4月号巻頭言 - スラバヤ日本人学校

学校教育目標
豊かな人間性と国際感覚を身につけた
心身ともに健康なスラバヤっ子の育成
スラバヤ日本人学校だより 平成26年4月号
児童生徒数(小学部48名・中学部14名)
平成26年4月1日
校長
岩渕 初生
スラバヤ日本人学校の先生方へ
4 月1 日、午前4 時、アザーンが聞こえてきます。スラバヤ日本人学校では、平成2 6 年
度がスタートしようとしています。
4 月1 6 日には、一つ進級したスラバヤっ子やニューフェースのスラバヤっ子が登校してきま
す。平成2 6 年度彼らをどう耕していくか、私たち1 2 名の教員が力を合わせ、楽しく活気ある
S J S にしていきましょう。
一昨日の新聞で、私は「全国学力テスト」に関する記事を読みました。昨年度の調査によ
ると、少人数授業を取り入れている学校や小・中連携の強い学校は、相対的に成績が高か
った、との報告がされていました。
S J S は少人数で小・中一貫校です。確かにS J S の子どもたちは、明るく何事にも前
向きに取り組み、学力もあります。しかし先生方はこれで満足していますか。少なくとも、2 月に実
施した「学校評価」において、保護者は私たちの教育活動に対して満足していませんでした。ス
ラバヤっ子一人ひとりの更なる学力向上に期待していることを、私は感じました。
小学部においては、各クラス1 0 名前後の人数です。担任は、一人ひとりスラバヤっ子の
学力を把握するのは困難ではありません。「理解の早いスラバヤっ子」・「ちょっとスローなス
ラバヤっ子」・「積極的に学ぼうとするスラバヤっ子」・・・・十人十色です。このスラバヤ
っ子一人ひとりの学力を伸ばす手立てはないものでしょうか。
春休み中、私が考えに考えた末出てきた結論は、「個別指導」です。「出来る子どもに
は、更なる学力の向上」を、「成績の厳しい子どもには、分かる喜び」を実感できる指導、こ
のことを実現するには「個別指導」が必要です。
また、中学部においては、高校進学に対して不安を感じている保護者がいます。「わが子の
基礎学力はあるが、相対的な実力はどれくらいだろうか」、「ジャカルタには塾があるが、塾
に行かなくても大丈夫だろうか」・・・・。これらの不安に対しても、「個別指導・個別相談」
を深めることにより、保護者やスラバヤっ子は安心するのではないでしょうか。
平成2 6 年度、一人ひとりのスラバヤっ子が、生き生きと楽しい学校生活を送るために、オ
ールS J S で取り組みましょう。
上記は、私が4月1日の早朝、11名の教員に送ったメッセージです。「一年の計は元旦にあり」と言い
ますが、私たち教員の元旦は、4月1日です。今年度も12名の教員が
力を結集し、スラバヤっ子のために精一杯頑張ります。 一年間、よろ
しくお願いいたします。