大学通信 vol.57

57
2012
vol.
Sept-Dec
Contents
02
News Close Up
保健医療学部看護学科が文部科学省より設置認可
連続記念講演会「地域社会と大学の共存・発展を目指して」がスタート!!
本学初のJリーガーが誕生−松本山雅FCに来季入団内定・サッカー部
昨年度に比べ合格者が倍増 速報 公立小学校教員採用試験合格状況
03
「世界で学び、社会で活かす」を実践
GLOBAL STUDY
フィールド調査・サービスラーニング・インターンシップ
アメリカ・韓国・カンボジア・タイ・台湾・中国・ベトナム・・・etc
06 Campus Community
学内の動き・学生会活動・地域
●三木キャンパス 2012年秋 学位記授与式 9/7 入学式 9/28 を挙行しました
●文部科学省・平成24年度「大学間連携共同教育推進事業」に採択
07
●リフレクション・デイ 春学期の振り返りを全学年で
●リクルート就業力育成プログラムで本学学生が「優秀賞」
と
「敢闘賞」
08
特集
●あじあん祭&HEARTフェスタ 地域から愛される大学を目指して
●濱名学長が天皇、皇后両陛下主催の秋の園遊会に出席
課外活動
● サッカー部 関西学生サッカーリーグ(2部B)で優勝、1部昇格
● 硬式野球部 プロで活躍する卒業生
News Close Up
保
健医療学部看護学科(2013年4月開設)が文部科学省より設置認可
●地域の看護専門職人材ニーズに応える新学部
も常に重要。新学部の
三木キャンパスに2013年4月開設予定の保健医療学部看護学科(入学
開 設を機 に、この 連 続
定員80名)が、11月2日(金)付で文部科学省から正式に設置認可を受けま
講演会が大学と地域の
した。本学の看護学科は、三木市と、隣接する小野市の2つの市民病院が
皆さんとの関係を改め
統合されて新たに「北播磨総合医療センター」
として生まれ変わるにあ
て考え直すよい機会と
たり、同センターを中心とする地域からの看護専門職人材ニーズに応
な れ ば」との 挨 拶 があ
え、地域医療への貢献を目指して開設します。
り、子どもや家庭に向け
て難しいニュースをわ
「地域社会と大学の共存・発展」をテーマに連続講演会
かりやすく解説、視聴者の知的好奇心をくすぐって人気だったNHKの
「あじあん祭」では、保健医療学部看護学科の設立にともなう連続記
番組「週刊こどもニュース」企画・創設に携わった早川氏、堀川高校にお
念講演会(4回)
「地域社会と大学の共存・発展を目指して」の第1回を開
ける
「探究基礎」を中心に据えた学校改革の実践が大きな話題となった
催(10月28日(日)、設置認可申請中として実施)、
「知的好奇心を高める教
荒瀬氏から体験することの大切さをふまえて、それぞれ「知的好奇心を
育とは?」をテーマに、本学・濱名篤学長と、NHK放送総局解説委員室解
どのように引き出すか」等に関して実践報告・提言、さらには本学・保健
説主幹(教育・文化担当)・早川信夫氏、京都市教育委員会教育企画監・前
医療学部看護学科への期待などについて話がありました。
京都市立堀川高等学校校長で、本学客員教授でもある荒瀬克己氏とで
シンポジウムでは、濱名学長より
「大学と地域が有機的なつながりを
持つことは、地域の皆さんにとっても、大学や大学で学ぶ学生にとって
本
世代間連鎖を断て」
(問題提起:濱名陽子・教育学部長「教育における平
等の問題」、講演:道中隆・同学部教育福祉学科教授)
も実施されました。
学初のJリーガーが誕生―松本山雅FCに来季入団内定
10月12日
(金)、松本山雅フットボールクラブ(松本山雅FC)か
ポーツ心理学専攻4年)が、同FCに来季新加入することが内定
したとの発表がありました。
サッカー部
夢のプロサッカー選手になることができました
ら、サッカー部の蔵田岬平選手(人間科学部人間心理学科ス
サッカー部 蔵田 岬平選手(人間科学部人間心理学科スポーツ心理学専攻 4年)
自分の大学生活は、ほとんどの時間をサッカーに費やしてきました。大学4年間で
必ずプロ選手になるために関西国際大学に入学し、日々努力し続けました。その結
蔵田選手は、熊本県立大津高等学校から進学、高校時代は全
果、監督を始め、部員や周りの方々からの支えのお蔭で幼い頃からの夢であったプロ
国高校総体(2008年)でベスト4入り、本学でも関西学生サッ
サッカー選手になることができました。
また、サッカーだけでは、学ぶことができない
カーリーグ2部リーグながら、FWとして2011年度は27得点、
ことを、学生生活で学ばせていただき、今後の生活にも必ず活かすことができると思
2012年度も24得点を上げ、得点ランキング第1位と活躍、サッ
カー部の2部リーグBブロック優勝、1部昇格の原動力となり、
キャプテンとしてもチームを支えてきました。
内定が決定した松本山雅FCのホームタウンは、松本市を中
心とする長 野
全 県 、ホ ー ム
スタジアム は
長野県松本平
広域公園総合
球 技 場( アル
ウィン)。
蔵田選手を
皆 さ ん 、ぜ ひ
応 援してくだ
【蔵田選手と松山監督(右):本学サッカーグラウンドにて】
祝
速
02
なお、11月18日
(日)
には、尼崎キャンパスで行われた「HEARTフェス
タ」
で第2回講演会「現代社会の『見えない貧困』
と教育:子どもの貧困の
シンポジウムを行いました(写真)。
さい。
います。そういう意味でも大学4年間は、自分にとって貴重な経験をすることができ、
充実した時間を過ごすことができました。
チームを1部へ昇格させることもできましたし、今後は学生生活の中で得たものを
後輩たちへ伝えていくのも自分の役割であるので、できる限り多くのことを伝えてい
きたいと思っています。
最後に、
プロで活躍することが今まで支えてくれた方々への恩返しになるように、
常に感謝の気持ちを忘れずに日々努力していきますので、今後とも応援よろしくお願
いいたします。
非凡なテクニックと突破力、攻撃陣の中心として活躍
サッカー部 松山 博明監督(共通教育機構 講師)
FW蔵田岬平キャプテンがJ2松本山雅FCに内定、関西国際大学サッカー部に初め
てプロ契約選手が誕生しました。彼は非凡なテクニックと突破力があり、チームの攻撃
陣の中心選手として活躍しています。
また、キャプテンとしてチームを引っ張り、全選手
からの全幅の信頼を得ています。
プロという厳しい環境の中でも、
日々精進して頑張ってもらいたいと期待しています。
今後ともチーム、選手共々、
よろしくお願いします。
サッカー部が関西学生サッカーリーグ2部Bで優勝、1部リーグへの昇格が決定しました
報!! 昨年度に比べ合格者が倍増しました
教育福祉学科こども学専攻
公立小学校教員採用試験合格状況
こども学専攻の4年生77名が、北は北海道から南は沖縄県まで、各地
念ながら合格には至らなかった学生もいますが、合格者が倍増したとい
の公立小学校教員採用試験に挑みました。一次試験には45名が合格、
うことは、全体の底上げがなされているということを意味します。必ず来
そして二次(最終)試験には19名が合格しました。昨年度から倍増の実
年度リベンジして、成功を勝ち取ってくれることでしょう
(ちなみに、昨年
績です。
度卒業生からも続々と合格の知らせが届いています)。
大学の授業では、主に「教師になってからの学習」を積み上げてきまし
合格には至らなかった教員希望の学生は、今後各都道府県自治体の
た。一方、採用試験合格を目指す「教師になるための学習」は、学生一人
講師登録を行います。講師として教壇に立つことになりますが、それを就
ひとりの個人的な努力と、チームを組んでの自主学習会、あるいは教員
職率に反映させますと、例年100%の実績を誇るのが関西国際大学教育
が総力をあげての各種対策講座などの展開の成果だと考えています。残
学部教育福祉学科こども学専攻です。
KUIS Campus NEWS vol.57
Special Issue
「世界」に向かって広がるドアを開こう
に向かって広がるドアを開こう!!
グローバルな舞台で体験的な学びを実践
Global Study
社会・経済がグローバル化する一方で、
「海外で働きたくない」
という若者の内向き志向が指摘され、我が国の発展のためにもグローバル人材育成が課
題とされる今日、
「世界で学び、社会で活かす」を実践する本学教育の大きな柱の一つ、
「Global Study」が今年も8月〜9月にかけて実施され、1年生から
4年生まで学年を問わず多数の学生が「世界」に向かって広がるドアを開きました。
「世界」を舞台(フィールド)とする体験的な学びに取り組んだ参加学
生の皆さんに振り返りとして報告を寄せていただきました。
※「グローバルスタディ
(GS)Ⅰ」は科目名、ローマ数字は単位数を表す(以下同じ)
グローバルスタディ
(GS)Ⅰ
海外フィールド調査
「親が子どもに期待するもの」をテーマに調査結果を
多様な観点から分析・考察する重要性に気づく
韓国
9/12-16
ボランティアに対する意識や役割について
反日デモの影響のない高雄で街頭アンケート
台湾
9/19-23
私は、韓国・水原でのグローバルスタディに参加しました。テーマを
私は海外フィールド調査(台北、高雄)に参加し、台湾のいろいろなこ
「親が子どもに期待するもの」
として、仮説は『韓国は学歴社会であり、韓
とを学びました(テーマは「社会貢献」、具体的には台湾におけるボラン
国の親は子どもに学力向上を期待している』
としました。
ティア活動についての意識の違いや役割に対する考え方などを調査し
韓 国で の 訪 問は、
ました)。
東南保健大学附属
私たちが台湾へ行く頃、反日デモによる大きな騒ぎがありました。デ
幼 稚 園( 写 真 )と
モは台北(台湾の北側)で主に行われており、私たちは時間の多くを高
JUNGJA ELEMEN-
雄(台湾の南側)で過ごしていたため、デモは全く見かけませんでした。
TARY
SCHOOLで
私たちにも何らかの影響が及んでくるのではと少なからず不安を感じ
す。幼稚園では、安
ていました が、高 雄 大 学 の
全教室にロッククラ
方々にとても親切に接してい
イミング や 交 通 教
ただいたため、私たちはとて
材、そしてパソコン
も充実した時間を過ごすこと
を学ぶ教室もあり、
ができました(写真:国立高
教育熱心さがうかがえました。JUNGJA ELEMENTARY SCHOOLは、WHO
からInternational Safe Schoolに認証されています。運動場での怪我が
多いことから、運動場全面を人口芝にしました。
雄大学前で記念撮影)。
街中のアンケート調査では、多くの人が快く引き受けてくださり、調査
がスムーズに進みました。また台湾では夜市という、日本の出店のよう
双方での保護者へのアンケート結果は仮説とは異なり、学歴より人間
なものが毎日行われており、いろいろな料理や服などが売られていまし
性を重視するというもので、結果については多くの意見が出され、いろ
た。台湾は日本に比べて物価が安いため、夜市に限らず買い物はとても
いろな観点で分析・考察する重要性にも気づくことができました。
楽しめ、料理も美味しかったです。
グローバルスタディでは、多くの学びとともに韓国の学生と交流がで
私は今回初めて海外へ行き、高雄大学の方や、ガイドの方、先生方な
き、
自由時間では買い物や観光もできました。私にとって今回のグローバ
どいろいろな方々の支えがあったものの、海外へ行ったことはとても自
ルスタディは、
これからの大学生活に生かせる貴重な経験になりました。
信になり、
よい経験となりました。
(教育学部教育福祉学科 こども学専攻1年 日比野 茉希)
海外 インターンシップ 体 験 記
サン・アントリン・カップで子どもたちを指導
子どもとのコミュニケーションの難しさを痛感
オーストラリア
9/1-22
(人間科学部人間心理学科 スポーツ心理学専攻2年 伊藤 幹)
スペイン
保育所
協定校のオーストラリア・サザンクロス大学のある
8/18-27
レアル・マドリードC.Fなど
海外フィールド調査でアメリカ・シアトルへ訪れた際に、AJサッカース
クールの木下桂さんにお世話いただいたのがご縁で、8月18日(土)〜27
日(月)の十日間、
スペインでアディダス・インターナショナル・トレーニン
リズモアに3週間滞在しました。
二週間の語学研修後、一週間のインターンシップ
グ・プログラムにインターンで同行しました。
では、現地の保育士の方々の手伝いをしました。子ど
レアル・マドリードC.F.の施設を利用して、同C.F.のコーチが指導する
もとのコミュニケーションは難しい面もあり、力のな
など一流のサッカー環境で参加した子どもたちも学ぶことが多く、サッ
さを感じもしましたが、充実した日々でした(写真:イ
カーの技術だけでなくホテルでの過ごし方や食事のマナーなども含め、
より多くのことを吸収しようと一
ンターンシップ先の保育所の様子)
。
生 懸 命 取り組んで いました (写
折り紙を子どもたちに教えると、子どもたちは興味
真)。私もプログラムの後半に設
津々で、中でも風船が大人気でした。ある時、泣いている子に「どうした
の?」
と聞くと、何か伝えようとしてくれました。
しかし私には理解できず、結
定されているバレンシア市のサ
局何も出来なかったこともありました。
ン・アントリン・カップにコーチと
して出場し、スタッフの方々から
また、子どもたちの昼寝の時間に、私は寝かすために、子どもの背中を
トントンと叩いていました。
その子は人見知りで、話しかけても答えてくれ
アドバイスをいただき、試行錯誤しながら試合に挑みました。
ませんでしたが、背中を叩いているうちに笑顔を見せ、
しばらくすると私
短い期間でしたが、子どもたちの指導などを体験させていただき、指
にくっついて眠りました。言葉以外のコミュニケーションも重要だと再認
導者という立場で私にとってもより多くのことが吸収できました。結果と
識しました。
してチームは勝つことは出来ませんでしたが、ほとんどの選手が得点を
この三週間は、忘れられない、
また今後に繋がる素晴らしい経験となり
ました。
(教育学部英語教育学科 2年 吉良 茜)
決めることができ、その時の喜びの笑顔は私にとって一生の宝物になり
ました。
(人間科学部人間心理学科 犯罪科学専攻4年 橋尾 浩太朗)
KUIS Campus NEWS vol.57
03
グローバルスタディ
(GS)Ⅱ
海外フィールド調査
アメリカにおける被害者支援について
警察、医療機関、大学警察などの取組を調べる
犯罪科学班
スポーツは「生活を豊かにする」
「楽しむ」
ことが重要視されているのを実感
アメリカ
9/4-13
私は被害者支援に非常に興味があり、今回の調査(シアトル、写真①〜
私はシアトルでスポーツ心理班として活動(写真①〜④)を行いまし
④)
でも被害者支援について調査しました。
どの施設の方もこちらの質問
た。今回のグローバルスタディは本当に中身の濃いものになったと思い
に快く返事をして下さり、
また日本の被害者支援にも興味を抱いていま
ます。泊まった場所は海外からの利用者が多く、そういった人たちとも会
話する機会がありました。訪問先ではスポーツが大きく取り扱われてい
した。
る光景や制度があり、驚きがたくさんありました。そこではすべてに「ス
アメリカは被害者支援に早くから重点を置き、
そのため警察に始まり、
ポーツを楽しむ」
ということが重要視されているよう感じました。
医療機関、大学警察※などの施設には必ずと言っていいほど被害者支援
室が存在していました。
また、司法機関で被害者支援に携わる人々に向け
私が今回のグローバルスタディで学んだのは「スポーツは生活を豊か
た支援トレーニングを行う施設もありました。
日本ではなかなか見られな
にする」ということです。スポーツを一緒に行うことでコミュニケーショ
い施設ばかりで、
またそれぞれが担う役割と扱う分野が細かく設定されて
ン・人とのつながりができ、仲良くなれる。
スポーツを同じ場所で観ること
いました。今回の調査は私の将来にとても役立つ経験となりました。
でまたコミュニケーション・人とのつながりができ、
スポーツがより楽しく
なる。
スポーツは健康のためだけでなく、人との関わりを多くし、自分の
シアトルに行って一番もどかしかったのは、言葉が通じなかったことで
す。そのせいでいろいろ悔しい思いもしましたし、
自分で施設の方と論議
生活を豊かにしてくれるものだと感じました。そのことを今までの生活と
したかったという思いもありました。
そういう気持ちは日本にいては絶対
シアトルでの体験からより強く実感することができました。今後こういっ
感じないことだと思いますし、ぜひ来年後輩の皆さんにもこの貴重な経
た経験をどこかで活かしたいと思います。
今回は多くの方々の支援があり、有意義に過ごすことができました。本
験をしてほしいと思います。
当にありがとうございます。
(人間科学部人間心理学科 犯罪科学専攻2年 黒川 優美子)
(人間科学部人間心理学科 スポーツ心理学専攻2年 山本 将)
※大学警察:市警察と違い、管轄が大学内とその周辺にしぼられている警察です。警察官とボラン
ティアの警備員で構成されています
大学警察で
指紋採取方法を学ぶ
指紋採取の方法を教えていただいて
いる場面です。写真の真ん中にコップ
などが置いてありますが、
これに付い
た指紋を実際の現場でも使用してい
る道具で採って見せてくれました。
こ
の他にも普段は大学内でどのような
業務を行っているのかなどを教えてい
ただき、大変勉強になりました
セーフコーフィールドでの
観察調査
1
Medical Center UW Medicine)
を見学
こちらは被害者支援を医療面で行う
施設です。説明を受けている写真の部
屋では、性犯罪などの被害者の身体
検査を行いますが、被害者の身体面
や精神面への細かい気配りとともに、
負担を与えないようスピーディーに行
う配慮がなされています
2
3
シアトル市警で被害者支援の
アプローチ方法をヒアリング
シアトル市警では被害者支援につい
て警察からのアプローチ方法を聞くこ
とができました。事前に日本で兵庫県
警を訪れていたので、アメリカと日本
の警察の支援の仕方というものを比
較することができ、大変参考になりま
した。民間と警察との支援方法も異
なっており、その 辺りがまた日本と
違ってくるものだと思いました
KUIS Campus NEWS vol.57
スポーツジムの名前は「Crossfit
Level4」
といい、
しんどくて楽しい進
化したジム・フィットネスを体験しまし
た。
ここでの目的は体験調査を経て今
アメリカで取り組まれている新しいス
ポーツを知るというものでした。エク
ササイズを行いましたが非常にしん
どかったです。
しかし、エクササイズが
終わったときには達成感がありました
AJサッカースクールで
U-12の練習を体験
市民を守るためにー
厳しい警察学校の日常を知る
アメリカの警察学校はさまざまな分
野に応じて違いがあり、私たちが訪問
した警察学校は交通の取り締まりを
専門とする学校でした。学校の中では
厳しい規則などがあり、守れなければ
訓練場で叱られたり、腕立て伏せなど
が待っているそうです。それだけのこ
とに耐え切れなければ、市民は守れな
いという理念に基づくそうです
セーフコーフィールドでは観察調査を
行いました。観客の動きや、販売店の
種 類、そしてイベントといった マリ
ナーズが試合を行う際にどれだけの
人が動いて応援しているのかを見る
ことをしました。実際の試合観戦では
日本と違った面白さがありました
最新の
ジム・フィットネスの体験
医療機関(Harborview
04
スポーツ心理班
元プロ選手の木下桂さんがいるAJ
サッカースクールでU-12の練習に参
加させていただきました。
ここでの体
験調査は木下さんのご厚意によってで
きたもので、飛び入りで参加させてい
ただきました。サッカーを楽しむこと
が重視されており、
プレーしている子
どもたちは本当に楽しそうにサッカー
をしていました。僕たちもまた楽しん
でサッカーをすることができました
ベルビュー大学での
インタビュー
4
シアトル市民にインタビューを114人
(データとして使用できたのが96人分)
に行いました。最初英語を使う抵抗が
あったため、なかなか声をかけにくく
ぎこちなかったことを覚えています。数
をこなしていくうち、もっとはっきり喋
ろうと前向きに取り組むことができま
した。
この写真はインタビューを行っ
た場所・ベルビュー大学での風景です
Special Issue
現地の経済格差と自立生活支援から学ぶ
「海外で視野を広げる」
ことの意味を肌で感じる
ベトナム
Global Study
活動するにあたって
「ベトナムの人々は親切で温かく、人情深い」
と感
じる場面が多くありました。
自立生活支援の面では人から人への連鎖・繋
がりがとても大切だと学びました。
自立支援をサポートしている方々が一
9/5-18
人ひとりに真剣に向き合ってサポートしていくことは、人から人へのプラ
私が参加したプログラムは、
「ベトナ
スの面を生み出し、そのサポートしている方々の志を継承するといった
ムにおける経済格差社会と自立生活支
未来に続く素晴らしい支援の繋がりでした。
これから私もこの出会いや
援に向けた取り組みのあり方」について
繋がりを大切にして、今後の学びにも活かしていきたいと思います。
学ぶというもので、期間中、多くの組織
さらに、ベトナムの人々の生活を肌で感じることができ、物事の考え方
や団体と関わりました(写真:ホーチミン
や見方を変えるとよい面や本質も見えてきて、
これが「海外で視野を広げ
市人民委員会庁舎、ホーチミン像を背景
る」
ということに気づきました(訪問地:ダナン、ホアンフエ)
。
に記念撮影)
。
(教育学部教育福祉学科 福祉学専攻2年 石原 萌々香)
洪水被害による災害弱者支援を視点に調査
食文化のルーツを探り、現地での結婚式にも参加
タイ
私たちは本学協定校の延辺大学がある中国延吉市
8/17-28
まで食文化を学びに行きました(写真は食文化調査
で「百年部落」
という古民家を訪問)。延吉市は中国、
韓国、北朝鮮の三つの文化を併せ持つ地域です。私た
ちは全く中国語がわからないためとても不安でした。
しかし、現地では学生ボランティアの方々が行動を
共にしてくださり、安全に活動できました。当初計画さ
れていた企画が途中でいきなり変更されることが多々あり、戸惑うことが多かったです。
中でも結婚式に参加することになったのはとても驚きました。文化の違いを身近に感じ
る体験ができ、視野が広くなると同時に少したくましくなれたように感じます。
(人間科学部人間心理学科 犯罪科学専攻2年 有田 純平)
グローバルスタディ
(GS)Ⅰ
中国
8月17日(金)〜28日(火)までフィールドスタディ・タイ
に参加、
「洪水災害からみる災害弱者支援」
を視点とす
8/6-10
る活動をしてきました。
延辺大学の学生と協力して小学校で活動
17日(金)〜19日(日)は姉妹校であるアサンプション
6人の仲間とともに、中国は延吉市に赴きました。
大学の学生と一緒にカンチャナブリへワークキャンプ
そこからバスで二時間、北朝鮮との国境付近にある
に行きました(写真)。そこでは、現地の学生が企画し
農村部の小規模小学校(全校児童22名)
でサービス
たタイ語講座などのプログラムに参加して交流を深め
ラーニングに取り組み、子どもたちと交流しました。
ました。20日(月)〜24日(金)は小学校や障害者施設な
子どもたちは、たくさんの笑顔で私たちを迎えてく
どで洪水被害についての調査をしました。また、25日
れました。延辺大学の学生の皆さんと協力し合いな
(土)は洪水被害が最も大きかったアユタヤ遺跡に行
がら、折り紙やフィンガーペインティング(写真)、鬼ごっこなどの活動を展開しました。
活動は二日間に分けて行ったのですが、一日目は事前学習での計画通りにはいかず、
きました。アユタヤ遺跡では、被災の復興工事を行っ
ていて、復興が済むまでにはまだ時間がかかるという
ちぐはぐな結果となってしまいました。その夜には十分なリフレクションを行い、計画の
話でした。27日(月)には、
フィールド調査の報告会があ
再考と新たな役割分担をしたおかげで、二日目の活動は大変充実したものになりまし
りました。報告会では、先生方や現地の学生に意見を
た。計画は大切にしながらも柔軟に対応していくことの重要性を認識しました。
もらい、学びを深めることができました。深めたことに
この貴重な経験を今後の大学での学びに結びつけていきたいと考えています。
(人間科学部人間心理学科 犯罪科学専攻2年 尾形 魅瑠)
グローバルスタディ
(GS)Ⅲ
タイ
ついてはHEARTフェスタで発表することができました。
(教育学部教育福祉学科 福祉学専攻3年 仲谷 学士)
海外フィールドスタディ
8/5-27
英語を学ぶだけでなくグループでの異文化比較調査やボランティアも経験
私は8月5日(日)から8月27日(月)までの約三週間の間、海外研修として
タイへ行き、多くの体験や経験を積んできました。
タイ
(バンコク)
ではアサンプション大学に通い、英語の授業を受けて
と協力してデータを集
め、何度も意見交換を
繰り返しな がら、最 終
きました。その中にはタイの学生と一緒に受ける授業もあり、英語を学
発表にまとめるのはと
ぶだけではなく友だちを作ることもできました。
タイの学生はとても優
ても大変でした。ボラ
しく、人見知りの私も多くの友だちを作ることができました。
タイの学生
ンティア活動は一日だ
の英語は独特の訛りがあり、
リスニングが苦手な私にとって最初は会話
けでしたが、自分の視
をすることがあまり上手くできませんでした。
しかし毎日英語を聞き、話
野を広げる大変よい機
していくにつれて少しずつ理解することができました。
この三週間の研
会になりました。
修は私にとってとてもよい機会になったように思いました。私に足りな
い、
リスニングの能力が少し向上したように感じました。
タイでは英語を学ぶだけではなく、
グループでの調査、孤児院での
ボランティア活動も行いました(写真)。日本とタイでどのような相違
点、類似点があるのかを調べるリサーチ課題では、
グループのみんな
この三週間はあっと
いう間に過ぎていきま
したが、
この海外研修で学んだことを忘れず、
これからもいろいろなこ
とに挑戦していきたいと思います。
(教育学部英語教育学科1年 北山 敦士)
KUIS Campus NEWS vol.57
05
C
グローバルスタディ
(GS)Ⅲ
カンボジア
8/7-27
海外サービスラーニング
2回目の訪問で得られた新たな気づき 学習支援活動の足跡とともに責任の重さを考える
私がこのカンボジア
(プノンペン、シュムリアップ)での学習支援活動に
いるのだという責任
参加するのは二回目でした。前回は、活動を通して、本当の意味での幸せや
の重さに気づきまし
豊かさとは何なのか深く考えさせられました。
そして、今回の活動では前回
た(写真:現地での交
感じることや気づくことができなかったことに気づくことができました。
流風景)
。
その一つは、
私たちは現地の小学生に支援をしながらも、
私たち自身が
今回の活動では、初
彼らから学びの場を与えてもらっているということです。
私は勉強を教える
めての光景に衝撃を
ことを通して、現地や子どもたちに何かを与えているつもりでいました。
し
受 け 前 回 は 見えな
かし、
恵まれない環境の中でも学習意欲の高い子どもたちから学ぶことは
かったことに目を向け
多く、
彼らから多くのことを教えてもらっていることに気づきました。
ることができ、新しい
また、小学校には昨年はなかった大きなゴミ箱が設置されており、毎年
気づきを得ることがで
学習支援と並行して清掃活動を行ってきた私たちの活動の跡を見ること
きました。
この貴重な経験を無駄にせず、
この活動で学んだことを、
これか
ができました。
そこにこの活動の成果を感じるとともに、
この活動は現地の
らの生活に活かしていきたいと思います。
(人間科学部人間心理学科 犯罪科学専攻3年 大賀 麻衣)
小学校やあのキラキラとした笑顔の子どもたちに確実に影響を与えて
グローバルスタディ
(GS)Ⅲ
ベトナム
海外インターンシップ
「働く」意味について考えるよい機会になりました
8/20-27
私は海外インターンシップで一週間、H.I.S.ベトナムのダナン支店に行
ムに向かいました。
かせていただきました。就職活動が近づいて自己分析を進めていくうち、
インターンシップでは、仕事内容はもちろん、社会人としての責任など
自分の中に「働く
も職場でお話いただき、働くということを改めて考えるよい機会となりま
とはどういうこと
した。ベトナムとの文化の違いや共通点も日々学ぶことができ、たくさん
か」
「私自身、何が
の刺激も受けました。
したいのか」など
海外インターンシップに参加し、物事に対する行動や考え方が少し柔
の疑問がちょうど
軟になり、視野を広げることができるようになりました。目的としていた
浮かんでいたとこ
「働く」
という意味についても、
より一層さまざまな方向から考えることが
ろで、自分なりの
できています。海外インターンシップは私のこれからの人生でも、本当に
答えを探すことを
忘れられない経験となりました。
目的としてベトナ
三木キャンパス
2012年秋 学位記授与式 9/7 入学式 9/28 を挙行しました
卒業生挨拶「大学の発展とともに世界で活躍、貢献できる人間になりたい」
(人間科学部人間心理学科スポーツ心理学専攻3年 田端 美里)
文部科学省
「大学間連携共同教育推進事業」
に採択
文部科学省の平成24年度「大学間連携共同教育推進事
業」に、本学を代表校(連携校:淑徳大学、北陸学院大学、
く
らしき作陽大学)
として申請した取組「主体的な学びのため
の教学マネジメントシステムの構築」が採択されました。
現代社会では、主体的に考え行動できる力を持ち、予測
困難な時代に対応できる人材の育成が求められており、大
学は学士課程教育の質的転換を図らなければなりません。
そのような要請を受けて、本学では、①アクティブラーニン
06
三木キャンパスで9月7日(金)、2012年秋・学位記授与式を挙行、大学院1名、人間学
グ(能動的学修)及びインパクトのある教室外体験学習プロ
部1名、教育学部6名、人間科学部23名の計31名がアカデミックガウンをまとい式に
グラムなど、学生が主体的に学ぶ教育方法を充実し、授業
出席しました。
外学修時間を確保した授業デザインの向上を目指す、②学
濱名篤学長は式で「予測困難な未来を切り開いていくのは誰でもない。自分の将
修成果を可視化するため、ルーブリック及び到達テストの
来に対して前向きに築き上げてきた能力と人とのつながりを大切に、社会がより良
開発を行う、③全学的な教学マネジメントのもと、
「学位授
きものになるよう、それぞれの場で活躍いただくことを心から祈念しています」
と祝
与」及び「教育課程編成・実施」の方針に即してカリキュラム
辞。学長の言葉を受けて、内蒙古大学からの編入留学生・白明珠さん(人間科学部ビ
を見直すとともに、教員の個性を活かしながら、科目間・教
ジネス行動学科)が「卒業生代表として挨拶できるのは光栄なこと。皆様に心から感
員間連携を充実して組織的教育を確立する。さらに、学生
謝したい。大学の発展とともに、卒業生として世界で活躍、貢献できる人間になりた
支援型IRを用いて学生パネルデータを蓄積し、本取組の
い」
と挨拶しました(写真左)。
評価・改善を行い、連携校以外の大学でも適用できるよう
交換留学生含む16名が民族衣装を身にまとい出席、国際色豊かな入学式に
また、9月28日(金)には、2012年秋・入学式も行われ(写真右)、3年次編入生10
汎用化するなどの取組を行っていきます(5年間)。
なお、今回の事業には、全国の国公私立大学等から153
名、交換留学生4名を含み、人間科学部14名、教育学部2名の計16名の留学生を受
件の申請があり、地域や分野に応じて大学間が相互に連携
け入れました。留学生は各国の民族衣装を身にまとい、
「国際大学」
らしく国際色豊
し、社会の要請に応える共同の教育・質保証システムの構
かな式となりました。
築を行う優れた取組の一つとして選定されています。
KUIS Campus NEWS vol.57
Campus Community
NEWS DIGEST
[学内の動き、国際交流、地域連携活動、学生会、
クラブ活動など]
「能動的な学習こそ将来への力」
春学期の振り返りを全学年で実施
学長講話
リフレクション・デイ
『専門』
『地域』、それぞれ三つの世界
を意味します。教室での知と体験を結
9/26・27
び付ける学びの仕組みを今後さらに
秋学期の授業開始を前に「リフレクション・デイ」を、9月26日(水)か
強化していきますが、そこでは学修時
ら27日(木)の2日間にわたり全学年対象に実施しました。26日(水)1限
間の確保とコンスタントな学修習慣が
目には、三木と尼崎の両キャンパスを遠隔会議システムで結び、一年
基本。インターンシップの選択必修化
生は入学後初めてのリフレクション・デイを迎え、春学期の学習の成果
の準備も進めています」、さらに「主体
を確認、
リフレクション・ワークシートの記入、eポートフォリオへの記
的で自律的な学習者としての成長への期待」
として「自らの可能性を切
録などの作業により
「振り返り(リフレクション)」を行いました。
り開くのは自分の責任、能動的な学習こそ将来への力となります」
と話
冒頭の講話で濱名篤学長(写真:2年生に講話する学長)からは、本
し、
「入学時に立てた目標や学科の目標などが達成できたのか、できな
学の「KUIS学習ベンチマーク」を柱とする学びの仕組みや、学生に資料
かったのかを確認するとともに、なし得た結果についての理由を振り
として配布した8項目にわたる「リフレクション・デイで伝えたいこと」に
返り、
これから始まる秋学期を迎えてほしい。一年生の皆さんにあたっ
ついて説明がありました。項目の一つ「大学の新たな方向性『世界で学
ては、振り返りの習慣を身につけていただき、大学での4年間を通じて
び、社会で活かす』」で濱名学長は「ここでの『世界』は『グローバル』
自律する力をつけてください」
と講話を締めくくりました。
インターンシップ推進の有効手段としてアルバイトを学びに活かす
リクルート就業力育成プログラム「ソーシャルカレッジ」で「優秀賞」
と
「敢闘賞」
アルバイトという社会との実接点を学びに活かし、WEBサイトでのやり
て社会で必要とされる
『就業力』を身につけさせるのが、
このプログラム
取りを通じて企業が求める就業力をつける㈱リクルートが募集する就業
の主旨。学生にとっては、
アルバイトがお金を稼ぐ目的だけでなく、働く現
力育成プログラム「ソーシャルカレッジ」に、本学学生が6月〜9月まで
場の中で周囲の皆さんからコメントや評価をいただくことにより、
自分の
の12週間、取り組みました。その結果、企業参加者に伍して最終レポート
持ち味や足らない点などの確認・改善につなげていく。
それが本人にとっ
を提出した学生のうち、岡田貴裕さん(教育学部英語教育学科3年)が「優
ては働く意味を考えたり、価値を見直す機会となり、
自分の成長やいま求
秀賞」、谷村紗生さん(人間科学部人間心理学科犯罪科学専攻2年)が「敢
められている
『就業力』
を身につける契機にもなります。今回表彰された2
人のコメントにもそれがよく表れています。
プログラムのよさを時間かけ
闘賞」にそれぞれ選ばれ、表彰されました。
国(内閣府)の雇用戦略プロジェクトなどでは、インターンシップを若者
て説明、取り組ませてあげたかったなどの反省点はありますが、学生には
の就業力向上のために大学教育に組み入れることの必要性が指摘され
とてもよい経験になったと思います。欲を言えば参加者全員そろってゴー
ています。
ルして欲しかった。
このようなプログラムのあり方は、本学が求めている
本学でのインターンシップ推進にあたって、学生にプログラム参加への
教室での知と現場での体験との往還を通じて学生の成長につなげていく
呼び掛けの中心となった人間科学部・太田裕彦学部長は、今回の取り組
という教育の方針とも合致するものであり、将来、インターンシップの選
みの結果について、次のように話しています。
択必修化に向けて一つの重要なプログラムとして学生への機会提供、役
「学生がふだん行っているアルバイトを、
インターンシップとして活用し
割を果たすものと思っています」
優秀賞
敢闘賞
就職活動を控え
「働く」
ことに価値を見出せるよい経験
教育学部英語教育学科3年
達成感が感じられ
課題をこなすことが楽しくなった
岡田 貴裕
人間科学部人間心理学科犯罪科学専攻2年 谷村 紗生
私にとってソーシャルカレッジでの経験は、
アルバイトを通じて自らを見つめ直
し、成長するよい機会と同時に、学生から社会人として自律していくための有意義
なプログラムであったと思います。
当時、
コンビニエンスストアでアルバイトをしていて、私自身が職場に利益を与
えられる存在になれるよう、
ガイドしていただきました。内容は、
自己分析の結果を
ベースに、週一回無理なくクリアできる課題に挑戦し、ネットで報告するという単
純なものですが、かつて通信教育にトライして続かなかった私にとって、
こんなに
もやりやすいものは今までになかったと感じました。それぞれの成果を担当の方
が評価してくださるシステムのおかげもあり、最後まで続けることができました。
就活を控える私たちにとって、
「働く」
ことに価値を見出せるとても良い経験に
なるし、人によっては強力な武器を得ることになるでしょう。
皆さんもただお金を稼ぐだけのアルバイトに、
もう一つ意味を持たせてはみま
せんか?
私は気乗りせずソーシャルカレッジに参加、
アルバイト先で毎回
課題をこなしていました。
しかし、課題をこなすたびに達成感を
段々と感じるようになり、課題をこなすことが次第に楽しくなってき
ました。
課題の難易度を上げていき、それをこなすことを目標に頑張っ
た成果を活かして、
アルバイト先でどんなお客様にでも笑顔で接す
ることができるようになりました。
それにより、
レジを終えた後に「あ
りがとう」
と言って下さるお客様が増えたことへの喜び、充実感と同
時に、
自分がこの取組を通じて成長した結果であるということが実
感できました。
また、他のパートの方などの接客態度をよく観察することで、お
客様の個性に合わせた対応の仕方を学び、それを自分のものとす
ることができました。
【ソーシャルカレッジ概要】
●申込条件:①アルバイトを実施している、②パソコンを利用できる、③Webでのライブ始業式(前期・後期)に参加できる
●取組概要
1週目 前期始業式
「伸ばすチカラ」
を設定、
アルバイ
ト先の上司・先輩に現在の自分の
「コミュニケーション」のレベルを
チェックしてもらい、他人から見
た自分のレベルを理解
2〜6週目
ソーシャルカレッジが推奨す
る「コミュニケーション能力を
高めるための行動」をアルバ
イトで実践したり、チャットを
利用して質問に回答
6週目 後期始業式
7〜11週目
12週目
中間での振り返りを行い、
レベルチェックにより成
長の確認
2〜6週目の繰り返し
パワーアップ講座でアルバイト先の上
司・先輩に「コミュニケーション」のレベ
ルをチェックしてもらい、力が伸びたか
どうか最終の振り返りを行い、
これまで
の行動と変化をレポートにまとめる
KUIS Campus NEWS vol.57
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Campus Community
NEWS DIGEST
[学内の動き、国際交流、地域連携活動、学生会、
クラブ活動など]
ハッピースマイルサークル
保育者・教師として実践力向上を目標に仲間と楽しくイベント企画
はじめまして! 私たちは子どもと少しでも
二つ目は、1階エントランスの掲示板に「季
関わり、よい保育者・教師になりたい仲間が
節を感じる壁面」を作成し、掲示しています。
集まり活動しています。現在は主に2つの活動
尼崎キャンパスにお越しの際は、是非、ご覧
をメインに行っています。
下さい。こうした活動を通して、保育者・教師
一つ目は、
「カプラで子どもと遊ぼうの会」 としての実践力向上を目標にし、仲間と楽しく
イベントを企画しています。今年はH E A R T
の積木”と言われるものです。
このカプラを使
フェスタでも、近隣の子どもたちにカプラ遊
い、月3回程度、大学近隣の小学校で子どもと
びを提供しました。興味のある方は是非一緒
交流を重ねています。子どもたちは、他の子よ
にやりましょう。
り高く積み上げようと必死です!
(教育学部教育福祉学科福祉学専攻 2年 馬場 千裕)
地域から愛される大学を目指して取り組みました
三木キャンパス
尼崎キャンパス
ありました。
展示ブースでは、チャレンジプログラムや各サークルの活動報告、
グ
あじあん祭 10/27.28
HEARTフェスタ 11/18
ローバルスタディの結果報告会などが行われ、
よしもとのお笑い芸人ライ
ベントも実施。
また模擬店の出店も多数あり、大いに盛り上がりました。保
護者会企画の「ごはん食を楽しもう
(おにぎり)
」
も好評でした。
なお、三木キャンパスでは、27日(土)には「キッズ・オープンキャンパス」
(尼崎キャンパスでも子育て支援センターで実施)や、卒業生を招いて
「ホームカミングデー2012」
、28日(日)には「保健医療学部看護学科設立記
念講演会」の第1回も行われました(HEARTフェスタでは第2回を実施)
。
三木キャンパスでは、第13回「あじあん祭」が10月27日(土)、28日(日)の
両キャンパスで地域との交流を念頭におき、地域の物産類の販売や
2日にわたって開催(写真左)されました。今年度のテーマは「和・絆・
展示などについても近隣の保育所、小学校、特別支援学校からも参加い
愛々
(わきあいあい)」。また、尼崎キャンパスでは、
「HEARTフェスタ
ただき、地域の子どもからお年寄りまでが楽しめる催しになるよう学生
2012」が11月18日
(日)に「MESSAGE〜このバトンをあなたへ〜」
をテー
会をはじめとする学生たちが、地域から愛される大学を目指して取り組
マに開催(写真右)、
どちらのキャンパスにも2,000人を超える来場者が
みました。
目標の1部リーグ昇格を果たしました!!
関西学生サッカーリーグ2部Bブロック優勝
サッカー部
プロで活躍の卒業生
千葉ロッテ・益田直也投手が新人王
本学・サッカー部は今年度関西学生
千葉ロッテマリーンズにドラフトで指名を受け、今年春、本学
サッカーリーグ2部Bブロックにおいて優
を卒業(人間科学部ビジネス行動学科)して入団した益田直也
勝を目指して首位をキープしてきました。
投手が、
このたび新人王を獲得しました。益田投手は今シーズ
11月11日(日)には、甲南大学グランドで
ン、その活躍が評価され、オールスターゲームに監督推薦で選
優勝をかけた試合が行われ、3-1で姫路
出、2勝2敗、セーブ1、防御率1.67という好成績を残し、新人とし
獨協大学を下しました。その結果、本学・
て72試合登板、さらに41ホールドという最多記録も樹立しまし
サッカー部は2部Bブロック優勝と同時に
た。本学・卒業生が新人王を受賞するのは、2010年度の北海道
リーグ昇格を決め、2010年度以来の1部
日本ハムファイターズ榊原諒選手(2009年度卒業)に続き2人目
昇格を果たしました(写真:選手に胴上げされる松山監督)。
となります。
なお、サッカー部は15勝1敗2分、勝点47という成績を残しています。
【松山博明監督・談】 関西学生リーグ2部優勝と1部昇格できたことに感激し
ています。
これもチームを支えていただいた大学の方々、保護者、そして頑
張ってくれたサッカー部員に感謝しています。来年から始まる1部で戦える力
をつけるために、
日々精進していきたいと考えています。
これからも応援よろ
しくお願いします。
益田投手の来季のより一層のご活躍をお祈りするとともに、
応援をお願いします。
また、10月25日(木)に行われたプロ野球ドラフト会議で、本
学卒業生(2010年度卒業)の松永昂大投手が、千葉ロッテマ
リーンズからドラフト1位指名を受けるなど、本学・硬式野球部
出身の選手が活躍しています。
濱名篤学長が天皇、皇后両陛下主催の秋の園遊会に出席しました
天皇、皇后両陛下主催の秋の園遊会が10月25日(木)に東京・赤坂御苑で催され、濱名篤学
長が招待を受けました。園遊会は毎年,春と秋の2回催され、立法・行政・司
法各機関の要人、
自治体関係者、産業・文化・芸術・社会事業などの分野で功
労があった各界功績者等とそれぞれのご令室約2,000人が招待されます。
濱名学長は高等教育論、教育社会学が専門で、
これまで文部科学省中
央教育審議会臨時委員・専門委員、内閣府雇用戦略対話ワーキンググ
ループ構成員、産学人材育成パートナーシップグローバル人材育成委員
会等の委員を歴任し、日本の高等教育への功績を評価され、園遊会へ招
待されました。
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硬式野球部
KUIS Campus NEWS vol.57
2012年度 学年暦【秋学期(12月〜2月)】
12/25(火)-1/5(土)冬期休暇
1/7(月)秋学期授業再開
1/9(水)
・1/10(木)履修変更期間
1/19(土)
・1/20(日)大学入試センター試験
(三木キャンパス)
1/22(火)-1/24(木)秋学期補講日
2/4(月)秋学期授業終了
2/5(火)秋学期定期試験日
関西国際大学
ブをはじめ、学生によるダンスや歌、バンド演奏、パフォーマンスなどのイ
Vol.57 2012年9-12月
です(写真)。カプラとはフランス発祥の“魔法