26 年 1 月号 (第 75 号) - 公益社団法人千葉市民間保育園協議会

26 年 1 月号
(第 75 号)
子どもと関わる中で、子どもが絵本やアニメといったファンタジーの世界と
現実の世界を一緒にしているように感じたり、ファンタジーの世界に入り込ん
でいるように感じられることがあります。今回は、子どもがファンタジーと現
実をどのように理解しているのか、発達プロセスの一部についてご紹介したい
と思います。ご紹介するのはサボツキー(Subbotsky, E.)という人が、1994 年にイギリスの研
究誌に発表した実験です。
どのような実験かというと、実験者が4歳~6歳の子どもへ「ガラスで出来た箱に手を通して中の
物を取り出せるでしょうか?」と質問をしました。質問に対し、子どもたちは全員「現実の世界で
はできないけれど、ファンタジーの世界ではできる」と答えることができました。
この質問の後、実験者が“魔法のガラス箱を与えられた少女が呪文を唱えると、箱は空気のように
手を通すことができ、中のものをとることができた”というお話を子どもたちに聞かせ、子どもた
ちのいる部屋にガラスの箱を残して立ち去りました。そして、子どもたちがガラス箱の残った部屋
でどんなことをするか、子どもたちに内緒で観察をしました。4歳代の子どもの約80%がガラス
箱に手を通そうと試みたそうです。子どもたちは、ガラスで出来た箱に手を通して中の物を取るこ
とを「現実の世界ではできない」としっかり答えられていました。ですが、実際の行動ではガラス
で出来た箱に手を通そうと試みる子どもがほとんどだったそうです。この実験からは、子どもたち
が言葉として、ファンタジーと現実を区別できるが、行動として区別できていないという結果が示
されました。なお、6歳代になると割合は減り、約20%の子どもがガラス箱に手を通そうと試み
たそうです。4歳代に比べると減っていますが、それでも20%の子どもは、行動として区別でき
ていないことになります。
結局、子どもたちはファンタジーの世界と現実の世界を区別できているのでしょうか?できてい
ないのでしょうか?サボツキーの実験結果からは、子どもたちが、ファンタジーの世界と現実の世
界を区別したり、時に融合させたりしながら発達していくことが示唆されたと言えます。この時期
に子どもは世界に対し独自の理解を行っているとも考えられています。
子どもは、発達のプロセスにおいて“区別できない”から“区別できる”へハッキリと発達するわ
けではありません。
“ある時は区別できていて、ある時は区別できない。
”という過渡期を経ながら
発達していきます。今回は「発達のプロセスとして、できたりできないという
ことが混在した過渡期がある」ということを、子どもがファンタジーと現実を
どのように理解しているかということからご紹介させていただきました。
1
月 の 予 定
1
日
月
火
水
木
金
土
1
休館日
8
ひよこ
なごみひろば
2
休館日
9
うさぎ①②
3
休館日
10
りす
保健相談
4
5
心理相談
6
おはなし花かご
心理相談
7
休館日
12
心理相談
13
心理相談
14
休館日
15
ひよこ
なごみひろば
16
ぱんだ
17
りす
保健相談
18
19
サンデーりす
さくらんぼ
心理相談
20
育児サークルリ
ーダー講習会
心理相談
21
休館日
22
ひよこ
なごみひろば
身体測定
23
うさぎ①②
24
りす
保健相談
25
26
お父さんと遊ぼう
ビエントブラス
心理相談
27
ベビーマッサー
ジ講座
心理相談
28
休館日
29
なごみひろば
30
ぱんだ
31
りす
保健相談
子育て支援館
携帯版ホームページ
サンデーわいわい・りす
(おおむね 7 ヶ月~11 ヶ月)
19 日(10:30~11:00)
(担当:東原)
※内容等は通常のりすと同じです。
わいわいひろば
ひよこ(2 ヶ月~おおむね 6 ヶ月)
「ふれあい遊びを楽しもう!」
8 日・15 日・22 日
(10:00~10:30)
定員 8 組(担当:廣瀬)
※持ち物はありません
りす(おおむね 7 ヶ月~11 ヶ月)
「ふれあい遊びを楽しもう!」
10 日・17 日・24 日・31 日
(10:00~10:30)
定員 8 組(担当:西﨑)
※持ち物はありません
うさぎ(おおむね 1 歳児)
「手作りおもちゃをつくろう!」
9 日①②・23 日①②
(①9:50~10:30 ②10:40~11:20)
定員 10 組(担当:長妻)
持ち物:牛乳パック(つぶしていないもの)1 個
ぱんだ(2 歳児以上)
「運動遊びを楽しもう!」
16 日・30 日
(10:40~11:20)
定員 10 組(担当:佐藤)
※持ち物はありません
★わいわいひろばのお申込みについて★
1 月 4 日~15 日開催分 ・・・12 月 15 日午前9時より受付開始
1 月 16 日~31 日開催分
11
・・・1 月 4 日午前9時より受付開始

お申し込みは、館内窓口・電話・ホームページにてお受けいたします。

上記受付開始日については、すべての受付を午前9時より開始いたします。

お申し込み回数は、月間でお1人様1回限りとなっております。

定員に達している場合は、キャンセル待ちをお受けしております。
2
毎週水曜日 10:00~11:00
各回定員 10 名
なごみひろば
事前予約制となっております。定員になり次第締め切らせていただきます。
お申し込みは 12 月 15 日午前9時より受付を開始いたします。(担当:中尾・木田)
8 日「離乳食 9~11 ヶ月頃」
15 日「生活リズムについて(日中の過ごし方)」
22 日「九州・沖縄地方出身者の集い」
29 日「40 代ママの集い」
身体測定
おはなし会
16 日(月)おはなし花かご
19 日(日)さくらんぼ
22 日(水)13:30~14:30
毎月第4水曜日に、多目的室で身体測定を
時間は全て 15:00~15:30 です。
行います。お申込みは不要です。乳児用、幼
お申し込みの必要はありません。この他にも、
毎週金曜日は「かつらぎ民話をかたる会」の
お気軽にお越しください。看護師が同席しま
紙芝居があります♪
相 談
児用の身長計、体重計を用意していますので、
すので、ご不明な点はお尋ねください。
子育ての悩み、言葉の発達、気になる行動、離乳食、身体の健康などの
ご相談をお受けしております。保健相談では看護師が、心理相談では臨
床発達心理士がお話をお伺いいたします。詳しいお問い合わせ、お申し
込みなどは、☎201-6001 まで、どうぞお気軽にお電話ください。
吉
朱
初めての子育てで、
「ずっと泣いているんですが、どうしてなのか分からない、関わり方が分からな
い、どう話しかけたら良いか等」子どもの成長により、その度に子育ての問題にぶつかるようです。
確かに成長する内にはいろいろな事に出会います。お母さんも初めての経験ばかりで戸惑い悩むこと
も多いでしょう。しかし、子どもは待ってくれません。そんな時はまず、抱きしめて顔を見つめて言
葉をかけてみましょう。お母さんの肌のぬくもりとやさしいまなざしや声がきっと安心できると思い
ます。赤ちゃんからの要求も十分受け入れ、関わることでその分、お母さん、お父さんにも喜びを与
えてくれ、また赤ちゃんにとっても望みを叶えてもらえることが喜びになります。成長するにつれ、
又違った要求がでてくるので、その年齢にあった対応が必要になります。子どもは立派に育てようで
はなく、たくさんふれあい気持ちの交流をすることで、お母さん、お父さんに愛されている事
が分かりおちついて過すことが出来るようになります。そして、いろいろな力もついてきます。
子育てはあまり頑張りすぎず、自分なりの楽しい子育てをしていきましょう。
「お父さんと遊ぼう!」
26 日(日)10:20~11:00
★対 象: おおむね1歳のお子様とお父様
★場
所:子育て支援館 プレイホール ★定 員:15 組(事前申込制)★参加費:無料
★持ち物:なし ★申込み:12 月 15 日(日)より、電話・HP・窓口にて
3
講 座
講座は事前のお申し込みが必要です。
お申し込み受付は 12 月 15 日午前 9 時より開始いたします。
「ベビーマッサージ講座~ママの手はまほうの手」
27 日(月)10:00~11:00
★講 師:ひいろちはる(ロイヤルセラピスト協会認定講師)
★参加費:300 円 ★定員:10 組 ★場 所:子育て支援館 多目的室
★対 象:1ヶ月健診終了~ハイハイ前ぐらいのお子様と保護者の方
★持ち物:バスタオル(赤ちゃんをすっぽりくるめる大きさのもの)
替えおむつ、飲み物(親子とも)、ビニール袋、
マッサージにも使用できると表記してあるオイル
「ビエントブラス」♪金管アンサンブル親子コンサート♪
26 日(日)15:00~16:00
★会 場:子育て支援館 プレイホール
★曲 目:アイアイ おばけなんてないさ
となりのトトロメドレー 他
★参加費:無料(予約は必要ありません)
しあわせなら手をたたこう
『世界中の子どもたちを幸せな気分にしたい』という同じ思いを持った
ママさん達が立ち上がり 2011 年から活動をはじめた金管アンサンブルです。
「育児サークルリーダー講習会」
20 日(月)14:00~15:30
★講 師:吉田美子(当館館長・保育士) ★会 場:子育て支援館多目的室
★対 象:育児サークルのリーダー・サブ・ボランティア等
★定 員:20 名(事前申込制・先着順)
 託児は行っておりません。
 できるだけ多くのグループにご参加いただきたいため、
同一グループの方のご参加は、2 名までとさせていただいております。
ファミリー・サポート・センターって?
千葉市子育て支援館
((公社)千葉市民間保育園協議会)
千葉市中央区中央 4-5-1 きぼーる 6F
☎ 043-201-6000(代表)
043-201-6003(fax)
043-201-6001(相談)
043-201-6571(ファミサポ)
✉ [email protected]
HP www.kosodateshien.or.jp/
発行責任者:吉田美子
子育て中のお母さんは日々大忙し、そんな
お母さんを地域にお住まいの方々が子育てを
お手伝いしてくれる。それが、ファミリー・
サポート・センター(ファミサポ)です♪
☆登録するには・・・☆
まずは、センターにお電話か子育て
支援館内の窓口にお越し下さい。
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