時間 図1 労働時間の推移――1980∼2007 2700 2600 2500 2400 労働力調査(実働) 2300 2200 2100 2000 毎月勤労統計調査(実働) 1900 1800 1700 毎月勤労統計調査(所定) 1600 1500 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 年 (出所)労働省「毎月勤労統計調査」、総務庁「労働力調査」。 (注)1)年間労働時間は「毎月勤労統計調査」の月労働時間を 12 倍、 「労働力調査」の 週労働時間を 52 倍して算出。 2)「毎月勤労統計調査」の労働時間は実働、所定とも規模 30 人以上 (出所) 労働力調査年報各年版。 図2 性別週労働時間の推移 時間 55 男性 男女計 女性 50 45 40 35 30 8 0 8 1 8 2 8 3 8 4 8 5 8 6 8 7 8 8 8 9 9 0 9 1 9 2 9 3 9 4 9 5 9 6 9 7 9 8 9 9 0 0 0 1 0 2 0 3 0 4 0 5 0 6 0 7年 (出所) 「労働力調査」 図3 パートタイム労働者の増大傾向 45 40 1000 万人 900 35 800 % 女性パート比 男性パート比 女性パート数 男性パート数 30 25 20 700 600 500 400 15 300 10 200 5 100 0 0 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 年 (出所)図2に同じ。 (注)パートタイム労働者は週労働時間が 35 時間未満の者を指す。 1 表1 性別・年齢階級別・時間階級別に見た労働時間の分布 総数 男女 15∼19 歳 20∼24 25∼29 30∼34 35∼39 40∼44 45∼49 50∼54 55∼59 60∼64 65∼ 男性 15∼19 歳 20∼24 25∼29 30∼34 35∼39 40∼44 45∼49 50∼54 55∼59 60∼64 65∼ 女性 15∼19 歳 20∼24 25∼29 30∼34 35∼39 40∼44 45∼49 50∼54 55∼59 60∼64 65∼ 5996 95 473 660 721 653 633 621 676 707 400 358 3525 48 236 375 449 402 369 354 392 426 248 227 2471 47 237 285 273 251 264 267 284 281 152 131 35 時間 未満 35 ∼ 42 時間 43 ∼ 48 時間 49 ∼ 59 時間 1499 56 128 104 123 136 149 147 163 174 149 169 471 25 58 35 31 27 25 25 35 48 67 96 1029 31 70 69 92 109 123 122 128 126 82 74 1732 18 148 218 212 176 170 178 202 220 109 81 964 10 63 104 112 95 92 98 118 140 74 56 769 8 85 114 100 80 78 80 84 80 35 25 1019 10 86 129 131 110 105 106 120 125 57 40 696 6 44 79 91 80 74 75 85 91 42 29 323 4 41 50 40 30 30 31 35 34 15 11 959 7 67 120 135 122 111 106 109 105 44 34 737 5 40 84 108 101 90 84 86 82 34 24 223 2 27 36 27 21 21 22 23 23 10 11 60 時間 以上 60 時間以 上の比率 750 3 40 84 115 106 95 79 79 78 39 31 635 3 29 70 103 96 85 69 66 62 30 22 115 1 11 14 11 10 10 10 12 16 9 10 16.8 7.9 11.7 15.2 19.4 20.7 19.8 16.8 15.5 14.8 15.6 16.6 20.9 13.0 16.5 20.7 24.9 25.8 24.9 21.1 18.6 16.5 16.7 16.9 8.0 6.7 6.7 6.5 6.1 7.1 7.2 7.0 7.7 10.5 13.0 17.5 週平均 時間 41.9 28.7 39.9 44.5 45.0 44.2 43.1 42.5 42.1 41.7 38.2 34.5 46.7 31.5 41.7 48.0 49.9 50.3 49.8 48.9 47.6 46.3 41.8 36.4 35.1 25.8 38.0 39.8 36.9 34.3 33.7 34.1 34.6 34.8 32.4 31.3 (出所)2005 年「労働力調査年報」 、非農林業就業者。 (注) 「週 60 時間以上の比率」は週 35 時間以上の労働者中の週 60 時間以上の労働者の割合を意味する 。 表2 過労死・過労自殺などの労災認定状況 年度 1999 2000 2001 2002 493 617 690 819 脳・ 請求件数 心臓 認定件数 85 143 317 81 疾患 うち死亡 48 45 58 160 155 212 265 341 精神 請求件数 障害 認定件数 14 36 70 100 等 うち自殺 19 31 43 11 2003 742 314 158 447 108 40 2004 816 294 150 524 130 45 2005 869 330 157 656 127 42 2006 938 355 147 819 205 66 (出所)厚生労働省「脳・心臓疾患及び精神障害等に係る労災補償状況」2004∼2007 年。 (注)脳・心臓疾患、精神障害とも業務により発症した事案。自殺は未遂を含む。 2 表3 年間労働時間などの推移 年 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 労調 実働 毎勤 所定 (1) 2460 2470 2465 2480 2470 2475 2470 2480 2480 2454 2408 2366 2309 2267 2257 2267 2252 2215 2210 2210 2241 2204 2200 2210 2200 2184 2179 2148 (2) 1946 1940 1939 1937 1945 1932 1930 1933 1922 1898 1866 1841 1823 1780 1772 1772 1774 1750 1742 1709 1720 1714 1700 1700 1691 1680 1687 1690 1980 年∼2007 年 法定 時間 所定外 法定外 (年間) (1)−(2) (1)-(3) (3) (4) (5) 2102 514 358 2102 530 368 2102 526 363 2102 543 378 2102 525 368 2093 543 382 2093 540 377 2093 547 387 2093 558 387 2054 556 400 2016 542 392 1987 525 379 1968 486 341 1920 487 347 1910 485 347 1920 495 347 1920 478 332 1901 465 314 1901 468 309 1882 501 328 1891 521 350 1891 490 313 1882 500 318 1882 510 328 1882 509 318 1862 504 322 1862 492 317 1862 458 286 毎勤 所定外 法定外 所定外 不払 不払 支払 (4)-(6) (5)-(6) (6) (7) (8) 162 352 196 161 369 207 157 369 206 161 382 217 171 354 197 178 365 204 172 368 205 178 369 209 189 369 198 190 366 210 186 356 206 175 350 204 149 337 192 133 354 214 132 353 215 137 358 210 145 333 187 150 315 164 137 331 172 133 368 195 139 382 211 134 356 179 137 363 181 146 364 182 149 360 169 149 355 173 155 337 162 161 297 125 (出所)「労働力調査」 「毎月勤労統計調査」事業所規模 30 人以上。 (注)労調年間実労働時間は「労調」の週就業時間×52 週。毎勤年間所定労働時間は「毎勤」の月所定労働時間×12 か月。法定年間労働時間は、「毎勤」の 1 か月当たり出勤日数×12 か月×8 時間。 表4 「毎月勤労統計」一般労働者の実労働時間 1993 年 1994 年 1995 年 1996 年 1997 年 1998 年 1999 年 2000 年 2001 年 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 規模 30 人以上 規模 5 人以上 2010 2045 1999 2036 2004 2038 2016 2050 2000 2026 1985 2010 1984 2009 2004 2026 1992 2017 1996 2017 2004 2024 2021 2040 2009 2028 2023 2041 3 表5 残業不払賃金の試算 (2006 年) A 1 人当たり年間実労働時間 2288 時間 「労調」一般常雇・週労働時間×52 週 B 1 人当たり年間支払労働時間 2041 時間 「毎勤」一般労働者週実労働時間×12 月 C 1 人当たり年間所定労働時間 1880 時間 「毎勤」一般労働者所定×12 月 D 1 人当たり年実残業時間 408 時間 A 年間実働時間−C 年所定内労働時間 E 1 人当たり年間支払残業時間 161 時間 「毎勤」週所定外労働時間×12 月 F 1 人当たり年間不払残業時間 247 時間 D 年間実残業時間−E 年間支払残業時間 G 1 時間当たり賃金 H 1 人当たり年不払賃金 I 年間残業不払賃金総額 J サービス残業総時間 1970 円 60 万 8238 円 26 兆 0569 億円 105 億 8148 万時間 「毎勤」所定内給与/「毎勤」所定内労働時間 F218 時間×G1936 円×1.25 H608238×4284 万人(一般常雇) F247 時間×4284 万人(一般常雇) (出所)「労働力調査」および「毎月勤労統計調査」の 2006 年平均結果から推計 (注 1)実労働時間は「労調」の非農林業雇用者のうち役員を除く一般常雇のデータから取った。 (注 2)賃金支払労働時間、所定内労働時間、貸金支払残業時間は「毎勤」の一般労働者(漫模 5 人以上)のデータか ら取った。残業の割増賃金は 25%増しで計算した。 (注 3)一般常雇 4284 万人は「労働力調査」の被農林業常雇から役員を除いた人数。 表6 属性別にみた1か月間のサービス残業時間別分布 2005 年 6 月(単位:%) 13.5 28.6 5.0 1.8 4.3 100.0 100.0 100.0 15.2 10.2 13.2 31.9 22.2 30.5 10.1 4.6 100.0 14.6 30.0 11.3 3.7 100.0 13.5 28.1 35.8 5.0 1.7 100.0 9.7 22.8 34.0 10.6 1.1 100.0 10.4 22.8 2.4 0.8 100.0 6.9 17.9 19.5 11.4 100.0 28.2 40.7 4.1 2.0 100.0 6.9 22.5 13.3 0.0 100.0 13.5 25.4 5.5 3.1 100.0 10.6 26.0 17.2 6.6 100.0 20.3 30.9 53.0 33.3 9.9 3.9 男性 女性 20 歳代 662 342 139 52.4 54.1 56.8 32.2 35.4 28.8 10.4 8.8 10.1 30 歳代 417 51.3 34.1 40 歳代 328 51.8 33.2 50 歳代 120 57.5 94 54.3 一般事務・受付・秘書 125 61.6 35.2 営業・販売 149 30.9 38.3 接客サービス 49 69.4 24.5 事務系専門職 15 46.7 40.0 技術系専門職 127 59.1 32.3 医療・教育関係の専門職 151 34.4 41.7 現場管理・監督 合計 52 53.8 34.6 9.6 1.9 100.0 13.6 29.4 130 80.0 16.9 1.5 1.5 100.0 3.9 19.5 輸送・運転 45 51.1 33.3 13.3 2.2 100.0 14.3 29.3 警備・清掃 10 50.0 40.0 0.0 10.0 100.0 11.3 22.6 一般社員 683 56.2 31.8 8.6 3.4 100.0 11.9 27.3 係長・主任 321 46.1 36.4 12.5 5.0 100.0 16.7 31.0 製造・生産・建設の作業 役 職 100.0 80 時間 以上 1,004 総務・人事・経理等 職 種 平均 (時間 0 を除 く) 40-79 時間 0時 間 全 体 年 齢 階 級 平均 (時間 0 を含 む) 1-39 時間 回答 数 (出所)小倉一哉小倉一哉,エンドレスワーカーズ――働き過ぎの日本人の実像』日本経済新聞社、2007 年。 (注)事務系専門職は調査分析・特許法務などを、また技術系専門職は研究開発・設計・SE などを指す。 4 表7 賃金不払残業の是正結果 2003 年 4 月−2007 年 3 月 業 種 製造業 鉱業 建設業 運輸交通業 貨物取扱業 農林業 畜産・水産業 商業 金融・広告業 映画・演劇業 通信業 教育・研究業 保健衛生業 接客娯楽業 清掃・と畜業 官公署 その他の事業 合計 対象労働者 数(人) 1467 179523 4 56 410 31819 228 15023 24 1031 14 143 1 3 1632 185889 392 139264 11 690 32 4762 178 25315 335 33184 464 34369 63 4785 0 0 569 58427 5824 714283 1 企業平均額 1 労働者平均額 企業数 是正支払額 (万円) 2823799 963 448069 178126 8713 2819 148 1978602 1932117 11696 82668 381483 261780 477921 30101 0 630760 9249765 1588 13 (出所)厚生労働省ホームぺージ。 (注)対象事案は 2003 年 4 月から 2007 年 3 月までに、定期監督および 申告処理において割増賃金の不払に係る指導の結果、合計 100 万 円以上の割増賃金の是正支払がなされたケース。 表8 サービス残業における未払賃金の主要是正事例 発表時期 2001 年 9 月 2003 年 7 月 2003 年 12 月 2005 年 2 月 2005 年 3 月 2005 年 3 月 2005 年 4 月 2005 年 4 月 2005 年 6 月 2005 年 6 月 2007 年 3 月 2007 年 10 月 2007 年 12 月 企業名 モンテローザ 武富士 中部電力 日本郵政公社 東京電力 大阪ガス ビッグカメラ みずほ銀行 関西電力 スタッフサービス コナカ キーコーヒー ミドリ電化 対象人数(約) 2 万人 5000 人 1 万 2000 人 57000 人 2 万 5900 人 1800 人 3700 人 多数の従業員 1 万 1100 人 4000 人 1100 人 1000 人 3400 人 支払金額(約) 21 億円 35 億円 65 億円 32 億円 69 億円 18 億円 30 億円 20∼30 億円 23 億円 53 億円 13 億円 23 億円 37 億円 (注)新聞などに報道された支払金額 10 億円以上の事例から筆者が作成。網羅的で はない。対象期間は支払期限の上限とされている過去2年以内。 5
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