詳細を見る - プラスチック容器包装リサイクル推進協議会

プラ推進協議会
年次報告書
2008
プラスチック容器包装リサイクル推進協議会
Plastic Packaging Recycling Council
〒105-0003 東京都港区西新橋1丁目1番21号 日本酒造会館3階
電話(03)3501-5893 FAX (03)5521-9018
http://www.pprc.gr.jp/
プラスチック容器包装リサイクル推進協議会
Plastic Packaging Recycling Council
再生紙を使用しています。
禁無断転載 2008(平成20)年7月発行
目 次
発 行 に あ たって
今私たちが抱えている大きな環境問題は、昨年6月
当推進協議会は国の審議会等で事業者としての意見
に環境省から発行された「平成19年版環境・循環型社
を述べるとともに自主行動計画を策定し、事業者とし
会白書」でも述べられているように、地球温暖化と資
ての責任を果たしていくことを約束しました。
源の有効利用、そしていわゆるごみの問題です。
地球温暖化については、いよいよ京都議定書の約束
期間に入り、温室効果ガス削減に向けての行動が求め
られている一方で、7月の洞爺湖サミットではポスト京
都議定書に向けての議論がなされました。
また資源の有効利用については、2000年に循環型
社会形成推進基本法、資源有効利用促進法が制定され、
ビ
ジ
ョ
ン
Ⅰ
ビジョン
1
Ⅱ
2007年度トピックス
1
これらの活動と私たちの考えを広く社会に知っても
1.改正容リ法について
らう目的で今般、2007年度の活動実績をまとめた
「年次報告書2008」を発行しました。
……………………………………………………………………………………………………
2.プラ容器包装再商品化手法の環境負荷
…………………………………………………………………
3.欧州におけるプラ容器包装の再商品化
…………………………………………………………………
当推進協議会としては広く社会に向けた初めての活
動報告書ですが、今後も毎年発行していく予定でいます。
ご一読いただき、当推進協議会への理解を深めてい
Ⅲ
ただければ幸いに存じます。
更には5つのリサイクル法により廃棄物の3Rが進めら
2007年度の活動
5
1.概要
5
5
5
7
8
10
10
11
11
……………………………………………………………………………………………………………………………………
2.再商品化過程の実態把握
……………………………………………………………………………………………
れています。そして5つのリサイクル法の中でもっと
2−1 自治体の収集と選別
も早く制定され、1997年に実施されたのが容器包装
2−2 材料リサイクル
リサイクル法(以下「容リ法」という。)です。
2−3 ケミカルリサイクル
3.自主行動計画の推進
当推進協議会は、容リ法によりPETボトル以外のプ
ラスチック製容器包装(以下「プラ容器包装」という。)
の再商品化の義務を負っている団体と事業者で構成す
1
2
4
2008年7月
……………………………………………………………………………………………………
4.各主体との相互連携と啓発
………………………………………………………………………………………
プラスチック容器包装リサイクル推進協議会
5.情報開示の充実
……………………………………………………………………………………………………………
会長 横越 隆史
6.国への働きかけ
……………………………………………………………………………………………………………
る唯一の団体として、1998年に設立されました。
私たちが目指すものは、プラ容器包装の効果的・効
Ⅳ
プラ容器包装の再商品化に関する統計データ
12
のために、関係省庁に意見具申をすると同時に指定法
1.2006年度物質フロー
………………………………………………………………………………………………
人である(財)日本容器包装リサイクル協会(以下「容リ
2.排出量、収集率の推移
…………………………………………………………………………………………………
協会」という。)とも密接な相互連携を図り、課題解決に
3.容リ協会引取り市町村数、引取り量の推移
向けた活動を続けています。
4.再商品化製品量の推移
12
13
13
13
14
14
率的な再商品化システムの構築と3Rの推進です。そ
…………………………………………………………………………………………………
5.2006年度再商品化製品の内訳
2006年6月に成立した改正容リ法の審議会では、
…………………………………………………………
………………………………………………………………………………
6.特定事業者の再商品化実施委託料の推移
……………………………………………………………
事業者から市町村に資金を拠出する制度と同時に、プ
ラ容器包装の再商品化手法のあり方が大きな議論とな
りました。
Ⅴ
プラ推進協議会プロフィール
15
1.概要
15
15
16
19
…………………………………………………………………………………………………………………………………
2.組織と役員
……………………………………………………………………………………………………………………
3.10年の歩み
4.会員一覧
……………………………………………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………………………………………
2
0
0
7
年
度
ト
ピ
ッ
ク
ス
2
0
0
7
年
度
の
活
動
に
関
す
る
統
計
デ
ー
タ
プ
ラ
容
器
包
装
の
再
商
品
化
プ
ラ
推
進
協
議
会
プ
ロ
フ
ィ
ー
ル
■ 図Ⅱ−1<改正容リ法の改正項目と施行時期>
Ⅰ
ビジョン
消費
自治
特事
私たちは、プラスチック製容器包装の効果的・効率的で持続可能な再商品化システムの構築を
再商
目指し、循環型社会の形成に寄与します。
特事
そのために下記項目について重点的に活動し、広く情報開示に努めます。
消費
●
再商品化の実態把握と研究
●
3R、特にリデュースの推進
自治
特事
自治
●
主体間の連携
●
再商品化に関する普及・啓発
特事
特事
●
再商
特定事業者の役割の完全履行
特事
Ⅱ
2006年
関連
団体
2007年度トピックス
改正項目
◆ 基本方針
【告示】
・排出抑制を追加
・分別収集物の円滑な引き渡しを追加
◆ ただ乗り事業者の罰則強化
【法】
◆ 自主回収認定
【省令】
・定期報告事項
◆ 排出抑制推進装置
【政令】
・対象業種の指定
【省令】
・判断基準
・定期報告事項
・多量利用事業者の要件
2007年
6月
9月
12月1日
審議
改正
施行
審議
改正
施行
審議
制定
◆ 資金拠出制度
【省令】
・再商品化想定費用の算出方法
・市町村への資金の配分方法
2008年
4月1日
ビ
ジ
ョ
ン
4月1日
2
0
0
7
年
度
ト
ピ
ッ
ク
ス
施行
審議
制定
◆ 再商品化手法
【政令】
・プラの燃料化手法を導入
審議
制定
施行
◆ 再商品化委託費用の簡易算定方式
【省令】
・自主回収分を控除
審議
制定
施行
◆ PETボトル区分見直し
【省令】
・めんつゆ、みりん風調味料等を追加
審議
制定
施行
消費
自治
特事
施行
再商
1.改正容リ法について
1995年に制定され、1997年から施行された容リ
導入です。
法は、2006年6月に改正され、2008年4月に完全施
改正容リ法は2006年12月から段階的に施行され
行されました。もともと容リ法には施行10年後には見
ていますが、当推進協議会も2010年を目標とした自
容リ法では従来、プラ容器包装の再商品化手法とし
雅紀神戸大大学院教授)」を設置し、各再商品化手法に
直すことが明記されており、今回の改正はそれに沿っ
主行動計画を策定し、プラ容器包装のリデュースや他
て材料リサイクルとケミカルリサイクル4手法が認め
ついて、実態を踏まえたデータ収集を実施し、エネル
たものです。
の主体との連携・協働に取り組んでいます(自主行動計
られ、
「材料リサイクルを他の手法に比べ一定の条件下
ギー(資源)消費量、資源代替生、CO 2排出量等の環境
画についてはⅢ−3をご覧ください)
。
で優先的に取り扱う」とされてきました。
負荷削減効果について検討・評価しました。
見直し審議は経済産業省産業構造審議会と環境省中
央環境審議会で行われ、当推進協議会からも委員とし
また2008年4月からは『事業者から市町村に資金を
その結果、材料リサイクル比率は約50%に上昇しま
評価結果は2007年6月に公表され、材料リサイク
て審議に参加しました。審議が始まったのが2004年
拠出する制度』が施行されました。この制度は、
“自治体
したが、その一方で材料リサイクルには多くの問題が
ルは環境負荷低減の視点からも他の手法と比べ特段優
8月で、当初は両審議会が別々に行われていましたが、
が収集・選別に要している費用を事業者が負担すべき”
あることが明らかになってきました。第1は再商品化に
れているとはいえないことが明らかになりました。
それでは非効率ということで、後半は合同で開催され
という自治体からの要望に対する議論から生まれた、い
投入した量の約半分が残渣となり、産業廃棄物として
今回の法改正では材料リサイクル優先に対して一定
ました。しかし、容リ法の主体である消費者、自治体、
わば妥協の産物ですが、再商品化の質の向上と効率化
処理されること、第2は再商品化に要するコストが高い
の品質基準が設けられましたが、今後委員会の評価結
事業者の思惑が交錯してなかなかまとまらず、審議会
を進めるためのインセンティブとして有効に活用され
こと
(材料リサイクルはケミカルリサイクルの約1.5倍
果をどう政策に反映していくのか、課題は残されたま
から意見具申として答申されたのが2006年2月にな
ることを願っています。
のコストがかかります)、第3は材料リサイクルによっ
まになっています。
りました。ひとつの法律の審議に1年半を費やしたの
は異例のことといえるでしょう。
今回の変更点には4つのポイントがあります。まず1
点目は、
『排出抑制の推進』です。最近小売店が進めてい
るレジ袋削減はその象徴です。2点目は、
『 社会全体の
コスト効率化』
、3点目は『全ての関係者の連携』
、そして
4点目は『事業者から市町村に資金を拠出する制度』の
1
2.プラ容器包装再商品化手法の環境負荷
プラ推進協議会 年次報告書 2008
て得られた製品の経済的価値が低いことです。
関連ウェブサイト
・容リ協会HP
「容器包装リサイクル法改正関連情報」
http://www.jcpra.or.jp/law/what/what01/01.html
・当推進協議会HP
「プラ推進協の自主行動計画」
http://www.pprc.gr.jp/3r_association/2007103007334857.html
また今回の法改正で、
「補完的」
「緊急避難的」
という条
当推進協議会はかねてから「材料リサイクル優先を
件はついたものの、私達が主張してきたRPF等の固形
見直すべき」と国等に訴えており、法改正に関する審議
燃料化が再商品化手法のひとつとして認められました。
でも同様の意見を表明しました。
そこで、われわれが再商品化を委託している容リ協
会では2006年9月に、
「プラスチック製容器包装再商
品化手法に関する環境負荷等検討委員会(委員長・石川
プラ推進協議会 年次報告書 2008
2
燃料化の議論をすると、必ず「自分たちが分別排出し
関連ウェブサイト
たものを燃やすのか」
という反論がでてきます。しかし、
・容リ協会HP
■ 図Ⅱ−2(2) プラ容器包装の再商品化落札単価推移
円/トン
120,000
私たちは市民が分別排出したプラスチックごみを単に
「プラスチック製容器包装再商品化手法に関する環境
燃やすのではなく、石炭や石油を使っていたものの代
http://www.jcpra.or.jp/00oshirase/pdf/lca_gaiyou.pdf
プラスチック計
材料リサイクル
ケミカルリサイクル
110,000
負荷等の検討(概要版)
わりになる「化石燃料代替」にしようと考えています。
・当推進協議会HP
現に製紙会社などは、いままでの石炭の代わりに固形
「プラスチック製容器包装の再商品化手法」
燃料を使っています。石炭は最近値上がりしています
◆
■
100,000
90,000
2
0
0
7
年
度
ト
ピ
ッ
ク
ス
http://www.pprc.gr.jp/whats/2007102909135559.html
80,000
から、固形燃料をもっと使いたいということで需要は
70,000
十分にあります。
60,000
昨年6月に容リ協会と一緒にEU諸国へ視察に行って
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
きました。ドイツやフランスではプラスチックごみを燃
◆
97,800
91,300
86,400
84,100
82,400
85,200
84,600
76,400
料にする再商品化手法は「エネルギー・リカバリー」
とい
■
110,600
105,800
106,400
105,500
107,100
108,800
100,400
89,200
94,200
88,500
81,500
76,700
74,200
73,000
69,700
62,800
う1つの確立した手法として認められ、実際に利用され
ています。
日本では手法として一応認められることにはなった
3.欧州におけるプラ容器包装の再商品化
ものの、
「補完的」
「緊急避難的」といった条件がついて
いるため、実際には実施しづらいしくみとなっていま
2007年6月末から7月初めにかけて、容リ協会と一
す。再商品化手法の多様性を確保するためにも、固形
緒にEUにおけるプラ容器包装のリサイクル状況を視
燃料化の実施が望まれます。
■ 図Ⅱ−2(1) プラ容器包装の再商品化投入量と残渣
(2006年度指定法人ルート、
トレイを含む)
54%
再商品化
投入量
材料
リサイクル
563千トン
46%
ル業者に有償で売れることにある。
察してきました。訪問したのは、
ドイツ、ベルギー、フラ
・ EUは今後の容器政策として、リサイクル率を高めて
ンスの3ヶ国で、各国のリサイクルに関する考え方や実
いくことよりも「容器に関する基本的要件」を各国が
際の運営に関してヒアリングをしてきました。またベル
実施していくことを重要視している。この考え方に
ギーでは、EUの環境政策を立案、提出するEU本部の
よれば、容器資材の削減ではなく適正化となる。
欧州委員会環境総局を訪ね、興味深い話を聞くことが
今回の視察全体を通じて、EUが大きな方向性として
できました。
ケミカル
リサイクル
には、プラの材質別分別が進み、分別物がリサイク
「環境と経済とのバランス」をより重視する姿勢を明確
この調査で得られた知見を以下にまとめました。
にしつつあることが再認識できました。日本でもリサ
・ EUは、プラ容器包装を燃料にする再商品化手法(日
イクルのためのリサイクルにならないよう、消費者・
本でいうサーマルリサイクル)をエネルギー・リカバ
国および自治体・事業者が連携して、効果と効率を追
リーという1つの確立した手法として認め、全体の目
及していく必要性を強く感じています。
標値を定めている。また容器素材ごとにリサイクル
の数値目標を定めている。
ケミカルリサイクル
・ 各国はEUの目標を基に国としての目標を持ってい
材料リサイクル
る。その目標は環境と経済のバランスを重視して設
・当推進協議会HP
「欧州におけるプラ製容器包装リサイクル調査報告」
http://www.pprc.gr.jp/pamph/2007103014401306.html
定している。フランス、ベルギーでは、プラ容器包
残渣
18%
再商品化
投入量
関連ウェブサイト
装のうちボトルのみをリサイクルの対象としており、
再商品化
製品
303千トン 82%
残渣
再商品化
投入量
再商品化
製品
49% 260千トン 51%
これで目標を達成できるとしている。
・ 容器包装をリサイクルする際の役割分担は、日本と
フランスが近い。しかし事業者の役割を果たすため
の組織(日本の容リ協会)は、ドイツ、フランスとも
(容リ協会のデータより当推進協議会が作成)
複数存在する。
・ ドイツ、フランスでは、事業者が拠出したお金のほ
とんどが回収・分別のために支払われる。その背景
3
プラ推進協議会 年次報告書 2008
プラ推進協議会 年次報告書 2008
4
■ 図Ⅲ−2 自治体のポジショニング
Ⅲ
2007年度の活動
低コストで効率の良い収集
10
収集物の量と質 −
収集運搬とコスト +
横軸 :
収集物の量と質
収集物の量と質 +
収集運搬とコスト +
1.概要
縦軸 :
収集運搬とコスト
5
当推進協議会はビジョンとして掲げていますように、
る8素材の団体は2005年12月に「3R推進団体連絡
プラ容器包装の効果的・効率的で持続可能な再商品化
会」を結成し、自主行動計画のフォローアップ、主体間
システムの構築を目指しています。2006年6月に成
の連携を深化する活動に取り組んでいます。
量が多く汚い
量が適量できれい
ー15
ー10
5
5
10
15
ー5
立した改正容リ法でも社会全体のコスト効率化が謳わ
このような状況に鑑み、2007年度における当推進
れましたが、材料リサイクルを優先とする現行のシス
協議会の活動は、実効性を伴ったコスト効率の高いリ
テムでは、多くの問題を抱えたままであることはⅡ−
サイクル制度の構築と3R推進に寄与することを目標と
2に記載したとおりです。
収集物の量と質 −
収集運搬とコスト −
ー10
体との相互連携、広報活動の充実等に取り組みました。
3.結果のまとめ
く打ち出されました。私たち容器包装リサイクルに係
1)調査自治体間の相対評価
分別基準適合物の阻害要因や最も効率的・効果的と
2.再商品化過程の実態把握
なる要素等の内容を踏まえ、経済面・ごみの総量や減
2−1 自治体の収集と選別
1. 概要
の排出実態や、識別表示に係る項目も折り込みました。
全国の市町村における、プラ容器包装の収集は、現
また、自治体と事業者の交流会を実施し、自治体と
在指定法人ルートでの収集実績は約58.1万トンで、自
事業者の情報交換や課題を出し合い、連携・協働の一
治体数では53%の参加率となっています。
助としました。
訪れ実態調査を行ってきました。
ります。
自治体の3Rの考え方や分別収集方針・ベール品質向
上のための改善策、事業者への要求・要望を伺い、収
集・選別保管の実態把握、収集品のベール解体調査を
契約関係
物の流れ
る効果、効率性の判断として、調査各市を30の評価項
ことによる指導強化をするなど、これらの問題を一つ
目毎に、5段階の指標を基準に採点し、合計点の評価を
一つ解決していくことが肝心です。
行いました。
度重なる広報やアンケート調査などにより、住民全
29の調査自治体について、
「収集物の量と質」
、
「収集
体の意識が向上することは、これまでの各市・区の取り
組み状況からも把握できる内容です。
これらの取り組みにより、都市部の収集物の品質は、
また、優位な位置にある自治体の取り組み内容から効
と思います。
ポジショニングすることにより、運営方針やより良い
率性につながる要素を模索し、劣位に位置する自治体
向上策を見つけられるよう試みました。
の取り組みにおいても、その原因と課題を探りました。
※貯留機:マンションの集塵室からパッカー車へ直結した、コンクリート
ミキサーの様な形状。機中は回転式で、違う分類のもの(可燃・プラ)
を同じ集塵室から投入し、混入物を分けることができずに、そのまま
収集車に積載してしまう。
【調査内容】
平成20年度指定法人ルートで、プラ容器包装を収集する14市区町村の
調査内容は、省略します。リサイクルの流れを表す23種のシステムパ
ターンから、代表的な一例を図Ⅲ−1で示します。
2)都市部のベール品質向上について
収集開始後半年余りの期間で、収集運搬車の洗浄や、
A市・区
指定法人
特定事業者
市直営
3)
自治体からの要求や要望に対して
取り残しによる周知徹底、中間処理による改善方法等
企業は、リデュースに取り組むと同時に、市民の声を
により、ベール品質が向上された区がありました。しか
集結した自治体の意見を大いに参考にする必要があり
しながら、実態調査によれば、区民の段階での収集物
ます。また、包装材料の果たす役割や価値を伝えなが
の品質はあまり向上していませんでした。
ら、各種包装材の環境配慮設計、易リサイクルの研究開
都市型の生活区域においては、各自治会単位でのコ
A市・区
住民
られます。
住民からの収集の段階で尚一層改善される余地がある
■ 図Ⅲ−1 自治体システムパターン例
市
や、個々の非常時可燃化対処など、柔軟な対応が求め
をポジショニングし、相対評価を行いました
(図Ⅲ−2)
。
2.調査目的
実施しました。解体調査においては、レジ袋等の袋物
市
するということは難しく、高齢者ふれあい戸別訪問収集
一方、自治体担当者が、マンション管理者を訪問する
きることが分りました。この2つの要素を基に各自治体
各自治体の経済性・ベール品質の向上の観点から、
調査自治体は、人口カバー率にすると、15.5%にな
都市型地域では、だれもが、いつでも、資源化に参加
量面・市民意識向上の観点から捉えた容リ法参加によ
運搬とコスト」に係る項目で、全体の約80%を説明で
当推進協議会は、全国を対象に37の自治体(5年間)
に対し、その区・市役所、関連施設(中間処理)組合等を
2
0
0
7
年
度
の
活
動
高コストで効率の悪い収集
して、再商品化の実態把握、自主行動計画の推進、各主
また改正容リ法では、3R特にリデュースの推進が強
収集物の量と質 +
収集運搬とコスト −
発をする必要があります。
ミュニケーションツールが発揮できない所が多く、周
集計結果より、多くの自治体が、事業者へ、特に選別
知徹底には時間がかかります。共稼ぎや単身世帯、高
保管コストの負担を要求していますが、まず自治体の
齢化などにより、分別に時間と手間をかけられない家
取り組み状況と効率化の度合いを把握し、リサイクル
庭や無関心な人が多く存在し、また大型マンション化
全体として何がより経済的で効率的であるかを検討し、
市委託
金の流れ
市直営
中間処理施設
場所・事業委託
中間処理施設
容リ法システム
ステーション
中間処理業者
再商品化事業者
※
異物処理(埋立含)
異物最終資源化・埋立て
により、貯留機 による分別品の混載、事業系一般廃棄
最適化できるようにしなければなりません。
物の混載などの問題もあります。
5
プラ推進協議会 年次報告書 2008
プラ推進協議会 年次報告書 2008
6
2−2 材料リサイクル
分行うことができる。そうすることでベール品質も良
化に際して必要なベール品質の情報を共有すること
自社独自で用途開発を検討していますが、主な用途は
くできるし、ひいては製品品質の向上にもつながる。
は重要なポイントである。そのためにも見学を積極
パレットや土木資材等であり、これまでのところ目を見
⑦ 全ての事業者が積極的に見学を受け入れている。中
以下の条件に該当する事業者を選定しました。
張るような新規用途を見出すには至っていないようで
には地元の小学校の社会科見学に組み込まれてい
① 2007年度の落札価格が低い事業者
す。いずれにせよ、製品品質と用途には密接な関係が
る場合もあった。
② 落札価格が前年度から大幅に下がった事業者
あり、用途に見合った製品品質の向上が望まれます。
1.訪問先選定
2007年度の活動は当調査の5年目ということから、
③ 2007年度に容リ協に引取を拒否された自治体の
ベールを前年度扱った事業者
各事業者の製品形態及び用途の概要は表Ⅲ−1のと
前に訪問した事業者
残渣の処理方法としては、従来からの埋立てが禁止
されたため、単純焼却(2008年度からは禁止)されて
2.調査結果
(1)ベール関連
3.まとめ
り円滑な運用の面からみた課題などを以下にまとめま
(3)残渣の取り扱い
・ 再商品化不適物(残渣)を選別するために、人手と設
した。
(1)ベール品質
にもかなりの費用を費やさなければならないこと
が、落札単価が下がらない一因となっている。
(3)製品用途関連
・ 主な製品用途はパレット、ボード、車止め、杭などの
土木資材、建築資材、日用雑貨、園芸用品などであ
いる場合もありますが、セメント原燃料化もしくは
・ 容リ協会または容リ協会の委嘱した調査員が立ち会
る。最も使用量の多いパレットについても、再生品
容リ協会によるベールの評価は、2006年度から原
RPF化など固形燃料化や発電用燃料として利用される
うことでベール品質検査が厳格に行われ、改善され
によるパレットはバージン原料によるパレットより
則、容リ協会または容リ協会の委嘱した調査員が立ち
ケースが増えています。今回訪問した事業者の多くは
る傾向にある。このことは、かつてのAランクよりも
極めて重く、環境負荷を考えると再商品化製品とし
会うことに変更され、公平性が確保されるようになった
セメント原燃料化していました。
現在のBランクの方が、絶対的な品質が良いと言う
て適した用途なのか疑問が残る。新たな用途開発が
指摘にも表れている。
望まれる。
ことから、徐々にではありますが品質が改善される傾
向にあることが各事業者の説明から伺い知れます。
(4)容リ法関連の問題点、要望など
今回訪問した再商品化事業者から挙げられた容リ法
・ 再商品化の品質向上においては、原料であるベール
関連の問題点、要望などをまとめると以下のようにな
の品質は極めて重要であり、収率に直接影響するの
ます。
ります。
みならず、処理工程の複雑化にもつながりかねない。
・ 自治体間のベール品質の差が大きい。発泡PSの混
① 安定した事業展開をするためにも複数年契約を望
そのため、再商品化事業者の中には、入札前に自治
・ 材料リサイクル優先の撤廃は、材料リサイクルと他
入など、分別基準不適合物が多いと指摘する事業者
む。現行の単年度契約では思い切った設備投資がで
体を訪問し入札の可否を判定している再商品化事業
手法事業者間での自由競争のみならず、材料リサイ
が複数あった一方、自治体との密な話し合いにより
きないため、製品品質の向上に限度がある。
者が複数見られた。
クル再商品化事業者同士による健全な競争を誘発す
各社からの聴取事項を要約すると以下のようになり
選別無しで再商品化を行っても問題が無いと言う事
業者もあった。
② 複数年契約をする場合、二年目以降のカット率(値下
・ 再商品化事業者と自治体・消費者が連携して再商品
2
0
0
7
年
度
の
活
動
(4)入札関連
・ 安定した材料確保や設備投資を行うために、複数年
契約を望む事業者が多い。
る意味からも重要である。
げ率)を事前に設定した上で入札する方法の提案も
・ 事業者は各自治体のベール品質に関する情報をかな
り多く持っている。
あった。
③ 落札量と実際の引取量の乖離が大きいため、事業収
・ 入札に当たって事前に各自治体を訪問し、入札の可
否・入札単価の判断をしている再商品化事業者がほ
とんどである。
支への影響が大きくなっている。最低引取量の保証
をしてもらえないか。
はなく、やむなく品質の良くない自治体のベールを
処理している場合もある。
2007年度は当調査の5年目であり、これまでに概
(1)処理能力
・ガス化(1)
悪くなり運賃が割高になるため、ベール品質の厳格
の点に留意して訪問計画を策定しました。
能力があるが、プラ容器包装はかさばるので処理量
化を望む。
・ 過去未訪問の事業所の訪問。
は4∼5トン/日=1.5千トン/年。RPF化すれば
・ 再訪になるが、入札で苦労している等前回とは違っ
15千トン/年処理可能である。
えた入札が当たり前になっている現状は問題である。
用途開発については販売先との共同開発、もしくは
1. 訪問先選定
ASRとして90トン/日、25∼26千トン/年の処理
⑤ 廃棄物処理は本来自区内処理が基本であり、地域を越
(2)製品形態、用途等
2−3 ケミカルリサイクル
ね全ての事業者を訪問しており、今年度の活動では次
④ ベールかさ比重が小さいとトラックへの積載効率が
・ しかし、必ずしも希望する自治体を落札できる訳で
⑥ 近場の自治体を落札した場合、自治体との会話も十
た観点から意見交換ができる事業者の訪問。
その結果、過去未訪問の2事業所を含めた4事業所
を訪問することとなりました。
■ 表Ⅲ−1 製品形態と用途例
・ガス化(2)
能力185トン/日の炉を3基保有している。設計能力
は159.3千トン/年であるが、うち一般廃棄物は86.8
千トン/年で残りが産業廃棄物向けとして設計してあ
製品形態
平均収率
用途例
1
PE・PP混合品
59%
パレット、杭、農業資材、車止め
2
PE・PP減容品
49%
ボード(自社)、パレット、土木資材、電力資材、道路資材等
イクル再商品化事業所(ガス化)2ヵ所及び再訪1ヵ所
3
PE・PP減容品
55%
園芸用資材、擬木、杭、パレット、角材
を訪問し、実情を把握しました。また、前回訪問時は未
高炉還元剤としての処理能力は30千トン/年であ
4
PE・PP混合品
60%弱
パレット、杭、車止め、ボード等(全て自社生産)
稼動であった高炉還元微粉化プラントについても状況
るが、微粉化プラントは実証プラントであり、能力は
を確認しました。
8千トン/年程度。
2. 調査結果
7
(2)残渣関連
備を必要としているのが実態であり、更にその処分
これまでの実態調査で得た知見を基に、容リ法のよ
おりです。
④ 改正容リ法による事業者の変化を見るために数年
的に受け入れている姿勢は評価できる。
プラ推進協議会 年次報告書 2008
2007年度はこれまで訪問実績のないケミカルリサ
る。無機物はスラグ、メタルや塩などに再生利用され、
残渣は発生しない。
・微粉化
プラ推進協議会 年次報告書 2008
8
(2)入札関係
られ、処理施設近郊からベールを入手できるシステ
・ A社、B社ともに操業が安定してきた2∼3年前から
ムの構築が必要と考える。その意味でも2008年度
入札に参加しているが、A社が初年度の2006年度
から始まるモデル事業の成り行きが注目される。
に少量落札したのみで、B社は一度も落札できてい
・ 容リ協会または容リ協会が委嘱した調査員が立ち会
ない。
うことでベール品質検査が厳格に行われ、改善され
・ C社は能力31千トンに対して、2006年度は僅か
る傾向にあるが、自治体によりかなりのバラツキが
4.3千トンしか落札できなかった。このため、30ト
ある。ケミカルリサイクルでは比較的汚れや対象外
ン炉を停止し、65トン炉を間欠運転せざるを得な
樹脂の混入による影響は少ないが、水分は問題とな
かった。
る。全国的に更なるベール品質の向上が望まれる。
・ 上記事情から、全ての事業者から材料リサイクル優
先を無くしてほしいとの要望があった。
3.自主行動計画の推進
・ 今回の調査でもベールの安定供給を切望する声が聞
当推進協議会は2006年3月に、
「 事業者による3R
推進」と「主体間の連携に資する取り組み」を柱とした
自主行動計画を策定しました。
自主行動計画は2010年度を目標年度として幾つかの
関連ウェブサイト
・当推進協議会HP
「自主行動計画 2006年度取り組み結果」
http://www.pprc.gr.jp/3r_associationti/
200712007121710263436.html
数値目標を定め、取り組み結果は毎年公表していきます。
2006年度の3R推進に関する取り組み結果は表
Ⅲ−3のとおりです。
■ 表Ⅲ−3 プラ推進協自主行動計画
かれたが、中には分別基準適合物の収集量が年初計
(3)生成物の種類、用途
自主行動計画
画量を大幅に下回る自治体がある。再商品化事業者
各事業者の製品形態及び用途の概要は表Ⅲ−2のと
おりです。
はこの落札量を元に事業計画を立て、運用するわけ
であり、このようなことのないような仕組み作りが
(4)ベール関連
・容器包装へのプラスチック使用量を、2010年度までに
2004年度実績比で3%削減する
①事例として把握した削減量は1,339トン
②当推進協議会の会員である日本石鹸洗剤工業会は、原単位で7%削減
・リサイクルに関する指標、目標の設定
①排出量、収集率を定義
②収集率の目標値を75%以上と設定
・つぶし易い容器、洗い易い容器形状の開発
・ユニバーサルデザインを考慮した容器の開発研究を継続
・回収率の向上
・効率的な分別回収の実証計画を2つの自治体と計画中
・分別収集物の品質向上
・リサイクルし易い分別方法と表示の検討
・自治体による収集方法、収集物の品質等の実態把握を継続
是非とも必要である。
・ 近隣の自治体からの引き取りが望ましいが、現状で
はかなり遠方まで取りに行かなければならないケー
スが増えている。
(2)入札関係
・ 落札量と実際の引取量が大きく乖離した自治体があ
うな安い価格を付けようとも落札できない場合が
り、中には落札量の20%しか引き取れなかった自治
多々あり無力感が漂っていた。努力したら報われる
体があった。事業収支への影響も大きく問題である。
制度への変更が必須である。
・ 自治体の分別・収集方法により品質に差がある。収
・ 材料リサイクル優先の撤廃は、これまで材料リサイ
集・ベール化を業者に丸投げしている自治体のベー
クルの高値による落札量の残りを競い合ってきたケ
ル品質は一般的に良くない。
ミカルリサイクルの事業者にとって、各手法事業者
品質を問わないが、水分量が多い物、汚れ=臭気は
2
0
0
7
年
度
の
活
動
・ 現行の入札制度では材料リサイクル優先となってい
る。そのためケミカルリサイクルの事業者はどのよ
・ ケミカルリサイクルでは材料リサイクルほどベール
2006年度取り組み結果
間での健全な競争を誘発し、落札価格の低下へと繋
4.各主体との相互連携と啓発
改正容リ法は2006年6月に成立しましたが、プラ容
器包装に関しては多くの課題が今なお残っており、一定
がるはずである。
の改善が図られたと評価はするものの、本題はむしろ
やはり問題である。
これからです。
そうした中で、今後の3Rをより円滑に、かつ、より効
3. まとめ
2.市町村との連携と協働
「当推進協議会の取り組み実績」
①交流会の開催
・ 2007年度:
『自治体と事業者の交流会』
(2008年1月24日)
果的に推進するためのキーワードは「連携と協働」です。
これまでの実態調査で得た知見を基に、容リ法のよ
当推進協議会の2007年度の活動の根幹におくべき
り円滑な運用の面から見た課題などを以下のようにま
項目として、再商品化の各段階における質的向上に結
とめました。
びつく取り組みが確認され、自治体との協働による分
(1)ベール関連
ガス化炉
・ 量確保のためもありかなり遠方から入手する例も見
別収集の効率化の追求を行うこととしました。
■ 表Ⅲ−2 主生成物の種類と用途
手法
1.取り組み内容
生成物
用途
代替物
モデルケースとしての取り組みを想定し、前提条件と
高炉還元剤
微粉炭化物
高炉還元剤
コークス
ガス化
燃料ガス
鉄ビレット昇温用
重油
基準適合物の品質レベルが上位であることとし、7市の
ガス化
生成合成ガス(H2、CO(CO2、N2))
アンモニア原料
石炭
自治体でヒアリングを実施しました。そして、候補とし
ガス化
精製合成ガス(H2、CO、CO2)
製鉄所発電用
して、①関東圏であること、②容リ協会が査定する分別
て3市を上げ具体的にその中から1市に絞り交渉の結
果、2008年度より協働して啓発活動に入る予定です。
9
プラ推進協議会 年次報告書 2008
プラ推進協議会 年次報告書 2008
10
「3R推進団体連絡会との共同取り組み実績」
①フォーラムの開催
・ 2007年度:
『容器包装3R推進フォーラムin神戸』
③展示会への共同出展
・ エコプロダクツ展への出展(2007年12月13∼
15日)
プラ容器包装の
再商品化に関する統計データ
Ⅳ
(2007年9月19日∼20日)
1.2006年度物質フロー
②セミナーの開催
・ 2007年度:『みんなが主役!共に行動するための
当推進協議会で入手したデータを整理し、容リ法対
3Rセミナー』
(2007年10月19日 北九州市)
象プラ容器包装の2006年度における物質フローをま
・ 2007年度:
『みんなが主役!共に行動するための
材 料 リ サ イクル は 残 渣 量 が 多 い の が よく分 かり
ます。
とめました。
3Rセミナー』
(2008年2月18日 川崎市)
■ 図Ⅳ−1 容リ法対象プラ容器包装の2006年度物質収支(トレイを含む)
5.情報開示の充実
2
0
0
7
年
度
の
活
動
(単位:千トン)
家庭からの排出量
当推進協議会では2000年8月にホームページを立
1,128
ち上げ、私たちの活動内容やメッセージを社会に発信
(※1)
してきました。当推進協議会の活動や考えをよりよく
に
関
す
る
統
計
デ
ー
タ
知ってもらうために、2007年7月に広報委員会を設
置、12月にはホームページを全面的にリニューアルし
ました。
また年次報告書(本報告書)を毎年発行し、社会への
説明責任を果たしていくことにしました。
市町村収集量
他
609
519
(※2)
関連ウェブサイト
・当推進協議会HP
http://www.pprc.gr.jp/
容リ協会引取り量
市町村独自処理量
549
60
(※3)
6.国への働きかけ
当推進協議会は、国の審議会や検討会での意見表明、
担当省庁との意見交換、パブリックコメントに対する
意見提出等を通じて、効果的・効率的な再商品化シス
テムの構築を国に働きかけています。
2007年4月には、当推進協議会の会長が『プラスチ
ック製容器包装の再商品化に係る中環審&産構審合同
関連ウェブサイト
ケミカルリサイクル投入量
・環境省HP
「中央環境審議会・産業構造審議会合同会合資料」
http://www.env.go.jp/council/03haiki/y0315-04b.html
・当推進協議会HP
「国への意見書」
http://www.pprc.gr.jp/opinionbrief_govt/
2007110816211075.html
材料リサイクル投入量
303(※4)
260(※4)
(※投入量が引取り量を上回ったのは、前年からの在庫があったため)
再商品化製品量
248(※3)
会合』でプレゼンテーションを行い、再商品化における
残渣量
残渣量
55
128
焼却 等
RPF化
セメント原燃料化
エネルギー回収焼却 等
再商品化製品量
132(※3)
材料リサイクル優先の見直し等を訴えました。
また国が募集するパブリックコメントに対しては、プ
ラ容器包装の再商品化手法と改正容リ法省令案に関し
販売量
て、環境省に意見書を提出しました。
248(※3)
販売量
129(※3)
数値の出所:
※1)
プラ容器包装の利用事業者が指定法人に再商品化委託申し込み時に申請した排出見込み量を国が発表した再商品化の特定事業者責任比率で除した値
※2)平成18年度容リ法に基づく市町村の分別収集及び再商品化の実績について(環境省平成19年11月6日記者発表)
※3)容リ協会公表数値
(注がない数値は差分)
※4)
H19.6.11容リ協会プラ容器事業委員会資料
11
プラ推進協議会 年次報告書 2008
プラ推進協議会 年次報告書 2008
12
プ
ラ
容
器
包
装
の
再
商
品
化
2.排出量、収集率の推移
プラ容器包装の市町村収集量の推移は図Ⅳ−2のと
5.2006年度再商品化製品の内訳
■ 図Ⅳ−2 プラ容器包装の市町村収集量推移
(千トン)
おりで、毎年増加しています。
■ 図Ⅳ−5 プラ容器包装の2006年度再商品化製品内訳
ケミカルリサイクルは、60%がコークス炉の化学原
(%)
700
60
料として石炭の代わりに使われています。
ケミカルリサイクル
54.0
当推進協議会では、収集率を2010年度までに75%
49.7
収集量
600
50
収集率
以上とすることを、自主行動計画の目標としています。
41.3
500
40
材料リサイクルは、パレットと再生樹脂が約3分の1
油化
2%
ずつですが、再商品化に要するコストと比べて経済価
値が低いものになっています。
400
559
高炉還元
471
20
再商品化
製品量
10
248千トン
402
200
283
100
197
15%
22%
609
2000
2001
2002
2003
2004
2005
0
2006
(年度)
しかし2005年度には市町村合併の影響で減少し、
直近は1,000弱で推移しています。
引取り量は着実に増加しています。
棒・
杭擬木
パレット
33%
再商品化
製品量
再生
樹脂
35%
61%
プラ板
9%
(指定法人ルート、
トレイを含む。出典:容リ協会)
6.特定事業者の再商品化実施委託料の推移
3.容リ協会引取り市町村数、引取り量の推移
市町村数は、2004年度には1,300を超えました。
5%
132千トン
コークス炉
収集量:環境省公表の自治体収集量
収集率:収集量/排出量
特定事業者が容リ協会に再商品化を委託する際に申請した排出量
排出量=
国が発表した再商品化費用の特定事業者責任比率
指定法人である容リ協会がプラ容器包装を引取った
9%
9%
101
0
他
土木建築用
資材
ガス化
30
300
材料リサイクル
■ 図Ⅳ−3 容リ協会のプラ容器包装引取り市町村数と引取り量
引取り量
(千トン)
引取り量
市町村数
引取り市町村数
1,400
1,000
1,310
特定事業者は容リ協会に再商品化実施委託料を支払っ
に
関
す
る
統
計
デ
ー
タ
自治体においてもプラ容器包装の分別収集・選別保
ていますが、そのほとんど
(2006年度は全体の95%)
管に多くの費用を要しており、社会全体のコスト効率化
がプラ容器包装の再商品化実施委託料です。
が急務です。
1,220
1,200
800
980
1,000
957
988
815
800
■ 図Ⅳ−6 特定事業者の再商品化実施委託料推移
600
委託金額(億円)
700
673
600
400
435
400
368
200
447
529
549
600
630
200
PETボトル
ガラスびん
紙
プラスチック
647
500
451
260
169
0
■
■
■
■
67
0
2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
(年度)
(∼06年度は実績、07年度は申込数と契約量。出展:容リ協会)
478
480
06年度
399
400
334
300
200
269
164
100
4.再商品化製品量の推移
プラ容器包装の再商品化製品量は、容リ協会の引取
り量増加に伴って着実に増えています。特に材料リサ
0
■ 図Ⅳ−4 プラ容器包装の再商品化製品量推移
(千トン)
400
イクル優先という制度の影響で、材料リサイクルは
366
ケミカルリサイクル
380
材料リサイクル
2006年度には10万トンを超えました。
310
るため、当推進協議会では効果的・効率的なリサイク
256
02年度
03年度
04年度
05年度
07年度
■
69
91
91
84
75
33
2
5
■
19
22
19
15
16
15
16
20
■
12
12
9
9
8
8
6
7
■
65
145
215
290
352
423
456
615
248
276
200
180
ルの推進の見地から、材料リサイクル優先の見直しを
要求しています。
01年度
(∼06年度は実績、07年度は容リ協会予算。出典:容リ協会)
300
しかし材料リサイクルは投入量の約半分が残渣とな
00年度
252
214
118
156
100
0
44
38
5
2000
132
108
10
24
2001
2002
43
57
2003
2004
90
2005
2006 (年度)
(指定法人ルート、
トレイを含む。出典:容リ協会)
13
プラ推進協議会 年次報告書 2008
プラ推進協議会 年次報告書 2008
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プ
ラ
容
器
包
装
の
再
商
品
化
Ⅴ
3.10年の歩み
プラ推進協議会プロフィール
当推進協議会は2008年に設立10周年を迎え、10年間の活動を中心に、当推進協議会の歩みをまとめました。
年表中 ● は当推進協議会の組織・人事・規約等、★ は当推進協議会の活動、■ は国や他団体の動きを表しています。
1.概要
1995(平成7)年
プラスチック容器包装リサイクル推進協議会
Plastic Packaging Recycling Council (PPRC)
名称
6月
■ 容器包装リサイクル法制定
代表者
横越 隆史
所在地
〒105-0003 東京都港区西新橋1丁目1番21号 日本酒造会館3階
電話(03)3501-5893 FAX (03)5521-9018
1996(平成8)年
1998年(平成10年)4月
9月
設立
会員数
● 規約改訂
7月
■ 通産省が容器包装識別表示等検討委員会開始
■ 官報でプラの再商品化手法公表
10月
提出
■ 指定法人(財)日本容器包装リサイクル協会
設立
団体会員34団体、企業会員70社(2008年5月27日現在)
★ 厚生省へ「自治体の粗選別に関する願い書」を
★ 会員専用にホームページ開設
★ 厚生省へ「適正な再商品化に向けてのお願い」を
1997(平成9)年
2.組織と役員
4月
■ 容器包装リサイクル法一部施行
(ガラスびん、PETボトル)
総会
10月
提出
★ プラ推進協議会設立業務を開始
2000(平成12)年
1月
理事会
★ 分別収集品質向上検討委員会(容リ協会)に
会長/副会長
理事/監事
参加(∼3月)
1998(平成10)年
事務局
企画運営委員会
4月
専務理事
部長
● プラ推進協議会設立(4月15日)
4月
● 企画運営小委員会を3作業委員会に改組
● 初代会長として細野正昭就任
中長期ビジョン専門委員会
参加
材料リサイクル専門委員会
7月
ケミカルリサイクル専門委員会
● 規約制定
(2008年5月27日現在、●印は常勤)
15
(敬称略・順不同)
理事(会長)
横越 隆史
社団法人日本即席食品工業協会
理事(副会長)
河合 義雄
社団法人日本冷凍食品協会
理事(副会長)
永合 一雄
日本石鹸洗剤工業会
理事(副会長)
青木 美郎
社団法人日本乳業協会 専務理事
理事(副会長)
勝浦 嗣夫
日本プラスチック工業連盟 専務理事
所属
理事
● 滝田 靖彦
花澤 達夫
理事
奥野 和夫
全日本菓子協会 専務理事
理事
神村 義則
社団法人植物油協会 専務理事
理事
小出 健士
社団法人日本パン工業会 専務理事
理事
木村 均
社団法人日本冷凍食品協会 専務理事
理事
蓮尾 秀俊
社団法人日本即席食品工業協会 事務局長
理事
牧野 征男
財団法人家電製品協会 専務理事
理事
鈴木 専二
日本製薬団体連合会 調査役
理事
加藤 忠彦
社団法人日本印刷産業連合会 専務理事
理事
近藤 方人
日本ポリエチレン製品工業連合会
理事
小松 安弘
ポリスチレンペーパー成型加工工業組合 理事長
理事
大内 丈夫
日本ポリオレフィンフィルム工業組合 専務理事
理事
牧野 利孝
日本化粧品工業連合会 専務理事
理事
井田 久雄
社団法人プラスチック処理促進協会 専務理事
理事
竹本 洋一
全国マヨネーズ・ドレッシング類協会 専務理事
監事
三谷 邦人
株式会社ロッテ
監事
三吉 正芳
日本水産株式会社
プラ推進協議会 年次報告書 2008
● ホームページWG設置
■ 産構審容器包装識別表示等検討委員会で
自主行動委員会
氏名
プ
ラ
推
進
協
議
会
プ
ロ
フ
ィ
ー
ル
★ 産構審容器包装識別表示等検討委員会に
自治体調査専門委員会
役職
■ 容器包装リサイクル法完全施行
(その他プラ、
その他紙)
(正会員36団体、維持会員43企業)
広報委員会
理事(専務理事)
★ 行政の自治体実態調査に参加(∼2月)
「識別表示方法」議決
5月
★ 行政へ再商品化手法について提言
6月
★ 行政へ容器包装の判断基準・区分を提言
★ 識別表示の普及啓発活動開始
7月
● プラ推進協議会事務局を現在所在地に置く
★ ホームページ一般公開 開始
● 企画運営委員会、技術委員会、広報委員会設置
プラスチック容器包装リサイクル推進協議会
8月
11月
8月
★ 第1回セミナー開催
11月
★ 行政へ複合材の取扱い・帳簿記載例を提出
★ 環境省容器包装リサイクルシステム検討会
に参加
● 複合材問題WG、帳簿様式WGを設置
財団法人食品産業センター 専務理事
★ プラ識別マークの商標登録証受理
★ 容リ法の論点と指摘WGへ意見書を提出
12月
★ 行政へ再商品化委託事業者名の公表を要請
1999(平成11)年
2001(平成13)年
2月
★ 経産省へ「識別表示マーク要望書」を提出
1月
★ ドイツ視察(容リ協会主催)に参加
3月
★ 厚生省パブコメ「再商品化について」に対して
2月
★ 行政、他に自治体の分別収集申し込み量
再チェックを要請
意見書を提出
4月
● 引取り品質ガイドライン策定WG設置
4月
■ その他プラ、その他紙の識別表示が義務化
● 技術委員会・広報委員会を廃止し企画運営
5月
★ プラ容器包装リサイクルメニューのリーフ
小委員会設置
レット作成
プラ推進協議会 年次報告書 2008
16
6月
★ エコライフフェア2001に出展
7月
★ ホームページをリニューアル
5月
● 2代目会長として岩倉捷之助就任
2006(平成18)年
1月
2月
公表
★ 会長が産構審、中環審、農水懇談会の委員と
意見書を提出
して参加
7月
★ 経産省へ「プラのリサイクル率の定義」を提出
★ 産構審に会長がオブザーバーとして参加
12月
委員として参加
2002(平成14)年
★ 中環審へ「廃棄物処理法改正に対する対応に
9月
5月
● 規約改訂
6月
★ エコライフフェア2002に出展
9月
★ 産構審、経産省へ「プラ容器包装の材料リサ
イクルについて」の報告書を提出
★ 行政へフリーライダー関連調査データを提出
11月
★ 産構審、関係省庁へ「再商品化義務量の算定
に係る量、比率等について」の伺い書を提出
6月
■ 改正容リ法成立
8月
■ 3R推進団体連絡会「第1回フォーラム」開催
★ 行政へ「商品別フリーライダー検索」報告書
★ 3R推進団体連絡会「第1回フォーラム」に
10月
★ 容リ法見直しの中環審・産構審合同会合で
プレゼンテーション実施
参加
10月
3月
★ 関係省庁へ
「拡大生産者責任に関わる意見書」
11月
9月
とめ」に対する意見書を提出
7月
意見書を提出
9月
5月
● 規約一部改訂
12月
★ エコプロダクツ2006に出展
3R推進に関する検討を開始
★ 行政へ「フリーライダー補足に向けてのアプ
12月
■ 日本経団連が提言「実効ある容器包装
リサイクル制度の構築に向けて」を発表
参加
12月
★ エコプロダクツ2007に出展
★「第1回自治体と事業者の交流会」を実施
■ 3R推進団体連絡会が自主行動計画フォロー
★ エコプロダクツ2005に出展
アップ結果を公表
★ 韓国視察に同行。韓国のEPRをセミナーで
★ プラ推進協自主行動計画フォローアップ
結果公表
★ 会長が産構審委員に就任
2008(平成20)年
2004(平成16)年
3月
★ 名古屋モニター排出量調査を実施
★ 関係省庁へ中長期ビジョン検討委員会報告と
WG活動報告を提出
4月
17
★ プラの再商品化手法セミナーを開催
★ ホームページをリニューアルオープン
2007(平成19)年
1月
■ 3R推進団体連絡会フォーラム(北九州)を
★ 3R推進団体連絡会フォーラム(北九州)に
● 臨時総会で年会費改定を承認
★ リーフレット「ひとりひとりがリサイクルの
プ
ラ
推
進
協
議
会
プ
ロ
フ
ィ
ー
ル
開催
の合同会合に委員として参加
主役です」初版を作成
10月
10月
★ 容器包装の3R推進に関する中環審&産構審
★ 農水懇談会にてプレゼンテーションを実施
● 中長期ビジョン検討委員会、自治体実態調査
WG、ケミカルリサイクル実態調査WGを設置
★ 3R推進団体連絡会フォーラム(神戸)に参加
■ 中環審&産構審の合同会合で、容器包装の
● パブリックコメント検討委員会設置
9月
★ 環境省に「改正容リ法政省令案等」に関する
★ エコライフフェア2003に出展
2月
■ 3R推進団体連絡会フォーラム(神戸)を開催
★ 産構審に「プラにおける材料リサイクル優先
紹介
12月
● 広報委員会設置
★ 環境省に「改正容リ法省令案等」に関する
ローチ」調査報告書を提出
11月
★ 環境省に「プラの再商品化手法検討会取りま
意見書を提出
を提出
2003(平成15)年
■ その他プラ・その他紙の識別表示罰則開始
6月
主役です」改訂版を作成
2005(平成17)年
意見書」を提出
4月
主役です」リサイクルの流れ解説版を作成
の見直し」に係る意見書を提出
★ 関係省庁へ「容リ法 再商品化費用に関する
● 材料リサイクルWGを設置
★ リーフレット「ひとりひとりがリサイクルの
★ リーフレット「ひとりひとりがリサイクルの
★ フランス、スペインを視察
2月
● 自主行動計画情報交換専門委員会設置
★ 3Rリーダー交流会を開始
★ プラ推進協の自主行動計画を公表
を提出
ついて」の意見書を提出
★ 臨時総会で容リ法見直し審議経過を報告
■ 3R推進団体連絡会が自主行動計画を公表
■ 中環審&産構審で容リ法の見直し審議
始まる
★ 会員企業の3R取組み状況を調査
5月
■ 八団体連絡会を3R推進団体連絡会に改称
■ 経産省が識別表示進捗状況調査結果を公表
8月
会合でプレゼンテーションを実施
★ 上海市及び郊外のリサイクル状況を視察
● 容リ法見直しに関する検討小委員会設置
★ 中環審&産構審での容リ法見直し審議に
2月
3月
■ 改正容リ法本格施行
★ プラの再商品化に係る中環審&産構審合同
■ 中環審が
「今後の容リ制度の在り方について」
の意見具申を公表
★ 経産省へ「拡大生産者責任について」の
★ 経産省へ識別表示取組み状況データを提出
4月
案を取りまとめる
■ 容リ協会が再商品化義務履行事業者名を
9月
■ 中環審&産構審の合同部会が、容リ法見直し
★ 3R推進団体連絡会「第1回セミナー」に参加
● 各WGを専門委員会へ移行
プラ推進協議会 年次報告書 2008
2月
■「八団体連絡会」結成
★ 専務理事が八団体連絡会の初代代表幹事に
就任
■ 中環審&産構審がプラの再商品化手法の
検討を開始
1月
★「第2回自治体と事業者の交流会」を実施
4月
■ 市町村への資金拠出制度施行
5月
● 3代目会長として横越隆史就任
★ プラの再商品化に係る中環審&産構審合同
会合に委員として参加
■ 3R推進団体連絡会「第1回セミナー」開催
プラ推進協議会 年次報告書 2008
18
4.会員一覧(2008年5月27日現在)
<団体会員、五十音順>
No.
1
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3
4
5
6
7
8
9
10
11
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15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
団体名
塩ビ工業・環境協会
財団法人家電製品協会
財団法人食品産業センター
食品容器成型懇話会
精糖工業会
社団法人全国清涼飲料工業会
社団法人全国はっ酵乳乳酸菌飲料協会
全国マヨネーズ・ドレッシング類協会
全国味噌工業協同組合連合会
全日本菓子協会
社団法人日本アイスクリーム協会
社団法人日本印刷産業連合会
社団法人日本衛生材料工業連合会
社団法人日本化学工業協会
日本キャップ協会
日本化粧品工業連合会
日本醤油協会
社団法人日本植物油協会
日本生活協同組合連合会
日本製薬団体連合会
日本石鹸洗剤工業会
社団法人日本即席食品工業協会
社団法人日本乳業協会
日本歯磨工業会
社団法人日本パン工業会
日本プラスチック工業連盟
社団法人日本包装機械工業会
日本ポリエチレン製品工業連合会
日本ポリオレフィンフィルム工業組合
社団法人日本冷凍食品協会
発泡スチロール再資源化協会
社団法人プラスチック処理促進協会
PETトレイ協議会
ポリスチレンペーパー成型加工工業組合
Homepage URL
http://www.vec.gr.jp/
http://www.aeha.or.jp
http://www.shokusan.or.jp
http://www.japfca.jp
http://www.sugar.or.jp/
http://www.j-sda.or.jp/
http://www.nyusankin.or.jp
http://www.mayonnaise.org/
http://zenmi.jp/
http://www.eokashi.net/
http://www.icecream.or.jp/
http://www.jfpi.or.jp
http://www.jhpia.or.jp/
http://www.nikkakyo.org/
http://www.cap-jca.jp
http://www.jcia.org/
http://www.soysauce.or.jp
http://www.oil.or.jp/
http://www.co-op.or.jp/jccu/
http://www.fpmaj.gr.jp/
http://www.jsda.org/
http://www.instantramen.or.jp/
http://www.jdia.or.jp/
http://www.hamigaki.gr.jp/
http://www.fsic.co.jp/food/pan/
http://www.jpif.gr.jp/
http://www.jpmma.or.jp
http://www.jpe.gr.jp/
http://www.pof.or.jp/
http://www.reishokukyo.or.jp/
http://www.jepsra.gr.jp
http://www.pwmi.or.jp/
http://www.pettray.jp/
http://www.japfca.jp
<企業会員、五十音順>
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
19
企業名
味の素株式会社
伊藤ハム株式会社
宇部興産株式会社
江崎グリコ株式会社
株式会社エフピコ
エフピコチューパ株式会社
花王株式会社
カゴメ株式会社
株式会社加ト吉
カルビー株式会社
技研化成株式会社
KISCO株式会社
牛乳石鹸共進社株式会社
キユーピー株式会社
共同印刷株式会社
プラ推進協議会 年次報告書 2008
Homepage URL
http://www.ajinomoto.co.jp
http://www.itoham.co.jp/
http://www.ube.co.jp/
http://www.glico.co.jp/
http://www.fpco.co.jp/
http://www.chupa.co.jp/
http://www.kao.co.jp
http://www.kagome.co.jp/
http://www.katokichi.co.jp/
http://www.calbee.co.jp/
http://www.gikenkasei.co.jp/
http://www.kisco-net.com
http://www.cow-soap.co.jp/
http://www.kewpie.co.jp/
http://www.kyodoprinting.co.jp/
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
クラシエホームプロダクツ株式会社
グリコ乳業株式会社
株式会社神戸屋
株式会社コーセー
サンスター株式会社
三省物産株式会社
JFE環境株式会社
JFEスチール株式会社
株式会社J-オイルミルズ
株式会社資生堂
ジャパン・リサイクル株式会社
昭和電工株式会社
ジョンソン株式会社
新日本製鐡株式會社
住友化学株式会社
双日プラネット株式会社
大日本印刷株式会社
タカナシ乳業株式会社
中央化学株式会社
東罐興業株式会社
東洋製罐株式会社
凸版印刷株式会社
株式会社ニチレイ
日清オイリオグループ株式会社
日清食品株式会社
株式会社日清製粉グループ本社
日本水産株式会社
日本ストロー株式会社
日本ハム株式会社
株式会社フジシール
富士特殊紙業株式会社
藤森工業株式会社
株式会社不二家
株式会社ブルボン
プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社
株式会社ポーラ
北海製罐株式会社
三井物産株式会社
三菱化学株式会社
三菱商事プラスチック株式会社
明治製菓株式会社
明治乳業株式会社
名糖産業株式会社
森永製菓株式会社
森永乳業株式会社
株式会社ヤクルト本社
山崎製パン株式会社
雪印乳業株式会社
ユニ・チャーム株式会社
ユニリーバ・ジャパン株式会社
株式会社吉野工業所
よつ葉乳業株式会社
ライオン株式会社
リスパック株式会社
株式会社ロッテ
http://www.kracie.co.jp/
http://www.glico-dairy.co.jp/
http://www.kobeya.co.jp
http://www.kose.co.jp/
http://www.sunstar.com/
http://www.sbc-net.co.jp/
http://www.jfe-kankyo.co.jp/
http://www.jfe-steel.co.jp/
http://www.j-oil.com/
http://www.shiseido.co.jp
http://www.japan-recycle.co.jp/
http://www.sdk.co.jp/
http://www.johnson.co.jp/
http://www0.nsc.co.jp/
http://www.sumitomo-chem.co.jp
http://www.sojitz-planet.com/index.html
http://www.dnp.co.jp/
http://www.takanashi-milk.co.jp/
http://www.chuo-kagaku.co.jp
http://www.tokan.co.jp/
http://www.toyo-seikan.co.jp
http://www.toppan.co.jp/
http://www.nichirei.co.jp
http://www.nisshin-oillio.com/
http://www.nissinfoods.co.jp/
http://www.nisshin.com/
http://www.nissui.co.jp/
http://www.nipponstraw.com/
http://www.nipponham.co.jp/
http://www.fujiseal.co.jp/
http://www.fujitoku.net
http://www.zacros.co.jp/index.html
http://www.fujiya-peko.co.jp/
http://www.bourbon.co.jp/
http://jp.pg.com/
http://www.pola.co.jp/
http://www.hokkaican.co.jp/
http://www.mitsui.co.jp/
http://www.m-kagaku.co.jp/
http://www.mcplas.co.jp/
http://www.meiji.co.jp/
http://www.meinyu.co.jp/
http://www.meito-sangyo.co.jp
http://www.morinaga.co.jp/
http://www.morinagamilk.co.jp/
http://www.yakult.co.jp/eco
http://www.yamazakipan.co.jp/
http://www.snowbrand.co.jp/
http://www.unicharm.co.jp/
http://www.nipponlever.com/
http://www.yoshinokogyosho.co.jp
http://www.yotsuba.co.jp/
http://www.lion.co.jp/
http://www.risupack.co.jp/hp_new/index 2.html
http://www.lotte.co.jp/
プラ推進協議会 年次報告書 2008
プ
ラ
推
進
協
議
会
プ
ロ
フ
ィ
ー
ル
20