478KB - 三菱UFJフィナンシャル・グループ

東京三菱銀行の業務戦略
リテール部門
リテール部門は個人のお客さまにサービスをご提供しています。
当部門では、
お客さまに生涯を通じたメインバンクとして東京三菱銀行をお選びいただ
けるよう、多様化・高度化するお客さまのニーズにお応えする質の高い商品をご提供する
とともに、新たなチャネルの積極的展開によって、お客さまの利便性を高め、同時に徹底
したローコスト・オペレーションを追求しています。
具体的には、以下の3つを柱に、お客さまの『豊かな未来』と『快適なくらし』をサポー
トさせていただけるよう、さまざまな施策に取り組んでいます。
第一に、13 年 1月に導入した「
『メインバンク』総合サービス」を基本プラットフォーム
とし、お客さまの生涯にわたるライフプランをサポートするよう、さまざまなサービスを
構築しています。
第二に、海外ネットワークや三菱信託銀行、および14年9月に発足した三菱証券といっ
たグループ力を生かした「高い商品力」で、お客さまのさまざまなニーズにお応えしてい
ます。
「特約付き外貨預金」
「フロア確保型日本株式ファンド(F
〔エフ〕)
」
「カリフォルニ
ア・アカウント」などの運用商品、住宅ローンの「ゼロ金利時代実感キャンペーン」など
の各種キャンペーンや「最長 30 年間の超長期固定金利型住宅ローン」といった質の高い
商品を今後も引き続きご提供してまいります。
東
京
三
菱
銀
行
● スーパー普通預金
スーパー普通預金残高
スーパー普通預金口座数
(単位:兆円)
8
(単位:万件)
200
第三に、新たなチャネルの積極展開によって、「高いサービス力」と「徹底したロー
コスト・オペレーション」の両立を図っています。有人店舗では、お客さまの高付加価値
ニーズにお応えする「ライフプランニングサービス」を順次拡大し、お客さまのさまざま
6
150
4
100
2
50
業
務
戦
略
なライフイベントに対し、キャッシュ・フロー分析を通じたアドバイスをご提供していま
す。一方で、従来型の有人店舗・店舗外 ATM から、効率性の高いダイレクトバンキング
やコンビニATMへの展開を積極的に進め、
お客さまの利便性ニーズにお応えしています。
このほか、電子決済や電子マネーなど、新技術を活用したチャネル展開にも積極的に取り
組み、有人・無人店舗、ダイレクトチャネルと合わせたマルチチャネルの構築をめざして
13年
3月末
14年
3月末
15年
3月末
0
(注)
「スーパー普通預金」
は
「メインバンク」
総合サービスのご利用口座です。
○
本サービスは、13年1月に発売を開始
しましたが、15年3月末現在、170万
○
います。
ライフプランニングサービス
ライフプランニングサービスは、人生
○
の3大支出といわれる住宅のご購入、お
子さまの教育、老後など、さまざまなラ
イフイベントに対し、キャッシュ・フ
○
○
るサービスです。
お客さまの夢を実現するために、「た
める
(貯蓄)
「ふやす
」
(運用・投資)
「かり
」
○
る(ローン)」を効果的に組み合わせた最
適なマネープランをご提案しています。
15年3月現在、123カ店でお取り扱
いしており、順次拡大していく予定です。
○
○
○
○
などの特典をご提供するサービスです。
○
○
間外利用手数料や住宅ローン金利の優遇
○
○
応えし、お取引内容に応じて、ATM時
○
のためのお借り入れなど)に総合的にお
○
融ニーズ
(資産形成、資産運用、住宅購入
○
○
さまのライフステージごとに発生する金
ロー分析を通じたアドバイスをご提供す
○
「メインバンク」
総合サービスは、お客
○
「メインバンク」総合サービス
○
○
○
スをご提供しています。 ○
かな未来』をお手伝いする商品やサービ
○
ランのお役に立つよう、お客さまの『豊
○
○
運用いただき、また、住まいに関するプ
○
○
お客さまの大切な資産をより有利にご
○
○
豊かな未来を
人を超えるお客さまにご契約いただいて
○
○
For Your Life Design
○
○
主なサービス
○
○
います。
0
33
○
○
つみたてプラン
毎月一定額をご運用に充てるプラン
○
「外貨貯蓄預金継続預入プラン」
「投資信
託の継続購入プラン」などをご用意して
います。
○
住まいに関するプラン
住宅ローン
○
お客さまのお借り入れの目的や、金
額、期間に応じてさまざまなローン商品
をご用意しています。
「変動」
「固定」
「変動(上限付)」の3つの
加えて、米国銀行子会社である「ユニ
○
なっています。
金利タイプからお選びいただける「スー
パー住宅ローン『ライフデザイン』」を中
心に、増改築や改修・修繕資金といった
オン・バンク・オブ・カリフォルニア」
リ フ ォ ー ム ニ ー ズ に お 応 え す る「 リ
フォームローン」などの商品を取り揃え
ています。さらには「ゼロ金利時代実感
キャンペーン」などの各種キャンペーン
15年
3月末
承っています。
○
14年
3月末
の実施や、
「最長30年間の超長期固定金
○
スーパーダイヤル
(0120-508639)
で
13年
3月末
利型住宅ローン」などの新商品のご提案
を行い、ご好評をいただいています。
また
「東京三菱ダイレクト」
と併せてご
利用いただくと、一部繰り上げ返済を電
○
スもご用意しています。
○
ホームガード保険・
ローン返済支援保険
火災や落雷などによる災害や盗難など
からご自宅の建物・家財を守る「ホーム
ガード保険」や、ローンご利用中のお客
○
さまが、入院または自宅療養された場合
にお役立ていただける「ローン返済支援
保険」など、住宅ローンのご利用に合わ
せた損害保険をお取り扱いしています。
For Your Smart Life
快適なくらしを
銀行の窓口にお越しいただかなくて
も、さまざまな方法で商品・サービスを
ご利用いただけるよう、お客さまの『快
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
了しました)。
○
○
いました(募集期間は15年7月7日に終
○
(デュアルステージ)」のお取り扱いも行
○
日経平均株価参照ファンド2003-07
○
○
15年6月には、単位型の新商品
「UBS
○
○
いただけます。
○
CUBE TM投信プログラム」などもご利用
○
によってリスクを低減する「M V 」
「M -
○
○
ファンドを主要投資対象とし、分散投資
○
○
ているほか、異なる資産区分で設定した
○
スタイル別に厳選したラインナップとし
話でお申し込みいただけるなどのサービ
○
託をご用意しています。投資対象や運用
○
○
東京三菱銀行では、28種類の投資信
○
○
投資信託
○
○
○
0
○
○
用意しています。お申し込みは東京三菱
○
る、
「カリフォルニア・アカウント」
もご
1,500
○
の米ドル預金口座の開設をお取り次ぎす
○
○
3,000
○
業
務
戦
略
○
○
4,500
○
6,000
扱い通貨は米ドル・ユーロの2 種類と
○
(単位:億円)
○
○
れ金額は50万円相当額以上で、お取り
○
○
● 投資信託残高(時価ベース)
高い利回りをめざす商品です。お預け入
○
替変動リスクを軽減しつつ円ベースでの
東
京
三
菱
銀
行
○
に円償還特約を組み合わせることで、為
○
○
「特約付き外貨預金」
は、外貨定期預金
○
○
お取り扱いしています。
○
定期」等に加え、「特約付き外貨預金」を
○
だける自動継続外貨建定期預金「ホット
○
○
2,000米ドル相当額以上からお預けいた
○
○
き出しいただける「外貨貯蓄預金」や、
○
1カ月の据置期間経過後、自由にお引
○
外貨預金
○
○
○
○
ご運用に関するプラン
34
適なくらし』に役立つサービスをご提供
しています。 ○
○
個人年金保険)の販売を開始しました。
● 東京三菱ダイレクト契約者数
本商品は、主に投資信託で運用を行う
特別勘定の運用実績に基づき、将来の年
(単位:万人)
200
○
金受取額や死亡給付金額が増減する個人
年金保険商品です。
(1)資産運用
(資産形成)(2)年金受け取
り (3)生命保険という「ふやす」
「受け取
150
100
○
を超えるお客さまに、ご契約いただいて
○
○
ビスです。15年3月末現在、170万人
○
金、投資信託などのお取引が可能なサー
○
スカイ)や電話で振込・振替、外貨預
○
○
インターネット・モバイル(iモード、J-
○
○
ご自宅やお勤め先、外出先からでも、
○
東京三菱ダイレクト
○
る」
「のこす」
の3つの機能をひとつにまと
のさまざまな局面でご活用いただけます。
○
0
13年
3月末
14年
3月末
15年
3月末
○
個人投資家向け仕組み債を発行
14年9月、東京三菱銀行は、個人投資
東
京
三
菱
銀
行
家向けに「早期償還条項付・円/米ド
ル・デュアルカレンシー社債」を発行し
○
ました。本社債は、払い込みおよび利払
いが円、満期償還通貨が米ドルのデュア
ルカレンシー債に、期中の円/米ドル為
業
務
戦
略
替レートを参照する早期および満期・
○
円償還条項を付した仕組み債であり、
MTFGグループ内の金融技術を活用した
ものです。
同種の仕組み債を国内公募で発行体自
○
らが勧誘・募集を行った事例は東京三菱
銀行が初めてです。今後も投資家の皆さ
まのさまざまなニーズにお応えできるよ
う、市場環境などに応じて発行を検討し
○
てまいります。
○
15年3月末現在で、1万2,710台(E-
ローン債権の証券化を実施
14年11月に、個人向け事業性ローン
○
の一部を証券化し、機関投資家に対して
販売しました。
証券化のスキームは、東京三菱銀行の
保有する個人向け事業性ローン債権のう
○
○
ンクATMはお引き出しと残高照会のみ)
。
ち約1,500億円を信託銀行に信託し、そ
の対価として得られた
「信託受益権」
のう
ち、優先部分約1,200億円を三菱証券経
由で本邦内の機関投資家に販売したもの
です。なお、残りの劣後部分は、東京三
菱銀行が引き続き保有しています。
個人向け事業性ローンには、今後も注力
してまいりますが、一方で証券化手法を活
○
用しながら機動的なポートフォリオ運営を
図ってまいります。また、今後、本件で
培ったノウハウを生かして小口の証券化商
品を開発し、個人のお客さまへ
「資産運用
窓販も解禁され、投資型年金保険(変額
○
○
ています。
○
また、14年10月には個人年金保険の
商品」
としてご提供していくことも予定し
○
取り扱いを開始しました。
○
○
済支援保険、海外旅行保険の3商品のお
○
○
の窓販解禁に際し、火災保険、ローン返
○
東京三菱銀行は、13年4月の損害保険
○
投資型年金保険の取り扱いを開始
○
○
○
○
トピックス
○
○
○
○
○
を図っていく予定です。
○
○
今後も順次設置台数および地域の拡大
○
24時間ご利用いただけます
(アイワイバ
○
○
振込が、平日、土・日・祝日を問わず最大
○
○
京三菱銀行のカードでのお預け入れやお
○
お引き出しや残高照会はもちろん、東
○
のコンビニATMをご利用いただけます。
○
○
2,746台、アイワイバンク 5,250台)
○
○
net ATM 4,714台、ローソンATM
○
ビニATMスキームに参加しています。
○
○
ATMとの提携を開始し、現在3つのコン
○
○
加え、1 4 年8 月からアイワイバンク
○
家の店舗で利用可能)、ローソンATMに
○
コミュニティ・ストア、ポプラ、生活彩
○
○
エフ、デイリーヤマザキ、セーブオン、
○
○
トップ、サークルK、サンクス、スリー
○
マークのあるファミリーマート、ミニス
○
東京三菱銀行は、E-net ATM(E-net
○
○
コンビニATM網の充実
○
○
○
図ってまいります。
○
今後も引き続きサービス内容の拡充を
○
○
長(最大:午前8時∼翌2時)しました。
○
○
は外貨預金のお取り扱い時間を大幅に延
○
設・目論見書の電子交付を開始、3月に
○
年1 月に投資信託の保護預かり口座開
○
○
インターネットバンキングでは、15
50
めたもので、お客さまのライフステージ
○
にもきめ細かくお応えしています。
○
また、資産運用や住宅ローンのご相談
○
○
います。
35
法人営業部門
法人営業部門は、大企業から中堅・中小企業まで幅広い層の企業のお客さまにサービス
をご提供しています。当部門では、預金、為替、融資取引といった商業銀行業務はもとよ
り、お客さまの財務戦略にかかわるバランスシートコントロール、事業戦略をサポートす
る業務提携やM&A、
オーナー企業の事業承継にかかわる資本戦略アドバイス等専門性の高
い分野のご要望に至るまで、適切なチャネルを通じて、的確かつスピーディーにお応えし
○
また中堅・中小企業のお客さまに対して
は、高度な金融技術を用いてリリースし
○
○
○
のご提案を行っています。
また、資金運用についても、為替デリ
バティブを内包した特約付き外貨預金や
金利デリバティブ内包型預金などを含む
○
預金商品はもとより、グループ会社との
ネットワークを生かし、公共債や事業
債、投資信託などお客さまのニーズに
沿った幅広い商品をご提供しています。
まざまなご提案、魅力的な商品やサービ
スのご提供に努め、お客さまの「企業価
海外進出・海外業務展開サポート
海外における事業計画の策定や工場用
○
地の選定、資金調達などに対し、豊富な
業務経験をもとに、銀行本体および子会
社である東京リサーチインターナショナ
ル(TRI)を通じて一貫したきめ細かいア
○
ドバイザリーサービスを行っています。
特に日本企業の進出が著しいアジア地
域に関しては、アジア各国事情に精通し
たスタッフとアジア地域を幅広くカバー
○
○
豊富なノウハウを生かし、さまざまなサ
ポートを行っています。
また、海外進出後の業務展開、例え
○
○
ダイヤモンドビジネスコンサルティング
ば、海外での生産拠点設立に際して必要
となる設備資金などにつきましては、グ
ローバル企業部門などと連携し、各国の
制度金融などを踏まえた有利な金融サー
○
○
(SQUET)
」
サービスをご提供しています。
○
○
(DBC)
が、
「東京三菱ビジネススクエア
○
ルとして、東京三菱銀行の子会社である
○
○
提供やご質問事項等を承るお取引チャネ
○
○
た、インターネット上で必要な情報のご
○
た審査の迅速化を追求しています。ま
する強力なネットワークを通じて築いた
ビスをご提供しています。
決済業務サポート
オフィスにいながら、国内振込や外国
○
送金、輸入信用状の開設受付など、さま
ざまな取引を処理することができるエレ
クトロニック・バンキング(EB)サービ
スに加え、14 年10月より法人版イン
○
○
ト・ローン等の市場型間接調達手法を、
○
券化取引等の直接調達手法やシンジケー
○
債・CP・アセットバックCPほか資産証
○
○
す。例えば、大企業のお客さまには社
○
○
い資金調達メニューをご提案していま
○
お客さまごとのニーズに応じた、幅広
○
資金調達・資金運用サポート
○
○
○
○
主なサービス
○
○
○
CD ローン
通常の中長期固定金利貸出に
「クレジットデリバティブ」を
活用した募集形式の市場性貸出
商品として、15年2月にお取
り扱いを開始しました。
お取扱金額は1,000万円から
5,000万円までとなっており、
お客さまにとっては、無担保・
中期でのタイムリーな資金調達
が可能になります。
プロセスを集約することにより、徹底し
○
○
は、中小企業のお客さまを対象に、融資
○
○
えしていく一方、ビジネスローン営業部
○
との連携によりお客さまのご要望にお応
○
ルをご用意しています。支社が専門部隊
○
○
ズにお応えしていくため、多様なチャネ
○
○
当部門は、お客さまのさまざまなニー
○
お取引チャネル
○
○
○
値の向上」のお役に立ってまいります。
○
○
グループ各社の総合的機能を活用し、さ
○
○
海外ネットワーク、業界トップレベルの
○
これらの本部専門家チームや邦銀随一の
○
体制を整え、お取引を推進しています。
○
○
組み、迅速かつきめ細かくお応えできる
○
○
がお客さまのニーズに合わせてチームを
○
取引に特化した支社と本部の専門家部隊
○
に、当部門では、企業のお客さまとのお
○
業
務
戦
略
たABローン・CDローン等の貸出新商品
○
東
京
三
菱
銀
行
サービスをご提供させていただくため
○
●中堅・中小企業向け貸出新商品
「AB ローン」
「CD ローン」の
取り扱いを開始
AB ローン
大企業で一般化している売掛債
権流動化スキームを活用した貸
出新商品として、15年6月よ
りお取り扱いを開始しました。
お取扱金額は300万円からと
なっており、
お客さまにとって
は、
売掛債権を有効活用するこ
とで短期の幅広い資金調達が可
能になります。
○
○
お客さまにご満足いただける商品・
○
チームプレー
○
ています。
36
ターネットバンキング「東京三菱 B i z
STATION」
の販売を開始し、ご好評をい
ただいています。
○
○
社員の方をご推薦いただくだけで、社内
融資制度で企業の担当者の方が従来行っ
ていた事務手続きを最小限にとどめるこ
○
とができます。このほか、社内預金や確
定拠出年金制度導入に向けたお手伝いな
ど、豊富な商品・サービスをご用意して
います。
○
トピックス
○
産学連携支援
東京三菱銀行は、総合金融機関とし
て、産業界・教育機関の双方に太いパイ
プを有していることから、「産学連携推
○
進」
のサポートを開始しました。大学発の
●東京リサーチインターナショナ
ルの海外アドバイザリー業務に
ついて
東京リサーチインターナショナル
(TRI)は、
「海外案件・国際業務
のワンストップ・サービス・セン
ター」
としてお客さまのお役に立
ちます。同社は、海外案件にかか
わる多種多様な問題の経営コンサ
ルティング、アドバイザリー、実
務アウトソーシング先として、
海
外業務の経験が豊富で外国語に堪
能な東京三菱銀行出身者ほかの専
門家による、
「進出、企業買収・
業務提携、
撤退支援等のアドバイ
ザリー業務」
「許認可取得、契約
書作成、事務所・工場用地等斡旋
手配」
「交渉支援」
「市場調査」
「研
修」
「翻訳」等のサービスをご提
供しています。
東
京
三
菱
銀
行
技術シーズを産業界にご提供し、お客さ
まへのサービス強化に努めるほか、広く
業
務
戦
略
新産業の育成に関与し、経済活性化に貢
○
献することを狙いとしています。
具体的には、インターネットによる法
人向け経営支援総合サービス
「東京三菱ビ
ジネススクエア(SQUET)」
(運営はダイ
○
ヤモンドビジネスコンサルティング)
を通
じて、東京大学をはじめとした大学発の
技術情報を、ご提供してまいります。ま
た、一方的な情報提供にとどまらず、
○
○
SQUET上のビジネスマッチングの場や
交流コーナーを通じて産学双方の情報交
流を後押しします。
○
併せて、実際のビジネスマッチングの
場として開催した「MTFG Business
Link 2003」においても、TLO(技術移
転機関)の出展により、民間企業との技
○
術移転の仲介サポートを行いました。
「産学連携推進」
活動における大学発ベ
ンチャーの支援については、アーリース
テージ企業向け出資ファンド
「BTMベン
○
チャーファンド」をご用意しています。
さらに、事業化に際しての融資による資
金調達ニーズに対しては、融資部新産業
グループが技術や事業化の視点からもご
○
相談にのる体制をとっています。
○
○
○
持ち家取得をお手伝いする商品ですが、
○
○
ば、企業提携住宅ローンは、社員の方の
○
活力向上に大きくつながります。例え
○
福利厚生制度の導入や拡充は、企業の
○
○
福利厚生制度導入・拡充サポート
○
○
○
るご提案も行っています。
○
目的に合った総合的な財務戦略にかかわ
○
○
導入による手形レス化など、お客さまの
○
○
有不動産の証券化、一括ファクタリング
○
ご提供や売掛債権のオフバランス化、保
○
築の観点から、コミットメントラインの
○
○
さらに、バランスシートの戦略的再構
○
○
ザーとして活動しています。
○
企業経営全般に関し経営者のアドバイ
○
つのノウハウから事業戦略に至るまで、
○
○
門チームを設置し、個々の業務一つひと
○
○
種・業界が持つ固有の問題に精通した専
○
アドバイスを行っています。また、各業
○
本戦略にかかわるさまざまなサポート、
○
○
M&A、事業承継、株式公開などの資
○
○
資本戦略・事業戦略・
財務戦略サポート
○
○
○
た最適な商品をご提供しています。
○
ナルを配置し、お客さまの相場観に応じ
○
とリスクマネジメントのプロフェッショ
○
○
ム同様の機能を備えた各種先端システム
○
○
マネーデスクには、ディーリングルー
○
提案しています。
○
使したリスクヘッジスキームを組成、ご
○
○
プ、オプションほか最新の金融技術を駆
○
○
さまに、マネーデスクを通じてスワッ
○
リスクをマネジメントしたいというお客
○
リスクなど、企業を取り巻くさまざまな
○
○
や原材料の価格変動リスクといった事業
○
○
スク、天候不順による売上高変動リスク
○
為替リスクや金利リスクなどの財務リ
○
リスクマネジメント・サポート
○
○
○
○
ビスをご提供しています。
○
リーステーション」まで、総合的なサー
○
為替の効率化をサポートする「トレジャ
○
○
ムや、お取引先グループ会社間の資金・
○
○
ティングといった高度な資金管理システ
○
GCMS)をご用意し、プーリング、ネッ
○
キャッシュマネジメントサービス
(BTM-
○
○
キュリティ機能を備えたグローバル・
○
○
るお客さまのために、高い操作性とセ
○
また、国際的な業務展開をされてい
37
グローバル企業部門
グローバル企業部門は、
営業本部でお取引いただいている大企業とその海外子会社を中
心とするお客さま、法人営業部門でお取引いただいている企業の海外子会社のお客さま、
グローバルに事業展開している企業を中心とする非日系企業とその子会社のお客さまに
サービスをご提供しています。
当部門は、邦銀随一の海外ネットワークはもとより、投資銀行・資産運用部門やトレ
ジャリー部門などと「協働」し、また三菱信託銀行、三菱証券などの MTFG グループ各
社と連携して、お客さまの幅広いニーズに応えてまいります。資金の調達・運用はもちろ
ん、海外進出や国際的な業務展開のサポート、企業の買収や業務提携、流動化取引などを
活用したバランスシートマネジメント、プーリングなどを通じた資金の効率化など、お客
さまのあらゆるビジネス機会にお役に立つことをめざしています。
また、多くの欧米マルチナショナル企業からは、アジアや日本での円滑な資金調達や、
アジア域内での資金効率化サポートなどを期待されています。
こうしたお客さまとの窓口
東
京
三
菱
銀
行
となる欧米拠点では、日本、アジア拠点と協働する形で、グローバル CMS やコミットメ
のほか、銀行業務を行う現地法人とし
て、カナダ東京三菱銀行、東京三菱銀行
信託会社
(ニューヨーク)
があり、お客さ
○
まのグローバルなニーズにお応えしてい
ます。また、米国西海岸地域には、カリ
フォルニア州に本店を置く銀行としては
総資産規模で2位にランクされる銀行子
○
会社のユニオン・バンク・オブ・カリ
フォルニアがあり、サンフランシスコ本
店のほか約270の支店網を通じて、さま
ざまな金融サービスを地元密着型でご提
○
供しています。
中南米地域においても、7つの国・地
域にネットワークを有し、北米自由貿易
協定(NAFTA)の南米への拡大もにらみ
つつ、お客さまの新たなビジネスチャン
スにお役に立てるよう、業務展開を行っ
ています。
○
欧州・ロシア・中近東・
アフリカ地域
欧州地域は14年初頭から貨幣としての
ユーロが流通を始めたことから、域内の
○
マーケットをひとつの経済領域として位
置づける動きに一段と弾みがついていま
す。通貨統合を背景に、EU諸国内でダイ
ナミックな産業再編の動きが見られるほ
○
か、中東欧各国がEUへの新規加盟をめざ
すなど、経済圏が東方に拡大していく動
きも活発化しています。中東欧マーケッ
トの魅力が高まったことで、日系企業の
38
○
○
○
張所・駐在員事務所を合わせて11拠点
○
北米地域のネットワークは、支店・出
○
○
整備・向上に努めています。
○
○
度化およびリスク管理などのインフラの
○
もに、金融商品・サービスの多様化・高
○
米州地域全体の一体的運営をめざすとと
○
○
ニューヨークにある米州本部を中心に、
○
○
ズにスピーディーにご対応できるよう、
○
るなか、東京三菱銀行はお客さまのニー
○
境がますますダイナミックな動きを見せ
○
○
ヤーが最先端の金融技術を競い、金融環
○
○
でもあります。多くのグローバルプレー
○
いて最大の規模をもつ外国銀行のひとつ
○
ると同時に、東京三菱銀行は同地域にお
○
○
北米地域は最大の海外マーケットであ
○
○
米州地域
○
○
○
います。
○
○
財務アドバイザリー・サービスを行って
○
○
MTFGのグループ力を結集した総合的な
○
適切なソリューションをご提供すべく、
○
部は、これらのお客さまの経営ニーズに
○
○
テーマに取り組んでおられます。営業本
○
○
ク管理の高度化、I T 戦略の推進などの
○
中や、バランスシートのスリム化、リス
○
ションに勝ち抜くため、事業の選択と集
○
○
先企業は、グローバルなメガコンペティ
○
○
取引いただいています。これらのお取引
○
ているわが国を代表する日系大企業とお
○
営業本部は、国内外に裾野広く展開し
○
○
営業本部
○
○
○
○
主なサービス
業
務
戦
略
○
○
ントラインの設定などのサービスをご提供しています。
進出も増加傾向にあることから、東京三
菱銀行では同地域のネットワーク拡充を
○
○
場資金業務でのサービス向上に努めてま
いります。
また、オセアニア・南アジア・東アジ
○
ア地域においても、お客さまの事業展開
のお役に立てるようサービスメニューの
拡充に努めながら、地域に根ざしたサー
ビスをご提供しています。
○
トピックス
○
グローバル・キャッシュマネジメ
ントサービス(BTM-GCMS)
アジアで好調
東京三菱銀行のグローバル・キャッ
○
シュマネジメントサービスであるBTMGCMSは、海外で業務展開されているお
客さまが、オフィスのパソコンから海外
の口座の残高・取引明細をクロスボー
○
ダーで照会、資金移動を指図できるサー
ビスです。また、東京三菱銀行の海外拠
点の所在地でお取引いただいているお客
さまにも本サービスをローカル・キャッ
○
シュマネジメントサービスとしてご提供し
ています。
15年3月末現在、BTM-GCMSのご利
●中国地場機関との業務協力を
強化
東京三菱銀行は、
外国企業の中国
進出が著しいなか、
中国内におい
てもより付加価値の高いサービス・
情報をご提供できるよう、
中国地
場機関との協力関係強化に努めて
います。
これまでも、
東京三菱銀行は人民
元決済業務や短期人民元資金調達
等で、
地場四大銀行等と業務協力
協定を締結してまいりましたが、
14年8月には中国の政府系金融
機関である国家開発銀行との業務
協力協定に調印しました。
これは、
従来外資進出企業にとって利用が
難しかった中国の制度融資をより
利用しやすくするために、
外国金
融機関として初めて締結したもの
です。東京三菱銀行が、同行に進
出企業を紹介し、
同行あて保証を
提供することで、
よりコストの安
い人民元建中長期資金の調達が可
能となります。
14 年 10 月には、昨今外国企業
進出案件の多い江蘇省の中心都市
である無錫市人民政府と、また
15年4月には、天津市最大の工
業団地である天津経済技術開発区
と業務協力協定に調印し、
進出さ
れるお客さまの業務展開に対応し
た、よりきめ細かいサポートを
行っています。
東
京
三
菱
銀
行
業
務
戦
略
用社数は1年間で約600社増加し1,800
○
社を超えました(国内外)
。お客さまのグ
ローバルベースでの資金効率化ニーズ、
管理コスト削減ニーズの高まりから
BTM-GCMSのクロスボーダー利用が伸
○
びています。また海外では、物流拠点と
しての位置づけが拡大しているタイ、事
務効率化ニーズを中心にキャッシュマネ
ジメントサービスへの関心が高まってい
○
るインドネシア、マレーシア、引き続き
本邦企業の進出が続いている中国等、ア
ジアでの実績が大きく伸びています。
お客さまのキャッシュマネジメント
○
サービスへのご要望に対して、より良い
サービスを迅速にご提供できるようにア
ジアではシンガポール、上海での体制強
化を図りました。
○
当行の強力な海外ネットワークを背景
に今後ともBTM-GCMSの展開に注力い
たします。
トサービスの機能強化にも力を注ぎ、地
○
○
○
実を展望しつつ、キャッシュマネジメン
○
後も人民元業務取扱拠点網のさらなる充
○
○
では人民元業務を取り扱っています。今
○
○
し、このうち上海・深 ・大連の3支店
○
店・3駐在員事務所のネットワークを有
○
中国では、香港地区2 支店に加え5 支
○
○
一方、近年、新規投資が集中している
○
○
どのインフラ整備を進めています。
○
供できるよう、リスク管理や決済業務な
○
境に合わせ、より多様な金融商品をご提
○
○
企業の発展ステージや域内のビジネス環
○
○
る情報・サービス提供はもとより、進出
○
アセアン地域では、新規進出にかかわ
○
実に取り組んでいます。
○
○
てアジアでのサービス提供力の一層の充
○
○
さまのアジア進出に合わせ、全行を挙げ
○
いりました。特に近年は、加速するお客
○
細かい金融サービスのご提供に努めてま
○
○
使し、お客さまのニーズに対して、きめ
○
○
専門性の高い人材、高い情報収集力を駆
○
でもトップクラスの拠点ネットワーク、
○
三菱銀行」として、欧米と同様にアジア
○
○
東京三菱銀行は、「アジアに強い東京
○
○
12カ国34拠点にのぼります。
○
支店・出張所・駐在員事務所を合わせて
○
セアニア地域におけるネットワークは、
○
○
大・強化を図ってきました。アジア・オ
○
○
大・発展に歩調を合わせて、拠点網の拡
○
東京三菱銀行は、アジア各国経済の拡
○
アジア・オセアニア地域
○
○
○
○
アドバイスを行っています。
○
も、欧州ビジネスに係るさまざまな金融
○
開する各拠点のみならず国内において
○
○
東京三菱銀行では、これらの地域に展
○
○
23都市に広がっています。
○
員事務所、現地法人を合わせ、17カ国
○
のネットワークは、支店、出張所、駐在
○
○
欧州・ロシア・中近東・アフリカ地域
○
○
の事業展開のご相談に応じています。
○
連会社などとも連携しながら、お客さま
○
し、グループの証券子会社や投資顧問関
○
○
でも、各地域の環境変化にすばやく対応
○
○
また、ロシア・中近東・アフリカ地域
○
ニーズにお応えしてまいります。
○
支店と併せ、中東欧地域でのお客さまの
○
○
した。オランダ東京三菱銀行のウィーン
○
○
月にポーランド東京三菱銀行を開業しま
○
進めています。その一環として、14年4
39
投資銀行・資産運用部門
MTFGグループ内の「協働」を一層促進し、より質の高い総合金融サービスを提供する
ために、15 年 5 月に投資銀行部門と資産運用部門が統合し、投資銀行・資産運用部門が
発足しました。当部門では、従来の商業銀行業務とは異なる投資銀行業務、ならびに資産
運用業務、信託業務を三菱証券、三菱信託銀行との連携を図りつつ担当しています。投資
銀行業務では銀行本体および三菱証券などの子会社を通じて、債券・株式の引受・販売業
務、デリバティブ業務、証券化業務、シンジケート・ローン業務、ストラクチャード・ファ
イナンス業務、コーポレート・アドバイザリー業務、証券の受託業務、ベンチャーキャピタ
ル業務などの幅広い金融商品やサービスをグループを挙げてお客さまにご提供しています。
資産運用業務は、
東京三菱投信投資顧問や三菱東京ウェルスマネジメント証券などの子
会社を通じて、年金運用・投資信託・ウェルスマネジメントなどの業務を行っています。
信託業務については三菱信託銀行の信託代理店として、年金信託や証券代行などのサー
ビスをお客さまにご提供しています。また、不動産業務や遺言信託など信託代理店業務の
東
京
三
菱
銀
行
対象となっていないサービスについては、
お客さまのご要望に基づき三菱信託銀行をご紹
主なサービス
も積極的に取り組んでいます。複数の不
動産流動化案件を束ねることでリスクを
分散したCMBSの発行実績もあります。
また、平成14年度にはアパートロー
○
ンの証券化を実行するなど、東京三菱銀
行は新たな商品・スキームへの挑戦を続
けています。
○
ストラクチャード・ファイナンス
業務
インフラ整備、資源開発など大規模案
件に広く活用されているプロジェクト・
○
ファイナンス、大型設備投資に有効な
リース関連ファイナンスなどを、幅広い
分野においてご提供し、フィナンシャ
○
ル・アドバイザーや幹事行としての革新
的な金融サービスが国内外で高い評価を
得ています。平成14年度は、プロジェク
ト・ファイナンス業務において、MTFG
○
として専門誌からGlobal Mandated
Lead Arrangers部門で10位にランク
されました。
また、国内でも、日本版REIT(不動産
○
○
投資信託)
へのファイナンス、航空機・船
舶リースなどでマーケットをリードして
いるだけでなく、平成14年度は、本邦
最大級の電力買収案件においてフィナン
シャル・アドバイザーを務めたほか、不
動産開発案件、LBO/MBOファイナン
ス、PF I 案件などでも着実に実績を積み
ン、社宅、寮と多様であり、開発案件へ
40
○
○
フィスビル、店舗、サービスステーショ
○
○
えしています。対象物件も自社ビル、オ
○
とも連携して、お客さまのニーズにお応
○
不動産の流動化についても、三菱証券
○
○
級です。
○
○
に増加し、邦銀でトップ、世界でも最大
○
り、その債権買取残高は約3兆円と順調
○
お客さまの金銭債権買取業務を行ってお
○
●証券化実績
売掛債権、
リース債権などを対象
とした証券化である ABCP プロ
グラムにおいて、国内・海外とも
に邦銀トップの資産買取実績
(平
成 15年 3月末で約 3兆円)を有
しています。
○
米・欧の3極でアセットバックCPによる
○
○
の効率化をお手伝いしています。日・
○
ど)の流動化を通じて、資金調達と財務
○
お客さまの資産(金銭債権、不動産な
○
○
証券化業務
○
○
○
在となっています。
○
分野においても本邦市場をリードする存
○
○
候デリバティブ等の事業リスクヘッジの
○
誇るコモディティ・デリバティブや、天
○
ています。また、邦銀最大の取引実績を
○
○
におけるリーダー的存在として認知され
○
○
は、本邦クレジット・デリバティブ市場
○
クレジット・デリバティブについて
○
ニーズにお応えしています。
○
○
り、お客さまの全世界ベースの事業展開
○
○
行は本業務をグローバルに展開してお
○
向上をお手伝いしています。東京三菱銀
○
を通じて、財務・事業のパフォーマンス
○
○
お客さまの財務・事業リスクのヘッジ
○
○
デリバティブ業務
○
○
○
業
務
戦
略
○
○
介する協働体制を整えています。
上げています。
○
○
確定拠出年金業務
確定拠出年金は、国民年金や厚生年金
に上乗せして、加入者自らが資産を運用
○
する新しい年金制度です。企業の従業員
を対象とした
「企業型」
と個人事業主や企
業年金制度がない企業の従業員を対象と
した「個人型」の2つの制度があります。
●中近東向けシンジケート・ロー
ンで 2 年連続ベストアレン
ジャー
東京三菱銀行は、
『Euro Week』
誌において、
2年連続で中近東向
けシンジケート・ローンのベスト
アレンジャー(“Best Arranger
of Middle Eastern Loans”
)に
選定されました。
○
企業型については、東京三菱銀行のほ
か三菱信託銀行、明治生命保険、東京海
上火災保険の4社が出資、設立した日本
確定拠出年金コンサルティング
(DCJ)
が
○
お客さまの多様なニーズにお応えしてま
いります。
また、個人型については、東京三菱銀
行自身がお客さまに商品およびサービス
○
トピックス
○
中堅・中小企業のお客さまへの 証券化サービスのご提供
●三菱信託銀行との「協働」体制
について
東京三菱銀行と三菱信託銀行との
間では、
お客さまのご要請に基づ
き、
お客さまの信託ニーズを三菱
信託銀行にタイムリーに紹介する
「協働」体制を構築しています。
また、14 年 4 月より、東京三菱
銀行は三菱信託銀行の信託代理店
となっており、
年金信託や証券代
行といった認可対象業務について、
東京三菱銀行自身がお客さまに対
して営業提案活動を行っています。
これらの体制により、
お客さまの
多様なニーズに対して、
信託を活
用した最適なソリューションをご
提供しています。
東
京
三
菱
銀
行
業
務
戦
略
東京三菱銀行は、大企業のお客さまの
○
みならず、中堅・中小企業のお客さまに
も証券化サービスをご利用いただけるよ
う、積極的に取り組んでいます。
お客さまが保有されている金銭債権を
○
買い取る金銭債権流動化業務
(ABCP)
で
は、買取債権規模が10億円以上になる
お客さまを対象とさせていただいていま
したが、13年8月以降は買取債権規模を
○
1億円以上とし、より幅広くご利用いた
だけるようになりました。
また、さらに少額の債権規模のお客さ
まにもご利用いただけるよう、新商品の
○
開発を進めています。1 5 年6 月にリ
リースした新商品「ABローン」では、同
一債務者あて債権で同一期日であれば、
最低300万円からご利用可能です。
東京三菱銀行では、今後も、中堅・中
小企業のお客さまに役立つ証券化サービ
スのラインナップを拡大していきたいと
考えています。
○
三菱東京ウェルスマネジメント
証券の営業開始
14年8月より富裕層のお客さま向けに
○
ご提供します。
○
カスタマイズした商品およびサービスを
○
○
さまごとに最適なプログラムを構築し、
○
○
ご提供するものです。具体的には、お客
○
資産管理面を含めた総合金融サービスを
○
たニーズに対応し、資産運用のみならず
○
○
富裕層のお客さまの多様化・高度化し
○
○
ウェルスマネジメント業務
○
○
○
獲得しました。
○
○
ベースで市場の50%を超えるシェアを
○
○
5,800億円の代表受託会社に就任、金額
○
前年実績を約3 0 %上回る5 1 件、3 兆
○
(財投機関債・政府保証債)
においても、
○
○
また、現在拡大中の公共債発行市場
○
○
し、トップクラスの実績を残しました。
○
債管理会社(または財務代理人)に就任
○
せて665件、3兆2,542億円の代表社
○
○
年度は、公募債・私募債・日系外債合わ
○
○
社債管理業務を行っています。平成14
○
国内外のお客さまの債券発行における
○
証券関連業務
○
○
○
○
成しました。
○
会社向け等にそれぞれ主幹事で案件を組
○
レーシアの船舶会社やフィリピンの通信
○
○
営石油公社向けに、また、アジアではマ
○
○
米州ではシェルの合弁企業やメキシコ国
○
シュラン、エールフランス等の案件を、
○
世界第11位となりました。欧州ではミ
○
○
アレンジャーリーグテーブル(IFR)では
○
○
展開しており、平成14年暦年ベースの
○
また、欧米、アジアでも積極的に業務
をご提供します。
○
ました。
○
○
ル・シンジケーション案件も数件組成し
○
○
開企業向けに新規行を招聘したジェネラ
○
る投資家との緊密な関係を生かし、非公
○
がりを見せており、東京三菱銀行が有す
○
○
した。シンジケート・ローンの裾野も広
○
○
件を含め、計2.5兆円の案件を組成しま
○
会社分割によって新設された会社向け案
○
貨店向け案件や、商社の部門再編に伴い
○
○
丁寧に対応し、平成14年度には大手百
○
○
す。東京三菱銀行はお客さまのニーズに
○
ジケート・ローンが注目を浴びていま
○
場型間接金融として、本邦におけるシン
○
○
としつつ、市場メカニズムを導入した市
○
○
お客さまとの長期的な取引関係を基盤
○
シンジケート・ローン業務
総合的な資産運用・管理業務を行う「三
菱東京ウェルスマネジメント証券」が、
41
○
○
毎月分配型の投資信託3商品を
開発
14年8月、東京三菱投信投資顧問は、
○
ウェルスマネジメント(スイス)」
が営業を
○
○
イベートバンキング専業銀行「三菱東京
○
また同年9月よりスイスに設立したプラ
○
新商品
「東京三菱外国債券オープン
(毎月
分配型)」を設定しました。さらに、15
年1月に「東京三菱ユーロ債券オープン
(毎月分配型)」、同3月に「東京三菱米国
○
債券オープン(毎月分配型)」と毎月分配
型の投資信託のラインナップを拡充して
います。これらの投資信託は、主に世界
主要国の国債等(投資適格債)
を投資対象
○
管理ニーズにお応えしています。
○
○
客さまの多様かつ高度な資産運用・資産
○
○
引に係るノウハウを結集し、富裕層のお
○
行の資産管理機能、三菱証券の富裕層取
○
資顧問の資産運用力に加え、三菱信託銀
○
○
ング業務のノウハウや、東京三菱投信投
○
○
にわたり培ってきたプライベートバンキ
○
両社は、東京三菱銀行がスイスで長年
○
○
開始しました。
を行うのが特徴です。東京三菱銀行をは
じめ複数の金融機関で取り扱いを開始し
ており、発売以来お客さまからご好評を
○
○
○
○
○
○
東
京
三
菱
銀
行
とし、利子・配当収益を中心に毎月分配
いただいています。
業
務
戦
略
●三菱証券引受実績
国内 S B の総引受額において
第 5 位となりました。また、
THOMSON DealWatch Award
2002で、主幹事案件の第47回
日本電信電話債が S t r a i g h t
Bond Deal of the Year, 1st
Runner-up に、第 1 回、第 5 回
∼第 7 回 GECC 債が Samurai
Bond Deal of the Year に選
ばれました。
一方、株絡み債では、主幹事案件
の第1回兼松債がEquity-linked
Bond Deal of the Yearに選ば
れ、
IPO案件では引受額で第4位、
既公開企業の公募・売出し案件で
は引受額で第4位となりました。
国際証券、東京三菱証券、東京三菱パーソナル証券および一成証
三菱証券
の設立
券は14年9月1日付で合併し、三菱証券株式会社として発足しまし
た。三菱証券は、MTFGの中核証券会社として、リテール市場のフ
ロンティアを拡大する新しいビジネスモデルを展開していくと同時
に、企業取引を中心としたソリューションビジネスのレベルを業界最高水準にま
で高めることで、新しい時代の証券・投資銀行業界において、グローバルな視点
を有するリーディング企業となることをめざしています。
そのために、リテールビジネスにおける施策として、店舗ネットワークの抜本
的見直し・再構築および東京三菱銀行・三菱信託銀行との共同店舗化の推進を軸
とした
「リテール・リバイバルプラン」
に取り組んでおり、16年3月末までの完了
をめざしています。一方、ソリューションビジネスの推進につきましては、東京
三菱銀行からの業務移植を実施し、三菱証券における投資銀行業務を確立すると
ともに、東京三菱銀行および三菱信託銀行との協働・補完関係をもとに、商品・
サービスの供給力を強化することで、顧客基盤の拡大、収益力の向上に努めてま
いります。また、効率的な経営体制の確立のため、東京三菱銀行の海外証券現地
●三菱証券証券化実績
ABSの取扱額において第3位と
なりました。
明治生命保険の住宅
ローン債権証券化で、
クレジット・
デリバティブの活用やM&Aの手
法導入など、
従来の証券化の常識
を超える斬新なテクニックを駆使
して、
お客さまのご要望にお応え
いたしました。また、近畿日本鉄
道の不動産証券化では、
同種案件
で初の公募債を組成しました。
法人の三菱証券子会社化を進める一方、三菱証券の関係会社につきましては、
MTFG内の重複ビジネスの整理・統合を図るとともに、より一層の効率化を全社
的に推進するため、経費削減策を検討・策定するプロジェクトチームを設置しま
した。
なお、内部管理体制につきまし
ては、お客さまに信頼していただ
三菱東京フィナンシャル・グループ
ける証券会社となるよう、内部管
理機能と検査・監査機能の有機的
連携を通じて事故の未然防止に努
三菱信託銀行
東京三菱銀行
めるとともに、全役職員のコンプ
ライアンス意識の徹底にあらゆる
角度から取り組んでまいります。
42
三菱証券
オペレーションサービス部門
オペレーションサービス部門は、国内の預金・債券・為替・貸出・外国為替・個人ロー
ン、および円資金決済・証券決済業務に関する事務サービスを、リテール・法人営業・グ
ローバル企業などの各部門に対して部門横断的に提供しています。また、国内事務に関連
する物流業務や外国為替業務、決済業務などの業務受託も行っています。さらに、国内外
の機関投資家のお客さま向けにグローバルカストディ・円カストディなどのカストディ
事務受託・決済受託業務の推進
平成14年度には、新たに地方銀行等3
行と現金搬送・手形交換・行内書類など
の物流業務の共同化を開始し、事務受託
東
京
三
菱
銀
行
○
行は21行に拡大しました。加えて、三
菱信託銀行と事務集中部門の共同化をス
タートし、15年5月には大阪事務セン
○
ターを統合。同行との統合効果のさらな
る実現を図っています。
業
務
戦
略
外為円決済受託では、積極的に受託工
作を展開し、引き続き邦銀トップの座
○
(件数ベースシェア)
を堅持しています。
また、外為決済リスク削減を目的とした
CLS決済
(異種通貨同時決済 Continuous
Linked Settlement)
においても、第一陣
○
行として参加を果たし、自行外為決済エ
クスポージャーを削減するのみならず、
間接参加者に対しても同種のサービスを
ご提供しています。
○
カストディ業務
有価証券投資を行われるお客さまか
ら、投資されている証券の保管・決済・
○
管理をお引き受けする業務です。グロー
バルカストディ業務とは、日本のお客さ
まの外国証券投資に係るサービスであ
り、円カストディ業務とは、主に外国人
○
のお客さまの本邦証券投資を対象とする
サービスです。東京三菱銀行の、グロー
バルカストディ業務、円カストディ業務
○
○
○
○
○
○
○
率的なオペレーションをめざします。
○
○
つ、リスクがよくコントロールされた効
○
○
れにより、正確性・迅速性を基本としつ
○
を簡素化することに着手しています。こ
○
の計量化の結果を活用して、手続き自体
○
○
ルの整備に努めるとともに、事務リスク
○
○
お客さまにとって効率的な取引チャネ
は、質・量ともに邦銀トップクラスです。
○
事務リスクの計量化と
事務手続きの簡素化
○
○
○
充等をめざしています。
○
の事務効率化、情報サービスの一層の拡
○
○
また、IT活用によるペーパーレス化等
○
○
ンターを新たに発足しました。
○
ため、15年4月にグローバルサービスセ
○
外為事務サービスの抜本的改革を行う
○
○
外為事務サービスの強化
○
○
○
展開しています。
○
よび待ち時間表示ボード等の設置を順次
○
○
内・ご誘導を行う総合受付カウンターお
○
○
時間の短縮を図るため、効率的なご案
○
お客さまからもご要望が多い店頭待ち
○
お客さま満足度の向上
○
○
○
○
システム効率の向上をめざしています。
○
つ的確な対応を図るとともにセンターの
○
お客さまからの電話照会に対して迅速か
○
○
tive Voice Response)
の導入により、
○
○
また、自動音声応答装置I VR
(Interac-
○
ます。
○
ともに事務サービスの効率化に努めてい
○
○
ご提供により、お客さま満足度の向上と
○
京三菱ダイレクト・コンビニATM等)の
○
ネル(窓口・ATM・メールオーダー・東
○
○
お客さまのニーズに即した最適なチャ
○
○
事務サービス効率化の一層の推進
○
○
○
トピックス
○
○
サービスをご提供しています。
43
システムサービス部門
システムサービス部門は、東京三菱銀行の IT 戦略を支える原動力として、コンピュー
タシステムの企画・開発・保守・運用を担っています。
社会全体が IT を軸に大きく変化するなか、IT 活用の巧拙がお客さまへのサービスや商
品の質・量を左右するといっても過言ではなく、銀行にも先端 IT への対応力が問われて
います。東京三菱銀行では、最新の IT を積極的かつ適切に導入しつつ、IT リーダーシッ
プの確立をめざしています。平成 14 年度は、引き続きシステムの安定稼働に努めるとと
もに、
国内営業店ネットワークのブロードバンド化やインターネットバンキング機能の充
実、グローバル情報システムの構築など、お客さまの利便性向上や内部管理の一層の充
実・効率化を目的としたシステム開発を強力に推し進めてきました。
今後も、
「長期経営戦略とシステムアーキテクチャーの整合性確保」
「短期経営目標に即
した案件選別・ROI 極大化」に向けた取り組みを推進し、IT 投資の効率性向上、システム
の安全性強化に努めてまいります。
○
EA(エンタープライズ・
アーキテクチャー)を導入
∼IT構築の都市計画∼
コンピュータシステムがますます複雑
○
化・分散化するなか、長期にわたるIT投
資の適正化を図るため、EA(エンタープ
ライズ・アーキテクチャー)管理プロセ
スを導入しました。EAとは全社レベル
○
で情報技術やシステム構造を統括するフ
レームワークのことで、いわばITの都市
計画です。EAではシステムの現状を統
一手法で明らかにするとともに、システ
○
ム投資決定の基本理念やシステムデザイ
ンのガイドラインを定め、現状システム
の改善や新規構築システムの管理を通じ
長期経営戦略とシステム資産との整合性
○
を確保していきます。また技術利用の立
場を明確にすることにより、システム陳
腐化リスクに的確に対処するとともに、
動きの速い技術進歩に適切に対応してい
きます。
E A 導入により、無駄なI T 投資の削
減、システムライフの長期化、システム
全体のスリム化、開発生産性向上等の効
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
進めてまいります。
○
するとともに、業務のさらなる効率化を
○
客さまにより充実したサービスをご提供
○
○
今後、このネットワークを活用し、お
○
○
今回の受賞となりました。
○
初の試みで、その先進性が高く評価され
○
たものです。これは都市銀行のなかでも
○
○
信の安全性」
「低コスト」を同時に実現し
○
○
え、
「ブロードバンドの快適性」
「データ通
○
データを確実に送受信できる仕組みを備
○
新しいネットワークは、重要な勘定系
○
○
「先進技術賞」を受賞しました。
○
○
コンピュータ主催の情報システム大賞で
○
ブロードバンド化」プロジェクトが、
日経
○
15年2月、
「国内営業店ネットワークの
○
○
○
営業店ブロードバンドネット
ワークが情報システム大賞受賞
業
務
戦
略
○
○
○
トピックス
○
○
東
京
三
菱
銀
行
44
果が見込まれ、長期的なI T 関連経費の
削減と経営戦略の早期I T 対応をめざし
てまいります。
トレジャリー部門
トレジャリー部門は、貸出・預金・外国為替・債券などから発生する銀行全体の金利、
為替、流動性等リスクの運営・管理業務を行っています。また、お客さまの金融ニーズの
多様化・高度化に対応した新種商品のご提供や各種アドバイス等、グローバルな視点で質
○
日本人スタッフが直接為替取引をお取り
扱いする
「24時間為替ディーリングサー
○
○
ビス」をご提供し、海外市場での相場変
動にも的確に対応しています。
多様なリスクヘッジ手段のご提供
●銀行間・業者間などのホール
セール市場でも高いプレゼンスを
有しています。14年9月に業界
誌『EUROMONEY』が発表した
東京外国為替市場調査では、
総合
評価とドル/円為替の顧客投票で
3年連続第1位にランキングされ
ました。
為替リスクヘッジにかかわるお客さま
東
京
三
菱
銀
行
の幅広いニーズにお応えするため、多種
○
通貨による多様なヘッジスキームをご提
案しているほか、通貨オプションなどを
活用した新しい商品の開発・ご提供を
行っています。
充実したマーケット情報のご提供
●国内・海外の債券・株式を対象
とした証券純投資ポートフォリオ
を、東京・ロンドン・ニューヨー
クの3極体制で運用しており、
リ
スク管理の高度化を図りつつ、
邦
銀のなかでも極めて優れた国際分
散投資体制を構築しています。
業
務
戦
略
時々刻々と変化する最新のマーケット
情報を確かな目でお伝えするために、内
○
外主要市場に駐在する市場分析の専門家
が、付加価値の高い情報を各種レポート
の形でお客さまにご提供しています。
トレジャリー部門の
○
用意しています。
○
組み込んだ多様な預金およびローンをご
○
るため、スワップなどのデリバティブを
○
○
にかかわるさまざまなニーズにお応えす
○
○
お客さまのご預金、お借り入れの金利
○
○
デリバティブ内包型預金・貸出商品
○
○
○
ら支えています。
○
○
や流動性リスクを運営・管理する側面か
○
出・預金といった商品をその金利リスク
○
ます。銀行全体の資産・負債である貸
○
○
いて資金の調達・運用の操作を行ってい
○
○
トレジャリー部門では、金融市場にお
○
○
預金・借り入れニーズへの対応
○
○
○
資金調達・運用とALM
(資産・負債の総合管理)
○
○
○
主なサービス
○
○
の高いサービスをご提供しています。
○
○
主な刊行物
○
普通社債の発行
○
○
○
FX@BTM
(フォレックス・アット・BTM)
14年8月より、インターネットを通じ
た外国為替先物予約取引システム“FX@
○
提供しています。
FX@BTMのサイトを通じて、為替予
約取引をスピーディーに、そして簡単に
約定していただくことが可能です。ま
○
た、市場レートがリアルタイムで画面上
に更新されますので、取引機会を逃しま
せん。
さらに、ご締結いただいたお取引内容
○
が即座に画面に表示され、管理者の方が
モニタリングを行うことができます。ま
た、データベース化が容易なため、お客
○
○
ニーズにも貢献しています。
○
ン、ニューヨークなどの主要海外拠点で
さまの事務効率化・リスク管理強化の
○
東京外国為替市場終了後も、ロンド
○
○
24時間ディーリングサービス
○
○
○
に行っています。
○
フターケアを本部とも連携しつつ総合的
○
やリスクヘッジ商品のご提案、約定、ア
○
○
のお客さまのニーズに合った市場性商品
○
○
置された本部前線組織です。全国各支社
○
の為替資金部員が、各エリアの支社に配
○
マネジメントに優れたノウハウを有する
○
○
「マネーデスク」
は、市場取引・リスク
○
○
マネーデスク
○
○
○
外国為替関連商品のご提供
BTM”のサービスを法人のお客さまにご
○
○
○
いています。
○
て投資家の皆さまから高い評価をいただ
○
し、各種年限ニーズに対応したものとし
○
○
また7 ・1 0 ・2 0 年債をスポット発行
○
○
一3・5年の各年月の債券を定例発行、
トピックス
○
普通社債の発行に際しては、邦銀で唯
BTM Weekly Forex Report
BTM Foreign Exchange Outlook
(外国為替市況週報・月報)
主要通貨の為替動向、見通しに
関するホットな情報を図表を交
えて詳細に解説。各種データも
収録。
外国為替相場・金利の年間見通し
主要通貨の為替相場、金利動向
や主要各国の経済年間見通しに
ついて、詳細に解説。
アジア通貨日報・月報
アジア通貨の為替、金利動向に
ついて、詳細に分析、解説。
アジア通貨年報ガイドブック
アジア各国の通貨相場の見通し、
過去の推移について詳細に解説。
通貨オプションビジネスインフォ
メーション
相場局面に合う通貨オプション
メニューをわかりやすくご紹介。
マーケットスコープ
円金利マーケットに加え、株式
市場や海外市場、経済指標に関
する動向レポートをコンパクト
に掲載(週次)
。
Focus on the Markets
その時々の市場でのホットな話
題・トピックスを取り上げ、
マー
ケットのプロとしての視点から
オリジナルに分析したものをご
提供
(原則月次、随時臨時も)
。
45
EC 推進部門
EC 推進部門は、IT 関連の事業機会を創造し、東京三菱銀行が IT ビジネスや金融 e ビジ
ネスの分野で積極的にリーダーシップを発揮していくために設けられている組織です。
当部門は、規制緩和やグローバリゼーションといった経済社会環境の変化、企業の経営
環境の変化など、一連の「業務プロセスの変化」に対応しながら、IT にかかわる調査・研
究を徹底的に行い、最新の IT 技術を積極的に活用して、既存業務のサービス改善、コス
ト圧縮を進めています。また、これにとどまらず、IT を通じ、個人・法人の分野を問わず
新たな業務分野、ビジネスチャンスを創造していく事業創造集団として機能しています。
IT 関連のビジネスチャンスを、戦略企画・立案からビジネスプロセス、システム・イン
プリメンテーションに至るまで一貫して創造・実現し、お客さまのニーズにマッチした
サービスをスピーディーかつ柔軟にご提供します。
推進されるお客さまにも、アドバイザ
リー・サービスのご提供を含めてご利用
法人のお客さま向けの新たなインター
○
○
いただき、ご好評を得ています。
このほか、外為業務・経費管理の効率
化や海外の現地法人の効率的な資金管理
等をも実現するさまざまな I Tソリュー
○
ションをご用意し、付加価値の高いアド
バイザリー・サービスとともにお届けして
います。
○
先端技術への取り組み
EC推進部門では、IT先端技術を活用
した先進的なサービスにも積極的に取り
組んでいます。これからのB2B
(法人間)
○
予想されているWebサービス
(XML等の
○
○
インターネット技術を利用したコン
ピュータ間のデータ連携技術)にいち早
○
○
く注目し、この技術を利用した「輸出信
用状通知サービス」を試行サービスとし
て15年2月よりご提供しています。この
サービスにより、お客さまは自社のコン
ピュータにデータを直接取り込むことが
でき、貿易事務の高速化・効率化が実現
できます。
また、15年3月より日本企業として初
○
めて、マイクロソフト社の新技術
「.NET
Alerts」サービスを利用した、インスタ
ント・メッセージングによる情報通知
サービス
「東京三菱クイックアラート」
の
ず、2∼3社のグループ会社を持つ中堅
○
○
○
100社を超えるような大手企業のみなら
○
業内銀行システムで、グループ会社数が
○
算、支払代行等の機能を備えた最新の企
○
○
は、グループ企業内の貸借管理、金利計
○
○
『トレジャリーステーション- W e b 』
○
のソリューションをご提供しています。
○
人のお客さまにIT技術を駆使した数多く
○
○
財務・資金・経理の効率化をめざす法
○
○
I T ソリューション商品・業務の拡充
○
○
○
ます。
○
○
えお客さまのニーズにお応えしてまいり
○
○
サービスと合わせて幅広いメニューを揃
○
しており、従来よりご提供しているEB
○
など取引メニューのさらなる拡充も予定
○
○
○
化、経理事務のアウトソーシング化等を
○
ています。最近では、分社化、持株会社
○
企業の皆さまにも幅広くご活用いただい
46
取引のデファクトスタンダードになると
○
今後、総合振込・給与振込や外為取引
○
●「東京三菱ウェルスパレット」
の試行サービス開始
東京三菱銀行は14年11月より
インターネットによる新しい資産
管理サービスとして、
個人のお客
さま向けに
「東京三菱ウェルスパ
レット」
の試行サービスを開始し
ています。
本サービスは東京三菱
銀行のみならず、複数の金融機
関(銀行、証券会社、クレジット
カード、生命保険)における残高
等の口座情報を、ひとつの Web
画面上で見ることができるサービ
スです。
口座情報に基づいた運用シミュ
レーション、
資産運用相談サービ
スも併せてご提供します。
複数の
金融機関とお取引をされているお
客さまにとっては、
本サービスを
ご利用いただくことにより、
イン
ターネットでの金融取引がより利
便性の高いものとなります。
画期的なサービスです。
○
て、安全、迅速かつ効率的に実現できる
○
広いやりとりをインターネットを利用し
○
○
しています。銀行とお客さまとの間の幅
○
○
可能なコミュニケーション機能もご提供
○
えて、ご融資のお申し込みの受付なども
○
たインターネットバンキングの機能に加
○
○
このサービスは残高照会や振込といっ
○
○
ます。
○
を超えるお客さまにご利用いただいてい
○
を14年10月より開始し、すでに2万社
○
○
ネットサービス
「東京三菱BizSTATION」
○
○
業
務
戦
略
○
「東京三菱BizSTATION」
サービスのお取り扱いを開始
○
○
○
○
トピックス
○
○
東
京
三
菱
銀
行
試行サービスを開始しています。
UNBC 部門
UNBC部門は、東京三菱銀行出資の米国銀行持株会社であるユニオンバンカル・コー
ポレーション
(UnionBanCal Corporation、略称UNBC)、およびその傘下の銀行子会
社であるユニオン・バンク・オブ・カリフォルニア(Union Bank of California、略称
UBOC)
で構成されています。
UBOC は、カリフォルニア州に本店を置く銀行としては総資産規模で 2 位にランクさ
れる一般商業銀行で、サンフランシスコ本店のほか、カリフォルニア、オレゴン、ワシン
トン各州および海外 14 カ国に約 270 の店舗、従業員約 9,300 人を擁し、個人リテール
取引から日系企業のお客さまを含む法人取引まで、
さまざまな金融サービスを地元に密着
した形でご提供しています。なお、UNBC はニューヨーク証券取引所に上場しています
ユニオン・バンク・オブ・
カリフォルニア本店
東
京
三
菱
銀
行
米ドル建貿易決済関連商品のご提供を中
○
心としたコルレス業務を展開してい
ます。
○
○
個人リテール業務
個人リテール業務では、預金、貸出に
○
○
○
主なサービス
○
○
が、同時に同社の発行済株式の約 65%を保有する東京三菱銀行の連結対象子会社です。
○
○
銀行買収
14年8月、UBOCは、ロスアンゼル
○
ス北西部のサンタ・クラリタ市に本店を
●カリフォルニア・アカウント
東京三菱銀行の取り次ぎにより、
日本に居ながらUBOCの預金口
座をご開設いただけます。
構えるバレンシア・バンク・アンド・ト
ラストとの間で買収契約書に調印し、
15年2月に買収を完了しました。また、
15年4月には、サンフランシスコ南方の
モントレー・ベイエリアに営業基盤を持
つモントレー・ベイ・バンコープとの間
で買収契約書に調印しました。これによ
○
りUBOCのカリフォルニアにおけるネッ
トワークがより一層充実しました。
保険代理店買収
○
13年11月のアームストロング・ロビ
タイル・インクの買収に加え、14年12
月に南カリフォルニアのジョン・バーナ
ム・アンド・カンパニー、15年3月には
○
北カリフォルニアのタナー・インシュラ
ンス・ブローカーズ・インクを買収しま
した。これによりカリフォルニア州での
保険販売業務が拡充されました。
○
ニューヨーク信託事務所の新規開設
UBOCは、北米におけるお客さまに企
UNBC の業績等
(14 年 12 月末)
総資産:
40,170 百万ドル
貸出金:
26,438 百万ドル
預金残高: 32,841 百万ドル
資本勘定:
3,758 百万ドル
業務純益:
953 百万ドル
当期純利益:
528 百万ドル
BIS 自己資本比率: 12.93%
業年金サービス等信託商品をご提供して
きましたが、14年10月にニューヨー
ク・ミッドタウンに信託事務所を新たに
開設しました。資産運用関連商品のご案
内も含め、より一層充実したサービスを
し、主としてアジアの地場中堅銀行への
○
○
国際部門では、1 8 の海外拠点を擁
○
○
国際業務
○
○
○
を幅広くご提供しています。
○
○
コーポレート・トラストなどのサービス
○
○
をはじめとする企業年金、カストディ、
○
た、信託部門では、投資顧問、401(k)
○
金融商品のご提供を行っています。ま
○
○
の資金調達や運用のお手伝いなど、各種
○
○
コ、サンディエゴほかに設置し、当地で
○
部署をロスアンゼルス、サンフランシス
○
ます。日系企業のお客さまには、専門の
○
○
Web方式で取り扱う仕組みを導入してい
○
○
からの口座情報照会や送金指示などを
○
しています。特に、CMSは、お客さま
○
金決済サービス、貿易決済商品をご提供
○
○
シュマネジメントサービス)
を利用した資
○
○
まざまなファイナンスや、CMS(キャッ
○
出やプロジェクト・ファイナンスなどのさ
○
に、一部業種については全米で、商業貸
○
○
法人業務では、地場中堅企業を中心
○
○
法人業務
○
○
○
カウント」をご用意しています。
○
○
非居住者預金口座「カリフォルニア・ア
○
○
のお客さま専用の商品として、米ドル建
○
り組んでいます。なお、日本在住の個人
○
ル・ネットワークの開発にも積極的に取
○
○
ネットバンキングといった新しいチャネ
○
○
ンチ、テレフォンバンキング、インター
トピックス
○
提供しています。また、インストアブラ
○
証券取次、個人信託など幅広い商品をご
業
務
戦
略
○
○
加え、投資信託・保険関連商品の販売、
お客さまにご提供してまいります。
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