26週移動平均線上を維持できるかが戻りを試すカギ(PDF)

2016 年 10 月 3 日(月)発行
タイトル: 26 週移動平均線上を維持できるかが戻りを試すカギ
月間見通し(10 月 3 日 13 時現在)
○2013 年 2 月 18 日~2016 年 10 月 3 日:13 時現在(移動平均線&MACD:週足)
※マネースクウェア・ジャパン、トレードツールより
前月号で「9 月も引き続き、26 週と 13 週移動平均線上を維持して推移できるかが注目ポイント」とし
たが、チャートを見て分かるように 52 週移動平均線に押し返さているものの、上向きの 26 移動平均
線上を維持しているのが分かる。ただ前述の通り、52 週移動平均線が上値の抵抗となっており、52
週移動平均線と 26 週移動平均線との間で推移するレンジ相場が継続していると考えられそうだ。
そのため、10 月にトレンドが発生するためには、この上下の移動平均線をどちらかにブレイクする
必要があると考えられる反面、レンジ内での値動きが続くようだと、このレンジ内での値動きを利用
して売買タイミングを考えることによって、少ない値幅にはなるものの比較的分かりやすく売買タイミ
ングを計ることができるのではないかと思われる。
そうしたなか、今月中旬から来月中旬にかけて注意しておく必要がある。それが決算発表だ。この
レポートでも毎回下段に記載しているが、日経平均株価の一株当たり利益(EPS)と株価収益率
(PER)が低下して、株価の割安感が出てくるのかどうかが注目される。
仮に昨年の初めから現在まで、PER が 13 倍台に入ると下げ止まる傾向がみられるが、決算発表が
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一巡しても、現在の株価水準で PER13 倍台を維持できるかやさらに低下して割安感が出るかが、
上昇トレンドが発生する一つのきっかけになるのではないかと思われる。一方で、現在の株価水準
のままでも PER が上昇するようだと、割高感が高まり売られることも考えられるため、安易な押し目
買いは控えるか、下げ止まりを確認してから行うようにしたい。
そうしたなか、トレンドと売買タイミングを教えてくれる MACD を見ると、先月に続き、MACD とその移
動平均線であるシグナルが上向きではあるものの、トレンド判断の分かれ目となる 0 ラインを下回っ
て推移しているのが分かる。そのため、このまま 2 本線が上昇を続けて 0 ラインを上回ることができ
るかが注目ポイントだ。仮に 2 本線が 0 ラインを上回るようだと、52 週移動平均線を上回る可能性
が高まりそうだが、一方で 0 ラインを上回ることができなかったり、MACD が下向きに転じてシグナル
を下回ると同時にクロスして売りシグナルが発生したりするようだと、26 週移動平均線を割り込み、
6 月 24 日の安値に接近することも考えられ、買いポジションを持っている投資家は要注意だ。
また、業績の悪化と下降トレンドの発生が重なった場合、これまでのもち合いの反動が起こり、予想
以上に深押しすることも考えられることから、この 2 つが同時に発生した場合は、売りも交えて戦略
を考えるようにしたい。
○前月の動向
月足:上下にヒゲがある陰線(12 ヵ月移動平均線に押し返される)
○ファンダメンタル
日経平均株価の PER8 月末(16,887 円)と 9 月末(16,449 円)の比較※
8 月 31 日現在:PER14.19 倍、前月比↑ 日経平均株価の EPS:1,190 円 09 銭 前月末比↓
9 月 30 日現在:PER13.88 倍、前月比↓ 日経平均株価の EPS:1,185 円 14 銭 前月末比↓
※日本経済新聞のデータより、株式会社インベストラストが試算
○ボリンジャーバンド(BB)※から見た週足のレンジ:(10 月 3 日 13 時現在)
+2σ
:17,505 円 17,568 円(9 月 1 日)
26 週移動平均線 :16,398 円 16,387 円(同上)
―2σ
:15,291 円 15,206 円(同上)
※ボリンジャーバンドは 26 週移動平均線を使用
○BB ワンポイントコメント
ボリンジャーバンドは前月に続き横ばいで推移。ただ、225 証拠金取引の価格が 26 週移動平均線
の上で推移していることに加え、26 週移動平均線が上向きで推移している。また、-2σと-1σが
それぞれ上向きに変化して起きており、下値不安が後退しているのではないかと思われる。一方で
+1σや+2σが下向きを続けており、スクイーズ(収れん)が起こっていると考えられそうだ。仮にス
クイーズが形成されているなかで、上下どちらかに放れた場合、トレンドが発生しやすいとされるた
め、発生したトレドと逆のポジションを持っている投資家は警戒が必要になるのではないかと思われ
る。
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益 が保 証 され て いる もの では あり ま せ ん。 また 、 取 引 総 代 金 に比 較 し て少 額 の資 金 で取 引
を行 う ため 、取 引 の対 象 と なる金 融 商 品 の価 格 変 動 によ り 、多 額 の利 益 となる こ とも あり ま
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市 場 の閉 鎖 等 、不 可 抗 力 と認 め ら れる事 由 に より 外 国 為 替 取 引 や株 価 指 数 取 引 が不 能
と なる お それ があり ます 。
店 頭 外 国 為 替 証 拠 金 取 引 に おけ る取 引 手 数 料 は価 格 上 乗 せ方 式 で 、新 規 およ び決 済
取 引 の そ れぞ れに徴 収 い た し ます 。手 数 料 額 は 1, 000 通 貨 単 位 当 たり 10 ~10 0 円 ( 対 ド
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拠 金 取 引 にお け る委 託 手 数 料 は注 文 が成 立 し た日 の取 引 終 了 後 の値 洗 い処 理 終 了 時
に証 拠 金 預 託 額 より 、新 規 およ び決 済 取 引 の そ れぞ れに徴 収 い たし ます 。手 数 料 額 は 、
通 常 1 枚 あ たり 片 道 300 ~500 円 に消 費 税 を加 えた金 額 で す 。
当 社 が提 示 する レート に は、買 値 と売 値 に差 ( ス プ レッ ド) があり ます 。流 動 性 が低 く なる場
合 や 、天 変 地 異 ま た は戦 争 等 に よる 相 場 の急 激 な変 動 が生 じ た場 合 、 ス プ レッ ドが広 が る
こ と があり ます 。
店 頭 外 国 為 替 証 拠 金 取 引 に必 要 な証 拠 金 額 は 、個 人 の お客 様 の場 合 取 引 総 代 金 の
4% 、法 人 の お客 様 の場 合 取 引 総 代 金 の 2% です 。取 引 所 株 価 指 数 証 拠 金 取 引 に必 要
な証 拠 金 額 は 、商 品 ごと に当 社 が定 め る 1 枚 当 たり の必 要 証 拠 金 の額 に建 玉 数 量 を乗 じ
る 一 律 方 式 に より 計 算 さ れま すが、 1 枚 当 たり の必 要 証 拠 金 額 は変 動 い たしま す 。
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『 ダ ブルリ ピー ト イ フダ ン®』 は取 引 の利 益 を保 証 する もので はあり ませ ん 。投 資 判 断 は お
客 様 ご自 身 に て行 ってい た だ きます よう お願 い い た し ます 。 ま た、同 一 金 融 商 品 で複 数 の
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『 ダ ブルリ ピー ト イ フダ ン®』 を注 文 す る と両 建 て取 引 となる こ とが あり ま す 。
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「 日 経 平 均 株 価 」 は株 式 会 社 日 本 経 済 新 聞 社 ( 以 下 「 日 本 経 済 新 聞 社 」 とい う) に よって
独 自 に開 発 さ れ た手 法 に よっ て算 出 さ れ た著 作 物 で あり 、 日 本 経 済 新 聞 社 は「 日 経 平 均
株 価 」 自 体 お よ び「 日 経 平 均 株 価 」 を算 出 す る手 法 に対 し て 、著 作 権 、知 的 財 産 権 、 その
他 一 切 の権 利 を有 して い ます 。「 日 経 平 均 株 価 」 を対 象 と す る株 価 指 数 証 拠 金 取 引 ( 以
下 「 本 件 証 拠 金 取 引 」 と い う) に関 す る すべ ての事 業 、取 引 規 制 および 実 施 は 、専 ら株 式
会 社 東 京 金 融 取 引 所 ( 以 下 「 金 融 取 」 とい う) お よびそ の参 加 者 の責 任 であり 、 それら につ
い て日 本 経 済 新 聞 社 は一 切 の義 務 な い し責 任 を負 う もの では あり ま せ ん。本 件 証 拠 金 取
引 市 場 を運 営 するに当 た り 本 件 証 拠 金 取 引 に必 要 と なる「 日 経 平 均 株 価 」 採 用 銘 柄 の
配 当 落 ち分 は 、金 融 取 の責 任 の下 、 算 出 および 公 表 し てい ま す 。日 本 経 済 新 聞 社 は「 日
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