学校案内2016(カタログ)PDF (3.1MB)

富山ガラス造形研究所 所長の挨拶
当研究所は、プロのガラス造形作家の育成を目的とし
て1991年に設立され、ガラス造形に関する基礎知識・技
術の習得と、多彩で個性豊かな創造性と高度な表現力を
身につけるための専門教育を行っており、本年で26年目
を迎えました。
この学校の特徴は、指導する教授陣が充実しているこ
と。自然豊かな環境・整った設備のなかで、ガラスの専
門教育をしっかりと学べること。ガラスの勉強をしたい学生達が全国から集まり、お
互いに切磋琢磨できること。公立学校なので他の教育機関と比べ授業料が安いことで
す。また、創設以来、2名の外国人教師による指導を行っており、さらに、著名な海
外作家によるワークショップや様々な分野の講師による特別講義など、常に学生に刺
激を与えられるようカリキュラムを充実させています。
これまでに、当研究所は延べ460名余りの卒業生を送り出しており、その多くは、
プロのガラス作家として国内のみならず海外でも活躍しています。また、教員や卒業
生はもとより、在学中の学生達も国際ガラス展や公募展などで数多くの受賞実績があ
ります。
富山市では、「ガラスの街とやま」をまちづくりのひとつの柱として掲げ、1991年
の当研究所の設立を皮切りに、1994年にはガラスの地場産業化の拠点となる「富山ガ
ラス工房」を当研究所の隣接地に開設し、さらに2015年には現代グラスアートを中心
とした富山市ガラス美術館をオープンさせるなど約30年をかけてガラス芸術の振興に
関する様々な取り組みを行ってきました。
また当研究所においても、2010年には敷地内に学生宿舎棟、招聘したガラス作家が
創作活動や交流等を行なう拠点となるアーティストハウス、ギャラリーを整備する
等、教育環境の充実を図ってきています。現在、「ガラスを総合的・専門的に学ぶな
ら富山で・・・」と、海外からの留学生を含め40名が学んでいます。本気でガラス作
家を目指す、意欲あふれる皆さんの入学を期待します。
細川 茂
02
年間スケジュール
春季休業
卒業式
卒業制作展︵ガラス美術館展示︶
後期講評会
3月
修業年限 2年 入学定員 16人
入学資格 高等学校卒業以上の学力を有する者、及びこれに学力があると認められる者。
造形科1年
造形科2年
曜日
前期
後期
前期
月
選択科目
ホットワークⅠ
選択科目
後期
卒業制作
火
コールドワークⅠ
ホットワークⅡ
水
キルンワークⅠ
ホットワークⅡ
木
ホットワークⅠ
金
2月
入学試験︵造形科︶
1月
冬季休業
12月
入学試験︵研究科︶
11月
アーティスト・イン・レジデンス
後期授業開始
学校説明会・学内展
10月
秋ワークショップ
9月
前期講評会
8月
体験入学
造形科
7月
夏季休業
6月
学校説明会
春ワークショップ
5月
新入生オリエンテーション
前期授業開始
入学式
4月
(午後)
平面(午前)/ 立体
(午前)/ 立体
(午後)
平面
コールドワークⅡ/
キルンワークⅡ
卒業制作
コールドワークⅡ/
キルンワークⅡ
卒業制作
※造形科2年のコールドワークⅡとキルンワークⅡは選択となります。
研究科
修業年限 2年 入学定員 4人
入学資格 当研究所を卒業した者、又はこれと同等以上の知識、技術を有すると認められる者。
研究科1年
研究科2年
曜日
前期 / 後期
前期 / 後期
月
研究Ⅰ/研究Ⅱ
研究Ⅲ/修了制作
火
応用造形
研究Ⅲ/修了制作
水
研究Ⅰ/研究Ⅱ
研究Ⅲ/修了制作
木
研究Ⅰ/研究Ⅱ
研究Ⅲ/修了制作
金
研究Ⅰ/研究Ⅱ
研究Ⅲ/修了制作
※この他に研究科では週 2 回のホットワークの時間が設けられ、各自の研究内容に合わせた制作や実験を行う事が出来ます。
また、月に一度の研究科チェックでは、各自の制作状況を発表します。年に4回の講評会が行われます。
03
年間カリキュラム
は必須科目
は選択科目
造形科1年
科目
授業科目
ホットワークⅠ
吹きガラスⅠ
キルンワークⅠ
キルンワークⅠ
月 /4
5
6
7
8
9
10 11 12 1
2
3
週時間数
6
12
6
年時間数
単位数
360
9
240
6
コールドワークⅠ コールドワークⅠ
6
240
6
選択科目
6
120
3
平面
3
120
3
立体
3
120
3
ガラス材料学 ※1
ー
20
(1)
ガラス工芸史 ※1
ー
20
(1)
30
1260
31
週時間数
年時間数
単位数
バーナーワーク
ステンドグラス
ジュエリー
金属加工
基礎造形
専門講義
累計
造形科2年
科目
授業科目
ホットワークⅡ
吹きガラスⅡ
12
240
6
キルンワークⅡ
12
240
6
6
120
3
※2
総合造形(特別講義)
ー
20
1
ガラス材料学 ※1
ー
20
(1)
ガラス工芸史 ※1
ー
20
(1)
30
600
15
累計
30
1220
32
3
週時間数
年時間数
単位数
キルンワークⅡ
月 /4
5
6
7
8
9
10 11 12 1
2
3
コールドワークⅡ コールドワークⅡ
選択科目
バーナーワーク
ステンドグラス
ジュエリー
金属加工
専門講義
卒業制作
卒業制作
研究科1年
科目
授業科目
研究Ⅰ
前期制作
24
480
12
応用造形
応用造形
6
240
6
研究Ⅱ
後期制作
24
480
12
累計
30
1200
30
3
週時間数
年時間数
単位数
月 /4
5
6
7
8
9
10 11 12 1
2
研究科2年
科目
授業科目
研究Ⅲ
前期制作
30
600
15
修了制作
修了制作
30
600
15
30
1200
30
月 /4
5
6
7
8
9
10 11 12 1
2
累計
※1 隔年で開講
※2 二年間をもって単位習得
04
造形科の授業
ホットワークⅠ
担当 中神 牧子
竿の持ち方、ガラスの巻き方から始め、溶けた
ガラスを安全に扱う為の基礎を学びます。また課
題制作を通してガラスの特性を理解すると同時に、
ホットワークの基礎的知識と技術を学んでいきま
す。それと同時に様々な芸術やデザイン、文化等
の見識を広げるためリサーチすることを身につけ
ていきます。
ホットワークⅡ
担当 エイミー・ルファート
一年次に学んだ吹きガラスの知識を高め、研鑽す
る場です。様々なデモンストレーションやアイデア、コ
ンセプトの話し合いなどを通じて、自分自身の考えを
ガラスによって表現するための基礎を築くことを目標
にしています。
05
コールドワークⅠ・Ⅱ
担当 スタニスラフ・ミレル
このコースでは基礎的なカッティング、研磨、エング
レービングの技術を身につけます。基本となる伝統的
なカッティングのパターン練習から始め、様々な切削
機械を用いて形態の追求や個人的な作品のデザイン
や仕上げに至るまで、技術力を徐々に高めます。同時
に、作品のアイデアやコンセプトについてのディスカ
ッションを通して、ガラス芸術の現代美術や文化にお
けるコンテクストについて知識を深めます。
キルンワークⅠ・Ⅱ
担当 松藤 孝一
一年次では、キルンワーク
(電気炉でガラスを溶か
す作業)の基本的な技術を修得しながら、素材である
ガラスの特性にも理解度を深めていきます。課題の
中で、様々な型作りにも取り組みます。
二年次では、初年度で学んだキルンワークの技法
やガラスの特質をもとに、特定の分野(現代美術・彫
刻・工芸・デザイン・建築など)を意識して自己作品を
制作します。また課題を通して、新たなガラスの可能
性を探ります。
06
造形科の授業
基礎造形
平面
立体 担当 西 治子
担当 加治 晋
もし自分を
「物」
で表すとしたら
立体表現の美的要素を体系
どんなものになるでしょうか。
象徴
的 に 理 解、習得するための導
または記号化の試みです。
身の回
入部として、前期は「自然」
をテ
りにある
「特別な」
物を描くデッサ
ーマに粘土、石膏の塊材を使用
ン、
自分のための選りすぐりの色
して、基本的な造形の探求を行
見本を作る、
心引かれる形を収集
います。後期は素材を主体的に
する。
自由な発想を大切に、
感じ
選択する自由制作により、表現技
た心を確かな表現で伝えることが
術と素材の美的認識を深めてい
できるように課題を構成していま
きます。
す。
河野 奈穂(学生作品)
高坂 真次(学生作品)
選択科目
バーナーワーク ステンドグラス 担当 松島 巌
担当 八田 雅博
バーナーワークの設備は簡単です
が、技術が表に出易く、作品に仕上
げていくためには技術の習得ととも
に、感性や知性の助けが必要です。
バーナーの作業を通して、私たちの
創作活動もガラスの何千年かの歴
史の一部に繋がっていることが実感
できればと願っています。
言葉としてよく知られているステン
ドグラスは、鉛の影と透過する色ガラ
スの組み合わせと、技法をベースに認
識されています。
ここではそのガラス
素材自体の追求、
それから派生する技
法の可能性、そして深く関わりを持つ
建築空間での統合要素としての在り
方について実習し、最終的に意義のあ
る自己表現との接点を探ります。
藤巻 沙映(学生作品)
金属加工
ジュエリー
担当 中村 滝雄
担当 森田 弘美
金属は塑性を有し、
加熱すれば変形
ジュエリーの制作は幅が広く奥深
いものです。最初の課 題 で は 彫 金
の 基 本で ある、糸 鋸 作 業 、ヤスリ
作 業、そしてロウ付け作業を総合的
に学べるように、ペンダントを制作
します。次に銀を使い指輪を制作し、
修了制作では自由制作として各自が
目指す世界観を表現する作品を制
作します。
が容易になり、冷却あるいは加工硬
化させれば強固になります。その素
材に溶接・切削・切断・曲げ・鍛造な
どの加工を施し、多彩な形とマチエ
ールによってアイディアをリアルに
実現させることが可能になります。
特に近年、溶接は金属加工に欠かせ
ない技術であり、ガラス造形の表現
域をも広げるツールになります。
07
若林 祐里(学生作品)
服部 真季(学生作品)
奥村 朝美(学生作品)
研究科の授業
研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
5人の教授陣の指導のもと、一年次は各自の研究テー
マに基づいて、作品の検証とアイディアの展開を進めて
いきます。二年次には作品のオリジナリティをより深め、
修了制作へと進んでいきます。
この研究科では、学生が5人の教授陣から2人を選択
し、常に作品のアイディアなどのサポートを行なってい
ます。
応用造形
担当 本郷 仁
これまで制作してきた作品を多面的に見直すとともに、
リサーチを通して各自の制作のテーマについてより深く
考えます。
また、制作実習では他素材を積極的に取り入れ、視覚
言語としての造形基礎を学んでいきます。
08
09
10
ワークショップ
2015 春 サーマン・ステイタム氏によるパフォーマンス
学生の見聞をより広めるために、
毎年春と秋に外国人著名作家を招
待し、約一週間のワークショップ
を行っています。その土日には、
公開制作、学校説明会も開催して
います。また秋のワーショップで
は、学内展を開催し学生作品の紹
介も行っています。
2015 秋 ケケ・クリブス氏によるエナメル絵付け講義
11
講評会
特別講義
前期、後期の締めくくり、そして卒業制作の講評会では、当研
広く見聞を深める目的で開講する特別講義は、現代アート、建築、
究所の五人の教授陣の他に、外部より講師を招き講評して頂いて
彫刻、デザイン、陶芸等、ガラス以外にも様々な分野で活躍され
います。この講評会では、いろいろな意見をもらい、次の作品制
ている方を招き、二時間程のスライドレクチャーを行っています。
作に向けての指標になっていきます。
通常の授業では補うことのできないガラスの各種技法や、新しい
平成27年度講評会講師 【敬称略】
加倉井 秀昭(吹きガラス作家)
表現方法、当研究所の卒業生の活動等も、この講義を通して紹介
されます。
伊藤 孚(多摩美術大学 名誉教授)
平成 27年度特別講義講師 【敬称略】
鷲田 めるろ(21世紀美術館 学芸員)
奥村坩堝製造所(坩堝製造所)、田中 信行(金沢美術工芸大学 八田 雅博(株式会社MASA S 代表取締役)
教授)、矢野 太昭(ガラス作家)、タムラ サトル(現代美術作家)、
張 慶南(倉敷芸術科学大学 教授)
岡村 喜知郎(写真家)、出和 絵理(陶芸家)、Shino(ガラ
武田 厚(多摩美術大学 客員教授)
ス作家)、マシュー・ソース(ガラス作家)、冨樫 葉子(ガラス作家)
大村 俊二(武蔵野美術大学 教授)
日比野 克彦(東京藝術大学 教授)
アーティスト
イン レジデンス
リサーチ
スタディー
現在6回目で、国内外で活動するガラス作家を公募し、富山に
リサーチ・スタディー(研究生)は1年、6ヶ月、3ヶ月の中
滞在しながら約一ヶ月半、作品を制作します。
から期間を選択し、ガラス制作の研究を行うことが出来ます。出
また、その間に一般向け公開講座や学生を対象とした講義、実演
願資格は、富山ガラス造形研究所研究科を卒業した方、またはこ
を行い地域や学生との交流を図るとともに、期間終了時には展覧
れと同等でガラス造形制作者として2年以上の経験を有する方に
会などの成果発表を行います。
なります。
富山の自然豊かな環境の中で制作に取り組む事ができ、その成果
※年度によっては募集していないこともあります。
は滞在期間終了後も作品を通して残っていきます。
平成 27年度研究生 1名 期間:1年間
平成27年度レジデンス作家
ジェフリー・ベンロース氏
12
学生の一日
窯番は週1でまわってきます
今日も一日がんばろう!
朝は 8 時に学校が開きます
AM8:00
AM9:10
PM0:00
窯当番の日は 8 時から
吹き場のお掃除!
授業は 9 時 10 分からスタート
伝統的なカットを
曜日ごとに色んな技法を勉強します
オリジナルなデザイン
この日の授業はコールドワーク!
にしてみよう
スタニー先生が教えてくれます
昼休み
晴れた日は
近くにコンビニがあるけど
外で食べると気持ちいい〜
だいたいみんなお弁当
作業再開
先生がデモンストレーションを見せて
PM1:00
作り方を教えてくれます
校内の自販機前のソファで
PM4:00
なるほど、こうやって
削ればいいのかー
さすが先生!!
つかれたねぇ
ひと休み
先生方はプロの作家
放課後は先生も制作します。
でもあるのです!
アシスタントに入ることで
PM6:00
勉強ができます
放課後は閉所時間まで
作業が出来ます
なにか気配を感じる…
でも先生に怒られるくらい
ぎりぎりまで作業しないように!
13
また明日!!
広い研究
所のギャラ
リーを使って
インスタレー
強化ガ
ション作品も
ラスをキャ
可能。
ストした中に
LED ライトが埋
め込んである。
建築としての
藤井 陽子
ガラスです!
カニの
爪から発想
して創った
大きい迫力
のあるキャ
スト作品!
学生の作品紹介
佛木 直道
卒業制作優秀
作品!タイトルは
「Voyage of Memories」。
全部ガラスで出来
ている。すごい!
高橋 秋江
大野 和美
ガラスの棒を
電気炉の中で、溶かし
た作品。溶かしすぎると
自分の中
型吹き
つぶれちゃう
にある美意識
した四角い器
を追求し、難し
に+とーがデ
い吹きガラス
ザインされて
の技術で制作
したグラス
いるガラスの
東南 早織
作品。
木村 珠里
ガラスと藁の
小林 えり子
コラボレーション。ガラス
だけではなく様々な素材も
勉強するよ。
佐々木 光
写真では分か
ガラスに
光をあてて、幻
い吹きガラス作品。
想的な光の動き
を楽しめる作品
だよ。
米澤 雅子
らないけど、でっか
吉積 彩乃
研究所では大物にも挑
戦できるぞ。
14
ガラスとの出会い、 その魅力について
幼い頃から作品を造ったり、 描いたりしながら生きていくという気持ちは、 何故
かずっとありました。 ただ、 一生やり続けたいと思えるものを見つけるのに少し時
間がかかりました。 金属工芸、 ジュエリー制作、 陶芸と興味があるものは実際
にやってみました。 そうやって自分に合う素材や技法を探し求めた結果、 ガラスが一
番のめり込める感じがしました。 最初は吹きガラス教室やキルン教室に通いましたが、
もっと専門的な勉強がしたくなりガラス造形研究所に入りました。
研究所で学んだ事、 それからの道のり
学んだ事で一番良かった事は、 実験をとにかくしてみるとい
う事です。 自分が想像できる事には限界があります。 とにか
身についたと思います。 それが作家としてやっていく上でもと
ても役に立っています。
作家として生きていく上で大切な事
とても大変な事ですが、 挑戦し続ける事が大切だと思
います。 惰性や、 面白くないと感じながら作品を造ると
つまらないものになってしまうと感じています。 いつも新鮮
な気持ちで仕事をする為には、 苦しくても今までに無い
ものを造れるように努力する事が長く作家を続けるために
は必要だと思っています。
卒業生に聞く
く予想がつかない事に挑むという姿勢が研究所での生活で
塚田 美登里さん
1998-02 年 富山ガラス造形研究所造形科、研究科
2002-04 年 金沢卯辰山工芸工房研修者
2006-11 年 金沢卯辰山工芸工房専門員として勤務
2007 年 「国際ガラス展・金沢 2007」 銀賞受賞
2012 年 第 5 回 KOGANEZAKI・器のかたち・現代ガラス展 藤田喬平
賞受賞
2013 年「国際ガラス展・金沢 2013」金賞受賞
現在 富山市内にて制作活動を行い、国内外で作品発表
ガラスとの出会い、 その魅力について
高校卒業後の進路を考えていた時に美術系の分野でガラスを
学べると知り、 大学入学後に初めて溶けているガラスを目の当たり
にした時の感動的が、 とても印象に残っています。 その後は学んでい
く内に、 知れば知るほどに、 素材の持つ多彩な可能性に魅了させられているところが、
未だに基になっています。
研究所で学んだ事、 それからの道のり
大学では基礎を学びましたが、 まだ自分に足りない部分があると感じて研究科に
江川野 智典さん
2001 年 倉敷芸術科学大学芸術学部工芸学科 ガラス工芸コース 卒業
2003 年 富山ガラス造形研究所 研究科 卒業
2003∼15 年 磐田市新造形創造館ガラス工房 スタッフ
2007∼15 年 専門学校ルネサンスデザインアカデミー 非常勤講師
2015 年 吹きガラス工房 Gatherlink Glass Base 設立
入学しました。 そこで制作する上で大切な創造する力を養い、 自身にどのような個
性があって、 どのように表現すればよいのか追求して掘り下げることを学びました。
あと海外の先生のおかげで、 ガラスも学びながら語学や文化も知ることができ、
より世界を身近に感じる事が出来きました。 これはその後の作品発表や活動にも
大きく影響したと感じています。
作家として生きていく上で大切な事
この道で生きて行くという 「覚悟」 だと思います。
15
学生に聞く
問 .1 富山はどんな所ですか?
問 .2 研究所(TIGA)はどんな所ですか?
問 .3 ガラスの魅力を教えて下さい。
問1 : 富山は時間がゆったりと流れる所です。 季節
を感じながら自然と一体化し、 自分の中に潜む感覚を伸ば
せる素敵な所です。
問2 : TIGA では先生達の元で、 様々な技術を学ぶこと
が出来ます。 その技術で作品の幅を広げ、 新しい可能
性に出会うことができます。
問3 : 素材とコミュニケーションをとるということが、 ど
ういうことなのか?ガラスは私達に視覚以上のことを教
造形科2年 河野 奈穂(兵庫県出身)
えてくれます。
問1 : 僕は内陸県出身なので、 魚介類の
おいしさにビックリしました!
問2 : 先輩後輩関係なく、 研究所全体が仲の
良い学校です!
問3 : 自分の創造力次第で、 いかようにも形
を変えることができるところです!
造形科1年 菊地 大護(岐阜県出身)
問1 : 自然豊かで、 四
季がはっきりしています。 立山がとても美しい
と思います。
問2 : ガラスが好きな人が世界中から集まります。
ここでしか得られない友人達が出来ます。
問3 : ガラスと向き合うとメンタルが強化されま
す。 熱かったり冷たかったり、 表情がたくさん
あります。
研究科1年 木村 珠里(福島県出身)
問1 : 豊かな文化と和やかな人たち。 ものを
つくる環境としては、 この上ない場所。
問2 : ガラスに関しては何でも出来る。 ガラス以外
にも総合的にものづくりを学べるところ。
問3 : なかなか思い通りのいかない難しい素材。
だからこそよく知ろうとする。 たくさん対話の出来
る素材だと日々感じている。
研究科2年 佛木 直道(福井県出身)
16
過去の卒業生の進路先一覧
会社・工房
独立・個人工房設立
秋山ガラス工房
工房ひとつぶの空
安曇野アートヒルズミュージアム
硝子企画舎
アトリエ 514
Kohei Glass Studio 凛
アートファクトリー
たいちグラスアート
アンソリットグラスショップ
こと工作部
Under Glass Studio
彩硝房
磐田市新造形創造館
Taizo Glass Studio
有限会社イデアクエスト
鈴木 知子 ガラス工房
雲仙スパハウスビードロ美術館
高橋禎彦グラススタジオ
大村ガラス工房
ダ ファクトリー(アメリカ )
小野田ガラス(株) きらら未来館
玉田ガラス工房
金津創作の森ガラス工房 エズラ
ダラスヴィレッジ
門真市リサイクルプラザ エコ丸工房
中日ステンドアート(株)
硝子工房 あづち
チャダムグラス(アメリカ)
デイル チーフリー(アメリカ)
小路口屋 硝子工房
潮工房
うり坊(キルン)
神通硝子製作所
AUGUSTA GLASS STUDIO
Shin-Glass Works
M.M Glass studio
studio bachi(スタジオバチ)
M.U.Glass
STUDIO plus G
小口ガラス工房
スタジオリサ
狩野グラススタジオ
鬼窯
Taizo Glass Studio
GLASS STUDIO CR
富山ガラス工房
KISHI GLASS STUDIO
たいちグラスアート
Glass Studio Ten
なないろ KAN ガラス工房
Kuni Glass Beads
辻村志保
GLASS FACTORY K s studio
成美工芸(有)
硝子企画舎
D&B craft
ガラス工房 Glassroom
蜻蛉玉・丙午
クリントピア丸亀 エコ丸工房
ニーウンベツガラス美術研究所
ガラス工房 ディマル
株式会社ニシナカユキト GLASS STUDIO
黒壁(株) 第一工房
箱根クラフトハウス
ガラス工房 rasiku
はるら工房
小泉硝子製作所
廣田硝子(株)
ガラススタジオ チロ
筆谷淑子
黄金崎クリスタルパーク
流動研究所
Glass StudioA&Z
日の出ガラス工芸社
猿江ガラス
Factory Zoomer
GLASS STUDIO C R
Maki Glass Studio
三芝硝材株式会社
堀口硝子(株)
Glass Studio 刻(とき)
牧山ガラス工房
白神ガラス工房 HOO
牧山ガラス工房
GLASS FACTORY K S スタジオ
まほら工房
神通硝子製作所
株式会社マサズ
晴耕社ガラス工房
マリエンバード工房
スタジオ リライト
ミツヤアーキテクチュアルグラススタジオ
陶郷ガラス工房
三保谷硝子(株)
世界のガラス館
横浜ガラス
iino naho glass garden
WATARIGLASS studio
GlassCrafts Stud
Glass Tai m
グラススタジオ Q
(有) 間宮(スタジオ カルダー)
幹工房
(有)ミヤジ E&A
グラスマニアックス
リトルウイングスタジオ
グラスルーム
WATARIGLASS studio
ガラス工房メルハバ
教育機関・就職
国内・進学
海外
愛知教育大学 造形文化コース 准教授
金沢卯辰山工芸工房 研修生
アートセンターカレッジオブデザイン 大学院生
秋田公立美術大学・美術学科 教授・助手
京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程
アーバングラススクール
大阪芸術大学工芸学科 非常勤講師・副手
倉敷芸術科学大学大学院芸術学部工芸学科
利川世界陶磁センター
大阪市立クラフトパーク 講師
瀬戸市新世紀工芸館 研修生
オーストラリア国立大学キャンベラ美術学校ガラス科
金沢卯辰山工芸工房 指導員
東京藝術大学大学院 美術研究科
グラスファーネス
吉祥女子中学高等学校 非常勤講師
弘益美術大学陶芸・流璃科
コーニンググラススクール
倉敷芸術科学大学芸術学部ガラス科 助教授・助手
日本デザイン専門学校
ドミニクビーマンスクール
神戸芸術工科大学 造形表現学科 実習助手
フラウナウ ビルドベルク
コスタ・リカ共和国 ナショナル大学 教授
プラハ芸術建築デザインアカデミー
星美学園短期大学 非常勤講師
プラハ美術工芸大学
専門学校ルネサンスアカデミー 講師
ヘイスタッククラフトスクール
東京藝術大学大学院 美術研究科
ヘリットリートフェルトアカデミー
東北生活文化大学
富山ガラス造形研究所 助手
富山市民学習センター
名古屋芸術大学 非常勤講師
日本デザイン専門学校 講師
武蔵野美術大学 工芸デザイン学科 非常勤講師
バージニアコモンウェルス大学
17