平成26年度 護 身 術 講 習 会 5月13日火曜日、本校体育館に埼玉県警察本部鉄道警察隊の方をお招きして護身術講習会を行いま した。1年生と先生方、そして保護者29名が参加しました。 痴漢の被害としては ・ お尻を触られる、スカートに中に手を入れられる、 股間を押し付けられる (強制わいせつ罪または埼玉県迷惑行為防止条例違反) ・ スカートの中を盗撮される(埼玉県迷惑防止条例違反) ・ 車両を移動してもずっとついてくる(軽犯罪法違反) ・ スカートを切られたり精液をかけられる(器物損壊罪) こうした事のすべてが“犯罪”です!!! * 盗撮用の小型カメラはスニーカーのヒモの間や革靴の先端部分、傘の柄の部分、バッグのファスナ ーの部分などに随分巧妙に隠されていて、最近ではシャッター音を消したスマホを使っての盗撮な ど、手口も巧妙化しています。 痴漢被害にあわないためには ・ 痴漢が多いドア付近を避ける ・ 友人と一緒に乗ってお互いにガードし合う ・ 女性の隣に乗る、女性専用車両を利用する ・ 露出の多い服や短いスカートの着用避ける 痴漢にあってしまったら ・ 「やめてください」と声を出す ・ 睨みつける、ひじてつを食らわす、かばんで防御する ・ 110通報をする、非常ボタンで車掌さんに知らせる 鉄道警察隊のお二人による護身術の実演講習 痴漢は周囲にわかってしまうことを恐れています。 もし、もう少し勇気があって犯人を捕まえたいと思ったら 痴漢をされているときにその手をつかんで、そこから腕→顔とたどって犯人の顔を確認し「一緒に駅 員さんの所までお願いします」と周りの人に協力を求めましょう。 手をつかんでたどっていくことで誤認逮捕が避けられます。 電車を利用している女性のうち13.7%がこういった痴漢行為にあっていて、そのうち52%はな にもせず我慢をしているとのことでした。 声を上げて助けを求めたり、相手の手をつかんで警察に突き出したりといったことは勇気のいること かもしれません。しかしじっと我慢をしていたおかげで調子に乗った犯人が一緒に電車を降りて人気の ないところまでついてきて更に痴漢行為に及んだといった事例もあったとのことです。自分の身を守る ためにも被害者を増やさないためにも勇気を持って「やめてください!」と意思表示をしたいものです。 こういった痴漢行為が継続的に行われている場合は、鉄道警察隊では電車に同行警乗して犯人を検挙す るといったこともしているそうです。また痴漢にあってしまった後の辛い思いを聞いて相談にのってく れたり、防犯のアドバイスをしてくれたりもするそうです。切られたり汚された制服の代金を補助して くれるための相談窓口もあります。文末に警察の相談窓口を載せましたのでなにかあったときは利用し てください。 護身術の実践 「後ろから抱きつかれたら」 ・・・ 犯人の手と自分の胸の間に南無 の形にした両手を入れて頭上ま でシュワッチと上げる。 「両手をつかまれたら」 ・・・ 大縄を回すように手をぐるっと 護身術の実践講習 回す。 「片手をつかまれたら」 ・・・ 自分の肘と相手の肘を合わせて はらう。 * 人間は体の中心に急所が集まっているので、鼻・のど元・みぞおち・股間等を思い切りグーでパン チする、もしくは蹴る、犯人の足の甲をかかとで思い切り踏むなども有効だそうです。ただしこれ らは犯人から離れるための手段なので、のがれたらすぐに逃げて助けを求めてください。 こういった嫌な目にあうことなく、護身術を使うことなく楽しい高校生活が送れるよう、日頃から身 だしなみや態度に十分気をつけて安全に登校したいものです。 警察の相談窓口 最寄りの警察署・各交番 鉄道警察隊(大宮駅) ☎ 048-641-0599 けいさつ総合相談センター(痴漢以外の相談も可) ☎ 048-822-9110 埼玉県警本部ホームページ http://www.police.pref.saitama.lg.jp メール相談窓口 警察の被害相談窓口 埼玉県警察犯罪被害者相談センター(電話相談・面接相談) ☎ 0120-381-858[月〜金(祝日・年末年始をのぞく)8:30〜17:15] 民間団体の被害者相談窓口 埼玉犯罪被害者援助センター(電話相談・面接相談) ☎ 048-865-7830[月〜金(祝日・年末年始をのぞく)8:30〜17:00] ※被害に遭い新しく購入した制服代金の補助や無料弁護士相談も行っています。 (教育環境部 記)
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