Linuxサーバの構築 - 広島県立教育センター

広島県立教育センター
Linuxサーバの構築
‑Redhat7.1編 vol.1‑
ver1.0
広島県立教育センター
www.hiroshima-c.ed.jp
広島県立教育センター
1 redhat7.1 のインストール
1 redhat7.1 のインストールの前に
○ コンピュータを起動し,キーボ−ドから[DEL]キーを押します。BIOS が表示されたら,plug&pray を off にし
ます。on のままインストールすると,サーバーとしての機能を果たさないことがあるので,注意が必要です。
○ BIOS でCD-ROM起動できるように設定します。
2 インストールの手順
(1) インストール用 CD のディスク1を挿入し,再起動します。[boot:]
というメッセージが表示されたら ENTER キーを押します。
Japanese を選択
(2) [Language Selection]画面が表示されたら,[Japanese]を選択し,
次に進みます。
(3) キーボードの設定の画面では,[Japanese 106-key]を選択し,次に進みます。
Japanese106-key
Japanese
有効にする
※デットキーは,アクセント系
の文字を入力するためのもの
です。日本語には,アクセント
系の文字はないので,初期値の
ままでよいでしょう。
(4) マウスの設定画面では,使用するマウスの種類を設定します。ここでは,[Logitech]-[MouseMan+ First
Mouse+(ps/2)]を選択します。選択したら次に進みます。
[Logitech]-[MouseMan+FirstMouse+(ps/2)]
※XWindow では,マウスのボタンを3つ使い
ます。2つボタンマウスでは,3ボタンマウスの
エミュレートを設定するを選択することで,左右
ボタンの同時押しが中ボタンのクリックと同じ働
きをします。
3ボタンマウスのエミュレートを選択
(5) システムチェックがすべて終了すると,インストール開始のメッセージが表示されるので次に進みます。
www.hiroshima-c.ed.jp
広島県立教育センター
(6) インストールタイプの選択画面が表示されます。ここでは,
必要なパッケージだけをインストールできるように[カスタ
ム]を選択し,次に進みます。
カスタム
(7) パーティションの作成方法選択画面で[Disk Druid]を選択し,次に進みます。
[Disk Druid]を選択
※自動設定の場合
ハードディスクに 1.2GB 以上の空き領域さえあれば,自動的に
64MB のスワップ領域,カーネル関係のファイルをインストールする
16MB のパーティション,その他のファイルを置くパーティションが
自動的に作成されます。しかし,Windows で利用していたパーティ
ションを Linux 用に割り当てなおすなどの設定はできません。
※DiskDruid の場合
ドライブの空き容量と現在の設定を一覧しながら作業することが
できます。
※fdisk の場合
ドライブの設定を任意に操作することができます。キャラクタベー
スのコマンドで設定を行います。
(8) [DISK Durid]の画面が表示されたら,一覧を見ながらパーティションを作成します。
パーティションを作成する前に.
.
.
すでに,redhat がインストールされているので,redhat のパーティション(Linuxswap,Linuxnative)を
削除します。削除するには,該当のパーティションをクリックし削除のボタンをクリックします。
(注意!:NTFS/HPFS は,Windows のパーティションなので削除しないでください。
)
① / パーティションの作成
システムそのものをインストールす
るパーティションを作成します。[追
加]のボタンをクリックします。右図
のように,マウントポイント,容量,
パーティションタイプを設定します。
※システムをインストールするパーティ
ションは,最低 2G 程度必要です。
www.hiroshima-c.ed.jp
/
Linuxnative
hda
2000
広島県立教育センター
② swap パーティションの作成
swap 用のパーティションを作
成します。[追加]のボタンをクリ
ックします。右図のように,マウ
ントポイント,容量,パーティシ
ョンタイプを設定します。
Linux swap
スワップパーティション
256
hda
パーティションが設定できたら,次に進みます。
※マウントポイント
ユーザーから見て,そのパーティションがどの場所に見えるか名前を決めるものです。
※パーティション
パーティションの作成
hda6 2000M 2000M Linuxnative 。Unix
最低2つ(/と swap)のパーティションがあれば/redhat をインストールすることができます
<スワップ>
hda7
256M
258M Linuxswap
の扱いにある程度慣れていたら,後の運用のことを考え(ディスク容量の不足やシステムのアップデート
など)
, /usr や/var などを別のパーティションに割り当てたほうがよいでしょう。
(9) パーティションのフォーマットをします。フォーマットするパーティションが/である(/dev/hda6)ことを確
認したら次に進みます。
(10) LILO の設定をします。この画面はインストールタイプでカスタムを選択した場合に表示されます。ここでは,
次の図のように設定します。設定したら次に進みます。
[ブートディスクを作成],[LILO をインス
トールする]を選択
[ブートパーティションの最初のセクタ]
を選択
※LILO ブートレコードを「ブートパーティションの最初のセクタにする」のは,おもに次の場合で
す。
○ 市販のブート切り替えツールをつかっている場合
存さ
場合
www.hiroshima-c.ed.jp
広島県立教育センター
(11) ネットワークの設定をします。ここでは,redhat 自体を DHCP サーバーにするので[DHCP を使用して設定]
のチェックをはずし,IP アドレスなど必要な項目を設定します。設定ができたら次に進みます。
[DHCP を使用して設定]のチェックをはずす
IP アドレス 192.168.1.1
ネットマスク 255.255.255.0
ネットワーク 192.168.1.0
ブロードキャスト 192.168.1.255
ホスト名 server.kouza.jp
ゲートウェイ 192.168.1.254
1番目の DNS 192.168.1.1
(12) ファイヤーウオ―ルの設定は[ファイヤーウオ―ルなし]を選択して次に進みます。
(13) インストールする言語[japanese]を選択して次に進みます。
(14) タイムゾーン[アジア/東京]を選択して次に進みます。
(15) このシステムを利用するユーザーや管理者 root のパスワードを設定します。パスワードは,英数文字を組み合
わせて6文字以上8文字以下で設定します。なお,パスワードは大文字・小文字を区別します。
(注意!パスワードは*******で表示されます。
)
root のパスワードを2回入力
このシステムを主に管理するユーザ
ーとそのパスワードを入力し[追加]の
ボタンをクリックします。
※アカウントを2つもしくは3つ作成してくだ
さい。このことは,受講者の方全員がサーバーに
ログインして研修できるようにするためです。
(Windows から telnet でログイン)
(16) インストールするパッケージを選択します。この画面は,インストールのタイプ[カスタム]を選択した場合に
表示されます。ここでは,次のパッケージを選択します。
X Window システム
GNOME
KDE
メール/WWW/ニュースツール
DOS/Windows 接続
インストールするパッケージ
ネットワーク接続ワークステーション
にチェックをいれる
Web サーバー
DNS サーバー
Samba サーバー
ネットワーク管理ワークステーション
開発
カーネル開発
ユーティリティ
www.hiroshima-c.ed.jp
広島県立教育センター
(17) XWindow 用のビデオカードの設定をします。通常は,適切な
ビデオカードが自動的に検出されます。実際に使用しているも
のであるか確認をしてください。
(18) XWindow 用のモニターの設定をします。使用しているモ
ニターの機種と近いものを選択します。
(19) 正しくXWindow が起動するかどうかチェックします。また,
ここではシステムの起動時に GUI ログインできるよう設定
します。
ディスクトップの環境の選択
GNOME か KDE か選択
GUI ログインできるように[グ
ラフィカル]を選択
(20) [インストールの準備ができました]と表示されたら次に進みます。
(21) ファイルシステムのフォーマットが終了したら,インストールが開始されます。
(22) 途中で,インストール用 CD ディスク2の入れ替えが指示されます。
(23) 必要なファイルのコピーが終了すると,ブートディスクの作成の画面になります。空のフロッピィディスクを
入れてブートディスクを作成します。
(24) 全ての作業が終了すると CD-ROM のトレイが排出されるので,CDを取り出します。これでインストールが
完了です。
www.hiroshima-c.ed.jp
広島県立教育センター
--------------------------注意
※ Microsoft®, Windows 98®,Windows 2000®,Windows NT®,Office,Internet Explorerは米国Microsoft Corporation
の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※ その他,本書に掲載したプログラム名,システム名,CPUなどは一般に各社の登録商標です。
※ 本文中では,®マークは省略しました。また,一般に使われている名称を用いている場合があります。
--------------------------平成15年3月31日
初版発行
発行 広島県立教育センター
〒739-0144 東広島市八本松南1丁目2-1
www.hiroshima-c.ed.jp