平成26年1月21日 M M einan anagement R Vol.72 eview 名南コンサルティングネットワーク マネジメントコンサルティング事業部 真・自立型経営への転換 71 新たな年を迎えて あけましておめでとうございます。旧年中は多くの皆様に大 変お世話になり、誠にありがとうございました。日本経済は、 景気回復の兆しこそ見えますが、まだまだ予断の許さないと ころであります。こうした中、中小企業経営の成長と発展に、 微力ながら力添えができますように、本年もグループの叡智 を結集し、努力して参る所存でございます。引き続きのご愛 顧を賜りますよう、お願い申し上げます。 さて、安倍自民党政権による経済政策、「アベノミクス」の成 果は、2年連続で年末にその年の日経平均株価の最高値を 更新するという事象からも、依然として経済再生に向けて政 府の思惑通りに進んでいると評価できるのでしょう。この後、 企業業績の向上を通じて、給与・賞与の増加という形で家計 へ分配され、それが更なる消費に向かうという好循環に繋が れば、長らく停滞を続けた日本経済が新たな成長に向かうこ とが期待されます。 しかし、そのプロセスにおいては、一部(業界・企業)におい て痛みを伴う覚悟も必要であります。経済政策とは、ネットの 経済成長を実現するために、力を入れるべきところとそうでな いところに方針(政策)を与えるということです。個々の企業が すべて経済政策の恩恵にあずかれるということではありませ ん。その意味からも、企業経営(とりわけ中小企業経営)にお いては、他力に依存することなく、自力で勝ち残るための方 策を見出し続ける必要があるのです。企業とは、自らの意思 によって生き続けるものであると理解しなければいけません。 消費増税・TPPがもたらすもの こうした経済再生の最中、今年の4月から消費税が8%に増 税となることが決定しました。予定通りに行けば、来年の10月 には税率が10%にまで引き上げられます。この消費増税は、 (これまでの事実を見ても)消費者の消費行動に大きな影響 を及ぼすことは明白です。既に一部において相当な駆け込 み需要も生じています。需要に供給が追い付かない状態が 散見されていますが、4月になれば反動減への適切な対応 が問われることになります。 消費税の短期的な影響は、こうした駆け込み需要と反動減 という形で、比較的わかりやすく説明できますが、中長期的 に見ると、もう少し複雑に作用するでしょう。例えば、競争の ために価格を据え置くとすれば、できるだけローコストを実現 しなければいけません。これは商品政策、価格政策、販路政 策、販促政策といったマーケティングミックスの見直しだけで なく、人員の採用、配置といった人事政策や財務政策にも大 きく影響を及ぼすことでしょう。あるいはそれに留まらず、業界 や事業の再編が必要であるとの結論に至ることも十分あり得 ます。(それくらいインパクトがあるのです) これは現在、妥結に向けて交渉が進んでいるTPPも同様で す。TPPは単なる関税の撤廃に留まりません。参加国の間 で、広く規制やルールを共通化しようとするものです。各国が 自国の国益を最大化するために、駆け引きを行っています。 その中では、当然何かを守るために、何かを犠牲にしなけれ ばいけないかもしれません。あるいは何かを変えなければい けないのかもしれません。そうした中で、大きなメリットの可能 性が高い業界もあれば、デメリットが大きくなる可能性が高い 業界も存在します。それらが、全体最適の中で、国の政策とし て示されることになるのです。 こうした様々な経済政策による(環境の)変化が、この2014年 を起点に本格化すると言っても過言ではありません。 変化はチャンス 「変化はチャンスである」・・・言葉として理解していても、その ように考えることさえ、容易いことではありません。それでも経 営者である以上、また企業の成長と発展に直接的な影響力 を持った存在である以上、変化をチャンスと捉え、企業を環境 に適応させていかなければいけません。 とりわけオーナー経営者が運営する中小企業経営は、本格 的な事業承継の期間(今後10年)と重なります。その中で経 営者は、自己の精神的・肉体的限界を感じながらも、自社の 事業を誰にどう継続するのか、今まで以上に真剣に向き合わ なければいけなくなります。 まずは、こうした役割を担っているのが経営者であると自覚 しなければいけません。そうした覚悟をもって、これからの10 年の大計を示していくことが、環境変化に適合するための最 初の条件でしょう。 経営とは、企業を運営する経営者の意思そのものでありま す。経営者が強い意思を持ち、冷静に時代の変化を見極 め、その変化に適合する意思決定を行えば、企業が衰退す ることなどあるはずがありません。 企業経営の結果は、すなわち経営者の能力であるということ を正しく認識する必要があります。 そして、企業をより正しく導く為に、経営者は自己を深く振 返り、優れた経営者となるべく研鑽に励まなければいけない のです。 名南コンサルティングネットワーク 永井 晶也 Meinan Management Review Vol.72 Page 2 【MANAGEMENT FOCUS】 オズボーンのチェックリストを活用した発想法 転用 他の使い道はないか? 改善、改良して使い道はないか? 応用 他からアイデアが借りられないか? 真似することはできないか? 変更 変えてみたらどうか? 型、色、動き等を変えられないか? 拡大 大きくしてみたらどうか? より大きく、強く、高く、長く… 縮小 小さくしてみたらどうか? 省略してみたらどうか? 代用 他のもので代用できないか? 他の方法で対応できないか? 置換 入れ替えてみたらどうか? 置き換えてみたらどうか? 逆転 逆さにしてみたらどうか? 順番を逆にしたらどうか? 結合 組み合わせてみたらどうか? 混ぜ合わせてみたらどうか? 平成25年は、アベノミクスの効果による円安を追い風に、輸出産業 を中心に業績が大きく改善した年でした。しかしながら、我々のお客 様である中堅中小企業では、その恩恵を受ける企業は限定的と言え ます。厳しい経営環境の中で、何とか活路を見出そうと、新規顧客開 拓や新商品開発に力を注いでいる企業も多くあります。 しかし、いざ新規開拓や新商品開発を進めようとしても、すぐに成果 があがるものばかりではありません。特に、新商品開発に関しては、こ れまでの考えをなかなか抜け出せずに、斬新なアイデアを出すには どうすれば良いのか、というご相談を多く受けます。 そういった際に参考になるのが、アイデアを引き出す「発想法」で す。有名なものには、「ブレインストーミング」があります。ブレインス トーミングとは、あるテーマに対して、グループで思いついたことを出 し合う発想法です。意見を批判しない、便乗、相乗り歓迎といった ルールに基づき、とにかく数多くのアイデアを出していくもので、比較 的一般的に取り入れられています。この発想法の生みの親と言われ るアレックス・オズボーンは、9つの視点をチェックリストにして、新しい 発想を生み出す方法を提唱しています。 具体的には、左記の9つの視点になりますが、私たちはどうしても過 去の経験や思い込みによる固定観念、既成概念があり、それらが新 しい発想をする阻害要因になります。そういった固定観念、既成概念 を払拭するためにも、チェックリストに基づいて見つめ直すことによっ て、新たな商品改良の切り口や、販路、販売方法の発見につながる 可能性は高いと言えます。何よりも大事なことは、楽しみながら、とに かく探し続けることかも知れません。 (村野 文洋) 参考)「トップ1%の人だけが実践している思考の法則」(永田豊志著) 【気になる統計指標⑦】 有効求人倍率と完全失業率 図1は、厚生労働省が平成25年11月29日に発表した有効求人倍率の抜粋です。これによると、10月の有効求人倍率は0.98 倍(季節調整値)と、前月に比べて0.03ポイント上昇しています。2007年10月以来の1倍(季節調整値基準)が目前となってお り、今後、企業にとっては採用活動で思うような成果を得られない可能性があります。産業別で見てみると(図2参照)、サービス 業(22.5%増)、製造業(20.2%増)、建設業(13.5%増)などにおいて対前年比で大幅に増加しています。これは、アベノミクス や平成26年4月の消費税増税を控えた駆け込み需要の影響が主な要因と考えられます。 図3は、総務省が平成25年11月29日に発表した労働力調査の抜粋です。これによると、10月の完全失業率は4.0%で前月と 変化はありませんでした。年齢別の就業状態で見てみると(図4参照)、生産年齢人口(15~64歳)は、昨年同月と比較して、完 全失業者数は減少しており、緩やかに改善しています。 (渡邉 圭蔵) <図1>有効求人倍率及び月間求人数、求職者数 (注)季節調整値 平成 平成 24年 25年 12月 1月 有効求人倍率 (倍) <図2>主要産業別、規模別一般新規求人状況(新規学卒者を除く) 産業 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 製造業 0.83 0.85 0.85 0.86 0.89 0.90 0.92 0.94 0.95 0.95 0.98 月間有効求人 191.4 197.2 207.4 216.2 209.0 204.7 203.0 209.4 210.7 219.1 228.1 数(万人) 月間有効求職 216.9 222.3 227.5 241.0 255.5 253.7 241.1 233.2 223.8 222.7 222.3 者数(万人) <図3>完全失業率と完全失業者数 (注)季節調整値 平成 平成 24年 25年 12月 1月 完全失業率 (%) 完全失業者数 (万人) 4.2 278 4.2 279 全数 建設業 卸売業、小売業 13.5 88,510 20.2 136,755 7.4 72,002 6.7 宿泊業、飲食サービス業 生活関連サービス業、娯楽業 36,488 1.5 サービス業(他に分類されないもの) 144,153 22.5 合計 907,268 10.8 <図4>就業状態別人口 実数(万人) 2月 4.3 284 3月 4.1 267 4月 4.1 271 5月 4.1 270 ※出典 図1、図2 厚生労働省 一般職業紹介状況より 対前年同月比(%) 74,360 6月 3.9 254 7月 3.8 251 8月 4.1 272 9月 10月 4.0 263 男女計 対前年同月比(万人) 男 女 男女計 5945 3364 2581 4.0 労働力 15~64歳 人口 65歳以上 684 421 266 完全失 15~64歳 業者 65歳以上 249 147 15 12 図3、図4 総務省 労働力調査より 男 女 -7 -49 43 263 44 30 13 102 -10 -6 -4 3 3 3 0 Meinan Management Review Vol.72 Page 3 デール・カーネギーの 名言・格言 【コンサルタントお勧めの1冊】 手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ (喜多川 泰著) この本は、一人の就職活 動をする少年と、「手紙屋」 という仕事をする一人の大 人との文通を綴った物語 で す。「と り あ え ず 内 定 が 欲しい」、「自分がしたいこ と が 無 い」と 思 い、臨 ん だ 就職活動の過程に於い て、少 年 が「手 紙 屋」と 出 会い、そこから仕事に対する考え方、そして人 生を考えていきます。 多くの学生は、「どの会社に入るのか」、「大企 業に就職したい」等、“就職すること”をゴール にして就職活動を行い、新たな目標を持たずし て、働き出します。彼らが入社を決める根底に は、「卒業したら、働くもの」という“当たり前”が あり、「働くこと」を深く考える機会はありませ ん。 近年、企業ではスキルの教育と共に、ウィル (考え方)の教育が重要視されています。とり わけ入社したばかりの新人は、仕事に対して、 より好ましい考え方をもとに仕事に臨むことが できるかどうかで、数年後の成長幅は全く異な ります。だからこそ、迎える側の私達が、新人 の背景を理解した上で、働くという当たり前を 考え直す機会を与え、ウィルの醸成を図れる かが重要です。その為のヒントが詰まった作品 です。ぜひご一読下さい。 (山田 尚慶) 【セミナー・研修案内】 第42期経営者大學オリエンテーション 経営者大學は、昭和63年の開講以来、450 名を超える経営者、後継者、経営幹部の方々 に参加して頂いている「経営者のための『大 學』です」。当大学は、開講から一貫して「経 営者の器作り」と称して、単なる知識の習得で はなく、「経営者」としての「心・技・体」の充実 を目指して、1年間かけて(12ヶ月/毎月1泊2 日の合宿形式)研修を実施します。講義で学 んだことは直ぐに「自社の場合」に置き換えて シートで検討します。自身で考えて終わりでな く、講師と議論を重ねながら、より深い課題や 有効性の高い解決策を見出していくため、机 上の空論では終わりません。また、チャレンジ ングシートを活用した実践と改善を365日行い ます。修了時には、講師との議論を通じて練り 上げた「中期経営計画」が完成するため、卒業 生は策定した計画を実行に移すことで、更な る発展へ向けて邁進されています。 参加をご検討の方、興味をお持ちの方のた めに、オリエンテーションを企画致しました。是 非、この機会をご活用ください。 【オリエンテーション開催要項】 ◆日時 平成26年3月11日(火) 17:00~19:30 ◆場所 当社研修室 ◆内容 ・経営者大學メイン講師より基調講演 ・卒業生からの体験報告 ・経営者大學概要説明 ※詳細は、同封のチラシをご確認下さい。 【知って得する情報】 平成26年度あいち中小企業応援ファンド助成事業 【知って得する情報】 平成26年度あいち中小企業応援ファンド事 業助成金の第1回の公募が開始されました。 この事業は、国と県の資金に加え、地域の金 融機関の資金協力の下、地域資源を活用した 中小企業の新事業展開を支援することにより、 愛知県を中心とした地域の経済全体の底上げ を図ることを目的としています。 各ファンドの助成対象分野、助成限度額・助 成率は、以下の通りです。 <地域産業資源活用応援ファンド> 助成対象者 対象分野 愛知県内に本社又 は主たる事務所を有 する中小企業者又 はその中小企業者 が複数で構成するグ ループ、一般社団法 人及び一般財団法 人 愛知県内 の地域産 業資源を活 用した新事 業展開 助成限度額・助成率 ○個別の中小企業者 ・助成限度額:50万円以上300万円以内 ・助成率:1/2以内 ○団体又は中小企業者のグループ ・助成限度額:50万円以上500万円以内 ・助成率:1/2以内 ※地域産業資源活用応援ファンドに関しては、商工会議所、商 工会等を対象とした支援機関枠も用意されています。 <モノづくり応援ファンド> 助成対象者 愛知県内に本社又は 主たる事務所を有す る中小企業者又はそ の中小企業者が複数 で構成するグループ、 一般社団法人及び一 般財団法人 対象分野 助成限度額・助成率 次世代成長産業分野 ・助成限度額: 及び地場産業分野で 50万円以上500万円以内 の地域資源を活用し ・助成率: た新事業展開 1/2以内 <農商工連携応援ファンド> 助成対象者 愛知県内に本社又は 主たる事務所を有す る中小企業者又はそ の中小企業者が複数 で構成するグループ、 一般社団法人及び一 般財団法人 対象分野 助成限度額・助成率 愛知県産業技術研究 所や愛知県農業総合 ・助成限度額: 50万円以上500万円以内 試験場等と連携して 行う地域資源の農林 ・助成率: 水産物を活用した新 1/2以内 事業展開 管理者として成功するには、 「行なう」ことから「率いる」こ とに頭を切り替え、スキルと 時間の使い方をその立場に ふさわしいのもにしなけれ ばならない (デール・カーネギー『D・カーネ ギーの指導力』より) 管理職やリーダーに昇進する大 きな理由の一つとして、それまで担 当していた業務で大きな成果をあ げていることがあります。例えば、 営業担当者として大きな成果を上 げており、その結果、営業部門の リーダーや管理職に昇進すると いった形です。当然、これまでの一 担当者という立場から、部下を持 つ立場になるため、期待される役 割も、チームや部門全体の業績を 上げることに寄与することに変わり ます。部下が自分と同じかそれ以 上にうまく仕事をこなすことができる ようにすることを求められます。で は、管理職がそのような役割を果 たすためにはどうすればいいでしょ うか。D・カーネーギー氏は、管理 職として成果を上げるには、「行な う」ことから「率いる」ことに頭を切り 替えて、スキルと時間の使い方を その立場にふさわしいものにすべ きであり、特に以下の3点を意識す る必要があると言っています。 Ⅰ.「人」と「手順」のバランスを とる 重視するのは、人だけでなく、 また仕組み(手順)だけでもな い。そのバランスが大切。 Ⅱ.モチベーションと説明責任 のバランスをとる 上司は部下が高いモチベーショ ンを保つことができるようなツー ルを持ち、同時に部下自身に計 画や進捗状況、結果を出すため の努力に対する説明責任を負 わせることが大切。 Ⅲ.コミュニケーションとコーチ ングで結果を出す 部下が成長し、成果を出せるよ うになるために、十分なコミュニ ケーションとコーチングが必要。 ※募集期間は、平成26年1月14日から2月14 皆さんの会社では、管理者が部 日となっています。詳細は、公益財団法人あ 下を育てることを自分の果たすべ いち産業振興機構のホームページ(http:// き役割であると認識していますか。 www.aibsc.jp)をご覧下さい。 (工藤 稔之) 一度振り返ってみて下さい。 名南コンサルティングネットワーク マネジメントコンサルティング事業部 【主任研究員のコラム】 交通事故のもたらすリスクと対応 組織を取り巻く様々なリスクの中で、注目すべきものとして「交通事故」があります。 交通事故は発生頻度が高く影響度も大きいこともあり、組織にとって交通事故の発 Meinan Management Review Vol.72 生は、経済的な損失だけでなく、信用喪失や事業存続の危機にもつながる重大事項 平成26年1月21日発行(通巻第72号) です。企業を経営する上では交通事故を大きなリスクとして捉え、事故防止対策に積 発行人:永井晶也 極的に取り組むことが必要です。この交通事故を削減する取り組みには大きく分けて2 編 集:渡邉圭蔵、加藤直子 執 筆:永井晶也、村野文洋、渡邉圭蔵、 つの考え方があります。その一つが「自動車保険」のように、損害をカバーするという考 山田尚慶、工藤稔之、伊藤淳、 え方、そしてもう一つがリスクをコントロールして事故の発生を削減させる考え方です。 桜井大祐 さて、ここからは後者のリスクコントロールを取り上げて話を進めます。 企業の一般的な交通事故削減の取り組みとしては、交通事故削減のポスター掲示 名南コンサルティングネットワーク や朝礼で必要性を訴えるという活動が一般的です。しかしリスクをコントロールする場 マネジメントコンサルティング事業部 〒460-0003 合、それだけでは不十分であるため、更に一歩進めて、交通事故削減のための仕組 名古屋市中区錦二丁目4番15号 みの構築が必要になります。 ORE錦二丁目ビル5階 例えば、「社内での交通事故削減活動に対する役割・責任の明確化」、「交通事故 で発生するリスクの特定」、「安全管理のための指標設定」、「交通事故削減のための TEL 052(229)0758 目標と計画策定」、そしてそれを運用するための「社員教育」、「ルールの運用」、「緊 FAX 052(229)0754 急時への準備・対応」などです。このような取り組みが、交通事故削減には大きな成果 となって現れてきます。 さてこの交通事故削減の仕組みが昨年10月に ホームページもご覧下さい ISO化され、ISO39001として発行されました。この http://www.meinan-mc.com/ 規格は、「交通死亡事故・重症事故削減を目指す 名南経営 MC で検索! ための仕組み」に関するものであり、交通事故の 死者や重大な負傷者を減らすことを目的に、道路 交通安全のために組織が取り組むべき項目を定 めています。組織の交通事故の削減が実現をす ると、右図のような効果が見込めます。 またISO39001では、交通事故削減のための指 針が記載されていますので、それらを参考に、自 社の交通事故リスクの軽減に取り組んでみてはいかがでしょうか? (伊藤 淳) マネジメントコンサルティング事業部 ~中途社員紹介~ 桜井 大祐(さくらい だいすけ) 【プロフィール】 名古屋市出身。名古屋市在住。 大学卒業後、ベンチャー企業など 3社で、データ分析、経理などに従 事。2013年11月より名南経営へ中 途入社。現在はマネジメントコンサ ルティングチームに所属。 <私が大切にしていること・言葉> ■まず行動を起こすこと 私が心がけているのは、まず行動を起こすことです。仕事に おいて最も大切なことは行動すること。行動がなければ結果 は出ず、次につなげるための検証もできません。目標を考 え、計画を立てることは楽しいことです。しかし、それだけでは 何も生まれません。結果を出すためには必ず行動が必要に なります。少しでも行動に移し、その結果をもとにさらに精度 の高い計画・行動を起こす。小さなPDCAの積み重ねがお客 様や自分自身に価値を生み出すと信じ、日々業務に取り組 んでおります。 ■『君子豹変、小人革面』 昨日の常識が非常識になる。トレンドが急速に変化してい く現代において、経験からくる思い込みやこだわりにとらわ れる事はとても危険です。他者から指摘を受けたり、結果と してうまくいかないとき、自身を客観視し、新たな視点を持 つことができるか否か。これまでと違うやり方をすぐに実践 することができるか否か。これが成長のスピードに大きな差 を生むと考えております。 ■「自分が最も大切にしているものは何か」を常に考える 日々の生活の中で様々な選択を迫られる時、何を基準に 決断をすべきか。「正解」は時代や環境に応じていくつも生 まれていきます。自分の中に何もなければ、目まぐるしく変 わる「正解」に飲み込まれ、何が大切なのかを見失ってしま います。まずは、自分の中に「軸」を持つこと。仕事だけで なく、家族、友人、人生など、自分が最も大切にしている価 値観は何かを見つけ出すことで、決断や行動の基礎となる 「軸」がつくられます。激動の時代の中で、常に自分をアッ プデートしながらも「軸」はしっかりと持つ。仕事や人生にお いて、常に心に留めて精進して参ります。 (桜井 大祐)
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