2006年10月号

発行 平成18年10月
発 行: 伊勢原市子ども会
育成会連絡協議会
編 集: 広 報 部 会
(℡0463-94-7171)
子どもの安全の為に携帯電話を持たせる
保護者が増える一方で、携帯電話を利用
して、ネットに入り込んだり、有料サイ
トにアクセスしてしまったりといった問
題が生じています。伊勢原市子ども会育
成会連絡協議会(市子連)では、その対
策やネット社会が子どもたちの心と成長
段階にどう影響するかについて、知識・
情報を得る事を目的として、「宮森孝史
宮森孝史
教授」に講演をお願い致しました。
教授
発達から
から考
心の発達
から
考えよう
幼児期・・・
自我の芽生え 自己意
幼児期
識の成立
コミュニケーション+ロコモーション
(移動)が発達
第一反抗期であり、集団行動への
準備
児童期・・・
幼児期に完成し
児童期
た移動・手の操作(友達との
遊び、スポーツへの展開、道
具の使用)友人関係の変化
(ギャングエイジの消失)
身体・精神のアンバランス
社会性獲得への準備
青年期(
青年期(思春期)
思春期)・・・
子どもではない自分に目
覚め、不満、苛立ち(第
二反抗期)周囲の大人
の重要性(社会の代表、
反抗の対象)
☆印象に
印象に残った事
った事、心掛けたい
心掛けたい事
けたい事
・反抗期は心の発達にとても大切である。
・自分だけの物差しでしか、物事を見られない事がある。他人の視点か
ら一歩さがって物事を冷静に判断しようと思った。
・大人側も、子どもが乗り越えられる価値のある大人に、ならなければ
いけないと改めて痛感した。
・集団で遊び学ぶ事が、人間関係・形成に大切である。
・大人の視点のみで、子どもを判断しないように心掛けたい。
・言葉の表現力を身につけることが大切。
・もう一度、子どもとのかかわり方を見直そうと思った。
・駄目になるイメージを抱かずに、良くなることをイメージして子どもと接
することが大切。
・色々な体験をさせる事の大切さ。
・子どもにより、それぞれ違う成長があることを理解し、大らかな心で見
守りたい。
《経歴》
東海大学 文学部心理・社会学科 教授
いせはら市民活動センター代表理事
神奈川県臨床心理士会会長
神奈川県被害者支援連絡協議会会長
神奈川県・横浜・秦野市 学校相談員
スクールカウンセラー
伊勢原市教育相談アドバイザー
今はコンピューターや携帯電話など
で顔が見えないやりとり、文章による
いじめがあり、言葉の表現力が乏し
い為、意思の疎通が上手くいかず、
人に対する思いやりの気持ちが薄れ
ている。
その結果、人とのコミュニケーション
も薄れている。お互いの表情、様子
を見て相手が何を考えているか考え
るのは大切なことだと思う。まず、私
達、大人が子どもと向き合って、じっく
り話を聞くことが大切です。
☆あなたは、
あなたは、お子さんに何歳
さんに何歳から
何歳から携帯
から携帯を
携帯を持たせたいと思
たせたいと思いまか?
いまか?
☆先生のご
先生のご意見
のご意見は
意見は
「年齢ではなく、同級生の誰かがこんな良い事をした、と話せるようになって、
自分と他人を意識できたり、善悪を意識できてくれば持たせても良い時期では
ないでしょうか」との事でした。
☆アンケートの
アンケートの結果から
結果から
現在、携帯電話を持たせている保護者の方、今後、携帯電話を持たせようと
思っている方、回答は色々ありましたが、各家庭の状況や必要性は色々ありま
す。参考までに早い方では小学校2年生からでした。高校生までには、ほとんど
の保護者の方が、持たせる予定でいるようでした。特に基準は無いようでした
が、ルールを決めて、正しい携帯電話やネットの利用をする様、家族で話し合っ
てみては、いかがですか。
♪ひとり言♪
子育ってて難しいよね!決った答えって無いし。
ただ、親が自分の子を大切に思っている気持ちは、
誰よりもあると思うんだ!自分を信じて、子供を信じ
て、親子の信頼を深めることが、大切だと思いま
す。たくさんお子さんと話をして下さい。
今年で5回目の「ふれあい工作ランド」で市子連の役員が、お手伝いをし
ました。
市子連で「牛乳パックこまコーナー」を担当しました。牛乳パックの底
を利用して「こま」を作り、子ども達は、思い思いの絵を描きました。廻
してみると、不思議な模様が現れました!
スライム・・・大原児童館 / プラ板・・・沼目児童館 / ミサンガ・・・高森
台児童館 / パズルボックス・・・つきみの児童館 / 紙コップのけん玉・・・
七五三引児童館 / 牛乳パックのフリスビー・ブーメラン・・・藤野児童館
/ 折り紙・・・板戸児童館 / バルーンアート・・・青少年指導員協議会
今回は以上のコーナーがありました。