平成 23 年度 OCVB 海外誘客プロモーションについて エリア 台湾 2010 年: 119,200 人 (前年比+26.3%) 中華航空 1日2便 韓国 2010 年: 15,300 人 (前年比+50.0%) アシアナ航空 週3~7便 香港 (広東省含) 2010 年: 46,500 人 (前年比+77.5%) 香港EXP航空 1日1便 ドラゴン航空 週2便 ※2010.11/21~ 中国 2010 年: 24,400 人 (前年比+41.9%) 中国東方航空 週2便 現状・トピック ・年配層。ただし、レンタカーの解禁や OCVB の広報宣伝活動 によりFITも増加傾向。 ・約半数はクルーズ客(スタークルーズ社による台湾=沖縄間 定期クルーズ) ・2009 年の台湾からの訪日旅行は減少。経済不況、新型インフ ルエンザ、円高、台風被害など。 ・2010 年は好調であった(2008 年の水準までの回復)。 ・2011 年 3 月 11 日の東日本大震災の影響により半減。 ・沖縄本島&離島(石垣、与那国)へのチャーター便が活発 ・エバー航空の定期便誘致! (那覇空港の着陸料軽減措置が先) ・2009 年の景気後退、ウォン安、新型インフルエンザ等により 日本への旅行意欲が低下していたが、2010 年に入りやや回復 しつつあった。2011 年に震災の影響により激減。 ・ダイビング、ゴルフは根強い人気がある。教育旅行(ボーイ/ ガールスカウト)、ハネムーンツアーなどの実績もあり。 ・プロ野球キャンプ(三星ライオンズ、LG ツインズ、SK ワイ バーンズ)継続。 ・韓国からのインセンティブツアー、日韓合同の学会等は実績 多数あり。 ・韓国税理士会サッカーチーム、韓国芸能人野球チームなどが 沖縄で試合開催?→コン振チームで誘致活動を展開 ターゲット ・若年層 ・個人旅行 ・個人旅行 ・MICE. 課題 ・「沖縄は年配の団体旅行が行く観光地」の認 識が強い。 ・単独路線であるため、航空運賃の価格競争が ない。 ・輸送能力を強化できれば、もっと伸ばせるマ ーケットである。 ・アシアナ航空のソウル~那覇定期便は、運航 SKD 変更が頻繁であり、旅行商品造成が難 しい。また、航空運賃が高い。 ・韓国における「沖縄」の知名度は確立されて いるが、リゾートのイメージは薄い。 ・他の地域との競合。グアム/サイパン/ハワイ 等。 ・日本は韓国から最も近い観光地であり、日本 の各地域が熾烈な誘致合戦を展開している。 セールスPR素材 プロモーションの方向性 ・食 ・ショッピング(日本製品も) ・周遊型(なるべく多くの観光地巡り) ①個人旅行の推進 (個人旅行向け情報発信、ガイドブック等 ・リゾートウエディング ツール支援、旅行商品造成支援) ・サイクリング ②RW/サイクリングツアー等の新たな商品 ・レンタカー 開拓(個人向け、若年層向け、おしゃれ感) ・離島 ③路線誘致活動(交通政策課との連携) ④クルーズ船オプショナルツアー(リピータ ーの満足度向上) ・ゴルフ(特に冬場) ・ダイビング(新規開拓) ・MICE ・高級リゾート(ホテル等) ・香港については、各旅行社の商品内容はほぼ ・香港マーケットでは、日本への旅行目的地として、東京、大 同じであり、今後マンネリ化するだろうと推 阪、北海道が選択されており、沖縄はその次である。 測される。そろそろ「離島」を絡めた新たな ・香港エクスプレスの就航により、沖縄への観光客数が大幅に 旅行商品造成が必要。 伸びている。ちょっとした沖縄ブームの状況を呈している。 ・リーガルウェディングの実現。 ・アウトバウンド旅行社によると、広告を出すだけ集客ができ る状況である。 ・震災の影響により送客が一時中断したが、4/16 に EGL が送 ・若年層 (広東省) ・個人旅行 客を再開。他社も商品販売を再開している。 中国本土と同様、まずは団体旅行からのスタ ・リゾートウェディング市場としての期待が高い。リーガルウ ・広東省(中国本 ート。離島、レンタカー、ウエディン グ等 土)へ拡大 ェディングの実現がカギとなる。 香港対象のFITはまだ現実的ではない。査 ・広東省(中国本土)マーケットへの取り組みはこれから。香 証も必要。 港メディア(TV、雑誌等)が流通する地域でもあり、路線は 香港利用であるため、香港事務所管轄エリアであるが、マー ケットや趣向は中国本土と同じであり、香港マーケットとは 異なる。 【香港】 ・「身近な日本」 日本 No.1 観光地としてのブランド ・食(日本食も含む、 例:マグロ解体ショー) 安全性、健康長寿 ・ショッピング(日本ブランド含む) ・リゾートウエディング (「日本人」に最も人気の高いリゾート ウエディングデスティネーション) ・レンタカー ・離島(新規開拓) ・ここ数年、上海から沖縄への観光客数は横ば ・個人旅行ビザが解禁になったが、様々な制限があり申請者数 いが続いている。期待が大きい半面、なかな は少ない。⇒2010 年 7/1 より「対象地域」「発給用件」が大 か成果が出ない。 幅緩和。 ・上海~那覇間の定期航空路線があるが、座席 ・北京からのチャーター便で実績を積み上げた。 提供数が少なく運賃も高い。沖縄へ旅行商品 ◆平成 21 年度:11 便/1,500 名 ・富裕層? はほとんどない状況。過去に数回トップセー ◆平成 22 年度:47 便/5,995 名 ・しばらくは団体 ルスを展開したが、大きな変わりがない。ま ・海南航空の北京~那覇路線開設は、尖閣諸島問題や東日本大 旅行 ったく別の角度からアプローチすべき? 震災の影響により延期されている。 ・現地における沖縄の知名度はまだまだ低い。 ・連続ドラマ「陽光天使」⇒7月ロケ済み。2011 年 8 月頃に放 粘り強いプロモーションが必要。 映予定。他にも沖縄関連の映画上映を調整中。 ・北京路線の開設 ・沖縄県より国に対しビザ緩和を要請中。 ・ビーチリゾート ・食(例:マグロ解体ショー) ・ショッピング ・周遊型(なるべく多くの観光地巡り) 【広東省】 ・↓中国参照 △マリンレジャー ×歴史 (中国との関係にフォーカスし た視点から要アプローチ) ①個人旅行の推進 ※韓国はアジア諸国の中で最も早くイン ターネットが普及した。旅行情報の収集で もネットが大きな役割を担っている。 ②季節毎のターゲット設定&商品化 (夏はダイビング、冬はゴルフなど) ③新たな定期便開設の検討(交通政策課との 連携) 【香港】 ①個人旅行の推進 (個人旅行向け情報発信、ガイドブック等 ツール支援、旅行商品造成支援) ②新たな旅行商品の造成 (FIT 向けアイランドパスを活用した離島 商品) ③新たな定期便開設の検討(交通政策課との 連携) ④リーガルウェディングの実現 【広東省】 ①広東省におけるセミナー開催(認知拡大) ①認知度向上(メディアの徹底活用) ②上海以外の地域開拓 ③チャーター便の誘致 → 上海以外からの定期便化 平成 23 年度 OCVB 海外誘客プロモーションについて エリア タイ 2009 年: 563 人 (空路のみ) シンガポール 2009 年: データ無し マレーシア 2009 年: データ無し ロシア 2009 年:55 人 欧米 2010 年: 米 9,600 人 英 4,500 人 仏 500 人 クルーズ 現状・トピック ・H22 年 7 月に初めてバンコクエアウェイズチャーター便で 140 名のツアー送客があり、評判は上々であったため今後は チャーター便を含め、CI 台北経由、CX 香港経由の商品造成 が期待されている。 ・チャーター便に関しては沖縄 out(HIS、OTS など)がタイ へ毎年ツアー造成を行っており、双方向チャーターとしての ツアー造成が現実的である。 ターゲット 課題 ・新規マーケットであるため情報収集中 ・直行便がないためアクセス面で不便 ・今まで主流であった台湾経由は台湾⇒ 那覇の台湾客の需要が大きく席が取れない との意見が多い。 ・一般的には気候風土ともに似通っているため 北海道等と比較すると訴求力が弱い。 ・H19 年より JNTO シンガポール事務所と連携しプロモーシ ・華僑系(富裕層) ・企業インセンテ ョンを始めており、メディア招請、旅行博出展を実施。 ィブ ・H20 年には中華航空シンガポール支店と共同で台北経由の商 ・教育旅行 品造成を行った。 ・H22 年には教育旅行で Secondary School が沖縄尚学高校と 交流。 ・平成 23 年には CI と SQ のチャーター便誘致に成功。 セールスPR素材 ・ショッピング(日本製品) ・グルメ 「食」は可能性の大きなテーマ。 石垣牛、あぐー、健康長寿食 などに可能性が? ※シンガポールマーケットではマレ ー系が豚肉を食さないので注意。 ・都市型観光(ビーチリゾートはあまり 好まない)⇒夏季需要と重複しないた め冬場の都市型観光、桜、ホエールウ ォッチングをPR中。 プロモーションの方向性 ①認知度向上(メディアの徹底活用) ②現地旅行社へのセールス活動 ③チャーター便の誘致 ・暑すぎない気候 ・県香港事務所職員が現地旅行社へのセールス活動を行ってい る。中華系の現地旅行社から少数ではあるが送客が行われて いる。 ・1 億 3 千万人の市場規模であり、海洋性リゾートへの関心度 が高い。富裕層も多く、将来が期待できるマーケット。 ・「沖縄」の認知度は比較的高く、旅行博でも人気。 ・航空会社/旅行社(在京訪日インバウンド旅行社等)と連携し 富裕層? 誘致活動を実施中。 ・9 月サハリンより双方向チャーター予定していたが成立せず。 ・JNTO との連携により、欧州・米国のマスコミ、旅行会社の 招聘事業を中心に実施し、東京・京都等(ゴールデンコース) からの延長ツアー先として認知拡大・商品造成を目指すこと を継続。 ・ミシュランガイド(仏)掲載の影響により、慶良間・八重山 高所得者 は目に見えて欧州客が増加の傾向。 ・約半数はクルーズ客(コスタ、ロイヤルカリビアン等のカジ ハネムーナー ュアルクルーズからホランドアメリカ、シルバーシー等のラ 退役軍人? グジュアリークルーズまで様々。) ・2010 年からはJNTOシドニー事務所とのネットワークによ り濠州市場も検証中。 ・今年 9/28 にグアム~那覇路線就航の可能性大。 ・年間約90回の寄港のうち①那覇(60)、②石垣(30)。 宮古、本部が誘致活動に本腰。 ・台湾スタークルーズの期間定期便が沖縄クルーズを支える。 ・外国客船(コスタ、RCI等)が順調に伸びを見せたが、近 年キャンセルの傾向も。顧客満足の低下? (対福岡、長崎等の強力な誘致・受入整備活動) ・邦船による沖縄発離島クルーズ(にっぽん丸、ぱしふぃっく びぃなす)が新商品化。今後の新規マーケット拡大に期待。 ・県クルーズ促進連絡協議会他、各港地域に連絡協議会有。 中流層~富裕層 ・新規マーケットであるため情報収集中 ・旅行商品造成 ・冬場自由に泳げるビーチ環境 ・富裕層対応サービス/ショッピング ・長期滞在向けサービス ・チェルノブイリ原発事故を経験しており、 放射能問題には非常に敏感である。 ・認知度がほとんどない。 ・距離/費用に対する沖縄観光の価値創造 (VS近隣リゾート、他東南アジアリゾート) ・欧州マーケットにおいては小型のスモールホ テル、ブティックホテルの需要が多く、県内 主流の大型リゾートホテルとのミスマッチ がある。 ・ダブルベッドの需要が大きい。 ・スタークルーズ客の満足度向上/地元理解 ・CIQの迅速化 ・中国人客ビザ緩和の要請 ・港湾整備(ターミナル含む) ・那覇の場合、滞在時間が約5~8時間。通常 那覇市内+南部のみの観光ツアーとなり沖 縄の一番のセールスポイント「ビーチリゾー ト」が紹介できない。 ・冬場は波が荒く着岸できぬケースも。 ・ビーチリゾート (ホテル長期滞在型) ・空手 ・健康長寿 ①定期便化を視野に入れたチャーター便の 誘致活動 ②認知拡大、商品造成 △日本食(すし、天ぷら)が好き ・「手つかずの自然(特に離島)」 八重山(石垣、竹富、西表)は好評。 「ダイビング」「健康長寿文化」 「空手」等 SIT 向けの観光素材 ・日本、沖縄ならではの歴史・文化体験。 ①認知度拡大 自然だけでは世界の競合地と勝負が ② JNTO と連携した旅行商品造成、メディ ア活用。 難しい。 ③在京/在アジア欧米ビジネスマンをター ・訪日旅行(東京・京都等)の ゲットにした広告展開。 エクステンション (リラックス デスティネーション) ・日本の安全性(治安、衛生面等) ・イギリス、米国では修学旅行の可能性 も! ・沖縄は寄港に絶好の位置 ・年間温暖な気候 ・全客層に応える多様な観光資源 ①港管理者と連携した展示会出展、キーパー ソン招聘、 ②メディアミックス、受入整備。
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