顕著な災害を起こした 自然現象の命名について

防災一口メモ
(2012年9月)
顕著な災害を起こした
自然現象の命名について
気象庁では、顕著な災害を起こした自然現象を命名することにより共通の名称を使用して、過去
に発生した大規模な災害における経験や貴重な教訓を後世代に伝承するとともに、防災関係機関
等が災害発生後の応急、復旧活動を円滑に実施することを期待し命名を行ってます。
災害を起こした自然現象の命名の考え方及び名称の付け方(地震)
地震の規模が大きい場合
命名の考え方
陸地:M7.0以上(深さ100km以浅)かつ最大震
度5弱以上
海域:M7.5 以上(深さ100km以浅)、かつ、最大
震度5 弱以上または津波2m 以上
顕著な被害(全壊100 棟程度以上など)が起きた場合
顕著な被害(全壊100 棟程度以上など)が起きた場合
群発地震で被害が大きかった場合等
名称の付け方
原則として、「元号(西暦年)+地震情報に用いる地域名+地震」
災害を起こした自然現象の命名の考え方及び名称の付け方(豪雨)
命名の考え方
顕著な被害(損壊家屋等1,000 棟程度以上、浸水家屋10,000 棟程度以上など)
が起きた場合
名称の付け方
豪雨災害の場合は被害が広域にわたる場合が多いので、あらかじめ画一的に
名称の付け方を定めることが難しいことから 被害の広がり等に応じてその都度
名称の付け方を定めることが難しいことから、被害の広がり等に応じてその都度
適切に判断している。
気象庁が命名した現象で、昨年3月11日に発生した「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地
震」が記憶に新しい。過去に、「宮古島」と命名に記された気象災害が3つあり、いずれも台風による
もので9月に発生してます。また、「宮古島」の命名が記されてはいないが、平成15年に猛烈な勢力
で宮古島を通過した 台風第14号(マエミ )」も9月に発生し大きな災害をもたらしています。
で宮古島を通過した「台風第14号(マエミー)」も9月に発生し大きな災害をもたらしています。
名称
期間・現象等
最大風速 |最大瞬間風速 |最低気圧
宮古島台風(サラ)
昭和34年9月(台風第14号)
53.0m/s | 64.8m/s | 908.1hPa
第2宮古島台風(コラ)
昭和41年9月(台風第18号)
60 8m/s | 85.3m/s
60.8m/s
85 3m/s | 928.9hPa
928 9hPa
第3宮古島台風(デラ)
昭和43年9月(台風第16号)
54.3m/s | 79.8m/s | 942.5hPa
詳しくは
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/meimei/meimei.html