キヤノンシステムアンドサポート株式会社

NECマグナスコミュニケーションズ導入事例
キヤノンシステムアンドサポート株式会社様
「FMC システム」
※
新電話システムとチームテーブル制により、
オフィスレイアウト変更に伴う手間とコストを大幅に軽減
※FMC:Fixed
Mobile
Convergence
キヤノンシステムアンドサポート株式会社様(以下、キヤノンS&S様)は、キヤノングループの販売会社として、お客様の高い
生産性と快適なオフィス環境の創出のために、キヤノン製品を軸にしたさまざまなソリューションを提供されています。同社様
では本社オフィスにフリーアドレスに近い「チームテーブル制」を導入するとともに、固定電話と携帯電話を融合した新たな電
話システムを構築。これにより、組織改編や人事異動に伴って生じるオフィスレイアウトの見直しにかかる手間とコストの大幅
な削減に成功しました。
解決したい問題点
人事異動時のデスク移動に伴う、
手間とコストを削減するために
東京・天王洲のキヤノンS& S様の本社に
は、内勤者を中心に約300名の社員の方々
が仕事をされています。同社様では半期に
一度、組織改編や人事異動があり、そのた
びにオフィスのレイアウト変更に伴う電話
の移設工事が発生し、その手間とコストが
大きな負担になっていました。加えて、多
くの社員の方々がデスクの引越し作業に忙
殺され、業務効率の面でも支障が生じてい
ました。
チームテーブル制とは、社員一人ひとりが
専用デスクを持つのではなく、各部課ごと
に長テーブルを置き、社員はそこに座って
仕事をするというスタイル。限られたスペ
ースを有効利用できるうえ、PCや書類等の
私物は個人に割り当てられたワゴンタイプ
の引き出しとロッカーに収納するため、人
事異動等でデスクを移動する際にはワゴン
だけ持って行けば簡単にデスクの引越しが
完了します。
そこで、本社オフィスが2010年年初に大
幅なレイアウト変更をおこなったことを機
に、電 話システムを一新するとともに、
「チームテーブル制」を導入されました。
なお、同時に行った新電話システムについ
ては、キヤノンS&S様がお客様に提案して
いる音声ソリューションにNECグループの
電話システムを採用いただいていることか
ソリューション
ら、「自分たちで売るものは、まず自分で
たち使ってみるべき」というキヤノンS&S
様の方針もあり、弊社でシステムの構築を
担当させていただくことになりました。
キヤノンシステムアンドサポート株式会社
総務部ファシリティ管理課 課長 小川正徳様
固定電話と携帯電話を融合させることで、
さまざまなメリットが
今回の電話システムの最大のポイントは、
本社オフィスにおける固定電話と携帯電
話を融合させること。キヤノンS&S様で
は社員一人に一台、PHSにも対応できる
携帯電話を支給しており、その端末を有
効活用し、PHS網で各部課の代表番号に
掛かってきた外線にも対応できる、いわ
ゆるFMCシステムを構築しました。
(1)レイアウト変更に伴うコストが大幅に
ダウン
外線着信を含め、すべての通話を個人の携
帯端末で行うことから、固定電話は外線着
信の鳴動用に各チームテーブルに一台を残
すのみとしました。これにより、組織改編
や人事異動でデスクを移動しなければなら
ない場合でも、簡単なデータ変更を行うだ
けで、電話の移設工事は不要になりました。
その結果、従来に較べ、デスク移動時の電
話関係にかかるコストを約70%削減できた
とのことです。
(2)内線利用でランニングコストを削減
新電話システムでは、本社オフィス内にお
ける社員同士の通話はもちろん、本社以外
の営業所やグループ会社との通話も内線と
して利用できるようにしています。これに
より、ランニングコストの低減にも貢献し
ています。
導入効果
レイアウト変更時の電話移設にかかるコストを大幅に削減できた。
PHS網と内線利用により、
ランニングコストを削減できた。
携帯端末の利用により、
いつでもどこでも発着信でき、
業務効率が向上した。
(3)携帯端末利用で迅速な対応が可能に
電話の発着信はすべて携帯端末で行うこと
から、社内のどこにいても通話ができるよ
うになりました。そのため、たとえば契約
書類等を閲覧しなければ回答できない問い
合わせでも、折り返すことなく、携帯端末
を持って契約書類を見に行き、その場で回
答することなどが可能になり、業務効率や
CSの向上にもつながっています。
携帯端末を利用する今回の電話システムで
は、着信時に受話器を取ればすぐ通話がで
きる従来の固定電話と異なり、代表電話を
受ける際や取次ぎの際には手元の携帯端末
のボタンを操作する必要があります。そこ
で新電話システムが稼働する前後には、弊
社のスタッフが出向いてマニュアルの配付
と説明会を行い、操作方法のレクチャーを
行いました。
今後の展望
さらなる活用に向けて
今回のプロジェクトでは、チームテーブ
ル制と新電話システムの相乗効果により、
とくに人事異動時のデスク移動に伴う電
話移設工事の大幅なコストダウンと省力
化を実現することができました。また、
キヤノンS&S様の東京の営業拠点の中核
的な存在である東京支社でも、チームテ
ーブル制と新電話システムを導入してお
り、同様の成果を上げています。
チームテーブル制と新電話システムの導
入にご尽力された総務部のお二人にお話
をうかがいました。
「本社オフィスのフロア変更に伴うスペ
ースの有効利用を考えたのが、今回のき
っかけでした。チームテーブルにし、役
職者もそうでない社員も同じ机にしまし
た。そして、携帯電話と固定電話のシス
テムもPHSに一本化しました。弊社では
グループを挙げて、“5S( 整理・整 頓・
清潔・清掃・しつけ)”を推進している
のですが、デスクも電話もシンプルにな
り、5Sの実現に一役買っていますし、さ
らにそれがコストダウンにもつながって
いるということで満足しています」。
(総務部ファシリティ管理課 課長 小
川正徳様)
「電話はビジネスの生命線なので、導入
前は、電話の操作方法が変わることでお
客様にご迷惑を掛けるのではないかとい
う懸念もありました。しかし、実際に運
用が始まってみると、トラブルやクレー
ムはほとんどなく、順調に使えているよ
うです。これも電話システムの変更に理
解を示してくれた社員と、操作説明に何
度も足を運んでくださったNECマグナス
さんのおかげだと感謝しています。今後
は他の営業拠点にも導入を広げていきた
いと思っています」。
(総務部ファシリティ管理課 課長代理
河原浩二様)
また、弊社の電話システムの販売を推進
されている、ITソリューション販売推進
部の猪狩伸也副部長にもお話をうかがい
ました。
「私たちは電話システムを販売する立場
でもあるので、今回導入したことで、お
客様に“我が社でも使っていて、こうい
うメリットが出ている”という具体的な
提案ができるのが大きいですね。実際に
使用したものを話すのと、理論だけで話
すのでは説得力が違いますから。NECマ
グナスさんには、今後も電話システムの
新しい活用法やノウハウ、さらに市場の
動きなどを教えていただき、お互いに情
報共有しながら、一緒にビジネスの幅を
広げていけたらと思っています」。
(ITソリューション販売推進部 副部長
猪狩伸也様)
キヤノンシステムアンドサポート株式会社
総務部ファシリティ管理課 課長代理 河原浩二様
キヤノンシステムアンドサポート株式会社
キヤノン製 品 の販 売・サポートに加
え、最新のビジネスソリューションを
駆使して、ドキュメント管理、イント
ラネット構築、基幹業務システム、イ
ンターネット接続など、多彩な分野で
お客様に最適なオフィス環境を提案し
ています。全都道府県に約200ヵ所の営
業所を展開しており、営業・サービス
・サポートの各スタッフが一体となっ
て、コンサルティングから保守サービ
スまで、ワンストップでお客様のご要
望にお応えしています。2010年には設
立30周年を迎えました。
■所在地:本社
〒140-8650
東京都品川区東品川2-2-4
天王洲ファーストタワー
■
TEL:03-5479-7878
(代表)
■
URL:http://www.canon-sas.co.j p/
■
設立:1980年5月
■
事業内容:
キヤノングループにて製造する機器・
ソリューションならびに他社製システ
ム機器類のコンサルティングセールス
とオフィスのネットワーク構築および
サービス&サポート
キヤノンシステムアンドサポート株式会社
ITソリューション販売推進部 副部長 猪狩伸也様
弊社の電話システムの販売を手掛けられ
ているキヤノンS&S様に、システムを導
入いただけたことを大変嬉しく思ってい
ます。今後は、実際に運用しているから
こそわかる優位点やご要望をご指摘いた
だきながら、二人三脚で電話システムの
さらなる拡販を推進していきたいと考え
ています。
NECマグナスコミュニケーションズ株式会社
〒108-0073 東京都港区三田一丁目4-28 三田国際ビル
お問い合わせ TEL:03-3798-7078(ダイヤルイン) FAX:03-3798-7095 E-mail:[email protected]
NECマグナスコミュニケーションズの情報がインターネットでご覧いただけます。
<ホームページ>http://necmagnus.jp