ビ・高分子材料研究所 コンクリートの断面 ALC(軽量発泡コンクリート)の断面 走査型電子顕微鏡にて撮影 コンクリートは多孔質なので、水が染み込みやすい。 汚れた水と接触すると、内部まで汚れが浸透してしまう。 2 透水防止+α 未処理 透水防止剤有り 透水防止剤 Scutum PM 未処 理 コンクリート 【未処理】 × 表面から内部まで全て親水性のため、 汚水が染み込んでしまう。 × カビが内部から発生する。 未処 コンクリート 理 【Scutum PM】 ○ 汚水が染み込まない。 ○ PMには防カビ能力があるので、 内部からのカビ発生も強力に抑制。 3 コンクリート面の汚れを完全に防ぐ方法 PM+光触媒施工箇所の断面写真 表面 親水性 ※光触媒による親水性 光触媒 ↓ 透水防止剤 Scutum-PM 光触媒層 未処コンクリート 理 光触媒+Scutum PMの2層コートとする利点 ○ PMが汚水の染み込みを防止 ○ 光触媒が表面の汚れを防止 ○ PMが内部からのカビ発生を抑制 ↑ 内部 撥水性 Scutum-PM層 ※Scutum-PMによる撥水性 ○ 表面は親水性、内部は撥水性なので、 表面/内部ともに汚れにくい。 4 Scutum PMの性能:光触媒の保持 耐候性試験機にて、劣化促進後の親水性を評価した。 70 60 水接触角/度(概算値) 60 ■ 初期 ■ 耐候性試験200時間後 50 40 30 20 10 0 7 10 透水防止剤なし +光触媒 →汚水浸透するのでNG 7 一般的な撥水処理 +光触媒 →接触角が急上昇しているので 光触媒が剥離した事を示す。 (専用の透水防止剤でないと 光触媒が密着しない) 8 10 PM+光触媒 →光触媒膜が保持されている。 ○ 光触媒を塗布する場合、専用の透水防止剤である Scutum PM を使用しないと剥離する。 5 Scutm PMの性能:防カビ性 ブランク ■ 防カビ性試験 PM PM 一般撥水 試料:塩ビ製シートに透水防止剤を塗布 カビ:実際の生活空間に存在する72種のカビを 全て接種し、栄養を与えて培養する。 ※JIS規格よりも過酷な試験。 ■ 結果 培養日数 実曝換算日数 A B C D 1 カビ無 7日 3か月 1-2 1 1 1 2 <25%繁殖 14日 1年 2 1 1 1-2 21日 2年 3 1 1 2-3 28日 3~5年 3-4 1 1 3-4 3 <50%繁殖 4 全面カビ →PMには明らかな防カビ性が認められた。 ○ PMには高い防カビ性がある。 ○ これを塗布することで、コンクリート内部からのカビを抑制する効果が期待できる。 6
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