●第１講「IR リゾートカジノ設計の要点～特色、何を考えるべきか～」概要： IR やリゾートカジノ施設の設計にはどのような特徴があるのでしょうか。動線計画や施設の整備、設計で如何なる制約要因があったり、何を考えたりすべきなのでしょうか。YWS 社はラスベガスにおけるリゾートカジノ施設設計の専門企業で数々の設計を手掛けています。施設設計という観点からリゾートカジノの在り方をご講演いただきます。講師： Michael Stewart （YWS International 建築デザイナー、プランナー、共同経営者）アリゾナ大学を卒業後、ロンドンにおいて建築を学び、その後 20 年間に渡り、カジノ施設やホテルを専門とする建築家、インテリアデザイナーとして活躍する。ラスベガスにおける高級カジノとして有名なべラージオやシーザーズ・パレス、家族向けリゾートカジノのトレージャーアイランド、リゾートのコンセプトを全面に出したＭリゾートをはじめ、ＭＧＭマカオなど世界的に有名な多くのプロジェクトのデザインやプランニングを手掛ける。現在、複数のホテルプロジェクトを中国、オーストラリア、スリランカで行う。 ●第２講「米国カジノ施設における法の執行～現状と課題～」概要：カジノ施設における法の執行はどうなされているのでしょうか。不正、いかさま、偽造、組織悪等はどうこれを防ぎ、犯罪を抑止し、またこれを摘発し、施設の安全と健全性を担保しているのでしょうか。米国ネバダ州の法執行当局より Enforcement の第一人者をお招きし、米国カジノ業界の現状と課題をご講演いただきます。講師： James S. Taylor （ネバタ・ゲーミング・コントロール・ボード特別調査課サポートサービス部門本部長補佐） 1995 年、ネバタ・ゲーミング・コントロール・ボードの法執行部門に配属され、14 年間に渡り、犯罪組織やイカサマグループに対する調査・監視・執行に従事する。2012 年 8 月、特別調査課サポートサービス部門の本部長補佐となり、イカサマやそれに関わる器具、及び機器、違法ブックメーカー、麻薬密売、クレジットカード詐欺、マネーロンダリング、テロリズム、主要な犯罪組織などに対する分野を担当する。その他、様々な国際会議やセミナーにおいてゲストスピーカーとして講演を行い、カジノ業界における犯罪防止の第一人者。 ●第３講「アジア・日本市場におけるライブ・ゲームの可能性」概要：スロットマシン、ビデオマシン等の電子式機械ゲームの世界の米国やアジアにおける現状はどうなっているのでしょうか。ライブ・ゲームと呼ばれる新しいゲーム提供の在り方が注目を浴びています。その特色、可能性、アジアの実態と日本における今後の可能性、機械ゲーミングの将来の在り方をご講演いただきます。講師：後藤丙午（International Gaming Support of America 社（IGSA) 代表取締役社長） 2000 年よりパーク・プレイス・エンターテイメント社へ就職、ラスベガス・ヒルトンへ配属（カジノ・マーケティング、日本担当）、その後、同社内シーザーズ・パレス・カジノへ配属され、カジノ・マーケティング部（極東地区、日本・韓国担当）アシスタント・バイス・プレジデントとして活躍。 2011 年、シーザーズ・パレスを退職し International Gaming Support of America 社（IGSA)を設立現在、ハイブリッド・テーブルゲーム（ディーラー制御式電子テーブルゲーム）の北米カジノ市場への参入を行っている。 ●第４講「世界の Integrated Resort（カジノを含む）の業績分析。証券アナリストから見た台場 MICE/IR の収益ポテンシャル」概要：世界の中におけるアジアの IR 施設（カジノを含む）、その中の日本における IR の経済性や実効性を専門家はどう評価するのでしょうか。昨年、国内外の投資家向けに台場 MICE/IR（カジノを含む）の経済性と実効性について詳細な経済モデルを提示し、話題となったゴールドマン・サックス証券の小池氏をお招きし、世界の IR の業績動向、台場 MICE/IR の経済性と実効性についてご講演いただきます。講師：小池隆由（ゴールドマン・サックス証券株式会社投資調査部メディア＆エンタテインメント・セクター担当アナリスト） 1991 年立教大学卒。同年に山一證券入社、山一証券経済研究所へ出向。事業会社や複数の証券会社を経て、2010 年よりゴールドマン・サックス証券。