C 型肝炎とは？日本には約200万人の患者様がいます． C型肝炎ウイルスは，血液の感染で起こる病気です．初期には症状がなく，自覚症状がないまま病気が進行していきます．ウイルスに感染した人の約7割が慢性肝炎を発症し、放置しておくと肝硬変、肝癌へと進展し，死に至る病気です．なおC型肝炎は，日本には２つの型があり，血清型（セロタイプ）1 群と2群に分類しています．以前インターフェロン治療が主流でしたが，2群は比較的よく効きましたが，1群はあまり効きませんでした． C型肝炎治療の歴史（1群） 1992年～年～インターフェロン療法（注射）このころウイルス消失は10%未満でした． 2001年～年～インターフェロン＋リバビリン療法 2004年～ペグインターフェロン＋リバビリン療法（注射＋内服）年～ペグインターフェロン＋リバビリン療法（注射＋内服）ようやく40％前後の患者様でウイルスが消失しました． 2011年～年～プロテアーゼ阻害剤＋ペグインターフェロン＋リバビリン療法（注射＋内服） 80％近くの患者様に効きましたが，発熱，皮膚症状など副作用が強く，場合によっては，死亡する人もいました． 2014年～経口抗ウイルス剤ブリストル・マイヤーズ株式会社ダクルインザ®錠60mg（一般名:ダクラタスビル塩酸塩）スンベプラ®カプセル100mg（一般名:アスナプレビル） 2剤の内服12週間で，85～89％の患者様にウイルスが消失します． 2015年秋～経口抗ウイルス剤ギリアド・サイエンシズ「ハーボニー配合錠」（一般名：レジパスビル・ソホスブビル配合錠） 1日1錠 12週間の内服で，国内で国内第3相試験で100%の患者様にウイルスを消失させました！ C型肝炎（2群） 2015年～経口抗ウイルス薬ギリアド・サイエンシズソバルディ（ソフォスブビル）＋リバビリン療法 2剤の内服で12週間で95％以上の患者様に効果があります．なお，ハーボニーは1日1錠8万円 3ヶ月間で約670万円かかります．しかし肝炎治療受給者証の交付を受ければ、月1～～2万円，万円，3ヶ万円，ヶ月の全治療費は 3～～6万円で治療できます．万円で治療できます．医療費助成には肝疾患専門機関での受診，申請が必要です． • 当院は，その専門機関で，申請できます当院は，その専門機関で，申請できます． • 慢性C型肝炎で，肝臓がん，非代償性肝硬変，腎不全，アルコール依存症など精神障害などがない方でしたら治療できる可能性があります． • 一度消化器内科受診をお勧めします．