Enterprise Miner

Enterprise Miner
Version2.x から Version4.x への移行ガイド
への移行ガイド
Windows版
版
目次
1
はじめに ................................................................
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................................................................................................
........................................................................
........................................ 1
2
「インポート」を行う時の注意点 ................................................................
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..................................................................
.................................. 2
3
手順の概要 ................................................................
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..................................... 3
4
手順の詳細 ................................................................
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................................................................................................
.....................................................................
..................................... 4
A) スタンドアローン環境で作成したプロジェクトを変換する
スタンドアローン環境で作成したプロジェクトを変換する .............................................................
............................................................. 5
B) クライアントクライアント-サーバ環境で作成したプロジェクトを変換する。
サーバ環境で作成したプロジェクトを変換する。 ....................................................
.................................................... 6
5
EM V2と
とEM V4における非互換(
における非互換(EM
における非互換(EM V2と
V2とEM V4においては、幾つかの変更点があります)
V4においては、幾つかの変更点があります) ........ 10
6
その他 ................................................................
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..........................................................................
.......................................... 11
1
はじめに
この文書では、Enterprise Miner Version2.0, 2.01, 2.02(以後、EM V2)で作成したファイルを、Enterprise
Miner Version4.0(以後、EM V4)に移行する手順を記載しています。
EM V2上で作成したプロジェクトは、そのままではEM V4上で動作しません。EM V2形式のファイルを、EM
V4形式のファイルに変換する処理が必要となります。
MIG.Enterprise MinerV8ewin 31OCT00
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「インポート」を行う時の注意点
「インポート」を行う時の注意点
2.1 EM V2は、SASシステム Version6.12上でのみ動作します。
2.2 EM V4は、SASシステム Version8上でのみ動作します。EM V4は、SASシステム Version8と同一メディア
(CD-ROM)に含まれています。SASシステム Version8本体のインストーラによって、インストールを行うこと
ができます。
EM V4をインストールしていても、EM V2とは異なり、Windows のデスクトップ上にアイコンは作成されません。
EM V4を実行するには、一旦、SASシステム Version8を起動した後、[ソリューション(S)]メニューから、[デー
タ解析] - [エンタープライズマイナ]項目を選択してください。もしくは、コマンド入力ボックスにて、"miner"と
入力してください。
2.3 EM V4形式のプロジェクトを、EM V2形式に変換することはできません。
2.4 プロジェクトの変換を行う時には、EM V2を終了しておいてください。
2.5 EM V4用プロジェクトにインポートした後、もう一度、ダイアグラム上のノードを再実行させる必要があります。
EM V4に変換されるのは、ダイアグラムにおけるノードの接続順序などの情報だけです。
MIG.Enterprise MinerV8ewin 31OCT00
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手順の概要
Enterprise Miner Version4.0を起動した状態で、メニューの[ファイル(F)]から、[バージョン2プロジェクトのイ
ンポート(V)]を選択することにより、EM V2からEM V4用のプロジェクトへと変換するためのウィザードを呼び
出します。このウィザードを用いて変換作業を進めていきます。
ウィザードでは、次の2通りの方法を選択することができます。
3.1 EM V2用プロジェクトファイルを、EM V4用に直接変換する方法
3.2 EM V2で作成したDMXファイルを変換する方法
MIG.Enterprise MinerV8ewin 31OCT00
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手順の詳細
まず、EM V2のプロジェクトが、「スタンドアローン環境」、「クライアント-サーバ環境」のいずれで作成された
のかを確認してください。
次のa)では、「スタンドアローン環境」のファイルを移送する方法を述べています。
b)では「クライアント-サーバ環境」のファイルについて述べています。特に、b)「クライアント-サーバ環境」を
変換する時には、幾つかの作業を行う必要があります。
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a) スタンドアローン環境で作成したプロジェクトを変換する
EM V2のプロジェクトがスタンドアローン環境で作成されている場合、つまり、サーバを用いずに1台のマシ
ンのみで作成されている場合には、以下の作業を、SASシステム Version8上で行ってください。
a-1)
EM V2の「入力データソース」ノードで指定しているデータセットが、SASシステム Version8(EM V4)において
も、同名のライブラリ内に保存されていることを確認してください。
同名のライブラリが存在しない場合には、入力データが保存されているディレクトリにライブラリを割り当てて
ください。Version8(EM V4)上で、EM V2と同名のライブラリが割り振られていない場合、入力データソースに
てエラーになります。なお、このa-1)の作業は、a-2)が終わった後に行っても構いません。
a-2)
プルダウンメニュー[ファイル(F)]から、[バージョン2プロジェクトのインポート(V)]を選択してください。
a-2-2)
1つ目のウィンドウにて、プロジェクトファイルをそのまま変換するか、それともDMXファイルを変換するのか
を選択してください。そして、プロジェクトライブラリおよびデータライブラリのディレクトリ、もしくはDMXファイ
ルのパスを指定した後、[OK]ボタンを押して次のウィンドウへ進んでください。
a-2-3)
2つ目のウィンドウにて、変換後の「プロジェクト名」および「保存先ディレクトリ」を指定してください。[インポ
ート]ボタンを押すと、変換が行われます。
a-3)
最後に、ダイアグラム上のノードをすべて再実行してください。データセットのサイズが大きい場合、モデル
が複雑な場合、ダイアグラム上にノードが多く配置されている場合などは、処理時間が長くなります。
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b) クライアントクライアント-サーバ環境で作成したプロジェクトを変換する。
サーバ環境で作成したプロジェクトを変換する。
クライアント-サーバ環境のEM V2プロジェクトを変換するには、次の点に注意してください。
注意)
注意)
ウィザードを用いてEM
ウィザードを用いてEM V4用プロジェクトに変換した後に、接続先のサーバを指定し直す必要があります。
V4用プロジェクトに変換した後に、接続先のサーバを指定し直す必要があります。
変換した直後では、Version6.12
変換した直後では、Version6.12の
Version6.12 のSASに接続するような設定になっています。これを、
SASに接続するような設定になっています。これを、Version8
に接続するような設定になっています。これを、Version8の
Version8 のSASサ
SASサ
ーバに接続するようにしなければなりません。
b-1)以下の作業を、SASシステム Version8上で行ってください。
b-1-1)
サーバマシンに、何も入っていないディレクトリを新規作成してください。このディレクトリは、後程、データラ
イブラリとして用います。
注意)
サーバ側のデータライブラリには、V6
サーバ側のデータライブラリには、V6形式のデータセットが含まれていない状態にしておいてください。
V6形式のデータセットが含まれていない状態にしておいてください。
もし、サーバ側データライブラリにV6
もし、サーバ側データライブラリに V6形式のデータセットしか含まれていないと、エンジンが自動的に
V6形式のデータセットしか含まれていないと、エンジンが自動的にV
形式のデータセットしか含まれていないと、エンジンが自動的にV6用
エンジンになります。Enterprise
エンジンになります。Enterprise Minerではビューを新規作成する処理を行いますが、この処理は
Minerではビューを新規作成する処理を行いますが、この処理はV6
ではビューを新規作成する処理を行いますが、この処理はV6用エン
V6用エン
ジンでは行なえません。そのため、V6
ジンでは行なえません。そのため、V6形式のデータセットが含まれているディレクトリを、サーバ側データラ
V6形式のデータセットが含まれているディレクトリを、サーバ側データラ
イブラリとして指定するとエラーになります。
イブラリとして指定するとエラーになります。
b-1-2)
"SAS job spawner"サービスを、登録および開始してください。Version6のものに比べて、Version8の"SAS
job spawner"は以下の2点で違いがあります。
1)spawner.exeファイルが、SASをインストールした直下に作成されます。
2)デフォルトでは、ユーザ認証を行うような設定で"SAS job spawner"サービスは登録されます。ユーザ認証
(セキュリティチェック)を行わないようにしたい場合には、次のように-nosecurityオプションを指定する必要
があります。
登録時のコマンド例) spawer -i -c tcp -nosecurity
b-2) 下記b-2)からの設定は、クライアント側のマシンで行なってください。
b-2-1)
プルダウンメニュー[ファイル(F)]から、[バージョン2プロジェクトのインポート(V)]を選択してください。
b-2-2)
1つ目のウィンドウにて、プロジェクトファイルをそのまま変換するか、またはDMXファイルを変換するかを選
択してください。そして、プロジェクトおよびデータライブラリのディレクトリ、もしくはDMXファイルのパスを指
定した後、[OK]ボタンを押して次のウィンドウへ進んでください。
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b-2-3)
2つ目のウィンドウにて、変換後の「プロジェクト名」および「保存先ディレクトリ」を指定してください。[インポ
ート]ボタンを押してください。
b-2-4)
直接プロジェクトファイルから変換することを選択した場合、Version6.12(EM 2.02)が用いていたdmdata.sc2
ファイルの場所を聞くウィンドウ(ウィンドウ名:"Project Import -missing server profile")が呼び出されます。
DMXファイルからの変換では、このウィンドウは呼び出されません。
このウィンドウにて、"select old profile…"を選択して、以前のサーバ-クライアント設定を用いるようにしてく
ださい。[OK]ボタンを押すと、「dmdata.sc2の保存場所」を入力するウィンドウが呼び出されます。そこで、
EM V2を用いていたSASシステム Version6.12のSASUSERディレクトリにあるdmdata.sc2を指定してください。
通常、このファイルは、SASシステム Version6.12をインストールしたディレクトリ配下のSASUSERディレクト
リ以下にあります。
例)「dmdata.sc2の保存場所」に対する指定例
c:\sas045にインストールを行なった場合
c:\sas045\sasuser\dmdata.sc2
OKを押すと、dmine.srvを変換するかどうかを確認するウィンドウが呼び出されます。dmine.srvが既に適切
なものになっている場合を除き、[はい]を押してください。この「srvファイル」は、EM V4から追加されたファイ
ルで、サーバ接続のための設定を保存しておくためのテキスト形式ファイルです。
b-2-5)
DMXファイルからの変換を選択した時には、「クライアント/サーバプロジェクトのインポート」のウィンドウが
呼び出されます。
直接プロジェクトファイルから変換することを選択した時には、[エンタープライズマイナー]ウィンドウの左側
に位置する[ダイアグラム]タブウィンドウにて、一番上のプロジェクトを右クリックしてください。右クリックする
ことにより呼び出される項目リストより、[プロパティ]項目を選択して、ここで述べる設定を行なってください。
このウィンドウでは、特に、次の3項目にて変更が必要です。3項目を変更した後、[OK]ボタンを押すとプロ
ジェクトの変換が行われます。必要に応じて、他の設定を変更し直さなければいけないこともあります。
■[ホスト:]入力フィールド
ホスト名を指定するフィールドです。ホスト名が正しく指定されているか確認してください。EM V2にて、ポート
名に"telnet"などを指定しておいた場合、"RHOST/telnet"のようになっています(RHOSTはリモートホスト
名)。この場合には、"/telnet"を削除して、" RHOST "としてください。
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■[リモートデータの保存場所:]入力フィールド
サーバ側データライブラリのディレクトリを指定するフィールドです。先程、サーバ側で新規作成した空のデ
ィレクトリを指定してください。このV6形式のデータファイルが含まれているディレクトリを指定すると、エラー
となります(V6形式のファイルが含まれていると、V6用エンジンが割り振られるため、データセットビューを
EM V4が新規作成しようとする処理が行えなくなります)。
■[接続時のスクリプト...]プッシュボタン
サーバへ接続する時に使用される"スクリプト"を書き換える必要があります。下記3ファイルに対するパス
を変更してください。
1)実行ファイルsas.exeに対するパスを、Version8のsas.exeが保存されているパスに指定し直してください。
SASシステム Version8をインストールしたディレクトリの\nls\ja配下に、日本語版SASのsas.exeが置かれて
います。
2) -config オプションで参照されているSAS環境設定ファイルのパス名も書き直してください。SASシステム
Version8をインストールしたディレクトリの\nls\ja配下に、sasv8.cfgというファイル名で日本語版SASのSAS
環境設定ファイルがあります。
3) -autoexecオプションによって参照されているSAS起動時の自動実行ファイル(autoexecファイル)も、必要
に応じて、適切なパスを指定するか、削除してください。通常、autoexecファイルは作成されておりませんの
で削除してください。
下記の例は、サーバ側マシンのd:\sas8に、SASシステム Version8をインストールした時の指定例です。
d:\sas8の部分は、環境に応じて指定する必要があります。
log 'NOTE: Logged onto Windows... Starting remote SAS now.';
/* noterminal suppressses prompts from remote SAS session.
*/
/* no$syntaxcheck prevents remote side from going into syntax */
/* checking mode when a syntax error is encountered.
*/
type 'd:¥sas8¥nls¥ja¥sas.exe ';
type ' -config d:¥sas8¥nls¥ja¥sasv8.cfg';
type ' -dmr -comamid tcp -device grlink -noterminal -no$syntaxcheck' LF;
waitfor 'SESSION ESTABLISHED', 60 seconds : nosas;
b-3)
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最後に、サーバに接続した後、ダイアグラム上のノードをすべて再実行してください。
b-3-1)
[エンタープライズマイナー]ウィンドウの左側に位置する[ダイアグラム]タブウィンドウにて、一番上のプロジ
ェクトを右クリックしてください。項目リストより、[サーバに接続する]という項目を選択してください。サーバへ
の接続処理が実行されます。
接続が失敗した場合には、先ほどの項目リストより、[プロパティ]項目を選択して、再度、b-2)の設定が正し
いかどうかを確認してください。また、サーバ側で"SAS job spawner"サービスが正しく動いているかどうか
を確認してください。
b-3-2)
ダイアグラム上のノードをすべて実行してください。データセットのサイズが大きな場合、モデルが複雑な場
合、ダイアグラム上にノードが多く配置されている場合などには、処理時間が長くなります。
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EM V2と
とEM V4における非互換(
における非互換(EM
における非互換(EM V2と
V2とEM V4においては、幾つかの
V4においては、幾つかの
変更点があります)
5.1 木分析を行うツリーノードにおいて、ボーナス変数が廃止されました。なお、EM V4より、「決定木(decision
tree)」ではなく、「ツリー(tree)」という呼び名になっています。
5.2 2)モデル作成用ノード(ツリー, ニューラル, 回帰)において、カテゴリー変数
(nominal,ordinal,binary)の文
字が、すべて統一して16バイトで切られるようになりました。16バイトまで同じであれば、17バイト以降が異
なるものも、すべて同じように扱われます。
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その他
SASインスティチュートジャパンは、製品出荷後に発見された不具合に対する修正モジュールやマニュアルに記
載されていない最新の情報等を次のサービスにより提供しています。
@nifty
@nifty SASステーション
SASステーション
GO SAS コマンドでSASステーションへアクセスし、[4.データライブラリ] → [メンテナンスモジュール]を選択
して最新の修正モジュールを入手することができます。また、[4.データライブラリ] → [ドキュメント]を選択し
て最新情報等をご覧いただけます。
WWW (World Wide Web)
WWWブラウザを用いて、SASインスティチュートジャパンのホームページ (http://www.sas.com/japan/)に
(http://www.sas.com/japan/)
アクセスし、
[テクニカルサポート] → [FTPサービス] → [FTPサービス---サーバに接続] → [maint/] を選択して最
新の修正モジュールを入手することができます。
また、[テクニカルサポート] → [SAS FAQ]、[プロダクト情報トピックス]などを選択して最新情報等をご覧い
ただけます。
Anonymous FTPサービス
FTPサービス
ftpコマンドを用いて、米国SAS Institute Inc.のFTPサーバ(ftp.sas.com
ftp.sas.com)にアクセスし、
ftp.sas.com
/pub/webfiles/Japan/maint ディレクトリに移動して、最新の修正モジュールを入手することができます。
ユーザID、パスワードは以下のように入力してください。
% ftp ftp.sas.com
ftp> Name(ftp.sas.com:userid): anonymous
ftp> Password: お客様のE
お客様のE-mailアドレス
mailアドレス
ftp> cd /pub/webfiles/Japan/maint
上記サービスをご利用いただけないお客様で、修正モジュールが必要な場合には、弊社テクニカルサポートま
でお問い合わせください。(連絡先は、本書最終ページに記載されています。)
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Enterprise Miner Version2.0x からVersion4.x への移行ガイド Windows版
2000年10月31日
初版第1刷発行
発行元 株式会社SASインスティチュートジャパン
〒104-0054 東京都中央区勝どき1-13-1 イヌイビル・カチドキ8F
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