チップ積層セラミックコンデンサ GMD033B11E101KA01_ (0603, B

チップ積層セラミックコンデンサ
GMD033B11E101KA01_ (0603, B, 100pF, 25Vdc)
参考図
_は包装仕様コードが入ります。
1. 適用範囲
本仕様書は、一般電子機器に使用されるボンディング用チップ積層セラミックコンデンサに適用します。
2. 弊社品番構成
(例)
GMD
03
①L/W
寸法
3
B1
1E
101
③温度特性 ④直流
定格電圧
②T寸法
K
⑤公称
静電容量
A01
D
⑥静電容量 ⑦個別仕様
⑧包装仕様
許容差
管理番号
3. 形状 および 寸法
L
W
T
e
g
e
(単位:mm)
g
①-1 L
①-2 W
② T
e
0.6±0.03
0.3±0.03
0.3±0.03
0.12 to 0.22
0.16 min.
4.定格値
③ 温度特性(準拠公規格):B(JIS)
静電容量変化率
または 温度係数
適用温度範囲
(基準温度)
-10 to 10 %
-25 to 85 ℃
(20 ℃)
④ 直流
定格電圧
⑤
静電容量
⑥
静電容量
許容差
適用性能規格
(使用温度範囲)
25 Vdc
100 pF
±10 %
-25 to 85 ℃
5.包装形態
記号
⑧ 包装仕様
D
φ180mmリール
紙
φ330mmリール
紙
J
B
バラ包装
最小受注単位数
15000 個/リール
50000 個/リール
1000 個/袋
このデータは2012年08月02日現在のものです。
記載内容について、改良のため予告なく変更することや、供給を停止することがございます。ご注文に際しては、納入仕様書をご要求いただきご確認下さい。
また、当商品のご使用にあたっては、ご使用上の注意も必ずご覧下さい。
GMD033B11E101KA01-01
1
■性能および試験方法
項
No
目
規
1 使用温度範囲
格
試験条件(JIS C 5102 - 1994)摘要
値
B1,B3:-25℃~ 85℃
基準温度 : 20℃ (但し、R7特性のみ:25℃)
R1,R7: -55℃~ 125℃
2 定 格 電 圧
個別指定によります。
連続して使用できる最大印加電圧
但し、交流と直流が重畳される場合は、ピークツーピークまたは
ゼロツーピークの大きい方の値が定格電圧以内となるように使用
して下さい。
3 外
観
異常ありません。
目視によります。
4 寸
法
寸法表によります。
ノギスによります。
圧
異常なく耐えます。
7.1項によります。
5 耐
電
(端子または
試験電圧 :定格電圧×250%
印加時間
電極間)
:1~5秒間
充放電電流:50mA以下
6 絶 縁 抵 抗
C≦0.047μF : 10000MΩ以上
(端子または
電極間)
7.6項によります。
C>0.047μF : 500ΩF以上
測定電圧
:定格電圧
C: 公称静電容量
充電時間
:2分間
充放電電流:50mA以下
7 静 電 容 量
規定の許容差内にあります。
7.8項によります。
測定条件
: 表10の2、3によります。
測定周波数 : 1±0.1kHz
測定電圧 : 1±0.2Vrms
8 誘電正接(DF)
B1,B3,R1,R7:定格電圧25V以上:0.025以下
定格電圧16V/10V:0.035以下
7.9項によります。
測定条件
: 表10の2、3によります。
測定周波数 : 1±0.1kHz
測定電圧 : 1±0.2Vrms
9 静電容量
温度特性
電
圧
B1,B3:±10%以内
印加なし
7.12項によります。
(-25℃~+85℃)
各段階での測定は、規定温度に達した後5分値とします。
R1,R7 : ±15%以内
但し、電圧印加の場合は、温度安定後に電圧印加し
(-55℃~+125℃)
印加後1分値とします。
試験条件:
段階
1
2
3
4
5
6
7
8
電
圧 B1:+10/-30%以内
印 加 時 R1:+15/-40%以内
温度(℃)
20±2
最低使用温度±3
20±2
最高使用温度±3
20±2
最低使用温度±3
20±2
最高使用温度±3
電圧印加(VDC)
印加なし
定格電圧の 50%の
直流電圧印加
(B1,R1 特性のみ)
段階2.6の温度: R1,R7:-55±3℃、B1,B3:-25±3℃
段階4.8の温度: R1,R7:125±3℃、B1,B3:85±3℃
10 固 着 性
ワイヤーボン
初期値測定:熱処理(150+0/-10℃、1時間)後、
室温に24±2時間放置後測定
垂直破断強度:0.03N以上
MIL-STD-883 Method 2011 条件Dによります。
ディング
Auメッキされたアルミナ基板上にAu-Sn(20%)によりコンデンサ
を取り付け、25μmφAuワイヤーをボールボンディングした
ダイボン
後、引張り強度を測定します。
MIL-STD-883 Method 2019によります。
ダイシェア強度:2N以上
ディング
Auメッキされたアルミナ基板上にAu-Sn(20%)によりコンデンサ
を取り付け、水平方向に力を加えます。
11 耐 振 性
外 観 著しい異常はありません。
8.2項によります。
*
振動の種類 :A 10Hz~55Hz~10Hz (1分間)
静電容量 規定の許容差内にあります。
全 振 幅 :1.5mm
互いに垂直なる3方向に2時間ずつ(計6時間)行います。
誘電正接 B1,B3,R1,R7:定格電圧25V以上:0.025以下
JMCSS-0015B
定格電圧16V/10V:0.035以下
2
■性能および試験方法
項 目
No
12 温 度
外
観
サイクル
* 静電容量
変 化 率
誘電正接
絶縁抵抗
外
観
著しい異常はありません。
静電容量
*変 化 率
誘電正接
B1,B3,R1,R7:±12.5%以内
1,000MΩ又は50Ω・F
何れか小さい方の値以上
外
著しい異常はありません。
静電容量
*変 化 率
誘電正接
15 高温負荷
外
著しい異常はありません。
静電容量
*変 化 率
誘電正接
絶縁抵抗
時間(分)
30±3
2~3
30±3
2~3
9.9項によります。
試験温度 :40±2℃
試験湿度 :相対湿度90~95%RH
試験時間 :500±12時間
印加電圧 :定格電圧
充放電電流:50mA以下
放置時間 :24±2時間
B1,B3,R1,R7 :0.05以下
500MΩ又は25Ω・F
何れか小さい方の値以上
温度(℃)
最低使用温度 0/-3
常温
最高使用温度 +3/-0
常温
9.5項によります。
試験温度 :40±2℃
試験湿度 :相対湿度90~95%RH
試験時間 :500±12時間
放置時間 :24±2時間
但し、槽より取り出した直後の定格電圧の
印加は適用しません。
B1,B3,R1,R7 :±12.5%以内
絶縁抵抗
観
段階
1
2
3
4
放置時間 :24±2時間
初期値測定:熱処理(150+0/-10℃、1時間)後、
室温に24±2時間放置し測定
B1,B3,R1,R7 :0.05以下
絶縁抵抗
観
温度サイクル:5回
B1,B3,R1,R7:定格電圧25V以上 :0.025以下
定格電圧16V/10V :0.035以下
耐 電 圧
14 耐湿負荷
9.3項によります。
B1,B3,R1,R7:±7.5%以内
10,000MΩ又は500Ω・F
何れか小さい方の値以上
異常ありません。
13 耐 湿 性
(定常状態)
試験条件(JIS C 5102- 1994)摘要
規 格 値
著しい異常はありません。
9.10項によります。
試験温度 :最高使用温度±3℃
試験時間 :1000±12時間
印加電圧 :定格電圧×200%
充放電電流:50mA以下
放置時間 :24±2時間
初期値測定:電圧処理(最高使用温度±3℃、定格電圧の
200%、1時間)後、室温に24±2時間放置し測定。
B1,B3,R1,R7 :±12.5%以内
B1,B3,R1,R7 :0.05以下
1,000MΩ又は50Ω・F
何れか小さい方の値以上
*試料の組立:No.11~No.15の試験については、試料を下図の試験基板にダイボンディングおよびワイヤーボンディングにて
取り付けた後、試験を行います。
Au ワイヤー
ダイボンド
試料
アルミナ基板
アルミナ基板
JMCSS-0015B
Au メタライズ
Au メタライズ
3
Au ワイヤー
包装方法
GMDタイプ
包装には、2通りの方法があります。包装記号をご指定ください。
1.ばら包装(包装記号=B):袋詰め包装をします。
包装個数:1000個/袋
2.テーピング包装(包装記号:D/E/J/F)
2.1 包装個数:個/リール
φ180mmリール
φ330mmリール
紙テープ
紙テープ
包装記号:D/E
包装記号:J/ F
GMD03
15000
50000
GMD15
10000
50000
形式
2.2 テーピング寸法図
(1)GMD03/15
(単位:mm)
+0.1
*1
*2
3.5±0.05
φ1.5 -0
B
b1
A
a1
0.05 以下
記号
A *3
B *3
a1,b1 *3
t
JMCSP-0010A
1.75±0.1
4.0±0.1
8.0±0.3
*1,2:2.0±0.05
GMD03
0.37
0.67
0.5以下
4
GMD15
0.65
1.15
0.15
0.8以下
t
*3 参考図
め状態
(単位:mm)
包装方法
GMDタイプ
図1
(単位:mm)
チップ詰め状態
チップ
図2
リール寸法
φ13±0.5
φ180+0/-3.0
φ330±2.0
φ21±0.8
φ50 以上
2.0±0.5
w1
W
図3
GMD03/15 以下
テーピング図
W
16.5 以下
w1
10±1.5
トップテープ:厚み 0.06
送り穴:2.2 項によります
チップ挿入部:2.2 項によります
ボトムテープ:厚み 0.05
(紙テープ:ボトムテープ有り品のみ)
ベーステープ:2.2 項によります
JMCSP-0010A
5
包装方法
GMDタイプ
チップ詰め状態
(単位:mm)
2.3 コンデンサのテーピングは、図3のような右巻きとします。
(テープの端を手前に取り出したとき、送り穴が右側となります。)
2.4 テープには、下図のように、リーダー部及び空部を設けています。
(単位:mm)
テーラーテープ(空部)
チップ挿入部
リーダーテープ(空部)
リーダー部
(トップテープのみ)
引き出し
方向
160 以上
190 以上
210 以上
2.5 累積ピッチ:10×送り穴ピッチ=40±0.3mm
2.6 テープの中のチップは、図3のようにトップテープをテープに張り付けることにより封入されています。
チップの封入された状態が図1です。
2.7 リーダーテープの先端の5ピッチ以上は、トップテープとベーステープの張り付けは行いません。
2.8 ベーステープ及びトップテープにはつなぎ目がありません。
2.9 キャビティ内部にはバリがありません。
2.10 トップテープ引張り強度
ボトムテープ引張り強度
図1 チップ詰め状態
破断強度
破断強度
5N以上
5N以上(紙テープ:ボトムテープ有り品のみ)
(単位:mm)
2.11 リールは、樹脂製を使用し外観及び寸法は図2のとおりとします。尚、材料及び寸法については、
改良のため、変更されることがあります。
2.12 トップテープの剥離強度は、0.1N~0.6N*です。このときの剥離方法は下図のとおりです。
* GMD03:0.05N~0.5N
トップテープ
165~180°
2.13 リールの外側には、ラベルを貼り付け、貴社品番、弊社品番、弊社名、出荷検査番号及び数量を
表示します。
JMCSP-0010A
6
注意
1.用途の限定
!
当製品について、その故障や誤作動が、人命または財産に危害を及ぼす恐れがある等の理由により、
高信頼性が要求される以下の用途でのご使用をご検討の場合は、必ず事前に当社までご連絡ください。
①航空機器 ②宇宙機器 ③海底機器 ④発電所制御機器
⑤医療機器 ⑥輸送機器(自動車、列車、船舶等) ⑦交通用信号機器
⑧防災/防犯機器 ⑨情報処理機器 ⑩その他上記機器と同等の機器
使用上の注意
1.チップ部品の貯蔵・保管
実装性劣化を防止するため、以下の点に注意してください。
①周囲温度5~40℃、湿度20~70%RHの環境で直射日光、衝撃等の影響を受けない場所で保管してください。
なお、6ヶ月を越える場合は、実装性を確認の上ご使用ください。
②大気中にイオウや塩素などを含んだ腐食性ガスの存在しない所に保管願います。
③製品は、素手で直接触れないでください。
2.コンデンサの取り付け
2.1 使用材料
ろう材:80Au-20Sn
300~320℃
N 2雰囲気
2.2 取り付け方法
①使用するろう材により融点が異なるため、ろう材とあわせてホットプレート温度を調整してください。
②コンデンサを取り付け部にろう材を置き、その上にコンデンサを置き、N 2ガス雰囲気中のホットプレート上に乗せ
コンデンサを軽く押さえ取り付けてください。
3.リード線の取り付け
3.1 リード線材料
Auワイヤー:25μm
3.2 取り付け方法
①熱圧着もしくは超音波ボールボンダーを推奨します。
②ステージ温度を150℃~200℃に調整ください。
③荷重は0.2N~0.5Nに調整してください
④金ワイヤーにてコンデンサとベース基板、もしくは隣接する他素子間との配線を行ってください。
4.その他
(1)樹脂コーティング
●樹脂材料の選定に当たっては、樹脂硬化時の収縮応力の小さいものを使用してください。
(2)回路設計
●安全規格認定品ではありません。
5.備考
●上述の諸注意事項は代表的なもので、特殊な実装条件については当社にお問い合わせください。
使用条件は、組み立て後のコンデンサの信頼性を左右しますので最適条件を設定してください。
お願い
1.ご使用に際しては、御社製品に実装された状態で必ず評価してください。
2.当製品を納入仕様書の記載内容を逸脱して使用しないでください。
3.当社は、仕様書、図面その他の技術資料には、取引に関する契約事項を記載することは適切でない
ものと存じております。従って、もし、貴社が作成されたこれら技術資料に、品質保証、PL、
工業所有権等にかかわる弊社の責任の範囲に関する記載がある場合は、当該記載は無効とさせて
いただきます。これらの事項につきましては、別途取引基本契約書等においてお申し越しいただき
たくお願いします。
JMCSC-0002C
7