2006 年 10 月 30 日 海事記者会 各位 社団法人 日本船主協会 全日本海員組合 第 9 回「船員・船籍問題労使協議会」について 日本船主協会(以下「船協」)と全日本海員組合(以下「組合」)は、10 月 25 日に第 9 回「船 員・船籍問題労使協議会」(以下、「協議会」)を開催した。(出席者は別添のとおり。) 今次協議会では、第7回協議会でとりまとめた「外航日本人船員(海技者)の確保・育成に資 するための施策骨子」にもとづき、官労使 3 者で進めている外航日本人船員(海技者)の確保・ 育成新スキーム(以下「新スキーム」)に関するこれまでの検討結果ならびに進捗状況を確認す るとともに、新スキームにおける育成要員の労働条件、外航日本籍船の日本人船機長配乗要件の 撤廃に係る既存船の取扱い等について意見交換を行った。概要は以下のとおりである。 1.新スキームについては、平成 19 年度からの実施に向け、本年 6 月より官労使 3 者からなる「外 航日本人船員確保・育成に関する新スキーム導入のための検討調整会議」および同WGにおいて 実務的・具体的な検討が開始され、これまで新スキームの構成と役割、統括組織と実施団体、導 入研修スケジュールと座学カリキュラム等を重点に検討が行われてきた旨報告がなされ、これを 了承した。 2.育成要員の労働条件について、「施策骨子」での確認をふまえた育成要員の給与、労働時間・ 休日休暇等に関する船協・組合側作業委員長(船協側:宇佐美副会長。組合側:平山国際局長) 間の検討結果が報告され、これを了承した。 3.船・機長配乗要件撤廃の適用対象船について、昨年 6 月 13 日の労使合意文書の趣旨、7 月 28 日の交通政策審議会・海事分科会における国土交通省見解をふまえ、改正通達の適用までに、既 存船の取扱いを別途労使確認することとした。 4.新スキームに係る費用問題に関し、組合と国際船員労務協会で管理する「雇用安定基金」か ら資金提供を行うとの雇用安定基金管理運営委員会(10 月 13 日開催)の決定を受け入れ、これ を有効に活用していくこと、また、この場合の費用負担のあり方等について協議しこれを了承し た。 以上 <本件に関する問い合わせ先> (社)日本船主協会 企 画 部 TEL:03-3264-7174 全日本海員組合 FAX:03-3262-4757 国際局外航部 TEL:03-5410-8320 FAX:03-5410-8336 【第 9 回「船員・船籍問題労使協議会」 出席者】 日本船主協会 会長 副会長 副会長 常任理事 副会長 理事長 鈴木 邦雄(商船三井 宮原 耕治(日本郵船 前川 弘幸(川崎汽船 芦田 昭充(商船三井 宇佐美 皓司 中本 光夫 取締役会長) 取締役社長) 取締役社長) 取締役社長) 全日本海員組合 組合長 中央執行委員・国際局長 中央執行委員・政策教宣局長 政策教宣局総合政策部長 国際局外航部長 井出本 榮 平山 誠一 三尾 勝 清水 保 牧添 正信 以 上
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