平成28年4月 鹿 児 島 市 議 会 目 次 1. 議会機能の充実 (1)議会改革の 推進・・・ ・・・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ ①議会改革 推進研究会の 設置 ②政務活動 費の運用に関 する申合せ の一 部改正 ③正副議長 選挙に係る意 思表明の試 行 ④議会基本 条例の制定 ⑤議会基本 条例に基づく 新たな取り 組み (請願及び陳情 に係る 市民等からの意 見聴取、反問 、議員間討 議の 導入) (2)国等へ意見 書提出を求 める陳情の 審査 の改善・・・・ ・・・ (3)議員定数の見直し・ ・・・・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ (4)常任委員会 の数の見直 し・・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ (5)委員会所管 事務調査の 活性化・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ (6)発言通告制 度の整備・ ・・・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ ①発言通告 書の記載のあ り方 ②通告書確 認のための議 会運営委員 会の 開催 ③質疑者に 対する当局の 取材のあり 方 (7)議員研修会 の開催・・ ・・・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ (8)新人議員研 修会の開催 ・・・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ (9)議会事務局 機構改革・ ・・・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ (10)政務調査 員制度の導入 ・・・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ (11)新聞記事 等検索システ ムの導入・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ (12)議会刊行 物の創刊・改 編・・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ ①政務調査リポ ート ②「調査月報」 から「調査 時報」への 改編 ③市議会情報 (13)議会図書 室の充実・・ ・・・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ ①議会図書室の 整備 ②新刊図書案内の充実 ③西別館への移 転及び閲覧 スペースの 拡大 (14)図書検察 システムの導 入・・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ P1~P3 P3 P3 P3~P4 P4 P4 P4~P6 P6 P6 P7 P7 P7 P8 P8 2.市民に開か れた議会 (1)議場内傍聴 席にモニタ ーテレビを 設置 ・・・・・・・ ・・・ (2)傍聴者のた めに議場内 の議席等の 配席 図を配付・・・ ・・・ (3)本会議生中 継等の開始 ・・・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ ①市政情報 配信システム による生中 継の 開始 ②インター ネットによる 生中継及び 録画 放映の開始 ③本会議中 継システム等 のフルデジ タル 化 (4)本会議にお ける一問一 答方式・対 面式 の導入・・・・ ・・・ ①一問一答 方式の導入 ②対面式の 導入 (5)本会議における議員 呼称の改善・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ (6)本会議場傍 聴席に音声 伝達システ ムを 導入・・・・・ ・・・ (7)請願・陳情 提出者に委 員会審査日 を連 絡・・・・・・ ・・・ P9 P9 P9 P9~P10 P10 P10 P10 (8)傍聴者のた めに閲覧用 の議案書・ 陳情 文書表を配置・ ・・・ (9)議員発言通 告の市民へ の事前公開 ・・ ・・・・・・・ ・・・ (10)傍聴者の 要請に応じ手 話通訳者等 を配 置・・・・・・ ・・・ (11)委員会の 公開・・・・ ・・・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ (12)インター ネットによる 議会情報の 発信 ・・・・・・・ ・・・ ①議会ホームページの開 設 ②会議録の閲覧・検索 ③本会議生中継・録画放 映 ④議会ホームページのリ ニューアル ⑤閉会中の委員会日程の ホームペー ジ 公開 (13)市議会だ よりの点字版 ・音声版の 発行 ・・・・・・・ ・・・ ①点字版 ②音声版 (14)市議会広 報紙「かごし ま市議会だ より 」の発行・充実 ・・・ (15)市民に身 近な場所での 会議録の閲 覧・ 貸し出し・・・ ・・・ (16)市議会の 情報公開・・ ・・・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ (17)簡易な手 続きによる政 務活動費収 支報 告書等の閲覧・ ・・・ (18)政務活動 費の運用に関 する申合せ の一 部改正・・・・ ・・・ (19)政務活動 費収支報告書 への領収書 等の 証拠書類の添付 ・・・ (20)本会議開 議告知ブザー の改善・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ (21)各会派議 員控室入口に ネームプレ ート を掲示・・・・ ・・・ (22)議会事務 局室のオープ ン化・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ (23)議会案内 板の設置・・ ・・・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ P10 P11 P11 P11 P11~P12 P12 P13 P13 P13 P13 P14 P14 P14 P14 P14 P14 3.政治倫理の 確立 (1)鹿児島市議 会議員の政 治倫理に関 する 条例の制定・・ ・・・ (2)鹿児島市議 会議員への 企業等から の政 治献金に関する 決議・ (3)議員活動に関する申 合せ・・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ (4)虚礼廃止に 関する申合 せ・・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ P15 P15 P15 P15 4.新議事堂の 整備(27年 度) (1)議場の整備 ・・・・・ ・・・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ ①車いすス ペースの設置 ②通路の段 差解消等 ③難聴者用 音声伝達シス テムの更新 ④親子席の 設置 ⑤タブレッ ト端末による 電子表決シ ステ ムの導入 ⑥昇降式演 壇の設置 (2)委員会室の 整備・・・ ・・・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ ①傍聴席の 増席 ②録音設備 の更新 (3)その他・・・・・・ ・・・・・・ ・・ ・・・・・・・ ・・・ ①議員出退 表示システム の更新 P16~P17 P17 P17 5.その他 (1)インターネ ットによる 行政視察受 付業 務の効率化・・ ・・・ (2)市議会広報 紙「市議会 だより」の 同時 配布による経費 節減・ (3)夏季における議員の 服装の軽装化 ・・ ・・・・・・・ ・・・ (4)市長の諮問 機関等への 議員の就任 の見 直し・・・・・ ・・・ P18 P18 P18 P18 1.議会機能の充実 1.議会機能の充実・向上 1.議会機能の充実・向上 (1) 議 会改革の 推進 ① 議会 改革推進 研究会の 設置 ⇒ 平成 25年 1月設置 市議会では、議 会機能の充実 ・強化を図 るた め、平成25年 1月に議長が 設置する任 意組織である「 議会改革推進 研究会」( 以下 「研究会」とい う。)におい て、議長が 要 請した議会改革の9項目について、28年2月までに計36回にわたる協議、検討を行った。 研究会では、議 会基本条例の 制定をはじ め、 正副議長立候補 制、請願・陳 情に係る市 民等からの意見 聴取など、同 改革の具体 的な 制度化に向けた 素案を策定し 、随時、議 会 運営委員会への 報告を行った 。 ≪協議項目≫ ア.議員定数 イ.出前議会 ウ.政務活動費 のあり方 エ.正・副議長 立候補制 オ.本会議・委 員会の活発な 議論 カ.議会基本条 例の制定 キ.意見書提出 の協議のあり 方 ク.決算審査の あり方 ケ.視察報告の あり方 ② 政務 活動費の 運用に関 する申合せ の一部改正 ⇒ 平 成25年 6月施行 「政務活動 費の運用に 関する申合 せ」及 び「鹿児島市議 会会派にお ける政務活 動費 経理事務取扱要 領」に、地 方自治法及 び政務 活動費の交付に 関する条例 の一部改正 等 を踏まえた「要 請・陳情活 動」の具体 的方法 や「研修会等へ の参加」の 運用等に関 す る規定を追加し た。 ≪同申合せ及び 同要領一部改 正の概要≫ ア.要請・陳情 活動につい ては、国・ 県など の行政機関、政 党及び国会 議員に対し 、 書面により直接 面会して行 い、政党や 国会議 員に対して行う 場合は行政 機関への 要請等もあわせ て行うこと イ.出張報告書 には相手方の 名刺又は名 簿及 び要望書等の写 しを添付する こと ウ.研修会等に 市政に関す る内容が含 まれて いる場合に政務 活動費を支 出すること ができることと し、その判断 は各会派で 行う こと エ.出張届は原 則として出 張2週間前 までに 、出張報告書は 原則として 出張後1カ 月以内に提出す ること オ.出張報告書 には所感も記 載すること 等 -1- ③ 正副 議長選挙 に係る意 思表明の試 行 ⇒ 平 成26年 第1回臨 時会から 実施 議長及び副議長 の選出過程を 明らかにす るた め、平成26年 5月に「正副 議長選挙に 係る意思表明の 試行に関する 申合せ」を 決定 し、同年第1回 臨時会(平成 26年5月 ) における正副議 長選挙から、 議運代表者 会議 等において議長 又は副議長を 志す議員の 意 思表明を実施し ている。 また、平成26 年第1回臨時 会での試行 後、 同申合せを一部 改正し、議員 は意思表明 を行う代表者会 を傍聴できる ようにした 。 ④ 議会 基本条例 の制定 ⇒ 平成2 6年6月2 6日施行 平 成 2 6 年 第 2 回 定 例 会に お い て 、 本 市 議会の 最 高 規 範 と な る 「 鹿 児島 市 議 会 基 本 条 例の制定」を全 会一致で可決 し、同日、 施行 された。 本 条 例 は 、 二 元 代 表 制 の一 翼 を 担 う 市 議 会につ い て 、 そ の 基 本 理 念 及び 基 本 的 事 項 を 定め、議会及び 鹿児島市議会 議員の役割 及び 活動原則を明ら かにすること により市民 の 負託に応える議 会を実現し、 市民福祉の 向上 及び市政の発展 に寄与するこ とを目的と し ている。 ≪主な経過≫ 平成24年11月 議会運営委員会で協 議する議会改革の項目 の一つと して、 「議会基本条例 の制定」を確認 平成25年1月 議 長 が 任 意 組 織 で あ る 議 会 改 革 推 進 研 究 会を 設 置 平成25年8月 議 会 運 営 委 員 会 で 議 会 改 革 に 関 す る 先 進 地視 察 〃 議会改革推進研究会で同条例に係る協議を開始 平成26年1月 同条例に係る議員研修会の開催 〃 同 条 例 素 案 に つ いて 協 議 を 開 始 平成26年5月 議会改革推進研究会で同条例素案を決定 〃 研究会が議長へ同条例素案を報告 〃 議 会 運 営 委 員 会 に お い て 条 例 案 と する こ と を 確 認 平成26年6月 平 成 2 6 年 第 2 回 定 例 会 に 議 員 提 案 、 議 決、 施 行 ⑤ 議会 基本条例 に基づく 新たな取り 組み ⇒ 平成27 年2月 ア.請願及び陳情 に係る市民 等からの意 見聴取の導入 委員会( 常任、特別 及び議会運 営)に おいて、請願及 び陳情の提 出者が希望 し、 かつ、付託され た委員会が 必要と認め た場合 に、当該請願及 び陳情につ いて、市民 等から意見聴取 する機会を設 けることと した 。 イ.反問の導入 本会議(又は委 員会)にお いて、議員 (又は 委員)の質問の 内容や趣旨 等が不明 確な場合に、論 点を明確化 し議論を深 める目 的で、その内容 や趣旨等を 確認するこ とができる「反 問」を導入し た。 ウ.議員間討議 の導入 委員会(常任、 特別及び議 会運営)に おいて 、政策立案及び 政策提言を 積極的に -2- 行うため、付託 事件(議案 、請願及び 陳情) 及び所管事務調 査を対象に 、議員同士 が自由に相互の 意見を述べ合 うことがで きる 「議員間討議」 を導入した。 (2) 国 等へ意見 書提出を求 める 陳情の審査の改善 ⇒ 平成2 4年度 国等へ意見書提 出を求める陳 情について は、 従来、他の請願 ・陳情と同様 、当局出席 を求め、当局に 対し陳情に対 する現状説 明や 見解等を求める 中で結論を出 していたが 、 その内容によっ ては、国の動 向等により 時機 を失する場合が あることから 、平成24 年 度から、当該陳 情については 、議長が議 運に 諮った上で、本 会議に上程せ ず、陳情書 の 写しを全議員に 参考送付する 取扱いとし た。 (3) 議員定数の見直し ⇒ 平成 8 年4月議員改 選時 平成8年4月の 中核市移行に 先立ち、新 しい 時代に対応した 議員定数のあ り方につい て、平成7年に 議会運営委員 会の中で約 半年 かけて論議した 。 その中で、議会 の監視機能・ 政策立案機 能を 充実する観点に 加え、予算規 模、中核市 移行に伴い増加 する事務量、 行政区域面 積、 他都市の状況な ど各面から検 討し、その 結 果、更に議会の 機能を高める ため、条例 定数 を50人とする ことに決定し た。 その後、平成2 3年第3回定 例会と平成 27 年第1回定例会 において、定 数を現行の 50人から48 人に減員する 内容の議案 が提 出され、各面か ら慎重に審議 を行った結 果、 否決された。 ≪議員の法定数及び条例定数の推移≫ 昭和43年 法 定数 48人 昭和47年 法 定数 52人 条例 定数 48人 昭和59年 法 定数 56人 条例 定数 48人 平成 法 定数 56人 条例 定数 50人 8年 (地方 自治法の一部 改正(平成 23年 8月1日施行)に より、法定数 の規定は廃 止) (参考:合併に伴う議員の定数及び任期の取り扱い) 平 成 1 6 年 1 1月 1 日 の 周 辺 5 町 と の 合 併 に 伴 い 、 合 併 特 例 法 第 8 条 第 2 項 及 び 第 3 項 の 規 定 を 適 用 し 、 鹿 児 島 市 の 議 会 の 議 員 の 残 任 期 間 の 相 当 す る 期 間 に 限 り 定 数 を 増 加 し 、 編 入 さ れ る 5町 そ れ ぞ れ の 区 域 に 選 挙 区 を 設 け 増 員 選 挙 を 行 っ た 。 増 員 数 は 各 選 挙 区 1人 で 計 5人 。 ※ 編入合併特例定数 55人 ( 平 成 20年 4月 28日 ま で ) (4) 常任委員会の数の見直し ⇒ 平 成8年5月 議員の定数を4 8人から50 人と改めた こと に合わせ、常任 委員会につい ては、事務 事業の増加や市 民ニーズが多 様化する中 で、 議会審査をより 専門的に行う ため、従来 の 4つの常任委員 会から5つの 常任委員会 へと 拡充することと した。 -3- 〈 平 成 8年 度 定 数 条 例 改 正 前 〉 〈 平 成 8年 度 定 数 条 例 改 正 後 〉 〈現在〉 (単 位 : 人 ) 総 務 文 教 委 員 会 (12) 総 務 消 防 委 員 会 (10) 総 務 消 防 委 員 会 (10) 厚 生 保 健 委 員 会 (12) 民 生 環 境 委 員 会 (10) 市 民 健 康 福 祉 委 員 会 (10) 経 済 企 業 委 員 会 (12) 経 済 企 業 委 員 会 (10) 産 業 観 光 企 業 委 員 会 (10) 建 設 消 防 委 員 会 (12) 建 設 委 員 会(10) 建 設 委 員 会 (10) 文 教 委 員 会(10) 環 境 文 教 委 員 会 (10) ※ 編 入 合 併 特 例 定 数( 5 5 人 ) 時 の各 常 任 委 員 会 の定 数 は 1 1 人 (5) 委員会所管事務調査の活性化 ⇒ 平 成8年 度 会期中は議案審 査に時間を割 かれ、所管 事務 調査の日程確保 が困難である ことから、 当該委員会とし て論議すべき 課題を整理 し、 これを閉会中の 継続調査事件 として位置 づ け、閉会中に行 う陳情審査終 了後に調査 を行 うこととした。 なお、1日で 調査が終わ ら ない場合は、別 途日程を設け ている。 (6) 発言通告制度の整備 ⇒ 平成5年 2月 本会議における 個人質疑や代 表質疑に関 する 発言通告制度に ついては、答 弁を的確に 行わせ、充実し た論議を展開 させること 、さ らには能率的な 議事運営を図 る観点から 設 けられているこ とに鑑み、次 の事項等に つい て一定の整理を 行った。 ① 発言 通告書の 記載のあ り方(具体 的、明確に 記載する こと) 的確な答弁、充 実した論議、 能率的な議 事運 営の観点から、 具体的、明確 に記載する こと等を取り決 めた。 ② 通告 書確認の ための議 会運営委員 会の開催 通告一覧表の確 認、事情変更 等による質 疑項 目の変更等の取 扱い、日数に 応じた質疑 者の人数割振り を行うことと した。 ③ 質疑 者に対す る当局の 取材のあり 方 当局の取材が整 然と行われる よう、取材 人員 、場所、時間、 取材窓口につ いての整理 を行った。 (7) 議員研修会の開催 ( 講 師 の 肩 書 き は 研 修 当 時 ) ■平成8年度 ・「行政手続法について」鹿児島大学法文学部助教授 ■平成9年度 ・「地方分権とは」法政大学法学部教授 五十嵐敬喜氏 -4- 米丸恒治氏 ・「マルチメディアの基礎と地域情報化」(議員による意見発表会) ・「川をとおしての地域分権~一地方議員の雑感」(議員による意見発表会) ■ 平 成 10年 度 ・「高齢社会を生きる」淑徳大学社会学部教授 佐藤俊一氏 ・「外から見た鹿児島」日本貿易振興会鹿児島貿易情報センター所長 ・「地方分権について」横浜国立大学名誉教授 新井俊三氏 成田頼明氏 ■ 平 成 11年 度 ・「介護保険とその課題」鹿児島女子短期大学教授 久永繁夫氏 ■ 平 成 12年 度 ・「地球環境問題と自治体の役割」 ㈲フ ェ ル ナ ン デ 代 表 環境コンサルタント 峰 淳二氏 ■ 平 成 13年 度 ・「議員パソコン研修」㈱NTTトラコム鹿児島支店から講師派遣 ■ 平 成 17年 度 ・「一問一答方式における発言通告と質疑のあり方について」 ※議員相互の意見交換等を通して、一問一答方式の認識と理解を深める目的で2回行った。 ■ 平 成 18年 度 ・「地球環境からみた21世紀の地方自治のあり方」 鹿児島市環境アドバイザー 末吉竹二郎氏 ■ 平 成 19年 度 ・「インターネットによる本会議中継・録画放映及び議会HPリニューアルの実施概要」 ※議運で確認された課題を協議するために設置した「議会情報広報検討委員会」において取りまとめ た 実 施 概 要 に つ い て 、議 員 全 員 の 共 通認 識 を 持 つ た め実 施 し た 。 ■ 平 成 20年 度 ・「地方公共団体の財政の健全化に関する法律に関して」 総務省財務調査課長補佐 稲原 浩氏 ・「鹿児島市親善訪問団(マイアミ市訪問)」視察報告会 ・「鹿児島市友好代表団(長沙市訪問)」視察報告会 ■ 平 成 21年 度 ・「地方分権改革と地方議会」全国市議会議長会 政務第一部参事 目黒宏康氏 ・「九州新幹線全線開業を見据えて~本市観光振興の課題と展望~」 鹿児島県観光プロデューサー 奈良迫英光氏 ■ 平 成 22年 度 ・「桜島火山活動と今後の見通し」 京都大学防災研究所火山活動研究センター准教授 ・「私の鹿児島について」 鹿児島国際大学経済学部准教授 井口正人氏 ジ ェ フ リ ー ・ S・ ア イ リ ッ シ ュ 氏 ■ 平 成 23年 度 ・「地域主権改革の動向と地方自治制度の見直し」 全国市議会議長会次長 ・「 薩 英 戦 争 の き っ か け と な っ た 生 麦 事 件 か ら 150年 」 -5- 維新ふるさと館館長 関口 勝氏 福田賢治氏 ■ 平 成 24年 度 ・「地方議会改革の現状と課題」 全国市議会議長会 法制参事 本橋謙治氏 ■ 平 成 25年 度 ・「住民自治の新たな進展と議会基本条例の意義」 山梨学院大学法学部教授 江藤俊昭氏 ■ 平 成 26年 度 ・「予算・決算における審査のポイント」 ・「AEDの果たす役割と使用方法」 立命館大学政策科学部教授 森 裕之氏 消防局警防課 ■ 平 成 27年 度 ・「議会運営と活性化のノウハウ」 全国都道府県議会議長会議会制度研究アドバイザー 野村 稔氏 (8) 新人議員研修会の開催 初めて議員に当 選した議員に 対して、諸 事務 手続き、議会制 度、議員とし ての心構え 等について、議 会事務局によ る説明を行 うと ともに、執行部 全ての所管事 務等説明会 を 実施している。 (3日間開催 ) また、2年目に 、議会事務局 によるフォ ロー アップ研修も開 催している。 (9) 議会事務局機構改革 ⇒ 平成8年 度 議会の補助機能 を果たす事務 局体制の充 実強 化を図るため、 組織機構の改 革を行った 。 【平成 7年度まで】 (定数29人) 庶務課長 庶務係長 6 経理係長 2 議事係長 3 総務課長 事務局長 事務局長 議事課長 【平成 8 年度~17 年度】(定数3 1 人) 庶務係長 6 秘書係長 3 議事係長 3 委員会係長 5 政務 調 査 課 長 (政務 調 査 員 ) 6 議事課長 委員会係長 4 調査課長 調査係長 2 資 料係 長 2 合計 合計 31人 29人 現在 【平成 18年度~】 (定数29人 ) 平成18年4月 からは車両の 一元管理 総務課長 事務局長 のため、総務課 庶務係、秘書 係ともに 運転技師1人減 とした。 議事課長 庶務係長 5 秘書係長 2 議事係長 3 委 員 会 係長 5 政務調査課長― 政務調 査 課 係 長 5 合計 -6- 29 人 (10) 政務調査員制度の導入 ⇒ 平 成8年度 議会の調査機能 や政策立案能 力を高める ため 、平成8年度に 、従来の調査 課を廃止し 、 新たに係制を置 かない政務調 査課を設置 し、 各常任委員会の 所管ごとに政 務調査員を 配 置した。 ≪政務調査員の役割≫ ア.政務調査員 は、常任委 員会の所管 事項に 関する情報収集 に努め、当 該分野に関 する課題や問題 点を常時把握 するように 努め る。 イ.政務調査員 は、委員会 に提出され た資料 、行政視察や照 会により入 手した他都 市の資料等各面 にわたる情 報を行政分 野別に 整理し、議員が 特定の案件 について の現状や問題点 を把握したい 場合などに つい て即座に対応で きるようにす る。 ウ.政務調査員 は、市政の 現状や課題 につい て、独自で調査 研究し、一 定のリポー トを冊子化(政 務調査リポー ト、毎年1 月末 に発行)し、議 員に提供する 。 エ.議会審議の なかで、議 案の修正、 議員提 案の条例、さら には法令等 の解釈上の 問題が生じた場 合は、議員 に対し適切 に助言 できるよう、政 務調査員の 中から法 制担当職員を養 成する。 (11) 新聞記事等検索システムの導入 ⇒ 平成6 年4月 従来から新聞記 事については 、必要に応 じ切 り抜き、保管し ているが、過 去の記事検 索をより効率的 に行い、調査 機能を高め るた め、新聞記事等 検索システム (日経テレ コ ン)を導入し、 効率化を図っ た。 (12) 議会刊行物の創刊・改編 ① 政 務調査リ ポート ⇒ 平成8 年度創刊 各 常 任委 員 会 へ 配 置さ れ た 政 務 調 査員が 、 所 管 事 務 ご と に市 政 に 関 す るテ ー マ を 設 け、調査・研究 した内容をリ ポートとし て年 1回発行し、議 員に提供して いる。 ② 「調 査月報」 から「調 査時報」へ の改編 ⇒ 平成8 年度 昭和27年11月の創刊以来、毎月発行していた調査月報を「調査 時報」と名称を 改め、年5 回の発行とす るこ とにより事務の 効率化を 図るとともに、 本市議会独 自の情報を増 やす 等、内容の刷新 ・充実を 図った。 ③ 市議 会情報( 議会ニュ ース 速報) ⇒ 平成 9年2月 創刊 議会に関連する 国の動きや制 度改正など 、議 員へタイムリー に情報を提供 するため、 「市議会情報」 を発行してい る。 -7- (13) 議会図書室の充実 ① 議 会図書室 の整備 ⇒ 平成 6年度 図 書 室 を 利 用 し や す い 環境 と す る た め 、 図書室 内 に 閲 覧 用 机 の ほ か 学習 用 机 を 備 え 、 議員の調査・研 究活動の一助 とした。 ② 新刊 図書案内 の充実 ⇒ 平成 21年度 平成21年4月から新たに購入された図書を案内する 「市議会図書室だより」を発行しているほか、西別館移 転を機に「新刊 図書コーナー 」を設置し た。 ③ 西別 館への移 転及び閲 覧スペース の拡大 ⇒ 平成 27年度 平成27年に竣 工した西別館 に移転し、 従来 よりも閲覧スペ ースを広げた 。 (14) 図書検索シ ステムの 導入 ⇒ 平成15年 度 従来、図書カー ド(紙製)で 検索してい た議 会図書室蔵書に ついて、図書 室内のパソ コンにデータ蓄 積・管理し、 図書の検索 機能 を付加すること により、利用 者が必要な 蔵 書を簡単かつ迅 速に検索する ことができ るよ うにした。 -8- 2.市民に開かれた議会 (1) 議 場内傍聴 席にモニタ ーテレビ を設置 ⇒ 平成21 年6月議 会 質疑が対面式( 再掲)になり 、傍聴席か ら質 問者の表情等が 見えなくなっ たことから 、 議場傍聴席(左 右2カ所)に モニターテ レビ を設置し、市政 情報配信シス テムの映像 を 流すことで、傍 聴者が質疑を より理解し やす いよう整備した 。 (2) 傍 聴者のた めに議場内 の議席等 の配席図を配 付 ⇒ 平成19 年12月 議会 傍聴者がより関 心をもって本 会議を傍聴 する ことができるよ うに、傍聴者 に議場内の 議席等の配席図 を配付するこ ととした。 (3) 本 会議生中 継等の開始 ① 市政 情報配信 システム による生中 継の開始 ⇒ 平成 11年3 月議会 市 政 情 報 配 信 シ ス テ ム を 利 用し て 本 会 議 の 生中 継 ( 本 会 議 開 会 時 か ら 閉 会時 ま で ) を行い、市民課 ロビー(別館 1階)およ び市 民ホール(東別 館1階)に設 置されてい るモニターテレビ(計2台)で、来庁者が本会議の模様を視聴できるようにした。 (現在は、市民 課ロビーのみ ) また、平成17 年9月からは 、9支所で も議 会中継を視聴で きるようにし た。 ② イン ターネッ トによる 生中継及び 録画放映の 開始 ⇒ 平成2 0年6月 議会 平成20年6月議会から本会議の模様をインターネットを通して生中継するとと もに、当該本会 議分から録画 放映も実施 して いる。また、平 成28年第1 回臨時会以 降はスマートフ ォンやタブレ ット端末で も視 聴できるように した。 なお、録画放映 は、本会議当 日終了後4 営業 日から視聴可能 となっている 。 ③ 本 会議中継 システム等 のフルデ ジタル化 ⇒ 平成 27年5 月臨時会 機器の老朽化及び議事堂の移転(別館から西別館へ)に伴い、カメラ・マイクな どの本会議中継 システム並び に市政情報 配信 システム(上記 ①)をフルデ ジタル化し 、 より鮮明な映像 、音声で議会 中継を視聴 でき るようにした。 (4) 本 会議にお ける一問一 答方式・ 対面式の導入 ⇒ 平 成14年 3月議会 ① 一問 一答方式 の導入 議員が1回の登壇で行う複数項目にわたる質疑に対し、市長以下各局長等がそれ -9- ぞれ一括して答 弁する従来の 方式に代え 、1 つの項目ごとに 質疑と答弁を 行う一問一 答方式を導入し た。 なお、現在は個人質疑、緊急質問に限って実施(17年6月議会まで試行で実 施)しており、 代表質疑での 実施が課題 とな っている。 ② 対面 式の導入 議員が議長席側の演壇から議員席に向かって質疑を交わす従来の方式に代え、議 員席最前列の演 壇から答弁者 である当局 席側 に向かって質疑 する対面式を 導入した。 ア.議長席側の演壇から の発言(議 員に 対する発言) 委員長報告及び それに関連す る発言、討 論、 議員提出議案に 関する発言、 修正案に関する 発言、動議、 投票に関す る要 求、議員の発言 取り消し、 市長発言、議長 のあいさつ 等 イ.議員席側の演壇から の発言(当 局に 対する発言) 代表質疑、個人 質疑、緊急質 問、未通告 発言 、議員の質疑等 の際の発言訂 正 (5) 本 会議にお ける議員呼 称の改善 (君から議員 へ) ⇒ 平成8 年12月 議会 女性議員が「君 」と呼ばれる ことに違和 感を 感じていること 、また、時代 の流れの中 で言葉に対する 認識も変化し ていること も踏 まえ、呼称を「 君」から「議 員」に改め た。 (6) 本 会議場傍 聴席に音声 伝達シス テムを導入 ⇒ 平成 8年9月 耳の不自由な方 のために、ワ イヤレス補 聴器 で鮮明に聞き取 ることができ る音声伝達 システムを導入 した。 (7) 請 願・陳情 提出者に委 員会審査 日を連絡 ⇒ 平成8 年度 自ら提出した請 願・陳情が、 委員会にお いて いつ審査される かについては 、提出者と して当然知りた いことである ことから、 議会 傍聴を奨励する 意味からも委 員会審査日 を 葉書で連絡する こととした。 (8) 傍 聴者のた めに閲覧用 の議案書 ・陳情文書表 を配置 ⇒ 平成 7年3月 議会 傍聴者には、議 長や委員長等 が議案名等 を口 頭で発言しても 分かり難いた め、本会議 場受付や委員会 傍聴席に閲覧 用の議案書 や陳 情文書表を配置 した。 なお、議員の質 問通告一覧表 については 、従 前から傍聴者に も配付してい る。 また、委員会に おいて当局か ら提出され た資 料についても、 適宜、傍聴席 に閲覧用と して配置してい る。 -10- (9) 議 員発言通 告の市民へ の事前公 開 ⇒ 平成 6年9月 議会 市民がより関心 を持って市議 会の傍聴に 来て いただけるよう 、本会議の発 言通告一覧 表を市庁舎(総 合案内)に設 置すること とし た(自由に持ち 帰り可能)。 また、周辺5町 との合併(平 成16年1 1月 )以降は、9支 所の窓口にも 設置してい る。 ・市議会ホー ムページでも 発言通告一 覧表 を掲載するとと もに、電話に よる照会に 対応 するほか、希望 者にはFAX サービスも 行っ ている。 ・地元新聞に おいても「市 議会へ行こ う」 のコーナーを設 け、本会議及 び各委員会 での 審議項目を掲載 している。 (10) 傍聴者の要 請に応じ 手話通訳 者等を配置 ⇒ 平成 3年5月 本会議や委員会 の傍聴を希望 する者から 要請 があった場合、 鹿児島市手話 通訳者・要 約筆記者派遣運 営協議会事務 局を活用し 、対 応している。 なお、手話通訳 者等の派遣に 係る費用は 、公 費負担(当初予 算に計上)と している。 (11) 委員会の公 開 ⇒ 昭和22 年度 現行委員会条例 では、委員長 の許可があ った 者に限り傍聴で きる制限公開 となってお り、本市におい ては意見まと めを除き、 委員 長が委員会に諮 り、すべての ケースにつ い て許可していた が、平成2年 9月から、 意見 まとめ(採決時 )も含め、完 全公開とし て いる。 また、議会運営 委員会につい ても議会運 営に 関する協議等に おける傍聴は 許可してい なかったが、平 成10年5月 から、他の 委員 会と同様の取り 扱いとした。 ※傍聴許 可人員・・・ 概ね12人 (議 会運営委員会に ついては概ね 8人) (12) イン ターネッ トによる 議会情報の 発信 ① 議会 ホームペ ージの開 設 ⇒ 平 成10年1 0月1日 開設 市 地 域 情 報 化 計 画 に 基 づ き 、議 会 の ホ ー ム ペー ジ を 平 成 1 0 年 1 0 月 に 開設 し 、 分 かりやすく、親 しみのある情 報提供に取 り組 んだ。 ② 会議 録の閲覧 ・検索 ⇒ 平成1 5年4月1 日 平成6年4月か ら財務用端末 を活用した シス テムを庁内で稼 働していたが 、平成 1 5 年 度 か ら 市 民 も イ ンタ ー ネ ッ ト を 通 じて本 市 ホ ー ム ペ ー ジ か ら 会議 録 を 閲 覧 ・ 検 索できるように した。 -11- ≪概要≫ ・平成6年の会 議録から全文 掲載 ・会議名 と開催年、発 言通告表、 発言 者、言葉での検 索が可能(複 合条件でも 可) ・会議録 は、定例会終 了後約2カ 月を 目途に掲載して いる。 ③ 本 会議生中 継・録画放 映(再掲 ) ⇒ 平 成20年 6月議会 平成20年6月議会から本会議の模様をインターネットを通して生中継するとと もに、当該本会 議分から録画 放映も実施 して いる。また、平 成28年第1 回臨時会以 降はスマートフ ォンやタブレ ット端末で も視 聴できるように した。 なお、録画放映 は、本会議当 日終了後4 営業 日から視聴可能 となっている 。 ④ 議会 ホームペ ージのリ ニューアル ⇒ 平成 21年1 月、平成 27年3 月 平 成 2 1 年 1 月 に は 全 面 的 リニ ュ ー ア ル を 行い 、 議 会 独 自 の ト ッ プ ペ ー ジを 新 設 す るとともに各ペ ージも独自の フレームデ ザイ ンに変更した。 各 定 例 会 等 の 会 議 の 結 果 を 掲載 す る ペ ー ジ や行 政 調 査 報 告 等 の ペ ー ジ を 新た に 作 成 す る と と も に 、 こ れ ま で公 開 し て い た 情 報項目 に つ い て も 、 内 容 の 見直 し や 充 実 、 情 報の追加を行っ た。 ま た 、 平 成 2 7 年 3 月 に は 、市 ホ ー ム ペ ー ジの リ ニ ュ ー ア ル に 合 わ せ て 、議 会 ホ ー ムページのリニ ューアルを行 った。 親 し み や す さ や 使 い や す さ に配 慮 し て 、 ト ップ 写 真 の ス ラ イ ド シ ョ ー 化 や分 類 項 目 の整備等を行う とともに、ス マートフォ ンに 対応させた。 ⑤ 閉 会中の委 員会日程 のホームペ ージ公開 ⇒ 平成 27年3 月 閉 会 中の 委 員 会 日 程 (常 任 委 員 会 の陳情 審 査 、 特 別 委 員 会) に つ い て は 、 議 会 基 本 条例に基づく請 願及び陳情に 係る市民等 から の意見聴取を、 平成27年4 月開催の委 員会から実施す るのに合わせ て、陳情者 や傍 聴者などに対す る市民サービ ス向上のた め、委員会開催 日の概ね1カ 月前にホー ムペ ージで公開する こととした。 (13) 市議 会だより の点字版 ・音声版の 発行 ⇒ 平成8 年度 ① 点字 版 市視覚障害者協会を通じて、目の不自由な方々(希望者)や県立 盲学校、県視聴 覚障害者情 報センター( 点字 図書館)等に配 布して いるほか、議会 図書室にも設 置している 。 ② 音声 版 (CD版は平成25年度から配布 ) 老人ホーム、市立図書館等に配布するとともに、市視覚障害者協 会を通じて、目 が不自由で 点字の読めな い方 々(希望者)に 音声版 (テープ・CD )を配布し ているほか、 議会 図書室にも設置 してい る。 -12- (14) 市議会広報 紙「かご しま市議 会だより」の 発行・充 実 ⇒ 昭和24 年創刊 議会活動を広く市民に周知・理解していただくため、昭 和24年から市 議会広報紙 「市議会だよ り」 を発行しており 、 現在は、全カラ ー、タブロ イド判で年4 回発 行し、全戸に配 布している。 【平成10年第 3回定例会号 ~】 議案等に対する 各会派等の 表決態度、代 表質 疑の会派名等 、 個人質疑の氏名 等(別枠で) を掲載した 。 【平成23年第 1回定例会号 ~】 各号2ページの 増(従前4 ページを6ペ ージ 、従前6ペー ジを8ページ) を行い、紙 面の内容を充 実す るとともに、文 字を拡大した。 (9ポイント →10ポイ ント ) 【平成23年第 4回定例会号 ~】 市民に議会や市 議会広報紙に 親しみを持 って いただくため、 市政に係わる 議会での逸 話等をまとめた 「市議会あん な話、こん な話 」の連載を開始 した。 (15) 市民に身近 な場所( 公共施設 )での会議録 の閲覧・ 貸出し 市議会における 論議を市民に 正確に知っ てい ただくため、会 議録を市内の 公共施設に 配置し、市民が いつでも手軽 に閲覧でき るよ うにした。 ・市立・県立 図書館、地域 公民館(1 4館 )、地域福祉館 (41館)、 校区公民館 (78館)等、 158カ所で 閲覧可能 ・上記のうち 、市立・県立 図書館、地 域公 民館等の20カ 所では、貸出 しも可能 (16) 市議会の情 報公開 ⇒ 平成 5年1月1日 鹿児島市情報公 開条例に基づ き、それぞ れ個 人情報など保護 すべき部分を 除き、議会 運営委員会、常 任委員会及び 特別委員会 の概 要記録、旅行命 令簿、出張( 行政視察) 報 告、交際費及び 食糧費並びに 政務活動費 など 、すべて公開し ている。 (17) 簡易な手続 きによる 政務活動 費収支報告書 等の閲覧 ⇒ 平 成26年 6月 平成25年度の 政務活動費か ら、収支報 告書 及び領収書の写 しを情報公開 請求に基づ く手続きを経ず 、簡易な手続 きのみで閲 覧が できることとし た。(閲覧場 所:議会図 書 室) -13- (18) 政務活動費 の運用に 関する申 合せの一部改 正 ⇒ 平成25 年6月施 行 ※ P1の(1) ②に記載 (19) 政務活動費 収支報告 書への領 収書等の証拠 書類の添 付 ⇒ 平成19 年4月 平成19年度の 政務活動費か ら、交付時 期を 毎月交付から半 期交付とし、 その収入及 び支出に関する 報告書(収支 報告書)に 、当 該すべての支出 に係る領収書 等の証拠書 類 の写しを添付す ることとした 。 (20) 本会議開議 告知ブザ ーの改善 ⇒ 平成2 2年5月 告知ブザーの音 量が大きく、 来庁者が突 然の ブザー音に驚か れたり、窓口 業務等に支 障を来たすこと があるとの声 も寄せられ たこ とから、議会フ ロア以外の場 所では、庁 内 放送による案内 とした。 (21) 各会派議員 控室入口 にネーム プレートを掲 示 ⇒ 平成19 年12月 来訪者が議会フ ロアを訪れた 際、訪ね先 を容 易に確認できる ように、各会 派等の議員 控室入口に、所 属議員の氏名 を明記した ネー ムプレートを掲 示した。 (22) 議会事務局 室のオー プン化 ⇒ 平成8年 11月、 平成27 年4月 議会に誰もが気軽に入れるよう事務局入口、壁面をガラス張りにし、オープンカウ ンターを設置し た。 また、平成 27年に竣工 ・移転した 西別 館の事務局に おいてもオー プンカウンタ ーを設置し た。 なお、議員への 面会希望者は 、同カウン ター で受付簿 に必要事項を 記入し、事務 局で各控室 に連 絡後、案内す ることとした。 (23) 議会案内板 の設置 ⇒ 平成 6年5月 市庁舎入口2カ 所に本会議 や委員会等の 当日 の開催状況 をお知らせする 案内板を設置 している。 また、議会フロ ア入口には 、各委員会開 会当 日の日程や 審査内容等の一 覧表を掲示 し、一目で分 かる ようにしてい る。 -14- 3.政治倫理の確立 (1) 鹿 児島市議 会議員の政 治倫理に 関する条例の 制定⇒平 成12年 4月1日 施行 ・議員の政治倫 理基準を設け 、同基準に 違反 する疑いがある ときは、市民 は有権者の 100分 の 1 以 上 の 連 署 を も っ て 、違 反 の 疑 いを 証 す る 書 類 を 添 え て 調 査 を請 求 す る こ とができる。 ・調査の請求を 受理したとき は、議会に 政治 倫理調査特別委 員会を設置し 、委員会は 調査のため必要 と認めるとき は、資産等 報告 書等の提出を求 めることがで きる。 (2) 鹿 児島市議 会議員への 企業等か らの政治献金 に関する 決議⇒平 成5年6 月25日 政治倫理確立の ため、企業や 団体からの 政治 献金は一切受け 取らない。 (3) 議 員活動に 関する申合 せ ⇒ 平成5年6月 1日議運 決定 ・議員として知 り得た情報に ついては、 公共 の利益に資する ことを十分勘 案して対処 すること。 ・議員の後援会 等が行うゴル フコンペに つい ては、本市と利 害関係にある 建設、土木 などの指名業者 に対するコン ペへの参加 案内 を自粛し、市民 の疑惑を招く ことのない よう対処するこ と。 (4) 虚 礼廃止に 関する申合 せ ⇒ 平成元年6月 23日 公選法の改正に 先駆けて、年 末年始の挨 拶状 、冠婚葬祭、広 告等について の自主規制 を行った。(公 職選挙法の改 正は、平成 元年 12月19日) 法改正によって 、本市議会が 独自に定め た虚 礼廃止項目の多 くは、公選法 の規定に吸 収された形にな ったが、法に 上乗せされ た事 項として、以下 の項目が残っ ている。 ・答礼のための 自筆による挨 拶状 ・無料広告の禁 止 ・祝電、弔電の 禁止(親族を 除く) -15- 4.新議事堂の整備(27年度) 本市議会の 議事堂があっ た市役所別 館( 昭和 42年建設)は 、耐震補強等 の改修が実 施さ れ るため、平成2 7年に竣工し た西別館へ 議事 堂 を移転した。 移転に当たって は、議場の音 響・映像機 器等 を更新したほか 、市民がより 利用しやす く、 ま た、高齢者、障 害者及び小さ な子ども連 れの 保 護者等に配慮し た整備を行っ た。 (1) 議 場の整備 ① 車い すスペー スの設置 (新規) 身障者が気軽に傍聴できるよう、傍聴席に約5台分の車 いすスペースを 設置した。 ② 通路の 段差解消 等(新規 ) 車 い す の 方 や 高 齢 者 等 が 誰 でも ス ム ー ズ に 傍聴 席 に 入 れ る よ う 、 傍 聴 席 まで の 通 路 の段差を解消す るとともに、 傍聴席の階 段に 手摺りを設置し た。 ③ 難聴者 用音声伝 達システ ムの更新 耳 の 不 自 由 な 方 が 補 聴 器 を 通し て 、 よ り 明 瞭な 音 声 を 聞 く こ と が で き よ う、 最 新 の 難聴者用音声伝 達システムに 更新した。 ④ 親子席の 設置(新 規) 幼児なども同伴で傍聴ができるよう、防音機能を備えた4 席 の 親 子 席 を 設 けた 。 -16- ⑤ タブレ ット端末 による電子 表決シス テムの 導入(新 規) 分かりや すく、効率的 な議会運営 を行 うため、新たに タブレット端 末(各議員 に1 台)を活用した 電子表決シス テムを導入 し、 表決結果を議場 内のモニター に表示して いる。 (イメージ です ) ⑥ 昇降式 演壇の設 置(新規) 登壇者が 高さを自由に 調節できる 昇降 式の演壇を設置 した。 (2) 委 員会室の 整備 ① 傍聴 席の増席 (拡充) 第 1 か ら 第 5 委 員 会 室 は 旧 委員 会 室 よ り 広 くな っ た こ と か ら 、 よ り 多 く の市 民 が 傍 聴できるよう、 傍聴席を8席 から12席 に増 席した。 ② 録音 設備の更 新 委員会室の録音 機器を更新す るとともに 、マ イクを天井3カ 所に設置した 。 (3) そ の他 ① 議員 出退表示 システム の更新 議員出退表示板を、これまでの押しボタン式からタッチパネル式に更新し、議員 の出退表示とと もに議会日程 等を表示す る液 晶モニターを設 置した。 -17- 5.その他 (1) イ ンターネ ットによる 行政視察 受付業務の効 率化 ⇒ 平成2 6年3月 31日 他都市からの行 政視察につい て、本市の 特徴 ある施策を紹介 するほか、市 議会ホーム ページに「視察 申込書」の様 式を掲載し 、メ ールでも申し込 めるよう申込 手続きを簡 素 化したことによ り、受付業務 の軽減化、 効率 化等を図ってい る。 (2) 市 議会広報 紙「市議会 だより」 の同時配布に よる経費 節減 ⇒ 平成1 9年5月 議会広報紙「市 議会だより」 の配布につ いて は、平成19年 第1回定例会 号から市政 広報紙「市民の ひろば」との 同時配布を 開始 し、配布委託業 務の経費節減 を図った。 また、23年第 1回定例会号 からは、国 民健 康保険事業の広 報紙「ひまわ り」も同時 配布に加え、更 なる経費節減 に努めた。 (3) 夏 季におけ る議員の服 装の軽装 化 ⇒ 平成 14年5 月 本会議では、男 性議員は、上 着・ネクタ イを 着用し、女性議 員は、スーツ ・ワンピー ス、又はそれに 準じた服装と する。 委員会及び行政 視察では、地 球温暖化な ど環 境面への取り組 みを議会とし て積極的に 進める立場から 、基本的にノ ー上着とし 、ネ クタイについて は着用自由と する。 但し、ポロシャ ツやシャツ等 の着用は、 自主 的に一定の節度 をもって対応 する。 なお、夏季期間 は6月~9月 としていた が、 平成23年度か ら5月~10 月としてい る。 (4) 市長の諮問機関等への議員の就任の見直し ⇒ 平 成1 0年度 市長の諮問機関 へ議員が就任 、参画する こと 等について、議 運において協 議した結果 、 法令等において 議員の就任が 規定されて いる もの等を除き、 辞退すること とした。 -18-
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