仙台大学大学院スポーツ科学研究科修士論文集 Vo 1 . 13 .2 0 1 2 . 3 ラグビーにおけるスクラムからの攻撃戦術に関する研究 加藤尚人森本吉謙 キーワード:スクラム,攻撃戦術,ルール改正 R e s e a r c ho fa t t a c k i n gs t r a t e g yont h eRugbyScrum N a o t oK a t o Y o s h i k a t aMorimoto A b s t r a c t T h i ss t u d yi si n t e n d e df o rt h et o pl e v e lo ft h eu n i v e r s i t i e si nJ a p a n .Thep u r p o s eo ft h i s s t u d yt h e r ea r et h r e e .D i dt h e1 s th a v ec h a n g ei nt h et a c t i c sfromscrumbyr u l er e v i s i o n ? D i dt h e2ndh a v ec h a n g ei nt h eg a i nl i n eb r e a k t h r o u g hr a t ebyr u l er e v i s i o n ?D i dt h e3 r d h a v ec h a n g ei nt a c t i c sbyt h ep l a c eo fag r o u n d ?Asar e s u l to fa n a l y z i n gf o rt h ep u r p o s e h ef o l l o w i n gt h i n g sbecamec l e a r . o ft h ea b o v e,t 1 .I nt h ea r e a, 12 0 0 9i n c r e a s e dt h er a t eo ft h eBacksa t t a c k . 2 .I nt h ea r e a5 ,2 0 0 9i n c r e a s e dt h er a t eo ft h ek i c k .M oreover,i nt h es i d ea t t a c , k2 0 0 9d e c r e a s e d . 3 .V a r i o u st a c t i c scamet ob ep e r f o r m e di n2 0 0 9 . 4 . Asf o rt h eg a i nl i n eb r e a k t h r o u g hr a t e,2 0 0 9wereh i g h . 5 . Asf o rt h er a t eo fascrumt u r n o v e r,2 0 0 9wereh i g h . KeyWords:Scrum, A t t a c k i n gs t r a t e g y, R u l eamendment 9 加藤ほか 1.緒言 スクラム、ラインアウト、キックオフ、ドロ ラグビーとは 2つのチームに分かれて行 ップアウト、ペナルティーキック、フリーキ われ、楕円球のポールを奪い合い相手のイ ックのどれかのプレーでゲームが再開され ンゴールまで運ぶ、または H型のゴールの ることになる。したがって、これらゲーム再 上部に蹴り入れ得点を競う競技である。縦 開時の攻撃起点からどれだけ有効なボール 100m、横 70mのグランドを使い、 80分の試 を獲得して、どれだけ有効な一次攻撃をす 合時間を持続的にプレーする複合的な身体 るかが、ゲームの勝敗を決する大きな要因 能力が必要なスポーツである。 であると考えられる。佐伯ら ( 2 0 0 2 )も、トラ ラグビーにおける試合場面ではアタック イに結びついた攻撃の局面は、 1次攻防を 側はトライを取ること、ディフェンス側は 攻撃の起点とした場合には 1次攻撃が最も アタックからボールを奪うことが課題とな 多くなり、スクラムとペナルティーキック っている。アタック側がトライを取るため が最もその割合が高かったと述べている。 には、パスまたはキック、ランを活用しこれ スクラムはラグビーにおけるゲーム再開 らを駆使した戦術を組織的に使い前進する 時の攻撃起点の lつで、様々な攻撃方法が ことによって達成される。デイフェンス側 ある。このスクラムについては 2 0 0 8年度に は主にタックルをして倒しジャッカルもし ルール改正が行われた。スポーツ競技にお くはオーバー(スイープ)をして達成される いて、ルール(競技規則)の改正は、ほぼ毎年 ことが多い。アタック側、デイフェンス側は のように実施されてきた。その理由はさま 様々な戦術がある中で、前もって、あるいは ざまである。プレイヤーの安全に配慮する 瞬時に、戦術を判断し実行しなければなら もの、ゲームの様相に変化を与えようとす ない。またアタック側は陣地、場所(スペー るものなどである。ラグビーフットボール ス)によっても戦術が変わってくる。 競技においても同様で、 I R B ( I n t e r n a t i o n a l ラグピーの戦術は様々なものがあり、特 RugbyBoard=国際ラグピーボード)からの にアタック側は戦術によって大きく違いが 通達、及び日本ラグビーフットボール協会 出てくる。これは、日比野ら ( 1 9 8 2 )の研究で 独自のローカルルールの改正とほぼ毎年の 示されているように、各チームのトライパ ように実施されてきた。 2 0 0 8 2 0 0 9シーズン ターン、ゲインライン突破の成功率が使用 において、大きな競技規則の改正が試験的 した戦術によって成功の高低がわかれてい に実施された。それが ELV(Experimental ることや、アタックをする地域によっても LawV a r i a t i o n s = ;試験的実施ルール)(以下 変化することが明らかになっている。 ELV)である。 2 0 0 8年 5月 1日にダプリンで また、高城( 2 0 0 6 )の研究でも示されている 行われた IRB理事会において、その内容が ようにディフェンス側もセットプレーから 決定され、各国のラグピーフットボール協 のデイフェンス、 2次攻撃以降のデイフェ 会に公布された。 ELVはいくつかの競技規 ンスもそれぞれ違ったものになる。またこ 則の見直しを行うことで、ゲーム様相の変 れも陣地によってもそれぞれ変化すること イヒをイ足すことを目的としている。例えばタ がわかっている。 ッチに関する競技規則の見直しは、防御チ ラグピーのゲームは終始インプレーの状 ーム側のチームが攻撃側のチームに対して 態が続くのではなく、およそ 1 0 0回程度プ アンフェアなアドバンテージを持たないよ レーがデツト(中断)になり、ゲームが切れ うにすることである。これによって戦術的 る。そしてゲームが切れた後は、その都度、 なキックとカウンターアタックのスキル向 1 0 ラグピーにおけるスクラムからの攻撃戦術に関する研究 上が促進されることを目的としている。ま 定する。地域分けについては、グランドの地 たゲーム再開のスクラムにおいてオフサイ 、図 域を縦に 6つ、横に 3つに分けた。図 1 ドラインを攻防側ともに 5m広げること 2に地域区分を示した。ゲインライン突破 は、スクラムでボールを獲得したチームに 率は、スクラムから攻撃した時にゲインラ より広いスペースを与えることであり、攻 インを突破する割合を求める。スクラムか 撃のための重要なスペースが生み出された らのゲインラインについては、スクラムハ ということである。そのためバリエーショ ーフがスクラムにボールを入れる位置をゲ ン豊かなサインプレーやスピードを活かし インラインとすることにした。スクラムか o . 8 たサインプレー、またスクラムからの N らのターンオーノ Tーについては、スクラム などのパックローの攻撃などの選択肢が増 時に反則やスクラムプッシュによりターン えた。このルール改正によりスクラムから オーバーした割合を求めることにする。 どんな戦術を選択するか以前より重要にな 5m った。 l l . 研究目的 本研究の目的は、ラグピーにおける国内 1 )ルール のトップレベルの大学を対象に、 ( 4 改正前と後ではスクラムからの攻撃戦術が 2 )ルール改正によってスク 変化したのか、 ( ラムからのゲインライン突破率が変化した 図 1 本研究で用いた 6つの地域区分 3 )グラウンドの地域によって戦術が のか、 ( B A 変化するのかを明らかにすることである。 c E 研究方法 ー , 司 ・ . . ー ・ ・ . . . 司 . . ・ . . . . . . . . 司 伺 . . . . 司 骨 . . ・ ・ . . ・ . . . 1.分析対象とした試合 研究の対象は、国内大学トップレベルの ・ ・ ・・ ・・ 司 . . . 明 . . 司 ・ . . . _ 司 E E ラグビーゲームで、 2 0 0 9年度と 2 0 0 7年度 E E の全国大学選手権でベスト 1 6に入ったチ ーム同士の試合とし、その中から試合の VTRを入手できた 1 9試合を分析した。 図 2 本研究で用いた 3つの位置区分 2 . 分析項目 Vl.結果および考察 1 . スクラムからの攻撃戦術 1 )スクラムからの攻撃戦術、 分析項目は、 ( 2 0 0 9年度と 2 0 0 7年度のスクラムからの ( 2 ) 攻撃戦術によるゲインラインの突破率、 ( 3 )スクラムからのターンオーバーについて 攻撃戦術の割合は全体的に比較してみると とした。攻撃戦術は、スクラムから実際に使 選択するプレーに大きな差はみられなかっ われているキック、パックス展開、サイド攻 )。しかじ地域別にみてみると、 た(図 3、図 4 9攻撃の 5つの項目 撃、スクラムトライ、 8 地域 lでは 2 0 0 9年 で は パ ッ ク ス 展 開 が にした。そして特定された攻撃戦術がグラ 5 0 . 0 %、8 9攻撃が 1 2 . 5 %に対して、 2 0 0 7年の 6 . 4 %、8 9攻撃は 9 .1%であ パックス展開は 3 ンドの地域に応じて使われている割合も特 1 1 加藤ほか った。このような結果が得られた 1つの要 因として古川ら ( 2 0 0 9 )が 2 0 0 8年度のトップ 2同位置別に見たスクラムからの戦術 リーグではラインアウトを起点としたトラ これらを比べると、ほとんどの位置で イの大幅な減少がみられ、スクラムを起点 2 0 0 7年よりも 2 0 0 9年の方がパックス展開 0 0 7年の地域 0 の割合が増大した。特に、 2 0 0 . 0 %に対 Bがサイド攻撃の戦術の割合が 1 0 0 9年の地域 O Bでは、キック以外 して、 2 、 図6 )。これ の戦術が多く使われていた(図 5 は 、 2 0 0 9年はデイフェンスとの間合いがあ 9攻撃でもゲイ るので、パックス展開や 8 とするトライが増加し、ゴール前の得点戦 術に変化がみられたことを指摘している。 また地域 3も 、 2 0 0 7年よりも 2 0 0 9年がパ ックス展開の戦術を使う割合が増大した。 0 0 7年 が さらにキックの戦術の割合は 2 7 . 9 %に対して 2 0 0 9年は 2 7 . 5 %と増大した。 地域 5では、 2 0 0 7年と 2 0 0 9年に大きな 0 0 7年はキックの割合が 違いがみられた。 2 2 0 . 0 %に対して 2 0 0 9年は 5 0 . 0 %となり、サ 0 0 7年は 7 0 . 0 %に対し イド攻撃の割合が 2 0 0 9年は 3 6 .4%であった。これはスクラ て2 ンラインを突破しやすくなったため、地域 O Bでも他の戦術が増加したのだと推察さ れる。 また、 1のスクラムからの攻撃戦術で地 0 0 9年の方がキックの割合 域 5の全体で 2 ムからデイフェンスラインが 5m下がった が高くなったと言ったが、 3つの位置に分 ことによりキッカーに直接プレッシャーが 0 0 7年は、地域 5の Aから C けてみると、 2 かかりにくくなったためだと考えられる。 ではキックかサイド攻撃の戦術しかとられ 2 0 0 7年はスクラムから近い位置にデイフ 0 0 9年の地域 5の A てないことに対して、 2 ェンスラインがあるためサイド攻撃をして から C まで様々な戦術がとられていた(図 プレッシャーを弱めてから地域を脱出する という戦術が多くとられていたからだと推 7 、図 8 )。贋瀬ら ( 2 0 0 9 )の研究によると、世界 2メートル以内ではキッ レベルでは自陣 2 測される。 クを使用せずに攻撃し、防御を破ろうとす る攻撃継続志向が強まったと報告してお り、本研究でもキックやサイド攻撃だけで なく様々な攻撃を仕掛けてから陣地を取る という戦術が多くなったと推察される。 地増加 40 祐 奴サイド攻撃 氏腕 -c 0016αm Eスクラムトライ 鵬 8-9攻隼 地域O-B 図3 2009 年スクラム全体の攻撃戦術の内容 地域別 地場 O-A 総数 α 拍 地場。 蟻蟻織 地地地 E 唱 勾,晶内。 α 4拍 効サイド攻撃 g脱 皮腕 "ス合ラムトライ 図5 2009 年スクラム全体の攻撃戦術の内容 位置別 卜 ド↑町四 1 45 場織 地地 キック z o x , キッ 0 ・パッヲス展隣 z o x , ・パッ0 ス展開 4ω6 aサイド攻撃 00)6 0 0 1 6 "スヲラムトライ 図4 2007 年スクラム全体の攻撃戦術の内容 1αm -'8-9攻撃 地域別 1 2 ポ 1 8-9攻車 地域0の ラグピーにおけるスクラムからの攻撃戦術に関する研究 できることが 3 2%あり、ゲインライン上と 地場畑一 c 地域0-8 糊-Ar--~同…l川 α同 キック 43%はゲインラインを切ってい ないことが指摘されている。 2 0 0 8年度で は、ゲインライン後方のポイントは 1 8 %と 減少し、ゲインライン上と合わせると 3 6% になり、 2 0 0 7年度より減少した結果になっ 合わせると 2<m 創パックス展開 4 α拍 場廿イド攻撃 ぽ脱 皮l% "スヲラムトライ l O C 腕 " ' 8 9攻撃 図6 2007年スクラム全体の攻撃戦術の内容地域0の 位置別 た。またゲインラインができる割合は、ルー ル改正後増加していることが報告されてお り、大学生を対象とした本研究と差異はな かった。 4 . スクラムからのターンオーバー 2 0 0 9年と 2 0 0 7年のスクラムでのターン オーバーの割合を比較してみると 2 0 0 7年 より 2 0 0 9年の相手にスクラムを押された -キツ0 ・パッヲス展開 穆廿イド攻輩 "スヲラムトうイ り固されたりしてターンオーバーする回数 ~8-9 攻輩 図7 2009 年スクラム全体の攻撃戦術の内容地域5の 位置別 が増加していた。佐伯ら ( 2 0 0 2 )はトライの起 点となったプレーの種類では、 1次攻防を 起点としたものでは、ペナルテイキック・ フリーキックを起点としたものとスクラム を起点にしたものがほぼ等しく最も多かっ 地域5-8 たのが認められたと報告している。スクラ ムからターンオーバーやミスを少なくする ω 2<m キッ? 圃パッ0 ス展開 伯祐 。サイド攻撃 0 0 1 6 8 : l % U ス骨ラムトライ 図8 2007 年スクラム全体の攻撃戦術の内容 位置別 ことでより試合を優位に進められるのでは 1 00% ないかと考えられる。 ~8-9 攻撃 地域5の 3 . スクラムからのゲインライン突破率 スクラムから 1次攻撃でのゲインライン 突破の割合は、 2 0 0 9年ではスクラムの回数 が全部で 2 2 8回あり攻めた回数が 1 4 1回 、 5 . ルール改正に伴う戦術の変化 j レール改正前は、スクラムの最後尾に位 置するナンバーエイトの脚の位置が、オフ サイドラインであった。ラグビーは競技規 則上、ポールを前に投げることができない ため、ディフェンス側はスクラムハーフか そのうちゲインラインを突破できた回数は らボールが出された瞬間に一斉に前に出 1 1 0回で 7 8 . 0 %の割合でゲインラインを突 破しており 2 0 0 7年より増大が認められた。 贋瀬ら ( 2 0 0 9 )の世界レベルのテストマッチ と日本のトップレベルのトップリーグの試 て、パスによってポールが空中にある時間 に、相手との距離をできるだけ詰めること で、デイフェンス側がゲインラインよりも 前でタックルしていることが多くみられた 合を対象とした研究によると、ルール改正 が行われる と慶瀬ら ( 2 0 0 9 )は述べている。ルール改正後 2 0 0 7年度は、 1次攻撃を仕掛け はスクラムから 5メートル離れることにな るとゲインラインよりも後方にポイントが ったのでアタック側は積極的に攻めていく 1 3 加藤ほか べきだと考えられる。アタック側にはパス り、この技術ができるかできないかがルー プレー、ランプレー、キックの選択があり、 ル改正によってより重要になった。したが ゴール前以外のスクラムにおいてデイフェ って自陣でも積極的にハンドリングスキル ンス側のフルパックやブラインドウイング を発揮できるスキルトレーニングが必要に はキックに対応して後方に位置することが なることと、よりゲインラインの突破を意 多い。ゴール前以外のスクラムでは、 l次攻 識した攻撃、戦術を使うことがトップレベ 撃の場面では高い確率で 6対 4の状況を作 ルの大学に近づくことになるのではないだ り出せることができるので、数的優位を作 ろうか。 りだせるスクラムは最大のチャンスだと考 え、ミスを恐れずに自陣からでも積極的に Vl.まとめ 本研究では、ラグビーにおける国内のト ゲインラインの突破を狙っていく戦術に変 ップレベルの大学を対象に、 ( 1 )ルール改正 化していく必要があると考えられる。 前後ではスクラムからの攻撃戦術が変化し v . 実践面への示唆 たのか、 ( 2 )ルール改正によってスクラムか 本研究では、ラグビーにおけるルール改 らのゲインライン突破率が変化したのか、 正前後の戦術の違いを検討した。ただし、本 ( 3 )グラウンドの地域によって戦術が変化す 研究の対象は圏内トップレベルの大学であ るのかを明らかにすることを目的とし、分 ったため、異なる競技レベルで本研究の知 析した結果、以下のことが明らかになった。 見が適応するとは限らない。そこで地区レ 0 0 7年より 2 0 0 9年の方がバ ①地域 1では 2 ベルの大学において、戦術の違いを比較す 9攻撃の割合が増大し ッタス展開と 8 ることで、実践面に対する戦術トレーニン た 。 グ上の示唆を得ることとした。対象とした ②地域 5では 2 0 0 7年より 2 0 0 9年の方がキ 大学は、東北地区大学ラグピーリーグ l部 ツクの割合が増大する結果となった。ま に所属する S大学であり、の 2 0 1 1年度公式 0 0 9年が 2 0 0 7年より減 たサイド攻撃は 2 戦の 3試合を見た。その結果、 S大学の地域 少する結果となった。 別におけるスクラム全体の攻撃戦術を見て ③位置別に分析してみると、 2 0 0 7年は位置 みると、地域 4、地域 5でのキックの戦術の によっては戦術に偏りが見られたが、 割合が圧倒的に高かった。また、ゲイン突破 2 0 0 9年は様々な戦術が取られるように 率に関しては、大学のトップレベルのチー なった。 ムよりも低くなる結果になった。これは戦 ④スクラムから l攻撃でのゲインライン突 術の選択のみならず、技術、体力的要素との 0 0 7年よりも 2 0 0 9年が増大す 破率は、 2 関連も否定できない。しかしこれに近づけ る結果となった。 るトレーニングの方向性は考慮する必要が ⑤スクラムでのターンオーバー率は、わず あるだろ。例えば、 S大学は地域 4、5での かだが 2 0 0 7年より 2 0 0 9年の方が増大し キックの戦術が圧倒的に多かったが、トッ た 。 プレベルの大学ではこの地域でもパックス 9攻撃といったハンドリング技術 展開や 8 が必要な戦術も多く使われている。こうい った自陣の深い地域でも積極的に攻撃を仕 掛けるところが、トップレベルの大学であ 1 4 ラグピーにおけるスクラムからの攻撃戦術に関する研究 文献 日比野弘・高森秀蔵・増村昭策・水上茂・ 和 泉 武 雄( 1 9 8 2 )ラグビーにおけるゲーム 分析ー戦術パターンからの一考察帽。日 3 3 ) p . 6 3 8 . 本体育学会大会、 ( 贋瀬恒平・安ヶ平浩・黒須浩二 ( 2 0 0 9 )ラグ ピーにおける 2 0 0 8年の試験的実施ルー ル導入による影響について。スポーツコ ーチング研究、 7 p p. 111 . 石西克有・大西健・岡本昌夫・草野勇・但 尾哲哉・中川昭・西川光雄・藤井主計・ 溝 畑 寛 治( 1 9 8 9 )ラグビーゲームにおける ペナルティー攻撃の分析についてー関西 大学ラグビー A リーグを対象としてー。 日本体育学会大会、 ( 4 0 ) p . 7 2 2 . 黒岩純・荒川崇・伊藤寿彦・筒井健裕・楚 南兼律・松尾勝博・小粥智浩・西機真・ 上野裕一 ( 2 0 0 9 ) E L Vがゲームに及ぼす影 響ー流通経済大学ラグビー部 2 0 0 8年 度 公式ゲームを比較してー。流通経済大学 スポーツ健康科学部紀要 1 ( 2 ) p p. 19 2 7 . 中川昭・松村径( 1 9 9 8 )ラグビーにおける PK からの攻撃戦術に関する研究ー国内大学 トップレベルのゲーム分析からー。スポ ーツ運動学研究( 1 1 ) p p . 5 3 7 . 佐伯誠司・松本秀雄・八百則和 ( 2 0 0 2 )ラグ ビーフットボールにおける攻撃の局面と トライの関係ー 2 0 0 1年度日本国内のト ップチームを対象としてー。日本体育学 会大会、 ( 5 3 ) p . 5 3 9 . 1 5
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