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Burbank-Ota Sister City Student Exchange 2013
事 業 の 概 要
1.派遣期間
平成25年7月23日(火)~8月6日(火)
2.派 遣 先
アメリカ合衆国カリフォルニア州バーバンク市
3.派遣人数
中学生6名、高校生6名、引率者2名
4.宿泊形態
ホームステイ
合計14名
5.事業日程
月日
曜日
内 容
4/10
水
派遣学生募集開始
5/10
金
派遣学生募集締め切り
5/18
土
面接試験
6/8
土
第1回派遣学生研修会 (太田市福祉会館)
6/15
土
第2回派遣学生研修会 (太田市福祉会館)
6/29
土
第3回派遣学生研修会 (太田市福祉会館)
7/6
土
第4回派遣学生研修会 (太田市福祉会館)
7/16
火
第5回派遣学生研修会 (太田市福祉会館)
(太田市国際交流センター)
出発式 (太田市役所4階 庁議室)
7/26
火
8/5
月
8/6
火
8/8
木
太田出発
(9 時 00 分 太田市役所)
成田空港発
(15 時 25 分 DL284 便)
バーバンク出発
(9 時 00 分)
ロサンゼルス国際空港発 (13 時 10 分 DL283 便)
成田空港着
(16 時 25 分)
太田到着
(21 時 00 分)
帰国報告会
(太田市役所4階 庁議室)
Burbank-Ota Sister City Student Exchange 2013
現 地 日 程
月日
曜日
内 容
到着 歓迎パーティー
7/23
火
ホストファミリーと一緒に帰宅
バーバンク市長表敬訪問
7/24
水
警察署・消防署見学
メイクアップデザイン学校での特殊メイク体験
7/25
木
カリフォルニア大学訪問
ゲティミュージアム訪問
ロサンゼルス繁華街散策
7/26
金
リトルトーキョー散策(日本村で昼食)
全米日系人博物館見学
ドジャースの試合観戦
7/27
土
ファミリーデー
7/28
日
ファミリーデー
サンフェルナンド修道院にてウォークラリー
ジョスリンセンターにて余興を披露
7/29
月
バーバンク歴史施設を見学
ラルフフォイ公園で革製品作成体験
ホストファミリー交換ピクニック
7/30
火
ディズニーランド
バーバンク市内見学
7/31
水
ウェストアメリカン博物館
ラフ ドラフト スタジオ見学
英語レッスン
8/1
木
サンタモニカビーチ
ワーナーブラザーズスタジオツアー
8/2
金
ジョン・バローツ高校訪問
プールパーティー
8/3
土
8/4
日
8/5
月
ファミリーデー
ファミリーデー
さよならパーティー
日本へ出発
Burbank-Ota Sister City Student Exchange 2013
団長
総務部総務課
山口 貴央
平成25年度バーバンク市交換学生派遣事業の引率を通じ、日本では経験できない多くのことを
学びましたが、特に「多文化共生」
、
「ボランティア活動」
、
「姉妹都市間交流」に深い感銘を受けま
した。
「多文化共生」についてでありますが、ロサンゼルス郡は気候の良さ等により多くの移民が集住
した経緯があることから、同郡のバーバンク市においても多くの人種の人々が見受けられました。
バーバンク市の人々は、全く知らない人に対しても挨拶をし、時には話し込んだりする等、誰に対
しても分け隔てない人付き合いをしており、日本から来た私たちに対してもバーバンク市の人々は
同様に親しみを込めて話しかけてくださり、誰もが私たちの話を真摯に聞いてくれる姿勢を伺うこ
とができました。また、バーバンク市において多くの施設や場所を訪れましたが、様々な人種の人々
が働いている姿を目にしました。このようにバーバンク市では、人種、文化が異なっていても、そ
れらを受入れることができる土壌があり、他者の異質性を包容する多文化共生が実現している都市
であると実感しました。
「ボランティア活動」については、バーバンク市の人たちの多くが何らかのボランティアグル
ープに属している等、仕事、家族、趣味以外に、ボランティア活動に対しても非常に関心が高いこ
とに感嘆しました。私のホストファミリーに以前バーバンク姉妹都市委員会の委員長を務めた経験
のある方がいて、私たちの滞在期間中、氏は約1週間もの間、アリゾナ州のナバホというインディ
アン居留地にボランティア団体の引率者としてボランティア活動に従事してきました。氏との話の
中で、
「助けを求める誰かに救いの手を差し伸べたいと思う気持ちが出てくることは自然なことであ
り、だから私たちはボランティア活動に取り組む。
」という言葉がありました。氏は仕事、家族と同
様にボランティア活動をとても大切にしており、崇高な精神でボランティア活動に従事しています。
このボランティア活動に対する意識の高さは、私自身の今後の業務において大変参考となるもので
あり、住民福祉の向上を追求する市役所職員として奉仕精神の重要性を再認識することができまし
た。
「姉妹都市間交流」についてですが、太田市とバーバンク市が今以上につながりを強くするため
に、この交換学生派遣事業をお互いに今後も継続させ、発展させていくことが重要であると実感し
ました。具体的には、学生の派遣と受入れについて、バーバンク市へ派遣した学生の家族が次年度
バーバンク市の学生を受入れ、又はバーバンク市の学生を受入れた家族の学生をバーバンク市へ派
遣するという継続性を持たせた事業にすることが望ましいと考えます。それと同時に1家族同士の
付き合いに留めずに、今回の派遣事業のように、平日の交換学生派遣事業活動日に生徒たち同士で
行動を共にすることで、派遣と受入時に複数の生徒たちでの関係を作ることができれば、その関係
性が派遣と受入時に途切れることがなく、生徒たちの継続した関係性を構築し、交換学生派遣及び
受入事業をより充実したものにできるのではないかと感じました。
最後に、この交換学生派遣事業を終えて、12人の日本人生徒たちに怪我や病気がなく、バーバ
ンク市での滞在を充実したものにできたことに対し、引率の高橋先生、12人の生徒たちに感謝し
たいと思います。また、国際交流協会の皆様には派遣前の研修会に始まり、帰国日の最後までサポ
Burbank-Ota Sister City Student Exchange 2013
ートしていただき大変感謝しております。そして、忙しい中で私が派遣事業に参加することに理解
を示してくださった職場の皆様にも感謝申し上げたいと思います。
この交換学生派遣事業は、生徒たちにとっても太田市にとっても大変意義のある事業です。今後
も本事業を継続させ、太田市とバーバンク市との関係の強化、発展につながるサポートができるよ
う取り組んで参りたいと考えます。
副団長
太田商業高等学校
高橋 郁夫
バーバンク市滞在を時系列で記すのは別の復命書に報告するとして、この報告書では8日目に訪
問した『Joslyn Adult Center』に限って雑感を記す。
『Joslyn Adult Center』とは一言でいえば高
齢者デイサービスセンターと老人ホームを合わせたような施設である。ただし、日本のそれとは大
変異なる。
数年前、私も社会体験として高齢者デイサービスセンターで数日間働いた経験がある。介護や入
浴や食事支援と簡単なフィットネスが主な活動であった。一方、この施設は55歳以上の元気なお
年寄りが集まり、積極的に仲間とコミュニケーションを図っている。広々とした休憩室や清潔感の
ある食堂、ビリヤード場やゲーム施設、そして教養施設として i-pad やコンピュータ教室、書物の
閲覧施設などが整っている。もちろん体力維持向上を目的としたフィットネス場もある。これが公
的機関の施設であるから驚く。老人たちはこの施設を自由に使いながら仲間とのコミュニケーショ
ンを図り、遊んでいる。まるで、保育園の園児がそのまま大きくなったようなエネルギーを感じる。
昼食も2ドル(200円程度)払えば豪華な食事が頂ける。この日のメニューはチキンソテーと
サラダ、デザート等。大変美味しく頂いた。ホームレスであっても2ドル払えばこの食事がいただ
けるという。さらに、
『got lunch』という NPOのボランティア団体が食事の世話などもしてい
る。日本の高級老人ホームのような雰囲気にもかかわらず、費用は格段に安い。
さて、バーバンク市は行政として、なぜ『Joslyn Adult Center』が維持できるのか疑問に思う。
これだけの高級感のある高齢者向けの施設、食事の質や量を考えれば、日本ではなかなか入所でき
ない民間の高級養護老人ホームであろう。しかし、ここでは気軽に公園に遊びに行くような感覚で
お年寄りの方々が集まれることができ、楽しんでいる。
この15日間の滞在で感じたことであるが、アメリカ人のコミュニケーションの取り方は本当に
心地よい。知らない者同士であれ、笑顔や握手や言葉などを交わし、すぐに打ち解ける。深く付き
合えば人間関係の摩擦は当然あるであろう。日本人であれ、アメリカ人であれ本質的には変わりは
ないはずだ。
『Joslyn Adult Center』においてもアメリカ人の特有の心地よいコミュニケーション
が存在し、陽気な雰囲気が漂っていた。日本社会では高齢化問題は深刻であるが、この『Joslyn Adult
Center』の経営実践はその解決に向けてのヒントになるかもしれない。難しいことはわからないが、
社会の仕組みを工夫することで私たちの生活様式は良くも悪くもなろう。
本研修は中学生、高校生にとって夢のような経験であったに違いない。そして、否忚なしに日本
とアメリカの文化や生活様式の相違点や類似点を比較しながら過ごしたであろう。ホストファミリ
Burbank-Ota Sister City Student Exchange 2013
ーと過ごしたホームステイ体験、ディズニーランドや野球観戦、海水浴、大学見学、美術館見学、
地元高校生たちとの触れ合い、さまざまなピクニックなど、生徒にとって魅力的な活動ばかりであ
った。観光だけが目的ならば、これらの活動だけで十分である。しかし、本研修は将来の日本を担
う若者への人材育成という投資であることも忘れてはならない。人材育成という観点からこのアメ
リカへの旅行を見つめ直すとき、この『Joslyn Adult Center』への訪問は大変意義深いものであっ
た。様々な活動の一つに『Joslyn Adult Center』への訪問を企画してくださったバーバンク市姉妹
都市委員会の方々に感謝したい。楽しいだけで終わりがちな海外ホームステイプログラムもあるが、
アメリカ社会の高齢者問題とわが国の高齢者問題に対して考える余地を与えてくれたこの企画に心
から感謝したい。
バーバンクで経験したこと
伊勢崎高校
2年
阿部 夏希
私がこの派遣事業に忚募した理由は、アメリカが好きということもありましたが、それ以上に、
自分の英語がどのくらい通じるのか、向こうの人の会話が理解出来るようになるのか、試してみた
かったからです。英語は好きですが、勉強ができるわけでも、スラスラ話せるわけでも無かったの
で、行く日が近づくにつれ、少しずつ不安が大きくなっていました。ほかの派遣学生は、頭がよく、
英語を話すことも、理解することもできるので、
「自分だけ話せずに、向こうの人と馴染めなかった
らどうしよう。
」と本気で悩んだりもしました。
現地に着くと、たくさんのホストファミリーの方が歓迎してくれました。とても嬉しかったので
すが、その時緊張していた私は、どうしていいのか分からず、少し心細くなりました。でも、ホス
トマザーが迎えに来てくれると、安心して、緊張もほぐれました。家に着くと、ホストマザーと娘
のサーシャという十九歳の女の子と一緒にたくさん話をしました。私の拙い英語を一生懸命聞き取
ってくれ、また、分かりやすい言葉で話してくれるので、思っていた以上に会話が出来き、自分も
驚きましたが、ホストファミリーも驚いていました。ファミリーデーには、動物園に行ったのです
が、着いた時間が閉園時間で、入園できなかったというハプニングもありました。そのあと、
「私は
星空が好き」と話したことがあったので、観光客に人気の「GRIFFITH OBSERVAT
ORY」という所に連れて行ってくれ、プラネタリウムを見ました。全部英語の説明なので理解出
来ませんでしたが、とてもきれいで、気に入りました。
次の日は、サーシャと友達三人、私の五人でショッピングと映画を見に行きました。私にとって、
同じくらいの年齢のアメリカ人と一緒にショッピングや映画を見に行くことはとても憧れで、実際
にそれができたことが嬉しかったです。マカロンを食べ、MONSTERS UNIVERSIT
Yを観て、アビーという女の子の家へ行き、夕飯にパスタ料理を一緒に作って食べ、とても楽しく、
貴重な時間を過ごしました。
二軒目のホームステイ先の家はとても大きく、
二人で泊まりました。
ホストマザーのメアリーと、
娘のケイシーという十九歳の女の子がいる家でした。私が、料理することが好きだと伝えると、フ
Burbank-Ota Sister City Student Exchange 2013
ァミリーナイトの日に一緒に、ピザ、ズッキーニのオーブン焼き、マフィン、クッキーを作らせて
くれました。日本にいるとき、ズッキーニを食べたことがなく、正直食べず嫌いでした。でも、せ
っかくだから食べてみると、おいしくて、好きになりました。メアリーは、私がその料理を気に入
ったことをとても喜んでいました。
ファミリーデーには、教会へ行きました。メアリーが、教会には三時間いると言っていたので、
少し乗り気ではありませんでしたが、実際に行ってみると、結構おもしろかったです。日本にいる
とき経験したことはもちろん無かったので、新鮮で、教会のイメージが変わりました。メアリーは
私たちが退屈していないか常に気にかけてくれ、
「寝てもいいからね。ゲームでもする?」と笑って
話しかけてくれました。私にとって、この教会での体験は、直接アメリカの文化に触れられた大切
な体験です。行ってよかったと思いました。
今回、この派遣事業を通して、文化や歴史、国籍が異なる人たちとの交流など、様々なことを体
験し、想像していた以上に充実した日々を送ることができました。出発する前にたてた目標は達成
できたと思います。何より、自分の英語力が务れていると知っていても、一生懸命たくさん話した
こと、相手の話を理解するために聞き返したこと、質問したこと。どれも恥ずかしがらずにやって
良かったと思います。私たちにこのような体験をさせてくれた方々、太田市の皆さんに感謝してい
ます
太田高校
2年
北原 義也
最初に僕はバーバンク市派遣事業に参加できて本当によかったです。きっとこの先の人生におい
てもこんなに充実した二週間はそう無いと思います。
この二週間で一番思い出に残っている体験は、現地の同世代の学生と過ごしたアメリカ学生の日
常的な遊びでした。この二週間の中で僕は、唯一の男子ということもあり、アメリカの学生、特に
男子からは重宝されました。その中でも、ホストファミリーだったクリス、そしていつも引率とし
て来てくれたボランティア学生のダニエルとエヴァンとは特に仲良くなりました。彼らとはバーベ
キューやゴーカート、映画鑑賞などアメリカの学生が普段遊ぶときにすることをさせてもらいまし
た。また彼らとは年頃の男子らしい会話もしました。その体験を通して思ったのが、日本もアメリ
カも学生が基本的に遊びとしてやることや、普段考えていることは大差がないということです。僕
はアメリカに行く前はアメリカの学生は、日本よりもっと派手な遊びや奇抜な考え方をすると思っ
ていました。しかし実際は違かったことに驚くと同時に、アメリカと日本の間の価値観の共通点を
知れて、日本とアメリカの将来に光がさした気がしました。
またこの事業のなかでは、沢山のアメリカの歴史を知ることができました。アメリカは元々ヨー
ロッパからの移民により成り立っている国なので、やはりカリフォルニアの歴史にも先住民との戦
いがありました。また現在のバーバンクが出来るまでの繁栄の歴史も知りました。その中にはやは
り第二次世界大戦の影響があり、アメリカの学生とそのことについても話したことも印象に残って
います。日本では日本の視点からしか見ることの出来ない歴史を、違う視点で見ることで今までと
Burbank-Ota Sister City Student Exchange 2013
は違う歴史の解釈を知ることができ、面白い経験となりました。
全体を通して僕が得たものは大きく分けて三つあります。
まず一つ目に新しい視点です。僕は今までどこか自分の中の価値観や先入観でものごとを判断し
ていて一面的な考え方でした。しかしアメリカでは沢山の人種や宗教が混じっており、僕の触れた
人々は皆その全てを尊重しており、多面的な考え方でした。その考え方に触れたことにより、より
柔軟性のある思考を持つことを学ぶことができました。
二つ目に本物のおもてなしです。日本はサービス業に代表されるように、おもてなしは一級品だ
といわれています。しかしこの二週間を通して感じたことは、本物のおもてなしはおもてなしをさ
れた側が、感謝以上にお礼をしたいと思わせる力があるということです。
その力は何から来るのか。それは本気で相手を喜ばせようとする心です。これを本質的に理解で
きたのはホストファミリーをはじめとするアメリカ人皆のおかげです。
そして三つ目に大切な仲間です。僕は唯一の男子で馴染めるかがすごく不安でした。でも、一緒
にバーバンクに行った皆は優しく、難なく馴染むことができました。またアメリカであった人たち
も短期間で仲良くなることができました。この事業に関わっている生徒は、全員グローバルな視点
の持ち主で、将来的にも大切にしていきたいと思います。
最後に僕の将来の夢は、宇宙飛行士になることです。その過程として僕は、宇宙生物学を研究し
たいと思っています。偶然ですが、その研究ができる最高峰はカリフォルニアにあるエイムズ研究
所です。だから将来僕は、カリフォルニアに戻りたいと思います。そして、さらに太田市とカリフ
ォルニアをつなぐ架け橋になります。
今回の経験は太田市に住んでいたからこその経験です。だから僕は、夢の実現という形で太田市
に恩返しをしたいです。
初めて見るアメリカのすがた
太田女子高校 2 年 藤本 ミケイラ エミ
飛行機を降りた瞬間から胸のドキドキが止まらなかった。ついに、一番訪れてみたかった国、ア
メリカに到着し、これからどんな新世界が待っているのだろうか、と期待にあふれていた。Welcome
party に向かう途中、バスから見えるバーバンク市の町並みは、目が離せなかった。乾いた山に囲
まれた、
レトロな雰囲気が漂うお洒落な町だった。
「世界のメディアの中心」
と呼ばれるだけあって、
たくさんの映画作製スタジオがあった。私達はその中でも有名な映画会社のワーナーブラザーズ
(Warner Bros.)の本社や NAB ユニバーサル、ディズニー作品の原点、ウォルト・ディズニー・
スタジオなどを見学することができた。ワーナーブラザーズでは、撮影スタジオのツアーに参加し
た。ミニバスに乗って映画やドラマのワンシーンを見た後、実際にそれが撮影されたロケ地に行っ
たり、サウンドステージと呼ばれる撮影セットがいくつも入っている建物の中を見たりした。サウ
ンドスタジオの中ではこれから撮影するドラマのセットを作っている人や、たくさんの照明、カメ
ラなどがあった。私達は、今アメリカで大人気のドラマ、
「Pretty Little Liars」で使われている学
Burbank-Ota Sister City Student Exchange 2013
校の教室や女子たちのベッドルームのセットの中を歩いた。博物館の中には、映画「バットマン」
「ハリーポッター」で使われた車や、有名映画やドラマの登場人物が着ていた服の展示がしてあっ
た。こんなにも映画の中の世界を近くに感じたのは初めてだった。
バスを降りると、アメリカの学生たちが大勢かけよってきた。去年この交換留学生プログラムで
日本を訪れた Ashly が友達の Kushbu と一緒に「Welcome Mikeila」と書かれたプラカードを持
って出迎えてくれて嬉しかった。私の1週間目のホストファミリーは Ashly の家だった。日本の女
子高生とは違う、アメリカの女子高生の学校生活のことや友達との休日の過ごし方などを知ること
ができた。しかし、日本とアメリカの女子高生の共通点も発見できた。みんなファッションと友達
と集まってお話しするのが大好きだということ。2週間目のホストファミリーは Ieraci 家だった。
この家族とは兄が二年前にホームステイしており、次男の Alex は去年日本で私の家にホームステ
イした。Alex はコメディークラブに所属していて、バーバンクハイスクールで行われた自分が出演
するコメディーショーに連れてってくれた。初めて見るアメリカの高校はとても広かった。だが、
一番驚いたことはそこにいた高校生たちだった。堂々と人前に出てジョークを言っている、ショー
に出ている学生たち。そして何よりも、観客の盛り上がりぐあい。日本だとこんなにも感情豊かで
積極的な高校生たちの姿はなかなか見ないなと思った。
アメリカにいる間、いくつかの博物館や美術館を訪れる機会があった。LA を代表する「ゲティ
美術館」では、古代ローマ風の美しい庭園や庭園から見えるカルフォニアの風景を楽しんだ。一番
印象深かったのは「全米日系博物館」だった。学校の歴史の授業では日系アメリカ人のことは習わ
ないので、私にとって初めて知ることばかりだった。明治時代に渡米した一世から現在までの日系
社会の写真や文書などのコレクションを見ることができてとても勉強になった。
英語に囲まれた環境にいることで、学校で勉強してインプットした英文法やフレーズを実際にア
ウトプットできて、少しでも私の英語力の上達に繋がったと思う。2週間、新しくできた多くのア
メリカ人学生の友達と交流することで、アメリカ人の考え方やバーバンク市での生活など、日本と
は違う部分を学ぶことができた。
バーバンク市の歴史や、
たくさんあるいいところを目で見られて、
とても濃い2週間を過ごせたと思う。日本に戻ってからは、現地でつくった友達との交流を続けて
いき、自分の周りの友達などにバーバンク市の魅力を伝えていきたい。素晴らしい経験ができるチ
ャンスを与えてくださった太田市に心から感謝します。
白鴎大学足利高校
2年
前田 歌穂
まずは、私がアメリカに行くにあたって、私に携わってくれた方々にお礼を言わせて下さい。あ
りがとうございました。このような機会を作っていただき、ありがとうございました。団長、副団
長、私が気付いていないところで迷惑をかけていたかもしれませんが、サポートしてくれてありが
とうございました。留学資金を出してくれた両親にも感謝しています。そして面識もない私と仲良
くしてくれた団員のみんな、ありがとう。
私はこの機会で初めて日本を出ました。全く想像のできない海外での生活に最初は期待を膨らま
Burbank-Ota Sister City Student Exchange 2013
せていましたが、出発が近づくにつれて不安がどんどん大きくなっていきました。到着後、不安は
的中。早過ぎて全く英語が聞き取れませんでした。表情やほんのわずかな単語から内容を想像した
り、周りの子に何を言っているのか尋ねることが多々ありました。なんで英語の聞き取れない、発
音も悪くて通じない私にこんなにたくさんの優しいアメリカ人の友達ができたのか分かりません。
私自身も涙が出るくらい大好きな友達ができたことがとても驚きです。でも一緒にバーバンクに行
ったみんなのサポートがすごく大きかったです。何を言っているのか説明してくれた子、アメリカ
学生の輪の中に連れて行ってくれた子、私が言いたいことを英訳して教えてくれた子など、みんな
のフォローがあったからこそ、こんなに素敵な思い出ができたのだろうなと思います。
滞在中の日記を振り返ってみると、初日の私は英語が聞き取れないことへの不安と、周りの子た
ちは普通にコミュニケーションが取れていることへの焦りなどが書かれていました。でも除々にそ
れが消え、たくさんの思い出話が増えていくのが分かりました。
行く前に立てた、
一生仲良くできる友達をバーバンクでつくるという目標は半分達成できました。
あとはこれからも連絡を取り続けるという私の姿勢次第だと思います。後悔しないという目標も達
成できたのではないかと思います。恥ずかしくてもなんでもやってみる。そう開き直ってしたいこ
とをしたら、みんなが笑ってくれて、やって後悔したことは一つもありません。毎日が夢のように
楽しくて、一日一日をとても惜しいと思いました。こんなに一日一日を大切にしようと思えたのは
初めてでした。帰国した今、私が本当にアメリカにいたのか疑問に思うくらいです。なかなか言葉
が通じない、理解できない私にとって、大切なことは笑顔でした。したいことをする、なんでも楽
しむ、つまらないことは楽しいことに変える。全て笑顔が必要不可欠でした。英語が理解できない
時、笑顔で乗り切ったと言っても過言ではありません。改めて笑顔の力の強大さを感じました。
そしてこの経験が私に世界に出ることへの想いを強くさせました。アメリカでもこんなに広いの
に、世界はどのくらい広いのだろうか、と思いました。文化、考え方、生活スタイル、私の中の常
識という壁が破られたとき、自分の小ささを感じました。団員のみんなもとても頭がよくて、たく
さんの刺激を受けました。学校にはいない、同じ方向を向いているみんなと仲良くなれたことはと
ても嬉しいし、先輩後輩関係なく私にプラスになりました。このメンバーで行けたことも私が目標
を達成するにあたって大きかったです。
この貴重で素敵な経験を、
ただ行って終わりにはしません。
またバーバンクに戻るという新たな目標を立てた今、それに向かって新たな努力を始めます。こ
の目標に対する努力はきっとなんらかの形で将来の夢にもつながってくると思うし、これはこの先
私がぶれないための良い道しるべになると思います。
今回のバーバンク派遣は何一つ不自由も不満もない、最高の思い出となりました。バーバンクは
とても素敵な場所でした。またこのメンバーでバーバンクに帰りましょう。
Burbank-Ota Sister City Student Exchange 2013
姉妹都市交換学生派遣事業に参加して
白鴎大学足利高校
2年
山口 真依
今回アメリカに行ってたくさんの人に出会って、いろんなことを経験して、自分の今の英会話力
を知ることができて、本当に貴重で意味のある研修だったと感じています。テレビや雑誌で見るの
ではなく、自分の目で見て実際に体験することで多くのことを吸収することができ、視野が広がり
ました。
ホストファミリーの方々は私を家族の一員として受け入れてくれました。毎日送り迎えをしてく
れ、
ファミリーデーにはいろいろなところへ連れて行ってくれました。
バーベキューやボーリング、
パーティーに行ったりして、同世代のアメリカの子たちが普段どんな風に過ごしているのかも実際
にホームステイをする中で体験することができました。
アメリカと日本の違いを一番感じたのは高校を見学したときでした。一人ひとりがやりたいこと
ができる環境が整っていました。写真館があったり、コンサートホールのような会場があったりし
て、一つの高校にいろんな種類の施設があって驚きました。学校と聞くと何かをやらされているよ
うな、どこか縛られているような気がしますが、アメリカの高校を見学してそういうところがあま
り無くて、まさに「自由」といった感じがしました。自分の学びたいことをやる、生徒たちだけで
何かを作り上げるという部分を見ることができました。アメリカの子たちの創造力や表現力はそう
いうところから来ているような気がしました。
二週目にはみんなでディズニーランドに行きましたが、そこでは日本人の接客は素晴らしいもの
だと感じました。また、日本人は礼儀正しいとよく外国人が言いますが、その意味がアメリカに来
てわかりました。日本から出て短い期間でもほかの国で生活することで、自分が普段どういう環境
の中で暮らしているのかを客観的に見ることができました。
この研修に参加してアメリカの子たちからもそうですが、一緒に行った日本人のみんなからも同
じくらい刺激を受けました。生活環境や海外経験はそれぞれ違うにしろ私の英会話力やコミュニケ
ーション力はまだまだだな、と感じました。一人ひとりいろんな考えがあって将来のこととかこれ
からのことに対してしっかりした意見を持っている同世代の子を見ると私もちゃんとしなければい
けないなと考えさせられました。
二週間は長いようですごく短くて一日一日とても内容の濃い日々でした。特にこの研修を通して
たくさんの人に出会えたことは私にとってプラスになりました。また、いつか絶対にバーバンクに
帰るという新たな夢さえできました。将来、英語に携わる仕事に就きたいと思ってきましたが、ア
メリカに行って自分に何が足りないのか、将来に向けて今やるべきことは何かを見つけることがで
きました。
私が今回アメリカに行って経験したことや学んだこと、感じたことを今度はたくさんの人に伝え
る必要があると思います。バーバンクやアメリカのことを知ってもらい、今後の国際交流に繋げて
こそ、私たちが交換学生としてバーバンク市に行った意味があると思います。今後も国際交流に役
立つような勉強をして自分の交流の幅をもっと広げていきたいと思います。
Burbank-Ota Sister City Student Exchange 2013
高崎女子高校
1年
角野 加織
今回は、とてもよい経験をさせていただき、本当にありがとうございました。初めは不安もたく
さんありましたが、無事に行ってくることができました。
私がアメリカに着いたとき、空港を出てすぐ煙草のヤニのにおいがすさまじかったのを覚えて
います。日差しがすごく、人も大きく、日本とは全然違うな、と感じました。図書館まではバスで
日本人も周りにたくさんいたので、わくわくしかしていませんでしたが、いざ図書館に着くと大勢
のアメリカ人が歓迎してくれて、少しだけ不安が大きくなったのを覚えています。一週間目のホス
トマザーが『WELCOME KAORI!!』と書いた紙を持って待っていてくれました。すごくうれしく
て、すぐに会話にまざることができ、他の日本人と離れて一人でアメリカ人に囲まれて座る勇気が
出ました。
一週間目のホストファミリーは、とても優しくていい家族でした。大きな犬もすごくかわいく
て、毎朝私の部屋のドアを押し開け、私のベッドの横の床で寝ているんです。何度シャッターをき
ったことか分かりません。ファミリーデーになると、いろんなところに連れていってくれ、ケーキ
も二つ作り方を教わりました。一週間も経つと、今までの不安が少しずつなくなっていきました。
自分の拙い英語のコミュニケーション能力ではたして伝わるのか、という思いから、伝えようと
いう考えに変わっていきました。
二週間目のホストファミリーは、とても大きな家に住んでいました。ゲスト用のお部屋やバスル
ームがあるのです。もう一人の一緒に泊まっていた日本人と Wii をしたり、ピザなどの食べ物を作
ったりました。ホストマザーがかわいくて、なにかやっていると「pictures!!pictures!!」といいな
がらカメラを構えてくれるのです。普段はお仕事で一緒に行動できない分、ファミリーデーではい
ろんなことをしました。ひたすら夜までおしゃべりしたときもありました。ここにも大きな犬が二
匹もいて、とてもかわいかったです。一匹はいつも笑顔で人懐っこく、もう一匹はシャイで人見知
りが激しいものの、だんだん私たちに慣れてきてくれたようで、とてもうれしかったです。
私は、アメリカという自分の言語が通じないところで二週間、とても大変ながら楽しくて充実し
た日々を過ごすことができました。自分の英語が拙いとか通じるかなとか考えていましたが、帰国
するときには考え方に変化がありました。
会話だけがコミュニケーションではないということ。表情や身ぶり手振りでも伝わることはたく
さんあります。日本人だって、
『目は口ほどにものを言う』など、言葉で会話する以外のコミュニケ
ーションの方法を昔から提示しています。私は、これを期にとてもよく分かった気がします。こと
わざの意味が、この事の大切さが。これは、一つの自信になると思います。英語があまり話せなく
ても、伝わるということは。現に、私もジェスチャーにたくさん救われました。そして、言いたい
ことが伝わり、相手の言いたいことが分かったとき、絆が生まれます。真剣に耳を傾けて必死に理
解しようとするだけで、絶対に何かが変わります。理解の幅が広がり、将来も日本のなかだけに留
まらず、世界的な活躍が出来るかもしれません。私はそんな人になりたい。
今回は、とてもいいチャンスだと思います。今後もアメリカの生徒たちとコンタクトを取り続け
て、いい関係を築いていきたいです。来年はドイツに留学したいな、とか考えるようになりました。
Burbank-Ota Sister City Student Exchange 2013
また、知らない言語の世界でたくさんいろんなことを学んで行きたいです。まだ行くかは決まって
はいませんが、機会があるならば他の国にも行ってみたいです。
将来に繋がる良い経験をさせていただき、ありがとうございました。関わってくださった皆様に
は、伝えきれないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。
派遣事業を終えて
太田市立宝泉中学校
3年
峯崎 和佳奈
私は、今回のこの海外派遣で初めて外国に行きました。さらに、英語がうまく話せないのでとて
も不安でした。しかし、団長や副団長、メンバーのみんなが手をひっぱってくれたり、アドバイス
してくれたりして、助けてくれました。また、アメリカ人の方々も、私に伝わるように、身振り手
振りを使ってわかりやすく表現してくれました。そんなみんなの支えがあったから、私は良い思い
出ができ、二週間が存分に楽しめたのだと思います。まず、その皆さんに感謝します。さらに、こ
の機会を用意してくれて陰ながら支えてくれた方々に感謝したいです。安全に行ってこれたのは、
その方々のおかげでもあると思います。
この海外派遣で体験したことすべてが、印象に残っています。バーバンクの市長さんに会ったこ
と、消防署や警察署へ見学に行ったこと。カリフォルニア大学ロサンゼルス校に行ったこと、どれ
も普通だったらできない体験です。また、リトル東京に行ってカラオケをしたこと、ドジャースゲ
ームを観戦したこと、本場のディズニーランドにいったこと、ビーチにいったこと、ワーナーブラ
ザーズにいったこと、思い出は挙げればきりがありません。
ホストファミリーには、日本や太田の紹介もしました。扇子や太田のパンフレットの説明をした
り、折り紙を折ってあげたりしました。これらも楽しい思い出になり、とても充実した二週間にな
りました。
特に印象に残っているのは、
ファミリーデーに山に連れて行ってもらったことです。
驚いたのは、
山が真っ黒で緑の木や草などがなかったことです。太田市は金山など、自然に恵まれていていると
再認識できました。
目標であった日米の違いは他にも見つけました。
住宅街にはどこでもごみ箱があります。
しかし、
家庭内以外では、分別する様子は見ませんでした。生ごみ(食べ残した物や、飲み物など)を、そ
のまま分別しないでゴミ箱に入れたり、ペットボトルの中の飲み物が入ったまま、捨てたりしてい
ました。その後、アメリカのごみ収集車が、ごみを回収している様子も見ました。車がアームを伸
ばし、ゴミ箱をつかみ車の中の専用の箱(大きいバケツのようなもの)の中に入れました。
「日本と
は違い、かなり大規模だなぁ」と思いました。
次に、アメリカでも日本でもシートベルトの着用が義務付けられているのですが、日本では後部
座席はほとんどの人がつけていないのが現状です。しかし、アメリカ人は後部座席でも関係なく、
いつでも絶対つけています。日本はアメリカを見習わなければいけないことが多数あると思います
が、これはすぐにでも見習うべきだと思いました。特に、群馬県は山の多い地形のうえ、ここ太田
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市等で自動車工業が盛んなことから、車の所有率は一位です。だから、交通事故も多いらしいです。
私たちはそれらを重要視して、アメリカのように後部座席でも当たり前のようにシートベルトを着
けるようになるとよいと思います。今回のホームステイ体験がなかったら気づけないことは他にも
あり、貴重な体験だったと改めて思います。
この海外派遣の体験を生かして、今後は国によって違う生活習慣を考えながら、いろんな方と(国
際)交流していきたいです。
バーバンクへの交換留学
太田市立旭中学校
2年
木許 亜耶
私はバーバンクへの交換留学で貴重な体験をさせていただきました。そこでの2週間は、日本に
帰ってきたら現実逃避したくなるぐらい楽しかったです。ホームシックなんて1番かけ離れた言葉
でした。バーバンクの皆さんは、こんな私でも優しく接してくれて、たくさんの「初○○デビュー」
を経験しました。ワーナーブラザーズスタジオに行った時は、抑えきれないほどの興奮が心の底か
ら湧いていました。ハリーポッターの映画で実際に使われた魔法のハットとかバットマンのスーツ
など。写真をとってはいけなかったのが本当に悔しいです。他にも初めて海に行きました。波が来
たとき溺れない方法を教わりました。流石海っ子!と感じた瞬間でした。ビーチの隣の遊園地の観
覧車のてっぺんからは絶景でした。写真を観覧車だけで100枚を超えてしまいました。サンタ・
モニカビーチは美しかったです。私は、いつも海を見ると不思議に力が湧いてきます。この海は世
界と繋がっているって考えます。でもこれはサンタ・モニカビーチに限ることではないですが、 今
回の交換留学は、もちろんアメリカに行き、学ぶための大切な機会でしたが、私には友達を作る大
切な機会でもありました。私と一緒にバーバンクに行った人と出会えたこと、本当に感謝しなけれ
ばなりません。その人達とは、これからも長付き合いになりそうです。というかします!このよう
な行事などがないとなかなか自分の学校外の人たちと触れ合うときがないので、太田市にはすごく
感謝しています。
実際にバーバンクに行かせていただき、やっぱり、人間はみんな変わらないのだと思いました。
個性はもちろんあるけど、話す言語や考え方は違うけど、みんな私たちと同じく時々笑って時々泣
いて。人種差別などがなぜ起こってしまうのかわかりません。私たちは星に住むビッグファミリー
なのに。このように、楽しい15日間だったけれど真剣なことも考えさせられました。
やはり感じたのが、1つ1つの出会いを大切にすることです。今まで生きてきた中で出会えた全
員のおかげで今の私がいると思います。バーバンクのみんなも同じです。色々なことを学び、後悔
も味わいました。だから、その後悔をこれからは、味わえない状態にもっていきたいです。
これを機に、
積極的に市の活動に参加したいと思います。
私の取り柄は英語くらいしかないので、
ぜひそれを活かしたいです。もちろん姉妹都市の交換留学にも関わりたいです。家が狭すぎてホス
トファミリーはできないものの、私が受け入れられたように温かく迎えたいです。 バーバンクは
人生のターニングポイントであり、私を良い意味で大きく変えてくれました。やっぱり他の国の文
Burbank-Ota Sister City Student Exchange 2013
化や地域の習慣、考えの違いなどを知るのはどんなにおもしろいことなのか改めて気づかされまし
た。
今回の経験こそが私の原動力です。
自分の知りたいことをとことん追求したいと思わせてくれ、
色々な体験をしたことから自分の意外な一面に気づくこともありました。バーバンクでのこの2週
間は、充実していて、あまりにも平和で、夢のようでした。できればもう1回その夢を見たいです。
最後に、私がバーバンクへ行くことを可能にしてくれた皆さん、ありがとうございます。それは
今まで私が出会った人全員です。動物さんたちも含めありがとう。1つの夢が叶い、1つの新たな
夢が生まれました。
バーバンク市交換留学生
ぐんま国際アカデミー
2年
齊藤 優佳
この事業で、バーバンクへ出発した日を思い出します。自分の学校以外で出会ったばかりの、友
達関係のない新鮮なメンバーで、全員が飛行機でわくわくしながら到着を待ちました。到着して現
地での人たちがウェルカムパーティーをしてくれました。その時、私は不思議と、なじみのある場
所に来たような感覚がありました。
次の日、
私はアメリカの生徒とモールに行きました。
そこでカルフォルニア州の今の流行の服や、
物などを学びました。ものすごく楽しい時間を過ごせたと思います。
私の最初のホストファミリーは2兄弟がいて、にぎやかな家族でした。車の中ではラジオを大き
な音で聞き、車の中で歌ったり、おどったりしていました。また、ホストマザーには「私の娘」と
何度も言ってくれたり、1週目の後半には本当の娘のように少ししかってくれたりしました。その
事が、私にとってはものすごくうれしかったです。
7月26日の夜、私はドジャースの野球観戦をしました。客席ではお客全員が一体となって、拍
手でリズムをとったり、大声を出したり、バンザイで波をつくったりしました。
2週目のホストファミリーは、昨年私の家が泊めた生徒の家族でした。最初のファミリーとは逆
で、この家族には2姉妹がいました。買い物に行ったり、ネイルに行ったり女子として楽しい時間
を過ごせました。再会した時、1 年前に日本で買ったものなどを見せてくれて、嬉しかったです。
そしてその子が、1 年前より雰囲気が大人っぽくなっていたのでびっくりしました。
7月30日、太田市とバーバンク市の生徒でディズニーランドに行きました。リーダーは1週目
のホストブラザーでした。定番の乗り物や、現地のディズニーランドにしかない乗り物に乗りまし
た。帰りにはリーダーが大きなディズニーのぬいぐるみをプレゼントしてくれたので、嬉しすぎて
驚いてしまいました。
8月2日の夜、私はプールパーティーに行きました。そこでずっとプールで遊んでいました。み
んなでダイビングしたり、バレーをしたりしました。
帰国する日、バーバンクの人たちが見送りにきてくれました。ホストマザーとハグした時、涙が
止まりませんでした。バスが出発した後、アメリカの生徒たちが走ってバスを追いかけてくれまし
た。なんだか自分の故郷を離れるような気持でした。
Burbank-Ota Sister City Student Exchange 2013
日本に帰って来た後も、インターネットで交流したり、アメリカの音楽などを聞いたりします。
英語圏の人々の話し言葉を学べました。また帰国後、時間があるときは太田の生徒のメンバーで遊
びに行ったりしています。何よりアメリカに2週間いった後、私の性格が少し明るくなったと思い
ます。バーバンクには、私を変える力を持っていたのかもしれません。バーバンク市に行って交流
できただけでなく、英語圏の人々の話し言葉を聞き取れるようになり、外国の先生と積極的に話す
機会が多くなりました。この事業を通して、もっと国際交流をしていきたいです。また、国際交流
を通して、より英語圏の人々が話す英語を学んでいきたいと思います。この貴重な体験をさせてい
ただきありがとうございました。今度は私がバーバンクの生徒を受け入れる立場になって太田・日
本の素晴らしさを紹介したいです。
バーバンク市交換派遣事業を終えて
太田市立北中学校
2年
村田 真梨
「最高に楽しかった。
」この2週間の感想を一言で言うとしたならそうなると思います。この感想
は、私だけのものでなく、今回この企画に参加した全員が共感してくれるのではないでしょうか。
私がこの企画に参加した理由のひとつに、英語が話せないから、というものが挙げられます。な
ので、最初はとても不安でした。楽しみな気持ちより不安のほうがはるかに大きくて、
「太田市代表」
というプレッシャーもありました。実際にバーバンクに着いたときもその気持ちは変わらず、バー
バンクの最初の思い出は、ほとんどありません。けれど、周りのみんなは、とても社交的でもうす
でに友達ができている人もいました。ですが、私は緊張しすぎて、話しかけることも、ちゃんと受
け答えすることもできませんでした。それから何日か過ぎて、やっと自分の置かれている状況に気
付いたときは、もう手遅れかと思いました。でも、この2週間は一生のうちで1回しかないと考え
た時、もしこのまま終わったら、絶対に後悔するから「当たって砕けろ」の姿勢を貫こうと思いま
した。結局、他のみんなほどの仲にはなれなかったですが、もし最初の頃のまま2週間を過ごして
いたら、1人も友達ができてなかったと思うし、この姿勢は今後も続けていきたいです。そうすれ
ば、これから何かやりたいことができたとき、後で後悔せずにすむと思うからです。また、次にこ
のような機会があったら、
「最高」よりもっと「最高」なものにしたいからです。
この2週間の夢のような楽しい日々は、私にとって、大切でかけがえのない経験になりました。
ですが、ただの経験で終わらせず、それと同時に、
「きっかけ」にしたいです。この2週間は終わっ
てしまったけれど、これからのスタートにしたいのです。この企画はとても楽しくてすばらしいも
のですが、
今回得たものをどう生かすかは私しだいで、
それは他の誰にも代わってはもらえません。
なので、この企画を無駄にしないように、誰かの役に立てることが、今の私の目標です。また、み
んながその目標を達成できたとき、この企画は、
「大大大成功」になると思います。私は、そのため
に全力で頑張りたいです。
この2週間、私は人の温かさを強く感じました。それは、一緒にいった日本人にも、バーバンク
の人たちにも、同じように感じました。私にとって、全員が初対面で、普通だったら、一緒に楽し
Burbank-Ota Sister City Student Exchange 2013
い時間を共有することは難しかったと思います。けれど、その全員がすごく良い人で、一人一人心
から尊敬できるようなすばらしい人たちでした。だから、誰と一緒にいてもすごく楽しかったのだ
と思います。また、私のつたない英語でも、真剣に話を聞こうとしてくれた姿は、とても私の支え
になりました。もし、そうでなかったら、友達はおろか、話そうとすることさえできなかったと思
います。なので、とても感謝しています。また、今度会うときには私の英語力を向上させて、もっ
とたくさんのことを話せるようになりたいです。そして、これから先もずっと友情が続くことは、
私の願いであり、みんなの願いだと思います。その友情とは、私達日本人の生徒とバーバンクの生
徒のもの、日本人の生徒同士のもの、バーバンクの生徒同士のもの、太田とバーバンクのものなど
様々ですが、すべてが今まで以上によいものになってほしいです。
最後に、今回この企画に携わった全員の方に感謝して終わります。 Thank you!
太田市立城西中学校 2年
堀越 美羽
私にとって初めての海外でした。どんな所なのか、どんな生活をしているのか全く分からないの
で不安がたくさんありました。特に、普段の生活では英語を使う機会があまりない私にとって、自
分の英語が伝わるのかが、一番心配でした。
しかし、そんな私をバーバンクの人達は温かく迎えてくれました。バーバンクにも、英語にも慣
れていない私にゆっくり、優しく話かけてくれたのです。全てを理解することは出来ませんでした
が、私を思いやる気持ちが伝わってきて、不安が少しずつ無くなっていきました。ファミリーデイ
に観光に連れて行ってくれたり、友達を呼んで一緒にゲームをしてくれたりするなど、とても優し
くしてくれました。
それでもやはり、上手にコミュニケーションが取れないことで、残念に思うことがたくさんあり
ました。友達が、楽しそうに会話をしているのを見て、とてもうらやましかったです。もう少し英
語を勉強していけば、会話が出来たのだと思います。これからも、英語の勉強をがんばり、バーバ
ンクのホストフアミリーと楽しく会話が出来るようになりたいです。
バーバンクでの生活は、日本の生活と違うことがたくさんありました。一つ目は、食事です。私
の家の朝食は、お米かパンです。しかし、ステイ先ではシリアルがほとんどでした。ときどき、パ
ンやヨーグルトもたべました。ビーチデイやピクニックデイでの昼食は、みんなでたくさんの食べ
物をもちより、好きなものを取って食べました。おいしいものばかりで、食べ過ぎてしまうことも
ありました。
二つ目は、お風呂とトイレです。日本と違い、一つの部屋にお風呂とトイレがありました。使い
方に苦労したのが、シャワーです。温度調節を自分でするものだったので、丁度いい温度にするの
がたいへんでした。浴槽の上にシャワーがついていたことにも驚きもした。ちょっとした違いです
が、新鮮に感じました。
そして何より違いを感じたのは、一人ひとりの意思を大切にしていることです。ホストファミリ
ーは私達を「お客さま」ではなく、家族の一員として扱ってくれました。食事は自分で選ぶように
Burbank-Ota Sister City Student Exchange 2013
言われ、洗濯物も自分で洗うかどうかを聞かれました。初めは、なんだかほうっておかれているよ
うな気持ちになりましたが、何日か過ごしていくうちにアメリカでは、一人一人の考えを大切にし
ているのだなと思うようになりました。もし日本だったら、お客さまには何もさせずに、もてなす
のではないでしょうか。これが文化の違いなのかなと思いました。
私は、今回のホームステイを通して、英語の大切さを実感し、日本とアメリカとの生活の違いを
知ることが出来ました。これらは、将来自分の進路を決めるときにもきっと役に立つと思います。
私に、このような素晴らしい体験をさせてくれた人たちに感謝し、アメリカで学んできたことを、
これからの自分の生活に活かしていきたいです。そして、もっともっと英語を勉強して、いつかバ
ーバンクに戻りたいと思います。
バーバンク市派遣事業報告書
ぐんま国際アカデミー
1年
山田 菜々恵
今回、太田市の代表として、私にバーバンク市を訪れる機会をくださり、ありがとうございまし
た。
私は、日本ではできないような新しい経験をすることと、英語力を向上させることを目標に、こ
のプログラムに臨みました。目標を十分に達成することができたと感じています。
バーバンク市に行って、現地で生活したことは、最高に楽しく、最高に充実した、素晴らしい体
験でした。行く前は、不安で、現地での生活になじめるのか、自分の英語は通用するのかなど、心
配事が山のようにあったのですが、バスから降りてホストファミリーの方々に迎えてもらった瞬間
は、
「ついにバーバンクに来た!!」と、これからの貴重な二週間に期待が高まりました。
バーバンク市の市長に会ったり、会議室の椅子に座ったりしたこと。消防署や警察署を見学した
こと―消防士の方の早着替えが印象的で、とてもかっこよかったです。特殊メイクを見たこと。ハ
リウッドに行ったこと。UCLAを見学したこと。ゲッティ美術館のツアーをしたこと。リトル東
京を回ったこと―日本の文化がアメリカにもあって、驚きました。ドジャーズの試合を観戦したこ
と。劇を見たこと。ミッションを見学したこと。デイケアセンターでパフォーマンスをしたこと。
皮で工作したこと。本場のディズニーランドで遊んだこと―一番楽しかった思い出です。ワーナー
ブラザーズのスタジオに行ったこと―ハリー・ポッターの展示が心に残りました(組み分け帽子を
かぶったら、グリフィンドールに組み分けされ、心の中でガッツポーズしました)
。現地の高校を見
学したこと。ユニバーサルスタジオに行ったこと―ジュラシックパークのアトラクションに乗った
ら、ずぶぬれになりました。現地のモールでショッピングしたこと。たくさんのパーティーをした
こと。どれも、私にとって新鮮な経験でした。
これらの経験の中で、私は、ホストファミリーや現地の方々とのコミュニケーションに努めまし
た。交流がとても深まり、英語力が向上したように感じています。自分の英語が通じることに、よ
り自信がもて、会話がはずむのが楽しかったです。
また、以前我が家でホストしたバーバンク市の学生と再会できたことには、感動しました。
Burbank-Ota Sister City Student Exchange 2013
余興のダンスと歌をバーバンク市の方々に喜んでもらえたことも、嬉しかったです。練習の成果
だと思います。私たちも、楽しんで踊ったり、歌ったりできました。
バーバンク市の方々は、私を温かく迎えてくださり、ホストファミリーは、まるで家族のように
接してくれました。二家族とも、とても優しく受け入れてくださって、楽しい時間を過ごすことが
できました。ファミリーデーも、色々連れて行っていただきました。カリフォルニアロールの味は
格別でした。サボテンの独特な味と食感も記憶に残っています。また、疲れていたときは、自宅で
ゆっくり過ごす時間を作ってくださって、ありがたかったです(マンガ・アニメ・フィギュアのコ
レクションを見せてもらったり、ジェンガで遊んだりしてゴロゴロしました)
。
バーバンク市での二週間は、あっという間に過ぎてしまいました。帰国時、別れがとてもつらか
ったです。みんな、
「また来てね。
」
「また会いましょう。
」と言って、見送ってくれました。涙がな
かなか止まりませんでした。
ホストファミリー、現地の方々、引率の先生方、国際交流協会の方々、団員のみんなに感謝の気
持ちでいっぱいです。夢のような二週間、最高の思い出ができました。
今回のプログラムを通して築けた関係を大切にして、これからも交流を続けていきたいと思いま
す。
来年は、
バーバンク市からの学生のホストとして、
国際交流事業に参加したいと考えています。
それから、ラフィエットにも、ぜひ行きたいです。