さかい歯科新聞『スマイル』H25.02月号はこちら

、福 井 県 医 療 生 協 歯 科 合 同
1月30日に福井県医療生協の歯科
3院所(光陽歯科・たけふ歯科・
さかい歯科)が集まり、今年度、
各自が取り組んだことや症例などを
発表しあう「1 人 1 演題発表」を
行いました。
各自の発表は、症例や社会保障・
組織活動の取り組みなど計27
Vol.17
演題発表されました。
さかい歯科の職員からは、原水爆
禁止世界大会についてや日頃診療
を行う中での症例発表など、今年
度各自が取り組んできた内容を
発表しました。
2013.2.10
さかい生協歯科診療所
坂井市丸岡町南横地 4-40
0776-67-6333
ひとりごと。親知らず編
親知らずというのは前から数えて8番目にあたる一番奥の歯のことです。早い人では十代後半、
遅い人では二十代後半に生えてきます。また親知らずは生えてこない場合もあり、元々親知らずが
ない場合と、形や生え方に問題があって歯ぐきや骨の中に埋まったままになっている場合がありま
す。正常に生えてくれば問題ありませんが、主に以下のような場合、歯を抜くことをお勧めします。
1.親知らずに大きな虫歯がある。
2.親知らずの周りが腫れて痛む。
3.親知らずが原因で他の歯が痛む。
ちなみに私は 4 本すべて抜きました!
歯科診療には、保険治療と自費治療という2つの治療法があります。保険治療とは、厚生労
働省が定めた指定した保険制度に準じて行う診療です。その枠を外した高度な治療が自費治療
に該当します。自費治療は理想的な治療が行える一方で、保険が利く範囲内の治療と比べて高
価な費用が発生します。どちらとも、メリット、デメリットがあり、どちらがいいかは、治療
によって異なります。当診療所では、常に患者さんに一番合った治療方法を提案させていただ
き、患者さんのご希望に沿う治療を行っています。
保険治療とは、国が定めた保険制度によって歯科治療を受けた場合に治療費の一部を公的保
険で補助を行い、誰もが平等な治療が受けられるように考えられたとても良いシステムです。
しかし、国の財政上限られた材料でしか治療が認められていないため、治療法・技術・使用で
きる材料に制限があるために、常にベストな治療ができるとは限らないのです。しかも、歯科
における保険治療は、"噛める"ようにすることを第一の目的としており、"快適な機能性""外観
の美しさ""材料の体への影響の少なさ"ということは目的としていません。ですから、"快適な
機能性""外観の美しさ""材料の体への影響の少なさ"を求めた治療である、"インプラント"や"
セラミック"といった高度な技術や高価な材料を用いた治療には適用されません。そのために保
険診療で治療すると数年おきに再治療をしなければならない場合もあり、結果として、より長
い期間や費用がかかってしまう場合もあります。
自費治療は患者さんが治療費を自己負担で行う治療です。 歯科の材料・技術も確実に進歩し
ています。しかし、新しい治療法・材料は保険治療の枠を超えるものが多いのです。自費診療
とは、高額な治療というイメージが強いようですが、保険の枠にとらわれず、新しい技術と材
料を患者さんの希望に合わせて行うことができる質の高い治療法といえます。"快適に噛める"
ようにすることを目的としているので、より高い技術力が要求されます。料金は保険適用がさ
れないので高くはなりますが、対価に応じた快適な噛み心地と審美性を実現することができま
す。事前に十分な説明を行うことともに、料金なども示しておりますので、安心して治療を受
けていただくことができます。お気軽にご相談下さい。
メリット
デメリット
治療法に制限がある
保険治療
自己負担が少ない
技術に制限がある
材料に制限がある
体に害の少ない材料を使用
自費治療
快適な機能性を得られる
費用が全額自己負担
外観の美しさを求められる
保険費用に比べ高額
高度医療を受けられる