日本テレビ×クレッセント

龍安寺石庭(春)
箱根駅伝コース図
龍安寺石庭(夏)
龍安寺石庭(秋)
日本テレビ×クレッセント
龍安寺石庭(冬)
日本テレビ放送網株式会社 技術統括局コンテンツ技術運用部 CGセクション とは
CGやテロップなど放送に使用するグラフィックコンテンツを扱っているセクションである。業務内容は、
コンテンツの企画から作り込みといった実
作業、それらを支えるシステムの構築と保守管理、そしてスタッフの運用管理と多岐にわたっている。CGセクションの主な業務は以下の5つに大
別される。
撮影し、他では決して見ることができない四季の
いう形でコンテンツ提供することはあっても、
これ
移り変わりを数分で再現するコンテンツを会場で
がすぐにビジネスにつながるという段階にはありま
流すことにしました。
せん。
したがって、
この4K技術が今の放送技術の
キヤノンのC500を4台使用し、
パノラマの4K映
運用にどう活かせるかという検証こそが、今の主な
グラフィック室業務=報道対応を中心とし、
番組オープニングCG、
解説CGなどのCG制作を行う。外部発注の際の品質、
工程、
制作費の管理などのデスク業務も行っている。
像を収録、それを4Kプロジェクター3台で映し出
目的となっていると言え、
コンテンツを次々に制作
気象センター業務=地上波、
日テレNEWS24、BS(一部)のOA業務をほぼ24時間の体制で行っている。
すことで龍安寺の四季を再現しました。
する前の段階にあります。
バーチャル工房業務=日々のレギュラー生番組での運用に対応する。バーチャルセットやスポーツコーダーなどのデザインから送出環境構築まで一貫して制作している。
こうした二つの事柄の追い風もあり、Bluefish含
テロップセンター業務(日本テレビアートが運用)
=電子テロップ、
フリップ類や小物といったデザインから制作までトータルに行う。
報道フロアにおけるテロップ送出、
オペレータ、校閲と校正、
テロップシステムの構築と保守管理も行っている。
スポーツコーダー業務=コンテンツのデザイン作成から送出までの一元管理を行っている。
めた4Kシステムの導入に至ったわけです。その中
-4KがCG制作の上ではどのような影響を及ぼ
でさらにキーワードとして"60P"というのがありま
すのでしょうか?
した。ワールドワイドでは"60P"なんてこだわって
これらCGセクションを統括する管理職であり、Bluefishの4Kターンキーシステム導入決定者である同部次長、藤原徹氏(写真右)
と同部でCG
デザインを担当する藤井彩人氏(写真左)
に話を聞いた(以下敬称略)。
るのは日本だけだと言われることも多いのです
藤井:僕が期待しているのは、放送はHDのままで
が、
現行放送
(NTSC、
HD)は60iですし、
スポーツ
も素材が4Kであれば、
例えばクロマキーにしても
など動きの激しいものにはやはりNexTV-Fの中
きれいにクオリティの高いものができると思いま
でも60コマは必要だという声も多くありました。
すし、
トリミングの範囲も決められますから、作り
我々がシステム構築の検討に入った時期には、
4K
の幅が広がるのではないかと思います。
元々運用していたBluefish
思っていました。当時、Bluefishの競合機種と思
に構築しなければならなくなりました。
でも60Pの出力が出せるものは、Bluefishしか
ありませんでした。
-4KのBluefishのターンキーシステムを導入
われるもの の 殆どが力 不 足で、そ れに比 べて
もう一つは、昨年の秋に日本テレビ主催で開催さ
されたわけですが、そもそもBluefishは、それ以
Bluefishは、汎用ビデオボードとして放送品質で
れた上野の東京国立博物館での「特別展 京都−
前より導入されていたのですよね?
安定しているという印象がありました。
-クレッセントとのお付き合いはBluefish導入
からですか?
洛中洛外図と障壁画の美」というイベントがあっ
-龍安寺以外で今後の4Kコンテンツはどのよ
たことです。放送局が主催する美術展ですので、
うなものがありますか?また4K運用面でのご苦
藤原:弊社が2003年にこの汐留に新社屋で移転
労されている点は?
してきた折りにモーションキャプチャーシステム
藤原:3年前にHD版のBluefishターンキーシス
キーワードは"60P"
ただ展示するのではなく放送局らしい展示の仕方
テムを2式導入しました。それ以前は他社のシス
-4KのBluefishターンキーシステムの導入理
はないものかと、開催の三年前から弊社のイベン
テムで運用していたのですが、重厚長大なシステ
由、経緯などお聞かせください。
ト事業部から相談を受けていました。三年後の放
藤原:今は2014年2月末までにNexTV-Fに最終
付き合いになります。2010年、BluefishのHD
送の最先端技術を見越して 何かそれを活かした
納品する、野球中継のコンテンツがあります。4K制
版導入から2013年5月に4K版を導入する際に
ムで、保守のコストも年間数百万円と高かったた
Viconをバーチャル工房に導入した時からのお
め、更新時期に他のシステムと比較検討していた
藤原:理由の一つには、
次世代放送推進フォーラム
展示を という難しい課題でしたが、それを受けて
作する上では想定外の課題が出てくることがあり
もHD版での不具合や疑問点など、
クレッセントさ
時に選択肢の一つとしてBluefishがありました。
(NexTV-F)の中で、弊社は設立時社員の一社で
技術担当者の方でブレーンストーミングした結
ますし、ストレージの容量がかさむというという課
んが日本の総代理店としてBluefishの現地の開
なぜなら2005年あたりに、サッカーのFIFAクラ
あり、2014年から(4Kの)試験放送を行う中で、
果、
「三年後に3Dはないだろう。やはり高解像度、
題もあります。今後4Kを普通の番組制作のライン
発陣にすぐに確認を取り、密に連絡を取っていた
ブワールドカップでの国際映像を、FIFAと正式に
そのコンテンツを提供しなければならなくなった
4Kだろう」
という結論に至ったわけです。
にのせるのは関連会社のニトロ(日テレ•テクニカル
だけるので、サポート面でとても安心できていま
契約しているイタリアのスポーツコーダーの会社
ことがあります。NexTV-Fの構成員である各放送
そして、京都の龍安寺石庭の四季を大型スクリー
•リソーシズ)が担当する予定で、現在ニトロでは、
す。とてもフットワークよくご対応をいただいてい
と一緒に制作する際に、その会社が導入していた
局が、
割り振ってコンテンツを制作していくのです
ンで見せるコーナーを設置するこが決定しまし
4K編集システムの導入を検討しています。
ます。
のがBluefishだったので、
良いシステムがあると
が、
弊社も、
まずは4K制作のワークフローを社内
た。龍安寺石庭を1年かけて4K、
超高精細映像で
弊社は民間の放送局ですが、4K映像を試験放送と