ダウンロード - Tableau

Tableau Online
データの更新について
著者: Francois Ajenstat
2013年7月
Tableau Online: データの更新について
2 ページ
オンプレミスデータベース、データベース、データウェアハウス、
クラウドアプリケーション、Excel ファイルなど、どこに格納
されたデータでも、Tableauは分析できます。データからビュー
を作成し、同僚、顧客、パートナーと共有することもできます。
さらにそのビューと他のデータを融合させることもできます。
そのうえ、データを常に最新の状態に自動更新
することまでできます。
クラウド上のデータを常に最新の状態にしておく方法が、
Tableau Onlineにはいくつも用意されています。Google
AnalyticsやSalesforce.comなどのクラウドアプリケーション
では、Tableau Onlineにあらかじめ設定されたスケジュール
に従って、データのスナップショット(Tableau データ抽出)が
自動更新されます。Google BigQuery、Amazon Redshift
などの、クラウドベースのデータウェアハウスの場合、Tableau
Online は直接接続できます。BigQueryやRedshiftは
インターネット経由での大規模データに対する高速クエリを
Google Analyticsや Salesforce.comへの接続
サポートしているため、このようなライブ接続を利用すると、
Tableau は、Google Analytics や Salesforce.com への
データ抽出の手間が不要となります。
ネイティブ接続機能をサポートしています。Tableau Desktop
もちろんクラウド以外の場所にもデータは格納されています。
ファイアウォールの内側にあるデータソースからは、
デスクトップツールでTableau Onlineにデータをプッシュ
すると更新できます。自分が普段使っている環境で、このような
更新のスケジュール作成や管理が可能です。このアプローチ
なら、セキュリティリスクを最小に抑え、適切なスケジュール
で、柔軟にデータを更新できます。
Tableau Online のアーキテクチャ
からは、こうしたデータソースに直接接続し、データ抽出の形
でデータをデスクトップにダウンロードできます。一度接続と
データ抽出を行った場所からなら、ワークブックやデータソース
をTableau Onlineに発行できます。Tableauには、特定の
スケジュールに従ってデータ抽出を更新するオプションが用意
されています。Tableauなら、データソースから最新行の
ダウンロードのみを実行する「増分更新」も選択できます。
また、すべての行をダウンロードして、完全更新を実行
することもできます。
このような更新のスケジュールを組むときは、データの接続
とダウンロードを実行するユーザーの資格認証情報を入力
するよう求められます。資格認証情報の入力でデータソース
Tableau Onlineはビジュアライゼーションとダッシュボード
への安全な接続が可能となり、更新中に使用する認証キー
の共有、共同作業、配布に最適の安全なクラウドベース
が作成されます。この認証キーを使用すると、毎回、極めて
のソリューションです。Tableau OnlineはTableau
安全にデータに接続できます。
Server プラットフォームに組み込まれており、物理的な
インフラストラクチャを管理することなく、使いやすさとスピード、
可用性、セキュリティを提供します。Tableau Onlineはクラウド
で実行されるため、オンプレミスデータにアクセスする必要
がありません。
Tableau Onlineは安全なデータセンターで稼働しており、
クライアントは Tableau Desktop、ブラウザ、モバイル デバイス
のいずれからでもリモートアクセスできます。Tableau Online
とのあらゆる通信には、SSLを使用しています。
Google BigQueryや Amazon Redshiftへの接続
に抑えることができます。中央管理されたデータソースを活用
Tableau Onlineを使用すると、Google BigQueryやAmazon
2. Tableau Serverのデータソースをリフレッシュ
Redshiftにライブ接続できます。これらのクラウド型
発行されたデータソースは、Tableau Serverのデータソース
するワークブックで常に最新データが維持され、データの
安全性を厳守できます。
データウェアハウスは、大規模データセットのインタラクティブ
として参照されます。Tableau Serverのデータソースを使用
な分析を可能にするスケーラブルなプラットフォームとして
している場合は、サーバーのデータソースを手動で更新
設計されています。Tableau なら、これらのデータソース1つ
できます。この方法では、ローカルのTableau Desktopを
1つに対しインタラクティブなライブ接続をサポートできます。
そのため、 データソースやワークブックを Tableau Online
データソースとTableau Online との間のプロキシとして使用
できます。データベースに接続するメタデータは、どれも
に発行するときも、データ抽出が不要です。これで常時
データソースに組み込まれ、更新に使用されます。そこで
サーバーの最新データを確実に取得できるうえに、Tableau
Tableauは、オンプレミスデータソースに接続し、データを抽出
Onlineのデータを複製する必要もありません。
(完全または増分) し、更新分をTableau Online に送信して
抽出を更新します。
オンプレミスデータへの接続
Tableau Onlineはクラウド上で稼働しているため、お客様
の社内ネットワークにあるデータソースへのアクセス権
がありません。このデータにアクセスするには、データを
Tableau Onlineに「プッシュ」しておく必要があります。この
操作は手動で行うことも、スケジュールを組んで自動化
することもできます。
このデータを発行する場合は、まずデータをTableauの高速
データエンジンに抽出します。データの抽出作成後は、目的
のワークブックやデータソースをTableau Onlineに発行
できます。データソースとワークブックを個別に発行すれば、
データ更新の手間がかからずワークブック全体の整合性
を確保できるため、この方法をベストプラクティス
としておすすめします。
データをTableau Onlineに発行した後、更新する方法は3
3. コマンドラインツールでローカルバッチ更新のスケジ
ュールを作成
つあります。
前の2つの手法では、Tableau Desktopでの手動実行が必要
1. データソースやワークブックの再発行
でした。サーバーのデータソースを自動的に更新したい場合
ローカルデータの抽出を更新したら、データソースや
ツールは、Tableau Desktopでインストールできます。
ワークブックをTableau Onlineに手動で再発行し、データや
メタデータを更新できます。Tableau Onlineでのデータ上書
きは自動的に実行されるため、この操作はTableau Desktop
で実行します。
共用データソースをワークブックとは別個に発行
するようおすすめします。データを発行した後は、Tableau
Serverのデータソースに接続したときにワークブック内の
データにアクセスできるようになります。そのため、ワークブック
全体の整合性を確保し、サーバーへのデータ転送量を最少
は、コマンドラインツールを使用して直接実行できます。この
このような操作は、バッチスクリプトに追加することにより、
Windows タスクスケジューラを使用し、プロセスを自動化
できます。これは、特定のスケジュールを設定しておくか、
システムで何らかのイベントが発生した後に実行できます。
この更新の頻度は完全に自由に設定できます。
データ抽出ツールの詳細については、こちらをクリック
してください。
Tableau Online: データの更新について
3 ページ
Tableau Online: データの更新について
4 ページ
このリンク先には、Tableau Onlineデータソースの更新に
ワークブック全体での抽出の共有です。そのため、ワークブック
使用できる基本コマンド例があります。
全体の整合性を確保し、サーバーへのデータ転送量を最少
データソースがファイル(Excel、CSV、Access)の場合は、次
のコマンドを入力します。
tableau refreshextract -s https://online.
tableausoftware.com -t “SITENAME”
--datasource TEST -u myUSERNAME -p
myPASSWORD --original-file “c:\Downloads\
some content.xlsx”
に抑えることができます。中央管理されたデータソースを活用
するワークブックで常に最新データが維持され、データの
安全性を厳守できます。
発行されたデータソースには、Tableau 内で作成したセット
やグループ、ユーザーフィルター、計算のすべてが含
まれるため、定義とデータの両方を簡単に共有できます。
抽出はTableau Online に格納され、ワークブックごとに
データソースがWindows認証を使用するデータベースの
ダウンロードやアップロードする必要がありません。
場合は、以下の方法でローカル デスクトップユーザーとして
マスターデータソースの変更は、そのデータソースを使用する
接続します。認証資格情報の入力は求められません。
ワークブックに対して自動的に適用されます。データソース
tableau refreshextract -s https://online.
tableausoftware.com -t “SITENAME”
--datasource TESTV1 -u myUSERNAME -p
myPassword
の作成中は、いつでもメタデータをTableau Onlineに発行
することにより、管理の重複を避け、簡便化することができます。
データソースをTableau Online に発行するには、データソース
を右クリックし、[Publish to Server (サーバーに発行)]
データソースが、認証を要するデータベースの場合は、以下
オプションを選択します。データソースの発行は、Tableau
のコマンドを入力します。
Onlineへのワークブック発行と非常に似ています。適切な
tableau refreshextract -s https://online.
tableausoftware.com -t “SITENAME”
--datasource TESTV1 -u myUSERNAME -p
myPassword --source-username test
--source-password password
パーミッションを持っているユーザーは、データソースを
メタデータごとTableau Onlineに発行できます。
データソースにパーミッションを
定義し、そのデータソースを接
続、変更、ダウンロードできるユ
これらのパラメータは構成ファイルで定義することもできます。
ーザーを指定できます。
同じデータソースを何度も更新する場合は、構成ファイルを
これにより、データソースにアク
定義しておくと便利です。入力したユーザー名とパスワードが
セスできるのは、権限のあるユ
コマンドラインに表示されることがないというメリットもあります。
ーザーのみとなります。
c:\Program Files (x86)\Tableau\Tableau
8.0\bin>
tableau refreshextract -c UploadFromFile.txt
server=https://online.tableausoftware.com
site=SITENAME
datasource=TEST
username=myUSERNAME
password=myPASSWORD
source-username=test
source-password=password
データソースの中央管理事例
Tableau Online利用時のベストプラクティスは、Data Server
の活用によるデータ抽出とデータベースの中央管理、
データソースを発行した後
は、[Connect to Data (データ
に接続)]画面で[Tableau
Server] オプションを選択する
と、そのデータソースを使用でき
ます。アクセス権のある発行済
みデータソースは、すべて使用可能となります。Tableau
Serverデータソースに接続すると、ワークブック内
に、Tableau Onlineに発行された最新のデータとメタデータ
が常時組み込まれるようになります。
Tableau について
Tableau Software は、お客様がデータを視覚的に理解できるよう手助けします。Tableauを利用すれば、情報をすばやく分析、
可視化し、共有することができます。Tableau を導入することで、オフィスでも外出先でもすばやくデータ分析を行えるようになったお
客様は既に 12,000 人を超え、ブログやWebサイトでのデータ共有にTableau Public を利用しているユーザーも数万人
にのぼります。Tableau の機能については、www.tableausoftware.com/trial から無料トライアル版をダウンロードしてください。
Tableau およびTableau Softwareは、Tableau Software, Inc. の商標です。その他の社名および製品名は各社の商標です。
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Tableau Online: データの更新について
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