H26修学旅行特集[PDFファイル/398KB]

35回生海外修学旅行 特集
復活した海外修学旅行~シンガポール・マレーシア~
~
本校23回生が中国への海外修学旅行を実施して以来、12年ぶりの海外修学旅行として、
35回生が初のシンガポール・マレーシアを体験してきました。
A 団(1・3・4・6組)が1月26日~30日、B 団(2・5・7組)
が1月27日~31日までの各4泊5日の旅の中で、日本とシンガポール・
マレーシアとの文化の違い、マレーシアでの学校交流を通しての国際交流、
日系企業研修によるグローバル経済や先端技術の体感など、様々なことを学
んできました。
企業研修後はチャイナタウンにて班ごとにホーカーズセン
ター(屋台村)で昼食。自分たちで英語を使って注文しながら、
地元の食材を使った料理を堪能しました。その後はチャイナタ
ウン、リトルインディア、アラブ・ストリート、オーチャード
ロードの4地区を各班でタクシーや地下鉄等を利用してシン
ガポールの市街地を回り、自分たちで地図を見ながら、ホテル
まで帰ってきました。
夜は、シンガポールフライヤー。最高点が高さ165m に達
する世界最大の観覧車に乗り、シンガポールの夜景を鑑賞しま
した。
↑企業研修(パナソニック)
↓企業研修
(ヤクルト・シンガポール)
A 団・B 団の1日目
各団ともに朝6時に学校を出発し、福岡空
港へ!
寒い日本から気温30度の暑いシンガポー
ルへ飛行機で約6時間の旅。(なお、シンガ
ポールは日本と1時間の時差です。)
入国審査など初めて経験する生徒もスムー
ズに通過し、現地のガイドさんと合流。その後、貸切バスで初
日の見学地、マリーナ・バラージュへ。施設内ではシンガポー
ルの水資源について学び、展望スペースからはシンガポールの
街並みを一望しました。
A 団2日目・B 団3日目
A 団の2日目(B 団の3日目)は、午前中に班別企
業研修、午後からは班別自主研修!
A 団の企業は、みずほ銀行、クレア(国際化協会)・
シンガポール、ヤクルト・シンガポール、キッコーマン。
B 団の企業は、福岡銀行、東京海上、パナソニック、キッ
コーマンの各社へ約20~40名ずつで訪問しました。
各企業の現地での活動の説明や工場内見学等、様々な説
明や見学を通して、グローバル経済や先端技術を体感し
ました。
~ある女子生徒の感想文より~
(略)2日目に班別企業研修で訪問したクレア(財団法人:自治体国際化協会)では、担当者の方の説
明が分かりやすくて、私たちの質問に対しても丁寧に答えていただきました。私は、将来日本国内での
就職を考えていましたが、海外での就職もいいなと思うきっかけになりました。その後の班別自主研修
では、道に迷いましたが、歩いている現地の人に英語で教えていただき、目的地の途中まで案内してい
ただきました。このとき、現地の人の優しさに触れ、心が温かくなりました。
A 団3日目・B 団2日目
学年全体が一緒に行動する唯一の日。朝から国境を越え、今回の修
学旅行のメインの一つであるマレーシア SMK TSNI 高校(以下、
SMK 高校)へ!
学校交流のセレモニーでは、SMK 高校の副校長先生と富永校長先
生から挨拶、その後に SMK 高校の生徒と本校2年7組の鈴木比那さ
んが挨拶をしました。両校の記念品交換後は、SMK 高校からカン
フーとマレー民族舞踊の披露、本校からは2年7組の後田理雄君の空
手、茶道部によるお点前を披露しました。セレモニー後は、本校生3
人と SMK 高校の生徒1人での班別交流を行い、校内ツアーやマレー
の文化体験、生徒同士の記念品交換など、互いに英語でコミュニケー
ションをとりながら行いました。
学校交流後は、再びシンガポールへ戻り、URA(都市開発庁)にてシンガポールの都市計
画などに関する模型や展示を見学し、夕食のレストランでは、サプライズとして修学旅行中
に誕生日を迎える生徒へのハッピーバースデイと、生徒から校長先生へサプライズプレゼン
トがありました。
A 団・B 団4日目、最終日
シンガポールの最終日。まずマーライオ
ン公園でクラスごとに記念写真撮影。その
後、水族館や USS などがあるセントーサ
島にて班別自主研修!また、夜はナイトサ
ファリで夜行性の動物を観察しました。そ
して、深夜1時20分発飛行機で出国し、
朝8時に福岡空港到着、昼頃に各家庭へ帰
宅しました。
~ある男子生徒の感想文より~
今回の海外修学旅行を通じて、多くのことを学びました。まず自分の英語力の無さを痛感しました。
(略)
また、日本の素晴らしさにも気づくこともできました。今まで当たり前に思っていた料理や接客なども日本
と違い、良い意味で日本を考えなおす機会になりました。
~ある女子生徒の感想文より~
展望台からの眺めや車内から見える景色一つ一つに感動しました。地理の授業で、シンガポールは年中高
温多湿、都市部にも木々が生い茂っていることを学びましたが、本当にその通りでした。
(略)2日目の自
主研修では、リトルインディア、チャイナタウンへ行きました。同じシンガポール国内とは思えないほど、
場所ごとに異国の雰囲気が漂っていました。タクシーの乗り継ぎがうまくいかず、戸惑ったりしたけれど、
日本人の私たちにも身振り手振りでお薦めの場所を教えてくれたタクシーの運転手さんや道案内してくれ
た方の優しさに触れ、温かい気持ちになりました。
~ある男子生徒の感想文より~
学校交流では、あまりうまく英語でコミュニケーションができず、大変でした。実際に相手と英語で話す
となると、思うことを表現できなかったり、意味が通じなかったり、聞き取れなかったりと会話が続かなかっ
たこともありました。この交流を通して、自分はまだまだ英語が出来ていないことを改めて感じ、これから
の授業では積極的に取り組み、自分で様々な会話表現を調べる事もしたいと思います。
~ある男子生徒の感想文より~
(略)英語を話す上で一つ困ったことが、敬語が少ないところだ。” Please !!”はできるだけつけたが、つ
けられない部分もある。そういった時に態度や表情で伝える必要があったので、日本人であるが故の不便さ
もあった。そのような意味では、日本の敬語は素晴らしい文化で、海外の国民性との違いにも起因している
と感じた。国民性、歴史的背景、宗教の違いは各国のことを理解する上で非常に重要で、事前学習の大切さ
を改めて感じた。