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施工マニュアル
コーティング施工手順
1
9
2
8
状態の確認
仕上りの確認
洗 車
3
反応促進剤塗布
鉄粉除去
7
1.状態の確認
4
マスキング
6
コーティング剤塗布
5
素地調整
脱脂クリーニング
3.鉄粉除去
洗車前に車両のボディ表面状態を確認します。
ボディ塗膜表面がザラザラしている場合、鉄粉が付着して います。トラップ粘土を使用し鉄粉を除去して下さい。
●補修履歴の有・無
●キズの状態
2
ボディ表 面が十分に濡れた状 態で、泡立てた脱脂シャ
ンプーを付けたトラップ粘土を滑らせるように動かし
ます。
手のひら表面で鉄粉が除去されたのを確認して下さい。
3
ボディ平面部を中心にパーツ毎に丁寧に行って下さい。
1
2.洗車
4
1
2
3
ジェット水流などを使い、車体上部から埃・砂・泥汚 れを洗い流します。
5
バケツ等で脱脂シャンプーを十分に泡立てます。
5
6
洗車後は、脱脂シャンプーを十分に洗い流して下さい。
(ボディ塗膜表面がザラザラしている場合 ⇒ 鉄粉除去作業へ)
キズの入りにくい清浄なセーム皮・クロス等で丁寧に
水分を拭き取ります。
拭き取りきれない部分は、エアーブローで完全に水分
を除去します
注 意
●ボディが高温でないことを確認してから行って下さい。
●常に車体が濡れた状態で行って下さい。
●ホイールに使用したスポンジは、ボディに使用しないで下さい。
●拭取りにタオルを使用しないで下さい。
拭き取りきれない部分は、エアーブローで水分を完全
に除去します。
注 意
泡立てた脱脂シャンプーを清浄なスポンジに十分含ま せ、車体上部から車体全面を洗います。
●乾いたボディ塗膜表面に直接トラップ粘土を擦らないで下さい。
●適度に使用したトラップ粘土は、使用面を内側にして綺麗な面を出し使用
して下さい。
●低温時、トラップ粘土が硬い場合は、適度な温度のお湯につけ暖めて使用
して下さい。
(強く擦らずスポンジを滑らせるように一方方向で洗って下さい。)
4
脱脂シャンプーを十分に洗い流し、キズの入りにくい
清浄なセーム皮・クロス等で水分を完全に拭取ります。
4.マスキング
素地調整を行う前にマスキングを行います。
●樹脂・メッキ部分
●キズがつく可能性のある箇所
●ボディの隙間部
●エンブレム
●その他コンパウンドが付着し目詰りする部分
コーティング施工手順
5.素地調整 -1
5.素地調整/コンパウンド
キズを取り除き・塗装本来の艶を出すためにボディを磨き
ます。
●施工面の状態が良い場合は、ポリッシャーに花バフスポ
ンジB-10を取り付け、FMC 8040-Lで磨きを行います。
●施工する車両の状態によりコンパウンドとバフの種類を
選んで下さい。(素地調整 -2参照)
注 意
●バフは、清浄なものを使用して下さい。
●施工中もバフの清掃を行って下さい。
●ガラス・樹脂部分に付着した場合、水を絞ったウェエス等で拭取って下
さい。
これまでの細目コンパウンドの概念を覆す、微粒子でつくった細目コン パウンド!
●微粒子でも肌調整、ペーパー目(♯1500)程度の除去がスムーズ ●微粒子なのでバフ目が浅く、さらにバフ目を少なくできます。
FMC 8025-L コンパウンド
研磨力と仕上がりを両立するために特殊形状微粒子を配合した極細目コ
ンパウンド!
●丸い形状のコンパウンドはキズは入りにくいが十分な研磨力を得られ
なかった。超微粒子にエッジをつけることでこれを解消。
●自己破壊しにくいため、必要研磨力が最後まで持続します。
FMC 8040-L コンパウンド
5.素地調整 -2
新開発α-アルミナ(特許登録済)の働きでバフ目を効果的に除去します。
●塗装表面を鏡面化するため、洗車でのツヤ引きが最小限です。
●カラミや液の飛散が少なく、不要な時間がかかりません。
キズの状態に合わせたコンパウンドとバフの種類を選んでください。
ランク
キズの断面
ランク 1
ランク 2
ランク 3
5.素地調整/コンパウンド
クリアー塗装
クリアー塗装
クリアー塗装
カラーベース塗装
カラーベース塗装
カラーベース塗装
確認方法
爪が
ひっかからない
キズの処理方法
FMC
8040-L
+
FMC 8000-L コンパウンド
花バフ
スポンジ
B-20
爪が
ややひっかかる
+
FMC 8000-L
+
FMC 8040-L
爪が
ひっかかる
ドライカット
ペーパー ♯1500
ウール
バフ B-100
花バフ
スポンジ B-20
FMC
8025-L
FMC
8040-L
+
+
ウール
バフ B-100
花バフ
スポンジ B-20
初期研削から仕上げまでコンパウンドの特性を最大限に引き出すために開発されました。
プラチナワンウールバフ
●クロスカットされたソフトなウール
素材により、バフ目がつきにくい商
品です。 ウールバフB-100
●研磨剤の研磨能力を100%引き出す
ウールバフです。
●コーナー、
R部の研磨も楽にできます。
花バフウールB-10
実用新案登録済
●発熱の抑制→カラミの防止
●外周部の一番熱を持ちやすい部分の
面積を減らして、発熱を抑え、さらに
外周部からの放熱量をアップ、カラ
ミを抑えます。
花バフスポンジB-20
実用新案登録済
●厚みを薄く、外周を花形にカットす
ることでバフのねじれを解消し、均一
に当たり、回転率をアップします。
コーティング施工手順
6.脱脂洗浄
8.コーティング剤の硬化-1
ボディに残っている油分、コンパウンド粕を除去するた
めに脱脂シャンプーにてボディの洗浄を行います。
クリスタルグレーズは塗布面が十分に脱脂されていない と、高い密着を得られません。また、水分と反応しSiO2
になるために、塗布面を脱脂後よく乾燥させておく必要
があります。
ガラス硬化は、①加熱、②促進剤、③常温放置のいずれかで転化させることができます
が、一般的に加熱処理をした方が膜質は優れます。また、必ずしも100%シリカ転化しな
ければ使えないということではなく、基材の耐熱温度や、求める機能、製造工程によって
硬化条件を選択することができます。
注 意
●乾燥後ボディのつなぎ合わせ部等に残った水分はエアーブローにて飛
ばしてください。
●脱脂に不安が残る箇所等は、
IPA脱脂クリーナーにて脱脂作業を行って
ください。
7.コーティング剤塗布-1
①加熱による転化
150℃1時間
②反応促進剤による転化
施工後1夜 ③常温による転化
約2週間
8.コーティング剤の硬化ー保護被膜-2
⑬
④
⑤
⑥
⑦
②
①
③
⑫
⑪
⑩
⑨
クリスタルグレーズを1パネルごと、ボディに薄く均一に
塗り広げて下さい。左記図の順に上部から下部へ力を入
れずに薄く均一にムラなく塗布します。均一に塗布するた
めに縦方向に塗布した後、横方向に塗布します。
コーティング直後のボディ表面を保護するため、にボデ
ィ保護剤を クリスタルグレーズ表面に塗布します。
注 意
●必ず専用のスエードを使用して下さい。
●直射日光を避け、埃のたたない場所で施工して下さい。
●ボディ表面が熱い状態で施工しないで下さい。
●樹脂・ゴム・ガラス部分に付着した場合、速やかに拭取って下さい。
注 意
●必ず専用のスポンジを使用して下さい。
●直射日光を避け、埃のたたない場所で施工して下さい。
●空調機の風があたらない場所で施工して下さい。
●ボディ表面が熱い状態で施工しないで下さい。
●ポリッシャーを使用せずクリスタルグレーズは、専用のスポンジを使
用し手で塗布して下さい。
●スポンジは、繰り返し使用しないでください。1台ごとに変えて下さい。
●樹脂・ゴム・ガラス部分に付着した場合、速やかに拭取って下さい。
9.仕上りの確認
照明・光源を使用し仕上りの確認を行います。施工証明
⑧
7.コーティング剤塗布-2
クリスタルグレーズ塗 布後、水で濡らし絞った専用のス
エードで塗布面の余剰分を拭取るように水拭きを行いま
す。
その後乾いたスエード仕上げ拭きを行います。
この作業
の繰返しになります。 注 意
●クリスタルグレーズを塗布した状態で長時間放置しますと拭取りが悪
くなりますので1パネル毎にこの作業を行ってください。
●残った液は再利用できません。 書を作成しステッカーを貼ります。
注 意
●ステッカーは、クリスタルグレーズを施工した部分には貼らないで下
さい。
●施工不良があった場合は、素地調整から再施工して下さい。