平成 23 年度 夏季研修 【実践ワークショップ】のご案内 明日の保育や授業を充実させたい・・障害や発達のことを知りたい・・ 有効な教材・教具の情報が知りたい・・特別支援教育について知りたい・・ 本校からの実践の発信と情報交流の場に、たくさんの先生方のお越しをお待ちしています! どの学校、園でもますます多忙化が進み、立ち止まって実践のこと、子どもたちのこと、教材のことを深めたり振り返ったりする時間がもちにくくなっ ているのが現状ではないでしょうか。しかし、本当は「学びたい」 「語りたい」、あるいは「ちょっと違う視点から考えたい」 「前々からやってみたいと思っ ていたけど、一人でするのは億劫だし…」ということもたくさんあると思います。今年も、附属特別支援学校の夏のワークショップでは、それぞれの教員 の「持ちネタ」を中心に話題提供いたします。ご参加の皆さんと考えあっていくことで、少人数ならではの学び合い・語り合いができればと考えておりま す。公務ご多忙とは存じますが、ぜひ、多数ご参加いただきますようご案内申し上げます。また、教職をめざす大学生や大学院生の参加も歓迎いたします。 (滋賀大学教育学部附属特別支援学校 校長 白石惠理子) ■会 場 滋賀大学教育学部附属特別支援学校(会議室、ランチルーム、プレイルーム、生活訓練棟、各教室 ■主 催 滋賀大学教育学部附属特別支援学校 ■日 時 平成23年8月1日(月) ■対 象 滋賀県内の保育園(所) 、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、養護学校、教職を目指す大学生や大学院生 ■参加費 等) 13:30∼16:30(受付13:00∼) 500円 ■参加申し込み方法 7月15日(金)までに 別紙申込書にご記入の上、FAXにてお申し込みください。申込書は必要に応じて、コピ ーしてお使いください。(会場等の都合により、人数を制限させて頂く場合があります。人数を制限させて頂く場合は、本校ホームペー ジ上でお知らせ致します。各自ご確認いただき、お早めにお申し込み下さい。) ■裏面にも実践・報告内容のご紹介をしています (より詳しい内容は7月にホームページ上で更新掲載予定です) 本校ホームページアドレス http://www.ft.shiga-u.ac.jp/ ■実践・報告内容のご紹介 分野 1 テ − マ 太鼓 手作り体験 (今年は、「12」のワークショップからご提案をさせていただきます。) 内 容 安価に手に入る材料を工夫して、手作り太鼓に挑戦してみませんか。本物の太鼓は高価ですので、気軽に使用す ることに抵抗があります。手作りの思いっきりたたける太鼓で、楽しくリズムをきざんで、私たちと一緒に、日 頃の教育活動の幅を広げてみましょう。材料の調達に限りがありますので、先着5名様までの受付です。費用 は、材料費実費約 3000 円(太鼓1個分)です。 定員:5名、申し込みが多かった場合は10名まで受付します。 2 造形あそびのヒント 子どもたちを前に、どんな素材・題材がいいのか日々悩みながらの実践。お互いの実践を交流して、子どもた ちの可能性を広げる素材や手法を一緒に考えてみませんか。活動として、 「白抜き文字・模様アート」 「スライ ム絵の具づくり」を予定しています。また、簡単な事例集も用意しています。明日へのヒントを見つける場に なればと思っています。より分かりやすい交流の場とするために、可能な範囲で取り組まれた作品等をお持ち ください。 定員:15名 担 当 者 石部和人 木村明子 清谷佳代 宮尾ゆい 梶谷素女 水江啓一 今野真規子 3 4 障害者のスポーツとは、障害者のために特別に考案されたスポーツだけを指すものではなく、原則として健常 者が行なっているスポーツを、以下の4点の理由でルールを一部変更して行なっているものを指しています。 ①障害があるためにできないことがある。②障害があるためにスポーツによる事故の心配がある。③障害を増 「体育・障害者スポ 悪化させるおそれがある。④競技規則が複雑なため理解しにくい。 以上の点を加味した競技の中から、今回 ーツ」 は「風船バレー」「カローリング」「フライングディスク」「スポーツ吹き矢」について、ルールや留意点など を実際に体験することによって学んでいただきたいと思います。 定員:10名程度 音を体で楽しもう 日々の学校生活の中で、自分の思いを口に出せない子どもたちの音の楽しみ方として、手遊び歌やハンドベル を通して、体で表現する活動を行っています。歌が上手に歌えなくても、体をほぐしながら、音(音楽)に触 れることで、子どもたちは自然に笑顔になります。いろいろな表現の方法を紹介し合って、交流したいです。 ぜひ、一緒に楽しみましょう。 定員:10名 5 6 7 8 9 10 11 日々の教科の授業や日常生活の指導、交流学級との連絡調整、保護者支援など、特別支援教育の課題を語る機会 が校内では限定されているのではないでしょうか。初めて特別支援学級を担任される先生からベテランの先生 小中学校における特 まで、主に特別支援学級の学級運営についてそれぞれの課題を出し合い、参加者全員で実践交流ができればと 別支援学級(知的障 思います。 害)の学級経営につ いて 定員:15名ぐらい 支援学級や支援学校での学習場面、幼稚園や保育園での活動の中で、絵本を使用することはたくさんあります。 日々の「読み聞かせ」や「絵本を通して国語やことばの学習」の実践を参加者同士が交流し、絵本を通しての 絵本を通したコミュ 子ども達とのよりよいコミュニケーションを考えていければと思います。絵本に関する取り組まれた教材やお ニケーションを考え すすめの本などを、各自ご持参ください。 る 定員:6∼7名 卒業後の豊かな生活をめざすために考えたいことや、進路先のいろいろな形態についてお話します。また、キ ャリア教育に関する動向や考え方についてもお伝えしながら、学校で何を取り組んでいけばよいのか、各自の 特別支援教育におけ キャリア発達を促すとはどのようなことか等、皆様と一緒に考えていければと思います。児童・生徒の学習活 るキャリア教育∼卒 動を想定したグループワークの時間があります。申込時に、担当されている学校または学部をお書きください。 業後の進路や生活を 見据えて 定員:10名(小学校・部5名+中学校・部5名) apple 製のデジタルガシェット『ipad』を発達段階5歳程度の生徒を対象にした教育のツールとして活用した実 践を紹介します。自立活動の視点を取り入れて、個々の障害による学習上の困難を改善・克服するために無料 電子黒板および iPad アプリケーションを活用した授業実践事例の紹介をしていきます。また、発達段階が2歳前後の生徒を対象に、 活用における授業実 自己表現のきっかけ作りとして『電子黒板』を取り入れた授業実践については、具体的な自作教材を紹介して いきます。講座の後半では、パワーポイントを使って参加いただいた先生方に教材作りをしてもらいたいと思 践 います。時間:1時間半程を予定しています。『ipad』20分『電子黒板』20分『教材作成』50分 お願い:パワーポイントインストール済みのパソコンを持参してください。 定員:10名 自己の生き方につい て考える力を育てる 学習活動の在り方 −特別支援学校高等部における「マイライフドリームプラン」を作成する進路学習を通して− 高等部の進路学習で、夢や希望をえがくことが重要であると考え、「働く」「暮らす」「楽しむ」「かかわる」の四つの柱に ついて、自分で「振り返る」、友だちから「教えてもらう」、自分で「まとめる」の自己理解を深める3ステップの学習活動で 夢や希望をえがく「マイライフドリームプラン」の作成に取り組んだ研究です。結果として、自分の良さや将来への思いを 言語化しながら自己理解が深まり、就労だけではなく、生活や余暇を含めた自己の生き方を考える力が育ちました。キ ャリア教育の実践事例として、先生方にすぐ活用していただけるように、具体的な活動展開にふれます。さらに、お土産 としてワークシートや指導案も用意しています。中学部、中学校特別支援学級の先生方も大歓迎です。定員:特になし 「子どもたちの笑顔が見たい」それは、僕たち教師の共通した願いですよね。そして、僕たちも一緒に笑顔にな りたい。その、願いを叶えてくれる授業、それが楽しい科学の授業、仮説実験授業です。 仮説実験授業は、授業書という教科書兼ノートのようなものを使って行います。今回の研修では、 楽しい科学の授業 仮説実験授業を中心 <ふしぎな石じしゃく><足はなんぼん>の授業について紹介しようと思います。 に 定員:1∼30名程度(これ以上多くてもします。 ) 保育園(所)、幼稚園 に在園する特別な支 援が必要な園児への 支援のあり方を考え る 北村幸人 福田建夫 井口貴之 伊藤 哲 川幡哲也 栗田久美子 古井友恵 岡田雄大 篠原 逸子 木村政秀 谷 正宏 中島恭子 若林裕子 藤澤健司 西村恭子 三川綱一 西堀二郎 川島民子 居川篤司 県内の保育園(所) ・幼稚園の先生方を対象に、特別な支援が必要な園児への適切な支援のあり方を、成功例、失 敗例などを交えながら事例を通じて一緒に考えていくワークショップです。当日は、日頃の肩の力を抜いて気 軽に参加していただければと思います。子どもの思いに寄り添った保育実践を考えていきたいと思います。 松村 齋 対象:保育園(所)幼稚園の先生方。 定員20名ほど。 夏季研修会【実践ワークショップ】 滋賀大学教育学部附属特別支援学校 〒520-0002 滋賀県大津市際川3丁目9−1 TEL 077−522−6569 お申し込みは別紙FAXでお願いします。 FAX 077−526−2279 担当 松村 齋
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