目次 Matrox製品(Hardware) 画像ボード一覧 ・・・・・ 2 Matrox Odyssey Xpro+ ・・・・・ 4 Matrox Odyssey Xpro ・・・・・12 Matrox Odyssey XG ・・・・・16 Matrox Odyssey eA/XA ・・・・・18 Matrox Odyssey eCL/XCL ・・・・・22 Matrox Helios ・・・・・27 Matrox Solios eA/XA ・・・・・29 Matrox Solios eCL/XCL ・・・・・31 Matrox Solios eCL/XCL-B ・・・・・34 Matrox Solios GigE ・・・・・36 Matrox Morphis ・・・・・38 Matrox Morphis QxT ・・・・・40 Matrox Vio ・・・・・42 Matrox CronosPlus ・・・・・44 Matrox MeteorⅡファミリ ・・・・・45 Matrox MeteorⅡ/Multi-Channel ・・・・・46 Matrox MeteorⅡ/Digital ・・・・・47 Matrox MeteorⅡ/Camera Link ・・・・・48 Matrox 4Sight M ・・・・・50 Matrox Iris P-Series ・・・・・53 Matrox Iris E-Series ・・・・・56 Matrox製品(Software) MIL 8.0 ・・・・・64 MIL-Lite 8.0 ・・・・・71 MIL関数一覧 ・・・・・73 MIL/MIL-Lite 関数一覧 ・・・・・75 MIL/ActiveMIL Benchmarks ・・・・・77 OS・コンパイラ対応表 ・・・・・78 Matrox Inspector 8.0 ・・・・・79 キヤノンSOL開発製品 RobustFinder Standard ・・・・・88 RobustFinder Professional ・・・・・91 【製品ガイド】 画像ボード一覧 画像ボード一覧 製品名 Matrox CronosPlus バス 入力仕様 PCI 入力周波数 オンボード処理 メモリ ・標準アナログ ・モノクロ/カラー (NTSC/PAL/RS-170/CCIR) 無 無 x1 PCIe, PCI(-X), PC/104-Plus ・標準アナログ ・モノクロまたはカラー (NTSC/PAL/RS-170/CCIR) JPEG2000 入力用16MB 処理用16MB x4 PCIe ・標準アナログ ・モノクロまたはカラー (NTSC/PAL/RS-170/CCIR) PCI, PC/104-Plus ・標準/非標準アナログ ・モノクロ/コンポーネントRGB ・フレーム 最大30MHz 無 入力用4MB PCI, PC/104-Plus ・32Bit RS-422/LVDS ・モノクロ/コンポーネントRGB ・フレーム/ライン RS-422:最大25MHz LVDS:最大40MHz 無 入力用64MB PCI, PC/104-Plus ・Camera Link(Base,Medium) ・モノクロ/コンポーネントRGB ・フレーム/ライン 最大50MHz 無 入力用32MB x4 PCIe, PCI-X ・標準/非標準アナログ ・モノクロ/コンポーネントRGB ・フレーム/ライン 最大65MHz 処理用FPGA (オプション) 入力用64MB 処理用64MB (オプション) x4 PCIe, PCI-X ・Camera Link(Base,Medium,Full) ・モノクロ/コンポーネントRGB ・フレーム/ライン 最大85MHz 処理用FPGA (オプション) 入力用64MB 処理用64MB (オプション) PCI-X, x1 PCIe ・Camera Link(Base) ・モノクロ/コンポーネントRGB ・フレーム/ライン 最大85MHz 無 入力用64MB x4 PCIe ・モノクロ/カラー ・フレーム/ライン 処理用FPGA (オプション) 入力用64MB 処理用64MB (オプション) Dual/Quad Matrox Morphis QxT MPEG-4 入力用128MB (16個のCIF 処理用128MB または4個のD1) Multi‒ Channel Digital Matrox MeteorII Camera Link eA/XA eCL/XCL Matrox Solios eCL/XCL-B GigE 2 【製品ガイド】 画像ボード一覧 画像ボード一覧 製品名 バス 入力仕様 入力周波数 オンボード処理 メモリ x4 PCIe, PCI-X ・標準/非標準アナログ ・モノクロ/コンポーネントRGB ・フレーム/ライン 最大160MHz OASIS 入力/処理用 最大256MB (共用) x4 PCIe, PCI-X ・Camera Link(Base,Medium,Full) ・モノクロ/コンポーネントRGB ・フレーム/ライン 最大85MHz OASIS 入力/処理用 最大1GB (共用) x4 PCIe ・HD(720p or 1080i)/SD ・アナログコンポーネントRGB ・SDI(オプション) CCIR-601 無 入力/表示用 128MB(共用) x4 PCIe, PCI-X ・標準/非標準アナログ ・モノクロ/コンポーネントRGB ・フレーム/ライン 最大160MHz ・PowerPC G4 ・OASIS 入力/処理用 512MB x4 PCIe, PCI-X ・Camera Link(Base,Medium,Full) ・モノクロ/コンポーネントRGB ・フレーム/ライン 最大85MHz ・PowerPC G4 ・OASIS 入力/処理用 512MB PCI-X ・標準/非標準アナログ アナログ:最大200MHz ・Camera Link(Base,Medium,Full) Camera Link:最大85MHz ・64Bit LVDS/RS-422 LVDS:最大60MHz ・モノクロ/コンポーネントRGB RS-422:最大32MHz ・フレーム/ライン ・PowerPC G4 ・OASIS 入力/処理用 最大2GB PCI-X ・標準/非標準アナログ アナログ:最大200MHz ・Camera Link(Base,Medium,Full) Camera Link:最大85MHz ・64Bit LVDS/RS-422 LVDS:最大60MHz ・モノクロ/コンポーネントRGB RS-422:最大32MHz ・フレーム/ライン ・PowerPC G4 ・OASIS ・処理用FPGA 入力/処理用 最大2GB eA/XA Matrox Helios eCL/XCL Matrox Vio eA/XA eCL/XCL Xpro Matrox Odyssey Xpro+ 3 【製品ガイド】 Matrox Odyssey Xpro+ Matrox Odyssey Xpro+ カスタム化可能なコプロセッサFPGA付きスケー ラブル画像プロセッサボード 製品の特長 ・PCI-X® ロングカード ・G4 PowerPC™、Matrox設計のASICとカスタム化可能なコプロ セッサFPGA ・5 GB/secを超えるメモリバンド幅 ・2 GB/secのDDR SDRAMメモリ ・最高2 GB/secの外付けI/O バンド幅 ・Camera Link®フレームグラバモジュール (取込速度:最高680 MB/sec) ・4CH入力アナログフレームグラバモジュール (取込速度:最高800MB/sec) ・LVDS/ RS-422フレームグラバモジュール (取込速度:最高480MB/sec) ・ボード間通信(ボードインターコネクト専用ペア) (通信速度:最高1GB/sec) ・ランタイムライセンス再販フリー(MILとONLの実行時間環境*1) かつてないパフォーマンスとバランスのとれたアーキテクチャ MACユニットは、16-bitで単一の16-bit、16-bitで2つの8-bit、ま たは8-bitで4つの8-bit単位で実行することができ、渦巻状オペレー ションでサイクルごとに40-bitの累積で増えていきます。40-bitの 累算器では、16-bit係数とデータを持った16カーネルで、16のため のオーバフロー状態の保証はしません。さらに、PAアーキテク チャにより、対照型カーネルが4倍早く処理できるようになりま す。MACユニットは、階調表示のために、サイクルごとに4つの 最小または最大処理まで実行することができます。 Matrox Odyssey Xpro+は、画像プロセッサボードの設計におい て最高水準のものになります。この第四世代画像プロセッサボー ドは、最新テクノロジーとカスタムテクノロジーが融合した、バ ランスのとれたアーキテクチャで構成され、かつてないレベルの パフォーマンスと価値をお届けします。半導体検査、医療用画 像、プリント検査、表面検査、シグナル処理アプリケーションな どを考慮して設計されたMatrox Odyssey Xpro+は、数百Mbytes/sec のデータ取込みや高速な処理速度を必要とするアプリケーション 用、あるいは、PCのHost CPUが画像処理以外のシステムに占有さ れている場合、理想的な画像処理ボードになります。 ALUは、幅広い演算および論理操作を実行することができま す。サイクルごとにひとつの命令で、ピクセルごとに256の命令 シーケンスを実行するようにプログラムでき、メモリアクセス量 を減らし、メモリI/Oに結びついたシーケンスをさらに高速にしま す。PAは、4つのソースバッファ4まで受け入れることができ、4 つの行き先バッファ *3 へ出力でき、一度に、あるいは一回のパス で、いくつもの操作を可能にします。(つまり、一回のパスで、 四つの画像を平均化することができます)。167 MHzのコア周波 数で操作することで、PAを100 BOPS*4(つまり、毎秒20億ピクセ ル以上の処理)まで高速化できます。 組込マイクロプロセッサ、最新技術のMatrox設計のプロセッサ とルータASIC、カスタム化可能なコプロセッサFPGA、DDRメモ リ、PCI-X®が、Matrox Odyssey Xpro+上で連動することで、従来 の画像処理ボードにでは実現できないパフォーマンスを提供しま す。さらに線形スケーラブルアーキテクチャを採用したMatrox Odyssey Xpro+は、今日さらに将来の処理ニーズに合うよう に、 その環境が準備 さ れて います。Matrox Odyssey Xpro+ は、 Matrox Imagingの過去の画像処理と互換性のある扱いやすいプロ グラミング環境を通して、この性能と柔軟性すべてを応用し、複 雑な画像処理や分析アルゴリズムを解決します。 メモリコントローラ Matrox Oasis は、128-bit の ワ イ ド イ ン タ ー フ ェ ー ス を DDR SDRAMに管理する、非常に効率のよい主記憶コントローラを備 えています。167MHzで作動し、5GB/secを超えるメモリバンド幅 を提供するため、DDR SDRAMとコントローラは連結しています。 このような充分なメモリバンド幅が、Odyssey Xpro+に、メモリ I/Oの連動操作のためにもPAパフォーマンスを続けながら、負荷 の大きなビデオI/Oを快適に操作することが可能となります。 最高水準の技術Matrox Oasis ASIC Matrox Imagingが設計したOasis ASICは、Matrox Odyssey Xpro+ の要となる部品です。高密度チップMatrox Oasisには、CPUブリッ ジ、Links Controller, 主要メモリコントローラ、Pixel Acceleratorが 集積されています。 ピクセルアクセラレータ Pixel Accelerator(PA)は、並列プロセッサコアで、隣接画素、 1対1接続やLUTマッピング操作などの高速化に最適です。 PAは、すべて並行に動作する64個のアレイ処理要素 (processing element)から構成されています。それぞれの処理要素には、乗算 累積 ユニット(multiply-accumulate unit, MAC)と、演算論理 ユ ニット(arithmetic-logic unit, ALU)が備わっています。 4 【製品ガイド】 Matrox Odyssey Xpro+ freescale™ G4 PowerPC™マイクロプロセッサ リンクコントローラ Links Controller (LINX)は、PA、CPU、およびメインメモリか らなる、プロセスノードの内部と外部のあらゆるデータの動きを 管理するルータです。いくつかの並列ビデオやメッセージスト リームを操作することができます。 Matrox Odyssey Xpro+のアクティビティをコントロールし、PA やコプロセッサFPGAにサポートされない操作は、freescale ™ G4 Power PC™マイクロプロセッサで行われます。G4は、汎用CPUや DSP の 最 高 性 能 を 連 動 さ せ、所 定 の ク ロ ッ ク 速 度 で 最 高 の パ フォーマンスを発揮します。G4は、コードの互換性を維持してい る間は、freescale™のパフォーマンス向上のためのソリッドマイ グレーションを支持します。 ビデオストリームは、ひとつまたは複数のフレームグラバモ ジュールからの画像データを、ひとつまたは複数のプロセスノー ドへ、プロセスノード間に、さらにひとつまたは複数のプロセス ノードから、ホストPCやディスプレイへと転送するために使用さ れます。ビデオストリームには、メッセージストリームの上か下 かどちらか調整可能な優先レベルがあります。ビデオストリーム は、入力時の平面分割、出力時の合成、インプットクロッピン グ、入出力サンプリング(1から16)、さらに水平および垂直の スキャン方向の個別コントロールなど、さまざまなフォーマット 化操作を受けることが可能です。後者は、読み込みに、各々異な るスキャン方向のマルチタップカメラからの映像を再構成するた めにはとくに便利です。 G4は、強力な32-bitのスーパースカラRISCとAltiVec™テクノロ ジーの128-bitベクタ実行ユニットを組み入れています。内蔵L2 キャッシュの512 KBが、プロセッサの最高のパフォーマンスを維 持するのを助けます。64-bit MPXバスは、主記憶への効率的なア クセスを提供し、毎秒1.3GBの理論上最大限に近いバンド幅を維 持してくれます。 AltiVec™テクノロジーは、ビデオや画像処理など、過重なアプ リケーション計算要件に合うようにデザインされています。この テクノロジーは、ハイパフォーマンスのベクタデータ用並行処理 エンジンで構成されています。サイクルごと16ピクセルまでの並 行処理に、SIMD(single instruction, multiple data, 単一イ ンストラクション、複数データ)モデルを使用しています。それ を 1.4 GHz で 実 行 し た 場 合、ピ ー ク に は、毎 秒 200 億 の 8-bit MAC、あるいは毎秒100億の32-bit浮動小数点演算の処理能力を提 供してくれます。さらに、AltiVec™テクノロジーは、G4内の他の 実行ユニットと並行して作動します。 メッセージストリームは、プロセッサ相互通信の全タイプ用で す。LINUXは、プロセスノードとホストPC、または他のプロセス ノード間で、ビデオストリームとは別に、メッセージストリーム を操作します。低オーバーヘッドとリアルタイム操作のために、 メッセージの通過は、ハードウェア補助のメカニズムに依存しま す。上記の性能がともに、CPUやPAをデータ管理タスクからアン ロードし、画像処理タスクに集中できるようにしてくれます。 カスタム化可能なコプロセッサFPGA Matrox Odyssey Xpro+には、PAによる高速化が期待できない関 数用に、コプロセッサFPGAが含まれています。このコプロセッサ は、ピン互換性のあるFPGAデバイス*5のAltera® Stratix® IIファ ミリーに基づき、毎秒4GB(つまり、毎秒2 GBのインプットと毎 秒2 GBのアウトプット)の集約メモリバンド幅を提供するQDRII SRAMのバンクを備えています。コプロセッサFPGAへのデータ、ま たそこからのデータは、毎秒2 GBの総容量で、二つのポートを通 して送られます。ヒストグラム、LUTマッピングや歪みは、コプ ロセッサFPGAが加速した操作のサンプルにすぎません。 5 【製品ガイド】 Matrox Odyssey Xpro+ 素早い接続性 パラレルトポロジーは、単一画像の異なる部位に各プロセスノー ドを作動させることで構成されます。ラウンドロビントポロジー は、連続画像に各プロセスノードを作動させることで構成されま す。パイプライントポロジーは、各プロセスノードが単一画像に 独自の操作を実行することで構成されます。 PCI-X は、オプショナルフレームグラバモジュールも含め、プ ロセスノードを他のプロセスノードやPMCデバイスに連結するた めに、Matrox Odyssey Xpro+に使われている構造です。それはま た、Matrox Odyssey Xpro+をホストPCやディスプレイにも連結し ています。PCI-X®は、従来のPCIバススペックに対し、互換性を維 持し、強化した規格です。PCI-X® のVersion 1.0aのスペックで は、最高133 MHzのスピードで作動する64-bitの物理的コネク ションで、最高毎秒1 GBのピークバンド幅をもたらしています。 Matrox ImagingでデザインしたMatrox System Interface Bridge (SIB)、4-ポートPCI-X®ルータは、Matrox Odyssey Xpro+上のPCIX®のコネクションを実現しています。 ® これらトポロジーは組み合わせることができ、単一あるいは複 数のビデオソースでアプリケーションを適用することができま す。どの場合も、各追加ノードがメモリの専用バンクを備えてい るので、マルチボードシステムでのプロセス能力は、リニアにス ケールアップしていきます。この順応性により、Matrox Odyssey Xpro+は、今日また将来のどのようなアプリケーションでの処理 も可能にしてくれるのです。 Matrox Odyssey Xpro+には、相互に連結した複数ボード専用の リンクポート一組が含まれています。リンクポートは、1対1の PCI-X® コネクションで、最高1GBのバンド幅を提供します。それ が、ビデオやメッセージストリームをボード間で転送し、ホスト PCのバス負荷を軽減します(Matrox Oasis ASICセクション参 照)。ビデオやメッセージストリームを、特定のプロセスノード に転送できます。Matrox Odyssey Xpro+を複数搭載することによ り、パラレル、ラウンドロビン、パイプライン処理など、さまざ まなプロセストポロジーを実行するようプログラムできます。 自動的な一時保存用EEPROM Matrox Odyssey Xpro+は、G4 PowerPC™のブートシーケンス(順 序)、システム初期化用のパラメータ、およびデバッグユーティ リティを保存させる一時保存用のEEPROMを備えています。また、 電源入力から始まる自動システムを実行するオペレーティングシ ステムやアプリケーションプログラムを保存にも、使用されま す。 UART MDR26 Serial Tx Serial Rx Camera Control Data Clock MDR26 DB-44 and DB-9* Serial Tx Serial Rx Camera Control 2/ 2/ 8/ 8/ 2/ PSG #1 28-bit Channel Link Receiver 24 / 2 x 256 x 8-bit and 2 x 4K x 12-bit UART 24 / 2 x 256 x 8-bit and 2 x 4K x 12-bit LUTs LUTs 2/ 2/ 8/ PSG #2 Data Clock 8/ 2/ 28-bit Channel Link Receiver Aux. I/O (6) 6/ TTL Transceivers Clock (2) Hsync (2) Vsync (2) Aux. In (4) Aux. Out (4) 4/ 4/ 4/ 8/ 8/ LVDS Transceivers Aux. In (4) 8/ Opto-couplers 6 Video to PCI-X Bridge 64 / (up to 800 MB/s) To Matrox System Interface Bridge 【製品ガイド】 Matrox Odyssey Xpro+ UART MDR26 Serial Tx Serial Rx Camera Control PSG Data Clock 8/ 2/ 28-bit Channel Link Receiver 24 Data Clock 8/ 2/ 28-bit Channel Link Receiver 16 Data Clock 8/ 2/ 28-bit Channel Link Receiver 24 Aux. I/O (6) 6/ TTL Transceivers Clock (2) Hsync (2) Vsync (2) Aux. In (4) Aux. Out (4) 4/ 4/ 4/ 8/ 8/ LVDS Transceivers Aux. In (4) 8/ Opto-couplers MDR26 DB-44 and DB-9* 2/ 2/ 8 / / 64 / / 4 x 256 x 8-bit and 4 x 4K x 12-bit LUTs 64 / Video to PCI-X Bridge 64 / (up to 800 MB/s) To Matrox System Interface Bridge / 多種多様なカメラにマッチしたフレームグラバ アナログフレームグラバ Matrox Odyssey Xpro+ボード上に装備されている標準PCIメザ ニンカード(PMC)領域は、Camera Link®、アナログまたはLVDS/ RS-422フレームグラバモジュール *7 の使用を可能にしています。 このフレームグラバモジュールで、Matrox Odyssey Xpro+は、主 流のエリアやラインスキャンビデオソースからキャプチャできる のです。 アナログフレームグラバは、高周波やハイファイビデオキャプ チャーができる、4つの独立したインプットを備えています。4つ の単一タップビデオソースから同時に取り込めるだけでなく、イ ンプットは、ふたつの2タップビデオソースか、もしくはひとつ のRGBとひとつの単一タップビデオソースから同時に取り込むこ とができます。インプットはまた、ふたつのビデオソースから、 接合レートの2倍で、同時に取り込むことができます。アナログ フレームグラバにはまた、トラブルシューティングのインストー ルと操作用に、内蔵ビデオ生成プログラムも含まれています。 Camera Link®フレームグラバモジュール Camera Link®フレームグラバモジュールは、2つのバージョンが あります。Dual-Baseバージョンでは、Base 規格 *8 を用い、ふた つの独立したCamera Link® ビデオソースを同時取込みが可能で す。Single-Full規格では、Base, MediumまたはFull規格 8 を用い て、単一のCamera Link®ビデオソースから取り込みます。 どちらのバージョンも、Camera Link®のフルスピードで動作し、 トラブルシューティング用のインストールと操作用の内蔵ビデオ 生成プログラムが含まれています。 7 【製品ガイド】 Matrox Odyssey Xpro+ Video In 1a Video In 2a Video In 3a Video In 4a DVI Connector 16 / / 16 Channel #4 16 / 16 / 8 Aux. In (4) / To Matrox 64 System / (up to 800 MB/s) Interface Bridge Video to PCI-X Bridge 16 Channel #3 Aux. In (8) Aux. Out (8) DB-44 and DB-9* / Channel #2 Video In 1b Video In 2b Video In 3b Video In 4b DVI Connector 16 Channel #1 / LVDS/TTL Transceivers Video In 1a Video In 1b OptoCouplers Clock In (LVDS/TTL) (1) Hsync/Csync In (LVDS/TTL) (1) Vsync In (LVDS/TTL) (1) * Present on a separate bracket 10-bit A/D 2:1 MUX 2 / 2 / 2 / PSG #4 Trigger (TTL) UART Exposure (TTL) Rx Tx Channel #1 16 / Channel #2 16 Channel #3 16 / Channel #4 16 / DB-100 DB-100 Video to PCI-X Bridge 64 / (up to 528 MB/s) To Matrox System Interface Bridge 1 Aux. In (8)2 RS-422/LVDS Receivers & Transceivers 16 / 4 / Aux. Out (4) DB-50 / LVTTL Drivers 1 Aux. In (8) Rx (4) Tx (4) 16 / 4 / OptoCouplers 4 / UARTs Data (16) Clock In Hsync In Vsync/Aux. In Clock/Aux. Out 2 Hsync/Aux. Out 2 Vsync/Aux. Out Exposure #1/Aux. Out2 Exposure #2/Aux. Out2 Aux. I/O3 1. Present on separate brackets 2. Can be in LVTTL format 3. LVTTL format 8 32 / 2 / 2 / 2 / 2 / 2 / 2 / 2 / 2 / 16 / RS-422/LVDS Receivers & Drivers 256 x 8-bit & 4K x 12-bit LUT PSG #4 10 / 4 x 1K x 10-bit LUTs 16 / 【製品ガイド】 Matrox Odyssey Xpro+ Matrox Imaging Library (MIL) LVDS/ RS-422フレームグラバモジュール MILは、現行および将来にわたるMatrox画像取込み全製品に対 応させた、画像キャプチャ、処理、分析、表示、およびアーカイ ブ用の操作しやすいプログラミング用ライブラリ(関数)です。 MILが有する工場現場に有効な画像処理と分析機能には、ピクセ ル単位、統計学、フィルタリング、モフォロジー、幾何学的変 形、FFT、セ グ メ ン テ ー シ ョ ン、パ タ ー ン マ ッ チ ン グ、粒 子 解 析、エッジ抽出と分析、測定、特性認識、1次元および2次元 バ ー コ ー ド 読 み と り、キ ャ リ ブ レ ー シ ョ ン、な ら び に JPEG/ JPEG2000画像圧縮などが含まれています。これらの機能がMatrox Odyssey Xpro+上で実行され、G4 PowerPC™とPA用に最適化されま す。 科学、産業、医療用画像デバイスの既存フォームに対応するよ うデザインされた、LVDS/ RS-422フレームグラバモジュールは、 4つの独立した16-bitインプットを特長としています。これらイ ンプットは、2、4、8-タップモノクロームソースやRGBソースか ら取り込めるように設定することができます。LVDS/ RS-422フ レームグラバモジュールにはまた、トラブルシューティングのイ ンストール用と操作用に、内蔵ビデオ生成プログラムも含まれて います。 フレームグラバモジュールの追加 追加フレームグラバモジュールは、Matrox Odyssey PMCキャリ アボードを介して、Matrox Odyssey Xpro+ボードに追加できま す。Matrox Odyssey PMCキャリアボードは、PCI/ PCI-X®スロット を使用し、フレームグラバモジュールをホストするPMCサイトで 重要な役割を演じます。フレームグラバモジュールは、Matrox Odyssey PMCキャリアボード上で装備されたリンクポートを通じ て、Matrox Odyssey Xpro+ボードと情報交換する形になります。 Matrox Odyssey Xpro+用MILは、機能呼出し部分をOdyssey内に 抑え、アプリケーション効率とパフォーマンスを最大になるよう 調整されています。MILベースのアプリケーションプログラム は、単一またはマルチプロセスノードで効率的に実行できます。 MILは、リアルタイムに自動トラッキングや画像表示ウィンドウ の自動更新を含めた画像表示管理を提供します。MILはまた、 ユーザが指定したウィンドウで画像表示が可能です。それに加 え、MILは、マルチで独立したウィンドウや単一のモザイクウィ ンドウを使ったマルチビデオストリームのライブ表示も対応して います。さらに、MILは、表示画像が分割しないよう、かつ表示 エリアを補完しつつ、リアルタイムにスムーズなグラフィック オーバレイを提供します。これらの特性はすべて、Odyssey上の 適切なグラフィックハードを用い、ほとんどホストCPUの介入な しに実行されます。詳細は、MILのデータシートをご参照くださ い。 すべてを包含するプログラミング環境 Matrox Odyssey Xpro+は、アプリケーションプログラムのイン ターフェース(API)と、プログラミングモデルを、開発者で選 択可能です。アプリケーション開発者は、再販フリーのランタイ ム 環 境 1 で、Matrox Imaging Library ま た は Matrox Odyssey Native Libraryを使って、ボードCPU用のプログラムを開発する こ と が で き ま す。ア プ リ ケ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム は、Matrox Odyssey Xpro+を遠隔操作するためにホストPC上で実行すること ができ(すなわちオプションAとB)、あるいは、Matrox Odyssey Xpro+上ですべて実行するように作成することもできます(すな わちオプションCとD)。 Application Program (option A) Odyssey Native Library (ONL) ONLは、画 像プ ロ セ ッ サボー ド で あ るMatrox Odyssey ファ ミ リー専用の、使いやすいプログラミングライブラリ(関数)です。 プログラミングインターフェースは、画像プロセッサボードの旧 製品Matrox Genesisファミリーと互換性があります。マルチプロ セスノートを含め、ビデオキャプチャやシステムコントロールの ほかに、ONLは、正規化グレースケール相関のパターンマッチン グ、粒子解析、およびJPEG圧縮などの画像処理機能を備えていま す。これらの機能は、G4 PowerPC™とPAを活用することにより最 適化されています。ONL機能は、機能呼出し部分をOdyssey内に抑 えています。 Application Program (option B) プログラミングモデル ONL MIL ONL MIL Application Program (option C*) Application Program (option D*) Matrox Odyssey Xpro+用のアプリケーションプログラムは、ホ スト動作か完全内蔵(Embedded)モードで動作します。ホスト動作 モードでは、アプリケーションプログラムは、ホストPCのCPU上 で動作し、Matrox Odyssey Xpro+にリモートより実行コマンドを 送ります。ホスト動作モードはもっとも簡単な方法ですが、ホス トPCプラットフォームの環境に左右される可能性があります。完 全な内蔵(Embedded)モードでは、アプリケーションプログラム は、G4 PowerPC™上で直接動作します。アプリケーションプログ ラムは、ホストPCプラットフォームとほとんど情報交換がなく、 安定した動作環境を確保します。完全内蔵(Embedded)モードは、 Matrox Odyssey Developer s Toolkit(DTK)で開発します。 Host PC Matrox Odyssey Note: Arrows indicate direction of function call. *Requires DTK package 9 【製品ガイド】 Matrox Odyssey Xpro+ Matrox Odyssey Developer s Toolkit Camera Link®フレームグラバモジュール ・2種類のメーカーオプション ‐2個の独立した Baseポート(dual-Base)*7 ‐1個のBase/ Medium/ Fullポート(single-Full)*7 ・最大85 MHzまでのピクセルクロックに対応 ・フレームおよびラインスキャンに対応 ・4個の256 x 8-bitおよび4個の4K x 12-bit LUT ・6個のTTL AuxI/O ・各4個のLVDS Aux入出力 ・2個の独立したLVDSピクセルクロック、hsync、vsync出力 ・4個のフォトカプラ Aux入力 ・自己診断のための内部ビデオ発生器 Matrox Odyssey Developer s Toolkit (DTK)を用いて、開発 者は、Matrox Odyssey Xpro+の機能をフル活用することができま す。MIL や ONL ベ ー ス ア プ リ ケ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム を 直 接 G4 PowerPC™上で動作させるだけでなく、Matrox Odyssey DTKは、 ONL機能を併合することで主記憶I/Oボトルネックを減らすため、 開発者はアルゴリズムをさらに最適化することができます。 Matrox Odyssey DTKを用いてまた、開発者は、カスタマイズし たG4 PowerPC™やPA機能も書き込むことができます。カスタムG4 PowerPC™コードは、AltiVec™技術の最適化を含め、C/C++ですべ て書き込むことができます。AltiVec™技術は、C言語拡張子と組 込み関数を用いてプログラムされています。古臭く複雑なアセン ブリコードは必要ありません。カスタムPAコードは、平易なAPI と擬似アセンブリ言語を通して開発されます。詳細は、Matrox Odyssey Developer s Toolkitのデータシートをご参照ください アナログフレームグラバモジュール 4つの独立したビデオ入力 - 2:1 mux - ACまたはDCカップリング - バイパス可能な50 MHzローパスフィルタ - 可変ゲインアンプと調整可能なリファレンス最高100MHz の10-bit A/D - SN比50.4 dB*8 - ± Pixel Jitter 4.3 ns*9 - 分解能0.5 ns単位256 stepで調整可能なClockPhase 4個の1K x 10-bit LUT - LVDS/TTL ピ ク セ ル ク ロ ッ ク、hsync/ csync/ vsync 入出力 - TTL トリガー入力とExposure出力 - RS232シリアルポート •下記組合せの入力対応 - コンポーネントRGB ビデオ入力 - 2つのデュアルタップモノクロビデオ入力 - 最高200 MHzの2つのモノクロビデオ入力 • フレーム及びラインスキャン対応 • 各8個のTTL/ LVDS Aux入出力 • 4個のフォトカプラ Aux入力 • キャリブレーションパラメータ保存用PROM • 自己診断のための内部ビデオ発生器 ユーティリティ Matrox Intellicamカメラ接続設定用ユーティリティが、MILや ONL開発ツールキットに同梱されています。Matrox Intellicam は、さまざまなビデオソースをキャプチャするために、対話形式 でユーザがフレームグラバモジュールの接続ファイルを設定する ためのWindows®ベースプログラムです。また、対話形式のシステ ム 設 定、マ ル チ ボ ー ド 設 定 ツ ー ル、メ モ リ や コ マ ン ド ビ ュ ー アー、パフォーマンス表示モニタやシステム診断メッセージツー ルを組み入れたデバッグユーティリティを含んでいます。 オペレーティングシステムサポート Matrox Odyssey Xpro+ 用 ホ ス ト は、Microsoft® Windows® 2000, Windows® XP、お よ び Linux*2 環 境 に 対 応 し て い ま す。G4 PowerPC™は、省設置スペースと、タスク切換えと割込みへの迅速 な反応を備えた一般的なRTOSを実行します。 FPGA設定 MIL/ ONL開発ツールキットには、さまざまな画像処理機能を実 行できるFPGA用設定関数が準備されています。カスタマイズ設定 をするには、Matrox FPGA Developer s Toolkit (FDK)を用いる 必要があります。詳細は、FDKデータシートをご参照ください。 LVDS/ RS-422 フレームグラバモジュール ・4個の独立したビデオ入力 - 16-bit幅LVDSまたはRS-422インターフェース - 最高60 MHz(LVDS)、32 MHz(RS-422)のサンプリング - 256 x 8-bitおよび4K x 12-bit LUTs - LDS/ RS-422クロック、hsync/ Vsync/ Aux入力 - 5つの可変なLDS/ RS-422出力 ・可変な入力フォーム - 4つの1TAP(8-16bit)または2TAP(8bit)モノクロビデオ - 2つの2TAP(10-16bit)または4TAP(8bit)モノクロビデオ - 1つの4TAP(10-16bit)または8TAP(8bit)モノクロビデオ - 2つの8bit RGBビデオ - 1つの(10-16bit)RGBビデオ • フレームおよびラインスキャン対応 • 8つのLVDS/ RS-422 Aux入力 • 4つのLVDS/ RS-422 Aux出力 • 8つのフォトカプラ Aux入力 • 自己診断のための内部ビデオ発生器 プロセッサボード ・3.3V 64-bit カードエッジコネクタ付きPCI/PCI-X®ロング カード ・1.4 GHz MPC7447A (167 MHz MPXバス) ・167 MHz DDR SDRAMメインメモリ512 MB、1 GB、2 GB ・カスタム化可能なコプロセッサFPGA - Altera® Stratix® IIファミリー*5 -8、16、32、または64 MB QDRII SRAM ・16 MB flash EEPROM ・64-bit 33/66/100/133 MHz 3.3 V PMCサイト ・2個の64-bit 33/66 MHz 3.3 V PCI及び64-bit 66/100/133 MHz PCI-X®専用リンク ・64-bit 33/66 MHz 3.3 V PCIおよび64-bit 66/100/133 MHz PCI-X®ホストインターフェース 10 【製品ガイド】 Matrox Odyssey Xpro+ PMCキャリアボード 製品ラインアップ ・汎用64-bit カードエッジコネクタ付PCI/PCI-X®カード ・64-bit 33/66/100/133 MHz 3.3 V PMCサイト ・2つの64-bit 33/66 MHz 3.3V PCIおよび64-bit 66/100/133 MHz PCI-X®専用リンク ハードウェア 型式 説明 O+ 145M 06316 xxxx ボードのサイズと使用環境 ・31.2 L x 10.7 H x 1.73 W cm (12.3 x 4.2 x 0.68 ) (ブラケットとリテーナー*10無し) ・消費電力 - プロセッサボード:64.96W(11.2A @ 3.3V 36.96W、5.6A@5V 28.0W) - PMCキャリアボード:4.2W(1.04A @ 3.3V 3.4W、 0.15A@5V 0.8W) - アナログフレームグラバモジュール:12.6W(1.21 A @ 3.3V 4W、[email protected]、0.33A@12V 4W) - Camera Link®フレームグラバモジュール: 4W(0.75A @ 3.3V 2.5W、0.3A@5V 1.5W) - LVDS/ RS-422フレームグラバモジュール: 4.4W(0.97A @ 3.3V 3.2W、0.24A@5V 1.2W) ・作業温度:0℃から55℃ (32˚Fから131˚F) ・換気条件:ボードあたり150LFM (Linear Feet Per Minutes) ・相対湿度:95% (結露無き事) ・認証 :FCCクラスA未定、CEクラスA未定、RoHS対応 OCB xxxx OLPIC 1.4 GHz MPC7447Aスケーラブル PCI-X®画像プロセッサボード、 512 MB DDR SDRAM12、 EP2S60…C3FPGA with 16 MBQDRII SRAMおよびオプショナル フレームグラバモジュール オプショナルフレームグラバ モジュール付PMC キャリアボード リンクポートインターコネクトボード 注:フレームグラバモジュールがないときは、xxxxを除去、ある 時は語尾を以下の適当なフレームグラバモジュールに差し替えて 下さい。フレームグラバモジュールは別に入手できません。 …SFCL… …DBCL… …QHAL… …QDLまたはR… Single-Full Camera Link®フレームグラバ モジュールとケーブルアダプタボード Dual Base Camera Link®フレームグラバ モジュールとケーブルアダプタボード カッドインプット高周波アナログフレーム グラバモジュールとケーブルアダプタ ボード(LVDS aux I/O) LVDS/ RS-422フレームグラバモジュールと ケーブルアダプタボード ソフトウェア環境 ケーブル 型式 DVI-TO-8BNC/O ・Microsoft® Windows® 2000、Windows®XP、Linux*2 ・ホストPCで作動するアプリケーション(Windows) - MIL/ ONLはMicrosoft® Visual C++® .NET 2003 - ActiveMILはMicrosoft® Visual Basic® .NET 2003または Visual C++® .NET 2003 ・ホストPCで作動するアプリケーション(Linux)*2 - GNU Compiler CollectionとMIL/ ONL ・ボード上で作動するアプリケーション - Matrox Odyssey TDKとMetrowerks® CodeWarrior® DBHD100-TO-OPEN 説明 8' または2.4 m、DVIから 8 BNCへ、 アナログフレームグラバモジュール用 オープンエンドケーブル LVDS/ RS-422フレームグラバモジュール用 オープンエンドケーブルへ3 m (10 ) 高密度DB-100 ケーブル 詳細は別途お問合せ下さい。 ※1.HosT PCでの処理時にはランタイムライセンスが必要です ※2.詳細はお問い合わせ下さい ※3.MACユニット用のバッファは1つだけです ※4.Billion operation per second ※5.EP2S60,90,130,180 ※6.フレームグラバモジュールはMatrox odyssey xpro+でのみ 使用可能 ※7.詳細データはCamera Link® spectfictionを参照 ※8.50MHz ローパスフィルターで測定 ※9.水平周期15.7KHzで測定 ※10.24.8L×10.7H×1.9Wcm ※11.1GBまたは2GB DDR SDRAMも使用可能 11 【製品ガイド】 Matrox Odyssey Xpro Matrox Odyssey Xpro 最先端テクノロジにより拡張性を備えた 高性能画像処理ボード 製品の特長 ・PCIバス用フレームグラバ ・PCI-X® ロングカード ・G4 PowerPCとカスタムASICにより140BOPSオーバーの性能 ・5GB/secを超えるメモリバンド幅 ・DDR SDRAMは2GBまで搭載 ・2GB/secまで可能な外部I/Oバンド幅 ・Option Grab Module用のPMC SITE ・CameraLink® Grabber Moduleは680MB/secサンプリングまで対 応 ・4ch独立入力アナログGrabber Moduleは800MB/secサンプリング まで対応 ・LVDS/RS422 Grabber Moduleは480MB/secサンプリングまで対応 ・ローカルなボード間転送は1GB/secまで対応 Odysseyの心臓部PowerPC ALUは広範囲の数値論理演算を実行することが可能です。ALU によりメモリアクセス回数を減らし、メモリI/Oを加速するため に、1サイクルあたり1命令でピクセルあたり最高256の命令を実 行するようにプログラムすることができます。PAは4個の入力 バッファと4個の出力バッファにアクセスすることが可能であ り、この結果、4個の画像を平均化するなどの処理を1つのパスで 実行することができます。動作周波数は167MHzであり、最高 100BOPS(100億演算/秒)まで実行可能です。 Odysseyで は、画像処理をつかさどる心臓部にあたる CPUに Freescale社製G4 PowerPCを採用しています。G4 PowerPCは32bit スーパースケーラーRISCとAltiVecTMテクノロジの128bitベクトル 演算ユニットを備えています。512KBの内部L2キャッシュと2MB の外部L3キャッシュ(Odyssey Xproのみ搭載)によりプロセッサ 能力を存分に引き出しています。64bit MPXバスによりメインメ モリへの効率的なアクセスが可能であり、理論値に近い1GB/sec の高速バンド幅を維持できます。 メモリコントローラ AltiVecTMテクノロジは、ビデオや画像処理の ようなコンピュータ資源をより多く必要とする アプリケーションのために特別に設計されたものです。AltiVecTM テクノロジはベクトルデータのための高速並列処理エンジンから なります。処理のためにSIMD(single instruction, multiple data)モ デルを使用し、同時に1サイクルあたり16pixelまで処理可能で す。1.3GHzで動作した場合、最高処理性能は1秒あたり20億回の 8bit乗算(MAC)演算又は10億回の32bit浮動小数点演算となりま す。さらにAltiVecTMテクノロジはG4内のほかの処理と同時実行可 能です。 Matrox OasisはDDR SDRAMメモリへの128bit幅インターフェー スを管理するための効率的なメインメモリコントローラを含んで います。167MHzで動作し、DDR SDRAMメモリとコントローラ は5GB/秒を超えるバンド幅で結合されます。 リンクスコントローラ リンクスコントローラ(LINX)は処理ノード(PA、CPUとメ インメモリの総称)の内外全てのデータのやり取りを管理する ルーターです。同時に複数のビデオの流れとメッセージの流れを 扱うことが可能です。 Matrox Oasis ASIC ビデオの流れは、1個又は複数のフレームグラバモジュールか ら1個又は複数の処理ノードへ、又は、処理ノード間、そして処 理ノードからホストPCへ画像を転送するのに使われます。設定可 能なプライオリティレベルが有り、メッセージの流れよりも高く も低くも設定することができます。ビデオの流れは、入力信号の プレーンの分割、出力信号のプレーンの統合、入力クロッピン グ、入出力のサブサンプリング(1∼16まで)、そして独立した 水平、垂直方向の制御等、種々のフォーマット処理が行われま す。水平垂直独立の方向制御は特にマルチタップが異なる走査方 向を必要とするカメラからの適正な画像の再構築のために有効で す。 Matroxが設計したOasis ASICはMatrox Odysseyの基幹コンポー ネントです。高密度チップのMatrox Oasisはピクセルアクセラ レータ、メインメモリコントローラ、リンクコントローラ、CPU ブリッジの機能を包含しています。 ピクセルアクセラレータ ピクセルアクセラレータ(PA)は近傍演算、画素間演算、LUT 演算を高速化する並列処理エンジンです。PAは並行処理が可能な 64 個 の 処 理 ユ ニ ッ ト か ら な り、そ れ ぞ れ の ユ ニ ッ ト は 乗 算 (MAC)ユニットと数値論理演算(ALU)ユニットからなりま す。 メッセージの流れは、内部プロセッサ通信のすべての形式に対 応しています。LINXは処理ノードとホストPC、または他の処理 ノード間とのメッセージの流れを、ビデオの流れとは独立して扱 うことができます。メッセージは小さなオーバーヘッドやリアル タイム処理など、ハードウェアに手助けされたメカニズムに依存 しています。また上記機能はCPUやPAからデータ処理の負荷を削 減し、それらが画像処理に専念できる環境を作っています。 MACユニットはコンボリューション演算のために1サイクルあ たり40bitの演算器で1個の16bit×16bit、2個の8bit×16bit、または4個 の8bit×8bitを実行が可能です。40bit演算器は16×16のカーネルで 16bitの係数とデータによる演算でもオーバーフローすることはあ りません。さらにPAアーキテクチャは対象形のカーネルならば4 倍の速度で処理可能です。また、MACユニットはグレースケール モフォロジ演算のために、1サイクルあたり最高4個の最小また は最大演算を行うことが可能です。 12 【製品ガイド】 Matrox Odyssey Xpro PCI-X®バス プロセッサボード ・PCI/PCI-X®ロングカード、3.3V 64bitカードエッジコネクタ ・1.3GHz MPC7457(167MHz MPXバス) ・2MBの DDR SRAM L3キャッシュ ・512MBまたは1GBの133MHz DDR SDRAMメインメモリ ・16MB flash EEPROM ・64bit 33/66/100/133MHz 3.3V PMCサイト ・2個の64bit 33/66MHz 3.3V PCI及び64bit 66/100/133MHz PCI-X®専用リンク ・64bit 33/66MHz 3.3V PCI及び64bit 66/100/133MHz PCI-X®ホストI/F PCI-X®はOdysseyでは内部的に処理ノード間のI/Fやオプション のフレームグラバモジュールとのI/Fに使われています。さらに表 示などホストPCとの接続にも使われます。PCI-X®は従来のPCIバ ス仕様と互換性を保って拡張された高機能バスです。PCI-X®の Ver.1.0では64bit幅で最高133MHzすなわちピークバンド幅が1GB/ 秒を超える仕様になっています。Matrox System Interface Bridge (SIB)はMatroxが設計した4ポートPCI-X®ルーターでOdysseyの PCI-X®接続を管理しています。 Odyssey Xproでは複数のボードの接続専用に二つ のリンクポートを持っています。リンクポートは 1GB/秒以上のバンド幅を供給し、これによりホスト PCのバスは、ビデオやメッセージの流れを運ぶための負荷が軽減 されます。ビデオとメッセージの流れは、指定の処理ノードへブ ロードキャスト又はルーティングされます。複数枚のOdyssey Xpro構成では、パラレル・ラウンドロビン・パイプラインといっ た種々のトポロジーでプログラミングすることが可能です。いず れのケースでも、複数ボードシステムの処理能力は、専用メモリ を含む追加ノード毎に線形にスケールアップします。Odyssey Xproの拡張性・フレキシビリティにより、今日及び将来必要とさ れるほとんどのアプリケーションが実現可能です。 Camera Link®フレームグラバモジュール ・2種類のメーカーオプション - 2個の独立したBaseポート(dual-base) - 1個のBase/Medium/Fullポート(single-full) ・最大85MHzまでのピクセルクロックに対応 ・フレーム及びラインスキャンに対応 ・4個の256x8bit及び4個の4Kx12bit LUT ・6個のTTL AuxI/O ・各4個のLVDS Aux入力と出力 ・2個の独立したLVDS Pixelclk、Hsync、Vsync入力 ・4個のフォトカプラ Aux 入力 ・自己診断のための内部ビデオ発生器 Odyssey Xpro Odyssey XproはOdysseyシリーズの中心機種です。画像処理を行 うプロセッサボードと、入力を行う特長のあるフレームグラバモ ジュールからなります。 13 【製品ガイド】 Matrox Odyssey Xpro アナログフレームグラバモジュール LVDS/RS-422フレームグラバモジュール ・4つの独立したビデオ入力 - 2:1MUX - AC又はDCカップリング - バイパス可能な50MHzLowPassFilter - 可変ゲインアンプと調整可能なリファレンス - 最高100MHzの10bit A/D - SN比50.4dB - Pixel Jitter ±4.3ns - 分解能0.5ns単位256stepで調整可能なClockPhase - 4個の1Kx10bit LUTs - LVDSピクセルクロック、Hsync、Vsync入力 - TTLトリガー入力と露光出力 - RS232シリアルポート ・下記組合せの入力対応 - コンポーネントRGBビデオ入力 - 2つのデュアルタップモノクロビデオ入力 - 最高200MHzの2つのモノクロビデオ入力 ・フレーム及びラインスキャン対応 ・各8個のTTL/LVDS Aux入出力 ・4個のフォトカプラ Aux入力 ・キャリブレーションパラメータ保存用PROM ・自己診断のための内部ビデオ発生器 ・4個の独立したビデオ入力 - 16bit幅のLVDSまたはRS-422インターフェース - 最高60MHz(LVDS)、32MHz(RS-422)サンプリング - 256x8bitと4Kx12bit LUT - LVDS/RS-422 Clock、H,V-sync、AUX入力 - 5つの可変なLVDS/RS-422AUX output - 3つの可変なLVTTL AUX I/Os - RS232シリアルポート ・可変な入力フォーム - 4つの1TAP(8-16bit)または2TAP(8bit)モノクロビデオ - 2つの2TAP(10-16bit)または4TAP(8bit)モノクロビデオ - 1つの4TAP(10-16bit)または8TAP(8bit)モノクロビデオ - 2つの8bit RGBビデオ - 1つの(10-16bit)RGBビデオ ・フレーム及びラインスキャン対応 ・8つのLVDS/RS-422 Aux入力 ・4つのLVDS/RS-422 Aux出力 ・8つののフォトカプラ Aux入力 ・自己診断のための内部ビデオ発生器 14 【製品ガイド】 Matrox Odyssey Xpro ボードのサイズと使用環境 ・サイズ :31.2L×10.7H×1.73W cm(12.3”x4.2”x0.68”) (ボードサイズ、リテーナー無し) ・消費電力 :-プロセッサボード: 49W ([email protected] 19.83W、5.89A@5V 29.45W) -アナログフレームグラバ付き: 61.9W ([email protected] 20.8W、6.81A@5V 34W、 0.33A@12V 4W) -Camera Link®フレームグラバ付き:53.3W ([email protected] 22.3W、6.19A@5V 40.0W) -デジタルフレームグラバ付き: 53.7w ([email protected] 23.0W、6.13A@5V 30.7W) ・動作温度 :0℃∼55℃ ・必要冷却能:ボードあたり150LFM(Linear Feet per Minutes) ・相対湿度 :95%まで(結露無き事) ・認証 :FCC class A、CE Class A、RoHS対応 ソフトウェア(プログラミング)環境 製品ラインアップ Odyssey Xproは、開発者にアプリケーション・プログラミン グ・インタフェース(API)とプログラミングモデルの選択を提 供します。アプリケーションの開発者は、ライセンスフリーの Matrox Imaging Library(MIL)またはOdyssey Native Library (ONL)を使ってプログラムすることができます。アプリケー ションプログラムは間接的に、Odyssey Xpro(Option A、Bのよ うに)をコントロールするために、ホストPC上で実行、あるいは 完全にOdyssey Xpro(Option C、Dのように)上で実行させるこ ともできます。 Odyssey Xpro OP4 13G 1G xxxx : プロセッサボード OCB xxxx : PMCキャリアボード xxxx : SFCL : Single-FULL Camera Link ® DBCL: Dual-BASE Camera Link® QHAL: 4ch独立Analog入力 QDL : LVDSデジタル入力 QDR : RS422デジタル入力 OLPIC: リンクポート接続ボード ・Microsoft Windows 2000/ XP、Linux(予定) ・ホストPC上で動作のアプリケーション - MILはMicrosoft VC++.NET 2003 - ActiveMILはMicrosoft VB.NET 2003またはVC++.NET 2003 - ONLはMicrosoft VC++.NET 2003 ・ボード上で動作するアプリケーション - Matrox Odyssey DTKとPowerPCエンベディッド システム用Metrowerks CodeWarriorで開発 ケーブル DVI-TO-8BNC/O: アナログ用、DVI to 8BNCとOpenEndケーブル(2.4m) DBHD100-TO-OPEN: デジタル用、高密度DB-100 toOpen Endケーブル(3m) 詳細資料はMatrox社HPからdatasheetをダウンロードして下さい。 http://www.matrox.com/imaging/products/odyssey_xpro/home.cfm 15 【製品ガイド】 Matrox Odyssey XG Matrox Odyssey XG ハイファイビデオと とグラフィックスディスプレイ 製品の特長 ・PCI-X® カード ・256-bit GPU ・128 MB DDR SDRAM ・専用バス ・デジタル,アナログ(TVを含む)アウトプット機能 ・10-bit 400MHz RAMDACS ・マルチディスプレイコンフィギュレーション対応(VGA 2機またはVGA1機とTV) ・Microsoft® Windows® 2000とWindows® XP用ディスプレイ ドライバ PCI-X®用最先端ディスプレイ Matrox Odyssey XGは、Matrox Odyssey Xpro+のビデオキャプ チャと処理システムに、最先端のディスプレイ機能と品質を提供 す る よ う デ ザ イ ン さ れ た、PCI-X® グ ラ フ ィ ク ス ボ ー ド で す。 Matroxデザインの256-bit GPUで、Matrox Odyssey XGは非常に シャープな高解像度グラフィクスとビデオ機能を持ち、最高2機 のアナログやデジタルモニター、または単一モニターや標準TVへ のアウトプット機能を備えています。 Matrox Odyssey XGには、Matrox Odyssey Xpro+と最適に動作 するために一組のリンクポートを備えています。リンクポートに よる PCI-X® 1対1専 用コネクションによっ て、Matrox Odyssey Xpro+ か ら Matrox Odyssey XG へ は、ホ ス ト PC へ の 貴 重 な PCI/ PCI-X®バスバンド幅を消費することなく画像が転送することが出 来ます。 Link B Link A / 64 (up to 1 GB/s) Link 2 128 MB DDR SDRAM / Matrox System Inter face Bridge (SIB) 64 (up to 1 GB/s) Link 3 Link 0 / DVI Connector #1 Digital or Analog RGB output DVI Connector #2 Digital or Analog RGB, or TV (CVBS or Y/C) output 128 (up to 8 GB/s) Matrox 256-bit GPU / 64 (up to 1 GB/s) Link 2 32 / (up to 800 MB/s) Link 1 Matrox System Inter face Bridge (SIB) Link 0 / s 64 (up to 1 GB/s) ® Ho t 3.3V PCI / PCI-X Bus 16 【製品ガイド】 Matrox Odyssey XG ハードウェア仕様 ・3.3V 64-bit カードエッジコネクタ付きPCI/PCI-X®カード ・Matrox製256-bit GPU ・128 MB DDR SDRAM ・2個の64-bit 33/66 MHz 3.3V PCIおよび64-bit 66/100/133 MHz PCI-X®専用リンク ・64-bit 33/66 MHz 3.3V PCIおよび64-bit 66/100/133 MHz PCI-X®ホストインターフェース ボードサイズと使用環境 ・サイズ :24.8Lx10.7Hx1.9Wcm(9.8 x4.2 x0.75 ) ( ブラケットとリテーナー無し) ・消費電力:16.7W (2.75A @ 3.3V 9.1W、0.8A@5V 4.0W、0.3A @12V 3.6W) ・作業温度:0℃から55℃ (32˚Fから131˚F) ・換気条件:ボードあたり100 LFM (Liner Feet per Minutes) ・相対湿度:最高95% (結露無き事) ・認証 :FCCクラスA、CEクラスA、RoHS 対応 ソフトウェア環境 ・Microsoft® Windows® 2000とWindows®XP用ディスプレイ ドライバ 製品ラインアップ ハードウェア 型式 OG 12M L0 DDVI 0* ケーブル 型式 DVI-TO-DVIBNCSV 適用 128 MB DDR SDRAMとリンクポート インターコネクト付きPCI-X®グラフィクス ボード。DVI-Iから2個のHD-15アダプタ 適用 DVI-IからDVI-I、BNC 2点およびSVHS アダプタ2点(TVアウトプットに必要)。 詳細は別途お問合せ下さい。 17 【製品ガイド】 Matrox Odyssey eA/XA Matrox Odyssey eA/XA 最先端の画像処理ボード 製品の特長 ・x4 PCle™(eA)またはPCI-X® (XA)ロングカード ・G4 PowerPC™と専用ASICとの結合により130BOPS*1以上を実現 ・メモリバンド幅は5GB/sec以上 ・512MB DDR SDRAM ・640MB/secまでのデータ入力が可能な独立4chアナログ フレームグラバー ・ホストPCとのI/Oバンド幅は1 GB/sec ・使用可能なソフトウェアは別売りで、Matrox Imaging Library (MIL),Matrox Odyssey Native Library (ONL) およびMatrox Odyssey Developer's Toolkit ・Microsoft® Windows® 2000、Windows® XPおよびLinux*3,*4対応 ・MILとONLの実行環境はライセンスフリーで再配布 最先端のパフォーマンスを備え、進化するアーキテクチャ ALUは広範囲の数値論理演算を実行することが可能です。ALU は、多種多様な算術または論理演算を実行することができます。 サイクルごとに1つの命令で、ピクセルごとに256の命令シーケン スを実行するようにプログラムでき、メモリアクセス量を減ら し、メモリI/Oに結びついたシーケンスをさらに加速します。PA は、4つのソースバッファからの受け入れ *5 と、4つのディスティ ネーションバッファへのアウトプットができ、1度に、あるいは1 回のパスで、いくつもの操作を可能にしてくれます(つまり、1 回のパスで、4つの画像を平均化することができます)。コア周 波数167 MHzでの操作で、PAを100 BOPS*1(つまり、毎秒20億ピク セル/sec以上の処理)まで実行できます。 Matrox Odyssey eA/XAは、最新の既成テクノロジーとカスタム テクノロジーを、確立されたアーキテクチャ内で最適に組み合わ せ、最先端のパフォーマンスと価値をお届けする第四世代の画像 処理ボードです。半導体検査、医療画像、印刷検査、表面検査、 信号処理アプリケーションなどの要求に対してデザインされた Matrox Odyssey XAは、数百MB/secのデータ取り込みや処理速度 を必要とするアプリケーションに、あるいはまた、PCが他のシス テムアクティビティにより過負荷がかかっているアプリケーショ ンに理想的な選択です。 最新技術の専用プロセッサとルータASIC、DDRメモリ、そして PCIe™/PCI-X®が、Matrox Odyssey eA/XA上で連動し、1つの画像 処理ボードに比類なきパワーを与えます。Matrox Imagingの前世 代の画像プロセッサと互換性のあるプログラミング環境を通し て、このパワーと順応性すべてにアクセスし、精巧な画像処理や 分析アルゴリズムを取り入れています。 メモリコントローラ Matrox Oasisは、DDR SDRAMメモリを128-bit幅で管理するため の非常に効率のよいコントローラを備えています。167MHzで作動 し、5GB/sec を 超 え る メ モ リ バ ン ド 幅 を 提 供 す る た め に、DDR SDRAMメモリとコントローラは連結しています。このような充分 なメモリバンド幅が、メモリI/Oの連動操作のためのPAパフォー マンスを維持しながらも、Odyssey eA/XAに過重なビデオI/Oへの 快適な操作を実現のものとしてくれるのです。 最高水準の技術Matrox Oasis ASIC Matrox ImagingがデザインしたOasis ASICは、Matrox Odyssey eA/XA の 要 と な る コ ン ポ ー ネ ン ト で す。高 密 度 チ ッ プ Matrox Oasisは、CPUブリッジ、リンクスコントローラー、主要メモリコ ントローラ、ピクセルアクセラレーターから構成されています。 リンクスコントローラ リンクスコントローラー (LINX)は、PA、CPU、およびメインメモ リからなる、プロセッシングノードの内部と外部のあらゆるデー タの動きを管理するルータです。ビデオやメッセージストリーム を同時に操作することができます。 ビデオストリームは、フレームグラバからの画像データを、プ ロセッシングノードへ、さらにプロセッシングノードから、ディ スプレイを含むホストPCへと転送するために使用されます。ビデ オストリームには、メッセージストリームより上か下かを調整可 能な優先レベルがあります。ビデオストリームは、インプット時 の平面分割、アウトプット時の統合、インプットクロッピング、 インプットやアウトプットのサブサンプリング(1から16)や、 さらには水平および垂直のスキャン方向の個別コントロールな ど、さまざまなフォーマットを可能にします。後者は、読み出し に、それぞれ異なるスキャン方向の複数のタップを必要とするカ メラからの映像を再構成するためには特に便利です。 ピクセルアクセラレータ ピクセルアクセラレーター(PA)は、並列プロセッサコアで、 近傍処理隣接画素、画素間演算やLUTマッピング操作などを加速 し ま す。す べ て 並 行 に 動 く 64 の ア レ イ 処 理 要 素 (processing element)から構成されています。それぞれの処理要素には、乗算 累積ユニット(multiply-accumulate unit, MAC)と、演算論理 ユニット(arithmetic-logic unit, ALU)があります。 MACユニットは、16-bitで1つの16-bitまたは2つの8-bit、ある い は 8-bit で 4 つ の 8-bit 乗 算 を 実 行 す る こ と が で き、コ ン ボ リューション処理では1サイクルで40-bitの累積が可能です。40bitの累算器では、16-bitの係数とデータを持った16x16のカーネ ルでオーバフローしないことを保証します。さらに、PAアーキテ クチャは対称型カーネルの場合、4倍速く処理できます。MACユ ニットはまた、グレースケールのモフォロジー処理のために、1 サイクル4回のオペレーションで実行できます。 18 【製品ガイド】 Matrox Odyssey eA/XA Video In 1a Video In 1b 10 / 10-bit A/D 2:1 MUX / / 2 2 PSG #1 UART G4 PowerPC Video In 1a Video In 2a Video In 3a Video In 4a Video In 1b Video In 2b Video In 3b Video In 4b DB-44 and DB-9* Aux. Out (8) 16 / 16 / Aux. In (4) 8/ Aux. In (8) 10 / / Exposure (TTL) Rx Tx DVI Connector LUTs 2 Clock In (LVDS) Hsync In (LVDS) Vsync In (LVDS) Trigger (TTL) DVI Connector 1024 x 10-bit (MPC7447A) Channel #1 10 / Channel #2 10 / Channel #3 10 / Video to PCI-X Bridge Channel #4 10 / FLASH EEPROM / 64 (up to 1.3 GB/s) LINK 1 Matrox Oasis 512 MB DDR SDRAM 128 / (up to 5.3 GB/s) LINK 0 / LVDS/TTL Transceivers 64 (up to 1 GB/s) PCI-X to PCIeTM (eA) or PCI-X® (XA) Bridge ® OptoCouplers * Present on a separate bracket x4 PCIe (eA) TM (up to 1 GB/sec) メッセージストリームは、プロセッサ相互の通信で使われま す。LINXは、プロセッシングノードとホストPC間で、ビデオスト リームとは別に、メッセージストリームを操作します。メッセー ジのパスは、低オーバーヘッドとリアルタイム操作のために、 ハードウェアがアシストするメカニズムに依存します。上記の性 能が、CPUやPAをともにデータ管理タスクから開放し、画像処理タ スクに集中できるようにしてくれます。 5V/3.3V PCI/PCI-X (XA) ® 64-bit (up to 1 GB/sec) 高性能なホストバスインターフェースの選択 4レーン(x4)PCle™やPCI-X®は、それぞれMatrox Odyssey eA とMatrox Odyssey XAボードとホストPCを連結するために使われ ているインターフェースです。PCle™は、従来のPCIやPCI-X® の 続編です。PCle™のVersion 1.xは、x4レーンを通して1GB/secの ピークバンド幅を提供するために2.5 GHzで作動します。PCI-X® は、従来のPCIに対し遡って互換性を強化した高性能インター フェースです。PCI-X®のVersion 1.0aのスペックでは、最高133 MHzのスピードで動作する64-bitの物理的コネクションで、最高 1GB/secのピークバンド幅をもたらしています。 最高品質のfreescale™ G4 PowerPC™マイクロプロセッサ Matrox Odyssey eA/XA上で、PAでは高速化できない操作を行い アクティビティをコントロールするのは、freescale ™ G4 Power PC™マイクロプロセッサです。G4は、汎用CPUやDSPの最高性能を 兼ね備え、所定のクロック速度で最高のパフォーマンスを提供し てくれます。G4はまた、コードの互換性を維持し、パフォーマン スの向上のために freescale ™の充実した移植パスによりバック アップされています。 完全自律のFlash EEPROM G4には、強力な32-bitのスーパースカラーRISCとAltiVec™テク ノロジーの128-bitベクタ実行ユニットが組み込まれています。 内蔵L2キャッシュ(512 KB)がプロセッサが最高のパフォーマン スを維持するのを助けます。64-bit MPXバスは、主記憶への効率 的なアクセスを提供し、1.3GB/secの理論上最大限に近いバンド 幅を維持してくれます。 Matrox Odyssey eA/XAは、G4 PowerPC™のブートシーケンス、 システム初期化パラメータ、およびデバッグユーティリティを記 憶するFlash EEPROMを備えています。また、電源投入による自動 起動システムを実装するOSやアプリケーションプログラムを記憶 させるために使用することもできます。 統合アナログフレームグラバ ア ナ ロ グフレ ー ム グ ラバ は、高 周 波や 高 精細 ビ デ オ キャ プ チャーが可能な、4つの完全に独立した入力を備えています。最 高4つのシングルビデオタップソースから同時入力することがで きるだけでなく、2つのデュアルタップビデオソース、もしくは1 つののRGBビデオソースから取り込むことができます。入力はま た、2つののビデオソースから、名目上アクイジションレートの2 倍で同時に取り込むこともできます。また、アナログフレームグ ラバにはインストールと操作のトラブルシューティング用に、内 蔵ビデオ生成機能が含まれています。 AltiVec™テクノロジーは、ビデオや画像処理などのように過重な 処理を要するアプリケーションに合うよう特にデザインされてい ます。このテクノロジーは、高性能なベクトルデータ用並列処理 エンジンで構成されています。サイクルごと16ピクセルまでの並 列処理に、SIMD(single instruction, multiple data)モデル を使用しています。それを1 GHzで実行した場合、ピーク時には 毎秒160億回の8-bit MAC、あるいは毎秒80億回の32-bit浮動小数 点演算の処理能力を提供してくれます。さらに、AltiVec™テクノ ロジーは、G4内の他の実行ユニットと並行して動作します。 19 【製品ガイド】 Matrox Odyssey eA/XA すべてを網羅するプログラミング環境 Odyssey Native Library (ONL) Matrox Odyssey eA/XAは、アプリケーションプログラムのイン ターフェース(API)やプログラミングモデルを開発者に選択さ せてくれます。アプリケーションの開発者は、ライセンスフリー の 実 行 環 境 *2 で、Matrox Imaging Library(MIL) ま た は Matrox Odyssey Native Library(ONL)を使ってプログラムすることがで きます。アプリケーションプログラムは、Matrox Odyssey eA/XA を遠隔操作するためにホストPC上で実行することもできるし、あ るいは、Matrox Odyssey eA/XA上ですべて実行するように作成す ることもできます。 ONLは、画像プロセッサボードMatrox Odysseyファミリー専用 の使い易いプログラミングライブラリです。プログラミングイン ターフェースはMatrox Genesisファミリーと互換性があります。 ONLでは、ビデオキャプチャーやシステムコントロールのほか に、正規化相関パターン認識、BLOB分析、およびJPEG圧縮などの 画像処理機能を備えています。これらの機能は、G4 PowerPC™と PAのパワーが利用できるように完全に最適化されています。ONL 機能はファンクションコールのオーバーヘッドを最小限に抑えて います。 Matrox Imaging Library (MIL) プログラミングモデル MILは、現在と将来にわたるMatrox Imagingハードウェア全ラ インに対応させた、画像入力、処理、分析、ディスプレイ、およ びアーカイブ用の使い易いプログラミングライブラリです。MIL の処理分析機能には、画素間演算、統計学、フィルタリング、モ フォロジー、幾何学的変換、FFT、セグメンテーション、パター ン認識、BLOB分析、エッジ抽出と分析、測長、文字認識、1Dや2D コード読取り、キャリブレーション、ならびにJPEG/JPEG2000画 像圧縮などが含まれています。このような機能がMatrox Odyssey eA/XA上で実行され、G4 PowerPC™とPA用に完全に最適化されてい るのです。 Matrox Odyssey eA/XA用のアプリケーションプログラムは、 ホスト作動か組込みモードで作動できます。ホスト作動モード では、アプリケーションプログラムはホストPCのCPU上で作動 し、処理実行時にリモートでMatrox Odyssey eA/XAへコマンド が送られます。ホスト作動モードはもっとも簡単な実装手法で すが、ホストPCプラットフォームの決定によりパフォーマンス が左右されることになります。組込みモードでは、アプリケー ションプログラムは、G4 PowerPC™上で直接作動します。アプリ ケーションプログラムは、ホストPCプラットフォームとほとん ど相互作用することなく動作を確保してくれます。組込みモー ドを使用する場合は、Matrox Odyssey Developer s Toolkit (DTK)が必要です。 Matrox Odyssey eA/XA用MILは、ファンクションコールのオー バーヘッドを抑え、アプリケーション効率とパフォーマンスを最 大限引き出すよう調整されています。MILは、自動トラッキング や画像ディスプレイウィンドウのライブビデオレベルの自動更新 によって、優秀なディスプレイ管理を提供します。MILはまた、 ユーザにより指定されたウィンドウのディスプレイをも考慮に入 れています。それに加え、MILは、複数の個別ウィンドウや単一 のモザイクウィンドウを用いて、複数のビデオストリームのライ ブディスプレイにも対応しています。さらにMILは、非破壊グラ フィックグラフィックオーバレイを実現し、ディスプレイ領域を 塞いだりすることがないようライブビデオレベルで調整します。 このような特性は、適切なグラフィックハードウェアを使用した 場合、ほとんどホストCPUの介入なしに実行されます。 Application Program (option A) Application Program (option B) ONL MIL ONL MIL Application Program (option C*) Application Program (option D*) Host PC Matrox Odyssey Note: Arrows indicate direction of function call. *Requires DTK package 20 【製品ガイド】 Matrox Odyssey eA/XA Matrox Odyssey Developer s Toolkit ボードのサイズと使用環境 ・31.2 L x 10.7 H x 1.73 W cm (12.3 x 4.2 x 0.68 ) (ブラケットとリテーナー無し) ・消費電力:46.5W(4.27A @ 3.3V 14.1W、5.56A@5V 27.8W、 0.38A@12V 4.6W) ・作業温度:0℃から55℃ (32˚Fから131˚F) ・換気条件:ボードあたり100 LFM (Linear Feet per Minutes) ・相対湿度:95%まで (結露無き事) ・認証 :FCCクラスA、CEクラスA、RoH対応 Matrox Odyssey Developer s Toolkit (DTK) で、開 発 者 は Matrox Odyssey eA/XAのパワーを余すところなく利用することが できます。MILやONLベースのアプリケーションプログラムを直接 G4 PowerPC ™ 上で 作 動 さ せられ る だ け でな く、Matrox Odyssey DTKは、メインメモリのI/Oボトルネックを減らすためにONL機能 を併合することで、アルゴリズムをさらに最適化します。 Matrox Odyssey DTKではまた、G4 PowerPC™やPAの機能をカス タムすることもできます。G4 PowerPC™コードのカスタムは、 AltiVec™テクノロジーの最適化を含めC/C++ですべて書き込まれ ています。AltiVec™テクノロジーは、C言語と組み込み関数でプ ログラムされています。難しいアセンブリコードは必要ありませ ん。PAコードのカスタムは、ローレベルAPIと擬似アセンブリ言 語 を 通 し て な さ れ て い ま す。詳 し く は、Matrox Odyssey Developer s Toolkitデータシートを参照してください。 ソフトウェア環境 ・Microsoft® Windows® 2000、Windows®XP、Linux ・ホストPC上で作動するアプリケーション(Windows) - MILとMicrosoft® Visual C++® .NET 2003 - ActiveMILとMicrosoft® Visual Basic® .NET 2003 またはVisual C++® .NET 2003 - ONLとMicrosoft® Visual C++® .NET 2003 ・ホストPC上で作動するアプリケーション(Linux) -GNU Compiler CollectionとONL ・ボード上で作動するアプリケーション - Matrox Odyssey TDKとMetrowerks® CodeWarrior® ユーティリティ MIL や ONL ソ フ ト ウ ェ ア 開 発 キ ッ ト に 添 付 さ れ て い る の は、 Matrox Intellicamカメラコンフィギュレーションユーティリ ティです。Matrox Intellicamは、さまざまなビデオソースから キ ャ プ チ ャする た め に、ユーザ が 対 話 式にフ レ ー ム グラバ モ ジュールのコンフィギュレーションを出来るようにしてくれる、 Windows®ベースプログラムです。また、対話型システコンフィ ギュレーションや、メモリやコマンドビューアー、高性能モニタ やシステム診断メッセージツールを組み入れたデバッグユーティ リティなども含まれています。 製品ラインアップ ハードウェア 型式 O 10G 5M QHAL 説明 1 GHz MPC7447A PCI-X® 画像プロセッサ ボード、512MBDDR SDRAM、4ch独立 アナログフレームグラバ(LVDS aux. I/O) O 10G 5M QHAL E 1GHz MPC7447A, 512MB DDR SDRAM 付きx4 PCIe™画像プロセッサボード、 4ch独立アナログフレームグラバ (LVDS aux. I/O) オペレーティングシステムサポート Matrox Odyssey eA/XA用のホスト環境としては、Microsoft® Windows® 2000, Windows® XP、およびLinux*3,*4 に対応していま す。また、G4 PowerPC™内では、タスクスイッチと割込みへの高 速なレスポンスを備えた実績のあるRTOSが走っています。 ハードウェア仕様 ケーブル DVI-TO-8BNC/O ・x4 PCle™ ロングカード、または汎用64-bit カードエッジコネ クタ(64-bit 33/66 MHz 5/3.3V PCIと 64-bit 66/100/133 MHz PCI-X®)付きPCI/PCI-X®ロングカード ・1 GHz MPC7447A (167 MHz MPXバス) ・167 MHz DDR SDRAM メインメモリ512 MB ・16 MB flash EEPROM ・4つの独立したビデオ入力 - 2:1 mux - ACまたはDCカップリング - バイパス可能なローパスフィルタ: 7.5 MHz or 40 MHz - 可変ゲインアンプと調整可能なリファレンス - 最高80 MHzの10-bit A/D - SN比51.7 dB*5 - Pixel Jitter ± 2.3 ns*6 - 分解能0.5 ns単位256 stepで調整可能なClockPhase - 4個の1K x 10-bit LUT - LVDS/TTLピクセルクロック、hsync/csync、vsync入 出力 - TTL トリガー入力と露光入出力 - RS-232 シリアルポート •下記組合せの入力対応 - コンポーネントRGB ビデオ入力 - 2つのデュアルタップモノクロビデオ入力 - 最高 160 MHzの2つのモノクロビデオ入力 • フレーム及びラインスキャン対応 • 各8個のTTL/LVDS Aux入出力 • 4個のフォトカプラ Aux入力 • キャリブレーションパラメータ保存用PROM • 自己診断のための内部ビデオ発生器 8' または2.4 mケーブル、DVIから 8 BNCへ、オープンエンドケーブル 詳細資料はMatrox社HPからdatasheetをダウンロードして下さい。 http://www.matrox.com/imaging/products/odyssey_xa/home.cfm ※1.Billion operation per second ※2.HosT PCでの処理時にはランタイムライセンスが必要です ※3.詳細はお問い合わせ下さい ※4.MACユニット用バッファは1つだけです ※5.40 MHzローパスフィルターで測定 ※6.水平周期 15.7KHzで測定 21 【製品ガイド】 Matrox Odyssey eCL/XCL Matrox Odyssey eCL/XCL 最先端の画像プロセッサボード 製品の特長 ・x4 PCle™(eCL)またはPCI-X® (XCL)カード ・G4 PowerPC™と専用ASICとの結合により130BOPS1以上を実現 ・メモリバンド幅は5GB/sec以上 ・512MB DDR SDRAM ・680MB/secまでのデータ入力が可能なCamera Link® フレームグラバー ・ホストPCとのI/Oバンド幅は1 GB/sec ・使用可能なソフトウェアは別売りで、Matrox Imaging Library (MIL),Matrox Odyssey Native Library (ONL) およびMatrox Odyssey Developer's Toolkit ・Microsoft® Windows® 2000、Windows® XPおよびLinux3,4対応 ・MILとONLの実行環境はライセンスフリーで再配布 ALUは、多種多様な算術または論理演算を実行することができ ます。サイクルごとに1つの命令で、ピクセルごとに256の命令 シーケンスを実行するようにプログラムでき、メモリアクセス量 を減らし、メモリI/Oに結びついたシーケンスをさらに加速しま す。PAは、4つのソースバッファからの受け入れ5と、4つのディス ティネーションバッファへのアウトプットができ、1度に、ある いは1回のパスで、いくつもの操作を可能にしてくれます(つま り、1回のパスで、4つの画像を平均化することができます)。コ ア周波数167 MHzでの操作で、PAを100 BOPS1(つまり、毎秒20億 ピクセル/sec以上の処理)まで実行できます。 最先端のパフォーマンスを備え、進化するアーキテクチャ Matrox Odyssey eCL/XCLは、最新の既成テクノロジーとカスタ ムテクノロジーを、確立されたアーキテクチャ内で最適に組み合 わせ、最先端のパフォーマンスと価値をお届けする第四世代の画 像処理ボードです。半導体検査、医療画像、印刷検査、表面検 査、信号処理アプリケーションなどの要求に対してデザインされ たMatrox Odyssey XAは、数百MB/secのデータ取り込みや処理速 度を必要とするアプリケーションに、あるいはまた、PCが他のシ ステムアクティビティにより過負荷がかかっているアプリケー メモリコントローラ 最新技術の専用プロセッサとルータASIC、DDRメモリ、そして PCIe™/PCI-X®が、Matrox Odyssey eCL/XCL上で連動し、1つの画 像処理ボードに比類なきパワーを与えます。Matrox Imagingの前 世代の画像プロセッサと互換性のあるプログラミング環境を通し て、このパワーと順応性すべてにアクセスし、精巧な画像処理や 分析アルゴリズムを取り入れています。 Matrox Oasisは、DDR SDRAMメモリを128-bit幅で管理するため の非常に効率のよいコントローラを備えています。167MHzで作動 し、5GB/sec を 超 え る メ モ リ バ ン ド 幅 を 提 供 す る た め に、DDR SDRAMメモリとコントローラは連結しています。このような充分 なメモリバンド幅が、メモリI/Oの連動操作のためのPAパフォー マンスを維持しながらも、Odyssey eCL/XCLに過重なビデオI/Oへ の快適な操作を実現のものとしてくれるのです。 最高水準の技術Matrox Oasis ASIC リンクスコントローラー Matrox ImagingがデザインしたOasis ASICは、Matrox Odyssey eCL/XCLの 要となるコンポー ネントで す。高密度チップ Matrox Oasisは、CPUブリッジ、リンクスコントローラー、主要メモリコ ントローラ、ピクセルアクセラレーターから構成されています。 リンクスコントローラー (LINX)は、PA、CPU、およびメインメ モリからなる、プロセッシングノードの内部と外部のあらゆる データの動きを管理するルータです。ビデオやメッセージスト リームを同時に操作することができます。 ピクセルアクセラレーター ビデオストリームは、フレームグラバからの画像データを、プ ロセッシングノードへ、さらにプロセッシングノードから、ディ スプレイを含むホストPCへと転送するために使用されます。ビデ オストリームには、メッセージストリームより上か下かを調整可 能な優先レベルがあります。ビデオストリームは、インプット時 の平面分割、アウトプット時の統合、インプットクロッピング、 インプットやアウトプットのサブサンプリング(1から16)や、 さらには水平および垂直のスキャン方向の個別コントロールな ど、さまざまなフォーマットを可能にします。後者は、読み出し に、それぞれ異なるスキャン方向の複数のタップを必要とするカ メラからの映像を再構成するためには特に便利です。 ピクセルアクセラレーター(PA)は、並列プロセッサコアで、 近傍処理隣接画素、画素間演算やLUTマッピング操作などを加速 し ま す。す べ て 並 行 に 動 く 64 の ア レ イ 処 理 要 素 (processing element)から構成されています。それぞれの処理要素には、乗算 累積ユニット(multiply-accumulate unit, MAC)と、演算論理 ユニット(arithmetic-logic unit, ALU)があります。 MACユニットは、16-bitで1つの16-bitまたは2つの8-bit、あ るいは8-bitで4つの8-bit乗算を実行することができ、コンボ リューション処理では1サイクルで40-bitの累積が可能です。 40-bitの累算器では、16-bitの係数とデータを持った16x16の カーネルでオーバフローしないことを保証します。さらに、PA アーキテクチャは対称型カーネルの場合、4倍速く処理できま す。MACユニットはまた、グレースケールのモフォロジー処理の ために、1サイクル4回のオペレーションで実行できます。 メッセージストリームは、プロセッサ相互の通信で使われま す。LINXは、プロセッシングノードとホストPC間で、ビデオス トリームとは別に、メッセージストリームを操作します。メッ セージのパスは、低オーバーヘッドとリアルタイム操作のため に、ハードウェアがアシストするメカニズムに依存します。上 記の性能が、CPUやPAをともにデータ管理タスクから開放し、画 像処理タスクに集中できるようにしてくれます。 22 【製品ガイド】 Matrox Odyssey eCL/XCL G4 PowerPC UART Serial Tx Serial Rx Camera Control MDR26 Data Clock 2/ 2/ 8/ (MPC7447A) PSG #1 8/ 2/ 28-bit ChannelLink Receiver Data Clock 2/ 2/ 8/ 8/ 2/ MDR26 28-bit ChannelLink Receiver Aux. I/O (6) 6/ Clock (2) Hsync (2) Vsync (2) Aux. In (4) Aux. Out (4) 4/ 4/ 4/ 8/ 8/ 8/ TTL Transceivers DB-44 and DB-9* Aux. In (4) 2 x 256 x 8-bit and 2 x 4K x 12-bit LUTs 24 UART Serial Tx Serial Rx Camera Control / 24 TM 2 x 256 x 8-bit and 2 x 4K x 12-bit 32 32 Video to PCI-X Bridge 64 / (up to 800 MB/s) LINK 1 Matrox Oasis LUTs FLASH EEPROM PSG #2 64 (up to 1.3 GB/s) 512 MB DDR SDRAM 128 / (up to 5.3 GB/s) LINK 0 / TM 64 (up to 1 GB/s) PCI-X® to PCIeTM (eCL) or PCI-X® (XCL) Bridge LVDS Transceivers x4 PCIe (eCL) 5V/3.3V PCI/PCI-X (XCL) TM ® (up to 1 GB/sec) 64-bit (up to 1 GB/sec) Opto-couplers * Present on a separate bracket UART MDR26 Serial Tx Serial Rx Camera Control Data Clock MDR26 Data Clock Data Clock Aux. I/O (6) DB-44 and DB-9* Clock (2) Hsync (2) Vsync (2) Aux. In (4) Aux. Out (4) Aux. In (4) G4 PowerPC 2/ 2/ 8/ 8/ 2/ 8 2 8 2 6 4 4 4 8 8 8 (MPC7447A) PSG 28-bit ChannelLink Receiver 28-bit ChannelLink Receiver 28-bit ChannelLink Receiver TM TM 24 16 / 64 2 x 256 x 8-bit and 2 x 4K x 12-bit LUTs TM Video to PCI-X Bridge 64 / 24 64 / (up to 800 MB/s) 64 (up to 1.3 GB/s) LINK 1 Matrox Oasis FLASH EEPROM LINK 0 TTL Transceivers / LVDS Transceivers PCI-X® to PCIeTM (eCL) or PCI-X® (XCL) Bridge Opto-couplers x4 PCIe (eCL) TM (up to 1 GB/sec) * Present on a separate bracket 23 512 MB DDR SDRAM 128 / (up to 5.3 GB/s) 64 (up to 1 GB/s) 5V/3.3V PCI/PCI-X (XCL) ® 64-bit (up to 1 GB/sec) 【製品ガイド】 Matrox Odyssey eCL/XCL 最高品質のfreescale™ G4 PowerPC™マイクロプロセッサ すべてを網羅するプログラミング環境 Matrox Odyssey eCL/XCLは、アプリケーションプログラムのイ ンターフェース(API)やプログラミングモデルを開発者に選択 させてくれます。アプリケーションの開発者は、ライセンスフ リーの実行環境 2 で、Matrox Imaging Library(MIL)またはMatrox Odyssey Native Library(ONL)を使ってプログラムすることがで きます。アプリケーションプログラムは、Matrox Odyssey eCL/ XCLを遠隔操作するためにホストPC上で実行することもできる し、あるいは、Matrox Odyssey eCL/XCL上ですべて実行するよう に作成することもできます。 Matrox Odyssey eCL/XCL上で、PAでは高速化できない操作を行 い ア ク テ ィ ビ テ ィ を コ ン ト ロ ー ル す る の は、freescale ™ G4 Power PC™マイクロプロセッサです。G4は、汎用CPUやDSPの最高 性能を兼ね備え、所定のクロック速度で最高のパフォーマンスを 提 供 し て く れ ま す。G4 は ま た、コ ー ド の 互 換 性 を 維 持 し、パ フォーマンスの向上のためにfreescale™の充実した移植パスによ りバックアップされています。 G4には、強力な32-bitのスーパースカラーRISCとAltiVec™テク ノロジーの128-bitベクタ実行ユニットが組み込まれています。 内蔵L2キャッシュ(512 KB)がプロセッサが最高のパフォーマン スを維持するのを助けます。64-bit MPXバスは、主記憶への効率 的なアクセスを提供し、1.3GB/secの理論上最大限に近いバンド 幅を維持してくれます。 Matrox Imaging Library (MIL) MILは、現在と将来にわたるMatrox Imagingハードウェア全ラ インに対応させた、画像入力、処理、分析、ディスプレイ、およ びアーカイブ用の使い易いプログラミングライブラリです。MIL の処理分析機能には、画素間演算、統計学、フィルタリング、モ フォロジー、幾何学的変換、FFT、セグメンテーション、パター ン認識、BLOB分析、エッジ抽出と分析、測長、文字認識、1Dや2D コード読取り、キャリブレーション、ならびにJPEG/JPEG2000画 像圧縮などが含まれています。このような機能がMatrox Odyssey eCL/XCL上で実行され、G4 PowerPC™とPA用に完全に最適化されて いるのです。 AltiVec™テクノロジーは、ビデオや画像処理などのように過重 な処理を要するアプリケーションに合うよう特にデザインされて います。このテクノロジーは、高性能なベクトルデータ用並列処 理エンジンで構成されています。サイクルごと16ピクセルまでの 並列処理に、SIMD(single instruction, multiple data)モデ ルを使用しています。それを1 GHzで実行した場合、ピーク時に は毎秒160億回の8-bit MAC、あるいは毎秒80億回の32-bit浮動小 数点演算の処理能力を提供してくれます。さらに、AltiVec™テク ノロジーは、G4内の他の実行ユニットと並行して動作します。 Matrox Odyssey eCL/XCL 用 MIL は、フ ァ ン ク シ ョ ン コ ー ル の オーバーヘッドを抑え、アプリケーション効率とパフォーマンス を最大限引き出すよう調整されています。MILは、自動トラッキ ングや画像ディスプレイウィンドウのライブビデオレベルの自動 更新によって、優秀なディスプレイ管理を提供します。MILはま た、ユーザにより指定されたウィンドウのディスプレイをも考慮 に入れています。それに加え、MILは、複数の個別ウィンドウや 単一のモザイクウィンドウを用いて、複数のビデオストリームの ライブディスプレイにも対応しています。さらにMILは、非破壊 グラフィックグラフィックオーバレイを実現し、ディスプレイ領 域を塞いだりすることがないようライブビデオレベルで調整しま す。このような特性は、適切なグラフィックハードウェアを使用 した場合、ほとんどホストCPUの介入なしに実行されます。 高性能なホストバスインターフェースの選択 4レーン(x4)PCle™やPCI-X®は、それぞれMatrox Odyssey eA とMatrox Odyssey XAボードとホストPCを連結するために使われ ているインターフェースです。PCle™は、従来のPCIやPCI-X® の 続編です。PCle™のVersion 1.xは、x4レーンを通して1GB/secの ピークバンド幅を提供するために2.5 GHzで作動します。PCI-X® は、従来のPCIに対し遡って互換性を強化した高性能インター フェースです。PCI-X®のVersion 1.0aのスペックでは、最高133 MHzのスピードで動作する64-bitの物理的コネクションで、最高 1GB/secのピークバンド幅をもたらしています。 Odyssey Native Library (ONL) ONLは、画像プロセッサボードMatrox Odysseyファミリー専用 の使い易いプログラミングライブラリです。プログラミングイン ターフェースはMatrox Genesisファミリーと互換性があります。 ONLでは、ビデオキャプチャーやシステムコントロールのほか に、正規化相関パターン認識、BLOB分析、およびJPEG圧縮などの 画像処理機能を備えています。これらの機能は、G4 PowerPC™と PAのパワーが利用できるように完全に最適化されています。ONL 機能はファンクションコールのオーバーヘッドを最小限に抑えて います。 完全自律のFlash EEPROM Matrox Odyssey eCL/XCLは、G4 PowerPC™のブートシーケン ス、システム初期化パラメータ、およびデバッグユーティリ ティを記憶するFlash EEPROMを備えています。また、電源投入 による自動起動システムを実装するOSやアプリケーションプロ グラムを記憶させるために使用することもできます。 プログラミングモデル Matrox Odyssey eCL/XCL用のアプリケーションプログラムは、 ホスト作動か組込みモードで作動できます。ホスト作動モードで は、アプリケーションプログラムはホストPCのCPU上で作動し、 処理実行時にリモートでMatrox Odyssey eCL/XCLへコマンドが送 られます。ホスト作動モードはもっとも簡単な実装手法ですが、 ホストPCプラットフォームの決定によりパフォーマンスが左右さ れることになります。組込みモードでは、アプリケーションプロ グラムは、G4 PowerPC™上で直接作動します。アプリケーション プログラムは、ホストPCプラットフォームとほとんど相互作用す ることなく動作を確保してくれます。組込みモードを使用する場 合は、Matrox Odyssey Developer s Toolkit(DTK)が必要です。 集積Camera Link®フレームグラバモジュール Matrox Odyssey eCL/XCLは、2種類のCamera Link® 規格のう ち、1種類を選択して利用することができます。Dual-Baseバー ジョンでは、Base 規格 6 を用い、2CHの完全に独立したCamera Link® ビデオソースからの同時取り込みが可能です。SingleFull規格 6 では、Base, MediumまたはFull規格 6 を用い、1CHの Camera Link®ビデオソースから取り込み可能です。どちらの バージョンも、どのようなCamera Link® 領域またはラインス キャンソースからも画像をキャプチャすることができ、Camera Link®の最高速度での実行が保証されています。これらには、ト ラブルシューティングのインストールや操作用の内蔵ビデオ生 成プログラムからも含まれます。 24 【製品ガイド】 Matrox Odyssey eCL/XCL Application Program (option A) Application Program (option B) ONL MIL ONL MIL Application Program (option C*) Application Program (option D*) Host PC Matrox Odyssey Note: Arrows indicate direction of function call. *Requires DTK package Matrox Odyssey Developer s Toolkit オペレーティングシステムサポート Matrox Odyssey eCL/XCL用のホスト環境としては、Microsoft® Windows® 2000, Windows® XP、およびLinux3,4に対応しています。 また、G4 PowerPC™内では、タスクスイッチと割込みへの高速な レスポンスを備えた実績のあるRTOSが走っています。 Matrox Odyssey Developer s Toolkit (DTK) で、開 発 者 は Matrox Odyssey eCL/XCLのパワーを余すところなく利用すること ができます。MILやONLベースのアプリケーションプログラムを直 接G4 PowerPC™上で作動させられるだけでなく、Matrox Odyssey DTKは、メインメモリのI/Oボトルネックを減らすためにONL機能 を併合することで、アルゴリズムをさらに最適化します。 ハードウェア使用 ・x4 PCle™ カード、または汎用64-bit カードエッジコネクタ (64-bit 33/66 MHz 5/3.3V PCIと64-bit 66/100/133 MHz PCI-X®)付きPCI/PCI-X®カード ・1 GHz MPC7447A (167 MHz MPXバス) ・167 MHz DDR SDRAM メインメモリ512 MB ・16 MB flash EEPROM ・2種類のメーカーオプション ‐2個の独立したBaseポート(dual-Base) ‐1個のBase/ Medium/ Fullポート(single-Full) ・最大85 MHzのピクセルクロックに対応 ・フレームおよびラインスキャンに対応 ・4個の256 x 8-bitおよび4個の4K x 12-bit LUT ・6個のTTL AuxI/O ・各4個のLVDS Aux入出力 ・2個の独立したLVDS Pixelclk、hsync、csync、vsync出力 ・4個のフォトカプラ Aux入力 ・自己診断のための内蔵ビデオ発生器搭載 Matrox Odyssey DTKではまた、G4 PowerPC™やPAの機能をカス タムすることもできます。G4 PowerPC™コードのカスタムは、 AltiVec™テクノロジーの最適化を含めC/C++ですべて書き込まれ ています。AltiVec™テクノロジーは、C言語と組み込み関数でプ ログラムされています。難しいアセンブリコードは必要ありませ ん。PAコードのカスタムは、ローレベルAPIと擬似アセンブリ言 語 を 通 し て な さ れ て い ま す。詳 し く は、Matrox Odyssey Developer s Toolkitデータシートを参照してください。 ユーティリティ MIL や ONL ソ フ ト ウ ェ ア 開 発 キ ッ ト に 添 付 さ れ て い る の は、 Matrox Intellicamカメラコンフィギュレーションユーティリ ティです。Matrox Intellicamは、さまざまなビデオソースから キ ャ プ チ ャする た め に、ユーザ が 対 話 式にフ レ ー ム グラバ モ ジュールのコンフィギュレーションを出来るようにしてくれる、 Windows®ベースプログラムです。また、対話型システムコンフィ ギュレーションや、メモリやコマンドビューアー、高性能モニタ やシステム診断メッセージツールを組み入れたデバッグユーティ リティなども含まれています。 ボードのサイズと使用環境 ・17.5 L x 10.7 H x 1.73 W cm (6.9 x4.2 x0.68 ) (ブラケットとリテーナー無し) ・消費電力(通常):3.15A @ 3.3Vまたは10.4W、4.44A@5V または24.7W、または計35.1W ・作業温度:0℃から55℃(32˚Fから131˚F) ・換気条件:ボードあたり100 LFM(liner feet per minute) ・相対湿度:95% まで(結露無き事) ・認証 :FCCクラスB、CEクラスB、RoHS対応 25 【製品ガイド】 Matrox Odyssey eCL/XCL ソフトウェア環境 ・Microsoft® Windows® 2000、Windows®XP、Linux ・ホストPC上で作動するアプリケーション(Windows) - MILとMicrosoft® Visual C++® .NET 2003 - ActiveMILとMicrosoft® Visual Basic® .NET 2003または Visual C++® .NET 2003 - ONLとMicrosoft® Visual C++® .NET 2003 ・ホストPC上で作動するアプリケーション(Linux) - GNU Compiler CollectionとONL ・ボード上で作動するアプリケーション - Matrox Odyssey TDKとMetrowerks® CodeWarrior® 製品ラインアップ ハードウェア 型式 O 10G 5M SFCL O 10G 5M SFCL E O 10G 5M DBCL O 10G 5M DBCL E 適用 1 GHz MPC7447A PCI-X® 画像プロセッサ ボード、512MBDDR SDRAM、single-Full Camera Link®フレームグラおよび ケーブルアダプタボード 1 GHz MPC7447A, 512MB DDR SDRAM付き x4PCIe™画像プロセッサボード、 single-Full Camera Link®フレームグラバ およびケーブルアダプタボード 1 GHz MPC7447A, 512MB DDR SDRAM付き PCI-X®画像プロセッサボード、 dual-Base Camera Link®フレームグラバ およびケーブルアダプタボード 1 GHz MPC7447A, 512MB DDR SDRAM付き x4PCIe™画像プロセッサボード、 dual-Base Camera Link®フレームグラバ およびケーブルアダプタボード ケーブル 詳細資料はMatrox社HPからdatasheetをダウンロードして下さ い。 http://www.matrox.com/imaging/products/odyssey_xcl/ home.cfm 26 【製品ガイド】 Matrox Helios Matrox Helios 強力な前処理機能を持つ 高機能アナログと高速カメラリンク フレームグラバ 製品の特長 <eA/XA> ・x4 PCIe™ あるいはPCI-X®用ロングカード ・4ch独立入力 ・10bit A/Dコンバーター搭載 ・最高160MHzのサンプリングレート ・256 MBのDDR SDRAM搭載 <eCL/XCL> ・x4 PCIe™ あるいはPCI-X®用ショートカード ・BASE構成2台またはFULL構成1台のカメラ制御 ・最大85MHzまでのピクセルクロックに対応 ・1GBまでのDDR SDRAM搭載可能 <以下シリーズ共通> ・5 GB/秒を越えるメモリ転送速度 ・最大100 BOPS (Billion Operations Per Second)の強力な前処理コア能力 ・最大1GB /秒のホストPC転送能力 ・MIL/ActiveMILまたは MIL-Lite/ActiveMIL-Liteで使用可能(別売) ・Windows2000、XP、Linux*サポート ・シリアルポートはCOMポートにマッピング可能 ・4逓倍のロータリーエンコーダーに対応 概要 ピクセルアクセラレータ Matrox Helios eA/XAおよびeCL/XCL は高機能なアナログ入力フ レームグラバと高性能なカメラリンク(Camera Link®)フレームグラバの新 しい標準機です。PCIe™/PCI-X®技術の採用により、eA/XAでは最も要 求の厳しいアナログビデオソースに、eCL/XCLでは最も要求の厳しい カメラリンクカメラにも余裕を持って対応可能です。 新設計の独自ASIC(Matrox Oasis)は強力なプロセッサコアにより、ホ ストCPUを画像フォーマッティングと前処理のタスクから解放します。 Pixel Accelerator(PA)は近傍演算、画素間演算、LUT演算を高速化 する並列処理エンジンです。PAは並行処理が可能な64個の処理ユ ニットからなり、それぞれのユニットは乗算(MAC)ユニットと数値論理演 算(ALU)ユニットからなります。 MACユニットはコンボリューション演算のために1サイクルあたり40bitの 演算器で1つの16bitx16bit、2つの8bitx16bitまたは4つの8bitx8bitの乗 算をこなします。40bit演算器は16×16のカーネルで16bitの係数とデー タによる演算でもオーバーフローしません。さらにPAアーキテクチャは シンメトリーなカーネルであれば4倍の速度で処理可能です。 ALUは広範囲の数値論理演算を実行可能です。ALUによりメモリアク セス回数を減らしメモリI/Oを加速するために1サイクルあたり1命令でピ クセルあたり最高256の命令を実行するようにプログラムすることが可能 です。PAは4つの入力バッファ(MACでは1つ)と4つの出力バッファに アクセスすることが可能で、この結果、4つの画像を平均化するなどの処 理を1回のパスで実行することも可能です。動作周波数は167MHzで、 最高100BOPS (Billion operations per second)まで実行可能です。 高速、高精度のアナログフレームグラバ<eA/XA> Helios eA/XAは4chまでの独立入力に対応しており、それぞれの channelで高速・高精度入力を実現しています。それに加え、4chまでの 同期したSingle-Tapソース、2chの同期したDual-Tapソースまたは1つの RGBソースにも対応可能です。さらに2種類の取込レートを持つビデオ ソースからの入力も可能です。ただし、その際は分離された外部からの Clock信号が必要です。 完全な Camera Link ® フレームグラバ<eCL/XCL> メモリコントローラ Helios eCL/XCLは2つのバージョンから選択可能です。 全く独立な2台のBASE構成のカメラから同時取込が可能な デュアルBASE版とBASE / MEDIUM / FULL構成のカメラ1 台からの取込が可能なシングルFULL版です。 いずれのバージョンもカメラリンク規格の任意のエリア、ラインスキャン カメラより最大速度で取込みが可能です。 Matrox OasisはDDR SDRAMメモリへの128bit幅インターフェースを 管理するための効率的なMain Memory Controllerを含んでいます。 167MHzで動作し、DDR SDRAMメモリとMemory Controllerは5GB/sec を超えるバンド幅で結合されます。 リンクスコントローラ 超高速接続 Links Controller(LINX)はHeliosシリーズ内部の全データの動きを 管理するルーターです。画像データをグラバ部から前処理のためのオ ンボードメモリへの転送、オンボードメモリからホストPC、ディスプレイへ の転送を監視します。画像データの受け渡しとして、プレーンを分割入 力してマージして出力、Cropping(部分切出し)入力、サブサンプリング 入出力(1 to 16)、垂直・水平反転など、さまざまなフォーマットでの処 理が可能です。Scanning方向が違ったマルチタップ出力のカメラからの 画像を正しい画像に再構築するために使われます。 4レーン(x4)PCIe™とPCI-X®は、HeliosシリーズをホストPC に接続するためのインターフェースです。PCIe™のVersion 1.x は、2.5GHzでx4上を最高時で1GB/secの転送能力を発揮し ます。 Helios XAおよびXCL の採用するPCI-X®は、コンベンショナルなPCI バスと互換性の有る高性能な拡張仕様です。Version 1.0 では最大64bit、133MHz迄の物理的接続をサポートしており、最高時で1GB/secの 転送能力を発揮します。PCI-X®はIntelとSeverworksのChipset技術によ りPC標準を確立しています。 Oasis Matroxが設計したOasis ASICはHeliosシリーズの基幹コンポーネント です。高密度チップのMatrox OasisはPixel Accelerator、Main Memory Controller、Links Controllerの機能から構成されています。 27 【製品ガイド】 Matrox Helios Helios XA/XCL ハードウェア仕様 <シリーズ共通> ・x4 PCIe™カードあるいはPCI/PCI-X®カード(3.3V 64-bit エッジコネク タ) ・64-bit 33/66 MHz 5/3.3V PCI または64-bit 66/100/133 MHzPCIX®ホストインタフェース ・エリアおよびラインスキャン対応 ・自己診断用の内部ビデオ発生器搭載 <eA/XA> ・256MB /167MHz DDR SDRAM ・4ch独立アナログ入力 −2:1 Mux −AC,DCカップリング −7.5または40MHzのバイパス可能なLowPassFilter −Gain/Reference調整可能 −最高80MHzサンプリングの10bitA/D −51.7dB SNR −±2.3nsの画素ズレ −0.5nsきざみ256stepでClockPhase を調整可能 −4つの1Kx10bit LUT −Clock、H、VsyncのLVDS/TTL入力 −TTLトリガ入力とExposure出力 −PC COMポートとしてマッピング ・下記同時入力 −コンポーネントRGB −2つのDual-Tap モノクロビデオ −最高160MHzまでのモノクロビオ ・構成可能なTTL /LVDS入出力(8点) ・フォトカプラ(4点) ・キャリブレーションパラメータ保有するPROM <eCL/XCL> ・1GBまでDDR SDRAM搭載可能 ・BASE構成2台またはFULL構成1台のカメラ制御 ・最大85 MHzまでのピクセルクロックに対応 ・4つの256x8bitまたは4つの4Kx12bit LUTに対応 ・TTL 入出力(6点)、LVDS入出力(各4点)、独立2系統のセパレート LVDS ピクセルクロックとHsyncおよび Vsync出力 ・ソフト的に構成可能なフォトカプラ(4点) 各ボードのサイズと使用環境 <eA/XA> ・サイズ ・消費電力 ・動作温度 ・換気 ・相対湿度 ・認証 <eCL/XCL> ・サイズ ・消費電力 ・動作温度 ・換気 ・相対湿度 ・認証 :31.2L x 10.7H x 1.73W cm :17.14W ([email protected] 6.6W、1.1A@5V 5.5W、 0.42A@12V 5.04W) :0 °C ∼ 55 ° C :50LFM(linear feet per minute) :95%以下(結露なきこと) :FCC class A、CE class A、RoHS対応 製品ラインアップ :・16.8L x 10.7H x 1.73W cm :9.7W ([email protected] 3.96W、1.1A@5V 5.5W、 0.02A@12V 0.24W) :0 °C ∼ 55 ° C :50LFM(linear feet per minute) :95%以下(結露なきこと) :FCC class B、CE class B、RoHS対応 ソフトウェア(プログラミング)環境 −ハードウェア− 型式 HEL 2M QHAL HEL 2M QHALE HEL 2M SFCL HEL 2M SFCLE HEL 2M DBCL HEL 2M DBCLE 適用 4ch独立アナログ、PCI-X® 4ch独立アナログ、PCIe™ Single-Full CameraLink®、PCI-X® Single-Full CameraLink®、PCIe™ Dual-Base CameraLink®、PCI-X® Dual-Base CameraLink®、PCIe™ −ケーブル− 型式 DVI-TO-8BNC/O Camera Link®規格品 適用 eA/XA用アナログ入力ケーブル(2.4m) eCL/XCL用規格ケーブル ※Linuxについて詳細はお問い合わせ下さい。 詳細資料はMatrox社HPからdatasheetをダウンロードして下さい。 http://www.matrox.com/imaging/products/helios_xa/home.cfm http://www.matrox.com/imaging/products/solios_xcl/home.cfm ・Microsoft Windows2000/XP、Linux*におけるホストドライバ ・MIL/MIL-Lite(C言語のDLL)はMicrosoft Visual C++.NET 2003 ・ActiveMIL / ActiveMIL-Lite (ActiveX controls)は Microsoft Visual Basic .NET 2003 またはVisual C++.NET 2003 28 【製品ガイド】 Matrox Solios eA/XA Matrox Solios eA/XA コストパフォーマンスに優れた 2種類のアナログ対応フレームグラバ 製品の特長 ・x1あるいはx4 PCIe™ [eA]、PCI-X® [XA]カード ・ 4chまでの独立アナログ入力 ・ 10bit A/Dコンバータ搭載 ・ 最高65MHzのサンプリングレート ・ ビデオ同期信号とフェーズロックループ(PLL)機能を搭載 ・ 64MBバッファ搭載 ・ シリアルポートをPC COMポートとしてマッピング可能 ・ オプションでカスタマイズ可能なFPGAプロセッシングコアを搭載 ・ ソフトウェアは別売りで、Matrox Imaging Library [MIL]/ActiveMIL、 MIL-Lite/ActiveMIL-Lite、Matrox Inspectorが利用可能*1 ・ Microsoft Windows 2000/XP、Linuxをサポート*1 ソフトウェア コストパフォーマンスに優れたフレームグラバ Matrox Solios eA/XAは機能性とコストでバランスの優れたフレームグ ラバです。高機能なアナログ入力とハイパフォーマンスなPCI Express [PCIe™]、PCI-X®バスインタフェースは現在主流のカメラに対応すること ができます。オプションのカスタマイズ可能なFPGAベースプロセッシン グコアは画像処理タスクの処理速度を速める、または負荷を軽減するこ とができます。Matrox Solios eA/XAはコスト優先のアプリケーションに 最適なボードです。 OSはWindows 2000/XP、Linuxが利用できます。アプリケーション開 発においてはMatrox Imaging Library [MIL]/ActiveMILまたはMILLite/ActiveMIL-Liteの開発キットが利用できます。Matrox Solios eA/ XAはMatrox Inspectorでもサポートされています。*1 FPGAベースのプロセッシングコア向けのカスタマイズには、Matrox FPGA Developer s Kit(FDK / 別売)を用いて開発可能です。 ハードウェア仕様 高性能アナログ入力 ・ x1あるいはx4 PCIe™カードまたは64bitカードエッジコネクタ付PCI/ PCI-X® カ ー ド(64-bit 33/66MHz 5/3.3V PCI ま た は 64-bit 66/100/133MHz PCI-X®) ・ オンボードメモリ:64MB 83/100MHz DDR SDRAM ・ 最大4chアナログ独立入力 - 2:1mux - ACカップリング - 7.5MHzまたは33MHzのバイパス可能なLowPassFilter - Gain/Referenes調整機能 - 最高65MHzサンプリングの10-bit A/D - SN比:55.6dB*2 - ピクセルジッタ:±2.3ns*3 - ビデオ入力同期とPLLロック機能 - 1k x 10-bit LUT - Clock、Hsync/csync、VsyncのLVDS/TTL入力 - TTLトリガ入力、Exposure出力 - シリアルコミュニケーションポートをPC COMポートとしてマッピング ・ 入力の場合 - コンポーネントRGB - 2つのDual Tapモノクロビデオ ・ エリアとラインビデオソースのサポート ・ 構成可能なTTL/LVDS入出力(8点) ・ フォトカプラ(4点) ・ キャリブレーションパラメータをストアするPROM ・ FPGAプロセッシングコア(オプション) - Altera Stratixファミリー - 100MHz DDR SDRAM(64、128、256MB) - 133MHz QDR SRAM(4、8MB) Matrox Solios eA/XAは、4chまでの独立入力に対応しており、それ ぞれのChannelで高速・高精度入力を実現しています。それに加え、 4chまでの同期したSingle-Tapソース、2chの同期したDual-Tapソースま たは、1つのRGBソースにも対応可能です。 Matrox Solios eA/XAの入力各チャンネルは、ビデオ同期信号と フェーズロックループ(PLL)機能を持った回路を備えています。また、 モノクロと(Packed/Planar形式)RGBカラーデータを容易に変換し、プロ セッシングや表示用の画像データの最適化が図れます。 ハイパフォーマンスなバスインタフェース 4レーン[x4]PCIe™とPCI-X®はMatrox Solios eA/XAでホストPCに接 続するために用いられるインタフェースです。PCIe™は従来のPCIとPCIX®の後継になります。PCIe™バージョン1はx4で最大転送速度1GB/sec を転送するために2.5GHzで作動します。PCI-X®は従来のPCIと互換性 のある高性能な仕様になっています。PCI-X®バージョン1.0aは64-bitの バスで133MHzまでの速度で動作し、最大転送速度1GB/secになりま す。 【オプション】FPGAベースのプロッセシングコア Matrox Solios eA/XAは、画像処理速度の向上や、ホストCPUの負 荷軽減が必要なアプリケーション向けに、FPGAベースのプロセッシン グコアの搭載を実現しました。 こ の プ ロ セ ッ シ ン グ コ ア は、Pin コ ン パ チ ブ ル の FPGA デ バ イ ス、 Altera Stratixファミリーをベースにし、大容量対応のDDR SDRAMと小 容量で高速のQDR SRAMを備えています。プロセッシングコアとのデー タ入出力は、オンボードのセ カンダリーPCI-X® と、ビデオ用制御の Dual-Simplex Link経由になります。 このプロセッシングコアは、Pixel Gain、Offset補正、Lookup Table、 Filter操作を目的としています。 29 【製品ガイド】 Matrox Solios eA/XA Video In 1a 10-bit A/D 10 1024 x 10-bit / LUTs 10 / 2 Clock In (LVDS/TTL) (1) / Hsync/Csync In (LVDS/TTL) (1) / Vsync In (LVDS/TTL) (1) / Trigger (TTL) Variable offset & gain 7.5 or 33 MHz low-pass filter 2:1 MUX Video In 1b 2 2 PSG #1 UART Exposure (TTL) Optional Rx Tx Video In 1a DVI Connector Channel #1 Channel #2 Video In 4a Video In 1b DDR SDRAM / / Channel #3 Channel #4 Video In 4b Aux. In (8) Aux. Out (8) 64 (up to 1.3/1.6 GB/s) Color Space Converter 10 / 10 / / 8 OptoCouplers 32 / / (up to 800 MB/s) 32 4/8 MB QDR SRAM / (up to 800 MB/s) / 64 (up to 800 MB/s) fi Aux. In (4) / Customizable Processing FPGA 10 / LVDS/TTL Transceivers / 64 (up to 1.6 GB/s) 16 (up to 924 MB/s) 16 16 / Video 16 to / PCI-X (up to 924 MB/s) bridge Video In 2b Video In 3b DB-44 and DB-9* 64/128/256 MB DDR SDRAM Video In 2a Video In 3a DVI Connector 10 64/128/256 MB TM PCI-X to PCIe (eA) fi or PCI-X (XA) Bridge x1 or x4 PCIe (eA) TM (up to 250 MB/sec or 1 GB/sec) * Preesent on a separate bracket サイズと使用環境 fi 5V/3.3V PCI/PCI-X (XA) 64-bit (up to 1 GB/sec) −ケーブル− 型式 DVI-TO-8BNC/O ・ サイズ:23.4 L × 11.4 H × 1.57 W cm(ボトムエッジからトップエッジ まで) ・ 消費電力:11.5W([email protected] 9.1W、0.49A@5V 2.4W)*4 ・ 動作温度:0℃∼55℃ ・ 相対温度:最高95%(結露なき事) ・ 認証:FCC class A、CE class A、RoHS対応 −ソフトウェア− 型式 MIL LITE 8 WIN ソフトウェア環境 ・ Microsoft Windows 2000/XP、Linuxにおけるホストドライバ*1 ・ Microsoft Visual C++[.NET 2003]でMIL/MIL-Lite「C言語DLL」を用 いたWindow環境での開発 ・ Microsoft Visual Basic .NET 2003またはVisual C++ .NET 2003で ActiveMIL/ActiveMIL-Lite[ActiveX controls]を用いたWindows環境 での開発 ・ GCC[GNU Compiler Collection]を用いたLinux環境での開発*1 MIL 8 WIN P or U MIL LITE 8 LNX*1 製品ラインアップ MIL 8 LNX P or U*1 −ハードウェア− 型式 説明 SOL 6M 1A アナログ1ch入力 PCI-X®フレームグラバ (64MB DDR SDRAM搭載) SOL 6M 2A アナログ2ch入力 PCI-X®フレームグラバ (64MB DDR SDRAM搭載) SOL 6M 4A アナログ4ch独立入力 PCI-X®フレームグラバ (64MB DDR SDRAM搭載) SOL 6M 1A S アナログ1ch入力、x1 PCIe™フレームグラバ (64MB DDR SDRAM搭載) SOL 6M 2A E アナログ2ch独立入力、x4 PCIe™フレームグラバ (64MB DDR SDRAM搭載) SOL 6M 4A E アナログ4ch独立入力、x4 PCIe™フレームグラバ (64MB DDR SDRAM搭載) INSPECTOR 8 P or U 説明 2.4mケーブル、DVIインタフェースからBNC端 子8個またはオープン(カスタマイズ必要) 説明 MIL-Liteボードコントロールライブラリ (メモリ管理のみ) Windows 2000/XP対応(詳細はMIL-Lite説 明書資料をご覧ください) Matrox Imaging Library Windows 2000/XP対応(詳細はMIL説明書資 料をご覧ください) MIL-Liteボードコントロールライブラリ (メモリ管理のみ) Linux対応(詳細はMIL-Lite説明書資料をご 覧ください。) Matrox Imaging Library Linux対応(詳細はMIL説明書資料をご覧くだ さい。) Matrox Inspector ※1.ご利用にあたっての詳細は別途お問い合わせください。 ※2.33MHzLowPassFilterでの測定 ※3.水平同期信号15.7KHz(RS-170)で測定 ※4.4ch独立入力、FPGAプロセッシングコアの搭載無のSolios XA 詳細資料はMatrox社HPからdatasheetをダウンロードして下さい。 30 【製品ガイド】 Matrox Solios eCL/XCL Matrox Solios eCL/XCL コストパフォーマンスに優れた 2種類のカメラリンク対応 フレームグラバ 製品の特長 ・x4 PCIe™[eCL]、PCI-X®[XCL]カード ・独立した2台のBase規格または1台のMedium規格(eCL/XCL) または、1台のFull規格(eCL-F/XCL-F) ・最大85MHzまでのピクセルクロックに対応 ・64MBバッファ搭載 ・エリアおよびラインスキャン対応 ・マルチタップ対応 ・シリアルポートをPC COMポートとしてマッピング可能 ・ロータリーエンコーダへ4逓倍出力対応 ・オプションでカスタマイズ可能なFPGAプロセッシングコアを搭載 ・ソフトウェアは別売りで、Matrox Imaging Library [MIL]/ActiveMIL、 MIL-Lite/ActiveMIL-Lite、Inspector、FPGA Developer s Kit (FDK) Altera版が利用可能*3 ・Microsoft Windows 2000/XP、Linuxをサポート*3 ・最大10Tapのマルチタップカメラをサポート(eCL-F/XCL-F) コストパフォーマンスに優れたフレームグラバ 【オプション】FPGAベースのプロッセシングコア Matrox Solios eCL/XCLは機能性とコストでバランスの優れたフレー ムグラバです。多機能なCamera Link®入力とハイパフォーマンスなPCI Express[PCIe™]、PCI-X®バスインタフェースは現在主流のカメラに対応 することができます。オプションのカスタマイズ可能なFPGAベースプロ セッシングコアは画像処理タスクの処理速度を速める、または負荷を軽 減することができます。Matrox Solios eCL/XCLはコスト優先のアプリ ケーションに最適なボードです。 Matrox Solios eCL/XCLは、画像処理速度の向上や、ホストCPUの 負荷軽減が必要なアプリケーション向けに、FPGAベースのプロセッシ ングコアの搭載を実現しました。 このプロセッシングコアは、PinコンパチブルのFPGAデバイス、Altera Stratixファミリーをベースにし、大容量対応のDDR SDRAMと小容量で 高速のQDR SRAMを備えています。プロセッシングコアとのデータ入出 力 は、オ ン ボ ー ド の セ カ ン ダ リ ー PCI-X® と、ビ デ オ 用 制 御 の DualSimplex Link経由になります。 このプロセッシングコアは、Pixel Gain、Offset補正、Lookup Table、 Filter操作を目的としています。 多機能なCamera Link®インタフェース Matrox Solios eCL/XCLには、2台の独立したBase規格 または1台のMedium規格に対応したeCL/XCLと1台のFull 規格に対応したeCL-F/XCL-Fの2種類があります。前者 は、完全に独立した2台のBase規格のCamera Link®カメラか 1台のMedium規格のCamera Link®カメラに対応しています。後者は最 大10TapまでのFull規格Camera Link®カメラに対応します。 Matrox Solios eCL/XCLは、産業用、科学計算用で主流のエリアや ラインスキャンカメラを用い、マルチタップ対応によりイメージを再構成し た画像を取り扱えます。また、モノクロ(Packed/Planar形式)RGBカラー データを容易に変換し、プロセッシングや表示用の画像データの最適 化が図れます。 ハードウェア仕様 ・ x4 PCIe™カードまたは64bitカードエッジコネクタ付PCI/PCI-X®カード (64-bit 33/66MHz 5/3.3V PCIまたは64-bit 66/100/133MHz PCIX®) ・ オンボードメモリ:64MB 83/100MHz DDR SDRAM ・ BASE構成2台またはBASE/MEDIUM構成1台のカメラ制御 ・ 最大66/85MHzまでのピクセルクロックに対応 ・ エリアおよびラインスキャン対応 ・ マルチタップ対応 ・ 4K×12-bitが4つと256×8-bitが2つのLUTに対応 ・ TTL入出力6点 ・ LVDS入力4点 ・ LDVS出力4点 ・ 独立2系統のセパレートLVDSピクセルクロックとHsyncおよびVsync出 力 ・ ソフト的に構成可能なフォトカプラ4点 ・ シリアルコミュニケーションポートをPC COMポートとしてマッピング ・ オプションでカスタマイズ可能なFPGAプロセッシングコア搭載 - Altera Stratixファミリー*2 - 100MHz DDR SDRAM(64、128、256MB) - 133MHz QDR SRAM(4、8MB) ・ 1台のBase/Medium/Full規格Camera Link®制御 ハイパフォーマンスなバスインタフェース 4レーン[x4]PCIe™とPCI-X®はMatrox Solios eCL/XCLでホストPCに 接続するために用いられるインタフェースです。PCIe™は従来のPCIと PCI-X®の後継になります。PCIe™バージョン1はx4で最大転送速度 1GB/secを転送するために2.5GHzで作動します。PCI-X®は従来のPCI と互換性のある高性能な仕様になっています。PCI-X®バージョン1.0a は64-bitのバスで133MHzまでの速度で動作し、最大転送速度1GB/ secになります。 ソフトウェア OSはWindows 2000/XP、Linuxが利用できます。アプリケーション開 発においてはMatrox Imaging Library [MIL]/ActiveMILまたはMILLite/ActiveMIL-Liteの開発キットが利用できます。Matrox Solios eA/ XAはMatrox Inspectorでもサポートされています。*1 FPGAベースのプロセッシングコア向けのカスタマイズには、Matrox FPGA Developer s Kit(FDK / 別売)を用いて開発可能です。 31 【製品ガイド】 Matrox Solios eCL/XCL Optional UART Serial Tx Serial Rx MDR26 Camera Control Data Clock 2 / 2 / 8 LVDS Buffers 64/128/256 MB 64/128/256 MB DDR SDRAM DDR SDRAM / PSG #1 / 8 / 2 / 28-bit ChannelLink Receiver TM 24 / 1 x 256 x 8-bit and 2 x 4K x 12-bit 24 / LUTs 24 UART / 1 x 256 x 8-bit and 2 x 4K x 12-bit Color Space Converter MDR26 Serial Rx Camera Control Data Clock 24 / 2 Clock (2) DB-44 and DB-9* Hsync (2) Vsync (2) Aux. In (4) Aux. Out (4) Aux. In (4) 64 (up to 1.6 GB/s) 16 32 / (up to 924 MB/s) / Customizable Processing FPGA (up to 1 GB/s) 32 / (up to 1 GB/s) / 2 / 8 LVDS Buffers PSG #2 / 8 / 2 / / 28-bit ChannelLink Receiver TM fi Aux. I/O (6) / Video 16 to / PCI-X (up to 924 MB/s) bridge LUTs Serial Tx 64 (up to 1.3/1.6 GB/s) 6 / 4 / 4 / 4 / 8 LVDS Transceivers / 8 / x4 PCIe (eCL) TM (up to 1 GB/sec) / TM PCI-X to PCIe (eCL) fi or PCI-X (XCL) Bridge TTL Transceivers 8 64 (up to 800 MB/s) Opto-couplers * Present on a separate bracket 32 5V/3.3V PCI/PCI-X (XCL) fi 64-bit (up to 1 GB/sec) 4/8 MB QDR SRAM 【製品ガイド】 Matrox Solios eCL/XCL サイズと使用環境 SOL FDK AQ2*5 ・サイズ:19.1L x 11.4H x 1.57W cm(ボトムエッジからトップエッジまで) ・ 消費電力:11.5W([email protected] 9.1W、0.49A@5V 2.4W)*4 ・ 動作温度:0℃∼55℃ ・ 相対温度:最高95%(結露なき事) ・ 認証:FCC class A、CE class A、RoHS対応 INSPECTOR 8 P or U FPGA Developer s Kit(FDK) Windows Altera版 Matrox Inspector −ケーブル− 型式 適用 Camera Link®規格品のXCL用規格ケーブル ソフトウェア環境 ・ Microsoft Windows 2000/XP、Linuxにおけるホストドライバ*3 ・ Microsoft Visual C++[.NET 2003]でMIL/MIL-Lite 「C言語DLL」を用 いたWindow環境での開発 ・ Microsoft Visual Basic .NET 2003または Visual C++ .NET 2003で ActiveMIL/ActiveMIL-Lite [ActiveX controls]を用いたWindows環 境での開発 ・ GCC[GNU Compiler Collection]を用いたLinux環境での開発*3 ※1.詳細はカメラリンクの仕様書をご参照ください。 ※2.ファミリタイプ:EP1S デバイスタイプ:10、20、25、30、40 ※3.ご利用にあたっての詳細は別途お問い合わせください。 ※4.FPGAプロセッシングコア搭載無のSolios XCL ※5.詳細はFDKマニュアルをご覧下さい。 詳細資料はMatrox社HPからdatasheetをダウンロードして下さい。 http://www.matrox.com/imaging/products/solios_xcl/home.cfm 製品ラインアップ −ハードウェア− 型式 SOL 6M CL SOL 6M CLE SOL 6M FC SOL 6M FCE SOL 6M FCF SOL 6M FCF E −ソフトウェア− 型式 MIL LITE 8 WIN MIL 8 WIN P or U MIL LITE 8 LNX*3 MIL 8 LNX P or U *3 適用 Camera Link® 対 応(Dual-Base ま た は SingleMediumで接続可) PCI-X®フレームグラバ(64MB DDR SDRAM搭載)、最大66MHzのピクセルクロッ クに対応 Camera Link® 対 応(Dual-Base ま た は SingleMediumで接続可)x4 PCIe™フレームグラバ(64MB DDR SDRAM搭載)、最大66MHzのピクセルクロッ クに対応 Camera Link® 対 応(Dual-Base ま た は SingleMediumで接続可) PCI-X®フレームグラバ(64MB DDR SDRAM搭載)、最大85MHzのピクセルクロッ クに対応 Camera Link® 対 応(Dual-Base ま た は SingleMediumで接続可)x4 PCIe™フレームグラバ(64MB DDR SDRAM搭載)、最大85MHzのピクセルクロッ クに対応 Camera Link®対応(Single-Full(10Tap)PCI-X® フレームグラバ(64MB DDR SDRAM搭載)、最大 85MHz のピクセルクロックに対応 Camera Link®対応(Single-Full(10Tap)x4 PCIe™ フレームグラバ(64MB DDR SDRAM搭載)、最大 85MHzのピクセルクロックに対応 適用 MIL-Liteボードコントロールライブラリ (メモリ管理のみ) Windows 2000/XP対応。(詳細はMIL-Lite説 明書資料をご覧ください) Matrox Imaging Library Windows 2000/XP対応(詳細はMIL説明書資 料をご覧ください。) MIL-Liteボードコントロールライブラリ (メモリ管理のみ) Linux対応(詳細はMIL-Lite説明書資料をご 覧ください) Matrox Imaging Library Linux対応(詳細はMIL説明書資料をご覧くだ さい) 33 【製品ガイド】 Matrox Solios eCL/XCL-B 新製品 Matrox Solios eCL/XCL-B エントリレベル Camera Link®対応 フレームグラバ 製品の特長 ・ x1 PCle (eCL)またはPCI-X® (XCL) ロー・プロファイル・ハーフ・レング ス・カード ・ Base Camera Link®構成1台の制御*1,*2 ・ 最高85 MHz*3で取り込み ・ 64 MB アクイジションバッファ ・ フレームとラインスキャンカメラからキャプチャ ・ マルチタップカメラから完全画像再構成*2 ・ PC COMポートとして、シリアルコミュニケーションポートのマッピング可 能 ・ 4逓倍出力ロータリーエンコーダ対応 ・ 使 用 可 能 な ソ フ ト は 別 売 り で、Matrox Imaging Library (MIL)/ ActiveMIL, MIL-Lite/Active MIL-Lite、Matrox Inspector*4など ・ Microsoft Windows XP 32-bitとLinux*4対応 ハードウェア仕様 最適コストと高性能デザイン ・汎用64-bitカードエッジコネクタ(64-bit 33/66 MHz 5V/3.3V PCIおよ び64-bit 66/100/133 MHz PCI-X®)付き、x1 PCleカードまたはPCI/ PCI-X®カード ・取り込み用100 MHz DDR SDRAM 64 MB ・Camera Link®(Single Base)ポート*1,*2を制御 ・Channel Link最高速度85 MHz*3 ・フレームとラインスキャンビデオソースをサポート ・マルチタップソースからのタップ完全再構成 ・4K x 12-bit 1点、または256 x 8-bit LUT 3点 ・構成可能なTTL 補助I/O 3点 ・構成可能なLVDS補助入力2点 ・構成可能なLVDS補助出力1点 ・光絶縁補助入力2点 ・PC COMポートとしてマッピング可能なシリアルコミュニケーションポー ト Matrox Solios eCL/XCL-B は、コ ス ト 優 先 ア プ リ ケ ー シ ョ ン 用 の Camera Link®対応フレームグラバです。そのアクイジション機能やPCI Express (PCle)やPCI-X®バスインターフェースで、Matrox Solios eCL/ XCL-Bはエントリレベルカメラと大変よくマッチします。 用途の広いCamera Link® インターフェース Matrox Solios eCL/XCL-Bは、SingleBase Camera Link®対応フレー ムグラバとして機能します。Matrox Solios eCL/XCLは、最高85MHz *3 のChannel Link速度や、マルチタップカメラの画像再構成をサポート し、産業科学分野で良く使われるエリアカメラやラインスキャンカメラなど からの取り込みが可能です。 また、モノクロとパッケージ/プレイナー形式RGBカラースペースを容 易に変換でき、ホストリソースを駆使して、プロセッシングや表示用画像 データの最適化を可能にしてくれます。 ハイパフォーマンスのホストバスインターフェースの選択 サイズと使用環境 Matrox Solios eCL-BとMatrox Solios XCL-BをPCに接続するイン ターフェースは、1レーン(x1)のPCIe™とPCI-X® です。PCIe™は、従来の PCIやPCI-X® に続くインターフェースですが、PCI-X® は従来のPCIバス と互換性を保ち強化したものです。x1 PCIe™とPCI-X®のどちらも、機能 とコストがバランスよく実装されています。 ・ ゴールドフィンガーのボトムエッジからボードのトップエッジまで、ブラ ケットなしで、16.8L x 6.4H x 1.57 W cm (6.6 x 2.5 x 0.62 ) ・動作温度:0℃から55℃ (32˚Fから131˚F) ・相対湿度:最高95%(結露なきこと) ・認証:FCCクラスA(予定)、CEクラスA(予定) ・RoHS対応 ソフトウェア ソフトウェアは、Windows XP 32-bitとLinux*4対応で、カスタムアプリ ケーション作成用のMatrox Imaging Library (MIL)/ActiveMILまたは MIL-Lite/ActiveMIL-Lite 開 発 ツ ー ル キ ッ ト で 構 成 さ れ て い ま す。 Matrox Solios eCL/XCL-Bはまた、Matrox Inspectorインタラクティブ Windows画像ソフトにも対応しています。 34 【製品ガイド】 Matrox Solios eCL/XCL-B UART 32/64/128 MB Serial Tx Serial Rx MDR26 Camera Control Data Clock Aux. I/O (3) Aux. In (2) DB-15 Aux. Out (1) DDR SDRAM 2 / 2 / 8 LVDS Buffers 8 / 2 / 3 / 28-bit ChannelLink Receiver TM 24 / 3 x 8-bit or 1 x 12-bit LUTs Color Space (up to 255 MB/s) Converter 24 / Video to PCI-X bridge TTL Transceivers 4 / 2 / / LVDS Transceivers fi Aux. In (2) 32 (up to 800 MB/s) / PSG #1 / 4 / 64 (up to 528 MB/s) TM PCI-X to PCIe (eCL) fi or PCI-X (XCL) Bridge Opto-couplers x1 PCIe (eCL-B) TM (up to 250 MB/s) 3 5V/3.3V PCI/PCI-X (XCL-B) fi 64-bit (up to 528 MB/s) ソフトウェア環境 −ソフトウェア− 型式 MIL LITE 8 WIN ・Microsoft Windows XP-32-bitおよびLinux*4用ホストドライバ ・Microsoft Visual C++ [.NET 2003] でMIL/MIL-Lite 「C言語DLL」を 用いたWindows環境での開発 ・Microsoft Visual Basic.NET 2003 ま た は Visual C++.NET 2003 で ActiveMIL/ActiveMIL-Lite[ActiveX controls]を用いたWindows環境 での開発 ・GCC[GNU Compiler Collection]でMIL/MIL-Liteを用いたLinux環境 *4 での開発 MIL 8 WIN P or U MIL LITE 8 LNX*4 製品ラインアップ −ハードウェア− 型式 説明 SOL 6M CLB Camera Link®対応(SingleBaseで接続可) PCI-X®フレームグラバ(64MB DDR SDRAM搭載) 最高85 MHzのChannel Link速度に対応 SOL 6M CLB E Camera Link®対応(SingleBaseで接続可) x1 PCIe™フレームグラバ(64MB DDR SDRAM搭載) 最高85 MHz*3 のChannel Link速度に対応 −ケーブル− Camera Link®規格品のケーブル MIL 8 LNX P or U*4 INSPECTOR 8 P or U 説明 MIL-Lite ボードコントロールライブラリ (メモリ管理のみ) Windows XP 32-bit(詳細はMIL-Lite説明書 資料をご覧ください) Matrox Imaging Library Windows XP 32-bit(詳細はMIL-Lite説明書 資料をご覧ください) MIL-Liteボードコントロールライブラリ (メモリ管理のみ) Linux対応(詳細はMIL-Lite説明書資料を ご覧ください) Matrox Imaging Library Linux対応(詳細はMIL-Lite説明書資料を ご覧ください) Matrox Inspector ※1.詳細はCamera Link 仕様書を参照 ※2.最高2ゾーン、4タップまで、時間多重化 (time multiplexing) を除 く。 ※3.x1 PCleバージョンは、継続使用により、最高80 MHzの取り込み レートをサポートする。 ※4.ご利用にあたっての詳細は、別途お問い合わせ下さい。 詳細資料はMatrox社HPからdatasheetをダウンロードして下さい。 http://www.matrox.com/imaging/products/solios_ecl_xcl_b/home.cfm 35 【製品ガイド】 Matrox Solios GigE Preliminary Matrox Solios GigE カスタマイズ可能なFPGAベースプロセッシングコア付 き産業用ギガビットイーサネットNIC 製品の特長 ・x4 PCle™ ショートカード ・4系統の独立したGigabit イーサネット (GbE) ・GigE Visionストリームからのパケットを最大4点までフィルタ ・64 MB取込バッファ ・フレームとラインスキャンカメラからキャプチャ ・離散I/O補完 ・プログラマブルな色空間変換コンバータ ・オプショナルのカスタマイズ可能なFPGAベースプロセッシングコア ・別売りのソフトは、Matrox Imaging Library (MIL)/ActiveMIL, MILLite/Active MIL-Lite、Matrox Inspector、お よ び Matrox FPGA Developer s Kit (FDK)- Altera Editionが対応 ・Microsoft Windows XP およびLinux*1,*2対応 ソフトウェア GigE Visionに最適化 Matrox Solios GigEは最もニーズの高い画像処理アプリケーションに おいて産業用カメラとして利用されるGigE Visionデバイスに最適化され たギガビットイーサネット(GbE)対応ネットワークインタフェースカード (NIC)です。 多大なリソースを要するパケットフィルタリングをMatrox Solios GigEが 分担することで、CPUを画像処理のようなそれ以外の重要なタスクに振 り分けることが可能になります。 オプションのカスタマイズ可能なFPGAベース処理コアが標準及びカ スタム画像処理双方の機能を加速または負荷軽減することで、アプリ ケーションのパフォーマンスを一層向上引き上げることができます。 NICと分離したI/Oは、典型的な産業用画像処理アプリケーションに 必須な要素です。一般的なGbE 対応NICとは異 なり、Matrox Solios GigEは補助デジタル入出力をフル装備することで余分な追加部品を削 減しました。 ビルトインI/Oはアプリケーションソフトによるストロボの点灯、ロータリ エンコーダによる動作のトラッキング、欠陥検出といったトリガイベントの 直接管理を可能とします。 ソフトウェアは、Microsoft Windows XPとLinux*2でサポートされ、カスタ ムアプリケーション作成用のMatrox Imaging Library (MIL) /ActiveMIL またはMIL-Lite/ActiveMIL-Lite開発ツールキットで構成されていま す。FPGAベースプロセッシングコア用の既成コンフィギュレーションをこ れら開発用ツールキットとともに提供するため、多様な画像処理機能を 実行できます*5。 カスタムコンフィ ギュレ ーシ ョンと 処理機 能はまた、Matrox FPGA Developer s Toolkit (FDK) Altera Editionを用いて、作成することもで きます。 ハードウェア仕様 ・x4 PCle™ ショートカード ・GbEポート最高4点 ・Intel 82541ER GbE コントローラ ・取り込み用100 MHz DDR SDRAM 64 MB ・最高4点のGigE Visionストリームからのパケットをフィルター ・フレームとラインスキャンビデオソースをサポート ・1/16までの整数サブサンプリング ・8、10、12、14、および16-bitモノクロや、RGB、YCbCr、およびYUV色 空間をサポートする、プログラム可能な色空間コンバータ ・光絶縁補助入力4点 ・構成可能なLVDS補助入力2点 ・構成可能なTTL補助出力8点 ・構成可能なTTL補助I/O 4点 ・オプショナルのカスタマイズ可能なFPGAベースプロセッシングコア ‐Altera Stratix ファミリー*4 ‐83 MHz DDR SDRAM 64、128、または256 MB ‐100 MHz QDR SRAM 4または8 MB GigE Visionでイーサネットを力に GigE Visionはイーサネット技術を産業用画像処理アプリケーションに 適用するための技術です。イーサネット技術の手頃なコスト、実証済の 能力(高い転送能力、長いケーブル等々)、ユビキタスな特性といった 利点はビデオ転送に優位性を発揮します。GigE Vision(TM)は既存の イーサネット技術に加えてデバイス(例えばカメラ)の検出、特性表現、 デバイスとアプリケーションの制御、データ(例えば画像)転送等の機能 を拡張しています。 Matrox Solios GigEの機能を活用することで、最もニーズの高い画像 処理アプリケーションにおいてGigE Visionは格段に強化されます。 オプショナルのFPGAベースプロセッシングコア サイズと使用環境 高速な画像処理を必要とするアプリケーションや、ホストの画像処理 負荷の低減用に、構成可能なFPGAベースプロセッシングコア付き、 Matrox Solios GigEを用意しています。このオプショナルのプロセッシン グコアは、FPGAデバイスのAltera Stratixファミリーをベースに、画像処 理パフォーマンスを最大化するため、大容量のDDR SDRAMや、小容 量で高速のQDR SRAMが搭載できます。 ・ ゴールドフィンガーのボトムエッジからボードのトップエッジまで、ブラ ケットなしで、16.7cm L x 10.7 cm H x 1.59 cm W ・動作温度:0℃から55℃ ・相対湿度:最高95%(結露なきこと) ・認証:FCCクラスA(予定)、CEクラスA(予定) ・RoHS対応 36 【製品ガイド】 Matrox Solios GigE / / 32 / / 4/8 MB QDR SRAM / / / / ソフトウェア環境 −ソフトウェア− 型式 MIL LITE 8 WIN ・Microsoft Windows XP*1およびLinux*4用ホストドライバ ・Microsoft Visual C++ [.NET 2003] でMIL/MIL-Lite 「C言語DLL」を 用いたWindows環境での開発 ・Microsoft Visual Basic.NET 2003 ま た は Visual C++.NET 2003 で ActiveMIL/ActiveMIL-Lite[ActiveX controls]を用いたWindows環境 での開発 ・GCC[GNU Compiler Collection]でMIL/MIL-Liteを用いたLinux環境 *2 での開発 ・Microsoft Windows XP環境で、Matrox FDKとAltera Quartus II*5を用 いてプログラムされたFPGAコンフィギュレーション MIL 8 WIN PまたはU MIL LITE 8 LNX*2 MIL 8 LNX U*2 製品ラインアップ −ハードウェア− 型式 SOL 6M 4G E SOL 6M 4G E 30546 SOL FDK AQ2 説明 64 MB DDR付きQuad GbE PCle NIC 取り込み用SDRAM 64 MB DDR付きQuad GbE PCle NIC 取り込み用SDRAM、EP1S30…C5プロセッシ ングFPGA、4MB QDR SRAMおよびプロセッ シング用64 MB DDR SDRAM 説明 MIL-Liteボードコントロールライブラリ (メモリ管理のみ) (詳細はMIL-Lite説明書資料をご覧ください) Matrox Imaging Library (詳細はMIL説明書資料をご覧ください) MIL-Liteボードコントロールライブラリ (メモリ管理のみ) Linux対応(詳細はMIL-Lite説明書資料をご覧 ください) Matrox Imaging Library Linux対応(詳細はMIL-Lite説明書資料をご覧 ください) Windows XP用Matrox FPGA Developer s Kit (FDK)-Altera Edition (詳細はFDK説明書資料をご覧ください) ※1.32-bit版 ※2.ご利用にあたっての詳細は、別途お問い合わせ下さい。 ※3.FPGAベースプロセッシングコアがある場合のみ ※4.EP1S10、20、25、30、および40デバイス ※5.機能リストについては、Matrox FDKデータシートを参照 詳細資料はMatrox社HPからdatasheetをダウンロードして下さい。 http://www.matrox.com/imaging/products/solios_xa/home.cfm 37 【製品ガイド】 Matrox Morphis 低価格な標準ビデオ入力、ハードウェア JPEG2000圧縮/伸張 ボード Matrox Morphis 製品の特長 <全般> ・PCIショートカード ・標準ビデオ入力、JPEG2000圧縮/伸張機能 ・32-bit 33/66MHz ホ ス ト イ ン タ ー フ ェ ー ス(Morphis Dual)、64-bit 33/66MHz 5/3.3V PCIおよび64-bit 66/100/133MHzPCI-X®ホストイン ターフェース(Morphis Quad) ・MIL/ActiveMIL、MIL-Lite/ActiveMIL-Lite、Inspectorで使用可能 ・Windows2000/XPおよびLinuxをサポート ・リアルタイム認証機能(※1) ・Watchdogタイマー機能 <入力部> ・NTSC, PAL, RS-170, CCIR から入力可能 ・高速チャンネル切り替えのために2/4系統のビデオデコーダーを搭載 ・最大16系統のCVBS、あるいは8系統のY/Cの接続が可能 ・2系統のトリガ入力 <ハードウェアアクセラレータ> ・リアルタイムJPEG2000圧縮/伸張 <I/O部>※追加モジュール ・16点TTL I/O ・RS-485シリアルインターフェース 概要 やシステムのダウンから自動的にリカバリーするWatchdog Timer内蔵、 オプションのI/O moduleを装着することにより別スロットにI/Oカードの 用意不要、また、Win32 APIを通してアクセスできるRS-485シリアルイン ターフェースをPC COMポートとしてマッピングします。 Matrox Morphisは低価格で非常に多機能なボードです。Morphis は、複数の標準カメラを接続し、短時間での切り替えを要求する監視用 途に理想的なボードです。さらに、モジュール構造の設計、標準的なコ ネクタを採用しているので、カメラの増設などの要求が出やすい監視用 途に柔軟性を与えます。 また、リアルタイム画像圧縮/伸張機能で、画像保存、転送を必要とす る場合にはさらに最適です。 Morphis ハードウェア仕様 入力部 ・アナログコンポジット(CVBS),Y/C 、NTSC,PAL ・アナログ RS-170,CCIR ・デュアル/クワッド ビデオデコーダ -高速チャンネル切り替え -独立した2系統あるいは4系統入力 ・制御可能なAGC(Automatic Gain Control) ・BGR32 packed, RGB24 packed、RGB Planar、YUV422 packed, MONO8 ・オプトトリガ入力 ・最大16 CVBS, 8Y/C, あるいはその組み合わせ デュアル/クワッド ビデオデコーダ Morphisは、同時に動作可能な高性能なビデオデコーダを2台搭載 しており、それにより連続取り込み時に複数の映像ソース間の高速な切 り替えが可能になっています。また、2系統あるいは4系統の独立した映 像ソースから同時に取り込みすることも可能です。大容量メモリの搭載 により、オンボードの圧縮アクセラレータ、ホストPCへの取り込みの信頼 性を高めています。さらに、取り込み画像をリアルタイムで、フォーマッ ティングすることができます。フォーマット機能は、切り出し(ROI)、水 平、垂直反転、任意サイズの縮小があります。 圧縮・伸張部 ・JPEG2000圧縮/伸張 ・ロスあり(9/7wavelet)モード、ロスなし(5/3 Wavelet)モードをサポート ・最大解像度: ロスあり 2048×1024pixel(モノクロ) 1024×1024pixel(カラー/ビデオ) ・最大12bit/pixel(モノクロ)とYUV422(カラー)を操作可能 ・量子化係数とターゲットサイズ・品質はプログラマブル ・2系統の標準ビデオストリームを同時処理可能 リアルタイムJPEG2000圧縮 MorphisはJPEG2000のための圧縮/伸張のハードウェアアクセラレー タを統合しています。JPEG2000は、Joint Photographic Experts Group によって規格化されたwaveletをベースとした圧縮/伸張の規格です。 この新しい規格は、画質を落とすことなく高圧縮率を得られるように開発 されており、JPEGと比較すると、同じ圧縮率ではより高画質になります。 複雑なアルゴリズムのJPEG2000では、一般的なビデオレートでリアルタ イムの変換を行うためには、ハードウェアのアクセラレーションを必要と します。JPEG2000のハードウェアアクセラレータでは、モノクロ画像、カ ラー画像ともに非可逆圧縮に対応しています。 コネクタ ・BNC(コンポジットビデオ) ・DB44、DB9(コンポジット・Y/C・TTLI/O)、DB9(RS-485) リアルタイム暗号化および認証機能 画像を不法に変更しないように、Morphisは、リアルタイムの暗号化お よび認証機能を選択可能にしました。暗号化は256-bit Secure Hash Algorithm(SHA-256)のフィンガープリントと1024-bit KSA標準フィン ガープリントをベースにしています。暗号化画像は構築されたフィン ガープリントとオリジナルのフィンガープリントを比較して認証されます。 画像暗号化および認証機能 ・256bit SHAベースのフィンガープリント ・1024bit RSAベースのフィンガープリント ・35fps程度の画像取込と圧縮 付属機能 Morphisでは、画像の入力、圧縮/伸張機能のほかに、インテグレー ションを単純化するための多くの機能を有しています。アプリケーション 38 【製品ガイド】 Matrox Morphis ソフトウェア(プログラミング)環境 ・ホストドライバとしてWindows 2000 、XP、Linux ・MIL/MIL-Lite(C言語のDLL)はMicrosoft Visual C++.NET 2003 ・ActiveMIL/ActiveMIL-Lite(ActiveX controls)は Microsoft Visual Basic.NET 2003またはVisual C++.NET 2003で開発 ・GCC(GNU Compiler Collection)を用いたLinux環境での開発 製品ラインアップ −ハードウェア− 型式 MOR/2VD MOR+/2VD MOR/2VD E MOR/2VD/HD MOR/4VD MOR/4VD E MOR/2VD/J2K 適用 2系統/標準アナログ入力/BNCコネクタ、PCI 同上、PC/104-Plus 同上、x1PCIe™ 2系統/標準アナログ入力/HD-44コネクタ、PCI 4系統 標準アナログ入力、PCI-X® 同上、x1PCIe™ 2系統/標準アナログ入力/JPEG2000圧縮伸張/ BNCコネクタ、PCI MOR+/2VD/J2K 同上、PC/104-Plus MOR/2VD/J2K E 同上、x1PCIe™ MOR/2VD/J2K/HD 2系統/標準アナログ入力/JPEG2000圧縮伸張/ HD-44コネクタ、PCI MOR/2VD/J2K/A 2系統/標準アナログ入力/JPEG2000圧縮伸張/ 画像暗号化および認証機能、PCI MOR+/2VD/J2K/A 同上、PC/104-Plus MOR/J2K JPEG2000圧縮伸張、PCI MOR+/J2K 同上、PC/104-Plus MOR-4COMP 追加モジュール (4BNC) MOR-IO 追加モジュール (DB-44,DB-9) 各ボードのサイズと使用環境 ・サイズ :MOR/2VD/J2K 16.7L x 10.7H cm MOR/2VD/J2K E 16.7L x 10.7H cm MOR/2VD/J2K/HD 16.7L x 10.7H cm MOR/2VD 16.7L x 10.7H cm MOR/2VD E 16.7L x 10.7H cm MOR/2VD/HD 16.7L x 10.7H cm MOR/4VD 16.7L x 10.7H cm MOR/4VD E 16.7L x 10.7H cm MOR/J2K 16.7L x 10.7H cm MOR+/2VD/J2K 9.0L x 9.6H cm MOR+/2VD 9.0L x 9.6H cm MOR+/J2K 9.0L x 9.6H cm MOR-4COMP 5.6L x 9.1H cm MOR-IO 6.9L x 10.7H cm ・動作温度 :0 °C ∼ 55 ° C ・相対湿度 :95%以下(結露なきこと) ・認証 :PCIおよびPCI-X※ FCC ClassB、CE Class B、RoHS対応 PC/104-Plus FCC Class A、CE Class A、RoHS対応 ※Morphis Quadのみ −ソフトウェア− 型式 MIL LITE 8 WIN MIL 8 WIN P MIL 8 WIN U 適用 MIL-Lite MIL Full(Parallel) MIL Full(USB) 詳細資料はMatrox社HPからdatasheetをダウンロードして下さい。 http://www.matrox.com/imaging/products/morphis/home.cfm 39 【製品ガイド】 Matrox Morphis QxT Matrox Morphis QxT PCI Express対応!高性能画像入力ボード 製品の特長 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 使い道の多い設計 x4 PCIe™ ショートカード 最大16台の独立したCVBSビデオソースの同時入力 NTSC,PAL,RS-170,CCIRに対応 リアルタイムマルチチャンネルMPEG-4エンコーダー搭載(オプション) 16Chのオーディオインプット(オプション)*1 32点のTTL Auxiliary I/O(オプション) システム全体のモニタリング用にWatchdog Timer搭載 ソフトウェアは別売 Windows XP、Linux*2をサポート ソフトウェア Matrox Morphis QxTは監視用途など、複数のスタンダードビデオ ソースをリアルタイムに取り込む必要のあるアプリケーションに最適の費 用対効果の高いボードです。 モジュール式のデザインとシンプルな標準接続は入力数がスケーラ ブルで有る必要がある監視アプリケーションにおいてコスト節減を実現 し、柔軟性を追加します。 圧縮、そして(または)転送用にボード上に搭載されたreal-time multi-channel MPEG-4エンコーダーによってMatrox Morphis QxTは監 視アプリケーションに最適になります。 ソフトウェアサポートはWindows XP、Linux*2 で利用可能で、カスタム アプリケーションを作る為に、Matrox Imaging Library(MIL)/ActiveMIL またはMIL-LITE/ActiveMIL-LITE開発ツールキットを用います。 仕様 入力部 ・アナログコンポジット(CVBS) NTSC/PAL/RS-170/CCIR ・最大16台の独立したビデオソースを同時取り込み ・正方ピクセルディジタイゼイション ・切り取り入力(ROIキャプチャー) ・水平/垂直フリップ ・フィールドまたはフレームの1/16までのサブサンプリング ・自動ゲインコントロール(手動調整では固定) ・BGR32Packed、BGR24Packed、RGB Planar、YUB422Packedと MONO8 ピクセルフォーマット 16個のビデオデコーダー アーキテクチャー Matrox Morphis QxTは最大16台の独立した標準ビデオソースからの 同時入力が可能です。大きな専用バッファはホストPC(表示を含む) へ、そして(または)リアルタイムマルチチャンネルMPEG-4エンコー ダーへの信頼性の高い画像キャプチャーを保障します。 更に、ビデオイメージをキャプチャー中にリアルタイムにフォーマット することが出来ます。フォーマッティング機能には切り取り(ROI)、水平 そして(または)垂直のフリップとサブサンプリングが含まれます。 圧縮 ・MPEG-4圧縮 ・モノクロとカラー(YUV422)対応 ・プログラム可能な解像度とフレームレート ・一定または変動なビットレート ・プログラム可能なGOP(Group Of Picture) ・4台のD1(720x480/576)または16台のCIF(352x240/576)ビデオ同 時ストリームが含まれたリアルタイム実行 ・インターレースエンコーディング(D1のみ) ・8KHzから48KHzのサンプリングレートでADPCMでエンコードされ MPEG-4ストリームに追加されるモノラルオーディオ。*1 オーディオを含むreal-time multi-channel MPEG-4エンコーダー Matrox Morphis QxTにはreal-time multi-channel MPEG-4エンコー ダーが組み込めます。 MPEG-4はMPEG(Moving Picture Experts Group)によって開発され たISO/IEO規格です。これは、限定されたバンド幅内でのメディア上の ビデオ転送やビデオストレージを最大にするために、質を落とさずに最 適な圧縮率を提供します。 real-time multi-channel MPEG-4エンコーダーは16台のCIF(352x 240/288)または4台のフルD1(720x480/576)ビデオストリームをサポー トします。最大16台のモノラルオーディオ入力もビデオとともに8KHzか ら48KHzのサンプリングレートで同期されてエンコード(ADPCM)可能で す。 ホストインターフェース ・x4 PCIe™ ホストインターフェース ・フィールドとフレームのスタート/エンド割り込みとシーケンスキャプ チャー アクセサリー機能 コネクタ ・HD-44 ・HD-15 ・DB-25 ・HD-44 コアビデオ取り込みと圧縮機能のほかに、 Matrox Morphis QxT は 全体的なインテグレーションを単純化するためのいろいろな特徴を持っ ています。 これらの機能は、システムやアプリケーションの故障から自動回復す る為に統合されたWatchdog Timer、別のI/Oボードを準備する必要の ない統合化されたI/O、4つのビデオテスト出力(ビデオループバック)を 含みます。 40 コンポジットビデオ信号 ビデオテスト信号出力 オーディオ入力 TTL 入出力 【製品ガイド】 Matrox Morphis QxT TTL Inputs HD44* TTL Outputs 16 / 16 / Audio Input 1 DB25* Audio Input 16 I/O Module** I/O Controller Watchdog Timer 4 pin Header Audio Input Module** Video Input 1 Video Decoder Video Input 16 Video Decoder Video output 1 (test point) Video Decoder Video output 4 (test point) Video Decoder 128 MB DDR SDRAM HD44 Video Capture & Compression Controller 128 MB DDR SDRAM Real-time Multi-channel MPEG-4 Encoder HD15 Optional * Separate bracket ** Expansion modules use additional PC brackets x4 PCIe TM (up to 1 GB/sec) 寸法と環境 ・MORQ/16VD/M4 and MORQ/16VD: 16.76 cm L x 11.18 cm H (6.6" x 4.4")*3 ・MORQ-AUDIO: 5.59 cm L x 9.14 cm H (2.2" x 3.6")*3 ・MORQ-I/O: 3.81 cm L x 9.40 cm H (1.5" x 3.7")*3 ・動作環境:0°∼55°(32°F∼131°F) ・相対湿度:95%(結露なきこと) ・FCC class A 予定 ・CE class A予定 −ソフトウェア− 型式 MIL LITE 8 WIN 適用 Windows XP用ボードコントロールライブラリ (詳細はMIL LITEの資料を参照) MIL 8 WIN P or U Windows XP用MIL (詳細はMILの資料参照) MIL LITE 8 LNX Linux用MIL LITE (詳細はMIL LITEの資料参照) MIL 8 LNX P or U Linux用MIL (詳細はMILの資料参照) ソフトウェア(プログラミング)環境 注意 ※1.MPEG-4ストリームのみで使用可能 ※2.詳細は代理店へお問合せ下さい。 ※3.GoldFingerのボトムエッジからボードのトップエッジまでの 寸法 ・ ホストドライバ Windows XP、Linux*2 ・ MIL/MIL LITE(C言語のDLL)はVisual C++(.NET) ・ ActiveMIL/ActiveMIL-LITE(ActiveX コ ン ト ロ ー ル)は Visual Basic .NETまたはC++.NET ・ Linux 環 境 で は MIL/MIL-LITE GNU コ ン パ イ ラ ー コ レ ク シ ョ ン (GCC)*2 製品ラインアップ −ハードウェア− 型式 MORQ/16VD/M4 MORQ/16VD MORQ-AUDIO MORQ-I/O 適用 16系統標準アナログカラー/モノクロMPEG-4ビ デオデコーダー。x4PCIe™対応。 16系統標準アナログカラー/モノクロ。x4PCIe™対 応。 16系統オーディオ入力追加モジュール 32点TTL入出力追加モジュール 詳細資料はMatrox社HPからdatasheetをダウンロードして下さい。 http://www.matrox.com/imaging/products/morphis_qxt/home.cfm 41 【製品ガイド】 Matrox Vio HD/SD ア ナ ロ グ / デ ジ タ ル ビ デ オ キ ャ プ チ ャ ー / ディスプレイ ボード Matrox Vio 製品の特長 ・x4 PCle™ショートカード ・HD/SDアナログインプットおよびアウトプット ・HD/SD SDIインプットおよびアウトプット*1,*2,*3,*6 ・待ち時間の少ないビデオアウトプット ・ビデオインプットと同期をとるビデオアウトプット ・ビデオの質は常に20ビット*4 ・グラフィックスオーバーレイコンポジション ・デジタルおよびアナログの同時アウトプット*1 ・Matrox Imaging Library (MIL)/ActiveMIL お よ び MIL-Lite/Active MIL-Liteなど使用可能なソフトウェアは別途販売。 ・Microsoft Windows XPおよびLinux*5をサポート ハードウェア仕様 もはや放送用だけではない Matrox Vio ファミリは、医療用の高性能なイメージングビデオ監視シ ステムに、高品質、高解像度の最先端の放送ビデオを提供する、ビデ オキャプチャー/ディスプレイ*1,*2,*3ボードです。様々な用途に利用でき るようデザインされているMatrox Vio SDIは、シリアルデジタルインター フェース(SDI)経由あるいはアナログ形式で送信される、今までにない 高解像度(HD)の放送ビデオフォーマットおよび従来の標準解像度 (SD)の放送ビデオフォーマット両方をサポートします。ビデオキャプ チャー/ディスプレイ*1,*2,*3に加え、Matrox Vio ファミリは、グラフィックス オーバーレイ機能および4レーン(x4)のPCI Express (PCIe™)インター フェース経由で、ホストPC間と高解像度のビデオをストリームする機能も 備えています。 ・ x 4PCIe™ショートカード ・128MB DDR SDRAM 共有メモリ ・アナログまたはデジタル(SDI)*6によるビデオの取得 ・アナログおよびデジタル(SDI)のビデオ同時アウトプット*1,*3 ・ビデオインプットと同期をとるビデオアウトプット ・HD/SDアナログインプット/アウトプット*1,*2,*3 - 60/50フィールド/秒の1080i - 60/50/30/25/24フレーム/秒の720p - NTSC/PAL - CVBS(NTSC/PALのみ)、Y/C(NTSC/PALのみ)、YPbPrおよびRGB (G上で同期を取る、または、別同期) - CCIR-601またはスクエアピクセルデジタル処理およびディスプレイ ・HD/SD SDI インプット/アウトプット*1,*2,*3 - 60/50フィールド/秒の1080i(SMPTE 292M) - 60/50/30/25/24フレーム/秒の720p(SMPTE 296M) - 60フィールド/秒の480iと60フレーム/秒の480p(SMPTE 259M) - 50フィールド/秒の576i - 2個のインプット間で接続/切り替え ・20ビット(YUV20)のインプット/アウトプット精度 ・ビデオアウトプットコンポジション(実際のビデオの上にグラフィックオー バーレイ) ・コネクタ - SDIインプットおよびアウトプット用BNC - アナログインプット(別のブラケット)およびアウトプット用HD-15 HD/SDデジタル/アナログビデオキャプチャー Matrox Vioファミリは、標準解像度(NTSC/PAL)あるいは高解像度 (720p/1080i)のビデオ信号 *2 を、アナログ形式(CVBS、Y/C、YPbPrま たはRGD)で取得することが可能なので、最先端のビデオプローブやカ メラだけでなく以前のビデオプローブやカメラを扱うことを要求されるシ ステム構成にとって理想的なソリューションであるといえます。 すべての色は、20ビットの精度*4で取得されるため、イメージに微妙な 細部を再現することが可能です。さらにMatrox Vio ファミリの全ての製 品は、ビデオソースの存在(あるいは不在)を検知でき、顧客の注意を 促す画面(「スプラッシュ」)を表示し、ビデオ入力がうまく行かない場合 にオペレーターに警告を発することが可能です。 Matrox Vioファミリは、標準解像度(NTSC/PAL)あるいは高解像度 (720p/1080i)のビデオ信号 *2 を、アナログ形式(CVBS、Y/C、YPbPrま たはRGD)で出力することが可能なので、最先端のビデオモニター/レ コーダーおよび以前のビデオモニター/レコーダーにも接続ができま す。また、インプットからアウトプットへ色の精度 *4は常に20ビットに保た れるため、イメージに微妙な細部まで再現することができます。ビデオア ウトプットはビデオインプットと同期をとり、ティアリングアーチファクトを除 去します。さらに、ビデオインプットからアウトプットへの回路は、待ち時 間が少なくなるようにデザインされているので、オペレーターは即座に ビジュアルなフィードバックを返すことが可能です。Matrox Vioファミリで は、ビデオのアウトプットは、保存されたビデオを再生するためにも使え ます。また、Matrox Vioファミリは、ホストPCが生成したグラフィックス オーバーレイ(注釈等)を、ライブイメージあるいはプレイバックしたイ メージと組み合わせて、モニターに表示します。 サイズと使用環境 ・サイズ:16.3 cm x 10.7 cm (6.4 x 4.2 ) (ゴールドフィンガーの底面か らボードの上面までのサイズ。ブラケットは含まない) ・動作温度:0Cから55C(32Fから131F) ・消費電力(typical):[email protected]、0.73A@12Vまたは合計16.94W ・ 相対湿度:95%以下(結露なし) ・認証:FCCクラスA、CEクラスA、RoHS対応 ソフトウェア環境 ・Microsoft Windows XPおよびLinux用ホストドライバ ・Microsoft Visual C++ (.NET)でのMIL/MIL-Lite ( C DLL)を使用し Microsoft Windows下でプログラム ・Microsoft Visual Basic .NETまたはVisual C++.NETでのActiveMIL/ ActiveMIL-Lite (ActiveX コントロール)を使用してプログラム ・ GNU Complier Collection (GCC) で の MIL/MIL-Lite を 使 用 し て Linux*5下でプログラム*1 ソフトウェア ソフトウェアのサポートは、Windows XPおよびLinux*5について提供さ れ、こ れ に は、カ ス タ ム ア プ リ ケ ー シ ョ ン 作 成 用 の Matrox Imaging Library (MIL)/ActiveMILあるいは MIL-Lite/Active MIL-Liteの開発 ツールキットが含まれます。 42 【製品ガイド】 Matrox Vio 128 MB DDR SDRAM / SDI BNC Dual Deserializer** SDI YUV20 Graphics Overlay Composer BNC CVBS BNCs* CVBS/Y /G C/Pb/B Pr/R CSYNC Filters and Buffers Multi Format YUV20 Video Decoder and RGB Digitizer 64 YUV20 YUV20 Color Space YUV20 Converter PCI-X Interface / SDI Serializer** BNC CVBS Multi Format NTSC/PAL Video Encoder Filters and Buffers G/Y /CVBS B/Pb/C R/Pr CSYNC HD-15 64-bit PCI-X PCIe to PCI-X Bridge / x4 PCIe (800 MB/s) Host Applying graphics overlay to the live video output MIL LITE 8 LNX*5 Linux用MIL-Liteボードコントロールライブラリ (詳細はMIL説明書資料をご覧ください。) MIL 8 LNX or U*5 Linux用MIL (詳細はMIL説明書資料をご覧ください。) 製品ラインアップ −ハードウェア− 型式 説明 VIO 7 IA OA Matrox VIO Analog。128MB DDR SDRAMつきHD/ SDアナログビデオキャプチャーおよびディスプレイ ボード(x 4PCIe™用) VIO 7 ISA OSA Matrox VIO DUO。128MB DDR SDRAMつきHD/SD SDI/アナログビデオキャプチャーおよびディスプレイ ボード(x 4PCIe™用) −ソフトウェア− 型式 説明 MIL LITE 8 WIN Windows XP用MIL-Liteボードコントロールライブラリ (詳細はMIL説明書資料をご覧ください。) MIL 8 WIN or U Windows XP用MIL (詳細はMIL説明書資料をご覧ください。) ※1.プライマリディスプレイアダプタは引き続き必要となります。OSのデ スクトップ上での表示には使えません。 ※2.オーディオチャネルのサポートは提供していません。 ※3.トランスコーディングのサポートは提供していません(つまり、ビデ オアウトプットの解像度及びレートは、ビデオインプットの解像度及 びレートと同一になります。 ※4.YUV20フォーマット ※5.ご利用にあたっての詳細は別途お問い合わせください。 ※6. Matrox Vio DUOのみ 詳細資料はMatrox社HPからdatasheetをダウンロードして下さい。 http://www.matrox.com/imaging/products/vio_sdi/home.cfm 43 【製品ガイド】 Matrox CronosPlus Matrox CronosPlus 超ローコスト アナログフレームグラバ 製品の特長 ・PCIバス対応フレームグラバ ・NTSC,PAL,RS-170,CCIR対応 ・CVBS 4ChもしくはY/C 1Ch入力可能 ・トリガ入力対応 ・7点のTTL AuxI/O ・32Bit/33MHz PCIバス対応 ・Windows2000及び WindowsXPサポート 低価格化 ・MIL/MIL-LITEのDLLインターフェースを用いたVisual C++でのプログ ラミング ・ActiveMIL/ActiveMIL-LITEのActiveX(OCX)インターフェースを用い たVisual C++またはVisual Basicでのプログラミング1台のPCで複数枚 のボード使用をサポート Matrox CronosPlusは初心者向けの超ローコストフレームグラバで す。既成の高機能シングルチップを使うことにより、低価格な標準アナロ グモノクロ/カラーキャプチャーカードを実現しています。 仕様 ソフトウェア ◆ 入力仕様 ・アナログコンポジット(CVBS)またはY/C,NTSC/PAL ・アナログ RS-170/CCIR ・自動ゲインコントロール ・BGR32 packed,RGB24 packed, YUV422 packed,MONO8 pixel ・Optoトリガ入力 ・7点のAuxI/O ・4ChのCVBSまたは1ChのY/C Windows2000及びWindowsXPに対応。Matrox Imaging Library (MIL) / ActiveMIL ,MIL-LITE / ActiveMIL-LITEを使用 することにより、カスタムアプリケーションの作成が可能です。 ◆ フォーマッティング ・クロッピング入力 ・垂直/水平 反転 ・1/64までの任意の縮小 ◆ ホストインターフェース ・32bit/33MHzPCIバスマスタ ・ユニバーサル32bitカードエッジコネクタ 発注情報 ◆ コネクタ ・コンポジット信号用に1つのBNC ・4つのコンポジット信号、Y/C、TTL I/O用の25PinD-Subコネクタ ◆ ハードウェア 型式 CRONOSPLUS ◆ サイズと動作環境 ・13.8cm L × 9.1cm H(5.4 ×3.6 ) ・動作環境: 0 °C ∼ 55 ° C ・相対湿度:95%以下(結露無き事) ・認証:FCC/CE class B、RoHS対応 ◆ ソフトウェア 型式 MIL LITE 8 WIN MIL 8 WIN P MIL 8 WIN U 適用 MIL-Lite MIL Full(Parallel) MIL Full(USB) ◆ ソフトウェア環境 ・Windows2000®及びWindows XP ® ◆ ケーブル 型式 DB25-TO-5BNC/O 適用 アナログ入力用 44 適用 Standard analog color /mono frame grabber 【製品ガイド】 Matrox Meteor-II ファミリ Matrox Meteor-II ファミリ フレキシブルな入力に対応した 低価格フレームグラバシリーズ 製品の特長 ・スキャッタギャザ方式によるPCIバスマスターI/F ・130Mbyte/sec超の能力でリアルタイムにホストメモリまたはVGAメモ リに転送 ・ホストメモリへ確実に転送する4Mbyteのオンボードバッファ ・カラーや複数モノクロデータをパックまたはプレーナー転送 ・電源出力とRS-232シリアルI/F ・Matrox製VGAボードと動作 ・MIL/ActiveMIL、MIL-Lite/ActiveMIL-Lite、Matrox Inspectorで 動作 Meteor-IIファミリの概要 RS-232シリアルI/F ・RX,TX,RTS,およびCTS信号をサポート ・MILのAPIを用いてのみプログラミング可能(OSからは制御不可) Matrox Meteor-IIファミリは、基本的な表示機能を使った低価格なア プリケーションを対象に開発された、ハイ・パフォーマンスなフレームグ ラバの製品ファミリです。Matrox Meteor-IIファミリは、極めて柔軟な画 像入力方法を提供します。標準/非標準、カラー/モノクロ、アナロ グ/デジタル、フレーム/ラインスキャンなど、数多くの映像ソースから 画像を取り込むことができます。また、ホストへの画像転送をリアルタイ ムで行ないます。 単一コネクタ Matrox Meteor-IIのMCバージョンでは、ビデオ入力、独立した同期 及び制御信号、DC電源出力、及びRS-232シリアルI/Fなどが、たった1 つの44ピン外部コネクタに集約されています。 Matrox Meteor-IIファミリのソフトウェアには、Matrox Imaging Library (MIL)があります。これは使い易さを追求したハイレベルライブラリであ り、更に画像の入力、転送、表示を管理するためのActiveXコントロール (OCX)を集めたActiveMILも含んでいます。 電源出力 ・5または12V DC(3A) ・PCIスロットからではなくPCの電源から供給 Matrox Meteor-IIファミリでは、低価格なフレームグラバの中に、豊 富な機能が凝縮されています。OEMメーカやシステムインテグレータ は、このファミリによって非常にパワフルで価格性能の高いPC版画像処 理システムを開発することができるようになります。 ホストインタフェース PCIインターフェース ・バスのマスタ/スレーブ・インターフェース ・転送速度 最大130MB/secを持続 ・スキャッタ・ギャザー機能をもったDMA機能 ・4MBのSGRAMバッファ ・パックドまたはプレーナ形式の画像フォーマットサポート ・水平/垂直方向を独立に1/2から1/16の間で選択可能なサブサンプリ ング機能 ・フィールド、フレーム、シーケンス入力の開始および終了を割込で通 知 VIA:Matrox Meteor-IIファミリの心臓部 全てのMatrox Meteor-IIファミリは、独自設計のMatrox ビデオイン ターフェースASIC(VIA)を搭載しています。これは精巧なメモリコント ローラで、多様なフォーマット変換を行いながらリアルタイムにオンボー ドメモリへの取り込みを行います。またホストCPUの定常的な介在なしに PCIバスを介して画像データを取り込みます。 リアルタイム画像入力 ディスプレイ Matrox Meteor-IIファミリは130MB/secという高い転送速度を維持し Matrox製VGAカードを使ったリアルタイム表示および他社製 VGAによる擬似リアルタイム表示 つつ、画像データをシステムメモリに取り込んで処理したり、VGAメモリ に送りウィンドウ内にライブ表示することができます。 画像入力 ア プ リ ケ ー シ ョ ン に 合 わ せ て 製 品 を お 選 び い た だ け ま す。Matrox Meteor-IIファミリには複数のバージョンがあり、それぞれ異なる入力機 能を提供しています。これにより、アプリケーションに必要不可欠な機能 だけをお求めいただくことが可能になりました。 45 【製品ガイド】 Matrox Meteor-II Multi-Channel Matrox Meteor-II Multi-Channel ワイドレンジなアナログビデオ取り込みに対応 可能な低価格カフレームグラバ 製品の特長 ・アナログ可変フレームスキャンを3チャネル ・モノクロまたはRGBインタレースおよびプログレッシブスキャン方式サ ポート ・サンプリングは最大30MHz ・可変ゲインのアンプ ・10MHzのLowPassFilter ・アジャスト可能なA/D変換リファレンス ・3つの256×8bitのプログラマブルLUT ・独立したピクセルクロック、水平同期、垂直同期、(露光用)タイマ、予 備I/O(TLL) ・トリガ入力による同期入力および非同期入力 ・RGB2系統またはモノクロ最大6系統の映像ソースの接続および切り替え サイズ・動作環境 製品ラインアップ ・サイズ :METEOR2-MC/4:16.5L×10.67H cm MET2-MC+/4:11.56L×9.6H cm ・動作温度 :0℃∼55℃ ・相対湿度 :95%以下(結露なきこと) ・認証 :FCC class A、CE class A、RoHS対応 ハードウェア ・METEOR2-MC/4(PCI) ・MET2-MC+/4(PC/104-Plus) ソフトウエア ・MIL 8 WIN P ・MIL 8 WIN U ・MIL LITE 8 WIN 動作OS ・WindowsXP/2000 ケーブル ・DBHD44-TO-8BNC: 2m入力ケーブル。DB-44を8個のBNC端子に接続 ・DH44-TO-8BNC/O: 2m入力ケーブル。DB-44を8個のBNC端子に接続。さらにオープンエ ンドケーブル付加 コネクタpinアサイン http://www.matrox.com/imaging/products/を参照 画像フォーマッティング 画像データは、ホストメモリ、または表示メモリへの転送までに、リアル タイムで再フォーマットされます。フォーマッティング機能はクロッピング (ROI取込)、2,4,8,16倍の水平・垂直独立のサブサンプリングを含みま 詳細資料はMatrox社HPからdatasheetをダウンロードして下さい。 http://www.matrox.com/imaging/products/meteor2_mc/home.cfm す。 46 【製品ガイド】 Matrox Meteor-II Digital Matrox Meteor-II Digital ハイコストパフォーマンスなデジタル入力グラバ 製品の特長 ・32bit差動入力 ・デ ジ タ ル イ ン タ ー フ ェ ー ス を 4 ×8bitま た は2×16bitま た は1× 32bitに構成可能 ・RS-422とLVDSに対応 ・RS-422は最高25MHz、LVDSは最高40MHzまで。 または50MHzまで(MIL7.1以上が必要) ・モノクロ/RGB,フレーム/ラインスキャンをサポート ・プログラマブルLUT:4個の256×8bitまたは2個の4K×16bit ・独立したピクセルロック、水平同期、垂直同期、(露光用)タイマと予 備I/O(TTLまたはRS-422/LVDS) ・同期及び非同期トリガー入力 製品ラインアップ サイズ・動作環境 ・サイズ :METEOR2DIG64R*:20.3L×10.67H cm METEOR2DIG64L*:20.3L×10.67H cm ・動作温度 :0℃∼55℃ ・相対湿度 :95%以下(結露なきこと) ・認定 :FCC class A、CE class A、RoHS対応 ハードウェア ・METEOR2DIG64R*(RS-422) ・METEOR2DIG64L*(LVDS、50MHz対応品) ・MET2-DIG+/R、MET2-DIG+/L(PC/104-Plus) ソフトウエア ・MIL 8 WIN P ・MIL 8 WIN U ・MIL LITE 8 WIN 動作OS ・WindowsXP/2000 コネクタpinアサイン ケーブル ・DBHD100-TO-OPEN 3m入力ケーブル。高密度DB-100からオープンエンドのケーブル接続 (カメラに合わせて加工が必要) http://www.matrox.com/imaging/products/を参照 詳細資料はMatrox社HPからdatasheetをダウンロードして下さい。 http://www.matrox.com/imaging/products/meteor2_dig/home.cfm 47 【製品ガイド】 Matrox Meteor-II Camera Link Matrox Meteor-II Camera Link デジタルのエリアスキャン・ラインスキャンビデオ 取込用低価格カメラリンクフレームグラバ 製品の特長 ・ PCIバス用フレームグラバ ・ マルチタップ構成を含むカメラリンク仕様のエリアスキャン、ライン スキャンビデオソースからの取り込み ・ モノクロ×2、RGB×2、またはモノクロ×1とRGB×1ビデオソース間 の接続・切り替え可能。 ・ 最大50 MHzまでのピクセルクロックに対応 ・ プログラマブルな LUT (4つの256×8bit または2つの4K×12bit) ・ トリガ入力とタイマー出力 ・ PCI バスマスター ・ ホストメモリまたは VGA メモリへリアルタイム転送 ・ 信頼性の高い取り込みのための拡張オンボードバッファリング (32 MB) ・ カラーもしくはモノクロ複数入力時のパックドおよびプレーナー転 送に対応 ・ 使 用 可 能 な ソ フ ト ウ ェ ア -Matrox Imaging Library (MIL)/ ActiveMILおよびMIL-Lite/ActiveMIL-Lite等 ・ Microsoft Windows 2000/XPに対応 シンプルで高性能なデジタルビデオ取込 ホストメモリまたは表示メモリにリアルタイム取込 Matrox Meteor-II/Camera Linkはコストパフォーマンスにすぐれた高 Matrox Meteor-II/Camera Linkは取り込んだ画像を、処理のために 性能フレームグラバであるMeteor-IIファミリの最新のシリーズです。カメ ホストメモリ転送、またはライブ表示のために表示メモリ転送を、最高 ラリンクインターフェース仕様に基づき、シンプルな標準コネクタでデジ 130MB/秒の転送レートを維持して行います。 タル画像機器に接続できます。フレキシブルな設計により1、2または4 画像フォーマッティング タップのモノクロまたはコンポーネントRGB、エリアまたはラインスキャン のビデオソースに対応しています。 画像データは、ホストメモリ、または表示メモリへの転送までに、リアル Matrox Meteor-II/Camera LinkはBASLER、DALSA、JAIといった タイムで再フォーマットされます。フォーマッティング機能はクロッピング メーカーの次世代産業/科学用ビデオカメラに接続出来ます。 (ROI取込)、2,4,8,16倍の水平・垂直独立のサブサンプリングを含みま す。 Camera Link® インターフェース仕様 PCIインターフェース カメラリンクは特に産業/科学の画像処理アプリケーション用に設計さ れた高速デジタルインターフェースです。カメラとフレームグラバ双方の Matrox Meteor-II/Camera Linkでは32bit PCIバスマスタ/スレーブ、 製造メーカーのコンソーシアムで開発され、デバイス間のシンプルな通 ホストインターフェースの機能があります。バスマスタモードではホスト 信規格として提供しています。カメラリンクはNational Semiconductorの CPUとの間で継続的な干渉なしに連続転送が可能です。拡張バッファ LVDSベースの高速シリアル伝送技術であるChannel Linkをもとに構築 (32MB)により、同時に画像取込、表示、グラフィック、ネットワークや されました。Chennel Linkは最長10mの距離を最高2.38Gbit/秒のレート ディスクアクセス、汎用外部I/Oが発生するシステムでよく起こる高いバ で転送できる技術です。 スレイテンシーの状況下でも、信頼性の高いリアルタイム転送を保証し ビデオデータ転送とデバイス制御のための標準化されたケーブルは ます。 一つのカメラリンクデバイスを他の物に変更するときにも大いに威力を PCIインターフェースは必要なPCIバスバンド幅をさらに低減させるた 発揮します。もうデジタルデータ用のカスタムケーブルは要りません。 めのサブサンプリングに対応しています。PCIインターフェースはカラー や複数のモノクロ画像に対してパックドおよびプレーナー転送に対応し VIA:Matrox Meteor-IIファミリの心臓部 ています。フレーム、フィールドおよびシーケンス取込の開始、および終 全てのMatrox Meteor-IIファミリは、独自設計のMatrox ビデオイン 了のようなイベントの取得は、同時に取込と画像処理を行うダブルバッ ターフェースASIC (VIA)を搭載しています。これは精巧なメモリコント ファ処理を最適化するために、割込としてホストCPUへ転送できます。 ローラで複雑な再フォーマット処理を必要とせずに、リアルタイムにオン ボードメモリへの取り込みを行います。またホストCPUの定常的な割り込 みを必要とせずにPCIバスを介して画像データを取り込みます。 48 【製品ガイド】 Matrox Meteor-II Camera Link ・ 2から16倍の水平垂直の独立したサブサンプリング Meteor II ハードウェア仕様 ・ フィールド、フレーム、及びシーケンス取込み開始及び終了割込 入力 ・ 2つのBASE(8/10/12/14/16bitシングルまたは8/10/12bitデュア 表示 ルモノクロ、24bit RGB)または1つのMEDIUM(4個の8bitモノクロ) ・ リアルタイム表示のためのMatrox社製グラフィックボード及び他社 カメラリンク構成 製グラフィックボードによる擬似リアルタイム表示 ・ 2つのモノクロ、2つのRGBまたは1つのモノクロと1つのRGBへの接 続及び切替入力 コネクタピンアサイン ・ エリアおよびラインスキャンに対応 ・ Matrox社製ホームページ ・ 最大50MHzまでのピクセルクロックに対応 http://www.matrox.com/imaging/products/を参照 ・ プログラマブルなLUT:4個の256×8bitまたは2個の4K×12bit サイズ及び動作環境 ・ 独立したLVDSピクセルクロック、H-sync、V-sync及びTTL のHsync及びV-sync出力 ・サイズ ・ 独立したLVDS予備入力(2系統)と出力(4系統)及び :17.5L × 10.7H cm ・動作温度 :0℃∼55℃ TTL予備出力(3系統) ・相対湿度 :最高95%(結露なきこと) ・ フォトカプラ入力、LVDS及びTTLトリガ入力(同期及び非同期) ・認証 シリアルインターフェース :FCC class A、CE class A、RoHS対応 ソフトウェア環境 ・ OSからは制御不可。(MILのAPIを介してのみプログラム可能) ・ Windows2000/XP ・ MIL/MIL-LiteのDLLにはMicrosoft VC++またはVC++.NET フォーマッティング(Matrox VIA) ・ ActiveMIL/ActiveMIL-Lite のActiveX(OCX)には Microsoft VB ・ 入力クロッピング(ROI取込) またはVC++.NETが対応 ・ 2から16倍の水平垂直の独立したサブサンプリング ・ 2及び4倍の水平垂直の独立したズーム 製品ラインアップ ハードウエア ホストインターフェース ・ 32bit PCIバスマスタ/スレーブ ・METEOR2-CL/32 ・ 最高130MB/秒を維持 ・MET2-CL+/32(PC/104Plus) ・ 32MB SDRAMバッファ 詳細資料はMatrox社HPからdatasheetをダウンロードして下さい。 http://www.matrox.com/imaging/products/meteor2_cl/home.cfm ・ パックド及びプレーナー画像データフォーマット 49 【製品ガイド】 Matrox 4Sight M Matrox 4Sight M 4Sightシリーズ第3世代へ! コンパクト&ハイパ フォーマンス産業用オールインワン画像処理装置 製品の特長 ・ 統合化された画像入力、処理、表示プラットフォーム ・小型堅牢 ・強力なEmbedded Intelアーキテクチャープロセッサー搭載 ・標準/非標準アナログ入力 ・Camera Link® 、LVDS/RS422デジタルビデオ入力 ・アナログとテレビ、アナログVGAあるいはデジタルVGA同時出力 ・オーディオ入出力 ・EthernetとGigabit Ethernetのインターフェースを個別に搭載 ・USB2.0、RS-232またはRS-485通信 ・TTLコンパチブルI/O装備 ・ビデオ圧縮のための大容量記憶装置 ・システム全体を監視するウォッチドッグタイマー搭載 ・Microsoft Windows XP-Embeddedが動作(Pre-Installは英語版) ・標準Windowsベース開発ツールとMatrox Imaging Library(MIL)での 開発環境 産業用画像処理プラットフォーム コア機能 画像処理アプリケーションを扱うために設計されたMatrox 4Sight M は グ ラ フ ィ ッ ク ス と メ モ リ ー コ ン ト ロ ー ラ ー を 融 合 し た Intel 855GME ChipsetとIntel Celeron MまたはPentium Mプロセッサを組み合わせて 構成されています。Intel Extreme Graphics2 2D/3Dアクセラレーター は、DirectDraw をサポートし、ライブビデオの非破壊オーバーレイや任 意のビデオスケーリング、デュアルヘッド表示技術など最新のグラフィッ ク機能をサポートしています。デュアルヘッド表示技術により、1つ目を アナログまたはDVI準拠のデジタルVGA出力にし、2つ目をアナログ VGAまたはTV出力とすることが可能です。さらに、Matrox 4Sight Mに はアプリケーションあるいはシステムダウンから自動的にリカバリーする ためのWatchdogタイマーをも保有しています。 Matrox 4Sight Mはコンパクトかつ産業用途向け筐体にデスクトップ PCの性能を包含したオールインワンの産業用画像処理プラットフォー ムであり、マシンビジョン・医療向け画像処理・ビデオ監視システムを安 価で高性能に構築するために必要な機能が搭載されています。画像 取込、処理、表示、ネットワーク、汎用I/Oなどが、筐体内にすべて搭載 され、さらに、画像取込、処理、分析、表示や圧縮機能を包含した革新 的な画像処理ライブラリMatrox Imaging Library(MIL)を利用することが できます。 PCベースのテクノロジ Matrox 4Sight Mは、高性能、低コストなコンポーネントの実現のた め、Intel Celeron MまたはPentium Mプロセッサおよび高機能グラフィッ クコントローラ内蔵のChipsetを搭載した最新のPCテクノロジーを採用し ています。また、単一ベンダー(Matrox社)が組み合わせたソリューショ ンを提供しているため、開発者は個々のシステムコンポーネントを組み 合わせるよりも短時間でシステム構築ができ、アプリケーションの開発に 時間をかけることができます。さらに、バランスよく配置されたコンポーネ ントと、長期安定供給の保証により、Matrox 4Sight Mは開発者やOEM 時に必要とされる設計の安定性を提供しています。 記憶装置 OS、ソフトウェア、アプリケーションのための大容量記憶装置として、 IDEインターフェースのハードディスクが用意されています。デュアル IDEインターフェースは、画像圧縮アプリケーションに最適なATA-100 の高速動作モードをサポートしています。コンパクトで耐ショック性に優 れた2.5 IDEハードディスクは十分なストレージ容量をもっています。 ネットワークインターフェースとその他I/O フレキシブルなビデオ取り込み Matrox 4Sight Mではネットワーク環境を構築するためのEthernetや Gigabit Ethernetインターフェースを提供しています。その他、2つのシリ ア ル ポ ー ト(RS-232 と RS-232/RS485 用)と 32 点 の デ ジ タ ル I/O (16input、16output)により周辺FA機器へのインターフェースを確保しま す。また、キーボードやマウス、PC周辺装置への接続のために、4つの USB2.0ポートも用意しています。 Matrox 4Sight Mでは、オプションのアダプターボードを用いることに よ り、さ ま ざ ま な ビ デ オ ソ ー ス か ら の 取 込 が 可 能 で す。コ ン ポ ジ ッ ト (CVBS)やY/C、NTSC/PAL、コンポジットRS-170/CCIR、さらに非標準 モノクロカメラやコンポーネントRGBフレームスキャンなどのアナログビデ オソースに対応しています。また、デジタルRS-422/LVDSやCamera Link®のフレーム/ラインスキャンビデオソースにも対応しています。すな わち、Matrox 4Sight Mは、あらゆるビデオ装置からの画像取込にも柔 軟な対応が可能です。 周辺ボード Matrox製およびサードパーティ製のPC/104-Plus(PCI-Only)ボード が最高3枚まで利用可能 *) です。さらに、シャーシ背面のリムーバブル プレートによって、サードパーティ製の周辺機器との外部接続が可能で す。 *) ISAインターフェースはサポートされません 50 【製品ガイド】 Matrox 4Sight M Matrox 4Sight M Intel fi Celeronfi M or Pentium fi M CPU fi 400 MHz FSB Intel 855GME Chipset 64-bits / (up to 2.7 GB/s) 256MB to 1GB DDR333 SDRAM Analog VGA output Graphics and Memory Controller Hub TV output, analog VGA output or digi tal VGA (DVI) output Hub Interface 1.5 (up to 266 MB/s) IDE (ATA-100) AC 79 Audio Codec fi Intel ICH4 USB 1.1/2.0 Rx Tx RTS CTS Rx Ethernet PHY IN OUT 10/100 Mbit LAN RS-232 Super I/O LPC Gigabit Ethernet Controller RS-232 or RS-485 Tx 10/100/1000 Mbit LAN Fan Controller 32-bits/33 MHz PCI Bus Matroxキャプチャボード Accessory Interface FPGA Auxiliary I/O 16 IN 16 OUT WatchDog timer 仕様 Matrox Meteor- Ⅱ /Multi-Channel、Matrox Meteor- Ⅱ /Digital、 Matrox Meteor-Ⅱ/Camera Link (PC/104-Plus)、Matrox Morphisが利 用可能です。 マザーボード ・EBXフォームファクタ(20.32cm x 14.61cm) ・Embedded Intel Celeron Mプロセッサー(1.3GHz)またはIntel Pentium Mプロセッサー(1.6GHz∼) ・184pin DIMMスロット(256MB,512MB,1GB PC2700) ・Intel Extreme Graphics2 2D/3Dアクセラレーター(64MBメモリー) ・プライマリーのアナログとセカンダリーのTV/アナログVGA/デジタル VGAを同時出力可能 ・1600x1200@85Hz or 2048x1536@75Hzまでの表示解像度 ・CVBS、Y/CあるいはRGB NTSC/PALの独立したTV出力可能 ・DVI互換デジタルVGA出力 ・10/100Mbit Ethernet & 10/100/1000Mbit Ethernet ・4つのUSB2.0ポート ・デュアルIDEインターフェース(ATA-100対応) ・2つのシリアルポート(RS-232とRS-232/RS-485) ・16bit ステレオオーディオI/O ・32点I/O -TTL互換 -16input,16output(open collector) -100mA max. @5∼24Vdc -Opto22社のSnap™ I/Oシリーズに互換 ・Watchdogタイマー ・3枚までのPC/104-Plusボードをサポート ・1MBフラッシュBIOS(Phoenixテクノロジー) PC/104-Plus 対応Meteor-Ⅱ/Multi-Channelは、モノクロ、コンポー ネントRGBあるいはプログレッシブスキャンビデオ信号を取り込むための 低価格フレームグラバです。PC/104-Plus 対応Meteor-Ⅱ/Digitalと Meteor-Ⅱ/Camera Linkは、デジタルのエリアまたはラインスキャンビデ オ信号を取り込むための低価格フレームグラバです。PC/104-Plus 対 応Morphisは、アナログ2ch独立入力可能な低価格フレームグラバで す。またJPEG2000圧縮/伸長機能を有したボードも選択可能です。 ソフトウェア環境 Microsoft Windows XP Embedded Matrox 4Sight Mには、Microsoft Windows XP Embedded(英語版)が プレインストールされています。Microsoft Windows XP Embeddedはライ センスが非常に安価で、Microsoft Windows XP Professionalと同様の ユーザーインターフェース、信頼性、パフォーマンス、セキュリティ、ネッ トワークとリモート管理機能を有しています。さらに、Microsoft Windows XP Embeddedは、組込みアプリケーションに対応するためにWrite filter の機能も有しています。Write filterはストレージメディアからread only モードで動作するため、予期せぬ電源ダウンに対してもOSには影響を 与えません。Microsoft Windows XP Embedded上でのプログラミング は、標準Win32 APIとクロスプラットフォーム環境(EthernetでPCと接続 さ れ て い る 場 合 な ど)で 利 用 可 能 で す。Microsoft Windows XP Embeddedは使用したい機能を限定して利用することが可能なOSです。 Matrox 4Sight Mは、Windows2000または Windows XPにも対応していま す。 キャプチャボード(オプション) Matrox Meteor-II/Multi Channel MET2-MC+/4 Matrox Meteor-II/Digital MET2-DIG+/R, MET2-DIG+/L Matrox Meteor-II/Camera Link MET2-CL+/32 Matrox Morphis MOR+/2VD, MOR+/J2K, MOR+/2VD/J2K, MOR+/2VD/J2K/A Matrox Imaging Library Matrox Imaging Library(MIL)は、画像取込、処理、解析、表示、圧 縮などの最適化された多機能関数を保有するハイレベルなプログラム ライブラリーです。また、MILのサブセットであるMIL-Liteには、画像取 込、表示、メモリー管理機能が含まれています。 51 【製品ガイド】 Matrox 4Sight M シャーシ ソフトウェア環境 ・厚さ1.2mmの冷延材 ・18-38cfm対応のファン ・大きさ: 18.415W x 20.828D x 8.387H ㎝ ・Microsoft Windows XP Embedded(英語版)がPre-Installされます ・Microsoft Windows 2000/Windows XPも動作します 認証 ハードディスク ・UL/CUL TUV ・FCC part 15 class A ・CE class A ・EN55022:1955 class B ・EN61000-3-2:1995 class D ・EN61000-3-3:1995 ・EN61000-4-2:1995 operating class A ・EN6100-4-3:1995 operating class A ・ENV50204:1995 operating class A ・EN6100-4-4:1995 operating class A ・EN6100-4-5:1995 operating class A ・EN6100-4-6:1996 operating class A ・EN6100-4-11:1994 operating class A/B ・EN60721 3M5 operating(industrial vibration) ・RoHS対応 ・2.5 form factor ・耐ショック性 ・IDEインターフェース(ATA/100) ・40GB ・シャーシ内部に固定 電源 ・入力: 100∼240 VAC ・出力: 6A@12Vdc または 72W (Intel Celeron M時) 動作環境 ・動作温度: 10℃∼50℃ ・相対湿度: 最高90% (結露なきこと) 詳細資料はMatrox社HPからdatasheetをダウンロードして下さい。 http://www.matrox.com/imaging/products/4sightm/home.cfm 52 【製品ガイド】 Matrox Iris P-Series Matrox Iris P-Series PCベースの柔軟性を持つ超強力スマートカメラ 製品の特長 ・強力なembedded Intelアーキテクチャプロセッサ ・リアルタイムOSのMicrosoft Windows CE.NETが動作 ・慣れ親しんでいるMicrosoftの開発環境とMatrox Imaging Library(MIL)を用 いたプログラミングが可能 ・Webベースの設定とモニタリング ・対象に忠実な画質のモノクロCCDセンサ ・外部トリガまたは内部制御の電子シャッタ ・Ethernetネットワークインターフェース ・RS-232シリアル通信 ・予備のデジタルI/O ・頑強な工業用設計 ソフトウェア環境 概要 Windows CE.NET と eMbedded Visual C++ Matrox Iris P-Seriesに はコンパクトなリアルタイムOSであるMicrosoft Windows CE.NETがプリ インストールされています。Windows CE.NETでは強固なリアルタイム性 (たとえばCPUが高負荷時の割り込みやタスクスイッチへの反応時間)、 高速なブートアップ、瞬時のシャットダウンが確保されています。 Matrox Iris P-Seriesは汎用のスマートカメラと従来のPCベースマシ ンビジョンシステムの統合により、両方の世界の最適解を提供します。 Matrox Iris P-Seriesはカスタマイズの拡張性がある完全にプログラマブ ルなデバイスです。Embedded Intelアーキテクチャプロセッサを特徴とし ており、それにより代表的なマシンビジョンアプリケーションを扱うための 演算能力を実現しています。Matrox Iris P-SeriesはリアルタイムOSを採 用し、時間的な制約が大きいマシンビジョンアプリケーションのために十 分な性能とロバスト性を備えています。慣れ親しんだWindowsプログラミ ン グ 環 境 は 開 発 コ ス ト を 最 小 化 し、一 方 で Matrox Imaging Library (MIL)プログラミングツールキットにより開発の柔軟性を最大限保有して います。MILは10年以上にわたり画像処理と解析のために開発者に提 供されてきたMatrox社の画像処理ライブラリです。 Windows CE.NET上でのプログラミングはWin32APIのサブセットによ り行われ、開発用PCと実行環境のクロスプラットフォーム環境からなりま す。C/C++ ア プ リ ケ ー シ ョ ン コ ー ド は PC 上 で 動 作 す る Microsoft eMbedded Visual C++でコンパイルします。実行ファイルはEthernetによ りカメラにダウンロードし、プログラムをこの同じEthernetを介してPC上で eMbedded Visual C++により遠隔でデバッグします。 利用方法 対象に忠実な画像センサ Matrox Iris P-Seriesは完全に独立して、またはネットワークデバイス として動作するように設定できます。どちらの場合でもアプリケーション は常駐するかパワーオンでダウンロードされます。独立モードではアプ リケーションは外部から何もしなくても動作します。ネットワークモデルで はアプリケーションはリモートPC上で動作する監視アプリケーションの制 御下で実行し、ネットワークを介し通信します。Matrox Iris P-Serverは Webサーバーとしても動作可能です。 Matrox Iris P-Seriesはインターライン転送プログレッシブスキャン CCD画像センサを採用しています。正方ピクセルのCCD画像センサは 正確で精密な画像分析に必須の綺麗で鮮明かつ細部までの均一性を 確保しています。センサは外部トリガによる電子シャッタ機能を有し、そ れによりくっきりとした画像から高速に動く物体を取り込むことが可能で す。前処理(たとえば色変換など)のためにFPGAデバイスがあり、カメラ に組み込まれたマイクロプロセッサはこのような処理から解放され、より 高度な画像処理や分析、通信、制御に専念できます。 設定とモニタリング Embedded Intel アーキテクチャプロセッサ Matrox Iris P-Seriesの設定とモニタリングはMicrosoft Internet Explorerで常駐するWebページに遠隔でアクセスすることによって行い ます。このWebベースのインターフェースにより適切な権限を持った ユーザはネットワークインターフェース、フラッシュディスクやメモリ使用 量、温度、イベントログ等のステータスインフォメーションを見る、また、 ブートプロセス、ネットワークインターフェース、実行可能なアプリケー ション、ファームウェアのバージョンなどの実行パラメータを設定可能で す。またオペレータは遠隔でカメラのアライメント、フォーカス設定のた めにライブビデオを見ることができます。 高度な画像処理や分析、通信、制御がMatrox Iris P-Seriesでは産 業 用 途 向 け の Intel 超 低 消 費 電 力(ULP)Celeron プ ロ セ ッ サ と Intel 440MX インターフェースブリッジで実行されます。Matrox Iris P-Series に内蔵されたフラッシュディスクとSDRAMメモリはOS、MILそしてお客様 の作成した独自のマシンビジョンアプリケーションを保存し実行するの に十分な要領が確保されています。 通信とI/O Matrox Iris P-Seriesは10/100MB Ethernetインターフェース を有し、工場のネットワークに接続可能です。 また、RS-232シリアルインターフェースと16点の工業用デジタルI/O(8 入力8出力)は工場内の他の自動化デバイスとの直接接続を可能にし ています。 53 【製品ガイド】 Matrox Iris P-Series センサボード センサタイプ 機械的、電気的、環境情報 <IP300[R]> <IP300C[R]> <IP700[R]> <IP1200[R]> 有効解像度 フレームレート ピクセルサイズ ゲイン範囲 シャッタースピード 外部トリガ反応時間 <IP300[R]> <IP300C[R]> <IP700[R]> <IP1200[R]> <IP300[R]> <IP300C[R]> <IP700[R]> <IP1200[R]> <IP300[R]> <IP300C[R]> <IP700[R]> <IP1200[R]> 2∼36dB 100μs∼0.5s <IP300[R]> <IP300C[R]> <IP700[R]> <IP1200[R]> 1/4 インターライン転送 プログレッシブスキャン モノクロ正方CCD 1/4 インターライン転送 プログレッシブスキャン カラー正方CCD 1/3 インターライン転送 プログレッシブスキャン モノクロ正方CCD 1/2 インターライン転送 プログレッシブスキャン モノクロ正方CCD 640(H)×480(V) 640(H)×480(V) 1024(H)×768(V) 1280(H)×1024(V) 最高30fps 最高30fps 最高20fps 最高7.5fps 5.6μm×5.6μm 5.6μm×5.6μm 4.65μm×4.65μm 4.65μm×4.65μm 図参照 CSマウント コネクタ 重量 RJ-45(電源用)、RS-232、 RJ-45(Ethernet用)、DB-25 (デジタルI/O用) 375g 消費電力 デジタルI/O 動作温度 冷却能 動作湿度 認証 0.3A@24V(7W) 最大100mA@5∼24V 0℃∼40℃ 自然対流 最高95%(結露なき事) FCC class A、CE class A、RoHS対応 ソフトウェア環境 OS PC 開発ツール PC 必要条件 85μs 85μs 85μs 155μs ハードウェア IP300[R]※1 IP300C[R]※1 IP700[R]※1 IP1200[R]※1 IRIS-PWR-CBL 400MHz Intel ULP Celeron 128MB SDRAM 64MBフラッシュディスク I/Oボード ネットワーク シリアル通信インター フェース デジタルI/O Microsoft Windows CE.NET 4.2(TCP/IP、telnet、http、ftp サービス付きのヘッドレスモード) Microsoft eMbedded Visual C++ 4.0 SP2, Matrox Imaging Library (MIL) for Windows CE.NET Microsoft Windows XP Professional, 128MBメモリ、 450MBハードディスク、 Microsoft Internet Explorer 6.0、 100MB Ethernetポート 製品ラインアップ CPUボード CPU 揮発メモリ 不揮発メモリ 寸法 レンズタイプ IRIS-LENSES 10/100MB Ethernet RS-232 IRIS-1200LENS 8入力8出力 (オープンコレクタ) ソフトウェア MIL 8 DEV CE IRIS Matrox Iris P-Seriesスマートカメラ Matrox Iris P-Seriesスマートカメラ Matrox Iris P-Seriesスマートカメラ Matrox Iris P-Seriesスマートカメラ Matrox Iris P-Series共通 電源ケーブルセット 電源とRS-232ケーブル、デジタルI/O用DB25オープンエンドケーブル IP300/IP300C/IP700共通 レンズキット CSマウント4mm、8mmレンズ IP1200 レンズキット CSマウント12mmレンズ、C To CSマウントアダ プターリング ※1 [R]はRemoteHeadの型番 Matrox Iris P-Series で 動 作 す る Windows CE.NET用Matrox Imaging Library (MIL)開発 パッケージ 128 MB SDRAM Intelfi 440 MX Interface Bridge Intelfi ULPCeleronfi CPU BIOS 32-bit/33MHz PCI Bus CCD Sensor Pixel Processing FPGA Ethernet Controller I/O Interface 10/100 Mbit Ethernet Digital Digital inputs outputs in main body orremote head 54 RS-232 Tx Rx 【製品ガイド】 Matrox Iris P-Series Dimensions - Uni-body 45.69 mm (1.799") 8.89 mm (0.350") 20.50 mm (0.807") Optional Mounting Block 20.50 mm (0.807") 19.05 mm (0.750") 60.05 mm (2.364") 40.61 mm (1.599") 48.26 mm (1.900") 149.36 mm (5.881") 154.13 mm (6.068") Dimensions - Remote Head and Processor Unit 35.56 mm (1.400") 16.31 mm (0.642") 22.23 mm (0.875") 13.51 mm (0.532") 48.77 mm (1.920") 20.32 mm (0.800") 14.22 mm (0.560") 68.17 mm (2.684") 19.05 mm (0.75") 20.75 mm (0.817") 60.55 mm (2.384") 59.74 mm (2.352") 36.65 mm (1.443") 19.05 mm (0.750") 51.31 mm (2.020") 145.42 mm (5.725") 150.19 mm (5.913") 詳細資料はMatrox社HPからdatasheetをダウンロードして下さい。 http://www.matrox.com/imaging/products/iris/home.cfm 55 【製品ガイド】 Matrox Iris E-Series Matrox Iris E-Series フローチャート型開発ツール! 製品の特長 ・フローチャート形式のMatrox Design Assistantで開発可能 ・Windows CE上で動作する強力なEmbedded Intel アーキテクチャ ・Web経由でのモニタリンクが可能 ・高解像度モノクロCCDセンサ ・外部トリガまたは内部からシャッター時間の制御が可能 ・Ethernet Networkインターフェースを搭載 ・RS-232 シリアルコミュニケーション可能 ・Auxiliary デジタルI/O これまでのような開発スキルは不要! 通信とI/O Matrox Iris Eシリーズは直感的なフローチャート形式で開発が可能 なMatrox Design Assistantが利用可能な強力なスマートカメラです。開 発者はプログラムレスで簡単にすばやくマシンビジョンアプリケーション を構築できます。統合開発環境は、高効率と、マシンビジョンの分野で 実証された操作性を提供します。 Matrox Iris Eシリーズは工場などの現場と10/100MbitEthernetイン ターフェースで接続が可能です。RS-232シリアル通信と16点のデジタ ルI/O(入力8点、出力8点)を現場の制御装置などと直接接続できま す。 ソフトウェア環境 一体型またはリモートヘッドデザイン Matrox Design Assistant 一体型またはリモートヘッドとプロセッサーユニットの構成を利用可 能なMatrox Iris Eシリーズはまさにマシンビジョンアプリケーションに最 適です。リモートヘッドの構成では、標準規格のMDR26コネクタを採用 することにより、標準のカメラリンク準拠のケーブルで、リモートヘッドとプ ロセッサーユニットを繋ぐことが出来ます。 Matrox Iris Eシリーズで要となるコンポーネントはMatrox Design Assistantです。フローチャートをベースとした統合開発環境(図3参照) をPC上で実行できます。Matrox Design Assistantを使ったアプリケー ション開発は視覚的なStep-by-Stepアプローチで、それぞれのステップ はツールボックスからコンフィギュレーションパネルにセットできます。 ツールボックスには、工業分野で実証された画像解析と測長、I/O、通 信が含まれます。(図4参照) 高解像度イメージセンサー ステップの作成は処理結果にすばやくアクセスが可能な、conditional expression builderパネル(図5参照)を使うことで行えます。追加の生産 性機能は、画像を実寸に変換するためのポータル(Web)ページと、ライ ブ画像のモニタリングの結果を使った数式を実行する手段を含みま す。さらに、フローチャートのデザイン中に瞬時に表示される、きめ細や かなヘルプも用意されております。 Matrox Iris Eシリーズは、正確な画像処理を行うために必要な、鮮 明でシャープな安定した画像を取得するために、正方ピクセルプログ レッシブスキャンのモノクロCCDイメージセンサを利用しています。Iris E シリーズでは、メガピクセルやハイフレームレートに対応したCCDを搭載 した製品も準備しております。これらのセンサーは外部トリガによるフル フレームシャッターが可能なため、高速な移動物体の撮像も可能となり ます。 フローチャートデザインに加えて、Matrox Design AssistantはHTMLビ ジュアルエディター(図6参照)を使ってWebベースのオリジナルアプリ ケーションインターフェースを作成可能です。開発が完了したら、フロー チャートをコンパイルし、HTMLページをMatrox Iris Eシリーズにダウン ロードします。そうすれば、どのPCでもMicrosoft Internet Explorerを 使ってアプリケーションユーザーインターフェースを見ることが可能で す。 Embedded Intelアーキテクチャープロセッサー 画像処理、解析、通信、オペレーションコントロールは工業用に供給 されているIntel Ultra Low Power(ULP)Celeronプロセッサーと440MXイ ンターフェースブリッヂによって構成されたMatrox Iris Eシリーズ上で能 力を発揮します。Matrox Iris Eシリーズは、アプリケーションの実行とラ ンタイム環境のインストールを行うために、十分な容量のフラッシュディ スクとSDRAMメモリを搭載しています。 56 【製品ガイド】 Matrox Iris E-Series Matrox Iris E-Series 128 MB SDRAM 2 / Intel® 440 MX Interface Bridge PSG #1 Intel ® ULP Celeron® CPU BIOS Tx Rx RS-232 32-bit/33MHz PCI Bus LINK 1 CCD LVDS/TTL Transceivers Sensor Pixel Processing FPGA / 64 Ethernet (up to 1 GB/s) Controller 10/100 Mbit Ethernet I/O Interface Digital Digital inputs outputs in main body or remote head 図1 Cross-platform development Matrox Design Assistant IDE on PCworkstation Execute application 図2 57 【製品ガイド】 Matrox Iris E-Series Application development without traditional programming 図3 58 【製品ガイド】 Matrox Iris E-Series Application development without traditional programming [cont.] 図4 59 【製品ガイド】 Matrox Iris E-Series Application development without traditional programming [cont.] 図5 図6 60 【製品ガイド】 Matrox Iris E-Series Dimension - Uni-body 図7 Dimensions - Remote Head and Processor Unit 48.77mm (1.920”) 68.17mm(2.684”) 46.78mm(1.842″) 48.77mm (1.9z20") 68.17mm (2.684") 図8 61 【製品ガイド】 Matrox Iris E-Series Iris E300(R)* Iris E300H(R)* Iris E700(R)* Iris E1200(R)* Iris E1200H(R)* Sensor board Geometry diagonal4.5mm (1/4 -type) diagonal6mm (1/3 -type) diagonal6mm (1/3 -type) diagonal8mm (1/2 -type) diagonal8mm (1/2 -type) フォーマット モノクロ モノクロ モノクロ モノクロ モノクロ Make and model Sony ICX098BL Kodak KAI-03405 Sony ICX204AL Sony ICX205AL Sony KX267AL 有効解像度(H×V) 640×480 640×480 1024×768 1280×1024 1280×1024 フレームレート 最高30 fps 最高100 fps 最高20 fps 最高7.5 fps 最高15 fps ピクセルサイズ(H×V) 5.6μm×5.6μm 7.4μm×7.4μm 4.65μm×4.65μm 4.65μm×4.65μm 4.65μm×4.65μm ゲイン範囲 2 to 36 dB 6 to 42 dB 2 to 36 dB 2 to 36 dB 2 to 36 dB シャッタースピード 100μs to 0.5 s 45μs to 83 ms 100μs to 0.5 s 100μs to 0.5 s 100μs to 0.5 s 外部トリガ反応時間 85 μs 25 μs 75 μs 155 μs 80 μs CCDセンサ*1 External trigger strobe delay to output 2μs(minimum) CPU board CPU 400MHz Intel® ULP Celeron® 揮発メモリ 128 MB SDRAM 128 MB flash disk 不揮発メモリ I/O board ネットワーク 10/100 Mbit Ethernet シリアル通信インターフェース RS-232 デジタル I/O 8 inputs and 8 outputs Mechanical,electrical and environmental information Dimensions refer to Figure 8 or Figure 9 レンズタイプ コネクタ CS mount*2 RJ-45 for power and RS-232,RJ-45 for Ethernet and DB-25 for disital I/Os,and MDR26 for remote head to main body connection*3 up to 5 meters(16.4feet) リモートヘッド長 重量 435g(15.3oz.) for uni-body / 185g(6.5oz.) for remote head and 435g(15.3oz.) for main body 375 mA @ 24 VDC or 9W(typical) 消費電力 Digital I/O ratings 100 mA max.@ 5 to 24 VDC 0 ℃ to 45℃(32°F to 113°F) 動作温度 自然対流 冷却能 動作湿度 up to 95%(non-condensing) FCC class A,CE class A and RoHS-compliant 認証 Software environment PC development tools Matrox Design Assistant IDE-Matrox Iris E-Series Edition Microsoft Windows XP Professional with Service Pack 2 or Microsoft® Vista,Microsoft® Internet Explorer 7.0,310 MB hard disk space,10/100 Mbit Ethernet port,and DVD drive ® PC requirements ® 62 【製品ガイド】 Matrox Iris E-Series 製品ラインアップ ソフトウェア ハードウェア 型式 IE300 説明 * IE300R* リモートヘッド、2Mケーブル それ以外は同上 IE300H* モノクロ 640x480 100fps CCD Celeron 400MHz ULP 128MB SDRAM、128MBフラッシュディスク、 WindowsCE 5.0 IE300HR* IE700 * Matrox Iris E専用のフローチャート形式の統合開発環境DVD Matrox Iris Design Assistantが全てのMatrox Iris Eシリーズにバン ドルされます。さらに、それぞれのMatrox Iris EシリーズにCode Reader、Metrology、Intensity Checker、Edge Locator、 Calibration、I/O、通 信 機 能 の ラ イ セ ン ス が 含 ま れ ま す。Model Finderなどの追加機能は別途ライセンスを購入して頂く必要があり ます。 モノクロ 640x480 30fps CCD Celeron 400MHz ULP 128MB SDRAM、128MBフラッシュディスク、 WindowsCE 5.0 ソフトウェアメンテナンスプログラム ユーザー登録をして頂くと購入後1年間のメンテナンスサービス が受けられます。 リモートヘッド、2Mケーブル それ以外は同上 DA IRIS MAINT モノクロ 1024x768 20fps CCD Celeron 400MHz ULP 128MB SDRAM、128MBフラッシュディスク、 WindowsCE 5.0 IE700R* リモートヘッド、2Mケーブル それ以外は同上 IE1200* モノクロ 1280x1024 7.5fps CCD Celeron 400MHz ULP 128MB SDRAM、128MBフラッシュディスク、 WindowsCE 5.0 IE1200R* リモートヘッド、2Mケーブル それ以外は同上 IE1200H* モノクロ 1280x1024 15fps CCD Celeron 400MHz ULP 128MB SDRAM、128MBフラッシュディスク、 WindowsCE 5.0 IE1200HR* リモートヘッド、2Mケーブル それ以外は同上 IRIS-PWR+CBL* Matrox Iris用共通電源ケーブルセット 電源とRS-232ケーブル、デジタルI/O用 DB-25オープンエンドケーブル IRIS-LENSES* CSマウント4mm、8mmレンズ (IE1200[H][R]以外で利用可能) IRIS-1200LENS* IE1200[H][R]レンズキット Cマウント12mmレンズ、C To CSマウントア ダプターリング Matrox Design Assistantメンテナンスプログラムの1年間延長 ※1.正方ピクセル インターライン転送 プログレッシブスキャンCCD ※2.5mmのエクステンションチューブを使う場合はCマウントレンズを 利用可能 ※3.標準カメラリンクケーブル 詳細資料はMatrox社HPからdatasheetをダウンロードして下さい。 http://www.matrox.com/imaging/products/solios_ecl_xcl_b/home.cfm 63 【製品ガイド】 MIL 8.0 マ シ ン ビ ジ ョ ン、医 療 画 像 処 理、そ し て 画 像 解 析 の ための革新的開発ツールキット MIL 8.0 製品の特長 ・画像入力、処理、解析、表示、保存向けに完成された操作し易いプログラミング 用ライブラリ ・Intel MMX™/SSE/SSE2テクノロジーとMatroxのビジョンプロセッサに最適化 ・簡単に新しいハードウエアに移殖可能 ・サブピクセル精度の処理能力 ・マルチプロッセッシング、マルチスレッドに対応 ・Windows® 2000, Windows® XP, Windows® CE.NET(Irisのみ)対応 ・カメラ接続設定ツール(Matrox Intellicam)をバンドル ・インターラクティブな解析ツールをバンドル ・フレキシブルなランタイムライセンス ・購入後1年間の技術サポート 最適に画像表示し、x86コンパチブルなプロセッサもしくはMatroxビジョ ンプロセッサで画像処理が可能です。 MIL (Matrox Imaging Library) マシンビジョン、医療用画像処理、画像解析を網羅した関数群。 MILには画像処理と解析だけでなくボードとシステムの制御のための 基本モジュールもあります。 再利用可能なアプリケーションコード 一度作成したアプリケーションは、ほとんど、あるいは全く修正すること なく、別のプラットフォームに移行することが可能です。例えば、ある画 像ボードから別ボードにアプリケーションを移行する場合、コード1行の 変更だけといった簡略化を実現しています。 拡張性と最適化を兼ね備えた画像処理ライブラリ Matrox Imaging Library (MIL)は、画像入力、画像処理(画素間演算、 統計、フィルタリング、モフォロジー 、幾何変換、FFTと粒子分割など)、 パターンマッチング、粒子解析、エッジ抽出と分析、測長、OCR、バー コード/マトリックスコード読取り、キャリブレーション、グラフィック、画像 圧縮、表示および保存の機能を最適化するための、高レベルなプログ ラミングライブラリです。 生産性の向上 強 ハードウェアリソースの最適利用 Intel® MMX™およびSIMD拡張命令(SSE/SSE2)に最適化されているの で、MIL は、AMD Opteron ™ や Intel® Xeon ™ と い っ た 最 新 の ハ イ パ フォーマンスプロセッサのパワーを最大限に使用できます。Matroxビ ジョンプ ロセッサ でアプリ ケー ションを実行す る場 合には、MILは、 Altivec™ Technologyを持つMotorola社製G4 PowerPC™マイクロプロ セッサとMatroxの近傍演算アクセラレータ(Oasis ASIC)の能力を最大限 に引き出します。 化 開発を容易にし、生産性の向上するようにデザインされたMILは、 Matroxのハードウェアラインナップをすべてサポートする共通APIと、直 感的で、かつ操作性の容易さを提供しています。MILはアプリケーショ ンの開発を容易にするのに適したファイルの入出力、パラメータの調 整、結果の管理のための対話型ダイアログを含んでいます。 システム管理の簡素化 MILを用いることにより、ユーザは、ハードウエアについての深い知識 を必要としません。MILは、個々のハードウエアのプラットフォーム仕様 を取扱い、システム管理を簡略化します(例.ハードウエア認識、初期 化、バッファーコピー)。例えば、ホストメモリーへグラブしている時、MIL は最適なバッファタイプを割り当てます(例.ノンページドメモリー)。 迅速な開発 Windows®アプリケーション開発を短縮化す るために、MILは、ActiveMIL、(画像入力、処 理、解 析、表 示 及 び 保 存 の ActiveX コ ン ト ロール(OCX)の集合体)をバンドルしていま す。ActiveMILは、慣れ親しんでいる優れたWindows® のユーザインタ フェースにより、画像処理アプリケーションを、すばやく簡単に組み立て ることができます。アプリケーション開発は、ポイントアンドクリックによる 設定と、ドラッグアンドドロップによるツールの配置が可能なので、ほとん どコーディングを必要としません。ActiveMILを用いることにより、OEM やシステム開発者は、ユーザインタフェースの作成よりも、画像処理ア ルゴリズムの開発に注力でき、開発時間を短縮することが出来ます。 データフォーマット MIL は、た と え ば モ ノ ク ロ 画 像 デ ー タ を、32bit 浮 動 小 数 点 型 と、 1,8,16,32bit整数型で格納するといったデータ操作が可能です。MILは また、Packed 及びPlaner 配列のRGB/YUVフォーマットに格納したカ ラー画像も取り扱うことが出来ます。さらにそれらのフォーマット変換を 実施するコマンドも有しています。 サブピクセル精度 産業用途の画像処理では、精度が要求されます。この要求にこたえる ため、MILでは、粒子解析、キャリブレーション、エッジファインダー、 Geometric Model Finder(GMF)、測長、パターンマッチング操作におい てサブピクセル精度で結果を求めることが可能です。 画像入力、画像処理、表示向けの共通API 用途に適したボードを用いて、画像をキャプチャーするMatrox製の画 像ボードを全て最適にサポートする共通APIを提供しています。MILは また、画像入力用にIEEE1394ベースの画像デバイスとIIDC規格の互換 性をサポートします。Matrox製および他社製グラフィックコントローラを 64 【製品ガイド】 MIL 8.0 マルチプロセッシングとマルチスレッド メンテナンスプログラム MILは、マルチプロセッシングとマルチタスクプログラミングモデルをサ ポートしています。データを共有しない複数のMILアプリケーションや、 MILデータを共有する複数のスレッドを用いた1つのMILアプリケーショ ンは、Windows®環境で実行可能です。 MILをご購入後、ユーザ登録いただくことにより利用可能なメンテナン スプログラムを用意しています。 このメンテナンスプログラムは、登録ユーザに対してソフトウエアのアッ プデートと、Matrox社の技術サポートを無償で提供しています。更に登 録 ユ ー ザ は、Matrox 社 Web サ イ ト の "Matrox Imaging Developers' Forum"(英語)に参加することができます。このForumは、Matrox社の全 製品を対象に質疑応答できるコミュニティーになります。メンテナンスプ ログラムが期限切れになる前に、登録ユーザは、もう一年更新すること ができます。更に詳細な情報は、別途お問い合せ下さい。 MILは、共有したMILデータへアクセスするメカニズムと、お互いに干 渉せずに同じMILリソースを用いた複数スレッドを確保するメカニズムを 提供します。Windows® 2000, Windows® XPの連携を可能にしたこれら の機能は、マルチプロセッサーを持つ複数CPUや、マルチノードの Matroxビジョンプロセッサ構成で動作するアプリケーションの制作を実 現します。 信頼性を確保しフレキシブルな画像入力 強 MIL/ActiveMILモジュール ■基本画像処理 強化 基本画像処理には画素間演算、統計処理、フィルタリング、モ フォロジー、幾何形状変換、FFT、ウォーターシェッド(領域分 割)が含まれます。 化 より正確で迅速なレスポンスを得る為に、MILは、OSのカーネルモー ドにおいて、マルチバッファーを用いた画像入力が可能です。ホスト CPUは、HMIソフト、ネットワークソフトやディスクのアーカイブといった非 常に負荷が掛かっている状態でも、確実な画像入力を確保します。 ■画素間演算 ・閾値の自動(手動)設定(二値化、クリッピング) 拡張 ・算術演算:加算、減算、乗算、整数除算、固定少数点割り算 (二つの画像、もしくは画像と定数)、反転、絶対値、コピー (条件付、マスク付等)、定数でのバッファクリア ・論理演算:NOT,AND,NAND,OR,XOR,NOR,XNOR(二つの画像または 画像と定数) ・比較(最小/最大) ・ビットシフト ・LUT マッピング ・フレーム平均化 Matrox製ハードウエアの組合せ構成上のMILは、標準、高画素、高 速レート、フレームオンデマンドカメラ、ラインスキャナー、スロースキャ ンデバイス、自作のデバイスといったカラーやモノクロソースから高品質 な画像入力を実現します。 セーブとロード MILは、単独画像とシーケンス画像のディスクへの保存と、読込みを サポートしてい ま す。サポー トしているファイルフォーマットは、TIF (TIFF)、BMP、JPG(JPEG)、JP2(JPEG2000)、AVI と、RAW( 生 デ ー タ ) が あります。 ■統計処理 ・条件付き最小値/最大値(絶対値を含む)、中間値、標準偏差の 追加 画素値 ・条件付き総計(絶対値と2乗を含む)の画素値 追加 ・ある画素値の位置 ・画像間の相違画素カウント ・ヒストグラム ・二次元から一次元へのプロジェクション ・ヒストグラム平滑化 画像取り込みの簡素化 MILは、自動トラッキングと、ビデオレートにあわせたウィンドウ画像の 更新などの画面表示機能を持っています。またMILは、画像をユーザ 定義のウィンドウに表示することも可能です。そしてMILは、複数の独立 したウィンドウや単体のモザイクウィンドウを用いた複数のビデオストリー ムのライブ表示をサポートしています。更にMILは、ライブビデオ画像上 にグラフィックスをちらつくことなく非破壊オーバレイできます。これら機 能は、適切なグラフィックボードを用いて、ほとんどCPUを介在させずに 動作することができます。 ■フィルタリング ・エッジ抽出(Laplacian, Prewitt, Sobelなど)用に、有限イン パルス応答(FIR)フィルター、シャープニング(Laplacian)とス ムージング 追加 ・一次導関数と二次導関数、エッジ抽出、シャープニングとス ムーズング用に、無限インパルス応答(IIR)フィルター(CannyDericheとShen-Casten) 拡張 ・カスタマイズされたFIRとIIRフィルター MILはまた、拡張デスクトップモード(マルチモニター用のWindows®デ スクトップ)、サブディスプレイモード(Windows® デスクトップを表示せず に、MIL表示専門)、その両方を組み合わせたマルチスクリーン表示構 成をサポートしています。マルチスクリーン表示構成は、Matrox社もしく は他社のグラフィックボードに対応しています。 インタラクティブなユーティリティ ■モフォロジ演算 ・エロージョン、ダイレーション、オープニング、クロージン グ、細線化(スケルトン)、太線化、「ヒットorミス」、二値 マッチング、周辺域、距離、ラベリング ・ユーザー定義エレメントによるカスタムモフォロジ変換 MILは、カメラ設定ユーティリティであるMatrox Intellicamをバンドルし ています。Intellicamはユーザに、さまざまな映像ソースに応じ、数ある Matrox画像ボードで適切なインターフェイスを、インタラクティブで易し く設定できるWindows®ベースのプログラムです。また、設定と試行を目 的としたインタラクティブなWindows®ベースのユーティリティを有してい ます。単独画像とシーケンス画像のファイルI/Oと共にライブ画像入力と 画像処理をサポートしています。MIL関数機能の参照に便利な対話形 式の"Tooltips"も提供しています。 ■幾何形状変換 ・画像リサイズ(最近傍または補間) ・画像回転(最近傍または補間) ・サブピクセル変換 ・極座標変換(直交座標←→極座標) ・1次多項式またはLUTベースのいずれかによるワーピング - 1次多項式ワーピング:変換、回転、スケーリング、シャー リング - LUTベースワーピング:遠近法マッピング、変換、回転、ス ケーリング、シャーリング、四方コーナー効果、2次・3次 変換(放射状、たる状、非線形レンズ歪)と任意変換 広範囲で高度に活用できるドキュメント ユーザ用に、MILの全関数をカバーした検索しやすいオンラインヘル プを提供しています。これは、Microsoft® Visual Studio .NETで構築さ れ、必要な項目を、相互関係に合わせ、非常に見つけやすく構成され ています。オンラインヘルプは、MILのプログラミング中でも使用できる ように配慮されています。 ■FFT 周波数領域での分布の為に、空間から周波数領域に変換またはそ 65 【製品ガイド】 MIL 8.0 - 粒子の再構築(境界粒子の削除、穴や黒点の拡大/縮小) - 粒子と対応する特徴量の描画 の逆。 ・結果は、実部プラス虚部または(表示範囲にスケールされた)パ ワースペクトラム+位相差形式で出力されます。 ■Edge Finder 拡張 パワフルなエッジ抽出と解析ツールは欠陥検出、形状認識、分析 に使用できます。 ・個別設定可能な画像マスク ・抽出パラメータ変更:フィルタータイプ(Shen-Casten, CannyDeriche, frei-Chen, Prewitt, Sobel)、モード(Recursiveもし くはKernel)、カーネルのサイズ(自動もしくは手動)、カーネル の深さ、カーネルのオーバスキャンモード、スムースネス、最 前部の輝度(黒, 白)、精度、大きさのタイプ(傾斜、台形)、検 出条件(自動、手動)、タイムアウト 拡張 ・構成パラメータの調整:ギャップ距離、ギャップ角度、極性、 連 続 性 ( 近 傍 優 位 性、最 小 湾 曲 度 )、近 似 タ イ プ ( ノ ン、多 角 形)、近似許容(詳細、粗野) ・対象物の輪郭(アウトライン)もしくは、細いラインの最高点を 素早く抽出、組立て ・モノクロとカラーイメージ(カラーの境界)で動作 ・特徴の計算機能:外接四角形、中心もしくは重心、凸面の周囲 長、円 形 の フ ィ ッ ト ( 中 心、範 囲、エ ラ ー、半 径 )、ク ロ ー ジ ャ ー、他 円 形 の フ ィ ッ ト ( 角 度、中 心、範 囲、最 大 / 最 小 軸)、フェレ(伸張、最大/最小角度、最大/中間/最小直径と 一般)、スタートポイント、ラベリング、長さ(詳細、粗野)、ラ インフィット(相関関係とエラー)、伸張モーメント(角度を含 む)、位置、長さ(平均を含む)、サイズ、ねじれ、最初に接する ポイント 拡張 ・固定、浮動小数点での計算 ・1/40ピクセル以上の精度 ・タイムアウト状況の検証 追加 ・特徴によるソート、選択、チェーン特徴の抽出、内側の関係(内 側もしくは外側チェーンまたは外接四角形)と指定ポイントの近 傍 追加 ・特徴的な統計(最小値、最大値、中間値、標準偏差) 追加 ・制約条件下での近傍項目の抽出 ・抽出された特徴の描画と特徴量の計算 ・ファイルもしくはメモリーから事前にセーブされたマーカー情 報のセーブ、ロード、再セーブ 拡張 ・チェイン、エッジ近似をAutoCad DXFファイルで保存 ・検 出 結 果 ( モ デ ル 定 義 と 実 解 析 ) を パ タ ー ン 認 識 の た め に、 Geometric Model Finder(GMF)に送付 ・使い易いWindowsユーティリティをバンドル ■領域分割(watershed) グレースケールのモフォロジー操作によるパワフルなウォーター シェッドにより、複雑な粒子領域分割を実施。ラベリングや連結 粒子分離など他のMIL機能との同時動作 ・ウォーターシェッドライン(規則的もしくは直線的に4から8つ を連結)の生成と、集水地(Catchment basin)のラベリング ・集水地は、両極端(最小か最大)もしくはマーカーした画像で決 められる 拡張 ・変数を最小に調整し、集水地を埋める 追加 追加 ■非インターレース化 インターレースビデオソースのフィールドずれ補正 ■圧縮/伸長 JPEG、またはJPEG2000を使用してモノクロ、カラー画像の圧縮、 伸長が可能 ・Lossy、Lossless圧縮モードをサポート ・8bit per Pixel/Plane(Lossy JPEGのみ) ・16bit per Pixel/Plane ・Planar RGB/YUV, Paked RGB/YUVに対して以下の画像への変換が 可能 - Lossy JPEG:Planar RGB/YUV,Packed YUV - Lossless JPEG:Planar RGB - JPEG2000:Planar RGB/YUV ・シーケンス画像サポート(AVI形式で保存) ・圧縮率の変更可能(Qファクタ) ・カスタマイズ可能なJPEGコーデック - Lossless:Predictor #0,#1,#2選択 - ハフ変換テーブル - リスタート・マーカ ・カスタマイズ可能なJPEG2000コーデック - Lossy:画像サイズの指定 - 圧縮率変換テーブル - 離散ウェーブレット変換(DWT)回数の設定 ■測長 参照マーカを手動で、または自動的に設定できます。1つの関数で 複数のマーカを検出します。マーカ間を正確に測定します。 ・画素アスペクト比率調整 ・マーカー指定(ポイント、エッジ、ストライプ) ・マーカー自動抽出(エッジ、ストライプ) ・マーカー計測:角度、コントラスト、数量、長さ、ライン効率 方程式、内側エッジカウント、コントラスト極性、位置、位置 変動、幅、幅変動 ・角度、距離、マーカー間のライン効率方程式の計測 ・マーカー特徴の抽出 ・ファイルもしくはメモリーから事前にセーブされたマーカー情 拡張 報のセーブ、 ロード、再セーブ ■Geometric Model Finder 輪郭などの幾何学的な特徴を使用すれば、ロボットガイダンス、 CMPウエハーアライメントやその他の難度の高いアプリケーション を解決できます。独自のアルゴリズムには今までにないレベルの 正確性、ロバストネスを備えたフレキブル性を提供します。 ・デフォルトで準備されている人工モデル(円、クロス、楕円、直 線、長方形、三角形、菱形、リング、正方形)を用いて、自動的 にAutoCAD DXFファイルなどのソース画像から手動的にモデル サーチが可能 拡張 ・モデルへのマスク設定(無関係、フラットや凹凸部分の偏った部 拡張 分) ・以前使用したモデルから新しいモデルの構築 追加 ・輪郭フィルタータイプ(Recursiveもしくはカーネル)の選択、ス ムースネスの調整、輪郭の最小閾値の設定 拡張 ・定義したモデルを用いて、平行移動、回転(0∼360°)、リサイ ズ(50∼200%)に応じた高速サーチが可能 ・位置は1/40ピクセル精度、回転は0.05°精度、リサイズは0.1% の精度 ・輪郭の欠如、閉塞にも対応 ・全面や一部のコントラストの逆転といった統一性のないコント ラストの変動に対応(例.屈折反射) ・複数モデル/類似したターゲットの高速サーチ ・サーチ時間は、回転に関係なく、モデルのサイズやモデル/ ターゲットの数に僅かしか影響を受けない。 ・限定された角度とスケール下における複雑な背景中からの高速 サーチ・シードポジションからのサーチ ■粒子解析 画像の粒子(連結した構成物)を分析します。 ・ラベリング(個々もしくはグループ)、前スペース、格子(4個も しくは8個の連結)、画素アスペクト比率 ・粒子の抽出(ラベリング) ・計測: - バイナリ:面積、外接四角形、幅、チェーン、コンパクトネ ス、数、周囲長(凹凸を考慮)、伸び、オイラー係数、フェレ (伸張、最大/最小角度、最大/中間/最小直径、一般)、最 初のポイント、最初に接するポイント、インターセプト数(背 景と粒子の入れ替わり)、長さ、穴の数、ラベリング、ラン 数、ラフネス - グレースケール:最大/中間/最小値の画素、合計値(2乗を 含む)、画素単位の標準偏差 - バイナリとグレースケール:第1、第2軸の角度、重心、 モーメント(通常、中心) - 特徴による粒子のソート、選択 66 【製品ガイド】 MIL 8.0 ・サーチパラメータの修正:モデルおよびターゲットの許容範 囲、フィッティングエラーと重み付けの設定、終了条件と検出 条件、個数、基準面と角度、歪み係数、角度とサイズの有効範 囲、輪郭極性、最小分離基準、輪郭共有、サーチ領域、速度、 追加 サーチ精度、タイムアウト ・サーチ結果:モデルインデックス、ターゲットスコア、モデル 許容範囲、フィッティングエラー、ワーピング係数、極性、個 拡張 数、スコア、位置(角度・サイズを含む)、タイムアウト ・ファイルもしくはメモリーから事前にセーブされた情報のセー 拡張 ブ、ロード、再セーブ ・抽出された特徴の描画と特徴量の計算 ・使い易いWindowsユーティリティをバンドル ケール、最小/最大/文字角度/アスペクト比率/スケール、 文字列の文字数、文字間スペース、傾斜角度 ・文法設定:文字列毎の最小/最大文字数、チェックサムを含め た文字タイプ、上付き・下付き、文字位置の「カスタム」リス ト ・文脈全体の調整:最小コントラスト、スピード、タイムアウト 時間、表示フォーマット、文字/文字列の閾値 ・自動配置(ROIは不必要)と1行文字列や複数文字列の同時読込み (同一行または別行) ・コントラスト反転を含めた極端なコントラストの取扱い ・自動的な文字スケールの変更(参照文字の50%から200%まで)、ア スペクト比率(参照文字の0.5から2.0)、回転(+-10°)、文字列 角度と異なる斜め文字と文字角度対応 ・参照文字列アスペクト比率と0.25(25%)から4.0(400%)まで調整 可能なスケー ル ・文字列と角度,アスペクト比率、位置、傾き,スケール,大き さとスコアを含む読取結果 ・(外接四角形、輪郭、中心を含んだ)文字と文字列(外接四角形) の描画 ・文脈定義と試行のためのインタラクティブユーティリティ 強化 ■パターンマッチング アライメント・計測・検査用のアプリケーション向けにグレース ケールな正規化相関(NGC)を準備しています。このアルゴリズム は、ノイズが多い・焦点が合っていない画像を扱うことができ、 高速化を図るのために知的なサーチ手法を用いています。 ・モデルを手動もしくは自動で設定 ・"Don't care Pixel"を含むモデル定義 ・事前に変形・回転させたモデルの定義による高速なサーチおよ び位置決め ・位置精度は、1/40ピクセル、回転精度は、0.1° ・サーチパラメータの変更:モデル中心、検出個数、終了条件と 検出条件、サーチ領域、スピード、精度 ・サーチ結果:スコア、検出個数、位置(回転を含む) ・抽出された特徴の描画と特徴の計算 ■OCR 拡張 半導体ウエハのシリアルナンバの様に一定のサイズ・間隔で機械 的に生成された文字の読み取り、照合を行います。モジュール は、1スペース文字や文字間隔を調整したフォントの読み取りが 可能です。登録されたフォントの読込みも最適化されており、 ユーザー定義した文字も読みとることが出来ます。 ・事前登録されている(MICR、OCR A・B、SEMI M12-92、M13-88)と ユーザ定義のフォントを読み取り可能 ・フォントのキャリブレーション ・移動や回転(0°から360°)した文字列の配置 拡張 ・不明な文字列、複数の文字列(同一行、複数行)の同時読込みと ブランク対応 ・文字列の照合 ・読込み結果(文字列、位置、スコア) ・各位置の有効文字の定義 ・チェックサムによる評価 ・既存フォントのセーブとロード ・使い易いWindowsユーティリティをバンドル ■1次元と2次元のコードリーダー 普及している1次元と2次元コードの読込みおよび書込み ・サ ポ ー ト し て い る 1 次 元 バ ー コ ー ド は、BC412, Code39, Code93, Code128, Codabar, EAN-8, EAN-13, Interleaved 2 of 拡張 5, Pharmacode, Planet, Postnet, RSS, UPC-A, UPC-E ・2次元バーコードは、Maxicode(ECC200を含む), MicroPDF417, PDF417, QR, Data Matrix 拡張 追加 ・コンポジットコード(1次元と2次元)認識 ・回転、リサイズ、欠損コードの認識 ・複雑な背景中のコード自動認識 ・ISS(International Symbology Specification)に準拠した1次 元・2次元コードとコンポジットコード認識 追加 ・ファイルもしくはメモリーから事前にセーブされた情報のセー 拡張 ブ、ロード、再セーブ ・使い易いWindowsユーティリティをバンドル ■3次元プロファイリング (Processing Pack追加機能) 対象となる物体にレーザー光や、スリット光をあてることで得ら れる画像から3次元プロファイルデータを生成するためのピーク 値抽出ツールです。 ・1枚の画像上のX軸、Y軸にそったピーク値検出機能 ・ピーク値の平均を自動計算 ・ピーク位置の精度は、最大1/128 ・ピーク検出のためのノイズ除去機能 ■キャリブレーション キャリブレーションは、線形変換によりカメラ画像や画像中のオ ブジェクトの画像に対して、位置や計測値を補正します。 ・レンズ歪み(例.非線形、たる状),アスペクト比率,回転,視 覚的歪みの補正 ・画像座標系から実座標系への換算もしくはその逆(例.ピクセル からインチやミリ表示に) ・基準格子画像を用いたキャリブレーションマッピング補正 ・オブジェクトや位置に応じたユーザー定義の直交座標系補正 ・Edge FinderとGeometric Model Finderを用いてダイレクトに実 座標系の計算 ■メトロロジー(形状計測) (Processing Pack追加機能) 画像から得られた2次元幾何学情報を基にその寸法計測とモデル形 状との許容誤差比較を行う形状計測ツール。 ・指定した範囲内にある情報(弧、円、円の弧、点、ローデータ 等)を抽出 ・抽出データやモデル画像から特徴(弧、円、円の弧、線、点、 ローデータ等)を構築 ・各特徴に対して、パラメータ(始点と終点の角度、位置、弧、 円の半径、線形式の係数)やプロパティ(長さ、周囲長等)を 取得 ・1つ以上特徴を含んでいる外形寸法(最大/最小の距離と長さ) や、位置、形状(傾き、中心、平行度、垂直位置、真円度、真 直度)に対して、モデルとの比較計測を行う ・許容範囲との状態により、OK、警告を伴うOK、NGを取得 ・モデル特徴のXY方向へのシフト、回転、縮尺など再構成 ・実座標系(ミリメータ/インチ等)へのキャリブレーション測定 ・特徴と許容範囲等、結果描画 ・モデル画像を含む結果リファレンスの保存 追加 ■文字認識 自動車の自動ナンバープレート認識(ANPR)のようにある特徴に準 じた文字列認識機能を追加しています。こうした革新的なアルゴ リズムは、操作性とロバスト性を実現しています。 ・文脈ベースの複数文字列モデル(読取パラメータと拘束条件)ま たは複数フォントサポート ・半 自 動 な フ ォ ン ト ア ロ ケ ー ト ( 個 々 の 文 字 の 識 別 不 要 )、 (TrueType™とPostscript™)のように事前登録されているフォン トをサポート ・アクセントを含めたラテン文字のサポート ・フォント管理:文字サイズの標準化、文字のベースライン調 整、文字セットのソート ・文字モデル管理:文字前のスペース、文法、最大ベースライン の偏差、最小/最大/標準の文字列角度/アスペクト比率/ス ■レジストレーション (Processing Pack追加機能) 異なる観測点から撮影した近隣の画像群をもとに、1つの観測点 67 【製品ガイド】 MIL 8.0 から見た1つの場面になるように画像を並べる処理に利用す る。 隣同士の画像が同じ観測点から撮影したように、事前に計算し た移動情報を元に高速配置する機能。 ・ある画像をリファレンス(全体モデル)画像や、隣の画像か ら重なりをもたせた状態でベストポジションを抽出 ・縮尺等形状の異なる画像に対応 ・コントラストや輝度変化に対応 ・位置精度は、サブピクセル精度 ・異なる座標空間に対応 ・異なる観測点から撮影した近隣画像を結合し1枚の鮮明な画 像を生成 ■表示制御 画像表示、フィル、ズーム、パン、スクロール、LUTへの出力と グラフィックオーバーレイ制御等の関数があります。 ・MILもしくはユーザ固有ウィンドウによる画像表示 ・ホストCPUの介在なしに非破壊グラフィックオーバレイ ・チラつきなしのライブ画像表示 ・マルチスクリーンディスプレイサポート(デスクトップもしく はサブディスプレイモード) ・VGA、UXGA、NTSC/PAL、カスタムフォーマット ■デジタイザ制御 デジタイザ(キャプチャーボード)の制御を行います。 ・シングル,連続,非同期,マルチバッファでの取込み ・ゲイン、オフセット、色合い、明度、コントラストの選択 ・入力LUT ・入力チャネル ・スケールのアップダウン ・トリガーと露光制御 ・ユーザ(Auxiliary)I/O ・多様な合焦評価手法によるオートフォーカス ■アプリケーション制御 エラーチェックや関数トレース、デフォルト設定によるプログ ラミングの簡素化やデバックを行う環境制御関数です。 ■データ制御 MILデータ(画像を含む)バッファを扱う関数です。 ・画像バッファの確保と解放 ・ROIの定義 ・データバッファの読み書きと直接アクセス ・モノクロ及びカラー(RGB、YUV)画像バッファをサポート ・ホワイトバランス、ガンマ補正、色誤差の補正をサポートす る2値化の補間もしくはフレキシブルなアルゴリズムを使っ 拡張 たベイヤーフィルター ・RAWフ ォー マッ ト と同 様に TIF, BMP, JPG, JPEG2000(JP2), AVI含んだ標準ファイルフォーマットでセーブ ■グラフィック 画像への注釈作成時への基本グラフィックセットです。 ・カラー選択可能な線、長方形、円弧、円、楕円、ドット ・フォント、サイズ、カラー選択可能なテキスト描画 - MILは科学・産業などさまざまな分野のアプリケーションに対応しています。 - 画像処理(眼底検査) Geometric Model Finder (ロボット工学) 計測・測長(ICリード検査) 粒子解析(薬剤) パターンマッチング (ICアライメント) キャリブレーション (レンズ歪み補正) 68 OCR(ウエハID認識) バー&マトリクスコード認識 (データマトリクス) 【製品ガイド】 MIL 8.0 - MILではWindowsアプリケーションを開発環境として従来の C 言語またはActiveX (OCX) を選択することが可能 <従来の C 言語> <OCX> MILの C プログラミングインターフェースは関数とパラメータの記述。 関数は直感的にわかりやすいだけでなく高度に統合化されているた め、アプリケーションを比較的少ないコーディングで開発することが可 能。 ActiveMILはMicrosoft Visual BasicのようなWindows用の高速アプリ ケーション開発(RAD:Rapid application development)環境のために統 合化されている。アプリケーション開発はドラッグアンドドロップやポイン トアンドクリックによる設定により行う。これにより従来の C 言語による開 発に比べて少ないコーディング量でアプリケーション開発が可能。 - ActiveMILは、すべてのMIL機能を網羅し、数多くのメソッドを装備 (ActiveMILでの処理は、実行時は各MILのDLLを呼ぶ形式で製作されているため高速処理に対応) ActiveMIL各コントロールとその用途 Application Control アプリケーションコントロール アプリケーションの制御・設定を行う System Control システムコントロール Matroxフレームグラバの制御・設定を行う Image Control イメージコントロール バッファ領域の確保・制御を行う Display Control ディスプレイコントロール ディスプレイの制御・設定を行う Digitizer Control デジタイザコントロール カメラの制御・設定を行う Graphic Context Control グラフィックコンテキストコントロール 文字列描画・図形描画を行う Threading Control スレッディングコントロール スレッドを管理する Image Processing Control* 基本画像処理コントロール コンボリューション、二値化を行う Character Recognition Control* 文字認識コントロール 文字認識・照合を行う Code Control* バーコード/マトリックスコードコントロール バーコード、マトリックスコードの読み取り・照合を行う Pattern Matchng Control* パターンマッチングコントロール 正規化相関を用いたパターンマッチングを行う Measurement Control* 測長・計測コントロール ポイント・エッジ・ストライプの検出・計算を行う Blob Analysis Control* 粒子解析コントロール 粒子解析を行う Calibration Control* キャリブレーションコントロール 光学歪、遠近歪を補正するコントロール Model Finde Control* GeometricModelFinderコントロール GeometricModelFinderを用いたパターンマッチングを行う EdgeFinder Control* エッジファインダーコントロール エッジベースの特徴量計測を行う 69 【製品ガイド】 MIL 8.0 ■ソフトウェアランタイムライセンス 動作環境 M 8 RT A I J G E S C R Y 0 ・Microsoft® Windows® 2000, Windows® XP, Windows® CE.NET, Linux ・Microsoft® Visual Basic® .NET 2003とVisual C++ .NET 2003 を使用したActiveMILでアプリケーションの開発 ・Microsoft® Visual C++® 6.0とVisual C++ .NET2003を使用し、 Windows(R)2000/XP環境でのMILアプリケーション Y:Metrologyの使用 0:なし R:Registrationの使用 0:なし C:文字リーダの使用 0:なし コンパイラ環境 MIL Microsoft® Visual C++® 6.0 Microsoft® Visual C++® .NET 2003 Active MIL Microsoft® Visual C++® .NET 2003 Microsoft® Visual Basic® .NET 2003 S:Matrox以外の1394デバイス使用 0:なし E:Edge Finderの使用 0:なし G:GMF (Geometric Model Finder) の使用 0:なし 製品ラインアップ (1)開発版 製品型番 J:JPEGとJPEG2000の使用 0:なし 説明 MIL 8 WIN P MIL 8 WIN U Matrox Imaging Library (MIL), ActiveMIL, Matrox Odyssey Native Library Matrox Intellicam MIL 8 WIN + DTK P MIL 8 WIN + DTK U Odyssey, HeliosのPA開発用 I : OCR, BAR/MATRIX コ ー ド モ ジュールの使用 0:なし A : 基 本 画 像 処 理、粒 子 解 析、測 長、キャリブレーション使用 M:(A)+正規化相関マッチング 0:なし ※ソフトウェアランタイムライセンス固体固有番号ドングル (2)ランタイムライセンス ■ハードウェアランタイムライセンス 製品型番 MIL RT ID P M 8 RT A I J G E S C R Y 0 P (or U) 説明 パラレルポート用ソフトライセンスドングル MIL RT ID U USBポート用ソフトライセンスドングル Y:Metrologyの使用 0:なし (3)メンテナンスプログラム(バージョンアップ期間契約) MIL Ver.8は、1年間のメンテナンスプログラムを含んでいま す。このプログラムは、登録ユーザに1年間のメンテナンスサ ポートを提供するもので、1年間の終了時に更新していただけま す。 但し、追加ライセンス(ADD DEV)のメンテナンスプログラムは廃 止され、MILのメンテナンスプログラムに1本化されましたの で、ご注意ください。 詳細はホームページをご覧下さい。 R:Registrationの使用 0:なし C:文字リーダの使用 0:なし S:Matrox以外の1394デバイス使用 0:なし E:Edge Finderの使用 0:なし G:GMF (Geometric Model Finder)の 使用 0:なし J:JPEGとJPEG2000の使用 0:なし I:OCR, BAR/MATRIXコードモジュール の使用 0:なし A:基本画像処理、粒子解析、測長、 キャリブレーション使用 M:(A)+正規化相関マッチング 0:なし ※ドングルとして下一桁のパラレルポート用"P"もしくは、USB ポート用"U"の選択が可能です。 70 製品型番 MIL MAINTENANCE 説明 1年間メンテナンスサポート提供 【製品ガイド】 MIL Lite 8.0 MIL-Lite 8.0 画像入力、データ転送、表示用 開発ツールキット 製品の特長 ・画像入力、表示、保存向けに完成された操作し易いプログラミン グ用ライブラリ ・簡単に新しいハードウエアに移殖可能 ・マルチプロッセッシング、マルチスレッドに対応 ・Windows® 2000, Windows® XP, Linux(*1)に対応 ・カメラ接続設定ツール(Matrox Intellicam)をバンドル ・再販(運用版)ライセンスフリー *1:MIL-Lite8より Linuxに 対応開始 し ま し た。詳 細 に つ き ま し て は、別途お問合せ下さい。 ている時、MIL-Liteは最適なバッファタイプを割り当てます(例.ノン ページドメモリー)。 拡張性と最適化を兼ね備えた画像処理ライブラリ Matrox Imaging Library (MIL-Lite)は、画像入力、表示および保存の 機能を最適化するための、ハイレベルなプログラミングライブラリです。 開発を簡単に、生産性を向上するようデザインさ れたMIL-Liteは、 Matroxのハードウエアラインナップをすべてサポートする"C"言語の共 通APIを持ち、直観的でかつ操作性の容易さを提供しています。 データフォーマット MIL-Liteは、たとえばモノクロ画像データを、32bit浮動小数点型 と、1,8,16,32bit整数型で格納するといったデータ操作が可能で す。MIL-Liteは また、Packed及びPlaner 配列のRGB/YUVフォ ー マットに格納したカラー画像も取り扱うことが出来ます。さらに それらのフォーマット変換を実施するコマンドも有しています。 迅速な開発 Windows® アプリケーション開発を短縮化するために、MIL-Liteは、 ActiveMIL-Lite(画像キャプチャ、表示及び保存のActiveXコントロール (OCX)の集合体)をバンドルしています。ActiveMIL-Liteは、慣れ親しん でいる優れたWindows®のユーザインタフェースにより、画像処理アプリ ケーションを、すばやく簡単に組み立てることができます。アプリケー ション開発は、ポイントアンドクリックによる設定と、ドラッグアンドドロップ によるツールの配置が可能なので、ほとんどコーディングを必要としま せん。ActiveMIL-Liteを用いることにより、システム開発者は、ユーザイ ンタフェースの作成よりも、画像処理アルゴリズムの開発に注力でき、開 発時間を短縮することが出来ます。 信頼性を確保しフレキシブルな画像入力 強 化 より正確で迅速なレスポンスを得るために、MIL-Liteは、OSのカーネ ルモードにおいて、マルチバッファーを用いた画像入力をサポートして います。ホストCPUは、HMIソフト、ネットワークソフトやディスクのアーカ イブといった負荷が掛かっている状態でも、確実な画像入力を確保しま す。 Matrox製ハードウエアの組合せ構成上のMIL-Liteは、標準、高画 素、高速レート、フレームオンデマンドカメラ、ラインスキャナー、スロー スキャンデバイス、自作のデバイスといったカラーやモノクロソースから 高品質な画像入力を実現します。 画像入力、画像処理、表示向けの共通API 用途に適したボードを用いて、画像をキャプチャーするMatrox製の画 像ボードを全てサポートする共通APIを提供しています。またMIL-Lite は、画像入力用にIEEE1394ベースの画像デバイスとIIDC規格の互換 性をサポートします。Matrox製および他社製グラフィックコントローラを 最適に画像表示します。 セーブとロード MIL-Liteは、単独画像と連続画像のディスクへの保存と、読込みをサ ポートしています。サポートしているファイルフォーマットは、TIF(TIFF)、 BMP、AVIと、RAW(生データ)があります。 再利用可能なアプリケーションコード 画像取り込みの簡素化 一度作成したアプリケーションは、ほとんど、あるいは全く修正すること なく、別のプラットフォームに移行することが可能です。例えば、ある画 像ボードから別ボードにアプリケーションを移行する場合、1行の変更 だけといった簡略化を実現しています。 追加・改善 MIL-Liteは、自動トラッキングと、ビデオレートにあわせたウィンドウ画 像の更新などの画面表示機能を持っています。またMIL-Liteは、画像 をユーザ定義のウィンドウに表示することも可能です。そしてMIL-Lite は、複数の独立したウィンドウや単体のモザイクウィンドウを用いた複数 のビデオストリームのライブ表示をサポートしています。更に、ライブビ デオ画像上にグラフィックスをちらつくことなく表示する非破壊オーバレ イをサポートしています。これら機能は、適切なグラフィックボードを用い て、ほとんどCPUを介在させずに動作することができます。 システム管理の簡素化 MIL-Liteを用いることにより、ユーザは、ハードウエアについての深い 知識を必要としません。MIL-Liteは、個々のハードウエアのプラット フォーム仕様をサポートし、システム管理を簡略化します(例.ハードウ エア認識、初期化、バッファーコピー)。例えば、ホストメモリーをグラブし MIL-Lite は ま た、拡 張 デ ス ク ト ッ プ モ ー ド ( マ ル チ モ ニ タ ー 用 の Windows® デスクトップ)、サブディスプレイモード(Windows® デスクトップ 71 【製品ガイド】 MIL Lite 8.0 を表示せずに、MIL-Lite表示専門)、その両方を組み合わせたマルチ スクリーン表示構成をサポートしています。マルチスクリーン表示構成 は、Matrox社もしくは他社のグラフィックボードに対応しています。 動作環境 ・Microsoft® Windows® 2000, Windows® XP, Linux ・Microsoft® Visual Basic® .NET 2003とVisual C++ .NET 2003を使用し たActiveMIL-Liteでアプリケーションの開発 ・Microsoft® Visual C++® 6.0 と Visual C++ ® . NET 2003を使用し、 Windows® 2000/XP環境でのMIL-Liteアプリケーション インタラクティブなユーティリティ Matrox Intellicam MIL-Liteは、カメラ設定ユーティリティであるMatrox Intellicamをバンド ルしています。Intellicamは、さまざまな映像ソースに応じ、Matrox画像 ボードに適切なインターフェイスを、インターラクティブに容易に設定で きるWindowsベースのプログラムです。 コンパイラ環境 MIL-Lite Active MIL-Lite 広範囲で高度に活用できるドキュメント ユーザ用に、MIL-Liteの全関数をカバーした検索しやすいオンライン ヘルプを提供しています。これは、Microsoft® Visual Studio .NETで構 築され、必要な項目を、相互関係に合わせ、非常に見つけやすく構成 されています。オンラインヘルプは、MI-Liteのプログラミング中でも使 用できるように配慮されています。 Microsoft® Microsoft® Microsoft® Microsoft® Visual Visual Visual Visual C++® 6.0 C++® .NET 2003 Basic® .NET 2003 C++® .NET 2003 製品ラインアップ 製品型番 MIL LITE 8 WIN 説明 MIL-Lite, ActiveMIL-Lite, Matrox Intellicam メンテナンスプログラム ※メンテナンスプログラム (バージョンアップ期間契約) MIL-Lite Ver.8は、1年間のメンテナンスプログラムを含んで います。このプログラムは、登録ユーザに1年間のメンテナン スサポートを提供するもので、1年間の終了時に更新していた だけます。 詳細はホームページをご覧下さい。 MIL-Liteをご購入後、ユーザ登録いただくことにより利用可能なメン テナンスプログラムを用意しています。 このメンテナンスプログラムは、登録ユーザに対してソフトウエアのアッ プデートと、Matrox社の技術サポートを無償で提供しています。更に登 録 ユ ー ザ は、Matrox 社 Web サ イ ト の "Matrox Imaging Developers' Forum"(英語)に参加することができます。このForumは、Matrox社の全 製品を対象に質疑応答できるコミュニティーになります。メンテナンスプ ログラムが期限切れになる前に、登録ユーザは、もう一年更新すること ができます。 更に詳細な情報は、別途お問い合せ下さい。 製品型番 LTE MAINTENANCE 説明 1年間メンテナンスサポート提供 詳細資料はMatrox社HPからdatasheetをダウンロードして下さい。 http://www.matrox.com/imaging/products/mil-lite/home.cfm 72 【製品ガイド】 MIL関数一覧 MIL関数一覧 1.基本画像処理 ・ MimAlloc *3 ・ MimAllocResult ・ MimArith *4 ・ MimArithMultiple ・ MimBinarize *4 ・ MimClip *4 ・ MimClose ・ MimConnectMap ・ MimConvert *4 ・ MimConvolve *4 ・ MimCountDifference ・ MimDeinterlace *3 ・ MimDilate *4 ・ MimDistance ・ MimDraw *3 ・ MimEdgeDetect *4 ・ MimErode *4 ・ MimFindExtreme ・ MimFlip ・ MimFree ・ MimGetResult *4 ・ MimGetResult1d ・ MimHistogram ・ MimHistogramEqualize ・ MimInquire ・ MimLabel ・ MimLocateEvent ・ MimLocatePeak1d *3 ・ MimLutMap ・ MimMorphic *4 ・ MimOpen ・ MimPolarTransform *4 ・ MimProject ・ MimRank *4 ・ MimResize ・ MimRotate ・ MimShift *4 追加 ・ MimStat *4 ・ MimThick *4 ・ MimThin *4 ・ MimTransform ・ MimTranslate ・ MimWarp *4 ・ MimWatershed ・ MimZoneOfInfluence 2.測長 ・ MmeasAllocContext ・ MmeasAllocMarker ・ MmeasAllocResult ・ MmeasCalculate ・ MmeasControl ・ MmeasDraw ・ MmeasFindMarker ・ MmeasFree ・ MmeasGetResult ・ MimGetResultSingle ・ MmeasInquire ・ MmeasRestoreMarker ・ MmeasSaveMarker ・ MmeasSetMarker ・ MmeasStream *4 追加 画像オブジェクトの確保 結果格納域の確保 画素間演算 複数の画像を用いて画素間演算を行う 2値化 クリッピング クロージング 3×3マッピング(論理フィルタ) 色変換 コンボリューション 画素間の差分を取る デインタレース実行 ダイレーション 距離画像変換 画像描画 エッジ検出(強度・角度) エロージョン 画像内の最小、最大画素の座標 画像を水平/垂直方向に回転させる 結果格納領域の解放 結果の取り出し 結果の取り出し(1次元) ヒストグラム ヒストグラム平滑化 結果格納域の情報取得 ラべリング 画素値処理 画素値パックド(1次元) LUTデータ変換 モフォロジー変換 オープニング 極座標変換及び直交座標変換 プロジェクション ランクフィルター 画像のリサイズ・平行移動 画像の回転 ビットシフト 画像の最大値・最小値・平均値の取得 シックニング゙(太線化) シニング (細線化) 高速フーリエ変換・離散コサイン変換 画像をX・Y変位において変換する ワーピング 分離処理 Zone of influence処理 計測コンテクスト領域を確保する マーカーを設定する 計測結果バッファを確保する 指定のマーカーカラー計測する 計測コンテクストを設定する マーカー情報/検出結果の描画 マーカーをサーチし計測する 計測結果バッファを開放する 指定のタイプの計測結果を得る 複数のマーカーカラー計測結果を得る マーカーパラメータなどを得る マーカーをディスクカラー呼び出す マーカーをディスクにセーブする マーカーパラメータを設定する マーカーの読込・復元・保存 3.粒子解析−特徴量計測 ・ MblobAllocFeatureList ・ MblobAllocResult ・ MblobCalculate ・ MblobControl ・ MblobDraw ・ MblobFill ・ MblobFree ・ MblobGetLabel ・ MblobGetNumber ・ MblobGetResult ・ MblobGetResultSingle ・ MblobGetRuns ・ MblobInquire ・ MblobLabel ・ MblobReconstruct ・ MblobSelect ・ MblobSelectFeature ・ MblobSelectFeret ・ MblobSelectMoment 特徴リストエリア確保 結果格納エリア確保 計算を実行する 4連結/8連結等の解析モード設定 粒子特徴/結果情報の描画 基準に合う粒子を塗りつぶす エリア解放 指定座標のラベル値を得る 粒子数 結果を配列に読み出す 結果を一つ読み出す 粒子のランレングス情報を得る 上記設定を問い合わせる ラベル画像を塗りつぶす 画素中の粒子を復元する 対象粒子を選択する 計算する特徴量の指定 任意方向フェレ径指定 任意次数モーメント指定 <計算する特徴量> ラベル値 / 面積(画素数) / 周囲長(斜めは√2) / 外接長方形(X,Yに平行)座 標と長方形に接する点の座標 / 粒子の最初の座標 / 最小フェレ径と、その時の 角度 / 最大フェレ径と、その時の角度 / 平均フェレ径 / 最小凸包の周囲長 / 穴 の数 / インターセプト数(θ=0, 45, 90, 135 degree) / 濃度の和 / 最小濃度 / 最 大濃度 / 濃度の分散 / 重心座標 / 原点周りのモーメント(X0Y2, X2Y0, X1Y1) / 重 心周りのモーメント / 主軸角度 / 任意角度のフェレ径 / 任意次数のモーメント (Xm・Yn) 4.キャリブレーション ・ McalAlloc *5 ・ McalAssociate ・ McalControl ・ McalFree ・ ・ ・ ・ ・ McalGrid McalInquire McalList McalRelativeOrigin McalRestore *5 ・ McalSave ・ McalStream ・ ・ ・ ・ *4 追加 McalTransformCoordinate McalTransformCoordinateList McalTransformImage McalTransformResult 5.Geometric Model Finder ・ MmodAlloc ・ MmodAllocResult ・ MmodControl ・ MmodDefine *4 ・ MmodDefineFromFile 追加 ・ MmodDraw *4 ・ MmodFind ・ MmodFree ・ MmodGetResult *4 ・ MmodInquire *4 ・ MmodMask ・ MmodPreprocess ・ MmodRestore ・ MmodSave 追加 ・ MmodStream *4 73 追加 キャリブレーション オブジェクトの確 保 キャリブレーション情報の関連付け キャリブレーション制御の設定 キャリブレーション オブジェクトの解 放 歪補正用グリッドの設定 キャリブレーション情報の取得 歪補正用座標リストの設定 座標系の原点/方向移動 キャリブレーション情報をファイルから 読込 キャリブレーション情報の保存 キャリブレーション情報の読込・復元・ 保存 座標のキャリブレーション 座標リストのキャリブレーション 画像の歪み除去 結果値のキャリブレーション GMFコンテキストの確保 GMF結果格納領域の確保 GMFコンテキストの制御 GMFコンテキストへのモデルの定義 GMFに定義したモデルを追加する モデル特徴/結果情報の描画 GMFサーチの実行 GMF結果格納領域の解放 GMF結果の取得 GMFコンテキスト情報の取得 マスク領域の設定 GMFコンテキストの前処理 GMFコンテキストの読み込み GMFコンテキストの書き込み GMFの読込・復元・保存 【製品ガイド】 MIL関数一覧 MIL関数一覧 6.パターンマッチング ・ MpatAllocAutoModel ・ MpatAllocModel ・ MpatAllocResult ・ MpatAllocRotatedModel ・ MpatCopy ・ MpatDraw ・ MpatFindModel ・ MpatFindMultipleModel ・ MpatFree ・ MpatGetNumber ・ MpatGetResult ・ MpatIuquire *5 ・ MpatPreprocModel ・ MpatRead ・ MpatRestore ・ MpatSave ・ MpatSetAcceptance ・ MpatSetAccuracy ・ MpatSetAngle ・ MpatSetCenter ・ MpatSetCertainty ・ MpatSetDontCare ・ MpatSetNumber ・ MpatSetPosition ・ MpatSetSearchParameter ・ MpatSetSpeed ・ MpatWrite 7.Edge Finder ・ MedgeAlloc ・ MedgeAllocResult ・ MedgeCaluculate *4 ・ MedgeControl *4 ・ MedgeDraw *4 ・ MedgeFree ・ MedgeGetNeighbors *4 ・ MedgeGetResult *4 ・ MedgeInquire ・ MedgeMask *4 追加 ・ MedgePut *4 ・ MedgeRestore ・ MedgeSave ・ MedgeSelect *4 ・ MedgeStream *4 追加 8.文字認識 ・ MocrAllocFont ・ MocrAllocResult ・ MocrCalibrateFont ・ MocrControl ・ MocrCopyFont ・ MocrFree ・ MocrGetResult ・ MocrHookFunction ・ MocrImportFont ・ MocrInquire *5 ・ MocrModifyFont ・ MocrPreProcess 追加 ・ MocrReadString ・ MocrRestoreFont ・ MocrSaveFont ・ MocrSetConstraint ・ MocrVerifyString 9.ストリングリーダーコントロール 追加 ・ MstrAlloc ストリングリーダーの確保 ・ MstrAllocResult ストリングリーダー結果バッファの確保 ・ MstrControl ストリングリーダー制御情報の設定 ・ MstrDraw ストリングリーダーの結果表示 ・ MstrEditFont ストリングリーダーの編集 ・ MstrFree ストリングリーダーの解放 ・ MstrGetResult ストリングリーダーの結果から指定タイプの取 得 ・ MstrInquire ストリングリーダー情報の取得 ・ MstrPreprocess ストリングリーダー処理実施 ・ MstrRead ストリングの読込 ・ MstrRestore ストリングの復元 ・ MstrSave ストリングの保存 ・ MstrSetConstraint 設定文字の制約 ・ MstrStream ストリングリーダー読込・復元・保存 モデルを自動で定義する モデルを定義する 結果格納域を確保 回転モデルを定義する テンプレートをバッファへコピー モデル情報/結果情報の描画 パターンマッチングを実行する 複数モデルでマッチング実行 上記領域を解放 マッチングした数を返す 結果を読み出す パターンマッチング情報の取得 モデルの前処理を実行する モデルオープンしたファイルから読込む モデルをファイルから読み込む モデルをディスクに保存する サーチスコア許容レベルの設定 位置精度の設定 スコア受け入れレベルの設定 モデルの中心設定 確信サーチコア確信レベルの設定 モデル中のドントケア画素の設定 サーチ個数の設定 サーチエリアの設定 内部パラメータの設定 サーチスピードの設定 モデルをオープンしたファイルに書出す 追加 10.バーコード/マトリックスコード認識 ・ McodeAlloc コードオブジェクトの確保 ・ McodeControl コードオブジェクトの制御 ・ McodeFree コードオブジェクトの解放 ・ McodeGetResult コードオブジェクトカラー結果を得る コードオブジェクト情報の取得 ・ McodeInquire *5 ・ McodeRead コードの読み取り ・ McodeRestore コードオブジェクトの読み込み ・ McodeSave コードオブジェクトの書き込み ・ McodeStream *4 追加 コードオブジェクトの読込・復元・保存 ・ McodeVerify 追加 コードの品質が異なるものを実証する ・ McodeWrite アスキー文字列からコードイメージを生成する エッジコンテキストの確保 エッジファインダ結果格納領域確保 エッジ抽出と特徴量計算 エッジコンテキストの制御 エッジ情報描画 エッジコンテキストと結果格納領域の開放 指定ポイントに最も近いエッジを得る エッジファインダ結果の取得 エッジコンテキストと結果格納領域情報取得 マスク領域の設定 エッジファインダ結果をユーザー配列に展開 エッジコンテキストの読み込み エッジコンテキストの書き込み 対象エッジの選択 エッジファインダ結果をCAD DXFで読込・復 元・保存 11.メトロロジー *3 (Processing Pack追加機能) ・ MmetAddFeature テンプレートに特徴設定 ・ MmetAddTolerance テンプレートに条件設定 ・ MmetAlloc メトロロジーメモリの確保 ・ MmetAllocResult 結果格納領域の確保 ・ MmetCalculate メトロロジー実行 ・ MmetControl 条件の制御 ・ MmetDraw 結果情報の描画 ・ MmetFree メトロロジーメモリの開放 ・ MmetGetResult 結果の取得 ・ MmetInquire メトロロジー情報の取得 ・ MmetRestore メトロロジー情報の読込 ・ MmetSave メトロロジー情報の書込 ・ MmetSetPosition 特徴位置の設定 ・ MmetSetRegion 対象領域の指定 ・ MmetStream メトロロジーの読込・復元・保存 12.レジストレーション *3 (Processing Pack追加機能) ・ MregAlloc レジストレーションメモリの確保 ・ MregAllocResult 結果格納領域の確保 ・ MregCalculate レジストレーション実行 ・ MregControl 条件の制御 ・ MregDraw 結果情報の描画 ・ MregFree レジストレーションメモリの開放 ・ MregGetResult 結果の取得 ・ MregInquire レジストレーション情報の取得 ・ MregRestore レジストレーション情報の読込 ・ MregSave レジストレーション情報の書込 ・ MregSetLocation 荒い位置設定 ・ MregStream レジストレーションの読込・復元・保存 ・ MregTransformCoordinate 座標指定 ・ MregTransformCoordinateList 座標指定リスト ・ MregTransformImage モザイクの構成 カスタムフォント用領域を確保する 結果格納バッファを確保する フォントをキャリブレートする OCR制御制御情報を設定する 画像カラーフォントをコピーする バッファを解放する OCR結果バッファカラー結果を得る イベントに関数をフックする ファイルカラーフォントを読込む OCRフォント情報を得る フォントの大きさを変える OCRフォントの前処理 画像中の文字を読み取る フォントを復帰させる ファイルにフォントを書込む 文字拘束条件を設定する 画像中の文字を検証する 74 【製品ガイド】 MIL/MIL-Lite関数一覧 MIL/MIL-Lite関数一覧 13.グラフィックス ・ MgraAlloc ・ MgraArc ・ MgraArcFill ・ MgraBackColor ・ MgraClear ・ MgraColor ・ MgraControl ・ MgraDot 追加 ・ MgraDots ・ MgraFill ・ MgraFont ・ MgraFontScale ・ MgraFree ・ MgraInquire *5 ・ MgraLine 追加 ・ MgraLines ・ MgraRect ・ MgraRectFill ・ MgraText 14.LUT生成 ・ MgenLutFunction ・ MgenLutRamp ・ MgenWarpParameter 17.アプリケーションコントロール ・ MappAlloc MILアプリケーションの確保 ・ MappAllocDefault MILデフォルト設定の確保 ・ MappControl MILアプリケーションの制御 ・ MappFree MILアプリケーションの解放 ・ MappFreeDefault MILデフォルト設定の解放 ・ MappGetError エラー情報の取得 ・ MappGetHookInfo フックイベントの情報を得る ・ MappHookFunction フック関数を登録する ・ MappInquire アプリケーションの情報を得る ・ MappTimer MILタイマーの制御 グラフィックコンテクストの確保 楕円を描く 塗りつぶし楕円を描く バックグラウンドカラー指定 バッファクリア カラー指定 グラフィックコンテクストの制御 点を描く 点を追加する 領域塗りつぶし 文字フォント指定 文字描画サイズ゙指定 グラフィックコンテクストの解放 上記指定を得る 線を描く 複数の線を追加する 四角形を描く 塗りつぶし四角形を描く 文字列を描く *1 18.システムコントロール ・ MsysAlloc *5 ・ MsysControl ・ MsysFree ・ MsysInquire ・ MsysGetHookInfo ・ MsysHookFunction 19.MILファンクションディベロッパーズツールキット ・ MfuncAlloc 疑似MIL関数を確保する ・ MfuncAllocId 疑似MILオブジェクトを確保する 追加 ・ MfuncCall 関数の実行 ・ MfuncErrorReport エラーメッセージをレポートする 追加 ・ MfuncFree MILファンクションの開放 ・ MfuncInquire ユーザー定義MIL関数の情報の取得 追加 ・ MfuncFreeId MIL IDを解放する ・ MfuncParamDouble パラメータを登録する ・ MfuncParamCheck MILアプリケーションパラメータを読む ・ MfuncParamId MIL IDパラメータを登録する ・ MfuncParamLong パラメータを登録する ・ MfuncParamPointer パラメータを登録する ・ MfuncParamString パラメータを登録する 追加 ・ MfuncParmValue MIL関数パラメータを読込 ・ MfuncStart 疑似MIL関数の開始を通知する log,sin等の関数形のLUTを作る 線形のLUTを作る MimWarpで使用する係数を作る 15.画像入力 ・ MdigAlloc ・ MdigChannel ・ MdigControl ・ MdigFocus *1 ・ MdigFree ・ MdigGetHookInfo 追加 ・ MdigGrab ・ MdigGrabContinuous ・ MdigGrabWait ・ MdigHalt ・ MdigHookFunction ・ MdigInquire ・ MdigLut 追加 ・ MdigProcess *4 ・ MdigReference *5 デジタイザの確保 入出力チャンネルの切り替え デジタイザ制御情報の設定 オートフォーカス デジタイザの解放 デジタイザフックイベント情報の取得 カメラ入力 連続カメラ入力 カメラ入力の完了待ち 上記の停止 入力イベントへの関数フック デジタイザ情報の取得 入力LUTを設定 リードバッファを用いた画像入力を行う 入力ADのリファレンスレベル設定 16.画像表示 ・ MdispAlloc ・ MdispControl *2 ・ MdispFree ・ MdispHookFunction ・ MdispInquire ・ MdispLut ・ MdispPan *5 ・ MdispSelect ・ MdispSelectWindow ・ MdispZoom *5 画像表示の確保 表示ウィンドウの制御 画像表示の解放 表示イベントへの関数フック 表示パラメータの取得 表示LUTの指定 表示オフセットの指定 表示バッファの選択 表示バッファの選択 表示倍率の指定 システムの確保 システムの動きを制御する システムの解放 システムの情報を得る フックイベントの情報を得る フック関数を登録する 75 【製品ガイド】 MIL/MIL-Lite関数一覧 MIL/MIL-Lite関数一覧 20.メモリ管理 ・ MbufAlloc1d *2,*5 ・ MbufAlloc2d *2,*5 ・ MbufAllocColor *2,*5 ・ MbufBayer *4 ・ MbufChildColor ・ MbufChildColor2d ・ MbufChild1d ・ MbufChild2d ・ MbufChildMove 追加 ・ MbufClear ・ MbufControl *2 ・ MbufControlRegion 追加 ・ MbufControlNeighborhood ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ MbufCopy *4 MbufCopyClip MbufCopyColor MbufCopyColor2d MbufCopyCond MbufCopyMask MbufCreateColor *2 MbufCreate2d *2 MbufDiskInquire *2 MbufExport *2,*4 MbufExportSequence *2 MbufGet 追加 MbufGetArc MbufGetColor MbufFree MbufGetColor2d MbufGetLine MbufGet1d MbufGet2d MbufImport *2,*4 MbufImportSequence *2 ・ ・ ・ ・ ・ MbufInquire *2 MbufLoad *2 MbufPut MbufPutColor MbufPutColor2d ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ MbufPutLine MbufPut1d MbufPut2d MbufRestore *2 MbufSave MbufGetHookInfo MbufHookFunction MbufTransfer 追加 *1,*4 1Dバッファの確保 2Dバッファの確保 カラーバッファの確保 ベイヤー変換 カラーChildバッファの確保 カラー2D Childバッファの確保 1D Childバッファの確保 2D Childバッファの確保 Childバッファの移動とリサイズ バッファの塗りつぶし バッファ属性の制御 バッファ領域の制御 近傍演算(カスタムモフォロジ/コンボリューショ ン) パラメータの設定 データコピー クリップ付きデータコピー カラーデータのコピー 2Dカラーデータのコピー 条件付きコピー マスク付きコピー カラーバッファの作成 2Dデータバッファの作成 ファイル内バッファデータ情報入手 データバッファのファイルへの出力 連続画像バッファのファイルへの出力 ユーザ配列へのバッファコピー アークに沿ってピクセル値の取得 ユーザ配列へカラーバッファコピー バッファの解放 ユーザ配列への2Dカラーデータの取得 ユーザ配列へのラインデータの取得 ユーザ配列への1Dデータの取得 ユーザ配列への2Dデータの取得 ファイルデータのバッファへの転送 連続画像ファイルのバッファへの転送(.avi ファイル) データバッファ情報入手 MILファイルの読込 ユーザ配列データをバッファに書込 ユーザ配列データをカラーバッファに書込 ユーザ配列データを2Dカラーバッファに書 込 ユーザ配列データをラインバッファに書込 ユーザ配列データを1Dバッファに書込 ユーザ配列データを2Dバッファに書込 指定ファイルカラーデータ復帰 データバッファのファイルセーブ フックイベントの情報を得る フック関数を登録 任意の座標の2次元データを任意の位置 にコピー 追加 21.スレッドモジュ−ルコントロール ・ MthrAlloc スレッドの確保 ・ MthrControl スレッド制御情報の設定 ・ MthrFree スレッドの開放 ・ MthrInquire スレッド情報の取得 ・ MthrWait スレッドを待機させる 76 *1 MILのみ対応となります *2 MIL-LITEは次の項目を扱う事が出来ません。 ・JPEG / JPEG2000ファイル ・画像処理関連バッファ *3 Processing Pack 追加機能 *4 Processing Pack 強化機能 *5 Processing Pack 更新機能 【製品ガイド】 MIL8.0 Benchmarks Matrox 画像処理 ライブラリ MIL/ActiveMIL Ver8.0 Benchmarks (Ver.80 with Processing Pack 3) 画像 処理オペレーショ ン 512x512画像を処理した場合(*1 環境 Matrox 4Sight M 2.0 GHz Pentium™M 2MB L2 Cache 400 MHz FSB PC2700 SDRAM Host CPU(Intel) Odyssey Xpro 3.0 GHz Dual Core Xeon ™ (5160) 1.3GHz MPC7457 133MHz MPX 4 MB L2 Cache 1333 MHz FSB 133MHz PA DDR266 SDRAM DDR2-677 SDRAM Helios family 133 MHz PA ( with 3.0 GHz Dual Core Xeon™ ) Image Processing 画素間演算(加算) 0.08 ms 0.04 ms 0.26ms 0.19 ms(*2 輪郭抽出(sobel) 0.73 ms 0.40 ms 0.21ms 0.14 ms(*2 コンボリューション(3 x 3) 1.1 ms 0.45 ms 0.19ms 0.13 ms(*2 コンボリューション(5 x 5) 2.9 ms 1.2 ms 0.25ms 0.18 ms(*2 コンボリューション(11 x 11) 12.7 ms 5.4 ms 1.0ms 0.77 ms(*2 膨張/収縮(3 x 3,2値) 0.05 ms 0.03 ms 0.12ms 0.08 ms(*2 膨張/収縮(3 x 3,8 bit) 0.17 ms 0.09 ms 0.19ms 0.14 ms(*2 膨張/収縮(3 x 3,ユーザー定義,2値) 0.22 ms 0.13 ms 0.13ms 0.08 ms(*2 膨張/収縮(3 x 3,ユーザー定義,8bit) 0.51 ms 0.29 ms 0.19ms 0.13 ms(*2 膨張/収縮(5 x 5,ユーザー定義,2値) 0.88 ms 0.51 ms 0.13ms 0.08 ms(*2 膨張/収縮(5 x 5,ユーザー定義,8bit) 1.1 ms 0.55 ms 0.26ms 0.18 ms(*2 LUT変換 0.33 ms 0.21 ms 0.31ms 0.24 ms(*2 ヒストグラム 0.38 ms 0.23 ms 1.1ms 0.23 ms Lossy JPEG 圧縮(モノクロ) 1.6 ms 0.86 ms 3.6ms 0.86 ms Lossless JPEG圧縮(モノクロ) 1.9 ms 1.0 ms 7.1ms 1.0 ms 回転 (30°) 0.96 ms 0.41 ms 2.6ms 0.41 ms ワーピング 0.95 ms 0.40 ms 2.5ms 0.40 ms 幾何学パターンマッチング(モデル128x128)(*3,(*4 (モデル数、ターゲット数、スピード、回転、スケール) GMF( 1 , 1 , High , ±180° , 90-110% ) 3.2 ms 1.8 ms 8.4ms 1.8 ms GMF( 1 , 1 , Midium , ±180° , 90-110% ) 9.3 ms 4.7 ms 22.0ms 4.7 ms GMF( 1 , 4 , Midium , ±180° , 90-110% ) 13.0 ms 6.7 ms 29.9ms 6.7 ms GMF( 4 , 4 , Midium , ±180° , 90-110% ) 15.1 ms 8.2 ms 39.2ms 8.2 ms GMF( 1 , 1 , Midium , ±180° , 50-200% ) 10.0 ms 4.8 ms 23.2ms 4.8 ms 正規化相関(128 x 128, 回転なし) 0.20 ms 0.10 ms 0.49ms 0.10 ms 正規化相関(128 x 128, ±5°) 0.91 ms 0.45 ms 1.3ms 0.45 ms 正規化相関(32 x 32, 回転なし) 1.0 ms 0.47 ms 1.3ms 0.47 ms 正規化相関(32 x 32, ±5°) 1.6 ms 0.83 ms 3.2ms 0.83 ms 9.0 ms 4.5 ms 23.3ms 4.5 ms 23.1 ms 13.3 ms 44.5ms 13.3 ms 正規化相関 (*3,(*4 Edge Finder (*4 輪郭抽出(4000エレメント) ラインクレスト抽出(4000エレメント) 粒子解析(100粒子) (*4 面積 0.16 ms 0.09 ms 0.39ms 0.09 ms 面積+重心(2値) 0.19 ms 0.10 ms 0.46ms 0.10 ms 面積+重心(8Bit) 0.59 ms 0.26 ms 1.8ms 0.26 ms エッジ抽出(処理領域 16x4) 0.04 ms 0.04 ms 0.18ms 0.04 ms ストライプ抽出(処理領域 128x16、24ストライプ) 0.11 ms 0.07 ms 0.32ms 0.07 ms 18.7 ms 9.6 ms n/a 9.6 ms 測長 String Reader String Reading(登録フォント 28、認識文字数 6) OCR 文字認識(33x21サイズ12文字、エリア404x54) 照合(SEMI 12文字、エリア404x54) 6.8 ms 3.8 ms 20.2ms 3.8 ms 0.81 ms 0.49 ms 4.6ms 0.49 ms 0.20 ms 0.13 ms 0.66ms 0.13 ms 2.3 ms 1.1 ms 8.6ms 1.1 ms Bar and Matrix Code Recognition Bar Code Reading(EAN13、回転なし) DataMatrix Reading (*1. (*2. (*3. (*4. より大きな画像でのベンチマークは、必ずしもCPUのキャッシュ容量に対しリニアに変化するとは限りません。 PAを使った処理時間です。 精度を落とすことにより、より高速なサーチが可能です。 処理時間は画像の中身によって変わる可能性があります。 77 【製品ガイド】 OS・コンパイラ対応表 OS・コンパイラ対応表 (MIL/MIL-Lite8.0, ActiveMIL/ActiveMIL-Lite8.0) Windows 2000 (with SP41) Windows XP (with SP21) MIL/MIL-Lite 8 VC++3 6.0(with SP61) VC++3 .NET 20034 VC++3 6.0(with SP61) VC++3 .NET 20034 ActiveMIL/ ActiveMIL-Lite 85 VB6 .NET 2003 VC++3 .NET 20037 VB6 .NET 2003 VC++3 .NET 20037 MIL / MIL-Lite 8 VC++3 6.0(with SP61) VC++3 .NET 20034 VC++3 6.0(with SP61) VC++3 .NET 20034 ActiveMIL/ ActiveMIL-Lite 85 VB6 .NET 2003 VC++3 .NET 20037 VB6 .NET 2003 VC++3 .NET 20037 MIL / MIL-Lite 8 VC++3 6.0(with SP61) VC++3 .NET 20034 VC++3 6.0(with SP61) VC++3 .NET 20034 ActiveMIL/ ActiveMIL-Lite 85 VB6 .NET 2003 VC++3 .NET 20037 VB6 .NET 2003 VC++3 .NET 20037 MIL / MIL-Lite 8 VC++3 6.0(with SP61) VC++3 .NET 20034 VC++3 6.0(with SP61) VC++3 .NET 20034 ActiveMIL/ ActiveMIL-Lite 85 VB6 .NET 2003 VC++3 .NET 20037 VB6 .NET 2003 VC++3 .NET 20037 MIL / MIL-Lite 8 VC++3 6.0(with SP61) VC++3 .NET 20034 VC++3 6.0(with SP61) VC++3 .NET 20034 ActiveMIL/ ActiveMIL-Lite 85 VB6 .NET 2003 VC++3 .NET 20037 VB6 .NET 2003 VC++3 .NET 20037 MIL / MIL-Lite 8 VC++3 6.0(with SP61) VC++3 .NET 20034 VC++3 6.0(with SP61) VC++3 .NET 20034 ActiveMIL/ ActiveMIL-Lite 85 VB6 .NET 2003 VC++3 .NET 20037 VB6 .NET 2003 VC++3 .NET 20037 MIL8 VC++3 6.0 (with SP61) VC++3 .NET 20034 VC++3 6.0 (with SP61) VC++3 .NET 20034 ActiveMIL 8 VB6 .NET 2003 VC++3 .NET 20037 VB6 .NET 2003 VC++3 .NET 20037 ONL 2.2 VC++3 6.0 (with SP61) VC++3 .NET 20034 VC++3 6.0 (with SP61) VC++3 .NET 20034 Linux2 CronosPlus Helios eA/XA Helios eCL/XCL Meteor-II/Multi-Channel Meteor-II/Camera Link Meteor-II/Digital Morphis Dual Morphis Quad Morphis QxT Solios eA/XA Solios eCL/XCL Vio Odyssey XA Odyssey XCL Odyssey XD Odyssey Xpro 1. 3. 5. 7. SPはService Packの略称です。 VC++はMicrosoft® Visual C++®の略称です。 Microsoft® .NET Framework 1.1(SP1)が別途必要です。 Managed Code対応 2. サポート対象のディストリビューションについては別途お問合わせ下さい。 4. Unmanaged Code対応 6. VBはMicrosoft® Visual Basic®の略称です。 8. DU18にて .NET2005対応 78 【製品ガイド】 Matrox Inspector 8.0 Matrox Inspector 8.0 Windowsベース 画像処理アルゴリズム 検証用 ツール 製品の特長 ・MIL の画像処理関数を網羅 ・Matrox画像ボードより直接画像入力が可能 ・シーケンスフィルを含む多様なフォーマット画像のセーブ/ロードが可能 ・歪補正と実寸化を行うキャリブレーション機能 ・シーケンスファイルを含むファイル画像処理に加えてライブ処理が可能 ・画像へのテキストとグラフィクス注釈書込み ・処理結果をマイクロソフトExcel に転送可能 ・VB互換のスクリプト機能 ・Matrox Intellicam同梱 対話的画像処理 生産性志向の作業環境 Matrox Inspectorは親しみやすく使い易いインタフェース(図1参照) を提供し,プルダウンメニューとダイアログボックス,ツールバーあるい はショートカットを介してポイント・アンド・クリックでの画像処理操作を提 供します。 ライブプレビューと適用,アンドゥ機能により,画像に恒久的変更を 加えることなく操作の効果を検証することができます。処理結果は画像 の他にテーブルまたはグラフとして表示され,新たな操作に伴い直ちに 更新されます。 主な結果は誤差に応じてハイライトされ、参照ビューに 表示されます。 解析操作は実行速度のベンチマークが可能で、取込画像あるいは セーブ画像に対してライブに処理できます(図2参照)。更に処理結果 はトレンドと分散グラフにより分析でき(図3参照)、設定のチューニング に有用です。Matrox Inspectorは多様なコンポーネント毎のカラー表示 モードと複数色のヒストグラム及びプロファイル処理によってカラー処理 を容易にしています(図4参照)。 Matrox Inspectorは対話的に画像入力から処理・解析・表示とセー ブ迄を行うことのできるWindowsアプリケーションです。 画像処理・パターン認識・粒子解析・エッジの抽出と解析・測長・文 字 認 識・1D/2D コ ー ド 認 識・キ ャ リ ブ レ ー シ ョ ン と 圧 縮 の た め に MIL (Matrox Imaging Library)の機能に基づき最適化された機能セットに対 して,ポイント・アンド・クリックでアクセス可能な,親しみやすく使い易い インタフェースを提供します。 Matrox InspectorはMIL のアプリケーション開発者とエンドユーザー 双方の要求に応えるように設計されています。MIL ユーザーはMatrox Inspectorを単一の対話的作業環境内で全てのMILツールにアクセスす ることができますので、アプリケーション開発が容易になります。科学 者,専門職や技術者のようなエンドユーザーの方はMatrox Inspectorを 画像強調や画像測定の自動化のような業務に活用いただけます。 図1 A.プルダウンメニューとツールバーへ簡単にアクセスできます。 B.よく使われるセッティングパラメーターはTABに用意されています。 C.結果はスプレッドシートに表示されます。 D.結果ウィンドウには処理速度も表示されます。 E.結果は直接画像に表示されます。 F.表示されたオブジェクトの特徴量(平均、面積、サイズ、角度等)は QuickViewWindowに表示されます。 G.ワークスペースには画像オープンや、スクリプト、システムなど概略が 表示されます。 79 【製品ガイド】 Matrox Inspector 8.0 ワークスペース枠は使用中の全てのドキュメントとシステム(デジタイ ザ)一覧の概要を提供します。ユーザーは使用するシステムを動的に 切替・解放することにより,Matrox Intellicamを含む全てのMIL アプリ ケーションと共に使用することができます。 Matrox Inspectorのインタフェースはメニュー項目とツールバーボタ ンの追加,削除または編集によりカスタマイズ可能で,これらの変更は ファイルセーブすることで他のユーザーと共用することができます。 全て の 操作 に 対 す る豊 富 なオ ン ライ ンヘ ル プは,マ イ ク ロ ソ フト HTMLヘルプフォーマットで提供され,キーワード及びテキスト検索機 能を備えています。 図2 Image Loop Toolbarを用いてキャプチャー画像または静止画像に解 析を実行できます。連続画像に対して行う事もできますし、停止しそ の画像に対してのみ行うこともできます 多彩な画像取得 Matrox 社製ハードウェアを利用することで、Matrox Inspectorより、カ ラー、モノクロ画像を問わず、 標準/非標準ビデオフォーマット、高解 像度、高フレームレート、 フレームオンデマンド、 ラインスキャン、ス ロースキャンなど、いかなるタイプの画像データであっても取得すること が可能となります。 非標準ビデオフォーマットに対しては、Matroxから供給されるインター フェースを利用するか、もしくは、Matrox Intellicamを利用して、独自イ ンターフェースを作成して頂く必要があります。 Matrox IntelicamはWindowsベースのプログラムであり、Matrox社製 ハードウェアから、対話的に、そして簡単に、様々な種類の画像データ をキャプチャーすることができます。 ライブ画像操作 On-Screenコントロールは、画像キャプチャー中に、明るさ・コントラスト・ 色合い・飽和、ゲインとオフセットを調節することに利用できます。 Live Bayer フィルター、フレームの平均、モノクロ画像の擬似カラーもサ ポートしています。 連続画像の記録と閲覧 Matrox Inspectorは1枚の画像取得ができるだけでなく、PCのメ モリーあるいはディスクへの連続画像取得が可能です。圧縮も可 能です。連続画像取得操作は、スタート、インターバル、停止時 間を示すタイマーから構成されます。ユーザーは、Hotkeyあるい はOn-Screenコントロールを利用して、直接、連続画像取得が可能 です。タイミング情報は記録されて、イメージから別にアクセス できます。(図5参照) 再生中は、全てのシーケンスは、シングルパスまたは連続ルー プとして見られるか、選ばれた部分のみを見ることが可能です。 連続画像は、個々のサムネイル画像として見ることもできます。 連続画像は、AVIとマルチページTIFFファイル形式でディスクに セーブすることができ、raw、AVI、マルチページTIFFとDICOM2 ファイル形式を読むことができます。あるフォーマットから別の フォーマットに変えることもできます。さらに、連続画像は、 個々の独立した画像ファイルとして構成することも可能です。 図3 分類とトレンドグラフを表示します 図5 図4 シーケンスセッティングの選択(左)。全ての画像とタイミング情報、プレ ビュー(右) 各カラー成分のラインプロファイルを表示します 80 【製品ガイド】 Matrox Inspector 8.0 画像の読み込みとセーブ Matrox Inspector は、BMP、DCM、JPG、JP2、PNG、や TIF、さ ら に raw データの、読み込みとセーブが可能です。1,8,16,32BIT/PIXELを含む モノクロ画像データの階調をサポートしています。カラー画像については、 24BIT RGB あるいは 8BIT のカラーパレットに対応しています。画像は簡 単に他のフォーマットに変換可能です。 図6 グリッドイメージを用い歪を補正する インタラクティブな測長、他 Matrox Inspectorでは、ユーザーは画像中に直接ラインを引き、測長を 行うことができます。利用できるグラフィックスオブジェクトは、点、線、長方 形、楕円、多角形、角度とフリーハンドの曲線となります。グラフィックスを変 更すると、特徴とプロファイルはリアルタイムに更新されます。 グラフィックス は、カラーまたはモノクロ画像に対して、基本的な画像編集、または手動で のオブジェクト分割に利用できます。 イメージのエンハンスト(精度アップ)と画像処理 Matrox Inspectorの拡張リストから近傍処理、計算、マッピング処理を選 択できます。エッジ抽出するのに、フィルターを使えば、シャープ化とス ムース化を実施できます。画像に対してモフォロジーを実施できます。ヒス トグラムとプロファイルを用いて、グラフィックに画素を強調します。スケーリ ング、回転、変形、反転等の操作で画像を変形します。画像のタイルやセ ンターもしくは大きな画像のROIを表示できます。ポーラー変換を用いて、 極座標変換が可能です。FFTを用いて、空間画像から特定周波数領域へ の変換も、その逆も可能です。独自の空間フィルタやストラクチャリングエレ メントを作成・適用できます。 非長方形の領域を選んでの処理 ROI(Region Of Interest)とOOI(Object Of Interest)は、楕円、多角形、 ドーナツ形またはフリーハンドをサポートします。Matrox Inspectorには、 ユーザーがピクセルに基づくROIをつくることができるインタラクティブな ツールがあります。 オブジェクト分析 オブジェクト分析もしくは粒子解析のために、Matrox Inspectorでは、2値 化とグレースケールでの計測と同様に、物体のカウントとラベリングが可能 です(図7参照)。 粒子は、多様な分離処理により背景からセグメント化されます。複雑な セグメント化には、接しているオブジェクトを分離するウォーターシェッドを 用います。ユーザーは、異なったウォーターシェッドの設定を試行でき、原 画像に適用する前に効果をプレビューできます。 画像補正 キャリブレーションでは、歪補正とピクセルから実寸への変更が可能で す。(図6参照) Matrox Inspectorは、レンズ歪、縦横比、回転と斜視図を補正することが 可能で、さらに測定値をピクセルから、実寸単位へ換算することもできま す。キャリブレーションマッピングは、グリッド画像またはリストを使って作成 されます。相対的位置と角度は、イメージの対象に基づいてセットされま す。キャリブレーションマッピングはMIL MCAファイルとしてセーブ/ロード が可能です。 分析結果は、選択された特徴量を任意の項目にソートされたスプレッド シートに展開されます。粒子のアウトラインは、分析中にOOIに変換される か、深く処理するためにマスクされます。 図7 A.スライダーバーを使って基本的な2値化を行う B.2値化結果の簡易表示 C.独立した粒子をラベリングし、画像へ番号付けする D.抽出された粒子をダブルクリックすることにより表示する E.粒子はユーザーセレクトに依ってクラス分けされ、画像にグラフィカル に表示される。 F.全ての粒子の特徴量を表示する。 81 【製品ガイド】 Matrox Inspector 8.0 フィルタリング 粒子フィルターは、特長に応じて粒子をクラス分けしつつ、ユーザーが 自動的に粒子を取り除くことができます。特定のクラスに分けるために、イ ンタラクティブに粒子を選択できます。またMatrox Inspectorは、ユーザーの 選択をベースにクラス分けを学習させることができます。クラス分け結果 は、カラーとラベルや別添の表とグラフを用いて画像として表示できます。 クラスコンフィグレーションは次回使用するためにセーブすることができま す。 エッジ抽出と分析 Matrox Inspectorは、オブジェクトの輪郭(アウトライン)や細線の突端(尾 根と谷)を、迅速かつ正確に抽出し構成するEdge Finder機能を持っていま す。 インタラクティブに抽出パラメータを変更し、構成パラメータを調整できま す。多数のエッジ特長と軌跡を計算、計測できます。特長と内部との関連 を含めた特長によりエッジをソートし選択できます(図8参照)。 Edge Finderは、Model Finderの前処理として使用できます。マッチングし たいエッジだけを通過させることにより、処理を格段にスピードアップするこ とができます。Edge Finderは、モノクロやカラー画像(カラーでの境界線)に 関係なく等しく動作し、照明むらやノイズに対してロバスト性があります。 図9 モデルは、画像からまたはDXFファイル、EdgeFinderの結果から生成で きます 図10 エッジ/ストライプ計測ツールは多様な範囲を定義し、自動的に一つま たは複数のリファレンスマーカ(エッジとストライプ)の位置を示すことが できます。(左)エッジとストライプの強度から成るグラフィカルな表示を 利用できます。(右) 図8 Edge Finderを用いて、オブジェクトのContours(OutLine)[A]とThinCrest(RidgesまたはValley)[B]を構成、抽出できまる。さらに、ユーザー は特徴量を用いてフィルター(ソートと選択)を掛けることができる。 Relative Region 画像検査 Relative Regionツールは位置操作の結果と計測操作を途切れなく繋ぎ ます。例えばモデルファインダからのオブジェクトの位置情報(位置、角 度、スケール)を自動的にエッジ/ストライプ計測ツールのサーチ範囲として 使用できます。(図11参照) Model Finderやパターンマッチングツールは、モデルを定義し、サーチ を実行することにより、迅速に欠落している部分を検出できます。Model Finder(図9参照)は、正確性とロバスト性で比類なきフレキシビリティを持 ち、幾何形状の特長をベースにユニークなアルゴリズムを使用していま す。このツールは、移動、回転(0度∼360度)、リサイズ(50%∼200%)などの既 に定義されているモデルをサーチすることができます。Model Finderは、複 数のモデルや併行したオカレンスをサーチすることもできます。Model Finderは、重要な軌跡の閉塞を許容し、全もしくは部分コントラストおよびリ バースを含んだ不均一なコントラストの変化も許容します。 パターンマッチングツールは、正規化相関を使い、移動・回転を含んだ 既に定義されたモデルをサーチすることができます。このツールは、低画 質、ノイジーまたは、焦点ぼけの画像も処理することができます。どちらの ケースも、ユーザーは、インタラクティブに最適化し、サーチパラメータを調 整することができ、MIL MMRとMMOファイルとしてセーブ/ロードが可能で す。 エッジ/ストライプ計測ツールは多様な範囲を定義し、自動的に一つま たは複数のリファレンスマーカ(エッジとストライプ)の位置を示すことができ ます。(図10参照)マーカ(点、エッジ、ストライプ)の間隔と角度の計測。 エッジとストライプの強度から成るグラフィカルな表示は微調整に利用で き、選択範囲内でのサーチを最適化します。 モデルファインダ、パターンマッチング、測長ツールでの結果は表形式 か階層木形式で出力されます。結果はファイルへソートまたはエクスポー ト、セーブできます。 図11 相対範囲ツールは位置操作の結果と計測操作を途切れなく繋ぎます 文字認識 文字認識は標準的なテンプレートを基にしたもの、または精巧な特徴を 基にしたものを用いてMatrox Inspectorにて実行させます。テンプレート ツールはString Readerが特徴量を基にしたツールとは言えとても高速でロ バスト性があります(図12参照)。String Readerはイメージ内の文字列を自 動的に位置決めし、種々のコントラストやスケール(50%∼200%)に対応して います。Matrox Inspectorのいずれのツールも文字の定義、文法規則の作 成、読み込むパラメータの調整をインタラクティブに利用することができま す。これらの設定はMIL MFOとMSRファイルとして、セーブ/ロードすること ができます。 82 【製品ガイド】 Matrox Inspector 8.0 イメージディスプレイ Matrox Inspectorはtrue color(24bit)、high color(16bit)、palette color (8bit)のイメージ表示をサポートしています。カラーイメージはコンポジット イメージまたは個々のコンポーネントとして表示することができます。イメー ジはスケール、ズーム、スクロール、パンを行えます。輝度値のテキスト形 式表示または3D表面のプロットとしてイメージを見ます。Matrox Inspectorは 所定または改良したビジュアルにおけるカスタムディスプレイパレットをロー ド、編集、セーブできます。 注釈を付ける Matrox Inspectorではイメージにグラフィックスとテキストの注釈をつけるこ とができます。利用できるグラフィックは点、線、長方形、楕円、多角形、角 度、フリーハンドの曲線を含みます。テキストには多くの異なるフォントやサ イズを加えられます。注釈は原画像へ直接書かれるか、またはオーバーレ イ画像へ書かれ、新しいイメージまたは抽出したバンドへ持ち越すこともで きます。画像操作によって自動的に付けられた注釈はモデルやマスクなど へ引用することもできます。 図12 画像の印刷 既存のイメージからのフォントの割り当てまたは事前に定義したフォント の使用。(上)一つのイメージ内で多数の文字列の位置を決める。(下) イメージ、グラフ、データはWindowsに対応したプリンタへも送ることがで きます。 ID marksの読み取り、照合 VBAと C コンパチブル スクリプト Matrox Inspectorのコードリーダツールは一般的な1D、2Dと1D、2D複合 のコードシンボルを読み/書きすることができます。さらに、Matrox Inspector はこれらのコードを評価(照合)することができます。 Matrox Inspectorは、豊富な機能を持ったスクリプト環境を用いてカスタ マイズオプションを付加することにより、生産性を向上できます。(図13参 照)MIL開発者とエンドユーザーはスクリプト内での手動操作の手順を記録 でき、複数のイメージへ連続に適用できます。 スクリプトはVBAまたはCに準拠するプログラミング言語で作成することが できます。さらに、スクリプトはログファイルを書いたり、Microsoft Excelへ データ転送をしたり、User Positionを入力してもらう為のダイアログ(図14参 照)を表示させたりするように編集することができる。エクスプレッションビル ダーツールはタイピングというよりはポイント アンド クリックによってスクリプト コマンドを素早く追加することができます。スクリプト環境はヘルプファイル へ直接リンクされたパラメータ情報を提供します。 統合されたデバッガは変数の内容を見るのと同様に、その結果を注意 深く観察するために、ブレークポイントまたはステップ実行を設定すること によりスクリプトをトラブルシュートします。Matrox Inspectorは専用のツール バー、メニューまたはショートカットキーからスクリプトへ素早くアクセスする ことができます。Matrox Inspectorはスクリプト開発を助けるために多くのサ ンプルスクリプトを有しています。 サブピクセル精度 Matrox Inspectorはサブピクセル精度の計測を実行することができます。 1/40ピクセルの平行移動精度、1/20度までの回転精度、0.1%以上のス ケール精度。 便利なデータ転送 画像、グラフ、結果はクリップボード間のコピー/ペーストによって Windowsアプリケーションと共有できます。また、自動化によってその他の Windowsアプリケーションへ転送されるだけではなく、Microsoft Excelまたは Wordへ直接エクスポートできます。 A.スクリプトのレコーディングを開始、 一時停止、停止 B.ポイント アンド クリックによって素早 くスクリプトコマンドを追加するため のエクスプレッションビルダ C.ツールチップスはパラメータ情報を 提供し、Inspectorヘルプへ直接リン ク D.VBAの構文をカラーで表示 E. スクリプトツールバーから全てのデ バッギングツールにアクセス F. 容易に実行するためにスクリプトを ツールボタンまたはメニューアイテム に割り当て 図13 83 【製品ガイド】 Matrox Inspector 8.0 画像データベースの生成と管理 Matrox Inspectorではイメージファイルの収集またはビジュアルデータ ベースを対話的に作成または管理ができます。(図15参照)。各コレクショ ンはファイル名と各イメージファイルの場所とともにイメージコンテントのファ イルリストの表示またはサムネイルを保持します。イメージの大きさ、フォー マット、解像度、データタイプ、ファイルサイズ、作成データといったサムネ イルまたは他の情報から要求されたイメージファイルを素早く識別できま す。イメージはある位置からその他へドラッグする、または利用できるソート コマンドを用いることによって編成することができます。コレクション間のド ラッグ アンド ドロップが可能です。一連のイメージへテストする便利な方法 としてスクリプトの中で直接コレクションにアクセスできます。 Matrox Inspector List of Operations File ・新規作成、開く、閉じる、別の名前でセーブ、印刷、印刷設定、印 刷プレビュー、システム設定、最近使用したファイルまたはスクリプ トを開く、exit、Windows Explorerからイメージをドラッグアンドドロッ プ、Windows Finderとその他アプリケーション 図14 スクリプトからUser Position Dialogを呼び出してグラフィカルな入力が 可能です Automation server 全てのMatrox Inspectorの機能はカスタマイズされたMicrosoft Visual Basic、Visual C++クライアントやMicrosoft Excelといったアプリケーション サービスを供給する自動化インタフェースを通してエクスポートされます。 Edit ・アンドゥ、リドゥ、カット、コピー、(新規/ROIへ)貼り付け、複製、全て 選択、指定して削除、削除、全て削除、パレットの最適化/編集、検 索、置き換え、インデント、アウトデント、選択した結果または設定を エクスポート Scripting in VBA ・ ・ ・ ・ アプリケーション(VBA)準拠インタプリタのためのVisual Basic 色付された編集領域内の構文 配列、ファイル、文字列操作、数学関数やオブジェクトのサポート カスタムダイアログボックスを用いたコントロールスクリプトエクスキュー ション ・ グラフィカルダイアログボックスエディタを用いたボタン、リストボックス、エ ディットコントロール、ラジオボタン、コンボボックスの追加 ・ データ転送や自動化によるその他Windowsアプリケーションコントロール ・ 外部DLL内の関数や外部プログラムの実行へのコールを利用可能 View ・ズームイン/アウト(7段階)、コンポジット表示、コンポーネント表示、 画像表示、3D表示、テキスト表示、ツールバー(デジタイザツール バー、ドキュメントステータス、ドローイングツールバー、フォーマット バー、メニューバー、結果ウインドウ、パレットヴューワ、スクリプト バー、ユーザーツールバー、ワークスペースウインドウ)、コレクショ ン、DICOMインフォメーション/オーバーレイ、グラフ(ズーム、線で 表示、バー、イメージ、交差)、シーケンス(サムネイル、サムネイル またはリストとして表示)、フォント、記録位置、イメージプロパティ Scripting in C C言語に類似しているが簡略化されている(例えば種々のデータ型は自 動的にかつ配列操作無しで割り当てられる。) 図15 A.サムネイルとしてコレクション内のイメージを見る B.コレクション内の各イメージにおける詳細のファイルを見る C.検証のためのイメージを自動的にロードするためにイメージサムネイルまたはファイルネームをダブルクリック 84 【製品ガイド】 Matrox Inspector 8.0 画像データベースの生成と管理 るポイント ・結果に対するフィルターと空間関係(内側/外側、ボックス/チェイ ン)を用いたエッジ選択 ・統計値の検索 ・結果をAutoCAD DXFファイルへ保存 ・結果データをGMFへ転送 Image キャリブレーション ・新新規作成、グリッドイメージから新規登録、変更、セーブ、ロー ド、コピー コンバート ・バイナリ、8、16、32Bit(Singed、Unsigned)、Float(32Bit)、RGB、 HSL、8Bit Unsigned Palatte 測長 ・エッヂとストライプの検出:位置、角度、コントラスト、幅、スペース等 ・測長から抜粋:ポイント、ライン、長方形、楕円、角度 ・測長:距離、角度、エリア ・測長結果の表示 統計 ・ヒストグラム、プロファイル(X・Y・曲線・楕円)のダイナミックプレ ビュー・極点、平均、中点の決定 GMF ・現画像から手動でモデル定義、準備されている人工モデル(円、 十 字、楕 円、線、長 方 形、三 角 形、ひ し 形、輪、正 方 形 )、 AutoCAD DXFファイルを使用 ・平滑化によりノイズ除去(Recursiveまたはカーネルタイプのフィル タ) ・デフォルトサーチパラメーターの変更:モデルまたはターゲットカバ レージ、フィットエラーと重み、候補点と終了点、検出個数、軸と 角度、角度とスケールレンジ、Contour Polarity、最小分離基準、 サーチ領域、スピード、精度、タイムアウト時間 ・サーチ結果:モデルインデックス、ターゲットスコア、モデルカバ レージ、フィットエラー、ワーピング係数、極性、検出個数、スコ ア、角度・スケールを含むスコア。 ・定義ファイルをMMFファイルとしてセーブ/ロード 処理 ・演算処理:Add , Subtract , Negate , Minimum , Maximum等 ・フィルター:Average , Bayer , Median , Rank , Sharpen , Smooth 等 ・IIRフィルター:Edge detect (SQR) , first derivative , Sharpen , Smooth 等 ・モフォロジー:Open , Close , erode , Dilate , Distance , Thin , Thick 等 ・マ ッ ピ ン グ : Brightness/Contrast , Stretch/Window Leveling , Gamma 等 ・2値化:Simple , Two-Point , High-pass , Low-pass 等 ・ウォーターシェッド:自動/マニュアル 幾何学変換 ・スケーリング、回転、移動、極座標 等 OCR ・生成、セーブ、フォント編集 ・読み取り、照合 ・フォントパラメータをインタラクティブに定義 ・フォント定義ファイルをMFOファイルとしてセーブ、ロード フーリエ変換 ・FFT変換または逆変換 ROI ・矩形、楕円、多角形、フリーハンド、移動、リサイズ(手動またはプロ パティページ) パターンマッチング ・自動またはマニュアルでモデル生成 ・モデルの編集、回転、マスクの生成/ロード、ホットスポットの変更 ・ Don t Care 領域の適用 ・サーチ速度の最適化の為に前処理 ・デフォルトサーチパラメーターの編集:モデルセンター、サーチエリ ア、精度、検出個数、候補点閾値、スピード ・サーチ結果:位置、角度、検出個数、スコア ・モデル定義ファイルをMMOファイルとしてセーブ/ロード 解析 粒子 ・ラベリング ・グループ分け(独立またはラベリングされたグループ) ・穴埋め、分離 ・特徴量抽出 -面積 -周囲長:標準、凸 -サイズ:長さ、幅、伸張、フェレ径(最大、最小、平均、特定の確度) -形状:コンパクトネス、ラフネス、穴の数 -位置:X、Y、重心、外接四角形、 -グレースケール:重心、総画素数、最小、最大、平均 ・選択された粒子の描画 ・結果のソート String Reader ・半自動なフォント登録 ・キャラクタ文字の読み取り ・モデルの生成、保存、編集 ・文法設定:文字列毎の最小/最大文字数、文字タイプ、上付き・ 下付き ・モデルパラメーターをインタラクティブに定義 ・フォント登録データをMSRファイルとしてセーブ/ロード Code ・Bar/Matrix コードの読み取り、生成 ・サポートタイプ:BC412 , Code Bar , Code39 , Code93 , Code128 , Composite Code , Data Matrix , EAN 8 , EAN 13 , Interleaved 2/5 , Maxi Code , MicroPDF417 , Pharma Code , Planet , Postnet , QR , RSS , UPC-E(A) ・結果:文字、ソース(コードタイプ)、エラーコレクション、スコア、角 度、フォアグランドカラー、サーチ速度、文字サイズ、セルサイズ(最 大、最小)、セル数と閾値 Relative Region ・ある検査結果に基づくROIの設定が可能 注釈 スクリプト ・VBAとCコンパチブル、コントロール(レコード、ポーズ、ストップ)、 実行、ポーズ、ストップ(ツールバーボタン、ショートカットキー、メ ニューアイテムより)、ウィンドウ(編集、セーブ、ロード)、ツール バー(デバッグモード、実行、シングルステップ、ブレークポイン ト、変数監視、ウォッチウィンドウ)、外部DLLファイルのコール、外 部プログラムの実行と自動生成(VBAのみ) ・ツールバーボタンからコントロール可能(レコード、ポーズ、ストッ プ、ラン等) Edge Finder ・Contours(Out Line)かCrests(Thin-Line)を検出 ・特徴量抽出:外接四角形、重心、凸面周囲長、円フィット(中心、範 囲、エラーと半径)、クロージャー、楕円フィット(角度、中心、範囲、 最大/最小軸)、フェレ径(伸張、最大/最小角、最小/平均/最大 径)、スタート位置、ラベル、長さ、ラインフィット(相関関係とエ ラー)、伸張モーメント(角度を含む)、サイズ、ねじれ、最初に接す コレクション ・挿入、削除、パスの編集、ソート 85 【製品ガイド】 Matrox Inspector 8.0 デジタイザー デジタイザーセッティング ・Digitizer Type , Input Channel , Sync Channel , Image Size ,Bayer , Grab Typeの設定が可能。 シーケンス ・リーバス、プレイバック、停止、一時停止などのコントロールが可能 オプション ターゲット ・ソース、結果のロック。ターゲットのアンロック、リストア、キープ。 ロックプレビュー ・二値化やマッピングなどの処理経過のライブプレビュー イメージループ ・スタート、ストップ、ステップ実行、連続検査が可能 ユーティリティ ・ノイズ追加、シーケンスのコピー、グリッドイメージ構築、FFT 等 Active MIL Builder ・コントロール:編集、削除、アンドゥ、セット メイン、シンクロナイズ ・アクション:Condition Check , loop , variables and custom action , edit ,duplicate ・モジュール:ユーザーフォームと統合、VBモジュールからインポー ト カスタマイズ ・メニューの配置 優先 ・アンドゥレベル、取り込み/処理バッファの設定、結果フォーマット 等 システム構成 ・Pentium II クラス以上のIA32プロセッサー搭載のPC ・Windows2000 SP4 または Windows XP SP1 ・最低98MB以上のRAM(Windows 2000)、192MB(Windows XP) ・最低155MB以上のHDD空き容量 ・Matrox フレームグラバー(オプション) ・グラフィックアダプター 製品ラインアップ 製品型式 概要 INSPECTOR 8 P or U Inspectorパッケージ。CD、On-Lineドキュメン ト、Intellicam、User Guide、ドングルキーを含 む 詳細資料はMatrox社HPからdatasheetをダウンロードして下さい。 http://www.matrox.com/imaging/products/inspector/home.cfm 86 キヤノンSOL製品 キヤノンシステムソリューションズ株式会社 イメージングシステム部 87 【製品ガイド】 RobustFinder Standard Windowsベース カラー対応画像処理ソフトウェア 製品の特長 <位置決め> ・アルゴリズムのオープン性 テンプレートマッチングのアルゴリズムは、付属のマニュアルに公開。 ・アルゴリズムの多様性 正規化相関法だけでなく、エッジベースサーチ・標準形状サーチ(弊社オリジナル)等、ユニークな機能を搭載。 <欠陥検査> ・欠陥検査アルゴリズム搭載 繰り返しパターン検査、エッジ抽出検査アルゴリズムなど搭載。 <共通機能> ・画像処理ユーティリティを豊富に搭載(測長・キャリパーツール・ハフ変換・シェーディング等 様々な画像処理機能を搭載。) ・ソースコード自動生成機能(C言語のソースコードが自動生成されるので、開発効率が大幅に向上。) ・Matroxボード ライブラリとの併用可能(Matroxが保有するあらゆる機能が使えるので、オンリーワンシステムの構築が可能。) 概要 式1および式2は、良く知られた相関式で、濃度を正規化するか否か の違いがあります。 処理時間とS/N比の優劣での使い分けがされます。 式3は式2の絶対値を計算し、モデル登録した反転パターンに対しても 相関値を高く得ることができる特徴を持ちます。 RobustFinder Standardは、テンプレートマッチングをベースに、画像 の取り込み・保存・表示機能を組み込んだカラー・モノクロ画像対応の 汎用画像処理ソフトウェアです。 プラットホームにはWindowsを採用し、その使いやすいグラフィカル ユーザーインターフェースにより、開発者はさまざまなアルゴリズムを瞬 時に評価する事ができます。さらに、ソースコード自動生成機能を利用 することにより、短期間で画像処理システムの構築が可能となります。 サーチ途中の演算結果や最終サーチ結果がグラフィカルに表示さ れるので、さまざまなサーチ手法や高速化の効果をリアルタイムに検討 する事が可能です。 ◆ サーチ対象画像 アルゴリズムのオープン性 ◆ サーチ結果 例えば正規化相関では、下記のような評価式がマニュアルに記載さ れています。よって、サーチ手法が明確になり、サーチできなかった場 合やミスサーチ時の原因追及が容易に実現できます。 ◆正規化相関 ∑ ( f )× (g ) ∑ ( f ) × ∑ (g ) 式1= ij ij 2 2 ij ij fij、gijはそれぞれ、モデル画像の輝度値、処理画像(一部)の輝度 値です。 式2 = f ∑ (f ∑( f ij ij )( − f × g ij − g − f )2 × ∑ (g ij ) −g アルゴリズムの多様性 マッチングアルゴリズムは、下図のように7種類あり、リストボックスより 選択し、GUI上でリアルタイムに検証可能です。 ) 2 g ・ はそれぞれ、モデル画像の平均輝度値、処理画像(一 部)の平均輝度値です。 式3 = |式2| 88 【製品ガイド】 RobustFinder Standard ユーティリティ例 ◆ 欠陥検査 ◆ リード・バンプ検査 アライメント機能により、正確にアライメントマークを検出後、エッジ評 価型差分により欠陥を検出します。 リードやバンプの位置を高速・高精度に検出します。 単純差分 基準画像 検査画像 エッジ評価型差分 ◆ キャリパーツール ◆ 測長 円弧上の測長機能を利用し、歯車設計などで活用されています。 2点間の距離、円近似、線近似、スプライン曲線の生成等、数々のベ クトルデータを抽出します。 ◆ ハフ変換 ◆ 各種検査の連続実行 線・円の抽出機能を利用し、ガラス面の表面検査などに活用されてい ます。 複数の画像に対して処理を連続的に実行する事で、容易にパラメー タがチューニングできます。 89 【製品ガイド】 RobustFinder Standard RobustFinder Standard 速度性能 高速テンプレートマッチングライブラリ ベンチマーク -Windows XP環境下にて512*512*16bit画像を対象に処理プロセッサ:Pentium4 3.2GHz with MMX technology Model size128×128 ノーマル 重み付け Model size32×32 ノーマル 重み付け パラメータ階層設定 128 で4階層、32で2階層 正規化相関 0.88 1.05 3.01 5.61 正規化相関 (反転込み) 0.82 1.05 3.03 5.72 回転サーチ − 前処理OFF 13.82 22.40 125.44 241.09 (360度対応時) 6.97 14.08 119.70 236.04 (360度対応時) リサイズ 42.00 46.00 61.61 低コントラスト 19.00 21.00 9.17 7.57 (Size=13) プロジェクション−XY方向 0.86 1.14 3.65 6.83 残差相関 − ¦f-g¦ 0.84 0.88 3.30 4.39 − エッジ評価 0.89 0.88 4.52 3.86 − コーナー 0.85 0.98 4.10 4.11 − 前処理ON ノーモデル − レジマーク 91.44 (80%-120%対応時) 1.21 − 5.77 − − ブロック 7.0 − 8.70 − − コーナー 35.0 − 68.00 − エッジベースサーチ 3.30 − 8.66 − 標準形状サーチ 1.60 − 12.31 − (エッジ評価点=50%) ※ 本資料は、記載された同一性能を全ての環境において保証するものではありません。 具体的な処理時間は、その内容を明記の上、FAX、E-mail等よりお問合せ下さい。 (処理速度は、システムの設定・周辺機器の有無・対象画像・パラメータによって変化します。 システム構築フロー ソースコードが自動的に生成されるので、プログラミング技術がなくても高度な画像処理システムの構築が可能です。 90 単位:msec 【製品ガイド】 RobustFinder Professional Windowsベース カラー対応画像処理ソフトウェア (コード認識、文字認識、カラー検査機能付き) 製品の特長 <文字認識(OCR ・OCV)> ・漢字・図形・ドット文字・特殊英数字等あらゆるフォントに対応。 ・類似文字対応機能(類似文字に対して誤読判定ロジック機能を追加する事で読取精度を大幅に向上。) ・充実したフォントチューニング機能(フォントをチューニングする事で読取精度を大幅に向上。) <カラー検査> ・色度判定機能搭載 ・カラーマッチング ・輝度・ムラ計測 ・異物検査アルゴリズム搭載 <コード認識> ・マトリックスコード読み取り(QRコード、DataMatrix対応) <共通機能> ・画像処理ユーティリティを豊富に搭載(測長・キャリパーツール・ハフ変換・シェーディング等 様々な画像処理機能を搭載。) ・ソースコード自動生成機能(C言語のソースコードが自動生成されるので、開発効率が大幅に向上。) ・Matroxボード ライブラリとの併用可能(Matroxが保有するあらゆる機能が使えるので、オンリーワンシステムの構築が可能。) 概要 RobustFinder Professionalは、テンプレートマッチングをベースとするカラー・モノクロ画像対応の汎用画像処理パッケージソフトウェア(RobustFinder Standard)にコード認識、文字認識(OCR・OCV)、カラー検査機能を追加した高機能画像処理パッケージソフトウェアです。 プラットホームにはWindowsを採用し、その使いやすいグラフィカルユーザーインターフェースにより、開発者はいろいろなアルゴリズムを瞬時に評価 する事ができます。さらに、ソースコード自動生成機能を利用すれば、短期間で画像処理システムの構築が可能となります。 文字認識例と類似フォント判定例 適用例 その他 レーベル検査やナンバープレート読取など 。 91 【製品ガイド】 RobustFinder Professional カラー検査 : フラットパネル(FPD)検査システム応用例 3CCDカラーカメラ 4SightM ○輝度・色(CIE xy)判定 ○輝度ムラ欠陥検査 ○色度図、数値表示付き ○検査履歴保存機能付き ○非接触簡単測定 ○校正処理機能付き カラー検査 : 異物検査システム応用例 ○R・G・B色空間からの色抽出 ○5mmΦ以上の異物検出 ○コンベア速度120m/分 その他 カラー印刷物検査、など 。 コード認識 : 2Dコード対応 マトリックスコード読み取り ○QRコード ○DataMatrix 対応 92 【製品ガイド】 RobustFinder Professional 仕様一覧 ファイル 編集 描画 画像変換 ファイル カタログ 新規画像作成 画像編集 ROI Mim, 非圧縮Tiff, 非圧縮BMP, 画像管理 1,8,16,24,32 ビットの画像作成が可能 コピー/ペースト, クリア, アンドゥ, ズームイン/ズームアウト 画像処理対象エリアの選択が可能 描画機能 情報取得 カラー変換 輝度変換 四角,直線,円 等 ヒストグラム,プロファイル,データダンプ,プロジェクション,鳥瞰図 RGB , HSL , LAB , YUV , CMYK , 擬似カラー, LAB色抽出 二値化, 反転 , 輝度自動調整 , ガンマ補正 , 線形変換 , グラデー ション , 局所変換 , ノイズ負荷 , 値セット, シェーディング補正 , 凸包 , ヒストグラム平滑化 , クリップ , ビットシフト シフト , リサイズ , 回転 , ミラー ,モーション,遠近歪み, レンズ歪 み ,極座標変換 , ワーピング エッジ抽出(ソーベル, ラプラシアン) , コーナー検出, ガウシアン, X-エッジ , Y-エッジ , 細線化 , 連結マッピング , エッジ強度(フォー カス値) , 線除去(二値) 最小,最大,メディアン,ランクフィルター,エロージョン,ダイレーション, オープニング, クロージング, 距離変換 加算,減算,乗算,最小,最大,割算 ,標準偏差,絶対値, オーバーラップ パターン検査 円、直線 幾何変換 フィルター モフォロジー 画素間演算 画像計測 ハフ変換(設定GUI関数呼び 出し可能) 粒子解析(設定GUI関数呼び 出し可能) 高速フーリエ変換 測長 キャリパーツール 位置決め:マッチング ラスタベクトル変換 正規化相関 プロジェクション相関 低コントラストサーチ 残差相関 重心特徴 :高速化 :サブピクセル :設定GUI エッジベース 標準形状サーチ レジストレーションマーク相関 グリッド相関 パターン認識 階層化 階層レベル 縮小タイプ 候補点条件 探索モード 走査手法 その他 相関補間方式 重心特徴 平均モデル生成 センター情報の保持 関数呼び出し可能 面積, 周囲長 , 穴数 , 穴数面積和 , 穴数・面積比 ,穴面積和・面積 ,穴 距離最大値 , 穴距離最小値 , 穴距離平均値 ,凸包周囲長, 凸包面積,等価 楕円主軸長, 等価楕円副長, 等価楕円主軸・副軸比 ,等価楕円傾斜角,円相 当径, 体積, 重心X , 重心Y , X範囲, Y範囲, 左座標(X,Y),範囲長方形, 範囲長方形縦横費 ,範囲長方形面積比 , 隣接エリア距離,最大値 , 隣接エ リア距離最小値 , 隣接エリア距離平均値 , 外周距離最大値, 外周距離最 小値 , 外周距離平均値, 外周距離最大値対応角度, 外周距離最小値対応 角度, 外接長方形横長 ,外接長方形縦長 ,外接長方形面積, 外接長方形縦 横比, 外接長方形面積比, 外接長方形中心X ,外接長方形中心Y, 勢力面 積 , 輝度総和 , 輝度平均, 輝度最大, 輝度最小 等 フーリエ変換 , 逆フーリエ変換 長さ計測(四角, 直線, 円 , 多角形) , エッジ計測(幅, 高さ , X座標, Y 座標 ,角度) , 直線計測(突端計測, 単線計測, 双線計測) , 円検出 , 円周計測(幅計測、角度計測) , ボール計測 2点の中点座標と距離の算出, 円と直線の交点, 点間の積算距離算出, 局座標変換 等 30種類 線の特徴点、線、円、弧 抽出 回転サーチOn,Off、リサイズサーチOn,Off、回転モデル生成On,Off 濃度の正規化On,Off、相関の絶対値On,Off X方向、Y方向、X&Y方向 Σ¦f-g¦、Σ(f−g)2、ΣT¦f-g¦(面積)、ΣT¦f-g¦(輝度) カラーサーチ、エッジ評価型差分サーチ、2値、濃淡、 自動2値化モードOn,Off、主軸On,Off ベクトル相関 ノーモデルサーチ 90度反転、180度反転 リードタイプ、バンプタイプ Firstレベル、Lastレベル 平均、最小、最大、最大2、 最小2、コピー 近傍画素数、相関値 5画素、7画素、10画素 ステップ、山登、チェッカー走査 中止条件(サーチ個数、相関値、確実性)サーチエリア設定 2次、双2次、3次 2値、濃淡 回転、リサイズ平均モデル 平均画像、標準偏差バッファ 円、クロス、短形、直線、円弧 平均モデル、標準モデル、人口モデル (→次表に続く) 93 【製品ガイド】 RobustFinder Professional 仕様一覧(2/2) (→前表から続く) 欠陥検査 エッジ評価型差分手法 繰り返しパターン手法 繰り返しマッチング手法 エッジ抽出手法 :設定GUI 関数呼び出し可能 コード認識 コードタイプ :設定GUI 文字認識 :OCR・OCV (※Professional版のみ) :設定GUI 関数呼び出し可能 登録フォント ユーザー定義フォント Windowsシステムフォント フォント登録数 重み付けバッファ 認識手法 輝度・色度検査手法 異物検査手法(色抽出) :設定GUI スクリプト 関数呼び出し可能 スクリプト キャリブレーション :MATROX :TWAIN (※検証用GUIのみ) (※1) (※2) QRコード、DataMatrixコード OCR-A,B(JIS規格), SEMI(※1) 漢字, ひらがな, カタカナ, ロゴなど自由に登録可 システムフォントの取り込み可 制限無し(※2) 利用可 グレースケール相関方式、フォント分割手法 関数呼び出し可能 カラー検査: (※Professional版のみ) カメラ 差分設定(パターン検査) 評価点数(十字4点 ,十字8点 ,十字12点 ,四角8点) 差分設定(隣接差分, モデルベース差分) フィルタ設定(ソーベル, ラブラシアン) ソースコード生成 実長補正 画像歪み補正 カメラ校正 Matroxボード対応 (MIL-Lite が 別 途 必 要) USB2.0カメラ スキャナー入力 CIE標準計測(xy)、輝度ムラ検査、色度図・数値表示付き R・G・B色空間抽出 一連の流れをスクリプトファイルに登録/実行することで検証時間 を短縮 スクリプトをCコードに変換することで効率的な開発が可能(※3) cm,mm等平均フォントの自動生成 Matrox Helios, Matrox Solios ,Matrox Morphis, Matrox Corona Ⅱ, Matrox Meteorシリーズに対応 マイクロビュー社製 MVC1000シリーズに対応 TWAINスキャナー入力に対応 認識実行の前に、キャリブレーションなどの操作が必要です。 HDDおよびメモリ容量に依存します。 動作環境 ・AT互換機 ・PentiumⅡ233MHz以上 ・Windows 2000/XP ・Memory 64Mbyte以上 ・Microsoft VisualC++ ・Microsoft VisualBasic6.0 ・Microsoft VisualBasic .Net 2003 ・画像入力するには、Matrox社のMIL、MIL-Liteが必要です。 ・Display 1024×768以上推奨 ・HDD 1Gbyte以上推奨 (主に画像保存用で、サンプル画像を含め、 フルインストールには150Mbyte以上必要です。) 94 <販売元> キヤノンシステムソリューションズ株式会社 イメージングシステム部 E-mail:[email protected] 東京:〒108-0073 東京都港区三田3-11-28 TEL(03)5730-7133 FAX(03)5730-7134 大阪:〒530-0004 大阪市北区堂島浜1-2-6 新ダイビル TEL(06)4799-8923 FAX(06)4799-8925 取り扱い画像処理製品最新情報はこちらをご覧下さい。 URL:http://im.canon-sol.jp/ 2007/12/03 ※本カタログは、情報の提供を目的としたものであり、性能・仕様について保証するものではありません。 本カタログの内容は予告なしに変更することがあります。 お買い上げの際は、当社担当者にご確認の上、ご用命いただきますようお願いいたします。 ※MatroxはカナダMatrox社の登録商標です。 ※Windows, Windows XP, Windows 2000は米国マイクロソフト社の商標です。 ※RobustFinderはキヤノンシステムソリューションズ株式会社の登録商標です。 ※その他、このカタログに記載された会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 ※本資料で使用しているMatrox社製品の図・写真はカナダMatrox Electronic Systems Ltd.より提供されたものです。 95
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