Summer 2004 no.110 サイバネットニュース C O N T E N T S NEWS 有限要素法マルチフィジックス解析ツールANSYS の最新バージョン8.0日本語版リリース 1 最適設計支援ツールOPTIMUS新バージョン5.0リリース 2 Maple Conference 2004 開催のご案内 2 MATLAB特別セミナー開催のお知らせ 3 コンピュータ支援による薬創り 解説編 技術編 インフォメーション 4-5 課題解決型業務プロセス改善支援ツール「epiplex」のエンジニアリング分野での活用 6 ネットワークWRQ Reflection Reflection新バージョンの機能ご紹介 7 PC資産とライセンス管理ソリューション QND Plus8.6/QAW2.6の新機能 8 光学設計CODE Ⅴ CODE Ⅴ 9.30及び9.40の有効な新機能の紹介 技術セミナー ユーザを対象とした専門的な知識・技術の習得コース各種 イベント情報 Inter Opto’ 04、e-Learning WORLD2004などに出展 11 紹介セミナー ソフトウェアの機能と特徴の無料紹介コース各種 12 有限要素法マルチフィジックス解析ツールANSYS の 最新バージョン8.0日本語版リリース 9 10-11 NEWS ○ボルトプリテンションで任意に 与えられたプリテンション断面 での、複数荷重をサポート ○形状記憶合金のシミュレー ションをサポート ○QRDAMPモード抽出法によ る非対称減衰のサポート ○周期対称のセクターモデルで 静的な解析を簡単に実行 ○分散 PCG および JCG 並列 ソルバー ■ANSYS Multiphysics ○シーケンシャル連成解析を自動化することができるマルチフィールドソルバー ○圧電抵抗解析と圧電解析用新連成場要素 ○ANSYS FLOTRANにおいて過渡計算を行なう際に自動的にメッシュを変更 する機能 ○ターボマシン適用のための伝熱解析の強化 ○面対面接触要素が磁場境界のモデル化に利用可能 ○電磁場解析での周期対称条件 ○高周波電磁場解析での伝導電流の表示とリスト出力 ○狭いギャップ間での流体減衰の影響をシミュレーションするための新しい薄 層要素 ○SEMICONおよび分析機器市場にとって重要なイオン光学機能強化 ■ANSYS LS-DYNA ○ANSYS LS-DYNA8.0より、LS-DYNAのRelease 970 Build 3858に対応 ○SOLID168 四面体要素が追加 ○ユーザー定義によるパートが設定可能 ○一軸方向繊維層状複合体の破壊進展を解析する、SOLID164六面体要素の 材料モデルが、ANSYS LS-DYNA 8.0のバッチモードにて利用可能 このたびANSYSの最新バージョン8.0日本語版の国内販売を開始しました ので、ご案内いたします。マルチフィジックス解析のための包括的なエンター プライズソリューションを提供するANSYSの最新バージョン8.0においては、 新しい分散ソルバー、接触定式化、シミュレーションの自動化、パラメトリック メッシュ機能など様々な機能拡張が図られています。同時にこれまで蓄積され た有限要素データ (レガシーデータ)を活用・管理するための新たなオプション も追加されました。これにより、CAE環境に膨大な資産を投入してきた企業に とって、効果的なデジタル資産運用を期待することができます。 ANSYS 8.0 の新機能 ■ANSYS Workbenchシリーズ(ANSYS DesignSpaceを含む) ○自動的に体系的でない六面体メッシュを生成するヘキサドミナントメッシュ ○シェル同士又はシェルとソリッドによるアセンブリ接触が可能なシェル接触 ○ボルト締めの解析において円筒面に定義できるボルトプリテンション荷重 ■ANSYS FEModeler ○有用な有限要素モデルを再利用するために開発された新しいアプリケー ションで、Nastranなどのデータのインポート、データ検索、修正、エクス ポート、リポートなどが可能。 ■ANSYS Mechanical ○ラグランジェ乗数法による接触アルゴリズム ○接触ペアの作成およびその管理を効率化するコンタクトウィザードとコンタ クトマネージャ ○エッジ接触に特に有効なMPC固着接触をベースとした手法 ○スライダー拘束、球拘束、ユニバーサルジョイント、および回転ジョイントの 追加 ○要素テクノロジー自動制御、結果トラッキング、ポスト処理における非線形 診断 ○強力な固有値解析技術として知られているモード合成法(CMS)の採用 ○材料カーブフィッティング:圧縮性フォームのBlatz Ko やハイパーフォームの Ogden、粘弾性、クリープにも対応 ○KINH多直線移動硬化則において応力-歪みカーブを直接入力など材料入力 の改善 ○次世代要素プロジェクト:要素テクノロジーの自動化 詳細は、メカニカルCAE事業部 営業技術推進部までお問い合わせ下さい。 (TEL:03-5978-5406, E-Mail: [email protected]) 1 CYBERNET NEWS Summer 2004 no.110 最適設計支援ツールOPTIMUS新バージョン5.0リリース NEWS 使い勝手の良いGUIと豊富な最適化機能によって、初心者からエ また、信頼性の解析(どれくらいの頻度で、どれほどの不良品が発 キスパートまで幅広くご利用いただくことが出来る最適化ツールとし 生するか)においては、開発元は多くの研究開発費用を投じ、昨年 て知られているOPTIMUSが、この度、新バージョン「OPTIMUS5.0」 2003年に提唱された新しい手法さえも早くから取り入れ、信頼性 をリリースいたしました。2003年7月に新会社として独立した 機能として全4手法をご提供しております。 PIDO (Process Integration and Design Optimization) ツールは、 noesis solutions(本社:ベルギー)からの初リリースとなる OPTIMUS5.0は、CAEユーザの設計工程における、 「自動化・統合 Textデータのインプット・アウトプットを持ち、かつバッチにて実 化・最適化」に必要とされる設定時間そのものを最小限に短縮する 行可能なソフトウェアであれば、それらを全て自動化・統合化・最 工夫と、設計のバラツキを考慮したロバスト性、信頼性の解析の 適化することが出来ます。現在PIDOツ−ルに最も求められる機能 機能をより充実させることをコンセプトとして開発されました。 は、ご利用中のCAEツールを、多くのユーザに、短時間に、簡単に、 OPTIMUS5.0では、開発環境にJAVAを採用し日本語のGUIもご そして正確に、そのCAEプロセスを自動化・統合化・最適化出来る 提供しております。従来の「ユーザサイドにての繰返しの入力作業 かです。OPTIMUS5.0は、それらの要望を全て満たす唯一の最適 は、極力実施しない」というコンセプトはそのままに、最適化を設 化支援ソフトウェアです。 定したシーケンスを、コピーや貼り付けを行うことによって最適 化設定の手間を省く事が可能です。また、プロジェクト・テンプレ ート機能により、一度設定・登録しておいた最適化のシーケンス を、社内の他の方々にて共有・有効活用することが可能です。テ ンプレートを参照することで、面倒な最適化への設定を全ユーザ が行う必要はありません。この機能によってCAEツール自身の操 作が出来ない方でもOPTIMUSを共通のツールとして利用するこ とで、誰でもが簡単にCAEを、繰返し計算することが可能となり ます。 (この機能にて、昨年フランスの航空機エンジン製造会社で あるSNECMA社が多くの他社競合製品の中からOPTIMUSを選択 され、約100ライセンスものご導入を決定いたしました) 実際の最適化問題では、得られる最適値は、設定した制約条件 すれすれになる可能性が高く、製造段階において、寸法や物性値 等の微小なバラツキによって、せっかく求めた最適値が、本来の 詳細についてのお問い合わせは、メカニカルCAE営業支援グル 最適な値ではないことがあります。OPTIMUSでは、それらのバラ ープまでお願い致します。 ツキを予め最適化の初期設定段階にて定義することによって、バ (TEL: 03-5978-5445, E-Mail: [email protected]) ラツキを考慮したロバストな最適値を導き出すことが可能です。 Maple Conference 2004 開催のご案内 NEWS Maple Conference 2004 開催概要 Maple Conference 2004では、開発元 Maplesoft社による米国 事例紹介や企業ユーザ様による基調講演の他、数学・物理教育で の実例紹介、半導体・エレクトロニクス分野をはじめとした企業 ユーザ様によるMaple適用例など、ユーティリティとして使われ ているMapleの色々な側面をご紹介します。 また、カンファレンス中は弊社サポートエンジニアが日頃Maple をお使いのユーザー様からのご質問にお答えする「Mapleヘルプ・ デスク」を常設。より賢いMapleの利用方法をお教えいたします。 日程 開催日:2004年9月29日 (水)10:00∼17:30 場 所:青山ダイヤモンドホール 数理解析を必要とする誰もが使えるユーティリティ 最寄駅:東京メトロ表参道駅 プログラム 詳細についてのお問い合わせは、応用システム第2事業部応用 ・開発元Maplesoft社による新バージョン紹介、ロードマップ紹介 システム部 Mapleグループまでお願い致します。 ・Maplesoft社開発責任者による応用事例紹介 (TEL: 03-5978-2481, E-Mail: [email protected]) ・記号計算/数値計算の融合化と最適化応用例 ・その他、企業/教育機関での先端的な利用方法をご紹介! CYBERNET NEWS Summer 2004 no.110 2 MATLAB特別セミナー開催のお知らせ NEWS Control Design Automation Seminar 2004 Wireless Communication Forum 2004 ∼MATLAB/Simulinkを利用した制御系設計の革新∼ ∼次世代通信システム開発を加速するMATLAB/Simulink統合開発環境∼ サイバネットシステムでは、来る7月14日(水)に「Control 来る7月15日(木)「Wireless Communication Forum Design Automation Seminar 2004」を開催いたします。本 2004」と題し、ワイヤレス通信システム開発に携わる研究 セミナーでは、制御系設計に携わる開発エンジニア、研究者 者、エンジニアの方々を対象にした技術交流フォーラムを開 の方を対象に、今夏The MathWorks社よりリリースされる 催いたします。本フォーラムでは次世代のアルゴリズム開発 MATLABの新バージョンRelease 14の制御系ツールの機能 や通信システムのシミュレーションによる機能検証といった のご紹介や制御理論、実際の適用事例などを中心に、制御系 実際の開発現場におけるMATLAB/Simulinkの活用法や、最 設計開発プロセスの上流から下流までSimulinkモデルを仕様 新のワイヤレス通信技術の動向、MATLAB/Simulinkが提供 書として活用するというコンセプト 「モデルベースデザイン」 する信号処理・通信システム設計ツール群の最新情報につい を利用した制御系設計のソリューションをご紹介いたしま てご紹介いたします。 す。 日 時:2004年7月15日(木) 日 時:2004年7月14日(水) 会 場:大手町サンケイホール(東京都千代田区) 会 場:大手町サンケイホール(東京都千代田区) 参加費:無料(事前登録制) 参加費:無料(事前登録制) プログラム抜粋: 基調講演 プログラム抜粋: 基調講演 『ブロードバンドモバイルワイヤレスの動向と展望』 『除振台のモデリングと制御系設計:理論が考える状況 (慶應義塾大学理工学部 笹瀬 巌氏) と実際』(大阪大学大学院 工学研究科 池田 雅夫氏) ユーザ事例 『磁気軸受のモデリングと制御 ∼制御系設計理論から 『ソフトウェア無線機/デジタル無線機のAGC技術』 DSP実装まで∼』(千葉大学工学部 平田 光男氏) (株式会社サムスン横浜研究所 岸 孝彦氏) 『LDPC符号の基礎と情報通信システムへの応用』 ユーザ事例 (三菱電機株式会社 松本 渉氏) 『数値/数式ハイブリッド最適化に基づくロバスト制御系 『MIMOとOFDMの基礎検討』(沖電気工業株式会社 設計』(株式会社富士通研究所 穴井 宏和氏) シリコンソリューションカンパニー 新規事業開発部 『MATLAB/Simulink/SimMechanicsを用いた二輪車操 赤堀 博次氏) 縦モデルの開発』(ヤマハ発動機株式会社 藤井 茂氏) ※プログラム内容は下記記載のWEBページをご覧ください。また、プログラム内容は変更 となる場合がございますので、予めご了承ください。 ※プログラム内容は下記記載のWEBページをご覧ください。また、プログラム内容は変更 となる場合がございますので、予めご了承ください。 昨年のセミナーの模様 展示の模様 参加申し込み方法: http://www.cybernet.co.jp/MATLABよりお申し込みください。折り返し、受付完了のご案内を差し上げます。各日程定 員となり次第、申し込みを締め切らせていただきますので、あらかじめご了承ください。 お問い合わせ先: サイバネットシステム株式会社 応用システム第1事業部 「Control Design Automation Seminar 2004」担当または「Wireless Communication Forum 2004」担当 TEL: 03-5978-5410, E-Mail: [email protected] 3 CYBERNET NEWS Summer 2004 no.110 コンピュータ支援による薬創り 解 説 編 験です。最終的には、実際に患者に投薬し、その効果や副作 ライフサイエンス分野への取り組み 用の影響の有無を最終検証する必要があり、それを経て初め て医薬品として世に出てきます。さて、in silicoの工程を最 ご存知のように、弊社ではこれまで自動車などに代表され 初から見ていきましょう。 るハードウェアの設計/解析を担うCAE分野への取り組み に邁進してまいりました。弊社の新しい事業展開として、ラ 遺伝子の特定 イフサイエンスあるいはバイオテクノロジ分野への参入は、 弊社の大きな課題でもあり、ミッションでもあります。ここ 遺伝子解析の結果から、病気の一部は遺伝子が関与してい では、コンピュータ支援による薬創りについて、そのステッ る事が分かっています。たとえば、糖尿病は遺伝子の依存性 プにそって紹介します。 が高く、糖尿病を引き起こす可能性のある遺伝子異常が発見 されています。遺伝子は、周知の様にアデニン、グアニン、 コンピュータ支援による薬創り シトシン、チミンの核酸で構成されています。 製薬分野におけるコンピュータを利用した設計と言えば、 タンパク質の特定 薬創り(以下、創薬)ではないでしょうか?ヒトゲノムの解析 生体に何かしら症状を発生させるのはタンパク質です。た も完了しました。タンパク質の研究も活発でありResearch Collaboratory for Structural Bioinformatics(以下、RCSB、 とえば、花粉症もタンパク質が起因しています。このタンパ http://www.rcsb.org/pdb/)にアーカイブとして数多く登録 ク質自体は、遺伝子を元に生成されます。このタンパク質の されています。この様に、コンピュータを利用した創薬に適 働きを抑制すれば、症状は緩和あるいは消滅します。逆に、 した環境が整ってきているのも事実です。一般に、コンピュ タンパク質の働きを促進して、症状を緩和するケースもあり ータを利用した環境をライフサイエンス/バイオテクノロジ ます。それは、それぞれの病気によります。いずれにしろ、 分野では、in silico(イン・シリコ)と呼びます。ちなみに、 遺伝子によるタンパク質の働きを抑制/促進することで、症 従来の生体あるいは試験管/実験室での開発環境をそれぞれ 状を緩和したり、治癒することが可能となります。タンパク in vivo(イン・ヴィーヴォ) 、in vitro(イン・ヴィトロ) と呼びます。 質は、図2のアミノ基とカルボキシル基で構成されていま す。 創薬の流れ 図1に創薬の流れを示します。 図2 アミノ基とカルボキシル基 タンパク質は、これらアミノ基とカルボキシル基によるア ミノ酸が連なって構成される分子です。また、その構造も複 雑です。図3にチロシンキナーゼのリボン図を示します。 図1 創薬の工程 タンパク質の構造解析 既に、さまざまなタンパク質の構造が解析され前述の 図1の様に、創薬工程のほとんどでコンピュータを利用で RCSBにも多くのタンパク質が登録されています。分子立体 きる環境にあり、効率化が図られています。しかし、コンピ 構造を調べるために、単結晶に対するX線回折現象から解析 ュータでは効率化できない工程もあります。それは、臨床試 を進める「X線結晶構造解析技術」や、 「NMR(核磁気共鳴) CYBERNET NEWS Summer 2004 no.110 4 による水素原子位置決定法」が用いられています。X線を利 用した解析結果から、タンパク質であるチロシンキナーゼ (図3)の構造を示します。 図4 タンパク質と化合物の結合の様子 学の知識が必要となります。分子レベルでの結合をシミュレ ーションできる分子動力学ソフトウェアなどが必要となりま す。 図3 チロシンキナーゼのリボン図 効果的な化合物の開発 リード化合物だけでは不十分です。これを元に、より効果 このチロシンキナーゼは、細胞の分裂、免疫機能を制御す 的で、副作用の無い様に構造を最適化します。先ほどの、肺 るタンパク質です。これが活性化することで、細胞が悪性化 癌に関与するチロシンキナーゼの場合には、アストラゼネカ する現象が引き起こされます。特に、肺癌に関与するタンパ 社がゲフィチニブと呼ばれる薬剤を開発し、肺癌治療に効果 ク質です。 を発揮しています。 リード化合物の探索 があります。薬剤が服用された後、吸収(absorption)、分 更なる工程として、開発された薬剤の動態を検証する必要 病気の原因であるタンパク質を突き止めることができまし 布(distribution)、代謝(metabolism)、排泄(excretion) た。タンパク質の作用によって、様々な生体反応が引き起こ の代謝経路での毒性が問題となります。薬物動態あるいは、 されることが分かります。そこで、その生体反応を食い止め 各代謝の英語表記での頭文字をとりADME(アドメ)と呼び るにはどうするかが問題となります。これらタンパク質の活 ます。この薬物動態の検証においても、ソフトウェアの利用 性化を制御することができれば、症状の緩和や病気の治癒を が進んでいます。 行えることになります。それを行うのが、我々がお世話にな 臨床試験 っている薬になります。 薬は化合物です。特性の病気に的を絞った薬を最初から作 開発された薬は、その効果は患者さんに服用してもらい検 るのは至難の業です。そこで、リード化合物が重要な役割を 証されます。唯一、この工程はin silicoではありませんが、 持ちます。病気を誘発するターゲットとなるタンパク質に、 近い将来、患者自体をコンピュータ上にモデル化し、そこに 世にある数万、数百万にもおよぶ化合物を反応させ、その結 完成した薬剤を化学式で入力し、薬の効果や思いもつかない 果をみます。それが、抑制的に働いているか促進的に働いて 副作用をシミュレーションできれば、より高い薬の安全性の いるかで、その化合物がその病気の薬となりうる原石である 追及や高生産性を実現できるのは明らかです。 と言えます。この化合物をリード化合物と呼びます。たとえ まとめ ば、先ほどのチロシンキナーゼに、頭痛薬を加え、何かしら 反応があれば、 それは肺癌の薬になる可能性を秘めています。 この様に、創薬もin silico環境で実現できます。前述の様 この検証を効率化するのにソフトウェアを利用します。その に、弊社においてもライフサイエンス/バイオテクノロジ分 作業をスクリーニングと呼びます。 野への本格参入は、目前に迫った課題です。CAE分野同様 タンパク質に化合物候補がうまく結合するかどうかを検証 に、Computer Aided Drug Designの一翼を担えるソリュー するためのソフトウェアが用意されており、創薬においては ション提供をめざしています。 重要な役割をもっています。図4は、タンパク質に化合物が 結合するかどうかを検証するソフトウェア画面です。この結 本記事に関するお問い合わせは、新事業推進室までお願い 合により、タンパク質の働きが抑制されたり、あるいは促進 致します。 したりします。この様な検証をドッキング・スタディと呼び (TEL: 03-5978-5676, E-Mail: [email protected]) ます。ここまで来ると、分子同士の結合検証になり、量子化 5 CYBERNET NEWS Summer 2004 no.110 課題解決型業務プロセス改善支援ツール「epiplex」の エンジニアリング分野での活用 解 説 編 全体の生産性向上に繋がることは間違いありません。 弊社取扱いの業務プロセス改善支援ツール「epiplex」(開 実は、このように、異種アプリケーション間を橋渡しし、 発元 米国バージニア州本社 Epiance社)がエンジニアリン グ分野で、一体どのような活用がなされているかについて紹 従来、ユーザが手作業で行なっていたオペレーションを自動 介させて頂きます。 化できるのがepiplexのインテグレーション機能なのです。 これを利用すれば、帰宅前に条件設定及びテスト環境の準備 epiplex活用方法 をし、epiplexの自動実行処理をスタートさせれば、翌朝出 現場教育での課題克服 社した時には、最適な結果が出されているという、非常に効 率的な業務が実現できます。 ご存知の通り、CADやCAEのアプリケーションは、単に 付随のマニュアルや虎の巻本があれば即活用できるという訳 一般に、非常に高いシェアをもつ著名なアプリケーション には行きません。各企業独自の設計思想やポリシー、さらに どうしは、それぞれAPIにより連携を取るとか、マクロ機能 は、開発を行なう対象物が現場利用者により違うため、市販 を駆使して自動的に処理を流すなど、相互連携ができるもの ドキュメントでは、目的を達成することは非常に難しいと言 もあります。しかしながら、世の中には無数のCAD、CAE えます。従って、「せっかく高い投資を行なって購入した アプリケーションが存在し、その組み合わせ如何では、連携 CAEアプリケーションが、なかなか現場に浸透しない。」と 性が取れないものも非常にたくさんあり、且つマクロ機能も か、「専門家の技術スキルが現場全体に広がらない。 」という それぞれのアプリケーションにより使用言語(使用方法)が 声を良く耳に致します。各部門に配属されたばかりの新人へ マチマチであるため、全てがスムーズに運ぶことは非常に難 の教育、または、設計/解析業務を専門に行う為に採用した しい模様です。 派遣社員への教育についてもなかなか捗らず、生産性が上が そこで、epiplexのインテグレーション機能が威力を発揮 らないというお悩みをお持ちの技術系システム推進者の方も するのですが、これは、これまでのAPI等を使った密結合で 数多くいらっしゃるのではないでしょうか? の統合ではなく、手動で行っている操作手順をスクリプト化 そういった課題をお持ちのお客様が、epiplexのドキュメ し、データの受渡しも中間ファイルや一時的なバッファを使 ント/e-ラーニング機能を活用し、CADやCAE実業務その う、疎結合での統合です。密結合の場合と比べて、効率面で ままの操作マニュアルやe-ラーニングコンテンツを“瞬時に” はやや劣るものの、柔軟性に富むので、これまで連携や自動 作成し、実業務の最新の情報をタイムリーに現場教育にフィ 化が難しいとされていた分野に、風穴を開けることができま ードバックされ、設計者、解析担当者のスキルのボトムアッ す。そのような市場を見渡せば、今後epiplexがこの市場に プさらには、生産性向上に大きな成果を出されるようになっ 影響を及ぼす範囲は非常に大きいと考えます。 てまいりました。 今後epiplexが目指すところ これは、業務専門家の暗黙知としてのアプリケーション操 作技術やノウハウを、専門家に負担をかけることなく、忠実 今回紙面スペースの都合で、割愛致しましたが、epiplex に記録し、かつ、そのデータから、マルチメディアを使って の持つ分析機能を如何に業務プロセスに改善に結びつけるか 可視化し、必要な時に必要な情報を提供するepiplexの機能 について、別の機会でご紹介させて頂きます。 を使って初めて実現可能になります。単にマニュアル作成だ けでなく、アニメーション、シミュレーションといった多彩 な表現方法で、かつ、ジャストインタイムで提供する仕組み を提供している点が、単なるマニュアル作成補助ツールとの 大きな違いです。 商品開発リードタイムでの課題克服 一方、設計、解析業務には、意外と地味な作業が多いもの です。最適な結果を導き出す為に、CADの設計データをベ ースに解析を行なう際、何通りもの条件変数を順次入替え解 析を行い、解析結果を表計算シートでグラフを作るという工 程は、よく見られる光景です。従来このようなケースでは、 変数を入れ替える作業は設計者ユーザ自身が行い、解析は CAEソフトで行なう。解析の計算結果が出ればその結果を またユーザ自身がエクセルに書き込み、次の変数をまた 「epiplex」を解析業務に適用した事例 CAEソフトに入力し計算開始という流れを数十回繰り返す ケースも少なくありません。そのような繰り返し業務を自動 本記事に関するお問い合わせは、ネットワークソリューシ 化できれば、単純作業への人的工数が削減され、コストダウ ョン部 営業グループまでお願い致します。 ンを実現することができます。また、そこに時間を割かれて いた利用ユーザは、より知的で創造的な作業である、新商品 (TEL: 03-5978-5453, E-Mail: [email protected]) 開発等に能力を傾注することができるので、結果として企業 CYBERNET NEWS Summer 2004 no.110 6 ネットワークWRQ Reflection 技 術 編 を検出してその接続を解除し、再度接続が可能になった時に Reflection新バージョンの機能ご紹介 再接続する機能が加わり、ネットワークにかかる負担を軽減 するような工夫もされています。 WRQ社のPC Xサーバおよび端末エミュレータである Reflectionシリーズの最新バージョン12.0がリリースされま Reflection for UNIX and OpenVMS した。ここでは主要製品である3つのReflection製品の新機 ■追加された端末エミュレーション 能をご紹介いたします。 新しい端末エミュレーションとして、VT-UTF8、TVI955/950 Reflection X が追加されました。 ■新しくなったReflection X マネージャ Reflection Xの各種設定やパフォーマンス調整、ホスト接 続のための設定を行なうReflection Xマネージャが大幅に改 善され、より高機能かつ簡単なセッション構成が可能になり ました。 追加された端末の種類と拡張されたマクロ保存機能 ■機能アップされたプログラミング環境 プログラミング機能では、VBAが6.4にバージョンアップ されたほか、さまざまな改良が加えられました。共有マクロ ファイルフォルダを指定してマクロを集中管理することがで 新しくなったReflection X マネージャ きるようになりましたので、標準で使用するマクロやよく使 うマクロをあらかじめこのフォルダに入れておけば、新しく ■Windowsフォント対応の追加 UNIXフォントのほかにWindowsフォントが利用可能にな 作成するセッションに自動的に組み込まれ、その都度マクロ り、画面テキスト表示の幅が広がりました。TrueType、 ファイルを手動でコピーしたりインポートしたりする必要は ClearType、FON、FNT セットなどPCにインストールされ ありません。管理者はネットワーク上の共有フォルダに各ユ ているあらゆるWindows対応フォントで表示することがで ーザに使用させたいマクロを置くだけで簡単に配布すること きます。 ができます。また個々のマクロファイルのインポートもわざ ■快適な日本語変換インライン入力 わざVBAエディタを起動しなくても、Reflectionセッション のマクロメニューから直接行えるようになりました。 多くのユーザの方からご要望をいただいておりました日本 語のインライン入力に対応いたしました。アプリケーション さらにReflectionのマクロ収録機能を使用して作成したコ の入力位置上で変換入力できますので、より快適な日本語入 ードをVisual Basic.NETやC#の構文形式で保存することが 力環境をご利用いただけます。 可能になりましたので、最新のWindowsプログラミング環 境でもその実力を発揮します。 ■SAI社のMedia Application Serverへ対応 Reflection for IBM UNIX/Linuxデスクトップ上に高品質のサウンド、マルチ メディア情報をインターネット経由で提供可能にするMAS ■デバイス名自動生成機能 (Media Application Server)に対応しました。日本ではま 5250端末・プリンタセッションに、新しくデバイス名生 だあまり馴染みはありませんが、MASは米国のSAI社が中心 成機能が追加されました。PCのコンピュータ名やユーザ名 となって開発を進めているオープンソースのプロジェクト から自動的に作成した文字列をセッションのデバイス名とし で、具体的にはGNOME、KDE、CDE上のオーディオプレイ て接続できるほか、任意のデバイス名文字列の末尾にアルファ ヤーやマルチメディアプレゼンテーションなどへの利用が始 ベットや数字の連番を付加することもできます。新規セッショ まっています。WRQ社はX.org、Sun、IBM、HPなどととも ン作成時の作業を簡素化するとともに、Reflectionインスト にこの新しい技術の開発を後押ししています。 ール時の設定の配布にも利用できるので、管理者・エンドユ ■UDPポートの任意設定可能 ーザ両者の作業負担を軽減します。 全製品に共通のオプション機能として、セッション使用状 XDMブロードキャストおよびXDMマルチキャスト(IPv6) で使用するUDPポートを任意に設定することができるよう 況の監視やライセンス数管理が可能なメータリング機能も、 になりました。セキュリティ対策としてお使いいただくとと このバージョンから新しく追加されました。 もに、さまざまなネットワーク環境に合わせた柔軟な接続設 定が可能です。 この製品に関するお問い合わせは、ネットワークソリューション部 ■稼働していないフォントサーバの検出機能 までお願い致します。 その他の接続機能として、稼動していないフォントサーバ (TEL: 03-5978-5453, E-Mail: rinfo@cybernet. co.jp) 7 CYBERNET NEWS Summer 2004 no.110 PC資産とライセンス管理ソリューション 技 術 編 パッチの適用作業などは、日々状況が変わります。「今日 あああああああああ QND Plus 8.6/QAW 2.6の新機能 情報の更新があったPCは何台なのか?」「一週間以上情報の この度、PC資産管理の代名詞とも言えるQND Plus およ 更新がないPCはどれだけあるのか?」こうした情報を得る び QAW のバージョンアップが行われました。今回のバージョ ためには、いままでは、日付を明記した上で「その日以前/ ンアップでは、QND 8.2/QAW 2.2の出荷以降に発見された 以降」などのフィルタ定義を行っていました。そのため、作 バグの修正とともに、いくつかの機能追加が行われておりま 業のたびに日付の情報を設定しなおさなければなりません。 す。 今回のフィルタ条件の拡張により、作業日を中心とした日 今回は、追加された機能についてご紹介いたします。 常のスケジュール管理が、より簡単に行えるようになったわ 新規OS/アプリケーションの対応 けです。 QNDサーバおよび管理対象クライアントとして、正式に NetSkipper からの CSV出力 Windows Server 2003 にも対応しました。今後、導入の増 加が見込まれる Windows Server 2003 への正式な対応は、 QNDには、ネットワーク機器の検出を行うNetSikpperと 非常に重要なポイントと言えるでしょう。また、Macintosh につ いうツールが付属しています。これは、指定されたIPアドレ いても、MacOS8.6∼MAC OSXに対応し、管理対象の幅を スの範囲で探査作業を行い、機材の存在を確認し、QNDコ 広げています。 ンソールに登録するというものです。IPアドレスの利用状況 勿論、アプリケーションも対応が強化されています。Office 把握と同時に、未知の機材の接続の有無を確認することがで 2003 やNotes 6.5、最新のAdobe製品に対応し、プロダクト きるわけです。 ID の取得や集計可能範囲が大きく改善されています。 Pingによる確認だけではなく、SNMP、POP、SMTP、 HTTP、FTP、任意のポートで稼動中のサービスの有無を調 複数PCの状態の一括確認 べることもできます。現在は、OSが独自に起動し、利用者 自身も把握していないサービス/デーモンプログラムも数多 QND コンソールにおいては、複数のPCの状態を一括して く存在します。それは同時にセキュリティホールともなりか 確認できるようになりました。 ねません。何処で何が動作しているかを把握することも、 今まで、作業対象のPCが起動しているかどうかの確認は、 一台一台実施する必要がありました。勿論、起動している/ PCシステムを管理する上では非常に重要な作業といえます。 いないに関わらず、スケジュールの追加は可能です。しかし、 スケジュールの余計な待ち行列が発生することになりかね ず、システムに対し無駄な負荷を与えることになってしまい ます。 NetSkipper によるネットワーク確認 ホスト状況の一括確認 今回のバージョンアップでは、NetSkipper で検出した情 報をCSVに出力することができるようになりました。今まで ここで、一括確認機能を利用することで、複数台のPCの はその場限りの確認に終始してしまいましたが、外部保存が 状況を簡単に把握することができます。その中から、起動し 可能になることによって、履歴の保存などより厳密な管理が ているPCだけを抜き出すことにより、より確実にかつ効率 可能になったわけです。 的にスケジュールの実行が行えるようになります。 本製品、サービスのお問い合わせは、ネットワークソリュ フィルタ条件の拡張 ーション部・営業グループまでお願い致します。 (TEL: 03-5978-5453, E-Mail: rinfo@cybernet.co.jp) フィルタの条件として、新たに当日の日付を表す「@Today」 という文字列を利用できるようになりました。 CYBERNET NEWS Summer 2004 no.110 8 光学設計CODE Ⅴ 技 術 編 つまり、このような複雑な光学系のモデル化を行う際にも、 CODE Ⅴ 9.30及び9.40の有効な新機能の紹介 その途中で発生したモデリングの不具合を簡単に発見/修正 を行うことができるのです。 本掲載では、CODE Ⅴ 9.30および9.40で実装された有効 な2つの機能、 ・COM機能 ・3次元描画機能 についてご紹介いたします。 COM機能 Ver9.30より、CODE Ⅴ はCOM(Component Object Model)に対応しています。現在はCOMサーバとして機能 します。これにより、EXCELやMATLABなどCOMに対応し た外部アプリケーションからCODE Ⅴへ、光学系の計算エ ンジンとしてアクセスすることが出来ます。 今まではCODE Ⅴから外部アプリケーションへデータを 引き渡すには、ワークシートバッファ機能を使用してデータ を一旦外部ファイルへ出力する必要がありました。しかし、 COM機能を用いれば、必要なデータへ外部プログラム 図2 3次元表示の例 (EXCEL等)から直接アクセスしデータを取得することが可 能です。 光学素子の描画方法は、ワイヤフレーム、ソリッド、など から選択します。併せて、描画する光線本数を指定すること も可能です。 また、出力された3D描画図上の面をマウスでポイントす ると、その面の情報(面番号や材質など)を参照できます。 (図2をご参照下さい。) さらに、任意の4方向からの3次元描画を1画面にまとめ て表示することが出来ます。個々の画面はそれぞれ独立して 描画の設定を行うことが出来ますので、光学系の様子をより 的確に確認できます。 図1 EXCELでPSFのデータを取得/表示した例 サイバネットニュース第108号にてご紹介した、“画像劣 化シミュレータ”もCOM機能を活用した一例です。 このたび、COM機能のマニュアル「APIリファレンスガイ ド」の日本語版が完成いたしました。弊社HPからダウンロ ード可能です。是非ご利用下さい。 3次元描画機能(V3D) 図3 4分割3次元表示の例 Ver9.40より、3次元描画機能(V3Dオプション)が新し く追加されました。描画図上をマウスで右ドラッグすること 本件に関する詳細は、弊社応用システム第2事業部オプ により、モデルを回転させることが出来ますので、任意の視 ティカルソリューション部までお問い合わせください。 点から光学系の様子を確認する事ができます。 この機能により、空間中に光学素子が複雑に配置される、 (TEL: 03-5978-5414, E-Mail: [email protected]) 偏心光学系においても、全容を確認する事が可能です。 9 CYBERNET NEWS Summer 2004 no.110 技術セミナー 下記のソフトウェアに興味をお持ちの方を対象に、 インフォメーション 無料で各ソフトウェアの機能と特徴の紹介を行います。 内 容 本社・本社別館 (東京) 西日本支社 (大阪) 中部支社 (名古屋) ANSYS入門 対象 ANSYSを初めて利用される方、有限要素法ソフトウェ アをご存知でない方 内容 機能とコマンドの説明および実習 費用 ¥63,000(税込) /名またはセミナー受講券 7月13日 (火) ∼14日 (水) 7月27日 (火) ∼28日 (水) 8月17日 (火) ∼18日 (水) 9月14日 (火) ∼15日 (水) 9月28日 (火) ∼29日 (水) 7月8日 (木) ∼9日 (金) 8月3日 (火) ∼4日 (水) 9月9日 (木) ∼10日 (金) 8月18日 (水) ∼19日 (木) 9:30∼17:00 ANSYS中級 対象 ANSYS入門セミナーを受講済の方、ANSYSの基本操 作をご存知の方 内容 機能とコマンドの説明および実習 費用 ¥63,000(税込) /名またはセミナー受講券 7月1日 (木) ∼2日 (金) 7月15日 (木) ∼16日 (金) 7月29日 (木) ∼30日 (金) 8月19日 (木) ∼20日 (金) 9月16日 (木) ∼17日 (金) 7月20日 (火) ∼21日 (水) 8月24日 (火) ∼25日 (水) 9月7日 (火) ∼8日 (水) 9:30∼17:00 7月1日 (木) ∼2日 (金) 9:30∼17:00 セミナー名 ANSYS動解析 7月6日 (火) ∼7日 (水) ANSYS熱解析 ANSYS構造非線形解析 時間 対象 ANSYS入門セミナーを受講済の方 内容 機能とコマンドの説明 費用 ¥63,000(税込) /名 7月8日 (木) ∼9日 (金) 8月9日 (月) ∼10日 (火) 9月2日 (木) ∼3日 (金) 8月5日 (木) ∼6日 (金) 9月14日 (火) ∼15日 (水) ANSYS磁場解析 8月3日 (火) ∼4日 (水) ANSYSソリッドモデリング 8月31日 (火) ∼9月1日 (水) 7月1日 (木) ∼2日 (金) ANSYS LS-DYNA 対象 ANSYS入門セミナー、中級セミナーを受講済の方 内容 機能とコマンドの説明 費用 ¥31,500 (税込) /名 7月5日 (月) ANSYS FLOTRAN 対象 ANSYS入門(初級)セミナーとソリッドモデリングセ ミナーを受講済の方 内容 機能とコマンドの説明および実習 費用 ¥63,000(税込) /名 8月5日 (木) ∼6日 (金) APDL入門 対象 ANSYS入門セミナーを受講済の方 内容 機能とコマンドの説明および実習 費用 ¥31,500 (税込) /名 8月23日 (月) 9:30∼17:00 ANSYS設計最適化セミナー 対象 ANSYS入門セミナー、中級セミナー、APDL入門セミ ナーを受講された方 内容 パラメトリックモデリングによる設計最適化の考え方及 び実施するための操作方法の習得 費用 ¥31,500 (税込) /名 9月1日 (水) 9:30∼17:00 ANSYS DesignSpace 対象 ANSYS DesignSpaceを始めて利用される方で、 ANSYSDesignSpaceと併用する3次元CADの基本操 作方法を習得済みの方 内容 基本的な機能とコマンドの説明および実習 費用 ¥31,500 (税込) /名 7月27日 (火) 8月25日 (水) 9月28日 (火) 9月2日 (木) 9:30∼17:00 設計者のためのCAE入門 対象 有限要素解析をこれから始められる方、または検討中の方 内容 有限要素解析システムの基礎知識 費用 ¥63,000(税込) /名 7月12日 (月) ∼13日 (火) 8月26日 (木) ∼27日 (金) 9:30∼17:00 有限要素法基礎理論 対象 有限要素解析の基礎理論を学び、レベルアップしたい方 内容 有限要素解析の基礎理論 費用 ¥63,000(税込) /名 8月31日(火)∼9月1日(水) 9月28日・29日 (火・水) 9:30∼17:00 有限要素法振動解析入門 対象 振動解析をこれから始められる方 内容 振動解析の基礎理論と解析技術の説明 費用 ¥63,000(税込) /名 9月13日 (月) ∼14日 (火) 9:30∼17:00 有限要素法熱解析入門 対象 熱解析をこれから始められる方 内容 熱解析の基礎理論と解析技術の説明 費用 ¥31,500 (税込) /名 9月22日 (水) 9:30∼17:00 LMS SYSNOISE入門 対象 SYSNOISEをこれから利用される方 内容 基本モジュールの使用方法解説と実習 費用 ¥63,000(税込) /名 7月6日 (火) ∼7日 (水) 8月10日 (火) ∼11日 (水) 9月7日 (火) ∼8日 (水) LMS SYSNOISE 連成解析セミナー 対象 SYSNOISEを既に使用されている方 内容 組み合わせによる連成解析の説明と実習 費用 ¥31,500 (税込) /名 7月12日 (月) 8月16日 (月) 9月13日 (月) LMS Vitual.Lab Motion入門 対象 Virtual.Lab Motionをこれから利用される方 内容 機能と基本操作方法の説明と実習 費用 ¥63,000(税込) /名 7月22日 (木) ∼23日 (金) 9月6日 (月) ∼7日 (火) 8月12日 (木) ∼13日 (金) 10:00∼17:00 ベーシックトレーニング MATLABコース 対象 MATLABビギナー 内容 データの定義・入出力、プログラミング、グラフィック スの説明と実習 費用 ¥31,500 (税込) /名 7月1日 (木) 7月14日 (水) 8月5日 (木) 8月18日 (水) 9月2日 (木) 9月15日 (水) 7月7日 (水) 9月8日 (水) 8月23日 (月) 9:30∼16:30 ベーシックトレーニング Simulinkコース 対象 線形システムの基礎知識を持つSimulinkビギナー 内容 線形システムを中心に、基本操作とモデリング法を修得 費用 ¥31,500 (税込) /名 7月2日 (金) 7月15日 (木) 8月6日 (金) 8月19日 (木) 9月3日 (金) 9月16日 (木) 7月8日 (木) 9月9日 (木) 8月26日 (木) 9:30∼16:30 ベーシックトレーニング Stateflowコース 対象 MATLAB/Simulinkの基本操作がわかるStateflowビギナー 内容 フローチャートとステートチャートの作成 費用 ¥31,500 (税込) /名 8月10日 (火) 9:30∼16:30 アドバンストトレーニング MATLABプログラミングコース 対象 MATLABユーザ(MATLABの基本操作をご存知の方) 内容 M-ファイルプログラミング/高速化テクニックの習得 費用 ¥42,000 (税込) /名 8月12日 (木) 9:30∼16:30 CYBERNET NEWS Summer 2004 no.110 10 8月24日 (火) 9:30∼17:00 9:30∼17:00 8月17日 (火) ∼18日 (水) 7月20日 (火) ∼21日 (水) 9月28日 (火) ∼29日 (水) 10:00∼16:30 10:00∼16:30 セミナー名 本社・本社別館 (東京) 内 容 西日本支社 (大阪) 中部支社 (名古屋) 時間 アドバンストトレーニング MATLAB GUI構築コース 対象 MATLABユーザ(M-ファイルプログラミング概念をご 存知の方) 内容 Handle Graphic機能の習得とGUIアプリケーション構 築実習 費用 ¥42,000 (税込) /名 7月8日 (木) 9月6日 (月) 9:30∼16:30 アドバンストトレーニング Simulinkコース 対象 ベーシックセミナ受講者もしくは基本操作修得者 内容 非定常、ディジタルシステムなどアドバンスなモデリン グ法を修得 費用 ¥42,000 (税込) /名 8月13日 (金) 9:30∼16:30 アドバンストトレーニング MEXコース 対象 MATLABユーザ(MATLABベーシックトレーニングコ ース修了者) 内容 MEX-ファイル作成の習得 費用 ¥31,500 (税込) /名 7月26日 (月) 9月27日 (月) 13:30∼16:30 アドバンストトレーニング S-Functionコース 対象 Simulinkユーザ(Simulinkベーシックトレーニングコ ース修了者) C言語でのプログラム経験のある方 内容 S-Function作成方法の習得 費用 ¥42,000 (税込) /名 7月29日 (木) 9月30日 (木) 9:30∼16:30 アプリケーショントレーニング 制御システム設計コース 対象 MATLAB/Simulinkユーザの制御系エンジニア 内容 線形制御理論に基づくコントローラ設計の演習 費用 ¥42,000 (税込) /名 8月23日 (月) 9:30∼16:30 アプリケーショントレーニング 信号処理システム設計コース 対象 MATLAB/Simulinkの基本操作のわかる信号処理系エン ジニア 内容 信号/画像処理のプログラミングとシミュレーション方法 の習得 費用 ¥42,000 (税込) /名 8月27日 (金) 9:30∼16:30 アプリケーショントレーニング 通信システム設計コース 対象 Simulinkの基本操作を取得した通信システムエンジニア 内容 基礎的な通信システムを例に、M-fileとSimulinkでモデ リング 費用 ¥42,000 (税込) /名 8月30日 (月) 9:30∼16:30 PSpiceトレーニングセミナー 対象 PSpiceの操作を基礎から学びたいPspiceユーザの方 7月13日 (火) 内容 Orcad PSpice を使用し、回路解析の基礎から応用まで 8月25日 (水) を、実際に操作いただきながら習得していただきます。 9月14日 (火) 費用 ¥31,500(税込)/名(ユーザの方)、¥63,000(税込)/名(非ユーザの方) 8月6日 (金) 7月6日 (火) 9月3日 (金) 10:00∼17:00 Captureトレーニングセミナー 対象 Captureの操作を基礎から学びたいCaptureユーザの方 (月) 内容 Orcad Captureでの回路図入力、デザイン処理、パー 7月12日 (火) ツ作成などを実際に操作いただきながら習得して頂きま 8月24日 9月13日 (月) す。 費用 ¥31,500(税込)/名(ユーザの方)、¥63,000(税込)/名(非ユーザの方) 8月5日 (金) 7月5日 (月) 9月2日 (木) 10:00∼17:00 Layoutトレーニングセミナー 対象 Layoutの操作を基礎から学びたいLayoutユーザの方 内容 Orcad Layoutでの基板作成、自動配線の設定、後工程 7月14日 (水) などの基板設計全般を実際に操作いただきながら習得し 9月15日 (水) ていただきます。 費用 ¥31,500(税込)/名(ユーザの方)、¥63,000(税込)/名(非ユーザの方) 10:00∼17:00 CODE Ⅴ入門 対象 CODE Ⅴをこれから利用される方 内容 結像光学系におけるCODE Ⅴの基本的な使用方法 費用 ¥31,500 (税込) /名 7月9日 (金) 8月19日 (木) 9月17日 (金) 10:00∼17:00 LightTools入門 対象 LightToolsをこれから利用される方 内容 LightToolsの基本的な使用方法 費用 ¥31,500 (税込) /名 7月15日 (木) 9月16日 (木) 10:00∼17:00 ProMetric初心者セミナー 対象 ProMetric導入後に操作方法を確認されたい方や、新た に操作方法を覚えたい方 内容 基本的な測定方法および結果の参照方法(一部実習あり) 費用 無料 7月20日 (火) 9月21日 (火) 13:30∼16:30 イベント情報 インフォメーション 2004年7月∼9月の主なイベントをご案内いたします。 (最新情報は、弊社ホームページをご参照下さい。 http://www.cybernet.co.jp/event/、http://www.cybernet.co.jp/seminar/s-semi.shtml) Inter Opto '04 e-Learning WORLD 2004 日程 7月13日(火)∼16日(金) 日程 7月28日(水)∼30日(金) 出展 CODE V、LightTools、GENESIA Gonio 出展 epiplex、WebEx 会場 幕張メッセ 会場 東京ビッグサイト 主催 (財)産業技術振興協会 主催 e-Learning WORLD 2004実行委員会/ 日本工業新聞社/(株)シー・エヌ・テイ Maple Conference 2004 QNDPlus 活用セミナー(仮題) 日程 8月末(未定) 日程 9月29日(水) 内容 活用事例の紹介・実習を通して、QNDPlusの効果的な利用方法を習得 内容 数式処理プログラム Maple 9紹介(p2ご参照下さい) 会場 サイバネットシステム東京本社 会場 青山ダイヤモンドホール 主催 サイバネットシステム (株) 主催 サイバネットシステム (株)/Maplesoft社 11 CYBERNET NEWS Summer 2004 no.110 紹介セミナー 下記のソフトウェアに興味をお持ちの方を対象に、 インフォメーション 無料で各ソフトウェアの機能と特徴の紹介を行います。 内 容 本社・本社別館 (東京) 西日本支社 (大阪) 有限要素解析プログラム ANSYS 最新バージョンの機能概要を事例・デモンストレーションをもとに 紹介 7月9日 (金) 8月13日 (金) 9月10日 (金) 7月23日 (金) 9月21日 (火) 13:30∼17:00 3次元CAD専用構造・熱解析/最適化ツール ANSYS DesignSpace体験セミナー デモを交えた機能紹介と実際にマシンを利用した体験実習 7月26日 (月) 8月23日 (月) 9月27日 (月) 7月28日 (水) 9月24日 (金) 13:30∼17:00 汎用プリポストシステム HyperMesh体験セミナー 大規模FEMモデルを高速で処理するプリポストシステムの紹介と体 験実習 音響解析ソフトウェア SYSNOISE 音響解析ソフトを使用するメリットと機能紹介&コンピュータを使 ったデモ実演 7月8日 (木) 9月9日 (木) 7月22日 (木) 8月3日 (木) 13:30∼16:30 最適設計支援プログラム OPTIMUS 機能紹介とデモ実演 8月18日 (水) 9月13日 (月) 7月13日 (火) 13:30∼16:30 次世代音響解析ソフトウエア Virtual.Lab Acoustics LMS International社が提案する新しい音響解析ツールのデモを交 えた機能紹介 8月12日 (木) 9月22日 (水) 機構解析プログラム Virtual.Lab Motion 機能紹介とモデル化からアニメーションまでのデモ実演 9月22日 (水) 8月30日 (月) MATLAB紹介セミナー プログラミング&解析コース MATLAB環境におけるプログラミング/データ解析機能の紹介 データの取り込み、様々な数値解析、ビジュアライゼーション、 GUIアプリケーション構築、スタンドアロン化の流れをデモ実演 7月6日 (火) 8月3日 (火) 9月7日 (火) MATLAB紹介セミナー 数学・物理・工学システムのシミュレーションコース 非線形・位相面解析、非定常、モードが複数存在するシステム、逆 問題、モンテカルロシミュレーション等、様々なシステムのシミュ レーションと、モータシステム、サーボバルブ等の工学問題紹介 7月7日 (水) 8月4日 (水) 9月8日 (水) 8月11日 (水) 7月22日 (木) 9月13日 (月) 13:30∼16:30 MATLAB紹介セミナー 制御システム設計/シミュレーションコース 制御設計エンジニアを対象に、コントローラ設計例の紹介と制御対 象やユーザ作成 アプリケーションとのインタフェース機能の紹介 7月12日 (月) 8月9日 (月) 9月13日 (月) 8月12日 (木) 7月23日 (金) 9月16日 (木) 13:30∼16:30 MATLAB紹介セミナー 信号処理システム設計/シミュレーションコース 主な機能紹介とデモ実演 音声、画像処理、A/D変換、フィルタ設計、Simulinkモデルの DSP実装例 7月13日 (火) 8月16日 (月) 9月14日 (火) 13:30∼16:30 MATLAB紹介セミナー 通信システム設計/シミュレーションコース ディジタル移動体通信系エンジニアを対象。MATLABの機能、利 用法、通信システム例題(変復調、誤り訂正符号、スペクトル拡散 など)をデモンストレーションを交えて紹介 7月16日 (金) 8月17日 (火) 9月17日 (金) 13:30∼16:30 SignalMaster紹介セミナー システム設計(Simulink)からプロトタイプテストまでを一貫し て行う、優れた統合開発環境をご提案、デモによる製品紹介 光学設計・照明系シミュレーション CODE Ⅴ 結像光学系及び照明光学系のモデル化、評価及びデモ実演 7月21日 (水) 8月23日 (月) 9月22日 (水) 7月9日 (金) 9月10日 (金) 13:30∼16:30 3D光学CADプログラム・照明系シミュレーション LightTools 照明系、結像系等の各種光学系の3次元のモデル化、評価及びデモ 実演 7月7日 (水) 8月11日 (水) 9月8日 (水) 8月13日 (金) 13:30∼16:30(東京) 10:30∼12:30(大阪) 照度・輝度測定装置 ProMetric 概要紹介及び実際の照度・輝度測定の実演 7月7日 (水) 8月11日 (水) 9月8日 (水) 8月13日 (金) 10:30∼12:30(東京) 13:30∼15:30(大阪) OrCAD紹介セミナー 回路設計から基板設計までの一連の流れを紹介 7月8日 (木) 8月12日 (木) 9月9日 (木) 8月4日 (水) 13:30∼16:30 Microwave Office体験セミナー 高周波回路設計プロダクト「Microwave Office」を操作しながら、 製品の機能全般について習得いただけます。 8月31日 (火) 8月12日(木) 10:00∼16:30 数式処理システム Maple体験セミナー Mapleの基本的な操作法や数学機能についての紹介・デモンストレ ーション、及び実際にマシンを利用して操作方法を実習 7月22日 (木) 8月26日 (木) 9月10日 (金) 8月17日 (火) 8月18日 (水) 13:30∼16:30 QND Plus 紹介セミナー PC資産管理の代表的なツール、QND Plus の紹介。 実際のPCを利用したハードウェアやソフトウェアの情報収集の体 験、活用の紹介 7月16日 (金) 8月20日 (金) 9月17日 (金) 7月23日 (金) 9月24日 (金) 8月27日 (金) 13:30∼16:30 セミナー名 東京本社 本社別館 西日本支社 中部支社 〒112-0012 〒112-0012 〒540-0028 〒460-0003 中部支社 (名古屋) 時間 13:30∼16:30 13:30∼16:30 13:30∼16:30 7月15日 (木) 13:30∼16:30 13:30∼16:30 東京都文京区大塚2−15−6ニッセイ音羽ビル 東京都文京区大塚2−9−3住友不動産音羽ビル2F 大阪市中央区常盤町1−3−8中央大通FNビル 名古屋市中区錦1−6−26富士ソフトABCビル3F FAX FAX FAX FAX 03-5978-5441 03-5978-6081∼2 06-6940-3601 052-219-5970 弊社取扱い製品の概要についてはインターネットでもご覧頂けます。http://www.cybernet.co.jp セミナー申込用紙 サイバネットニュース編集行 FAX フリガナ 03-5978-5441 芳名 ご住所 〒 貴社名 所属/役職 TEL FAX E-mail 受講セミナー名 月 日 通信欄 CYBERNET NEWS Summer 2004 no.110 12 東京 大阪 名古屋
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