WHITE PAPER Oracle データベースのデータ保護戦略の立案 VERITAS Backup Exec™10 for Windows Servers Oracle エージェント® 目次 はじめに................................................................................................................................................................................ 3 Oracle バックアップの基本 .................................................................................................................................................... 3 手動バックアップ方法の限界.................................................................................................................................................. 4 Oracle のバックアップとリカバリの要件 .................................................................................................................................. 5 Backup Exec Oracle エージェントによるバックアップとリカバリ............................................................................................... 6 ローカルとリモートのバックアップとリカバリ ........................................................................................................................ 6 ソリューションの概要 ......................................................................................................................................................... 6 VERITAS Backup Exec Advanced Open File オプション(AOFO)の使用 ............................................................................. 7 Oracle アーキテクチャ対応の VERITAS Backup Exec.......................................................................................................... 8 ストレージエリア ネットワーク(SAN).................................................................................................................................. 8 バックアップ専用 LAN ....................................................................................................................................................... 8 データベースのリストア .......................................................................................................................................................... 8 オンライン Oracle データベースのリストア .............................................................................................................................. 9 個別のテーブルスペースのリストア.................................................................................................................................... 9 アーカイブログファイル データのリストア ............................................................................................................................ 9 データベースのテーブルスペースのリストア ....................................................................................................................... 9 閉じている Oracle データベースのリストア......................................................................................................................... 9 Oracle エージェントによるディザスタ リカバリの必須条件................................................................................................. 10 Oracle エージェントを使用したディザスタ リカバリ ............................................................................................................ 10 まとめ ................................................................................................................................................................................. 11 ベリタスソフトウェアは業界をリードする Oracle データの保護ソリューションを提供します .................................................. 11 ©Copyright 2005 VERITAS Software Corporation. All rights reserved. VERITAS、VERITAS SOFTWARE、VERITAS ロゴ、 およびその他の VERITAS 製品は、米国および各国の VERITAS Software Corporation の商標または登録商標です。 その他の会社名、製品名等は、それぞれ各社の商標または登録商標です。 製品の仕様・性能等は予告なく変更する場合がありますので、ご了承ください。 2 はじめに Oracle データベースのバックアップとリカバリは本質的に困難なプロセスであり、デー タベースの規模が大きくなるのに伴い、またデータベースのアベイラビリティへの要求 の増大でバックアップの時間が限られてくるのに伴い、さらに困難になります。多くの 企業は、特注のスクリプトや手動バックアップの方法を使用して自社の Oracle データ を保護しています。ただし、このような方法は企業環境に不可欠な信頼性がなく、重要 なシステムのアベイラビリティの改善にはほとんど役に立ちません。 実稼動 Oracle データベースのバックアップ オーバーヘッドを排除することも、今日の オンライン、24 時間 365 日の重要なビジネス アプリケーションの要件です。Oracle は大半のビジネス アプリケーションの基盤であり、Oracle データベースに対する非常 にわずかな影響やダウンタイムでも重大なビジネス上の損失につながる可能性があり ます。バックアップとリカバリのソリューションは、ダウンタイムを排除し、このような環 境をサポートするための効率性と迅速性の両方を備えている必要があります。 主な利点 • Oracle 10g, 9i, 8i, 8.x のサポート • データベースに対する災 害対策の提供 • データベースをオフライ ンにすること無くバック アップ/リストア操作が可 能 VERITAS Backup Exec Oracle エージェントは、Oracle 10g, 9i, 8i, 8.x データベースに対して中断の無い統合化された データ保護を提供します。 個々のテーブルのバックアップなどのきめ細かな設定と、REDO ログや制御ファイルの保護により、データベースをオフラ インにすること無しに保護することができます。 本書では、Oracle のバックアップ、リストア、およびリカバリの戦略を作成するときに、すべての Oracle データベース管理 者(DBA)が習得し、従う必要がある必須要件について説明します。また、Oracle データベースのバックアップとリカバリの 今後の方向性についても説明します。 Oracle バックアップの基本 Oracle データベースを備えた重要なアプリケーションが稼動している場合には、Oracle のバックアップとリカバリの ソリューションがすでに導入されていると思います。多くの企業のソリューションは、社内のデータベース管理者が管理およ び保守するスクリプトと手動プロセスを組み合わせたものです。様々な理由で、多くの企業は自社のデータをすでに効率的 にバックアップできないバックアップ手法を使用しています。 リカバリに失敗するまで問題が検出されず、その結果データベースの停止やデータの損失で多額の損害をこうむることが 往々にしてあります。小規模のデータベースでは有効だったバックアップ ソリューションも、大規模な Oracle データベース や、アベイラビリティの要件が高まっている大規模なデータベースの要求には対応できません。不適切なバックアップとリカ バリのソリューションには次のような兆候があります。 • スケジュールされた自動バックアップがないので、データベース管理者がバックアップの維持と管理に費やす時間が非 常に長い。 • バックアップの回数が少ないので、リカバリに時間がかかることになる。 • データ リストア エラーやファイル検索エラーによりデータベースの停止が長引く。 • テープの交換にオペレータのサポートが必要。 Oracle データベースのエキスパートが社内にいるだけでは不十分で、大量のバックアップを処理および管理して最適な パフォーマンスと管理性を実現するストレージ管理能力も必要です。VERITAS Backup Exec は、データ保護機能とスト レージ管理機能を Oracle 固有のデータベース機能と組み合わせて、ユーザーの Oracle データベース 内のデータを保護 するスケーラブルなバックアップとリカバリのソリューションを提供します。 3 手動バックアップ方法の限界 Oracle はさまざまな種類のバックアップとリカバリのオプションを提供しています。これらのオプションについては、Oracle 社のマニュアルや Oracle データベースの管理に関するサードパーティのマニュアルに詳しく説明されています。本書では、 これらのプロセスの最も基本的な事柄を説明して、手動バックアップ方法に固有の問題を明らかにします。 Oracle バックアップは次の 2 種類に分類できます。 Oracle のバックアップ コールド バックアップ コールド バックアップはデータベースを停止して実行し、整合性のあるバックアップイメージ を作成します(データベースは整合性のある状態です)。 ホットバックアップ (オンライン) ホットバックアップはデータベースがオンラインの状態で実行します。これらのバックアップ では、フルバックアップと増分バックアップのどちらも可能です。非常に大きなデータベース では、たとえば、1 日に 1 つのテーブルスペースをバックアップし、翌日には次のテーブル スペースを処理するというようなバックアップが必要な場合があります。加えて、ホットバッ クアップは本質的に一貫性がないため、アーカイブ REDO ログやオンライン REDO ログと ともに管理して、データベースを整合性のある状態にする必要があります。さらに、リストア とバックアップが同時に実行されるような状態もあります(たとえば、ユーザーがテーブルス ペースを削除したため、データベース バックアップ進行中にそのテーブルスペースを復旧 する必要がある場合など)。ホットバックアップを実行するには、Oracle データベースを特 別なバックアップ モードにして、バックアップ中に追加の REDO およびロールバック情報を 作成する必要があります。 フルコールドバックアップを週に 1 回、テーブルスペース レベルのホットバックアップを毎日というように、この 2 つの方法 を組み合わせて使用することができます。さらに、Oracle は REDO ログに絶えず情報を追加しています。このログはデー タベースのトランザクションごとの履歴を収め、リストアおよび(または)リカバリ時にデータベースを整合性のある状態にす るために使用されます。データベース バックアップ プロセスは、データファイル、コントロールファイル、パラメータファイル、 アーカイブ REDO ログなど、データベースを構成するすべてのファイルを管理する必要があります。 障害からのリカバリはバックアップより複雑な作業であり、その正確な手順は発生した障害の種類によります。一般的には、 データベースのリカバリには次の 2 つの段階があります。 Oracle のリカバリ データ リストア 適切なデータファイル、アーカイブ REDO ログ、コントロールファイル、パラメータファイルを 特定して、セカンダリメディアからプライマリ ディスク上の適切な場所にリストアします。 データベース リカバリ Oracle で適切な手順を実行して、データベースを特定の時点または障害発生直前の時点 まで復旧します。 リストアするファイルを判別するのは難しい作業です。コールドバックアップを実行しないでホットバックアップを長期間実行 していた場合には特に難しくなります。特定時点までのリカバリには、障害直前までのリカバリとは異なる手順が必要です。 不適切なファイルをリストアすると(たとえば、リストアする必要がないのにコントロールファイルをリストアすると)、最初の 障害より多くの問題が生じます。必要なアーカイブログの判別もリカバリを遅らせます。 4 多くの Oracle 環境では、定期的な Oracle バックアップを管理するバックアップ スクリプトの作成と実行を DBA に任せて います。このスクリプトにより、コールド バックアップまたはホットバックアップを実行することができ、バックアップがある程 度自動化されます。ただし、ユーザーが作成したスクリプトを使用することは、次のような理由で基本的には手動による Oracle のバックアップと言えます。 • スクリプトのメンテナンスは手作業による継続的なプロセスです。たとえば、新しいテーブルスペースやデータファイルを データベースに追加する場合、スクリプトを更新する必要があります。 • スクリプトには強力なエラー管理や市販ソフトウェア再利用の機能が欠けており、そのため継続的なメンテナンスが不 可欠です。 • スクリプトでバックアップが自動化されますが、リカバリは手動プロセスなので、経験のある DBA の立会いと指導が不 可欠です。 • バックアップの途中で手作業によりテープを交換するオペレータが依然として必要です。 手動による方法が適している場合もあります。たとえば、データベースが小さく、しかも十分なバックアップ ウィンドウが得ら れる場合には、DBA はデータベースを停止して、整合性のあるコールド バックアップを実行することができます。同様に、 データベースがあまり変更されない場合には、頻繁にバックアップする必要はありません。 ただし、データベースが大きくなると、手動による方法では管理が難しくなります。大きなデータベースには数百のデータ ファイルが存在するので、セカンダリ メディア上のバックアップ ファイルの追跡とバックアップには時間のかかる作業が不 可欠です。非常に大きなバックアップではバックアップの途中でテープを交換する必要があり、そのため自動化の必要性が 増します。 最も重要な点は、手動バックアップではリカバリのプロセスでエラーや遅延が起こりやすくなる点です。自社のバックアップ とリカバリのソリューションが自社のデータのみでなく自社の重要なシステムのアベイラビリティも保護しているか、入念に 調べる必要があります。 Oracle のバックアップとリカバリの要件 優れた Oracle のバックアップとリカバリのソリューションは次の要件を満たす必要があります。 • 現在のシステムのハイアベイラビリティ — バックアップ ウィンドウが小さいか、まったくない場合には、ホットバックアッ プをサポートし、実稼動 Oracle データベースに対する影響を最小限に抑える、高いパフォーマンスを備えた優れた ソリューションが必要です。 • 信頼できる結果 — Oracle のリカバリは複雑になることがあるので、バックアップ ソリューションは信頼性があり、 Oracle データベースの様々な障害から復旧する機能を備えている必要があります。 • 管理性 — 優れたバックアップとリカバリのソリューションは、無人バックアップがいつでもできるように、バックアップ プロセスを完全に自動化する必要があります。バックアップの途中で問題が発生して、すべてのデータが正常にバック アップされるとは限らない場合に、最も重要な Oracle データが最初にバックアップされるように、DBA がバックアップを スケジュールして優先順位を付ける必要があります。さらに、適切なファイルの追跡とリストアから古いバックアップの廃 棄まで、エンド・ツー・エンドのバックアップ管理が不可欠です。 • 柔軟性 — Oracle のバックアップとリカバリのソリューションは、単一のテーブルスペースのリカバリ、可能な場合の オンライン リカバリ、または特定時点までのリカバリを可能にします。このためには、バックアップ ソリューションと Oracle データベースが緊密に統合されている必要があります。 重要なデータが危険にさらされている企業環境で、このような機能をすべて実現するには、データベース固有の機能とスト レージ管理機能の両方を備えたソリューションが必要です。 5 Backup Exec Oracle エージェントによるバックアップとリカバリ ローカルとリモートのバックアップとリカバリ バックアップサーバーと Oracle データベースの配置に関しては2種類の方法があります。多くの場合、Oracle データベー スはバックアップサーバーとは異なるサーバーに置かれます。この場合、Windows リモートエージェント(CAL)が Oracle Server(Backup Exec のクライアント)に必要です。このクライアントは、特許取得済みの技術である Agent Accelerator 技 術により、Oracle データベースを保護するために必要な時間と帯域幅を大幅に削減することができます。 ライセンスを簡素化するため、Windows リモートエージェント(CAL)は、Oracle エージェントに含まれて出荷されます。 ソリューションの概要 Oracle データベースを効果的に保護するためには次のコンポーネントが必要です。 • VERITAS Backup Exec 10 for Windows Servers • Backup Exec Oracle エージェントおよび CAL Backup Exec Oracle エージェントは、単一または複数の Oracle データベースを実行しているデータベースサーバーの バックアップとリストアのための完全なソリューションです。このエージェントは、次に述べる 3 つの方法のいずれかを使用 してデータベースを保護することができます。 Backup Exec のデータ保護方法 オンライン データベース全体 この方法には、データベースのテーブルスペース データファイルやデータベース コ ントロールファイルの自動保護が含まれます。さらに、Oracle のすべてのアーカイブ REDO ログも含まれます。最後のバックアップ処理が実行された後で Oracle デー タベースに新しいテーブルスペースが追加された場合には、Oracle データベースの 次回のフルバックアップ処理時にこの新しいテーブルスペースが自動的に検出さ れ、バックアップされます。 利点: オンライン データベース全体をバックアップすることの第一の利点は、データベース ユーザーがそのデータベー ス処理を中断なく継続できることです。さらに、他の方法より簡単な手順で障害データベースをオンラインに戻す ことができます。 個別のオンライン テーブルスペース この方法は、Oracle データベース内の個別のオンライン テーブルスペースを保護す るときに使用します。オンライン テーブルスペースがバックアップされると、そのテー ブルスペースはバックアップ モードになり、その関連データファイルがバックアップさ れます。個別のテーブルスペースが前にオンラインであった場合には、バックアップ 後にオンラインに戻されます。選択したすべてのテーブルスペースがバックアップさ れたら、アーカイブ REDO ログファイルが同じバックアップ セットにバックアップされ ます。 利点: この機能の第一の利点は、個別のテーブルスペース バックアップの回数をスケジュールできることです。この方 法は、Oracle データベースがめったに変更されないテーブルスペースを持っているような環境でよく使用され、 常に変更されるテーブルスペースよりも回数が少なくなるようにバックアップをスケジュールすることができます。 これにより、重要なテーブルスペースをより頻繁にバックアップすることができます。もう 1 つの主な利点は、バッ クアップが終了するまでの時間が短縮することです。 以上の 2 つの方法では、Backup Exec Oracle エージェントは Oracle Database Server の機能を利用して、データベース がオンラインの間にデータベースのコントロールファイルのコピーを作成します。この機能を使用すると、エージェントは データベースが実際にオンラインの間にデータベースのコントロールファイルのコピーをバックアップすることができます。 6 閉じたデータベース このタイプのバックアップはデータベースが閉じているときに実行されるので、データ ベースを構成するすべてのデータファイルとコントロールファイルが、ファイルシステ ム バックアップ処理によるバックアップの対象となります。このタイプのバックアップ は、データベースに構造的な変更を加えた後で実行することをお勧めします。データ ベースを構成するディレクトリとファイルを選択する方法があります。 利点: このタイプのバックアップは、ディザスタ リカバリの目的のため確固とした基準を設定するために最初に 1 度必 ず実行するようにしてください。 Backup Exec の標準ソフトウェアを使用して通常のファイルシステム バックアップを実行するときには、Oracle データベース のコントロールファイルとデータファイルがバックアップ セットに含まれない様にしてください。前述のファイルがバックアップ セットに含まれていた場合、ジョブ履歴にデータベースファイルをスキップしたという不必要なエントリが残ります。なぜなら、 どちらのファイルもデータベースが開いているときにはロックされて読み取ることができないからです。 VERITAS Backup Exec Advanced Open File オプション(AOFO)の使用 AOFO の目的は、オープン中のファイルを含むすべてのファイルシステム データを適切に保護することです。必要なすべ てのデータベースファイルをインテリジェントに保護する機能や、データベースをバックアップ モードに設定する機能は サポートしていません。さらに、特定のテーブルスペースのみを選択して保護し、バックアップ終了後にそれらのテーブルス ペースをオンラインに戻すというような特殊なデータベース機能もサポートしていません。 7 Oracle アーキテクチャ対応の VERITAS Backup Exec Oracle データベース エージェントはそれぞれ 1 つ以上のデータベース インスタンスのリストを持っています。各データ ベース インスタンスは独自の アーカイブログファイル ディレクトリとデータベース制御ファイル ディレクトリを持っています。 このディレクトリのどちらにもファイルはありませんが、Backup Exec では Oracle データベースを完全に保護するために 必要な隠しファイルをバックアップします。テーブルスペースのデータはリスト データベース インスタンス内のサブディレクト リとして表示されます。テーブルスペースからなるデータファイルは、該当するテーブルスペース ディレクトリ エントリ内の ファイルとして表示されます。 ストレージエリア ネットワーク(SAN) VERITAS Backup Exec Shared Storage オプション™ を使用すると、ヘテロジニアスな Oracle データベースサーバー環 境でストレージ デバイス(高速大容量テープ チェンジャなど)を動的に共有することができます。そのバックアップが完了す ると、Backup Exec はそれらのドライブを動的に解放します。この機能は SAN または SCSI スイッチ環境で使用できます。 この機能により、企業は自社のストレージ ハードウェアを自社の Oracle データベースサーバーで有効かつ効率的に使用 することができます。 バックアップ専用 LAN Backup Exec では、特定のバックアップ用ネットワークを選択することができます。この機能により、Backup Exec で生成 された主要なバックアップ トラフィックを特定のローカルネットワークに指定できます。バックアップジョブを特定のローカル ネットワークに指定するとトラフィックが分離されるため、バックアップ処理を実行しても他のネットワーク接続は影響を受け ません。 さらに、バックアップ専用ネットワークを利用してデータをリストアすることもできます。この機能をメディアサーバーで有効に すると、指定したローカルネットワークに常駐するすべてのリモート コンピュータを保護することができます。 この機能を有効にしてバックアップジョブを開始すると、Backup Exec はメディアサーバーとリモート コンピュータが指定し たローカルネットワーク上に存在するかどうか確認します。メディアサーバーとリモート コンピュータがどちらもバックアップ 用ネットワーク上に接続されている場合、バックアップ処理が実行されます。メディアサーバーまたはリモート コンピュータ が指定したローカルネットワークに接続されていない場合には、バックアップジョブは失敗します。ただし、バックアップ ネッ トワークに接続されていないリモート コンピュータを使用可能な任意のネットワークを使用してバックアップするように Backup Exec を設定することができます。 データベースのリストア データベースが破壊されたり誤って削除されたりした場合、データベース全体、個別のテーブルスペースまたはデータベー ス コントロールファイルをリストアすることができます。データベースのフルリストアを実行する場合は、そのデータベースが オンラインでも閉じていてもかまいません。Oracle データベース リストア ジョブを作成するときには、必ず既存のファイル すべてに対して上書きのリストア オプションを選択してください。 8 オンライン Oracle データベースのリストア この手順の基本的な前提は、Oracle Database Server が動作可能であることと、データベース管理が実行できることです。 さらに、リストアするすべてのテーブルスペースが指定されていることや、Oracle エージェントがデータベースサーバー上 で起動されていることも前提になります。 以下の手順は、データベースが使用可能な状態で、既存のオンラインバックアップからデータベース全体を以前の状態に 復旧する場合に使用します。 オンライン データベースを復旧するには 2 つの異なるリストア ジョブを実行する必要があります。 • まず、データベースの アーカイブログファイル ディレクトリを復旧します。 • 次に、データベースの各テーブルスペースを復旧します。これでデータベース リカバリが完了します。 各テーブルスペースが復旧すると、Oracle エージェントは自動的にそのテーブルスペースのメディア リカバリを実行しよう とします。メディア リカバリが成功しなかった場合には、特定の Oracle エラーコードを持つアプリケーション イベント ログエ ントリを作成します。データベースのシステム テーブルスペースはデータベースがオンラインの間は復旧できないので注意 してください。システム テーブルスペースは閉じているデータベースにしか復旧できません。 個別のテーブルスペースのリストア テーブルスペース データファイルが破壊または削除された場合、Oracle エージェントでは単一のテーブルスペースを簡単 に復旧することができます。データベース全体が破壊されている場合には、個別のテーブルスペースを復旧しないでくださ い。代わりに、データベース全体を関連のトランザクションログとともに復旧します。 アーカイブログファイル データのリストア アーカイブログファイル データを復旧するには、前にバックアップされたシステムのどれを復旧するか指定する必要があり ます。次に、テーブルスペースやログファイルが入ったバックアップ セットを表示します。該当するバックアップ セットから アーカイブログファイル ディレクトリを選択します。最後に、リストア ジョブを開始します。 データベースのテーブルスペースのリストア アーカイブログファイル ディレクトリを復旧したら、同じ手順に従い、今度は アーカイブログファイル ディレクトリを復旧した バックアップ セットを選択します。アーカイブログファイル ディレクトリを選択しないように注意して各テーブルスペースを選 択します。なぜなら、このディレクトリは前のステップで復旧したからです。リストア ジョブを開始してテーブルスペースを復 旧します。各テーブルスペースが復旧すると、Oracle エージェントは自動的にそのテーブルスペースのメディア リカバリを 実行しようとします。メディア リカバリが成功しなかった場合には、特定の Oracle エラーコードを持つアプリケーション イベ ント ログエントリを作成します。 閉じている Oracle データベースのリストア 「shutdown」コマンドを入力してデータベースを終了します。 通常の終了コマンドでデータベースを終了することができない場合には、「データベースの終了」ダイアログボックスの 「Oracle エンタープライズマネージャの終了アボート」モードを使用するか、または SHUTDOWN コマンドで ABORT オプ ションを指定してデータベースを終了することができます。 どのシステムを復旧するか決定しテーブルスペースやログファイルが入ったバックアップ セットを表示します。リストア選択 ペインでバックアップ セットをクリックすると、セットの内容が結果ペインに表示されます。 復旧する Oracle データベース全体がどのバックアップ セットに入っているか確認します。 最後に、リストア ジョブを開始して Oracle データベース全体を復旧します。 9 Oracle エージェントによるディザスタ リカバリの必須条件 障害や災害が発生した場合に Oracle データベースサーバーを完全に復旧するには次のようなバックアップが必要です。 • Backup Exec を使用して完全な Oracle データベースサーバー ファイルシステム バックアップを作成する。 このバックアップを作成するときには、Oracle データベース ディレクトリと Windows システム ディレクトリの両方を含めま す。ただし、Oracle データベース テーブルスペース データファイルは含めないでください。 • Oracle エージェントを使用するときには、Oracle データベース テーブルスペース データファイルが入った第二のバック アップを作成する。 これらのバックアップを作成すれば、障害や災害が発生した場合に Oracle データベースサーバーを復旧するために必要 なコンポーネントが揃います。 Oracle エージェントを使用したディザスタ リカバリ 壊滅的な障害が発生した後で Oracle データベースを復旧するには、障害が発生する前に保護プランを作成しておく必要 があります。障害発生前のプランを作成するときには、次のようなバックアップ戦略を立てることをお勧めします。 • 使用しているデータベースの閉じたデータベースのバックアップを少なくとも 1 つ持つ。 • Oracle データベースサーバー上の Windows ディレクトリのバックアップを少なくとも 1 つ持ち、必ず Windows レジス トリも含める。 • データベースの構造を変更したら必ず閉じたデータベースのフルバックアップを実行する。 たとえば、新しいテーブルスペースを作成したり古いテーブルスペースを削除する場合には、閉じたデータベースの完 全なバックアップをお勧めします。 • Oracle データベースサーバーの定期的なフルオンラインバックアップをスケジュールする。 • 頻繁なテーブルスペース バックアップをスケジュールして、頻繁に変更されるテーブルスペースの定期的なフルバック アップを補完する。 10 まとめ ベリタスソフトウェアは業界をリードする Oracle データの保護ソリューションを提供します ベリタスソフトウェアは、お客様の要求を満たす Oracle データベース バックアップ/リカバリ ソリューションを提供することを お約束します。お客様が小規模な Oracle データベースを持つ創業間もない企業でも、数ギガバイトや数テラバイトのデータ を持つ数多くのリモート Oracle データベースを備えた企業でも変わりません。Backup Exec ソリューションを選択すると、 いくつもの利点がもたらされます。たとえば、閉じた基本的なデータベースのバックアップと以後のフルバックアップやテー ブルスペース バックアップを組み合わせることにより、壊滅的なデータベース障害が発生した場合に完全なディザスタ リカ バリ機能を提供できます。さらに、オンライン Oracle データベースをバックアップ/リストアして、データベース ユーザーがそ のバックアップ処理を中断なく継続することができます。また、特定のテーブルスペースのみをバックアップ/リストアして、頻 繁に変更されるデータを迅速にバックアップ/リストアできるようにすることもできます。このような利点のすべてがローカルと リモートのサーバーで得られ、さらに LAN、SAN、バックアップ専用 LAN トポロジでも得られます。お客様の重要な Oracle データベースを守る VERITAS Backup Exec ソフトウェア ソリューションには次のような製品があります。 • Backup Exec Oracle エージェント • Oracle データベースで使用する Backup Exec SAN Shared Storage オプション ベリタスソフトウェアは、お客様の Oracle データベースに必要なソリューションを、現在および将来にわたって提供すること をお約束します。 ※ ベリタスソフトウェアの詳細な製品情報につきましては、弊社 の Web サイト(www.veritas.com/jp)をご覧ください。 © Copyright 2005 VERITAS Software Corporation. All rights reserved. VERITAS、VERITAS SOFTWARE、VERITAS ロゴ、ベリタス製品は、米国および各国の VERITAS Software Corporation の商標または登録商標です。 その他の会社名、製品名等は、それぞれ各社の商標または登録商標です。製品の仕様、性能等は予告なく変更する場合がありますので、ご了承ください。 ベリタスソフトウェア株式会社 お問い合わせ先 〒100-0011 東京都千代田区内幸町 2-2-2 0120-402-665(受付時間 平日 9:30~12:00、13:00~18:00) ベリタスホットライン www.veritas.com/jp BE054-0105
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