データベースの基礎演習Ⅲ (マクロ機能の利用)

広島県立教育センター
データベースの基礎演習Ⅲ
(マクロ機能の利用)
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第4章
1
データベースの基礎演習Ⅲ(マクロ機能の利用)
新規入力ボタンの作成
ここでは,生徒台帳入力フォームに新規登録ボタンを作成します。
(1) データベース画面でフォームを選択し,生徒台帳入力をダブルクリックします。
(2)
(デザインビュー)ボタンをクリックします。
(3) 新規登録ボタンを作るため,「詳細」領域を下側に広げます。
(4) ツールボックスの「コマンドボタン」を選択します。
(5) 生徒台帳入力フォームの上で,ボタン枠を作ります。
(6) コマンドボタンウィザード画面が表示されます。
(7) レコードの操作 → 新しいレコードの追加を選択し,次へをクリックします。
(8) ボタン表示に設定画面が表示されるので,「文字列」にチェックを入れ,「新規登録」と
入力し,次へをクリックします。
(9) ボタン名指定画面が表示されるので,「生徒台帳への新規登録」と入力します。
(10)完了をクリックします。
(11)次のような新規登録ボタンができます。
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【演習】
生徒台帳入力フォームにリセットボタンを作成しましょう。
なお,コマンドはレコードの操作 → レコードを元に戻す を選択します。
2
操作メニューの作成
ここでは,作成したデータベースを機能的に
使用できる操作メニューを作成します。
フォームオブジェクトを使用して,右のよう
な操作メニューを作りましょう。
(1) メニュー画面の作成
①
データベース画面でフォームを選択します。
②
「デザインビューでフォームを作成する」をダブルクリックします。
③
詳細領域を広げます。
④
ツールボックスの「ラベル」を選択します。
⑤
メニューフォームの上で,ボタン枠を作ります。
⑥
メニューと入力し,表示 → プロパティを選択します。
⑦
ラベルのプロパティが表示されるので,フォントサイズを「24」,フォント斜体を「は
い」に変更します。
(2) 個人情報入力ボタンの作成
①
ツールボックスの「コマンドボタン」を選択します。
②
メニューフォームの上で,ボタン枠を作ります。
③
コマンドボタンウィザード画面が表示されます。
④
フォームの操作 → フォームを開くを選択し,次へをクリックします。
⑤
開くフォームとして,「生徒台帳入力」を選択し,次へをクリックします。
⑥
「すべてのレコードを表示する」チェックを入れ,次へをクリックします。
⑦
「文字列」にチェックを入れ,空欄にします。
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⑧
次へをクリックします。
⑨
ボタン名指定画面が表示されるので,「個人情報入力」と入力します。
⑩
完了をクリックします。
⑪
ツールボックスのラベルを使って,作成したボタンの右側に「個人情報入力」と記述
します。
(3) ラベル印刷ボタンの作成
①
コマンドボタンウィザード画面が表示されます。
②
レポートの操作 → レポートの印刷を選択し,次へをクリックします。
③
印刷するレポートとして,「ラベル生徒台帳」を選択し,次へをクリックします。
④
「文字列」にチェックを入れ,空欄にします。
⑤
次へをクリックします。
⑥
ボタン名指定画面が表示されるので,「ラベル印刷」と入力します。
⑦
完了をクリックします。
⑧
作成したボタンの右側に「ラベル印刷」と記述します。
⑨
×をクリックし,フォーム名を「メニュー」として保存します。
【演習】
(1) 成績一覧表印刷ボタンを設定し,追加しましょう。
(2) 個人成績表印刷ボタンを設定し,追加しましょう。
3
メニューに戻るボタンの作成
ここでは,生徒台帳入力フォームに「メニューに戻る」ボタンを作成します。
メニューに戻るためには,「フォーム(生徒台帳入力)を閉じる 」と「フォーム(メニュ
ー)を開く」の2つのコマンドを実行する必要があります。このように複数のコマンドを一
度に実行するためには,マクロを作成しておきます。
(1) マクロを作成します。
①
データベース画面でマクロを選択します。
②
新規作成を選択します。
③
アクション画面で「閉じる」を選択します。
④
オブジェクトの種類を「フォーム」にします。
⑤
オブジェクト名を「生徒台帳入力」にします。
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⑥
アクションの2行目で,「フォームを開く」を選択します。
⑦
フォーム名を「メニュー」にします。
⑧
×をクリックします。
⑨
「マクロを保存しますか?」と聞いてくるので,はいをクリックします。
⑩
マクロ名を「メニューに戻る」にし,OKをクリックします。
(2) 戻るボタンの作成
①
生徒台帳入力フォームを開き,デザイン画面を表示させます。
②
ツールボックスの「コマンドボタン」を選択し,ボタン枠を作ります。
③
コマンドボタンウィザード画面が表示されます。
④
その他 → マクロの実行を選択し,次へをクリックします。
⑤
実行するマクロとして「メニューに戻る」を選択し,次へをクリックします。
⑥
ボタン表示に設定画面が表示されるので,「文字列」にチェックを入れ,「戻る」と入
力します。
⑦
次へをクリックします。
⑧
ボタン名指定画面が表示されるので,「メニューに戻る」と入力します。
⑨
完了をクリックします。
⑩
×をクリックします。
⑪
「フォームの変更を保存しますか?」と聞いてくるので,はいをクリックします。
さらに様々な機能を利用して,効率的なデータベースにしましょう。
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平成15年10月31日
初版発行
発行
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℡(0824)28‑2655(直通)
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