じぃじ・ばぁばのための 孫育て応援ブック 〜 うちの子も、よその子も地域ぐるみで応援しましょう 〜 目 次 1 はじめに 知っておきたい子育て事情 ●妊娠期 2~3 ●出産期 4~5 ●乳児期(お世話編) 6~7 8~9 (食事編) ●幼児期 10~13 ●学童期 14~17 子育て世代からのひとこと ありがとう 18 ちょっと切ない 19 祖父母世代からのひとこと ありがとう 20 ちょっと切ない 21 地域における子育て支援活動 22~23 子育てに関わろう相談窓口 24~25 気軽にできる遊び紹介します 困ったときの相談窓口 26 27~28 子どもの誕生は とても幸せな出来事。 子育て家庭が笑顔になるために, みんなで一緒に子育てしましょう。 少子化が進み、共働き家庭が増えたことで、子育て環境は大きく変化して います。 相談相手が得られず不安を感じていたり、仕事と子育ての両立に悩んで いるパパ・ママも少なくありません。 そんな中で、豊富な知恵と経験を持つ「プラチナ世代※」の存在は、子育て 世代にとって心強いサポーターとなるでしょう。そして、プラチナ世代に とっても、子ども達との関わりは、社会参画や生きがいづくりにつながり、 また、 孫世代にとっても優しい心をはぐくむなど、さまざまなメリットがあります。 広島県では、子どもを社会の宝として大切にし、みんなで子どもと子育て を応援する取組を進めています。 プラチナ世代のみなさんにも、お孫さんや地域の子ども達に対して、見守 り、語りかけ、健やかな成長を一緒に応援していただきたいと思います。 このガイドブックは、子育ての方法が時代とともに変化していることや、 生活習慣や価値観の多様化から、求められる支援にも違いがあることなど を紹介しています。 子育ての主役である両親の気持ちに寄り添い、そして祖父母世代も 楽しめる子育てサポートを実践していただくためのきっかけになれば 幸いです。 ぜひ、皆さんの力で、地域における「イクじい」 「イクばあ」の輪を広げて ください。 広 島 県では現 役 世 代を含めた概ね5 5 歳 以 上 の 方 々を「 プラ チナ世代」と呼び、県民の皆様がプラチナのように輝き続けられる 環境づくりを推進しています。 1 妊娠期 知っておきたい子育て事情 出産期 妊 娠 期 乳児期 妊娠初期は… 幼児期 妊娠初期はとてもデリケートな時期。ママの体調がすぐれな いこともあります。嬉しい気持ちはみんな同じですが、体調が 落ち着くまではそっと見守ってあげましょう。お祝いはママと お腹の赤ちゃんが安定してきてからでも遅くありません。 学童期 つわりは辛いもの 子 育て支 援 つわりの症状は一般的に妊娠中のむかつきや吐き気、嘔吐、 食欲不振などですが、人によってだるさや眠気、風邪のような 症 状 が 起 きるなど 、個 人 差 が あ るの が 特徴です。 この時期は食事ができなかったり、家 事をするのもおっくうになりがち。様子を 見ながら、手伝いに行ってあげるのもよ いでしょう。そのときは、連絡を忘れずに! 2 妊娠期 出産予定日は目安 出産予定日が近づいて待ち遠しい気持ちがあっても、 「まだ?」 の言葉はプレッシャーになります。特に予定日を過ぎると、パパ また、今は早くから性別が分かる場合も多く、祖父母として も気になるところですが、はやる気持ちは抑えて、パパやママ 出産期 やママの不安も大きくなってくるので、優しく見守りましょう。 から報告があるまではそっとしておきましょう。 乳児期 幼児期 学童期 「どこで出産し、どこで産後を過ごすのか」、 「実家に帰るの か、帰らないのか」が気になるところですが、さまざまなケース 子 育て支 援 出産前後を過ごす場所は・・・ があるので、どれがよいとはいえません。妊娠中や出産後の体 調や赤ちゃんの発育等により、考えが変わることもあります。 パパとママが一生懸命考えて選んだことです。これから赤ちゃ んを育てていく2人の選択を尊重してあげてください。 3 妊娠期 知っておきたい子育て事情 出産期 出 産 期 乳児期 立会い出産が増えています わが子の誕生の瞬間に立会うことは、とても幸せなことです。 パパはママの気持ちに寄り添いながら、親になる喜びを二人で 分かちあうことができます。赤ちゃんが生まれたかどうかは、と 幼児期 ても気になりますが、パパとママからの連絡を待ちましょう。 また、産後のお見舞いはママと赤ちゃんの負担にならない程 度に。回数が多すぎたり、滞在が長すぎるのは避けて。風邪気味 の時は控えましょう。 学童期 出産後のサポートを 子 育て支 援 退院後はペースがつかめず、ママも疲れがたまります。授乳 やおむつ交換などの赤ちゃんの世話はパパやママに任せて、 祖父母は家事や身の回りのことを手 伝うなど、ルールを決めてサポートし てあげましょう。なんでも手伝ってし まうと、後で困るのはパパとママ。早 く赤ちゃんを中心とした生活に慣れる よう、温かく見守りましょう。 4 児を支援しています。母乳が出にくいなどの理由でミルク育児 出産期 多くのママが母乳で育てたいと考えており、産院でも母乳育 妊娠期 母乳?ミルク? どちらでもOK を選ぶ場合もあります。母乳・ミルクどちらを選んでもかまい ことです。周囲の人の何気ない「母乳は出ないの?」 「ミルクを 足したら?」などの一言で傷つくこともあります。 乳児期 ませんが、大切なのは、ゆったりとした気持ちで育児ができる また、生後1~2か月ごろまでは、時間や量にこだわらず、 赤ちゃんが欲しがるときに欲しがるだけ吸わせてください。 出産直後から数日間は、ホルモンの変化や慣れない育児の 学童期 マタニティブルーって? 幼児期 少しずつ、授乳リズムもできてきます。 疲れから一時的に気分が変わりやすくイライラしたり、突然 ブルー」と言われています。 2週間くらいで自然に落ち着くこ とが多いのですが、 「1日中気分が沈む」 「母親としての資格が ないと感じる」 「疲れがとれない」、食欲の低下または増加、 子 育て支 援 不安になったり、涙もろくなったりすることがあり、 「マタニティ 不眠などが続くようなら、 「産後うつ病」の可能性があります。 ママが自分で気分が沈むと思ったとき、あるいは周囲が気づ いたときは、医師や助産師・保健師に相談しましょう。 5 妊娠期 知っておきたい子育て事情 出産期 乳 児 期 お世話編 乳児期 抱っこしてあげて 泣いたからと言ってすぐに抱くと「抱き癖がつく」と言われ ていたのは昔の話。 抱くことが癖になることはありません。赤ちゃんは抱っこさ 幼児期 れることで心が安定し、情緒豊かに成長していきます。 赤ちゃんが泣いて求めているときは、積極的にしっかりと抱 いてあげましょう。ママが疲れているときこそ、じぃじばぁばの 出番です。たくさん抱っこしてあげましょう。 学童期 子 育て支 援 知っ得 ベビーマッサージで触れ合いを 赤ちゃんの 体をやさしくなで 、スキンシップを図るベビー マッサージ。赤ちゃんとの良好な関係を築き、脳の発達を促し たり、免疫力の向上、リラックス効果をもたらすといわれてい ます。ママもストレス解消と情緒の安定が得られます。 6 妊娠期 スキンケアの基本は 以前はおむつ交換時や沐浴の後、ベビーパウダーをつけて の原因になることもあるため、最近は使われなくなっています。 おしりのスキンケアは、早めのおむつ交換も効果的。まず 出産期 いましたが、パウダーが毛穴をふさいでしまい、かぶれや湿疹 は、肌を清潔に保ち、快適にしてあげることを心掛けましょう。 ています。成長に合わせて乳児用から幼児用まであり、祖父母 の車に乗るときも必要です。 「泣いてかわいそう」と思わずに、 幼児期 6歳未満の乳幼児にチャイルドシートの使用が義務付けられ 乳児期 命を守るチャイルドシート 子ども達の安全のために装着しましょう。 たり、ベランダに出るなど、外気に慣らしていきましょう。外気浴 は赤ちゃんの皮膚や粘膜によい刺激を与え、呼吸器系を強く したり、新陳代謝を促す効果もあります。3か月ごろになったら、 子 育て支 援 生後1か月を過ぎたころから、窓を開けて新鮮な空気を入れ 学童期 外気浴とお散歩 散歩の時間も少しずつ増やしていきましょう。 以前は日光浴が勧められていましたが、紫外線の浴びすぎ は肌に悪影響を与えるとの研究もあり、日光浴ではなく外気浴 が勧められるようになりました。 7 妊娠期 食事編 出産期 おっぱいの卒業は 赤ちゃん の ペ ース に合わせて 以前は、およそ1歳を目安に、親の 判断で母乳をやめるように勧められて 乳児期 いましたが、現在では赤ちゃんの方から 自主的にやめる「卒乳」が主流。 母 乳を必 要としなくなる時 期には 個人差があり、おおよそ12~18か月と 幼児期 幅 を 持 た せ て い るの で 、で きる限り 赤ちゃんのペースに合わせてあげて。 学童期 はちみつは 1歳を過ぎてから 子 育て支 援 栄養価が高いといわれ、以前はどんどん 与えていたはちみつですが、熱処理加工 されていないものには、まれにボツリヌス 菌という細 菌 が 入り込 むことが あり、 免疫力が弱い1歳未満の乳児が摂取する と 中 毒 に なる可 能 性 も あります 。1 歳 以上になって腸内で繁殖することがなく なれば大丈夫。黒砂糖も同様です。 8 い細菌で、保有者である大人の唾液を通して感染すると言わ 出産期 虫歯(ミュータンス)菌やピロリ菌は、赤ちゃんは持っていな 妊娠期 噛み砕いて 与えるのはやめましょう れています。大人が噛み砕いた食べ物を与えると、感染の可能性 が高くなります。大人が使った箸やスプーンで赤ちゃんに食べ 食物アレルギーは、特定の食物が原因でじんましんやかゆ 幼児期 食物アレルギーに注意を! 乳児期 物をあげることも避けましょう。 み、咳などの症状が起こります。特に乳幼児期は鶏卵や乳製 品、小麦が原因となることが多いですが、成長とともに食べて 中には原因となる食物を誤って食べることで、重篤な症状 (アナフィラキシー)を発症する子どももいます。そのため、ア 学童期 も症状を起こしにくくなると言われています。 レルギーの原因となる食べ物の情報をパパやママからよく聞 パパやママが食べさせたことがないものは食べさせないよ うにしましょう。 子 育て支 援 いて、十分に注意する必要があります。 9 妊娠期 知っておきたい子育て事情 出産期 幼 児 期 乳児期 いつかは取れるオムツ トイレトレーニングは2歳前後に始める家庭が多く、3歳ごろ になると早く外したい気持ちから、焦り始めるパパやママがい ます。そんなときはじぃじばぁばが「大丈夫、いつか必ず取れる 幼児期 から」と声を掛けてあげましょう。 「のんびりでいいよ」という 言葉で、パパやママの不安が解消されるでしょう。 学童期 ワークライフバランスを 子育てをしながら仕事を続ける女性が増え、ワークライフバ 子 育て支 援 ランス(仕事と生活の調和)が推進されています。 「イクメン」と 呼ばれる子育てに積極的に関わるパパも増え、ママの気持ちに もゆとりが生まれるなど、夫婦の信頼関係を深めることにつな がります。 子どもを預けて働くときや、保育園のお迎え時間に間に合わな い、子どもが病気でも会社を休めないなどの場合も出てきます。 いざという時に頼りになるのは、祖父母の存在です。できる範 囲で協力してあげましょう。 10 妊娠期 祖父母ならではの遊びを伝えて 最近はゲームや、電池式のおもちゃが多いのですが、子ど もには自分で工夫をしながら遊ぶおもちゃを与えたいもの。 玉 、あ やとり、折り紙 など、昔 ながらの 遊びは祖 父 母 の 得 意 とするところです。また、砂遊びや泥んこ遊び、小石拾いや 出産期 特に手 先 を 使う昔 の 遊 び 、例えばコマ 回し や け ん 玉 、お 手 昆虫採集など、自然に親しむ遊びも子どもは大好き。 一緒に楽しむ時間を 作っては? 乳児期 パパやママに代わって、 幼児期 ママに聞いておく方が安心です。甘やかしたり、 「買ってあげ たい」という気持ちのまま欲しがるものを買い与えすぎると、 パパやママから迷惑がられることも。 子 育て支 援 孫に何かプレゼントを買いたい、と思うなら、事前にパパ・ 学童期 買う前に相談を また、おもちゃは本来、感性や想像力、体力、知力など子ども の心と体の成長に必要な宝物。量よりも質を考え、ブロックや 積み木のように何通りも遊び方があったり、答えを見つけたり するようなおもちゃがお勧めです。 11 妊娠期 危険がいっぱい!要チェック 孫を預かるときの家の中の危険度チェック 出産期 乳児期 幼児期 学童期 子 育て支 援 12 ●転倒・転落 ●コンセント 家 庭 内 で 一 番 多 い 事 故と 言われているのが転倒・転 落です。つかまり立ちをし ようとして転倒したり、段 差でつまずいたり。特に階 段 は大きなけ がにつ なが るので注意が必要です。危 険な箇所にはベビーフェン スを設置しましょう。 子どもの目線にあるコンセントも要注 意!濡 れ た 手 で 触ったり、金 属 部 分に 触れてしまうと感電する危険がありま す。コンセントカバーをつけたり、子ど もの手に触れない工夫をしましょう。 転倒・転落 ●誤飲 子どもは好奇心旺盛です。気になった ものは手で触れたり、口に入れたりし ます。 「触ってはダメ!」という前に危険 なタバコや薬は子どもの手の届かない ところへ置くようにしましょう。 ●やけど 家 の 中 で の や けどで 多 い の が 、コー ヒーやスープなどを倒したり、ポットの 湯気に手を伸ばしてみるなど、テーブ ルの上にあるものが原因のものが多く みられます。テーブルクロスも手が届 く長さだと引っ張ってしまう可能性が ありますので注意しましょう。 誤飲 妊娠期 乳児期 水遊びが大好きな子どもにとっても、水は危険なものになってしま うことがあります。例えば、お風呂場でお湯を溜めている浴槽に落 ちたり、洗面器の水でも子どもは溺れてしまう可能性があり危険 です。浴槽に水は溜めないようにしたり、子どもの手が届かない場 所に簡単な鍵をつけたりすると良いでしょう。 出産期 ●水まわり 水まわり 子 育て支 援 コード・紐 学童期 やけど 子どもにとってはコー ドや 紐も好 奇 心 の 対 象 で す 。遊 び 半 分 で 紐 を 首 に 巻 い たり、 コ ードを 口に入 れ て しまったり・ ・ ・。 大 人にとって は危 険 で はないと思っても 子どもには危 険 なも のが家 の 中にはあり ます。もう一度、子ど もの気持ちを考えて 家の中をチェックして みましょう。 幼児期 ●コード・紐 コンセント 13 妊娠期 知っておきたい子育て事情 出産期 学 童 期 乳児期 孫の心のオアシスとして 昔は親に怒られるとおじいちゃん、おばあちゃんが逃げ場で したが、核家族化が進んだ現代、子どもたちには昔のような逃 げ場が少なくなっているようです。 幼児期 子どもにとって「 甘え」も必 要 。孫にとって の「 心 のオア シス」として、会えるときにはたっぷりと甘えさせてあげてく ださい。 学童期 子どもと体力 現代の子どもたちは体格が向上しているにもかかわらず、 子 育て支 援 体力・運動能力が低下していると指摘されています。将来的に も国民全体の体力低下につながり、生活習慣病の増加などに より社会全体の活力が失われることになりかねません。 特に屋外で遊んだり、スポーツに親しんだりする機会を意識 して確保する必要があり、積極的に体を動かす機会を作って あげましょう。 14 妊娠期 学童期の遊び しますので、学童期からは、普段学校 ではあまり経験しない遊びや体験を 出産期 学校ではいろいろなスポーツを経験 一緒に楽しむことをお勧めします。 ○バーベキュー、魚釣り、ボウリングなど 乳児期 ○登山、キャンプ、ウォーキング、 列車の旅など ○歴史巡り、美術館・博物館での鑑賞、図書館の利用など ○将棋、囲碁、絵画、昔の遊びなど祖父母の趣味が活かせるもの 幼児期 知っ得 自然体験 自然観察 自然の中で素朴な感性を伸ばし、五感を使って 自然を体感する喜びを味わえるのでオススメ。 落ち葉などでクラフトを作ったり、遊び道具にし ドッチビーやフライングディスクゴルフ、グラウン ドゴルフなどのあらゆる世代がハンディなく遊 ぶことができるスポーツでは、年齢を超えて交 子 育て支 援 たりして創造力を高めます。 ニュー スポーツ 学童期 そのほかのお勧めの遊び 流でき、仲間意識が育ちます。 室内遊び オセロやトランプ、カルタ取りなどの集団遊び、 折り紙やけん玉、お手玉なども。 15 妊娠期 食を通じて育む 出産期 「食」は、成長期だけではなく生涯を通して、心身の健康と 豊かな人間性を育みます。 手間ひまかけた料 理 や 季 節 感 あ ふ れる食卓など、日本の 伝統的な食文化を次世代に伝えるためにも、時には愛情込め た手作り料理を孫に食べさせてあげましょう。 一日に必要なエネルギーと食事の量 乳児期 主食 ごはん、パン、麺 ごはん(中盛り)だった ら4杯程度 副菜 幼児期 野菜、きのこ、いも、海藻料理 野菜料理5皿程度 主菜 肉、魚、卵、大豆料理 肉・魚・卵・大 豆 料 理 か ら3皿程度 学童期 牛乳・乳製品 牛乳だったら1本程度 子 育て支 援 果物 子どもの目安量 6〜11 歳 男 6〜 9 歳 女 1400〜 2000kal 16 みかんだったら2個程度 12〜17 男 10〜1 1 女 2200〜 ±200kal 歳 歳 男 12〜17 2400〜 3000kal 歳 妊娠期 地域ぐるみで子育て支援 近年、都市化による地域コミュニティの希薄化、核家族化 などにより、家庭や地域の子育て機能が低下しており、育児 子育てに悩みや不安はつきものですが、周囲の温かいまな ざし、ちょっとしたアドバイスや手助けで軽減されることも多 出産期 不安の大きな要因となっています。 いものです。子どもをもつ人誰もが安心して子育てができ、 てを応援する意識をもち、それを実践できる地域社会づくり が求められています。 乳児期 子どもがのびのびと成長できるよう社会全体が子どもと子育 祖父母世代には、子ども達の登下校や見守り、学校・保育所・ 幼稚園等の行事への参画など、それぞれに出来ることをまず 学童期 いつも ありが とう! 幼児期 一歩踏み出してください。 子 育て支 援 17 妊娠期 「子育て世代」に聞きました ありがとう ~ 言われて・されてうれしかったこと ~ 出産期 料理に工夫をして 食べさせてくれる 乳児期 幼児期 か わ い い 服 や 好 き そう な お も ちゃを 見 つ け た ら、買って 送ってきてく れるのでうれしい。 学童期 遠 方 の 実 家に里 帰りしたと きは 、日 頃 手 伝えな い 分 … と言って、何から何までやっ てくれる。 子 育て支 援 1日子どもの世話をして もらえたので、久しぶり に夫婦で食事に行けた。 自分たちの子育てを認めて、大 丈夫だよと言ってくれたこと。 18 上の子の習い事や幼稚園 の行事の時に、下の子の面 倒をみてくれる。 子どもが 病 気になった 時 、わ ざ わ ざ 遠 くから 手 伝 い に 来 て くれ た 。 おかげで仕事に行けて 本当に助かった。 仕 事 で 遅くなった 時 など、保育園にお迎え に行ってくれる。とて も感謝している。 妊娠期 ちょっと 切ない ~ 言われて・されてイヤだったこと ~ 風邪を引くから、もっと服 を着せなさいと言われる。 学童期 子 育て支 援 孫かわいさで、行く た び に お も ちゃを 買うこと。 1才で保育園に入れたら、 「かわいそう」と言われた。 幼児期 よその孫と競い合わな いで欲しい。 乳児期 勝手にチョコレートやあめを食べさせてい た。ひとこと聞いて欲しかった。 出産期 昔の子育ての話も参考になるが、今の子 育ての話も少しは聞いて欲しい。 「 つ わりは 病 気 じゃないから」と 言われた。 19 妊娠期 「祖父母世代」に聞きました ありがとう 出産期 ~ 言われて・されてうれしかったこと ~ 誕生日のお祝い メールをくれた。 乳児期 幼児期 ばあちゃんばあちゃ んと言ってくれる。 学童期 一緒に過ごすとパワー をもらえる。 子 育て支 援 孫 が 一 緒 に 暮 らし て く れてうれしい。 孫 が 祖 父 母に優しく 接 するよう育 て てく れている。 20 「 ありがとう」 や 「 気をつ け て 」と孫 から声をか け ても らえる。 孫を連れて遊びに来てく れるだけでうれしい。 一番かわいい時期にたく さ ん 世 話 が で き て 、とて もよい時間が過ごせた。 妊娠期 言われて・されてイヤだったこと ~ 昔 の 子 育 て の 話 にまった く耳を傾けてくれない。 乳児期 荷物を送っても届いた 連絡をくれない。 学童期 子 育て支 援 孫を連れて遊びに 来てくれない。 一 緒に出 か ける時に、必 ずスポンサーにされる。 幼児期 都合のいい時だけ呼ばれ、出かけたついで に寄ると嫌な顔をされる。 服を買ってあげたの に、着せてくれない。 出産期 ちょっと 切ない ~ 孫 か ら 荒っぽ い 言 葉 を使われた。 21 ステキな じぃじ・ばぁばの 地域活動が 広がっています! 手作りおもちゃで 遊びの広場を開催しています! 府中町 おもちゃ広場「てぶくろ」さん 府中町社会福祉協議会のボランティアグループ「おもちゃ広場『てぶく ろ』」では, 布で作った手作りおもちゃを使って, 毎月第2土曜日に遊びの広 場を開いています。 「てぶくろ」のメンバーは祖父母世代のみなさん。多世代交流の場づく りとして発足してから20年近く経っており, メンバー交代もしながら続け ておられます。 「布おもちゃづくり」のメンバーは, 孫に作るような気持ちで子どもたち が喜んでくれるだろうなと思うもの, そして自分が作って楽しいなと思え るものを作っています。遊んでもらった後はアンケートをとり, リクエスト があればそれに応えるものを作って, どんどん完成度が高まっています! 「遊びの広場」は毎月土曜日に開催しています。親子でやって来られる ようにと, 発足当初から平日ではなく土曜日。スタッフのみなさんも自分の 孫のように子どもたちに接しておられ, 「広場を気に入って何度も来られる と, 一緒に成長を感じることができてうれしい」と話されました。 子育て家庭にとっては楽しくホッとできる場, メンバーにとっては生きが いづくりの場になっており, 発足当初の目的どおり交流の場として地域に しっかりと根付いています。 22 小学校で むかし遊びを教えています! 三原市 勢登 光磨 さん (広島県高齢者健康福祉大学校 18期卒業生) 三原小学校では, 三原市老人大学との交流を毎年行っています。 老人大学に通うみなさんを講師に迎え, 学年に応じた“むかし遊び”を一緒 に学んでいます。 お話しを聞いたのは, 老人大学では複音ハーモニカを専門としている勢登 光磨さん。かれこれ5年間“むかし遊び”の講師として活躍されています。 今回はコマ回しの先生。子どもたちにコマの持ち方, 紐の回し方, 構え方な どを教えました。授業が終わった後でも, 子どもたちの間でコマ遊びが盛ん になっているそうです。 「出来るようになった子は, 他の子に教えてあげたりするなど, 遊びを通じ てお友達同士の輪も広がる。自分たちは種まきをしているようなものです。 “昔あそび”という一つの種をまいて, それを通じて感じ取ることやコミュ ニケーションなど, 心を育てるのは子ども自身。どういう風に育っていくのか 楽しみ。」と嬉しそうに話されました。 勢登さんは広島県高齢者健康福祉大学校18期の卒業生。地域の役員を 引き受けた時に勉強するため, 1年間通われたそうです。活動の場も広がり, 仲間も増え, 卒業した後も同期の仲間たちとハーモニカ・オカリナ同好会を イキイキと続けておられます。 23 ボランティア窓口・子育て支援のサークル 子育て支援にもっと関わりたいと思っている方や地域活動に興味をお持ちの方は、次の相談 窓口にご連絡ください。みなさんの豊富な経験が求められる場所がたくさんあります。 名 称 24 電話番号 所 在 地 広島県社会福祉協議会 082-254-3411 広島市南区比治山本町 12-2 広島市社会福祉協議会 082-243-0051 広島市中区千田町一丁目 9-43 広島市中区社会福祉協議会 082-249-3114 広島市中区大手町四丁目 1-1 広島市東区社会福祉協議会 082-263-8443 広島市東区東蟹屋町 9-34 広島市南区社会福祉協議会 082-251-0525 広島市南区皆実町一丁目 4-46 広島市西区社会福祉協議会 082-294-0104 広島市西区福島町二丁目 24-1 広島市安佐南区社会福祉協議会 082-831-5011 広島市安佐南区中須一丁目 38-13 広島市安佐北区社会福祉協議会 082-814-0811 広島市安佐北区可部三丁目 19-22 広島市安芸区社会福祉協議会 082-821-2501 広島市安芸区船越南三丁目 2-16 広島市佐伯区社会福祉協議会 082-921-3113 広島市佐伯区海老園一丁目 4-5 呉市社会福祉協議会 0823-25-3509 呉市本町 9-21 竹原市社会福祉協議会 0846-22-5131 竹原市中央三丁目 13-5 三原市社会福祉協議会 0848-63-0570 三原市城町一丁目 2-1 尾道市社会福祉協議会 0848-22-8385 尾道市門田町 22-5 福山市社会福祉協議会 084-928-1330 福山市三吉町南二丁目 11-22 府中市社会福祉協議会 0847-47-1294 府中市広谷町 919-3 三次市社会福祉協議会 0824-63-8975 三次市十日市東三丁目 14-1 庄原市社会福祉協議会 0824-72-7120 庄原市西本町四丁目 5-26 大竹市社会福祉協議会 0827-52-2211 大竹市西栄ニ丁目 4-1 東広島市社会福祉協議会 082-423-2800 東広島市西条町土与丸 1108 廿日市市社会福祉協議会 0829-20-0294 廿日市市新宮一丁目 13-1 安芸高田市社会福祉協議会 0826-45-2941 安芸高田市甲田町高田原 1490-1 江田島市社会福祉協議会 0823-40-2501 江田島市能美町鹿川 2060 府中町社会福祉協議会 082-285-7278 安芸郡府中町浜田本町 5-25 海田町社会福祉協議会 082-820-0294 安芸郡海田町日の出町 2-35 熊野町社会福祉協議会 082-855-2855 安芸郡熊野町中溝一丁目 11-1 坂町社会福祉協議会 082-885-2611 安芸郡坂町平成ケ浜一丁目 3-19 安芸太田町社会福祉協議会 0826-32-2226 山県郡安芸太田町中筒賀 2802-5 北広島町社会福祉協議会 0826-82-2680 山県郡北広島町大朝 2513-1 大崎上島町社会福祉協議会 0846-62-1718 豊田郡大崎上島町木江 5-9 世羅町社会福祉協議会 0847-22-3162 世羅郡世羅町西上原 426-3 神石高原町社会福祉協議会 0847-85-2330 神石郡神石高原町小畠 1748 県内シルバー人材センター 名 称 電話番号 公益社団法人 広島市シルバー人材センター 082-223-1156 公益社団法人 呉市シルバー人材センター 0823-21-6611 公益社団法人 竹原市シルバー人材センター 0846-22-3331 公益社団法人 三原市シルバー人材センター 0848-63-2266 公益社団法人 尾道市シルバー人材センター 0848-20-7700 公益社団法人 福山市シルバー人材センター 084-953-5222 公益社団法人 府中市シルバー人材センター 0847-47-6120 公益社団法人 三次市シルバー人材センター 0824-62-7800 公益社団法人 庄原市シルバー人材センター 0824-72-1135 公益社団法人 大竹市シルバー人材センター 0827-57-6100 公益社団法人 東広島市シルバー人材センター 082-426-4683 公益社団法人 廿日市市シルバー人材センター 0829-20-1468 公益社団法人 安芸高田市シルバー人材センター 0826-42-4411 公益社団法人 江田島市シルバー人材センター 0823-42-5211 公益社団法人 府中町シルバー人材センター 082-285-0161 公益社団法人 海田町シルバー人材センター 082-823-2733 熊野町高齢者能力活用協会 082-855-0881 公益社団法人 安芸太田町シルバー人材センター 0826-22-2410 公益社団法人 北広島町シルバー人材センター 0826-72-8421 公益社団法人 世羅町シルバー人材センター 0847-22-5160 公益社団法人神石高原町シルバー人材センター 0847-89-0121 25 気軽にできる遊び紹介します 乳幼児のころ・・ ●絵本の読み聞かせ ●いないいないばぁ ●かくれんぼ遊び ●かたぐるま ●追いかけてつかまえて抱っこ 幼児期・学童期になると・・ ●あやとり ●おりがみ ●手あわせ遊び (みかんの花・茶摘みなど・ ・) ●ジャンケン列車 ●お散歩 ●けん玉 ●コマ回し ●竹の水鉄砲 ●将棋 ●UNO 26 などを 料理、スポーツ 最近は勉強や ! ます! 方も増えてい 一緒に楽しむ 困ったときは ●広島県小児救急医療相談電話 毎日 19:00~翌 8:00 局番なしの♯8000 または(082) 505-1399 〔ダイヤル回線、 I P電話(050)、ひかり電話、大竹市の固定電話をご利用の方〕 夜 間にこどもが 急 病になったときに、受 診 の 必 要 性 や ご家庭でできる応急処置などをアドバイスします。 ●子ども何でもダイヤル 毎日 9:00~17:00 ※年末年始(12/29~1/3)は除く (082) 255-1181 子育てに関する不安や悩み、 どんなことでもお聞きします。 ●救急医療Net Hiroshima http://www.qq.pref.hiroshima.jp 現在、または指定日時に診療可能な病院、診察所を検索 できます。 ●こどもの救急(公益財団法人日本小児科学会) http://kodomo-qq.jp 夜間の休日などの診療時間外に病院を受診するかどう か、判断の目安を提供しています。 27 広島県の子育てポータル イクちゃんネット http://www.ikuchan.or.jp/ じぃじ・ ば の サ イ ぁば トも 準 備 中! 携帯やスマートフォンから もご利用いただけます。 ●教えてドクター 「教えてドクター」は、2010年10月から2013年2月まで中国新聞 の朝刊に掲載された記事です。 (計100回)。 こどもの病気に関して、専門のお医者さんがわかりやすく解説して いますので、お役立てください。 http://www.ikuchan.or.jp/navi/cat5166/ ●お悩み相談・体験談 このサイトでは、広島県のパパママ、全国のパパママの子育てのお 悩みや体験談・アドバイスを検索できます。また、お悩み相談したい方 は、kids☆めるまが会員から体験談やアドバイスを寄せていただき、 ちょい先パパ・ママの体験談&アドバイスに掲載いたします。 http://www.ikuchan.or.jp/advice/index.html/ 28 じぃじ・ばぁばのための孫育て応援ブック 発行 広島県健康福祉局こども家庭課 TEL 082-513-3171 広島県プラチナ世代支援協議会事務局 TEL 082-513-3201 〒730-8511 広島市中区基町10-52 平成26年 (2014年) 3月初版 広島県の子ども 元気いっぱい キャラクター イクちゃん
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