Multi Dimensional Acquisition Zスタック撮影

Multi Dimensional Acquisition (Version 7.5)
※フィルターホイール・Z 軸モータ・XY ステージなどの制御をするためには、それぞれの機器用
のデバイスドライバが必要です。
Z 軸スキャンデータを取得する場合(Z)
1. Main タブで Z Series にチェックを入れ、▶Next をクリックします。
2. Saving タブの Select Directory をクリックして画像保存先を設定して、Base Name に保存す
る画像の基本名を入力します。設定が終わりましたら▶Next をクリックします。
3. Wavelength タブでイルミネーション(波長)を設定します。設定が終わりましたら▶Next を
クリックします。
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3-1. Illumination のリストから使用する波長設定を選択します。
3-2. Exposure に 4-1 で選択した波長設定における露光時間を入力します。
3-3. Auto Expose 欄で自動露光に関する設定を行います。
No Auto Expose:自動露光を行わない(蛍光画像取得の場合は Never を推奨します)、Auto
Expose On:自動露光を行う
自動露光を行う場合は、目標輝度値を何カウントにするか使用中の CCD カメラに合った値を
Target Intensity に設定して下さい。
4. Z Series タブで Z 軸スキャンの設定を行います。設定が終わりましたら▶Next をクリックし
ます。
4-1. Z 軸スキャンを行う際の基準面を確認します。ライブ画像を表示(
をクリック)させな
がらサンプルの焦点が合った場所を探します。Interactive settings 欄の Current Position:
に数値入力をする、テキストボックス脇のスピンボックス(▲▼)をマウスでクリックする
(またはマウスのホイールで上下にスクロール)、Z 軸モータ付属デジポットや電動顕微鏡
のフォーカスノブを用いるのいずれかで焦点を合わせます。
4-2. Settings for acquisition series 欄の Range Around Current にチェックを入れます。
4-3. 使用している対物レンズの倍率にあわせて MetaMorph が Z 軸スキャンステップの推奨値
(Recommended Step Size)を表示しますので、Step Size に推奨値を入力します。(Range
との兼ね合いで、推奨値がそのまま使用できない場合は、MetaMorph が自動計算し推奨値
に近い値を自動入力します)。※対物レンズの倍率および NA 値が設定させていませんと
Recommended Step Size は表示されません。
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4-4. Range にスキャン幅を入力します。
(Range に入力すると MetaMorph は自動的に Number
of Steps を計算します。逆に Number of Steps を指定すると自動的に Range を計算します)。
4-5. データ取得中に使用しているシャッターを解放したままにしておきたい場合は、Keep
shutter open between steps にチェックを入れます。(データ取得速度は向上されますが、
サンプルへのダメージをより与えることとなりますのでご注意ください。)
Range Around Current 機能を使用しない場合①
Range Around Current のチェックを外します。Set Top To Current、Set Bottom To Current
ボタンが有効になりますのでライブ画像を表示(
をクリック)させながらスキャンを行
う上限位置(Top)ならびに下限位置(Bottom)を設定します。
Range Around Current 機能を使用しない場合②
Range Around Current のチェックを外します。ライブ画像を表示(
をクリック)させな
がらサンプルに焦点が合ったポジションを 探します。Recommended Step Size を Step Size
に入力後、Number of Steps で何ステップ画像取得したいか指定後 Center Around Current
をクリックし Top と Bottom 位置を自動取得します。※Number of Steps が偶数になった場
合は、必ず奇数になるよう Number of Steps を調整してください。対物レンズの倍率および
NA 値が設定させていませんと Recommended Step Size は表示されません。
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5. Display タブで画像取得中の画像表示設定を行います。設定が終わりましたら▶Next をクリッ
クします。
Image display settings ボックスで取得画像表示設定を行います。
Default: 標準的な設定で画像表示を行う。
Minimize Images during acquisition: 画像取得中に画像を表示しない。
Custom: Preview をクリックしますとプレビューウィンドウが表示され、表示画像の倍率・ス
ケール調整ならびに表示位置を調整できます。調整が終わりましたら Start をクリックします
と画像取得を開始します。なおこのダイアログボックス内の Live をクリックしますとライブ
画像を表示できますので、 実験開始前にフォーカスの再調整やサンプルの位置確認を行うこ
とができます。 Cancel をクリックしますと画像取得をキャンセルします。
※Custom を選択した場合は、そのまま画像取得を開始します。Default, Minimize Images
during acquisition の場合は、次の Summary タブで確認または Acquire をクリックして画像
取得開始します。
6. Summary タブで画像取得全体の設定を確認します。Acquire をクリックしますと画像取得を
開始します。
7. 画像取得中 Esc キーを押しますと途中で画像取得を中止することができます。
以上
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