好文学園女子高等学校

普及・啓発部門
二次審査(近畿ブロック大会)出場 <大阪府代表>
好文学園女子高等学校
〒 555-0013 大阪市西淀川区千舟 3-8-22
活動団体
主な活動時間
二次審査会
発表生徒
☎ 06-6472-2281
エコ緑化委員会
休み時間や放課後
活動人数
1,000 人
渡邊 麻友、岩切 麻衣
担当教諭
谷 晃行
小さなことからコツコツと
【目標・展望】
紙ゴミをすべて回収しています。
「今まで捨てていたゴミが、集めることで資源とし
・集めた古紙は製紙業者に月に1回、
買い取ってもらっ
て生き返る」
本校は 2010 年度から “ 資源の再生 ”
ています。
を考えた本格的なエコ活動を始めました。この活動の
・収益は校内の緑化活動の資金として活用しています。
目標は全校生徒がエコ活動に関心を持ち、家庭でも好
c)端布の回収
文学園で学んだエコ活動を実践することです。雨水を
・生徒、教職員の家にある端布を回収しています。
集め草木の水やりに利用するなど、これからも様々な
・集まった端布は、西淀川区民祭・本校の文化祭でア
“ 資源の再生 ” を考えていきます。
クセサリー(シュシュや髪飾りなど)に生まれ変わり
ます。エコ緑化委員の生徒がアクセサリー制作コー
【活動内容】
ナーに来場した方々に丁寧に作り方を教えます。
a)ペットボトルキャップ、缶のプルタブの回収 ・教室に回収 BOX を設置しています。
【成果・実績】
・家庭で集めたキャップを学校まで持ってくる生徒も
○ペットボトルキャップ
います。
<資源の再生方法>
・キャップは NPO 法人エコキャップ推進協会に寄付
本校で集めたペットボトルキャップはエコキャップ
します。
回収団体がまとめ、回収業者に売却されます。その収
・プルタブはボランティア団体に寄付します。
益でワクチンを購入し、世界中の子どもたちに届けら
b)古紙の回収 れます。回収業者に集まったキャップは工場で粉砕し
・教室、職員室、事務所などに古紙回収 BOX を置き、
て溶かし、リサイクル商品の製造メーカーによって、
容器や植木鉢などの様々なプラスチック製品に再生さ
離除去した後、薬品で漂白して各種の紙へと生まれ変
れます。キャップを焼却処分すると地球温暖化の原因
わります。
の二酸化炭素が発生します。キャップ 400 個をリサ
<回収実績>
イクルすることで 3,150 gの二酸化炭素の発生を抑
・2010 年 4 月 か ら 2013 年 9 月 ま で で、63,980kg
えることができます。
の古紙を回収しました。
<回収実績>
・古紙回収量は年々増加しています。
・2010 年 4 月から 2013 年 9 月までで 116,000 個の
・1本の木(高さ 20m)から紙 50kg ができるので、
キャップを回収しました。
1,280 本の木の伐採を抑えたことになります。
・本校が集めたキャップで 145 人分のワクチンを購
・換金額は 241,585 円になり、花壇のフェンス、植
入したことになります。(キャップ 800 個でポリオワ
木鋏、散水用ホースなどを購入しました。
クチン 1 人分が購入できる)
○端布
・2012 年度から端布の回収を始めました。
<資源の再生方法>
・今年度の回収量は昨年度よりも増加しています。
集まったプルタブは溶解され再生地金(精錬された
・西淀川区民祭、文化祭では来客者多数で大盛況で
ものから再び作られる金属単体)となり、再びアルミ
した。
缶などのアルミ製品として生まれ変わります。アルミ
・様々な端布の利用方法を考えています。
(端布で帽子、
ニウムの精製には大量の電気が必要になります。アル
カバンを思案中)
ミを再利用することでボーキサイトから新たに単体の
○生徒のエコ意識の芽生え
の節電になります。また、発電で発生する二酸化炭素
4 年前にエコ緑化委員会を発足し、委員の発案で古
を抑えることにつながります。
紙・プルタブ・キャップの回収が始まりました。初め
<回収実績>
はエコ活動への理解が得られず、分別されずに普通ゴ
・2010 年 4 月から 2013 年 9 月までで 55kg のプル
ミとして捨てられていました。エコ緑化委員の根気強
タブを回収しました。
い呼びかけと努力で徐々に理解が得られるようにな
り、多くの生徒のエコ意識が高まり、前述のように回
○古紙
収量は年々増加していきました。
<資源の再生方法>
現在では、教室等の証明の LED 蛍光灯への移行、
本校で集めた古紙は、製紙業者がまとめて異物を取
日当たりの良い日は窓側の証明スイッチを OFF にす
り除きプレスされます。薬品を加え、蒸煮処理し、古
る運動(エコスイッチ運動)などの活動も行ってい
紙パルプにします。古紙パルプに付着したインキを分
ます。
近畿ブロック
アルミニウムを取り出す場合に比べて、約 36 分の 1
普及・啓発部門
○缶のプルタブ