ジェネリック医薬品 利用差額通知書作成業務委託仕様書 1 目的 生活習慣病や慢性疾患により長期間服用する先発医薬品を安価なジ ェネリック医薬品に 切替えることにより、自己負担額が軽減できるうえ、 中・長期的には医療費の抑制効果が期待できる。 先発医薬品とジェネリック医薬品の自己負担額を比較した差額通知 を被保険者に送付することにより、医療費節約の意識啓発と 医療費の適 正化を図る。 2 委託期間 契約日から平成28年3月31日まで 3 業務内容 (1) 通知書の作成・発送等 通知対象者を抽出すると同時に、通知対象者の医薬品の構造分析を 行い、後発医薬品へのシフトによる保険者の負担額削減シミュレーシ ョンを行うとともに、より効果が見込める被保険者への通知書を作 成・発送する。 被保険者の薬剤レセプト データ、送付先データ、通知除外者データ などは甲府市が提供する。 ① 作成件数 年間8,000件 ② 作成条件 平成27年2月診療分レセプトデータより生活習慣病や慢性疾 患を含む(薬事法第67条の「政令で定めるがんその他特殊疾患に 使用される医薬品」など自己負担額の軽減が見込まれない医薬品は 除く)先発医薬品に切替え可能な被保険者を通知対象とする。 ③ ア 規格・仕様 定型郵便料金の範囲内の窓あき封筒に入る大きさと する。 -1- イ 別紙様式(例示)を基本に、通知書の送付を希望しない場合の 連絡先、ジェネリック医薬品に切替える ときは医師・薬剤師に 相談すること、通知書はジェネリック医薬品への切替えを強制 するものではないことを明記する。 ウ 軽減金額は最も高価な後発医薬品と対比した最低軽減額を表 示する。 エ 後発医薬品名及び製薬会社名 は表示しない。 オ 自己負担割合は表示しない。 ④ 同封物 お 知ら せ 文 ( 通 知書 と 一体 と な っ て いる も のも 可 )、 ジ ェ ネ リ ッ ク医薬品希望カードを定型郵便物料金の範囲内で同封すること。 ⑤ 通知除外者の設定 甲府市が提供する通知除外者データに基づき、除外者の通知書は 作成しない。 ⑥ 送付者一覧の作成 被保険者証記号番号、氏名、生年月日、性別、先発医薬品をジェ ネリック医薬品に変更した場合の薬剤費の差額等を出力した一覧 を作成する。 (2) 通知送付者からの問合わせへの対応・報告 通知書を受け取った被保険者からの電話での問合わせに対し、薬剤 師免許を有し、調剤薬局等での実務経験 が5年以上ある者が対応する ものとし、記載内容の説明やジェネリック医薬品への切替え方の助言 等を行う。 ① 対応日時 土・日曜日、祝日、年末年始(12月27日から翌年1月4日) を除く毎週月曜日から金曜日までの午前10時から午後5時まで とする。 -2- ② 問合わせ先 特定のフリーダイヤルを提供し、被保険者の 負担とならないよう にすること。 ③ 報告書の作成 通知実施ごとに、問合わせに関する報告書を作成し、提出するこ と。 (3) 効果測定 通知実施後の通知書を受け取った被保険者の 変動を分析し、本業務 による効果測定データ を作成する。 また、平成27年12月及び平成28年1月診療月のレセプトデー タより、甲府市国民健康保険被保険者全体の後発医薬品服用 データを 作成し、委託者指定の様式にて報告する。 4 守秘義務 受託者は、業務上知り 得た個人情報について、個人情報の保護及び内 部情報の漏洩防止を徹底するものとし、本契約期間満了後又は契約解除 後においても同様と する。 5 セキュリティ対策 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証を取得し ていること。(プライバシーマークも可とする。) また、契約締結時に具体的なセキュリティ対策を提出すること。 6 その他 この仕様書にないものは 、委託者と受託者で協議して決定する。 7 担当部課 市民部 国民健康保険課 給付係 055-237-5371 -3-
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