石岡市営住宅管理システム構築業務委託仕様書

石岡市営住宅管理システム構築業務委託仕様書
第 1 章
1
業務概要
業務名
石岡市営住宅管理システム構築業務
2
業務内容
市営住宅の管理業務を円滑かつ確実に遂行するため,石岡市営住宅管理システム(以下,システム)の構築
業務を委託するもの。
3
適用範囲
本仕様書は,石岡市(以下「発注者」という)が発注者へ委託する平成27年度石岡市営住宅管
理システム構築業務プロポーザルに係る「市営住宅管理システム賃貸借」契約,「市営住宅管理シ
ステム機器保守委託」契約(以下「本業務」という)について適用する。
4
履行期限
平成27年11月30日
5
履行場所
石岡市 建築住宅指導課 住宅担当
6
調達範囲
・パッケージシステム本体(構築に必要なミドルウェアを含む)
・業務遂行上,必要なシステムの改修作業
・現行システムで管理するデータの移行作業
・ハードウェア(スペックは別紙3記載のものを満たすこと)
・PCへの初期設定・動作確認
6
導入スケジュール
履行期限までのシステムの構築スケジュールを提示し,本市の承認を得ること。
第 2 章
基本要件
1
市営住宅の管理業務遂行に最適なパッケージシステムを導入すること。
2
システム内容がマイナンバー制度に対応したものであること。
3
導入するパッケージシステムは,茨城県内において,本市と同程度の管理戸数(4団地,12住宅,計
602戸)を有する地方公共団体への導入実績を有することとし,その実績および稼動状況を書面にて
提出を行えること。
4
本市の準備するプリンタを利用すること。調達するPCのハードウェア仕様は別紙を満たすこと。また
,システム構築に別途ミドルウェアの調達が必要な場合,その金額も見積に含むこと。
5
本市の指示の下,システムの初期設定ならびに導入・運用支援を行うこと。
6
パッケージに対する改修仕様書などドキュメント類を作成し,システムとともに納品すること。また,
操作運用を支援するマニュアルを提供すること。
7
以下に記載する主なデータの他,現行システムで管理するすべてのデータを移行するものとする。
データ
主要項目
入居者
名義人情報,生活保護状況
世帯員
氏名,生年月日,性別,異動情報
調定
収納状況,滞納状況
収入申告
所得情報,所得控除情報
建物
基礎情報,本来家賃,近傍同種家賃
駐車場
区画情報,利用者履歴
8
各種帳票の様式等,詳細な仕様については受託者決定後の協議において決定する。基本的には受託者の
提供するパッケージの標準様式を使用するが,(別紙1)記載の一部帳票については本市指定の様式と
する。これに伴いカスタマイズが必要な場合,その改修費用も見積に含むこと。
9
本仕様書は基本的な要件を定めるものであり,上記管理業務を遂行するうえで,業務性質上必要と想定
される機能は,すべて含むものとする。
第 3 章
システム基本事項
1
システムを用いて行う業務
(1)
市営住宅に係る家賃算定・収入認定・入居受付・家賃収納業務
(2)
入居者及び退去者の検索・台帳の管理
(3)
各種通知書,台帳,一覧表の作成
(4)
納付書,口座振替FDの作成,及び消込
(5)
滞納者の督促状,催促書の作成及び交渉履歴管理
(6)
入居募集の登録・管理及び抽選結果処理,困窮度判別処理,当落通知作成
(7)
各種統計資料の作成
2
基本的事項
(1)
ユーザID・パスワードによる認証を行い,必要に応じ利用制限が可能であること。
(2)
各種マスタデータ(郵便番号,市町村コード,町名コード,金融機関コード等のデータ)について,
業務上想定される初期データは受託者において設定し,稼働後は随時ユーザがシステム画面より更新
可能であること。
(3)
各処理における対象者の検索および照会については,住宅番号,氏名,生年月日等の条件を複数指定
して行えること。
(4)
各種帳票の印刷時,その内容のプレビュー表示およびPDFへの保存が可能であること。
(5)
帳票印刷に用いる用紙は,特に指定のない限り事前に罫線等の印字のない無地のものとする。規格は
通常A4判とするが,業務により指定する様式についてはこの限りではない。
(6)
システム起動中に他のアプリケーションソフトウェアの使用が可能なこと。
(7)
要求機能及び帳票の詳細については別紙を参照のこと。
第 4 章
1
システム構成
稼働環境
(1)
Windows7搭載PC(仕様は別紙記載)上で稼働可能であること。
(2)
スタンドアロンまたは複数クライアントによる環境で動作可能であること。
(3)
適切なバックアップ手段を提案すること。別途ハードウェア等が必要な場合,見積に含むこと。
(4)
市が用意するプリンタ(RICOH IPSiO SP6320)に対応したものであること。
第 5 章
導入支援体制
1
打合せ等における本市との協議内容については,議事録を作成し本市の承認を得ること。
2
本市職員に対し,市営住宅管理業務及びシステムについて十分な知識・経験を有する専任技術者による
操作研修を実施すること。ただし,内容および回数は受託者決定後に別途協議するものとする。
3
システム本体および構築作業においては,本市の情報セキュリティポリシーを確実に遵守すること。
4
システムの構築に際し,本市から入手した資料他,各種情報は第三者に漏らしてはならない。本市から
請求があったとき,または業務が完了したときは遅滞なく資料等を返却しなければならない。
5
受託者はISO9001並びにISO27001の認証の認定を受けていること。
第 6 章
管理保守体制
1
システム保守に際し,業務運用に支障をきたさない迅速な対応が取れる体制を整えること。
2
制度改正対応など適時,システムのバージョンアップ・リビジョンアップを行うこと。ただし,法改正
の対応範囲については,別途協議のうえ決定する。
3
上記保守体制については,上記条件を満たす保守契約により内容を決定するものとする。
4
システムに障害が生じた際は本市の指示の下,原因箇所の特定を図ること。ハードウェアの障害と推察
される場合,ハードウェア障害復旧後,本市からの要請に応じシステムの再設定を行うこと。
第 7 章
1
契約締結まで
(1)
導入実績・稼動状況
(2)
構築スケジュール
(3)
ISO9001並びにISO27001登録証のコピー等
2
履行期限まで
(1)
打合せ資料,議事録
(2)
操作マニュアル
(3)
パッケージ帳票サンプル
(4)
保守管理体制図
第 8 章
1
提出書類
その他
入札価格には,システム一式の構築費用の他,稼動後1年間に見込まれる現地支援に掛かる交通諸経費を
含んで積算すること。
2
稼働後52ヶ月のシステム保守に係る費用を参考見積として提示すること。その際,電話およびメール等に
よるヘルプデスク対応の他,現地対応が発生した場合の交通諸経費を含んで積算すること。