Ⅱ 学校経営の実際 1. 本校の教育目標 教育基本法の精神に則り、沖縄県及び本町の教育目標・方針に準拠し、本校の教育目標を設定する。児童 はその目標を目指して励み、教職員は教育目標具現化のために努力し、保護者はその目標を理解し、子ども 達の教育に共にあたりたい。 夢や目標を持ち、心身ともに健康でたくましく、 持続可能な社会に貢献する子 ◎よく考えやり抜く子(知) ◎心はひろく思いやりのある子(徳) ◎健康でたくましい子(体) (1)めざす学校 このような学校を実現したいと願いを込めて全職員・全児童でつくりあげた理想像は、次のような学校 の姿である。 ○自分らしさを発揮できる学校 ○学ぶ意欲にあふれ、高めあう学校 ○安心、安全な学校 ○地域と連携し、教育活動ができる学校 ○4つのいっぱい運動(あいさついっぱい、花いっぱい、読書いっぱい、歌声いっぱい) ●子どもの目を世界にひらく学校 (2)めざす児童像 本校の教育目標を実現するために求める児童像は次のように設定する。 ○健康で元気いっぱいの子 ○やさしく思いやりのある子 ○よく学び、よく働く子 ○自分のことは自分でする子 ○地域や自然を大切にする子 ●世界に目をひらき、仲良くできる子 (3)めざす教師像 教育は人なりといわれるように、教師のあるべき姿が教育を大きく左右する。本校の教師は教職の重大 性の自覚に立って、教師としての使命感を認識して、その職責の遂行に当たって、次のような教師像を設 定し、その実現に向けて努力する。 ○愛情を持って教育にあたる教師 ○自己研鑽に励む向上心のある教師 ○使命と責任感を備えた教師 ○児童や保護者・地域との信頼関係を大切にする教師 ○時代の変化に対応した先見性と創造性があり、将来の展望を持つ教師 ●地球的視野で考える教師 2. 経営の基本方針 児童が「生きる力」としての知・徳・体の調和のとれた心豊かな人格の形成を願い、国際化、情報化、少子 高齢化、科学技術の進歩等が急速に変化するこれからの社会に主体的に対応できる子どもの育成を図り、保護 者。地域の期待に応えられる学校教育をめざす。 (1)確かな学力の向上 ①教師の学級経営能力の向上と授業実践を図る。 ②朝の読書とマス計算を実施する。 ③音読指導及び漢字前倒し指導を実施する。 ④デジタル教材を利用した教科の授業を実施する。 ⑤がんばりノート等家庭学習の充実を図る。 (2)小規模校及び少人数学級の利点を生かした学校 ①隣学年合同の授業を実施する。 ②個別指導の充実を図る。 ③全員に日本漢字能力検定試験を実施する。 ④がんばりノートの量から質への転換。 (3)キャリア教育の視点を踏まえた確かな学力 ①キャリア教育を教科と関連させる。 ②職場見学の実施。 ③夢や希望を持たせ、学ぶ意欲の向上を図る。 ④学んだことを実生活に活用する力の育成を図る (4)豊かな心の教育 ①基本的生活習慣の確立を図る。 ②学級経営で人間関係づくりを図る。 ③体験活動を取り入れた道徳教育の実践。 ④校長講話で豊かな心の教育を図る。 ⑤読み聞かせボランティアによる豊かな感性の育成 (5)健やかな体の育成 ①体育朝会の実施。 ②保健指導の充実。 ③学校栄養士との食育指導。 (6)4つのいっぱい運動の推進(知・情・意) ①読書いっぱい・・・・毎朝の読書(集団テキスト、指定図書・課題図書等の読書指導) ②歌声いっぱい・・・・隣学年の合同音楽や全校音楽の取り組み。朝の会や帰りの会での歌声の取り組み。 ③あいさついっぱい・・老人会、保護者、児童会の朝のあいさつ運動の実施。 ④花いっぱい・・・・・種から育てる学級の花壇づくり。一人一鉢運動の実施。 (7)全職員が主体的に働く学校 ①全職員が目的意識を持ち、目標を設定し、主体的に学校経営に参画できるようにする。 ②確かな学力を育むための校内研修の充実を図る。 ③学校の組織力を向上させ、PDCA サイクルによる改善を図る。 ③全職員が教育公務員としての義務や責任を自覚して職務に取り組む学校づくりをする。 ④地域の特性に立脚した諸活動を展開する。 ⑤法令遵守を徹底し、差別、いじめ、公私混同のない学校づくりをする。 (8)保護者や地域の人から信頼される学校 ①学校評価を実施し公表する。 ②学校評議員会を開催し、地域の要望を学校経営に取り入れる。 ③支援が必要な家庭については、家庭支援会議を開催し、地域の協力と連携を図り支援を行う。 ④地域の要望を学校経営に生かす。 ⑤地域の素材の教材化、地域人材活用。 (9)安全安心な学校 ①いじめや体罰のない学校づくりをする。 ②スクールガードを組織し、児童の登下校の安全を確保する。 ③通学路の安全マップの作成と校内の安全点検を徹底し、事故の未然防止に努める。 ④喫煙防止教育や薬物乱用防止教育を徹底する。 ⑤不審者、地震・津波、火災の実施計画を立て、避難訓練を実施する。 (10)職員の綱紀粛正と服務規律 ①管理者(教頭)は、職員会議や校内研修等において「教職員の綱紀粛正及び服務規律の確保」について 指導及び注意喚起を行う。 ②服務規律委員会(校長・教頭・教務)を設置し、毎月の職員会議等で服務規律の指導徹底を図る。 (11)本校のESD教育 平 和 学 習 環境学習 国際理解学 習 キ ャ リ ア 学 習 中川小学校ESD教育( 「Think Globally, Act Locally」 )構想図 4.教育目標具現化の全体構想 〈国〉 日本国憲法 本校の教育目標 夢や目標を持ち、心身ともに健康でた 教育基本法、学校教育法 くましく、持続可能な社会に貢献する子 学習指導要領 よく考えやり抜く子 心はひろく思いやりのある子 〈沖縄県〉 健康でたくましい子 沖縄県教育振興計画 本年度の重点指導事項 学校教育における指導の努力点 基礎基本の徹底(読み書き計算) 「夢・にぬふぁ星プランⅢ 家庭学習の習慣化(ノート活用) 「確かな学力の向上」支援プラン 正しい言葉づかい 金武町の教育の施策 ・学校評価の実施 ・学校評議員会の開催 沖縄21世紀ビジョン基本計画 〈金武町〉 〈家庭や地域の公開・公表〉 ・校長講話の実施 ・授業参観の実施 ・保護者会の実施 ・学力検査や諸調査の実施 明るいあいさつ 早寝・早起き・朝ご飯 金武町の教育の目標 本年度の各学年目標 〈本校の教育課程〉 教科指導 ・学力の向上 ・授業改善 道徳 ・教科等との関連 一 年 二 年 ・日常の実践化 特別活動 ・学級活動 ・児童会活動 ・クラブ活動 ・学校行事 ESD教育 ・総合的な学習の時間 ・外国語活動 三 年 四 年 話をしっかりきく子 みんなと仲良くできる子 最後までがんばる子 よく聞き、はっきり話す子 みんなと仲良く協力する子 年 ・環境教育 ・国際理解教育 六 ・平和教育 年 ・家庭学習の奨励 最後まで頑張る子 ・基本的な生活習慣の育成 思いやりのある子 ・PTA活動の充実 元気よく遊ぶ子 ・スクールガードの活用 進んで学習する子 ・地域行事への参加 思いやりのある子 〈教師の指導力の向上〉 めあてを持って学習する子 生徒指導 特別支援教育 健康教育・安全教育 食育教育 ・指導法の工夫改善 ・個別指導の充実 助け合う事ができる子 ・特別支援教育の充実 健康で明るい子 ・学習態度の育成 よく考え進んで発表する子 明るく思いやりのある子 粘り強く最後までやり抜く子 ・情報教育 ・キャリア教育 ・学校の情報の発信 最後までがんばる子 健康・安全に気をつけて行動する子 五 〈家庭や地域との連携〉 児童の努力目標 ・学級経営の充実 ・情報の共有化 ・健康教育 5.教育目標の指標と学年目標 (1)教育目標 よく考えやりぬく子 心はひろく思いやりのある子 健康でたくましい子 (2)本年度の重点指導事項 基礎基本の徹底(読み書き計算) 正しい言葉づかい 家庭学習の習慣化と充実 明るいあいさつ 早寝・早起き・朝ご飯 (3)指標 よく考えやりぬく子 心はひろく思いやりのある子 健康でたくましい子 ・先生の話をしっかり聞く ・正しい言葉づかいをする ・早寝早起きを実践する ・決まりを守って学習する ・明るいあいさつをする ・毎朝きちんと朝ご飯を摂る ・手を挙げ元気よく発表する ・友達と仲良くする ・健康や安全に気をつける ・進んで学習する(学び合い) ・友達をいじめたりしない ・身体を清潔にする ・自ら課題を見つけて学習する ・目上の人を敬う ・食後の歯磨きをする ・学習の仕方が分かる ・良いことは勇気をもって実践する ・進んで働く ・家庭学習を毎日する ・うそをつかない ・体育やスポーツに親しむ ・学年相応の読み書きができる ・自然に親しみ、命を大切にする ・戸外で元気よく遊ぶ ・将来の夢や希望を持ち、目標 ・物を大切にする ・タバコや薬物に対して正しい に向かって努力する ・ (4)学年目標と努力事項 ・ ・身の回りの整理整頓をする 知識を持ち、手を初めない ・ ・ ・ ・ ・ 学 よく考えやりぬく子 年 ・ ・話す人を見て聞く 一 ・ ・ ・ 心はひろく思いやりのある子 健康でたくましい子 ・ ・ ・仲良く遊んだり、勉強したりする ・元気よく遊ぶ ・ ・ ・静かに聞く ・友達を大切にし助け合う ・最後まで頑張る 年 ・ ・ ・ ・最後までしっかり聞く ・進んで働く ・ ・ ・ ・先生の話をしっかり聞く ・だれとでも仲良くする ・健康に気をつける ・ ・ 二 ・進んで質問する ・友達の意見をしっかり聞く ・安全に遊ぶ ・ 年 ・よく聞き自分の考えを発表する ・思いやりの心を持つ ・清潔な身体と服装をする ・ ・話を最後までしっかり聞く ・明るいあいさつをする ・安全に気をつけて行動する ・ 三 ・自分の考えを持つ ・友達と仲良く協力する ・明るく丈夫な身体をつくる ・ 年 ・周りの事象に興味関心を持つ ・決まりを守り,係の仕事をきちんとする ・決まりを守って遊ぶ ・ ・指示されなくても進んで行動する ・誰とでも仲良くする ・戸外で元気よく遊ぶ ・ 四 ・やるべき事は最後までやり遂げる ・相手の気持ちが分かる心を持つ ・スポーツに挑戦し体を鍛える ・ 年 ・物事をよく考え行動する ・相手の良さに気づき尊重し合う ・健康について気を配る ・ ・よく考え粘り強く問題を解決する ・明るいあいさつをする ・清潔にし、身なりをきちんとする ・ 五 ・計画的に学習する ・誰に対しても公平公正に接する ・元気よく行動し、丈夫な体をつくる 年 ・進んで読書する ・生命の大切さを知り、命を大切にする ・粘り強く最後までやり遂げる 六 年 ・人の話をよく聞き、よく考えて ・明るいあいさつをする ・何事も最後まで粘り強くやり遂げる から自分の意見をはっきり ・正しい言葉遣いをする ・健康な体つくりをする 述べる ・友達と仲良く協力する ・元気よく行動する 6.重点指導事項及び指標 教育目標達成を目指して重点指導事項及び指標、指導の努力点を以下のように設定する。 (1) 重点指導事項及び指標 教育 重点指 目標 導事項 よ く 考 え や り ぬ く 子 家 庭 学 習 の 習 慣 化 と 充 実 基 礎 基 本 の 徹 底 ( 読 み 書 き 計 算 ) 指 標 明 る い あ い さ つ 正 し い こ と ば づ か い ・先生の話を聞く ・決まりを守って学習する ・手を挙げて元気よく発表する ・自から進んで学習する ・自ら課題を見つけて学習する ・学習の仕方がわかる ・家庭学習を毎日する ・学年相応の読み書きができる ・将来の夢や希望を持ち、目標に向かって努力することができる ・明るいあいさつをする ・友達と仲良くする ・友達をいじめたりしない ・目上の人を敬う ・よいことは勇気を持って実践する ・うそをつかない ・自然に親しみ、命を大切にする ・物を大切にする ・身の回りの整理整頓をする ・早寝早起きを実践する 健 康 で た く ま し い 子 早 寝 ・ 早 起 き ・ 朝 ご 飯 価 ◎○△× ・正しい言葉遣いをする 心 は ひ ろ く 思 い や り の あ る 子 評 ・毎朝きちんと朝ご飯を摂る ・健康や安全に気をつける ・毎日風呂に入り清潔にする ・食べた後、必ず歯磨きをする ・進んで働く ・体育やスポーツに親しむ ・戸外で元気よく遊ぶ ・タバコや薬物に対して正しい知識を持ち、手を染めない 7 .経営の重点と努力事項 (1 ) 確かな学力の向上 ① 基礎的・基本的な知識・技能の確実な習得を図り、繰り返し指導とそれを日常的に活用し、課題を解 決するために必要な思考力,判断力,表現力等を育む。 ア 教育課程の完全実施に努める。 ・年間指導計画の充実と実施 ・標準授業時数の確保 イ 小規模校の特性を活かした学習指導の改善・充実に努める。 ・授業改善を図り、「参加する授業」「わかる授業」を行う。 ・読み・書き・計算等の基礎・基本の徹底を図るため、マス計算、前倒し漢字指導を実施する。 ・個に応じた学習指導方法の改善・充実 ・授業の計画・実施・評価(P・D・C・A)サイクルの実施(週案の充実) ・評価規準の設定による評価方法の改善(指導と評価の一体化) ・形成評価と総括評価の工夫・改善(観点別学習状況の評価) ・問題解決的な学習、体験的な学習の積極的実践 ・地域教材の開発・活用、地域人材の積極的な活用 ・形成確認問題(形成的評価)、諸検定試験の活用と充実 ・電子黒板、視聴覚教材、教育機器、コンピュータ等の積極的な活用 ウ 学習規律の徹底を図る。 ・めあてを持って臨む学習態度の育成 ・真剣に聴く、考える、進んで発表する態度の育成(発達段階に応じた基本話型・基本聴型の指導) ・学習用具の準備(忘れ物をしない) エ 家庭学習の習慣化に努める。 ・保護者と連携した家庭学習の習慣化 ・「がんばりノート」の質から量への転換、そのための教師の支援(コメントの工夫) ・学習課題の与え方の工夫(授業と連動した家庭学習) ・主体的な予習、復習の計画、実践、評価 オ 読書活動・学校図書館利用等の充実を図る。 ・進んで読書する態度の育成(家庭での読書の奨励・啓発活動の強化) ・朝の読書や読み聞かせ等、読書活動の充実、音読朝会の実施 ・年間指導計画への位置付けー各教科、学級活動、道徳等 カ 思考力、判断力、表現力等をはぐくむために言語活動の充実を図る。 ・各教科等においては、国語科で培った能力を基本に、観察・実験やレポートなどにお いて、視点を明確にした記録・報告、比較や分類、関連付けといった考えるための技法、 演繹的な考え方や帰納的な考え方などを活用した思考・説明する活動を充実させる。 ・討論・討議などにより意見の異なる人を説得したり、協同的に議論して集団としての意 見をまとめたりする活動を充実させる。(道徳・特別活動等) ・体験活動を振り返り、そこから学んだことを記述する活動を充実させる。 ② 指導体制の改善・充実を図る ア 校内研修の授業研究会は、学校全体で行う。 イ 学習指導において、教師間の連携・充実を図る。 ウ 学校内外の経験豊かな教師や専門家の参加・協力を得たり学習指導の工夫をする。 ③ 指導方法の改善・充実を図る ア 学習内容に応じて一斉指導、ペア学習、班活動等、学習形態を工夫する。 イ 繰り返し指導等児童生徒の実態に応じ、効果的な方法を工夫する。 ウ 授業参観や授業交流等、教育活動を工夫する。 ④ 指導と評価の一体化を図る ア 授業実践における指導と評価の作成とその時期や方法を工夫する。 イ 目標に準処した評価の工夫・改善を行う。 ウ 保護者や児童生徒に対し、評価の観点や規準、方法などを説明する。 ⑤ 教材・教具の活用・開発に努める ア 電子黒板、視聴覚教材や ICT 情報機器等関連の教材・教具の活用を図る。 イ 地域素材の教材化を図る。 (2 ) 道徳教育の充実【豊かな心の育成、基本的な生活習慣の形成】 ① 道徳教育は,道徳の時間を要として特別活動をはじめ学校の教育活動全体を通じて行う。 ② 新学習指導要領に基づく年間指導計画を作成し「道徳」の時間の充実と確保に努める。 ③ 道徳教育推進教師を校務分掌に位置付け,指導体制を確立する。 ④ 学校や地域の実態に応じた全体計画を作成し、道徳の授業やボランティア活動及び自然体験的な実践 を通して豊かな心の育成に努める。 ⑤ ゲストティーチャーとして家庭や地域の人々等の活用を行い、開かれた道徳教育の充実に努める。 ⑥ 「道徳実践活動学習教材」「わたしたちの道徳」の活用を年間指導計画に位置づけ、推進に努める。 ⑦ 道徳教育に対する意識の高揚を図るため、道徳の授業を授業参観に位置付ける。 ⑧ 地域と学校・家庭が連携して、地域ぐるみの「凡事徹底」を推進する。 (3 ) たくましい心と体をはぐくむ教育の推進 ① 体育・健康に関する指導については児童の発達段階を考慮し、「体育朝会」を実施する。 ② 保健、安全及び食に関する指導を教育活動全体を通して行う。 ③ 年間計画のもとに保健教育の充実に努める。 (年間指導計画に、性・エイズ教育や喫煙、飲酒、薬物乱用防止教育における指導の工夫・改善を図る。) ④ 学校保健安全法に基づき学校安全計画を作成し,身の回りの生活の安全,交通安全,防災に関する指 導を重視するとともに安全に関する情報を正しく判断し,安全のための行動に結びつけるようにする。 ⑤ 危機管理マニュアル(不審者・防災)を活用し、健康・安全の確保、安全管理の強化に努める。 ⑥ 地域安全マップの見直し、修正を加え常時活用を図る。 ⑦ スクールガードを委嘱し通学路の安全確保に努めると同時に、通学路安全点検(学期1回)、校内安 全点検(毎月)の充実に努める。 ⑧ 避難訓練及び防犯訓練を年間計画に位置づけ、隔年毎に実施する。 ⑨ 食育の推進において,栄養のバランスや規則正しい食生活,食品の安全性などの指導を一層重視する。 ⑩ 食に関する指導は年間計画に位置づけ、望ましい食習慣を形成するよう指導の工夫・改善を図る (4 ) 特別活動の充実【望ましい人間関係や自己存在感の高揚】 ① 指導計画の充実、指導体制の確立を図る。(新学習指導要領に基づく全体計画の作成) ② 話し合い活動の充実を図り、学級活動をとおして、望ましい人間関係の育成に努める。 ③ 幼児、高齢者、障害のある人々との交流や社会体験・自然体験・ボランティア活動等豊かな体験活動 の充実に努める。 ④ 家庭・地域との連携を密にし、児童が自然や文化との触れ合いができるよう、社会教育施設等の活用 を工夫する。 ⑤ 国や郷土を愛する心を育てる。 ⑥ 次世代の健康づくり副読本(食育編・生活習慣編)を年間指導計画に位置づけ活用する。 (5 ) キャリア教育の充実【望ましい勤労観・職業観をはぐくむ】 ① 新学習指導要領に基づく全体計画を作成する。 ② 『小学校キャリア教育の手引き』を活用し、キャリア教育の共通理解、校内体制の等の確立を図る。 ③ キャリア教育担当者(グッドジョブリーダー)を校務分掌に位置付け、キャリア教育推進委員会等を組織す る。 ④ キャリア教育学習プログラムを作成し、活用する。 ⑤ 地域人材を活用し、職場見学等の機会を多く設けるように努める。 ⑥ 希望や夢を持って生きる態度を育成し、望ましい勤労観や職業観を養う。 (6 ) 教育相談と生徒指導の充実【カウンセリングマインドの充実】 ① 生徒指導提要等を活用して生徒指導全体計画、指導体制、生徒指導全体構想図を作成し、全職員の共 通理解を図り指導の充実・強化に努める。(学年、学級経営の充実) ② 教育相談の全体計画、指導体制、全体構想図を作成し、毎月第2木曜日を「相談の日」と位置づけて 全職員で取り組む。 ③ いじめや喫煙等の問題行動の未然防止のための情報収集と全職員指導体制を確立する。 ④ 生徒指導の3機能を活かした授業作りに努める。(共感的人間関係、自己存在感、自己決定) ⑤ 生徒指導・人権委員会・いじめ対策委員会を位置づけ、機能化を通して生徒理解に努める。 ⑥ 家庭・地域、関係機関との連携に努める。(家庭教育支援会議等の活用、「子どもの居場所づくり」 のための指導・支援体制の確立、「関係機関職制一覧表」の作成等) (7 )環境教育の充実【情操教育】 ① 身近な環境に目を向けさせ、人間と環境の関係を理解させ、環境に配慮した生活や行動がとれるよう に児童の発達段階に応じた学校教育全体を通して環境教育の推進に努める。 ② 各教科、道徳、特別活動、名古タイムの目標や内容と環境教育との関連を見直し、環境教育に関する 内容を明確にして、それぞれの年間指導計画に位置づけ、計画的・組織的・継続的に実践的な環境教 育に努める。 ③ 授業実践にあたっては、環境教育に関する具体的な事象を通して理解させ、その事象の因果関係や相 互関係を把握する力と環境を保全・創造する意欲、態度の育成に努める。 ④ 学校のビオトープや蝶園を環境教育に活用する。 ⑤ 総合的な学習の時間や生活科との連携を図り環境教育を実施する。 ⑥ 地域の素材の教材化や地域人材の活用に努める。 ⑦ 日常の学校美化活動と「花いっぱい」運動を推進する。 (8 )情報教育の推進【情報活用能力の育成と情報モラルの充実】 ① 組織的に学校の情報化を推進するために、情報化推進リーダーの校務分掌への位置づけと教育情報化 推進委員会の設置をする。 ② 町派遣の補助員を活用した情報教育の授業を実施する。 ③ 町派遣の補助員や情報担当を中心に、学校のホームページの定期的な更新に努める。 ④ 個人情報流出危機管理マニュアルを活用し、個人情報保護とセキュリティーの整備に努める。 ⑤ 発達段階に応じた情報活用能力の育成と情報モラルの指導に努める ⑥ 個人情報及び校務に関わる情報等が記載されている公文書、デジタルデータについては、定めた場所 で管理を行い、勝手な持ち出しを禁止する。 (9 )平和教育の充実【生命の尊重と世界平和を希求する心を育てる】 ① 全職員の共通理解を図り、教育活動全体を通じて推進する。 ② 各教科、道徳、特別活動、総合的な学習の時間の目標や内容と平和教育との関連を見直し、平和教育 に関わる内容を明確にし、それぞれの年間指導計画に位置づけて、推進に努める。 ③ 指導内容は、世界の平和と人類の福祉に貢献する立場から、「生命の尊重」「個人の尊厳、思いやり の心」「国際理解と人類愛」を育てる内容を基本にその推進に努める。 ④ 「慰霊の日」を「平和を考える日」と設定し、特設授業を行う。 ⑤ 戦争体験者や地域人材を活用した平和教育を行う。 ⑥ 修学旅行で南部戦跡や平和資料館等を見学し平和学習を実施する。 (1 0 )人権教育の充実【基本的人権の尊重】 ① 人権担当者を校務分掌に位置付け、人権委員会を設置する。 ② 全職員の共通理解のもとに人権教育の全体計画を作成し、人権意識の高揚に努める。 ③ 毎月第1水曜日を、「人権の日」と設定し、人権意識の高揚に努める。 ④ 学校の教育活動全体を通して、生命の尊重や共生の心等についての指導の工夫・改善に努めるととも に、「いじめ」の未然防止と解決に努める。 ⑤ 豊かな人間性をはぐくむ教育(ボランティア活動、社会体験活動など)を推進する。 ⑥ 教頭を「服務指導担当者」として位置づけ、教職員からの服務相談や不祥事防止の校内研修の実施に おいて指導的役割を担うものとする。 ⑦ 『教職員の服務規律委員会』を設置し、月一回「職員の安全管理の日」を設定する。 (1 1 )総合的な学習の時間(名古タイム)の充実【創意工夫ある教育活動】 ① 新学習指導要領に基づく全体計画を作成し、全職員の共通認識により、ふるさとに学びふるさとに 活かす指導体制の充実を図る。 ② 4年間・3年間を見通した指導計画を作成して、指導の充実に努める。 ③ 「名古タイム」の評価規準を設定し、個の指導・支援に生かす。 ④ 地域人材の活用や町派遣のコンピュータ補助指導員を活用した授業を行う。 ⑤ 活動における児童生徒の安全性の確保を図る。 ⑥ 学習の成果やまとめの発表会を実施する。 (1 2 )特別支援教育の充実【自立や社会参加への基盤を培う】 ① 特別支援教育の協力体制作りを推進する。 ② 就学指導委員会、校内特別支援教育委員会を設置し、その機能化に努める。 ③ 支援を必要とする児童については、「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」を作成する。 ④ 校内研修会や専門機関での研修に参加し、特別支援についての理解を深める。 ⑤ 特別支援教育コーディネーターを校務分掌に位置づけ、学級・他機関との連携を図り児童生徒個々の 支援を行うように努める。 ⑥ 特別な支援を必要とする児童生徒にかかる特別支援教育支援員等の連携に努める。 ⑦ 校内就学指導委員会は、町就学指導委員会と連携を密にする。 (1 3 )国際理解教育・外国語教育の推進 【国際化への対応】 ① 異文化の理解や自国の文化を尊重する態度や国際協調の精神等を教育活動の中で育て、広い視野に立 った人材育成に努める。 ② 英語活動年間指導計画を作成し指導の充実に努める。 ③ 発達段階に応じた歌やゲーム、ごっこ遊びなど、ALT とのT・Tやグループワーク等の指導形態及び 指導方法の工夫・改善を図る。 (1 4 )校内研修の充実 【言語活動の充実】 ① 校内研修計画を作成し、現職教育や研修活動の充実を図る。 ② 全学年で研究授業や公開授業を実施する。 ③ 「言語活動」を中心に校内研修を進める。 ④ 学力向上対策について実践を行う。 ⑤ 情報教育、特別支援教育、環境教育、キャリア教育等の研修を行う。 (1 5 )幼小中連携の促進 【縦と横の繋がり重視】 ① 学びの連続性を意識した幼小中連携を図る。 ② 運動会、学芸会、遠足、持久走等の学校行事の連携を図る。 ③ 町内3小学校の横の繋がり、金武中学校との縦の繋がりを図る。 (1 6 )学校・家庭・地域との連携の充実 【開かれた学校づくり】 ① 学校評価を実施し、結果を家庭・地域に公表する。 ② 学校評議委員会を開催し、学校の経営方針や取り組み事項等について意見を交換する。 ③ 毎月の授業参観を実施し、保護者が気軽に足を運べるようにする。 ④ PTA活動の活性化に努め、学校・家庭・地域と連携し、学校評価の実施とその開示を行い、 学校課題の解決に努める。 ⑤ 毎月の学校便り、保健便り、図書館便り等を発行し、学校の理解が得られるように努める。 ⑥ 地域行事への学校職員の積極的な参加を図る。 ⑦ 地域との連携を図り、スクールガードを結成し、児童の登下校の安全を図る。 ⑧ 地域人材バンクを設立し、地域人材の活用に努める。 ⑨ 学校施設・設備の開放を図る。 ⑩ 朝のあいさつ運動や花いっぱい運動等を通して地域老人会との連携を図る。 ⑪ 家庭教育支援会議を組織し、児童生徒個々、家庭への支援援助を充実させる。 (地域連携コーディネーターによる連携の強化) ⑫ 児童の「基本的な生活習慣」形成のために、家庭・地域と連携を図り「朝食摂取」と「帰宅時間 (GO家運動)」を徹底する。 ⑬ 学校教育活動や児童の様子を知らせるためにホームページを定期的(月1回)に更新する。 (1 7 )特色ある学校づくりの推進【E S D 教育を通して、創造性・国際性に富む人材育成】 ①基本的な考え ★:本校のESD教育は、持続可能な社会づくりのための担い手づくりである。本校がこれまで取り組 んできた環境教育、国際理解教育、キャリア教育、平和教育を「つなげ」総合的に取り組む。 ②育みたい力 ア、体系的な思考力 イ、持続可能な発展に関する価値観を見いだす力 ウ、代替え案の思考力(批判力) エ、情報収集・分析能力 オ、コミュニケーション能力 ③学び方、考え方 ★:「関心の喚起→理解の深化→参加する態度や問題解決能力の育成」を通じて「具体的な行動」を 促すという一連の流れの中に位置づける。 【中川小学校のESD教育「Think Globally, Act Locally(地球的規模で考えて、行動は足元から)」】
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