Ⅰ 学習プログラム例 家庭教育に対応した学習プログラム例 (1) 事業名 ○○町家庭教育学級 おしどり家族 ひよこクラブ (2) 事業の目的 小学校高学年の子供の心身の理解と親としての役割を学ばせる (3) 実施主体 社会教育課(生涯学習課) (4) 参加対象・定員 小学校高学年の子供を持つ親(40人) 講座によっては、小学校高学年の子供も対象となる。 (5) 学習期間・時間(回数) 6月〜3月 1回の学習時間 原則として3時間×10回 (6) 学習場所 公民館 文化会館 学校施設 市町村内文化施設等 (7) 学習目標 ①家庭や地域の持つ教育力について、その生かし方と問題点を知る。 ②家庭の絆を深め、コミュニケーションの大切さを知る。 プログラムの展開 回 学習テーマ 学習方法 学習内容 学習支援者 備 考 現代っ子の心身の発達に 講義 開講式・オリエンテーション 自己紹介 社会教育主事 対象:親 1 ついて 子供の身体面と精神面での発達段階を正 大学教授 会場:公民館 しく理解する 家庭における親の役割 講義 ジェンダーフリーの立場での親の役割 学識経験者 対象:夫婦参加 2 ビデオ 家庭教育のビデオ視聴 子育てサポー 会場:公民館 WS 子育てサポーターとのRP ター 家族ふれあいキャンプ 体験活動 テントクラフト 食器作り 野外炊飯 青少年教育施 対象:家族 3 キャンプファイヤー 星座の観察 設専門職員 会場:青少年教育 川遊び 海水浴 施設 学校における子供たちの 講義 高学年の子供たちの現状や問題点の理解 小学校教員 対象:親 4 現状と問題点について WS 家庭教育と学校教育のかかわりについて 会場:学校施設 考える(BS) ○○町ふるさと発見ウォ 体験活動 町内にある国や県指定の文化財を家族で 郷土史家 対象:家族 5 ークラリー 訪ねる 文化財調査員 会場:町内各施設 訪問先のマップ作りをする ○○町ふるさと発見サイ 体験活動 町内にある国や県指定の文化財を家族で 郷土史家 対象:家族 6 クリング 訪ねる 文化財調査員 会場:町内各施設 訪問先のマップ作りをする 父親のためのお菓子作り 講座 子供の健康を考えた食事作りやおやつ作 栄養士 対象:家族 7 とクリスマスパーティー 実習 りについて学ぶ 会場:公民館 交流活動 交流パーティーをする 思春期について学ぼう 講義 思春期の特徴の理解 カウンセラー 対象:親 8 子供のサインをキャッチできる親のあり 会場:公民館 方を考える 講演会 講演 家族のコミュニケーションの重要性を認 学識経験者 対象:親 9 「明るいおしどり家族計 実践発表 識し、対話・ほめ方・叱り方を学ぶ 学習者代表 会場:公民館 画」 学習者がこれまでの学習成果を発表する 親の地域活動 講義 家族が地域社会に係わることの意義の理 社会教育主事 対象:親 10 解 ボランティア 会場:公民館 地域で子供を育てる機運の醸成 関係者 閉講式 (参考:学習プログラム立案の技術 国立教育政策研究所編) ※WS:ワークショップ RP:ロールプレイ BS:ブレインストーミング 青少年教育に対応した学習プログラム例 (1) 事業名 ○○市マスター養成講座 (2) 事業の目的 年間を通じて、自主的に今の○○町の姿を学び、郷土を愛する心を育てる (3) 実施主体 生涯学習課 (4) 参加対象・定員 町内在住の高校生(50人)申し込み多数の場合は抽選 (5) 学習期間・時間(回数) 6月〜3月 6事業全9回(うち1回は2泊3日) (6) 学習場所 公民館 市町村内各所 (7) 学習目標 ①○○町を知り、親しむ。 ②様々な体験活動を通じ、仲間づくりをする。 ③地域社会の活動に参加し、地域住民との交流をする。 プログラムの展開 回 学習テーマ 学習方法 学習内容 学習支援者 備 考 自然体験 体験活動 開講式 オリエンテーション 自然体験 教委職員 会場:町内各所 1 漁船に乗ろう 交流パーティー(釣った魚等の料理) 漁業組合員等 渓流釣りをしよう 自然から見てみよう 体験活動 オリエンテーション(グループ分け) 教委職員 会場:町内各所 2 ライフセーバー体験 巡視 救助 救急救命(心肺蘇生法) ライフセーバ 山登りに挑戦 登山 救助 救急救命(心肺蘇生法) ースタッフ 消防署職員等 マウンテンバイクに挑戦 体験活動 オリエンテーション(グループ分け) 教委職員 会場:町内各所 3 グループ別に見学コース(文化 歴史 商工会関係者 自然 産業 観光スポット) 文化財保護委 員 サンタワールド事前ミー 話し合い オリエンテーション(グループ分け) 教委職員 会場:幼稚園等に 4 ティング 訪問先の子供の特性などの事前研修 幼稚園・保育 協力依頼 イベントの準備 園関係者 公民館等の施設の サンタワールド 訪問活動 サンタクロースに扮して、幼稚園や保育 教委職員 利用についても支 5 園を訪問する 幼稚園・保育 援する 報告会(感想発表会)を行う 園関係者 異文化を理解する 講義 町内在住の外国人あるいはALT等との 教委職員 会場:公民館 6 ディスカ 語り合い ッション 学習発表会事前ミーティ 話し合い 学習発表会の説明 教委職員 会場:公民館 7 ング 学習発表会 8 発表会 まとめ 各グループごとに年間の活動を通じて調 べ学んだことを様々な方法(ビデオ 新 聞 パソコン等)を利用して発表する 閉校式 自主的な活動(○○町マスター)につい て説明 青少年ボランティアとしての登録 (参考:学習プログラム立案の技術 会場:公民館 修了証 ○○町マスター 国立教育政策研究所編) 情報化 に対応した学習プログラム例 (1) 事業名 親子パソコン教室 (2) 事業の目的 パソコン操作について親子で学び、技術の習得と親子のふれあいを図る (3) 実施主体 生涯学習課 社会教育課 (4) 参加対象・定員 義務教育就学年齢の児童生徒、及びその保護者30組程度 (5) 学習期間・時間(回数) 通年 1回の学習時間=3時間(実技50分・休憩10分×3回)×5回 (6) 学習場所 公民館または学校のパソコン室 (7) 学習目標 ①パソコンでの写真の取り込みなどの操作技術を習得する。 ②インターネット・電子メールの基本的な操作技術を習得する。 プログラムの展開 回 学習テーマ 学習方法 学習内容 学習支援者 備 考 学習開催にあたって 講義 開講式 オリエンテーション 主催者代表 パソコン 1 インターネットって何? 実技 基本的な操作を身につける インストラク 説明用機材一式 インターネットの概要を知る ター インターネットで駆けめ 実技 基本的な操作を身につける インストラク 2 ぐろう インターネットで情報検索をする ター 同上 プリンターで印刷する あっという間の 実技 電子メールとは何か? インストラク 3 e−mail 電子メールを使用するための基本操作 ター 同上 電子メールの送信 写真を取り込もう1 実技 デジカメの基本的な操作を身につける インストラク 4 パソコンに画像を取り込む ター 同上 プリンターで印刷する 写真を取り込もう2 実技 パソコンに画像を取り込む インストラク 5 取り込んだ画像を加工する 画像の保存 ター 同上 プリンターで印刷する 写真も送れる 実技 電子メールの送信 受信 インストラク 6 e−mail 添付ファイルの方法 ター 同上 その他の便利な機能 我が家から世界へ1 実技 ホームページ作成の基本操作 インストラク パソコン 7 (ホームページ作成) 家族紹介ページの作成 ター 説明用機材一式 HP作成ソフト 我が家から世界へ2 実技 家族紹介ページの作成 インストラク パソコン 8 (ホームページ作成) 画像の貼り付け ター 説明用機材一式 背景や色の変更 HP作成ソフト 我が家から世界へ3 実技 リンクの挿入 インストラク パソコン 9 (ホームページ作成) テンプレートを利用したページの作成 ター 説明用機材一式 HP作成ソフト 作品発表会 発表会 それぞれが作った作品を発表する 主催者代表 パソコン 10 閉講式 インストラク 説明用機材一式 ター 修了証 (参考:学習プログラムのつくり方 岩手県立生涯学習推進センター) (注)使用するOS・ソフトについては、ライセンス契約の確認を行うこと ※HP:ホームページ 国際化に対応した学習プログラム例 (1) 事業名 異文化を理解する (2) 事業の目的 世界の国々について多方面の方から話を聞き、自分にできることを考える。 (3) 実施主体 生涯学習課 社会教育課 (4) 参加対象・定員 市町村民一般 40名程度 (5) 学習期間・時間(回数) 通年 10回(1.5時間×10回) (6) 学習場所 公民館 国際交流会館他 (7) 学習目標 ①諸外国の文化を理解する ②外国人の日本人観を理解し、国際社会における国際交流の在り方を考える プログラムの展開 回 学習テーマ 学習方法 学習内容 学習支援者 備 考 国際社会における日本の 講義 国際社会における日本の現状を知る。 大学教授 会場:公民館 1 位置 国際社会での日本の役割について考える 新聞論説員 国際交流のあり方を考える。 アジアから見た日本 講義 アジ アの人々から見た日本について知 留学生 会場:公民館 2 る。 在日外国人 アジアに暮らして 講義 アジアの人々の暮らしや考え方、文化に ついて知る。 海外生活経験 者 会場:公民館 ヨーロッパから見た日本 講義 欧州から見た日本について知る。 留学生 在日外国人 会場:公民館 ヨーロッパに暮らして 講義 欧州の人々の暮らしや考え方、文化につ いて知る。 海外生活経験 者 会場:公民館 アメリカから見た日本 講義 アメリカの人々から見た日本について知 る。 留学生 在日外国人 会場:公民館 アメリカに暮らして 講義 アメリカの人々の暮らしや考え方、文化 について知る。 海外生活経験 者 会場:公民館 日本の国際貢献Ⅰ 講義 海外青年協力隊派遣者の体験から、国際 協力のあり方を考える。 海外青年協力 隊派遣経験者 会場:公民館 レクチャ 飢餓や病気に悩んでいる子供たちの現状 9 ーフォー と、その解決策について知る。 ラム 百人の村をテーマに ディスカ 「世界がもし100人の村だったら」を 10 ッション テーマにディスカッション、ワークショ WS ップ等を行う。 ※NGOで活動されている方の話を取り入れることも可能 ユニセフ関係 者 会場:公民館 社会教育主事 会場:公民館 3 4 5 6 7 8 日本の国際貢献Ⅱ 成人教育に対応した学習プログラム例1(町づくり・地域づくり) (1) 事業名 あしたの○○町つくり (2) 事業の目的 生涯学習推進体制の整備を念頭に置きながら、各種団体・サークル活動の活性化の ための指導者を養成する。計画段階での地域住民の参加により、学級講座の開設を 通したまちづくりを目指す。 (3) 実施主体 ○○町 ○○町教育委員会 (4) 参加対象・定員 各種団体及び公民館学習サークルの代表者、行政関係者 (5) 学習期間・時間(回数) 5月〜3月 1回の学習時間=原則3時間×10回 (6) 学習場所 ○○町公民館等 (7) 学習目標 まちづくりに参加することで、自分の町を見つめ直す。 これからのまちづくりの方向性を探る機会とする プログラムの展開 回 学習テーマ 学習方法 学習内容 学習支援者 備 考 つくってみようこれから 講義 生涯学習の理念に関する理解を深める。 町長 会場:公民館 1 の○○町Ⅰ WS まちづくりの一員としての立場の理解 教育長 まちづくりについての現状や意見交換を 社会教育主事 行う つくってみようこれから 講義 町内の生涯学習施設を見学する。 社会教育主事 会場:町内生涯学 2 の○○町Ⅱ フィール 町の現状を認識し、意識を高める 習施設 ドワーク よりよきリーダーを目指 ワークシ 各団 体やサークルの問題事例を出し合 社会教育主事 会場:公民館 3 して ョップ い、その事例に沿ってのロールプレイを 使ったワークショップを通し、リーダー としての資質を高める。 見てみよう□□町のまち フィール 生涯学習のまちづくりの先進地を事前に □□町行政職 会場:□□町各所 4 づくり ドワーク 調査する。 員 グループに分かれ課題を持って視察する 社会教育主事 見つめ直そう○○町Ⅰ KJ法 町民へのアンケートをもとに、学習要求 社会教育主事 会場:公民館 5 地域課題、現代的課題について考える。 見つめ直そう○○町Ⅰ KJ法 町民へのアンケートを更に詳しく分析し 今後の具体的計画を立てる。 社会教育主事 会場:公民館 創ろうこれからの○○町 レクチャ ーフォー ラム 話し合い 「これからのまちづくり」などの演台で の講演を聴き、まちづくりや自らの団体 活動のあり方について検討する 本研修会、学級講座、サークルの年間活 動を振り返り、成果と課題について話し 合う。 次年度の活動に生かす。 プログラムデザイン実習により、次年度 の町民文化祭の企画立案をする。 大学教員 地域作り実践 者 社会教育主事 会場:公民館 会場:公民館 社会教育主事 会場:公民館 6 7 8 新たな挑戦!つなげよう 未来へⅠ 9 新たな挑戦!つなげよう 未来へⅡ 10 プログラ ムデザイ ン 成人教育に対応した学習プログラム例2(消費者教育) (1) 事業名 暮らしの経済学〜賢い消費者になるために〜 (2) 事業の目的 経済の現状について学び、考えて行動する消費者の育成を目指す。 (3) 実施主体 ○○市社会教育課(生涯学習課) ○○市教育委員会 (4) 参加対象・定員 成人一般 30名程度 (5) 学習期間・時間(回数) 通年 1回の原則学習時間=2時間×10回 (6) 学習場所 公民館 消費生活センター他 (7) 学習目標 法律によって守られている女性の権利について学ぶ。 性の違いによって法律の規定に差異があることについて考える。 法律に関する知識を生きる力につなげていくためにはどうすればよいかを考える。 プログラムの展開 回 学習テーマ 学習方法 学習内容 学習支援者 備 考 経済用語の基礎知識 講義 テレビ・新聞・雑誌等で目にする経済用 学識経験者 会場:公民館 1 語について知る。 大学教員 多重債務と自己破産 講義 悪徳商法のあれこれ 〜だまされないコツ〜 講義 消費者保護制度を知る 講義 税金のお話 講義 不安時代の家計管理 ワークシ ョップ 講義 講義 2 3 4 多重債務の危険性について知る。 消費者金融の現状について知る。 自己破産の実態と制約ついて知る。 悪徳商法の手口について知る。 クーリングオフなどの防衛手段等につい て正しい知識を学ぶ。 消費者保護制度についての正しい知識を 学ぶ。 弁護士 会場:公民館 消費生活アド バイザー 会場:公民館 大学教員 弁護士 会場:公民館 税についての正しい知識を学ぶ。 税務署職員 会場:公民館 5 6 経済情報の見方・考え方 7 会場:公民館 新聞の経済欄の読み方等の基礎知識を学 ぶ。 金融広報アド バイザー 会場:公民館 講義 投資商品についての正しい知識を知る。 金融広報アド バイザー 会場:公民館 講義 自立した消費者になるた めに 講義 ワークシ ョップ 年金関係課職 員 大学教員 学識経験者 10 これからの年金制度について考える。 社会保障新時代において、自分たちにで きることを考える。 これまでの学習を振り返り、これからの 自分の消費のあり方について考える。 会場:公民館 9 金融商品の基礎知識 〜リスクとリターンを考 える〜 少子高齢化社会での年金 制度 8 会場:公民館 環境教育(成人)に対応した学習プログラム例1 (1) 事業名 環境との共生 (2) 事業の目的 環境問題について理解を深め、環境とどのように共生していくかを考える。 (3) 実施主体 ○○市教育委員会 (○○市環境課との共催) (4) 参加対象・定員 市民一般(成人)30〜40名 (5) 学習期間・時間(回数) 通年 1回の原則学習時間=2時間×8回 (6) 学習場所 公民館 清掃センター 町内各所 (7) 学習目標 市の(身近な)環境問題について知る 自分たちにできることを考える プログラムの展開 回 学習テーマ 学習方法 学習内容 学習支援者 備 考 環境と人間の関わり 講義 身近に存在する環境問題についての話を 大学教員 会場:公民館 1 聞く。 環境問題についての認識を高める。 動く環境教室 体験学習 簡易水質検査や大気中の窒素酸化物濃度 環境センター 会場:公民館 2 の測定を行う。 職員 人間と川の関わり ゴミ問題と向かい合う 講義 フィール ドワーク 講義 フィール ドワーク 講義 フィール ドワーク 現地研修 ゴミを出さないスマート ライフのすすめ 講義 WS 環境問題とまちづくり レクチャ ーフォー ラム レクチャ ーフォー ラム ワークシ ョップ 3 人間と山の関わり 選 択 人間と海の関わり 4 5 6 環境問題は国境を越えて 7 8 シンキンググローバル・ アクトローカリー 地域の自然環境(川)の現状に目を向け る。 ※可能であればフィールドワークがよい 地域の自然環境(山)の現状に目を向け る。 ※可能であればフィールドワークがよい 地域の自然環境(海)の現状に目を向け る。 ※可能であればフィールドワークがよい 清掃センター等で、市のゴミ処理につい て話を聞く。 ゴミについて考える。 ゴミを出さない生活について考える。 家庭での実践方法について考える。 環境保護への取り組みについて話を聞く 先進事例への質疑を行い認識を深める ※可能であれば現地研修がよい 海外の環境問題と日本との関わりについ て話を聞く。 グローバルな視点で環境問題を考える。 生活環境をめぐる現状課題のまとめ 自分たちの生活の中でできる行動計画を 考える。 河川課職員 水道課職員 会場:公民館 (地域の川) 森林管理所職 員 会場:公民館 (地域の山) 大学教員 会場:公民館 (地域の海) 清掃センター 職員 会場:公民館 環境アドバイ ザー 会場:公民館 環境問題先進 地行政職員 会場:公民館 (現地) 大学教員 環境センター 等職員 環境アドバイ ザー 社会教育主事 会場:公民館 会場:公民館 環境教育(子供)に対応した学習プログラム例2 (1) 事業名 ぼくも私もエコマスター 〜水の巻〜 (2) 事業の目的 次世代を担う子供たちに環境に関する学習機会を提供し、自分たちの市の環境問題 について関心を高めさせる。 (3) 実施主体 ○○市教育委員会 (○○市環境課との共催) (4) 参加対象・定員 小学生30〜40名 (5) 学習期間・時間(回数) 通年 1回の原則学習時間=3時間×10回 (6) 学習場所 公民館 ○○川河川敷等 (7) 学習目標 市の(身近な)環境問題について知る 自分たちにできることを考える プログラムの展開 回 学習テーマ 学習方法 学習内容 学習支援者 備 考 オリエンテーション ワークシ 仲間作りのゲーム・班分け 社会教育主事 会場:公民館 1 ョップ 水環境への関心を高めるために、釣り大 環境委員 ○○川河川敷 体験活動 会や水生生物の観察等を行う。 ボランティア ビデオ 市の自然紹介のビデオ等を見せ、市の水 について班で話し合う。 水辺再発見1 講義 家庭や工場からの排水の行方をビデオで 社会教育主事 会場:公民館 2 見た後、クイズ等で理解を深める 環境委員 疑問点を出し合い、次回の探検計画を立 ボランティア てる。 ○○川探検隊 フィール 実際に水辺を歩き、河原の様子や水生生 社会教育主事 会場:公民館 3 ドワーク 物について観察する。 環境委員 ○○川 どこでどのように水が汚れていくかにつ ボランティア いて観察する。 学校教員 探検してわかったことを 話し合い 前回の探検でわかったことを班ごとにま 社会教育主事 会場:公民館 4 まとめよう とめて発表する。 環境委員 模造紙等 資料の収集方法を工夫する。 ボランティア 身近な水質改善方法について考える。 学校教員 家庭排水を調べよう 体験学習 みそ汁・風呂の残り湯・洗濯水などを使 社会教育主事 会場:公民館 5 講義 って簡易水質実験をする。 環境委員 簡易実験装置 班ごとに気づいたことを話し合い、まと ボランティア めの発表をする。 学校教員 自分たちにできることを 話し合い 自分たちでできることを考えて、次回の 社会教育主事 会場:公民館 6 考えよう 発表に向けて準備する。 環境委員 発表準備資料等 ボランティア 学校教員 未来に向かって 学習発表 家族や地域の人たちを招待して、学習成 社会教育主事 会場:公民館 7 会 果を発表する。 環境委員 自分たちにできること、大人に協力して ボランティア 欲しいことなどを具体的に発表する。 学校教員 (参考:学習プログラム立案の技術 国立教育政策研究所編) 環境教育(親子)に対応した学習プログラム例3 (1) 事業名 親子エコマスター養成講座 (2) 事業の目的 親子で環境学習に取り組むことで、環境保護の大切さに気づく。 (3) 実施主体 ○○市教育委員会 (○○市環境課との共催) (4) 参加対象・定員 義務教育就学年齢の児童生徒、及びその保護者30組程度 (5) 学習期間・時間(回数) 通年 1回の原則学習時間=2時間×8回 (6) 学習場所 公民館 町内各所 (7) 学習目標 いろいろな環境学習を通じて、環境問題に対する認識を深める。 自分たちにできることを考える。 プログラムの展開 回 学習テーマ 学習方法 学習内容 学習支援者 オリエンテーション ワークシ 仲間作りのゲーム・班分け 環境センター 1 水について考えよう ョップ 河川の汚染、海洋汚染、生活排水などに 指導員 実験 ついてのビデオ等を見る 社会教育主事 家庭排水等の簡易水質実験をする 空気は大丈夫かな? 講義 大気汚染の現状についてのビデオを見た 環境センター 2 実験 り、クイズをしたりして認識を深める 指導員 窒素酸化物の簡易測定実験をする 社会教育主事 捨てればゴミ、生かせば 講義 ゴミの現状について知る。 環境センター 3 資源 3R(リサイクル、リデュース、リユー 指導員 ス)について知る。 社会教育主事 分別収集について考える。 なぜ省エネなの? レクチャ 省エネルギー、省資源について理解を深 環境センター 4 ーフォー める。 指導員 ラム 新しいエネルギーについて学習する。 社会教育主事 ダイオキシンって何? レクチャ ダイオキシンについての理解を深める。 環境センター 5 ーフォー 指導員 ラム 社会教育主事 環境ホルモンって何? 現地研修 環境ホルモンについての理解を深める。 環境センター 6 イボニシの観察で身近な影響について考 指導員 える。 社会教育主事 地球全体の環境に目を向 レクチャ 地球温暖化、酸性雨、砂漠化、森林伐採 環境センター 7 けよう ーフォー などについてのビデオ等を見る。 指導員 ラム 身の回りで気づくことを考え 、発表する 。 社会教育主事 実験 酸性雨のパックテストをする。 環境保全活動に取り組も レクチャ 実際に活動している団体の方の話を聞く 環境センター 8 う ーフォー 自分たちにできること、大人に協力して 指導員 ラム 欲しいことなどを具体的に計画し、発表 社会教育主事 発表会 する。 備 考 会場:公民館 会場:公民館 会場:公民館 会場:公民館 会場:公民館 会場:環境センタ ー 会場:公民館 会場:公民館 修了証 (エコマスター) 男女共同参画社会の形成(青少年)に対応した学習プログラム例1 (1) 事業名 もっと自分らしく (2) 事業の目的 自分自身の生き方をジェンダーの視点から見つめ直し、自分らしく生きていくため にはどうすればよいかを考える。 (3) 実施主体 ○○市社会教育課(生涯学習課) ○○市教育委員会 (4) 参加対象・定員 高校生 30名程度 (5) 学習期間・時間(回数) 通年 1回の原則学習時間=2時間×8回 (6) 学習場所 公民館 女性センター他 (7) 学習目標 ジェンダーに縛られた生き方や社会の中の差別の構造に気づく。 自分らしく生きていくためにはどうすればよいかを考える。 プログラムの展開 回 学習テーマ 学習方法 学習内容 学習支援者 備 考 自分らしく生きています ワークシ 今までの生活をジェンダーの視点から振 社会教育主事 会場:公民館 1 か? ョップ り返る。 学識経験者 講義 ジ ェ ン ダ ー っ て 何 だ ろ ワークシ 当然と思っていた中にも、ジェンダーが 社会教育主事 会場:公民館 2 う? ョップ 大きく影響していることがあることに気 学識経験者 講義 づく。 身の回りのジェンダー ワークシ テレビや新聞・雑誌・広告など身の回り 社会教育主事 会場:公民館 3 ョップ のものについて、ジェンダーの視点から 学識経験者 講義 再点検してみる。 見つけたジェンダーについて発表する。 10年後の夢は何? 講義 ジェンダーにとらわれず、10年後の夢 社会教育主事 会場:公民館 4 ディスカ と、そのためには、何をしたらいいのか 学識経験者 ッション 考える。 考えたことについて意見交換をする。 自立した大人になるため 講義 精神的・経済的・生活的・性的自立につ 社会教育主事 会場:公民館 5 に ワークシ いて考える。 学識経験者 ョップ 自分を大切にすることについて考える。 自分らしく生きていくた 講義 今後の人生をシミュレーションし、今の 社会教育主事 会場:公民館 6 めには! ワークシ 自分にできることを考える。 学識経験者 ョップ (参考:高校生向けガイドブック「もっと自分らしく」 熊本県生活環境部男女共同参画課編) 男女共同参画社会の形成(成人)に対応した学習プログラム例2 (1) 事業名 知って!生かして!権利を守る! (2) 事業の目的 法律に関する知識を生きる力につなげていく機会とする。 (3) 実施主体 ○○市社会教育課(生涯学習課) ○○市教育委員会 (4) 参加対象・定員 成人一般 30名程度 (5) 学習期間・時間(回数) 通年 1回の原則学習時間=2時間×8回 (6) 学習場所 公民館 女性センター他 (7) 学習目標 法律によって守られている女性の権利について学ぶ。 性の違いによって法律の規定に差異があることについて考える。 法律に関する知識を生きる力につなげていくためにはどうすればよいかを考える。 プログラムの展開 回 学習テーマ 学習方法 学習内容 学習支援者 備 考 「家族」を取り巻く法律 ワークシ 民法の内容や、それについての議論を正 法律の専門家 会場:公民館 1 ョップ しく知る。 学識経験者 講義 そこから見えてくる女性や家族の問題を 考える。 命の「値段」 ワークシ 過失死亡賠償請求額の男女差を知り、根 法律の専門家 会場:公民館 2 ョップ 拠となっている平均賃金の性差を知る。 学識経験者 講義 家事・育児労働の経済的評価の問題につ いて考える。 女の働き方・男の働き方 ワークシ 男女機会均等法の改正などが、自分たち 法律の専門家 会場:公民館 3 ョップ の生活に与える影響について考える。 学識経験者 講義 「男女共同参画社会」っ 講義 男女共同参画社会基本法の内容を学び、 法律の専門家 会場:公民館 4 て何? その実現のために何が必要かを考える。 学識経験者 女子差別撤廃条約も学習する。 男女共同参画 課職員 自分の生き方を見つめ直 ワークシ 改めて自分の生活史や今後の生活設計を 学識経験者 会場:公民館 5 す ョップ 考える。 講義 (参考:人権に関する学習プログラムとその展開 大阪府教育委員会) 高齢化に対応した学習プログラム例 (1) 事業名 老い超す力をつけるために!(高齢者入門編) (2) 事業の目的 高齢期の生活に適応するために、高齢者の心身の健康や今後の生活設計、身近な法 律や介護保険制度について学習する。 (3) 実施主体 ○○市社会教育課(生涯学習課) ○○市教育委員会 (4) 参加対象・定員 高齢者 30名程度 (5) 学習期間・時間(回数) 通年 1回の原則学習時間=3時間×10回 (6) 学習場所 公民館 他 (7) 学習目標 高齢者の心の健康や体の健康について学ぶ。 高齢者が陥りやすい消費者犯罪や、その保護制度・介護保険制度について学ぶ。 プログラムの展開 回 学習テーマ 学習方法 学習内容 学習支援者 備 考 老 化 現 象 に つ い て 考 え 講義 人間の老化現象の仕組みや本質について 大学教員 会場:公民館 1 る。 理解する。 医師 高齢者の健康管理 講義 無理のない運動の仕方 講義 実習 健康を保つ食事 講義 実習 なってみてわかるストレ スとその対処法 講義 これからの生活設計 介護保険制度って何? 講義 ワークシ ョップ 講義 ワークシ ョップ 講義 地域で生きる 講義 高齢化社会を考える 〜前向きな老後のために 講義 ディスカ ッション 2 3 4 5 6 身近な法律学 7 8 9 10 高齢者に多い疾病について 病気の予防と早期発見について 病気の症状と対応・健康な生活習慣 無理のない効果的な運動について理解す る。 体力診断や健康体操等を行う。 加齢に伴う体の機能の変化を理解する。 高齢者の栄養面でのバランスの取れた食 事のあり方について学ぶ。 エイジズム(年齢差別について) 高齢者の心理的傾向について ストレスとその対処法について 退職 金・年金の額をもとに生活設計を し、計画的な老後について考える。 悪徳商法の手口について知る。 クーリングオフなどの防衛手段等 遺産相続や遺言状について 介護保険制度の背景や申請・認定の手順 サービスの利用について 大学教員 医師 会場:公民館 ヘルストレー ナー 会場:公民館 栄養士 会場:公民館 神経精神科医 臨床心理士 会場:公民館 フリーランス ライター 会場:公民館 大学教員 弁護士 会場:公民館 介護支援担当 諸課職員 会場:公民館 地域社会における人間関係 社会教育主事 会場:公民館 地域づくりと高齢者の役割について 社会参加活動の実際 高齢化社会の問題点について 大学教員 会場:公民館 現状と課題・それぞれの人生観について 意見交換会を行う。 (参考:現代的課題の学習方法開発研究Ⅲ 群馬県生涯学習センター) 成人・青少年教育に対応した学習プログラム例(ボランティア養成) (1) 事業名 生涯学習ボランティア養成講座 (2) 事業の目的 ボランティアを志す県民や現在実施している県民が、生涯学習ボランティアの意義 と基本的な考え方を身につけるとともに、生涯学習に関する最新の情報を知ること で、今後の生涯学習ボランティアとしての実践力の向上を図る。 (3) 実施主体 ○○市社会教育課(生涯学習課) ○○市教育委員会 (4) 参加対象・定員 ボランティアに関心・関係のある県民 30名程度 (5) 学習期間・時間(回数) 通年 1回の原則学習時間=2時間×5回 (6) 学習場所 公民館 博物館 美術館等 (7) 学習目標 ボランティアの意義や心がまえについて学ぶ。 活動に生かすことができるワークショップなど、仲間づくりの方法について学ぶ。 活動を地域社会に広げていく手法を学ぶ。 プログラムの展開 回 学習テーマ 学習方法 学習内容 学習支援者 備 考 生涯学習とボランティア 講義 生涯学習ボランティアの意義 大学教員 会場:公民館 1 の時代 生涯学習ボランティア活動を行っていく 社会教育主事 上での心構え ボランティア活動の実際 事例発表 様々な施設や地域の中で、実際にボラン ボランティア 会場:公民館 2 ティア活動を行っている人の話を聞く 実践者3名 質疑応答 社会教育主事 生涯学習ボランティアの 現地研修 現地研修を行い、ボランティア活動の実 施設ボランテ 会場:博物館 3 活動を体験しよう 際に立ち会うことで、ボランティア活動 ィアの方々 美術館等 の仕方を学ぶ。 社会教育主事 ボランティア活動に生か 演習 レクレーションやワークショップを中心 社会教育主事 会場:公民館 4 せる仲間づくりプログラ ワークシ にして、仲間づくりの方法を学ぶ。 ム ョップ 成功するボランティア活 演習 活動を地域に広げるために必要な手法 NPO関係職 会場:公民館 5 動5つの法則 ワークシ 員 ョップ 社会教育主事 人権教育に対応した学習プログラム例 (1) 事業名 ザ・ハート〜みんな笑顔だとうれしいね〜 (2) 事業の目的 人権が尊重され、すべての人々が安全で心豊かに暮らせる社会の実現に向け、人権 教育に積極的に取り組む。 (3) 実施主体 ○○市社会教育課(生涯学習課) ○○市教育委員会 (4) 参加対象・定員 成人一般 30名程度 (5) 学習期間・時間(回数) 通年 1回の原則学習時間=2時間×8回 (6) 学習場所 公民館 女性センター他 (7) 学習目標 同和問題を始めとして、女性・子ども・高齢者・障害のある人・外国人・ハンセン 病の元患者など、社会的に弱い立場にある人や差別を受けやすい人々の人権につい て学習する。 プログラムの展開 回 学習テーマ 学習方法 学習内容 学習支援者 備 考 向き、不向きって何? 講義 男女共同参画社会とは? 男女共同参画 会場:公民館 1 (女性の人権) ディスカ グループに分かれてディスカッション センター等職 ッション 員 子どもの言い分 講義 児童の権利に関する条約について 子どもセンタ 会場:公民館 2 (子供の人権) ディスカ 子どもの発達段階における意見の尊重 ー等職員 ッション 児童虐待の防止について 社会教育主事 「 もう年なんだから・・ 」 体験学習 高齢者体験(体験学習用教材を使用) 高齢関係諸課 会場:公民館 3 なんて言わせない 講義 高齢者のための国連原則について 職員 (高齢者の人権) 社会教育主事 みんなが快適に暮らせる 体験学習 体験学習(車椅子・アイマスクなど) 福祉関係諸課 会場:公民館 4 「まち」とは? 講義 ノーマライゼーションについて 職員 (障害のある人の人権) クマモトノコトオシエテ 講義 国際社会での日本の立場について 国際課職員 会場:公民館 5 クダサイ ワークシ 多文化共生について 社会教育主事 (外国人の人権) ョップ 正しい知識を学ぶことの 映画鑑賞 ハンセン病関係の映画(ビデオ)を見る 療養所職員 会場:公民館 6 大切さ① 講義 ハンセン病の歴史について 療養所自治会 (ハンセン病元患者等の 交流 療養所の方々と交流する 会員 人権) 正しい知識を学ぶことの 講義 同和問題関係の映画(ビデオ)を見る 人権同和教育 会場:公民館 7 大切さ② ワークシ 同和問題の歴史について 課職員 (同和問題について) ョップ 社会教育主事 (参考:「みんな笑顔だとうれしいね 熊本県・熊本県人権啓発推進協議会)
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