FT-IR高性能アクセサリ (Sampling Techniques for FT-IR)

目 次 - contents
アクセサリ
透過法
オムニセル
光路長可変セル
温度可変セル
加熱ジャケット
DC-2 ダイヤモンドセル
ビームコンデンサ
10cmガスセル
加熱ガスセル
サイクロンガスセル
トルネードガスセル
高温/高圧セル
赤外偏光子
反射法
ゴルデンゲートATR
シルバーゲートATR
ベンチマークATR
25回反射ATR
Selector拡散反射装置
Selector環境チャンバー
Minidiff拡散反射装置
Monolayer角度可変反射
30°反射装置
サンプル前処理用アクセサリ
15/25トン手動油圧プレス
40トン 自動プレス
自動油圧プレス
排気ポート付ペレットダイス
加熱プラテン
フィルム メーカ
スペカミル
スペカダイ
スペカカード
マグネティックホルダ
サンプリングキット
FT-IRスタータキット
サンプリングキット・プロ
IRにまつわるA−Z 一言メモ
結晶特性表
各種結晶の透過率
ATR測定における潜り込み深さ
ページ
1
2
4
5
5
10
10
11
12
13
14
16
17
18
20
23
24
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
41
41
42
42
42
43
48
49
49
固体
液体
○
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
気体
温度
圧力
フロー
◎
◎
○
○
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
○
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎最適 ○適
ワンポイント
どんな測定にも、対応する透過または反射アクセサリが必
ずあります。
この目次の表は、様々なタイプのサンプルを異なる条件下
で測定する際に、どのアクセサリを選択したら良いかのイ
ンデックスです。
透過法
透過法は、最も単純で昔から使われている赤外分析法です。この方法は、特定波長のサンプルでの赤外吸
収に基づき、化合物の違いにより特徴的な赤外スペクトルを示すことから、同定が可能です。吸収の強さ‘A’
はランバートベール(Beer-Lambert)の法則により以下のように定義されます。
A=abc
a:吸光係数
b:光路長
c:濃度
この式により定量分析が可能です。
液体
透過法では、液体試料は液体セルの2枚の窓板に挟まれた薄膜として測定されます。
セルの種類、窓材、光路長はサンプルの種類により決定します。サンプルはそのまま、あるいは適当な溶
媒で希釈して測定します。
定量分析には、あらかじめ光路長のわかったセルを用います。中赤外領域でのサンプル濃度と光路長と
の関係は以下の表を参照下さい。
試料濃度
光路長
>10%
0.05mm
10%−1%
0.1mm
1%−0.1%
0.2mm
<0.1%
>0.5mm
個体
固体試料の透過測定には様々な方法があります。薄いポリマーフイルムなどはそのままフイルムホルダー
を使って透過で測定できます。また、サンプルを潰してKBrなど赤外に透明なマトリックスと混ぜ、プレスし
て錠剤をつくり、透過で測定する方法もあります。その他近年あまり使われなくなりましたヌジョール法など
があります。
単繊維など微小サンプルの透過測定には、ダイヤモンドコンプレッションセルが有効です。
気体
気体試料は、通常の温度、圧力下では固体、液体と比べて濃度がかなり低いため、透過測定では、固体、
液体と比べ10cmあるいはそれ以上の長い光路長が必要です。特に低濃度の気体試料では数メートルの
光路長が必要です。長い光路長を少ないスペースで得るために、赤外光がサンプル中を何度も通過する
多重反射型セルが用いられます。
1
The Omni-Cell System
オムニセル システム
低価格で扱い易い、汎用型
IR液体透過セルシステム
特 徴
z 1台のセルボディで、組立セル・固定セル・ムルセルの3役
z 組立・窓・スペーサの交換が容易。
z ワンタッチで取付け、取外しのできるクイックリリース・ナット
z 精密かつ低価格。
■ 組立セル
洗滌や窓材、スペーサの交換が容易な組立型。
あらゆる液体の定性、定量分析に。
■ シールセル(固定セル)
2枚の窓とスペーサが一体でシールされた固定型。光路長一定
で定量分析、揮発性サンプルに最適。
■ ムルセル
注入口を使用せず、サンプルを窓に直接塗布。粘着性の高い液
体、 ゲル、 ペースト、 オイル、 グリース等が容易に分析可能。
個体を挟んで潰す事もできます。
ワンポイント
液体組立セルで定量を行う場合は、実験の前と後に光路長
を確認します。
セルにサンプルを出入れする際には、シリンジを2本用意し、
入口と出口のポートにそれぞれ使用することで、気泡の発生
を防ぎます。また、スペーサがかなり薄い場合にも有効です。
濃度の異なるサンプルをシリーズで測定する場合は、サンプ
ルの交換は1回ごとにセルを分解せずに、入出ポートから行
い、濃度の低いサンプルから順番に測定します。
※上側のテフロンスペーサは、組立を簡単にす
るためにプレートに固定。
有機溶媒溶液を測定する際の標準的な光路長は次の通りで
す。
>10%
10%-1%
1%-0.1%
<0.1%
0.05mm
0.1mm
0.2mm
>0.5mm
4000 窓ポリシングキット
窓材のコンディショニングができます。
2
オムニセル 一覧表
品番
1800
品名
オムニセルボディ
組立セル窓(2枚組)角型
品番
品名
1810
NaCl
1811
KBr
1812
CaF2
1813
BaF2
1814
*ZnSe
1815
KRS-5
1816
CsI
1817
CsBr
1818
*Silica(IR)
1819
*AgBr
1820
*Silicon
1821
*Polythene
組立セルスペーサ(5枚入)角型
品番
品名
1850
0.05mmテフロン
1851
0.10mmテフロン
1852
0.20mmテフロン
1853
0.50mmテフロン
1854
1.00mmテフロン
1855
0.025mm鉛
1856
0.05mm鉛
1857
0.10mm鉛
1858
0.20mm鉛
1859
0.50mm鉛
1860
1.00mm鉛
1861
0.006mmマイラー
1862
0.012mmマイラー
1863
0.025mmマイラー
ムルセル窓(2枚組)円形
品番
品名
1830
NaCl
1831
KBr
1832
CaF2
1833
BaF2
1834
*ZnSe
1835
KRS-5
1836
CsI
1837
CsBr
1838
*Silica(IR)
1839
*AgBr
1840
*Silicon
1841
*Polythene
シールセル(固定セル)窓ユニット
品番
品名
品番
1913
BaF2 0.025mm
1916
1923
BaF2 0.026mm
1926
1933
BaF2 0.027mm
1936
1943
BaF2 0.028mm
1946
1953
BaF2 0.029mm
1956
1963
BaF2 0.030mm
1966
1914
*ZnSe 0.025mm
1917
1924
*ZnSe 0.05mm
1927
1934
*ZnSe 0.10mm
1937
1944
*ZnSe 0.20mm
1947
1954
*ZnSe 0.50mm
1957
1964
*ZnSe 1.00mm
1967
1915
KRS-5 0.025mm
1918
1925
KRS-5 0.05mm
1928
1935
KRS-5 0.10mm
1938
1945
KRS-5 0.20mm
1948
1955
KRS-5 0.50mm
1958
1965
KRS-5 1.00mm
1968
品番
1910
1920
1930
1940
1950
1960
1911
1921
1931
1941
1951
1961
1912
1922
1932
1942
1952
1962
品名
NaCl 0.025mm
NaCl 0.05mm
NaCl 0.10mm
NaCl 0.20mm
NaCl 0.50mm
NaCl 1.00mm
KBr 0.025mm
KBr 0.05mm
KBr 0.10mm
KBr 0.20mm
KBr 0.50mm
KBr 1.00mm
CaF2 0.025mm
CaF2 0.05mm
CaF2 0.10mm
CaF2 0.20mm
CaF2 0.50mm
CaF2 1.00mm
品番
1890
1891
1892
1893
1110
スペア部品
品名
ネオプレン ガスケット(2)
クイック リリースナット(4)
注入口プラグ(2)
追加スペーサ(薄い窓用)*印の窓に必要
シリンジ(2ml)
ムルセルスペーサ(5枚入)円形
品番
品名
1870
0.05mmテフロン
1871
0.10mmテフロン
1872
0.20mmテフロン
1873
0.50mmテフロン
1874
1.00mmテフロン
1875
0.025mm鉛
1876
0.05mm鉛
1877
0.10mm鉛
1878
0.20mm鉛
1879
0.50mm鉛
1880
1.00mm鉛
1881
0.006mmマイラー
1882
0.012mmマイラー
1883
0.025mmマイラー
品名
CsI 0.025mm
CsI 0.05mm
CsI 0.10mm
CsI 0.20mm
CsI 0.50mm
CsI 1.00mm
CsBr 0.025mm
CsBr 0.05mm
CsBr 0.10mm
CsBr 0.20mm
CsBr 0.50mm
CsBr 1.00mm
*Silica(IR) 0.025mm
*Silica(IR) 0.050mm
*Silica(IR) 0.10mm
*Silica(IR) 0.20mm
*Silica(IR) 0.50mm
*Silica(IR) 1.00mm
分析濃度
>10%
10%∼1%
1% ∼0.1%
<0.1%
標準光路長
0.05mm
0.1mm
0.2mm
>0.5mm
注1)窓は通常4mm厚ですが、*印のZnSe、Silica(IR)、AgBr、Siは、2mm厚、Polytheneは3mm厚です。
*印の窓には追加のスペーサ(P/N1893)が必要です。
注2)ご注文の際は、オムニセルボディと窓材、スペーサ又はシールセル窓ユニットをご指定ください。
3
光路長可変セル
光路長を0∼6mmまで連続的に変えられます。光路長を変えても窓は回転しないので、平行度が保たれ、正確
な光路長が得られます。
特 徴
・ 液体セルの光路長が0∼6mmまで連続可変。
・ マイクロメータと副尺目盛により正確な光路長が設定できます。
・ 光路長範囲 0∼6mm
・ 目盛精度
5μm
・ 最大容量
4.5ml(光路長6mm)
・ 全てのFTIRに使用できる標準のスライドマウント
7500 光路長可変セル NaCl窓
7501 光路長可変セル KBr窓
7502 光路長可変セル CaF2窓
7503 光路長可変セル BaF2窓
7504 光路長可変セル CsI窓
7505 光路長可変セル CsBr窓
7506 光路長可変セル KRS-5窓(生産停止中)
7507 光路長可変セル 石英(IR)窓
7508 光路長可変セル AgBr窓
7509 光路長可変セル ZnSe窓
交換用窓
その他消耗品
1110 シリンジ(2ml)
7130 ネオプレンガスケット(10)
7135 注入口プラグ及びキャップ
7140 テフロンガスケット(0.1mm)(10)
7150 キー
4
7020 光路長可変セル用NaCl窓
7021 光路長可変セル用KBr窓
7022 光路長可変セル用CaF2窓
7023 光路長可変セル用BaF2窓
7024 光路長可変セル用CsI窓
7025 光路長可変セル用CsBr窓
7026 光路長可変セル用KRS-5窓(生産停止中)
7027 光路長可変セル石英(IR)窓
7028 光路長可変セル用AgBr窓
7095 光路長可変セル用ポリエチレン窓
7096 光路長可変セル用ZnSe窓
7097 光路長可変セル用Si窓
温度可変透過型セル
−190∼250℃ 液体・固体・気相サンプルの透過測定用
21525 温度可変セル
(標準構成)
・冷却用デュア/セルホルダー(銅/コンスタンタン熱電対)
・真空用ジャケットボディ(スライドマウントホルダー付き)
・温度コントローラ
・ジャケット用窓 NaCl
* 液体セル、固体セルが別途必要です。
ジャケット用窓材(2枚組)
20800 NaCl
20801 KBr
20802 CaF2
20803 BaF2
20805 CsBr
20806 KRS−5
20807 石英(IR)
20808 AgBr
20812 ポリエチレン
20896 ZnSe
20897 Si
20898 合成石英(SpectrosilB)
※ 20805∼20812及び20897は生産停止中です。
その他消耗品
20200 銅/コンスタンタン熱電
対
20810 O−リング セット
20650 13mmディスクホルダー
ラマン及び蛍光分光用の
オプションもあります。
加熱ジャケット
加熱温度250℃まで
ヒータコントロール型温度コントローラ
水冷ジャケット付き
20730 ヒータ加熱ジャケット
・水冷式加熱ジャケット
・ NiCr/NiAl熱電対
・ 温度コントローラ(RS232C付き)
・ 220Vまたは110V
※ 液体セル、固体セルが別途必要です。
特徴
・冷媒用デュア、セルホルダー、真空用ジャケ
ット、NaC窓(標準)で構成されています
・様々なサンプリングに対応する様、サンプル
セルが各種用意されています
・窓を守るためジャケット窓枠を常時ヒータに
より加熱して結露を防ぎます
・RS232Cインターフェース付温度コントローラ
は直流低電圧によりヒータを制御しますので
安定性、安全性共に良好です
5
温度可変ジャケット用、液体セル、固体セル、ガス置換セル
これらのセルは、温度可変セル(P/N21525)および加熱ジャケット(P/N20730)用にデザインされた、丸形の
加熱/冷却用セルです。
フローセルは、温度可変セル用と加熱ジャケット用とで異なりますが、その他のセルは共通です。
セル共通の室温測定用スライドマウントホルダー(P/N20740)も用意されています。
液体セル
シールセルおよび組立セル(20500および20510シリーズ)
シールセル、組立セル
(20500、20510)
セル分解図
液体シールセルおよび組立セルで、窓材、光路長、フロータイプ等様々な構成が選択できます。
シールセル
フローキット(温度可変セル用)
鉛スペーサを使用した窓と一体型の固定セルです。真
空ジャケットに対応します。
光路長は、0.025/0.05/0.1/0.2/0.5/1.0mmより、お選び
下さい。
20500 液体シールセル NaCl窓
20501 液体シールセル KBr窓
20502 液体シールセル CaF2窓
20503 液体シールセル BaF2窓
20504 液体シールセル CsI窓
20505 液体シールセル CsBr窓
20506 液体シールセル KRS-5窓
20507 液体シールセル 石英(IR)窓
20508 液体シールセル ZnSe窓
20509 液体シールセル Si窓
20080 フロータイプへの変換キット
通常のシールセル、組立セルをフロータイプにして
温度可変セルで使用する為の変換キットです。1/16"
ステンレスチューブ付フロントプレートおよびチューブ、
コネクタ類が含まれます。
※ 20504∼20509は生産停止中です。
シールフローセル(温度可変セル21525用)
光路長は、0.025/0.05/0.1/0.2/0.5/1.0mmより、お選び
下さい。
20560 シールフローセル NaCl窓
20561 シールフローセル KBr窓
20562 シールフローセル CaF2
20563 シールフローセル BaF2
20566 シールフローセル ZnSe窓
6
シールフローセル(加熱ジャケット20730用)
組立セル
1/16“Swagelokフィッティング付き(温度可変セ
ル21525には使用できません。)
※加熱ジャケットにフローセル用フロントプレー
ト(20590)が別途必要です。
光路長は、0.025/0.05/0.1/0.2/0.5/1.0mmより、
お選び下さい。
テフロンのスペーサを使用しています。
光路長は、0.05/0.1/0.2/0.5/1.0mmより、お
選び下さい。
20510 液体組立セル NaCl窓
20511 液体組立セル KBr窓
20512 液体組立セル CaF2窓
20513 液体組立セル BaF2窓
20514 液体組立セル CsI窓
20515 液体組立セル CsBr窓
20516 液体組立セル KRS-5窓
20517 液体組立セル 石英(IR)窓
20518 液体組立セル AgBr窓
20519 液体組立セル ZnSe窓
20531 液体組立セル Si窓
20532 液体組立セル 合成石英
(SpectrocilB)窓
※ 20514∼2052は生産停止中です。
20570 シールフローセル/1/16“Swagelok
フィッティング付、Nacl窓
20571 シールフローセル/1/16”Swagelok
フィッティング付、KBr窓
20572 シールフローセル/1/16“Swagelok
フィッティング付、CaF2窓
20573 シールフローセル/1/16”Swagelok
フィッティング付、BaF2窓
20576 シールフローセル/1/16“Swagelok
フィッティング付、ZnSe窓
20577 シールフローセル/1/16”Swagelok
フィッティング付、石英(IR)窓
※ 20577は生産停止中です。
フローセル用フロントプレート
20590 フローセル用フロントプレート
シールフローセル、組立フローセルを加熱ジャケッ
トで使用する際に通常のフロントプレートと交換す
る加熱ジャケット用のフロントプレートです。フロー
セルの1/16"Swagelokフィッティングがそのまま使用
できます。
7
組立フローセル(加熱ジャケット20730用)
1/16“Swagelokフィッティング付き(温度可変セル
21525には使用できません。)
※加熱ジャケットにフローセル用フロントプレ
ート(20590)が別途必要です。
光路長は、0.05/0.1/0.2/0.5/1.0mmより、
お選び下さい。
20580 組立フローセル/Nacl窓
20581 組立フローセル/KBr窓
20582 組立フローセル/CaF2窓
20583 組立フローセル/BaF2窓
20586 組立フローセル/ZnSe窓
20587 組立フローセル/石英(IR)窓
※ 20587は生産停止中です。
フローセル用フロントプレート
20590 フローセル用フロントプレート
シールフローセル、組立フローセルを加熱ジャケ
ットで使用する際に通常のフロントプレートと交
換する加熱ジャケット用のフロントプレートです。
フローセルの1/16“Swagelokフィッティングがその
まま使用できます。
液体セル用窓
20520 NaCl窓(2枚組)
20521 KBr窓(2枚組)
20522 CaF2窓(2枚組)
20523 BaF2窓(2枚組)
20524 CsI窓(2枚組) (生産停止中)
20525 CsBr窓(2枚組)
20526 KRS-5窓(2枚組)
20527 石英(IR)窓(2枚組)
20528 AgBr窓(2枚組)
20596 ZnSe窓(2枚組)
20597 Si窓(2枚組)
20598 合成石英(SpectrosilB)窓
※ シールセルの窓交換は、セルをお預かりし
てメーカ修理となります。
液体セル交換部品、消耗品
20530 鉛ガスケット(生産停止中)
20535 すずスペーサ
厚さ6μmまたは12μm。
20540 鉛スペーサ
厚さ6μmまたは12μm
20040 フロント・テフロンガスケット(10)
20060 リア・テフロンガスケット(10)
20050 テフロンスペーサ(0.05、0.1、0.2、0.5、
1.0mm 各2枚 計10枚)
20070 テフロンスペーサ(10)
厚さ0.05 、0.1、0.2、0.5、 1.0mm
10030 フラッシングチューブキット
10040 Luerフィッティング
10050 シリンジ針(10)
10060 ステンレスプラグ(2)
10070 テフロンワッシャ(10)
※ 10030∼10070は生産停止中です。
固体ホルダー
サンプルサイズ直径12mmから30mmまで、厚さ0.1mmから8mmまでの固体サンプルをホールドし、加熱
ジャケットまたは温度可変セルで加熱、冷却しながら測定できます。
20600 加熱ジャケット用固体ホルダー
有効径10mm(サンプル径12∼28mm)
厚さ3mm
8
20610 温度可変セル用固体ホルダー
サンプル直径12mmから30mm、
厚さ数μmから8mmまで。
固体/ガス置換セル
固体表面での反応研究等のために、簡単にガスを導入し雰囲気を変えることができます。セル内は金めっきさ
れています。
20620 固体/ガス置換セル NaCl窓
20621 固体/ガス置換セル KBr窓
20622 固体/ガス置換セル CaF2窓
20623 固体/ガス置換セル BaF2窓
20624 固体/ガス置換セル CsI窓
20625 固体/ガス置換セル CsBr窓
20626 固体/ガス置換セル KRS-5窓
20627 固体/ガス置換セル 石英(IR)窓
20628 固体/ガス置換セル AgBr窓
20629 固体/ガス置換セル ZnSe窓
20630 固体/ガス置換セル Si窓
20631 固体/ガス置換セル 合成石英
(SpectrosilB)窓
※ 20620∼20631は生産停止中です。
固体/ガス置換セル用窓
20633 NaCl窓(2枚組)
20634 KBr窓(2枚組)
20635 CaF2窓(2枚組)
20636 BaF2窓(2枚組)
20637 CsI窓(2枚組)
20638 CsBr窓(2枚組)
20639 KRS-5窓(2枚組)
20640 石英(IR)窓(2枚組)
20641 AgBr窓(2枚組)
20642 ZnSe窓(2枚組)
20643 Si窓(2枚組)
20644 合成石英(SpectrosilB)窓
※ 20637∼20644は生産停止中です。
固体/ガス置換セル用交換部品および消耗品
01871 テフロンスペーサ0.10mm(5)
02090 リアネオプレンガスケット(10) (生産停止中)
20040 フロントテフロンガスケット(10)
室温測定用ホルダー
20740 スライドマウントホルダー
全ての液体セルに使用できます。
その他の特殊セル
温度可変セルおよび加熱ジャケットで使用できる以
下の特殊セルもあります。
05910 高圧フローセル
耐圧5000psi(350kg/cm2)サファイヤ
耐圧2000psi(140kg/cm2) ZnSe窓
05911 ダイヤモンドコンプレッションセル(生産停止
中)
ダイヤモンド
コンプレッションセル
高圧フローセル
P/N 05910
9
DC−2ダイヤモンドコンプレッションセル
赤外顕微鏡およびSpecac製マイクロフォーカス
ビームコンデンサ用高性能ダイヤモンドセル
ユニークなダイヤモンドのマウントにより、堅固
で高スループットのダイヤモンドセルを実現し
ました。
特 徴
z TypeⅡaダイヤモンド窓
z タングステンカーバイトへの高温ろう付け
z 有効径1.5mm
z ハステロイボディ
z 高スループットで高圧対応
z 赤外顕微鏡およびビームコンデンサで使用可能
アプリケーション
z ポリマー、ゴム、無機物などそのまま適当な厚さ
に潰して透過測定
z 繊維、粒子、破片など脆いサンプル、弾力性の
あるサンプル、堅いサンプルの微量測定
マイクロフォーカスビームコンデンサ
レンズを用いた、コンパクトな4Xビームコンデンサ
DC-2ダイヤモンドコンプレッションセルと組み合わ
せて微少サンプルの透過測定をより高感度に行い
ます。
レンズを用いたユニークなデザインにより、煩わしい
ミラーの調整が必要ありません。サンプルをセットす
るだけで、微小サンプルや暗いサンプルの高感度
測定が可能です。
ZnSeレンズ標準。KRS-5レンズオプション。Specacア
クセサリ標準のベンチマークベースプレートにより、
全てのFT-IRに対応します。
2550 DC−2ダイヤモンドコンプレッションセル
2560 マイクロフォーカス・ビームコンデンサ
ZnSeレンズ
2561 マイクロフォーカス・ビームコンデンサ
KRS−5レンズ
2551 DC−2キット
DC-2ダイヤモンドコンプレッションセル、ZnSe
レンズマイクロフォーカス・ビームコンデンサ、
サンプル前処理ツール(ピンセット、ステンレ
ス、針、ナイフ等)
2552 DC−2キット2
構成は2551のZnSeの代わりにKRS-5ビーム
コンデンサとなります
ビームコンデンサオプション
2570 KRS−5レンズキット
2571 ZnSeレンズキット
スペアおよび消耗品
2550 DC-2ダイヤモンドコンプレッションセル
2508 ピンセット
2509 ステンレス針
2510 サンプル前処理用ナイフ
ワンポイント
サンプルをダイヤモンドコンプレッションセル
で潰して測定する場合は、1度窓をはずして
サンプルが片方の窓に潰れたまま貼り付い
ていないかどうか確かめましょう。2枚より1
枚の窓を通して測定した方がフリンジも少な
く、よりS/Nの高いスペクトルが得られます。
2552 DC-2キット
10
10cmガスセル
10cmガスセルは、ガス、気相の室温での減圧分析に最適です。
ねじ込み式のエンドキャップと窓シールにより、窓材を簡単に交換できます。
特 徴
z 分解して洗浄や窓の交換が容易にできます。
5000 10cmパイレックスガスセル
窓材、セルマウント(5030)は含まれません
z セルボディ材質:ステンレスまたは
パイレックスガラス
5800 10cmステンレスガスセル
窓材、セルマウント(5030)は含まれません。
z 各種窓材の選択可(直径47mm)
z 有効径:39mm
10cmガスセル用窓
z サンプル封入またはフローできるストップコ
ック付きポー2個
5020 NaCl窓
z スライドマウントセルホルダー(オプション)
5021 KBr窓
アプリケーション
5022 CaF2窓
z ガスの定量分析
z 残留溶媒気相分析
z 液体ヘッドスペース分析
5023 BaF2窓
5096 ZnSe窓
5024 CsI窓
5025 CsBr窓
5026 KRS−5窓
5027 石英(IR)窓
5028 AgBr窓
5020 ポリエチレン窓
5097 Si窓
5098 合成石英(Spectrosil B)窓
5030 セルマウント
5000 10cmパイレックスガスセル
(10cmパイレックスおよびステンレスガスセル用)
スペアおよび消耗品
5040 パイレックスガスセル用シールキット
5803 ステンレスガスセル用真空バルブ
5804 ステンレスガスセル用シールキット
5800 10cmステンレスガスセル
11
10cm加熱ガスセル
室温から250℃まで温度をコントロールしながら、ガス、気相の分析ができます。セルは排気ポート付きのス
テンレス製真空チャンバーで、セプタム方式の導入口が付いており、シリンジで試料を注入することができま
す。熱電対によりチャンバー内のガス温度をモニターしています。
特 徴
10cm加熱ガスセル
z ステンレス製ボディ及び真空バルブ
5660 10cm加熱ガスセルNaCl窓
z 耐食性窓シール
5661 10cm加熱ガスセルKBr窓
z 各種窓材の選択可(直径47mm)
5663 10cm加熱ガスセルBaF2窓
z 光路長10cm、有効径38mm
5664 10cm加熱ガスセルCaF2窓
z フローモード(オプション)
5666 10cm加熱ガスセルZnSe窓
z どのFTIRにも共通なスライドマウントホルダー
いずれも、温度コントローラ(RS232C付き)、
窓材、セルマウントを含みます。
z 安全な低電圧ヒータシステム
z アプリケーション
z ガス、気相の加熱分析
z 固体、液体からの加熱発生ガス分析
z 分解ガス分析
12
10cm加熱ガスセル用 スペアおよび消耗品
5662 ステンレス製フローチューブ
5665 インジェクションセプタ(10)
5667 シールキット
多重反射長光路ガスセル
ppmレベルのガス測定の為のWhite Cellを使った長光路ガスセルです。
光路長可変、固定、メタルボディ、加熱などの他オプションが豊富です。
ユニバーサルタイプのサイクロンシリーズとルーチン用のトルネードシリーズがあります。
サイクロンガスセル
接着材を排除した堅固な耐真空、耐圧、密閉セル
加熱ジャケットにより200℃まで安全に加熱可能
固定光路長から可変長へのアップグレード可能
パージ可能ベース光学系
セル内部光学系は取外し可能
基本仕様
光路長
容積
C2 P/N24102
0.5∼2.5M 0.5M step
0.19L
C5 P/N24105
1∼8M 1M step
1.33L
C10 P/N24110
2.1∼10.6M 1.056M step
2.6L
標準仕様
光路長固定
ガラスボディ(ボロシリケート ±1bar)
KBr窓
金ミラー(保護付)
パージ可能ベース光学系
バイトン 0-リングシール
バルブ付インアウト口
取外し可能内部光学系
ニッケルコートのセル主要部品
CE準拠
オプション
加熱ジャケット(温度コントローラ付 200℃)
メタルボディ(アルミニッケルコート 860Kpa/125psi)
光路長可変機構(C5,C10)
圧力計キット(C5,C10)
カルレッツ 0-リングシール
窓材 ZnSe,CaF2
Cyclone
光路長可変5mガスセル
13
トルネードガスセル
目的をしぼったお求め易いタイプ
光路長20mまで
堅固な耐真空、耐圧、密閉セル
パージ可能ベース光学系
セル内部光学系は取外し可能
基本仕様
光路長
容積
T5 P/N24205
1∼8M 1M step
1.33L
T10 P/N24210
2.1∼10.6M 1.056M
2.6L
T20 P/N24220
2∼20M 2M step
4.7L
標準仕様
光路長固定
ガラスボディ(ボロシリケート ±1bar)
KBr窓
金ミラー(保護付)
パージ可能ベース光学系
バイトン 0-リングシール
SUSインアウト口(1/4“)
取外し可能内部光学系
ニッケルコートのセル主要部品
サイズ
オプション
圧力計キット
バルブ付インアウト口
窓材 ZnSe,CaF2
A
B
C
D
E
C2
348
314
73
47
153
C5
536
466
114
86
153
C10
540
470
143
113
153
T5
455
385
114
86
153
T10
470
400
143
113
153
T20
675
606
143
113
153
単位:mm
14
サイクロンシリーズガスセル
24102 2m光路長固定ガスセル
ご注文の際は、以下を御指定ください
1、 固定光路長:0.5、1.0、1.5、2.0、2.5m
2、 窓材 KBr標準、ZnSe、CaF2
3、 ボディ材質:ガラスまたはメタル
4、 加熱ジャケット(温度コントローラ付)
5、 FT-IR機種
24105 5mガスセル
ご注文の際は、以下をご指定下さい。
1、 固定光路長:1、2、3、4、5、6、7、8m
または光路長可変
2、 窓材 KBr標準、ZnSe、CaF2
3、 ボディ材質:ガラスまたはメタル
4、 加熱ジャケット(温度コントローラ付)
5、 圧力ゲージ:High(0∼125psi)
またはLow(0∼15psi)
6. FT-IR機種 24110 10mガスセル
ご注文の際は、以下をご指定下さい。
1、 固定光路長:2.1、3.2、4.2、5.3、6.3、
7.4、8.5、9.5、10.6m
または光路長可変
2、 窓材 KBr標準、ZnSe、CaF2
3、 ボディ材質:ガラスまたはメタル
4、 加熱ジャケット(温度コントローラ付)
5、 圧力ゲージ:High(0∼125psi)
またはLow(0∼15psi)
6、 FT-IR機種 トルネードシリーズガスセル
24205 5m光路長固定ガスセル
ご注文の際は、以下を御指定ください
1、 固定光路長:1、2、3、4、5、6、7、8m
2、 窓材 KBr標準、ZnSe、CaF2
3、 FT-IR機種
24210 10m光路長固定ガスセル
ご注文の際は、以下をご指定下さい。
1、 固定光路長:2.1、3.2、4.2、5.3、6.3、
7.4、8.5、9.5、10.6m
2、 窓材 KBr標準、ZnSe、CaF2
3、 圧力ゲージ:High(0∼125psi)または
Low(0∼15psi)
4、 FT-IR機種 24220 20m光路長固定ガスセル
ご注文の際は、以下をご指定下さい。
1、 固定光路長:2、4、6、8、10、12、14、16、18、20m
2、 窓材 KBr標準、ZnSe、CaF2
3、 ボディ材質:ガラスまたはメタル
4、 圧力ゲージ:High(0∼125psi)または
Low(0∼15psi)
5、 FT-IR機種
温度コントローラ
加熱ジャケット
加熱ジャケットオプション
加熱ジャケットおよび温度コントローラ
24302 2mセル用加熱ジャケットおよび温度
コントローラ(220V/110V)
24305 5mセル用加熱ジャケットおよび温度
コントローラ(220V/110V)
24310 10mセル用加熱ジャケットおよび温度
コントローラ(220V/110V)
Siroccoガスセル スペアおよび消耗品
10707 パージベローズ
24150 デシケータ・ストレージキャップ
24153 KBr窓(光路長をご指定下さい。)
24154 ZnSe窓(光路長をご指定下さい。)
24151 銀ミラー光学フレーム
光学調整されたミラーアセンブリです。
交換により光路長を変えることができ
ます。以下ご指定下さい。
1、セルのタイプ−2、5、または10m
2、必要な固定光路長
24152 金ミラー光学フレーム
光学調整されたミラーアセンブリです。
交換により光路長を変えることができ
ます。以下ご指定下さい。
1、セルのタイプ−2、5、または10m
2、必要な固定光路長
24500 レーザーアライメントアクセサリ
(Specacの全てのベンチマーク・ベース
アクセサリに使用可能)
データベースおよび解析ソフト
QASoft98
ガス定量分析用のデータベースおよび解析ソフトです。詳細
はお問合せ下さい。
15
高温高圧セル
高温高圧下での固体の透過、反射測定並びに分解ガスの測定ができます。
高温高圧セルは、サンプル温度800℃まで、圧力1000psiまで制御できる水冷式ステンレスチャンバーです。
13mmのディスクを保持し、透過測定を行います。また、サンプルからの熱分解ガスの測定や、オプションの
キットで反射測定も可能です。
このユニットでは、特に安全性に注意を払い過加熱防止の外部ヒューズ、高圧防止のバーストディスクなど
が装備されています。セルのZnSe窓は、結露を防ぐため別に加熱制御されます。ガス導入およびパージ用
に3つのガスポートがあります。
アプリケーション
・触媒研究
・酸化反応
・多形現象
・高圧ガス分析
・燃焼試験
・固体燃料
・高温での透過、反射特性
特 徴
・温度制御800℃まで
・耐圧 66bar(1000psi)
5850 高温高圧セル
・真空 10−4bar(10−1Torr)
構成:ベースプレート付光学ユニット、
透過およびデコンポジションホルダー、
ZnSe窓アセンブリ、温度コントローラ
(安定性0.1℃ RMS、低電圧加熱
(30V)、RS232C付(220V/100V)
・分析モードの切替えが簡単
(透過モード−デコンポジションモード)
・反射モード(オプション)
・窓の温調
5855 高温高圧セルシステム
・安全対策
構成:5850 高温高圧セルにさらに反
射モード光学アセンブリを含む。
・光路長 :30mm
・セル容量 :80cm3
・サンプル量:13mmディスクまたは0.4cm3
スペアおよび消耗品
オプション
5860 反射モードアップグレードキット(FTIR
本体機種をご指定下さい。) 16
5865
5867
5868
5869
シールキット
ZnSe窓アセンブリ(耐圧保証付)
デコンポジション・ボート(2)
バーストディスク
赤外偏光子
Infrared Polarizers
Specacの偏光子は、ホログラフィック/フォトリソグラフィー技法を用いており、平行なアルミニウムのア
レーが基板上に最高1mmあたり4000ライン印刷されています。基板の種類は目的に応じて選択できま
す。周りは金属製のサポートリングに保持されており、メモリ付の回転ホルダーがオプションで用意され
ています。規格以外のサイズや仕様は、ご相談下さい。
アプリケーション
z 結晶、ポリマーフィルムの分子配向測定
z 薄膜測定
z 半導体
z ラングミュア・ブロジェット膜
Substrate
KRS-5
IN FR A R ED POLA R IZ E R PER F OR MA N CE SPE CIF ICA TIONS
Thickness Wavelength Transmission
Transmission of
Degree of
Extinction Ratio
(mm)
Range(μm) Efficiency K1
unwanted
Polarization
K1/2K2
Polarization K2 (K1-K2)/(K1+K2)
74%@10μm
0.25@10μm
99%@10μm
148:1@10μm
2
2-35
70%@3μm
1.5%@3μm
95%@3μm
23:1@3μm
Grid
Spacing
(μm)
0.25
Polyethylene
∼0.5
20-1000
80%
4%
>93%
10:1
Polyester
Ge
0.0025
2
50-1000
8-14
90%
90%@10μm
3%Max.
0.25%@10μm
>93%
99%@10μm
15:1
180:1@10μm
10
0.4
CaF2
2
1-9
85%
0.25
BaF2
2
1-12
85%
ZnSe
2
2-14
1%@3μm
98%@3μm
30:[email protected]μm
3%@1.5μm
93%@1.5μm
170:1@7μm
1%@3μm
98%@3μm
42:1@3μm
3%@1.5μm
93%1.5μm
200:1@10μm
70%@10μm
1.0%@10μm
97%@10μm
140:1@10μm
75%@2.5μm
2.8%@2.5μm
93%@2.5μm
17:[email protected]μm
4
0.25
0.25
Special Technical Note:Higher Extinction Ratios are possible with KRS-5,
CaF2 and BaF2 Polarizers. There is a sacrifice in K1
value to achieve ratios as high as 180:1@3μm and >350:1@10μm
ご注意: は現在生産停止中です。
遠赤外領域ではフリースタンディングワイヤーグリッド
偏光子をお勧めします。
特 徴
z 近赤外から遠赤外まで幅広い波長領域に対応
z ホログラフィ技術を用いたアルミニウム格子
z 有効径25mm
z 偏光子サイズ:外径34.9mm、厚さ7.9mm
(ポリエステルは外径54mm、厚さ6.36mm)
z 全ての装置に使えるスライドマウントを採用
した、0−180°回転目盛付偏光子マウント
12000 KRS−5偏光子
12200 ポリエチレン偏光子(生産停止中)
12400 ポリエステル偏光子(生産停止中)
12700 Ge偏光子
12800 CaF2偏光子
12900 BaF2偏光子
12950 ZnSe偏光子
偏光子マウントおよびホルダー
12500 回転メモリ付偏光子マウント
(スライドマウント方式)
12600 窓回転ホルダー
(偏光子マウントにセットして使用)
12650 フイルム回転マグネットホルダー
(偏光子マウントにセットして使用)
12501 偏光子キット
偏光子マウント、ケース付
(偏光子は含まれていません。)
スペアおよび消耗品
1830
1831
回転セル(12600)用NaCl窓
回転セル(12600)用KBr窓
17
反射法
透過法で分析が困難なサンプルについては、反射法が用いられます。また、反射法により、様々なサンプ
ルを前処理なしで分析することができます。
反射法は次の2つのカテゴリーに分類できます。
1、内部反射法
ATR結晶にサンプルを圧着して測定する方法です。
2、外部反射法
サンプルの表面で反射した赤外光を集める方法です。
外部反射法は、入射光が直接サンプル表面に集光します。反射光はサンプルの特性により、異なる方向
に散乱する場合と、直接反射する場合とがあります。前者を拡散反射、後者を正反射と呼びます。
ATR法
ATR結晶には、赤外光を透過する高屈折率材質が用いられ、赤外光がこのATR結晶に入射する際に内
部反射が起こります。
内部反射光がATR結晶の表面でエバネッセント波となり、結晶と密着したサンプルの中にもぐり込み、そ
の結果吸収スペクトルが得られます。エバネッセント波のサンプルへのもぐり込み深さは結晶材および入
射角の関数で以下の様に表されます。
dp=λ/2πn1[sin2θ−(n2/n1)2]1/2
ここで、θは入射角、n1、n2はそれぞれATR結晶、サンプルの屈折率、λは結晶中での波長です。
入射角が小さい程、また、結晶の屈折率が小さい程もぐり込みは深くなります。また、波長依存性があり、
波長が長い程、深くもぐり込みます。
18
拡散反射法
拡散光は、サンプルの表面から直接集めることもで
き、また、やすり(アブレッシブサンプルパッド)でサ
ンプルを擦り、そのサンプルパッドを測定したり、サ
ンプルをつぶしてKBr等赤外に透明で拡散性の高
い粉体と混ぜて測定することもできます。粉体、繊
維、光沢のない表面をもった布地や紙等、多くのサ
ンプルから拡散反射スペクトルが得られます。粉体
などのように粗い表面をもつサンプルからの正反
射光は、全体のシグナルの中では弱いものですが、
これにより逆にスペクトルに歪みが生じます。
Specacの拡散反射装置は、正反射成分をカットし、
拡散反射成分をより効率良く集める光学設計になっ
ています。
正反射
正反射法は、サンプル光沢表面からの鏡面反射
光を測定する非破壊の表面分析法です。正反射
は、赤外光の反射角が入射角に等しい時に起こり
ます。反射光の強度は、入射角度、およびサンプ
ルの屈折率、表面の粗さ、吸収特性などによりま
す。
赤外分光での正反射装置は、主に反射表面上の
コーティングの分析に用いられます。この種の測
定は、表面での正反射というよりは、コーティング
材の透過測定になります。主なアプリケーションと
しては、表面処理、塗膜、ポリマーコート等、金属
表面のコーティング分析です。
入射角を大きくとれば、薄いコーティング膜の光路
長をかせぐことができます。また、グレージングア
ングル(80-85°)では最高感度が得られます。グ
レージングアングルで赤外光を入射することによ
り、液体−空気界面の単分子膜測定も可能です。
数μmレンジのより厚いコーティングは、通常30°
入射で測定されます。スペクトルの吸収帯の強さ
は、実効光路長と併せ、偏光の種類と度合いに依
存します。Specacの反射測定アクセサリのラインナッ
プには、入射角固定および可変のタイプがありま
す。
19
ゴールデンゲート GoldenGate ダイヤモンドATR装置
あらゆるサンプル
あらゆる条件に対応する
IRサンプリングの架け橋
特 徴
◇ダイヤモンドと、タングステンカーバイト
ディスクの高温ろう付けにより、高圧可能、
液体のリークなし
◇堅固なブリッヂ型クランプ機構
◇クイックロック、ブリッヂロックによりサンプル交換が容易
◇高圧対応のサファイヤアンビル標準
◇再現性のある圧力コントロール
◇サンプルステージ取外し可能
◇4倍ビームコンデンシングレンズ内蔵
◇パージポートを備えたコンパクトな設計
◇偏光子マウント装備
◇豊富なオプション
ゴールデンゲートは、TypeⅡaダイヤモンドを
エレメントとして用いた1回反射の水平型ATR
装置です。
TypeⅡaダイヤモンドは、物理的にも化学的
にも非常に安定で、しかも透明度が高く、高屈
折率、高熱伝導率といった優れた特性を有しま
す。
ゴールデンゲートにより、微小サンプルからマ
クロなサンプルまで、気体を除くほとんどあらゆ
るタイプのサンプルを前処理なしに、結晶を損
なう心配もなく、簡単に、高感度で測定すること
ができます。
さらに豊富なオプションにより、液体窒素温度
から、300℃まで、圧力34MPa(5000psi)ま
での in-situ 測定が可能です。ルーチン分析か
ら、未知試料の非破壊分析、反応の追跡に至
るまで幅広いアプリケーションに対応します。
[測定例]
Absorbance
0.02
①毛髪(整髪料付)
②毛髪(整髪料なし)
0.01
①−②差スペクトル(毛髪に付着した整髪料)
ビュースルーアンビルブリッヂ
0.00
3000
20
2000
1500
Wavenumbers(cm-1)
1000
ビュースルーアンビルにより、サンプルを加圧
しながら目視で確認ができます。
豊富なオプションによる in-situ 測定
CCl4の室温および−143℃スペクトル(DTGS)
P/N10591 冷却トッププレート
P/N10592 低温ATR装置
P/N10540 加熱型トッププレート
P/N10542 加熱型ATR装置
(いずれも温度コントローラを含む)
・温度可変:液体窒素温度∼80℃
・高速で安定した温度制御
(いずれも温度コントローラを含む)
・加熱温度200℃まで
(オプションで300℃まで可能)
P/N10507 リアクションセルトッププレート
P/N10542R リアクションセルATR装置
(いずれも温度コントローラを含む)
・温度200℃まで ・耐圧20MPa(3000psi)
・セル容量28ml
scCO2の Syndiotactic Polystyrene pellet
へのCO2拡散の時間的変化
・温度300℃まで ・耐圧34MPa(5000psi)
・高温高圧低容量リアクションセル
P/N10566
P/N10516
P/N10585 超臨界分析用トッププレート
P/N10586 超臨界分析用ATR装置
(いずれも温度コントローラを含む)
Geトッププレート
ゴールデンゲート
GeATR装置
構成:ステンレスアンビル、
液体カバー付き
・高屈折率サンプル
・浅い表面分析
P/N10514 マイクロ正反射トッププレート
・入射角45°正反射測定用
ゴールデンゲートATR装置の再現性と感度
ゴールデンゲートの高圧コンタクトにより、再現性の良い高感度ATR測定が可能になりました。
21
サンプルに合わせた豊富なアンビル
4倍ビームコンデンシングレンズを用いたコンパ
クトな光学系で、すべてのトッププレートは、簡
単に交換できます。
1
6
光学ユニット
2
ビーム コンデンシング レンズ
5
サンプル
7
3
4
8
サファイヤアンビル
サファイヤ
サンプル
ZnSe レンズ
5000∼650cm-1
KRS-5 レンズ
5000∼400cm-1
ダイヤモンド
IRビーム
基本仕様
結晶
測定可能領域
屈折率(1000cm-1にて)
結晶の保持方法
有効面積
耐圧
浸透深さ
ダイヤモンド
TypeⅡaダイヤモンド45゜
2mmx2mm
5000∼650cm-1
(ZnSeレンズ)
-1
5000∼400cm
(KRS-5レンズ)
2.4
タングステンカーバイトに高温ろう付
0.8mmφ
100cNm(トルク)
160lbs(1.78KBar)
Ge
45゜
4mmx4mm
5000∼650cm-1
(ZnSe及びKRS-5レンズ)
4
ステンレスディスクに接着
0.8mmφ
80cNm(トルク)
128lbs(0.36KBar)
2μm
0.7μm
-1
(サンプルの屈折率1.5 1000cm にて)
P/N10500 ゴールデンゲートダイヤモンドATR装置
構成:本体、サファイヤアンビル、ペレットアンビル、液体カバー、パージベローズ、アライメントツール
P/N10500V ゴールデンゲートダイヤモンドATR装置/ビュースルーアンビル付き
構成:本体、ビュースルーアンビルブリッジ、サファイヤアンビル、ペレットアンビル、液体カバー、
パージベローズ、アライメントツール
オプション
■アンビル■
1、P/N10536
2、P/N10548
3、P/N10531
4、P/N10549
P/N10567
5、P/N10547
6、P/N10532
7、P/N10503
22
リアクティブサンプルアンビル
ワイヤー用アンビル(太)
サファイヤアンビル
ステンレスフラットアンビル
ステンレスフラットアンビル(大)Geプレート用
ワイヤー用アンビル(細)
ペレットアンビル
液体カバー
8、P/N10568
P/N10569
■レンズ■
P/N10508
P/N10552
■その他■
P/N10707
P/N12000
P/N12950
マイクロフローセルアンビル
ビュースルーアンビルブリッヂ
KRS-5レンズアップグレードキット
ZnSeレンズアップグレードキット
パージベローズ
KRS-5偏光子
ZnSe偏光子
シルバーゲート SilverGate
1回反射ATR装置
あらゆるサンプルが簡単に測定できる、低価格、高スループット45°1回反射ATR装置。
ゴールデンゲートダイヤモンドATR装置で定評のある、堅固な両持ちブリッジ型クランプ機構をそのまま用い
ることにより、フラットな大面積結晶面にサンプルをしっかりと圧着でき、高感度のATR測定が保証されます。
特 徴
z 高スループットにより、短い測定時間で、低波数領域まで、高感度のスペクトルが得られます。
z ゴールデンゲートで実証された堅固な両持ちクイックロック/リリースブリッジ型クランプ機構により、
迅速なサンプル交換で再現性の良いスペクトルが得られます。
z フラットな大面積7mmφ結晶面への圧着で、最適なサンプルとの密着性が保証され、良好な定量性
が得られます。ドーム型結晶に見られる迷光や非定量性、ポイント負荷によるサンプルや結晶の破
損を防ぎます。
z トルクリミッタにより、圧力を一定に保持し、結晶の破損を防ぎます。
z セッティングが簡単で、面倒な光学調整なしに高スループットが得られます。
z 操作が簡単なので、現場での品質管理にも最適です。
z 偏光子の取付けも可能です。
0.6
ブチルゴム(黒ゴム)
0.5
Absorbance
0.4
0.3
0.2
0.1
3000
2000
1500
Wavenumbers (cm-1)
1000
ポリイミドガス分離膜(中空糸膜)
0.030
Absorbance
0.025
0.020
0.015
0.010
0.005
0.000
3000
P/N10580 シルバーゲート1回反射ATR
装置Geクリスタル
P/N10581 シルバーゲート1回反射ATR
装置ZnSeクリスタル
2000
1500
Wavenumbers (cm-1)
1000
◇ スペア ◇
P/N10582 ステンレスアンビル
P/N10503 液体カバー
P/N10707 パージベローズ
23
ベンチマーク Benchmark ATR装置
豊富なトッププレートオプションを揃えた、多重反射水平ATR装置
ベンチマーク・システムは、目的に応じて様々なトッププレートが選択でき、簡単に交換ができる水平型ATR
装置です。
インコンパートメントとアウトオブコンパートメントの2つのタイプの光学系が選択でき、どちらのタイプも各種トッ
ププレートが使用できます。
アウトオブコンパートメントタイプでは、ユニークなパージシールにより、パージを破ることなくサンプルやトッ
ププレートの交換ができます。
高スループット光学系により、全てのトッププレートで高感度測定が可能です。液体、ペースト、固体、フイル
ムなどのサンプルを結晶上にのせて広げるだけ、あるいはクランプで押さえるだけで、簡単に測定ができま
す。さらに液体のフロー、サンプルの温調など、豊富なトッププレートオプションにより、測定条件を変えなが
ら in-situ 測定が可能で、実験の幅が広がります。
アプリケーション
・液体(静止またはフロー)
・ゲル/ペースト
・フィルム、微細粉末
・温度によって変化するサンプル
特 徴
・6回反射水平ATR
・各種FTIRの試料室内に収まるインコンパート
メントタイプとアウトオブコンパートメントタイプ
が選択できます。
・高スループット
・簡単な光学調整
・光学系内パージ可能
・豊富なトッププレート
・偏光子取り付け可
・結晶のみの交換可能(フラットプレートは不可)
11160 ベンチマーク インコンパートメント
光学系(トッププレートは含まれません。)
11180
ベンチマーク アウトオブコ
ンパートメント光学系(トップ
プレートは含まれません。)
ワンポイント
ATR法(粉体)
粉体サンプルをATR法で測定する場合、サンプル
をあらかじめすりつぶして粒径を一定にしておくと、
より良好なスペクトルが得られます。
エアロゾル スプレーサンプルは、結晶上にスプ
レーするだけでATR法で測定できます。ただし、ス
プレーは、トッププレートをはずし、分光器やアク
セサリ光学系から離れたグローブボックス等で行
います。
24
アクセサリや結晶のクリーニングを行う際には、アク
セサリを分光器の試料室から外して行うのが理想
です。これが難しい場合も、溶媒を使い過ぎない様
注意しましょう。揮発した溶媒が残留してスペクトル
に影響を与えることがあります。
また、アクセサリは使用前に内部を1度パージする
ことをお勧めします。
ベンチマーク トッププレートオプション
トラフ・トッププレート
・液体、ペースト、ゲル用の溝型トッププレート。
・結晶をはずして容易に洗浄ができます。
・各種結晶材の交換が可能
・接着部のない構造
11130 ベンチマークATRトラフ・トッププレート
(ZnSe45°クリスタル付)
フラット・トッププレート
・フイルム、ペースト、粉体用
・クリスタル固定の一体型
・各種結晶材選択可
11133 ZnSe45°ベンチマークATRフラット・トッ
ププレート
11134 Si45°ベンチマークATRフラット・トッププ
レート
11135 Ge45°ベンチマークATRフラット・トップ
プレート
フロースルー・トッププレート
・ オンラインでのプロセスコントロール
・ 容量550μl
・ 結晶の取外し可能
・ 各種結晶材選択可
11116 ベンチマークATR550μlフロースルートッ
ププレート(ZnSe45°クリスタル付)
サーモスタビライズド・トッププレート
(フロータイプ)
・温水の循環により90℃まで温調可能
・液体フローATR
・容量550μl
・結晶の取外し可
・ステンレス製トッププレートおよびKalrezシール
・接着部のない構造
・反応追跡、品質管理等
11118 ベンチマークATR550μlサーモスタビラ
イズド・フロースルートッププレート
(ZnSe45°クリスタル付)
25
加熱型トラフ・トッププレート
クランプキット
加熱型トラフ・トッププレートには、液体循環タイ
プとヒータ加熱タイプの2種類があり、いずれも
結晶は取り外しができます。
・液体循環タイプは、温度コントロールされた液
体を循環することにより、サンプルの温度を0℃
から90℃まで制御します。
・ヒータ加熱タイプは、温度コントローラ付きで、
200℃まで加熱制御できます。
・フイルム、固体、粉体用
・サンプルとATR結晶を再現性良く圧着します。
・最高圧力60psi
・フラット・プレートおよびトラフ・トッププレートで
使用できます。
11139 ベンチマークATR液体循環型加熱/冷
却トラフ・トッププレート(ZnSe45°クリス
タル付)最高温度90℃
11125 液体サンプル用ポンプ
11126 6リットルサーモサーキュレータ
(サーモスタビライズド・トッププレート用)
11200 トルクレンチ(結晶取付け用)
10707 バージベローズ
11155 ベンチマークATRヒータ加熱型トラフ・トッ
ププレート(ZnSe45°クリスタル付)
最高温度200℃(温度コントローラ、
220V/110V、を含みます。)
11136 クランプキット(11138以外の全機種用)
11138 クランプキット(PE1600、Paragon、
Spectrum1000、SpectrumRX用)
スペアおよび消耗品
トラフ・トッププレートおよびフロースルートップ
プレート用クリスタル
その他オプション
11145 ZnSe45°クリスタル
揮発サンプルカバー
11146 Si45°クリスタル
揮発性サンプル用の揮発防止カバーです。
11132 揮発サンプルカバー
11147 Ge45°クリスタル
11150 550μlトッププレート(11116、11118)用
カルレッツガスケット(3)
11129 トラフ・トッププレート(11130、11139、
11155)用ガスケット交換キット(ダミーク
リスタル付)
11152 シリコンチューブ(5m)フロー用
11176 アウトオブコンパートメント用パラレンコー
トKBr窓キット
26
ゲートウェイ ATR装置
豊富なトッププレートオプションを揃えた多重反射水平ATR装置です。
ベンチマークATR装置のトッププレートオプションとほとんど共通しますがクランプキットは簡易クランプと
なります。
アプリケーション
・液体 ・ゲル/ペースト
・フィルム、微細粉末
・温度によって変化するサンプル
特 徴
・6回反射水平ATR ・高スループット
・簡単な光学調整 ・光学系内パージ可能
・豊富なトッププレート ・偏光子取付可
・結晶のみ交換可能(フラットトッププレートは不可)
25回反射ATR装置
高感度ATR測定のための角度可変多重反射ATR装置
反射回数が多いこと、また、入射角度可変であることにより、
吸収の弱いサンプルの小さい吸収ピークを高感度で測定す
ることが可能です。
サンプルホルダー位置をスライドすることにより、ATRのもぐ
り込み深さを30°から60°まで変えることができます。
アプリケーション
・固体分析用
・コーティングやフイルムの深さ方向分析
・吸収の弱い黒ものサンプル等の分析
特 徴
・入射角度可変 30°∼60° ・高感度25回反射
・サンプルホルダーはピンに差し込むだけのワンタッチ取付け
・全FTIR機種に対応するコンパクトなスライドマウント光学系
・各種結晶材、入射角度に対応
KRS-5 45°標準
11000 25回反射角度可変ATR装置
固体ホルダー、
KRS-5 45°クリスタル付き
スペア
11001 固体ホルダー
11004 KRS-5 45°クリスタル
11006 Ge 45°クリスタル
* その他の材質および入射角30°、60°クリスタルはご相談下さい。
ワンポイント
ATR法で吸収が強すぎる場合、もぐり込み深さを浅くするには、より屈折率の高い結晶(結晶特性表を
参照下さい。)を使用し、入射角を大きくします。
27
セレクター拡散反射装置 Selector
ユニークな光学設計の高性能拡散反射装置
Diffuse Reflectance Accessory
拡散反射法ではサンプルからの拡散反射光をいかに効率良く集めるかが基本となります。
Selectorはユニークな軸外しの光学設計により、正反射成分を除去し、拡散反射成分のみを効率良く集光
します。
サンプルカップは、標準の11mmカップ、少量サンプル用の4mmカップ、および傾斜カップが用意されて
ます。傾斜カップにより、拡散反射成分および正反射成分の全反射成分を集めることができます。
さらに12mm径のダイヤブレーズ(ダイヤモンドやすり)を用いたアブレッシブサンプラーにより、サンプルの
表面を擦るだけで簡単に拡散反射測定ができます。
Selectorは、FTIR各機種に合わせた専用のベースプレートが用意されています。
オプションの環境チャンバーにより、加熱、加圧拡散反射測定が可能です。また、軸外し設計により、特殊
なチャンバーや光ファイバーの導入など高度な研究に合わせた改造が容易な光学系になっています。
アプリケーション
z 紛体
z 硬いサンプル
z 粗面
z KBr マトリックス上の液体の分散など
特 徴
z 迷光のないユニークな光学系
z 容易なサンプル設定
サンプルに合わせて、マクロカップ、マイクロカップ
傾斜カップ、ダイヤモンドやすりが選択可能。
z 温度の影響を受けにくい安定した光学系
19900 セレクター拡散反射装置
構成:光学系およびベースプレート
マイクロサンプルカップ(直径4mm)、
標準サンプルカップ(直径11mm) 2個、
ダイヤブレーズサンプルパッド
(直径12mm)(20)
ダイヤブレーズマウント(2)
傾斜サンプルカップ
スペアおよび消耗品
19915 マイクロサンプルカップ 直径4mm
19916 標準サンプルカップ 直径11mm
19917 傾斜サンプルカップ
19918 ダイヤブレーズマウント(2)
19919 ダイヤブレーズサンプルパッド
(ダイヤモンドやすり)(100)
3610 KBrパウダー(50g)
ワンポイント
拡散反射 サンプルをカップに満たす場合は、表面を押しつけて固め過ぎないよう注意しましょう。スパチュ
ラで摺り切りにするか、スライドガラスをカップの上に乗せ、その重さで平らにするのが適当です
アクセサリの調整がずれてしまった場合は、ビームの小さい白色光かレーザー光でまずビームがミラーの中
心に来るようにラフな調整を行い、その後、分光器の赤外光を用いてエネルギーが最大となるよう微調整を
行います。
28
環境チャンバー Environmental Chamber
特 徴
z 最高800℃までの温度制御
z 真空(10−3Torr/0.13pa)から高圧(500psi/3.4Mpa)までの圧力
z 雰囲気の制御(ガス導入出バルブ、冷却用ジャケット)
z 安全性を重視した設計
z 触媒反応の in-situ 測定に最適
z 窓材 ZnSe
z ボディ材質 SUS316
Selectorと組み合わせて、温度、圧力、ガス雰囲気の制御下で、拡散反射測定ができます。
特に実験室使用での安全面に配慮した、低電圧電源、過熱自動停止機能などが盛り込まれています。
水冷ジャケットにより、高温測定時もチャンバーの外側は一定温度に保たれ、圧力が規定の限界を超えると
バーストディスクにより安全性が保たれます。
19930 環境チャンバー
温度コントローラ(220/110V)を含む
19934 ZnSe窓付ハウジング(スペア)
19900 セレクター拡散反射装置と19930 環境チャンバーの組合せ
29
Minidiff Plus 拡散反射装置
ルーチン分析用拡散反射装置
Minidiff Plusは、ルーチンの拡散反射測定用に最適です。面倒な光学調整なしに高感度測定が可能です。
標準のサンプルカップとダイヤブレーズ(ダイヤモンドやすり)パッドにより、様々なサンプルに対応します。3
連式のスライド式サンプルステージにより、同時に3サンプルまでセットすることができ、サンプルをこぼす心
配もありません。Specac標準のベンチマークベースプレートにより、FTIR各機種に対応します。
特 徴
z 調整済みのミラー光学系により、再調整の必要がありません。
z サンプルのセッティングが簡単
z ダイヤブレーズ(ダイヤモンドやすりパッド)が使用可能
z ベンチマークベースプレートによる安定したセッティング
z マイクロメータによるサンプル位置に調整
4510 Minidiff Plus 拡散反射装置
構成:光学系およびベースプレート、
3連式ダイヤブレーズ・ホルダー(2)、
3連式サンプルホルダーおよびサンプルカップ(3)(2)、
ダイヤブレーズ・ダイヤモンドやすりパッド(直径9mm)(20)、
KBrパウダー(50g)、小型乳鉢および乳棒、
3610 KBrパウダー(50g)
4505 サンプルカップ・ホルダーおよびサンプ ルカップ(3)
4506 ダイヤブレーズ・ダイヤモンドやすりパッド(9mm)(100)
4508 3連式ダイヤブレーズ・ホルダー(2)
ワンポイント
拡散反射測定では、サンプル位置は常に一定ではありません。サンプル交換時には、サンプルの位置
調整を素早く行い、エネルギーを最高にして測定を開始する必要があります。Minidiff Plusでは、マイク
ロメータで簡単にサンプル位置の微調整ができます。
30
モノレイヤー/グレージングアングル反射装置
液体の反射測定が可能な、水平型角度連続可変反射装置
モノレイヤー/グレージングアングル・アクセサリは、ユニークなバタフライ・アーム機構により、入射角度を
8°∼85°まで連続的に変えることができます。固体サンプルは、水平なサンプルステージ上に上向きに置
いて測定することができ、液体サンプルはテフロンカップにそそぐだけで測定ができます。液体用のテンショ
ンブームにより、液体表面の単分子膜の配向測定が可能です。
アプリケーション
z 固体の反射−吸収スペクトル測定
z ラングミュア−ブロージェット膜測定
z 表層分析
z 生体メンブレン中の液体分析
z 半導体
z 塗料
z 樹脂
z ポリマーコーティング
z マットな表面の分析
z 表面の分子配向
特 徴
z グレージングアングルでの反射測定が可能
z 単分子膜測定が可能
8°∼85°まで入射角連続可変(FTIR機種に
よっては、入射角度が制限される場合がありま
す。)
z 液体用トラフ容量8.9ml
z サンプルサイズ50×20mm
z 偏光子マウント付き
19650 モノレイヤー/グレージングアング
ル・アクセサリ
構成:光学系およびベースプレート、水平
型サンプルステージ、アパーチャストップ、
偏光子マウント、液体用テフロンカップ、
リファレンスミラー
z サンプル上の測定面積を絞るためのアパーチャ
ストップ付き
z 液体膜伸縮機構
z 液体用テフロンカップ標準
スペアおよび消耗品
19662 液体用テフロンカップ
19663 アパーチャストップおよびホルダー
ワンポイント
アクセサリのミラーに指紋がついてしまった場合は、メタノールをしみ込ませたレンズクリーニングペー
パーをミラーに乗せ、ゆっくりと表面をすべらせ、その後、乾燥エアーで残った溶媒を飛ばすようにし
ます。
31
正反射装置
入射角30°固定正反射装置
サンプルを水平に置くだけで、再現性の良い反射スペクトルが得られます。
アプリケーション
z 表面コーティングの分析(ポリマー、光学材など)
特 徴
z 入射角30°固定
z 光学調整のいらないシンプルな光学系
z サンプルは水平に置くだけの簡単なセッティング(最大ビーム径20.8mm)
z ポリマー、光学材表面のコーティング分析、金属、ガラスなどの表面分析に最適
19820 30°正反射装置
構成:光学系 およびベースプレート、
リファレンスミラー、サンプル・アパーチャマスク
(直径5mmおよび10mm)
ワンポイント
ラッカーやコーティング液は次のような方法で正反射測定ができます。アルミホイルの光沢面を外側にし
てリファレンスミラーのまわりに巻き、その上にサンプルを塗ります。液を乾燥させ、残ったフイルムを反
射で測定します。(キャスト法)
32
サンプル前処理用アクセサリ
ここでは、サンプルの透過、反射測定の前段階で前処理をする為のアクセサリを集めました。
油圧プレスとダイスは、昔からサンプルとKBrを潰して混ぜ、KBr錠剤を作製して透過法で測定するという
最も一般的な赤外分析法に用いられてきました。しかし、この油圧プレスは、他のアプリケーションに応用
することができます。
例えば、加熱プラテンとフイルムメーカを組み合わせることにより、様々な固体/フイルムタイプのサンプ
ルを作製することができます。
排気ポート付ダイス
Φ5mmよりΦ40mmまで各種あります
フィルムメーカ
0.015mmより0.500mm厚のポリマーフィルム作製用として
再現性、操作性の良いフィルムメーカです
Specacでは、この他にも簡単なカードからX−Yステージに至る様々なタイプのサンプルマウント、必要な
パーツを集めたサンプリングキットなど、IRサンプリングに欠かせない便利なツールを提供しています。
33
15/25トン 手動油圧プレス
手軽に使用できる丈夫で様々なアプリケーションに適応する油圧プレスです。
スペカック15/25トン手動油圧プレスは様々な利用に対応するよう設計されています。
スペカック排気ポート付ぺレットダイを使用しKBrディスクの作製に最適です。
このプレスは、薄いポリマーフィルムを作るためのSpecac加熱プラテンにも使用できます。
仕様
特 徴
z ポリカーボネート製安全保護シャッター
z 長い上部保持スクリュー
z 圧力設定バルブ
z バキュームポート
z 圧力開放バルブ
z オプションで低圧用ゲージが追加できます
(0 - 1、0 - 2、0 - 5)
高さ 610mm(ハンドル部にて)
幅 310mm
奥行 190mm
重量 50kg
ピストンストローク 25.4mm
上部保持スクリューのストローク 89mm
最小プレス間隔
38mm
最大プレス間隔
152mm
下部加圧面直径
86mm
上部保持面直径
32mm
作業エリア 横幅
134mm
前後
141mm
15/25トン手動油圧プレス
15011 15トン手動油圧プレス
25011 25トン手動油圧プレス
オプション
15051 圧力ゲージ切替キット 0-1トン
15052 圧力ゲージ切替キット 0-2トン
15053 圧力ゲージ切替キット 0-5トン
スペアおよび消耗品
15100 シールとガスケットセット
15101 オイル(1L)
ワンポイント
KBr錠剤を作る場合、乳鉢やKBrパウダーなどは、乾燥したデシケータの中に保存しておき、室温の
状態で使用します。錠剤を作る際は、はじめはサンプル重量1%に対してKBr重量99%が目安です。
サンプルは十分に粉砕しましょう。中赤外領域で測定する場合の粒径は約0.025mmが目標です。十
分に粉砕したサンプルとKBrを錠剤成形用のダイスに入れる場合、1枚の紙を半分に折り、簡易漏斗
にすると便利です。
排気ポートよりの真空引きは時間をかけてゆっくりと行います。この時間により、透明度の高いKBr
錠剤が作製でき、良好なスペクトルが得られます。
もし作製した錠剤の吸収が強すぎた場合、はじめから作り直す必要はありません。錠剤の1部をとり
KBrを加えて再度すりつぶします。
34
40トン 自動プレス
Specac40トン自動プレスは高度の自動化と再現性を要求されるアプリケーション用に設計されています。
自動コントロールシステムは簡単に操作でき、最小の手間で、早くそして様々なサンプルの作製ができます。
安全性を高めるためのいくつかの誤操作防止スイッチと衝撃防止ガードが設けられています。
作業幅は大きく、直径200mmのサンプルホルダ、加熱盤、ダイスなどが使用できます。
下部ピストンはプレス面にすばやく上がりプレス時間を大幅に短縮し、設定圧になるまで加圧します。
ロック、加圧時間、レート及び診断機能があります。
追加機能として繰返し加圧が可能です。又RS232Cを通してPCとの接続も可能です。
特 徴
仕様
z 40トンの能力。その他レンジも可能です。
最大荷重 40トン(40639kg)
z XRF、IRサンプル用として設計しています
表示ステップ 0.1トン
z CE適合品です。
設定荷重表示 4-40トン
z フルプログラミングによる自動化
z 加圧/減圧がコントロールできます。
(1トン ステップ)
z 直径200mmのサンプルを扱えます。
上部保持直
32mm
上部保持ストローク
35mm
下部ピストン直径
100mm
下部ピストンストローク
38mm
最小プレス間隔
35mm
最大プレス間隔
135mm
作業エリア 横幅
210mm
前後
240mm
高さ
210mm
床面積 W400mm×D580mm
高さ(コントロール部含)570mm
重量 145kg
40トン自動油圧プレス
25600 T40自動プレス220V UK
25601 T40自動プレス110V US
25602 T40自動プレス220V EUR
圧力レンジのオプション
40トン自動プレスは低圧力時により正確度が必要
な場合例えば0.4−4トンに仕様変更が可能
35
アトラス 8/25トン自動油圧プレス
卓上小型の新しくデザインされた自動油圧プレスです。
15/25トン手動油圧プレスより引継いだ堅牢さと使い勝手の良さにデジタルコントロールの油圧ポンプが加
わり、ペレット作製の労力を大幅に軽減します。
又安全性も充分考慮された設計となっています。
特 徴
z 安全保護シャッター付
z 長い上部保持スクリュー
z デジタル圧力設定
z CE適合品です。
仕様
高さ
545∼640mm
幅
425mm
奥行
405mm
重量
95kg
ピストンストローク
24mm
上部保持スクリューのストローク 90mm
最小プレス間隔
40mm
最大プレス間隔
155mm
下部加圧面直径
82mm
上部保持面直径
32mm
作業エリア
φ220mm×H155mm
8/25トン自動油圧プレス
25402 8トン自動油圧プレス
25442 8トン自動油圧プレス(プログラマブル)
25422 25トン自動油圧プレス
25462 25トン自動油圧プレス(プログラマブル)
50/60Hzを御指定ください。
36
排気ポート付ペレットダイス
Specacは、粉体サンプルを固めてディスクやブリケットを作製する種々の440C硬質ステンレススチール排
気ポート付ペレットダイスを提供しています。
ダイスは、Specac製油圧プレスに合う様に作られています。
赤外分析用のKBrディスクは比較的小さいダイスで作製します。
大きいサイズのダイスはXRF、XRD分析用その他工業用のブリケット型サンプル作製用に使用します。
すべてのダイスにニトリルゴムのO-Ringシールと加圧時に水分を取除く為の排気ポートが付いています。
標準サイズ以外のダイスも製作出来ます。
特 徴
z 硬質ステンレススチール
z 光学研摩されたペレット
z 真空排気によるクリアなサンプル作製
部品番号
ダイ サイズ
スペア部品番号
ペレットセット
プランジャ
ボデイ
ベース
取出しリング
O-リングキット
サンプルペレット
ホルダー
寸法 mm
プランジャ長
ペレット厚(2枚)
ベース高
外 径
高 さ
許容荷重
3060
5mm
3100
10mm
3000
13mm
3165
20mm
3300
32mm
3290
40mm
3061
3063
3064
3050
3069
3062
3101
3103
3104
3050
3025
3102
3010
3030
3040
3050
3025
3020
3166
3168
3169
3191
3521
3167
3310
3330
3340
3230
3521
3320
3291
3293
3294
3295
3297
3292
3400
3404
3410
*3193
*3520
*3298
52.5
12.7
22.2
50.8
87.4
2トン
35.1
12.7
22.2
50.8
70
8トン
35.1
12.7
22.2
50.8
70
10トン
57.2
19.1
27.8
68.3
104.1
24トン
57.2
19.1
27.8
68.3
104.1
50トン
57.2
19.1
27.8
95.3
104.1
70トン
*これらのペレットホルダは、サンプルを保持するリングのみです。3"×2"のスライドマウント用プレートは付いていません。
その他スペアおよび消耗品
真空ポンプとスペア部品
03600 メノウ製乳鉢(4cm)
03610 KBr粉末(50g)
03460 13mmダイ用紙製リング(100枚)
(直径11mmアパーチャ)
03470 13mmダイ用マイクロフレーム(100枚)
(11mm×2mmアパーチャ)
03475 13mmダイ用ウルトラマイクロフレーム(100枚)
(4mm×1mmアパーチャ)
03640 真空ポンプキット
水分のないクリアなサンプルを作る為
に使います。
(内容)ポンプ(1×10−1mbar)
ゲージ、チューブ
220V、110Vの指定が必要です。
03641 ポンプ用シールキット
03642 ポンプ用ミストフィルタ
03643 ポンプ用オイル
ワンポイント
錠剤成形用ダイスで錠剤を取り出す際にプランジャーが落ちて作製したばかりの錠剤
を破損してしまうことがないよう、プランジャーボディの上にO-リングが付いています。
37
加熱プラテン
通常の油圧プレスを加熱プレスとして使う為のアクセサリです。
特 徴
・デジタル温度表示
・CE準拠の安全性
・最高300℃までの加熱水冷温度制御
・加圧面積100mmφ
・最高15トンまでの負荷に対応
・Specacの全ての油圧プレスで使用可能
加熱プラテンは、Specac全ての標準の油圧プレスに取付け可能で、最高300℃まで温度を制御しながら加圧
することが出来ます。
上下2つのプラテンを、油圧プレスの下部ピストンと上部保持スクリューへ簡単に取付けて使用することが出来
ます。
大面積の加熱/加圧面は堅固で、CE完全準拠の安全な構造です。
プレス面近傍に熱電対が組込まれており、加熱、冷却サイクルの効率を高める為に水冷ポートが付いています。
プラテンは±1.0℃の安定性のあるデジタル温調器でコントロールされます。
15515 加熱プラテン
水冷付き加熱プラテンとデジタル表示自動温度コントローラ
付属品
PVCチューブコネクタ
6mmφID 2m
220Vor110Vを指定して下さい。
スペアと消耗品
15601 0.25mm厚テフロンシート
15512 プラテンヒータセット(220V)
15522 プラテンヒータセット(110V)
15513 絶縁パッド 1組
38
フィルム メーカ Constant Thickness Film Maker System
このフィルムメーカはポリマーのFilmを再現性良く作ります。
フィルムメーカには2つのタイプがありどちらもSpecacプレスに適合します。
1、高い融点のポリマー用として400℃まで使える高温タイプ
2、加熱板(15515)を使うことにより300℃まで使える標準タイプ
高温タイプは、フィルムメーカ部分、加熱板、冷却部をコンパクトにユニットとしてまとめてあります。
その他サンプルカップ作製用治具、水もれのないチューブコネクタ、低電圧動作、高安定温度コントローラな
どがあります。
定厚フィルム作製システム
高温定厚フィルム作製システム
15620 Constant Thickness Film Maker
15800 High Temperature Constant Thickness
Film Maker
特 徴
特 徴
・300℃まで使用可能
・400℃まで使用可能
・サイクルタイム 15分
・サイクルタイム 10分
・最大荷重 4トン
・CE適合品です。
・0.015、0.025、0.050、0.100、0.250、
0.500mm厚フイルム
直径29mm
・最大荷重 2トン
・フィルムの取出しが容易
・0.015、0.025、0.050、0.100、0.250、
0.500mm厚フィルム
直径29mm
・加熱プラテン使用
・フィルムの取出しが容易です。
構成
構成
スペーサリング0.015、0.025、0.050、
0.100、0.250、0.500mmスペーサリング
アルミホイル直径40m(200枚)
スペカカード直径10mm窓(20枚)
ピンセット
スペーサーリング0.015、0.025、0.050、
0.100、0.250、0.500mmスペーサリング
アルミホイル直径40mm(200枚)
アルミホイルカップ作製用治具
スペカカード直径10mm窓(20枚)
ピンセット
高安定温度コントローラ
水もれのないチューブコネクタ
220Vまたは110V用
注意
このシステムにはプレスと加熱プラテンが別途
必要です。
注意
プレスは含まれていません。
39
フィルムメーカキット
スペカミル Specamill
15630 キットⅠ
固体サンプルの自動粉砕、混合機
15620 定厚フィルムメーカ
スペカミルにより、サンプルやKBr結晶を均一な微細粒
子に粉砕し、透明度の高い良好なKBr錠剤を作製する
ことができます。また、拡散反射測定のサンプル前処理
にも有効です。
15515 加熱プラテン(220V又は110V)
15632 キットⅡ
15620 定厚フィルムメーカ
15515 加熱プラテン(220V又は110V)
15011 15トン手動油圧プレス
スペカミルは、サンプルカプセルの中にサンプルと3個
の球を入れ、高速で振動させることによりサンプルを粉
砕します。
15810 高温用キット
カプセルの容量は30mlで、この約30%量のサンプルをカ
プセルに入れます。
15800 高温定厚フィルムメーカ
特徴
(220V又は110V)
・サンプルを電動ミルで砕き、混合。
・KBr錠剤作製、拡散反射測定の為の前処理用。
・高速粉砕
・カプセルおよび球の材質選択可
・振動速度の調節が可能
・タイマーによる時間設定
15011 15トン手動油圧プレス
スペアおよび消耗品
03800 スペカカード 直径10mm窓(100窓)
03805 弾力性フィルムを保持する為のテフロン
リング(20枚)
03810 スペカカード 10×25mm窓(100枚)
03815 スペカカードホルダー(36枚用)
03820 フィルムホルダー(マグネット付)
15627 直径40mmアルミホイル(200枚)
15623 15、25μmスペーサ(各1ヶ)
15624 50、100μmスペーサ(各1ヶ)
15625 250μmスペーサ
15626 500μmスペーサ
15628 ピンセット
6800
スペカミル(110v、60Hz)
220V、50Hz仕様もあります。
*カプセルセットは含まれていません。
6100
ステンレス製カプセルセット
ステンレス球(3)およびストッパ
6200
めのうカプセルセット
めのう球(3)およびストッパ
スペア、消耗品
6300
6400
6500
6600
6700
40
めのう球(3)
ステンレス球(3)
ブレード
クリップ
カプセルホルダー
スペカダイ Specadie
スペカカード、マグネティックホルダー
プレスを使わずにKBr錠剤を作製します。
フイルムやKBr錠剤をマウントする透過測定用ホル
ダー
スペカダイは、真空排気ポート付で、研磨面を持つ
2個のボルト間で直径8.5mmの錠剤を作製します。
ダイボディがそのままペレットホルダーとなり、専
用のスペカダイ・ホルダーに乗せて測定します。
特徴
・プレスやペレットホルダーが必要ありません。
・簡単に錠剤が作製できます。
・より透明で良好な錠剤を作製する為の真空排気
ポート付き
スペカカード
・特殊接着剤コートにより押さえるだけのワンタッ
チシール
・有効径10mmφまたは25x10mm
・文字を書込むインデックススペース
・全機種共通のスライドマウント
・カード保存用ラック
3800 スペカカード 10mmφ穴(100枚入)
3801 スペカカード 25x10mm穴(100枚入)
マグネティックフイルムホルダー
有効径10mmφ
・マグネットリングでサンプルをワンタッチでセット
・ 全機種共通のスライドマウント
3700 スペカダイキット
構成:スペカダイ、スペカダイホルダー、 ベンチマウントレンチ、オープンレンチ、
スペアボルトセット、スペアシールセット
3550 スペカダイ、ボルト、シール
3570 ボルトセット
3590 オープンレンチ
9/16“(14.3mm)および1/2”
(12.7mm)AF
3595 ベンチマウントレンチ
3580 シールセット
3820 マグネティック・フイルムホルダー
41
FT−IRスタータキット
ルーチンの透過測定用のツールをパッケージにし
た手軽なお買い得キット
オムニセル、10cmガスセル、フイルムホルダー、ス
ペカダイをハードケースに収納した、固体、液体、ガ
ス透過測定用のツールキットです。
サンプリングキット・プロ
ATR、拡散反射、正反射の3種類の反射アクセ
サリとサンプリングツールをセットにしたお手頃
なキットです。共通のベンチマークベースプレー
トで全機種のFTIRに対応します。
4545 サンプリングキット・プロ
1135 FTIRスタータキット
構成は、以下のパーツを全て含みます。
構成は、以下のパーツを全て含みます。
パーツはスペアとして個々に販売します。
パーツはスペアとして個々に販売します。
11160 ベンチマークインコーパートメント
ATR装置
1110 Luerシリンジ
1800 オムニセルボディ(2)
1811 オムニセルKBr組立セル窓
11130 ベンチマークATRトラフ・トッププレート ZnSe45°結晶付
1812 オムニセルCaF2組立セル窓
11133 ベンチマークATRフラットトッププレート ZnSe45°結晶付
1831 オムニセルKBrムルセル窓
11136 ベンチマーク クランプキット
1851 テフロンスペーサ0.1mm(5)
19820 30°正反射装置
1864 テフロンスペーサセット(10)
4510 Minidiff Plus 拡散反射装置
1871 ムルセル用テフロンスペーサ0.1mm(5)
4505 サンプルカップホルダー(2)
2303 マイクロスパチラ
4508 ダイヤブレーズ・サンプルホルダー
3600 乳鉢、乳棒
3600 めのう乳鉢および乳棒
3610 KBrパウダー(50g)
2303 マイクロスパチラ
3620 ヌジョール(25ml)
3610 KBrパウダー(50g)
3700 スペカダイ キット
3820 マグネティックフイルムホルダー
5000 10cmパイレックスガスセルKBr窓付き
5030 パイレックスガスセル用セルマウント
42
IRにまつわるA to Z − 一言メモ
100%ライン
同一条件の2つのバックグラウンドスペクトルの
比。分光器やアクセサリのコンディションおよび
スペクトルの質を決定する。理想の100%ライン
は、縦軸の値100%の水平な直線となる。
Beamsplitter ビームスプリッタ
入射した光の半分を透過し、半分を反射する光学
素子で、FT-IRの干渉計に使われる。
Benchmark ベンチマーク
A
Absorbance 吸光度
サンプルにより吸収される光量。
サンプル濃度に比例し、ベールの法則(Beer's
Law)で定義され、定量に使われる。赤外スペク
トルのY軸となり、AをAbsorbance(吸光度)、T
をTransmittance(透過率)とすると、AとTの関
係はA=log10(1/T)となる。
Specacのアクセサリを分光器にセットする際に共
通に使われるベースプレートで、全てのFT-IR機
種に対応したベンチマークベースプレートが用意
されている。
また、Specacの6回反射ATRシステムの固有名。
C
Calibration キャリブレーション 較正
ATR(Attenuated Total Reflectance)
ゴールデンゲートやベンチマーク6回反射ATR装
置などのアクセサリが使われる反射測定法。赤外
光は、透明で、サンプルより屈折率の高い材質の
プリズム内を通過する。光は内部反射により、結
晶の表面で1回あるいは複数回全反射し、発生し
たエバネッセント波がサンプルに数μmもぐり込
み、赤外スペクトルが得られる。サンプルの結晶
への密着性が重要なポイント。
定量分析で、スペクトルのピーク高さあるいは面
積と濃度との関係を、既知の標準サンプルによ
り決定すること。キャリブレーション後に未知サン
プルを測定し、その測定値から濃度を計算する
ことができる。
Calibration curve 検量線
キャリブレーションで作成される吸光度と濃度と
の関係を示す曲線。サンプルがベールの法則
(Beer's Law)に従うなら検量線は直線となる。
B
Background Spectrum バックグラウンドスペクトル
Condenser コンデンサ
サンプルなしで測定されるシングルビームスペクト
ルで、測定の際の装置関数や測定条件、雰囲気の
影響などを記録する。サンプルスペクトルは、この
バックグラウンドとの比をとることにより、これらの
影響を相殺し、サンプル吸収のみが得られる。
光をサンプル上に集光するための光学素子
Baseline Correction ベースライン補正
スペクトルのソフト的波形処理で、傾いたりカー
ブしたベースラインを補正してスペクトルを見や
すくする。スペクトルのベースラインと平行な直
線あるいは関数曲線を作成し、実際のスペクト
ルから差し引いて、ベースラインを水平にする。
Critical angle 臨界角
屈折率の大きな媒質から小さな媒質に光が入射す
るとき、全反射が起こる最小の入射角。
臨界角をθc、2つの媒質の屈折率をn1、n2(ただし
n1>n2)とすると、n1からn2へ光が入射する場合の
臨界角は次のように定義される。
θc=arcsin(n2/n1)
ATR法では、結晶の屈折率n1、サンプルの屈折率
n2に対してθc以上の入射角が必要。
43
Cycione Gas Cell サイクロンガスセル
E
Specaeの長光路ガスセルで顧客サイドで仕様の
変更、アップグレードが可能。加熱測定が可能
で真空から加圧までの幅広い条件に対応。
Evanescent wave エバネッセント波
D
Depth of Penetration もぐり込み深さ
ATR分析で、サンプルに浸透したエバネッセント
波が1/e(または36.788%)に減衰するまでの距離。
これがATR法における光路長に該当。この深さは、
光の入射角、ATR結晶およびサンプルの屈折率、
IR光の波長など様々なファクターに依存し、次の
式で表わされる。
dp=λ/2πn1[sin2θ−(n2/n1)2]1/2
ここで、θは入射角、n1、n2はそれぞれATR結晶、
サンプルの屈折率、λは波長。
ATR結晶中で光が臨界角以上でサンプルとの界
面に入射した時に界面で発生する波。この波が
サンプルにもぐり込み、赤外スペクトルが得られ
る。
F
Far IR 遠赤外
400-10cm-1の赤外光
Fluorolube フルオロリューベ
ムル透過分析法の前処理に用いる
トリフルオロビニルクロライド
(-CF2-CFCl-)xポリマー
ヌジョールのようにCH領域の吸収がない。
Fourier Transform フーリエ変換
Diffraction 光の回折
インターフェログラムから赤外スペクトルをつく
る際の変換計算。
光が進行中に不透明な障害物にあたった時、また
狭いスリットを通る時に、光が陰に回り込む現象で、
これらの障害物の陰では光の明暗の縞ができる。
Fourier Transform Infrared(FTIR)Spectrometer
フーリエ変換型赤外分光光度計
FTIR分光法で使用される分光器
Diffuse Reflection 拡散反射
FTIR分光法
光が粉体や繊維などのような粗面や不透明な面で
反射する場合、あらゆる方向にランダムに反射す
ること。
干渉計を用いてサンプルのインターフェログラム
を測定し、インターフェログラムをフーリエ変換して
赤外スペクトルを求める分光法。
Dispersive Instrument 分散型分光器
回折格子やプリズムによってIR光を波長に分散さ
せて検出する赤外分光器。現在ではほとんどフー
リエ変換型(FTIR)に置き換えられている。
DRIFTS(Diffuse reflectance Infrared Fourier
Transform Spectroscopy)
拡散反射分光法
拡散反射を利用した反射分光法の呼称。
44
G
Germanium ゲルマニウム
原子番号32、原子量72.6の元素で、灰白色で金
属光沢のある半導体。高屈折率(4.01)が特徴で
ATR用結晶として重要。屈折率の高いサンプル
や、サンプルの浅い表面を測定する際に使われ
る。
GoldenGate ゴールデンゲート
世界的に広く使われているSpecacの1回反射ダイ
ヤモンドATR装置。どんなサンプルでも前処理な
しに簡単に測定することができ、ダイヤモンドの
特徴をいかして、加熱、耐圧、など過酷な条件下
での測定が可能。また、サンプルにより高屈折
率のGe結晶に交換が可能。
Grazing Angle Reflection グレージングアングル
(広角度反射/高感度反射法)
金属表面に80°近傍の広角度で光を入射する
反射測定法で、偏光子を用いて入射面に平行な
P偏光光だけを入射することにより、増幅された
吸収スペクトルが得られる。金属表面の薄膜測
定に用いられ高感度反射法と呼ばれる。
Kramer-kronig 変換
正反射スペクトル上で屈折率の異常分散による
影響を除去する為の数学的計算法。kスペクトル
とnスペクトルが得られ、これらが各々吸収スペ
クトルと屈折率のプロットに相当する。
I
KRS−5
Infrared(IR) radiation 赤外線
商品名で臭化タリウムとヨウ化タリウムの1:1の
混晶。近赤外および中赤外領域で透明で、ATR
結晶(屈折率2.38)として良く使われる。
波数14000-10cm-1の電磁波。
Infrared spectrum 赤外スペクトル
縦軸を赤外強度、横軸を波数で表したスペクト
ル。
分子の官能基がスペクトル上で特徴的なピーク
を示し、分子構造解析に用いられる。
Interferogram インターフェログラム
FTIRの検出器のレスポンス対干渉計における光
路差のプロットで、これをソフト的にフーリエ変換
して赤外スペクトルが得られる。
Interferometer 干渉計
光を2つに分け、違う光路長を通った光を再び干
渉させる光学デバイス。光路差を変えることでイ
ンターフェログラムが測定される。
Kubelka-Munk units クベルカムンク単位
拡散反射光の強さの単位でKubelka-Munkの式
により測定値より計算され、透過スペクトルの吸
光度に対応する量となる。ただし、この強度はサ
ンプル濃度と散乱係数との関数で、散乱係数は
粒子の大きさや形状、充填密度に依存する量で
定量化するのは難しい。試料調整を工夫するこ
とによって試料間のばらつきをおさえることがで
きる。
M
Micrometer マイクロメータ
非常に短い距離や厚みなどを精密に測るため
のゲージ
Internal reflection 内部反射
ある材質を通過する電磁波が、より屈折率の低
い他の材質との界面を通過せずに反射すること。
入射角が臨界角より大きい場合は、透過する光
はゼロで全て反射する。この現象を全反射とい
う。
K
KBr pellet KBr錠剤
透過分析用に作られる錠剤。粉体その他固体を
つぶし、KBr粉と混ぜて加圧し、錠剤を作る。錠
剤はペレットホルダーやスペカカードなどに固定
して分光器にセットし測定する。
MidIR 中赤外
4000-400cm-1の赤外光
Mull ヌジョールムル法
透過測定法の1つで、固体サンプルを乳鉢です
りつぶして微細粉末とし、流動パラフィン(ヌジョー
ル)を加えてペースト状に練り分散させる。この
「ムル」をKBr等の窓材に挟んで測定する。オム
ニセルのムルセルが使われる。
45
N
R
Near IR 近赤外
Raman effect ラマン効果
14000-4000cm-1の赤外光
単色光が物質によって散乱されるとき、物質特
有の大きさだけ周波数のずれた光が散乱される
現象で、ラマン分光により、分子構造解析におい
て赤外分光とは相補的な情報が得られる。
Specacの温度可変セルはラマン分光にも使用さ
れる。
Nujol ヌジョール
ムルを作製する流動パラフィン。ヌジョールはそ
の吸収によりCH伸縮振動領域が隠れてしまうの
で、他にフルオロリューベ等が使用される。
Reflection Absorption 反射吸収法
O
Omni cell オムニセル
Specacの透過セルシステムで、400種類以上の
窓材、光路長の組み合わせがあります。窓ユニッ
トを交換するだけで固定セル、組立セル、ムルセ
ルのいずれとしても使用可能。
P
Peak-to-Peak Noise ピーク間ノイズ
ある条件下においてスペクトルの品質や装置の
性能を評価するために100%ライン上で算出され
るノイズ量。例えば2000cm-1近傍の決まった波
数領域内で透過率の最高値と最小値の差として
表される。
Polarizer 偏光子
光から直線偏光成分を取り出すために使われる
光学素子。中赤外では主に、KRS-5、ZnSe等の
基板の上に細い金属の格子が形成されている。
Polymer Film ポリマーフィルム
ポリマーの薄膜で、Specacの定厚フイルムメー
カキットにより、正確に厚みをコントロールしたフ
イルムを作製することができる。ポリマーは、適
切な厚さにすることでマグネティックフイルムホ
ルダー等にセットしてそのまま透過測定ができる。
金属面上のコーティング分析等で使われる技法
で疑似透過、倍透過などとも言われる。赤外光
がコーティングを透過し、さらに金属面で反射さ
れて結果としてコーティングを2回透過してスペク
トルが検出される。
Refractive Index 屈折率
ある媒質に光が入射する時の光の屈折の度合
いを表す値で、真空中の光の位相速度と媒質中
の光の位相速度の比。通常nの記号を用いる。
Resolution 分解能
分光器がどこまで細かいピークを検出できるか
という性能で、FTIRではスペクトルのデータポイ
ント間隔となる。検出可能なピークの半値幅であ
らわす場合は、半値幅内に最低2データポイント
あることが条件となるが、各社で定義が異なる場
合があるので注意。
KRS−5
商品名で臭化タリウムとヨウ化タリウムの1:1の
混晶。近赤外および中赤外領域で透明で、ATR
結晶(屈折率2.38)として良く使われる。
S
Scan スキャン
Q
Quantitative Analysis 定量分析
測定したスペクトルの、ピーク比、面積、ピーク
高さよりサンプルの濃度や量を計算する分析法。
未知サンプルの濃度を計算する前にキャリブレー
ションが必要。
46
FTIRでインターフェログラムを取り込む1回の測
定。通常は干渉計の可動鏡の1サイクルの動き
に伴う。
Sealed Liquid Cells 固定セル
Transmission 透過
液体セルの中で窓材とスペーサが密閉され、光
路長が一定に保たれたタイプのもの。正確な光
路長を必要とする定量分析に使用される。オム
ニセルシステムでは窓材と光路長の異なる54タ
イプの固定セル有り。
光がある媒質を通過する物理現象。エネルギー
の一部がサンプルにより吸収され、残りが透過
して検出器に到達し、そのサンプルの透過スペ
クトルが得られる。
Selector セレクター
Transmission Sampling 透過測定
Specacの拡散反射装置。ユニークな軸外しの光
学設計により、正反射成分を除去。環境チャン
バーにより、加熱、加圧条件下での拡散反射測
定も可能。
サンプリングの方法で、光路の途中にサンプル
を入れ、赤外光が直接そのサンプルを透過して
検出器に到達する。温度可変セル、オムニセル、
シロッコガスセルなどは透過測定用のアクセサリ。
適切な光路長を常に選択する必要がある。
Signal-to-Noise Ratio S/N比
Transmittannce 透過率
スペクトルや分光器の性能を評価するための数
値で、信号またはスペクトルのピーク強度と近傍
のベースラインノイズとの比。
サンプルに入射した光に対して透過した光の割
合を示した単位で、赤外スペクトルのY軸として
最も良く使われる。透過率はサンプル量、濃度
には比例しないので、そのまま定量解析には使
えない。
Silicon シリコン
原子番号14、原子量28.09の元素。灰白色で金
属光沢のある半導体。非常に硬く不活性な結晶
で屈折率3.42。400-30cm-1の遠赤外領域で有
効に使われる。
Single Beam Spectrum シングルスペクトル
インターフェログラムをフーリエ変換して得られる
スペクトル。シングルスペクトルには、サンプル
の情報のほかに装置関数や雰囲気のスペクト
ル情報が含まれる。
R
Variable Temperature Cell
温度可変セル
Specacの透過測定用のアクセサリで、固体、液
体サンプルの温度を-190℃から250℃まで可変
できる。窓材の選択により、UV,可視、赤外領域
で使用可能で、さらに蛍光やラマン分光にも使
用される。
W
Specular Reflectance 正反射
光が鏡などのようななめらかな光沢面に入射す
るときに起こる反射で、入射角と反射角は等しい。
Wavelength 波長
隣り合った2つの波面間の距離。
正反射から赤外スペクトルを得ることができる。
Wavenumber 波数
T
Tornado Gas Cell トルネードガスセル
波長の逆数で定義され、単位はcmに対してcm1と表記される。赤外スペクトルでは通常X軸の
単位として波数が用いられる。
Specaeの長光路ガスセルで、1mから20mまでの
光路長が選べます。内部ミラー機構は取付が可
能となっています。
47
結晶特性表
材質
透過領域cm-1
屈折率(2000cm-1において)
MgF2
91000∼1100
1.37
LiF
83000∼1400
1.33
CaF2
77000∼900
1.4
BaF2
66666∼800
1.45
NaCl
40000∼600
1.52
AMTIR
11000∼725
2.5
AgBr
22000∼300
2.3
KCl
33000∼400
1.47
KBr
43500∼400
1.54
KRS-5
17000∼250
2.38
CsBr
42000∼250
1.66
CsI
42000∼200
1.74
石英UVグレード
59000∼3700
1.46(20000cm-1)
石英IRグレード
40000∼3000
1.46( 〃 )
ZnS
50000∼770
2.25
水に不溶。酸、NH 4Clに可溶。
機械的衝撃および急激な温度変化にきわめて弱
い。フッ素およびフッ化物に強い。曇りなし。
水、グリセリンに溶け、アルコールにわずかに溶け
る。低価格のため良く使われる。機械的衝撃、急激
な温度変化に比較的強く、再研磨し易い。
硬くもろい。水に不溶。アルカリ以外には強い。ATR
結晶に適する。
水に不溶。酸、NH 4Clに溶ける。機械的衝撃に弱く
展性あり。金属、合金を腐食する。急激な温度変化
に強い。強いUV光に感光し、長くさらすと黒色にな
る。
吸湿性ありNaClに近いが透過領域が広い。NaClよ
り水に溶けにくく、表面での反射ロスも少ない。
水、アルコール、グリセリンに溶け、エーテルにもわ
ずかに溶ける。吸湿性有り。機械的衝撃、急激な温
度変化にきわめて強い。
水にわずかに溶け、塩基に溶ける。酸には溶けな
い。吸湿性なし。透過領域が広く、ATR結晶に適す
る。軟らかく変形し易い。有毒。
水、酸に溶け軟らかく吸湿性あり。
水、アルコールに溶け、軟らかく吸湿性が極めて強
い。透過領域がきわめて広いために有効に利用さ
れる。わずかに毒性あり。
ほとんどの溶媒に侵されない。
50000cm-1での透過率は、UVグレード98%、IRグ
レード40%。
水、通常の酸、塩基、ほとんどの有機溶媒に不溶。
強酸化剤と反応。機械的衝撃、急激な温度変化に
強い。温度範囲−200℃から800℃まで使用に適し
ます。
ZnSe
20000∼500
2.43
水に不溶。化学薬品にきわめて強く、有機溶媒、希
酸、塩基にまったく侵されない。IR領域に吸収がな
い為ATR結晶に適する。10.6μmに吸収がない為
CO2レーザーの窓材として使われる。有毒。
Ge
5000∼550
4.01
水に不溶。熱硫酸、王水に溶ける。高圧を必要とし
ないATR結晶に適する。もろい。80℃近辺から光を
通さなくなる。
ダイヤモンド
40000∼100以下
2.4
耐食性、機械強度、熱伝導にきわめて優れる。
Si
8333∼33
(吸収領域有り)
3.42
ポリエチレン
625∼4以下
1.52
TPX
50∼4以下
1.43
(ポリメチルペンテン)
48
特 性
CaF2よりやや水に溶け易い。
VUVからIR領域まで使用可。複屈折を示す。
水にわずかに溶ける。VUVからNIRまで。
水に不溶。耐酸、耐アルカリ。
強度に優れ耐圧窓として使用される。曇りなし。アン
モニウム塩に溶ける。
非常に硬く、不活性。400∼30cm-1までの遠赤外領
域に有効。
価格の安い遠赤外窓材として有効。水に不溶。伸び
易く、有機溶媒で汚染される場合がある。110℃以
上の高温では使用不可。
ポリエチレンと類似し遠赤外領域で使用されるが可
視領域でも透明。
各種結晶の透過率
BaF2(2mm)
90
透過率(%)
60
50
KBr(3mm)
CaF2(2mm)
CaF2(3mm)
80
70
NaCl(3mm)
ZnSe(3mm)
KRS-5(3mm)
Diamond(3φ,1.6mm)
Si(1mm)
Ge(3mm)
40
30
20
Cover Glass(0.12mm)
Slide Glass(1.2mm)
10
Ge(6mm)
0
5500 5000 4500 4000 3500 3000 2500 2000
波数(cm-1)
1500
1000
500400
ATR測定における試料への潜り込み深さ
3.5
12
Ge(屈折率=4.005)
40
45
60
70
75
80
10
dp (microns)
試料の屈折率を1.5として計算
8
6
3
30
45
60
70
75
80
試料の屈折率を1.5として計算
2.5
dp (microns)
ZnSe(屈折率=2.405)
2
1.5
4
1
2
0.5
0
4000
3400
3000
2600
2000
Wavenumbers
1600
1000
600 400
0
4000
3400
3000
2600
2000
Wavenumbers
dp =
1600
1000
600
λ
2πn1 sin 2 θ −
ワンポイント
窓材やATR結晶を扱う場合は、かならずグローブを着用しましょう。
結晶材を確認するには、透過特性を測定します。結晶特性表に記載
されているカットオフ値は、通常数mmまでの厚さの窓材の場合です。
ATR結晶など光路長が長い場合は、カットオフ値は、短波長側にシフ
トします。
()
n2 2
n1
θ = 入射角
n1 = ATR結晶の屈折率
n2 = サンプルの屈折率
λ = 結晶中での波長
49
日本総代理店
株式会社
本
システムズエンジニアリング
社 〒113-0021 東京都文京区本駒込2-29-24
パシフィックスクエア千石9F
TEL(03)3946-4993 FAX(03)-3946-4983
E-mail [email protected] http://www.systems-eng.co.jp
西日本営業所 〒523-0893 滋賀県近江八幡市桜宮町294 YP1ビル
TEL(0748)31-3942 FAX(0748)-31-3943