時 間/正午∼午後6:00 作品が持ち帰り自由!?

「フリー・フォー・オール金沢2001」のためのドローイング
フリー・フォー・オール・プロジェクト・金沢2001
会 期/2001年11月2日 金 ―11月4日
時 間/正午〜午後6:00
日
作品が持ち帰り自由!?
(竪町劇場は、上映スケジュールをご確認下さい。)
「夢みる広場」とは新しい生命の息吹を感じさせる希望と可能性を
はらんだ場を表しています。多くの子ども達を送り出した金沢大学附
属学校跡地に建設される当美術館は、街にとって「夢みる広場」であ
りたいと思っています。
本イヴェントは、2004年に向けて開館準備を進めている金沢21世紀
美術館の活動を一足早く、街の中に出現させるものです。
金沢の情報発信地であるタテマチの広場を中心に、同美術館の収集
作品であるダグ・エイケンによるビデオインスタレーション作品《ア
イ・アム・イン・ユー》をサンジェローム竪町 B1F(旧バンバン)に
て日本で初公開するほか、東南アジアの国、タイより、現在国際的な
注目を集めるアーティスト、スラシ・クソンウォン氏をお招きし、同
氏によるプロジェクト《フリー・フォー・オール》を、金沢オリジナ
ルバージョンとして【ti:】's Pocket 竪町広場にて制作します。
また、隣接する【ti:】's Hall 竪町劇場を会場とし、通常では公開される
ことの希少なアート・ドキュメンタリービデオ各種(美術、建築、フ
ァッション等)の上映会を開催いたします。
「フリー・フォー・オール東京」
(「ギフト・オブ・ホープ」展でのプロジェクト)
制作年:2000
撮影:5×7STUDIO
写真提供:東京都現代美術館
≪フリー・フォー・オール≫は、色とりどりに吊り下げられたタイの日用
品を観客が竿で釣って持ち帰れるプロジェクト。「フリー」は「自由」や
「無料」
という意味で、「すべての人に対して無料」といったメッセージに
なっています。1997年に初めて行われて以来、世界各地で形を変えなが
ら行われてきましたが、金沢では、竪町商店街に面した
【ti:】
'sPocket 竪町
広場に、最大高さ3メートルほどの金沢21世紀美術館の展示室の模型を複
数個作ります。そこに、出現するのは目にも華やかな日用品のインスタレ
ーション。街を通り過ぎる観客は、広場のこの大型模型の間を通り抜けな
がら、竿でその日用品を引っかけ、持ち帰ることができます。
「フリー・フォー・オール東京」より
●アーティストの経歴
1965年、
タイ、
アユタヤ生まれ。シラパコ
ーン大学(バンコク)グラフィック・アート
科卒業。ブラウンシュヴァイク造形芸術大
学(ブラウンシュヴァイク、
ドイツ)修士号
取得。現在、
バンコク在住。
シドニービエンナーレ、光州ビエンナ
ーレ、ベルリンビエンナーレなど大型国
際展に多数参加。
東京都現代美術館「ギフト・オブ・ホ
ープ」展(2000-01年)、オペラシティ・
アート・ギャラリー「私の家はあなたの
家、あなたの家は私の家」展(2001年)
でもプロジェクトを行っている。
[アイ・アム・イン・ユー]
ビデオインスタレーション
ダグ・エイケン
ビデオインスタレーション
「I am in You」
アート
ドキュメンタリー
ビデオ上映会
少女の夢の中へようこそ
Hall
Tat
em
ach
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i St
スラシ・クソンウォン
「フリー・フォー・オール」
Pocket
交 通:金沢駅東口バスターミナル8番のりばから 40.41.44、
又は寺井車庫行に乗って「香林坊」又は「片町」で下車
金沢21世紀美術館で収集し、今回、日本では初公開となる《アイ・アム・
イン・ユー》は、1999年にヴェネチアビエンナーレで国際賞を受賞した《
エレクトリック・アース》に続く待望の本格的ビデオインスタレーション
作品で、5枚のスクリーンの間を歩きながら鑑賞します。ロサンジェルス郊
外の街、自然のなかで展開される、ひとりの少女の「夢」のなかでの出来
事とおぼしき映像が見られ、国籍不明のかわいらしい少女の風貌、繰り返
される手の動き、浮遊感あふれる音楽などによって、私達を取り囲む見え
ない境界線を曖昧にしていくような不思議な感覚を味わえます。
●アーティストの経歴
ダグ・エイケンは、1968年カリフォルニア・レドンドビーチ
出身の若手映像作家である。エンターテイメントの中心地ロサ
ンジェルス近郊で生まれ育ち、サーフィンをこよなく愛すダグ
がつくる作品は、自然とテクノロジーの間でますます虚ろにな
っていく現代人の感覚を映し出す。同じ動きの反復や、細部の
切り取り、触覚的なサウンドといった映像編集の技術によって
、独特のスピード感覚がうまれる。明確な輪郭のない物語のな
かへと、見ている人の意識が流れ出ていくような透明感。心地
よい映像のきらめきを見つめているうちに、それが現代の情報
、テクノロジーにまみれ分裂している私達自身の状態を逆照射
していることに気づくだろう。
ファット・ボーイ・スリムやエイフェックス・ツインズなど
話題のミュージシャンたちのフィルム・クリップも数多く手が
ける。