日.2þζ 員オ E目玉宇甫旦右霊2~ こ Jこと〉 1 9 9 7 i 揚プヨ妻停芸主主恩右圧定幸良壬主テ喜善 盆F 三E夏日仁干コ臣三宅金ー 一在留中国人研究者研究助成一 I9 ヲZ年 3 月 10 日 財団法人 日中医学協会 理事長 中島章殿 I 研究者氏名外 斗 ぺ 研究機関全長記夫主(í~~)沼反~協を研究指導者大島 な え 所 在 地 〒7 必 ず3 4 , 令 3 Mま I i lTI3-l 職名金伝妻美花 電話 c ' 7 6 " ・ 0 一ρ》 / 内 線 I I .過 去 の 研 究 歴 1984年 か ら 1997年 支 で に ‘ 中 国 医 科 大 学 修 十 課 稗 掌 牛 ‘ 助 手 ‘ 令 沢 大 掌 大 学 院 研 費 牛 . 大 学 院 博 士 ト 諜 稗 掌 牛 疋 び 余 沢 大 学 助 手 存 続 て . 度 膚 紋 理 の 漬 伝 . 骨 格 の 件 茅 . 法 医 実 務 試 料 の 件 別 及 てfABO式 血 液 型 判 定 . ミ イ ラ の 件 別 tABO式 血 液 型 の 検 杏 . 祐 ぴ に 人 獣 鰐 別 に つ い て 幅 広 く 研 努 移 行 い ま し た . m .過 去 の 研 究 実 績 1984年 か ち 1997年 ま で に 、 国 際 誌 . 中 国 及 u円 本 の 雑 誌 に で 26篇 の 論 文 房 発 表 し.国際及び中国r_日本の国内の学会で 7閉 の 口 頭 発 表 安 行 い 去 し た . lV.本年度の研究業績 (1)学会、研究会等においての口頭発表(学会名・内容) 日本牛化学会第 1 5向北陸地方舎(余沢、 1997年 5月 31円)にて‘ DNA升析の方法君子用 Iに つ い で 口 頭 持 表 春 行 い ま し か . い か ヒ ト シ ヒ ト 以 外 の 零 長 類 動 物 の 篤 男J ( 2 ) 学会誌等に発表した論文 無 ・ 有 (雑誌名・論文名) 1.Int .J . L e ! ! a l恥f e d . .1 1 0 :254-259, 1997. _ _ Soeciesi d e o t i f i c a t i o obasedont h e i o tmutationsoLhi s i l l b l o o d! ! r O U DABO!!enesbvPCR-RFLPaodd i r e c t seaUeOClOQ 2, J o o .J .L e ! ! a lMed..5 1 :231-234.AnautoDsVcaseofs u i c i d a ls t r a n ! ! u ) a t i o nwith fourloooedrubberbands V,今後の研究計画及び希望 。 。 , , 今 後 手J引斉続三i". 増 幅 で 夫 る STRLocus君子探し.ミトコンドリア DNAに つ い で あ 検 杏 し て.これらミイラの人種及び血縁関係和解明するよろ検討します. V I .研 究 報 告(日本語、文は英語で書いて下さい。 4 .0 0 0字以上で記載して下さい.別紙可) 別紙参照. 四.指導教官の意見 こ れ ま で 林 子 清 博 士 は 私 と 共 に 中 国 ・ 新 彊 で 発 見 さ れ た 9体 の ミ イ ラ の 性 別 と ABO式 血 液 型 の 遺 伝 子 型 判 定 を 中 心 に 様々な種類の法医学的試料につ いて, DNAレ ベ ル で の 研 究 を 行 っ て き ま し た . 本 研 究 で は , 近 年 注 目 さ れ て いる STR多 型 に つ い て ミ イ ラ 試 料 を 対 象 に 検 討 し , DNAの 抽 出 法 及 び ポ リ メ ラ ー ゼ 連 鎖 反 応 (PCR)阻 止 因 子 の 除 去 法 に つ い て 、 独 自 の 方 法 で 工 夫 し た ところ, 1300年 以 上 経 過 し た ミ イ ラ 試 料 の STR HUMTHOl locusの 増 幅 に 成 功 し ま し た . こ の 成 果 は , 極 め て 古 い 考 古 学 試 料 に つ い て も STR多 型 の 検 査 が 可 能 で あ る こ と を 示 す も の で , 今 後 , STR多 型 が 個 人 識 別 や 親 子 鑑 定 等の法医学実務のみならず,考古学や人類遺伝学などの関連分野おいても有 用であることを実証しています. 研究報告 -PCR法 を 用 い た 約 1300年 前 の ミ イ ラ に 対 す る STR増 幅 の 試 み 一 林子清 金沢大学医学部法医学教室 協力研究員 中国医科大学法医学系法医人類学教室講師 テキスト 9 枚,写真説明 1枚,写真 2 枚 , 表 1枚 , 計 1 3枚 連絡先:林子清 中国医科大学法医学系 干1 1 0 0 0 1 法医人類学教室 中国遼寧省溶陽市和平区北二馬路 9 2号 T e l :8 6 2 4 3 8 6 3 7 31,内線:法医人類学教室 又は,金沢大学医学部法医学教室 干9 2 0 8 6 4 0 金沢市宝町 1 3 1 T e l:0 7 6 2 6 5 2 2 2 3 F a x :0 7 6 2 3 4 4 2 3 4 目 的 1985年, Jeffreys ら は , ヒ ト D N Aに お い て 33塩 基 対 を 基 本 単 位とする繰り返し配列,いわゆるミニサテライトを発見し,その後 も,彼らは, ミニサテライトより基本単位の塩基数が少ないマイク ロサテライトを発見した.これら遺伝マーカーは極めて高度の多型 を示し, しかもメンデルの法則に従って安定に遺伝するので,現在, D N Aフ ィ ン ガ ー プ リ ン ト や シ ン グ ル ロ ー カ ス プ ロ ー プ と し て , 人 類 学 , 遺 伝 学 及 び 法 医 学 な ど の │ 幅 広 い 分 野 で 利 用 さ れ て い る . しか し な が ら , こ れ ら の 検 出 に は 少 な く と も 数 μgの 高 分 子 D N Aが 必 要 と さ れ る た め , 回 収 さ れ る D N Aの 絶 対 量 が 少 な か っ た り , あ る い は断片化している可能性が高い古代の試料では, ミニサテライトの 検出も困難である場合が多い. 近年, ミニサテライトよりも短い, 2-5塩 基 を 基 本 単 位 と し た 反 復 配 列 で あ る S T R (short tandem repeat) が 急 速 に 注 目 さ れ ている.すなわち, STR は ミ ニ サ テ ラ イ ト や マ イ ク ロ サ テ ラ イ ト と 同様に,繰り返し配列の回数が個人によって異なる上, がメンデル法則に従って安定に遺伝し, この個人差 し か も a1 1e1eの 長 さ は 通 常 百 か ら 数 百 塩 基 対 (bp ) と 比 較 的 短 く , 微 量 か っ 低 分 子 化 し た D N A試 料 か ら で も 型 検 出 が 可 能 で あ る . ま た 型 判 定 の 方 法 も 比 較 的簡単であるため,法医実務においても広く応用されて来ている. 我々は今までに, 日本の大谷光瑞探険隊が中国・新彊で発見した 9休 の ヒ ト の ミ イ ラ ( 現 在 , 中 国 遼 寧 省 旅 I J 頃博物館に所蔵されてい る ) に つ い て D N A検 査 を 行 い , 性 別 と ABO式 血 液 型 を 判 定 し , 報 告 し て き た . し か し , こ れ ら 9体 の ミ イ ラ の 血 縁 関 係 に つ い て は , 発掘当時の状況や同時に発見された副葬品等からは判定できずにい るため,今回,これらミイラの人種や血縁関係の判定を試みて, 9 体 の ミ イ ラ の う ち 8 体 の STR多 型 に つ い て 検 討 し た . 研究材料および方法 1. ミ イ ラ ミイラは中国・新彊ウイグル自治区の砂漠地帯であるトルファン で 発 見 さ れ た も の で , 発 掘 さ れ た 古 墳 は 中 国 唐 代 ( 紀 元 7世 紀 ) の 高昌国のものであると考古学的に鑑定されている. したがってミイ ラ は 今 か ら 約 1300年 前 の 高 昌 国 の ヒ ト で あ る と 考 え ら れ る . 今 回 対 象 と し た 8体 の ミ イ ラ は 外 表 所 見 に 基 づ き 成 人 と 判 定 さ れ る (Fig.l). 8 体中, 6体 の 性 別 は 外 表 上 の 形 態 的 特 徴 に よ り 推 定 可 能 で あ り , 残 り 2体 の 性 別 は 外 表 所 見 か ら は 推 定 で き な か っ た が , 2体 と も 男 性 で あ る こ と ( 性 染 色 体 が xy) が 我 々 の こ れ ま で の 研 究 か ら 明 ら か で あ る . ま た , 既 に D N A検 査 及 び 血 清 学 的 方 法 を 用 い て , 各 ミ イ ラ の A B O式 血 液 型 の 遺 伝 子 型 も 判 定 し て い る . 今 回 , 各成人ミイラからは毛髪,骨格筋及び皮膚を採取し,研究試料とし た. 2. D N A抽 出 お よ び 精 製 各 ミ イ ラ か ら 採 取 し た 毛 髪 約 10本 , 骨 格 筋 約 100mg, 或 い は 皮 2 膚 約 0.5cm2 を , 1.5m 1の エ ッ ベ ン ド ル フ チ ュ ー ブ に 入 れ , の滅菌生理的食塩水 1.0m 1 (0.85%の NaClを 合 む 滅 菌 蒸 留 水 ) を 加 え , 室 温 で 24時 間 ( 途 中 で 滅 菌 生 理 的 食 塩 水 を 2国 交 換 ) , 緩 徐 に 振 渥 した後,生理的食塩水を除去し, 1.0m 1の l%SDSを 合 む TNE 緩 衝 液 (10mM Tris-HCl, pH8.0, 50mM NaCl, 10mM ED TA) で 30分 間 振 還 し な が ら , 十 分 に 洗 浄 し た . 同 様 な 洗 浄 を 3 回繰り返した後, 2.0% SDS, 0.04M DTTと 200μgの プ ロ テ ナ ー ゼ K を 含 む TNE緩 衝 液 1. 0m 1を 加 え て , 50o cで 20時 間 反 応 さ せ た.チューブ中の試料が完全に分解されたことを肉眼的に確認した 後 , 水 飽 和 の 中 性 フ ェ ノ ー ル を 2回 , フ ェ ノ ー ル / ク ロ ロ ホ ル ム (24:1)を 2回 , ク ロ ロ ホ ル ム を 1回 加 え て 除 蛋 白 し た . 除 蛋 白 後 の 水 溶 液 を n- ブ タ ノ ー ル で 200μlに 濃 縮 し , 続 い て 6MNaI, 0.5%N-ラ ウ ロ イ ル サ ル コ シ ン ナ ト リ ウ ム と 10mM Tris-HCl (pH8.0)を 合 む 水 溶 液 200t Jlを チ ュ ー ブ に 加 え , 応後, 液 45o cで 15分 間 反 12,000rpm/minで 5分 間 遠 心 し , 沈 殿 物 を 15μlの T E緩 衝 (10mM Tris-HCl, pH8.0, 1mM EDTA) に 溶 解 し た . TE 緩 衝 液 に 溶 解 し た D N A溶 液 が 褐 色 或 い は 黒 色 を 呈 す る 場 合 は , さ らにスピンカラム(吉井ら, 日法医誌, 47, 323-329, 1993)を 用 い , 十 分 に D N A溶 液 中 に 含 ま れ る PCR 阻 止 因 子 を 除 去 し た . 3. PC R 反 応 HUMTH01 及 び H U M V W Aの 増 幅 に 用 い た プ ラ イ マ ー は , Edwardsら (Edwards e ta l, Genomics, 12, 241 253, ・ 3 1992)と M oI Ierら (Moller et al, Int ] Legal Med, 106, 183・ 189, 1994)の 報 告 に 従 っ た ( 表 1). 反 応 液 は 全 量 を 50μ! と し , 各 プ ラ イ マ ー を 1.0μM, Taq D N A ポ リ メ ラ ー ゼ ( 宝 酒 造 ) を 5.0単位, dN TPを 200μM, 付 属 の 10倍 濃 度 の 緩 衝 液 (500mM KCl, 15mM MgCl2, 100mM Tris-HCl pH8.0) を 5μl, ウ シ 血 清 ア ル ブ ミ ン (BSA )を 20f . 1g, 並 び に , 抽 出 し た D N A溶 液 5f . 1lを 加 え た . PC R 反 応 は 表 1 に 示 し た 条 件 で 行 っ た . 4. 結 果 判 定 PC R 反 応 後 の 溶 液 を エ タ ノ ー ル で 沈 殿 さ せ , 一 色 素 混 合 液 (0.1% キ シ レ ン シ ア ノ ー ル , ブルー, 5μlの ホ ル ム ア ミ ド 0.1% ブ ロ モ フ ェ ノ ー ル 2 0 m M E D T A, ホ ル ム ア ミ ド 100ml) に 溶 解 し た 後 , 7M の 尿 素 を 含 む 6 % ポ リ ア ク リ ル ア ミ ド ゲ ル (135 x 135 XO.3mm)を 用いて, 150V の 定 電 圧 で 3時 間 , 電 気 泳 動 を 行 い , Budowle ら の 方 法 ( A m J H u m Genet, 48, 137-144, 1991)に 従 っ て 銀 染 色 を施し,各増幅産物のバンドパターンを観察した. 成 績 1 . 抽 出 D N Aの 性 状 と P CR 法 に よ る 増 幅 抽 出 さ れ た D N A溶 液 が 褐 色 ま た は 黒 色 に 着 色 し て い た 場 合 は , そ の ま ま の 状 態 で P CR 反 応 液 に 加 え て 増 幅 反 応 を 試 み て も , H U M T H 0 1と H U M V W Aの い ず れ も 増 幅 さ れ な か っ た . しかし, ス ピ ン カ ラ ム で こ の D N A抽 出 液 中 の 不 純 物 を 除 去 す る と , 4 D N Ai 容 液は無色ないし薄茶色になり,この 行うと DNA溶 液 を 用 い て PCR反 応 を HUMTHOlは 増 幅 さ れ た . し か し , HUMVWAに つ い て は , 依然,増幅されなかった. また,スピンカラムによる精製後,なお HUMTHOlと HUMVWAの 両 方 が 増 幅 さ れ な か っ た DNA溶 液 に つ い て は , PC R 阻 止 因 子 の 作 用 を 抑 え る 目 的 で P CR 反 応 液 中 に , 段 階 的 に 濃 度 を 変えたウシ血清アルブミン 反応液中に (BSA) を 加 え た と こ ろ , 総 量 50μlの BSAを 20μg加 え る こ と で HUMTHOlが 特 異 的 に 増 幅 された. しかしながら HUMVWAは BSAの 濃 度 と は 関 係 な く , い ずれも増幅されなかった. 2. HUMTHOlの 検 査 HUMTHOl に つ い て は , イ ラ の う ち 6体 が, Fig.2に 示 し た よ う に , 8体 の 成 人 ミ (No.l, 3, 4, 6, 7と 8)は 2本 の バ ン ド を 示 し た N0.2と N0 .5は 1本 の み の バ ン ド を 示 し た . ま た , こ の N0.2 と N 0 .5の バ ン ド は , 他 の 6 体 の ミ イ ラ が 示 し た 2 本 の バ ン ド の う ち の短いバンドと同一位置に検出された. 3. HUMVWAの 検 査 8体 の HUMVWAを 検 査 し た と こ ろ , い ず れ の 試 料 を 用 い て も 目 的 と し た D NAバ ン ド が 増 幅 さ れ な か っ た . 考 察 1984年 カ リ フ オ ル ニ ア 大 学 の Higuchi ら は , 南 ア フ リ カ の 絶 滅 5 動 物 「 ク ア ッ ガ 」 の 剥 製 標 本 か ら 抽 出 し た DNAの 塩 基 配 列 を 決 定 し,クアッガの系統的位置付けを行った.その後,スウェーデン・ ウ プ サ ラ 大 学 の P託託 bo ら に よ っ て , 約 7000年 前 の ア メ リ カ 原 住 民 の脳をもとに, ミ ト コ ン ド リ ア DNA断 片 の ク ロ ー ニ ン グ と , そ の 塩基配列が決定されるなど, PCR法 の 開 発 に よ り , 考 古 学 や 人 類 学 研 究 は 目 覚 ま し く 進 歩 し て い る . 現 在 で は , 約 4万 年 前 の マ ン モ ス や 約 1億 3千 万 年 前 の 珠 玉 白 中 の 昆 虫 化 石 か ら の DNAの 増 幅 及 び 塩 基配列決定の成功をはじめ,ヒトを含めた数多くの生物について, 化石などの古代生物が残した様々な試料を用いて,遺伝子レベルで の研究が進んでいる.たとえば,これらの研究成果によって絶滅生 物を合む生物の起源や進化が解明されつつある. しかし考古学試料については,発掘ないしは発見されるまでの期 間放置された環境の影響により, DN Aが 低 分 子 化 し た り , ま た , 生物体内の糖や蛋白質などが変性したことによって, PC R反 応 に 対 す る 阻 害 物 質 が 多 量 に 形 成 さ れ る 場 合 に は , 古 代 試 料 の DNA検 査 は 一 般 的 に 困 難 で あ る . 特 に STRの よ う な 単 一 コ ピ ー の 1 0CU Sで は , D N A低 分 子 化 の 過 程 で そ の 1 0CU Sが 断 裂 す る こ と に よ り , PCRに よ る 増 幅 が 不 可 能 と な る た め , STR多 型 の 検 査 が ミ ト コ ン ド リ ア D N Aや DYZ3の よ う な コ ピ ー 数 の 多 い 10 C U S に 比 べ て , さ らに困難になると考えられる. 本研究では,まず極めて乾燥した試料を生理食塩水の中に入れて, 組 織 や 細 胞 に で き る 限 り 水 分 を 浸 透 さ せ , プ ロ テ ナ ー ゼ Kが 反 応 し 6 やすい状態にまで回復し,出来る限り多量の蛋白質が分解されるよ うに工夫した.また,除蛋白も通常のフェノーノレ/クロロホルム法 以外に Na1法 も 加 え , 最 大 限 に DNAが 抽 出 で き る よ う に 工 夫 し , し か も PCR 阻 止 因 子 を 可 能 な 限 り 除 去 し た . そ の 上 , ンカラムを用いて, BSA と ス ピ PC R 阻 止 因 子 の 作 用 を 最 小 限 に 抑 え た 結 果 , 1300年 以 上 も 経 過 し た 古 い ミ イ ラ 試 料 に つ い て も HUMTHOl 10cusを 増 幅 す る こ と に 成 功 し た . 1996年 Zierdt らは, 1957年 に 発 掘 し た 紀 元 5・ 8世 紀 位 の 古 墳 に あ っ た ヒ ト の 骨 と 歯 牙 を 試 料 と し , 二 重 PC R 法 を 行 っ た と こ ろ , 90サ イ ク ル の 増 幅 に よ り 告したが,本研究では HUMVWA locusの 型 判 定 が で き た と 報 HUMVWA locusは 増 幅 さ れ な か っ た . そ の 原 因 に つ い て は , ① 増 幅 回 数 が ま だ 少 な い , ② Z iertら が 骨 と 歯 牙のような硬組織を試料としたが,我々は一般的に硬組織より保存 性の低い皮膚や筋肉などの軟組織を用いた,③発掘されるまで或い は発掘された後の保存状態が十分でなく,本研究に用いた試料の DNAの 低 分 子 化 が さ ら に 進 ん で い る , な ど が 考 え ら れ る . 今 後 , ミイラの骨や歯牙などの硬組織を採取し, 増やして, PCR増 幅 回 数 を さ ら に HUMVWA locusや 他 の locusを 検 討 す る 必 要 が あ る . また本研究では,同一 DNA抽 出 液 を 用 い て HUMTHOl と HUMVWAを 同 時 に 増 幅 し て , HUMTHOlは 増 幅 さ れ る が HUMVWAが 増 幅 さ れ な い 場 合 が あ っ た . そ の 原 因 と し て は , プ ライマーがテンプレート DNAと ア ニ ー リ ン グ し た り , 目 的 と す る 7 領 域 の テ ン プ レ ー ト D N Aの 立 体 構 造 の 違 い に よ り 増 幅 し え な か っ た可能性が考えられる. 本 研 究 結 果 に お い て , こ れ ら ミ イ ラ の S T R H U M T H 0 1 locus の a11e1eの 確 定 は で き な い が , 同 時 に 泳 動 し た D N Aの サ イ ズ マ ー カーとの位置関係から考察すると,短い方のバンドは,現代人の allele 7 (191 bp)に 相 当 し , よ り 長 い 方 の バ ン ド は 現 代 人 の allele 9 (199 bp)或 い は allele 8 (195 bp)に 相 当 す る も の と 考 え る . 現 代 の 中 国 漢 民 族 に お け る a1 1e1e 7の 頻 度 は 約 a1 1e1e 9は 約 o. 57で , a1 1e1e 8は 約 o.26, o.04で あ る の で (Meyer et al, Int J Legal M e d, 107, 314-322, 1995), こ の 結 果 は , 対象としたミイラが中国・唐の時代の漢民族である可能性を示唆し ていると考えるが,さらに今後の検討が必要である. 8体 の ミ イ ラ の 血 縁 関 係 に つ い て は , を有し, しかもいずれも同様なバンドパターンであった.また, N 0 .2と N 0.5 の 2体 は 他 の 6体 と 異 な り , が, 6体 の ミ イ ラ は 2本 の バ ン ド 2体 の バ ン ド が 同 じ 長 さ で , 1本 の バ ン ド の み を 示 し た し か も そ の バ ン ド は , 他 の 6体 が 有 す る 2本 の バ ン ド の う ち , 短 い 方 の バ ン ド と 同 一 位 置 に 検 出 さ れ た.このように, 8体 の ミ イ ラ は 1本 の 共 通 の バ ン ド を 有 し て い る の で,各ミイラ聞の血縁関係については,現段階では否定されなかっ た. 8 結 論 1. PC R 法 を 用 い る こ と に よ り , 1300年 以 上 を 経 過 し た 古 い ミ イ ラ 試 料 に つ い て STR(HUMTH01)の 増 幅 に 成 功 し た . 2. 8体 の ミ イ ラ の 血 縁 関 係 に つ い て は , 増 幅 さ れ た HUMTH01の 電 気 泳 動 の バ ン ド パ タ ー ン よ り , 現 段 階 で は 血 縁 関 係の存在の可能性を否定できなかった. 謝 辞 本稿を終えるにあたり,日中医学協会から「在留中国人研究者助 成」を頂いたことに対し,深く感謝致します.また,研究の御指導 と報告書の御校閲を賜りました思師,金沢大学医学部法医学教室大 島徹教授に深甚なる謝意を表します.なお,多大なご協力を賜りま した金沢大学医学部法医学教室近藤稔和講師及び教室員の皆様に深 謝致します. 研究発表 Ampification of Human Short Tandem Repeats on Mummies Discovered at Taklamakan Desert. 6th. lndo- Pacific Congress on Legal Medicine and Forensic Sciences, July, 1998, Kobe(発 表 予 定 )• 9 LegendsofFigures F i g .1 Oneo ft h emummies( N o . 3 )d i s c o v e r e da tTaklamakand e s e r ti nT u r f a ni n H s i n c h i a n gUyghur ,C h i n a,i n1 9 1 2 . F i g .2 T h i sp h o t o g r a p hshowst h ebandp a t t e r n sa f t e rs i l v e rs t a i n i n go ft h eHUMTH01 l o c u sa m p l i f i e db yPCR .1 nt h ep h o t o g r a p h,l a n e s1 8c o r r e s p o n dt oN o .1 ・8o ft h e mummies,l a n e9shows n e g a t i v ec o n t r o l,l a n e1 0r e v e a l st h ep r o d u c ta m p l i f i e dw i t h amodernhumanDNAa sap o s i t i v ec o n t r o l,f o u rl a n e sM a r eDNAs i z em a r k e r s . , m一同 8F 戸 M マ)} 寸 ﹄ 司 7 6R I m - M鴫由 4 閣制倒 MWkh︺︺一 h-M W -︺ 1 一 一 RJ アi ; )・2 - ・ ・ 圃 圃 bp R e p e a t PCRp r i m e rs e q u e n c e( 5 ' 3 ' ) 1 0 30 E x t e n s i o n C y c l e s 0 0 0 9 4C, lmin 64C, lmin 70C, 2min 0 0 0 90C, lmin 64C, lmin 70C, 2min e a l i n g D e n a t u r a t i o n Ann HUMVWA TCTA CCCTAGTGGATGATAAGAATAATC940C1min 500 C, lmin 7 20 C, 1 .5min 40 . _ , GGACAGATGATAAATACATAGGATGGATGG _ GTGGGCTGAAAAGTCCCGATTAT HUMTH01AATG ATTCAAAGGGTATCTGGGCTCTGG Iρcus Table1 .Primersandtheirindicationi nt h ePCR 6thINPALMS AbstractSubmissionForm Oeadline:Oecember31,1997 Am p l i f i c a 也on o f Human Short Tandem Repeats on Mummies d i s c o v e r e d a t TaklamakanDesert ,T 人 Kondo,T人 Takayasu,T人 Minamino,T人 Sun,E.y.3 and Lin,Z.Q人 Ohshima . T . Liu,G D e p t .. o fF o r e n s i cAnthropology, ChinaMedical U n i v .F a c u l t yo fMed.,Sheny 出1 9, China',D e p t .o fL e g a lMed.,KanazawaU n i v . Facultyo f伊e d .,Kan 包 a wa,Japan", D e p t .o fAn a~omy , Dailen Medical U n i v ., Dailen, China",and Lushun Museum, Dailen,China" I n t r o d u c t i o n = -Theauthorshavea l r e a d yr e p o r t e ds u c c e s s f u lsexd e t e r r n i n a t i o nand 匂r p i n gonhumanmummiesuSingpolymerasechainr e a c t i o n( P C R ) .I nt h e ABOgeno h eむ n p l i f i c a t i o no ft h ehumans h o r ttandemr e p e a t s(STR)wasa l s o p r e s e n tstudy,t a社 empted. Materialsandmethods!Eighta d u l tmummiesandonec h i l donewered i s c o v e r e da t 9 1 2 . -Arc h a e o l o g i c a l l y,t h e s emummieswereestimatedt ob e Taklamakand e s e r tin 1 h et e r r n i n a lTangage( 7 t hc e n t u η r thehumanst h a thavel i v e d in GaoChangint 包o no fTHOll o c u swasc a r r i e d outont h e8a d u l tmummies. A . D . ) .Thea m p l i f i c a ,s k i n包 l d / o rmusclesampleswerethenc o l l e c t e dfromeachmummy.DNAwas Hair 仕a c t e da sshown江1 t h ep r e v i o u sr e p o r t(Jpn J L e g a l Med,50,336, 1 9 9 6 )and ex puruhdusingas p i ncolumnd e v i s e dbyYoshii(JpnJL e g a lMed.47,323.1993).A p起工 ofp r i m e r s(5'-GTGGGCTGAAAAGCTCCCG A'廿'A T3 'and5'-ATTCAAAGGGTATC也on立 1 i x t urewereprepareda c c o r d i n gt ot h er e p o r tby TGGGCTCTGG-3'andPCRr e a c Edward (Genomics, 1 2, 241 .1 9 9 2 ) . At f i r s , t PCR~ was p erformed f o r 10~ c y c l e s n n e a l i n g :64 C,1min;e x t e n s i o n :70o C,2~), and, ( d e n a t u r a t i ? n : 94 C,1min;,a continuously,secondPCRwascondudedf o r25c y c l e s( d e n a t u r a 包o n :90o C,1min; a n n e a l i n g : 64 o C, 1凶 n ;e x t e n s i o n : 70 o C,2 m江1 ) .T he PCRp r o d u c t s were then e l e c t r o p h ( ) r e z e dandv i s u a l i z e dbys i l v e rs t a i n i n g . o c u swas s u c c e s s f u l l ya m p l i f i e d .I ntwo R e s u l t s : .I na l lo ft h e8mummies,THOl l ロ ロn i e so fthem,o n l ya s i n g l eband,meaning“homo 匂rpe",wasf o u n d . Theo t h e r mu d pa 抗e r n ; that i s, two d i 百e r e n t bands, s i x mummies showed t h e common b紅 l meaning “h e t e r o 匂r p e ", were o b s e r v e d . The band l e n g t ho ft h e “homotype" was 甘o phore 包c a l l yc o n s i s t e n twitht h a to fthes h o r t e rbando ft h e" h e t e r o 匂r p e " . e l e c C o n c l u s i o n = -Theser e s u l t sr e p r e s e n t e dap o s S i b 出匂ro fSTR守pingf o rt h especimens o fa n c i e n thumanremainsa sw e l la st h o s eo fm e d i c o l e g a lc a s ew o r k . ゆ 0 0 Pleasef i l lo u to rcheckt h ea p p r o p r i a t ei t e m sb e l o w . Deadlinef o rA b s t r a c tSubmission:December3 1,1997 ,PreferredTypeofPresentation: [ S IOral 口Poster 口Either y p eo fp r e s e n t a t i o nw i l lbeu l t i m a t e l ydecideda tt h ed i s c r e t i o no ft h eS c i e n t i f i cProgramCommittee. Pleasen o t et h a t~he t Cαtegory: I n d i c a t et h eonea b s t r a c tc a t e g o r yt h a tmostc l o s e l yd e s c r i b e st h es u b j e c tm a t e r i a . lChoosefromt h ec a t e g o r i e sl i s t e d underI n s t r u c t i o n sf o rP r e p a r i n gA b s t r a c t s . Cαtegory Author: T i t l e(usedformailingaddress): 口Prof. BDr. Z i , : 1i 孔 脅 ,G1 Yen NalT胤 国 Mr. 口Ms. 口Mrs. し ; " し M i d d l e I n s t i t u t i o n : M a i l i n gA d d r e s s( i n c l u d i n gt h en a m eo fi n s t i t u t i o n, f ia p p l i c a b l e ) : NC t l l .j j r L Qs . fY ee . . . rr . 3 , . He.. Dìil~l r I , ' < . . tf' c f,品 μ 似 1 l 4 , c h i , 1 r 凡 ( } . . 切 I U-- i / ' c a l t )九i 〆 M3[ む 1 . b 1 4 3. 8 6 3 7 3 / Fax: P h o n e :& Da 恰 : 1 飢 7,1 7勿 A u t h o 川 i g n a t , U - v F a m i l y ん じ1/'t.CL IIOOO{ P o s t a l( Z i p )C o d e , chi托 ル C o u n t r y O f f i c eU s eO n l y 6thINPALMS AbstractSubmissionForm Oeadline:Oecember31,1997 A mp l i f i c a t i o n o f Human Short Tandem Repeats on Mummies d i s c o v e r e d a t Tak1amakanDesert . y . 3and L i n . Z.Q/.Ohshima. T. 2 • Kondo. T人 Takayasu.T人 Minamino.T. 2 • Sun. E L i u .G . T . Dept.. o fForensic Anthropology. ChinaMedical U n i v . Faculty ofMed.. Shenyang. ぺ China'. Dept. ofL e g a lMed.. KanazawaU n i v . Facultyof~ed.. K釦 包awa. Japan Dept. ofAn a~omy. Dailen Medical U n i v . .D a i l e n .C h i n a ' >,and Lushun Museum. Dailen,China I n t r o d u c t i o n ! .Theauthorshave a l r e a d yr e p o r t e ds u c c e s s f u lsexdeterminationand ABOgeno匂r p i n gonhumanmummiesusingp o l 戸n erasechainr e a c t i o n( P C R ) .I nthe m p l i f i c a t i o no fthehumanshorttandemr e p e a t s(STR)wasa l s o presentstudy,thea a仕 empted. Materia 1 sandmethods:Eighta d u l tmummiesandonec h i l donewered i s c o v e r e da t Taklamakand e s e r tin 1 9 1 2 .Arc h a e o l o g i c a l l y,thesemummieswereestimatedt obe th~ humanst hathavel i v e d in Gao Changin t h e terminalTangage( 7 t h centu巧r 也ono fTH01 locuswas c a r r i e d outon the 8adultmurnmies. A.D.) .Thea m p l i f i c a Hair ,s kinand/o rmuscles 町n p l e swerethenc o l l e c t e d仕omeachmummy.DNAwas 廿a ctedas shown in the pre 吋o usr e p o r t(Jpn J L e g a l Med,50,336. 1996)出 l d ex 9 9 3 ) .A p u r i f i e dusingaspincolumnd e v i s e d byYoshii(JpnJ L e g a lMed.4 7 . 323,1 寸AT・3 'and5'-ATTCAAAGGGTATCp剖 rofprimers(5'-GTGGGCTGAAAAGCTCCCGA1 TGGGCTCTGG・2 出 l dPCRr e a c t i o nmixturewereprep訂 edaccordingt other e p o r tby , 1 2 , 241 . 1 9 9 2 ) . A t f i r s t . P C R w a s p e r f o r m e d f o r 1 0 c y c l e s Edward (Genomic~ C . 1m i n : .a n n e a l i n g :64a c,1凶 n:extension:70o c,2mi工1). and. ( d e n a t u r a t i o n : 94a c .1min: continuously. secondPCRwasconductedf o r25c y c l e s( d e n a t u r a t i o n : 90o 出l n e a l i n g : 64 o c . 1min; extension: 70 o c,2 min). The PCRproducts were then electrophorezedandV I s u a l i z e dbys i l v e rs t a i n i n g . m i e s .THO1l o c u swas s u c c e s s f u l l y a m p l i f i e d .Intwo Results:I na l loft h e 8 muロl i n g l eband. meaning“homo匂r p e " .was found. Theother mummies ofthem. onlya s 抗e r n ; 廿l a ti s, 同TO d i f f e r e n t bands. s i x mummies showed the common band pa meaning “hetero 勺r p e " . were o b s e r v e d . The band length of the “homo匂T p e " was a l l yc o n s i s t e n twiththatofthes h o r t e rbandoft h e“h e t e r o匂r p e " . e l e c t r o p h o r e口c Conclusion!.Theser e s u l t sr e p r e s e n t e d apossib 出匂rofSTR匂r p i n gf o rthespecimens ofancienthumanremainsasw e l la sthoseofmedico-Iegalcasework. 吟 令 P l e a s ef i lo u to rc h e c kt h ea p p r o p r i a t ei t e m sb e l o w . D e a d l i n ef o rA b s t r a c tS u b m i s s i o n :D e c e m b e r31,1997 ・ P r e f e r r e dTypeo fP r e s e n t a t i o n : 国O r a l 口P o s t e r 口E i t h e r P l e a s en o t et h a tt h et y p eo fp r e s e n t a t i o nw i l lb eu l t i m a t e l yd e c i d e da tt h ed i s c r e t i o no ft h eS c i e n t i f i cP r o g r a mC o m m i t t e e . C a t e g o r y : I n d i c a t et h eo n ea b s t r a c tc a t e g o r yt h a tm o s tc l o s e l yd e s c r i b e st h es u b j e c tm a t e r i a . lC h o o s ef r o mt h ec a t e g o r i e sl i s t e d u n d e rI n s t r u c t i o n sf o rP r e p a r i n gA b s t r a c t s . C a t e g o r y A u t h o r : T i t l e( u s e df o rm a i l i n ga d d r e s s ) : 口P r of.回 D r . 困M r . 口M s . 口M r s . Z i名i r t ' J Name: “ しi 九 F a m i l y u t i o n : I n st M a i l i n gA d d r e s s( i n c l u d i n gt h en a m eo fi n s t i t u t i o n .f ia p p l i c a b l e ) : l l ¥ ( . l . , J ti i M s . せr a . . t -土 . 3 He .D i M lr 1 , ' < . t : .( t ,cf , ふt I e 凡 胤 砂 ,c h J f t O . , , u U h i凡 氏 門d c a l tJ九拘るみ1 - _ _ _ _ i l0 _ _ Q _ L _ _hi . nC<.P o s t a l(Zip )C o d e Co u n t r y V c GI l f e n , M i d d l e J ' 守 b 1 4 ) g 6 3 7 3 / Fax: P h o n e :& Date:lμ V o c I O f f i c eU s eO n l y l / i ! f ; 〆 ヨ エ ん 7,1 7 1 ' g Author'sSignature 6thINPALMS AbstractSubmissionForm Oeadline:Oecember31,1997 A mp l i f i c a t i o n o f Human Short Tandem Repeats on Mummies d i s c o v e r e d a t TaklamakanDesert .2,Takayasu,T .2,Minamino,T人 Sun,E.y.3 and Lin,Z.Q.1,Ohshima,T人 Kondo,T . T . Liu,G Dept._ o fForensicAnthropo1ogy. ChinaMedical Univ. Facu1 守 o fMed.,Shenyang, Chlnal,D e p t . ofL e g a lMed.,KanazawaU n i v . Facu1tyof~ed. , _K~包awa , J a p a n " ', Dept. ofAn a~omy. Dailen Medical U n i v . . D回 l e n . China",and Lushun Museum, Dailen,China I n t r o d u c t i o n : _Theauthorshavea l r e a d yr e p o r t e ds u c c e s s f u lsexdeterminationand ABOgeno 匂r p i n gonhumanmummiesusingpolymerasec I ! a i nr e a c t i o n~ (~CR). Int h e m p l i f i c a t i o no fthehumanshorttandemr e p e a t s(STR)wasa l s o presentstudy,thea a仕 empted. Materialsandmethods!Eighta d u 1 tmummiesandonec h i l donewered i s c o v e r e da t 9 1 2 .Arc h a e o 1 o g i c a l l y,thesemummieswereestimatedt obe Taklamakand e s e r tin 1 7 t hcentury thehumansthathavel i v e di nGaoC11ang恒 theterminalTangage( A.D.) .Thea m p l i f i c a 也ono fTH0110cuswasc a r r i e d outonthe 8adultmumrnies. Hair ,s kin訂 ld/ormuscles 田n p l e swerethenc o l l e c t e d仕omeachmummy.DNAwas r e v i o u sr e p o r t(Jpn J L e g a l Med,50,336, 1996)出 l d e x t r a c t e da s shown in thep 9 9 3 ) .A p u r i f i e dusingaspinc01umnd e v i s e d byY o s h i i(JpnJL e g a lMed,47,323,1 p a i rofprimers(5'-GTGGGCTGAAAAGCTCCCGATTAT・3 '紅 l d5'-ATTCAAAGGGTATC也onm ixturewerepreparedaccordingt other e p o r tby TGGGCTCTGG-3'andPCRreac Edward (Genomics, 12, 241 .1 9 9 2 ) . At f i r s , t PCR was p erformed f o r 10 c y c l e s n n e a l i n g :64 C,1min; e x t e n s i o n :70o C,2~註1) , and, ( d e n a t u r a t i o n : 94 C,1min;,a continuous1y,secondPCRwasconductedf o r25c y c l e s( d e n a t u r a t i o n : 90o C, 1min; x t e n s i o n : 70 o C,2 min). The PCRproducts were then a n n e a l i n g : 64 o C, 1min; e e1ectrophorezedandv i s u a l i z e dbys i l v e rs t a i n i n g . 0 c u swas s u c c e s s f u l l y a m p l i f i e d .Intwo Results!I na l lofthe8 mummies,TH01 1 n 1 ya s i n g 1 eband. meaning"homo 匂r p e ",wasf o u n d . Theother mumrnies o fthem,o : nmon band p a t t e r n ; that i s, two d i f f e r e n t bands, s i x mummies showed the coi meaning “h e t e r o 匂r p e ", were o b s e r v e d . The band 1ength of the “homo 匂rpe" was yc o n s i s t e n twiththatofthes h o r t e rbandofthe“h e t e r o 匂r p e " . e 1 e c t r o p h o r e t i c剖 l C o n c l u s i o n : _Theser e s u 1 t sr e p r e s e n t e d apossib 出守 ofSTR匂r p i n gf o rthespecimens ofancienthumanremainsasw e l lasthoseo fmedico-1ega1c a s ework. 斗 侍 0 0 I P l e a s ef i lo u to rc h e c kt h ea p p r o p r i a t ei t e m sb e l o w . O e a d l i n ef o rA b s t r a c tS u b m i s s i o n :O e c e m b e r31,1997 P r e f e r r e dTypeo fP r e s e n t a t i o n : c 1O r a l 口P o s t e r 口E i t h e r P l e a s en o t et h a tt h et y p eo fp r e s e n t a t i o nw i l lb eu l t i m a t e l yd e c i d e da tt h ed i s c r e t i o no ft h eS c i e n t i f i cP r o g r a mC o m m i t t e e . C a t e g o r y : I n d i c a t et h eo n ea b s t r a c tc a t e g o r yt h a tm o s tc l o s e l yd e s c r i b e st h es u b j e c tm a t e r i a . lC h o o s ef r o mt h ec a t e g o r i e sl i s t e d u n d e rI n s t r u c t i o n sf o rP r e p a r i n gA b s t r a c t s . C a t e g o r y A u t h o r : r o f . Boに 園 M r . 口M s . 口M r s . T i t l e( u s e df o rm a i l i n ga d d r e s s ) : 口P [ _ jf L , Name: F a m i l y M i d d l e Institution: MailingAddress(i n c l u d i n gt h enameo fi n s t i t u t i o n,i fa p p l i c a b l e ) : N c u . li i n 品註立仕 、 ' υ r _ 3 " rl 乙()/~ ril~ 引は, . s h . 色叫札M1-,乙九 !l.OV υ, 司 v Phone: &b 2 4 うきら 7 3 1 Date: 九 九・ワ 1 I E I c h iれCに 門 白f i _ C t 包L U r z , i _ v e < . sitL__ ー Fax: 1 7 1 g Author' v 11000{ P o s t a l( Z i p )Code Ch iれι C o u n t r y
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