新城市新庁舎基本設計書 [16531KB pdfファイル]

新城市新庁舎基本設計書
平成28年2月
新
城
市
基本設計書 目次
1_ 設計主旨 1-1 事業の把握 (1)「第 1 次新城市総合計画」の理解 1 − 01
(2)「新城市地域防災計画」の理解 1 − 01
(3)「新城市環境基本計画」の理解・
「新城市地球温暖化防止実行計画」の理解 1 − 01
(4)「新庁舎を考える検討会議答申」の理解 1 − 01
(5)「庁内作業部会」の理解及び提言 1 − 01
(6)「基本構想市民会議」の理解及び提言 1 − 01
(7) 周辺環境への影響及び調和の考え方 1 − 01
1-2 新庁舎建設の経緯 (1) 現庁舎の現状
1 − 02
(2) 新庁舎建設の必要性
1 − 02
(3) 新庁舎の役割
1 − 02
1-3 設計趣旨 (1) 基本理念と基本方針
1 − 03
(2) 設計の基本方針
1 − 03
2_ 計画概要 2-1 計画概要 (1) 現況写真(市民体育館解体前)
2 − 01
(2) 現況インフラ引き込み位置図
2 − 02
(市民体育館解体前)
(3) 案内図
2 − 03
(4) 敷地概要
2 − 03
(5) 建築概要
2 − 03
(6) 各階床面積
2 − 03
3_ 建築計画
3-1 施設配置計画
3 − 01
3-2 平面計画 (1) 平面ゾーニングの考え方
3 − 02
(2) 平面計画
3 − 03
(3) 執務室の考え方
3 − 08
(4) フリーアクセスフロアの考え方
3 − 09
(5) 窓口の考え方
3 − 10
(6) セキュリティー の考え方
3 − 11
(7) トイレ計画
3 − 12
(8) エレベーター計画
3 − 13
3-3 意匠計画 (1) 外装計画
3 − 14
(2) 内装計画
3 − 16
3-4 断面計画 (1) 断面計画の考え方
3 − 18
4_ 構造計画 4-1 建物計画 4 − 01
4-2 耐震性能目標
4 − 01
4-3 免震構造の採用
4 − 02
4-4 設計用荷重・使用材料
(1)設計用荷重
4 − 02
(2)使用材料
4 − 03
4-5 免震装置の設計について
4 − 04
4-6 上部構造計画
4 − 06
4-7 基礎構造計画
4 − 07
5_ 電気設備計画
5-1 基本方針 (1) 電気設備計画の考え方
5 − 01
5-2 電気設備計画 (1) 電灯設備
5 − 02
(2) 電力設備
5 − 04
(3) 雷保護設備
5 − 05
(4) 接地設備
5 − 05
(5) 受変電設備
5 − 05
(6) 発電設備
5 − 08
(7) 構内配電線路
5 − 09
(8) 中央監視設備
5 − 09
5-3 通信設備計画 (1) 情報通信網設備
(2) 交換設備
(3) 拡声設備
(4) 映像・音響設備
(5) テレビ共同受信設備
(6) 情報表示設備
(7) 時計設備
(8) 呼出設備
(9) 入退出管理設備
(10) 監視カメラ設備
(11) 火災報知設備
(12) 構内通信線路
7_ ユニバーサルデザイン計画
7-1 誘導計画
7 − 01
7-2 エレベーター計画
7 − 02
7-3 トイレ計画
7 − 04
7-4 ユニバーサルデザイン関連法規チェックリスト
7 − 05
8_ 省エネルギー計画
8-1 エコ庁舎への取組 8-2 LCC、LCCO2 の低減
8 − 01
8 − 03
9_ 防災計画 9-1 防災計画の考え方 (1) 防災計画概要
9 − 01
9 − 02
(2) 防災計画図
10_ 法 規
10-1 建築基準法・消防法チェックリスト 10 − 01
11_ 設計図
11-1 設計図 (1) 配置図
(2) 平面図
(3) 立・断面図 11 − 01
11 − 02
11 − 06
5 − 10
5 − 10
5 − 11
5 − 11
5 − 12
5 − 12
5 − 13
5 − 13
5 − 14
5 − 14
5 − 15
5 − 15
6_ 機械設備計画
6-1 機械設備計画の考え方 6 − 01
6-2 空調設備計画 (1)計画概要
6 − 01
(2)空調設備概要平面図
6 − 04
(3)換気設備概要平面図
6 − 05
6-3 衛生設備計画概要 (1)計画概要
6 − 06
(2)給水量計算書
6 − 11
新城市新庁舎基本設計
1_ 設計主旨 1-1 事業の把握 (1)「第 1 次新城市総合計画」の理解 1 − 01
(2)「新城市地域防災計画」の理解 1 − 01
(3)「新城市環境基本計画」の理解・
「新城市地球温暖化防止実行計画」の理解 1 − 01
(4)「新庁舎を考える検討会議答申」の理解 1 − 01
(5)「庁内作業部会」の理解及び提言 1 − 01
(6)「基本構想市民会議」の理解及び提言 1 − 01
(7) 周辺環境への影響及び調和の考え方 1 − 01
1-2 新庁舎建設の経緯 (1) 現庁舎の現状 1 − 02
(2) 新庁舎建設の必要性
1 − 02
(3) 新庁舎の役割
1 − 02
1-3 設計趣旨 (1) 基本理念と基本方針
1 − 03
(2) 設計の基本方針 1 − 03
1
設 計 主 旨
1-1 事業の把握
1 _設計主旨
1-1 事業の把握
(1)
「第 1 次新城市総合計画」の理解
ひ と
みなと
「第1次新城市総合計画」に基づき、「 市民がつなぐ 山の湊 創造都市 」 を目指す新城市の新庁舎にふさわしい計画
とします。(1-02 参照)
(2)
「新城市地域防災計画」の理解
「新城市地域防災計画」に基づき、市民の安全を守る防災拠点としての新庁舎を計画します。
(4-01,9-01 ∼ 06 参照)
(3)
「新城市環境基本計画」の理解・「新城市地球温暖化防止実行計画」の理解
「新城市環境基本計画」
「新城市地球温暖化防止実行計画」に基づき、環境首都を目指す新城市にふさわしい計画
とします。(8-01 ∼ 03 参照)
(4)
「新庁舎を考える検討会議答申」の理解
「新庁舎を考える検討会議答申」に基づき、計画敷地の選定理由(歴史性、経済性、利便性、防災安全性 等)を
十分に踏まえ、
「市民の視点」
「安全・安心の視点」
「経済性の視点」
「環境の視点」に重点をおいた計画とします。(1-03
参照)
(5)
「庁内作業部会」の理解及び提言
庁内作業部会を「窓口・市民協働(情報)分科会」
「管理・防災(情報)分科会」
「環境分科会」の3分科会で構成し、
、
各々内容についての議論・理解を深めます。各分科会で市職員の声を直接聞くことで、要望の理解を深め、新城市の
目指す新庁舎を実現します。(詳細は計画内容参照)
(6)
「基本構想市民会議」の理解及び提言
基本構想市民会議の全ての会議に直接参加することにより得た、答申内容の文面には表れない検討過程の市民の
意見・議論も踏まえた計画とします。
(7)周辺環境への影響及び調和の考え方
計画敷地の現況を十分に把握し、主に以下の点に配慮した計画とします。
・周辺住宅地への日照・通風・騒音・振動・交通等の影響
・新城こども園、新城小学校への登下校児をはじめとする周辺歩行者への影響
・周辺公共施設(新城文化会館、新城図書館、勤労青少年ホーム、西館 等)との連携
・近隣商店への影響
新城市新庁舎基本設計
1 − 01
1-2 新庁舎建設の経緯
1 _設計主旨
1-2 新庁舎建設の経緯
(1)現庁舎の現状
(3)新庁舎の役割
1. 現庁舎の現状
平成 24 年 2 月に「新城市新庁舎基本構想」
(以下、「基本構想」と表記)を策定し、老朽化した既存庁舎の建替え及
び分散化した庁舎機能の集約化と、将来につながる先進的な新城型庁舎を目指して、
「第1次新城市総合計画」に掲げ
みなと
ひ と
た将来像「市民がつなぐ 山の湊 創造都市」を実現する庁舎建設を行うという方向性を示しました。
第 1 次新城市総合計画
①まちづくりの基本理念「新たな公共が導く 市民自治社会の実現」
みなと
ひ と
②将来像「市民がつなぐ 山の湊 創造都市」
③基本戦略 ・市民自治社会創造
・自立創造
・安全・安心のくらし創造
・環境首都創造
まちづくりの基本戦略を踏まえて、基本構想では
新城市新庁舎基本構想
ひ と
1.5 :大地震においても継続利用が可能
▼
1.25:大地震において損傷を受けるが、改修すれば再利用が可能
1.0 :大地震において倒壊を免れ人命を確保するが、再利用は不可能
→東庁舎は、・大地震直後に業務継続が不可能
・家具や備品の転倒による危険性大
・大地震後復興が進んでも改修して利用することが不可能
みなと
「市民がつなぐ 山の湊 創造都市 」 を目指す新城市
の新庁舎の果たすべき役割を以下のように整理し
ました。
新庁舎の果たすべき役割
①人々の交流を促し、市民自治社会を支える役割
②地域経済に貢献し、地域の自立を支える役割
③市民の安全・安心のくらしを支える役割
④環境首都を目指す新城のまちを先導する役割
2. 東庁舎の課題
ひ と
基本理念
①建設経緯
地方分権や行政ニーズの多様化による事務室、会議室の不足を補うために暫定的な措置として平成4年度に東庁舎を
建設し、応急的な対応をしてきた経緯があります。
②課題の検証
[ 課題のまとめ ]
・実質的に事務所以外の用途に変更はできない
・一般的に別棟の維持管理費は、1 棟集約に比べて割高
・相当期間継続使用するために内外装仕上、設備の更新・二次材(天井・懸垂物等)の耐震改修が必要
・構造的弱点から、倒壊レベルに達した地震においては改修コストを失うほか、新たな投資負担が発生する可能性がある
・構造的弱点から、倒壊レベルに達しない地震においても大規模改修コストが必要となる
「 市民 まち 未来 」 が見える新城型庁舎
基本方針
基本理念に基づく 5 つの基本方針(1-03 参照)
新庁舎の機能
基本方針に基づく 11 の機能
基本構想市民会議答申に基づき作成
現在の本庁舎は昭和 31 年に建設され、既に
建築
人命の 大地震直後の
名称
耐震の状況
業務継続性
確保
時期
60 年以上経過しています。この間、地方分権や
行政ニーズの多様化に対応するために、暫定的な
本庁舎
S31 補強済 Is=0.72
○
×
措置として平成 4 年に東庁舎を建設し、さらには
第二庁舎
S42 補強済 Is=0.60
○
×
平成 16 年に仮庁舎を建設し応急的な対応を行っ
※
○
×
東庁舎
H4
耐震設計 ( 重要度係数 1.0 )
てきました。
仮庁舎
H16 仮設
○
×
また、平成 17 年の市町村合併に伴い、大幅な
市民体育館
S44 補強済 Is=0.64
○
×
組織機構の見直しや人事異動が行われ、その適正
配置のため、市民体育館や勤労青少年ホーム、鳳
西館
S53
耐震診断未実施
来総合支所庁舎などの既存施設への分散配置を余 勤労青少年ホーム S53 I s=0.90
○
○
儀なくされてきました。
鳳来総合支所
S45 補強済 Is=0.72
○
×
その結果、市民にとってわかりにくい配置とな
※重要度係数:建物の用途に応じて設計時に地震力を割り増す係数。
り、サービスの低下を引き起こしています。
新城市新庁舎基本計画
新城市新庁舎基本設計
③課題検証の整理
●継続利用
ライフサイクルコスト:高
・暫定建築の考え方
・構造的弱点
●撤去し新庁舎に併せて計画
ライフサイクルコスト:低
・長寿命建築設計の考え方
・免震構造の考え方
住民投票をうけて東庁舎を最
小限の改修により、継続利用
を決定
(2)新庁舎建設の必要性
現庁舎は多くの問題を抱えており、市の中枢機関としての役割
を果たすためには、補修や補強などの応急処置では根本的な解決
が困難な状況となっています。
これからの新城のまちづくりを見据え、時代に即した行政サー
ビスを提供するとともに、市民の安全・安心を守る庁舎としての
環境を整えるために、新庁舎の建設を早急に進める必要がありま
す。
新城市新庁舎基本設計
1 − 02
1-3 設計趣旨
1 _設計主旨
1-3 設計趣旨
(2)設計の基本方針
「新城市新庁舎基本構想」においては、基本構想市民会議の答申に基づき、
以下の「基本理念」「基本方針」を設定しました。
(1)基本理念と基本方針 新庁舎建設の指針である「新城市新庁舎基本計画」を踏まえ、
「基本理念」「基本方針」を具現化するために、以下の5つの「設計の基本方針」に基づき計画
を行います。
● 市民が集い、
市民自治の拠点となる庁舎
● 環境首都新城を先導し
アピールする、
先進的な環境共生庁舎
1 コンパクトな庁舎
+
2 市民と共に環境首都を目指
3 市民の安全安心を守る庁舎
4 わがまちを誇りに思う
新城人を育む庁舎
す姿勢が見える庁舎
東日本大震災以後のあり方
基本理念
ひ と
『市民 まち 未来』が見える 新城型庁舎
● 防災拠点としての
安全・安心を確保した
人にやさしい庁舎
5 市民共有資産としての庁舎
市民協働の場が見える
発信する
集まる
3.11 で得た教訓
環境意識を高める
コンパクト
な庁舎
市民協働
の場
発見する
免震構造
豊かな自然資
源の保護
自然エネル
ギー利用
活動する
活動する
環境学習
集まる
地球環境
保全
企 業 誘 致・
雇用創出
地域経済
活性化
地域資源の
発掘と利用
人材育成
発信する
市民・地域産業・議会・行政の協働
の場を充実させ、それらを身近に感
じることで、自発的な市民自治を促
進する庁舎
安全な避難経路
防災拠点機能
ソーラー発電による電力確保
山間地域における
持続可能な環境共生を実現
するまち・新城
市民・地域産業
市民スペース
市民を守る安全な
先進の防災庁舎
基本方針
市民が集い、市民自治の拠点となる庁舎
環境首都新城を先導しアピールする、先進的な環境共生庁舎
防災拠点としての安全・安心を確保した人にやさしい庁舎
地域経済活性化に貢献し、新城のまちと共に生きる、まちづくりの拠点庁舎
後世に負担をかけない、機能的で経済的合理性に優れたスリムな庁舎
● 後世に負担をかけない、
機能的で経済的合理性に
優れたスリムな庁舎
新城を元気にするまちづくり
の拠点 ー市民協働の場ー
環境配慮の見える化
●
●
●
●
●
● 地域経済活性化に貢献し、
新城のまちと共に生きる、
まちづくりの拠点庁舎
税金
歴史再発見軸
を取り込む
維持管理
・壊れ、汚れにくい
・点検・修繕し易い
豊かな森を生かした
地場産建材
の積極的活用
質の高いサービス
地域の活性化
地域内経済の発展
機能性
・わかりやすい
・執務効率の向上
質の高い市民サービスを
提供する新庁舎
長期的視線
コスト
・維持更新しやすい
・長寿命
・根拠に基づく適切
なコスト計画
新城市新庁舎基本設計
1 − 03
JR 新城駅
大善寺
文化ゾーン
田町川
大手門通
新城中央通り商店街
市道入船線
庁舎位置
N
新城城跡
豊川
桜淵公園
庁舎を起点とした場合の庁舎周辺のまちづくりのイメージ
2_ 計画概要 2-1 計画概要
(1) 現況写真(市民体育館解体前)
(2) 現況インフラ引き込み位置図
(市民体育館解体前)
(3) 案内図
(4) 敷地概要
(5) 建築概要
(6) 各階床面積 2
計 画 概 要
2 − 01
2 − 02
2 − 03
2 − 03
2 − 03
2 − 03
2 − 03
2-1 計画概要
2 _計画概要
2-1 計画概要
(1)
現況写真(市民体育館解体前)
6
3
2
1
4
12
14
13
12
東庁舎
仮庁舎
5
13
第2
庁舎
本庁舎
市民体育館
西館
11
5
10
9
8
7
4
6
3
勤労青少年ホ−ム
2
1
現況配置図
11
10
9
14
8
北
7
新城市新庁舎基本設計
2 − 01
2 _計画概要
2-1 計画概要
(2) 現況インフラ引き込み位置図(市民体育館解体前)
新城市新庁舎基本設計
2 − 02
2-1 計画概要
2 _計画概要
(3)
案内図
(4)敷地概要
工事場所
北
本長篠方面→
田線
JR飯
愛知県新城市字東入船 115 番地
都市計画地域の内外の別
都市計画区域内
道路幅員
北側:18.0 m(市道入船線)
西側: 4.4 ∼ 4.7 m(市道西入船東入船2号線)
東側: 5.9 m(市道東新町桜淵線)
用途地域
第 1 種中高層住宅専用地域
第 2 種住居地域
JR新城駅
←豊川・豊橋方面
大手門通り
第 1 種中高層住居専用地域
指定なし
防火地域
指定なし
敷地面積
3,809 ㎡※ 1
法定建ぺい率
60%
法定容積率
200%
日影規制
4時間/ 2.5 時間 測定面 4 m
(敷地北側)5時間/3時間 測定面 4 m
新城文化会館
※ 1:新庁舎建設敷地(敷地 1)
新城図書館
市道入船線
(5)建築概要
主要用途
計画地
敷地 2
市道東新町桜淵線
市道西入船東入船
号線
第 2 種住居地域
︵市道町並入船線︶
敷地 1
高度地区
2
新城小学校
新城城址
新城中学校
新城こども園
豊川
事務所(市庁舎)
防火対象物の種類
事業場(
(15)号)
工事種別
新築
構造
鉄骨造他
耐火建築物
耐火建築物
階数
地上 4 階建
最高軒高
19.5m
最高高さ
20.5m
建築面積
2,048.5 ㎡
延べ面積
7,318.5 ㎡
建ぺい率
53.78%
容積率
188.07%
地業 基礎
べた基礎・免震
案内図
②庇
315 ㎡
②庇
5㎡
②庇
43.5 ㎡
①
新庁舎
④車いす・
おもいやり駐車場
150 ㎡
(6)各階床面積 単位(㎡)
①新庁舎
6,800 ㎡
③来庁者用駐輪場
5 ㎡
R階
20
4階
1,750
3階
1,750
2階
1,750
1階
1,530
合計
6,800
②庇
363.5
③来庁者用駐輪場
5
④車いす・おもいやり駐車場
150
①∼④合計 ( 延床面積 )
7,318.5
新城市新庁舎基本設計
2 − 03
3_ 建築計画
3-1 施設配置計画
3-2 平面計画 (1) 平面ゾーニングの考え方
(2) 平面計画
(3) 執務室の考え方
(4) フリーアクセスフロアの考え方
(5) 窓口の考え方
(6) セキュリティー の考え方
(7) トイレ計画
(8) エレベーター計画
3-3 意匠計画
(1) 外装計画
(2) 内装計画
3-4 断面計画
(1) 断面計画の考え方
3
建 築 計 画
3 − 01
3 − 02
3 − 03
3 − 08
3 − 09
3 − 10
3 − 11
3 − 12
3 − 13
3 − 14
3 − 16
3 − 18
3-1 施設配置計画
3 _建築計画
3-1 施設配置計画
2. 駐車場配置
1. 建物配置
現庁舎を使用しながら新庁舎を建設するため、新庁舎は市民
体育館跡地に配置します。
敷地南側には空地を設け、敷地南側の住宅群と離隔距離を確
保することで、隣接する住宅への圧迫感を軽減します。
建物を敷地南側に寄せて配置し、1階を一部セットバックさ
せることで、新庁舎前面に駐車場・庇付きの車寄せ・大型車両
の転回(スイッチバック)スペースを確保し、大手門通り交差
点から敷地内への車両乗り入れが可能な計画とします。
また、4 階建ての新庁舎を敷地南側に寄せて配置することで、
北側住宅地への日影の影響も抑える計画とします。
3. 来庁者、職員外部動線計画
駐車場は、新庁舎敷地内に第 1 駐車場 21 台(車いす駐車
場 2 台、おもいやり駐車場 2 台、サービス車両駐車場 1 台を
含む)、現本庁舎の位置にメインの来庁者駐車場となる第 2 駐
車場 38 台(車いす駐車場 2 台を含む)
、東庁舎東側に第 3 駐
車場 11 台(車いす駐車場 2 台を含む)の計 3 か所とし、合
計で 70 台の駐車場を確保します。
大手門通り
大型車が誤進入した際の
展開スペースを確保
歩行者の安全性を重視した計画とします。各駐車場から新庁
舎の出入口まで、極力車両動線と交錯しない歩廊を計画します。
車いす駐車場は、庁舎に最も近い第 1 駐車場の西側に計画
し、庇下を通って庁舎内まで雨に濡れず安全に誘導できる計画
とします。
駐輪場は東側出入口近くのわかりやすい位置に計画します。
横断歩道
既存のまま
乗り入れを確保
新城文化会館
図書館
市道入船線
第 1 駐車場(21 台)
((仮称)しんしろ広場)
出入口
車寄せ
出入口
車いす駐車場
第 2 駐車場 (38 台 )
出入口
東庁舎
台
40
距離を確保
北
市道東新町桜淵線
市道西入船東入船 号線
新庁舎
2
11 台
駐輪場
おもいやり
駐車場
凡 例
車両動線
新城小学校へ
市民動線
新城こども園へ
新城市新庁舎基本設計
3 − 01
3-2 平面計画
3 _建築計画
3-2 平面計画
(1)平面ゾーニングの考え方
大手門通り
市道入船線
屋内外の一体利用可能なイベント空間
市民利用ゾーンを人通り・交通量の多い市道
入船線側の北側に計画することで、庁舎内で
の活動風景(市民協働や活動、イベント)を
庁舎外から伺い知ることができます。これに
より市民主体の「市民のための市庁舎」とし
ての顔を表現しています。
1階エントランスホールから見やすい
位置に階段・エレベーターを計画。
▼
来庁者動線
市民利用
ゾーン
見通しのよいカウンター
避難に有効な分散配置された階段
まとまった執務空間を確保することにより、
将来の自由なレイアウト変更へ対応
執務
ゾーン
カウンターからの距離を確保することで、
セキュリティゾーンを形成可能。
・ 書架ゾーン
・ 庁内ミーティング
・ 職員食事休憩スペース
コアゾーン
コアゾーン
上下階を結ぶ、階段・エレベーター・設備
シャフトゾーン
新城市新庁舎基本設計
3 − 02
3-2 平面計画
3 _建築計画
(2)平面計画
■上部建物が庇となり、雨に濡れずに庁舎内に
出入り可能な「車寄せ」
■わかりやすく、アクセスしやすい
「メインエントランス」
■プライバシーに配慮した「相談室」
■わかりやすい位置にある「総合案内」
■車いす・おもいやり駐車場や車寄せから
アクセスしやすい「出入口」
■イベント時には情報カフェとの内外一体利用も可能な
「(仮称)しんしろ広場」
■窓口から目が届きやすい
「キッズスペース」
■ヒト・モノ・コトが出会う場所「情報カフェ」
■東庁舎との行き来にも配慮した
「職員用通用口」
■時間外窓口機能も担う「宿日直室」
しんしろ広場
▽上部庇
▼出入口
■雨に濡れずに庁舎内に出入り可能な
「車いす・おもいやり駐車場」
車寄せ
風除室
1
待合
ホール1
▼出入口
宿日直室
情報カフェ
エントランス
ホール1
総合案内
風除室3
多目的
仮眠室 トイレ
記載台
前室
授乳室
D
相談2
廊下2
階段2 U
介護保険課
地域包括ケア推進室
エレベーター
ホール2
市民課
廊下1
EPS1
機械室2
■職員・物品搬出入用の
「階段」「エレベーター」
■フロアごとに設けた「ごみ置場」
階段1
男子便所
多目的
トイレ
PS
PS
SK
執務室1
(市民窓口)
EPS2
U
出入口
EV1
指定金融機関
会計課
ゴミ
置場 給湯室
ポンプ室
こども
未来課
風除室2
台
EV2
相談1
福祉課
エレベーター
ホール1
駐輪場
キッズ
スペース
相談3
SW
エントランス
ホール2
待合ホール2
▼▼
■「搬出入車両停車スペース」
40
女子便所
機械室1
■こども用トイレも備えた「多目的トイレ」
■乳児を連れた方も来庁しやすい「授乳室」
■将来の組織変更にも対応しやすい
「執務室」
■「来庁者用駐輪場」
■だれもが安心して利用できる
「トイレ」
北
0m
5m
10m
EV : エレベーター
EPS : 電気配管スペース
PS : 設備配管スペース
1 階平面図
新城市新庁舎基本設計
3 − 03
3-2 平面計画
3 _建築計画
■将来の組織変更にも対応しやすい「執務室」
■台帳等の閲覧が可能な「閲覧スペース」
■中間期に南西からの自然通風を確保する「換気窓」
庇1
庇5
庇4
執務室3
(市民窓口)
執務室2(事業系窓口)
商工・立地課
環境課
産業政策課
観光課
鳥獣害対策室
農業課
地域エネルギー推進課
相談4
税務課
閲覧
スペース
相談1
庇2
エレベーター EV1
ホール1
U
■職員・物品搬出入用の
「階段」「エレベーター」
廊下2
D
用地開発課
土木課
都市計画課
下水道課
廊下1
水道課
エレベーター
ホール2
執務室1
(事業系窓口)
EPS2
階段1
男子便所
多目的
トイレ PS
PS
SK
女子便所
ゴミ
置場 給湯室
倉庫
U
D
相談2
EV2
■フロアごとに設けた「ごみ置場」
相談3
階段2
EPS1
集密書庫
機械室1
機械室2
庇3
■プライバシーに配慮した「相談室」
■だれもが安心して利用できる「トイレ」
北
0m
5m
10m
EV : エレベーター
EPS : 電気配管スペース
PS : 設備配管スペース
2 階平面図
新城市新庁舎基本設計
3 − 04
3-2 平面計画
3 _建築計画
■「災害対策本部活動室」兼「会議室」
■「災害対策本部会議室」兼「政策会議室」
■「市長室」「副市長室」
■「市民相談コーナー」
庇5
市長室
秘書
副市長室
災害対策本部活動室 兼 会議室
災害対策本部
会議室 兼
政策会議室
■中間期に南西からの自然通風を確保する
「換気窓」
待合
給湯
倉庫
U
階段2
廊下2
EV2
■フロアごとに設けた「ごみ置場」
エレベーター
ホール2
ゴミ
置場 給湯室
可動式ローパーティション
相談2
相談1
行政課
D
防災安全課
市民相談コーナー
待合ホール
■職員・物品搬出入用の
「階段」「エレベーター」
執務室2
(総務企画係窓口)
財政課
契約検査課
秘書広報課
企画政策課
地域創生室
自治振興事務所
市民自治推進課
PBX電話
交換機室
廊下1
U
EV1
階段1
D
多目的
トイレ
執務室1
(総務企画系窓口)
倉庫
EPS2
エレベーター
ホール1
PS
男子便所
PS
SK
女子便所
作業室
EPS1
EPS2
機械室1
機械室2
庇3
■プライバシーに配慮した「相談室」
■将来の組織変更にも対応しやすい「執務室」
■だれもが安心して利用できる「トイレ」
北
0m
5m
10m
EV : エレベーター
EPS : 電気配管スペース
PS : 設備配管スペース
3 階平面図
新城市新庁舎基本設計
3 − 05
3-2 平面計画
3 _建築計画
会議室 1・2
会議室 3
教室型48名
教室型 42 名
■セキュリティレベルの高い
「サーバー室」
■時間外利用にも対応でき、市民協働に利用可能な
「会議室」
庇5
記者 会議室1
クラブ
会議室2
廊下3
廊下2
階段2
U
EV2
倉庫
教育
相談2
エレベーター
ホール1
スポーツ課
文化課
U
生涯学習課
廊下1
教育長室
教育総務課
EPS2
EV1
階段1
D
多目的
トイレ
学校教育課
集密倉庫
相談
■プライバシーに配慮した
「相談室」
教育機器
教材保管室
エレベーター
ホール2
倉庫
人事課
執務室1(教育委員会)
ゴミ
置場 給湯室
■フロアごとに設けた「ごみ置場」
サーバー室
廊下4
教育
相談1
職員休養室
(男)
職員休養室
(女)
D
■職員・物品搬出入用の
「階段」「エレベーター」
印刷室
執務室3
(総務企画系窓口)
情報システム課
■中間期に南西からの自然通風を確保する
「換気窓」
■時間外、休日利用時にも利用可能な
「多目的トイレ」
会議室3
執務室2
(総務企画系窓口)
PS
EPS1
男子便所
PS
SK
女子便所
■だれもが安心して利用できる
「トイレ」
機械室1
機械室2
庇3
■体調不良時に横になることができる
「休養室」
■教育委員会関連「執務室」
北
0m
5m
10m
EV : エレベーター
EPS : 電気配管スペース
PS : 設備配管スペース
4 階平面図
新城市新庁舎基本設計
3 − 06
3-2 平面計画
3 _建築計画
北
0m
5m
10m
EV : エレベーター
EPS : 電気配管スペース
PS : 設備配管スペース
Y1
Y2
Y3
: アスファルト防水
: 塗膜防水
: 瓦棒葺き(ガルバリウム銅板 t0.5 フッ素樹脂塗装)
H1
RD
: スチール t2.3 の燐酸塩処理 + フッ素樹脂クリア塗装
: ルーフドレイン
R 階平面図
新城市新庁舎基本設計
3 − 07
3-2 平面計画
3 _建築計画
(3)
執務室の考え方
1. 作業・打合せ・食事休憩スペースの考え方
2. 執務室スパンの考え方
①執務室は、窓口カウンター側を執務スペース(各職員の自席)とし、南側に
は書架をまとめて配置し、作業・打合せ・食事休憩に利用できる各課共用のテー
ブルを配置します。
①一般職の机を横幅 1200mm ※とし、カウンター側、中
央部、管理職側に通路を設ける計画とします。
※新規購入の場合。将来対応も含む
②南側の作業・打合せ・食事休憩スペースは、書架の追加や大型機器の配置、
作業スペースの拡張など、課の特性に合わせてフレキシブルに利用できます。
②机―机間、机ーキャビネット間は人が十分通行可能な寸法
を確保します。
書架スペース
作業 打合せ 食事休憩スペース
執務スペース
窓口スペース
7,800
450 1,000
③作業スペース、打合せスペースとしての利用
書架に隣接する執務室南側のスペースに各課共用のテーブルを設けることで、
大判の資料の閲覧や資料を広げての作業等を効率良く行えます。
ホワイトボードなどのミーティングツールを併せて設置することで、自然光
が入る窓際で打合せやアイデア出しを行うことができる少人数の打合せスペー
スとしても活用できます。
窓口カウンター
1,250 1,400
1,600
1,400
1,250
900
6,000
11,000
450
900
1,400
2,400
④食事休憩スペースとしての利用
自然光が入る窓際の共用テーブルは、職員の食事休憩スペースとしても機能
します。
執務室の奥行きの深さを生かし、落ち着いた空間を確保します。
ホワイトボード等の
ミーティングツールの設置
書架に隣接したテーブルは仕分け
作業や閲覧スペースとして機能
執務室の奥行の深さは、落ち着いて
作業 ・ 打合せ・食事・休憩ができる
南側のスペースを生み出す。
奥行きの深い執務室
450 900 700 1,100
自然採光を確保した
コミュニケーションスペース
執務室
将来の組織変更などにもフレキシ
ブルに対応可能な執務スペース
新城市新庁舎基本設計
3 − 08
3-2 平面計画
3 _建築計画
凡 例
(4)フリーアクセスフロアの考え方
(4)フリーアクセス
フロアの考え方
:フリーアクセスフロア範囲
( 床躯体 FL-100)
執務室は、床躯体を床仕上げより 100mm 下げてフリーアクセスフロアを敷設し、将来の
機能変更においても柔軟に対応できる計画とします。
:フリーアクセスフロア範囲
( 床躯体 FL-300)
サーバー室
執務室
2 階平面図
執務室
1 階平面図
4 階平面図
執務室
3 階平面図
新城市新庁舎基本設計
3 − 09
3-2 平面計画
3 _建築計画
(5)窓口の考え方
1.1 階市民エリアの考え方
2. カウンターの考え方
①市民利用の多い窓口は1・2階に集約します。
②車いす利用者や妊婦の方など、利用者ごとに使いやすいものを選
択できるよう、奥行きの違うカウンターを設けます。
③キッズスペースはこども未来課付近の多方向から目が届き利用し
やすい位置に設けます。
こども未来課に近い西側には、こども用のトイレや手洗い設備も備
えた多目的トイレ、授乳室を設けます。
①窓口カウンターは、証明書発行などの短時間の手続きはハイ
カウンター、相談などの長時間の手続きはローカウンターと
します。
カウンター奥行き
60 ∼ 80
( )cm
カウンター奥行き
( )cm
60
②車いす利用者や妊婦の方も利用しやすいよう、十分な蹴込み
寸法を確保したカウンターを一部に設け、利用者が使いやすい
カウンターを選択できるようにします。
間仕切り高さ
55 ∼ 60
( )cm
蹴込奥行き
( )cm
20
蹴込奥行き
45 ∼ 60
( )cm
カウンター高さ
90 ∼ 100
( )cm
カウンター高さ
70 ∼ 75
( )cm
荷物台高さ
60
( )cm
④メインの北側出入口から認識しやすい位置に総合案内を設けます。
行き先を確認しながら案内を受けられるよう、窓口 ・ 2階へ続く階
段、エレベーターやトイレは総合案内から認識しやすい位置に配置
します。
ハイカウンター(証明書発行などの短時間の手続き)
⑤喫煙所は庁舎の外の敷地内で設置を検討します。
ローカウンター(相談などの長時間の手続き)
⑥発券機の設置を検討します。
⑦耳の遠いお年寄りや外国人の方の対応ができるワンストップカウ
ンターの設置を検討します。
こども未来課から目の
届く位置にキッズス
ペースを配置
待合は複数個所に分散し、色分けなどで高齢
者や障がい者、妊婦の方などの優先席を設置
総合案内は、出入口や階
段、エレベーターに近く
わかりやすい位置に配置
車いす利用者やお年寄など
に配慮したローカウンター
型の記載台
市民利用の多い窓口を
1・2 階に集約
新城市新庁舎基本設計
3 − 10
3 _建築計画
(6)セキュリティーの考え方
凡 例
1. 時間外の市民利用
:市民動線
・時間外利用は①情報カフェ及び夕方・土曜の証明
書発行、②会議室利用、③夜間受付の3つを想定
し、セキュリティラインをを計画します。
・1階は、情報カフェ及び夕方・土曜の証明書発行
に対応できるよう、セキュリティラインを計画し
ます。
・4階は、市民による時間外の会議室利用ができ、
るようにセキュリティラインを計画します。会議
室利用時には西側多目的トイレを利用可能です。
・セキュリティラインは電気錠付管理扉により、物
理的に区画の形成を行います。避難経路上の電気
錠付管理扉は煙感知連動型とし、火災時はオープ
ンとなり、避難上支障のないように計画します。
・夜間の届出などの書類提出は 1 階西側の宿・日
直室における窓口で対応できる計画とします。
:進入防止標示
E
:記者動線
:電気錠(管理用)
E C :電気錠(IC カード認証)
E P :電気錠(パニックオープン)
:職員動線
:時間外利用可能エリア①(情報カフェ、夕方、土曜証明書発行)
①
:時間外利用可能エリア②(会議室)
②:各時間外のセキュリティライン
③
:時間外利用可能エリア③(夜間受付)
:情報システム管理ゾーン
2F
4F
②
E
E
E
CP
E
E
C
E
CP
2.サーバー室の入退室管理
CP
C
CP
①
①
・サーバー室の入退室管理は電気錠で行い、担当職
員のみが IC カードを使用して入退室できる計画
とします。
3.職員の時間外出入口
・職員の時間外出入口は、宿日直室に隣接する北西
E C )の設置により、
の出入口とします。電気錠( 時間外は IC カードにて出入り可能な計画としま
す。
①
1F
E
CP
3F
③ ②
E
C
E
E
CP
E
CP
時間外は
E
CP
CP
①
エレベーター停止
時間外は
エレベーター制御
(4階のみ停止)
新城市新庁舎基本設計
3 − 11
3-2 平面計画
3 _建築計画
(7)トイレ計画
1.利用人数の設定
2.オフィスの適正器具数算出条件
本計画における衛生器具個数の基本的な考え方は空気調和・衛生工学会「衛生器具の適正個数に関する調査研究報告書」
(昭和 58 年 12 月、委員会報告)の算定法に基づき、各階の想定利用人数に対する適正器具数を算出します。
適正器具数の算出条件
適正器具数
1 階トイレ
空気調和・衛生工学会「衛生器具の適正個数算定」より
2階トイレ
3 階トイレ
4 階トイレ
トイレ利用人数表(想定)
1
階
各課
市民利用
職員利用
1 階計
人数
30
76
76+30=106
男
職員 + 市民 54+11
計
65 人
4
階
各課
市民利用
職員利用
4 階計
2
階
女
22+9
41 人
各課
市民利用
職員利用
2 階計
人数
26
130
130+26=156
男
女
職員 + 市民 93+13 37+13
計
106 人
50 人
男
34+5
39 人
女
13+4
17 人
3階
男子
大便器 小便器 洗面器
3
3
3
3
3
3
3
3
2
2
2
2
女子
便器
洗面
4
3
3
3
3
3
3
2
男子
評価尺度
大便器 小便器 洗面器
基本設計
3
3
3
レベル 1
3
3
3
レベル 2
3
3
2
レベル 3
2
2
2
女子
便器
洗面
4
3
3
3
3
2
2
2
男子
大便器 小便器 洗面器
3
3
3
2
2
2
2
2
2
2
2
2
女子
便器
洗面
4
3
2
3
2
2
2
2
基本設計
レベル 1
レベル 2
レベル 3
基本設計
レベル 1
レベル 2
レベル 3
評価尺度
4階
タイプ = オフィス
女
23+8
31 人
4.トイレプラン
女子
便器
洗面
4
3
4
3
3
2
2
2
評価尺度
タイプ = オフィス
男
57+8
65 人
レベル1・・・ 約 80%の人が許容し得る最大待ち時間(良好なサービスレベル)
レベル2・・・ 約 50 ∼ 60%の人が許容できる最大待ち時間(標準的なサービスレベル)
レベル3・・・ 約 40%の人が許容し得る最大待ち時間(最低限のサービスレベル)
男子
大便器 小便器 洗面器
3
3
3
3
3
3
3
3
2
2
2
2
評価尺度
2階
16
80
80+16=96
※職員数× 0.2(男女比 1:1)を市民窓口利用と想定。
平日の情報カフェ利用市民を 15 名(男女比 1:3)と想定。
職員数は男女比 2.5:1 とします。
大便器、小便器、洗面器ともにレベル 1 を満たしています。
タイプ = オフィス
職員 + 市民
計
人数
9
47
47+9=56
3.器具数の算出結果
タイプ = オフィス
階
各課
市民利用
職員利用
3 階計
人数
職員 + 市民
計
1階
3
基本設計
レベル 1
レベル 2
レベル 3
各階トイレ
1 階 多目的トイレ 2
PS
ベビー
シート
男子トイレ
多目的
トイレ
オストメイト
オストメイト
4 階 多目的トイレ
オストメイト
男子
トイレ
女子
トイレ
PS
こども用
小便器
ベビー
シート
女子トイレ
新城市新庁舎基本設計
3 − 12
3-2 平面計画
3 _建築計画
(8)エレベーター計画
2. エレベーター位置図
昇降設備は来庁者用、業務用を各1台、計 2 台設定します。
各々1∼ 4 階に着床し、主に車いす、ベビーカー利用者や足腰の不自由な方などへのバリアフリー対策として設置
します。
来庁者用エレベーターは、来庁者の利便性や安全性、わかりやすさを考慮し、メインエントランスや総合案内から
近く、執務室内の職員からも目の届く位置に設置します。
業務用エレベーターは、物品搬出入を考慮し、搬出入車両停車スペースに近い北西出入口に隣接する位置に配置し、
ストレッチャーにも対応可能な寸法とします。
来庁者用
エレベーター
1. エレベーター交通計算
①交通計算上の仮定
エレベーター交通計算における前提条件
・業務用エレベーター ・・・
収容人数に対する利用率を100%と仮定。
階床
5分間集中率を20%と仮定。
(一社専有の事
名
務所ビルを想定)
・来庁者用エレベーター ・・・ 1日の来庁者の分布を午前・午後で各々5割
4
と仮定。
午前・午後各々の来庁者の5分間集中率を
3
10%と仮定。(来庁者数x0.5x0.1)
2階は階段利用とします。
階高
(㎜)
業務用
来庁者用
エレベーター エレベーター
4,250
47 人
91 人
3,800
80 人
165 人
2
3,800
130 人
137 人
1
4,800
―
―
・かご内の乗車率は最大を80%とし利用人口に併せて計算。
業務用エレベーター
1 階平面図
3. エレベーター仕様
業務用エレベーター
来庁者用エレベーター
P 波地震感知器
S 波地震感知器
②交通計算結果
業務用エレベーター
来庁者用エレベーター
エレベーター仕様
人荷用 20 人乗
エレベーター仕様
人荷用 15 人乗
台数
1台
台数
1台
積載
1,350 kg
積載
1,000 kg
定格速度
60m/min.
定格速度
60m/min.
出入口巾
1,000mm
出入口巾
900mm
平均運転間隔
93.8 秒
平均運転間隔
70.0 秒
5 分間輸送能力
20.0%
5 分間輸送能力
10.0%
評価
○
評価
○
※評価の目安
・5分間輸送能力:上記仮定値
・平均運転間隔 : 60秒∼90秒程度が望ましい
エレベーター仕様要項
エレベーター仕様要項
用途
乗用
用途
乗用
積載質量
1350kg(定員 20名)
積載質量
1000kg (定員 15 名)
速度
60m/min
速度
60m/min
停止箇所
1 − 4 階(4 箇所)
停止箇所
1 − 4 階(4 箇所)
W1600mm x D1500mm
かごサイズ
W1400mm x D2150mm
かごサイズ
出入口サイズ
W 1000mm x H2100mm
出入口サイズ
W 900mm x H2100mm
オーバーヘッド
3450mm 以上
オーバーヘッド
スタンダード 3000mm 以上
天井タイプ
SL−B10∼B60(H2300mm)
ピット深さ
1250mm
ピット深さ
1250mm
レールサイズ
かご:T140-1/B おもり:T140-1/B
耐震クラス
A09
耐震クラス
A09 地域係数1.
0
おもり非常止め
なし(ピット下利用なし)
昇降行程
20m以下
DX 3200mm 以上
新城市新庁舎基本設計
3 − 13
3-3 意匠計画
3 _建築計画
3-3 意匠計画
(1)外装計画
外観デザインの考え方
基本理念を踏まえ、5つの基本方針を実現する、外観デザインとします。
A
市民が集い、市民自治の拠点となる庁舎
「誰にでも開かれた庁舎」
上部構造体の構造強度を確保するアウトフレーム
構造は、西日をカットする日よけとしても機能
1m の庇が、窓ガラスと外壁汚れを防止
C
防災拠点としての安全・安心を確保し
た人にやさしい庁舎
東西軸建物配置
明るく開放的な設えにより、市民が気
軽に立ち寄りやすい「誰にでも開かれた
庁舎」を実現
北側の自然採光を取り
込む開口部
災害対策諸室
吸気
情報カフェや(仮)しんしろ広場を、市
民がアクセスしやすく、活動が見える設
えとする
免震構造の採用により、災害時にも事
業を継続する防災拠点庁舎を実現
北側安定採光、自然換気ができる設え
により、災害時にローエネルギーで運
用できる災害対策諸室を実現
災害時に市域を見渡せる災害対策諸室
を実現
情報カフェ
B
環境共生庁舎
2階以上をオーバーハングした構造計
画とすることで実現した1階車寄せ
D
建物の熱負荷を抑える東西棟配置
地域経済活性化に貢献し、新城のまち
と共に生きる、まちづくりの拠点庁舎
間接光を室内に取り入れながら、直射日
光を遮るライトシェルフより庁舎への熱
負荷を低減
北側の安定した自然採光をふんだんに取
り入れる開口部により、照明のランニン
グコストを低減
日射量の多い東西外壁面積の少ない東西
軸建物配置とすることで、庁舎への熱負
荷を低減
新城産の木材によるルーバー
1 階開口部は「新城産木材」を利用し、
断熱性能を高めつつ、温かみのあるおも
てなし空間を演出
新城産の木材を外装材、内装材や家具
など、様々な手法で利用
新城の産業情報や観光情報など様々な
情報に触れることができる情報カフェ
を気軽に立ち寄れる場所に計画
執務室への直射光をカットし、間接光を
室内に誘導する反射板機能をもつライト
シェルフにより、建物への熱負荷を軽減
ソーラーパネル
直射光を遮り、間接光を取
り入れるライトシェルフ
汚れにくい外装材
新城市の夏季・中間期に多い風向きに合
わせた開口部を設け、自然通風により空
調負荷を軽減
汚れにくい外装材
E
後世に負担をかけない、機能的で経済
合理性に優れたスリムな庁舎
汚れにくい外装材の選定等メンテナン
スコストを抑えた計画
外壁より持ち出したライトシェルフに
より、窓ガラスと外壁の汚れも防止
建物の東西軸配置、庁舎への熱負荷を
低減し、ランニングコストを抑えた外
装計画
ライフサイクルコストを踏まえた耐久
性の高い外装材を選定
免震構造
新城市新庁舎基本設計
3 − 14
3 _建築計画
C
D
B
A
北西
1m の庇により、窓ガラスと外壁汚れ防止を図っている。
1階車寄せの計画を実現するため、2階以上をオーバーハングした構造計画となって
いる。上部構造体の構造強度を確保するアウトフレーム構造は、西日をカットする
日よけとしても機能させている。
B 北東立面図
北
25°
ウェルカムゲート
1 階開口部は、断熱性能を高めた、木「新城の木材」と
アルミの複合カーテンウォールとし、温かみと親しみある
おもてなしの演出として計画します。
A 西北立面図
北西
執務室への直射光のカットと、光を誘導する反射板機能を付加させた
ライトシェルフを設置する事で、建物への熱付加を抑えている。
外壁より持ち出したライトシェルフは、窓ガラスと外壁の汚れ防止に寄与し、
メンテナンスに配慮した計画。
D 南西立面図
C 南東立面図
新城市新庁舎基本設計
3 − 15
3 _建築計画
(2)内装計画
(2)
内装計画
1. 内装計画の考え方
メンテナンスに配慮した費用対効果の高い素材
選定とディテールとします。
− 100
− 10
− 100
− 10
− 10
− 10
− 10
− 100
− 10
2. 床仕上げ計画の考え方
− 300
− 100
− 10
− 10
− 10
①執務室、廊下一般部
汚れに対する更新しやすさ・吸音性・コストに
配慮し、執務室・廊下の床仕上げは、タイルカーペッ
トとします。
− 10
− 10
− 10
− 10
− 100
− 10
− 50
− 10
②1階共用部、トイレ、倉庫 等
人々の往来の多い1階共用部や、特に床の汚れ
が懸念される、トイレ、倉庫の床仕上げは、日常
の水拭き清掃しやすいビニル系床材とします。
− 10
− 100
±0
±0
±0
− 10
±0
− 100
2F 平面図
3. フリーアクセスフロアの考え方
4F 平面図
1∼3階の大空間の執務室は、床躯体を床仕上げ
材より100mm 下げてフリーアクセスフロアを
敷設し、将来の機能変更においても柔軟に対応で
きる計画とします。
凡例
− 100
− 10
タイルカーペット
長尺塩ビシート
塩ビタイル
− 10
− 10
− 100
− 100
− 10
− 10
− 10
− 10
− 100
− 10
− 10
− 10
万協フロアゴム付き支持脚
+ パーティクルボード下地
+ 防ダニ加工スタイロ琉球畳
− 10
防塵塗装
− 10
±0
帯電防止用塩ビタイル
磁器質汚垂石
− 100
− 100
− 10
±0
− 10
±0
±0
ステンレス製泥落としノンスリップブラシ
±0
磁器質タイル
フリーアクセスフロア範囲
(床躯体 FL-100)
−○○
FL からの躯体高さを示す
1F 平面図
3F 平面図
新城市新庁舎基本設計
3 − 16
3 _建築計画
(2)内装計画
(2)
内装計画
4. 天井仕上げの考え方
①1−3階執務室、1階共用部
吸音性が必要とされる執務室や会議室、1階共
用部などは、吸音性能のある有孔石膏ボードや、
岩綿吸音板仕上げとします。
②トイレ、倉庫、更衣室、バックヤード
特に吸音性能が必要とされていない空間は、安
価な石膏ボードや化粧石膏ボード仕上げとします。
2F 天井伏図
4F 天井伏図
凡例
有孔石膏ボード +EP
石膏ボード + ロックウール化粧吸音板
化粧石膏ボード
グラスウール 32kg/ ㎡ガラスクロスイン
サルピン留
素地
石膏ボード +EP
ケイカル t8.0 + vp
アルミパネル t2.0 アクリル樹脂塗装
木ルーバー 45 × 90 @ 100 OS
1F 天井伏図
3F 天井伏図
新城市新庁舎基本設計
3 − 17
3 _建築計画
3-4 断面計画
(1)断面計画の考え方
北側敷地への日影の影響を抑える 4 層南寄せ配置
階高の設定
2 ∼ 4 階 天高:一般的な執務室天井高である 2,800mm を採用
1 階 天高 : 多くの市民が利用する 1 階天高は 3,500mm とし、
天吊サインが見通しやすい計画とする
敷地境界
敷地境界
新庁舎は 4 階建てとし、市道入船線側に駐車場を設け、
新庁舎を極力敷地南側に寄せて配置します。これにより、
北側住宅地への日影の影響を抑え、圧迫感を軽減します。
隣地斜線
日射カット
無停電電源装置室
ライトシェルフ
更衣室
会議室
執務室 1
給湯室
副市長室
集密書庫
執務室 1
執務室 2
執務室 1
待合
免震ピット
免震ピット
北側住宅
ピット
新城市新庁舎基本設計
3 − 18
4_ 構造計画 4-1 建物計画
4-2 耐震性能目標
4-3 免震構造の採用
4-4 設計用荷重・使用材料
(1) 設計用荷重
(2) 使用材料
4-5 免震装置の設計について
4-6 上部構造計画
4-7 基礎構造計画 4
構
造
計
画
4 − 01
4 − 01
4 − 02
4 − 02
4 − 03
4 − 04
4 − 06
4 − 07
4-1 建物計画 4-2 耐震性能目標
4 _計画概要
4-1
建物計画
耐震安全性の分類
本建物は地上4階、高さ 19.5mの市庁舎になります。1∼4階に執務室の他、会議室、市長室・副市長室
耐震安全性の分類
活動内容
対象施設
∼4階の架構が片持ち形状ではね出すプラン計画になっています。断面計画は1階が階高 4.8m、2,3階
建築設備
分類
建築非構造部材
平面計画はX方向 56.7m、Y方向 28.5mの長方形の平面形状となっており、1階車寄せ部分に対して2
構造体
などを有しています。
が 3.8m、4階が 4.25m となっています。
大地震発生後においても防災拠点施設としての機能維持を図る。
②
南海トラフ巨大地震、内陸の活断層による大地震といった地域の特性を考慮した地震波の選定を行
災害応急対策活動に必要な施設
①
い、設計に反映する。
③
将来の行政需要の変化に対応し、乾式工法による間仕切りを用い、容易に改修可能なフレキシビリ
ティの高い計画とする。
④
主要構造に用いる材料は耐久性能を確保できる仕様にて計画する。
指定行政機関が入居する施設
二次災害に対する警報の発令
指定地方行政機関のうち地方ブロック機
災害復旧対策の立案、実施
防犯等の治安維持活動
関が入居する施設
指定地方行政機関の内東京圏、名古屋圏、
被災者への情報伝達
大阪圏及び大震法の強化地域にあたる機関
保健衛生及び防疫活動
が入居する施設
救援物資の備蓄、緊急輸送活動
等
指定地方行政機関のうち上記以外のもの
及びこれに準ずる機能を有する機関が入居
する施設
救護施設
上部構造については、本計画では用途、スパン構成、工期、コストなどの観点から、鉄骨造を採用します。
災害応急対策の指揮、
情報伝達等のための施設
構造計画は以下を方針とします。
災害時の情報の収集、指令
下部構造については、計画地の地盤調査結果から、べた基礎として計画します。
被災者の救難、救助及び保護
救急医療活動
消火活動等
病院及び消防関係施設のうち災害時に拠
点として機能すべき施設
病院及び消防関係施設のうち上記以外の
施設
4-2
耐震性能目標
本建物は市庁舎であり、大地震に対して構造体が安全であるばかりでなく、震災後も庁舎としての機能を
監修)により、構造体の性能はⅠ類相当とします。これにより、大地震後、構造体の大きな補修をすること
なく建築物を使用できることを目標とし、人命の安全確保に加えて機能確保を図ります。
人命及び物品の安全性確保が
本建物の耐震性能は、「官庁施設の総合耐震計画基準及び同解説」(平成8年版:建設大臣官房官庁営繕部
けられた施設
特に必要な施設
保持し、災害応急対策の指揮や情報伝達のための施設としての機能も果たすことが求められます。
避難所として位置づ
被災者の受け入れ
学校、研修施設等のうち、地域防災計画
において避難所として位置づけられた施設
放射性物質若しくは病原菌類を貯蔵又は
使用する施設及びこれらに関する試験研究
施設
I
A
甲
類
類
類
Ⅱ
A
甲
類
類
類
I
A
甲
類
類
類
Ⅱ
A
甲
類
類
類
Ⅱ
A
乙
類
類
類
I
A
甲
類
類
類
Ⅱ
A
甲
類
類
類
Ⅱ
B
乙
類
類
類
Ⅲ
B
乙
類
類
類
危険物を貯蔵又は使用する施設
石油類、高圧ガス、毒物、劇薬、火薬類
等を貯蔵又は使用する施設及びこれらに関
する試験研究施設
多数の者が利用する施設
その他
文化施設、学校施設、社会教育施設、社
会福祉施設
一般官庁施設
建築非構造部材、建築設備については、地震入力を低減できる免震構造の特性を考慮し、実施設計時に応
答値(層間変形角や加速度)を確認した上で、A類及び甲類の性能を保持できる設計を行います。
新城市新庁舎基本設計
4 − 01
4-3 免震構造の採用 4-4 設計用荷重・使用材料
4 _計画概要
4-3
4-4
免震構造の採用
設計用荷重・使用材料
現行の耐震設計法は、比較的頻繁に起きる中小地震時(レベル1)には建物にほとんど被害を生じさせないこ
と、極めてまれに起きる大地震時(レベル2)には、各構造部材に部分的な損傷は生じるが、人命に影響のない
4-4(1) 設計用荷重
範囲に留めることが、基本的な設計方針です。
1)固
固定荷重
よって耐震構造による設計に採用しても、重要度係数として通常の設計地震力の 1.5 倍程度を想定した設計を
固定荷重は、躯体・仕上重量及び建物に固定されるものの重量を対象とし、実況に基づき算定します。
行えば、大地震後「構造体」の大きな補修をすることなく、建築物を使用することが可能になります。
しかしながら、このような耐震設計法の延長では、大地震時に建物に強い揺れ(加速度)が発生することは避
けられないため、家具や什器などの転倒、間仕切りや建具などの破損、設備機器などの損傷が生じる可能性が大
きく、地震後の機能保持は困難となります。
「構造体」及び「人の安全」は確保できますが、震災後に市庁舎とし
2)積載荷重
下表に主な諸室の積載荷重を示します。建築基準法及び建築構造設計基準及び同解説(建設大臣官房官庁
営繕部監修)などを参考に以下の値を採用します。
単位:N/㎡
ての機能が果たせなくなることが予想されます。
このような状況を避け、大地震後防災拠点としての機能を十分に発揮する方法として本建物では免震構造を採
部位
床版
小梁
柱・大梁
地震
エントランス・1階待合・情報カフェ
3500
3500
3200
2100
執務室・廊下
2900
2900
1800
800
トイレ・休養室・給湯
1800
1800
1300
600
倉庫・サーバー室※
7800
7800
6900
4900
11800
11800
10300
7400
4900
4900
2400
1300
用します。
免震構造の建物は、地震時に免震層が大きく変形し地震エネルギーを吸収することによって、上部建物全体の
揺れを軽減し、ゆっくりとした揺れになるため、家具や什器の転倒、落下などが生じにくくなります。
集密書庫
構造形式の特徴
機械室
採用:免震構造
屋上機械置場※
7800
7800
6900
4900
・構造骨組に部分的な損傷を生じる。
・構造骨組は軽微な損傷、若しくは無被害。
屋上(非歩行)
980
980
600
400
・建物全体が激しく揺れる。
・免震層が大きな変形を吸収することによ
耐震構造
大地震時 ・家具、収容物等の転倒、落下の可能性が大
の被害
※
きい。→建物利用者の怪我なども懸念
※実況にしたがって算出
り、上部建物全体の揺れが軽減され、ゆっ
くりとした揺れになる。
・家具、収容物の転倒、落下は生じにくい
3)地震荷重
設計用地震荷重は、
「建築基準法施行令第 81 条」により算出します。
Ci:地震層せん断力係数(時刻歴応答解析による)
適用
一般建築物
災害応急活動に必要な施設
Co:標準せん断力係数 (時刻歴応答解析による)
Z
:地域係数(=1.0)
また基礎に作用する地震力は下記とします。
Qb=Q1+K・Wb
Qb:基礎設計用せん断力(kN)
Q1:最下階の層せん断力(kN)
K
:基礎部分の水平震度(≒0.35) …
実施設計時に入力地震動の結果から設定
Wb:基礎部分の重量(kN)
新城市新庁舎基本設計
4 − 02
4-4 設計用荷重・使用材料
4 _計画概要
4)積雪荷重
設計用積雪荷重は、
「愛知県建築基準法施行細則第 10 条」により下記とします。
建物の最大積雪深
30 cm
(新城市)
積雪の単位重量
20 N/m2/cm
5)風荷重
設計用風荷重は、「建築基準法施行令第 87 条」により算出します。
地表面粗度区分:Ⅲ (一般的な街区)
速度圧
q=0.6EVo2(N/m2)
風荷重
P=Cf・q・A(kN)
風力係数
Cf=Cpe−Cpi
E
:市街地の状況及び高さによる係数
Vo :各地域の地上 10m の平均風速(m/s) (=30m/s)
Cpe:外圧係数
Cpi:内圧係数
A
:見付け面積(m2)
4-4(2) 使用材料
材料
種別
使用場所
コンクリート
Fc=24N/mm2
鉄骨造部分床スラブ
Fc=30N/mm2
地下躯体
SD295A
スラブ筋、壁筋、せん断補強筋
D16 以下
SD345
柱梁主筋・基礎
D19 以上
SD390
柱梁主筋・基礎
D29 以上
SN400B、SN490B
柱梁
BCR295、BCP325
柱
SN490C
ダイヤフラム
SS400、STKR400
小梁他二次部材
一般接合部
高力ボルト接合
大梁端部接合部
フランジ :現場溶接接合
鉄筋
鉄骨
鉄骨接合部
ウェブ
備考
S10T、F10T、F8T
:高力ボルト接合
新城市新庁舎基本設計
4 − 03
4-5 免震装置の設計について
4 _計画概要
4-5
免震装置の設計について
3)高い減衰性能の確保
原則的に建物への地震入力エネルギーは、その全てを免震装置で吸収できるように種々のダンパーを組み合わ
せ最適なものとします。以下に主な免震装置を示します。実施設計時にこれらの装置を組み合わせ、最適な免震
1)免震層の変形能力の確保
免震層の変形能力を確保するために、設計上許容する水平変形量はレベル2(想定される大地震:ex.東海・
装置の選定を行います(機能を保持した上で免震装置の見直しを実施し、コスト低減を図る)
。
東南海・南海連動型地震)相当地震時に免震装置の性能保証変形以内であることを目標とします(想定では
60cm 程度を考慮)。
積層ゴムの支持荷重と適切な面圧、装置の大きさ、適切なゴム層総厚さなど、免震装置全体のバランスを
考慮した設計を行い、免震層のクリアランスは必要かつ充分な大きさを確保します。
積層ゴム
転がり支承
すべり支承
2)設計クライテリア
下記のような耐震性能目標を設定し、それぞれのレベルに対する地震動波形を設定し、動的な地震応答解
析を行い、その安全性を確認します。
レベル1
レベル2
震度4∼5
震度6∼
耐用年限中に数度遭遇する可能性のある地震
耐用年限中に1度遭遇するかしないかの地震
上部構造
短期許容応力度以内
短期許容応力度以内
免震層
安定変形以内 1)
性能保証変形以内 2)
基礎構造
短期許容応力度以内
短期許容応力度以内
地震の震度
オイルダンパー
鋼棒ダンパー(積層ゴム一体型)
4)免震装置の維持管理
免震建物については、建物竣工時のみならず、将来にわたって免震機能を発揮し、建物の安全を保持するため
の維持管理が必要になります。建物竣工までに点検に関する点検実施者と維持管理体制を定め、それに基づき維
持管理を行うことになります。
地震後の状態
躯体、仕上材とも補修すること無く再使用可能 3)
躯体、仕上材とも補修すること無く再使用可能 3)
点検は目的に合わせて以下のように分類し、必要な時期に実施します。
1)安定変形とは、積層ゴム層厚の 200%程度で、採用積層ゴム決定後、詳細検討要。
2)性能保証変形とは、積層ゴム層厚の 250∼300%程度で、採用積層ゴム決定後、詳細検討要。
1)竣 工 時 検 査:竣工時検査は、今後の点検に必要な初期値を計測する検査で、建物の竣工時に施工者及び工事
監理者の立ち会いのもとに実施し、記録を保管します。
2)定 期 点 検:定期的に異常の有無を検出する目的で実施します。点検内容については年次により下記 2 種類
変形
に分類されます。
①建物竣工後 5 年、10 年、以後 10 年ごとの点検(計測を含めた点検を実施)
積層ゴム層厚
②上記以外の毎年の点検(目視中心、免震装置周りの見回りを実施)
3)応 急 点 検:災害に迅速に対応する目的で、当該敷地において概ね震度5弱以上の地震や基準風速で 30m
3)震度5弱以上の地震を受けた後には、建物に異常が無いかの点検が必要。
を超える強風の発生、水害及び火災の影響が免震層に及んだ場合は被災直後に目視を中心とした
見回りを実施します。
4)詳 細 点 検:定期点検あるいは応急点検で免震装置の異常が認められた場合に、原因の把握と対応を検討す
るために、設計者の指示に従い計測を含めた詳細点検を実施します。
新城市新庁舎基本設計
4 − 04
4-5 免震装置の設計について
4 _計画概要
②内陸の活断層による地震
5)設計地震波
計画地の地震環境を考慮した模擬地震波(サイト波)
、告示波を作成し、既往観測波と合わせて時刻歴応答
計画地において最も大きな規模の地震動を発生する可能性の高い活断層の影響も考慮し、設計を行いま
す。計画地(愛知県)周辺の活断層の分布図を下図に示します(赤く記載のある部分が主要断層帯)
。
解析を行い、建物の耐震安全性の検討を行います。
①南海トラフ巨大地震
南海トラフ巨大地震による震度分布・津波高さについて、内閣府から平成 24 年 3 月以降徐々にその推
計結果が発表されており、現在も検討が続いています。
現在までに発表されている情報は、科学的見地から理論上最大となる震度分布や津波高さなど地震被害
に関する推計結果であり、現段階で建築設計に対する規準などは発表されていません。設計用の地震波な
ど詳細な内容に関して、その発表時期は不確定ではありますが、今後徐々に発表されていくと思われます。
本建物の設計では、この南海トラフ巨大地震に対する模擬地震波を最新の知見を用いて作成し、設計を
行います。
活断層分布図(独立行政法人防災科学技術研究所)
強震断層域
実施設計時にはこれら模擬地震波(サイト波)
、告示波、既往観測波の比較を実施し、設計上建物に影響
を及ぼす地震波を選択し設計を行います。
南海トラフ巨大震源モデル(陸側ケース)(内閣府)
新城市新庁舎基本設計
4 − 05
4-6 上部構造計画
4 _計画概要
4-6
上部構造計画
上部構造については、当初計画で検討されていた鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造と鉄骨造の比較検討
を行い、工期、コストの面などで優れている鉄骨造を採用します。
下記表における内容について比較した結果、コンクリート単価が高い新城市では鉄骨造の方がコスト面で
有利であり、また工期も2∼3ヶ月程度短縮が可能であると想定されます。振動など居住性の面では一般的
にSRC造の方が優れていますが、本計画のスパン構成、建物用途(事務所)であれば、鉄骨造でも問題な
く対応可能であると言えます。
よって、上部構造は下記のように計画します。
構造種別:鉄骨造
構造形式:ラーメン構造
基準階伏図
構造種別による比較表(上部構造)
構造種別
平面計画
(柱サイズ)
鉄骨造
○
架構計画
○
(耐震要素)
ラーメン構造を採用
居住性
○
(床の振動)
スパン、用途から問題ない
工期
(上部構造)
コスト
(上部構造躯体費)
総合評価
鉄骨鉄筋コンクリート造
(SRC造)
△
△
○
○
△
1.00
1.05
‫ۑ‬
△
X方向軸組図
免震層より上部の構造は、十分な免震効果を発揮させる計画とし、ラーメン構造を採用します。執務空
間は、将来の更新を含めてフレキシビリティが求められる空間であるため、構造体による間仕切りの無い
計画とします。
Y方向軸組図
新城市新庁舎基本設計
4 − 06
4-7 基礎構造計画
4 _計画概要
4-7
基礎構造計画
3)基礎構造
基礎は設計 GL-5.0m付近の砂礫層を支持層とする直接基礎(べた基礎)として計画します。
1)計画地の地盤構成
ボーリング調査の結果、計画地では現状地盤面(GL)より GL-2.0 までN値 4 の砂・粘土・腐植土層、
今回のボーリング調査結果から、地盤改良、杭基礎などといった地業の必要はなく、べた基礎下端レベ
ルで十分な地耐力が確保できます。
GL-2.0m∼GL-3.3m までN値 2∼17 のシルト質粘土層、GL-3.3m∼GL-11.6m までN値 10∼60 の
基礎断面は、マットスラブ形式をメインとし、設備計画において水槽が必要な範囲については二重スラ
砂礫・玉石混り砂礫層、GL-11.6m 以深からN値 30∼60 の礫混り砂・砂礫・玉石混り砂礫層となって
ブ形式を採用します。コスト面において両形式はほぼ同等と言え、マットスラブ形式の方がコンクリート
います。
ボリュームは大きくなるものの型枠工事の不要な分、施工的にメリットが大きいと言えます。
▽免震層床レベル
2)地下水位・液状化の可能性
本計画地での地質性状は上部より砂層、GL-2.0m∼GL-3.3 までシルト質粘土層となっています。今回
のボーリング調査では現場透水試験の結果より、地下水位はシルト層下での GL-9.4m∼10.34m を示し
ています。本計画では掘削底に GL-5.0m 程度を想定しているため、山留計画では止水性のある工法を選
定する必要はなく、親杭横矢板工法等の工法で計画します。
ボーリング調査報告書の記述から読み取れるように GL-3.3m 以深の層が洪積層であり、地下水位が
GL-10m 程度と深く、比較的N値の高い砂礫・玉石混り砂礫層下部に分布することから、本計画地におけ
る液状化の可能性は低いと考えられます。
マットスラブ形式
二重スラブ形式
次頁にボーリング柱状図を示します。
新城市新庁舎基本設計
4 − 07
4-7 基礎構造計画
4 _計画概要
ボーリング No.1 (H24)
ボーリング No.2 (H24)
▽免震層 FL
▽免震層 FL
▽基礎底
▽基礎底
新城市新庁舎基本設計
4 − 08
4-7 基礎構造計画
4 _計画概要
地質想定断面図
新城市新庁舎基本設計
4 − 09
5_ 電気設備計画 5-1 基本方針 (1) 電気設備計画の考え方
5-2 電気設備計画
(1) 電灯設備
(2) 電力設備
(3) 電保護設備
(4) 接地設備
(5) 受変電設備
(6) 発電設備
(7) 構内配電線路
(8) 中央監視設備
5
電 気 設 備 計 画
5-3 通信設備計画
(1) 情報通信網設備
(2) 交換設備
(3) 拡声設備
(4) 映像・音響設備
(5) テレビ共同受信設備
(6) 情報表示設備
(7) 時計設備
(8) 呼出設備
(9) 入退出管理設備
(10) 監視カメラ設備
(11) 火災報知設備
(12) 構内通信線路 5 − 01
5 − 02
5 − 04
5 − 05
5 − 05
5 − 05
5 − 08
5 − 09
5 − 09
5 − 10
5 − 10
5 − 11
5 − 11
5 − 12
5 − 12
5 − 13
5 − 13
5 − 14
5 − 14
5 − 15
5 − 15
5-1 基本方針
5 _電気設備計画
5_1.基 本 方 針
(1)電気設備計画の考え方
4.環境への配慮
災害時に機能低下を最小限に抑え、活動拠点として機能維持し続ける「災害に強い庁舎」、低環境材
周辺環境への配慮
−
機器の騒音・振動対策
省エネルギーによる
−
高効率及びINV機器の採用
料や省資源・省エネルギーに配慮した「環境にやさしい庁舎」を目指し、下記項目を電気設備の基本方
針とします。
また、本計画ではマイクログリッドシステムを導入します。新庁舎に再生可能エネルギーとして太陽
CO2削減
光発電設備を設置します。今回のマイクログリッド導入にあたり、これらを制御するスマートメーター
に代わり太陽光発電設備に連係されるパワ コンディショナ によって商用電力を監視し太陽光発電か
に代わり太陽光発電設備に連係されるパワーコンディショナーによって商用電力を監視し太陽光発電か
らの供給出力を自動制御します。このシステム導入により、新庁舎の年間CO2削減ならびに電力ピー
クカット、災害時の重要負荷へのバックアップ機能に貢献します。
5.保守管理及び長寿命・更新性
保守管理の容易性
−
メンテナンス動線の確保
管球の統一化、LEDの採用
1.災害対策
予防・保全
電力の確保
−
状態変化・警報履歴・設定操作の履歴管理
−
機器更新に伴う作業・搬入スペース確保
自然エネルギー発電(太陽光発電)
更新性
情報・通信の確保
−
−
十分な容量を持った非常用発電機の備蓄燃料確保(72時間分)
−
異種回線の引込に対応
2.省エネルギー・経済性
機器・ブレーカーの予備スペース確保
6.安全性・信頼性
火災の早期発見
−
設置環境に応じた煙濃度・温度設定を有するR型火災報
知機の採用
無駄なエネルギーの削除
自然エネルギーの利用
−
−
各種センサによる照明制御
高効率機器の採用
防犯機能の充実
−
緊急呼出・表示装置、入退室管理、監視カメラの設置
太陽光発電の導入
避難・誘導
−
アナログ式感知器による火災初期感知と延焼方向の確認
点滅誘導音付加誘導灯の採用
3 室内環境 機能性の向上
3.室内環境・機能性の向上
フレキシブル化
−
フリーアクセスフロアシステムの採用
等電位接地
室内環境
−
適切な照度と均斉度向上
騒音・振動対策
−
防音・防振仕様の機器の採用
−
等電位接地による、電極間の電位上昇の防止
内部避雷保護
(追記) 以下の文献を基本的な根拠として計画を進めます。
1)建築設備耐震設計基準・施行指針(2005年版)
2)建築設備計画基準・同要領(平成21年版)
新城市庁舎基本設計
5-01
新城市新庁舎基本設計
5 − 01
5-2 電気設備計画
5 _電気設備計画
5 - 2.電気設備計画
(1)電灯設備
2.電灯分岐設備
電灯幹線、照明器具・コンセント等の電灯機器に関する電源供給を計画します。
1.電灯幹線設備
各階の電灯分電盤より、照明器具及び配管配線の一切を計画します。
①電灯設備
電灯分電盤より各照明器具へは、EPSより低圧電力用ケーブルラック(廊下突出)及び各
受変電設備より各電灯分電盤へ至る配管配線の一切を計画します。
第1ボックスまでのPF管(天井内隠蔽)以降、VVF(天井内隠蔽)にて電源を供給し、施
般幹線 保安幹線大別し、保守性 拡張性並びにコストパフォ マンスの良い簡易バス
一般幹線・保安幹線大別し、保守性・拡張性並びにコストパフォーマンスの良い簡易バス
工性と拡張性を高めるほか、必要に応じて電源種別ごとにPF管及びケ
ブルの色分けを行い、
工性と拡張性を高めるほか、必要に応じて電源種別ごとにPF管及びケーブルの色分けを行い、
ダクトを採用とします。
天井隠蔽部の保守性を高めた計画とします。
EPSの構成は、各階2箇所とし、屋上階受変電設備より各分電盤に配線を敷設します。
また、居室の重要度・機器によりGC回路(保安・防災)を考慮した多回路化及びチドリ配線、
窓際の別回路化を行います。
①一般電灯幹線設備(AC)
②照明器具設備
電気室より各階EPSを経由し、各電灯分電盤へ大容量幹線化を図り拡張性を高めた計画
とします。
国土交通省「建築設備設計基準」並びに JIS Z 9110 「事務室」に準拠した適切な照度・
均斉度を十分考慮するとともに、執務環境に合わせた照明手法及び器具選定を行います。
昼光利用を前提に初期照度補正及び人感センサやインバーター安定器の採用により省エネ
②保安電灯幹線設備(GC)
ルギー効率を高め、LED・Hf蛍光灯を基本とした保守性を考慮した計画とします。
また、ランプ光減の選定は長時間滞在する居室にはLED型、バックヤード等の使用頻度の
停電時の業務機能を維持・継続する目的として、概ね設備容量の15%以上の保安電灯電
停電時の業務機能を維持・継続する目的として 概ね設備容量の15%以上の保安電灯電
低い室にはHf型を採用します。また ダウンライトはLEDとHf型の導入コストが同等の
低い室にはHf型を採用します。また、ダウンライトはLEDとHf型の導入コストが同等の
源を確保します。
ためLEDを採用します。
③非常電灯幹線設備(GC)
③防災照明設備
・非常照明設備
建築基準法、消防法に定められた防災負荷は単独系統の耐火ケーブルにて電源を供給します。
建築基準法に基づき、電源別置形の非常照明器具を設置し、各EPS内の電灯分電盤の
直流電源装置よりFPケーブル(耐火)にて電源供給します。また、分岐配線は居室と廊下
は別回路にて構成します。
・誘導灯設備
消防法に基づき、LED形誘導灯(電池内蔵型)を計画します。
また、避難階の主要出入口には点滅+誘導音声付を採用します。
[仕 様]
・配電方式
:電灯幹線(1φ3W210/105V)
・配線
:CVT、CV、FPT、FP 等
ラックに敷設。
・電圧降下
:分電盤二次側
④照明制御設備
各階の照明器具端末の点灯・消灯ならびに調光制御を行えるよう照明制御装置を設置します。
また、BACnet通信対応を採用し、中央監視装置のセンター装置(管理PC)より遠隔操作
− 2%以下
幹線 こう長120m以下 − 1%以下
及びスケジュール管理を行うシステムとする。リモコン制御は、共用部を基本としますが、
大部屋等必要性の高い部分にも採用します。
こう長200m以下 − 2%以下
こう長200m超過 − 3%以下
E01
新城市新庁舎基本設計
5 − 02
5-2 電気設備計画
5 _電気設備計画
3.コンセント分岐設備
[仕 様]
・設計照度基準及び光源
:国土交通省『建築設備設計基準』及び JIS Z 9110 「事務所」
各階の電灯分電盤より、コンセント・OAコンセント及び空調機器電源供給を含めた計
画とします。
主な室名
主な室名
設計照度
光源
※400
LDL
会議室
500
Hf
市長室
500
Hf
各室の用途及び主要機器を充分に把握し、適切なコンセントを設置するほか、EPS・
副市長室
500
Hf
屋上等はメンテナンス用を設置します。回路構成は負荷の重要度・用途別回路化及び専用
印刷室
500
Hf
化を図り、水廻り機器はELCB2P、事務機器MCCB2Pブレ カ による漏電 過
化を図り、水廻り機器はELCB2P、事務機器MCCB2Pブレーカーによる漏電・過
防災無線放送室
500
Hf
負荷保護を行います。また、配置計画に当たっては十分な打合せにより決定します。 500
Hf
サーバー室
500
Hf
電話交換機室
500
Hf
各階EPSの電灯分電盤(OA対応)より、20Aケーブル分岐方式にて電源を供給します。
相談室
500
Hf
4分岐コネクタへはMCCB2P(1,400VA)による単独回路を構築し、小ゾー
休養室
300
LED
トイレ
200
LED
倉庫
150
Hf
教育長室
500
Hf
廊下・ホール
200
LED
各天井隠蔽部の空調機へは 空調ゾーニング計画に合わせます。
各天井隠蔽部の空調機へは、空調ゾーニング計画に合わせます。
宿・日直室
300
LED
また、電灯負荷と動力負荷の連動は、原則行わないこととします。
湯沸室
300
LED ※トイレは人感センサーによる自動点消灯
PS
300
事務室・執務室
災害対策本部活動室
停電時の電力消費はLED低
Hf
設計照度
光源
200
Hf
機械室
①コンセント設備
②OAコンセント設備
ニングでの電源管理が可能な計画とします。
③空調コンセント設備
※机上タスク照明を含め750lxとします。
[仕 様]
LDL:ランプ交換式LED器具
・供給方式
:コンセント 200V・100V
LED:ランプ一体式LED器具
・一般コンセント
:形状は用途により決定
※事務室・執務室では保守、メンテナンス費用低減を考慮し、ランプ交換のみで済む
事務室
− 8㎡ 程度/個(AC・AC−GC)
LDL型を採用します。
会議室
−60㎡ 程度/個(AC・AC−GC)
一般居室
−60㎡ 程度/個(AC・AC−GC)
・非常照明器具
:ハロゲン45W または75W(電源別置形)
通信機械室等
− 3㎡ 程度/個(AC−GC)
・誘導灯器具
:避難口 − 点滅誘導音付加BL級高輝度形
廊下
−60m 程度/個(AC)
廊下通路 − C級高輝度形
廊下通路
C級高輝度形
※ 詳細は打合せにより決定
詳細は打合せにより決定。
通路 − BL・C級高輝度形
・OAコンセント容量
:分岐方式 20Aケーブル分岐方式
階段通路 − 非常照明誘導灯兼用形(無人時減光)
4分岐ユニット、OAタップ
※誘導灯は全て電池内蔵形
負荷容量 50VA/㎡(GC(保安)回路)
・配線方式
:VVF、IV 等
・配線方式
:VVF、IV
・配管方式
:EPS∼廊下 − ケーブルラック(分岐用)
・配管方式
:EPS∼廊下 − ケーブルラック(分岐用)
廊下∼第1ボックス − PF配管保護
廊下∼第1ボックス − PF配管保護
第1ボックス∼器具 − 天井隠蔽配線
第1ボックス∼器具 − 天井隠蔽配線
※ 壁内・防火区画貫通部・防音壁貫通部はPF配管保護
※ 壁内・防火区画貫通部・防音壁貫通部はPF配管保護
E02
新城市新庁舎基本設計
5 − 03
5-2 電気設備計画
5 _電気設備計画
(2)動力設備
2.動力分岐設備
動力幹線、空調及び衛生機器等への電源供給並びに動力制御盤を計画します。
各動力制御盤より、各空調機・衛生機器へ電源を供給します。
配線方式としては、機器更新・変更に容易に対応するため、ケーブルラック配線を基本と
1.動力幹線設備
します。
各機器の始動方式、保護方式、監視・制御回路構成は負荷(容量)に応じて計画します。
受変電設備より各動力制御盤に至る配管配線の一切を計画します。
一般幹線・保安幹線大別し、保守性・拡張性並びにコストパフォーマンスの良い簡易バス
[仕 様]
ダクトを採用します。
電灯幹線と同様にEPSを各階2箇所とし、屋上階受変電設備より各分電盤に配線します。
動力制御盤
・動力制御盤
屋内 自立形
:屋内 自立形
屋外 自立防水形(耐塩塗装または標準屋外塗装)
①一般動力幹線設備(AC)
・電動機保護
:短絡保護 MCCB、ELCB
過電流保護 熱動形過負荷単相運転防止継電器
電気室より各階EPSを経由し、各動力制御盤へ大容量幹線化を図り拡張性を高めた計画
・始動方式
とします。
:直入れ始動 11kW未満
始動装置による始動 11kW以上
特殊装置始動 防災機器で30kW以上
②保安動力幹線設備(GC)
停電時の業務機能を維持・継続する目的として、昇降機、給排水・換気機器等の最小限機器
・高調波対策
:インバーター制御負荷にアクティブフィルター設置
・配線方式
:CVT、CV、FPT、FP 等
・配管方式
:屋外 − 厚鋼電線管(亜鉛メッキドブ付)、ケーブルラック
へ電源を供給します。
機械室・EPS − ねじ無し電線管保護(露出)
天井隠蔽 − ケーブルラック 隠蔽配線
天井隠蔽 − ケーブルラック、隠蔽配線
③非常動力幹線設備(GC)
屋外 − ケーブルラックZ35、厚鋼電線管保護(亜鉛メッキドブ付)
建築基準法、消防法に定められた防災負荷は、単独系統の耐火ケーブルにて電源を供給します。
[幹線系統図]
[仕 様]
・配電方式
:動力幹線(3φ3W210V)
・配管
:屋外 − 厚鋼電線管(亜鉛メッキドブ付)
屋内 − ねじ無し電線管
埋設部 − FEP管(埋設深さ600mm以上)
埋設部
FEP管(埋設深さ600
以上)
・配線
:CVT、CV、FPT、FP 等
・電圧降下
:分電盤二次側
幹線 こう長120m以下
− 2%以下
− 3%以下
こう長200m以下 − 4%以下
こう長200m超過 − 5%以下
E03
新城市新庁舎基本設計
5 − 04
5-2 電気設備計画
5 _電気設備計画
(3)雷保護設備
(4)接地設備
20mを部分的に超える建築物であるため、建築基準法並びにJIS A 4201(2003)
電力及び通信接地を用途別に運用し、落雷・誘導雷発生時に等電位化を図る計画とします。
に基づき避雷設備を設けます。
突出する無線・共聴アンテナは避雷針、屋根部分は棟上導体にて保護し、柱鉄骨を引下げ導体
として利用します。接地極は構造基礎を利用し総合抵抗値2Ω以下を確保します。
1.電力接地設備
また、建物内部の電気(電子)機器を雷から保護するため、重要通信機器は、サージ防護装置(SPD)
で保護します。
受変電・発電機類(自家発・太陽光)及び静止形電源等の重要機器接地は、統合母線
(EA・C・D)にて電力用の構造体(鉄骨)へ接続します。
[仕 様]
・規格
また、各EPS内には各用途の接地を集約した接地端子盤を設け、拡張性を高めた計画と
:JIS A 4201((2003)、電気技術基準)
します。
回転球体法 保護レべルⅣ(R=60m) ・受雷部
:避雷針 棟上導体(メッシュ法)
2.通信接地設備
建築金物流用−屋根鉄骨、笠木、煙突の陣笠、タラップ等
・引下げ導線
:建築構造体(外周柱鉄骨 − 24箇所) 間隔 20m以下
4階サーバー室はフロアーメッシュによるボンディングを付加し、信頼性を向上させます。
引出端子 − 水切り端子、溶接用引出端子
・接地極
:建築構造体接地
総合抵抗値 − 3Ω以下
・サージ保護装置
[仕 様]
:各盤主幹 クラスⅡ ( 8/ 20μS)
:各通信機器 カテゴリC ( 8/ 20μS)
:各通信機器 カテゴリC ( 8/ 20μS)
・電力接地
:統合接地幹線 − EB(単独+SPD統合)・EA・C・D
:統合接地幹線 − E
A C D(統合)
※構内引込、雷保護範囲以外の屋外機器と外壁取付機器に限定
※電力用構造体(鉄骨利用)
分岐 − IV電線
接地端子盤 − 各EPSに設置(通信兼用)
・通信接地
:全て単一接地
統合接地幹線 − 通信用構造体(鉄骨利用)
分岐 − IV電線
(5)受変電設備
屋上受変電設置スペースに設置します。
電力会社の架空配線より高圧引込し、使用電圧に降圧して各負荷へ電源を供給します。
高圧側に力率改善コンデンサ及びリアクトルを設し力率調整を行うほか、停電時の表示
ランプ・遮断器等の制御電源は長寿命型MSE蓄電池として信頼性を高めます。
E04
新城市新庁舎基本設計
5 − 05
5-2 電気設備計画
5 _電気設備計画
[仕 様]
[参考容量計算書]
・形式
:屋外型キュービクル式配電盤
・キュービクル構成
:高圧盤 3面 低圧盤 7面 合計10面
・受電方式
:3φ3W 6.6kV 60Hz 1回線受電(架空∼地中)
1F執務室他 照明
1φ
1500
20
30
80
24
24
・契約内容
:業務用電力
1F執務室他 コンセント
1φ
1500
40
60
20
12
12
・主遮断器
:高圧真空遮断器 7.2kV 600A(電流トリップ)
その他
照明
1φ
4800
20
96
80
77
0
・変圧器
:油入(トップランナー対応品) その他
コンセント
1φ
4800
40
192
20
39
0
(※変圧器容量は容量計算書作成のこと)
災害対策他 照明
1φ
630
30
19
100
19
19
3φ800kVA、1φ300kVA
災害対策他 コンセント
ンセント
1φ
630
35
22
50
11
11
・コンデンサリアクトル
:高圧コンデンサ 油入形、高圧リアクトル 油入形
サーバー類
1φ
1式
ー
30
40
12
12
・低圧連係
:太陽光発電システム(低圧みなし、逆潮流無し)
EV
3φ
2台
15000
23
50
12
15
インバーターにて同期回路構成
ポンプ類
3φ
1式
ー
15
70
11
14
・配線方式
:高圧ケーブル・接地・信号ケーブル − ピット内配線
消防負荷
3φ
1式
ー
12
90
11
14
・ケーブル仕様
:高圧6kV CVT60sq
空調熱源
3φ
1式
ー
380
70
266
36
・耐震
:『建築設備耐震設計・施工指針』設計用標準水平地震力 2.0
AHU
3φ
1式
ー
76
80
61
0
・監視・計測
:主要機器・主要回路の監視・計測を行う監視装置を設備
排煙機
3φ
1式
ー
15
100
15
20
568
177
室 名
電源種別
面積・箇所
単位負荷
合計負荷
需要率
需要負荷
発電機負荷
㎡
VA
kVA
%
kVA
kVA
総計(設備容量)
970
[屋上配置参考図]
契約電力
570× 0
0.4
4 ≒ 230kW
発電機容量
150kVA(発電機供給負荷)×1.4(出力係数)×1.1(力率)
≒ 242kVA ⇒ 300kVA
※上記は参考とする。
E05
新城市新庁舎基本設計
5 − 06
5 _電気設備計画
5-2 電気設備計画
[参考単線結線図]
E06
新城市新庁舎基本設計
5 − 07
5-2 電気設備計画
5 _電気設備計画
(6)発電設備
2.太陽光発電設備(防災供給型)
屋上に太陽光発電パネルを設置します。
1.非常用自家発電設備
災害時に業務継続計画のための最重要負荷に電力供給できるよう非常用発電機と系統連携を
屋上階に3φ3W210V(60Hz)定格出力300kVA(5−06容量計算書より)の
非常用ディーゼル発電機を設置します。
可能とします。
パワーコンデショナーの出力容量は、3φ210V 20kWとします。
災害時等の業務継続を目的として1階執務室・共用部(照明・コンセント)、3階災害対策室
関連(照明・コンセント他・空調)、全館の一部負荷(照明・コンセント他・ポンプ・EV)に
[仕 様]
非常電源を供給します。
燃料は上記の電源供給が72時間以上可能となるように4,000L以上を燃料小出槽と地下埋
パネル容量
・パネル容量
総容量20kW相当
:総容量20kW相当
設タンクにて備蓄します。
・モジュール形式
:多結晶型
・設置場所
:庁舎屋上
・パワーコンデショナー
:屋内設置型
[仕 様]
出力 3φ210V 20kW
・用 途
:非常用予備電源
・形 式
:屋外キュービクル式 (超低騒音型 85dB)
・設置条件
:周囲温度 5∼40℃ 標高150m以下
・準拠規格
:日本内燃力発電設備協会規格、JIS、JEC、JEM
消防法、電気設備技術基準
・運転定格
:始動時間40秒以内(即時長時間形)
※非常用発電機との系統連携付加
3.直流電源設備
停電時の非常用照明、受変電設備の表示・操作電源として4階直流電源室に直流電源設
備を設置します。
連続運転定格 72時間(長時間形)
連続運転定格 72時間(長時間形)
・騒 音
:機側 1mにて約85dB(A)
・耐 震
:『建築設備耐震設計・施工指針』
・形 式
:屋内キュービクル式
設計用標準水平地震力 2.0
・蓄 電 池
:MSE型(長寿命鉛蓄電池)
:形式−円筒回転界磁形 定格出力−300kVA(長時間形)
・容 量
:150Ah(10分容量)
・発電機
[仕 様]
発電電圧−3φ3W 210V 60Hz 力率−80%(遅れ)
・原動機
:形式−4サイクル水冷、直列 定格出力−300kW(程度)
燃料−A重油 燃費−約73L/h 始動方式−電気始動
・始動用直流電源盤
:搭載(蓄電池MSE長寿命形)
・発電機盤
:搭載(デジタルコントローラー)
・付属機器
:排気消音器(85dB) 燃料小出槽(1950L) ・給油口ボックス
給油口ボ クス
:SUS製(給油口、送油ポンプ、油面警報)
:SUS製(給油口 送油ポンプ 油面警報)
・油配管
:送油管25ASGP 返油管40ASGP 給油管65ASGP
・燃料槽
:4,000L(2重殻、地下埋設タンク)
・消防法
:少量危険物取扱所
・漏洩対策
:漏洩検知設備の設置
・メンテナンス
:貯蔵燃料A重油の約10年毎の総容量入替
:3年以内に一度の漏洩定期点検は免除
※2重殻タンク採用及び漏洩検知設備設置による
E07
新城市新庁舎基本設計
5 − 08
5-2 電気設備計画
5 _電気設備計画
(7)構内配電線路
1.高圧引込設備
2.外灯設備
EMͲ106㟁Ẽ⮬ື㌴⏝඘㟁ჾྎᩘ䛸ᕤ஦༊ศ䠄䕧䠅
電力会社より、高圧配電線路経由にて、高圧電力を引き込むため、構内に第一柱を建柱します。
構内の地明かり(路面0.5ℓx程度)を確保する可能な外灯を設置します。
電力会社との協議により本線+予備電源線は不可。また、本線+予備線は同変電所からの電力供
光源は保守性を考慮し、LEDを採用とするほか、点滅制御にタイマー+自動点滅器を
給となり、信頼性は費用対効果が見込めないため1回線受電とします。
採用します。
第一柱は12m末口19cm強度は3.5kNとします。
受電部の保護は、高圧気中開閉器(PAS)取付。
(8)中央監視設備
□
高圧幹線ケーブルは6kV CVT60
高圧幹線ケ
ブルは6kV CVT60 を布設し、埋設配管はFEP80Φを予備管路
含め2条敷設とします。
エネルギー監視システム
BACnet通信にて各システムを連携し、24時間365日の連携設備のエネルギー使用量の
管理及び見える化、各設備の制御、省エネ機能などを可能としたシステムを中央監視設備にて
[PAS仕様]
構築します。
・形 式
:気中開閉器
・定格
:7.2kV 300A
機能概要
・保護方式
:SOG、DGR付、VT・LA付他
・受変電設備、空調設備等のエネルギー使用量の監視・管理
・電力デマンド監視による空調設備の出力制御、照明消灯のスケジュール制御
・太陽光発電設備の発電量、受変電設備・空調設備等のエネルギー使用量の見える化
[高圧引込図]
[参考システム構成図]
E08
新城市新庁舎基本設計
5 − 09
5-3 通信設備計画
5 _電気設備計画
5 - 3.通信設備計画
3階電話交換機室にMDF、電話交換機を設置し、MDFより各階の主EPS及びローカルの
(1)情報通信網設備
OA盤(IDF)間に通信用ケーブルラックを敷設し、拡張性を考慮した幹線計画とします。
4階サーバ−を中心とする放射状(スター形)のネットワーク用配管設備を計画します。
各階EPSに情報ラックスペースを確保し、情報専用のケーブルラックにて縦ルートを構築
し、OA盤へも同様に計画します。また、配管はPF(22)を基本として、増設・システム変更
分岐配管はPF(22)を基本とします。
[仕 様]
・工事区分
:端子盤(IDF)、幹線及び分岐用の配管・配線は本工事
・配管方式
:幹線−通信ケーブルラック、金属配管 分岐−PF管保護
及び改修等に対応した拡張性のある計画とします。
※ケーブルラック∼各端子盤間に、E(39)予備配管敷設(2本程度)
[仕 様]
ケ ブルラック
・ケーブルラック
・工事区分
各系統EPS間−ZM400A
:配管・配線のみ本工事
サーバー・ネットワーク機器(ラック)等は別途工事
・配管方式
階
電話交換機室
内
:3階PBX電話交換機室∼EPS内−ZM600A
・アウトレット
:幹線−通信ケーブルラック(共用)、金属管保護 分岐−PF(22)
※ケーブルラック∼各端子盤間に、E(39)予備配管布設
:一般部 − ブランクプレート止
OA部 − 情報コンセント×6(別途)
・MDF
:4階通信機器室
マウントラック形(ジャックパネル方式)×7架
・ケーブルラック
:4階サーバー室∼EPS内 − ZM600A
・アウトレット
:一般部 − ブランクプレート止
・IDF(OA盤) :主EPS内他
OA部 − 情報コンセント×6(別途)
・交換機
:IP方式を取り入れたハイブリッド型交換機(ページング機能組込)
:幹線 SM50/125 多芯光ケーブル
・電話機
:一般電話機(停電対応)
・ケーブル
多機能電話機、IP電話機
:分岐 環境配慮型UTPケーブル
(2)交換設備
計 約300台
・外線仕様
:光ケーブル及びメタル
・電源供給
:災害時を考慮し非常発電機にて交換機に電源を供給
※災害時に通話できる電話機台数を必要数確保し、支所・警察・消防等へ
[電話交換方式比較表]
連絡可能な計画とします。(インフラ系統が倒壊していない場合)
通常交換機(PBX)
通常交換機(PBX)+IP トランク方式
方式
ハイブリッド型交換機
電話交換機
模式
電話器
[通信幹線系統図]
サーバー
HUB
電話器
電話器
長所
:東海通信
電話交換機+IP トランク
HUB
電話器
・既設保守会社
サーバー方式
IP 電話
IP 電話
IP 電話
IP 電話
IP 電話
IP 電話
交 換機より 電話器へ給 電( 別電源不 席代えに容易に対応可能
席代えに容易に対応可能
要)
在籍確認機能などのアプリケーションが利用可
在籍確認機能などのアプリケーションが利用可
停電対応(電話器直通)可能
拠点間通話が既存 NW で利用可
拠点間通話が既存 NW で利用可
幹線は数本の配線で可
幹線は数本の配線で可
機器収納架小
短所
席代え毎に交換機設定必要
電話機用に個別電源必要
電話機用に個別電源必要
電話器台数分の配線必要
電話専用の NW 構築必要(内線)
電話専用の NW 構築必要(内線)
機器収納架が大
機器
中
寸法
最大となる。(1000 回線以上)
変化(パッケージ数量増加)
工 事費
100
130
但し回線数が多くなると結果
大
一般電話器の台数が増えると寸法大きく
小
回線数が増加しても、機器寸法不変
170
指数
E09
新城市新庁舎基本設計
5 − 10
5-3 通信設備計画
5 _電気設備計画
(3)拡声設備
(4)映像・音響設備
1.非常放送設備
1.映像・音響システム(災害対策本部活動室)
災害対策本部室に音響・映像システムを構築します。
1階 宿・日直室の総合盤内に組込む非常/業務兼用アンプ及び3階 執務室(行政課)
の非常用リモコンマイクより、火災時の非常放送及び業務放送が行える計画とします。
他、電話交換機との連携により、ページング放送を可能とします。
なお、ローカルアンプ設置個所へは、カットリレーを設置します。
[アンプ容量算定(参考)]
音響システムとして、6波のワイヤレスマイクによる拡声と、CDプレーヤーによる
を備えるとともに、ディジタルマルチプロセッサによる音場支援を可能とするスピーカ
テムにて構成します。
映像システムは50インチモニターのマルチ方式を採用します。
[仕 様]
統計値 0.052W/㎡
アンプ出力容量 = 6,850×0.052 = 357W以上
・機器収納架
:ロングラック型
・操作卓
:木製キャスター付
・演卓
:移動型、ワイヤレス・アンプ・スピーカ組込キャスター付
[仕 様]
・防災アンプ
ワイヤレスマイク ハンド×1、ピン×1
:1階 宿・日直室(総合盤組込)
・モニター
:50インチLCD×4
用途 − 非常/業務兼用型
・スピーカ
:天井埋込型スピーカー、2ウェイスピーカ 30cm、120W
アンプ形式 − ラック組込型 480W、20局+一斉
・音響ソース
:ワイヤレスマイク(6波)、カセットデッキ、CDプレーヤ
放送内容 − 非常時自動放送、マイク呼出放送
・映像ソース
:DVDプレーヤ、パソコン入力
EMG信号出力 − 電源カットコンセント
・機器制御
:マルチスイッチャー方式
自動火災報知機 − 連動
自動火災報知機 − 連動
・マイク類
:ワイヤレスマイク ハンド×3 ピン×3
:ワイヤレスマイク ハンド×3、ピン×3
非常放送 − ページング
スタンド 床上型×1、卓上×1
・非常リモコンマイク
:3階 執務室(総務)
・スピーカ
:天井埋込型1W(樹脂パネル)、壁掛型1W、屋外型等
音声系 − スピーカケーブル
※消防法に準拠
制御系 − CPEV−Sケーブル
・電源カットコンセント
:会議室
・配線方式
:HPケーブル
・配管方式
:幹線 − 通信用ケーブルラック、分岐 PF管保護
・配線方式
・防災無線
:映像系 − 同軸ケーブル
:愛知県防災無線 三菱電機 防災行政無線 NEC
[システム概要図]
[システム概要図]
E10
新城市新庁舎基本設計
5 − 11
5-3 通信設備計画
5 _電気設備計画
(5)テレビ共同受信設備
通常はケーブルテレビからのチャンネル受信し、各主要室へ受信号を分配します。また、災害
時のケーブルテレビ配信損失を想定し、災害チャンネル等を受信出来るよう屋上にUHFとBS
(6)情報表示設備
庁舎内での催事や、市内での催事等を市民に広く伝達する目的で、情報表示システムを採用
します。
アンテナを併設します。
[仕 様]
[仕 様]
・受信切替
:屋上 塔屋部
アンテナ
・アンテナ
UHF 20EL(SUS)
自立ポール − 4m(ドブ漬塗装)
・モニター
:50インチ 壁掛け
1階エントランスホール、待合付近
1階エントランスホ
ル、待合付近
・入力装置
:主装置(PC) BSアンテナ 750φ
自立ポール − 2m(ドブ漬塗装)
・構成機器
:端子盤収納(CATV・地上デジタル対応)
・増幅器
:端子盤収納(分配器・直列ユニットによる)
・分配方式
:75Ω
・直列ユニット
(利得 − UHF・BS・CS:57∼81dB以上)
[システム概要図]
※1系統4個までの接続
・配管方式
:幹線−通信用ケーブルラック、分岐−PF(22)保護
・配線方式
:同軸ケーブル
・電源供給
:発電機回路
[システム概要図]
E11
新城市新庁舎基本設計
5 − 12
5-3 通信設備計画
5 _電気設備計画
(7)時計設備
(8)呼出設備
共用部や主要室に、壁掛型のソーラー電源電波時計を設置します。
[仕 様]
・ソーラー電源
電波時計
1.多目的トイレ呼出設備
各多目的トイレから緊急時の呼出機能を可能とするため、呼出設備を設置します。
:1階 エントランスホール 半埋込型(角型・パネル透明)
丸型
1∼4階 多目的トイレに呼出ボタン、廊下表示灯及び復旧ボタンを設置し、職員への
緊急を促すほか、3階執務室(行政課)へ警報呼出します。
1∼3階 一般事務室・会議室
副市長室
3階 市長室・副市長室
3階 市長室
半埋込型(角型
指定色)
半埋込型(角型・指定色)
[仕 様]
1階 エントランスホール
一般事務室・会議室
・トイレ呼出親機
:3階執務室(総務)
壁掛型呼出親機(5局以上)
・呼出装置
:庁舎(多目的トイレ)
押しボタン(ひも付)
SF505W┦ᙜရ
SF506W┦ᙜရ
・表示/復帰
:表示灯(ブザー付)、復帰ボタン(分離型)
・配線方式
:AEケーブル
・配管方式
:幹線 − 通信用ケーブルラック
市長室・副市長室
分岐 − 第1ボックスまでPF管保護 以降、隠蔽配線
[システム概要図]
SF501B┦ᙜရ
E12
新城市新庁舎基本設計
5 − 13
5-3 通信設備計画
5 _電気設備計画
(9)入退室管理設備
(10)監視カメラ設備 іEMͲ104 ᕤ஦༊ศ䛾ぢ┤䛧䠄䕧䠅
1.登退庁表示設備
不特定多数の方が出入りする施設となるため、駐車場・出入口等に監視カメラを設置し、
1階宿・日直室にて監視可能な計画とします。
議員の登退状況を把握出来るよう登退庁表示設備を設置します。
モニタ構成は、屋外・出入口系等に区分し、21インチ液晶モニター2台により、4分割
画面をサイクリック切替方式などフレキシブルな選択が可能なシステムとします。
[仕 様]
また、監視映像はハードディスクレコーダーによる録画を行い、7日間以上の容量を確保
するほか、市販パソコン(別途)にて編集・記憶媒体へデータ保存が可能なシステムとします。
表示装置
・表示装置
50インチLCDモニタ
:50インチLCDモニター
1階情報カフェ付近に設置
・入力装置
[仕 様]
:ノートパソコン(PC)
入力装置は議会事務局に設置
・モニタ架台
[システム概要図]
:1階宿直室
21インチTFTモニタ×2面
HDレコーダー320GB(マルチ切替)
コントローラー、駆動ユニット、マイクミキサ
モニター架台付(W1600)
・カラーCCDカメラ:ドーム型、固定型 [システム概要図]
2.入退室管理設備 іᕤ஦༊ศ䛾ぢ┤䛧䠄䕧䠅
休日の市民利用に対応するため、職員エリアと市民開放エリアとのセキュリティラインを
形成するために入退室管理設備を設置します。
[仕 様]
・操作器
:ICカードリーダーによる管理
1・2・3階執務室 時間外出入口、4階サーバー室
[システム概要図]
E13
新城市新庁舎基本設計
5 − 14
5-3 通信設備計画
5 _電気設備計画
(11)火災報知設備
[火災報知設備系統図]
消防法・建築基準法に準拠し、自動火災報知設備、防排煙設備を計画します。
1.自動火災報知設備
1階 宿直室の総合盤にR型受信機(自動試験機能付)を設置し、システムの信頼性や火
災の早期発見(火災位置の確認)、火災発生後の適切な避難誘導(延焼管理)に留意した計画
とします。他、3階執務室(行政課)に副表示器を設置して管理性を高めます。
システムの特徴としては、自動試験や煙濃度判断機能を有したアドレス式煙感知器を基本と
して設置し、定期的なシステム診断や誤動作を防止します。
2.防排煙設備
防火扉、エレベーター等の区画を構成させる制御及び監視可能な計画とし、R型受信機での
(12)構内通信線路
一括管理とします。
庁舎内情報・通信関係の引き込みに対応するため、電力引き込み柱に情報・通信用
[受信機窓設定(参考)]
引き込み管路を共架します。管路は本線・予備線それぞれの系統に展開します。
管路はFEP50Φ 4条を敷設し、異種・複数回線の引き込みに対応します。
回線数 6,800×0.02 回線/㎡ ≒ 150回線 ピット内から、EPSまでは、厚鋼電線管(GP54)を敷設します。
警報表示窓=20回線 合計 170回線
EPS内はラック(W=500)を敷設し、通信機器室まで延伸します。
[仕 様]
・受信機
:1階 宿・日直室 総合盤組込
R型受信機 自動試験機能付
・副表示器
:3階 執務室(行政課)
・中継器盤
:1∼4階 主EPS×各1面
・機器収納箱
機器収納箱
:屋内消火栓組込型(P+L)
・感知器
:煙・差動式・定温式(アドレス設定、自動試験機能付)
(防排煙は2感度式)
・自動閉鎖装置
:防火扉用(ラッチ式)
・システム連動
:誘導灯信号装置、非常放送、消火設備、エレベーター 等
・諸警報
:消火設備関連等の防災関連機器
・配線方式
:HPケーブル、AEケーブル
・配管方式
:幹線 − 通信用ケーブル
分岐 − 第1ボックスまでPF管保護 以降、隠蔽配線
E14
新城市新庁舎基本設計
5 − 15
6_ 機械設備計画 6
機 械 設 備 計 画
6-1 機械設備計画の考え方 6-2 空調設備計画
(1)計画概要
(2)空調設備概要平面図
(3)換気設備概要平面図
6 − 01
6 − 01
6 − 01
6 − 04
6 − 05
6-3 衛生設備計画概要
(1)計画概要
(2)給水量計算書
6 − 06
6 − 06
6 − 11
6-1 機械設備計画の考え方
6-2 空調設備計画 6 _機械設備計画
6-1
①
機械設備計画の考え方
2.空調設備
環境配慮
空調方式は個別空調方式である空冷ヒートポンプパッケージ方式とし、室外機は屋上へ設置します。
省エネルギー性を重視した計画とし、地域特性に適合した有効性の高い省エネ手法を取り入れます。
節水型器具や、高効率の機器、設備システムなどを積極的に採用します。
導入外気の温度を調整する外気処理機エアコン(以降、外調機)と、室内温度を調整するパッケージエ
アコンを主体とした方式とし、良質な室内温度環境を維持します。
エアコン室内機は天井カセット型を基本としますが、部屋の用途や形状によっては機器の種類や吹出し
②
運営管理
方法を選択します。
良好な室内環境や使い勝手のよさを維持しつつも、コストのバランスが取れた計画とします。
エアコン室内機には加湿機能を付加します。
適切なスペースの確保等により、メンテナンス性のしやすい計画とします。
使用時間帯が異なる宿・日直室や、機器発熱が顕著で負荷条件が特異なサーバー室と防災行政無線室は
単独の系統とします。サーバー室と防災行政無線室はバックアップとして 2 重化を検討します。
災害時にも使用する災害対策本部活動室兼会議室、災害対策本部会議室兼政策会議室の空調は単独の系
6-2
統とします。発電機回路対応を検討することで、停電時の空調運転を可能とします。
空調設備計画
(1)計画概要
1.設計条件
①
屋外温湿度設計条件
夏期
冬期
乾球温度(DB)
33.8℃
2.3℃
相対湿度(RH)
62.6%
40.5%
※「国土交通大臣官房官庁営繕部監修 建築設備設計基準・同要領 平成21年版」:浜松の値より適用
②
室内温湿度設計条件
一般室
夏期
冬期
サーバー室
乾球温度(DB)
26℃
22℃
24℃
相対湿度(RH)
50.0%
40.0%
45.0%
新城市新庁舎基本設計
6 − 01
6-2 空調設備計画
6 _機械設備計画
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新城市新庁舎基本設計
6 − 02
6-2 空調設備計画
6 _機械設備計画
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新城市新庁舎基本設計
6 − 03
6 _機械設備計画
6-2 空調設備計画
新城市新庁舎基本設計
6 − 04
6 _機械設備計画
6-2 空調設備計画
新城市新庁舎基本設計
6 − 05
6-3 衛生設備計画概要
6 _機械設備計画
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新城市新庁舎基本設計
6 − 06
6-3 衛生設備計画概要
6 _機械設備計画
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新城市新庁舎基本設計
6 − 07
6-3 衛生設備計画概要
6 _機械設備計画
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新城市新庁舎基本設計
6 − 08
6-3 衛生設備計画概要
6 _機械設備計画
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新城市新庁舎基本設計
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6-3 衛生設備計画概要
6 _機械設備計画
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新城市新庁舎基本設計
6 − 10
6-3 衛生設備計画概要
6 _機械設備計画
(2)給水量計算書
1 基本方針
4 時間使用量の算定
・ 受水槽容量の決定は、通常時の日最大使用量と、災害時の応急活動に必要な水量から決定します。
2 日最大使用量の算定
用途
・ 使用人員数から算出します。(国土交通省:建築設備計画基準の数値を使用)
用途
職員
来庁者
雑用水
日使用量
使用率
日使用量
使用率
日使用量
③
④
⑤
⑥
⑦
計算式
①×②
③×④
L/日
L/日
③×⑥
341 人/日×
100 L/日=
34,100
40%
13,640
60%
20,460
34 人/日×
100 L/日=
3,410
40%
1,364
60%
2,046
計
37,510
15,004
22,506
2.0
2.5
使用時間
時間平均
時間最大
瞬時最大
①
②
③
④
⑤
①/②
⑤×k
⑥/60×k
L/h
L/h
L/min
h/日
上水
k:
日使用量
(実際の使用水量はより少ない値となります。)
上水+雑用水
k:
上水
15,004
8
1,876
3,751
156
雑用水
22,506
8
2,813
5,627
234
4,689
9,378
391
37,510
※k値:時間最大もしくは瞬時最大給水量を算出する際の係数
5 受水槽容量(上水)の決定
・ 時間最大給水量の2時間分と、2で求めた災害時容量の大きい方の値とします。
・ 時間最大給水量の2時間分
3,751 L/h×
・ この値が2の値よりも大きいため、
8 m3
2.0 h→
8.0 m3に決定します。
3 災害応急活動に必要な施設において確保すべき水の容量の算定
・ 計算式、係数は「官庁施設の総合耐震設計基準及び同解説」によります。
6 受水槽容量(雑用水)
・ 基本の考え方:上水槽、雑用水槽、排水槽は、災害時に水道、井戸、下水道が使用できなくなり復旧する
2の算定値とする。
までの間、必要とされる水量を貯留できる容量とします。
・ 時間最大給水量の2時間分と、2で求めた災害時容量の大きい方の値とします。
非常時の上水、雑用水の使用量は必要最低限とし、それぞれ4L/(人・日)、30L/(人・日)とします。
・ 時間最大給水量の2時間分
滞在人数は、災害初日は全職員が庁舎に滞在しているが、2日目以降は災害応急対策活動を行う職員以外
は帰宅するものとします。
5,627 L/h×
・ この値よりも2の値が大きいため、
・ 必要床面積
25.0 m3÷
25.0 m3に決定します。
65% =
・ 上水(Qa)
Qa=qa{n1・t1+n2(t2−t1)}/1,000=
3.3 m3
・ 雑用水(Qb)
Qb=[qb{n1・t1+n2(t2−t1)}+qc・t2]/1,000=
25 m3
7 補給水量
・ 排水量(Qd)
Qd=qb{n1・t1+n2(t3−t1)}/1,000=
38 m3
・ 上水、雑用水の時間最大給水量の合計とします。
最大給水量(人員)
qa: 1人当たり1日の飲料水使用量
qb: 1人当たり1日雑用水使用量・排水量
qc: 重要設備機能確保に必要な補給水1日使用量
4 L/(人・日)
→
12 m3
2.0 h→
9,378 L/h÷60=
38 m2
156 L/min
40A(流速:1.5m/sとして)
30 L/(人・日)
0 L/日
n1: 全職員数
341 人(平成24年11月1日現在)
n2: 大地震動後、災害応急対策活動を行う職員数
154 人(市の提示資料より)
t1: 大地震動後、一般職員が施設を離れるまでの日数
1.0 日(都市人口200万人以下)
t2: 大地震動後、外部からの給水が得られるまでの日数
4.0 日(都市人口200万人以下)
t3: 放流又は汚水等の搬出が可能となるまでの日数
7.0 日
8 ろ過機能力
・ 雑用水の時間平均給水量とします。
3.0 m3/h
新城市新庁舎基本設計
6 − 11
7_ ユニバーサルデザイン計画
7-1 誘導計画
7-2 エレベーター計画
7-3 トイレ計画
7-4 ユニバーサルデザイン関連法規チェックリスト
7
ユニバーサルデザイン計画
7 − 01
7 − 02
7 − 04
7 − 05
7-1 誘導計画
7 _ユニバーサルデザイン計画
7-1 誘導計画
1. ユニバーサルデザインの徹底
・原則、床の段差がない計画とします。
・来庁者用エレベーターは車いす対応の 15 人乗りとし、メイン
エントランス、総合案内に近い東側に 1 基設置します。
・車いす駐車場とは別に、妊婦の方や足腰の弱いお年寄り、怪我
をされている方など、必要な方が気兼ねなく利用できる「おも
いやり駐車場」を設けます。
・北西出入口の近くには雨風をしのぐことができる庇を設け、その
下で座って待つことのできる車寄せを設けます。
・点字ブロックは原則直線とし、曲がる場合は直角に曲がるよう
にします。
出入口
❶
主出入口は、前面道路や駐車場からわかりやすい北東に設けます。また、
西側の車いす・おもいやり駐車場から屋根の下を通って建物内に入ることが
できるよう、北西角にも出入口を設けます。
総合案内
❷
主出入口から視認性の高い位置に計画し、総合案内に迷わずたどり着くことが
できる計画とします。
また、総合案内から視線が通る位置に窓口カウンター、階段、エレベーター、
トイレを配置することで、目的地を目で確認しながら案内を受けられる計画とし
ます。
点字ブロック
❸
点字ブロックは、主出入口から総合
案内へのルートを案内します。直線で
構成し、曲がる場合は直角とします。
❶ 出入口
2. わかりやすいサイン計画
・案内表示は、日本語のほか、英語、ポルトガル語表記とします。
・サインはシンプルでわかりやすいものとし、だれもが分かるよ
うに、文字だけでなくピクトグラムや番号、色を併用します。
❶ 出入口
❷
❻
❸
❶
出入口
窓口カウンター
窓口
カウンター
エレベーター
❺
3. 安全に対する配慮
階段
・敷地内は極力歩車分離とし、周囲の確認を十分に行えるよう、
見通しの良い計画とします。
・駐車場から庁舎へは、段差や傾斜を極力なくし、排水溝のふた
は車いすやベビーカーのタイヤが挟まらないよう網目の細かい
ものとします。
・来庁者用駐車場は、わかりやすい案内表示や、十分な車路幅の
確保、歩行者動線の明確な区画など、わかりやすく安全な駐車
場とします。
・閉鎖的空間が出来る限り無い計画とします。
・エレベーター内の照明は明るいものを選定し、事故防止に配慮
します。
❹
階段
❹
主出入口や総合案内に近い階段を設け
ます。来庁者の目に付きやすい位置に設
けることで、案内がなくても上階へとア
クセスしやすい計画とします。
トイレ
エレベーター
❺
エレベーターは、各出入口からわか
りやすい位置に設置します。
1階窓口カウンターを一部変形させ
ることで、共用スペースから視線の通
る計画とします。
車いす・おもいやり駐車場
❻
庇 ( 屋根 ) のある通路
車いす駐車場は西側の庁舎に隣接す
る位置に配置し、庇 ( 屋根 ) の下を通っ
て雨に濡れずに庁舎内にアクセスでき
る計画とします。また、車いす駐車場
のほかにおもいやり駐車場を設け、ベ
ビーカーを利用する方や、足の不自由
なお年寄りなどが利用しやすい、庇 ( 屋
根 ) のある駐車場を計画します。
車いす駐車場の拡大図
新城市新庁舎基本設計
7 − 01
7-2 エレベーター計画
7 _ユニバーサルデザイン計画
7-2 エレベーター計画
1. エレベーター位置図
業務用エレベーター(ストレッチャー対応)
来庁者用エレベーター
P 波地震感知器
S 波地震感知器
来庁者用
エレベーター
業務用エレベーター(ストレッチャー対応)
( 定員 15 名 )
2. 車いす・視聴覚障害者仕様
( 定員 20 名 )
いす
いす
新城市新庁舎基本設計
7 − 02
7-2 エレベーター計画
7 _ユニバーサルデザイン計画
3. エレベーターの標準装備
かご操作盤
ユニバーサルドアシステム
管制機能
・見やすい大型インジケータ
文字の大きさ55mmの大型インジケータを計画します。
斜め下向きに設置されますので、こどもでもしっかり確認で
きます。
・マルチビームドアセンサ(2D)
ドアが閉まる際、人や荷物のはさまりを防止する高性能赤外
線マルチビームセンサです。エレベーターの出入口全面に設
けた赤外線ビームが、乗り降りをチェックします。センサが
感知すると、閉じかけたドアを速やかに開きスムーズな乗り
降りを見守ります。
管制機能として下記を装備します。
・凸文字ボタン
触って分かりやすい凸文字ボタンに加え、数字とボタンプ
レートとのコントラストをつけることで従来よりも見やすく
なります。
・大型戸開ボタンひらがな併記
従来の大型戸開ボタンにひらがなで「ひらく」だけを併記
することで誘目性を向上させ、誤操作を防ぎ安全性を高めま
す。
・触ってわかる乗場呼びボタン
目の不自由な方でも、上下が触ってわかる新ボタン形状を
計画します。
・気配りドア
かご内でのドア戸開時の指や荷物などの引き込まれを防止す
るドアシステムです。センサが感知するとドアの戸開速度を
減速させたり、一旦ドアを停止、その後ゆっくり戸開させた
りすることで安全性を高めます。
・敷居間隔10mm
敷居間隔10mmを可能にし、安全性を向上させます。 ・P波センサ付地震時管制運転 EER−P
大きな揺れのS波より数秒前にやってくる初期微動P波をセ
ンサがキャッチし、エレベーターは最寄り階に着床して戸を
開きます。エレベーターは一旦最寄り階に停止した後、その
後到達した本震の大きさをS波センサで確認します。
本震が小さい場合には、エレベーターは自動的に通常の運
転に戻ります。
※感知器は特低(P波)・低・高の3段設定となります。
・火災時管制運転 FER
火災が起こった場合、エレベーターを避難階へ直行で着床さ
せて、乗客の迅速な避難を促すと共に乗客が閉じ込められる
のを防ぎます。また、災害時のエレベーターの使用を禁止し、
二次災害を防ぎます。
・停電時自動着床装置 MELD
停電などでエレベーターの中に人が閉じ込められた場合、自
動的にエレベーターの状態を確認したうえ、バッテリーです
みやかに最寄り階へエレベーターを着床させます。
※電源が復旧すれば自動的に平常運転に戻ります。 新城市新庁舎基本設計
7 − 03
7-3 トイレ計画
7 _ユニバーサルデザイン計画
7-3 トイレ計画
■ 1 階東側トイレ
非常用呼出ボタン
1. 一般トイレ
凡 例
・トイレの入口には、音声や点字により視覚障がい者の方にも
わかるトイレ内配置案内を設けます。誰もがわかりやすい案
内図とすることで、自分に必要な設備を選択し、互いに気遣
いながら利用できるトイレとします。
・1階のトイレは時間外など閉庁時も利用できる配置とします。
・清掃しやすい形状とします。
触知案内板
非常用呼出ボタン
非常用呼出表示ランプ
男子便所
多目的
トイレ1
PS
2. 多目的トイレ
・1階には左麻痺・右麻痺の両方に対応できる仕様の異なる、
2つの多目的トイレを設け、1つは福祉課・こども未来課に
近い西側に配置します。
・トイレ内には非常用呼出ボタンを設置します。
・こども未来課に近い西側多目的トイレにはこども用トイレを
設けます。
背もたれ
跳ね上げ手すり
PS
SK
女子便所
■1階東側多目的トイレ
オストメイト対応流し
クリーンドライ
オストメイト対応流し
洗面台
クリーンドライ
右麻痺対応便座
フィッティングボード
背もたれ
ベビーチェア
小便器用手すり
折りたたみ式ベッド
■1階西側多目的トイレ
洗面台
クリーンドライ
折りたたみ式ベッド
多目的トイレ 2
左麻痺対応便座
子ども用トイレ
ベビーチェア
背もたれ
ベビーチェア
L形手すり
フィッティングボード
新城市新庁舎基本設計
7 − 04
7-4 ユニバーサルデザイン関連法規チェックリスト
7 _ユニバーサルデザイン計画
関連法規上必要な寸法
7-4 ユニバーサルデザイン関連法規チェックリスト
建物出入口幅:1,800mm
廊下有効幅:2,800 ㎜
●階段(建築基準法)
・階段幅:1,200mm以上
・蹴上げ:200mm以下
・踏面:240mm以上
●廊下(建築基準法)
・両側居室の場合:1600mm以上
・片側居室の場合:1200mm以上
●出入口(愛知県人にやさしい街づくりの推進に関する条例)
・地上へ通ずる出入口幅:900mm以上
・その他:800mm以上
建物出入口幅:1,800mm
道から総合案内まで
点状ブロックを敷設
1500
1500
エレベーター 1
かご内法 幅:1,600mm 奥行:1,500mm
床面積:2.24 ㎡
出入口幅:900mm
制御装置、表示装置設置
階段1
幅:1,500mm
けあげ:159.25mm
踏面:300mm
両側手摺設置
床置式小便器
手摺設置
エレベーター2
かご内法 幅:1,400mm
奥行:2,150mm
床面積:3.01mm
出入口幅:1,000mm
制御装置、表示装置設置
階段2
幅:1,500mm
けあげ:159.25mm
踏面:300mm
両側手摺設置
車いす使用者用便房
腰掛便座、手摺設置
車いす使用に十分な空間を確保
出入口:800mm
標識設置
各室出入口幅:800mm 以上
廊下有効幅:2,500 ㎜
北
1 階平面図
新城市新庁舎基本設計
7 − 05
7-4 ユニバーサルデザイン関連法規チェックリスト
7 _ユニバーサルデザイン計画
関連法規上必要な寸法
●階段(建築基準法)
・階段幅:1,200mm以上
・蹴上げ:200mm以下
・踏面:240mm以上
●廊下(建築基準法)
・両側居室の場合:1600mm以上
・片側居室の場合:1200mm以上
●出入口(愛知県人にやさしい街づくりの推進に関する条例)
・地上へ通ずる出入口幅:900mm以上
・その他:800mm以上
1500
1500
廊下有効幅:2,800 ㎜
階段2
幅:1,500mm
けあげ:158.33mm
踏面:300mm
両側手摺設置
エレベーター 1
かご内法 幅:1,600mm 奥行:1,500mm
床面積:2.24 ㎡
出入口幅:900mm
制御装置、表示装置設置
階段1
幅:1,500mm
けあげ:158.33mm
踏面:300mm
両側手摺設置
エレベーター2
かご内法 幅:1,400mm
奥行:2,150mm
床面積:3.01mm
出入口幅:1,000mm
制御装置、表示装置設置
床置式小便器
手摺設置
車いす使用者用便房
腰掛便座、手摺設置
車いす使用に十分な空間を確保
出入口:800mm
標識設置
各室出入口幅:800mm 以上
廊下有効幅:2,000mm
北
2 階平面図
新城市新庁舎基本設計
7 − 06
7-4 ユニバーサルデザイン関連法規チェックリスト
7 _ユニバーサルデザイン計画
関連法規上必要な寸法
●階段(建築基準法)
・階段幅:1,200mm以上
・蹴上げ:200mm以下
・踏面:240mm以上
●廊下(建築基準法)
・両側居室の場合:1600mm以上
・片側居室の場合:1200mm以上
●出入口(愛知県人にやさしい街づくりの推進に関する条例)
・地上へ通ずる出入口幅:900mm以上
・その他:800mm以上
1500
1500
廊下有効幅:2,800 ㎜
階段2
幅:1,500mm
けあげ:158.33mm
踏面:300mm
両側手摺設置
エレベーター 1
かご内法 幅:1,600mm 奥行:1,500mm
床面積:2.24 ㎡
出入口幅:900mm
制御装置、表示装置設置
階段1
幅:1,500mm
けあげ:158.33mm
踏面:300mm
両側手摺設置
エレベーター2
かご内法 幅:1,400mm
奥行:2,150mm
床面積:3.01mm
出入口幅:1,000mm
制御装置、表示装置設置
床置式小便器
手摺設置
車いす使用者用便房
腰掛便座、手摺設置
車いす使用に十分な空間を確保
出入口:800mm
標識設置
各室出入口幅:800mm 以上
廊下有効幅:2,000mm
北
3 階平面図
新城市新庁舎基本設計
7 − 07
7-4 ユニバーサルデザイン関連法規チェックリスト
7 _ユニバーサルデザイン計画
関連法規上必要な寸法
●階段(建築基準法)
・階段幅:1,200mm以上
・蹴上げ:200mm以下
・踏面:240mm以上
●廊下(建築基準法)
・両側居室の場合:1600mm以上
・片側居室の場合:1200mm以上
●出入口(愛知県人にやさしい街づくりの推進に関する条例)
・地上へ通ずる出入口幅:900mm以上
・その他:800mm以上
廊下有効幅:2,800 ㎜
1500
1500
階段2
幅:1,500mm
けあげ:158.33mm
踏面:300mm
両側手摺設置
エレベーター 1
かご内法 幅:1,600mm 奥行:1,500mm
床面積:2.24 ㎡
出入口幅:900mm
制御装置、表示装置設置
階段1
幅:1,500mm
けあげ:158.33mm
踏面:300mm
両側手摺設置
エレベーター2
かご内法 幅:1,400mm
奥行:2,150mm
床面積:3.01mm
出入口幅:1,000mm
制御装置、表示装置設置
床置式小便器
手摺設置
車いす使用者用便房
腰掛便座、手摺設置
車いす使用に十分な空間を確保
出入口:800mm
標識設置
各室出入口幅:800mm 以上
廊下有効幅:2,000mm
北
4 階平面図
新城市新庁舎基本設計
7 − 08
8_ 省エネルギー計画
8-1 エコ庁舎への取組
8-2 LCC、LCCO2 の低減
8
省エネルギー計画
8 − 01
8 − 03
8-1 エコ庁舎への取組 8 _省エネルギー計画
8-1 エコ庁舎への取組
1. 環境対策の「見える」化により環境意識が高まる庁舎=新城市の姿勢が見えるシンボル
CO2 削減のためには、利用者・施設管理者の環境意識の向上が不可欠です。光・風・緑を感じられ
る空間づくりや、利用者・施設管理者への CO2 排出量の「見える」化など、環境意識が向上するしか
けを設けます。
① 山の湊新城の風を取り込む開口部を設置
② 屋上に設置した太陽光発電量を、表示ディスプレイによりC O2 削減効果の「見える化」
北
2. 新城の気候特性を生かしたエネルギーの地産地消
晴れのまち・新城の太陽の恵み∼太陽光発電システム∼
・新城市は年間日照時間が約 2,072 時間(全国平均約 1,897 時間/ 2010 年 ) と多く、年平均全天
日射量も比較的多い地域です。
平時の受電容量の低減と災害時の電源として、太陽光発電 (20kW) を採用し、太陽の恵みを積極的に
活用できる庁舎とします。
❶北側安定採光
熱負荷の少ない北側は大開口を設けて安定した自然採光を活用
山の湊・新城の風向き∼自然風集風装置
・新城市では、夏期・中間期において南西及び北東、東北東の風が多い傾向があります。
東、西面には夏期・中間期に多い風向きにあわせて開口部をもうけ、夏季・中間期における自然換気を
促進します。
3. 新城市の地域環境特性を踏まえた効果的な環境負荷低減手法の採用∼最大限CO2を削減
するエコオフィス∼
本計画に最適な省エネルギー手法の採用に加え、建設・解体時の省エネルギー・省資源も考慮した、
ライフサイクル全体を見据えた環境負荷低減対策を行います。
外部負荷を受けにくい平面形状
・本計画では、熱負荷の少ない南北面採光を基本とした東西軸配置とし、熱負荷の高い東西面には熱の
緩衝空間となる階段・エレベーター、トイレ等を配置し、断熱性能を高めます。
4月∼8月に多
い風向きに合わ
せた開口部
熱負荷の大きい西側
は 階 段 等 を 配 置 し、
断熱性能を高める
4・5月、
8 月 ∼ 10
月に多い風
向きに合わ
せた開口部
自然通風
階段
EV
WC
階段
EV
熱負荷の大きい東側
は 階 段 等 を 配 置 し、
断熱性能を高める
運用段階でのCO2排出を削減するさまざまな工夫
・新城市の気候特性を生かした自然エネルギーの積極的な活用や外部負荷軽減等、様々な環境負荷低減
手法を用いて省エネルギー化を図るとともに、環境対策を外部に発信する、
「新城型エコ庁舎」を実現
します。
建設・解体時の CO2 排出削減と建物の長寿命化
・ライフサイクル全体を考慮した長期的な視点でみると、省資源化、廃棄物・CO2 削減のためには、
建物の長寿命化が重要です。耐久性、空間の自由度、柔軟性、更新のしやすさに配慮した計画とします。
❷南側採光
ライトシェルフにより直射光を制御しながら自然採光を執務空間に導く
新城市新庁舎基本設計
8 − 01
8 _省エネルギー計画
8-1 エコ庁舎への取組 4. 環境断面図
太陽光発電
発電効率の高い屋上面に 20kW の太陽光パネルを
設置します。
南面はライトシェルフにより室内への直射光を制
自然採光の利 御し、熱負荷を低減しながら自然採光を取り入れ
ます。熱負荷が少なく安定採光が見込める北面は
用
開口を大きく設け自然採光を取り入れます。
新城市の夏季・中間期に多い風向き(南西及び北東、
自然換気を促 東北東)にあわせ、南北の開口部には自然換気を
す東西開口部 行える開閉可能な窓を設置し、空調負荷を軽減し
ます。
複層ガラス
冬の暖房熱の流出を抑える効果が高い複層ガラス
を採用します。
LED などの高効率照明器具や明るい色彩、反射率
照明計画の合
の高い内部仕上材の採用により照明器具台数を抑
理化
え、照明エネルギーを削減します。
空調・照明制御の細分化や、高効率機器の採用照明に
無駄をなくす
おける人感センサーの採用等により浪費エネルギーを
設備方式
徹底的に排除します。
リサイクル材 エコマテリアル・リサイクル材等、建設時・廃棄
の活用
時に環境負荷の少ない材料を積極的に採用します。
建物の物理的耐久性を高めるとともに、将来の更
新・改修や行政需要の変化にも対応できる自由度
建物の長寿命 の高い平面形や、スケルトン(構造体)とインフィ
ル(内装・設備)の明確な分離により、長寿命庁
化
舎を実現し、ライフサイクル CO2 を大幅に削減し
ます。
新城市新庁舎基本設計
8 − 02
8 _省エネルギー計画
8-2 LCC、LCCO2 の低減
8-2 LCC、LCCO2 の低減
長寿命建築の実現と、徹底した省エネルギー、維持管理の容易なシステムの導入による省力化及び、清掃の容易さに
配慮した外壁の検討等により、ライフサイクルコストの低減を目指します。
1. 省エネ・省資源システム
・建物特性に準拠した省エネルギー・省資源手法を採用します。(詳細は環境断面及び電気・機械の各設備計画による)
・インバーターの活用(照明、電動機)による高効率化を図ります。
・自然光(昼光)と人工光(LED)とを適切に組み合わせた照明計画を行います。
・タイムスケジュールによる照明の点滅制御を行います。
・部分運転、間欠運転、大小切換運転等の省エネルギー運転制御を行います。
2. 長寿命建築の実現
耐久性への配慮
・耐久性に優れた材料を、外装・内装他設備材料等にも採用し、維持管理の容易な設計とします。
空間の自由度・柔軟性への配慮
・執務空間は、間仕切の自由度が高く、将来の行政需要に対応できるフレキシビリティの高い計画とします。
・基準階の階高は 3.8 m、天井高は梁下 2.8 m の執務空間を確保し、配線の自由度が高いフリーアクセスフロアを
採用します。
・空調機械室は分散して配置します。
更新のしやすさへの配慮
・躯体寿命に比べて耐用年数の短い設備機器類は、日常の維持管理や将来の更新が容易に行える計画とし、建物の総
合的な長寿命化を図ります。
・設備シャフトは、維持管理・更新スペースを確保した計画とし、また、適正な機械室、マシンハッチ等の設置により、
将来の設備更新が容易な配置、搬入、搬出計画とします。
・業務用エレベーターを設置し、荷物用としても利用することにより、設備機器の維持管理・更新にも配慮します。
・トイレのシステムは、ユニット化を検討します。
3. 維持管理運用の合理化
・ビルマネジメントシステム(BEMS)による設備運転管理の合理化を図ります。
・設備の運転管理及び防災情報は一元管理を行います。
・設備機器運転や照明点滅のスケジュール制御を行い、省エネルギーと管理の合理化を図ります。
・機器の運転時間の積算等を行い、設備の予防保全を行います。
・ケーブルのプレハブ化、バッテリー、継電器のデジタル化を行い、メンテナンスフリーを図ります。
・適切な清掃計画による快適な執務環境の維持を図ります。
・清掃しやすい外壁材や、水垢などの汚れのつきにくい窓台のディテールを採用します。
・抗菌型衛生器具の採用による、清掃やメンテナンスの簡易化を図ります。
新城市新庁舎基本設計
8 − 03
9_ 防災計画
9-1 防災計画の考え方
(1) 防災計画概要
(2) 防災計画図
9
防 災 計 画
9 − 01
9 − 03
9-1 防災計画の考え方
9 _防災計画
9-1 防災計画の考え方
車いす駐車場の庇下に仮設
トイレ用マンホールを設置
(1)防災計画概要
災害情報提供スペース
1. 災害時に市民の安心と安全を守る高機能防災庁舎
災害時の活動スペース
・災害サポートスペース
災害時に確実に機能する災害対策本部機能の充実に加え、( 仮称)しんしろ広場、庇
下や玄関ホール・情報カフェ・会議室を職員待機場所や情報提供スペース等として機能
転換できる計画とします。
新城文化会館
周辺施設との連携
災害時支援車両出入口
・災害対策本部
執行部やその他関連諸室は、災害時に迅速かつ的確な情報伝達ができるよう、庁舎全
体の中間階に集約します。また、災害対策本部は本宮山に向け配置することで、臨時ア
ンテナに対応できる計画とします。災害対策本部直上の屋上面には自衛隊等の大型の臨
時アンテナを設置できるスペースを設けます。
・各種無線設備は新庁舎屋上に移設します。
・災害時に電力供給が遮断された場合にも指令本部機能が維持できるよう、自家発電機(定
格容量(300KVA)を設けます。また、太陽光パネル(20KW)を補助電源として利
用可能な計画とします。(5-08 参照)
2. 災害時モードに変化する駐車場と外構計画
・トイレ
下水道管に接続する仮設トイレ用マンホールを車いす駐車場の庇下に計画します。
災害時応急業務執務室
窓口業務等の災害時優先業務
は 1 階でまとめて行う
・災害時活動スペース
外構は極力段差をなくし、屋外駐車場全体を一体的に運用可能な災害時活動スペース
として整備します。
災害時モードの外構計画
1 階トイレはピット内汚水槽に接続し、
下水道管遮断時にも一定の間使用可能
本宮山
・受水槽容量は上水 8 ㎥、雑用水 25 ㎥とし、災害発生当日は 341 人 ( 平成 24 年 12
月 1 日現在の全職員数 ) 分、災害発生 2 日目∼ 4 日目は 154 人 ( 災害時に庁舎内で業
務を行う職員数 ) 分の飲料水 (4 ℓ / 人 ・ 日 ) と雑用水 (30ℓ/ 人 ・ 日 ) を確保できる計画
とします。(6-11 参照)
災害時には可動敷きロ−パ−ティションを
収納することで外部機関の活動スペ−スを
確保できる。
災害時にアンテナが設置される本宮山側に災害対策関連諸
室を配置し、災害対策本部活動室直上の屋上に自衛隊等の
臨時アンテナ設置スペースを設ける
情報受付
市長室
秘書
副市長室
市長等
災害対策本部
災害対策
本部会議室
会議室
(平常時政策会議室)
情報共有スペース
市職員連絡員
+
関係機関
災害対策本部活動室
(平常時会議室)
(平常時会議室
)
本部総括班
+ 記録
被害総括係
防災安全課
執務室
情報共有スペース
下水道管へ
防災無線
放送室
仮設トイレ
外部機関
活動スペ−ス
マンホール
日常時の駐車場
災害時の駐車場
災害対策本部設置時の 3 階平面図
新城市新庁舎基本設計
9 − 01
9-1 防災計画の考え方
9 _防災計画
3、電気設備の防災計画(抜粋・再掲載)
①防災照明設備
(6)発電設備
1 .非常用自家発電設備
④太陽光発電設備(防災供給型)
2.太陽光発電設備(防災供給型)
屋上に太陽光発電パネルを設置します。
災害時に業務継続計画のための最重要負荷に電力供給できるよう非常用発電機と系統連携を
可能とします。
パワーコンデショナーの出力容量は、3φ210V 20kWとします。
[仕 様]
(11)火災報知設備
⑤火災報知設備
(3)雷保護設備
②雷保護設備
[仕 様]
(4)接地設備
1.自動火災報知設備
20mを部分的に超える建築物であるため、建築基準法並びにJIS A 4201(2003)
に基づき避雷設備を設けます。
1階 宿直室の総合盤にR型受信機(自動試験機能付)を設置し、システムの信頼性や火
突出する無線・共聴アンテナは避雷針、屋根部分は棟上導体にて保護し、柱鉄骨を引下げ導体
災の早期発見(火災位置の確認)、火災発生後の適切な避難誘導(延焼管理)に留意した計画
として利用します。接地極は構造基礎を利用し総合抵抗値2Ω以下を確保します。
とします。他、3階執務室(行政課)に副表示器を設置して管理性を高めます。
3.直流電源設備
1.電力接地設備
また、建物内部の電気(電子)機器を雷から保護するため、重要通信機器は、サージ防護装置(SPD)
システムの特徴としては、自動試験や煙濃度判断機能を有したアドレス式煙感知器を基本と
で保護します。
して設置し、定期的なシステム診断や誤動作を防止します。
[仕 様]
[仕 様]
2.防排煙設備
(6)発電設備
③発電設備
1 .非常用自家発電設備
2.太陽光発電設備(防災供給型)
(
2.通信接地設備
屋上階に3φ3W210V(60Hz)定格出力300kVA(5−06容量計算書より)の
非常用ディーゼル発電機を設置します。
災害時等の業務継続を目的として1階執務室・共用部(照明・コンセント)、3階災害対策室
関連(照明・コンセント他・空調)、全館の一部負荷(照明・コンセント他・ポンプ・EV)に
非常電源を供給します。
燃料は上記の電源供給が72時間以上可能となるように4,000L以上を燃料小出槽と地下埋
[仕 様]
[仕 様]
[仕 様]
設タンクにて備蓄します。
[仕 様]
3.直流電源設備
新城市新庁舎基本設計
E07
9 − 02
9-1 防災計画の考え方
9 _防災計画
(2)防災計画図
※避難安全検証法により、排煙緩和、内装制限の一部緩和を実施設計時に行う。
1 階防災計画図
新城市新庁舎基本設計
9 − 03
9-1 防災計画の考え方
9 _防災計画
※避難安全検証法により、排煙緩和、内装制限の一部緩和を実施設計時に行う。
2 階防災計画図
新城市新庁舎基本設計
9 − 04
9-1 防災計画の考え方
9 _防災計画
※避難安全検証法により、排煙緩和、内装制限の一部緩和を実施設計時に行う。
3 階防災計画図
新城市新庁舎基本設計
9 − 05
9-1 防災計画の考え方
9 _防災計画
※避難安全検証法により、排煙緩和、内装制限の一部緩和を実施設計時に行う。
4 階防災計画図
新城市新庁舎基本設計
9 − 06
10_ 法 規
10-1 建築基準法・消防法チェックリスト 10
法 規
10 − 01
10-1 建築基準法・消防法チェックリスト
10 _法 規
10-1 建築基準法・消防法チェックリスト
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新城市新庁舎基本設計 10 − 01
10-1 建築基準法・消防法チェックリスト
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新城市新庁舎基本設計 10 − 02
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新城市新庁舎基本設計 10 − 03
11_ 設計図
11-1 設計図 (1) 配置図
(2) 平面図
(3) 立・断面図 11
設 計 図
11 − 01
11 − 02
11 − 06
11-1 設計図
11 _設計図
11-1 設計図
(1) 配置図
第 1 駐車場(21 台)
第 2 駐車場(38 台 )
東庁舎
新庁舎
北
S:1/500
新城市新庁舎基本設計 11 − 01
11 _設計図
11-1 設計図
(2) 平面図
北
1 階平面図 S:1/200
新城市新庁舎基本設計 11 − 02
11 _設計図
11-1 設計図
北
2 階平面図 S:1/200
新城市新庁舎基本設計 11 − 03
11-1 設計図
11 _設計図
秘書
副市長室
市長室
執務室1
(総務企画系窓口)
北
3 階平面図 S:1/200
新城市新庁舎基本設計 11 − 04
11 _設計図
11-1 設計図
北
4 階平面図 S:1/200
新城市新庁舎基本設計 11 − 05
11-1 設計図
11 _設計図
(3) 立・断面図
北立面図
南立面図
新城市新庁舎基本設計 11 − 06
11-1 設計図
11 _設計図
東立面図
西立面図
北東断面図
新城市新庁舎基本設計 11 − 07