最 新判 決 情 報 2011 年 〔4 月 分 〕 〇 香水容器立体商標事件 知 財 高 裁 H23.4.21 H22( ( 行 ケ ) 10386 審 決 取 消 請 求 事 件 ( 滝 澤 孝 臣 裁 判 長 ) 国 際 登 録 第 3 類 「洗 濯 用 漂 白 剤 その他 の洗 濯 用 剤 、洗 浄 剤 、・・・(中 略 )、 香 料 類 及 び香 水 類 、精 油 、化 粧 品 」他 を指 定 商 品 とする香 水 の容 器 の立 体 商 標 出 願 (右 掲 )が識 別 性 がなく、また法 3-2 項 の適 用 が否 定 されたため、当 該 審 決 の取 消 しが求 められた事 案 である。 本 件 容 器 の形 状 は、三 宅 一 生 がデザインしたものであり、資 生 堂 グループの フランス法 人 によって、日 本 を指 定 国 として国 際 登 録 されたものである。 まず、容 器 自 体 の識 別 性 について判 決 は、容 器 として縦 に細 長 く、円 錐 形 で、 上 部 の蓋 の頂 上 にボール状 のつまみがある形 状 のものは、本 願 商 標 以 外 にも 酷 似 するものが複 数 あり、これらの形 状 は自 他 商 品 の識 別 のためではなく、機 能 又 は美 観 を高 めるためのものであるので、商 品 の形 状 を普 通 に用 いられる方 法 で使 用 する標 章 であるとし て、識 別 性 を否 定 した。 また法 3-2 項 の使 用 による識 別 性 についても判 決 は、本 件 商 品 は平 成 4 年 の発 売 後 、年 間 売 上 が 1 億 円 を越 える年 もあったが、平 成 21 年 は約 1740 万 円 、平 成 22 年 は約 3060 万 円 となって居 り、ファッション 雑 誌 に取 り上 げられるなど一 定 期 間 一 定 程 度 の売 上 げがあったとしても、その立 体 的 形 状 がシンプルで、特 異 性 がな く、また類 似 あるいは酷 似 する形 状 の香 水 もあ るので、本 願 商 標 の形 状 が、独 立 して 自 他 商 品 識 別 力 を獲 得 するに至 っているとは認 められないとして、法 3-2 項 該 当 性 を否 定 した。 なお、法 3-2 項 の使 用 のよる識 別 性 を主 張 するためには、使 用 し識 別 性 を獲 得 した商 品 に限 定 するのがプ ラクティスであるが、上 記 のように、本 願 の指 定 商 品 には、「香 水 」とは関 係 のない「 洗 濯 用 漂 白 剤 その他 の 洗 濯 用 剤 、洗 浄 剤 、つや出 し剤 、擦 り磨 き材 及 び研 磨 剤 」などが含 まれたままであることも、法 3-2 項 該 当 を 否 定 する理 由 として判 決 は挙 げている。 〇 香水容器立体商標事件 知 財 高 裁 H23.4.21 H22( ( 行 ケ ) 10366 審 決 取 消 請 求 事 件 ( 滝 澤 孝 臣 裁 判 長 ) 上 記 の香 水 容 器 立 体 商 標 事 件 と同 じ原 告 であるが、本 願 商 標 については、法 3-2 項 の使 用 による識 別 性 が認 められ、審 決 が取 り消 されている。 本 願 商 標 は、ジャン・ポール・ゴルチエによってデザインされたものであり、日 本 では平 成 6 年 から販 売 されている。売 上 高 も、年 間 4500 万 円 から 5800 万 円 程 度 である。 上 記 の 事 案 と 根 本 的 に 異 な って いる点 は、本 願 商 標 の 容 器 の 形 状 が女 性 の 身 体 をモチーフにした香 水 の容 器 の中 でも、他 にみられない斬 新 なものであったこ とである。 しかし、香 水 の容 器 の形 状 としては、美 観 を高 めるためのものであり、通 常 の香 水 容 器 の形 状 の範 囲 内 であるとして、容 器 自 体 は識 別 性 を欠 くと判 断 されている。 しかし、形 状 のユニークさにより、雑 誌 等 で、斬 新 、インパクト、刺 激 的 、大 胆 で挑 発 的 ・・・などの評 価 が数 多 く取 り上 げられるなど、その立 体 的 形 状 が需 要 者 の目 につきやすく、強 い印 象 を与 えるとして、平 成 6 年 の 発 売 後 、現 在 までに独 立 して自 他 商 品 識 別 力 を獲 得 したと判 断 された。 なお問 題 の指 定 商 品 については、上 記 で問 題 になった「洗 濯 用 漂 白 剤 その他 の洗 濯 用 剤 、洗 浄 剤 、つや 出 し剤 、擦 り磨 き材 及 び研 磨 剤 、精 油 、ヘアーローション、歯 磨 き」な どは削 除 されたが、依 然 として、「 美 容 製 品 、せっけん、香 料 類 及 び香 水 類 、化 粧 品 」のように、「香 水 」以 外 の商 品 も指 定 商 品 中 に含 まれている。 この点 を被 告 特 許 庁 も指 摘 したが、判 決 は、以 下 のように判 示 し、特 許 庁 の主 張 を退 けている。 1 © 2011 FUJIMarks Japan all rights reserved Page 1 of 4 すなわち、本 件 香 水 と同 じゴルチエブランド下 で、バスアンドシャワージェル、ボディーローション、ボディーク リームが販 売 されて居 り、また本 件 商 品 とこれらの商 品 とのセット商 品 も販 売 されていたので、「香 水 」とそれ 以 外 の指 定 商 品 とは極 めて密 接 な関 係 を有 し、需 要 者 、取 引 者 も共 通 している。 従 って 、本 願 商 標 が「 香 水 」 と密 接 な 関 係 にある前 記 指 定 商 品 に 使 用 された場 合 に も、<上 記 商 品 が 香 水 に係 る「ジャン・ポール・ゴルチエ」ブランドを販 売 する原 告 の販 売 に係 る商 品 であることを認 識 することがで きる。(判 決 引 用 )> 判 決 にいう「上 記 商 品 」とは、「美 容 製 品 、せっけん、香 料 類 及 び化 粧 品 」であり、これらの商 品 に本 願 商 標 が使 用 された場 合 とは、本 願 商 標 が噴 霧 式 の香 水 容 器 であるので、これが使 用 できるような液 状 タイプの美 容 石 製 品 、せっけん、香 料 類 、化 粧 品 ということになる。 従 って、本 願 商 標 が仮 にこれらの液 状 の美 容 製 品 等 について使 用 された場 合 に も、周 知 な 香 水 と同 じ出 所 の商 品 であることを認 識 できるから、識 別 力 があると認 められるべきであるといっているようである。 分 からないではないし、新 しい判 断 として 着 目 されるが、要 は、「 香 水 」 以 外 の不 使 用 の商 品 に ついて、法 3-2 項 の使 用 による識 別 性 を認 めることになるのであるから、法 解 釈 としていささか行 き過 ぎではないかと、判 決 の理 由 付 けには、釈 然 としない印 象 が残 るが、如 何 であろうか。 〇 香水容器立体商標事件 知 財 高 裁 H23.4.21 H22( ( 行 ケ ) 10406 審 決 取 消 請 求 事 件 ( 滝 澤 孝 臣 裁 判 長 ) 上 記 2 件 の事 案 と同 じく香 水 容 器 の立 体 商 標 に関 する事 案 であるが、上 記 事 案 とは異 なり、 法 3-2 項 の使 用 による識 別 性 は主 張 されていない。 従 って、争 点 は法 3-1-3 号 の該 当 性 だけである。 本 件 香 水 容 器 もゴルチエのデザインになるものであり、本 願 商 標 のような、男 性 の胴 体 がス トライプ模 様 のセーラーTシャツと青 色 の短 パンを着 用 したような容 器 の形 状 を有 するものは、 他 に見 当 たらないとして、特 異 な形 状 であることは認 められたものの、香 水 の容 器 において通 常 採 用 さ れて いる 形 状 の 範 囲 を 大 きく 超 え る もので はな いと して 、 拒 絶 審 決 が 支 持 さ れて い る。 〇天 下 米 事 件 知 財 高 裁 H23.4.25 H22( ( 行 ケ ) 10332 審 決 取 消 請 求 事 件 ( 中 野 哲 弘 裁 判 長 ) 第 30 類 「不 透 明 の機 密 性 袋 に密 封 包 装 した福 井 県 産 の炊 飯 用 精 白 米 」を指 定 商 品 とする 出 願 商 標 「天 下 米 」(右 上 掲 )が、第 31 類 「籾 米 」他 を指 定 商 品 とする引 用 商 標 「天 下 」(右 下 掲 )により拒 絶 されたので、当 該 審 決 の取 消 しが求 められた事 案 である。 争 点 は、商 標 「天 下 米 」と「天 下 」の類 似 性 と、指 定 商 品 「 炊 飯 用 精 白 米 」と引 用 商 標 の指 定 商 品 中 の「籾 米 」との類 似 性 である。 商 標 の類 似 性 について判 決 は、本 願 商 標 が「この上 なくすばらしい米 」との一 連 の観 念 と「テン カマイ」一 連 の称 呼 が生 ずることは認 めながら、「 天 下 」の共 通 性 により「 類 似 する商 標 」 であると判 断 された。 指 定 商 品 の類 似 性 について判 決 は、「精 白 米 」は「精 米 した白 米 」であり、「籾 米 」は精 米 する前 の「皮 を取 り去 る前 の米 」という違 いはあるが、いずれも<その基 本 的 な特 徴 部 分 はいずれも「米 」であり、状 態 が異 なる にすぎない。> そして、<一 般 的 に、稲 作 農 家 が籾 米 を生 産 して販 売 し、米 屋 が精 白 米 を販 売 するという細 かな違 いが存 在 す るとしても>、「 米 」は食 用 に 供 されるもので 、その需 要 者 は一 般 消 費 者 であるな ど、その基 本 的 な 性 質 は同 じであることに加 え、<本 願 商 標 は、単 に「天 下 米 」と記 載 するのみであって、それ以 上 に、米 の状 態 、す なわち、「精 白 米 」であって「籾 米 」ではないとは記 載 していなのであるから>、同 一 の営 業 主 の製 造 又 は販 売 に係 る商 品 と誤 認 されるおそれがある、として類 似 する商 品 であると判 断 している。 2 © 2011 FUJIMarks Japan all rights reserved Page 2 of 4 シダモ・イルガッチェフェコーヒー事 件 判 決 (知 財 高 裁 h22.3.29)のときもそうであったが、中 野 裁 判 長 らし い独 我 的 な理 由 付 けで理 解 するのに苦 労 するが、まず「籾 米 」と「白 米 」との違 いから確 認 して行 きたい。 実 った稲 の茎 から実 (籾 )を外 すことを「脱 穀 」という。脱 穀 された米 を「籾 米 」という。従 って、籾 米 には籾 殻 が付 着 しているので、当 然 、家 庭 ではそのままでは食 べることができないし、我 々が日 常 、食 用 として購 入 する 対 象 ではない。これが第 31 類 に属 する「籾 米 」である。 籾 米 から籾 殻 を除 いた米 を、「玄 米 」という。知 られているように、玄 米 は繊 維 質 が多 く栄 養 価 が高 い。もち ろんそのまま炊 き上 げ、食 べることができる。玄 米 は、胚 芽 と糠 層 から成 るが、これらを除 去 することを精 米 と いい、精 米 した米 を「白 米 」という。これらの我 々が日 常 の食 用 の対 象 としている「玄 米 」と「白 米 」が、第 30 類 にいう商 品 「米 」である。 以 上 から、判 決 がいう<その基 本 的 な特 徴 部 分 はいずれも「米 」であり、状 態 が異 なるにすぎない。>という 認 定 はその通 りであるが、商 品 の混 同 の直 接 的 な判 断 理 由 となるものではない。 次 に続 く、<一 般 的 に、稲 作 農 家 が籾 米 を生 産 して販 売 し、米 屋 が精 白 米 を販 売 するという細 かな違 いが 存 在 するとしても>、という点 も正 しいが、農 家 が籾 米 を販 売 する対 象 は、一 般 消 費 者 ではなく、米 穀 店 など の業 者 であるので、その「細 かな違 い」が商 品 の類 否 判 断 には重 要 なのである。判 決 が言 うように、一 般 消 費 者 が「籾 米 」の直 接 の需 要 者 となるものではない。 とすると、本 願 の指 定 商 品 「白 米 」と引 用 商 標 の指 定 商 品 中 の「籾 米 」とが類 似 することの理 由 付 けは、判 決 では明 瞭 には述 べられていないことになる。 さらに判 決 は、<本 願 商 標 は、単 に「天 下 米 」と記 載 するのみであって、それ以 上 に、米 の状 態 、すなわち、 「精 白 米 」であって「籾 米 」ではないとは記 載 していなのであるから>というが、第 30 類 の「白 米 」についての商 標 「天 下 米 」が、「米 の状 態 、すなわち、『精 白 米 』であって『籾 米 』ではないとは記 載 」していないことも、当 然 で はないであろうか。この辺 りが、シダモコーヒー事 件 の判 決 に似 ていて、非 常 に分 かりにくい。 もちろん、類 似 商 品 審 査 基 準 では、第 30 類 「米 」も第 31 類 「籾 米 」も同 じく類 似 商 品 コード「33A01」が付 与 されている。しかし、国 際 分 類 の現 在 、同 じ類 似 群 コードの異 なるクラスに属 する商 品 が、非 類 似 の商 品 であ ると判 断 されることも珍 しいことではない。だから尚 更 に、第 30 類 の「米 」と第 31 類 の「籾 米 」とが、取 引 の実 情 において、混 同 を生 ずるかの否 か、一 般 的 な判 断 基 準 である生 産 部 門 、販 売 部 門 、原 材 料 、用 途 、需 要 者 層 等 の観 点 から、認 定 して頂 きたかった次 第 である。 なお弁 理 士 の観 点 からすると、引 用 商 標 の指 定 商 品 は、第 31 類 「種 子 類 (33C01),木 ,草 ,芝 ,ドライフラ ワー,苗 ,苗 木 ,花 ,牧 草 ,盆 栽 (以 上 33D01),あわ,きび,ごま,そば,とうもろこし,ひえ,麦 ,籾 米 ,もろこし (以 上 33A01),飼 料 用 たんぱく,飼 料 ,獣 類 ・魚 類 (食 用 のものを除 く。)・鳥 類 及 び昆 虫 類 (生 きているものに 限 る。),蚕 種 ,種 繭 ,種 卵 」 であり、その中 の「籾 米 」が引 用 商 標 「天 下 」が使 用 される主 たる商 品 でないであ ろうことは、容 易 に推 測 できる。 そこで、引 用 商 標 権 者 についてネットで調 べてみると、ダイコン、ニンジンなどの根 菜 類 、タマネギ、キャベツ などの葉 菜 類 、メロン、スイカなどの果 菜 類 、ソラマメ、エンドウ豆 などの豆 類 の育 種 、つまり類 似 郡 コード 「33C01, 33D01」に属 する種 苗 の開 発 と販 売 を主 たる業 務 と行 なっているのであり、そうすると、「籾 米 」は取 り 扱 っていないようである。 もちろん、これらの事 実 は原 告 が主 張 すべきことであるが、事 実 を知 るにつけ、本 願 商 標 「天 下 米 」と引 用 商 標 「天 下 」とが、判 決 が結 論 するように、本 当 に出 所 の混 同 を生 ずるのか、釈 然 としない。 3 © 2011 FUJIMarks Japan all rights reserved Page 3 of 4 〇 ゴールドローン事 ゴールドローン 事 件 知 財 高 裁 H23.4.27 H22( ( 行 ケ ) 10326 審 決 取 消 請 求 事 件 ( 飯 村 敏 明 裁 判 長 ) 第 36 類 「資 金 の貸 付 」を指 定 役 務 とする出 願 商 標 「Gold Loan」(右 上 掲 ) が、引 用 商 標 「 CitiGold Loan 」(右 下 掲 )によって拒 絶 されたので、当 該 審 決 の取 消 しが求 められた事 案 である。 争 点 は、引 用 商 標 の要 部 をどのように捉 えるかである。 引 用 商 標 は、その冒 頭 に「Citi」の語 を含 んでいるように、米 国 シティバンクの商 標 であり、そのため審 決 は、 当 然 のように、「シティバンク」の「ゴールドローン」のように引 用 商 標 を分 解 し、本 願 商 標 に類 似 すると判 断 し た。 しかし、判 決 では、引 用 商 標 中 の「Citi」がシティバンク意 味 することは認 めたが、後 半 部 の「Loan」が「資 金 の貸 付 」を意 味 する記 述 的 な部 分 であり、役 務 の識 別 機 能 を欠 くので、前 半 部 の「CitiGold」の部 分 が要 部 と なり、これより「シティゴールド」の称 呼 が生 ずると判 断 した。 その結 果 、本 願 商 標 の称 呼 「ゴールドローン」と引 用 商 標 の称 呼 「シティゴールド」とは、非 類 似 と判 断 され、 審 決 が取 り消 されたが、その背 景 として、原 告 が取 引 の実 情 として主 張 した点 、すなわち、日 本 法 人 のシティ バンク銀 行 株 式 会 社 では、平 成 21 年 11 月 頃 から、「Citigold」「シティゴールド」の標 章 を用 いて新 たなビジネ ス を は じ め た こ と 、 そ し て 、 原 告 が 「 CITIGOLD PREMIUM 」 「 CITIGOLD SELECT 」 「 CITIGOLD PRIVATE CLIENT/シティゴールド プライベート クライアント」などの商 標 登 録 を行 なっていることが挙 げられているので、 これらの点 が判 決 に影 響 したように推 測 される。 引 用 商 標 権 者 シティバンクは、本 件 の直 接 の当 事 者 ではないので本 件 においては発 言 のチャンスはなかっ たが、今 回 の判 決 をどのように評 価 しているのか、興 味 深 いところである。 なおシティバンクは、本 件 審 決 取 消 訴 訟 に、補 助 参 加 人 として参 加 する余 地 があった。このように、現 在 の 審 決 取 消 訴 訟 においても、あるいは拒 絶 不 服 審 判 においても、引 用 商 標 権 者 の意 向 が考 慮 されずに審 理 が 進 められる点 に、手 続 法 上 、問 題 があるのではないであろうか。 〇 三 井 住 友 カード・ゴールドローン カード・ゴールドローン事 ゴールドローン 事 件 知 財 高 裁 H23.4.27 H22( ( 行 ケ ) 10327 審 決 取 消 請 求 事 件 ( 飯 村 敏 明 裁 判 長 ) 上 記 と同 趣 旨 の判 決 であるが、本 願 商 標 は、「三 井 住 友 カード」に相 当 する 英 文 字 が 上 部 に 配 置 さ れ た 商 標 「 MITSUI SUMITOMO CARD/Gold Loan」(右 上 掲 )である。 引 用 商 標 は、同 じく「 CitiGold Loan 」(右 下 掲 )の商 標 である。 4 © 2011 FUJIMarks Japan all rights reserved Page 4 of 4
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