平成 27 年 1 月 22 日 第 3 回宿泊・衛生専門委員会決定 平成 27 年 10 月 14 日 第 4 回宿泊・衛生専門委員会改正 希望郷いわて国体馬事衛生対策実施要領 1 趣旨 この要領は、希望郷いわて国体馬事衛生対策要項(以下「要項」という。)に基づき、馬術競技出 場馬の防疫、健康管理等馬事衛生対策の実施に関し必要な事項を定める。 2 防疫対策 (1) 防疫対策に係る基準の周知 要項3(2)に定める基準(以下「防疫基準」という。)は、別紙1「希望郷いわて国体馬術競技会 における防疫基準」により参加都道府県に対して周知するものとする。 (2) 事前確認 ア 参加都道府県に対して、「予防接種確認票」(要項様式12号)の提出にあわせて、「馬の検査、 注射、薬浴、投薬証明手帳」(以下「健康手帳」という。)及び「日本馬術連盟乗馬登録証」(以 下「登録証」という。)の写しを送付させるものとし、手帳確認班は、「予防接種確認票」並び に「健康手帳」及び「登録証」の写しにより、出場馬が防疫基準を満たしていることを事前に確 認する。 イ 確認の結果、防疫基準を満たしていない場合は、基準を満たすよう参加都道府県に対して指導 を行うものとする。 (3) 健康手帳等の確認及び馬体照合 ア 手帳確認班は、出場馬が会場に到着したときに受付所において「健康手帳」及び「登録証」の 正本の提出を求め、事前に確認した写しと照合し、合致していることを確認する。 イ 馬体照合班は、出場馬の特徴を「登録証」の記載の特徴と照合し、合致していることを確認す る。 ウ 確認の結果、合致しない場合は、総務班に連絡し、馬事衛生本部において対応を協議する。 (4) 消毒 ア 消毒班は、出場馬の到着前 5 日以内に動力噴霧器を使用して厩舎、馬洗い場、汚物堆積場の消 毒を行う。 また、出場馬の退厩後直ちに、当該退厩馬の馬房の消毒を行う。 イ 馬運車の消毒のため、馬降所の入場口付近に馬運車用の消毒マット及び車両消毒所を設置し、 馬運車が会場に到着したとき及び退厩の際に馬運車が会場に再入場するとき、馬運車誘導班が消 毒マット上を通過させ、車両消毒所において消毒班が動力噴霧器を使用して車体及びタイヤの消 毒を行う。 また、参加都道府県に対して馬運車で馬糞清掃に使用した器具等の消毒を指導する。 なお、汚物収集車両、飼料運搬車両等厩舎地区に出入りする関係車両も馬運車と同様の方法で 消毒を行うものとする。 ウ 出場馬の消毒のため、厩舎地区の出場馬の出入口に出場馬用の消毒マットを設置し、馬降所や 競技会場と厩舎の間を移動する際に消毒マット上を歩行させることにより蹄底の消毒を行う。 エ 厩舎地区に立ち入る者の消毒のため、厩舎地区の出入口に踏込み消毒槽及び消毒マットを、厩 舎の出入口に踏込み消毒槽又は消毒マット及び手指消毒薬を、手洗い場に手指消毒薬を設置し、 靴底及び手指の消毒を行わせる。 (5) 病害虫の駆除 消毒班は、厩舎、汚物堆積場などを巡回し、病害虫が発生する恐れのある場合は、殺虫剤を散布 する。 3 健康管理 (1) 健康検査 健康検査班は、入厩時、馬体照合班による確認が終了した出場馬に対し、馬降所において健康検 査を行う。 また、退厩日当日に厩舎において健康検査を行う。 (2) 健康観察 健康検査班は、毎日、厩舎内を巡回し、ホースマネージャーが行った出場馬の健康観察及び体温 測定の結果と当該馬の臨床状況を確認する。 また、必要に応じてホースマネージャーに対して健康管理の指導を行う。 (3) 異常が認められる場合の対応 健康検査及び健康観察で異常が認められる場合は、馬事衛生本部に報告のうえ、救護獣医師によ る診療、隔離厩舎への移動、伝染性疾病に係る検査の実施等必要な措置を講じる。 (4) 診療 ア 馬診療所には、診療時間中、原則として救護獣医師 2 名を馬診療所に常駐させる。 また、診療時間外は、連絡体制を整備のうえ、会場近隣に宿泊所を確保し、救護獣医師 1 名を 待機させる。 イ 救護獣医師は、参加都道府県の依頼により、出場馬に発生した疾患に対して応急手当及び緊急 処置を行う。 なお、加療馬の競技への参加の適性に疑義があると判断したときは、馬事衛生本部に報 告するほか、伝染性疾病が疑われる場合は、隔離厩舎への移動、伝染性疾病に係る検査の実 施等必要な措置を講じる。 また、加療馬の管理責任者が安楽死処置を依頼し、獣医師団の判定に基づき競技運営委 員長が安楽死処置を認めた場合は、安楽死処置を行う。 競技実施中に事故馬が発生した場合の対応は、別に定める。 ウ 診療装蹄班診療担当は、馬診療所を管理運営し、救護獣医師の業務を補佐するとともに、馬事 衛生本部、獣医師団、装蹄師等との連絡調整を行う。 エ 馬診療所に配備する医療機器、医薬品等は、岩手県獣医師会及び救護獣医師と協議のうえ定め る。 (5) 装蹄 ア 装蹄所には、開所時間中、原則として装蹄師 2 名(次に定める出張所に待機させる装蹄師を含 む。)を常駐させる。 また、競技実施中は、待機馬場へ急行できる場所に出張所を設置し、装蹄師1名を待機させる。 イ 装蹄師は、参加都道府県の依頼により、出場馬の落鉄に対する応急処置及び蹄鉄の深層、クラ ンポン加工、パット等の装着、特殊蹄鉄等の装蹄業務を行う。 ウ 診療装蹄班装蹄担当は、装蹄所及び出張所を管理運営し、装蹄師の業務を補佐するとともに、 馬事衛生本部、獣医師団、救護獣医師等との連絡調整を行う。 エ 装蹄所に配備する装蹄用具、消耗品等は、岩手県馬術連盟及び装蹄師と協議のうえ定める。 4 入・退厩の調整 (1) 入・退厩計画の作成 入退厩確認班は、参加都道府県から提出された「入・退厩(変更)申込書」(要項様式11号)に 基づき、出場馬の入・退厩計画を作成する。 なお、必要に応じて、参加都道府県と入厩予定時刻等の調整を行う。 (2) 入・退厩時の連絡調整 入退厩確認班は、馬輸送責任者から出場馬の輸送の出発時に入厩予定日時、輸送頭数、車両番号 等の連絡を受け、入・退厩計画と照合のうえ、各班に入厩予定時刻等を連絡する。 退厩時は、馬輸送責任者と退厩時刻を調整し、各班に退厩予定時刻等を連絡するとともに、退厩 に伴って必要となる参加都道府県の手続き等の完了を確認する。 5 飼料及び敷料 (1) 飼料 飼料は、参加都道府県に対し、事前に飼料の購入の斡旋の要否を確認し、斡旋を必要とする場合、 購入する飼料の種類及び数量を照会し、取りまとめのうえ、販売業者に配送を依頼する。 配送された飼料は、それぞれの入厩時に厩舎管理係が配布する。 (2) 敷料 敷料は、大会期間中に必要と見込まれる量を注文し、入厩前に各馬房に敷き込むものとする。 入厩前の敷込みに使用したもの以外の敷料は、大会期間中、参加都道府県が使用できるよう厩舎 地区内に設置する敷料庫に保管する。 6 リハーサル大会への準用 この要領は、希望郷いわて国体馬術競技リハーサル大会の馬事衛生対策の実施に準用する。 この場合、2(1)に定める防疫基準の周知は、別紙2「希望郷いわて国体馬術競技リハーサル大会 における防疫基準」により行うものとする。 別紙1 希望郷いわて国体馬術競技会における防疫基準 ・馬伝染性貧血 馬伝染性貧血の陰性を証明できる平成 23 年 1 月 1 日以降の家畜保健衛生所による検査証明の写 しを提出すること。(様式 12 の予防接種確認票に添付する。) ・馬インフルエンザ 入厩する日から遡って 6 か月に 21 日を加えた日以降に直近の補強接種(または 2 回目の予防接種) をしていることが確認できる馬インフルエンザ予防接種歴の写しを提出すること。(様式 12 の予 防接種確認票に添付する。) なお、入厩する前 2 週間以内の予防接種は認めない。 直近の補強接種期限(または 2 回目の予防接種) 入厩日 入厩する 6 か月+21 日以内 平成28年 9月29日(木) 平成28年3月 8日(火)~ 平成28年9月15日(木)まで 平成28年 9月30日(金) 平成28年3月 9日(水)~ 平成28年9月16日(金)まで 1 日(土) 平成28年3月10日(木)~ 平成28年9月17日(土)まで 平成28年10月 (入厩 2 週間前までに完了) 基礎免疫からやり直す場合の接種期限 2 回目の予防接種 (直近の補強接種) (入厩する 6 か月+21 日以内) 入厩日 平成28年 9月29日(木) 平成28年3月 初回の予防接種 8日(火)~ 平成28年9月15日(木)まで 平成28年 9月30日(金) 平成28年3月 9日(水)~ 平成28年9月16日(金)まで 平成28年10月 2 回目の予防接種から遡って 21 日以上・2 か月以内 1 日(土) 平成28年3月10日(木)~ 平成28年9月17日(土)まで (基礎免疫は 21 日以上 2 か月以内で 2 回接種、直近の補強接種は入厩する 6 か月+21 日以内であり、 入厩 2 週間前までに完了していること。 ) ・流行性脳炎(馬の日本脳炎) 平成 28 年 4 月 28 日から平成 28 年 6 月 30 日の間に概ね 1 ヶ月間隔で 2 回接種していることが確 認できる流行性脳炎(日本脳炎)予防接種歴の写しを提出すること。(様式 12 の予防接種確認票 に添付する。) <参考1> 現行及び従前の日本馬術連盟予防接種実施要領 平成 20 年度以降 平成 11 年から平成 19 年度まで 平成 10 年以前 (2008 年 4 月 1 日以降) (1999 年 1 月 1 日~2007 年 3 月 31 日) (1998 年 12 月 31 日以前) 基礎免疫 21 日以上・2 か月以内で 2 回接種 最初の 2 週間~2 か月の間隔で 2 回接種 7か月以内に1回 補強接種 概ね半年に 1 回 継続的な (最長でも 1 年を越えない範囲) 1年以内に 1 回 補強接種 当時の接種基準を満た 備考 2 週間~2 か月の間隔で 2 回接種 していれば適合とみな す。 毎年 10 月末までに接種 当時の接種基準を満たしていれば適 補強間隔が 1 年を越える 合とみなす。 こともある。 ※ 接種間隔は接種日の翌日から計算。 <参考2> ~希望郷いわて国体馬事衛生対策要項(抜粋)~ (2) 防疫検査 家畜防疫員は、出場馬が会場に到着したとき、家畜伝染病予防法施行規則による「馬の検査、注射、 薬浴、投薬証明手帳」及び「日本馬術連盟乗馬登録証」の提示を求め、次に掲げる基準を満たしてい ることを確認する。 なお、基準を満たしていない馬は入厩させないものとする。 ア 馬伝染性貧血 家畜保健衛生所長による検査成績(平成23年1月1日以降のものに限る。)が陰性であることの証 明がされていること。 イ 馬インフルエンザ予防接種 基礎免疫として、初回の予防接種後21日以上2か月以内に2回目の予防接種を行い、その後7か月 以内に最初の補強接種を行い、それ以降1年以内に継続的に補強接種を実施していること。以上が 満たされていない場合は、再度基礎免疫から実施していること。 ただし、2回目の予防接種が平成20年3月31日以前である場合は、2回目の予防接種は初回の予防 接種後2週間以上2か月以内、最初の補強接種は2回目の予防接種後1年以内であること。 また、直近の補強接種又は2回目の予防接種は、入厩する日から遡って6か月に21日を加えた日以 降に実施し、入厩日の2週間前までに完了しておくこと。 ウ 流行性脳炎予防接種 平成28年4月28日から6月30日までの間に概ね1か月間隔で2回接種していること。 なお、やむを得ない理由により前述の期間内に予防接種を行っていない馬が急遽出場することと なった場合は、速やかに馬事衛生本部と協議を行うこと。馬事衛生本部が認めた場合は、同本部の 指示に従い、入厩までに予防接種を実施すること。 ~日本馬術連盟 検査・予防接種実施要領(抜粋)~ 1. 馬インフルエンザ予防接種 (1) JEF競技会に参加するすべての馬は、基礎接種を完了していなければならない。基礎接種は、 初回ワクチン接種を実施してから21日以上・2ヵ月以内に2回目のワクチン接種を行うこと。補強 接種については、基礎接種(2回目)から7ヵ月以内に最初の補強接種を行い、それ以降は1年以 内に継続的に補強接種を受けていなければならない。 【経過措置】 1.2008年3月31日以前に基礎接種を完了している馬について ① 基礎接種の後の最初の補強接種は1年以内であれば可とする。 ② 2回の基礎接種の間隔は、2週間以上2ヶ月以内であれば可とする。 2.その他、過去の履歴において本要領に定める要件を満たしていなくとも、その当時に軽種馬 防疫協議会が定めていた要件を満たしていれば可とする。 (2) 競技会等に参加する場合は、競技場へ入厩する6ヵ月+21日以内に補強接種または基礎接種(2 回目)を受けていなければならない。 (3) 競技場へ入厩する前1週間以内のワクチン接種は接種暦として認められない。 2.日本脳炎予防接種 7 月 1 日~10 月 31 日の期間に開催される JEF 競技会に参加するすべての馬は、同年 5 月 1 日以降 に 2 週間から2ヵ月の間隔で 2 回の日本脳炎ワクチン接種を受けていなければならない。 4.馬伝染性貧血検査 JEF 競技会に参加するすべての馬は、入厩日の 5 年前の 1 月 1 日以降の馬伝染性貧血検査の陰性証 明を携行しなければならない。 (平成 27 年中に JEF 競技会に参加する場合は、平成 22 年 1 月 1 日以降の陰性証明が必要) 5.その他 競技会実施要項に定められた防疫要領を遵守すること。 ~軽種馬防疫協議会 馬の予防接種要領(抜粋)~ 馬のインフルエンザ 初年度は、使用説明書に基づいて 2 回接種(基礎免疫)し、以降半年に1回(春季・秋季)の補強 接種を実施すること。 ※予防接種間隔が 1 年を超えた場合は、再度基礎免疫から実施すること。 ~農林水産省 馬インフルエンザの発生予防対応方針(抜粋)~ 2.馬の移出入条件 (1)移出元における対応 ア 予防接種が適切に行われていること、又は移出時の検査結果が陰性であること。 イ 移出前に本病を疑う臨床症状を認めないこと。 (2)移出先における対応 ア 予防接種が適切に行われている旨確認すること、又は移出時の検査結果が陰性である旨確認 すること。 イ 移入時に本病を疑う臨床症状を認めないこと。 別紙2 希望郷いわて国体馬術競技リハーサル大会における防疫基準 ・馬伝染性貧血 馬伝染性貧血の陰性を証明できる平成 23 年 1 月 1 日以降の家畜保健衛生所による検査証明の写 しを提出すること。(様式 12 の予防接種確認票に添付する。) ・馬インフルエンザ 入厩する日から遡って 6 か月に 21 日を加えた日以降に直近の補強接種(または 2 回目の予防接種) をしていることが確認できる馬インフルエンザ予防接種歴の写しを提出すること。(様式 12 の予 防接種確認票に添付する。) なお、入厩する前 2 週間以内の予防接種は認めない。 直近の補強接種期限(または 2 回目の予防接種) 入厩日 入厩する 6 か月+21 日以内 平成28年 6月 9日(木) 平成27年11月18日(水)~ 平成28年5月26日(木)まで 平成28年 6月10日(金) 平成27年11月19日(木)~ 平成28年5月27日(金)まで (入厩 2 週間前までに完了) 基礎免疫からやり直す場合の接種期限 平成28年 入厩日 2 回目の予防接種 (直近の補強接種) (入厩する 6 か月+21 日以内) 6月 9日(木) 平成27年11月18日(水)~ 平成28年 平成28年 5月26日(木)まで 6月10日(金) 平成27年11月19日(木)~ 平成28年 初回の予防接種 2 回目の予防接種から遡って 21 日以上・2 か月以内 5月27日(金)まで (基礎免疫は 21 日以上 2 か月以内で 2 回接種、直近の補強接種は入厩する 6 か月+21 日以内であり、 入厩 2 週間前までに完了していること。 ) ・流行性脳炎(馬の日本脳炎) 平成 28 年 4 月 28 日から入厩日の1週間前までに概ね 1 ヶ月間隔で 2 回接種していることが確認 できる流行性脳炎(日本脳炎)予防接種歴の写しを提出すること。(様式 12 の予防接種確認票に 添付する。) <参考1> 現行及び従前の日本馬術連盟予防接種実施要領 平成 20 年度以降 平成 11 年から平成 19 年度まで 平成 10 年以前 (2008 年 4 月 1 日以降) (1999 年 1 月 1 日~2007 年 3 月 31 日) (1998 年 12 月 31 日以前) 基礎免疫 21 日以上・2 か月以内で 2 回接種 最初の 2 週間~2 か月の間隔で 2 回接種 7か月以内に1回 補強接種 概ね半年に 1 回 継続的な (最長でも 1 年を越えない範囲) 1年以内に 1 回 補強接種 当時の接種基準を満た 備考 2 週間~2 か月の間隔で 2 回接種 していれば適合とみな す。 毎年 10 月末までに接種 当時の接種基準を満たしていれば適 補強間隔が 1 年を越える 合とみなす。 こともある。 ※ 接種間隔は接種日の翌日から計算。 <参考2> ~希望郷いわて国体リハーサル大会馬事衛生対策要項(抜粋)~ (2) 防疫検査 家畜防疫員は、出場馬が会場に到着したとき、家畜伝染病予防法施行規則による「馬の検査、注射、 薬浴、投薬証明手帳」及び「日本馬術連盟乗馬登録証」の提示を求め、次に掲げる基準を満たしてい ることを確認する。 なお、基準を満たしていない馬は入厩させないものとする。 ア 馬伝染性貧血 家畜保健衛生所長による検査成績(平成23年1月1日以降のものに限る。)が陰性であることの証 明がされていること。 イ 馬インフルエンザ予防接種 基礎免疫として、初回の予防接種後21日以上2か月以内に2回目の予防接種を行い、その後7か月 以内に最初の補強接種を行い、それ以降1年以内に継続的に補強接種を実施していること。以上が 満たされていない場合は、再度基礎免疫から実施していること。 ただし、2回目の予防接種が平成20年3月31日以前である場合は、2回目の予防接種は初回の予防 接種後2週間以上2か月以内、最初の補強接種は2回目の予防接種後1年以内であること。 また、直近の補強接種又は2回目の予防接種は、入厩する日から遡って6か月に21日を加えた日以 降に実施し、入厩日の2週間前までに完了しておくこと。 ウ 流行性脳炎予防接種 平成28年4月28日から入厩日の1週間前までに概ね1か月間隔で2回接種していること。 なお、やむを得ない理由により前述の期間内に予防接種を行っていない場合は、速やかに馬事衛 生本部と協議を行うこと。馬事衛生本部が認めた場合は、同本部の指示に従い、入厩までに予防接 種を実施すること。 ~日本馬術連盟 検査・予防接種実施要領(抜粋)~ 1. 馬インフルエンザ予防接種 (1) JEF競技会に参加するすべての馬は、基礎接種を完了していなければならない。基礎接種は、 初回ワクチン接種を実施してから21日以上・2ヵ月以内に2回目のワクチン接種を行うこと。補強 接種については、基礎接種(2回目)から7ヵ月以内に最初の補強接種を行い、それ以降は1年以 内に継続的に補強接種を受けていなければならない。 【経過措置】 1.2008年3月31日以前に基礎接種を完了している馬について ① 基礎接種の後の最初の補強接種は1年以内であれば可とする。 ② 2回の基礎接種の間隔は、2週間以上2ヶ月以内であれば可とする。 2.その他、過去の履歴において本要領に定める要件を満たしていなくとも、その当時に軽種馬 防疫協議会が定めていた要件を満たしていれば可とする。 (2) 競技会等に参加する場合は、競技場へ入厩する6ヵ月+21日以内に補強接種または基礎接種(2 回目)を受けていなければならない。 (3) 競技場へ入厩する前1週間以内のワクチン接種は接種暦として認められない。 2.日本脳炎予防接種 7 月 1 日~10 月 31 日の期間に開催される JEF 競技会に参加するすべての馬は、同年 5 月 1 日以降 に 2 週間から2ヵ月の間隔で 2 回の日本脳炎ワクチン接種を受けていなければならない。 4.馬伝染性貧血検査 JEF 競技会に参加するすべての馬は、入厩日の 5 年前の 1 月 1 日以降の馬伝染性貧血検査の陰性証 明を携行しなければならない。 (平成 27 年中に JEF 競技会に参加する場合は、平成 22 年 1 月 1 日以降の陰性証明が必要) 5.その他 競技会実施要項に定められた防疫要領を遵守すること。 ~軽種馬防疫協議会 馬の予防接種要領(抜粋)~ 馬のインフルエンザ 初年度は、使用説明書に基づいて 2 回接種(基礎免疫)し、以降半年に1回(春季・秋季)の補強 接種を実施すること。 ※予防接種間隔が 1 年を超えた場合は、再度基礎免疫から実施すること。 ~農林水産省 馬インフルエンザの発生予防対応方針(抜粋)~ 2.馬の移出入条件 (1)移出元における対応 ア 予防接種が適切に行われていること、又は移出時の検査結果が陰性であること。 イ 移出前に本病を疑う臨床症状を認めないこと。 (2)移出先における対応 ア 予防接種が適切に行われている旨確認すること、又は移出時の検査結果が陰性である旨確認 すること。 イ 移入時に本病を疑う臨床症状を認めないこと。
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