PDF版『スペイン語圏における日本文学』(1.5 GB)の

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表紙絵は、スペインの国花「カーネーション」と日本の国花「さ
くら」を配したもの。表紙に浮かぶ文章は、Jesus Gonzalez Vallesに
よる夏目欺石『YOSOYUNGATO (吾箪は猫である)』(清泉女子大
学人文科学研究所1974)のスペイン語訳(冊子番号2参照)の冒
頭部分。
目
次
まえがき…………………・…・………・…・……・……・…………………・………・…1
1.解題編 …..……………………………………………・…・…3
2 脊 料 編 …………………………・…………………………・31
スペイン語圏における日本文学の研究論文一覧………………33
スペイン語圏における日本文学のサイトー覧………………………41
スペイン語圏における日本文学の翻訳・研究書年表……………47
あとがき・…………・……………………………・………・…………………・…………・60
編集メンバー…………………………………………………………………………・62
人名索引…………………………………………………………………………………64
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まえがき
2003年12月6日に開催された全国大学国語国文学会は、大阪大学の日本
文学国際研究集会との共催でした.国文学研究奇料館もこのイベン¦、に共催
参加しました。その国際集会のテーマが「海外における源剛勿語の世界翻訳
と研究」であったことから、館蔵の海外出版本群く福田文庫〉の中から「源
氏物語」に関連する翻訳書を厳選して公開展示しました。そして、展示書目
の解説書として、『海外における源氏物語」(非売品)を作製して配布したと
ころ、幸いにもこれが予想外に好評をいただき、後日、多数の方々から入手
方法の問い合わせをいただくこととなりました。図書鮪関係の方からの連絡
がたくさんありました。しかし、作製部数が限られていたために、すべてを
お断りすることになったのが悔やまれます。あらためて、司書の方をはじめ
とする多くの方々に、/<!よりお詫びを申し上げます.
今回、スペイン・サラマンカ大学で開催される日本脊料専門家欧州協会
(EAJRS)で、伊藤鉄也・岩原真代・菅原郁子が、「海外における日本文
学研究に関する情報の共有化」(Sharing the infonnation of Japanese Literary
Studies throughout the world)と題する研究発需表を行うことになりました。ス
ペイン語圏における日本文学の受容状況を、翻訳書の解題やウェブサイトの
情報を提示する中でその問題点を考察し、併せて海外における研究情報の提
供の呼びかけをすることにしました。本書は、そうした意義を支える具体例
の一つとして作製したものです。
改めて強調しますが、海外における日本文学に関する情報が整理されてい
ません。本書の編者である伊藤は、文部科学省科学研究脅補助金対象の研究
として、こうしたテーマに取り組んでいます。平成13年から2年間は、萌
芽的研究「外国語による日本文学研究文献のデータベース化に関する予備調
査」と題して、基礎的な部分に着手しました。平成15年から3年間は、実
際に情報を収集・整理し、公開し、そして継続的に情報が流せるような仕組
みを構築する予定でいます。
「海外における源氏物語」に続いて、今回も、国文学研究脊糸 の名誉
教授である福田秀一先生よI)寄贈された、日本文学作品に関する脊料整理
と各点の解題作成から着手しました。本書は、あくまでも現時点での試行
版です。本書作成チームの奇任者となって、前回同様にその役割を果たした
­1-
菅原郁子さんのあとがきにもあるように、解題作成や各種奇料の整理は、大
変な労力と試行錯誤があってのものです.まさに、チームワークの成果とい
えましょう。とくに、今回は対象がスペイン語であったこともあり、本書の
内容には不備や遺漏が多々あろうかと思われます。ご教示や新たな情報提供
を受ける中で、よりよいものに育て上げていきたいと思います。
なお、本書の鼠終校正段階で、古家久世氏の「スペイン語に翻訳された日
本文学」(『スペイン語世界のことばと文化』京都外国語大学イスパニア語学
科編、行路社、2003.11)および「日本文学作品のスペイン語翻訳目鋤(『京
都外国語大学研究論叢』62,20.3)の存在を知り、情報の確認補訂ができ
ました。青重な労作を公開された古家氏にお礼を申し上げます。
本書は次の文部科学省科学研究脅補助金の成果の一部をなすものです。
2004年度文部科学省科学研究脅補助金基盤研究B
「外国語による日本文学研究文献のデータベース化に間する調査研究」
課題番号[15320034]研究代表者伊藤鉄也
研究分担者:伊井春樹(人間文化研究機構・国士舘大学)
鈴木淳(国文学研究鴬料館)
入口敦志(国文学研究奇料館)
海野圭介(大阪大学)
海タト共同研究者:ピーター・ゴーニツキ(ケンブリッジ大学)
外国語による研究論文のデータベース化は、Ⅸ下のホームベージで試#険
版を公開しています。→http://www.nijl.ac.jpノーtito/HTML/kakenO 1 /hougal .html
順次データを更新追補しています◎量新情報の追力ロなどにつきましては、
お申し出いただければ幸いです。また、本書解題作成で用いた脊料も、まず
は伊藤の上記ホームベージから公開し、修昂正増補を繰り返す中で、しかるべ
き発信場所を定める予定です。
日本では知ることの困難な情報などを皆様方からいただければ、リアル
タイムに、より多彩な分野の情報群として発信できます。それが、日本文学
に間する広範な情報の共有として活性化され、海外における日本文学研究も、
さらに加速することになると思います。本書の記載内容に限らず、海外にお
ける日本文学の研究に関してお気づきの点などを、折を見てご教示をいただ
ければ幸甚です。海外からの新鮮な情報の提供を心待ちにしております。
平成16年9月23日
伊藤鉄也([email protected])
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解題編
­3-
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例
原書名:原副題
原 者名[原著者生没年]/翻訳者名[翻訳者生没年]
出版地[出版国]:原出版社名
刊行年.巻数.頁数.大きさ/叢書名/作品名/翻訳言語/部類(翻
訳書や研究書など)
例) SEISPIEZASNO
Barcelona [スペイン] : Barral Editores
1973・165p. 20cm. /Series de Respuesta 68 Breve Biblioteca de
Literaturas/'『近代能楽集」/スペイン語/翻訳書
*発行年順(同年のものは時代順)に掲載。
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/『近代能楽集』/スペイン語/翻訳書
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Vincenle Ribera CuetoとMasae Yamamotoによる三島由紀夫『近代能楽
嬢』(1956.4、新潮社)のスペイン語訳(初版)。表紙はJulio
Vivas (ホリオ・ヴィヴァス)による、能面をモチーフとした画。
裏表紙にも同様の画があり、目にあたる部位に内容紹介。表紙見
返しに作考紹介、裏表紙見返しに出版一覧。帯に「El Mas Antiguo y
el mas Moderno Teatro Japones (古く新しい日本の現代劇)」とある。
表題は「六つの能劇」の意。
解説はDonald Keene (ドナルド・キーン)による(7-16頁)。ス
ペイン語版のためのノート(17頁)に続き、後述六 を翻訳。末尾
に目次。翻訳は、1956年版所載「卒塔婆小町」(21-39頁)、「綾の
鼓」(43-68頁)、「邪 」(71-103頁)、「葵上」(107-124頁)、
「班女」(127-142頁)に加え、新潮文庫版(1968.3)収録の「道成
­5-
寺」(145-165頁)を訳す。スペイン語のためのノー¦、によれば、
前5 は各題の訳はDonald Keene ( Tpive Modern Noh plays」
Knopf,Seeker and Warburg, 1957)により、「道成寺」はMasae Yamamotoが
直接訳した。「綾の鼓」(Et Tambor de Damasco)のみ意味をとり、
他は音をとる。これはDonald Keene訳と同様。構成は原本に即し、
登場人物の一髄、本文と続く。人物名は、一般名は意床を翻訳、
固有名は音表記したうえで役柄について記す。|、書きは括弧でく
くる。注は原則ないが、「道成寺」について注記がある。解説
は、能の歴史から始まり三島の各編に及ぶが、オニールやゴクト
ーに言及しつつ、都市という時空間を舞台とした新たな近代劇と
して読み解いている。〔服部〕
Tokyo [日本] : Centro de Estudios Humanisticos Universidad Seisen (清泉
女子大学人文科学研究所)
1974. 453p. 19cm. /『吾蕊は猫である』/スペイン語/翻訳書
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目激石「吾輩は猫である」(『ホ¦、l、ギス」1905.1­8)のスペイ
ン語訳(初版)。副題の「la vida humana vista por un gato」は「猫
から見た人間の生活」の意。
解説はJesus Gonzalez Valles自身による。冒頭、タイ|、ルに関して
「この小説には『Tengo el honor de ser gato (私は猫である名誉を有
している)』と題名をつけなければならないが、簡潔さのため
に、そして読着の直観力を信じてより平易に『Yo soy un gato (私は
猫である)』とした」と断っている。そして、この小説が猫を語
り手にして人間社会を描くという、通常の小説の枠組みから外れ
た作品であると述べる。続いて激巧の文学史における位置付けや
功績などに言及する。
本文中には挿絵として 木杉風(いばらぎ・さんぷう18981976)の水墨画を載せ、苦沙鯛先生の家に猫仙や迷亭らが集ってい
る場面など数枚を収める。注は施されず、巻末の「日本語の語
索」で「風呂敷」「下駄」「俳句」など10語を解説している。
Jesus Gonzalez VallesはスペインのPalencia (パレンシア)生まれ。
元清泉女子大学教授。本書のほかに『坊っちゃん』(1969)のスペ
イン語訳を刊行。〔山田〕
Barcelona (バルセロナ) [スペイン] : Ediciones G.P.
1975. 313p. 19cm. /『古都』『伊豆の踊子』/スペイン語/翻訳
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Ana M. de la Fuente (アナ・マリア・デ・ラ・フェンテ)によるノII
端康成「古都」(新潮社.1962)、「伊豆の踊子」(『文芸時代』
1926.1-2)のスペイン語訳(初版)。1965,1968年にドイツ・ミュ
ンヘンのCarl Hanser (カール・ハンザー)社から出版のスペイン語
ペーパーバック。
見返しに簡単な解説あり。日本人で叢初のノーベル文学賞受賞
渚である原芳考が、19世紀鏡後の年に生まれ20世紀の日本の劇的な
発展をすべて目撃したことが作品に忠実に反映されていると述べ
る。また本作については俳句の規則に従った芳しく官能的な散文
だといい、原蕃者の身振りが会話にとって代わる特徴を指摘、
「身振り」の散文とよぶ。さらに日本の版画の余白のように原籍
者が単語の間に空白を設けることも特徴に挙げる。そして、原芳
老の文章をこの上なく精巧な音楽の一つ、感髄の音楽であると述
べる。
本文は「古都」「伊豆の踊子」のスペイン語訳。「古都」の本
文訳には8頁にわたる注が附く。「伊豆の踊子」には注は附かな
い。巻末に目次。
Ana M. de la FuenteはIleinrich Boll (ハインリッヒ・ベル)の『El
angel callaba (Der Engel schwieg) J
(1993)や『Asedio prcventivo
(Eursorgliche Belagerung) J (1994)等を翻訳。〔可児〕
­8-
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Barcelona (バルセロナ) [スペイン: Ediciones G.P.
1975. 313p. 19cm. /『山の音』/スペイン語/翻訳書
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Jaime Fernandez (ハイメ・フェルナンデス)とSatur Ochoa (ストゥ
ル・オチョア)によるノII端康成「山の音」(『改造文芸』1949.9
­『オール読物』1954.4)のスペイン語訳(初版) o 1969年にド
イツ・ミュンヘンのCarl Hanser (カール・ハンザー)社から出版の
スペイン語ペーパーバック。
見返しに簡単な本書の紹介と原若考についてのコメン¦、あ')。
解説はJaime Fernandezによる。解説では、原薪潜の略歴を紹介。原
芳者の文学を「孤独」と「伝統」という二つの観点から説明す
る。原芳渚は二歳のときに父を、三歳の時には母を亡くし、その
後母の実家に引き取られるものの、祖母、姉(伯母の家に預けら
れたため離別していた)、祖父も次々に亡くし、十六歳で天涯孤
独な孤児と獣った この孤独が作家に影響を与えたとする理解は
­9-
通説だが、翻訳着もこの立場である。また、祖父の元で親しんだ
『枕草子』『源氏物語」といった古典から「もののあはれ」の感
性を煮取したことの影響も指摘する。また小説「山の音」の 概
を付す。本文として「山の音」のスペイン語訳。巻末に目次。
Jaime Eernandezは上零大学外国語学部イスパニア語学科教授。専
門はスペイン文学及びイスパノアメリカ文学。遠藤周作『Silencio
(沈黙) J
(1973)を翻訳。〔可児〕
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[1931-]
Pamplona (パンプローナ) [スペイン] : Hiperion
1976. 166p、21cm. /poesia Hiperion/『一握の砂』/スペイン語/
翻訳書
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Antonio Cabezas Garcia (アンI、ニオ・カベサス・ガルシア)による
石ノII啄木『一握の砂」(1910)のスペイン語訳(初版)。裏表紙に
「手套(てぶくろ)を脱(ぬ)ぐ時」の章から一首、「新しき本
を買ひ来て読む夜半(よは)の/そのたのしさも/長くわすれ
ぬ」を引用。併せて簡単な原芳若及び原 書についての紹介丈を
­10-
記載。
解説では原芳新の略歴などの概説の他に、短歌の易¦#紫や伝統的
な約束事について紹介し、さらに章立てについて言及。また翻訳
に際して同志社大学スペイン丈学教授大島正[1918-]の助力を得
た旨を記す。本文の短歌は、5行書き。脚注あり。巻末に目次。
Antonio Cabezas Garciaはウエルヴァのラ・パルマ・デル・コンダド
生まれ。スペインで高等教育を修めた後、1957年から日本在住。京
都の大学数校でヒスパニック学教授を務める。『Cantares de Ise (伊
勢物語)』(1979)・『Manioshu(蔦葉集)』(1980)・『Jaikus
inmortales (俳句選)』・『Holnbrelascivoysinlinaje(好色一代男)』
(1982)・三島由紀夫『La perla y otros cuentos (真夏の死)」
(1987)・松尾芭熊『Senda de Oku (奥の細道) J (1993)等、翻訳
書多数。Hiperion (イペリオン)はGeorges Bataillc (ジョルジュ・バ
タイユ) fEl azul del cielo (Le Blue du ciel)」やJack London (ジャッ
ク・ロンドン) IfEl talon de hierro (The iron heel)』等、外国文学の
翻訳を刊行。<冊子番号9.12参照>・〔可児〕
Yoichi Nakagawa (中河与) [1897-1994] /Wataru
K伽chi (菊池豆)
[1922-]
Tokyo [日本: Taiseido (大盛堂書房)
1976. 182p. 21cm. /『天のタ顔』/スペイン語/翻訳(対訳)書
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Wataru Kikuchiによる中河与一「天の夕顔」(「日本評論」1938.
1、新年¦臨時号)のスペイン語対訳書(初版)。表紙には、著若
名、表題、訳考名のほか、芳老の所届を記す。裏表紙、及び本編
では原題を日本語で記載する。奥附には『和夫西訳・天のタ顔』
とある。訳題は「永遠の愛」の意。象徴的な原題に対し、物語内
窓から題名を導いている。
冒頭は、翻訳者によるスペイン語版序文、次頁に同内容の日本
語版序文。続いて、エピグラフに和泉式部の和歌の対訳を掲げ、
本丈全六章(1-165頁)を訳出する。末尾に注(170-182頁)。序文
は原芳煮および関係蒜への謝辞。本文での対訳は、見開き左頁に
日本語、右頁にスペイン語を掲載し、段落ごとに対置する。この
構成の企図は、翻訳に際し、日西語の表現の対応に鏡大の注意を
払う方法と通底する。注では、熟語やイディオムなどの表現につ
いて日西語を対遥、適宜略説している。日本語はパラルビ、句点
にはカンマを用いる。和歌は、原文を二行で表記し、スペイン語
を四行で表記する。
翻訳者は、表紙にあるように、Universidad marino-mercanlil de Kobe
(神戸商船大学、現神戸大学海事科学部)に所属し、スペイン語
教育に力を注いだ。『やさしいスペイン語読物』(1973.4、大学
書林)等の薪書がある。<冊子番号8参照>・〔服部〕
-12­
Buenos Aires (ブエノスアイレス) [アルゼンチン: Aves Del Area
1977. 103p. 18cni. /『源氏物語』/スペイン語/翻訳書
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Manuel Tabares (マヌエル・タバレス)による『源氏物語』のスペ
イン語訳(初版)。表紙は、Douglas Wright (ダグラス・ライ|、)に
よる で髪を杭かす女 性の絵。題名の「Eugiliva」は、「逃亡す
る.はかない.つかのまの」の意。
解説は、Manuel Tabares自身による。「源氏の歴史」と題し、19頁
に及ぶ。まず、平安時代、仏教(空海)、藤原摂関家、紫式部、
『古事記』『蔦紫集』『伊勢物語』等を紹介。次に、長編恋愛小
説としてプルースト『失われた時を求めて」を挙げ、紫式部『源
氏物語』と比較する。また、日本文学に関するDonald Keeneの文章
(『LaLiteraturaJaponesa』(Mexico・1956))の引用も多い。翻訳に
関してはArthur Waleyの英訳を参考にしたとある。
本文は、「タ顔」のみを訳す。宮中の堅苦しい貴族生活と縁の
ない、風情あるタ顔の宿の女性、タ顔に惹かれていく光源氏の物
語を『源氏物語』における挿話的な出来事と解していると述べ
-13-
る。これは、「タ顔」の原文が「御忍び歩きの頃」で始まること
から、御忍び歩きの光源氏とタ顔とのはかない 瀬を示す題名に
も通じる。巻全体を承後まで訳さずに、タ顔との出会い・ 瀬・
死の場面だけを取り上げ、空蝉との場面は く。策後は、亡きタ
顔を偲び、「正に長き夜」と光源氏が独白する『白氏丈壊』の引
用場面で終わっている。〔菅原〕
8
EL AMOR ETERNO (スペイン語対訳
天の夕顔)
Yoichi Nakagawa (中河与) [1897-1994] /Wataru
Kikuchi (菊池豆) [1922-]
Tokyo [日本] : Hara sho-bo (原書房)
1978. 182p. 20cm. /『天のタ顔』/スペイン語/翻訳(対訳)書
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中河与一『天のタ顔』(「日本評論」1938.1、新年臨時号)の
スペイン語対訳書。ハードカバー。表紙にはタ顔の画。表題、薪
薪、訳若をそれぞれ日西語で併記。
冒頭に、スペイン大使館のArturo Perez Martinez (アルトゥーロ・
ペレス・マルティネス)による序文をスペイン語、日本語の順に
掲載。エピグラフ(和泉式部の和歌)の対訳、本文(1-182頁)の
.14-
対訳、注と続く。スペイン語版序文は寄せられたタイプ原稿を直
接掲載したと見え、手書きのサインも印刷している。日本語版序
文への翻訳は原書房編祭部による。その趣旨は、本書翻訳の試み
を、異質な文化をもつ「日本とスペイン語圏の国民が接近する、
有望かつ情実な過程の一要煮」として賞符するもの。また、本作
を、「実生活の各分野に偏在する物質主義と消溌主義支配下の世
界で、唯J趣'性と感受性のオアシスにも似たこの典型的日本風の、
絶妙な作品」(以上日本語版より)とする。対訳、注は既刊の大
盛堂書房版、菊池亘訳『El Amor Eterno (和文西訳・天のタ顔)』
(1976)の転載。変更は、エピグラフの表記(和歌原文が四行で表
記)。及び注の一部増。
『天のタ顔』の翻訳は、カミュに認められた戦前の独訳
(Nipponsches Deutsches Kulturinstitut,1942)をはじめ、英訳仏訳が複数
刊行されているが、とくに対訳書としては、太田朗英訳、福田睦
太朗仏訳『天のタ顔:国際版」(1980.9、こびあん書房)があ
る。<冊子恭号6参照>・〔服部〕
Madrid (マドリード) [スペイン] : Hiperion
1980. 219p. 20cm. /poesia Hiperion/『関紫集』/スペイン語/翻
訳書
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Antonio Cabezas Garcia (アントニオ・カベサス・ガルシア)による
『篤葉集』のスペイン語訳(初版)。表紙は兜の絵。
解説は、Antonio Cabezas Garcia自身による。短歌の音律、俳句、
『古今和歌集』への影騨などについて述べる。和歌の説明におい
て、Arthur Waley IfThe Originality of Japanese Civilization』を引用してい
る。俳句では、参考本として松尾芭熊『Sendas de Oku (奥の細
道)』(Barra1.1970)を挙げる。
本文は●時代別に1[630∼672年]、2[672∼710年]、3[710∼
733年]、4[733∼760年]、5[作者未詳歌]の5つに分け、天武天
皇・額田王・聖徳太子など、人物ごとに和歌を掲載。1章の冒頭
は、磐姫皇后の和歌3首から始まっている。全ての和歌は掲載せ
ず、抄訳で約800首。Jose Luis Martinez・Karl Petilによる『China y Japo
11』(SecretariadeEducaci6nPflblica・メキシコ・1976)では、和歌は5
行響きで統一しているが、本書は3行書き(長歌を除く)。
翻訳渚Antonio Cabezas Garciaは、元京都外国語大学イスパニア語の
教授。出版社Hiperion (イペリオン)は、川端康成、大江健三郎、
三島由紀夫、吉本ばなな等の作品も出版。<冊子恭号5.12参照>
〔菅原〕
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Shunsuke Tsurumi (鶴見俊輔) [1922 - ] /Carmen Fierro
Mexico, D.E. [メキシコ] : El Colegio de Mexico
1980.124p. 21cm. /Centro de Estudios de Asia y Africa del
Norte;Ensayos 7 /『近代日本の懸想と文学』/スペイン語/研究書
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鶴見俊輔による、近代日本の思想と丈学に関する講義録。スペ
イン語による本書が初出となる。ペーパーバック。表紙に絵巻風
の十二単姿の図、裏表紙に内容紹介。
目次に続き、鶴見による序文(1­2頁)、本編(3-124頁)。
序文によれば、本書の内容は、1972年9月から翌年6月まで、メキ
シコにおいて行った一連の講幾による。聴講渚の一人が出版化を
主導、当時助手だったCarmen Fierro (カルメン・フィエロ)が翻訳
を担当した。さらに、こうした「共同」の重要'性を深く認めてい
る旨を明記し、日本の知的丈化的伝統の一側面に光をあてること
が出来ればと述べる。本編12章の各題を邦訳すれば、I日本文化へ
のアプローチ、Ⅱ私小説、Ⅲナショナル・アイデンティティを求
めて、Ⅳユートピアを求めて、v革命の文学、Ⅵ臆病渚の文学、
­17-
Ⅶナショナリス¦、の文学、Ⅷ戦争の丈学、Ⅸ伝統の問題、X日本
近代文学における方言の役割、XIマス・コミュニケーションと周縁
の芸術、xⅡ仕竿と文学、となる。文学作品を中,趣とした多くの盗
料を博捜し、それまで西洋化による断絶でもって意味づけられて
きた日本近代を、時間的空間的な連続I性によって読み解いてい
く。礎料は、ローマ字表記での引用とスペイン語訳を対誕。なお
奥附に初版部数を3000部と記してあI)、蔵本巻末にはN0.2152とナン
バリングしている。〔服部〕
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Mexico City[メキシコ] : Conafe-Editorial Trilas
1982. 65¦). 23cm. /Los Clasicos de La Literatura/『今昔物語祭』・和
歌/スペイン語/翻訳書
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Jorge Gonzalez de Leon (ホルヘ・ゴンサレスデ・レオン)による
『今昔物語蝶』と和歌のスペイン語訳(初版)。1986年得版。表紙
は、Raul Herreraによる巻24- 8「女、医師の家に行きて婿を治して
逃ぐる話」の挿絵の抜粋。老典薬頭が欲念する美女の姿。
-18-
解説は、Jorge Gonzalez de Leon自身による。『今昔物語蝶』の解説
では、日本の歴史・時代区分、口承文芸の説明。内容区分は、天
竺説諾・霞旦(中国)説話・本朝(日本)説諾で、その4つにつ
いて述べる。和歌の解説では、短歌・俳句、宇宙的なもの(愛・
死・夜・月・米世等)が和歌に詠み込まれていることを述べる。
『今昔物語祭』の本文は、本朝説話中の世俗説誌のみを掲載。
これは、Susan Wilbur Jonesによる『Ages Ago^ Thirty-Seven Tales from
the Konjaku Monogatari Collection J (Harvard University 1959)の英訳
をもとに、37話中から15話(巻23­19.22.23諾/巻24­4.5.
8.20.26話/巻26-7.11話/差27-5話/巻28-34話/巻29-32話/
巻31-9.27話)を抜粋したもの。和歌は、妃 之・文屋朝康・壬
生忠券・紫式部・和泉式部・藤原定家などの和歌を、作老未詳
歌・神楽歌を含め42首を掲載。4.5行書きなど不統一。
出版社Trillasは、プエルトリコ・ベネズエラ等にもある。本書の
シリーズは、この他世界各国の古典寂事詩を出版している。〔菅
原
〕
Madrid (マドリッド) [スペイン] : Hiperion
1988. 166p. 20cm. /poesia Hiperion 17/『伊勢物語』/スペイン語
/翻訳響
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Antonio Cabezas Garcia (アン¦、ニオ・カベザス・ガルシア)による
『伊勢物語』のスペイン語訳。初版は1979年で、その第2版。本書
はシリーズpoesia Hiperionの17にあたる。表紙には50段の絵(嵯峨
本)を用いる。
解説はAntonio Cabezas Garcia自身による。翻訳の問題・9世紀の日
本の社会・作品と史実・地理・タイl、ル・『伊勢物語』の系列に
ついて述べている。
本書は全段翻訳。全体を7つの系統に分け、それぞれK,〈下のよ
うな見出しをつける。第1系統:高子の愛と業平の流浪(2段∼15
段)・第2系統:業平のロマンス(17段∼22段)・第3系統:恋と
は何か(25段∼62段)・第4系統:高子(65段)・第5系統:斎宮
惜子(69段∼75段)・第6系統:都にて(77段∼105段)・第7系
統:歴史と伝説のなかの業平(108段∼123段)。さらに各系統の間
にはInterludio (間奏)が置かれている(16.23.24.63.64.66.
67.68.76.106.107段)。挿絵は嵯峨本より(1.4.6.9.
12.18.23.45.50.63.69.78.87.95.119.125段)。なお、附
録として巻末に歴史の流れ・天皇の系図を示したものがある。<
冊子番号5.9参照>・〔森田〕
-20­
Madrid [スペイン: Miraguano
1989. 125p. 20cm. /Libros de los Malos Tiempos/西行/スペイン語
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Jose Kozerによる西行の和歌のスペイン語訳。1989年にMiraguano社
から「Libros de los Malos Tiempos (悪しき時代の本)」第30冊目とし
て出版。西行の和歌のスペイン語訳は本書が初である。タイトル
「Espejo de la luna」は「月の鏡」の意。本書は、特に記されてはい
ないが、伊藤嘉夫校注『山家集』(朝日古典全書)を底本とし
た、William R. LaEleur fMirror for the moon』の重訳。比較すると、106
番目以降の歌の順序が入れ違っている部分もあるが、合計173首は
同じ。表紙は黒で、下半分に安藤広重『江戸近郊八景之内』「玉
ノ11秋月」を用い、裏表紙にもその一部分を掲栽。
歌恭号はなく、見開き左頁に和歌をローマ字で5行書し、菱形
に上り藤をあしらった紋様で仕切る。右頁には、そのスペイン語
訳をこれも5行蓄にして対照させている。詠歌事情を詳述する詞
書がある場合など、右頁にその訳のみ載せる。そのため、基本的
­21-
に1頁に3背ずつを載せるが、長い詞害や注を記す場合に1頁2
背の頁が10箇所ある。「ホトトギス」「Dharma」「Tathagata」「弘
法大師」など、英訳にはない注をつける。
タイトル「月の鏡」は、西行がとりわけ月を好んだことによる
命名と考えられ、本書所収173首のうち44首が「月」を詠み込んだ
和歌である。勅 嬢に入集する西行の和歌は、『詞花無』の読人
不知や『新古今蝶』の後出歌を含め267首であるが、そのうち58首
を採録。その多くは『新古今集』からであり、94首中43首を数え
る。解説等はすべて、別の小冊子(14頁)に記す。第1∼4章にわ
けて、西行の略歴、時代背景、和歌の解説、西行の和歌の特色に
ついて説明する。
翻訳者Jose Kozerは、 キューバのハバナ出身。詩人。ハバナ大学
で法律を学び、その後ニューヨーク大学でB.A.取得。Queens College
of the City University of New Yorkで長く教 を取った。乳在アメリカ
合衆国フロリダ州在住。〔大野〕
14
MURASAKI­SHIKIBU DIARI
Barcelona (バルセロナ) [スペイン] : Edicions de iT'ixample
1990'. 108p. 21cm./「紫式部日記』/カタルーニヤ語/翻訳書
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Dolors Earreny i Sistac (ドロールス・ファレニ・イ・シィスタッ
ク)による『紫式部日記』のカタルーニャ語訳(初版)。表紙
は、Salvador SauraとRamon Torrenteによる大写しの引き目かぎ#の女
性
' の顔。
解説は、Rene Sieffert (ルネ・シフェール)による。これは、Rene
SiefIert『JOURNAL』(PublicationsOrientalistesdeFrance・1978)の解説
の内容とほぼ同じ。解説では、現存する日本渡古の「公事仮名日
記」として藤原穏子の『太后御記』に触れるが、それはあくまで
も記録であり、文学作品としての競初の仮名日記は、妃 之の
『土佐日記』であると述べる。また、『古今和歌祭』や在原業
平、『靖姶日記』『和泉式部日記』『紫式部日記』『更級日記』
『成尋阿閣利母蝶』『讃岐典侍日記』など代表的な日記作品を挙
げて説明する。さらに、「作家」「藤原道長と一条天皇邸」「作
品の歴史(本文について)」「日記の内容」「女'性の服装につい
ての注」と題して解説する。翻訳に際しては、日本古典文学全集
『紫式部日記』(小学館.1974)を参考にしたとある。
本文は、Rene Sieffert fJOURNAL』の仏訳をスペイン語に翻訳した
もの。仏訳同様に紫式部を一人称で書く。和歌の構成も同じで、
5行響き。〔菅原〕
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Fernando Rodriguez-Izquierdoはスペインのセビリア出身。言語学
者。本書の他安部公房のスペイン語訳も手掛ける。Luna Books (ル
ナ・ブックス)は1994年、解説着Montse Watkinsにより設立。夏目欺
石のほか、宮沢'勝治・小泉八雲・芥川龍之介などのスペイン語翻
訳本を出版している。〔山田〕
Barcelona [スペイン] : Herder
1999. 226p. 22cm. /『日本の神話』/スペイン語/翻訳書・研究
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本書は、1996年にドイツのミュンヘンでCM. Beckが出版したNelly
Naumann fDie Mythen des alten Japan』のスペイン語訳。翻訳渚はAdan
Kovacsicsoタイトルは「古代日本の神話」の意。表紙見返しに、
Nelly Naumannの略歴、裏の兇返し、巻末3頁には広告を城せる。も
とのドイツ語版はハードカバーで、表紙は赤い背景に今城塚古域
出土の埴輪の写真を用いるが、本書はペーパーバックで、本文内
に使用する土偶の写真をクローズアップしたものを用いる。本書
­25-
には日本の地図、埴輪、土偶、土器やそのスケッチなどの白黒の
写真版を96頁と97頁の間に16頁分はさむ。それは、ドイツ語版では
言及している箇所におかれている。
本書は、まず解説で、神話によって何を理解するかという凡出
しのもと、日本の神話や調査対象としての日本の神話について述
べる。本論は、「神統系譜学,宇宙進化論,宇宙論」「神話的な
世界秩序」「政治的な神話」「神話の影響」の四つの部分から成
I)、さらに細目に分ける。各部分において、『古事記』『日本書
紀』を一節ずつ翻訳し、その解説をすることにより、日本におけ
る世界創造の概念を描き出し、それがどのようにして天皇家の存
在の正当'性に変わっていったのかについて述べる。附録として、
参考文献、日本と中国の用語辞典、索引を付す。
芳老のNelly Naumannは、ドイツのバーデン州レーラッハ生まれ。
ヴィーン大学で日本学・中国学・民族学・民俗学・哲学を専攻。
日本学・中国学・民裕学で博士号取得。1970年フライブルク大学で
大学教授梯格を取得し、85年まで同大学教授。日本語訳の幕蓄に、
第31回日本翻訳出版丈化賞受賞の『山の神』や『久米歌と久米」、
論文集『災きいさちる神スサノオー生と死の日本神話像』。
翻訳老Adan Kovacsicsは、本書の他にも、ドイツ語からスペイン語
への翻訳を多数手がけている。〔大野〕
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Madrid (マドリッド) [スペイン] : Trotta S.A.
2002. 115p. 20cm. /Pliegos de Oriente/『竹取物語』/スペイン語
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Kayoko Takagi (高木香世子)による『竹取物語』のスペイン語
訳。初版は1998年。本考はその第2版。表紙は十二単姿の女性。題
名は「竹を切る物語」の意。UNESCOの極東シリーズの内の1冊。
解説は高木香世子自身による。まず、仮名で書かれた物語文学
について解説し、『竹取物語』を日本文学史における物語の夜明
けの作品と位置づけ、次に『竹取物語』前後の文学作品を概略す
る。構造と主題の項では、物語のあらすじ、羽衣説話や求婚弾、
文体や和歌の掛詞などの技法について言及し、人物呼称の方法や
言霊信仰を紹介する。また、中国文学の影禦関係から作者と作品
の成立背景を示唆する。翻訳上の問題では、特に日本語の母音
や、苗字と名前で成り立ち「-no」で結合する日本の人物呼称につ
いてとりあげる。底本には新潮日本古典集成『竹取物語』(新潮
社・979)を使用する。
本文は、かぐや姫の誕生と5人の求婚考達への難題課、及び帝
との交流と昇天までの物語全 体を10章に分ける。和歌は4行に分け
て書き、下句は2字下げ。脚注に語釈や出典、また巻末の参考文
献などをもととした注釈を載せる。
高木香世子は、マドリッド自治大学の日本語・日本文化学の教
授、同大学の東アジア研究センターの研究員。〔岩原〕
.27-
Lima (リマ) [ペルー] : Fondo Editorial de la Pontificia Universidad
Catolica del Peru (ペルーカ¦、リカ大学出版部)
2002.534p. 21cm. /Coleccion Orientalia/『枕草子」/スペイン語/
翻訳書
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Ivan Augusto Pinto Roman (イヴァン・アウグス1,.ピント・ロマ
ン)・OswaldoGavidiaCannon(オズヴァルド ガヴィディア・カン
ノン)・Hiroko Izumi Shimono (ヒロコ・イズミ・シモノ)による
『枕草子」のスペイン語訳(初版)。
まえがき(Prefacio)はHiroko Izumi Shimonoによる。清少納言と
『枕草子』の解説、4種の伝本に関する説明、章段の3分類など
に触れている。また、底本には主に金子元臣『枕草子評釈』を使
用し、併せて三条西家旧蔵(学習院大蔵)の能因本も参照したと
ある。続いてIvan Augusto Pinto Romanによる巻頭言(Nota Liminar)
と序言(Prologo)が付される。
­28-
目次は301の章段全てにおいてローマ字書きになっているが、本
文中の見出しではローマ字書きにスペイン語訳を併記している箇
所もある。固有名詞等は脚注で解説する。巻頭には東京国立博物
館蔵『百人一首画帖』から清少納言像を掲載。また所々に『枕草
子絵巻』から該当する場面の図版を収める。巻末には平安京の見
取図、平安京の宮殿について、古代日本の暦について、日本語
(発音その他)についての説明と人物や官職に関する解説、10世紀
から11世紀における皇室と藤原家との関係系図を収録。
Ivan Augusto Pinto Romanは日本文化史の研究者。1993年よ') il I、
リカ大学東洋研究センターに在籍。Oswaldo Gavidia Cannonはカトリ
力大学の文学教授。1996年∼1997年、韓国・捜国大学客員教授。
〔山田〕
Mallorca (マリョルカ島) [スペイン] : Torre de Viento
2002. 258p. 21 cm. /『源氏物語』/スペイン語/翻訳書
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Fernando Gutierrez (フェルナンド・グティエレス)による『源氏
­29-
物語』のスペイン語訳。初版は1992年で、その第3版。表紙は、鷺
が大君と中の君を垣間見る場面(橋姫巻)。
解説はFernando Gutierrez自身による。和歌には「山吹」「桜」な
どが詠まれることを指摘し、小野小町(『古今和歌集』113番
歌)・素性法師(『古今和歌集』691番歌)を掲載。また、紫式部
の家系、『源氏物語』の執筆場所(石山寺)、『狭衣物語』につ
いても触れる。翻訳は、Arthur Waley (英訳)、Kiku Yamata (仏訳)
『Le Roman de GenjiJ
(1928)を参考にしたとある。本書の副題が
Kiku Yamataのものと一致。Kiku Yamataの重訳としては、Ivo
Domenichini ITlL ROMANZO DI GENJIJ (Casa Editrice Nerbini・1942)伊
訳などもある。
本文は、「桐壷」∼「葵」を収録。巻名は、「KIRITSUBO」とロ
ーマ字表記が多いが、「紅葉賀」「花宴」のみ、「KOYO-SETSU」
「LA FIESTA DE LAS FLORES (花の宴)」とする。登場人物に関し
ては、「Fujitsubo」には「Glicinas (藤)」と競小限の脚注を付す。
和歌は3.4行書きと不統一。挿絵は、山本春正『絵入源氏物
語』から、各巻ごとにすべて掲載。16頁と17頁の間には、カラーで
8頁分、土佐光吉・光則・光成筆の源氏絵を載せる。
Fernando Gutierrezは、『日本の美術』(1967)なども出版。Torre
de Viento (トーレ・デ・ビエント)は、本書の他、宮本武蔵『互輪
書」、新渡戸稲造『武士道』等を出版。〔菅原〕
-30-
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脊料編
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スペイン語圏における
日本文学の研究論文一覧
凡
例
論文題名[題名英訳]/論文執筆者名/発表年月/巻号/掲載誌名
例) Japon hacia una nueva literatura [Japan: toward a new literature]/
*発表年月順に掲載。
-33­
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論文題名[題名英訳]
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論文執筆者名
1972
1972.4
1970
発表年月
4
262
293
420
1
巻号
1
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掲載誌名
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Binjino A ojus皿BSUSd
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P。mBji>i UBunsEj^
芳募嘉准¥鐸
BsauodefBjn犯』91
[9皿BiajiT asguedefsm]
BI0U3SJ3AUO0 :BT0UBdS3 B、iniBja期パロsauodBf BJiuBjajiq
[3DU3J3AU03 ^jniBJajIl USmEdc pub sjruBJajti ssauBdBf]
omapora uodBf p ua BjnjBja期パBiSoioapi
[Sunra叩
sauodBf ojua皿Bsuad p
asauBdBf sin uimauno oijsiiBjnjBu a叩puB 'ounuiBun
jo soijajs oijsiiBjnjBU sin ]
U3 BJSIIBJnjBU 3JU3I』Joo si A ounuiBUfi ap BjsiiBjn泥U E0IJ3JS9 Bl
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論文題名[題名英訳]
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論文執筆者名
1995.2
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発表年月
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巻号
掲載誌名
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『
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Litei・ature: texts compilation]
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論文題名[題名英訳] テキスト
1
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論文執筆者名
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1997.6
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発表年月
8
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巻号
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掲載誌名
の
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-
[Japan in Takonoma: its literature、translatios and readings]
Japon en Tokonoma: su literatura,traducciones mas lecturas
論文題名[題名英訳]
論文執筆者名
●
Ⅱ
2
9
1
巻号
2002.690
20()0
1999
発表年月
掲載誌名
の
①
-
発表年月
Ana Perez Canamares 2002、7
論文執筆者名
[The Japanese literature廿om the 70's]
I
●
■
2
|
巻号
掲載誌名
い̅J
F蚕毒
2002
照蕊撫識袈願騨
論文題名[題名英訳]
」
○
-
Qu6si邸流calapalabrahaiku?
論文題名[題名英訳]
論文執筆者名
発表年月
7
巻号
●
掲載誌名
ツ
スペイン語圏における
日本文学のサイトー覧
凡
例
題名【言語】・アドレス/サイ|、の内容
例) Haikuweb【スペイン語】http://es.geocities.com/haikiiweb/ /俳句
と俳画の構成や歴史等を解説◎1枚の写真をテーマに、自作の俳
句を公募するコーナーもある。
*アドレスのアルファベッ¦、順に掲載。
-41-
今
1
ラテンアメリカ・スペインを中,連に、海外出版物等を輸
入販売する「ガレリアリブロ」のホームベージ内。スペ
イン語訳『枕草子』の認介。
清少納言『枕草子』西語版【日本語】
http://supeinnosakura・webcindario. com/? SEC=1 i teratura
日本を紹介するサイト。歴史や料理と並んで、文学につ
Supein no sakura【スペイン語】
いても古代から室町時代までを紹介。
http://pws・prserv.net/jpinet.tate022/diccio/rodao.htm
上智大学神学部教授、カトリック。イエズス会司祭、J.
マシア氏のホームベージ内。日本の書籍のスペイン語訳
も手掛けるマシア氏の主要著作一覧。
東京外国語大学・立石博高氏のサイト内。日本とスベイ
ンとの交流史・文学に関して考察した、フロレンティ
ノ。ロダオ氏の論文を立石氏の和訳で掲載。
スペイン及びポルトガルにおける日本研究
その概観【日本語】
http ://p web・sophia.ac.jp/̅j-masia/books.html
主要な著作【日本語】
イ→
芥川龍之介の紹介。芥川の伝記や短歌・俳句について解
Akutagawa Ryunosuke【スペイン語】
説 して い る
イタリア書房のホームベージ内。日本関係のスペイン
書籍一覧口近現代文学が目立つ。
イタリア書房【日本語】
http://hoinepage2.nifty・com/galerialibro肥1 Libro
「ラテンアメリカ文学雑記帳」のホームベージ内。『奥
の絢道』のスペイン語訳に関するコメント
OCTAVIO PAZ (オクタビオ・パス)【日本語】
0
深川・陽岳寺のサイト内。ルナ・ブックスの設立者、故
モンセ・ワトキンスの詔介。
モンセ・ワトキンスをご存じでしたか?【日本語】
容
俳句と俳画の構成や歴史等を解説◎1枚の写真をテーマ
に、自作の俳句を公募するコーナーもある。
内
Haikuweb【スペイン語】
題名【言語】・アドレス
令
の
-
Japon - Literatura【スペイン語】
El Rincon del Haiku (俳句の談話室)【スベイ
Los mejores haikus en la red【スペイン語】
http://ttt.teleco・upv.es/̅ossanji/
題名【言語】・アドレス
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(『米百俵』英語版。長岡市米百俵財団発行)を
スペ イ ン 語 訳 して い る 。
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ベイン語出版社や書
『危険な判決』のス
講座「あさきゆめみ
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日本の昔話のスベイ
俳句と俳画に関するサイト。芭蕉や蕪村などを紹介して
内 容
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(イベリオン)社【スペイン語】
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国立国会図書館のホームベージ内。翻訳された日本文学
をテーマにした第127回常設展示の案内(既に婆了)
『人間失格』『キッチン』などのスペイン語訳本も展示
第127回常設展示徒然草を英訳すると…­翻訳された日
本文学一【日本語】
もあり。簡単な登録が埜要。
芥川龍之介の作品や宮本武蔵『五輪書』のスペイン語訳
無料でスペイン語の電子ブックがダウンロードできろ。
現代企画室のページ。現代企画室から発売しているル
ナ・ブックスのスペイン語書籍一覧。
を広く手掛けたモンセ・ワトキンスの死を悼み、その生
涯を紹介したもの。
現代企画室のホームベージ。日本文学のスペイン語翻訳
卜
スペイン語専門書店「インタースペイン書店」のサイ
スペインの出版社、Hiperion社のホームページニ
村上春樹の作品リスト
ペ ー ジ。 ス ペ イ ン 語 ・ カ タ ル ー ニ ャ 語 に 翻 訳 さ れ て い る
村上春樹の私設ファンサイト「Let's村上春樹ing」内の
「Luke」のホームベージ内。文学に関するサイトで、日
本の俳句や短歌も取り上げる。
内 容
LIBROdot.com【スペイン語】
http:/応'ww.librodot.com/
http:/ハハAvw.jca.apc.org/gendai/kikan-index2.html
ルナブックス【日本語】
モンセ・ワトキンスさん逝去【日本語】
インタースペイン書店【日本語】
■
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スペイン語に翻訳されている村上春樹の作品【日本語】
Poemas japoneses a la muerte【スペイン語】
http://www.espacioluke,com/Enero2001 /poemasjapo.html
題名【言語】・アドレス
や
、
-
蔵書認介ちりめん本「日本昔話」【日本語】
世界の欺石コレクション(倫敦欺石記念館所蔵)【日本語】
http://www2.odn.ne.jp/̅cao05240/tercera/book-j.htm
日本間係書籍【日本語】
Jose Kozer【スペイン語】
(
〕
倫敦くロンドン>欺石記念館のWebページ内。倫敦欺石
記念館所蔵の各国語に翻訳された夏目作品の一覧。表紙
画像を閲覧できる。
スペイン語書籍の輸入販売を行うLa Terceraのホーム
ページ内。日本間係の書籍一覧。三島由紀夫作品の一覧
は単独のページが用意されている。
西行、夏目赦石、芥川龍之介の作品を翻訳を手がけた
Jose Kozerの個人紹介。<冊子番号13参照>
○
清泉女子大学附属図書館のホームベージ内。清泉女子大
所蔵のちりめん本『日本昔話』を紹介している(1914年
刊行のスペイン語訳版も所蔵)
Ⅱ
1
1
Akutagawa Ryunosuke【英語】
World Haiku Reviewのサイト内。俳句に関する論文を掲
http://www.worldhaikureview.org/pages/whcspanish4.shtml載(一部はスペイン語にも翻訳されている)
血
スペイン・ポルトガル・中南米の書籍販売。日本文学の
翻訳書も扱う。
スペイン書房【日本語】
I
上智大学のホームベージ内。漫画『はだしのゲン』をス
ペイン語訳した学生の認介。
|日本の言語と文化を扱う。日本関係の書物の紹介やスベ
|イン語に翻訳された日本の書籍リストあり。
内 容
ひ と 「 は だ し の ケ ン 」 の スペ イ ン 語 訳 を 刊 行 【 日 本 語 】
にぽうえぶどっとこむ【スペイン語】
題名【言語】・アドレス
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スペイン語圏における
日本文学の翻訳・研究者年表
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例
西暦(年号)/翻訳者名・著者名『作品名・著書名」出版社名/原著
者名『原署書名』
例) 1909 (明治42) /Gonzalo Jimenez de la Espada [fBushido : El alma
de Japon J Daniel Jarro/新渡戸稲造「武士道』
*出版年が同年のものは、原著者名の互十音順に掲載。
­47-
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-
1926(昭和1)
1927(昭和2)
1928(昭和3)
1929 (昭和4)
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岡倉天心『茶の本』
ラフカディオ・ノ、­ン『怪談』
『因幡の白 』
新渡戸稲造『武士道』
原著者名『原著書名』
息文学の翻訳・〃 究書企
翻訳者名・著者名『作品名・著書名』出版社名
1921 (大正10)
1922(大正11)
1923 (大正12)
1924(大正13)
1925(大正14) 『El libro del teJPeiro
1920(大正9)
1919(大正8)
1916(大正5)
1917(大正6)
1918(大正7)
1914(大正3)
1915(大正4)
1913(大正2)
1912(大正1)
1909(明治42)
1910(明治43)
1911(明治44)
西暦(年号)
スペ イ ン 語 圏 に お ける 日
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1942(昭和17)
1943 (昭和18)
1944(昭和19)
1945 (昭和20)
1946 (昭和21)
1947(昭和122)
1948 (昭和23)
1949(昭和24)
1950 (昭和25)
〃
1935 (昭和10)
1936 (昭和11)
1937 (昭和12)
1938 (昭和13)
1939 (昭和14)
1940(昭和15)
1941 (昭和16)
1930(昭和5)
1931 (昭和6)
1932 (昭和7)
1933 (昭和8)
1934(昭和9)
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岡倉天心『茶の本』
岡倉天心『茶の本』
ラフカディオ・ハーン『怪談』
火野葦平(玉井勝則)『土と兵隊』
『花と兵隊』『麦と兵隊』『海と兵
隊
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新渡戸稲造『武士道』
岡倉天心「茶の本』
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1965 (昭和40) 『Las puertas del infiemojNoguer y Caralto
1964(昭和39)
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1963(昭和38)
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1962(昭和37)
〃
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1960(昭和35)
1961 (昭和36)
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1958(昭和33)
1959 (昭和34)
1957 (昭和
1951 (昭和26)
1952(昭和27)
1953(昭和28)
1954(昭和129)
1955 (昭和30)
1956 (昭和31)
谷崎潤一郎『参食う虫』
三島由紀夫『金閣寺』
田中千禾夫『肥前風土記』,木下
順二『夕鶴』,安部公房『幽霊は
ここにいる』,田中澄江『鼓の
女』,福田恒存『キテイ台風』
芥川龍之介『邪宗門』
ラフカディオ・ハーン『怪談』
川端康成『千羽鶴』
太宰治『人間失格」
岡倉天心『茶の本』
川端康成『雪国』
三島由紀夫『仮面の告白』
芥川龍之介『河童』
芥川龍之介『地獄変』他
三島由紀夫『近代能楽集六 』
松尾芭蕉『奥の細道』
芥川龍之介『羅生門』『薮の中』
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1972(昭和47)
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1970(昭和45)
1971 (昭和46)
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〃
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〃
1969(昭和44)
〃
1966 (昭和41)
1967(昭和42)
1968 (昭和43)
遠藤周作『沈黙』
川端康成「みずうみ』
石川啄木「一握の砂』
夏目激石『吾輩は猫である』
三島由紀夫「奔馬』
」
三島由紀夫『愛の渇き』
Vicente Ribera Cueto, Yamamoto Masaef Seis piezas NojBarra i三島由紀夫「能六
oguery Caralt
上田秋成「雨月物語』
三島由紀夫『春の雪』
川端康成『十六歳の日記』
川端康成『山の音』
安部公房『砂の女』
松尾芭蕉『奥の細道」
夏目淑石『坊っちゃん』
川端康成『古都』
川端康成「古都,伊豆の踊子』
川端康成『伊豆の踊子」
川端康成『山の音』
川端康成『雪国』
谷崎潤一郎「細雪』
1
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菊池亘『El amor eterno」原書房
菊池亘『El amor eterno』大盛堂書房
Nelida M・de MachainfLo bello y lo tristajUltramarEditores
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井原西鶴「好色一代男』
jll端康成『雪国』
村上龍『限りなく透明に近いブ
ルー』
井原西鶴『男色大鑑』
井原西鶴『好色五人女』
〃
1982 (昭和57)
『万葉集』
三島由紀夫『午後の曳航』
波多野勤子『少年期』
英美子『アンドロメダの牧場』
1981 (昭和56)
granla
「伊勢物語』
遠藤周作『イエスの生涯』
三島由紀夫『仮面の告白』
川端康成『美しさと哀しみと』
『伊勢物語』
中河与一『天の夕顔』
岡倉天心『茶の本』
井原西鶴『好色一代女』
紫式部『源氏物語』夕顔
中河与一『天の夕顔』
川端康成『眠れる美女」
鶴見俊輔『『近代日本の思想と文
学
』
岡倉天心『茶の本」
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1980 (昭和55) Jorge N・Solomonoflf Cuentos de IsejEdiciones Palidos Iberica
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1979(昭和54)
〃
1978 (昭和53) Carles Soldevilaf El libro del t6』AltaFuⅡa
〃
1977 (昭和52)
〃
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Alberto Manzano, Takagi Tsutomuf Haiku de las estaciones : Antologia de la poesia zen』
松原久子
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〃
1986(昭和61) Francisco VilalbafCiento Veinte cuentos Zen』
〃
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三島由紀夫『午後の曳航』
三島由紀夫『宴のあと』
松尾芭蕉
小林一茶
弟子丸泰仙
俳句
三島由紀夫『天人五衰』
三島由紀夫『暁の寺』
松原久子
〃
〃
正岡子規
井上ひさし『薮原検校』
井原西鶴「好色五人女』
芥川龍之介『河童』
波多野勤子『少年期』
岡倉天心『茶の本』
深沢七郎『 山節考』
三島由紀夫『午後の曳航』
三島由紀夫『愛の渇き』
『今昔物語』他
川端康成『眠れる美女』
俳句
〃
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1985 (昭和60)
〃
1984 (昭和59) Alfred Badia Gabarm『NarayamajEnciclopedia Catalana
〃
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〃
1983(昭和58)
〃
〃
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竹山道雄『ビルマの竪琴』
西行
〃
〃
遠藤周作『スキャンダル』
川端康成『眠れる美女』
安部公房『砂の女』
戸川昌子『大いなる幻影』
唐十郎『佐川君からの手紙』
井上靖『猟銃』
深沢七郎『 山節考』
遠藤周作『沈黙』
遠藤周作『侍』
戸ノ¦¦昌子「猟人日記』
三島由紀夫『サド侯爵夫人』
三島由紀夫『午後の曳航』
川端康成『美しさと哀しみと』
ラフカディオ・ハーン『怪談』
『伊勢物語』
遠藤周作『侍』
芥川龍之介『羅生門』他
吉田兼好『徒然草』
小林一茶
大江健三郎『個人的な体験』
Carlos Gardinif Kwaidan de Lafbadio HeamJSiruela
Ricardo de la Fuente, Hirosaki ShimirofCincuenta haikus de Kobayashi IssajHiperion
三島由紀夫『サド侯爵夫人』
三島由紀夫『金閣寺』
〃
〃
〃
1989 (平成1)
〃
〃
〃
〃
〃
1988(昭和63)
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
1987(昭和62)
〃
〃
〃
I
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I
与謝燕村
〃
村上春樹「羊をめぐる冒険』
松尾芭蕉『奥の細道」
岡倉天心「茶の本」
宇野千代「色ざんげ」
井原西鶴『好色五人女』
吉本ぱなな『キッチン』
戸川昌子『大いなる幻影』
紫式部『源氏物語』
Octavio Paz, Hayashiya EikichifSenda de OkuJShinto Tsushin (新東通信)
1
­
井上靖『猟銃』
『日本の詩歌百選』
紫式部『紫式部日記』
三島由紀夫『午後の曳航」
俳句
俳句
谷崎潤一郎『武州公秘話』『吉野
』
谷崎潤一郎『吉野 』
田辺厚子
Harcourt Geraldine, Maso Salustianof Detras de la cascadajMondadori中山千夏
Jose Kozeif La puertajMiraguano Ediciones夏目激石『門』
Carlos GardinifEI beso de fueaojEdiciones B, S.A.戸川昌子『火の接吻』
J
a
『Antologia de la narrativa japonesa de posguerraJPremia
〃
〃
〃
〃
〃
1992(平成4)
〃
〃
〃
〃
〃
1991 (平成3)
〃
〃
1990(即 成2)
〃
〃
、
①
-
Jord F
〃
〃
1995 (平成7)
〃
〃
〃
〃
〃
『Las puertas del infiemojFenix
芥川龍之介『邪宗門』
吉本ぱなな『N.P.』
芥川龍之介『龍』他
吉川英治『宮本武蔵』
吉川英治『新書太閤記』
宮沢賢治『銀河鉄道の夜」
三島由紀夫『午後の曳航』
谷崎潤一郎『陰影 讃』
竹山道雄『ビルマの竪琴』
〃
〃
大江健三郎『個人的な体験』
大江健三郎『個人的な体験」
有馬敵
安部公房『他人の顔」
俳句
吉川英治『宮本武蔵』
吉川英治『宮本武蔵』
吉川英治『宮本武蔵』
松尾芭蕉『奥の細道」
三島由紀夫『音楽』
松尾芭蕉『奥の細道』
俳句
俳句
〃
〃
〃
1994(平成6)
Maria Teresa Trabajof De los cuatro puntos cardinales: poemas escogidos』Ⅱuminacion
Jord F
〃
〃
Jord F
〃
〃
〃
1993 (平成5)
〃
〃
1
,
劃
-
〃
ノ
ノ
1997(平成9)
〃
Antonio Cabezasf Tao』
吉川英治『新書太閤記」
遠藤周作『私が.棄てた.女」
大江健三郎『懐かしい年への手
紙
』
合田彩『逃(Tao)』
宮沢賢治『宮沢賢治作品集」
〃
夏目漸石『吾輩は猫である」
三島由紀夫『金閣寺』
遠藤周作『イエスの生涯』
大江健三郎『万延元年のプット
ボール』
岡倉天心『茶の本』
宇野千代『或る一人の女の話』
三島由紀夫『真珠」他
Juan Mars6『El pabellon de orojRBA Editores
Marc Bassets, Nestor Busquef Historia de una miリer solterajLumen
吉川英治『新書太閤記」
吉川英治『新書太閤記」
吉川英治『新書太閤記』
大岡信
遠藤周作「沈黙』
大江健三郎「我らの狂気を生き
延びる道を教えよ』
大江健三郎「万延元年のプット
ボール」
遠藤周作『深い川』
遠藤周作「侍」
〃
〃
〃
〃
〃
〃
1996(平成8)
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
、
の
-
〃
〃
〃
2000 (平成12)
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
1999(平成11)
〃
〃
Domingo Man什edif Nieve de PrimaverajLuis de Caralt
Acantilado
大江健三郎『個人的な体験」
世阿弥『羽衣』『井筒』、近松門左
衛門「曽根崎心中」、上田秋成、
志賀直哉、太宰治
三島由紀夫『春の雪』
三島由紀夫『春の雪』
alten Japan』
夏目淑石『吾輩は猫である』
野坂昭如『火垂るの墓」『アメリカ
ひじき』
太宰治『斜陽』
太宰治「人間失格」
大江健三郎『芽むしり仔撃ち』
岡倉天心『茶の本』
井原西鶴『好色五人女』
武者小路実篤『友情』
『竹取物語』
鴨長明『方丈記』
俳句
1998(平成10)
与謝蕪村
三島由紀夫『金閣寺』
島崎藤村『破戒』
夏目激石『坊っちゃん』
〃
Javier Sologuren, Sugiyama Akiraf Cinco amantes apasionadas』
precep
〃
〃
〃
〃
、
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-
2004(平成16)
」
」
』
』
2003(可 成15)
」
ノ
大江健三郎「宙返り』
村上春樹『国境の南、太陽の西』
夏目激石『こころ』
三島由紀夫『潮騒』
川端康成『富士の初雪』
村上春樹『スプートニクの恋人』
川端康成『雪国』
谷崎潤一郎『 』
三島由紀夫『仮面の告白』
谷崎潤一郎『 』
ノ
ノ
清少納言『枕草子』
川端康成『美しさと哀しみと』
〃
2002(平成14)
清少納言『枕草子』
〃.
go
世阿弥『風姿花伝』
川端康成『眠れる美女』
三島由紀夫『若き侍のための精
神講話』
村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』
遠藤周作『侍』
森鴎外『高瀬舟』
〃
●
谷崎潤一郎『琴食う虫』
EsfbradelosLibros
●
他
宮沢賢治『注文の多い料理店』
〃
〃
〃
〃
2001 (平成13)
〃
〃
あとがき
この度、スペイン語圏における日本文学の冊子本が完成いたしま
した。日本文学が国際的なものであることを、よノ)多くの方に知っ
ていただくためのものです 本書は、「海外における源氏物語」(国
文学研究奇料館・2003)に続く第二号です。前回の苦労(30ケ国20
種類の言語)をふまえて挑みました。解題を書く際には、辞書一つ
に対して、10数名がそれを奪い合いながらの格闘でした。ある本に
おいては、スペイン語だと思っていたものが、実はカタルーニャ語
でした。出版地がバルセロナでしたので、当然スペイン語であると
思っていたのが間違いでした。バルセロナでは、カタルーニャ州の
カタルーニャ語を用いることがかなノ)多いらしいのです。
インターネットで調べてみますと、カタルーニャ州は、スペイン
北東部の地域で、カタルーニャ語ではCatalunya、英語ではCatalonia
(カタロニア)、スペイン語ではCataluna,フランス語ではCatalogne
と表記し、州都がバルセロナなのです。1982年のワールドカップの
開会式がバルセロナで行われた時も、スペイン・サッカー協会会長
があいさつの一部をカタルーニャ語で行なったそうです。スペイン
語よりも、むしろフランス語に近いカタルーニャ語は、現在でも、
バルセロナでスペイン語とともに公用語なのだということを知りま
した さらに、北部のビルバオ市では、さらにバスク語があります。
本書の解題にはバスク語はありませんが、地球上のほとんどの言葉
と繋がりがなく、覚えるのに非常に難しいとされている言語だそう
です。言語の奥深さを痛感しました。
翻訳者の経歴や出版社などに関する情報は、多くの図書館を巡り、
辞書と格闘しました。インターネットなどを駆使して検索もしまし
-60­
た。しかし、スペイン語で入力すれば、当然インターネットもスペ
イン語で出てきてしまうので、解読するのが一苦労でした。調査力
が及ばず悔まれます。途中からは強力な助っ人として、編集メンバ
ーであるモニカ・サラサさんにスペイン語を解読していただきまし
た。表題に関しましては、スペイン語が多くの国々(メキシコ・ア
ルゼンチンなど)で使われている現状があり、「スペインにおける」
と言えず、メンバー一同の悩みどころでした。「スペイン語世界」と
いう案もありました。相談の結果、カタルーニャ語も1冊入ってい
ますが、「スペイン語圏」というタイトルに今回はいたしました。
翻訳書全体としては、近現代の作品の方が多く翻訳されています。
しかし、上代∼近塊代にわたって、幅広く日本文学が翻訳されてい
るのには本当に驚くばかりです。英訳からスペイン語への重訳も多
いですが、Antonio Cabezas Garcia氏は、日本語から直訳しており、
翻訳者の方たちの努力に敬服いたします。この冊子を通して、スペ
イン語に翻訳された日本文学から、また新たな発見・興床を持って
いただければと 堅うしだいです。
わかりやすく見ていただけるように工夫いたしました。しかしな
がら、編集メンバー一同、冊子本づくりがまだまだ未熟であり、本
書の内容が、読まれた皆さまに伝わりましたかどうか、不安でなら
ないのが率直な感想です。読まれた皆さま方のご感想.ご提言がご
ざいましたら、お寄せ下されば幸いです。
策後になりましたが、翻訳本を提供していただきました国文学研
究奇料館名誉教授福田秀一先生、また、この冊子を作るにあたり、
翻訳本の整理担当である国文学研究脊料館の阿蘇竜太さんをはじめ、
本当にたくさんの方々に大変お世話になりました.この場を借りて
お礼を申し上げます。(菅原郁子)
­61-
編集メ
ン バ ー
①生年②所属・裳悠大学③専門④博士/修士/卒業論文⑤趣朱・特技
伊藤鉄イL. (Tetsuya ITOいとうてつや日本)
①1951年②国文学研究脊料館③中古文学④源氏物語本文の研究
⑤アクアビクス
大内英範(Hidenori OUCHIおおうちひでのり日本)
①1968年②鰹合研究大学院大学③中古文学④靖玲日記下巻の主題と構造一
世の中 の乗雛とその自髄一⑤インド映画鑑甘
大野祐子(Yuko OHNOおおのゆうこ日本)
①1973年②東洋大学③中古文学④源氏物語の研究⑤くすだま作り
菅原郁子(Ikuko SUGAWARAすがわらいくこ日本)
①1978年②園畢院大畢③中古文学④『源氏物誤』藤壷論⑤歌舞伎鑑賞
山田鉱一郎(Koichiro YAMADAやまだこういちろう日本)
①1979年②明治大学③国語学④室町末期から江戸前期における断定・指定
の助動詞について­「にあり」系と「にてあり」糸の共存一⑤スキー
可児洋介(Yosuke KANIかにようすけ日本)
① 1 9 8 0 年 ② 立 教 大 学 ③ 近 代 文 学 ④ < 芥 川 龍 之 介 > の 死 を め ぐる 一 考 察 ⑤
サッカー観戦
­62-
服部訓和(Kunikazu HATTORIはつとりくにかず日本)
①1978年②筑波大学③近現代文学④見えないものを見る方法一『明治開化
安吾捕物帖』の「探偵」­⑤イタリア料理
岩原真代(Mayo IWAIIARAいわはらまよ日本)
①1975年②園畢院大挙③中古文学④『源氏物語』研究⑤茶道
森田幸(Miyuki MORITAもりたみゆき日本)
①1979年②埼玉大学③中古文学④紫式部日記の時間⑤似顔絵
唐暁可(TANG, Xiaoke中国)
①1979年②吉林大学・埼玉大学③中古文学④源氏物語の研究⑤テニス
大津直子(Naoko OHTSUおおつなおこ日本)
①1981年②園畢院大畢③中古文学④源氏物語の帯⑤剣道・寄道
カーシャ・ガンデルスカ(Katarzyna GANDERSKAポーランド)
①1977年②ワルシャワ大学・埼玉大学③近代文学④「芥ノ"I」以前の芥川龍
之介一西洋文学との関係⑤乗馬・合気道
モニカ・サラサ(Monica SALAZARエクアドル)
① 1 9 7 8 年 ② E S P E 大 学 ・ 埼 玉 大 学 ③ 地 理 学 ④ エク ア ドル の 大 都 市 の 内 部 構 造
⑤水影画
頼園文(LAI, Kuo-Wen台湾)
①1965年②中国文化大学・園筆院大畢③上代文学④古代文学における中国
文学の受蓉一『梅』のイメージを中 連に­⑤登山
­63-
人名索引
DuJもai,Cesai-/50-52,59
Elもza、Anunciata/55
AlvaiEz Crespo, Jesiis Ca-los/58
Ezaki, Jose伽aKeiko/50
Astra)LMm釦/49
Badia Gabarr6,Alfi℃d/53,54
Bassets, Ma1℃/57
Fuenにdel Pilar, Jose Javiei/57
Gai℃ia Devesa, Consuelo/56
Garclini,Walにr/36
Gifi , Pa(ric/54
Cabezas Gai℃ia, Antonio/
CasにⅡ6n,AIfi^o/55
Ci吟叩o,Alfexl/52
DelaTon℃, Hector Amic/50
Iribai℃Dietrich, Eva/53
Jimenezde la Espada、Gonzalo/48
-64-
Kim山乱Yiikik()/40
Paz、Octavio/34-36,40,42,5(),51,55
Peralta、Carlos/54,57,59
Perez Cafiama』冠s, Ana/39
PelEz Martinez, Arturo/14
Pinto Roman, Ivan Augi喝⑩/2829,59
Loi℃a/35
Macia, Cnstina/54
Makiyama、Estevao/24
Rodriguez Hemande乙JuanCarios/52,57
ManeG則加n, Pablo/51
24,25,34.37,4(),52,54-56,58,59
Masamichi, A庇Ⅳ/55
Mel騨琶', Francisco/54
Saenz de He画皿M;uiuel/53
SeiTatCiEspo, Manuel/51
Ochoa, Satur/り,51
-65-
在原業平/23
SologurEn,Javicr/53,55,58
安藤広重/21
石川啄木,/10,51
和泉式部/12,14,19,
伊藤嘉夫/21,
井上ひさし/53
Tabai℃s, Manuel/13,52
弁上靖/54,5s
井原西鶴/52,53,55,58
木杉風/7
上田秋成/51.58
Tonenに, Ram6n/23
Ton℃sLago, Joaquin/56
Trabaio, Maria!t心託l/56
牛島信明/3s
宇野千代/55,57
遠藤周作/10,51,52,54,56,57,59
大江健三郎/1636,54,56-59
大岡信/57
大島正/ll
大田朗英A 5
Va庇1, Jose Miguel/51,54,57
岡倉元達/48-50,52,53,55,57,58
オニール/6
小野小町/3()
力、イ了
Wanden比哩1, Miguel/57,58
IAhtkins, Montse/24,25,42,44,56-58
金子元臣/28
カミュ/15
鴨長明/58
唐十郎/舛
川端康成/7-9,1630-5439
菊池亘シ/11,14,15,52,
木下順二/50
妃貫之./1923
Youi℃enar, Marcuerite/35
空海
/
' 13
合田彩/57
ゴクトー/6
小林一茶/40.53,54
あイテ
さイ子
芥川龍え介/25,4245,5(),53,54,56
安部公房/25,50,51,54,56
有馬敵/56
西行Al 1,22,45,54
J.マシア/42
­66-
志腎直哉/58
波多野勤子/52,53
聖徳太子/16
林屋永吉/38,5(),51,55
英美子/52
島崎藤村/58
台石実/37
束谷穎人/59
火野紫平/49
杉山晃/53,55,58
世阿弥/58,59
深沢七郎/53,54
福田恒存/50
埼少納言/28,29,42,59
福田睦太朗/15
索性法師/30
藤原穏子/23
たイ子
藤原定家/19
ブルース¦、/13
フロレンティノ・ロダオ/42
高木香世子/26,27,58
瀧ロ修造/38
丈屋朝康/19
竹山道雄/剥,56
太幸治/50,58
ま . や
立石博高/42
田中澄江/50
正岡子規/43,53
田辺厚子/55
松原久子/53
田中千禾夫/5O
らイ丁
松尾芭蝋/11,16,36,40,43,50,51,533536
三島由紀夫/5,6,11,16,35,45,50-59
谷崎潤一郎/38,40,43,50,51,55,56,59
壬生忠祭/19
玉井勝則/49
近松門左衛門/58
宮沢勝治/25,56,57,59
弟子丸泰イ山/53
天武天_皇/16
ミレージャ・パトレス・メヒア/43
武者小路実篤/58
土佐光成/30
村上龍/52
宮本武蔵/30
鶴見俊輔/1735,52
戸川昌子/54ss
村上巻樹/43,44,55,58,59
土佐光則/30
紫式部/13,19,22,23,29,3032,55
土佐光吉/30
森嶋タト/59
山本緑正/3()
与謝蕪村/43,55,58
な・はイ丁
吉川英治/56,57
吉田兼好/54
吉本ばなな/16,55,56
中河与一弓/11,12,1432
中村光夫/34
ラフカディオ・ハーン/25,34,48-50,54
中山千夏/55
瓦目激石/6,7,24,25,453135,57-59
西村京太郎/43
新渡戸稲造/30,48,49
額田王/16
野坂昭如/58
­67-
文部科学有科学研究稀補助金基盤研究B
2004年度研究成果報告書
「外国語による日本文学研究文献のデータベース化に間する調査研究」
課題
号['5320()34]研究代表者伊藤鉄也
スペイン語圏における
日本文学
2()()4年9月23日発行
く非売品〉
縞集伊藤鉄也(国文学研究脊料館)
E-mail t.ito@nリ1.ac.jp
http://www.nijl.ac.jp/̅t.ito/index.html
〒142-8585東京都品川区豊町'-16-10
国文学研究聯料館
電話03-3785-7131
印刷株式会社三協社
T164-0011束京都中野区中央4-8-9
電話03-3383-7281
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