理学科授業計画

平成
年度
28
理学科授業計画
平成 28 年度
理学科授業計画
近畿大学理工学部
近畿大学理工学部
講
義
要
項
共通教養科目
授
業
計
画
科目名:
自校学習 <物>
英文名: 1st Year Seminar
ア ツ ミ
担当者: 渥美
ヒ サ オ
寿雄
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
「実学教育」、「人格の陶冶」を重視する建学精神と、「人に愛される人、人に信頼される人、人に尊敬される人」を育
成することを教育目的とする近畿大学。近畿大学は創設以来、実社会に役立つ人材を育成する「実学」を中心とした
実践的な教育と研究を行ってきた。様々な問題を抱える現代社会にあって、今こそ「未来志向の実学精神」が求めら
れている。
共通教養科目は、その根幹となる重要な科目群であり、今後、社会人として必要な幅広い見識を形成するためのもの
である。本授業のはじめに、近畿大学の学生として、本学の教育理念、教育目標・目的を理解し、自ら学ぶ意欲と習
慣を身につけ、今後の学園生活を有意義に送ることができるよう、自己啓発の必要性について意識付けを図る。
また、理工学部で開講する共通教養科目として、理工学部におけるさまざまな研究分野について学習し、エンジニ
アあるいは研究者としての将来像を具体的に描くための動機付けを目指す。
第1回 近畿大学を知る(1)
第2回 近畿大学を知る(2)
第3回 近畿大学を知る(3)
第4回 近畿大学を知る(4)
第5回 学科の取り組み(1:理学科数学コース)
第6回 学科の取り組み(2:理学科物理学コース)
第7回 学科の取り組み(3:理学科化学コース)
第8回 学科の取り組み(4:生命科学科)
第9回 学科の取り組み(5:応用化学科)
第10回 学科の取り組み(6:機械工学科)
第11回 学科の取り組み(7:電気電子工学科)
第12回 学科の取り組み(8:情報学科)
第13回 学科の取り組み(9:社会環境工学科)
第14回 語学学習について(理工学部教養・基礎教育部門)
第15回 「My Campus Plan」、キャリアを考える
■学習・教育目標および到達目標
・近畿大学の歴史と伝統および今後の展望を知り、大学の一員としての自覚と誇りを持つことができる。
・自ら学ぶ意欲と習慣を身につけ、大学生活を設計する。
■授業時間外に必要な学修
「シラバスで指定した参考文献、各学科の取り組みの中で紹介された書籍を読み、内容を理解すること」
「講義時に指定する「大学生の学び」に関わる書籍や記事を読み、自らの学生生活を設計すること」
「My Campus Planを作成し、日々チェックを行うとともに、さらなる改善に努めること」
■教科書
使用しない
■参考文献
[ISBN]なし『炎の人生:評伝・世耕弘一先生』(田島一郎, 近畿大学世耕弘一先生建学史料室)
[ISBN]なし『キャリアデザイン・マニュアル』
■関連科目
キャリアデザイン
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
中間レポート「興味を持った研究と将来の希望」50%
My Campus Planと4年間の過ごし方レポート 50%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
(代表者)渥美教授室 31号館7階 [email protected]
■オフィスアワー
火曜日 10:00 ~ 12:00
-1-
科目名:
自校学習 <化>
英文名: 1st Year Seminar
ア ツ ミ
担当者: 渥美
ヒ サ オ
寿雄
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
「実学教育」、「人格の陶冶」を重視する建学精神と、「人に愛される人、人に信頼される人、人に尊敬される人」を育
成することを教育目的とする近畿大学。近畿大学は創設以来、実社会に役立つ人材を育成する「実学」を中心とした
実践的な教育と研究を行ってきた。様々な問題を抱える現代社会にあって、今こそ「未来志向の実学精神」が求めら
れている。
共通教養科目は、その根幹となる重要な科目群であり、今後、社会人として必要な幅広い見識を形成するためのもの
である。本授業のはじめに、近畿大学の学生として、本学の教育理念、教育目標・目的を理解し、自ら学ぶ意欲と習
慣を身につけ、今後の学園生活を有意義に送ることができるよう、自己啓発の必要性について意識付けを図る。
また、理工学部で開講する共通教養科目として、理工学部におけるさまざまな研究分野について学習し、エンジニ
アあるいは研究者としての将来像を具体的に描くための動機付けを目指す。
第1回 近畿大学を知る(1)
第2回 近畿大学を知る(2)
第3回 近畿大学を知る(3)
第4回 近畿大学を知る(4)
第5回 学科の取り組み(1:理学科数学コース)
第6回 学科の取り組み(2:理学科物理学コース)
第7回 学科の取り組み(3:理学科化学コース)
第8回 学科の取り組み(4:生命科学科)
第9回 学科の取り組み(5:応用化学科)
第10回 学科の取り組み(6:機械工学科)
第11回 学科の取り組み(7:電気電子工学科)
第12回 学科の取り組み(8:情報学科)
第13回 学科の取り組み(9:社会環境工学科)
第14回 語学学習について(理工学部教養・基礎教育部門)
第15回 「My Campus Plan」、キャリアを考える
■学習・教育目標および到達目標
・近畿大学の歴史と伝統および今後の展望を知り、大学の一員としての自覚と誇りを持つことができる。
・自ら学ぶ意欲と習慣を身につけ、大学生活を設計する。
■授業時間外に必要な学修
「シラバスで指定した参考文献、各学科の取り組みの中で紹介された書籍を読み、内容を理解すること」
「講義時に指定する「大学生の学び」に関わる書籍や記事を読み、自らの学生生活を設計すること」
「My Campus Planを作成し、日々チェックを行うとともに、さらなる改善に努めること」
■教科書
使用しない
■参考文献
[ISBN]なし『炎の人生:評伝・世耕弘一先生』(田島一郎, 近畿大学世耕弘一先生建学史料室)
[ISBN]なし『キャリアデザイン・マニュアル』
■関連科目
キャリアデザイン
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
中間レポート「興味を持った研究と将来の希望」50%
My Campus Planと4年間の過ごし方レポート 50%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
(代表者)渥美教授室 31号館7階 [email protected]
■オフィスアワー
火曜日 10:00 ~ 12:00
-2-
科目名:
自校学習 <数>
英文名: 1st Year Seminar
ア ツ ミ
担当者: 渥美
ヒ サ オ
寿雄
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
「人に愛される人, 信頼される人, 尊敬される人を育成すること」という世耕弘一初代総長の建学精神を貫く近畿大
学。近畿大学は創設以来, 実社会に役立つ人材を育成する「実学」を中心とした実践的な教育と研究を行なってきた。
様々な問題を抱える現代社会にあって, 今こそ「未来志向の実学精神」が求められている。近畿大学の社会的な任務は,
大学の研究教育をとおして過去を顧み, 現代を見究め, 未来を見据えながら, 現実の社会に役立つ知識を社会に還元す
ることにあり, 近畿大学学生は広くこの精神を学び, 社会に巣立つことを期待されている。
この「自校学習」という科目は, 自分たちの学びの場である近畿大学と近畿大学法学部の,過去,現在および将来目指
すべき方向性を学ぶことを目的とする。
なお,授業の実施にあたっては,主としてアセンブリー・アワー(月曜日3時限)を用いることとするが,各回ごと
に法学部専用掲示板(18号館1階ホール)にて実施日時および教室について告知する。また,講義計画については,事
情により順を替えることがあるが,その場合には事前に告知するものとする。
第1回 近畿大学法学部を知る(1)
第2回 近畿大学法学部を知る(2)
第3回 近畿大学法学部を知る(3)
第4回 近畿大学法学部を知る(4)
第5回 DVD鑑賞(1)『自校学習映像 発展史編』
第6回 DVD鑑賞(2)『自校学習映像 卒業生編』
第7回 法学部学生団体説明会
第8回 キャリアガイダンス
第9回 英語副専攻ガイダンス
第10回 図書館ガイダンス
第11回 先輩からのメッセージ(1)
第12回 先輩からのメッセージ(2)
第13回 先輩からのメッセージ(3)
第14回 専攻プログラム説明会
第15回 総括・期末レポート提出
■学習・教育目標および到達目標
受講者それぞれが,自分たちの学びの場である近畿大学の,そして自分自身の,過去,現在および将来目指すべき
方向性を導き出すことを,目的とする。
■授業時間外に必要な学修
期末レポート作成に180分程度を要する。
■教科書
教科書はとくに使用しない。
■参考文献
適宜指示する。
■関連科目
基礎ゼミ
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
授業時間内レポート 40%
期末レポート 60%
■授業評価アンケート実施方法
大学の定める実施要領に基づいて実施します。
■研究室・E-mailアドレス
該当なし。
■オフィスアワー
該当なし。
-3-
科目名:
人権と社会1
英文名: Human Rights and Society 1
オ ク ダ
担当者: 奥田
ヒトシ
均
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
「人権」を「差別問題」に狭めることなく、
「人間らしさ」の社会的表現として理解することを追求する。そのため、
「人
間の権利」の前提となる人間観を人間の本質的特性と遇有的特性の両面から掘り下げ、「人権」が人間らしさの指標で
あることを学ぶ。
第1回 オリエンテーション・学習権について
第2回 人間の本質的特性(1)生命の尊厳と人権
第3回 人間の本質的特性(2)人間のスタートラインと人権
第4回 人間の本質的特性(3)人間のゴールラインと人権①
第5回 人間の本質的特性(4)人間のゴールラインと人権②
第6回 人間の本質的特性(5)生命科学の発展と人権
第7回 人間の本質的特性(6)遺伝子問題と人権①
第8回 人間の人間の本質的特性(7)遺伝子問題と人権②
第9回 遇有的特性 個性ある存在としての人間
第10回 差別とは何か(1)本質的特性と遇有的特性
第11回 差別とは何か(2)差別と区別
第12回 差別とは何か(3)社会問題としての差別と人権
第13回 差別問題から社会を分析する
第14回 春期人権講演(時期は未定)
第15回 講義のまとめ
■学習・教育目標および到達目標
「人権」が人間の普遍的価値であり、同時に社会問題であることの意味を理解する。
■授業時間外に必要な学修
日々の人権に関する社会の動きを新聞などで把握すること
■教科書
使用しない
■関連科目
人権と社会2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
講義内でのテスト 90%
人権講演会感想文 10%
■授業評価アンケート実施方法
学部の実施規定に準拠して行ないます。
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
■オフィスアワー
月曜日 午後1時30分~ 3時30分
-4-
科目名:
人権と社会1
英文名: Human Rights and Society 1
クマモト
担当者: 熊本
リ
サ
理抄
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
現代社会における人権課題を、その歴史的背景、自己・他者・社会との関係性、および社会構造の視点から学修します。
「生存権」「労働権」「教育を受ける権利」の保障について、その実態を考察していきます。
「人権」「平等」「特権」「貧困」「自尊感情」「性」などの概念や実体を歴史的視点と現代的視点から学修します。
マイノリティたちによる人権獲得に向けたとりくみについて学修します。
第1回 オリエンテーション:授業概要について
第2回 人権とは何か:歴史的概要と日本国憲法
第3回 平等とは何か:「形式的平等」と「実質的平等」
第4回 「特権」を考える
第5回 貧困と人権
第6回 子どもの貧困
第7回 教育を受ける権利
第8回 働く権利
第9回 雇用におけるジェンダー平等の課題
第10回 性について考える(1)sexとgender
第11回 性について考える(2)性別二元論
第12回 性について考える(3)性の多様性
第13回 自尊感情
第14回 秋期人権講演会
第15回 人権週間人権講演会
■学習・教育目標および到達目標
受講者は、現代社会における人権課題についての知識を得るとともに、自己および他者の人権ならびにそれらと関連
する社会構造に対する理解力、思考力、分析力を深め、人間らしく生きること(自立)や他者とつながりあうこと(共
生)を日常生活や他者との関係性において実践する力を身につけることを目標とします。
■授業時間外に必要な学修
授業で習ったことを日常の生活や人間関係へ応用し、その思考や理解を深めること。
日々の国内外の社会の動きについて新聞等でよく接し把握しながら、それらを論理的に思考すること。
■教科書
適宜プリントを配布します。
■参考文献
適宜授業中に紹介します。
■関連科目
人権と社会2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
授業中課題(ふりかえりシート)90%
レポート 10%
■授業評価アンケート実施方法
各学部実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
研究室(本館5階・507号室)
E-mailアドレス([email protected])
■オフィスアワー
月曜日3限と金曜日3限
-5-
科目名:
人権と社会1
英文名: Human Rights and Society 1
タ ナ ダ
担当者: 棚田
ヨウヘイ
洋平
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
本講義では、まず、①「人権」概念と人権教育・啓発の今日的動向をふまえたうえで、②現代の日本社会におけるさまざ
まな人権課題(被差別部落、障害者、外国人、女性、子ども等)について、具体的に学修します。後者に関しては、各人権
課題の実態(歴史的経緯や現状)をふまえつつ、ありうべき解決策(人権教育・啓発のあり方等)を、参加者とともに考え
ていきます。
その際、授業者も含めた参加者一人ひとりが、自分自身の経験を振り返ったり、現況を見つめ直したりするなかで、自分
自身にひきつけながら「人権」について学んでいきます。そのため、講義の各回においては、個人作業(簡単な小レポート)
やグループワーク等の活動も、適宜取り入れます。
第1回 イントロダクション
第2回 人権と社会① -「人権」とは何か?
第3回 人権と社会② -人権教育と人権啓発
第4回 ジェンダーと人権① -「男女共生」とは何か?
第5回 ジェンダーと人権② -セクシャルマイノリティの観点からみた社会
第6回 障害と人権① -「障害」とは何か?
第7回 障害と人権② -障害者の観点からみた社会
第8回 在日外国人と人権① -「外国人」とは誰か?
第9回 在日外国人と人権② -外国人の観点からみた社会
第10回 部落問題と人権① -「部落問題」とは何か?
第11回 部落問題と人権② -部落出身者の観点からみた社会
第12回 教育と人権① -「子どもの権利」とは何か?
第13回 教育と人権② -「学校づくり」としての人権教育
第14回 労働と人権① -「働く」ことを考える
第15回 労働と人権② -人権を尊重する「職場づくり」
試験課題 人権課題の背景とその解決方法について
■学習・教育目標および到達目標
① 人権という概念について、具体的な事例や経験にもとづいて理解する。
② 現代社会におけるさまざまな人権課題の実態をふまえて、その解決策を考察する。
③ 自分自身にひきつけて、人権をとらえる。
■授業時間外に必要な学修
講義の各回で提示する、レジュメ・参考資料の内容(紹介された各種文献・情報等)をもとに、予習・復習をすすめましょう。
■教科書
特定の教科書は定めません。
講義の各回にて、レジュメ・参考資料を提示します。
■参考文献
講義の各回にて提示します。
■関連科目
人権と社会2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
授業中課題(各回)30%
最終課題(定期試験)70%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規定に準拠して実施します。
■研究室・E-mailアドレス
【所属】 一般社団法人 部落解放・人権研究所
【連絡先(E-mailアドレス)】 [email protected]
■オフィスアワー
なし(非常勤のため)
-6-
科目名:
人権と社会1
英文名: Human Rights and Society 1
ニシムラ
担当者: 西村
ヒ デ キ
秀樹
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
この科目の主要なテーマは「なぜ戦争と差別はなかなか無くならないのか」。性差別、部落差別、貧困など現代社会の構造を明らかにし、
人間を尊敬(「水平社宣言」)し、生きる力をどうしたら獲得できるのか。人権全般について導入的内容を受講生と共に学びます。
講師は35年余、
放送局でニュースやドキュメンタリー番組を制作、
放送局による人権侵害の防止や人権啓発活動を積極的に推進してきた。
教えるとは、未来をともに語ること(仏の詩人、ルイ・アラゴンの言葉)
第1回 オリエンテーション「なぜ人権と社会を学ぶのか」
第2回 人権獲得の歴史 その1
第3回 人権獲得の歴史 その2
第4回 「世界人権宣言」以前の歴史
第5回 「世界人権宣言」以後の歴史
第6回 被差別部落問題 明治「賤民廃止令」と反対一揆
第7回 被差別部落問題 水平社創設と糾弾闘争
第8回 被差別部落問題 戦後の解放運動と同和対策特別措置法
第9回 被差別部落問題 不祥事と再発防止策
第10回 被差別部落問題と宗教~大逆事件
第11回 被差別部落問題と週刊朝日差別文書問題
第12回 最大の人権侵害・戦争
第13回 沖縄の歴史
第14回 沖縄密約問題
第15回 「どうしたら過去を克服できるか」
試験問題は、実施時に設定します。
■学習・教育目標および到達目標
受講者は、近現代における人権侵害や差別事件の基準を学ぶと共に、人間らしく生きていくため、人権を論じ、自立に向けて共に考えて
いきます。
■授業時間外に必要な学修
新聞、テレビニュースなどマスメディアを通じて、社会の動きについての知識や論理を身につける。大阪人権博物館、水平社博物館を訪
問し、学修してほしい。
■教科書
[ISBN]9784047101937『差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100)』(辛 淑玉,角川グループパブリッシング)
[ISBN]9784043943951『世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR (角川文庫)』(内澤 旬子,角川書店
(角川グループパブリッシング))
■参考文献
[ISBN]9784759240580『ビジュアル部落史』(大阪人権博物館, 解放出版社)
[ISBN]9784781690001『日本という国 増補改訂 (よりみちパン!セ)』(小熊 英二, イースト・プレス)
[ISBN]9784582766714『昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー )』(半藤 一利, 平凡社)
[ISBN]9784255004853『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(加藤 陽子, 朝日出版社)
■関連科目
人権と社会2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
授業内課題 30%
レポート&試験 70%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規定に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
■オフィスアワー
特になし。
-7-
科目名:
人権と社会2
英文名: Human Rights and Society 2
オ ク ダ
担当者: 奥田
ヒトシ
均
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
人間関係の基本となる自己表現の問題は人権の重要な課題である。そこで自己表現法について2回に分けて抗議する。
また具体的な差別の問題として部落問題を取り上げる。どのような一定の社会的諸関係が近代の部落差別を生み出し
たのか、その変遷と差別のとらえ方について学習を深める。こうした部落問題での知見が、他の差別問題にもつながっ
てくることにもふれていきたい。なお「人権と社会2」は、「人権と社会1」の履修者であることが条件となる。
第1回 オリエンテーション・学習権について
第2回 アサーショントレーニング(1)
第3回 アサーショントレーニング(2)
第4回 明治維新と近代の差別
第5回 近代の価値観の形成
第6回 水平社の結成と水平社宣言
第7回 戦後の部落解放の歩み
第8回 「同対審」答申を読む
第9回 部落差別の現実
第10回 差別のとらえ方(1)存在論と状態論
第11回 差別のとらえ方(2)関係論
第12回 関係論実例
第13回 差別撤廃の法制度
第14回 秋期人権講演会(時期未定)
第15回 人権週間人権講演会(時期未定)
■学習・教育目標および到達目標
差別問題を人権の視座から捉える視点を育む
■授業時間外に必要な学修
新聞の報道などにおける人権課題を常に把握しておく
■教科書
使用しない
■参考文献
[ISBN]9784759210286『差別のカラクリ』(奥田 均, 解放出版社)
■関連科目
人権と社会1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
講義内テスト 80%
講演会感想文 20%
■授業評価アンケート実施方法
学部の実施規定に準拠して行ないます。
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
■オフィスアワー
月曜日午後1時30分~ 3時30分
-8-
科目名:
暮らしのなかの憲法 <数>
英文名: Constitution in Everyday Life
シゲムラ
担当者: 重村
ヒ ロ ミ
博美
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
法律科目というと、
「とっつきにくい」といったイメージを抱きがちですが、決してそうではありません。私たち一
人一人がもつ多様な価値観や人生観から生じる利益や問題を調整するルールとして法律は存在します。そして、法律
のなかでも憲法は、国の最高法規として、私たちが生まれながらにして持つ権利や自由について定め、それが侵害さ
れた場合には、裁判所によって保障する制度(違憲立法審査権)を設けています。
この講義では、判例をフォローすることになりますが、憲法を身近な存在として、捉えられるよう、裁判員制度や
夫婦別姓など、近時の問題もとりあげつつ、説明をします。また、必要に応じて、外国の憲法も参照します。
なお、必要に応じて、レジュメの配布を予定しています。
第1回から第4回までは、憲法の学習にとって不可欠の事項である「憲法の最高法規性」・「違憲立法審査権」を中心に
学習します。
第5回目以降、最終回までは、個々の項目ごとに事例の検討を中心に進めます。なお、事例検討は、1回毎の完結とします。
第1回 ガイダンス
第2回 裁判制度
第3回 違憲立法審査権(1)
第4回 違憲立法審査権(2)
第5回 人権総論
第6回 幸福追求権と自己決定権
第7回 法の下の平等
第8回 思想・良心の自由、信教の自由
第9回 表現の自由
第10回 学問の自由・教育を受ける権利
第11回 人身の自由
第12回 生存権
第13回 労働基本権
第14回 参政権
第15回 地方自治
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
日本国憲法全般の基礎知識を習得し、その考え方を理解すること。また、日本国憲法の諸問題について、法的観点か
ら自身の見解を示せるようになること。
■授業時間外に必要な学修
講義で学習をしたことを、身近な問題として捉え、理解を深めること。そのために普段から、新聞やニュース番組な
どに積極的に触れ、社会の動向に関心を払うことが必要となります。
■教科書
[ISBN]9784842010656『判例で学ぶ日本国憲法』(有信堂高文社 : 2010)
■参考文献
[ISBN]9784000227995『憲法 第六版』(芦部 信喜, 岩波書店 : 2015)
[ISBN]9784865281132『立憲主義について 成立過程と現代 (放送大学叢書)』(佐藤 幸治, 左右社 : 2015)
■関連科目
「現代社会と法」など法律関連科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
単位修了試験 100%
■研究室・E-mailアドレス
21号館7階 [email protected]
■オフィスアワー
金曜日5限
-9-
科目名:
暮らしのなかの憲法 <物・化>
英文名: Constitution in Everyday Life
ニノミヤ
担当者: 二宮
キ
ミ
貴美
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
教養科目の一つとして、日本国憲法全般について取り扱います。憲法のあり方については様々な意見があって当然で
すが、憲法に関する基礎知識を備えていることが前提です。新聞記事等を参照しながら、現代社会における憲法の意
義を自分自身の問題として考えられるよう、解説します。
第1回 憲法とは何か
第2回 民主主義と政治のあり方
第3回 法の下の平等
第4回 幸福追求権
第5回 思想・良心の自由
第6回 信教の自由と政教分離原則
第7回 表現の自由(1)
第8回 表現の自由(2)
第9回 表現の自由(3)
第10回 経済活動の自由
第11回 教育を受ける権利
第12回 生存権
第13回 参政権
第14回 労働基本権
第15回 公正な裁判を受ける権利
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
新聞やTV等で報道される事件など具体的な例を通して、憲法を自分自身の問題として捉え、自ら考える力を身につけ
ます。
■授業時間外に必要な学修
日常から新聞、TVで報道される法律問題に注目し、社会生活の中で法律とはどのように位置づけられるかを考えてく
ださい。
■教科書
[ISBN]9784792305611『スタート憲法』(成文堂)
■関連科目
特になし
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 100%
■授業評価アンケート実施方法
学部の実施規定に準拠して行ないます。
■研究室・E-mailアドレス
なし
■オフィスアワー
水曜日4限
- 10 -
科目名:
住みよい社会と福祉
英文名: Welfare and Society Better to Live In
チェ ウンジュ
担当者: 崔
銀珠
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
人間の生活には様々な「生きづらさ」が潜んでいます。現代社会における「生きづらさ」は、格差社会、貧困、介護問題、年金問題、心の病、児童虐待など様々
な問題として顕在化しており、社会全体に閉塞感をもたらしています。「社会福祉」とは、そのような人々の「生きづらさ」を解消するための学問であり、ま
た方法です。そのため、この「生きづらさ」を解消するための「社会福祉」も、私たちの生活の様々な場面に存在しています。それは自分自身、家族、また生
活している地域、そして社会に深く関係しています。
本講では、私たちの身の回りに潜んでいるこの「生きづらさ」と「社会福祉」を、最近のトピックに関連づけて学んでいきます。講義の中では、より分かり
やすく学ぶために映像教材を使用したり、どの程度理解ができているのかを確認するために学生の皆さんに対してにアンケートを行います。「住みよい社会」
とはどのような社会なのか、一緒に考えていきましょう。
第1回 社会福祉、社会保障とは
第2回 医療保険(1)
第3回 医療保険(2)
第4回 介護保険
第5回 年金
第6回 雇用保険と労働者災害補償保険
第7回 生活保護と社会福祉制度
第8回 対人援助としての社会福祉
第9回 障がいと福祉
第10回 高齢と福祉(1)
第11回 高齢と福祉(2)
第12回 地域と福祉(1)
第13回 地域と福祉(2)
第14回 まとめ(1)
第15回 まとめ(2)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1)自分自身や家族、地域、社会に存在している様々な「生きづらさ」に気づくことの出来る視点を養います。
2)どのような原因によってこれらの「生きづらさ」が生じているのか、多角的に捉えることができる視点を養います。
3)生活の「生きづらさ」に立ち向かうための身近な福祉に関する知識の獲得します。
4)福祉の視点と知識をもって、住みよい社会を支えていくために必要な価値観について考えます。
5)上記の学習目標を達成するため、マクロの観点からの社会保障とミクロの観点からの社会福祉について考察します。
■授業時間外に必要な学修
毎回の講義で学習する内容について必要最低限の事前学習をしておいてください(予習)。
また講義で学んだ視点をもって、改めて自身の生活の周りに存在する社会福祉について考えてもらいます(復習)。
■教科書
指定しません。
毎回講義に必要なレジュメを配付します。
■参考文献
[ISBN]9784767933498『生活と福祉―家庭、地域、社会・組織の福祉的機能と生活支援 (介護福祉士養成テキスト)』(小澤温, 建帛社)
[ISBN]9784641220218『はじめての社会保障 第11版 (有斐閣アルマBasic)』(椋野美智子, 有斐閣)
[ISBN]不定『厚生労働白書』各年度版 (厚生労働省, ぎょうせい 2001- )
■関連科目
なし
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 80%
授業への参加 20%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
■オフィスアワー
なし
- 11 -
科目名:
現代社会と法 <物・化>
英文名: Contemporary Society and Law
シ バ タ
担当者: 柴田
タカフミ
尭史
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
【授業概要】明治維新において、日本は、ヨーロッパ近代法を継受した。その近代法がどのように現代の日本社会において機能しているのか、を本講義では検
討する。そもそも「法とは何か」から始め、その法が適用される「訴訟システム」に進み、最後に現在の日本法がどのような内容になっているのか、をそれぞ
れ検討する。
【授業方法】パソコンを用いた講義形式で行う。毎回のパワーポイントのスライドを印刷し、配布する。また、適宜学生に質問することがあるので、積極的・
主体的に答えることを期待する。
【その他】私語・食事は厳禁。受講態度があまりにひどい場合は、学生証を確認の上、途中退出を求める。
スマートフォンに貴重な時間を費やさないように。
大学生として良識のある態度で受講すること。
第1回:オリエンテーション、はじめに[序章] *[ ]は教科書の該当箇所
第2回:法とは何か(1)――法・社会規範・強制[第1章1-3]
第3回:法とは何か(2)――法目的論、権利と義務[第1章4-5]
第4回:法の適用(1)――裁判所と裁判の構造[第2章§1]
第5回:法の適用(2)――法原論[第2章§2]
第6回:法の適用(3)――法解釈論[第2章§3]
第7回:法の体系(1)――法分類論、憲法①[第3章§1、§2 1]
第8回:法の体系(2)――憲法②[第3章§2 2]
第9回:法の体系(3)――刑法[第3章§3 1-3]
第10回:法の体系(4)――民法①家族法[第3章§4]
第11回:法の体系(5)――民法②財産法[第3章§5]
第12回:法の体系(6)――労働法①労働保護法[第3章§6 1-3]
第13回:法の体系(7)――労働法②労働団体法[第3章§6 4]
第14回:まとめ(1)
第15回:まとめ(2)
■学習・教育目標および到達目標
授業概要に対応して、以下の3点について学生が知識を習得することを目標とする。
1.「法とは何か」、「他の社会規範とどのような違いがあるのか」
2. 日本の「訴訟システム」がどのようになっているのか
3. 日本の憲法、民法、刑法、および労働法がどのようになっているのか
■授業時間外に必要な学修
【予習】指定教科書の該当箇所は、必ず読んでくること。教科書を一読していることを前提として、講義を進める。予習すべき箇所は、授業計画を参照。
【復習】教科書・配布資料を読み直し、内容を定着させること。
■教科書
伊藤正己・加藤一郎(編)『現代法学入門〔第4版〕』(有斐閣、2005年)
■参考文献
序章、第1章、第2章§ 2・§ 3 碧海純一『法と社会』(中央公論社、1967年)
第2章§ 1 市川正人・酒巻匡・山本和彦(著)『現代の裁判〔第6版〕』(有斐閣、2013年)
第3章§ 2 渋谷秀樹(著)『憲法への招待〔新版〕』(岩波書店、2014年)
第3章§ 3 山口厚(著)『刑法入門』(岩波書店、2008年)
第3章§ 4、§ 5 池田真朗(著)『民法はおもしろい』(講談社、2012年)
第3章§ 6 水町勇一郎(著)『労働法入門』(岩波書店、2011年)
■関連科目
暮らしの中の憲法
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
期末試験 100%
■授業評価アンケート実施方法
大学所定の授業評価アンケートを行う。
ただし、受講者が少人数であり、受講者の心理的負担になる可能性がある場合は、授業評価アンケートを行わず、講義終了後に適宜改善点を直接質問すること
で、授業の改善を行う。
■オフィスアワー
講義の前後
- 12 -
科目名:
現代社会と法
英文名: Contemporary Society and Law
フ カ イ
担当者: 深井
ト モ キ
智樹
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
世の中で現に生じている紛争を題材に、紛争の予防や解決において、法がどのように機能しているかを理解する。
上記理解に必要な範囲で、法の基本原理・原則や、基本的知識についても解説する。
第1回 ガイダンス
第2回 法と裁判
第3回 憲法①ー総論・統治機構
第4回 憲法②ー基本的人権
第5回 民事事件①ー一般民事事件①
第6回 民事事件②ー一般民事事件②
第7回 民事事件③ー消費者問題
第8回 民事事件④ー労働問題
第9回 民事事件⑤ー交通事故
第10回 民事事件⑥ー親族問題
第11回 刑事事件①ー刑事手続きの流れ及び刑事裁判の基本原則
第12回 刑事事件②ー裁判員裁判及び事実認定①
第13回 刑事事件③ー裁判員裁判及び事実認定②
第14回 刑事事件④ー裁判員裁判及び事実認定③
第15回 総括
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
具体的紛争事例を題材として、法の目的・適用について学ぶとともに、物事を多面的・多角的に評価し、課題を主体的・
論理的に解決する力を養う。
■授業時間外に必要な学修
授業で触れられた視点をもって、各自新聞やテレビ等のニュースにあたられたい。
時間に余裕があれば、是非、法廷傍聴にも行っていただきたい。
■教科書
特に指定しない。
適宜、レジュメを配布する。
■参考文献
適宜指示する。
■関連科目
特になし。
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 40%
授業中課題 60%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規程に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
■オフィスアワー
水曜日4限
- 13 -
科目名:
環境と社会 <数・物>
英文名: Environment and Society
イワモリ
担当者: 岩森
マ サ オ
正男
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
地球上には動物、植物、微生物などさまざまな生物が生息し、お互いに関わり合いながら生命活動を営んでいる。ヒ
トの命も他の生物に支えられることによって維持されており、また、快適な生活と豊かな社会を作る上で不可欠な産
業の基盤となっている石油、石炭、鉄、コンクリートは過去の地球上の生物の賜物である。
本講義では、生物としてのヒトはどのような存在であり、地球環境の変化の中でどのように誕生し、他の生物とどの
ように関わりあいながら生命活動を営んでいるのかを理解する。さらに、増え続けるヒトが地球環境にどのように負
担を与え続けているのかを理解したうえで、地球上の他の生物と共存し、生命活動を将来に継承するために、どのよ
うな知恵が求められているのかを考える。
第1回 地球環境の変化と生物の進化
第2回 生命の定義と生物の種類
第3回 ヒトの特徴(1)
第4回 ヒトの特徴(2)
第5回 ヒトの生存を脅かす感染症
第6回 生活環境(1)
第7回 生活環境(2)
第8回 地球環境問題(1)
第9回 地球環境問題(2)
第10回 公害
第11回 食品衛生の注意点
第12回 食品添加物
第13回 微生物の制御とリスクアセスメント
第14回 食品製造工程(1)
第15回 食品製造工程(2)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
地球環境とヒトの命については、食の安全、人獣共通感染症の拡大、生活環境の変化、公害の発生など深刻化する問
題が山積みとなっている。理工学の視点から、問題の原因と現状について理解を深め、将来に向けて問題意識を持っ
て解決策を提案できるようになることを目標とする。
■授業時間外に必要な学修
人口増加、急激な工業化、人口の都市集中など 生活環境の変化は様々な問題を引き起こしつつある。理工学の視点
から、新聞、テレビ、書籍などによって、問題を考える姿勢が望まれる。
■教科書
適宜、講義資料を配布する
■参考文献
必要に応じて講義の中で指示します
■関連科目
物理、化学、生物などの理工学基礎科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
小テストまたはレポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
7月に実施します
■研究室・E-mailアドレス
講師控室 [email protected]
■オフィスアワー
なし
- 14 -
科目名:
環境と社会 <化>
英文名: Environment and Society
イワモリ
担当者: 岩森
マ サ オ
正男
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
地球上には動物、植物、微生物などさまざまな生物が生息し、お互いに関わり合いながら生命活動を営んでいる。ヒ
トの命も他の生物に支えられることによって維持されており、また、快適な生活と豊かな社会を作る上で不可欠な産
業の基盤となっている石油、石炭、鉄、コンクリートは過去の地球上の生物の賜物である。
本講義では、生物としてのヒトはどのような存在であり、地球環境の変化の中でどのように誕生し、他の生物とどの
ように関わりあいながら生命活動を営んでいるのかを理解する。さらに、増え続けるヒトが地球環境にどのように負
担を与え続けているのかを理解したうえで、地球上の他の生物と共存し、生命活動を将来に継承するために、どのよ
うな知恵が求められているのかを考える。
第1回 地球環境の変化と生物の進化
第2回 生命の定義と生物の種類
第3回 ヒトの特徴(1)
第4回 ヒトの特徴(2)
第5回 ヒトの生存を脅かす感染症
第6回 生活環境(1)
第7回 生活環境(2)
第8回 地球環境問題(1)
第9回 地球環境問題(2)
第10回 公害
第11回 食品衛生の注意点
第12回 食品添加物
第13回 微生物の制御とリスクアセスメント
第14回 食品製造工程(1)
第15回 食品製造工程(2)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
地球環境とヒトの命については、食の安全、人獣共通感染症の拡大、生活環境の変化、公害の発生など深刻化する問
題が山積みとなっている。理工学の視点から、問題の原因と現状について理解を深め、将来に向けて問題意識を持っ
て解決策を提案できるようになることを目標とする。
■授業時間外に必要な学修
人口増加、急激な工業化、人口の都市集中など 生活環境の変化は様々な問題を引き起こしつつある。理工学の視点
から、新聞、テレビ、書籍などによって、問題を考える姿勢が望まれる。
■教科書
適宜、講義資料を配布する
■参考文献
必要に応じて講義の中で指示します
■関連科目
物理、化学、生物などの理工学基礎科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
小テストまたはレポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
12-1月頃に実施します
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
■オフィスアワー
なし
- 15 -
科目名:
資源とエネルギー <物・化>
英文名: Natural Resources and Energy
ワカバヤシ ゲ ン イ チ ロ ウ
担当者: 若 林
源一郎
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
21世紀に人類が直面する問題として、エネルギー、環境、食糧があげられている。このうちエネルギー問題は、化石
燃料の枯渇が近いと言われながらその消費量は増加の一途をたどっており、真剣に議論して解決の道を探っていかね
ばならない。また、近年の環境保護の動きから、太陽光や風力などの自然エネルギーが注目を浴びているが、エネルギー
生産量、安定供給力、用地確保、コスト、寿命後の大量の廃棄物発生など多くの問題があり、安易な期待のもとにエ
ネルギー問題を楽観視することはできない。この科目では、エネルギー資源、省エネルギー、各種発電技術について
の知識を得るとともに、我々が今後何をすべきか、何を選択すべきかについて考える。
第1回 1.エネルギーの基礎(1)
第2回 1.エネルギーの基礎(2)
第3回 2.世界と日本のエネルギー情勢(1)
第4回 2.世界と日本のエネルギー情勢(2)
第5回 2.世界と日本のエネルギー情勢(3)
第6回 3.地球温暖化
第7回 4.化石燃料(1)
第8回 4.化石燃料(2)
第9回 4.化石燃料(3)
第10回 4.化石燃料(4)
第11回 5.原子力(1)
第12回 5.原子力(2)
第13回 5.原子力(3)
第14回 5.原子力(4)
第15回 6.再生可能エネルギー
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
資源、エネルギー問題について、科学的に正しい認識を持つと共に、自らの意見を述べ、議論できる力を持てるよう
になることを目標とする。
■授業時間外に必要な学修
エネルギーに関する世界の動きを新聞等で知っておくこと。
■教科書
教科書は使用しない。適時プリントを配布する。
■参考文献
[ISBN]9784807908233『資源・エネルギー工学要論 第3版』(世良 力, 東京化学同人)
[ISBN]9784806529637『エネルギー白書 2015年版』(経済産業省, 経済産業調査会)
■関連科目
環境と社会、技術と倫理
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 60%
レポート評価 40%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
若林准教授室・22号館2階
[email protected]
■オフィスアワー
木曜日 9時30分~ 11時30分
- 16 -
科目名:
資源とエネルギー <数>
英文名: Natural Resources and Energy
アリトモ ヨシヒロ
担当者: 有友
嘉浩
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
21世紀に人類が直面する問題として、エネルギー、環境、食糧があげられている。このうちエネルギー問題は、化石燃料の枯渇が近いと言
われながらその消費量は増加の一途をたどっており、真剣に議論して解決の道を探っていかねばならない。また、近年の環境保護の動きから、
太陽光や風力などの自然エネルギーが注目を浴びているが、エネルギー生産量、安定供給力、用地確保、コスト、寿命後の大量の廃棄物発
生など多くの問題があり、安易な期待のもとにエネルギー問題を楽観視することはできない。この科目では、エネルギー資源、省エネルギー、
各種発電技術についての知識を得るとともに、我々が今後何をすべきか、何を選択すべきかについて考える。
第1回 1.エネルギーの基礎(概論1)
第2回 1.エネルギーの基礎(概論2)
第3回 1.エネルギーの基礎(各論)
第4回 2.化石エネルギー(石炭)
第5回 2.化石エネルギー(石油)
第6回 2.化石エネルギー(天然ガス等)
第7回 3.電力(電力の基礎)
第8回 3.電力(総論)
第9回 3.電力(各論)
第10回 4.自然エネルギー(水力、地熱)
第11回 4.自然エネルギー(太陽エネルギー)
第12回 4.自然エネルギー(風力、その他)
第13回 5.原子核エネルギー(原理と構造)
第14回 5.原子核エネルギー(資源と廃棄物)
第15回 6.省エネルギー
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
資源、エネルギー問題について、科学的に正しい認識を持つと共に、自らの意見を述べ、議論できる力を持てるようになることを目標とする。
■授業時間外に必要な学修
エネルギー・資源・環境問題は、日々進行しつつある現在進行形の問題である。ふだんから新聞、テレビ、書籍などで現状を知るとともに、
流通している情報を鵜呑みにすることなく、技術・経済・社会などの観点から複眼的にとらえる思考力をつけておく。また自分なりの考え
や意見を述べることができるようにしておく。
■教科書
[ISBN]4807908235『資源・エネルギー工学要論』(世良 力, 東京化学同人 : 2013)
■参考文献
[ISBN]4885553210『改訂新版 講座現代エネルギー・環境論』(エネルギーフォーラム : 2006)
[ISBN]4621083716『図解 新エネルギーのすべて 改訂3版』(丸善出版 : 2011)
[ISBN]4621049062『エネルギーの百科事典』(丸善 : 2001)
[ISBN]4274023575『コンパクト版 エネルギー・資源ハンドブック』(オーム社 : 1997)
■関連科目
環境と社会、技術と倫理
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
小テストまたはレポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
31号館3階 有友准教授室 [email protected]
■オフィスアワー
木曜日14:50-18:00
- 17 -
科目名:
技術と倫理 <数・物>
英文名: Technology and Ethic
ヒロフジ ユウイチ
担当者: 広藤
裕一
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
技術者は、設計や閉発を担当し倫理的な観点があまり問われない職業と見られてきた。しかし、近年東電福島原発事故や福知山線
脱線事故など技術者の倫理が問われる事件や事故が多く発生している。これからの若い技術者は、環境・エネルギーや情報管理さ
らには安全などの分野で世の中と関わりを保ちながら、より良い技術を開発していかなければならない。専門分野の学習深めてい
く学生に対して、きちんとした倫理観を持った新しい科学技術者のあるべき姿について学習していく。
第1回 「技術と倫理」序論
第2回 企業での倫理問題の取組み
第3回 製造物責任と技術者
第4回 倫理規定の意義
第5回 モラル問題
第6回 科学技術者のモラル基準とまとめ
第7回 品質問題
第8回 環境問題
第9回 法規制と倫理
第10回 安全問題
第11回 知的所有権問題
第12回 情報問題
第13回 リスク問題
第14回 望まれる科学技術者となるには
第15回 最近のトピックス研究
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
グローバル化と標準化が進む現代の科学技術世界において、これからの科学技術者の在り方、基本として持つべき科学技術倫理
観を養うことが目標である。
■授業時間外に必要な学修
技術と倫理に関連する事件の情報収集
■教科書
[ISBN]9784759815573『技術者による実践的工学倫理 第3版: 先人の知恵と戦いから学ぶ』(中村 収三,化学同人)
■参考文献
[ISBN]9784812213490 「はじめての工学倫理」 齊藤了文・坂下浩司著:昭和堂 ¥1,400(2001)
[ISBN]9784621080283 「科学技術者の倫理」
C.E.Harris, M.S.Pritchard, M.J.Rabins著:日本技術士会 訳編:丸善 ¥3,900
(2002)
[ISBN]4621047795 「環境と科学技術者の倫理」 P.A.Vesilind, A.S.Gunn著:日本技術士会環境部会訳編 :丸善 ¥2,800(2000)
[ISBN]4622041197 「技術倫理1」 C.Whitbeck著:札野 順・飯野弘之訳:みすず書房 ¥2,800(2000)
[ISBN]9784627973039 「技術者倫理の世界」 藤本温二編著 森北出版 ¥1,900(2002) (全て税別)
■関連科目
環境と社会 人権と社会
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
レポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
12月~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
非常勤講師控室 21号館2階(内線)2262 動力伝達システム研究室38号館5階(東﨑) [email protected]
■オフィスアワー
火曜日5限(東﨑)
- 18 -
科目名:
技術と倫理 <化>
英文名: Technology and Ethic
ヨコタニ ヨウイチロウ
担当者: 横谷
洋一郎
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
技術者は、設計や閉発を担当し倫理的な観点があまり問われない職業と見られてきた。しかし、近年東電福島原発事故や福知山線
脱線事故など技術者の倫理が問われる事件や事故が多く発生している。これからの若い技術者は、環境・エネルギーや情報管理さ
らには安全などの分野で世の中と関わりを保ちながら、より良い技術を開発していかなければならない。専門分野の学習深めてい
く学生に対して、きちんとした倫理観を持った新しい科学技術者のあるべき姿について学習していく。
第1回 「技術と倫理」序論
第2回 企業での倫理問題の取組み
第3回 製造物責任と技術者
第4回 倫理規定の意義
第5回 モラル問題
第6回 科学技術者のモラル基準とまとめ
第7回 品質問題
第8回 環境問題
第9回 法規制と倫理
第10回 安全問題
第11回 知的所有権問題
第12回 情報問題
第13回 リスク問題
第14回 望まれる科学技術者となるには
第15回 最近のトピックス研究
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
グローバル化と標準化が進む現代の科学技術世界において、これからの科学技術者の在り方、基本として持つべき科学技術倫理
観を養うことが目標である。
■授業時間外に必要な学修
技術と倫理に関連する事件の情報収集
■教科書
[ISBN]9784759815573『技術者による実践的工学倫理 第3版: 先人の知恵と戦いから学ぶ』(中村 収三,化学同人)
■参考文献
[ISBN]9784812213490 「はじめての工学倫理」 齊藤了文・坂下浩司著:昭和堂 ¥1,400(2001)
[ISBN]9784621080283 「科学技術者の倫理」
C.E.Harris, M.S.Pritchard, M.J.Rabins著:日本技術士会 訳編:丸善 ¥3,900
(2002)
[ISBN]4621047795 「環境と科学技術者の倫理」 P.A.Vesilind, A.S.Gunn著:日本技術士会環境部会訳編 :丸善 ¥2,800(2000)
[ISBN]4622041197 「技術倫理1」 C.Whitbeck著:札野 順・飯野弘之訳:みすず書房 ¥2,800(2000)
[ISBN]9784627973039 「技術者倫理の世界」 藤本温二編著 森北出版 ¥1,900(2002) (全て税別)
■関連科目
環境と社会 人権と社会
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
レポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
12月~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
非常勤講師控室 21号館2階(内線)2262 動力伝達システム研究室38号館5階(東﨑) [email protected]
■オフィスアワー
火曜日5限(東﨑)
- 19 -
科目名:
企業倫理と知的財産
英文名: Business Ethics and Intellectual Assets
サ ハ ラ
担当者: 佐原
リュウイチ
隆一
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
企業は社会を構成する要素であり、その活動を通じて生産される商品およびサービスに全面的に責任を持つ。その規範が企業倫理であり、企業のあり方を考
えるうえで、その目的である利益の追求に匹敵する重要な概念である。まず、この企業倫理について学ぶ。
世界各国において知的財産戦略が製品開発の現場で重要な課題となっている。優れた技術や製品を開発してもその成果の保護を怠れば何の意味もないだけで
なく、大きな損害を被ることもありえる。創造力と研究開発成果を適切に評価することは、企業と技術者の倫理の問題でもあり、産業の国際競争力の生死を握っ
ているといっても過言ではない。授業の2番目の内容として、知的財産権の必要性と内容について学ぶ。
第1回 知的財産とは
第2回 特許制度
第3回 特許要件と特許権の効力
第4回 特許調査
第5回 特許調査の実際と発明の権利化
第6回 商標法
第7回 商標調査
第8回 中間試験
第9回 実用新案法、意匠法
第10回 著作権法
第11回 判例について
第12回 不正競争防止法
第13回 企業倫理とは
第14回 企業倫理と経営
第15回 重要事項の整理
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
企業倫理について理解を深める。知的財産権の産業上の意味と内容についてよく理解する。
■授業時間外に必要な学修
企業倫理や知的財産に関するニュースに注意を払い、見つけた場合にはインターネット等で詳細な情報を入手するよう努力すること。
■教科書
指定しない。
■参考文献
[ISBN]9784426104511『はじめての知的財産法 第2版 (3日でわかる法律入門)』(尾崎哲夫, 自由国民社)
[ISBN]9784004312666『知的財産法入門 (岩波新書)』(小泉直樹, 岩波書店)
[ISBN]9784526055713『技術者のためのやさしい知的財産入門 (B&Tブックス)』(原嶋成時郎, 日刊工業新聞社)
[ISBN]9784587621155『弁理士の仕事 (もっと知りたい 4)』(弁理士受験新報編集部, 法学書院)
[ISBN]9784885260759『実務者のための著作権ハンドブック(第九版)』(著作権法令研究会)
[ISBN]9784623052486『企業と社会(上巻)』(ジェームズ・E.ポスト, ミネルヴァ書房)
■関連科目
キャリアデザインと生涯学習
技術と倫理
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
確認テスト 30%
中間試験 35%
期末試験 35%
■授業評価アンケート実施方法
理工学部実施規定に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
講師控室
[email protected]
■オフィスアワー
14:50-18:00
- 20 -
科目名:
国際経済と企業の国際化 <数・物>
英文名: International Economics and Internationalization of Companies
ワタナベ ヤスアキ
担当者: 渡辺
泰明
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
国際経済について基本的な事項を学ぶための入門科目です。今、世界で起きている政治・経済情勢の解説を中心にわかりやすく解説します。
第1回
ガイダンス
全体の概要について解説します。特に、話題性のあるトピックスについては最初に紹介します。
第2回
グローバル経済と自由貿易
なぜ貿易が行われるのか、世界での自由貿易はどの程度進んでいるのか、現在の日本経済の自由貿易はどのような状況か、これらの点を中心にわかりやすく解
説します。
第3回
世界金融危機
G20の役割は何か、リーマンショックはなぜ起きたのか、その後のユーロ危機はなぜ起きたのか、これらの点を中心にわかりやすく解説します。
第4回
欧州危機
ユーロ危機はなぜ起きたかをユーロの歴史を遡って解説し、現状の課題と解決策を明らかにします。
第5回
世界金融危機と日本経済
世界同時不況は日本経済にどう影響したかを解説して、為替レートの見方について説明します。
第6回
世界金融危機と日本経済~これまでの復習
財政政策と金融政策について内容を理解して、世界金融危機と日本経済をめぐる状況について雑誌記事により解説して再確認します。
第7回
持続的発展を目指すEU経済
EUの成り立ち、仕組みを理解し、EU経済の特殊性についても理解し、EUの将来について考えるための資料を提示して解説します。
第8回
持続的発展を目指すEU経済2
EUの将来についてさらに深く考察します。
第9回
台頭する中国
中国経済の現状をデータで確認して中国経済の先行き見通しに不安材料はないのか考察します。
第10回
台頭する中国2
中国経済の先行き見通しに不安材料はないのか考えると同時に中国が直面している問題点について解説します。
第11回
台頭する中国3
中国経済発展の経緯について知り、今後の中国経済について予測します。
第12回
EU経済・中国経済(復習)
内容はEU経済・中国経済について、これまで学んだことの復習です。
第13回
アジア新興国の経済~韓国・サムスンを中心に
新興国の中でも隣国の韓国はサムスンやLGの躍進が著しい。その経緯について解説します。
第14回
アジア新興国の経済
アジアでの中国以外の投資先としてタイ・ベトナムをとりあげます。また、関西とアジアとの関係についても言及します。
第15回
環境・エネルギー問題
環境問題をめぐる国際的な取り組み、各国のエネルギーをめぐる状況、並びにわが国の取り組みについて解説します。
■学習・教育目標および到達目標
この科目を履修することで国際経済の基本が理解できるようになります。
■授業時間外に必要な学修
日頃から、日本経済新聞やNHKニュースで国際経済に関する記事や話題に関心をもち、授業に出席して下さい。
■教科書
指定しない。
■参考文献
[ISBN]9784053044112「2016年重大ニュース 時事問題に強くなる本」 学研教育出版 編者 Gakken
[ISBN]9784415112282「今がわかる時代がわかる世界地図(2016年版) 巻頭特集:地図で読む現代史」成美堂出版株式会社
■関連科目
ビジネスモデルとマネジメント
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート 100%
■授業評価アンケート実施方法
理工学部実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
21号館 830号室 メールアドレスは [email protected] です。
■オフィスアワー
木曜日 4時限目
- 21 -
科目名:
国際経済と企業の国際化 <化>
英文名: International Economics and Internationalization of Companies
ワタナベ ヤスアキ
担当者: 渡辺
泰明
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
国際経済について基本的な事項を学ぶための入門科目です。今、世界で起きている政治・経済情勢の解説を中心にわかりやすく解説します。
第1回
ガイダンス
全体の概要について解説します。特に、話題性のあるトピックスについては最初に紹介します。
第2回
グローバル経済と自由貿易
なぜ貿易が行われるのか、世界での自由貿易はどの程度進んでいるのか、現在の日本経済の自由貿易はどのような状況か、これらの点を中心にわかりやすく解
説します。
第3回
世界金融危機
G20の役割は何か、リーマンショックはなぜ起きたのか、その後のユーロ危機はなぜ起きたのか、これらの点を中心にわかりやすく解説します。
第4回
欧州危機
ユーロ危機はなぜ起きたかをユーロの歴史を遡って解説し、現状の課題と解決策を明らかにします。
第5回
世界金融危機と日本経済
世界同時不況は日本経済にどう影響したかを解説して、為替レートの見方について説明します。
第6回
世界金融危機と日本経済~これまでの復習
財政政策と金融政策について内容を理解して、世界金融危機と日本経済をめぐる状況について雑誌記事により解説して再確認します。
第7回
持続的発展を目指すEU経済
EUの成り立ち、仕組みを理解し、EU経済の特殊性についても理解し、EUの将来について考えるための資料を提示して解説します。
第8回
持続的発展を目指すEU経済2
EUの将来についてさらに深く考察します。
第9回
台頭する中国
中国経済の現状をデータで確認して中国経済の先行き見通しに不安材料はないのか考察します。
第10回
台頭する中国2
中国経済の先行き見通しに不安材料はないのか考えると同時に中国が直面している問題点について解説します。
第11回
台頭する中国3
中国経済発展の経緯について知り、今後の中国経済について予測します。
第12回
EU経済・中国経済(復習)
内容はEU経済・中国経済について、これまで学んだことの復習です。
第13回
アジア新興国の経済~韓国・サムスンを中心に
新興国の中でも隣国の韓国はサムスンやLGの躍進が著しい。その経緯について解説します。
第14回
アジア新興国の経済
アジアでの中国以外の投資先としてタイ・ベトナムをとりあげます。また、関西とアジアとの関係についても言及します。
第15回
環境・エネルギー問題
環境問題をめぐる国際的な取り組み、各国のエネルギーをめぐる状況、並びにわが国の取り組みについて解説します。
■学習・教育目標および到達目標
この科目を履修することで国際経済の基本が理解できるようになります。
■授業時間外に必要な学修
日頃から、日本経済新聞やNHKニュースで国際経済に関する記事や話題に関心をもち、授業に出席して下さい。
■教科書
指定しない。
■参考文献
[ISBN]9784053044112「2016年重大ニュース 時事問題に強くなる本」 学研教育出版 編者 Gakken
[ISBN]9784415112282「今がわかる時代がわかる世界地図(2016年版) 巻頭特集:地図で読む現代史」成美堂出版株式会社
■関連科目
ビジネスモデルとマネジメント
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート 100%
■授業評価アンケート実施方法
理工学部実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
21号館 830号室 メールアドレスは [email protected] です。
■オフィスアワー
木曜日 4時限目
- 22 -
科目名:
国際化と異文化理解 <物・化>
英文名: International and Crosscultural Understanding
モ ク チョンキュン
担当者: 睦
ウ ハ ラ
ミ
ワ
宗均・莵原 美和
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
【韓国の文化と言語行動編】
私たちは毎日、ことばを使って考えたり、他人にそれを表現・伝達したりします。このような言語行動に使われることばは、社会や集団によって作られた文化
と大きく関わっていると言われています。
本講義では、このような言語行動という観点から言語文化的に近い韓国語と日本語の類似・差異を探り、「異文化」と「自文化」の理解を深めていきます。
【イギリス英語・イギリス文化編】
日本の英語の教科書は圧倒的にアメリカ英語で書かれているものが多いですが、世界全体を見るとアメリカ英語ではなく、イギリス英語の方を学校で学ぶ国も
数多くあります。本講義では、みなさんが圧倒的によりなじみがあると思われるアメリカ英語と適宜比較もしながら、イギリス英語の特徴を学び、それを通し
てイギリスの社会や文化の特性について理解を深めていきます。
第1回 イントロダクション
第2回 【韓国の文化と言語行動1】異文化理解の意義・日韓の言語行動の比較
第3回 【韓国の文化と言語行動2】挨拶から見た日韓の言語行動の比較
第4回 【韓国の文化と言語行動3】初対面から見た日韓の言語行動の比較
第5回 【韓国の文化と言語行動4】韓国の徴兵制について
第6回 【韓国の文化と言語行動5】褒め・称賛表現から見た日韓の言語行動の比較
第7回 【韓国の文化と言語行動6】お断り表現から見た日韓の言語行動の比較
第8回 【韓国の文化と言語行動7】所有物使用・対人意識から見た日韓の言語行動の比較
第9回 【イギリス英語・イギリス文化1】イギリス英語の発音の特徴
第10回 【イギリス英語・イギリス文化2】イギリス英語の綴りの特徴
第11回 【イギリス英語・イギリス文化3】イギリス英語の文法の特徴
第12回 【イギリス英語・イギリス文化4】イギリス英語の語彙(食べ物に関する語彙など)
第13回 【イギリス英語・イギリス文化5】イギリス英語の語彙(教育・住居に関する語彙など)
第14回 【イギリス英語・イギリス文化6】イギリス英語の語彙(社会階級に関する語彙など)
第15回 【イギリス英語・イギリス文化7】イギリス英語の語彙(衣服に関する語彙・その他)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
【韓国の文化と言語行動編】
人間は、自己と他者の違い、自文化と他文化の違いを理解することにより、自己の言語と文化をより深く理解することができます。本講義では、韓国語との対
照を通じて、日本語と日本人の言語行動について再認識すると同時に、様々な文化が入り混じるグローバル化した国際社会に求められる異文化理解のツールと
テクニックの基礎を学びます。
【イギリス英語・イギリス文化編】
学習者は、この講義を通して、代表的な英語国であるアメリカとイギリスのことばの違いについて、学びます。またその過程で、イギリス独自の文化や社会制
度について、知識を深めることができるようになります。
■授業時間外に必要な学修
この授業は外国語科目ではありませんが、外国語について興味を持つことが重要です。そのため、英語や韓国語、その他の外国語と日本語をよく観察し、違い
に気づくということを心がけてください。また、講義で紹介する本や資料を自分で読み、考えることがよい訓練になると思います。
■教科書
毎回プリントを配布します。
■参考文献
[ISBN]9784790711100『ことばと文化の日韓比較 : 相互理解をめざして』(斉藤明美, 世界思想社)
[ISBN]9784939076701『イギリス英語Total Book (CD book)』(カール・R. トゥーヒグ, ベレ出版)
■関連科目
なし
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
毎授業時の課題・小テスト 50%
定期試験 50%
■授業評価アンケート実施方法
理工学部実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
睦 宗均: 11号館4階 407 ・ [email protected]
莵原美和: 11号館3階 343 ・ [email protected]
■オフィスアワー
睦 宗均: 火曜日4限
莵原美和: 火曜日4限
- 23 -
科目名:
国際化と異文化理解 <数>
英文名: International and Crosscultural Understanding
ウ ハ ラ
担当者: 莵原
ミ
ワ
モ ク チョンキュン
美和・睦 宗 均
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
【イギリス英語・イギリス文化編】
日本の英語の教科書は圧倒的にアメリカ英語で書かれているものが多いですが、世界全体を見るとアメリカ英語ではなく、イギリス英語の方を学校で学ぶ国も
数多くあります。本講義では、みなさんが圧倒的によりなじみがあると思われるアメリカ英語と適宜比較もしながら、イギリス英語の特徴を学び、それを通し
てイギリスの社会や文化の特性について理解を深めていきます。
【韓国の文化と言語行動編】
私たちは毎日、ことばを使って考えたり、他人にそれを表現・伝達したりします。このような言語行動に使われることばは、社会や集団によって作られた文化
と大きく関わっていると言われています。
本講義では、このような言語行動という観点から言語文化的に近い韓国語と日本語の類似・差異を探り、「異文化」と「自文化」の理解を深めていきます。
第1回 イントロダクション
第2回 【イギリス英語・イギリス文化1】イギリス英語の発音の特徴
第3回 【イギリス英語・イギリス文化2】イギリス英語の綴りの特徴
第4回 【イギリス英語・イギリス文化3】イギリス英語の文法の特徴
第5回 【イギリス英語・イギリス文化4】イギリス英語の語彙(食べ物に関する語彙など)
第6回 【イギリス英語・イギリス文化5】イギリス英語の語彙(教育・住居に関する語彙など)
第7回 【イギリス英語・イギリス文化6】イギリス英語の語彙(社会階級に関する語彙など)
第8回 【イギリス英語・イギリス文化7】イギリス英語の語彙(衣服に関する語彙・その他)
第9回 【韓国の文化と言語行動1】異文化理解の意義・日韓の言語行動の比較
第10回 【韓国の文化と言語行動2】挨拶から見た日韓の言語行動の比較
第11回 【韓国の文化と言語行動3】初対面から見た日韓の言語行動の比較
第12回 【韓国の文化と言語行動4】韓国の徴兵制について
第13回 【韓国の文化と言語行動5】褒め・称賛表現から見た日韓の言語行動の比較
第14回 【韓国の文化と言語行動6】お断り表現から見た日韓の言語行動の比較
第15回 【韓国の文化と言語行動7】所有物使用・対人意識から見た日韓の言語行動の比較
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
【イギリス英語・イギリス文化編】
学習者は、この講義を通して、代表的な英語国であるアメリカとイギリスのことばの違いについて、学びます。またその過程で、イギリス独自の文化や社会制
度について、知識を深めることができるようになります。
【韓国の文化と言語行動編】
人間は、自己と他者の違い、自文化と他文化の違いを理解することにより、自己の言語と文化をより深く理解することができます。本講義では、韓国語との対
照を通じて、日本語と日本人の言語行動について再認識すると同時に、様々な文化が入り混じるグローバル化した国際社会に求められる異文化理解のツールと
テクニックの基礎を学びます。
■授業時間外に必要な学修
この授業は外国語科目ではありませんが、外国語について興味を持つことが重要です。そのため、英語や韓国語、その他の外国語と日本語をよく観察し、違い
に気づくということを心がけてください。また、講義で紹介する本や資料を自分で読み、考えることがよい訓練になると思います。
■教科書
毎回プリントを配布します。
■参考文献
[ISBN]9784939076701『イギリス英語Total Book (CD book)』(カール・R. トゥーヒグ, ベレ出版)
[ISBN]9784790711100『ことばと文化の日韓比較 : 相互理解をめざして』(斉藤明美, 世界思想社)
■関連科目
なし
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
毎授業時の課題・小テスト 50%
定期試験 50%
■授業評価アンケート実施方法
理工学部実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
莵原美和: 11号館3階 343 ・ [email protected]
睦 宗均: 11号館4階 407 ・ [email protected]
■オフィスアワー
莵原美和: 火曜日4限
睦 宗均: 火曜日4限
- 24 -
科目名:
国際社会と日本
英文名: International Society and Japan
ア サ イ
担当者: 浅井
タダヒロ
忠洋
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
第二次世界大戦で国力が疲弊した日本は、国連や諸外国から援助を受けることで復興して世界有数の経済大国になり
ました。しかし、第二次世界大戦後に独立した多くのアシア・アフリカ・ラテンアメリカ諸国は、いまなお政治的不
安定で経済の発展もままならない状況です。このような状況のなかで、国際社会に対して日本がどのような支援や貢
献が出来るかを考えるとともに、現在行われている様々な貢献(政治的な貢献、経済的な貢献、民間による貢献)の
具体的内容を正しく認識して、国際社会の一員として将来どのような貢献が出来るかを考えることです。特に科学技
術者として、日本の科学技術が国際社会にどう役立っているかを理解することが、専門科目を履修するうえで重要な
要因のひとつになりうると考えられます。
第1回 講義全体の概要と目的
第2回 第二次世界大戦後から現代にいたるまでの、日本に対する世界からの援助
第3回 日本の豊かさを考える
第4回 発展途上国(アシア・アフリカ・ラテンアメリカ諸国)の歴史と現状
第5回 世界各国が行っている発展途上国への貢献
第6回 発展途上国で必要とされる日本の貢献とは
第7回 現在の日本の国際貢献について - 政治的な貢献 -
第8回 現在の日本の国際貢献について - 経済的な貢献 -
第9回 世界の中の日本「リーダーシップをもつオープンな日本へ」①
第10回 環境ビジネスは豊かさの成長を支えるか
第11回 東アジア経済統合-利益大きい経済圏広域化
第12回 企業の国際化展開と社会的責任(CSR)
第13回 将来の国際貢献とは「リーダーシップをもつオープンな日本へ」②
第14回 成長か衰退か{エコ」に商機 消費の構造変化
第15回 まとめーーー日本人としてこれからどのように世界に貢献していくか
■学習・教育目標および到達目標
国際社会に対する日本の貢献について、歴史的意義と政治的意義を理解できる。現在日本が行っている具体的な貢献
を理解するとともに、個人がそれらの貢献にどのようにかかわっていくかに対する意見を持てるようにする。
■授業時間外に必要な学修
新聞の経済欄等で日本経済と世界経済の動きを確認し把握すること
■教科書
適時プリント配布
■参考文献
[ISBN]9784641163386『開発援助の経済学 第4版』(西垣 昭, 有斐閣)
■関連科目
なし
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
中間試験 30%
定期試験 70%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
授業中に指示します。
- 25 -
科目名:
ビジネスモデルとマネジメント
英文名: Business model and Management
ナカムラ ミツノブ
担当者: 中村
光信
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期:
■授業概要・方法等
この講義では、現代のあらゆる企業に共通するマーケティング活動について組織内外の顧客へのコミュニケーションを切り口にグローバル化が進むホテル産業
をケーススタディーとしてビジネス・モデルとマネジメントを学びます。
またホスピタリティ・マインドについての造詣を深める事により、ホスピタリティ産業、ツーリズム産業全般のみならず公共的サービス機関や外資系企業への
職業選択にも参考となる実践的な講義です。
講義に際しては、パワーポイント、インターネット、ビデオ等を活用し、わかり易い講義を心掛けます。
第1回 ガイダンス、ビジネスモデルって何? 世界のホテルビジネス
第2回 日本のホテルビジネス
第3回 ホスピタリティ・マインドとは
第4回 ホテル・ビジネスにおける商品構造とその特徴
第5回 ホテル・ビジネスの組織と運営
第6回 マーケティング戦略策定プロセス
第7回 統合型マーケティング・コミュニケーション(IMC)
第8回 マーケティング・コミュニケーション(Ⅰ)広告・宣伝、パブリシティ
第9回 マーケティング・コミュニケーション(Ⅱ)販売促進、人的販売、エレクトロニクス・マーケティング
第10回 マーケティング・リサーチ &マーケティング・プラン
第11回 ブランド・マネジメント(設定、浸透、維持、管理)
第12回 人材マネジメント(Ⅰ) 募集、採用、評価、報酬、離職
第13回 人材マネジメント(Ⅱ)能力開発、キャリアデザイン
第14回 ステーク・ホルダーに向けたマーケティングコミュニケーション
第15回 授業振り返り
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
受講者は、この授業を履修することによって
1)ホテルビジネスをサンプルとしてビジネスの仕組みを理解し
2)マーケティングにおける組織内外の顧客へのコミュニケーション活動の大切さを認識し
3)ホスピタリティ・マインドに対する造詣を深める事が出来るようになります。
■授業時間外に必要な学修
「講義で省略した部分を教科書・参考書で調べ、疑問があれば次週以降に教員に質問すること」
「ネット社会における消費者行動の動向についてネットや新聞・雑誌等で確認し把握すること」
「各講義で指示された課題に取り組むこと」
「講義で学習したことを実生活で適用・応用し、その理解を深めること」
■教科書
適宜プリント配付
■参考文献
[ISBN]9784894717190『コトラーのホスピタリティ &ツーリズム・マーケティング 第3版』(フィリップ・コトラー , ピアソン・エデュケーション)
[ISBN]9784893087140『ゴールド・スタンダード』(ジョゼフ・ミケーリ, ブックマン社)
■関連科目
マーケティング論、ホスピタリティ・マネジメント論、リーダーシップ論
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
授業中課題(ミニッツペーパー、課題レポート)50%
■授業評価アンケート実施方法
学部の実施規定に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
■オフィスアワー
火曜日5限、水曜日3限、木曜日2限
- 26 -
科目名:
メディアの読み方
英文名: How to Read Media
ナカヤマ
担当者: 中山
ヒ デ キ
秀樹
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
学部共通の教養科目です。
テレビ、新聞、雑誌、インターネットといった情報媒体(メディア)から発信・提供される情報は、多種多様です。
そうした情報の本質を、的確に「読み取る」技法を習得するのが、この授業の主眼です。
授業では、メディア情報がどのようにして制作されているのか、その仕組みを、出版社で雑誌・書籍の編集を行なっ
てきた経験をベースに、具体的に解き明かします。
さらに、メディア情報を「適切に取捨選択し、自分の仕事や生活に生かす」ための方法も、知ることができるように
します。
メディア情報の「読み方」から「自分の意思を表現する技術」まで、コミュニケーションスキルを習得することにな
ります。
就職活動にも役立つはずです。社会人になっても有用なスキルが得られるようにします。
第1回 メディア情報の性格:情報はすべて「編集」されている
第2回 メディア情報の商品性:情報の編集と流通の仕組み
第3回 メディア産業の現場:新聞、出版、テレビ、ネットの現在
第4回 雑誌編集の現場:雑誌ができるまで
第5回 書籍制作の現場:書籍のつくりかた
第6回 電子メディアの情報:電子メディアの情報の読み方
第7回 新聞の報道情報:新聞の読み方
第8回 テレビ・映画・写真の表現:映像がつたえる情報
第9回 ネット社会の情報:ネット情報の検証
第10回 広告の情報:広告から知る時代の変化
第11回 メディアとしてのアート:アートが伝えるもの
第12回 ことばの技術:「ことば」が伝えるもの
第13回 表現の技術:読み方、書き方、聞き方、話し方
第14回 編集の技術:捨てる・生かす・つなぐ技術
第15回 情報の生かしかた:メディア情報との付き合いかた
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
情報の本質を理解する視点とスキルを学び、「聞く」「話す」「読む」「書く」技術を身につけます。
■授業時間外に必要な学修
マスコミ報道・ネット情報の内容分析を、自分で行なってみてもらいます。
■教科書
[ISBN]9784004306801『メディア・リテラシー―世界の現場から (岩波新書)』(菅谷 明子, 岩波書店 : 2000)
■参考文献
[ISBN]9784883999613『ほんとうは大学生のために書いた 日本語表現練習帳』(中山秀樹, すばる舎 : 2010)
■関連科目
なし
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 80%
課題レポート 20%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規程に準拠して行ないます。
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
■オフィスアワー
水曜日5限、木曜日4限・5限
- 27 -
科目名:
日本語の技法
英文名: Skills of Japanese Language
ヨ シ ダ
担当者: 吉田
ユイ
唯
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期:
■授業概要・方法等
この授業では、レポート・論文の作成方法を中心に、日本語の表現方法等を学ぶことを目標とする。実際に文章を書
くことにより習得してもらう。
第1回 ガイダンスと日本語表現について
第2回 日本語表現のルールについて
第3回 文章表現のための基礎知識1
第4回 文章表現のための基礎知識2
第5回 文章の作成と表現
第6回 論文・レポート作成のための基礎知識について1
第7回 論文・レポート作成のための基礎知識について2
第8回 論文・レポート作成のための基礎知識について3
第9回 口頭発表について1
第10回 口頭発表について2
第11回 口頭発表について3
第12回 グラフ・表を使って文章の作成と説明1
第13回 グラフ・表を使って文章の作成2
第14回 敬語1
第15回 敬語2
レポート
■学習・教育目標および到達目標
自らの考えを、口頭もしくは文章にて表現できるようになるための能力を習得する。
■授業時間外に必要な学修
友達にメールを送る際に、今一度文面を見直すこと。メールも立派な文章であり、本授業において最も効果的な学習
である。
■教科書
特に指定しない。授業中にプリントを配布する。
■参考文献
授業中に随時紹介していく。
■関連科目
なし
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
論述式の定期試験 60%
授業内課題 40%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規定に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
講師控室(21号館2階)
■オフィスアワー
授業終了後。
- 28 -
科目名:
基礎ゼミ1 <数>
英文名: Synthetic Seminar 1
タカサキ カネヒサ
担当者: 高崎
イ ケ ダ
トオル
ア サ イ
ツネノブ
チョン
イ ン デ
金久・池田 徹・淺井 恒信・鄭 仁大
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
この科目は,大学4年間の学習の導入としての役割を持つ必修科目である.将来どのような仕事に就いても必要とされ
るコミュニケーション能力,プレゼンテーション能力の向上に特に注意を払いつつ,基礎的な数学への導入とするこ
とを目的としている.また,レポート作成の訓練を通じて,将来の専門科目におけるレポート,卒業論文執筆のため
の基礎力を養う.
具体的には,受講生を均等に班分けし,各班は4ないし5週ごとに異なる教員によりリレー方式で指導を受ける.各教
員は,原則として数学に関する基礎的な題材を用意し,各学生に担当部分を割り当てる.割り当てられた学生は担当
部分について予習,調査,データ収集などの準備を行い,講義時間内に発表を行う.出席者全員で発表された内容に
ついて討論を行い,題材についての理解を深める.また,最後に達成度自己評価を行う.
高崎:テーマ「江戸時代の数学」
江戸時代の数学を紹介する資料を通じて,当時の人々の数学的知識や問題の解き方を学ぶ.
池田:「日頃の疑問から広がる数学」
これまでに学んだり聞いたりした数学の中で生じた疑問(定理などの名称,表記方法,アイデア,応用など)をリス
トアップし,小グループごとに分担して数学的内容,背景,他の学問分野との関連性,社会的意義などについて調査・
研究し発表する.
淺井:「作図の問題」
定規とコンパスを使って, 方程式を解きましょう.
鄭:「身近に潜む数学」
普段の生活の中や身近なところに潜む数学をについて,グループごとにテーマを設定し,調査・研究を行い,最終的
な成果の発表を行う.
■学習・教育目標および到達目標
板書または配布資料などを前もって準備し,課題を的確に発表できるようになることを目標とする.
■授業時間外に必要な学修
図書館の専門書籍やインターネットを活用して,課題とその背景について詳細に予習を行うとともに,講義において
円滑な発表を行える準備をする.講義後は行われた発表内容や解説された課題について詳細な復習を行い,講義時点
よりも適切な解説が行えるよう昇華させる.
■教科書
特に指定しない。教材を適宜配布する.
■関連科目
微分積分学I,II,線形代数学I,II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
課題の発表 70%
発表に対する質疑等による議論への参加 30%
■授業評価アンケート実施方法
7月に実施
■研究室・E-mailアドレス
高崎:31号館4階高崎教授室 [email protected]
池田:31号館4階池田教授室 [email protected]
淺井:31号館4階 [email protected]
鄭:31号館5階鄭講師室 [email protected]
■オフィスアワー
高崎:月曜5限
池田:水曜5限
淺井:水曜3限
鄭:火曜4限
- 29 -
科目名:
基礎ゼミ1 <数>
英文名: Synthetic Seminar 1
ア オ キ
担当者: 青木
タ カ シ
ナカムラ
ヤ ヨ イ
マ ツ イ
ユタカ
オ
ダ
フミヒト
貴史・中村 弥生・松井 優・小田 文仁
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
この科目は,大学4年間の学習の導入としての役割を持つ必修科目である.将来どのような仕事に就いても必要とされ
るコミュニケーション能力,プレゼンテーション能力の向上に特に注意を払いつつ,基礎的な数学への導入とするこ
とを目的としている.また,レポート作成の訓練を通じて,将来の専門科目におけるレポート,卒業論文執筆のため
の基礎力を養う.
具体的には,受講生を均等に班分けし,各班は4ないし5週ごとに異なる教員によりリレー方式で指導を受ける.各教
員は,原則として数学に関する基礎的な題材を用意し,各学生に担当部分を割り当てる.割り当てられた学生は担当
部分について予習,調査,データ収集などの準備を行い,講義時間内に発表を行う.出席者全員で発表された内容に
ついて討論を行い,題材についての理解を深める.また,最後に達成度自己評価を行う.
青木:テーマ「数学における謎」
内容:小グループに分かれて,各グループで各人が感じる数学における謎について話し合い,メンバーが共有できる
謎に関して調査・研究を行い,謎を解く.その結果をグループごとに発表する.
中村:テーマ「二項係数の研究」
内容:二項係数を含む様々な等式を導きながら,数学的な記号の意味や扱い方について学ぶ.グループワークによる
課題に関する研究を行い,研究結果の発表を行う.
松井:テーマ「論理の練習」
内容:数学を学ぶ上で欠かせない論理力を鍛える問題に取り組む.小グループによるグループワークにより,問題解
決やその一般化などの課題に取り組み,発表する.
小田:テーマ「整数の研究」
内容:初等整数論の基礎的な問題に取り組むことで,集合,写像,剰余類等,基礎的な概念の習得をめざす.小グルー
プで課題に取り組み,発表を行う.
■学習・教育目標および到達目標
板書または配布資料などを前もって準備し,課題を的確に発表できるようになることを目標とする.
■授業時間外に必要な学修
図書館の専門書籍やインターネットを活用して,課題とその背景について詳細に予習を行うとともに,講義において
円滑な発表を行える準備をする.講義後は行われた発表内容や解説された課題について詳細な復習を行い,講義時点
よりも適切な解説が行えるよう昇華させる.
■教科書
特に指定しない
■関連科目
微分積分学I,II,線形代数学I,II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
課題の発表 70%
発表に対する質疑等による議論への参加 30%
■授業評価アンケート実施方法
7月に実施
■研究室・E-mailアドレス
青木:31号館4階青木教授室 [email protected]
中村:31号館3階中村准教授室 [email protected]
松井:31号館4階松井准教授室 [email protected]
小田:31号館4階小田准教授室 [email protected]
■オフィスアワー
青木:火曜5限
中村:木曜4限
松井:水曜5限
小田:金曜3限
- 30 -
科目名:
基礎ゼミ1 <物>
英文名: Synthetic Seminar 1
イノウエ
担当者: 井上
カ イ キ
ク サ カ ベ
ト シ オ
オ オ タ
ノブヨシ
コ ン ド ウ ヤスシ
イシバシ アキヒロ
カサマツ ケンイチ
カ ト ウ
ユキヒロ
開輝・日下部 俊男・太田 信義・近藤 康・石橋 明浩・笠松 健一・加藤 幸弘
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
本科目は、学生諸君が将来どのような仕事に就くことになっても必要となる基礎的な調査・研究、プレゼンテーション・コミュニケーション力を培うために設けられた必
修科目である。物理学コースでは基本的に全教員の半分が担当し、少人数グループに分かれて与えられたテーマもしくは学生諸君が設定したテーマに取り組む。互いに協
力しながら、自主的に調査・研究を行い、結果をまとめ、発表・討論することが求められる。
[不思議だなと思うテーマを科学的な目で調べる](担当:太田)
1回目の授業において、日常不思議だなと思うテーマを各自が選び,科学的な目で調べ発表する。最後にまとめの発表をパワーポイントなどを用いて行い,それをレポート
として提出する。
[宇宙の疑問、考察と議論](担当:石橋)
宇宙や自然現象全般に関する自分自身にとっての素朴な疑問を,物理学の観点から考察してゆく。初めにテーマを選び,参考図書やインターネットをつかって調査し,自
分なりにまとめる。そして他人との議論をとおしてさらに考えを整理,発展させてゆく方法を学ぶ。最期に成果をまとめ発表する。
[科学と社会](担当:井上)
「科学と社会」に関連する課題を選び,①インターネットや図書館を使って関連する資料を調べ,資料の「価値付け」を行う。②その課題について批判的考察を行い,自分
自身で「ポリシー(=主張)」を決める。③ポリシーをサポートする資料を選び出し,それぞれを要約してポリシーとの関連を明確にする。④以上を基に内容をまとめ,発
表し,
質疑応答をする。
与えられた情報をそのまま鵜呑みにせず,
どの程度バイアスがかかっているか見極める批判的な精神を養うと共にメディアリテラシーの向上を目指す。
[10年後の自分](担当:加藤)
実り多い大学生活を送るためには、将来の自分の姿を想像しながら、目標に向かって努力することが必要である。10年~ 20年後の望ましい自分の姿を具体的に想像し、そ
れを実現するために必要な事柄を先人の経験や考えを(書籍を読むことで)学ぶ。そして将来に対する自分なりの考えを自分の言葉で表現し、他人に理解してもらえる発
表力の向上を目指す。
[身近にある放射線](担当:日下部)
私たちの体の中や,地中,建物のコンクリートの中などには,天然の放射性物質が微量ではあるが含まれている。これらの放射性物質からは,数種類の放射線が放出され
ている。市販の製品中にも天然の放射性同位元素を比較的多く含むものも見られるし,あるいは積極的にそこから放たれる放射線を利用した製品もある。そこで,どこに
どのような放射性物質があり,どんな放射線が放たれているのかを,グループ毎,手分けして調査し発表する。また数種の試料について放射線計測の練習も行いたい。
[紙飛行機の物理学](担当:近藤)
紙飛行機の①飛行原理を考え,②実際に製作し,③改良を加え,④飛行原理を再考するというサイクルを通じて,科学的な思考の訓練を行う。
[魅力的な物理教材の開発](担当:笠松)
理科離れが深刻化している中,多くの人達に科学に興味を持ってもらうにはどのような活動が考えられるかを調査,議論し,魅力的な教材の開発につなげる。最終的にレポー
トにまとめて,提出する。
■学習・教育目標および到達目標
基礎的な調査・研究、プレゼンテーション・コミュニケーション力を培い、アカデミックな活動の面白さを体得することがこの授業の目標である。
■授業時間外に必要な学修
学習・教育目標および到達目標の達成にむけて、毎回の授業内容を復習し、理解を確実なものにすること。また、理解できなかった部分を学習・調査し理解を進めること。
詳細は担当教員の指示に従うこと。
■教科書
指定しない
[留意事項] 授業の中で、担当者が適宜指示をする。
■参考文献
指定しない
[留意事項] 授業の中で、担当者が適宜指示をする。
■関連科目
共通教養科目、基礎科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
授業中の発表 40%
課題への取り組み方 30%
レポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃実施します。
■研究室・E-mailアドレス
太田:31号館5階 [email protected]
石橋:31号館3階 [email protected]
井上:31号館5階 [email protected]
加藤:31号館4階 [email protected]
日下部:22号館3階 [email protected]
近藤:31号館4階 [email protected]
笠松:31号館5階 [email protected]
■オフィスアワー
太田:木曜13:10-14:40
石橋:研究室のドアが開いているとき
井上:木曜16:40-18:00
加藤:水曜18:10-19:40
日下部:金曜16:00-18:00
近藤:学習支援室担当時間
笠松:月曜16:30-18:00
- 31 -
科目名:
基礎ゼミ1 <化>
英文名: Synthetic Seminar 1
カ ミ ヤ マ タダシ
担当者: 神山
カシムラ シゲノリ
ク ロ ダ
タカヨシ
ヤマグチ ヨシヒロ
ナ カ グ チ ユズル
スエナガ ユウサク
ワカバヤシ ト モ ナ リ
ヤマギワ
匡・柏村 成史・黒田 孝義・山口 仁宏・中口 讓・末永 勇作・若林 知成・山際
ヨシロウ
サ ガ
ヨシタカ
モリサワ ユウスケ
マツモト コウイチ
ハタナカ
ミ ホ
由朗・佐賀 佳央・森澤 勇介・松本 浩一・畑中 美穂
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
本科目は従来の講義形式とは異なり、学生のオリジナルな発想を重視し、自ら考え、判断し、行動できる人間を育て
ることを目指すものである。化学コースでは全教員が担当し、少人数グループに分かれて、対話しながら、テーマに
取り組んでいく。テーマ選定にあたってはグループ内で充分に相談して決め、テーマは原則として自由に選ぶことが
できる。成果は中間発表会と最終の報告会で発表し、プレゼンテーションの技術も学ぶ。
第1回 導入講義
第2回 個別テーマについて調査研究(1)
第3回 個別テーマについて調査研究(2)
第4回 個別テーマについて調査研究(3)
第5回 個別テーマについて調査研究(4)
第6回 個別テーマについて調査研究(5)
第7回 個別テーマについて調査研究(6)
第8回 中間報告
第9回 個別テーマについて調査研究(7)
第10回 個別テーマについて調査研究(8)
第11回 個別テーマについて調査研究(9)
第12回 個別テーマについて調査研究(10)
第13回 報告会(1)
第14回 報告会(2)
第15回 報告会(3)
■学習・教育目標および到達目標
あるテーマについて自分たちで主体的に行動して調査・研究を行い、その結果をわかりやすく発表できるようになる
ことが目標である。
■授業時間外に必要な学修
指示された関連テーマに取り組むこと
■教科書
適宜紹介する。
■参考文献
適宜紹介する。
■関連科目
化学実験I、1年次開講の専門科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
各グループ内での調査研究に対する貢献度 50%
中間報告書の内容 25%
プレゼンテーションの評価 25%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
各担任に連絡すること。
■オフィスアワー
各担任に連絡すること。
- 32 -
科目名:
基礎ゼミ2 <数>
英文名: Synthetic Seminar 1
ナ ガ オ カ ショウユウ
ア サ イ
ツネノブ
ヤマシタ
ト
モ
キ
ス ズ キ
タ カ オ
担当者: 長岡
昇勇・淺井 恒信・山下 登茂紀・鈴木 貴雄
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
本科目は,大学4年間の学習の導入としての役割をもつ必修科目である。将来どのような仕事に就いても必要とされる
コミュニケーション能力,プレゼンテーション能力の向上に特に注意を払いつつ,基礎的な数学への導入とすること
を目的としている。またレポート作成の訓練を通じて,将来の専門科目におけるレポート,卒業論文執筆のための基
礎力を養う。
具体的には,受講性を均等に班分けし,各々の班は4ないし5週毎に異なる教員によりリレー方式で指導を受ける。各
教員は,原則として数学に関する基礎的な題材を用意し,各学生に担当部分を割り当てる。割り当てられた学生は担
当部分について予習,調査,データ収集などの準備を行ない,講義時間内に発表を行なう。出席者全員で発表された
ないようについて討論を行ない,題材についての理解を深める。また,最後に達成度自己評価を行なう。
テーマと担当者
長岡:数学者列伝
淺井:
山下:テーマ「初等幾何」
内容:中学や高校で習う三角形,四角形,円に関する幾何の問題に取り組み,発表を行う.
鈴木:中学入試または高校入試レベルの問題を題材に,黒板を用いたプレゼンテーションの練習を行う.
■学習・教育目標および到達目標
板書または配布資料などを前もって準備して,課題を的確に発表することを目標とする。
■授業時間外に必要な学修
図書館の専門書籍やインターネットを活用して、課題とその背景について詳細に予習を行なうとともに、講義におい
て円滑な発表を行える準備をする。講義後は行われた発表内容や解説された課題について詳細な復習を行い、講義時
点よりも適切な解説が行えるよう昇華させる。
■教科書
特に指定しない。
■関連科目
微分積分学I,II, 線形代数学I,II, 数学論理, 基礎ゼミ1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
課題の発表 70%
発表に対する質疑等による議論への参加 30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
長岡:31号館4階長岡研究室 [email protected]
淺井:31号館4階淺井准教授室 [email protected]
山下:31号館3階山下准教授室 [email protected]
鈴木:31号館6階鈴木講師室 [email protected]
■オフィスアワー
長岡:火曜5限
淺井:水曜2限
山下:水曜5限
鈴木:火曜5限
- 33 -
科目名:
基礎ゼミ2 <物>
英文名: Synthetic Seminar 1
ドウテラ トモナリ
担当者: 堂寺
ナカハラ
ミ キ オ
チ カ ワ
ミチユキ
ヤ
ノ
ヨ ウ コ
マ ス イ
タカヒコ
マ ツ イ
テ ツ オ
知成・中原 幹夫・千川 道幸・矢野 陽子・増井 孝彦・松居 哲生
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
この授業は基礎ゼミ1の発展として、物理学コースのカリキュラムポリシーのうちの「問題設定と問題解決」能力を養うことを目的とする。基礎ゼミ1同様、
受講者は少人数クラスに分かれ、前半後半それぞれの担当者が設定したテーマに取り組む。また、担当者によっては設定したテーマにこだわらず学生諸君がテー
マを設定することもある。受講する学生諸君に求められることはこうしたテーマに自発的に取り組むことである。学生諸君は講義を受けるのではなく、学生同
士協力して、積極的に自ら、調査・研究を行い、互いに討論して結果をまとめ、発表することになる。受講に当たってはグループ毎に協力し、積極的に調査や
討論・発表に参加することが必要である。また、授業中や授業時間外にノートをきちんと取る習慣を身につけることも大切である。
PCによるプログラミング,情報公開実習(担当:松居)
PC操作、HTML言語、スタイルシート、マルチメディアファイル、ファイル転送、Mathematica、latex、gnuplot、等について概略を理解し、各自のホームペー
ジを作成する。最終回は自分のホームページについて紹介する。
作図で理解する相対性理論(担当:中原)
物理の勉強をするうえで、数学的な概念を図で表し理解することは非常に重要である。ここでは、相対性理論を例にとり、作図でそれを理解することを目標と
する。学生はテキストを事前に勉強して来て、それをまとめてみんなの前で発表する。これにより人前で自分の考えを伝える練習も行う。
科学者とは(担当:堂寺)
ギリシャ時代からはじまって多くの科学者によって物理学が作られてきた。このゼミでは2人組となり担当した物理学者について調査し、台本を作成し、教師
-学生を演じながら発表する。生年-没年、国籍、科学的成果など基本情報を説明するとともに、その科学者の生涯、言葉、エピソードなどを交えて皆に興味が
持てるようなプレゼンテーションを行う。調査力、他者との協調、リーダーシップ、発表力、質問力、コメント力,相互評価などの能力向上を目指す。空き時
間に、副読本として上田正仁の『「考える力」の鍛え方』を読み、「考える力」とは何か、皆で議論する。
表面張力計を作って測る(担当:矢野)
液体の表面張力は、物体を液体中に引き込む力を計測する、毛細管中を上昇する高さを測る、液滴の形状を解析する等、様々な方法によって測ることができる。
ここでは、身近な材料を使って表面張力計を自作し、いろいろな液体の表面張力を測定する。正確な値を得るためにはどのような装置を作ったら良いか、自ら
の試行錯誤によって思考する。結果をまとめて発表する。
基本的な物理量の測定(担当:増井)
温度、質量など物理量の測定の原理を、装置を分解したり、図書館やインターネットを使って調べ、理解する。また、出来るだけ既存の装置に頼らずに物理量
の測定を試みる。最後にそれらをまとめて発表する。
光の物理学或いは身近な物理学事始め(担当:千川)
光が関わる日常の現象や自然界の物理的・数学的法則性について、文理的な観点(物理的及び歴史的)などより調査学習し、発表・ディベートできる能力を身
につける。
■学習・教育目標および到達目標
学生が協力して調査・研究を行う能力や討論し、まとめる能力を養い、考えること、発表すること、そして勉学の面白さを体得することがこの授業の目標である。
■授業時間外に必要な学修
学習・教育目標および到達目標の達成にむけて、毎回の授業内容を復習し、理解を確実なものにすること。また、理解できなかった部分を勉強、調査すること。
詳細は担当教員の指示に従うこと。
■教科書
授業の中で担当者が指示をする。
■参考文献
授業の中で担当者が指示をする。
■関連科目
基礎ゼミ1、卒業研究ゼミナール、卒業研究
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
授業中の発表 40%
課題への取り組み方 30%
レポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
松居:31号館6階 matsui@phys.
中原:31号館3階 nakahara@math.
千川:31号館5階 mchikawa@phys.
堂寺:31号館4階 dotera@phys.
矢野:31号館3階 yano@phys.
増井:31号館5階 tkmasui@phys.
※ . 以降に kindai.ac.jp を追加。
■オフィスアワー
松居:木曜3限。メールは随時。
中原:月曜5限。
堂寺:木曜3限。
矢野:木曜3限。
増井:随時。
千川:木曜3限。
- 34 -
科目名:
基礎ゼミ2 <化>
英文名: Synthetic Seminar 1
ハタナカ
担当者: 畑中
ミ
ホ
カシムラ シゲノリ
ク ロ ダ
タカヨシ
ヤマグチ ヨシヒロ
ナ カ グ チ ユズル
スエナガ ユウサク
ワカバヤシ ト モ ナ リ
ヤマギワ
美穂・柏村 成史・黒田 孝義・山口 仁宏・中口 讓・末永 勇作・若林 知成・山際
ヨシロウ
カ ミ ヤ マ タダシ
サ ガ
ヨシタカ
モリサワ ユウスケ
マツモト コウイチ
由朗・神山 匡・佐賀 佳央・森澤 勇介・松本 浩一
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
第1セメスターで開講される基礎ゼミ1では、少人数グループ毎に主体的にテーマを決定し、研究調査を行い、結果
をプレゼンテーションにまとめて報告する授業を展開している。基礎ゼミ2ではこれをさらに発展させた企画実行型
のプロジェクトラーニング授業として、3~5名の小グループを構成し、基礎的な化学実験を学生自らが主体的に計
画し実行する内容を展開する。具体的には、学生が興味をもった事象を出発点としてグループ討論によって発展させ
た題材を取り上げ、化学コースで入手可能な実験器具や試薬および大学所有の設備と測定装置を使用することによっ
て実験の成果をあげるとともに、さまざまな資源の活用法を学ぶ。また一定の予算内で新規購入によって必要な実験
器具や試薬などの調達を許可することにより自ら能動的に準備する姿勢やコスト意識を自覚できるようにする。実験
については企画段階で教員が実現性および安全性について助言を与える。実験で得られた結果についてはグループ討
議を経てプレゼンテーションにまとめて発表する。
第1回 企画1
第2回 企画2
第3回 企画3(実験計画の具体化:必要な物品、新たに購入する物品、使用する装置など)
第4回 研究計画書の作成(研究目的、必要な試薬、器具、装置、実験に必要な予算、予想される成果を統一した
書式に記入して提出)
第5回 研究計画書の評価(複数教員による査読によって問題点を指摘する)
第6回 実施1(実験実施、データ整理、まとめ、プレゼンの準備)
第7回 実施2(実験実施、データ整理、まとめ、プレゼンの準備)
第8回 実施3(実験実施、データ整理、まとめ、プレゼンの準備)
第9回 実施4(実験実施、データ整理、まとめ、プレゼンの準備)
第10回 実施5(実験実施、データ整理、まとめ、プレゼンの準備)
第11回 実施6(実験実施、データ整理、まとめ、プレゼンの準備)
第12回 成果報告会
第13回 成果報告会
第14回 成果報告会
第15回 研究報告書の作成(実施内容、結果および成果)
■学習・教育目標および到達目標
企画実行型の実験授業を通じて、主体的な計画に基づいて能動的に準備し計画的に遂行し報告する能力を身につける。
■授業時間外に必要な学修
指示された関連テーマに取り組むこと。
■教科書
使用しない
■参考文献
適宜紹介する。
■関連科目
基礎ゼミ1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
各グループ内の調査研究に対する貢献度 50%
プレゼンテーション 50%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
構造物理化学研究室(22号館5階:畑中)[email protected]
■オフィスアワー
月曜3限(畑中)
- 35 -
科目名:
キャリアデザイン
英文名: Career Design
タニグチ トモヒコ
担当者: 谷口
智彦
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
今後の職業人には、自律したキャリアを歩む必要があります。そのためには、自分自身の価値観や仕事の経験、社会での就
労形態などを客観的に見つめ、分析し、自発的なキャリア形成をする力を養っておかなければなりません。また、組織にも
そうした自発的なキャリアを歩む個人を上手にマネジメントすることで、貴重な人材資源を活用する必要があります。
本授業は、そうした考え方を学ぶための理論的な解説や事例の検討などで構成します。
第1回 イントロダクション:キャリアとは何か
第2回 キャリアの理解(1)キャリアの定義とキャリアデザイン
第3回 キャリアの理解(2)働くことの意味とライフサイクル
第4回 キャリアの理解(3)将来設計
第5回 キャリアの理解(4)自分を知ること
第6回 キャリアの理解(5)職種・業界を通じて学ぶ
第7回 キャリアに関する基礎理論(1)概要
第8回 キャリアに関する基礎理論(2)キャリアの段階理論
第9回 キャリアに関する基礎理論(3)キャリアのトランジション理論
第10回 企業とキャリア(1)企業組織から見た人材とキャリア
第11回 企業とキャリア(2)人材のマネジメント
第12回 キャリア上の経験と学習(1)経験学習の定義とアルバイト経験
第13回 キャリア上の経験と学習(2)インターンシップ経験等
第14回 キャリア上の経験と学習(3)社会人キャリア初期の経験等
第15回 まとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
現代の社会経済環境を認識し、自ら自律的にキャリア形成が行える視点、また経営的観点から人材を捉えることで組織のリー
ダーシップをとりうる基本的な知識を習得することを目的とします。
■授業時間外に必要な学修
各講義で指示された課題に取り組むこと。
講義で取り上げた内容について、身近な人にインタビューする等、実際例を把握すること。
講義の内容をノートに取り、重要なポイントについては関心を広げ、新聞、書籍などに目を通し、より理解を深めること。
■教科書
特にありません。
■参考文献
[ISBN]9784569619415『働くひとのためのキャリア・デザイン (PHP新書 187)』(金井壽宏, PHP研究所)
[ISBN]9784532110017『人材マネジメント入門(日経文庫 B76)』(守島 基博, 日本経済新聞社)
[ISBN]9784833419093『「見どころのある部下」支援法 (ワークス人と組織選書)』(谷口智彦, プレジデント社)
[ISBN]9784833491181『「いっしょに働きたくなる人」の育て方 (ワークス人と組織選書)』(見舘 好隆, プレジデント社)
■関連科目
キャリアデザイン2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
授業中の課題等 30%
■授業評価アンケート実施方法
短期大学部実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
21号館7階739研究室
■オフィスアワー
金曜日3限
- 36 -
科目名:
キャリアデザイン
英文名: Career Design
ナカムラ ヒロシゲ
担当者: 中村
弘成
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
キャリアをデザインするためには自分を知ることも必要であるが、人間は社会的生物であるから、社会とどういう交渉を
もち、どういうふうに関連してゆくか知らなければならない。この自分を知り、社会で実践してみるという繰り返しに必要
なスキルを前半で学ぶ。すなわち前半でキャリアをデザインするためのスキルを学び、後半は大学生の身近な体験が「実は」
そのまま実社会での仕事に活かすことができることを示し、学生が自信を持ってキャリアの第一歩を踏み出せるようにグ
ループワークを交え講義を行う。
第1回 キャリアデザインとは何なのか?
第2回 世の中の大きな流れの例を学ぶ≪未来の方向性≫
第3回 自分自身の伸びしろの把握の仕方と伸ばし方≪過去・現在の把握Ⅰ≫
第4回 思い込みの怖さを体感する≪過去・現在の把握Ⅱ≫
第5回 Planned Happenstance理論≪過去・現在から未来への進め方≫
第6回 他人が理解しやすい伝え方≪論理的・具体的な書き方と話し方≫
第7回 相手の言っていることをしっかりきくには?≪効果的な聴き方≫
第8回 他人の行動を促す伝え方≪アサーティヴなコミュニケーション≫
第9回 これまでの復習
第10回 仕事とは何なのかⅠ≪その共通していること≫
第11回 仕事とは何なのかⅡ≪その共通していること≫
第12回 アルバイトと企業の仕事との関連
第13回 サークル・クラブ活動と企業の仕事との関連
第14回 大学での勉強スタイル・ボランティアと企業の仕事との関連
第15回 まとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
キャリアをデザインできることのメリットを理解する。
キャリアデザインに必要なスキルを理解する。
自分の身近なロールモデルや体験を仕事に活かせることを示すことができる。
■授業時間外に必要な学修
授業で学んだことを実生活使ってみること。
授業で指示された課題への取り組み。
■教科書
「ヒューマンスキル問題集シリーズVol.2 仕事に就くときの不安解消 第1歩 問題集」
著者:中村弘成。アマゾンでのみ購入可能。第4回目の授業から使用する。
ISBN978-4-86543-347-0
■参考文献
適宣指示する。
■関連科目
特になし。
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 60%
小テスト 20%
授業中課題 20%
■授業評価アンケート実施方法
経営学部実施規程に準拠しています。
■研究室・E-mailアドレス
講師控室(2号館2階)・[email protected]
■オフィスアワー
当該科目開講時限の前後休憩時間とします。
- 37 -
科目名:
キャリアデザイン
英文名: Career Design
ナ ガ オ
担当者: 長尾
ユ ウ コ
裕子
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
キャリアの選択肢が増えた現代において、自己の価値観・職業意識に応じた働き方・学び方・生き方を自分自身で設
計する力が必要です。
この授業では、①ビジネスプランの作成や企業分析から、企業活動や経営について理解を深めます。②個人ワーク・
グループワークを通して、コミュニケーション力・プレゼンテーション力の向上を図ります。
なお、この授業は就職活動の対策に有用ですが、それだけでなく、社会に出て活躍するために必要な知識・能力を養
成することを主眼としています。講義・ペアワーク・グループディスカッション等を織り交ぜながら進めますので、
積極的に参加してください。
第1回 オリエンテーション/就活とキャリアデザイン
第2回 個人と組織の関係の変化
第3回 組織の理解
第4回 ビジネスプランを考える①
第5回 ビジネスプランを考える②
第6回 企業分析
第7回 社会・経済の動向をキャッチする
第8回 自己分析
第9回 『自己PR』作成
第10回 『学生時代に注力したこと』作成
第11回 『志望動機』『将来のビジョン』作成
第12回 接遇マナーの基本
第13回 面接対策
第14回 グループディスカッション
第15回 授業のまとめと期末レポート提出
■学習・教育目標および到達目標
1.多様化する就業形態・組織形態についての理解
2.企業経営(概要)についての理解
3.コミュニケーション力・プレゼンテーション力の向上
4.就職活動における基本的事項の理解・習得
5.社会で活躍するための能力(前に踏み出す力・考え抜く力・チームワーク等)の向上
■授業時間外に必要な学修
社会の動向に関心を持ち、新聞やビジネス書、ニュース等をチェックする習慣をつける
■教科書
指定しない(適宜プリント配付)
■参考文献
授業内で随時紹介
■関連科目
なし
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
授業内課題の提出 40%
グループワークの実施 20%
期末レポート 40%
■授業評価アンケート実施方法
大学が定める実施要領に基づいて実施します。
■研究室・E-mailアドレス
21号館2階 講師控室
[email protected]
■オフィスアワー
授業終了後、対応します。
- 38 -
科目名:
科学的問題解決法
英文名: Methodology of Scientific Approach to Various Interesting Subject
オ ガ ワ
担当者: 小川
ヨシヒロ
喜弘
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 5セメスター・6セメスター
■授業概要・方法等
地図を作成・保存するだけでなく,空間情報(位置と属性情報)を地図上で管理・利用するシステムとして,地理情報システム(Geographic Information
System,GIS)が,多くの分野で用いられている.本講義では,GISをいろいろなトピックスに応用し,ツールとしてGISを使いながら技術を身につけ,GISの
基本概念を学習する.具体的には,GISソフトウエアであるArcGISの使い方と意思決定のステップを実践しながら,GISを用いて物事を空間的に考え,現実社
会の問題解決や意思決定にいかにGISが有用であるかを学ぶ.
第1回 Chapter 1 Intoduction
第2回 Chapter 2 Map design
第3回 Chapter 3 GIS outputs
第4回 Assignment (1)
第5回 Chapter 4 File geodatabase
第6回 Chapter 5 Spatial data
第7回 Chapter 6 Digitizing
第8回 Chapter 7 Geocoding
第9回 Chapter 8 Geoprocessing
第10回 Assignment (2)
第11回 Chapter 9 Spatial analysis
第12回 Chapter 10 ArcGIS 3D Analyst
第13回 Chapter 11 ArcGIS Spatial Analyst
第14回 Assignment (3)
第15回 Final project
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
この講義を履修することによって,
1)GISの技術を駆使する
2)空間的に考える
3)分類する
4)パターンを認識する
5)空間情報を分析する
6)分かりやすく情報を提供する
能力を習得する.
GISを通して,論理的な考え方を養い,意思決定のスキルを身につける.
■授業時間外に必要な学修
資料を事前に読んで講義に臨むこと.
講義後の課題を実施すること.
■教科書
[ISBN]9781589483460『Understanding GIS: An ArcGIS Project』(Christian Harder, Esri Pr : 2013)
配布資料(Webページ)で講義
■参考文献
[ISBN]9781589483088『Getting to Know ArcGIS for Desktop』(Michael Law, Esri Pr : 2013)
[ISBN]9781589483354『GIS Tutorial 1: For ArcGIS 10.1』(Wilpen L. Gorr, Esri Pr : 2013)
[ISBN]9781589483378『GIS Tutorial 2: Spatial Analysis: For ArcGIS 10.1』(David W. Allen, Esri Pr : 2013)
[ISBN]9781589482074『GIS Tutorial 3: Advanced Workbook』(David W. Allen, Esri Pr : 2010)
[ISBN]9781589482807『Making Spatial Decisions Using GIS』(Kathryn Keranen, Esri Pr : 2011)
[ISBN]9784772241564『図解!ArcGIS10〈Part1〉身近な事例で学ぼう』(吉田 聡, 古今書院 : 2012)
[ISBN]9784772241649『図解!ArcGIS 10〈Part2〉GIS実践に向けてのステップアップ』(川崎 昭如, 古今書院 : 2013)
[ISBN]9784772241502『図解 ArcGIS〈Part3〉ジオデータベース入門』(川崎 昭如, 古今書院 : 2011)
[ISBN]9784772241670『GISと地理空間情報―ArcGIS 10.2とダウンロードデータの活用』(古今書院 : 2014)
■関連科目
情報処理関連の科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
Using and making maps 25%
Working with spatial data 25%
Learning advanced GIS applications 25%
Presentation 25%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規定に準拠して行います.
■研究室・E-mailアドレス
Eキャンパス G館4階 4D [email protected]
■オフィスアワー
火曜日3限,水曜日3限
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科目名:
プレゼンテーション技術
英文名: Presentation Skills
ヒラヤマ
担当者: 平山
ユ ウ コ
裕子
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
「コミュニケーション能力」は、企業が新卒学生採用にあたって重要視されているスキルのひとつです。
そのため、採用試験でも、さまざまなかたちでコミュニケーション力が試されているのが現実です。
特に、コミュニケーション能力の重要な部分である「プレゼンテーション能力」=「第3者に対して、あなたの考え・情報・感情などを正確に効果的に伝達して、
相手の納得を得て、あなたの意図した行動を促すための相互理解を得る」は、最も必要とされています。
これらの能力を身につけておくことは、社会人になってからの「企画・提案」などに限らず、卒業研究での「卒業発表」、研究職における「学会発表」といっ
た機会が多くある理学部の学生には、必要不可欠であるのが現状です。
この授業は、学生が『自ら参加して作り上げていく授業』のため積極的な態度で臨んでください。毎授業内で与えられたテーマでのグループ内での演習・発表、
全体への試行・実践プレゼンテーションを通して、アイディア・コンセプトを「分かりやすく伝える力」、
「信頼関係を築く話し方」、
「説得力のある表現力」、
「場
を巻き込む話の進め方」を学びます。
最終の実践プレゼンテーションではPowerPointを用いての提案プレゼンテーションを実施。相互にフィードバックすることで、プレゼンテーションの準備・実
施方法の修得とプレゼンテーション能力の向上を図ります。
※受講人数により試行・実践プレゼンテーションの日程・時間を変更する場合があります。詳細は、履修人数確定後に授業内で周知します。
第1回 オリエンテーション、プレゼンテーションの定義と種類
第2回 【コミュニケーションの基本】
第3回 わかりやすく伝える① 【考えの整理】
第4回 わかりやすく伝える② 【伝達スキル】
第5回 プレゼンテーションの基本① 【論理的に話す】
第6回 【試行プレゼンテーション】の実施
第7回 プレゼンテーションの基本② 【アウトライン作成】
第8回 PowerPoint活用① 【ビジュアル効果の基本】
第9回 PowerPoint活用② 【図解の基本】
第10回 プレゼンテーションの応用【表現力をつける】
第11回 実践プレゼンテーションの実施① 【実践(提案)プレゼンテーション】
第12回 実践プレゼンテーションの実施② 【実践(提案)プレゼンテーション】
第13回 実践プレゼンテーションの実施③ 【実践(提案)プレゼンテーション】
第14回 実践プレゼンテーションの実施④ 【実践(提案)プレゼンテーション】
第15回 まとめ、振返り
■学習・教育目標および到達目標
・聞き手と相互理解し、聴き手の立場に立った適切な応答が行えるコミュニケーション能力を身につける
・プレゼンテーションの重要性・必要な能力を理解して、聴き手の納得を得ることの出来るプレゼンテーションが実施できるようになる
・視覚的効果に配慮した分かりやすいプレゼンテーション補助資料が作成できるようになる
■授業時間外に必要な学修
・毎回の講義で指示された課題に取り組み準備すること
・授業で学んだ知識を身近なことに応用して理解を深めること
・授業で修得したスキルにPDCAサイクルを取り入れて、異なる場で実践しスキルの改善につなげること
■教科書
適時プリント配布
■関連科目
特になし
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
授業内での演習、ワークシートへの取り組み 30%
試行及び実践プレゼンテーション 50%
期末レポート(プレゼンテーションに関するレポート)20%
■授業評価アンケート実施方法
理工学部実施規定に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
■オフィスアワー
木曜日4時限、5時限
- 40 -
科目名:
情報処理基礎
英文名: Introduction to Computer Exercise
イシバシ アキヒロ
担当者: 石橋
明浩
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
現在はICTの時代といわれ、コンピュータの進歩・インターネット環境や通信技術の発展は非常に目覚しく、多くの企業・職業分野だけではなく、一般家庭
においても利用することが当たり前となっている。このような状況の中で、ICTを活用する能力を習得することの重要性は年々高くなっており、社会に出る前
に習得していることが望ましい。このため本学では、情報リテラシー教育において、コンピュータの基礎知識や情報倫理、アプリケーションやインターネット
の操作方法、またそれらを安全かつ有効に利用する方法や知識を早期に習得し、情報化社会に対応できる能力を養う。
授業内容として、Microsoft Office Word/Excel/Power Pointの基礎的な操作方法に加え、IT知識としてコンピュータの構成要素、社会における利用のされ方な
ど、活用する上で土台となる知識、さらに、情報セキュリティやインターネット/SNSの活用方法やリスクなど、実機による実習を取り入れながら、大学生活
だけでなく社会に出て必要とされる情報活用能力を養成する。
第1回 オリエンテーション/ Windows①/ Web履修登録
第2回 情報倫理①(情報セキュリティの必要性)
第3回 SNS
第4回 Windows②/メール
第5回 Windows③/ Power Point①(概要)
第6回 Power Point②(オブジェクト)
第7回 Power Point③(スライドショー)
第8回 インターネットの仕組み/情報倫理②
第9回 中間試験
第10回 Word①(概要)
第11回 Word②(オブジェクト)
第12回 Excel①(概要)
第13回 Excel②(関数の基礎)
第14回 Excel③(関数の活用)
第15回 Excel④(グラフ)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1.Microsoft Officeアプリケーション(Word/Excel/Power Point)の基本的な操作方法を身に付ける。(ビジネス文章の作成、関数やグラフを使った表作成、ス
ライドによる資料作成レベル)
2.コンピュータの構成などIT基礎知識の習得と、インターネット/SNSのメリットデメリットを理解し、適切な利用方法を身に付ける。
3.情報セキュリティの重要性を理解し、さらには個人情報の取り扱いや著作権等の基本的なルールを身に付ける。
4.KudosKnowledge(eラーニング)を活用し、自らアプリケーション操作に関するスキルアップを図る。
■授業時間外に必要な学修
講義ごとに指示される課題に積極的に取り組むこと。
講義内容を整理し独自のノートや資料を作成すること。
■教科書
[ISBN]9784865101942 『情報リテラシー Windows7.Office2013対応』(FOM出版)
■参考文献
OS及びWord、Excel関係の市販書なら何でも可
■関連科目
数学、物理学等数学的な技法を必要とする基礎科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
中間試験 40%
定期試験 60%
■授業評価アンケート実施方法
具体的な実施方法は後日提示する。
■研究室・E-mailアドレス
iguchi[at]info.kindai.ac.jp
■オフィスアワー
木曜日2時限目
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近畿大学の健康スポーツ教育について
Ⅰ.大学における健康スポーツ教育の目的
大学における健康スポーツ教育の目的は、「自己のライフステージや心身の状態に適した身体運
動やスポーツを生活の中に積極的に取り入れ、人々との交流を通じて、豊かなライフスタイルを形
成できる能力を身につけること」です。
具体的には、一つは健康・体力の回復・維持・増進という「健康への配慮」、一つは余暇の増大、
生活の質の向上、生活意識の変化にともなう文化的な欲求としての「豊かな生きがいの創造」です。
すなわち、生涯にわたる身体運動・スポーツ活動を通じてすべての人々が豊かに生き生きと生き
ることと、自己を表現できることを目的としたものであり、各自がライフステージに対応した自己
開発や自己表現がなされること、そして身体運動・スポーツ活動をすることが自己目的化されるこ
とを教育の目的としています。
そのために、健康スポーツ教育の目標を以下のように焦点づけています。
1.生涯にわたる健康管理や、健康・体力の回復・維持・増進を図るための素養を高める。
2.身体運動・スポーツ活動の中で、「新しい動きの体験」を享受することにより、
運動する喜びとともに共生する喜びを体得する。
3.身体運動・スポーツ活動に関する科学的「知」を動くことによって実感し、探求する。
4.身体運動・スポーツ活動をすることによって得られる集約的な身体の「知」を体得し、
生涯スポーツ活動の素養を養う。
Ⅱ.授業について
本学がおこなう健康スポーツ教育の授業は以下の通りです。
1. 健康とスポーツの科学(講義
2. 心と体の健康(講義
2 単位)半期開講
2 単位)半期開講
※一部の学部のみ開講
※一部の学部のみ開講
3. 生涯スポーツ1(実技・実習 1 単位)前期開講
4. 生涯スポーツ2(実技・実習 1 単位)後期開講
*教職課程を履修する場合、生涯スポーツ1および生涯スポーツ2は必修科目です。
*健康運動実践指導者の称号資格を希望する場合(食品栄養学科・経営学科スポーツマネジメ
ントコース)
、生涯スポーツ1および生涯スポーツ2は必修科目です。
1)健康とスポーツの科学(講義)
開講学部:理工学部・経営学部・短期大学部・総合社会学部・建築学部・国際学部
今日の学生が持つ多様なニーズに応えるための試みとして、「生涯学習」の視点から
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「健康とスポーツの科学」についてさまざまな角度から講義をします。
(1) スポーツ科学の基礎知識
(2) 健康科学の基礎から応用
(3) 健康の自己管理論
※詳細は各学部シラバスを参照
2) 心と体の健康(講義)
開講学部:経済学部・文芸学部
現代人が抱えるさまざまな心身の健康問題を「心」から「体」、
「体」から「心」へ、そして
「心身一如」といった視座から心身の密接で統合的な関係に気づき、総合的な人間の見方につ
いて、実践より見出されたスポーツ科学の視点から講義をします。
(1)健康という心身のあり方の理解
(2)自己理解・他者理解
(3)コミュニケーションの理解
(4)社会のなかで生きているという自分の理解
3)生涯スポーツ1・2(実技・実習)※開講(1~4年)
生涯スポーツ1・2は、体育・スポーツに関する専門的知識と基礎から応用まで運動技術・
技能の習得を目指すものです。具体的には、
(1)プレイ・レジャー・コミュニケーションとしてのスポーツ
(2)健康づくりとしてのスポーツ
(3)身体能力開発としてのスポーツ
と、3つの視点からスポーツのあり方を理解し、実技・実習を行います。尚、生涯スポーツ1
は「基礎的」、生涯スポーツ2は「応用的」な視点で実施し、以下の授業目的、内容をもって
実施します。
授業目的: 生涯スポーツ1および生涯スポーツ2の授業は、実技を中心とした実習科目です。
健康やスポーツに関する専門的知識の獲得のための講義や VTR などの視聴覚教材
を利用して授業を行う以外は、グラウンドや体育館で実施します。両科目ともスポ
ーツ・運動教材を用い、体力・運動能力の向上あるいはその方法、健康の意義とそ
の保持・増進の方法などを習得することを目標としています。
ただし、生涯スポーツ2は、生涯スポーツ1と比較して、より専門的な知識の獲
得や幅広い体力・運動能力の習得を目指しています。
また、生涯スポーツ1・2とも、授業時に2回あるいは3回にわたってフィット
ネスチェックを実施します。フィットネスチェックとは、各自の健康状態に関わる
心身状態(日常生活における心身の健康に関わるチェック、形態・体格)、体力・
運動能力の測定です。フィットネスチェックでの測定結果は、受講生の学習に役立
つよう統計処理を行います。
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授業内容:
生涯スポーツ1および生涯スポーツ2の授業は、一つの時限に複数の担当者が、
それぞれ異なった運動教材で、それぞれが異なった授業展開をします。
スポーツ種目は、配布プリントもしくは近畿大学ホームページを参照してください。
http://www.kindai.ac.jp/campus-life/lesson/lifelong-sport/index.html
授業時間外に必要な学修:授業で与えた健康問題・課題を日常生活の中で取り組み、実践し、
その理解を深めること。
Ⅲ.成績評価について
成績評価は、以下の2つの課題の達成度によって行われます。
身体的課題の達成度(50 点)
身体活動量の確保、技術・技能の獲得、戦術戦略の理解
心理・社会的課題の達成度(50 点)
努力・意欲の度合、コミュニケーションの度合、マナー・礼節の実践
Ⅳ.履修登録についての注意
1. クラス分け(第1回目授業にて)
1)受講生の各種目によるクラス分けは、記念会館において、「生涯スポーツ1」は
4 月の第1回目の授業、
「生涯スポーツ2」は9月の第1回目の授業で行います。
2)受講希望者は記念会館に集合すること。配布資料を参考に各担当教員の説明を聞
き、第1希望から第3希望まで希望するクラスを選択しておきます。
3)各クラスには、円滑な授業運営および安全確保のために定員(20〜40 名)を設
けています。
4)各クラスにおいて希望者が多数の場合は各担当教員が抽選を行います。
2. 受講許可証の発行
1)受講クラス決定後、受講許可証を発行します。
2)受講許可証は大切に保管してください。
3)受講許可証をもとに各自で履修登録(web 登録)を行います。曜日・時限・担当
教員名を確認し、登録ミスがないよう細心の注意を払ってください。
4)受講の許可なく履修登録をした学生の受講は認められません。
3.クラス分けを欠席した場合
1)諸事情で第1回目授業を欠席した学生は、履修相談窓口にて受け付けます。受講
クラスは、定員に達していないクラスでの選択になります。
2)履修相談窓口は、以下の日程で行います。
◎東大阪キャンパス
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(生涯スポーツ1)
期日:4 月 8 日(金)~4 月 14 日(木)ただし、土日祝は除く。
時間:午前 11 時~午後 1 時・午後 1 時~3 時・午後 4 時~6 時
場所:11 号館 1 階
生涯スポーツ担当教員控室
(生涯スポーツ2)
期日:日程は、11 号館 1 階
生涯スポーツ担当教員控室入口に掲示します。
時間:午前 11 時~午後 1 時・午後 1 時~3 時・午後 4 時~6 時
場所:11 号館 1 階
生涯スポーツ担当教員控室
※履修相談窓口にて、受講クラスを決定し、受講許可証受領後、
各自で履修登録(web 登録)を行うこと。
◎奈良キャンパス
(生涯スポーツ1)
期日:4 月 8 日(金)、4 月 12 日(火)および 4 月 15 日(金)
時間:ガイダンス終了後(詳細は掲示板を確認してください)。
(生涯スポーツ2)
期日:9 月 13 日(火)、9 月 16 日(金)および 9 月 20 日(火)
時間:ガイダンス終了後(詳細は掲示板を確認してください)。
※履修相談窓口にて、受講クラスを決定し、受講許可証受領後、
各自で履修登録(web 登録)を行うこと。
3)履修登録を間違えた場合、履修登録期間内に各自、修正してください。
4)決定した受講クラスの変更は、特別な理由がない限り認められません。
5)上記1)~4)の手続きを怠ると、各自が web 登録を行っても「受講許可証」は
発行されないので、受講は認められません。
Ⅴ.実技・実習の履修上の注意
1.実技・実習は、巻末の地図に示されたスポーツ施設において実施します。
2.授業場所は「生涯スポーツ時間割ホームページ」に記載しています。雨天など天候変化、グ
ラウンド状態不良等の理由により、授業場所を変更するときがあります。授業場所変更につ
いては、授業前に、生涯スポーツ担当教員控室(11 号館1階)、記念会館ロビーの掲示板に
掲示されますので、事前に確認をしてください。
3.実技・実習等の服装はトレーニングウエア及び運動靴を使用すること。眼鏡、時計、指輪、
携帯電話など、破損しやすい物は、危険防止の見地からも、授業中できるだけ携帯しないで
ください。万一破損があっても保障することはできません。外傷などの身体的事故について
の注意、万一の場合の処置については「実技・実習上の安全対策」の項を熟読すること。
4.屋内(記念会館、記念会館別館、剣道場、KEEP など)の授業では必ず館内シューズを使用
すること(KEEP で使用する館内シューズは担当教員の指示に従う)。また、グラウンドでは
担当教員が認めた運動靴を使用し、テニスコートではテニスシューズを、人工芝グラウンド
では専用シューズを使用してください。
5.各クラスの更衣場所については、担当教員の指示に従ってください。
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6.授業に関する不明な点は、生涯スポーツ担当教員控室(11 号館1階)に問い合わせてくださ
い。
7.貴重品の管理は、各担当教員の指示に従ってください。
8.実技科目である特性上、欠席日数が4回以上もしくは、それに相応する遅刻等がある場合は
不可とします。
9.再試験は、原則、実施しない。ただし、事情等を勘案し実施する場合、対象となるのは欠席
回数が4回未満の者とします。
Ⅵ.実技・実習上の安全対策
実技・実習における安全管理は、日常生活の自己管理からです。自己管理されたリズムある
日常生活は、最優先されるべき実技・実習上の安全対策です。
しかし、実技・実習中には、避けることのできない不可効力的な事故も発生します。多くの
ケースは、もう少し注意しておけば、あるいはもう少し準備・配慮しておけばといったことが
しばしば見受けられます。不摂生な生活、睡眠不足などによる注意不足・散漫などが起因であ
る場合が多いです。事故は、自分だけでなく他の受講生に対しても多大な迷惑をかけることに
なります。
日常生活の中での自己管理も踏まえ、実技・実習の際に以下の事に注意してください。
1.自己管理について
1)暴飲、暴食をしない
2)十分な睡眠を取る
3)朝食を摂る
4)規則正しい生活を送る
2.服装について
1)トレーニングウエアを着用すること
2) 指定された靴を使用すること
3) 時計、指輪等の装飾品を身に付けないこと
4) 爪は切っておくこと
5) 長い髪は束ねること
3.用具について
1)使用用具の取り扱いは、担当教員の指示に従うこと
2)各種目の用具の特殊性を熟知し、慎重に取り扱うこと
4.活動中について
1)担当教員の指導上の注意、助言を厳守すること
2)各種目のルール、マナーを厳守すること
3)感情的にならないこと
4)心身の不調をきたした場合、すぐに担当教員に申し出ること
5.事故の処置について
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実技・実習中に万一外傷、その他授業が継続できないような事故が発生した場合、
以下のような要領で処置をします。
1)事故発生時
担当教員に申し出て指示を受けること。原則として次のように処置をしま
す。大学保健管理センター(11 月ホール 3 階)または、農学部医務室で処置
を受ける。
2)学外の医療機関で治療した場合
学生部学生生活課に届け出ること。その際、大学で扱う医療費給付制度な
どを確認すること。
参考:近畿大学学園学生健保共済会ホームページ(http://www.kindai-wellness.jp/)
近畿大学学園学生健保共済会発行「WELLNESS ガイドブック」
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科目名:
生涯スポーツ1
英文名: Lifelong Sports 1
担当者: 詳細はホームページを参照してください
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
運動教材2種目を用いて授業が展開されます。
運動教材については、開講の曜日・時限により異なりますので、初回の授業時に確認してください。
第1回目の授業は記念会館へ集合し、配布する資料を参考に受講クラス(種目・担当者)を決定します。
安全な授業の展開のために、各クラスには定員があります。定員を超えて受講希望があった場合には第2、第3希望のクラスへ回ることがあります。
生涯スポーツ1の受講希望者は必ず出席し、「受講許可書」を得てから履修登録を行なってください。*「受講許可書」がなければ履修できません。
授業計画は各担当者が作成し、「生涯スポーツ時間割ホームページ」(http://www.kindai.ac.jp/gakusei/gym/)に明示しています。ただし、第2回~第4回
目の授業は全クラス共通でフィットネス・チェックを実施します。測定項目は、形態測定・安静時心拍数・血圧・筋力・筋持久力・柔軟性・敏捷性・全身持久
力などです。
一般的な授業計画は以下に記します。
第1回 ガイダンス、クラス選択および受講許可証の発行/健康・体力テスト(アンケート)の記入
第2回 フィットネス・チェック
第3回 フィットネス・チェック
第4回 フィットネス・チェック
第5回 第1運動教材(種目)の基礎的運動技能・技術の習得
第6回 第1運動教材(種目)の基礎的トレーニング法の理解
第7回 第1運動教材(種目)のルールと審判法の習得
第8回 第1運動教材(種目)の基礎的戦術・戦略の理解と立案
第9回 第1運動教材(種目)の理解度確認と実技テスト
第10回 第2運動教材(種目)の基礎的運動技能・技術の習得
第11回 第2運動教材(種目)の基礎的トレーニング法の理解
第12回 第2運動教材(種目)のルールと審判法の習得
第13回 第2運動教材(種目)の基礎的戦術・戦略の理解と立案
第14回 第2運動教材(種目)の理解度確認と実技テスト
第15回 まとめ
■学習・教育目標および到達目標
健康の維持・増進、体力・運動能力の向上とその意義についての科学的理論を理解し、各種スポーツの基本的運動技術・技能・ルールを学ぶことによって、
自らすすんで運動・スポーツを楽しむことのできる態度を養い、生涯にわたり健康的な生活を営む能力の獲得を目指します。
生涯スポーツ1の学習内容は、生涯スポーツ2と比較し、より基礎的・一般的なものを扱います。
■授業時間外に必要な学修
選択したスポーツ種目のルールを復習する。
担当教員から指示された課題に取り組む。
平常より、十分な栄養摂取と休養・睡眠を心がける。
■教科書
必要に応じて担当教員が授業中に指示します。
■参考文献
必要に応じて担当教員が授業中に指示します。
■関連科目
「健康とスポーツの科学」
「心と体の健康」
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
身体的課題の達成度(身体活動量の確保、技術・技能の習得、戦術・戦略の理解と応用 )50%
心理的・社会的課題の達成度(努力・意欲の程度、コミュニケーションの度合、マナー ・礼節の実践)50%
■授業評価アンケート実施方法
学部の実施規定に準拠して行ないます。
■研究室・E-mailアドレス
問い合わせは11号館1階「生涯スポーツ担当教員控室」まで。
([email protected])
■オフィスアワー
担当教員により異なるので、問い合わせること。
- 48 -
科目名:
生涯スポーツ2
英文名: Lifelong Sports 2
担当者: 詳細はホームページを参照してください
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
次に示す運動教材のうち1種目を用いて授業が展開されます。
運動教材は、開講の曜日・時限により異なりますので、初回の授業で確認してください。
生涯スポーツ2は9月第1回目の授業時に記念会館へ集合し、配布資料を参考に受講クラス(種目・担当者)を決定します。
安全な授業展開のために、各クラスには定員があります。定員を超えて受講希望があった場合には第2希望、第3希望のクラスへ回ることがあります。
生涯スポーツ2の受講希望者は必ず出席し、受講許可書を得てから履修登録を行なってください。*受講許可書がなければ履修不可です。
授業計画は各担当者が作成し、
「生涯スポーツ時間割シラバス」に明示しています。ただし、第2回目・第3回目の授業は全クラス共通でフィットネス・チェッ
クを実施します。測定項目は、形態測定・安静時心拍数・血圧・筋力・筋持久力・柔軟性・敏捷性・全身持久力などです。
一般的な授業計画は以下に記します
第1回 ガイダンスおよびクラス選択、受講許可証の発行/健康・体力テスト(アンケート)の記入
第2回 フィットネス・チェック
第3回 フィットネス・チェック
第4回 フィットネス・チェックの評価とそれに基づく運動プログラムの考察
第5回 運動教材(種目)の特性とその健康・体力へ期待される効果
第6回 運動教材(種目)の特性と心理社会的効果
第7回 生涯にわたる運動・スポーツの実践と健康寿命の延伸
第8回 生涯にわたる運動・スポーツへの参加とQOL
第9回 運動教材(種目)の専門的運動技能・技術の習得
第10回 運動教材(種目)の専門的トレーニング法の理解
第11回 運動教材(種目)のルールと審判法の習得
第12回 運動教材(種目)の競技戦術・戦略の理解と立案
第13回 一流競技選手の体力・運動技能・戦術の観察(VTR等使用)
第14回 運動・スポーツに発生しがちに事故・障害と救急法
第15回 まとめ
■学習・教育目標および到達目標
健康の維持・増進、体力・運動能力の向上とその意義についての科学的理論をより深く理解し、各種スポーツの専門的運動技術・技能・ルールを学ぶことによっ
て、自らすすんで運動・スポーツを楽しむことのできる態度を養い、生涯にわたり健康的な生活を営む能力の獲得を目指します。
生涯スポーツ2の学習内容は、生涯スポーツ1と比較し、より専門的なものを扱います。
■授業時間外に必要な学修
選択したスポーツ種目のルールを復習する。
担当教員の指示する課題に取り組む。
平常より、十分な栄養摂取と休養・睡眠を心がける。
■教科書
必要に応じて担当教員が授業中に指示します。
■参考文献
必要に応じて担当教員が授業中に指示します。
■関連科目
「健康とスポーツの科学」
「心と体の健康」
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
身体的課題の達成度(身体活動量の確保、技術・技能の習得、戦術・戦略の理解と応用)50%
心理的・社会的課題の達成度(努力・意欲の程度、コミュニケーションの度合、マナー ・礼節の実践)50%
■授業評価アンケート実施方法
学部の実施規定に準拠して行ないます。
■研究室・E-mailアドレス
問い合わせは「11号館1階生涯スポーツ担当教員控室」([email protected])まで。
■オフィスアワー
担当教員により異なるので、各教員に問い合わせること。
- 49 -
科目名:
健康とスポーツの科学
英文名: Health and Sports Sciences
クリヤマ
担当者: 栗山
ア キ ヨ
晶代
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
現代社会において、スポーツや身体活動を行うことは、健康を維持・増進する上で欠かせないものとなっている。本
講義では、スポーツや身体活動を通してよりよい生活を送るための基礎知識を身につけ、それらを実践できることを
目的とする。
第1回 ガイダンス:スポーツの持つ意味と、運動の必要性
第2回 体力とは何か:体力の分類・新体力テスト
第3回 日本の疾病構造:日本の社会の現状と疾病構造の変化
第4回 運動能力を左右する筋肉①:筋肉の分類と構造
第5回 運動能力を左右する筋肉②:筋線維のタイプ・筋線維の割合とスポーツ
第6回 体を動かすエネルギー:エネルギー供給機構・運動とエネルギー源
第7回 有酸素能力とその評価:最大酸素摂取量、無酸素性作業閾値
第8回 運動の意思を伝える神経:神経細胞の構造・運動が起こるまで
第9回 運動と呼吸:呼吸器系の働きと変化
第10回 運動と循環:循環器系の働きと変化
第11回 人間の身体と動き①:骨格・筋・関節
第12回 人間の身体と動き②:筋収縮の様式
第13回 トレーニング論:原理・原則
第14回 様々なトレーニング方法:様々な体力要素を高めるトレーニング
第15回 運動処方:強度の設定と運動処方の流れ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
運動することによって引き起こされる身体の変化を理解し、個々人の目的にあったスポーツや身体活動を選び、実践
していく能力を身につける
■授業時間外に必要な学修
日頃から様々なスポーツや運動の話題について、興味を持つようにする
■教科書
特に指定しない、適時プリント配布
■参考文献
[ISBN]9784469267006『健康・スポーツ科学入門』(出村慎一, 大修館書店)
■関連科目
生涯スポーツ1.2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 80%
レポート 10%
小テスト 10%
■授業評価アンケート実施方法
学部の実施規定に準拠して行います
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
■オフィスアワー
水曜4限
- 50 -
科目名:
食生活と健康
英文名: Diet and Health
アキヤマ
担当者: 秋山
カ
ヨ
香代
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
食は我々の生命を維持するために必要不可欠である。しかし現代は様々な食品が豊富に流通し、食生活も多様化した
ため、過剰摂取や摂取不足が生じやすくなった。間違った栄養摂取が続くと健康を害することもあるため、栄養の基
本的概念を理解した上で、正しい食生活をおくる必要がある。本講義では、さまざまな栄養素に関する基礎知識をつ
けるとともに、人間がよりよい食生活を行ない、健康を維持増進するためには、どうするべきかを総合的に考える。
第1回 ガイダンス、栄養とは
第2回 炭水化物
第3回 脂質
第4回 たんぱく質
第5回 エネルギー代謝
第6回 ビタミン
第7回 ミネラル
第8回 食生活を見直そう
第9回 ライフステージと栄養(1)高齢者の栄養
第10回 ライフステージと栄養(2)妊婦、授乳婦、子どもの栄養
第11回 食品の選び方、食品の表示制度
第12回 生活習慣病の予防と食生活(1)
第13回 生活習慣病の予防と食生活(2)
第14回 生活習慣病の予防と食生活(3)
第15回 まとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
(1)主要な栄養素の機能について理解する。
(2)ヒトの健康を保つ上で適した栄養の摂取方法とその食生活を理解する。
■授業時間外に必要な学修
講義内の内容について、配布プリントを利用して復習する。
講義内で配布した資料を読んで内容を理解しておく。
講義内で指示される食生活の記録等の課題を行う。
学んだことを実践に移し、食生活を中心に生活習慣を正す。
■教科書
【留意事項】適宜プリントを配布する。
■参考文献
【留意事項】講義の中で紹介する。
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期テスト 70%
授業中小テスト 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
21号館2階 講師控室
- 51 -
英語科目について
(平成 25・26・27・28 年入学生用)
- 55 -
韓国語より
1つを選択
中国語
ドイツ語
フランス語
入学時プレイスメン
トテスト
1年次
総合1
総合2
英語演習1再
オーラルイングリッシュ1再
オーラルイングリッシュ1(必)
オーラルイングリッシュ2(必)
1年次
英語演習1(必)
英語演習2(必)
⇒
①履修条件:総合1または2
を修得済みの者。
②2年次の時間割には、総合
1・2を設けない。
第2外国語科目履修の流れ
2年次
総合3
総合4
英語演習2再
TOEIC1再
オーラルイングリッシュ2再
オーラルイングリッシュ3再
アカデミックリーディング2
オレンジ群2単位のうち1単
位選択必修
アカデミックリーディング1
プレイスメントテスト オーラルイングリッシュ3(選必)
により習熟度別クラス オーラルイングリッシュ4(選必)
2年次
TOEIC 1(必)
TOEIC 2(必)
英語科目履修の流れ
⇒
プレイスメントテスト
により習熟度別クラ
ス
3年次
3年次
総合1
総合2
TOEIC2再
オーラルイングリッシュ4再
ブルー群4単位のうち
1単位選択必修
ライティング1(選必)
ライティング2(選必)
科学技術英語 1(選必)
科学技術英語 2(選必)
近畿大学外国語教育の目的と共通基本目標
―外国語教育マニフェスト―
前
文
近畿大学の教養教育の目的は、幅広い知識と深い洞察力を培い、豊かな人間関係と確かな主体
性を確立することにある。この教養教育の目的に基いて掲げられた計6項目の目標のうち、特に
外国語教育と密接に関係するものとして、2.日本文化と外国文化の理解を通じ、国際感覚を高
め、相互の個性を尊重し、信頼し合う精神を養う、5.国際社会に対応できる英語をはじめとす
る外国語によるコミュニケーション能力を養う、の2項目がある。この2項目に立脚して、近畿
大学の外国語教育の目的を次のように掲げる。
目
的
近畿大学の外国語教育は、国際社会に対応できる英語をはじめとする外国語によるコミュニケ
ーション能力を養うとともに、日本文化と外国文化の理解を通じ、国際感覚を高め、相互の個性
を尊重し、信頼し合う精神を養うことを目的とする。
共通目標
上記の目的を達成するために英語と第二外国語それぞれの全学共通の基本目標をおく。
- 56 -
英語履修案内
英語教育の共通基本目標
From
To
中学・高校を通じて6年間英語の語彙や
文法を一通り学習し、英文もある程度は
読めるけれど、聞いたり話したりは自信
がない。卒業後、社会に出たときに役立
①
実社会、特に産業界で役に立つ英語
コミュニケーション力が身につく。

②
社会力(教養)の一部となる英語力
が身につく。
つかどうか分からない。

“FromTo”を実現する手段としての「近畿大学の英語教育」
―
専門教育と教養をリンクさせる実践的な英語教育
―
共通基本目標
1. 国際社会の共通言語としての英語をコミュニケーションの道具として使いこなすために、バランスの
とれた4技能の能力を養成する。
2. 自分の意見を英語で書いたり、発表したり、人とディスカッションしたりする積極的な態度を養成す
る。
3. 自分の考えを持って課題に取り組み、英語で発表したり、異なる文化をもつ人々とインタラクション
したりできる能力を養成する。
4.自己評価に基づいて目標を設定し、確実に目標を達成する自律力を養成する。
具体的方策
上記の目標を達成するために以下の具体的方策を実施する。
1. 基幹科目:プレイスメントテストによる比較的少人数(15 人~30 人)の習熟度別クラスを編成する。
習熟度に応じて基礎から応用まで、実践的でわかりやすい授業を展開する。
2. 発展科目:学生のニーズに合わせた科目を開講する。基幹科目で養った英語力及び教養、異文化理解
力、アカデミックリテラシーなどをさらに深める。
3. 1年生全員にネイティブ教員によるオーラルコミュニケーションの授業を提供する。間違いを恐れず、
積極的に英語で話し、発表できる態度を養成する。
4. コンテンツを重視した教材を使用する。一般的な教養から専門の導入的話題について、学生同士が考
え、話し合い、発表するやり甲斐のある活動を多く提供する。
5. フレームワーク(近畿大学英語能力指標〈5レベル〉)を共通基盤とし、学生の自己評価による目標レ
ベルを設定する。少なくとも 2 レベルアップを達成できるような教員による学生支援をする。
6. 授業外活動の充実による学生の自律性を養成する。英語村(e-cube)や語学センターなどの利用を促進
する。多読用図書を整備し、学生の利用を促進する。
- 57 -
- 58 -
Speaking
Listening
常的な短い会話なら、内容をほ
ぼ理解することができる。
(A2) 事問題、自分の専門分野に関連
身近な話題について、明瞭で短
い会話なら、要点を理解するこ
解することができる。(B1
単なものであれば、要点を理
りか使い分けることができる。
★テーマの難易度に応じた準備
と状況に応じた表現やそれに対
する応答を相手が聞き取りやす
い発音で話すことができる。
★テーマの難易度に応じた準備
時間(期間)が与えられれば、
自分について、また身近な日常
の事柄について 1 分程度話すこ
とができる。(B1 改)
まり文句(社交的なやりとりな
ど)を自然に口にすることがで
きる。(A1 改)
★テーマの難易度に応じた準備
時間(期間)が与えられれば、
自分について、また家族、周囲
の人々、居住条件、学校生活に
ついて簡単な言葉で 30 秒程度
時間(期間)が与えられれば、
表現を丁寧度によって、いく通
出、謝罪など)と状況に応じた
★機能(要求、提案、注文、申
できる。(B1)
解し、即座に適切な短い応答が
★機能(依頼、許可、感謝など) ★相手の発言の目的や機能を理
れば、個人的な話題や時事問
準備時間(期間)が与えられ
★テーマの難易度に応じた
とができる。(B2 改)
会話や議論を継続させるこ
★状況に応じて、質問をし、
ができる。(B2 改)
を理解し、即座に適切な応答
★相手の発言の目的や機能
理解することができる。
(B1 改) 改)
した内容などについて、要点を
★よく使われる日常的表現と決
とができる。
することができる。(B2 改)
★明瞭な発音で 50 語程度の長
身近な話題について、明瞭で日
★相手やその家族のことなど、
★テレビドラマや映画も簡
野などについて、要点を理解
とができる。(B1 改)
★相手やその家族のことなど、
(A1,A2)
さであれば、個人的な話題や時
題や時事問題、自分の専門分
示 を 理 解 す る こ と が で き る 。 を聞き取ることができる。
(A2) であっても、要点を理解するこ
★明瞭な発音で 100 語程度
550 +
B1 / B2
K-1
の長さであれば、個人的な話
メッセージやアナウンスの要点
あれば、短い、簡単な質問や指
★明瞭な発音であれば、やや長
450 +
B1
K-2
い会話、スピーチ、アナウンス
★明瞭な発音による短い簡単な
350 +
350 <
★ゆっくりとした明瞭な発音で
A2 / B1
A1 / A2
CEF レベル
TOEIC
K-3
K-4
Kindai レベル
Can-Do Framework
3
を見ながら話すことができ
話題について、5 分以上メモ
議論も含めて、さまざまな
れれば、自分の専門分野の
準備時間(期間)が与えら
★テーマの難易度に応じた
ができる。
ほとんどの場合自然な応答
★日常的な会話であれば、
改)
解することができる。(B2
あれば、内容をある程度理
ュースなども簡単なもので
★テレビドラマや映画、ニ
ことができる。(B2 改)
野の講義の要点を理解する
★教養科目や自分の専門分
改)
解することができる。(B2
アナウンスなどの内容を理
★長めの会話やスピーチ、
650 +
B2
K-Global
- 59 -
Writing
Reading
語程度)の文章を書くことがで
きる。(B1 改)
★関心のある話題や経験などに
ついて、辞書を使って 50 語程度
のパラグラフを構成を意識しな
改)
★身近で個人的に関心のある話
題について、つながりのある 3
★文章の種類(因果関係、比較
ついて、1~3 パラグラフ(100
を書くことができる。(A2 改)
などを書くことができる。(A2
★辞書を使えば、身近な話題に
ることができる。
(注1)
の多読用素材を理解す
★辞書を使わずに、与えられ
を書くことができる。(B2 改)
について、300 語以上の文章
ある分野のさまざまな話題
★辞書を使えば、興味関心の
を理解することができる。
4
★辞書を使わずに、与えら
(B2 改)
文章を書くことができる。
なスタイルの 500 語以上の
★辞書を使えば、さまざま
る。
素材を理解することができ
レベル 5(注1)以上の多読用
★辞書をほとんど使わずに
レベル 4(注1)の多読用素材
★辞書をほとんど使わずにレベ
ル3
ることができる。
★辞書をほとんど使わずに
とができる。
ードで読み、概要を理解す
理解することができる。
ードで読み、概要を理解するこ
1分間に 180 語以上のスピ
上のスピードで読み、概要を
ることができる。(B2 改)
を、1 分間に 100 語以上のスピ
★礼状やあいさつなどの手紙文
ることができる。
★短いメモやメッセージ、礼状
することができる。
(注1)
多読用素材を理解
ル 2(注1)の多読用素材を理解す
★辞書をほとんど使わずにレベ
ル 1 の
★教科書の文章や、専門分野に
★辞書をほとんど使わずにレベ
を理解することができる。
★教科書の文章や、専門分野
どの内容をある程度理解す
野に関連した文章などを、
る。(B1 改)
理解することができる。
語以上のスピードで読み、概要
とができる。(B2 改)
や記事、専門分野の文献な
章などを、1分間に 130 語以
のほとんど理解することができ
以上のスピードで読み、概要を
★テキストの文章を1分間に 60
章などの要点を理解するこ
ブ向けに書かれたエッセイ
関連した比較的簡単な文章など
た専門分野に関連した文章など
★教科書の文章を 1 分間に 80 語
ることができる。(A2)
よび、専門分野に関連した文
★辞書を使えば、ネィテイ
★教科書の文章や、専門分
者用に書かれた文章、記事、ま
を理解することができる。(A2)
スケジュール表など)を理解す
★辞書を使えば、時事問題お
で話すことができる。
意見の根拠を簡潔に 1 分程度
明することができる。
の意見の根拠を 1 分以上説
★準備をしなくても、自分
る。(B2 改)
に関連した比較的簡単な文
★辞書を使えば、大学英語学習
★一般的な文体で書かれた英文
改)
とができる。(B1 改)
★ごく短い簡単な英文(メモ、
ら話すことができる。(B2
ど)について、1 分以上話すこ
★準備をしなくても、自分の
いて、3 分以上メモを見なが
映画のあらすじ、感想・考えな
きる。(A2 改)
題、自分の専門分野などにつ
個人的に関心がある話題(本や
(または数文で)話すことがで
- 60 -
効果的に使用することができ
きる。
理解することができる。
★1000 語レベルの語彙をほぼ
を効果的に使用すること
をほぼ理解できる。
(注 3)
★アカデミック語彙(570 語)
る程度理解できる。
彙を理解し、その派生語もあ
理解できる。
の語
★2000 語レベル
★2000 語レベルの語彙をほぼ
(注2)
できる。
を効果的に使用することが
る。
効果的に使用することができ
理解できる。
5
彙とその派生語をある程度
★3000 語レベル(注2)の語
★1500 語レベルの語彙(注2) ることができる。
3)を効果的に使用す
★1000 語レベル(注2)の語彙を
語)(注
★アカデミック語彙(570
ができる。
2)
できる。
りを指摘し修正することが
他の学生の文章の文法的誤
★文法知識を活用し、自分や
★2000 語レベルの語彙 (注
運用ができる。
目を適切に活用して英語の
おいて、さまざまな文法項
★多様なアクティビティに
きる。
★トピックセンテンスやサポー
することができる。
まな文法項目を適切に活用
ィビティにおいてもさまざ
すことを主眼としたアクテ
★より多く書く、あるいは話
くことができる。
分で 200 語以上の文章を書
間で 150 語程度の文章を書
くことができる。
れたトピックについて、30
たトピックについて、30 分
(注1) レベル X は Graded Readers のレベルをさす。(*1) Level X means the level of Graded Readers.
理解することができる。
★1500 語レベルの語彙をほぼ
使用することができる。
る。
★500 語レベル
文・複文を正しく使うことがで
の語彙を
や語彙を意識して使うことがで
の語彙を
ことができる。
because, when などを用いた重
★500 語レベル
ティングセンテンスに用いる文
ラフをつなぐ表現を適切に使う
★ 単 文 や 、 接 続 詞 and, but,
(注2)
を適切に活用することができ
★文と文、パラグラフとパラグ
つことができる。
(注2)
ィにおいても基本的な文法知識
識を活用することができる。
切に活用しようとする意識を持
る。
ことを主眼としたアクティビテ
ビティにおいて基本的な文法知
ビティにおいて、文法知識を適
Grammar
★より多く書く、あるいは話す
くことができる。
対照、列挙など)を意識して書
★正確さを求められるアクティ
★正確さを求められるアクティ
がら書くことができる。
Vocabulary+
って書くことができる。
★自分の情報を一定の書式に従
って書くことができる。
~5 文程度の文章を、辞書を使
- 61 -
HW< 500
HW< 1000
K-3
K-2
HW< 2300
K-1
HW> 2300
K-Global
ものです。
6
ヨーロッパにおける外国語教育の向上のために、第二言語の使用、教育方針や学習者の達成度など、共通の理解を持つ目的で開発された
CEF とは、Common European Framework of Reference for Languages のことで、欧州評議会が 2001 年に公開した枠組みです。
(注3)アカデミックの語彙とは Academic Word List の語彙をさす。 (*3) Academic words come from the Academic Word List.
(*2) The word level means the level of word family.
HW< 1400
(注2)語レベルは、別途配布の語彙リスト参照。
Headwords
K-4
レベルと Headwords(HW)対応表
英語科目一覧
配当
科
目
名
英語演習 1
英語演習 2
オーラルイングリッシュ 1
オーラルイングリッシュ 2
TOEIC 1
TOEIC 2
オーラルイングリッシュ 3
オーラルイングリッシュ 4
アカデミックリーディング 1
アカデミックリーディング 2
ライティング 1
ライティング 2
科学技術英語 1
科学技術英語 2
学年 単位
1
1
1
1
2
2
2-4
2-4
2-4
2-4
3-4
3-4
3-4
3-4
2
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
開講
前
後
前
後
前
後
前
後
前
後
前
後
前
後
備
考
必修科目
必修科目
必修科目
1 単位選択必修
選択科目
1 単位選択必修
*2 単位は同一教員週 2 回担当科目、1 単位は週 1 回の科目
英語科目概要
英語演習 1・2(1 年前期・後期科目)
「近大 Can-Do 枠組み」に基づいて、基礎的な総合的英語能力を養う。リスニングや音読、パラグラフ・リ
ーディングを徹底し、受信型スキルを養う。多読教材等を通して基本的な語彙・文法の定着を図り、速読能
力の基礎を養う。また、日本語や英語で意見交換をする、文章にまとめる、発表するなどの活動を通して、
発信型スキルを養う。
オーラルイングリッシュ 1・2(1 年前期・後期科目)
「近大 Can-Do 枠組み」に基づいて、リスニング・スピーキングの基礎力を養う。会話練習・ロールプレイ
等を通して、さまざまな生活の場面で用いられることばの機能と表現形式を学び、日常会話に必要な基礎的
語彙・表現を身につける。また、身近な話題について口頭で簡潔に説明できるようにする。受講生は e-cube
での活動にも参加する。
7
- 62 -
TOEIC 1・2(2 年前期・後期科目)
TOEIC30 点アップをめざした効果的な演習を行う。TOEIC に必要な語彙を強化し、文法事項を再確認すると
ともに、応答問題や会話問題の聞き取り練習を重点的に行い、リスニング能力を養成する。
オーラルイングリッシュ 3・4(2 年前期・後期科目)
『オーラルイングリッシュ 1・2』で学んだ内容をさらに深め、「近大 Can-Do 枠組み」に基づいて、リス
ニング力・スピーキング力のさらなる向上を図る。理工分野や時事の話題等について、自分の考えや感想を
発表したり、ディスカッションを行うことによって、プレゼンテーション能力を養う。さらに、社会に出て
役に立つコミュニケーションスキルを身につける。
アカデミックリーディング 1・2(2 年前期・後期科目)
1 年次に養った総合的英語力に基づき、英語で書かれた理工系のテキスト、著書を読み解くための精読型
の英語力の養成をめざす。
ライティング 1・2(3 年前期・後期科目)
「近大 Can-Do 枠組み」に基づき、英文を書くことを通して、これまでに学んできた文法知識を整理する。
読解・語彙力養成にも重点を置き、基本的な英文の構造の理解から始めて、自分の考え・さまざまなメッセ
-ジを正しく伝えるための英文を書くことを学ぶ。パラグラフ・ライティングの力、文章構成力をつける授
業を通して、卒業研究につながる作文力(英語・日本語)を基礎から学ぶ。
科学技術英語 1・2(3 年前期・後期科目)
海外で理工学の教育を受ける、もしくは実務に携わる際に必要とされる、理工学に関する語彙・表現に照
準を合わせ、理工学系の英語全般に亘る基礎的な学習を行い、演習・小テストなどをおり込みながら技術者
としての英語コミュニケーション能力の向上を目指す。理工学系の英語のテクニカルな意味を理解し、十分
に使いこなせる力を養う。また、英文による公式手紙の書き方も学習し、実際に使える英語力の向上を目指
す。
8
- 63 -
<TOEIC 等の得点による在学生の単位認定基準>
TOEIC 等の得点
TOEIC 得点
TOEFL PBT 得点
(かっこ内は iBT)
実用英語技能検定試験
認定される科目
600 以上
505(63) 以上
準1級
TOEIC 1・2
*1 単位の認定を受けるためには所定の申請期間内にスコア原本・学生証を持参のうえ理工学部事務部に申請しな
くてはならない。申請期間は、前後期の定期試験期間中。
(取得後、1年以内のスコアに限る)
*2 テスト等で単位認定を受けたあと、同一科目の授業を受講して単位を取得することはできない。
*3 入学前1年以内に取得したスコアについても準用する。
9
- 64 -
外 国 語 科 目
英 語
(平成 25・26・27・28 年入学生用)
科目名の横に < > 書きで表記されているのはコース名です。
表記がない場合は、コース共通のシラバスです。
< 数 >・・・数学コース
< 物 >・・・物理学コース
< 化 >・・・化学コース
授
業
計
画
科目名:
英語演習1
英文名: English 1
ミヤモト
担当者: 宮本
ミ ネ コ
ハ ル コ
ササヒラ
ケ イ コ
マツモト ショウコ
カワバタ ジュンジ
ナカニシ リョウタ
ツ
ダ
カ オ リ
ヤナギモト
マ
ミ
ハヤシ
晴子・笹平 桂子・松本 承子・川端 淳司・中西 亮太・津田 香織・柳本 麻美・林
峰子
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
近畿大学および本学理工・建築学部に特化したテキストを用いて、基礎的な総合的英語能力を養う。リスニングや音読、パラグラフ・リーディングを徹底し、
受信型スキルを習得する。同時に、各ユニットのテーマに沿ったライティングやダイアローグおよびプレゼンテーション等のさまざまなタスクを通して、発信
型スキルも養成する。テキストは両スキルを有機的に結びつけて伸長できるよう構成されており、この枠組みに基づいた授業が展開される。
第1回 イントロダクション
第2回 Unit 1 Welcome to kindai University
第3回 Unit 1 Welcome to kindai University
第4回 Unit 1 Welcome to kindai University
第5回 Unit 2 kindai University & Research
第6回 Unit 2 kindai University & Research
第7回 Unit 2 kindai University & Research
第8回 Unit 3 Basic Seminars
第9回 Unit 3 Basic Seminars
第10回 Unit 3 Basic Seminars
第11回 TOEIC Practice 1 & 2
第12回 Unit 4 KUDOS
第13回 Unit 4 KUDOS
第14回 Unit 4 KUDOS
第15回 Unit 5 Cafeterias at kindai University
第16回 Unit 5 Cafeterias at kindai University
第17回 Unit 5 Cafeterias at kindai University
第18回 Unit 6 E-CUBE and Gogaku Center (KULI)
第19回 Unit 6 E-CUBE and Gogaku Center (KULI)
第20回 Unit 6 E-CUBE and Gogaku Center (KULI)
第21回 TOEIC Practice 2 & 3
第22回 Unit 7 Extracurricular Activities
第23回 Unit 7 Extracurricular Activities
第24回 Unit 7 Extracurricular Activities
第25回 Unit 8 Examinations and Credits
第26回 Unit 8 Examinations and Credits
第27回 Unit 8 Examinations and Credits
第28回 Unit 9 Summer Vacation
第29回 Unit 9 Summer Vacation
第30回 Unit 9 Summer Vacation
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
受講者は、この授業を履修することによって、
1)大学を中心とする日常生活についての様々な事項に関する文章を読み、語彙を習得し、またそれをもとにまとまった文章を書いて発表できるようになる。
2)専門分野を学ぶ教育上のシステムや研究の進め方の基本的な内容を英語で理解し、また発表できるようになる。
3)以上を通して、英語の4技能を総合的に伸ばしつつ、専門分野や学問一般に関わるアカデミックな語彙や表現を、基礎的なレベルで理解し使用できるよう
になる。
■授業時間外に必要な学修
授業中に指定した予習、復習を必ず行うこと。
積極的に語彙力の増強を図ること。
■教科書
[ISBN]9784791954957『 First Year in RI-KE』(澤、照井、グラント、トラスコット、成美堂:2015)
■参考文献
必要に応じて授業中に指示する。
■関連科目
英語演習2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
初回の授業で通知する。
■オフィスアワー
初回の授業で通知する。
- 67 -
科目名:
英語演習1(再)
英文名: English 1
テラオカ
担当者: 寺岡
モ
ト
コ
もと子
単 位: 2単位
開講年次: 1 ~ 4年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
この授業では、読解前、読解中、読解後の3段階のタスクを用いて読解力の向上を目指す。また、リスニングのコツを習得するための学習ストラテジーも実践
する。ペアーワークやグループワークを通してクラスワークを進めるため、積極的な授業参加が不可欠である。
第1回 イントロダクション
第2回 Unit 1: To drive or to ride? トピックセンテンスとパラグラフの構成を理解する
第3回 Unit 2: Help yourselves 原因と結果を述べる
第4回 Unit 2: Help yourselves 原因と結果を述べる
第5回 Unit 3: What I learned from Fay 経験を語る(物語)
第6回 Unit 3: What I learned from Fay 経験を語る(物語)
第7回 Unit 4: Ways to help others 分類しながら説明する
第8回 Unit 4: Ways to help others 分類しながら説明する
第9回 Unit 5: Can fish fall from the sky? 報告する(時事ニュース)
第10回 Unit 5: Can fish fall from the sky? 報告する(時事ニュース)
第11回 Unit 6: How to prepare a presentation 手順を説明する
第12回 Unit 6: How to prepare a presentation 手順を説明する
第13回 Unit 7: International date line 事実を時系列に沿って説明する
第14回 復習・課題
第15回 課題解説
第16回 Unit 8: What is friendship? 定義を示して例示する
第17回 Unit 9: Entering a photo contest 効率的に情報を伝える(e-mail)
第18回 Unit 9: Entering a photo contest 効率的に情報を伝える(e-mail)
第19回 Unit 10: Getting money for a big project 比較する
第20回 Unit 10: Getting money for a big project 比較する
第21回 Unit 11: Accepting the "Salesperson of the Year" award スピーチの文体に慣れる
第22回 Unit 11: Accepting the "Salesperson of the Year" award スピーチの文体に慣れる
第23回 Unit 12: Written art コミュニケーションのスタイルを理解する
第24回 Unit12: Wtitten art コミュニケーションのスタイルを理解する
第25回 Unit 13: Life advice Q&A with Dr. Joyce Green 目的を持って尋ねる(人生相談)
第26回 Unit 13: Life advice Q&A with Dr. Joyce Green 目的を持って尋ねる(人生相談)
第27回 Unit 14: Stronger yen threatens Japanese economy 経済記事を読んでグラフを完成させる
第28回 復習・課題
第29回 課題解説・Unit 15: Not hearing a gorilla 報告する(科学)
第30回 定期試験対策
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
受講生は、この授業を履修することによって
1.3段階のタスク(読解前、読解中、読解後)で読解力を上げ、
2.リスニングのコツを学習ストラテジーでつかみ、
3.ペアーワークやグループワークを通してコミュニケーション能力をつける。
■授業時間外に必要な学修
予習・復習を必ず行い、小テストの準備をする。
■教科書
[ISBN]9784764739505『英語リーディングへの道 初級編―Reading Stream:Elementary (GRADED READING SERIES)』(金星堂 : 2013)
■参考文献
必用に応じて授業時に指示する。
■関連科目
英語演習2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行う。
■オフィスアワー
最初の授業で通知する。
- 68 -
科目名:
英語演習1(再)
英文名: English 1
サ ナ ダ
担当者: 真田
リ
エ
里恵
単 位: 2単位
開講年次: 1 ~ 4年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
英文法の基礎を学び、英語での読む、書く、聞く力を身につけることを目指す。
第1回 イントロダクション
第2回 Unit 1: 基本5文型
第3回 Unit 2: 文の種類
第4回 Unit 2: いろいろな数値
第5回 Unit 3: 基本時制
第6回 Unit 3: 発音しづらい語句
第7回 Unit 4: 進行形
第8回 Unit 4: 固有名詞(人名・地名など)
第9回 Unit 5: 完了形
第10回 Unit 5: 簡単な挨拶文
第11回 Unit 6: 助動詞①(can/may/must/should)
第12回 Unit 6: 提案文、勧誘文
第13回 Unit 7: 助動詞②(could/might/wouldなど)
第14回 Unit 7: 依頼文
第15回 Unit 8: 受動態
第16回 Unit
第17回 Unit
第18回 Unit
第19回 Unit
第20回 Unit
第21回 Unit
第22回 Unit
第23回 Unit
第24回 Unit
第25回 Unit
第26回 Unit
第27回 Unit
第28回 Unit
第29回 Unit
第30回 Unit
8: Yes / No疑問文
9: 不定詞
9: wh疑問文
10: 動名詞
10: 否定・付加疑問文
11: 分詞
11: カジュアルな表現
12: 比較
12: フォーマルな表現
13: 関係代名詞
13: 意味のかたまり(チャンク)
14: 話法
14: 主張や理由を導くキーワード
15: 特殊構文(強調・倒置・同格)
15: 名詞から話題をイメージする
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
この授業を履修することで、受講者は、
1)基本的英文法を習得し、
2)英文読解力を養い、
3)日常会話でのリスニング力を鍛え、
4)英語で表現する力を身につけることができる。
■授業時間外に必要な学修
各講義内容についての予習と、毎回行う小テストのための学習
■教科書
[ISBN]9784764740174『総合英語のターゲット演習 準中級』(森田 彰, 金星堂 : 2015)
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
英語演習2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規定に準拠して行う。
■オフィスアワー
最初の授業で通知する。
- 69 -
科目名:
英語演習2
英文名: English 2
ミヤモト
担当者: 宮本
ミ ネ コ
ハ ル コ
ササヒラ
ケ イ コ
マツモト ショウコ
カワバタ ジュンジ
ナカニシ リョウタ
ツ
ダ
カ オ リ
ヤナギモト
マ
ミ
ハヤシ
晴子・笹平 桂子・松本 承子・川端 淳司・中西 亮太・津田 香織・柳本 麻美・林
峰子
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
近畿大学および本学理工・建築学部に特化したテキストを用いて、基礎的な総合的英語能力を養う。リスニングや音読、パラグラフ・リーディングを徹底し、
受信型スキルを習得する。同時に、各ユニットのテーマに沿ったライティングやダイアローグおよびプレゼンテーション等のさまざまなタスクを通して、発信
型スキルも養成する。テキストは両スキルを有機的に結びつけて伸長できるよう構成されており、この枠組みに基づいた授業が展開される。
第1回 イントロダクション
第2回 Unit 10 Part-time Jobs
第3回 Unit 10 Part-time Jobs
第4回 Unit 10 Part-time Jobs
第5回 Unit 11 Conducting Experiments
第6回 Unit 11 Conducting Experiments
第7回 Unit 11 Conducting Experiments
第8回 Unit 12 Advanced Seminars
第9回 Unit 12 Advanced Seminars
第10回 Unit 12 Advanced Seminars
第11回 TOEIC Practice 4 & 5
第12回 Unit 13 Higashiosaka
第13回 Unit 13 Higashiosaka
第14回 Unit 13 Higashiosaka
第15回 Unit 14 Local Industry in Higashiosaka
第16回 Unit 14 Local Industry in Higashiosaka
第17回 Unit 14 Local Industry in Higashiosaka
第18回 Unit 15 Language Training at Overseas Universities
第19回 Unit 15 Language Training at Overseas Universities
第20回 Unit 15 Language Training at Overseas Universities
第21回 TOEIC Practice 5 & 6
第22回 Unit 16 Internship
第23回 Unit 16 Internship
第24回 Unit 16 Internship
第25回 Unit 17 Employment and the Career Center
第26回 Unit 17 Employment and the Career Center
第27回 Unit 17 Employment and the Career Center
第28回 Unit 18 Graduation and the Future
第29回 Unit 18 Graduation and the Future
第30回 Unit 18 Graduation and the Future
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
受講者は、この授業を履修することによって、
1)大学を中心とする日常生活についての様々な事項に関する文章を読み、語彙を習得し、またそれをもとにまとまった文章を書いて発表できるようになる。
2)専門分野を学ぶ教育上のシステムや研究の進め方の基本的な内容を英語で理解し、また発表できるようになる。
3)以上を通して、英語の4技能を総合的に伸ばしつつ、専門分野や学問一般に関わるアカデミックな語彙や表現を、基礎的なレベルで理解し使用できるよう
になる。
■授業時間外に必要な学修
授業中に指定した予習、復習を必ず行うこと。
積極的に語彙力の増強を図ること。
■教科書
[ISBN]9784791954957『First Year in RI-KE』(澤、照井、グラント、トラスコット、成美堂:2015)
■参考文献
必要に応じて授業中に指示する。
■関連科目
英語演習1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
初回の授業で通知する。
■オフィスアワー
初回の授業で通知する。
- 70 -
科目名:
英語演習2(再)
英文名: English 2
テラオカ
担当者: 寺岡
モ
ト
コ
もと子
単 位: 2単位
開講年次: 2 ~ 4年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
この授業では、読解前、読解中、読解後の3段階のタスクを用いて読解力の向上を目指す。また、リスニングのコツを習得するための学習ストラテジーも実践
する。ペアーワークやグループワークを通してクラスワークを進めるため、積極的な授業参加が不可欠である。
第1回 イントロダクション
第2回 Unit 1: Are you ready for a pet? トピックセンテンスとパラグラフの構成を理解する
第3回 Unit 2: Gap year 比較する
第4回 Unit 2: Gap year 比較する
第5回 Unit 3: What is wealth? 定義を示して例示する
第6回 Unit 3: What is wealth? 定義を示して例示する
第7回 Unit 4: Globalization 原因と結果を述べる
第8回 Unit 4: Globalization 原因と結果を述べる
第9回 Unit 5: What I learned in college 経験を語る(物語)
第10回 Unit 5: What I learned in college 経験を語る(物語)
第11回 Unit 6: How paper is recycled? 手順を説明する
第12回 Unit 6: How paper is recycled? 手順を説明する
第13回 Unit 7: Where do our students come from? グラフを使いながら事実を説明する
第14回 復習・課題
第15回 課題解説
第16回 Unit 8: From "Snail Mail" to PDAs in just twenty years 事実を時系列に沿って説明する
第17回 Unit 9: Rules for success スピーチの文体に慣れる
第18回 Unit 9: Rules for success スピーチの文体に慣れる
第19回 Unit 10: Three ways to build a more international company 分類しながら説明する
第20回 Unit 10: Three ways to build a more international company 分類しながら説明する
第21回 Unit 11: A suitable hotel 効率的に情報を伝える(e-mail)
第22回 Unit 11: A suitable hotel 効率的に情報を伝える(e-mail)
第23回 Unit 12: Another earth? 報告する(科学)
第24回 Unit 12: Another earth? 報告する(科学)
第25回 Unit 13: An interview with New Student Union President Sarah Kyle 目的を持って尋ねる
第26回 Unit 13: An interview with New Student Union President Sarah Kyle 目的を持って尋ねる
第27回 Unit 14: Modern writing: Be brief! 新しい文章のスタイルを理解する(Twitter)
第28回 復習・課題
第29回 課題解説・Unit 15: Rent control board hears local concerns 報告する(時事ニュース)
第30回 定期試験対策
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
受講生は、この授業を履修することによって
1.3段階のタスク(読解前、読解中、読解後)で読解力を上げ、
2.リスニングのコツを学習ストラテジーでつかみ、
3.ペアーワークやグループワークを通してコミュニケーション能力をつける。
■授業時間外に必要な学修
予習・復習を必ず行い、小テストの準備をする。
■教科書
[ISBN]9784764739307『英語リーディングへの道 準中級編―Reading Stream:Pre-intermediate (GRADED READING SERIES)』(金星堂 : 2012)
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
英語演習1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行う。
■オフィスアワー
最初の授業で通知する。
- 71 -
科目名:
英語演習2(再)
英文名: English 2
サ ナ ダ
担当者: 真田
リ
エ
里恵
単 位: 2単位
開講年次: 2 ~ 4年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
基本的な英文法を学び、英文読解力と最低限必要とされる語彙力を身につけることを目標とする。
第1回 イントロダクション
第2回 Unit 1: be動詞
第3回 Unit 2: 一般動詞(1)自動詞・他動詞
第4回 Unit 3: 一般動詞(2)二重目的語、目的語と補語をとる動詞
第5回 Units 1-3復習
第6回 Unit 4: 人称代名詞
第7回 Unit 5: Wh-疑問文
第8回 Unit 6: 過去形
第9回 Units 4-6復習
第10回 Unit 7: 現在完了形(1) 継続
第11回 Unit 8: 現在完了形(2) 経験・完了
第12回 Unit 9: 進行形(現在進行形、過去進行形)
第13回 Units 7-9 復習
第14回 Unit 10: 未来表現(be going to, will)
第15回 Unit 11: 助動詞(1)can mayなど
第16回 Unit 12: 助動詞(2)must, shouldなど
第17回 Units 10-12 復習
第18回 Unit 13: 接続詞(1)and, but, or, so
第19回 Unit 14: 受動態
第20回 Unit 15: 頻度を表す副詞
第21回 Units 13-15復習
第22回 Unit 16: -ing, -edで終わる形容詞
第23回 Unit 17: 原級、比較級、最上級
第24回 Unit 18: 基本的な前置詞 (at,on,in)
第25回 Units 16-18 復習
第26回 Unit 19: 接続詞(2)when, because, although,if
第27回 Unit 20: 不定詞と動名詞
第28回 Unit 21: 関係詞 (who, which, where)
第29回 Unit 22: 仮定法(仮定法過去)
第30回 Units 19-22 復習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
この授業を履修することにより、受講者は、
1)基本英文法を習得し、
2)英文読解力を養い、
3)必要な語彙を身につけることができる。
■授業時間外に必要な学修
各講義内容についての予習と、毎回行う小テストのための学習
■教科書
[ISBN]9784791910885『コミュニケーションのためのベーシック・グラマー』(山本 厚子, 成美堂 : 2009)
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
英語演習1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規定に準拠して行う。
■オフィスアワー
最初の授業で通知する。
- 72 -
科目名:
TOEIC1 <数・化>
英文名: TOEIC 1
マツモト ショウコ
カワバタ ジュンジ
ウ ハ ラ
ミ
ワ
担当者: 松本
承子・川端 淳司・莵原 美和
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
TOEICについての対策を学習する。テーマや文法事項別に分かれた教科書を使い、いままでに曖昧にしてきた文法知
識を正確に捉えなおし、同時に語彙力を強化する課題を行う。同時にTOEICというテスト自体に戸惑わないためのス
キルを充実させる練習を行う。
第1回 イントロダクション、Unit 1 Events
第2回 Unit 2 Eating Out
第3回 Unit 3 Shopping
第4回 Unit 4 Housing
第5回 Unit 5 Employment
第6回 Unit 6 Personnel
第7回 Unit 7 Office
第8回 Unit 8 Finance and Banking
第9回 Unit 9 Management
第10回 Unit 10 Transactions
第11回 Unit 11 Documents
第12回 Unit 12 Public Announcements
第13回 Unit 13 Commuting
第14回 Unit 14 Travel
第15回 Unit 15 News
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
受講生は、TOEICテストで30点アップを目指す。それに必要な語彙力を身につけることを第1の目標とする。その上で、
文法知識を十分に確認し、実践的な問題を通して会話を正確に聞き取る能力を身につける。また、スコアアップに効
果的と思われる問題文を速く読み取る力を身につけるようになる。
■授業時間外に必要な学修
授業内で指定した予習・復習を必ず行うこと。
■教科書
[ISBN]9784764739581『Gear Up for the TOEIC Test―ポイントで攻略するTOEICテスト』(妻鳥千鶴子他, 金星堂 :
2013)
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
TOEIC 2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で通知する。
■オフィスアワー
最初の授業で通知する。
- 73 -
科目名:
TOEIC1 <物>
英文名: TOEIC 1
キヌガワ
担当者: 衣川
フ
ミ
ツジモト
マ サ コ
二三・辻本 昌子
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
TOEICについての対策を学習する。テーマや文法事項別に分かれた教科書を使い、いままでに曖昧にしてきた文法知
識を正確に捉えなおし、同時に語彙力を強化する課題を行う。同時にTOEICというテスト自体に戸惑わないためのス
キルを充実させる練習を行う。
第1回 イントロダクション、Unit 1 Events
第2回 Unit 2 Eating Out
第3回 Unit 3 Shopping
第4回 Unit 4 Housing
第5回 Unit 5 Employment
第6回 Unit 6 Personnel
第7回 Unit 7 Office
第8回 Unit 8 Finance and Banking
第9回 Unit 9 Management
第10回 Unit 10 Transactions
第11回 Unit 11 Documents
第12回 Unit 12 Public Announcements
第13回 Unit 13 Commuting
第14回 Unit 14 Travel
第15回 Unit 15 News
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
受講生は、TOEICテストで30点アップを目指す。それに必要な語彙力を身につけることを第1の目標とする。その上で、
文法知識を十分に確認し、実践的な問題を通して会話を正確に聞き取る能力を身につける。また、スコアアップに効
果的と思われる問題文を速く読み取る力を身につけるようになる。
■授業時間外に必要な学修
授業内で指定した予習・復習を必ず行うこと。
■教科書
[ISBN]9784764739581『Gear Up for the TOEIC Test―ポイントで攻略するTOEICテスト』(妻鳥千鶴子他, 金星堂 :
2013)
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
TOEIC 2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で通知する。
■オフィスアワー
最初の授業で通知する。
- 74 -
科目名:
TOEIC2 <数・化>
英文名: TOEIC 2
マツモト ショウコ
カワバタ ジュンジ
ウ ハ ラ
ミ
ワ
担当者: 松本
承子・川端 淳司・莵原 美和
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
TOEICについての対策を学習する。テーマや文法事項別に分かれた教科書を使い、いままでに曖昧にしてきた文法知
識を正確に捉えなおし、同時に語彙力を強化する課題を行う。同時にTOEICというテスト自体に戸惑わないためのス
キルを充実させる練習を行う。
第1回 イントロダクション
第2回 Unit1 Restaurants
第3回 Unit2 Entertainment
第4回 Unit3 Business
第5回 Unit4 Office
第6回 Unit5 Telephone
第7回 Unit6 Letter & E-mail
第8回 Unit7 Health
第9回 Unit8 Bank & Post Office
第10回 Unit9 New Product
第11回 Unit10 Travel 1
第12回 Unit11 Travel 2
第13回 Unit12 Job Offer
第14回 Unit13 Shopping
第15回 Unit14 Education
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
受講生は、TOEICテストで30点アップを目指す。それに必要な語彙力を身につけることを第1の目標とする。その上で、
文法知識を十分に確認し、実践的な問題を通して会話を正確に聞き取る能力を身につける。また、スコアアップに効
果的と思われる問題文を速く読み取る力を身につけるようになる。
■授業時間外に必要な学修
授業内で指定した予習・復習を必ず行うこと。
■教科書
[ISBN]9784791933853『Best Practice for the TOEIC Test―TOEICテストへの総合アプローチ』(吉塚 弘, 成美堂 :
2014)
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
TOEIC 1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で通知する。
■オフィスアワー
最初の授業で通知する。
- 75 -
科目名:
TOEIC2 <物>
英文名: TOEIC 2
キヌガワ
担当者: 衣川
フ
ミ
ツジモト
マ サ コ
二三・辻本 昌子
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
TOEICについての対策を学習する。テーマや文法事項別に分かれた教科書を使い、いままでに曖昧にしてきた文法知
識を正確に捉えなおし、同時に語彙力を強化する課題を行う。同時にTOEICというテスト自体に戸惑わないためのス
キルを充実させる練習を行う。
第1回 イントロダクション
第2回 Unit1 Restaurants
第3回 Unit2 Entertainment
第4回 Unit3 Business
第5回 Unit4 Office
第6回 Unit5 Telephone
第7回 Unit6 Letter & E-mail
第8回 Unit7 Health
第9回 Unit8 Bank & Post Office
第10回 Unit9 New Product
第11回 Unit10 Travel 1
第12回 Unit11 Travel 2
第13回 Unit12 Job Offer
第14回 Unit13 Shopping
第15回 Unit14 Education
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
受講生は、TOEICテストで30点アップを目指す。それに必要な語彙力を身につけることを第1の目標とする。その上で、
文法知識を十分に確認し、実践的な問題を通して会話を正確に聞き取る能力を身につける。また、スコアアップに効
果的と思われる問題文を速く読み取る力を身につけるようになる。
■授業時間外に必要な学修
授業内で指定した予習・復習を必ず行うこと。
■教科書
[ISBN]9784791933853『Best Practice for the TOEIC Test―TOEICテストへの総合アプローチ』(吉塚 弘, 成美堂 :
2014)
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
TOEIC 1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で通知する。
■オフィスアワー
最初の授業で通知する。
- 76 -
科目名:
ライティング1 <数>
英文名: Writing 1
キ ナ ミ
担当者: 木南
ノ リ コ
法子
単 位: 1単位
開講年次: 3 ~ 4年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
これまでに学んだ文法事項を確認し、基礎的な語彙を学習する。英文作成上の基礎的文法事項を整理し、基本的な英
文の構造の理解から始めて、自分の考え・様々なメッセージを正しく伝えるための英文を書くトレーニングをする。
第1回 イントロダクション
第2回 Unit 1 Masashi's Letter (1):現在形
第3回 Unit 1 Masashi's Letter (1):現在形
第4回 Unit 2 Jack's Letter (1):過去形
第5回 Unit 2 Jack's Letter (1):過去形
第6回 Unit 3 Masashi's Letter (2):未来形
第7回 Unit 3 Masashi's Letter (2):未来形
第8回 Unit 4 Jack's Letter (2):進行形
第9回 Unit 4 Jack's Letter (2):進行形
第10回 Unit 5 Masashi's Letter (3):完了形
第11回 Unit 5 Masashi's Letter (3):完了形
第12回 Unit 6 Jack's Letter (3):法助動詞
第13回 Unit 6 Jack's Letter (3):法助動詞
第14回 Unit 7 Masashi's Letter (4):動詞・名詞・代名詞
第15回 Unit 7 Masashi's Letter (4):動詞・名詞・代名詞
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1)文法・単語・成句・慣用表現に関する知識を定着させ、正確な英文を書くスキルを身につける。
2)自分の意見・考えを相手に伝える表現力を身につける。
■授業時間外に必要な学修
課題の下書きが授業時間内に終わらない場合は、時間外で終わらせること。課題のリライト(清書)は時間外に仕上
げること。Unitごとに実施される小テストに備えて、授業で学んだことを復習すること。
■教科書
[ISBN]9784523177302『手紙とメールの読解で学ぶライティング・スキルズ入門―New Friends』(大園弘, 南雲堂 :
2013)
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
ライティング2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規定に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
21号館2階 講師控室
[email protected]
■オフィスアワー
月曜日2限
- 77 -
科目名:
ライティング1 <物・化>
英文名: Writing 1
ツ
ダ
担当者: 津田
カ オ リ
香織
単 位: 1単位
開講年次: 3 ~ 4年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
この授業では、構成・論理的展開を意識してパラグラフを書く能力を身につけることを目指します。そのために、文書の種類に応
じて必要な英語表現や語彙を習得することにも力点を置きます。
個々、もしくはグループごとに練習問題などをして、全体で答え合わせをした後、個々にパラグラフを書いて提出してもらいます。
第1回 イントロダクション
第2回 Chapter 1 What is a Paragraph?
第3回 Chapter 1 What is a Paragraph?
第4回 Chapter 2 The Topic Sentence
第5回 Chapter 2 The Topic Sentence
第6回 Chapter 3 Supporting Sentences
第7回 Chapter 3 Supporting Sentences
第8回 Chapter 4 Time Order
第9回 Chapter 4 Time Order
第10回 Chapter 5 Space Order
第11回 Chapter 5 Space Order
第12回 Chapter 6 Process and Direction
第13回 Chapter 6 Process and Direction
第14回 Chapter 7 Cause and Effect
第15回 Chapter 7 Cause and Effect
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
受講生はこの授業を履修することによって、
1)英語のパラグラフについての基本的知識を身につけ、
2)文書の種類に応じて必要な英語表現を修得し、
3)それらを活用して、論理的なパラグラフを英語で書くことができるようになる
ことを目指します。
■授業時間外に必要な学修
書く力を身につけることを意識して、さまざまなタイプの英文を読んでください。
■教科書
[ISBN]9784523175933『Get Your Message Across: Writing Communicative Paragraphs(効果的なパラグラフの書き方)』(神保尚武,
南雲堂)
■参考文献
必要に応じて授業時に指示します。
■関連科目
ライティング2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規定に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
適宜通知する。
■オフィスアワー
最初の授業で通知する。
- 78 -
科目名:
ライティング1 <物・化>
英文名: Writing 1
カワモト
担当者: 河本
ト モ コ
知子
単 位: 1単位
開講年次: 3 ~ 4年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
この授業では、基本英文法と英語の基本語彙を習得することにも力点を置きながら、英作文能力の向上を目指します。
基本的な文法事項を再確認し、英語の語順や文構造についての知識を確実なものにしていきながら、日常のいろいろ
なトピックを英文で書けるようにしていきます。各ユニットは、基本的文法事項、練習問題、発展問題の3部で構成
されています。毎回まず担当教員が基本的文法事項の簡単な説明を行い、練習問題、発展問題をこなしていきます。
第1回 イントロダクション
第2回 Unit 1 5文型を中心とした問題
第3回 Unit 1 5文型を中心とした問題
第4回 Unit 2 進行形
第5回 Unit 2 進行形
第6回 Unit 3 助動詞
第7回 Unit 3 助動詞
第8回 Unit 4 受動態
第9回 Unit 4 受動態
第10回 Unit 5 比較
第11回 Unit 5 比較
第12回 Unit 6 完了時制
第13回 Unit 6 完了時制
第14回 Unit 7 不定詞
第15回 Unit 7 不定詞
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
受講者は、この授業を履修することによって、英語の基礎的な語彙力を身に付け、習得した語彙を活用していろいろ
な文章を英語で書くことができ、自分の考えや人に伝えたいメッセージを、うまく文章にまとめることができるよう
になります。
■授業時間外に必要な学修
英語の基本語彙をマスターするように努力してください。授業内で短文英作の小テストを実施して、学習成果の確認
をします。
■教科書
[ISBN]9784255153605『Let's Write!-語順が身につく英作文』(登美博之、朝日出版社:2015)
留意事項
第1回目の授業で購入先等の説明をします。教員の指示があるまで教科書は購入しないこと。
年度の途中で、新版出版の可能性があります。その場合は第1回目の授業で使用テキストについて説明します。
適宜プリントを配布します。
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
ライティング2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規定に準拠して行う。
■オフィスアワー
最初の授業で伝える。
- 79 -
科目名:
ライティング2 <数>
英文名: Writing 2
キ ナ ミ
担当者: 木南
ノ リ コ
法子
単 位: 1単位
開講年次: 3 ~ 4年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
これまでに学んだ文法事項を確認し、基礎的な語彙を学習する。英文作成上の基礎的文法事項を整理し、基本的な英
文の構造の理解から始めて、自分の考え・様々なメッセージを正しく伝えるための英文を書くトレーニングをする。
第1回 イントロダクション
第2回 Unit 8 Jack's Letter (4):形容詞・副詞・前置詞
第3回 Unit 8 Jack's Letter (4):形容詞・副詞・前置詞
第4回 Unit 9 E-mail Exchange (1):接続詞1
第5回 Unit 9 E-mail Exchange (1):接続詞1
第6回 Unit 10 E-mail Exchange (2):接続詞2
第7回 Unit 10 E-mail Exchange (2):接続詞2
第8回 Unit 11 E-mail Exchange (3):関係詞
第9回 Unit 11 E-mail Exchange (3):関係詞
第10回 Unit 12 E-mail Exchange (4):間投詞
第11回 Unit 12 E-mail Exchange (4):間投詞
第12回 Unit 13 E-mail Exchange (5):比較
第13回 Unit 13 E-mail Exchange (5):比較
第14回 Unit 14 E-mail Exchange (6):仮定
第15回 Unit 14 E-mail Exchange (6):仮定
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1)文法・単語・成句・慣用表現に関する知識を定着させ、正確な英文を書くスキルを身につける。
2)自分の意見・考えを相手に伝える表現力を身につける。
3)パラグラフおよびエッセイ作成上必要な基礎知識を定着させる。
■授業時間外に必要な学修
課題の下書きが授業時間内に終わらない場合は、時間外で終わらせること。課題のリライト(清書)は時間外に仕上
げること。Unitごとに実施される小テストに備えて、授業で学んだことを復習すること。
■教科書
[ISBN]9784523177302『New Friends on the Way to Writing Fluency-手紙とメールの読解で学ぶライティング・スキ
ルズ入門』(大園弘, 南雲堂 : 2013)
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
ライティング1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規定に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
21号館2階 講師控室
[email protected]
■オフィスアワー
月曜日2限
- 80 -
科目名:
ライティング2 <物・化>
英文名: Writing 2
ツ
ダ
担当者: 津田
カ オ リ
香織
単 位: 1単位
開講年次: 3 ~ 4年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
この授業では、構成・論理的展開を意識してパラグラフを書く能力の向上を目指し、最終的には複数のパラグラフか
らなる文書を書く能力を身につけることをめざします。そのために、文書の種類に応じて必要な英語表現や語彙を習
得することにも力点を置きます。
個々、もしくはグループごとに作業を行った後、全体で答え合わせをして、個々にパラグラフを書いて提出してもら
います。
第1回 イントロダクション
第2回 Chapter 8 Examples
第3回 Chapter 8 Examples
第4回 Chapter 9 Definition
第5回 Chapter 9 Definition
第6回 Chapter 10 Classification
第7回 Chapter 10 Classification
第8回 Chapter 11 Comparison and Contrast
第9回 Chapter 11 Comparison and Contrast
第10回 Chapter 12 Review
第11回 Chapter 12 Review
第12回 Chapter 13 From a Paragraph to a Short
第13回 Chapter 13 From a Paragraph to a Short
第14回 Chapter 13 From a Paragraph to a Short
第15回 Chapter 13 From a Paragraph to a Short
Essay
Essay
Essay
Essay
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
受講生はこの授業を履修することによって、
1)英語のパラグラフ及び文書の構造についての知識を身につけ、
2)文書の種類に応じて必要な英語表現を修得し、
3)それらを活用して、論理的なパラグラフを英語で書く能力を向上し、
4)複数のパラグラフからなる文書を書く力を身につける
ことを目指します。
■授業時間外に必要な学修
論理的に書かれた英語の文書を読み、自分が書く時に使える表現を増やすよう努めること。
■教科書
[ISBN]9784523175933『Get Your Message Across: Writing Communicative Paragraphs(効果的なパラグラフの書き
方)』(神保尚武, 南雲堂)
■関連科目
ライティング1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
適宜通知する。
- 81 -
科目名:
ライティング2 <物・化>
英文名: Writing 2
カワモト
担当者: 河本
ト モ コ
知子
単 位: 1単位
開講年次: 3 ~ 4年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
この授業では、基本英文法と英語の基本語彙を習得することにも力点を置きながら、英作文能力の向上を目指します。
基本的文法事項を再確認し、英語の語順や文構造の知識を確実なものにしていきながら、日常のいろいろなトピック
を英文で書けるようにしていきます。各ユニットは基本的文法事項、練習問題、発展問題の3部で構成されています。
毎回まず担当教員が基本的文法事項を簡単に説明し、練習問題、発展問題を行います。
第1回 イントロダクション
第2回 Unit 8 現在分詞と過去分詞
第3回 Unit 8 現在分詞と過去分詞
第4回 復習問題(Unit 8)
第5回 Unit 9 動名詞
第6回 Unit 9 動名詞
第7回 復習問題(Unit 9)
第8回 Unit 10 関係代名詞
第9回 Unit 10 関係代名詞
第10回 復習問題(Unit 10)
第11回 Unit 11 関係副詞
第12回 Unit 11 関係副詞
第13回 Unit 12 接続詞
第14回 Unit 12 接続詞
第15回 復習問題(Unit 11, 12)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
受講者は、この授業を履修することによって、英語の基礎的な語彙力、文法能力を身に付け、習得した語彙を活用し
ていろいろな文章を英語で書くことができ、自分の考えや人に伝えたいメッセージを、うまく文章にまとめることが
できるようになります。
■授業時間外に必要な学修
英語の基礎的な語彙をマスターするように努力してください。授業内で小テストを実施して、学習成果の確認をします。
■教科書
[ISBN]9784255153605『Let's Write!-語順が身につく英作文』(登美博之、朝日出版社:2015)
留意事項
第1回の授業で購入先等の説明をします。教員の指示があるまで教科書は購入しないこと。
年度の途中で、新版出版の可能性があります。その場合は第1回の授業で使用テキストについて説明します。
適宜プリントを配布します。
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
ライティング1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規定に準拠して行う。
- 82 -
科目名:
科学技術英語1 <数>
英文名: English for Science and Technology 1
オ
ダ
担当者: 小田
フミヒト
ウ メ ダ
サ
キ
文仁・梅田 早希
単 位: 1単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
数学を学ぶ上で必要な英語は,文学書のような難しいものではありません.この授業では,英語で書かれた数学のテ
キストの読み方,数学の英語による表現の仕方について学びます.授業は主に大学初年級程度の内容の英語のテキス
トの輪読です.受講者はテキストを予習し,授業では数名が予習内容の発表,解説を行ったのちに受講者どうしで議
論します.単なる単語の翻訳ではなく,英語で数学の内容を理解できるようになること,英語で数学の内容を表現で
きるようになることを目標とします.
第1回 専門用語(1)
第2回 専門用語(2)
第3回 専門用語(3)
第4回 専門英文(1)
第5回 専門英文(2)
第6回 専門英文(3)
第7回 英語文献の読解(1)
第8回 英語文献の読解(2)
第9回 英語文献の読解(3)
第10回 英語文献の読解(4)
第11回 英語文献の読解(5)
第12回 英語による数学の表現(1)
第13回 英語による数学の表現(2)
第14回 英語による数学の表現(3)
第15回 まとめと演習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
英語で書かれた数学の文章を読む力を身につけることを目標とします.
■授業時間外に必要な学修
配布された教材を理解するために,予習・復習を必ず行うこと.
■教科書
適宜,教材・資料を配布する.
■参考文献
[ISBN]9784320012820『数学英和・和英辞典』(共立出版)
■関連科目
科学技術英語2、線形代数学I,II,微分積分学I,II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
発表 25%
レポート 25%
■授業評価アンケート実施方法
理工学部実施規程に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
小田:31号館4階小田准教授室 [email protected]
梅田:21号館2階・講師控室 [email protected]
■オフィスアワー
小田 :金曜3限
- 83 -
科目名:
科学技術英語1 <化>
英文名: English for Science and Technology 1
ナ カ グ チ ユズル
担当者: 中口
サ
ガ
ヨシタカ
讓・佐賀 佳央
単 位: 1単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
化学コースの学生として学ぶ英語は、決して文学書のような難しい英語ではありません。この授業では、科学(化学)英語でよく利用される表現を
できるだけ多く身につけてもらうことを目的とします。また、短い文章を完全に理解することにより、長文も理解できるようになりますので、よく
利用される典型的な例文を多く紹介します。授業は、種々の参考書から抜粋した例文などをプリントにして配布し、教員の説明に加えて、皆さんに
読んだり訳したりしてもらいます。
第1回 化学の基礎
第2回 化学の基礎
第3回 化学の基礎
第4回 無機化学の英語
第5回 環境化学の英語
第6回 環境化学の英語
第7回 中間テスト
第8回 有機化合物・反応
第9回 有機化学の基礎単語・表現
第10回 生物化学の基礎単語・表現
第11回 有機化学の論文を読む(1)
第12回 有機化学の論文を読む(2)
第13回 生物化学の論文を読む(1)
第14回 生物化学の論文を読む(2)
第15回 総合演習
■学習・教育目標および到達目標
専門英語を読むために、基本的な表現に多くふれ、慣れてもらいます。また、正しいスペルと発音を知り、科学用語の日本語と英語の違いを学んで
もらいます。基本(コツ)を身につければ、専門英語は決して近寄りがたいものではありません。また、専門英語にはこれまで学んできた化学の内
容が多く含まれていますので、予習として化学の復習を行っておくことで、より一層理解が深まります。
この授業で学んでいただきたいことの一つに、英文を訳するためには正しい日本文を作文することにあるということです。そのために、正しい日本
語と広い科学(化学)の知識を身につけておくことが必須となります。
■授業時間外に必要な学修
講義で学んだ単語や表現を復習し、疑問があれば次週以降に質問すること。
■教科書
プリントを配付します。
■参考文献
1)[ISBN]不明 新科学英語シリーズ 小沢昭弥他編 JEC Press Inc.(ITE東京オフィス)
2)[ISBN]4759802886 リーディング科学英語 早く正確に読みこなすコツ 小沢昭弥他著 化学同人
3)[ISBN]406153937X Judy先生の耳から学ぶ科学英語 野口ジュディー著 講談社サイエンティフィク
4)[ISBN]9784759811452 科学英語のセンスを磨く 鈴木英次 化学同人
■関連科目
科学技術英語2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 90%
小テスト・レポート 10%
■授業評価アンケート実施方法
授業評価アンケート
■研究室・E-mailアドレス
中口:地球化学研究室 22号館C棟6階(内線4106) [email protected]
佐賀:生物化学研究室 22号館C棟3階[email protected]
■オフィスアワー
中口:講義と実験担当以外の時間、それ以外の時間でもあらかじめ連絡があれば適宜対処します。
佐賀:水曜2時限目、土曜1 ~ 2時限目。それ以外の時間でもあらかじめ連絡があれば適宜対処します。
- 84 -
科目名:
科学技術英語1 <物>
英文名: English for Science and Techonology 1
テ ル イ
担当者: 照井
マ サ コ
雅子
単 位: 1単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
この授業では、理工系学生の持つ専門知識を活かしながら、専門分野で必要な英語コミュニケーションの種類やそれ
らのパターンと特徴を理解できるよう分析し、その分析を英語コミュニケーションの発信に応用するための効率的な
学習方法を提案する。理工系分野で近年ますます必要とされている英語コミュニケーションの分析から応用までの一
連の学習と演習を通じて、英語力を向上させることを授業の目的とする。講義は英語と日本語の両方で行う。科学技
術論文の構造と各セクションの特徴や文の流れを理解し、自分の専門分野の科学技術論文でよく使われる専門用語や
表現などを学ぶ。
第1回 イントロダクション
第2回 研究論文の基礎1
第3回 研究論文の基礎2
第4回 研究論文の基礎3
第5回 英語論文の探し方と図書館データの活用方法
第6回 専門分野の研究論文のコーパス(データベース化した言語資料)とコーパス内の英文の分析
第7回 研究論文の分析と応用1(構造と投稿規定)
第8回 研究論文の分析と応用2(タイトル)
第9回 研究論文の分析と応用3(タイトル)
第10回 研究論文の分析と応用4(要旨)
第11回 研究論文の分析と応用5(要旨)
第12回 研究論文の分析と応用6(要旨)
第13回 研究論文の分析と応用7(要旨)
第14回 研究論文の分析と応用8(イントロダクションほか)
第15回 研究論文の分析と応用9(まとめ)
■学習・教育目標および到達目標
受講者はこの授業を履修することによって、
1. 理工系分野必要な英語コミュニケーションの種類やそれらのパターンと特徴を分析し、その応用力を養う。
2. 専門分野において、自分の考えを英語でコミュニケーション出来る力をつける。
■授業時間外に必要な学修
指示された課題や、科学技術に関するウェブサイト等の授業で紹介する英語情報に自ら進んで接し、科学技術英語へ
の関心を深めること。
■教科書
適宜資料配布
■参考文献
[ISBN] 9784764739048『Essential Genres in SciTech English』(野口 ジュディー , 金星堂)
■関連科目
科学技術英語2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
最終課題 50%
小テスト 20%
授業中の演習および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
理工学部実施規程に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
11号館245室 [email protected]
■オフィスアワー
授業中に通知する。
- 85 -
科目名:
科学技術英語1 <物>
英文名: English for Science and Techonology 1
ミヤナガ ショウジ
担当者: 宮永
正治
単 位: 1単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
この授業では、理工系学生の持つ専門知識を活かしながら、専門分野で必要な英語コミュニケーションの種類やそれ
らのパターンと特徴を理解できるよう分析し、その分析を英語コミュニケーションの発信に応用するための効率的な
学習方法を提案する。理工系分野で近年ますます必要とされている英語コミュニケーションの分析から応用までの一
連の学習と演習を通じて、英語力を向上させることを授業の目的とする。授業は英語と日本語の両方で行い、受講者
が理工系でよく使われる英語文書(教科書本文と自分で収集した資料)を分析して発表することが中心となる。その
ため、授業はその発表と意見交換が中心となり、受講者には積極的な授業参加が望まれる。
第1回 イントロダクション
第2回 教科書Unit 1:Safety Rules
第3回 教科書Unit 1:Safety Rules
第4回 教科書Unit 3:Product Specifications
第5回 教科書Unit 3:Product Specifications
第6回 教科書Unit 4:Instruction Manual
第7回 教科書Unit 4:Instruction Manual
第8回 教科書Unit 8:Science Feature Article
第9回 教科書Unit 8:Science Feature Article
第10回 教科書Unit 10:Company Website
第11回 教科書Unit 10:Company Website
第12回 教科書Unit 12:Call for Papers
第13回 教科書Unit 12:Call for Papers
第14回 教科書Unit 15:Research Paper Abstract
第15回 教科書Unit 15:Research Paper Abstract
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
受講者はこの授業を履修することによって、
1. 理工系分野で必要な英語コミュニケーションの種類やそれらのパターンと特徴を分析し、その応用力を養う。
2. 専門分野において、自分の考えを英語でコミュニケーション出来る力をつける。
■授業時間外に必要な学修
指示された課題には必ず取り組むこと。その他、科学技術に関するウェブサイト等の授業で紹介する英語情報に自ら
進んで接し、科学技術英語への関心を深めること。
■教科書
[ISBN]9784764739048『Essential Genres in SciTech English』(野口ジュディー、金星堂:2010)
■関連科目
科学技術英語2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
授業中の演習および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
理工学部実施規程に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
11号館317研究室
[email protected]
■オフィスアワー
授業中に通知する。
- 86 -
科目名:
科学技術英語2 <数>
英文名: English for Science and Technology 2
ナ ガ オ カ ショウユウ
担当者: 長岡
昇勇
単 位: 1単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
数学の専門知識を習得するには、英語の専門書をよみ理解することが必要不可欠である。本講義では、英語で書かれ
た整数論の入門書「p-adic Numbers, p-adic Analysis, and Zeta-Functions」を読みながら、定理の証明が英語でどのよ
うに説明・表現されるかなど、英語を通して数学を学習する。同時に整数論(p進数の基本)の基礎的な定理や基礎
的性質の理解を目指す。授業は1回につき教科書の2~3節の内容を輪講形式で進めていく。
第1回 p-adic numbers (Basic concepts)
第2回 Metric and the rational numbers
第3回 Review of building up the complex numbers
第4回 The field of p-adic numbers
第5回 Arithmetic in Q_p
第6回 A formula for ¥zeta(2k)
第7回 p-adic interpolation the function f(s)=a^s
第8回 p-adic distributions
第9回 Bernoulli distributions
第10回 Mesures and integration
第11回 The p-adic zeta-function as Melin-Mazur transform
第12回 Building up Omega
第13回 Finite fields
第14回 Extension of norms
第15回 The algebraic closure of Q_p
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
本講義の到達目標は以下のとおりである。
1.整数論の歴史的背景および基礎知識を理解する。
2.英語でかかれた数学の文献を読めるようにする。
3.英語で書かれた数学の文献を簡潔に人前で説明できるようになる。
■授業時間外に必要な学修
毎回の予習・復習を行うこと。
■教科書
Neal Koblitz著 p-adic Numbers, p-adic Analysis, and Zeta-Functions
■参考文献
楕円曲線と保型形式
■関連科目
科学技術英語1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
講義に対する予習と発表 50%
定期試験 50%
■授業評価アンケート実施方法
期末にアンケート方式で実施する。
■研究室・E-mailアドレス
31号館4階 長岡教授室 [email protected]
■オフィスアワー
火曜5限
- 87 -
科目名:
科学技術英語2 <化>
英文名: English for Science and Technology 2
カ ミ ヤ マ タダシ
担当者: 神山
マツモト コウイチ
匡・松本 浩一
単 位: 1単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
化学コースの学生として学ぶ英語は、決して文学書のような難しい英語ではありません。この授業では、科学(化学)英語でよく利用される表現を
できるだけ多く身につけてもらうことを目的とします。また、短い文章を完全に理解することにより、長文も理解できるようになりますので、よく
利用される典型的な例文を多く紹介します。授業は、種々の参考書から抜粋した例文などをプリントにして配布し、教員の説明に加えて、皆さんに
読んだり訳したりしてもらいます。
第1回 専門単語(物理化学)
第2回 専門単語(物理化学)
第3回 専門用語(物理化学)
第4回 専門用語(物理化学)
第5回 専門英文(気体の状態方程式)
第6回 専門英文(熱力学第一、第二、第三法則)
第7回 専門英文(熱力学第一、第二、第三法則)
第8回 有機化合物・反応
第9回 有機化学の基礎単語・表現
第10回 生物化学の基礎単語・表現
第11回 有機化学の論文を読む(1)
第12回 有機化学の論文を読む(2)
第13回 生物化学の論文を読む(1)
第14回 生物化学の論文を読む(2)
第15回 総合演習
■学習・教育目標および到達目標
専門英語を読むために、基本的な表現に多くふれ、慣れてもらいます。また、正しいスペルと発音を知り、科学用語の日本語と英語の違いを学んで
もらいます。基本(コツ)を身につければ、専門英語は決して近寄りがたいものではありません。また、専門英語にはこれまで学んできた化学の内
容が多く含まれていますので、予習として化学の復習を行っておくことで、より一層理解が深まります。
この授業で学んでいただきたいことの一つは、英文を訳するためには正しい日本文を作文することにあるということです。そのために、正しい日本
語と広い科学(化学)の知識を身につけておくことが必須となります。
■授業時間外に必要な学修
講義で学んだ単語や表現を復習し、疑問があれば次週以降に質問すること。
■教科書
プリントを配付します。
■参考文献
1)[ISBN]不明 新科学英語シリーズ 小沢昭弥他編 JEC Press Inc.(ITE東京オフィス)
2)[ISBN]4759802886 リーディング科学英語 早く正確に読みこなすコツ 小沢昭弥他著 化学同人
3)[ISBN]406153937X Judy先生の耳から学ぶ科学英語 野口ジュディー著 講談社サイエンティフィク
4)[ISBN]9784759811452 科学英語のセンスを磨く 鈴木英次 化学同人
■関連科目
科学技術英語1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 90%
小テスト・レポート 10%
■授業評価アンケート実施方法
授業評価アンケート
■研究室・E-mailアドレス
神山:物理化学研究室 22号館C棟5階(内線4111) [email protected]
松本:有機電子化学研究室 22号館C棟5階(内線4126) [email protected]
■オフィスアワー
神山:火曜18時以降。それ以外の時間でもあらかじめ連絡があれば適宜対処します。
松本:事前にアポイントをいただければいつでも構いません。
- 88 -
科目名:
科学技術英語2 <物>
英文名: English for Science and Techonology 2
テ ル イ
担当者: 照井
マ サ コ
雅子
単 位: 1単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
この授業では、理工系学生の持つ専門知識を活かしながら、専門分野で必要な英語コミュニケーションの種類やそれ
らのパターンと特徴を理解できるよう分析し、その分析を英語コミュニケーションの発信に応用するための効率的な
学習方法を提案する。理工系分野で近年ますます必要とされている英語コミュニケーションの分析から応用までの一
連の学習と演習を通じて、英語力を向上させることを授業の目的とする。講義は英語と日本語の両方で行う。科学技
術論文の構造と各セクションの特徴や文の流れを理解し、自分の専門分野の科学技術論文でよく使われる専門用語や
表現などを学ぶ。
第1回 イントロダクション
第2回 研究論文の基礎1
第3回 研究論文の基礎2
第4回 研究論文の基礎3
第5回 英語論文の探し方と図書館データの活用方法
第6回 専門分野の研究論文のコーパス(データベース化した言語資料)とコーパス内の英文の分析
第7回 研究論文の分析と応用1(構造と投稿規定)
第8回 研究論文の分析と応用2(タイトル)
第9回 研究論文の分析と応用3(タイトル)
第10回 研究論文の分析と応用4(要旨)
第11回 研究論文の分析と応用5(要旨)
第12回 研究論文の分析と応用6(要旨)
第13回 研究論文の分析と応用7(要旨)
第14回 研究論文の分析と応用8(イントロダクションほか)
第15回 研究論文の分析と応用9(まとめ)
■学習・教育目標および到達目標
受講者はこの授業を履修することによって、
1. 理工系分野必要な英語コミュニケーションの種類やそれらのパターンと特徴を分析し、その応用力を養う。
2. 専門分野において、自分の考えを英語でコミュニケーション出来る力をつける。
■授業時間外に必要な学修
指示された課題や、科学技術に関するウェブサイト等の授業で紹介する英語情報に自ら進んで接し、科学技術英語へ
の関心を深めること。
■教科書
適宜資料配布
■参考文献
[ISBN] 9784764739048『Essential Genres in SciTech English』(野口 ジュディー , 金星堂)
■関連科目
科学技術英語1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
最終課題 50%
小テスト 20%
授業中の演習および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
理工学部実施規程に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
11号館245室 [email protected]
■オフィスアワー
授業中に通知する。
- 89 -
科目名:
科学技術英語2 <物>
英文名: English for Science and Techonology 2
ミヤナガ ショウジ
担当者: 宮永
正治
単 位: 1単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
この授業では、理工系学生の持つ専門知識を活かしながら、専門分野で必要な英語コミュニケーションの種類やそれ
らのパターンと特徴を理解できるよう分析し、その分析を英語コミュニケーションの発信に応用するための効率的な
学習方法を提案する。理工系分野で近年ますます必要とされている英語コミュニケーションの分析から応用までの一
連の学習と演習を通じて、英語力を向上させることを授業の目的とする。授業では、各受講者が興味のある分野・技
術の英語論文をデータベースで検索して収集し、それらの構成、専門用語、頻出表現等を分析して課題に応用するこ
とが中心となる。そのため、受講者には積極的な授業参加が望まれる。
第1回 イントロダクション
第2回 英語論文の探し方と図書館データの活用方法
第3回 専門分野の研究論文のコーパス(データベース化した言語資料)とコーパス内の英文の分析
第4回 専門分野の研究論文のコーパス(データベース化した言語資料)とコーパス内の英文の分析
第5回 研究論文の基礎1(投稿規定)
第6回 研究論文の基礎2(投稿規定)
第7回 研究論文の分析と応用1(論文の構造)
第8回 研究論文の分析と応用2(要旨)
第9回 研究論文の分析と応用3(要旨)
第10回 研究論文の分析と応用4(緒言)
第11回 研究論文の分析と応用5(緒言)
第12回 研究論文の分析と応用6(タイトル)
第13回 研究論文の分析と応用7(タイトル)
第14回 研究論文の分析と応用8(最終発表)
第15回 研究論文の分析と応用9(まとめ)
■学習・教育目標および到達目標
受講者はこの授業を履修することによって、
1. 理工系分野で必要な英語コミュニケーションの種類やそれらのパターンと特徴を分析し、その応用力を養う。
2. 専門分野において、自分の考えを英語でコミュニケーション出来る力をつける。
■授業時間外に必要な学修
指示された課題には必ず取り組むこと。その他、科学技術に関するウェブサイト等の授業で紹介する英語情報に自ら
進んで接し、科学技術英語への関心を深めること。
■教科書
適宜資料配布
■参考文献
[ISBN]9784757411463『理系たまごシリーズ(3)理系英語のライティング』(野口ジュディー、アルク : 2007)
■関連科目
科学技術英語1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
最終課題 50%
小テスト 20%
授業中の演習および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
理工学部実施規程に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
11号館317研究室
[email protected]
■オフィスアワー
授業中に通知する。
- 90 -
科目名:
オーラルイングリッシュ 1
英文名: Oral English 1
担当者: マイケル
ジョン ウォーカー・コーリ ロバート クーラン・ガレス ジョーンズ・トマス
イ ト ウ
サイモン マーク・ルドルフ ジュリー・アン・コリン ロジャース・伊藤 ジェニファリー・
ホワイト ウィリアム
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
「近大Can-Do枠組み」に基づいて、リスニング・スピーキングの基礎力を養う。会話練習・ロールプレイ等を通して、
さまざまな生活の場面で用いられることばの機能と表現形式を学び、日常会話に必要な基礎的語彙・表現を身につけ
る。また、身近な話題について口頭で簡潔に説明できるようにする。受講生はe-cubeでの活動にも参加する。
第1回 Class explanation
第2回 Greeting and self-introductions
第3回 Asking for and giving information (e.g., at the post office)
第4回 Clarifying and asking for repetition (e.g., at a bank)
第5回 Asking for and giving an opinion/agreeing and disagreeing
第6回 Explaining and giving a reason
第7回 Japanese culture, home stay conversation
第8回 Expressing likes, dislikes and preferences
第9回 Requesting and accepting/declining a request
第10回 Food / At a restaurant, tipping customs
第11回 Inviting and accepting or declining an invitation
第12回 Telephoning, making plans
第13回 Asking for & giving or refusing permission (e.g., on the plane)
第14回 Offering (to do) something, accepting or declining an offer
第15回 General course review
■学習・教育目標および到達目標
「近大Can-Do枠組み」のK-3/4の内容ができるようになります。
■授業時間外に必要な学修
授業中に指定した予習、復習を必ず行うこと。
e-learningを積極的に活用し、語彙力の増強を図ること。
■教科書
クラスにより使用テキストが異なります。
最初の授業で指示します。
■参考文献
最初の授業で指示します。
■関連科目
オーラルイングリッシュ 2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
Classwork 30%
Quizzes/Tests 40%
Reading (Homework) 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で指示します。
■オフィスアワー
最初の授業で指示します。
- 91 -
科目名:
オーラルイングリッシュ 1(再)
英文名: Oral English 1
担当者: ホワイト
ショーン・ガレス ジョーンズ・ブライアン スレイター・トラスコット ジョー
イ ト ウ
ジ・ホーキング マーク・スコット ライリー・伊藤 ジェニファリー
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
「近大Can-Do枠組み」に基づいて、リスニング・スピーキングの基礎力を養う。会話練習・ロールプレイ等を通して、
さまざまな生活の場面で用いられることばの機能と表現形式を学び、日常会話に必要な基礎的語彙・表現を身につけ
る。また、身近な話題について口頭で簡潔に説明できるようにする。受講生はe-cubeでの活動にも参加する。
第1回 Class explanation
第2回 Greeting and self-introductions
第3回 Asking for and giving information (e.g., at the post office)
第4回 Clarifying and asking for repetition (e.g., at a bank)
第5回 Asking for and giving an opinion/agreeing and disagreeing
第6回 Explaining and giving a reason
第7回 Japanese culture, home stay conversation
第8回 Expressing likes, dislikes and preferences
第9回 Requesting and accepting/declining a request
第10回 Food / At a restaurant, tipping customs
第11回 Inviting and accepting or declining an invitation
第12回 Telephoning, making plans
第13回 Asking for & giving or refusing permission (e.g., on the plane)
第14回 Offering (to do) something, accepting or declining an offer
第15回 General course review
■学習・教育目標および到達目標
「近大Can-Do枠組み」のK-3/4の内容ができるようになります。
■授業時間外に必要な学修
授業中に指定した予習、復習を必ず行うこと。
e-learningを積極的に活用し、語彙力の増強を図ること。
■教科書
クラスにより使用テキストが異なります。
最初の授業で指示します。
■参考文献
最初の授業で指示します。
■関連科目
オーラルイングリッシュ 2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
Classwork 30%
Quizzes/Tests 40%
Reading (Homework) 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で指示します。
■オフィスアワー
最初の授業で指示します。
- 92 -
科目名:
オーラルイングリッシュ 2
英文名: Oral English 2
担当者: マイケル
ジョン ウォーカー・コーリ ロバート クーラン・ガレス ジョーンズ・トマス
イ ト ウ
サイモン マーク・ルドルフ ジュリー・アン・コリン ロジャース・伊藤 ジェニファリー・
ホワイト ウィリアム
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
「近大Can-Do枠組み」に基づいて、リスニング・スピーキングの基礎力を養う。会話練習・ロールプレイ等を通して、
さまざまな生活の場面で用いられることばの機能と表現形式を学び、日常会話に必要な基礎的語彙・表現を身につけ
る。また、身近な話題について口頭で簡潔に説明できるようにする。受講生はe-cubeでの活動にも参加する。
第1回 Talking about the past
第2回 Asking for and giving directions, transportation
第3回 Talking about places and travel
第4回 Describing someone (physical, personality)
第5回 Talking about the family and personalities
第6回 Talking about clothing and the weather
第7回 Shopping, describing something and comparing
第8回 Expressing feelings
第9回 Describing symptoms and talking about health (e.g., at the doctor)
第10回 Asking for advice and suggesting
第11回 Complaining and apologizing (e.g., at a hotel front desk)
第12回 Persuading
第13回 Making a compliment and thanking
第14回 Talking about the future
第15回 General course review
■学習・教育目標および到達目標
「近大Can-Do枠組み」のK-3/4の内容ができるようになります。
■授業時間外に必要な学修
授業中に指定した予習、復習を必ず行うこと。
e-learningを積極的に活用し、語彙力の増強を図ること。
■教科書
クラスにより使用テキストが異なります。
最初の授業で指示します。
■参考文献
最初の授業で指示します。
■関連科目
オーラルイングリッシュ 1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
Classwork 30%
Quizzes/Tests 40%
Reading (Homework) 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で指示します。
■オフィスアワー
最初の授業で指示します。
- 93 -
科目名:
オーラルイングリッシュ 2(再)
英文名: Oral English 2
担当者: ガレス
ジョーンズ・ホワイト ショーン・ブライアン スレイター・トラスコット ジョー
イ ト ウ
ジ・ホーキング マーク・スコット ライリー・伊藤 ジェニファリー
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
「近大Can-Do枠組み」に基づいて、リスニング・スピーキングの基礎力を養う。会話練習・ロールプレイ等を通して、
さまざまな生活の場面で用いられることばの機能と表現形式を学び、日常会話に必要な基礎的語彙・表現を身につけ
る。また、身近な話題について口頭で簡潔に説明できるようにする。受講生はe-cubeでの活動にも参加する。
第1回 Talking about the past
第2回 Asking for and giving directions, transportation
第3回 Talking about places and travel
第4回 Describing someone (physical, personality)
第5回 Talking about the family and personalities
第6回 Talking about clothing and the weather
第7回 Shopping, describing something and comparing
第8回 Expressing feelings
第9回 Describing symptoms and talking about health (e.g., at the doctor)
第10回 Asking for advice and suggesting
第11回 Complaining and apologizing (e.g., at a hotel front desk)
第12回 Persuading
第13回 Making a compliment and thanking
第14回 Talking about the future
第15回 General course review
■学習・教育目標および到達目標
「近大Can-Do枠組み」のK-3/4の内容ができるようになります。
■授業時間外に必要な学修
授業中に指定した予習、復習を必ず行うこと。
e-learningを積極的に活用し、語彙力の増強を図ること。
■教科書
クラスにより使用テキストが異なります。
最初の授業で指示します。
■参考文献
最初の授業で指示します。
■関連科目
オーラルイングリッシュ 1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
Classwork 30%
Quizzes/Tests 40%
Reading (Homework) 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で指示します。
■オフィスアワー
最初の授業で指示します。
- 94 -
科目名:
オーラルイングリッシュ 3
英文名: Oral English 3
担当者: ウォルシュ
シェイン ローレンス・コーリ ロバート クーラン・ピーター バリー グラ
ント・ブライアン スレイター・トラスコット ジョージ・ヒエタラヒティ エレキカレ
ヴィ・ホーキング マーク・ルドルフ ジュリー・アン
単 位: 1単位
開講年次: 2 ~ 4年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
『オーラルイングリッシュ 1・2』で学んだ内容をさらに深め、 「近大Can-Do枠組み」に基づいて、リスニング力・スピー
キング力のさらなる向上を図る。理工分野や時事の話題等について、自分の考えや感想を発表したり、ディスカッショ
ンを行うことによって、プレゼンテーション能力を養う。さらに、社会に出て役に立つコミュニケーションスキルを
身につける。
第1回 Course description, teacher policies, grading, etc.
第2回 Presentation Skills: Posture & Eye Contact / (Topic) Greetings, Introducing oneself
第3回 Presentation Skills: Posture & Eye Contact (cont.) / (Topic) Food
第4回 Presentation 1
第5回 Presentation Skills: Gestures / (Topic) Shopping
第6回 Presentation Skills: Gestures (cont.) / (Topic) Japanese Culture
第7回 Presentation 2
第8回 Presentation Skills: Voice Inflection & Pronunciation / (Topic) Transportation
第9回 Presentation Skills: Voice Inflection & Pronunciation (cont.) / (Topic) Work
第10回 Presentation 3
第11回 Presentation Skills: Effective Visuals / (Topic) Music
第12回 Presentation Skills: Effective Visuals (cont.) / (Topic) Travel
第13回 Presentation Skills: Effective Visuals (cont.) / (Topic) Family
第14回 Presentation 4
第15回 General course review
■学習・教育目標および到達目標
特定の話題について1分間以上のプレゼンテーションやディスカッションができる。
■授業時間外に必要な学修
授業で習ったことを身近なものへ適用や応用し、その理解を深めること。そして、各授業で指示された課題に取り組
むこと。
■教科書
最初の授業で指示する。
■参考文献
最初の授業で指示する。
■関連科目
オーラルイングリッシュ 1・2
英語演習1・2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
Presentations 40%
Quizzes/Tests 30%
Classwork & Homework 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で指示する。
■オフィスアワー
最初の授業で指示する。
- 95 -
科目名:
オーラルイングリッシュ 3(再)
英文名: Oral English 3
担当者: ピーター
バリー グラント・パトリック ジャッジ・ショーン ホワイト・ホワイト ウィ
リアム・リース ティナ エイドリアナ
単 位: 1単位
開講年次: 2 ~ 4年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
『オーラルイングリッシュ 1・2』で学んだ内容をさらに深め、 「近大Can-Do枠組み」に基づいて、リスニング力・スピー
キング力のさらなる向上を図る。理工分野や時事の話題等について、自分の考えや感想を発表したり、ディスカッショ
ンを行うことによって、プレゼンテーション能力を養う。さらに、社会に出て役に立つコミュニケーションスキルを
身につける。
第1回 Course description, teacher policies, grading, etc.
第2回 Presentation Skills: Posture & Eye Contact / (Topic) Greetings, Introducing oneself
第3回 Presentation Skills: Posture & Eye Contact (cont.) / (Topic) Food
第4回 Presentation 1
第5回 Presentation Skills: Gestures / (Topic) Shopping
第6回 Presentation Skills: Gestures (cont.) / (Topic) Japanese Culture
第7回 Presentation 2
第8回 Presentation Skills: Voice Inflection & Pronunciation / (Topic) Transportation
第9回 Presentation Skills: Voice Inflection & Pronunciation (cont.) / (Topic) Work
第10回 Presentation 3
第11回 Presentation Skills: Effective Visuals / (Topic) Music
第12回 Presentation Skills: Effective Visuals (cont.) / (Topic) Travel
第13回 Presentation Skills: Effective Visuals (cont.) / (Topic) Family
第14回 Presentation 4
第15回 General course review
■学習・教育目標および到達目標
特定の話題について1分間以上のプレゼンテーションやディスカッションができる。
■授業時間外に必要な学修
授業で習ったことを身近なものへ適用や応用し、その理解を深めること。そして、各授業で指示された課題に取り組
むこと。
■教科書
最初の授業で指示する。
■参考文献
最初の授業で指示する。
■関連科目
オーラルイングリッシュ 1・2
英語演習1・2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
Presentations 40%
Quizzes/Tests 30%
Classwork & Homework 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で指示する。
■オフィスアワー
最初の授業で指示する。
- 96 -
科目名:
オーラルイングリッシュ 4
英文名: Oral English 4
担当者: ウォルシュ
シェイン ローレンス・コーリ ロバート クーラン・ピーター バリー グラ
ント・ブライアン スレイター・トラスコット ジョージ・ヒエタラヒティ エレキカレ
ヴィ・ホーキング マーク・ルドルフ ジュリー・アン
単 位: 1単位
開講年次: 2 ~ 4年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
『オーラルイングリッシュ3』に引き続き、「近大Can-Do枠組み」に基づいて、リスニング力・スピーキング力のさら
なる向上を図る。理工分野や時事の話題等について、自分の考えや感想を発表したり、ディスカッションを行うこと
によって、プレゼンテーション能力に磨きをかける。さらに、社会に出て役に立つコミュニケーションスキルを身に
つける。
第1回 Course description, teacher policies, grading, etc. / (Topic) Summer Vacation
第2回 Presentation Skills: Explaining Visuals / (Topic) Sports
第3回 Presentation Skills: Explaining Visuals (cont.): Charts, Graphs & Data / (Topic) Your Home
第4回 Presentation 1
第5回 Presentation Skills: The Story Message (Overview)) / (Topic) Health
第6回 Presentation Skills: The Story Message (Overview) / (Topic) Animals
第7回 Presentation 2
第8回 Presentation Skills: Presentation Structure (Introduction, Body, Conclusion) / (Topic) Weather
第9回 Presentation Skills: Introduction & Introductory Phrases / (Topic) Media & Entertainment
第10回 Presentation 3
第11回 Presentation Skills: The Body (Using Evidence & Examples) / (Topic) America
第12回 Presentation Skills: Transitions & Sequencers / (Topic) Education
第13回 Presentation Skills: The Conclusion / (Topic) Other Cultures
第14回 Presentation 4
第15回 General course review
■学習・教育目標および到達目標
特定の話題について2分間以上のプレゼンテーションやディスカッションができる。
■授業時間外に必要な学修
授業で習ったことを身近なものへ適用や応用し、その理解を深めること。そして、各授業で指示された課題に取り組
むこと。
■教科書
最初の授業で指示する。
■参考文献
最初の授業で指示する。
■関連科目
オーラルイングリッシュ 1・2・3
英語演習1・2・3
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
Presentations 40%
Quizzes/Tests 30%
Homework & Classwork 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で指示する。
■オフィスアワー
最初の授業で指示する。
- 97 -
科目名:
オーラルイングリッシュ 4(再)
英文名: Oral English 4
担当者: ピーター
バリー グラント・パトリック ジャッジ・ホワイト ショーン・リース ティナ
エイドリアナ・ホワイト ウィリアム
単 位: 1単位
開講年次: 3 ~ 4年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
『オーラルイングリッシュ3』に引き続き、「近大Can-Do枠組み」に基づいて、リスニング力・スピーキング力のさら
なる向上を図る。理工分野や時事の話題等について、自分の考えや感想を発表したり、ディスカッションを行うこと
によって、プレゼンテーション能力に磨きをかける。さらに、社会に出て役に立つコミュニケーションスキルを身に
つける。
第1回 Course description, teacher policies, grading, etc. / (Topic) Summer Vacation
第2回 Presentation Skills: Explaining Visuals / (Topic) Sports
第3回 Presentation Skills: Explaining Visuals (cont.): Charts, Graphs & Data / (Topic) Your Home
第4回 Presentation 1
第5回 Presentation Skills: The Story Message (Overview)) / (Topic) Health
第6回 Presentation Skills: The Story Message (Overview) / (Topic) Animals
第7回 Presentation 2
第8回 Presentation Skills: Presentation Structure (Introduction, Body, Conclusion) / (Topic) Weather
第9回 Presentation Skills: Introduction & Introductory Phrases / (Topic) Media & Entertainment
第10回 Presentation 3
第11回 Presentation Skills: The Body (Using Evidence & Examples) / (Topic) America
第12回 Presentation Skills: Transitions & Sequencers / (Topic) Education
第13回 Presentation Skills: The Conclusion / (Topic) Other Cultures
第14回 Presentation 4
第15回 General course review
■学習・教育目標および到達目標
特定の話題について2分間以上のプレゼンテーションやディスカッションができる。
■授業時間外に必要な学修
授業で習ったことを身近なものへ適用や応用し、その理解を深めること。そして、各授業で指示された課題に取り組
むこと。
■教科書
最初の授業で指示する。
■参考文献
最初の授業で指示する。
■関連科目
オーラルイングリッシュ 1・2・3
英語演習1・2・3
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
Presentations 40%
Quizzes/Tests 30%
Homework & Classwork 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で指示する。
■オフィスアワー
最初の授業で指示する。
- 98 -
科目名:
アカデミックリーディング1 AR1-1
英文名: Academic Reading 1
ア ラ イ
担当者: 新井
フミヒト
文人
単 位: 1単位
開講年次: 2 ~ 4年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
「英語演習1・2」で学んだ内容をさらに深め、英語のリーディング能力を中心に、総合的な英語能力のさらなる向上と
定着を図る。高学年で学術論文等の専門的な英語の文章を読み解く際の基礎力を養うため、まとまった量の英文を精
読または速読することを繰り返し、それぞれの英文に関連した演習問題もあわせて解きながら、英文の内容を理解す
る力を高める。また、それらの英文や演習問題を通して語彙や文法の定着を図り、ライティングやスピーキングにも
活かせる様々な英語表現を学ぶ。
第1回 イントロダクション
第2回 Lesson 1: Men Are From Mars, Women Are From Venus
第3回 Lesson 2: Chocolate
第4回 Lesson 3: Product Placement
第5回 Lesson 4: Fart Tax
第6回 Lesson 5: Letter from an Iranian Girl
第7回 Lesson 6: Blogs
第8回 Lesson 7: The Placebo Effect
第9回 Lesson 8: Sedna
第10回 Lesson 9: The Amazon
第11回 Lesson 10: Space Junk
第12回 Lesson 11: ID theft
第13回 Lesson 12: Euthanasia
第14回 まとめ
第15回 まとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)の基礎力を確実にしながら、特に専門的な英語の文章を読むのに必要なリー
ディングの基礎力が身につくことを目指す。
■授業時間外に必要な学修
授業内で指定した予習・復習を必ず行うこと。
■教科書
[ISBN]978-4-7919-3113-2『Reading Expert〈2〉』(宍戸真、成美堂:2010)
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
アカデミックリーディング2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で通知する。
■オフィスアワー
最初の授業で通知する。
- 99 -
科目名:
アカデミックリーディング1 AR1-2
英文名: Academic Reading 1
ヤ マ ダ
担当者: 山田
マサヨシ
正義
単 位: 1単位
開講年次: 2 ~ 4年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
「英語演習1・2」で学んだ内容をさらに深め、英語のリーディング能力を中心に、総合的な英語能力のさらなる向上と
定着を図る。高学年で学術論文等の専門的な英語の文章を読み解く際の基礎力を養うため、まとまった量の英文を精
読または速読することを繰り返し、それぞれの英文に関連した演習問題もあわせて解きながら、英文の内容を理解す
る力を高める。また、それらの英文や演習問題を通して語彙や文法の定着を図り、ライティングやスピーキングにも
活かせる様々な英語表現を学ぶ。
第1回 イントロダクション
第2回 Lesson 1: Mysteries
第3回 Lesson 1: Mysteries
第4回 Lesson 2: Favorite Foods
第5回 Lesson 2: Favorite Foods
第6回 Lesson 3: Cool Jobs
第7回 Lesson 3: Cool Jobs
第8回 Lesson 4: Shipwrecks
第9回 Lesson 4: Shipwrecks
第10回 Lesson 5: Science Investigators
第11回 Lesson 5: Science Investigators
第12回 Lesson 6: Explorers and Pioneers
第13回 Lesson 6: Explorers and Pioneers
第14回 まとめ
第15回 まとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)の基礎力を確実にしながら、特に専門的な英語の文章を読むのに必要なリー
ディングの基礎力が身につくことを目指す。
■授業時間外に必要な学修
授業内で指定した予習・復習を必ず行うこと。
■教科書
[ISBN]978-1-285-84700-9『Reading Explorer Foundations: Student Book』(Text only) (Nancy Douglas、Cengage
Learning:2014)
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
アカデミックリーディング2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で通知する。
■オフィスアワー
最初の授業で通知する。
- 100 -
科目名:
アカデミックリーディング1 AR1-3
英文名: Academic Reading 1
ア ナ ダ
担当者: 穴田
リ
エ
エ
ド
ト モ ミ
理枝・江戸 智美
単 位: 1単位
開講年次: 2 ~ 4年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
「英語演習1・2」で学んだ内容をさらに深め、英語のリーディング能力を中心に、総合的な英語能力のさらなる向上と
定着を図る。高学年で学術論文等の専門的な英語の文章を読み解く際の基礎力を養うため、まとまった量の英文を精
読または速読することを繰り返し、それぞれの英文に関連した演習問題もあわせて解きながら、英文の内容を理解す
る力を高める。また、それらの英文や演習問題を通して語彙や文法の定着を図り、ライティングやスピーキングにも
活かせる様々な英語表現を学ぶ。
第1回 イントロダクション
第2回 Unit 1 Millennials
第3回 Unit 2 Green Profits
第4回 Unit 3 Well-Loved Pets
第5回 復習
第6回 Unit 4 Italy's Fashion Kings
第7回 Unit 5 Viral Marketing
第8回 Unit 6 TED Talks
第9回 復習
第10回 Unit 7 The Gossip Media
第11回 Unit 8 Replanting the World's Forests
第12回 Unit 9 Adventure Tourism
第13回 復習
第14回 Unit 10 The Cannes Film Festival
第15回 復習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)の基礎力を確実にしながら、特に専門的な英語の文章を読むのに必要なリー
ディングの基礎力が身につくことを目指す。
■授業時間外に必要な学修
授業内で指定した予習・復習を必ず行うこと。
■教科書
[ISBN]978-4-523-17775-3『Reading Pass 2 (Second Edition)』
(Andrew E. Bennett、南雲堂:2015)
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
アカデミックリーディング2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で通知する。
■オフィスアワー
最初の授業で通知する。
- 101 -
科目名:
アカデミックリーディング1 AR2-1
英文名: Academic Reading 1
ムラカミ
担当者: 村上
ヤ
エ
コ
トキサト
ユ ウ コ
サルワタリ
ア ス カ
八重子・時里 祐子・猿渡 翌加
単 位: 1単位
開講年次: 2 ~ 4年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
『英語演習1・2』で学んだ内容をさらに深め、英語のリーディング能力を中心に、総合的な英語能力のさらなる向上と
定着を図る。高学年で学術論文等の専門的な英語の文章を読み解く際の基礎力を養うため、まとまった量の英文を精
読または速読することを繰り返し、それぞれの英文に関連した演習問題もあわせて解きながら、英文の内容を理解す
る力を高める。また、それらの英文や演習問題を通して語彙や文法の定着を図り、ライティングやスピーキングにも
活かせる様々な英語表現を学ぶ。
第1回 イントロダクション
第2回 Unit 1-1 分類・物質の成り立ち
第3回 Unit 1-1 分類・物質の成り立ち
第4回 Unit 1-2 とても小さな原子
第5回 Unit 2-1 比較・元素
第6回 Unit 2-1 比較・元素
第7回 Unit 2-2 生命を支える気体
第8回 Unit 3-1 原因と結果・色・光・音
第9回 Unit 3-2 光の反射について考える
第10回 Unit 4-1 仮説・運動と重力
第11回 Unit 4-2 ニュートンと運動
第12回 Unit 5-1 定義・エネルギー
第13回 Unit 5-2 E=mc2
第14回 Unit 6-1 例証・熱
第15回 Unit 6-2 熱の伝導
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)の基礎力を確実にしながら、特に専門的な英語の文章を読むのに必要なリー
ディングの基礎力が身につくことを目指す。
■授業時間外に必要な学修
授業内で指定した予習・復習を必ず行うこと。
■教科書
[ISBN]9784523174585『English for science 役に立つ科学技術英語』(Fran Zimmerman他, 南雲堂 : 2004)
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
アカデミックリーディング2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施基準に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で通知する。
■オフィスアワー
最初の授業で通知する。
- 102 -
科目名:
アカデミックリーディング1 AR2-3
英文名: Academic Reading 1
カ
ヤ
担当者: 賀谷
ヨ シ コ
嘉子
単 位: 1単位
開講年次: 2 ~ 4年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
『英語演習1・2』で学んだ内容をさらに深め、英語のリーディング能力を中心に,総合的な英語能力のさらなる向上と
定着を図る。高学年で学術論文等の専門的な英語の文章を読み解く際の基礎力を養うため,まとまった量の英文を精
読または速読することを繰り返し、それぞれの英文に関連した演習問題もあわせて解きながら、英文の内容を理解す
る力を高める。また,それらの英文や演習問題を通して語彙や文法の定着を図り,ライティングやスピーキングにも
活かせる様々な英語表現を学ぶ。
第1回 イントロダクション
第2回 Unit 1 Amazing Animals
第3回 Unit 1 Amazing Animals
第4回 Unit 2 Travel and Adventure
第5回 Unit 2 Travel and Adventure
第6回 Unit 3 Music and Fesivals
第7回 Unit 3 Music and Fesivals
第8回 Review 1 City in the Clouds
第9回 Unit 4 Other Worlds
第10回 Unit 4 Other Worlds
第11回 Unit 5 City Living
第12回 Unit 5 City Living
第13回 Unit 6 Clothing and Fashion
第14回 Unit 6 Clothing and Fashion
第15回 Review 2 Ancient Capitals
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)の基礎力を確実にしながら、特に専門的な英語の文章を読むのに必要なリー
ディングの基礎力が身につくことを目指す。
■授業時間外に必要な学修
授業内で指定した予習・復習を必ず行うこと。
■教科書
[ISBN]9781285846859『Reading Explorer 1 (second edition)』(Text only), (Nancy Douglas, センゲージ・ラーニング :
2015)
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
アカデミックリーディング2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施基準に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で通知する。
■オフィスアワー
最初の授業で通知する。
- 103 -
科目名:
アカデミックリーディング2 AR1-1
英文名: Academic Reading 2
ア ラ イ
担当者: 新井
フミヒト
文人
単 位: 1単位
開講年次: 2 ~ 4年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
「英語演習1・2」で学んだ内容をさらに深め、英語のリーディング能力を中心に、総合的な英語能力のさらなる向上と
定着を図る。高学年で学術論文等の専門的な英語の文章を読み解く際の基礎力を養うため、まとまった量の英文を精
読または速読することを繰り返し、それぞれの英文に関連した演習問題もあわせて解きながら、英文の内容を理解す
る力を高める。また、それらの英文や演習問題を通して語彙や文法の定着を図り、ライティングやスピーキングにも
活かせる様々な英語表現を学ぶ。
第1回 イントロダクション
第2回 Lesson 13: Venice, Italy
第3回 Lesson 14: Honorifics
第4回 Lesson 15: Beauty in the Media
第5回 Lesson 16: Salzburg, Austria
第6回 Lesson 17: Sweatshops
第7回 Lesson 18: Aroma Oils
第8回 Lesson 19: German Education
第9回 Lesson 20: Peter Jackson
第10回 Lesson 21: Women in New Zealand
第11回 Lesson 22: Wine in France
第12回 Lesson 23: The Pygmalion Effect
第13回 Lesson 24: Multinational Business
第14回 まとめ
第15回 まとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)の基礎力を確実にしながら、特に専門的な英語の文章を読むのに必要なリー
ディングの基礎力が身につくことを目指す。
■授業時間外に必要な学修
授業内で指定した予習・復習を必ず行うこと。
■教科書
[ISBN]978-4-7919-3113-2『Reading Expert〈2〉』(宍戸真、成美堂:2010)
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
アカデミックリーディング1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で通知する。
■オフィスアワー
最初の授業で通知する。
- 104 -
科目名:
アカデミックリーディング2 AR1-2
英文名: Academic Reading 2
ヤ マ ダ
担当者: 山田
マサヨシ
正義
単 位: 1単位
開講年次: 2 ~ 4年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
「英語演習1・2」で学んだ内容をさらに深め、英語のリーディング能力を中心に、総合的な英語能力のさらなる向上と
定着を図る。高学年で学術論文等の専門的な英語の文章を読み解く際の基礎力を養うため、まとまった量の英文を精
読または速読することを繰り返し、それぞれの英文に関連した演習問題もあわせて解きながら、英文の内容を理解す
る力を高める。また、それらの英文や演習問題を通して語彙や文法の定着を図り、ライティングやスピーキングにも
活かせる様々な英語表現を学ぶ。
第1回 イントロダクション
第2回 Lesson 7: Mind's Eye
第3回 Lesson 7: Mind's Eye
第4回 Lesson 8: Animal Wonders
第5回 Lesson 8: Animal Wonders
第6回 Lesson 9: Incredible Domes
第7回 Lesson 9: Incredible Domes
第8回 Lesson 10: Wild Weather
第9回 Lesson 10: Wild Weather
第10回 Lesson 11: Giants of the Past
第11回 Lesson 11: Giants of the Past
第12回 Lesson 12: Technology
第13回 Lesson 12: Technology
第14回 まとめ
第15回 まとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)の基礎力を確実にしながら、特に専門的な英語の文章を読むのに必要なリー
ディングの基礎力が身につくことを目指す。
■授業時間外に必要な学修
授業内で指定した予習・復習を必ず行うこと。
■教科書
[ISBN]978-1-285-84700-9『Reading Explorer Foundations: Student Book』(Text only) (Nancy Douglas、Cengage
Learning:2014)
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
アカデミックリーディング1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で通知する。
■オフィスアワー
最初の授業で通知する。
- 105 -
科目名:
アカデミックリーディング2 AR1-3
英文名: Academic Reading 2
ア ナ ダ
担当者: 穴田
リ
エ
エ
ド
ト モ ミ
理枝・江戸 智美
単 位: 1単位
開講年次: 2 ~ 4年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
「英語演習1・2」で学んだ内容をさらに深め、英語のリーディング能力を中心に、総合的な英語能力のさらなる向上と
定着を図る。高学年で学術論文等の専門的な英語の文章を読み解く際の基礎力を養うため、まとまった量の英文を精
読または速読することを繰り返し、それぞれの英文に関連した演習問題もあわせて解きながら、英文の内容を理解す
る力を高める。また、それらの英文や演習問題を通して語彙や文法の定着を図り、ライティングやスピーキングにも
活かせる様々な英語表現を学ぶ。
第1回 イントロダクション
第2回 Unit 11 Giving Away Billions
第3回 Unit 12 Computer Actors
第4回 Unit 13 New York City
第5回 復習
第6回 Unit 14 Fresh Water: A Growing Crisis
第7回 Unit 15 Exporting Culture
第8回 Unit 16 Aging Populations
第9回 復習
第10回 Unit 17 The Power of YouTube
第11回 Unit 18 Sotheby's
第12回 Unit 19 Yoga
第13回 復習
第14回 Unit 20 Crime-Fighting Scientists
第15回 復習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)の基礎力を確実にしながら、特に専門的な英語の文章を読むのに必要なリー
ディングの基礎力が身につくことを目指す。
■授業時間外に必要な学修
授業内で指定した予習・復習を必ず行うこと。
■教科書
[ISBN]978-4-523-17775-3『Reading Pass 2 (Second Edition)』
(Andrew E. Bennett、南雲堂:2015)
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
アカデミックリーディング1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で通知する。
■オフィスアワー
最初の授業で通知する。
- 106 -
科目名:
アカデミックリーディング2 AR2-1
英文名: Academic Reading 2
ムラカミ
担当者: 村上
ヤ
エ
コ
トキサト
ユ ウ コ
サルワタリ
ア ス カ
八重子・時里 祐子・猿渡 翌加
単 位: 1単位
開講年次: 2 ~ 4年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
『英語演習1・2』で学んだ内容をさらに深め、英語のリーディング能力を中心に、総合的な英語能力のさらなる向上と
定着を図る。高学年で学術論文等の専門的な英語の文章を読み解く際の基礎力を養うため、まとまった量の英文を精
読または速読することを繰り返し、それぞれの英文に関連した演習問題もあわせて解きながら、英文の内容を理解す
る力を高める。また、それらの英文や演習問題を通して語彙や文法の定着を図り、ライティングやスピーキングにも
活かせる様々な英語表現を学ぶ。
第1回 イントロダクション
第2回 Unit 7-1 証拠づけ・喫煙・麻薬・アルコール
第3回 Unit 7-1 証拠づけ・喫煙・麻薬・アルコール
第4回 Unit 7-2 麻薬の危険性
第5回 Unit 8-1 実験・電気と磁気
第6回 Unit 8-1 実験・電気と磁気
第7回 Unit 8-2 磁石の魔法
第8回 Unit 9-1 計算・液体と気体
第9回 Unit 9-2 なぜ物体は浮くの?
第10回 Unit 10-1 報告・生命の起源
第11回 Unit 10-2 進化
第12回 Unit 11-1 記述・宇宙
第13回 Unit 11-2 月旅行、素敵かしら?
第14回 Unit 12-1 予測・天候
第15回 Unit 12-2 天気の不思議
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)の基礎力を確実にしながら、特に専門的な英語の文章を読むのに必要なリー
ディングの基礎力が身につくことを目指す。
■授業時間外に必要な学修
授業内で指定した予習・復習を必ず行うこと。
■教科書
[ISBN]9784523174585『English for science 役に立つ科学技術英語』(Fran Zimmerman他, 南雲堂 : 2004)
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
アカデミックリーディング1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施基準に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で通知する。
■オフィスアワー
最初の授業で通知する。
- 107 -
科目名:
アカデミックリーディング2 AR2-3
英文名: Academic Reading 2
カ
ヤ
担当者: 賀谷
ヨ シ コ
嘉子
単 位: 1単位
開講年次: 2 ~ 4年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
『英語演習1・2』で学んだ内容をさらに深め、英語のリーディング能力を中心に,総合的な英語能力のさらなる向上と
定着を図る。高学年で学術論文等の専門的な英語の文章を読み解く際の基礎力を養うため,まとまった量の英文を精
読または速読することを繰り返し、それぞれの英文に関連した演習問題もあわせて解きながら、英文の内容を理解す
る力を高める。また,それらの英文や演習問題を通して語彙や文法の定着を図り,ライティングやスピーキングにも
活かせる様々な英語表現を学ぶ。
第1回 イントロダクション
第2回 Unit 7 Dinosaurs Come Alive
第3回 Unit 7 Dinosaurs Come Alive
第4回 Unit 8 Stories and Storytellers
第5回 Unit 8 Stories and Storytellers
第6回 Unit 9 Tough Jobs
第7回 Unit 9 Tough Jobs
第8回 Review 3 Land of Legends
第9回 Unit 10 Pyramid Builders
第10回 Unit 10 Pyramid Builders
第11回 Unit 11 Legends of the Sea
第12回 Unit 11 Legends of the Sea
第13回 Unit 12 Vanished!
第14回 Unit 12 Vanished!
第15回 Review 4 The Hidden Warriors
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)の基礎力を確実にしながら、特に専門的な英語の文章を読むのに必要なリー
ディングの基礎力が身につくことを目指す。
■授業時間外に必要な学修
授業内で指定した予習・復習を必ず行うこと。
■教科書
[ISBN]9781285846859『Reading Explorer 1 (second edition)』(Text only), (Nancy Douglas, センゲージ・ラーニング :
2015)
■参考文献
必要に応じて授業時に指示する。
■関連科目
アカデミックリーディング1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施基準に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
最初の授業で通知する。
■オフィスアワー
最初の授業で通知する。
- 108 -
第二外国語について
(平成 25・26・27・28 年入学生用)
第二外国語教育の共通基本目標
From
To
中学・高校を通じて英語を勉強したが、
英語以外の外国語も今から身につけて

①
ケーションができる。
②
おきたい。
外国人と臆することなくコミュニ
国際感覚と広い視野が身につく。

“From  To”を実現する手段としての「近畿大学の第二外国語教育」
―
今しかない、ゼロから始める楽しい第二外国語
―
共通基本目標
1.独仏中韓を基軸とした英語以外の言語も学習し、これらの外国語の学習を通して多元的な世界
の見方ができる力を培う。
2.一人一人のレベルに応じて到達目標を設定し、その達成度を確認しつつ段階的に外国語の運用
能力を向上させる。
3. 多様化する国際社会において相互に尊重し信頼し合う上で必要な知識を習得し、異文化への
理解を深め、国際的な感覚を高める。
具体的方策
上記の目標を達成するために以下の具体的方策を実施する。
1.希望する第二外国語を選択し履修できるクラス編成。新しく学ぶ外国語の基本要素が確実に身
につく基幹科目。知識を実用レベルにまで高める発展科目。
2.自己評価により現在のレベルを確認し、次の目標を設定して自律的に学習できるシステム。教
員によるきめ細かい学習支援。
3.
「ことばと文化」
「国際化と異文化理解」などの教養講座と語学教育との連携。ことばを通して
文化に接し、文化を学ぶことによって国際的視野と深い教養が身につく授業。
4.授業外活動による学生の学習意欲の向上。語学センター講座(検定対策講座を含む)
、スピー
チコンテストなど学内における交流。留学及び海外研修の支援。
5.学生一人一人の意欲とニーズに応える学習指導体制。教員による学生個人を対象とする学習相
談。
6.学部専門教育との連携・橋渡し。各学部の特色を最大限に生かした第二外国語教育。専門教育
と多様な外国語をリンクさせる発展科目の整備・充実。
- 111 -
第二外国語について
なぜ大学で第二外国語を学ぶのでしょうか?
あなたは、第二外国語を学びたいと思いますか? 本学では、多くの学部において第二外国語は
必修科目ではなく、選択科目のひとつです。しかし、実際はほとんどの学生が第二外国語を履修し
ています。みなさんの先輩にその動機を尋ねると、
「英語以外の外国語を話せるようになりたい」
、
「英語の単位だけでは足りないから」といった答えが返ってきます。
どうして大学で第二外国語を学ぶのでしょうか? 地球規模でのネットワーク化が進行している
今日にあって、国際社会におけるコミュニケーション言語として、英語が重要なことは言うまでも
ありません。しかし一方で、世界は、新たな多文化・多言語社会へと向かっています。中国や韓国
をはじめとするアジアの国々との交流だけでなく、EU諸国との関係も日本にとって重要です。現
代の日本を作り上げてきた歴史や文化は、英語圏以外の多様な国々からの影響も受けているのです。
第二外国語を学ぶことは、自分の知見や価値観を広げ、またそのことばを母語とする人々について、
深く学ぶ機会であり、国際社会において不可欠な教養を得る機会と言えるでしょう。
しかし、一部の学部を除いて、一年次に履修可能な第二外国語の授業は週一回の 90 分しかあり
ません。ただ受動的に授業を聴いているだけでは、流暢に話せるようにはなりません。それでは意
味がないと思う人もいるでしょう。しかし、実際に、第二外国語の授業を楽しみにしている人たち
がたくさんいるのです。それはなぜか、答えは単純です。第二外国語を学ぶことには「新しいこと
を知る喜び」があるからです。
そもそも、大学での外国語学習は、流暢に話せるようになることだけを目的としてはいません。
話すことはあくまで手段の一つなのです。大学では、そのことばを形成してきた文化的背景や、こ
とばの構造から日本とは異なる文化を知ることを目的としています。そこに「知る喜び」を感じて、
そのことばを積極的に学べば学ぶほど、語学もまた自然と上達していきます。事実、毎年、語学検
定試験の高難度の級に合格し、語学力と多様な価値観を身につけて、世界に羽ばたいてゆく先輩も
少なくありません。
日本にも外国の方がたくさんいます。かれらが一生懸命日本語で話しかけてくれると、自分たち
の文化を認めてもらえたような気がして、うれしくはありませんか? 多様なことばを知ることは、
多様な文化を認め、そこに住む人々と文化的に近づくことでもあるのです。それは旅行や留学、将
来の海外赴任にも活かされることでしょう。たとえ流暢でなくとも、さまざまなことばを話そうと
する人は多くの友人や思い出を得られるものです。
本学では、多様化する国際社会の要請に応じて、諸外国の言語を学び、その文化に固有の伝統や
考え方を理解することを第二外国語教育の最重要目標としています。世界を見渡す視点を日本や英
語圏からずらしてみるとまた違った世界が見えてきます。視点は多ければ多いほど、世界は広がり
をもつはずです。ことばを学ぶことによって開かれる世界は、無限なのです。
いまこそ、第二外国語を学んでみませんか?
- 112 -
ドイツ語について
「ドイツ語」と聞くと、何だか堅苦しくて難しそう、というイメージを抱く人が多いかもしれま
せん。本当にそうでしょうか。ドイツ語は英語と同じ西ゲルマン語という仲間に属し、英語とかな
り近い関係にあるので、単語や文法体系に共通点が多く、しかも発音は英語よりずっと簡単です。
語順などもむしろ日本語に似ているところがあり、私たち日本人にとっては特に学びやすい外国語
だと言えます。
ではドイツ語はどこで、どのくらい多くの人々が話しているのでしょうか。ドイツ語圏にはドイ
ツ(人口約 8200 万人)を始め、オーストリア(約 800 万人)、スイス(ドイツ語人口は約 500 万
人)、そしてリヒテンシュタイン(約 3 万人)が含まれます。この他ルクセンブルクでもドイツ語
が公用語のひとつとなっており、またドイツと国境を接する地域や東欧でもドイツ語を話す人たち
がおり、世界のドイツ語話者人口はほぼ1億人、EU(ヨーロッパ連合)の中でドイツ語は最も多
く話されている言葉となっています。
さて皆さんは、ドイツ語やドイツ語圏について、何を知っているでしょうか。最近ではゲームを
通じてドイツ語やドイツ文化(ゲルマン神話を含む)にふれる機会が増えているようですが、子供
の時にグリム童話を読んだという人、モーツァルトやベートーヴェン、あるいはクラフトワークに
代表されるテクノ・ミュージシャンの音楽が好きだという人も少なくないでしょう。オーストリア
の首都ウィーンで花開いた世紀末の文化は今もなお私たちを惹きつけて離しません。また、環境先
進国・福祉先進国として有名なドイツから、日本が多くのことを学んでいることはよく知られてい
ます。ドイツと言えばやはりベンツやBMWに代表されるクルマがあり、一度はアウトバーンを走
ってみたいと思っている人、サッカーのブンデスリーガに興味を持っている人もいるでしょう。最
近ではドイツ語圏の映画が日本公開される機会も増えました。そうした関心や興味を手がかりにし
て、ドイツ語の勉強を始めてみましょう。現在はインターネットを使ってドイツ語圏の情報が瞬時
に手に入り、英語圏のソースとは異なったものの見方、考え方に触れることもできます。また、ド
イツ語圏での旅行や語学研修も簡単に行える時代です。たとえ片言でもドイツ語を使って買い物や
現地の人との会話ができたら、旅の楽しみが増し、印象も全然違ったものになるでしょう。ドイツ
語を学ぶことを通して、自分の世界を広げていきましょう。
<辞書と参考書>
語学を学ぶには辞書が必要です。初級の段階では、なるべく紙の辞書を使うようにしましょう。
用例が見やすく、書き込みも容易だからです。参考書は必需品ではありませんが、必要に応じて自
主学習に役立てましょう。どちらも先生の説明を聞いて自分に合ったものを選び、早く使い慣れて
ください。
おすすめ辞書
『クラウン独和辞典』(三省堂)
『新アクセス独和辞典』(三修社)
『新アポロン独和辞典』
(同学社) 『エクセル独和辞典』(郁文堂)他
おすすめ参考書
『ドイツ語のしくみ(CDつき)』(白水社)他
- 113 -
フランス語について
フランスというと、皆さんは何を思い浮かべますか?
フランス料理やワインなど、グルメの国。
スイーツ大国。最近ではミシュランガイドの名前がテレビで聞かれることも多くなりました。また
世界のファッションをリードする国でもあります。スポーツでも、サッカーや柔道やフィギュアス
ケートなどさまざまな種目で、フランス語圏の選手たちがめざましい活躍をしていますね。それに
ロワールの古城やモン・サン・ミシェルに代表される数多くの世界遺産を有する国でもあります。
でもそれだけではなく、フランスはヨーロッパで一番のマンガ大国というような意外な一面も持っ
ているのです!
そんな多様で豊かな文化への入口として「フランス語」を勉強してみませんか?
フランス語は英語と同じアルファベットを使い、英語と共通する単語も多いので、とても簡単に
学ぶことができます。しかも英語に次ぐ第二の国際語で、国連やオリンピックでも英語と並んで使
われる言葉です。それにフランス語はフランス本国だけでなく、世界中で広く使われています。ヨ
ーロッパのベルギーやスイス、アフリカ諸国、カナダのケベック州やアメリカの一部、中南米諸国
やアジア、中東でもフランス語は使われています。世界でフランス語を話す人は、何とフランスの
人口の4倍もいるのです!
世界で2億6千万人が話している言語、それがフランス語です。
グローバル化がしきりに言われる現代にあって、世界的な言語としてのフランス語の重要性はい
っそう高まってきています。フランス語を知ることによって、日本やアメリカとはまた違った視点
から世界を眺めることができるようになるでしょう。英語だけではなく、さらにフランス語の知識
を身につけることは、皆さんにとっても貴重な知的財産の一つとなるはずです。フランス語はまた
明晰さと論理性に富む言語であると言われますが、フランス語の学習が論理的な思考力の育成と、
新しい視点からの異文化理解に役立つことを願っています。さあ、一緒に楽しくフランス語を学び
ましょう!
<辞書と参考書>
辞書
外国語を勉強する上で一番基本となる参考書は、何と言っても辞書に他なりません。最初か
らいきなり語彙数の多い大型辞書を買うよりも、次に挙げるような「学習仏和辞典」で勉強
を始めるのがいいでしょう。
「ディコ仏和辞典」(白水社)
「クラウン仏和辞典」(三省堂)
「プチ・ロワイヤル仏和辞典」
(旺文社)
参考書
など
講義の中でも文法は分かりやすく詳しく説明しますが、自分で分からないところを確認し、
知識をさらに深めるのには、次のような文法参考書をおすすめします。
「新・リュミエール
フランス文法参考書」(駿河台出版社)
「大学で始めるフランス語」(駿河台出版社)
- 114 -
など
中国語について
「中国」と聞いてみなさんはどんなことを連想しますか? 反日デモ、PM2.5、「爆買
い」……。最近の中国をめぐる報道を見て、中国に対してよいイメージを持っていない
人もいることでしょう。中国は広大な国土を抱え、13 億を超えるさまざまな人々が暮
らしています。中国人 13 億人すべてが「反日」? そんなことはないはずです。
中国は、改革開放以来、急速な経済発展を遂げてきました。今や日本にとって最大の
貿易相手国であり、生産地としても市場としても、日本経済の重要な鍵を握っています。
また、日中の距離は、飛行機でわずか 2 時間程度。ビジネスや観光をはじめ、人々の交
流も活発です。みなさんも、街中で中国語を耳にしたり、アルバイト先で中国の人と知
り合う機会も多いのではないでしょうか。
日本と中国、お互いの理解を深めるために私たちができることは何でしょう? その
答えの一つは、「中国語」を学ぶことです。広大な中国には、お互いの意思疎通が不可
能なほど多様な方言が存在しますが、私たちが学ぶ中国語は、「普通話」と呼ばれる標
準語であり、中国全土だけでなく、台湾や香港、シンガポール、世界中にあるチャイナ
タウンでも使える、中華圏の共通語です。また、日本は中国と同じく、漢字文化圏に属
します。中国では「簡体字」という簡略化された漢字、台湾や香港では「繁体字」とい
う旧来の漢字を用いていますが、いずれにせよ漢字。日本人は中国語を学ぶのに極めて
有利です。漢字に助けられつつ、中国語を学べば、広い中華圏への扉を開くことができ
るのです。
百聞は一見にしかず、在学中にぜひ一度、中国や台湾へ、旅行や留学をしてみてはい
かがでしょうか。本学では、短期語学研修(台湾 3 週間、北京 4 週間)を提供していま
す。研修に参加し、異なる文化や価値観に触れることで、大きな刺激を得られることで
しょう。
また、実用的な中国語を資格として身に付け、就職活動に備えるのもいいでしょう。
本学のカリキュラムは、「中国語検定試験」にも対応して構成されています。語学セン
ター(11 月ホール 2 階)では、会話や検定対策など、豊富な講座を無料で提供してい
ます。
日中両国の関係がぎくしゃくしている時代だからこそ、確かで豊かな知識と広い視野
を備えた国際人が求められています。今こそ、中国語を学びませんか?
<辞書と参考書>
辞書 旅行や留学へ持参し、コミュニケーションツールとして活用することを考えると、
最初は携帯用で、日中と併せて一冊のものを購入するのがいいでしょう。
『デイリーコンサイス中日・日中辞典』(三省堂)
『ポケットプログレッシブ中日・日中辞典』(小学館)
『中日辞典 第二版』(小学館)
『中日辞典 第三版』(講談社)
『東方中国語辞典』(東方書店)
『中国語辞典』(白水社)
参考書
授業と並行して、気軽な入門書を読んでみてはどうでしょう。
『はじめての中国語』(講談社現代新書) 『中国語はじめの一歩』(ちくま新書)
『中国語文法・完成マニュアル』(白帝社) 『よくわかる中国語文法』(白帝社)
- 115 -
韓国語について
日本に最も近い隣の地域、朝鮮半島で話されている韓国語(朝鮮語)は、日本語と非常
に似通ったことばとして知られています。例えばどんなところが似ているか?まずは語順
が似ています。「昨日本屋で買った本、すごくおもしろかったよ」という文も、単語をそれ
ぞれ置き換えていくだけでできあがってしまいます。他には漢字由来の語を使う、という
点も似ています。例を挙げれば、「新聞」「高速道路」といった語も韓国語で同じように用
いられます。発音はそれぞれ「シンムン」
「コソクトロ」となりますが、
「しんぶん」と「シ
ンムン」、「こうそくどうろ」と「コソクトロ」
、何となく音も似ています。類似は他にもい
ろいろありますが、日本語をよく知っている皆さんにとって、どれも勉強しやすいことば
だと感じることができます。
しかし、異なることばですから当然違いもあります。まず使われる文字が違います。韓
国語で使われる文字「ハングル」は、15 世紀に作り出されたものです。今でもその使用説
明書が残っているという、世界でも珍しい文字です。初めて韓国語を学ぶ皆さんは、まず
このハングルを学ぶことからスタートします。ハングルさえ読み書きできるようになれば、
後は韓国語のすばらしい世界が広がっていきます。ぜひ頑張りましょう。
日本と朝鮮半島との交流は先史時代から続いているといわれますが、21 世紀を迎えてさ
らに活発になってきました。今では、週末を利用して韓国へちょっと旅行に、ということ
が簡単にできるようになっています。最近ではテレビや映画でも韓国語に触れる機会が増
えています。学んだ内容をすぐに実践できる、というのも韓国語学習の楽しみの一つとい
えるでしょう。また本学では、韓国の多くの大学(慶煕大学、釜山外国語大学、仁荷大学、
高麗大学、漢陽大学など)と交流協定を結んでおり、春休みや夏休みを利用しての語学研
修プログラム、学部への交換留学プログラムなどを通じて、皆さんの韓国語学習をサポー
トしています。
最も近い隣の地域、朝鮮半島のことばを足がかりに、広くアジア、世界へと目を向けて
みましょう。そしてそれは、自らのことば、文化を再認識することにつながります。まず
は韓国語から、その一歩を踏み出してみませんか。
<辞書と参考文献>
辞書:辞書等が必要な場合には講義で指示しますが、以下のようなものがあります。
『朝鮮語辞典』(小学館)、『コスモス朝和辞典』
(白水社)、
『韓日辞典』
(三修社)など
参考書:参考書についても、講義内で適宜指示します。
- 116 -
第二外国語科目一覧
配当学年
単位
学期
ドイツ語総合1
1
1
前
ドイツ語総合2
1
1
後
フランス語総合1
1
1
前
フランス語総合2
1
1
後
中国語総合1
1
1
前
中国語総合2
1
1
後
韓国語総合1
1
1
前
韓国語総合2
1
1
後
日本人またはネイティブ
ドイツ語総合3
2
1
前
教員担当科目
ドイツ語総合4
2
1
後
フランス語総合3
2
1
前
フランス語総合4
2
1
後
中国語総合3
2
1
前
中国語総合4
2
1
後
韓国語総合3
2
1
前
韓国語総合4
2
1
後
科
目
名
備
考
第二外国語履修のガイドライン
*履修希望者は、下記の履修条件を満たしている者に限る。
科目名
履修条件
ドイツ語
同一言語を1・2継続して履修登録すること。
フランス語
総合1・2
中国語
履修する言語において、「総合1」を履修せずに、
それぞれの「総合2」を履修することはできない
韓国語
同一言語を3・4継続して履修登録すること
ドイツ語
フランス語
総合3・4
前年までに同一言語の総合1・2のうち、少なく
中国語
とも一方の単位を取得していることを条件とす
韓国語
る
- 117 -
第二外国語科目<科目名・概要>
<ドイツ語>
ドイツ語は、ドイツ、スイス、オーストリアなど、ヨーロッパの中央に位置する国々で話されてい
ることばで、EU 圏内では英語についで最も話者人口の多いことばです。歴史的に英語とは姉妹関
係にあり、英語を学んだ人はドイツ語に入っていくことが容易です。英語と比べると発音が簡単で
あり、学習者はすぐに読み書き、発音ができるようになります。ドイツは EU 経済をリードするだ
けではなく、工業、医学、芸術、哲学などの学問分野でも中心的役割を果たしています。また、自
動車やサッカー、ビールとソーセージ、童話やメルヘン、エコロジーと福祉など、日常レベルでも
様々な魅力に事欠きません。人生を豊かにしてくれるドイツ文化に、ぜひ触れてみませんか。
ドイツ語
総合1
日常のさまざまな場面で使われる会話体のテキストに従って、文法事項の説明、語彙や表現の聴き
取り、口頭練習などを段階的、反復的に行ない、ドイツ語の基本的な仕組みを学びます。読む・書
く・話す能力をバランスよく育成することに主眼を置きます。またテキストの内容に関連して、ド
イツ語圏の文化事情についても紹介します。積極的に声を出して発音することを望みます。
ドイツ語
総合2
「ドイツ語総合1」に引き続いて、日常のさまざまな場面で使われる会話体のテキストに従って、
ドイツ語の仕組みを捉え、さらに語彙を増やして、表現力をつけていきましょう。テキストの内容
に関連して、ドイツ語圏の文化事情についても紹介します。読み書きだけではなく、ヒアリング力
もつけ、また積極的にことばを口に出して発音することを望みます。
ドイツ語
総合3
これまで学んだドイツ語の文法や基本構造をもう一度確認しながら、語彙や表現の聴き取り、口頭
練習、ドイツ語を作り出す練習などにより、ドイツの日常生活で使うことができ、またいろいろな
場面で簡単に応用できる表現を習得します。また文章読解を通じて、比較的長い文章を読解する力
もつけます。 ドイツ語圏の文化に対する理解も更に深めて行きましょう。随時プリントなどの補
助教材を使うことがあります。
ドイツ語
総合4
これまで学んだドイツ語の文法や基本構造をもう一度確認しながら、語彙や表現の聴き取り、口頭
練習、ドイツ語を作り出す練習などにより、ドイツの日常生活で使うことができ、またいろいろな
場面で簡単に応用できる表現を習得します。 長文を読解する力もつけます。ドイツ語圏の文化に
対する理解も更に深めて行きましょう。随時プリントなどの補助教材を使うことがあります。
- 118 -
<フランス語>
フランス語は、フランスばかりではなくベルギー、カナダやアフリカ諸国でも話されている国際語
で、英語と同じアルファベットを使い、共通する単語も多いので、とても簡単に学ぶことができま
す。世界の表舞台で活躍する人々や、世界的なスポーツ選手にもフランス語を話す人は多く、英語
に次ぐ言語として国際連合の公用語の一つにもなっています。また芸術、ファッション、料理、建
築といった分野においてもフランス文化は大きな存在感を示しており、フランス語を学ぶとそうし
た世界への視野も広がります。そんなフランス語を一緒に学んでみませんか?
フランス語
総合1
この講義では、フランス語を聞き、話し、読み、書くためのバランスの取れた能力の育成を目指し
ます。基本的な文法を、日常生活に即した会話文をもとに楽しく学びながら、自分でも使える力を
身に付ける仕組みです。講義は毎回新しい内容が出てきますので、なるべく休まずに出席しましょ
う。授業中の活発な質問など、講義への一人一人の積極的な参加を望みます。
フランス語
総合2
「フランス語総合 1」に引き続き、日常生活に即した会話を楽しく学びながら、フランス語をさら
に自由に使えるように知識を深めていきます。
「総合 2」では、さまざまな動詞を使いこなし、広い範囲の語彙を身に付けながら、会話でより
自由にいろいろなことを表現できるようにします。また文法は過去形も学び、簡単な文章なども読
みこなせるレベルまで進んでいきます。
フランス語
総合3
すでに「フランス語総合 1, 2」を履修した学生を対象とします。
簡単な文章を読んだり、日常的な会話を楽しく学びながら、フランス語を使いこなすのに必要な能
力の完成を目指します。また「総合 1,2」で学んだ知識を基本から再確認し、まだ習っていない内
容も少しずつ習得できるようにします。授業は知識を積み重ねていくことが必要ですので、休まず
出席しましょう。また予習と復習を欠かさないようにして、知識をしっかりと身に付けるようにし
てください。
フランス語
総合4
これまでに習得した知識にさらに磨きをかけながら、フランス語の文法を完成に近づけます。日常
のさまざまな場面での会話文を楽しく学びながら、それらの表現を自分でも使いこなせるように練
習し、それと同時に語彙を増やして簡単な文章なども読みこなせるようにします。前期と同様、休
まず出席しましょう。また予習や復習も必ずして知識をしっかりと身に付けるようにしてください。
- 119 -
<中国語>
広大な国土をもつ中国には、まったく意思疎通ができないほど互いに異なる、多くの方言がありま
す。大学で学ぶ中国語は、
「漢語」とも「普通話」とも呼ばれ、中国全土だけでなく、台湾や香港、
シンガポール、世界各地のチャイナタウンでも使える中華圏の共通語です。途方もなく長い歴史を
もち、とてつもない人口を抱え、急速な発展を遂げる中国。歴史的にも文化的にも地理的にも経済
的にも、日本ときわめて関係の深い国です。中国を理解するための第一歩として、まず中国語を今
学びませんか。
中国語
総合1
中国語を聞き、話し、読み、書くことに慣れ親しみ、初歩的な中国語を用いてコミュニケーション
が図れるようにします。「総合1」では、中国語の音節構造を理解し、発音表記(ピンイン)に習
熟することが第一の目標となりますが、簡単な自己紹介や日常会話ができるよう、文法の基礎もし
っかりと学んでいきます。
中国語
総合2
「総合 2」では、
「総合 1」で習熟したピンインを見て、一字一句正確に発音できることを目指しま
す。また平易な文章を聞き、話すことができるよう中国語の基礎的知識を身につけ、初級レベルの
コミュニケーションが図れるようにします。
中国語
総合3
中国語総合 1,2 を履修し、基礎的事項をマスターした学生を対象とする科目です。
中国語総合 1,2 で学習した単語や文法事項を復習しながら、日常の身近な話題をテーマに、自分
の言葉で表現できる力を養います。
「総合 3」では、主に「読む」と「書く」に重点を置き、中国
語による文章表現力の基礎を身につけます。中国語を読んで適切に理解し、自分の言いたいことが
書けること、また情報や自分の考えを場面や目的に応じて適切に伝えることを学びます。
中国語
総合4
「総合 3」に引き続き、日常の身近な話題や生活習慣をテーマに、中国語による自己表現力を高め
ていきます。語彙を増やすとともに文法力や表現力も強化し、総合的な中国語運用能力を伸ばして
いきます。
- 120 -
<韓国語>
朝鮮半島で話されている韓国語(朝鮮語)は、日本語とよく似たことばとして知られています。ま
ず語順が似ていますし、漢字由来のことばが多いことも共通しています。ですから日本語を母語と
する人には、きっと最も勉強しやすいことばと感じられることでしょう。文字は「ハングル」を使
います。ハングルは 15 世紀に作られた非常にわかりやすい表記法です。日本と朝鮮半島は古くか
ら交流がありましたが、21 世紀の今ますます盛んです。アジアへそして世界へ目を向ける第一歩
として、まず最も近いお隣の地域、お隣のことば、韓国語の学習を始めてみませんか。
韓国語
総合1
韓国語を初めて学ぶ学生を対象に、韓国語を読み、書き、聞き、話すための基礎的な運用能力を身
につけることが、この授業の目標です。まずは文字と発音の学習から始まり、基礎的な語彙と文法
の学習へと進みます。口頭での反復練習を中心に、基礎的な会話を学んでいきます。
韓国語
総合2
「韓国語総合 1」に引き続き、韓国語を読み、書き、聞き、話すための基礎的な運用能力をさらに
伸ばしていきます。基礎的な語彙や文法に習熟し、さまざまな表現をくり返し練習することで、簡
単な会話ができるようになることを目標としています。
韓国語
総合3
「韓国語総合 1・2」の学習内容を基礎として、さらに実践的な運用能力の獲得へと進みます。既
に習った用言の基本的な活用を確認し、さらにさまざまな活用のタイプを学習するとともに、多様
な表現を学びます。
韓国語
総合4
「韓国語総合 3」に引き続き、実践的な運用能力を養っていきます。さまざまな語彙や用言の活用、
表現を学ぶとともに、韓国の文化などについても触れていきます。
- 121 -
第二外国語履修のガイドライン
*履修希望者は、下記の履修条件を満たしている者に限る。
科目名
履修条件
同一言語を1・2継続して履修登録すること
ドイツ語
フランス語
総合1・2
履修する言語において、「総合1」を履修せず
中国語
に、それぞれの「総合2」を履修することはで
韓国語
きない
ドイツ語
同一言語を3・4継続して履修登録すること
フランス語
総合3・4
前年までに同一言語の総合1・2のうち、少な
中国語
くとも一方の単位を取得していることを条件と
韓国語
する
ドイツ語
同一言語を1・2継続して履修登録すること
フランス語
コミュニケーション1・2
前年までに同一言語の総合1・2のうち、少な
中国語
くとも一方の単位を取得していることを条件と
韓国語
する
ドイツ語
同一言語を A・B 継続して履修登録すること
フランス語
カルチャーセミナーA・B
前年までに同一言語の総合3・4のうち、少な
中国語
くとも一方の単位を取得していることを条件と
韓国語
する
ドイツ語
同一言語を3・4継続して履修登録すること
フランス語
前年までに同一言語の総合3・4、コミュニケ
中国語
韓国語
コミュニケーション3・4
ーション1・2のうち、少なくとも2科目の単
位を取得していることを条件とする(組み合わ
せは問わない)
*平成 25・26 年度の入学生は、第二外国語 2 単位(同一言語)が必修となる。
- 122 -
第二外国語科目<科目名・概要>
<ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語
総合1・2>
(1 年次選択科目 [2 年次再履修クラスも設ける] 、1は前期、2は後期)(基幹科目)(同
一言語を1・2継続して履修する)
新しい外国語に慣れ親しみ、初歩的なコミュニケーションが図れるようにする。文字、
発音、基本語彙と表現、文構造など、聞き、話し、読み、書くというバランスの取れた言
語運用に不可欠な基礎的知識を習得する。週1回の授業。
<ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語
総合3・4>
(2年次選択科目、3は前期、4は後期)(基幹科目)(総合1あるいは2いずれか1科目
修得を先修条件とする)
総合1・2で学んだ知識をもとに、その言語のさらにスムーズな運用ができるようにす
る。比較的長い表現を聞き取って、自分でも言えるように練習する。平易な文章を読みこ
なし、手紙や簡単な文章を書ける能力も養う。週1回の授業。
<ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語
コミュニケーション1・2>
(2年次選択科目、1は前期、2は後期)(発展科目)(総合1あるいは2いずれか1科目
修得を先修条件とする)
「話す」と「聞く」という二つの側面に重点を置く。外国旅行でよく出会う場面や日常生
活によくある場面などを用いて、情報を聞き取り、自分を表現する方法を練習する。週1
回の授業。
<ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語 カルチャーセミナー A・B>
(3年次選択科目、A は前期、B は後期)(発展科目)
(総合3あるいは4いずれか1科目修得を先修条件とする)
これまでに学んできたさまざまな知識を運用して、より長い文章の解読ができるようにす
る。さらに各言語圏の文化に対する理解を深めるために、新聞や雑誌など各国の現代文化
に関する多彩な教材を用いて、最新情報や知識を吸収できるレベルを目標にする。週1回
の授業。
<ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語
コミュニケーション3・4>
(3年次選択科目、3は前期、4は後期)(発展科目)(総合3・4、コミュニケーション
1・2の4科目のうちいずれか2科目修得を先修条件とする)
主に日常会話中心に口頭による言語運用能力の基礎を完成させる。より詳細な表現を聞
き取って、自分でも正確に言えるように口頭練習し、様々な場面でさらに詳しい情報交換
ができるようにする。週1回の授業で、ネイティブ講師が担当する。
- 123 -
外 国 語 科 目
第二外国語
(平成 25・26・27・28 年入学生用)
科目名の横に < > 書きで表記されているのはコース名です。
表記がない場合は、コース共通のシラバスです。
< 数 >・・・数学コース
< 物 >・・・物理学コース
< 化 >・・・化学コース
授
業
計
画
科目名:
ドイツ語総合1 <化>
英文名: Basic German 1
フジサワ
担当者: 藤澤
ユ
ウ
リ
ゆうり
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
日常のさまざまな場面で使われる会話を中心とするテキストに従って、文法事項の説明、語彙や表現の聴き取り、口
頭練習などを段階的、反復的に行ない、ドイツ語の基本的な仕組みを学びます。またテキストの内容に関連して、ド
イツ語圏の事情についても紹介します。
第1回 ドイツ語はこんな音
第2回 Lektion 1. 私はハンス・ベッカーです。ドイツ語教師です。
第3回 Lektion 1. 私はハンス・ベッカーです。ドイツ語教師です。
第4回 Lektion 2. これは何?
第5回 Lektion 2. これは何?
第6回 まとめと復習・小テスト
第7回 Lektion 3. 何を買うの?
第8回 Lektion 3. 何を買うの?
第9回 Lektion 4. 手伝ってあげて!
第10回 Lektion 4. 手伝ってあげて!
第11回 Lektion 5. ぼくと一緒に来る気はある?
第12回 Lektion 5. ぼくと一緒に来る気はある?
第13回 Lektion 6. 赤い車それとも白い車、どちらの車?
第14回 Lektion 6. 赤い車それとも白い車、どちらの車?
第15回 まとめと復習・補足・小テスト
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
「読む」「書く」「聴く」「話す」能力を総合的に養い、ドイツ語検定で言えば5級に相当する語彙と基本フレーズを習
得することを通じて、実際に使える初歩的なドイツ語力の獲得を目指します。
■授業時間外に必要な学修
初めて学ぶ言語なので予習よりも復習に重点を置き、課題としての練習問題を自ら解くことによって、理解を確かな
ものにすることが大切です。わからない単語は前もって調べ、辞書を引く習慣をつけましょう。
■教科書
[ISBN]9784261012583『ドイツ語一歩一歩』(山本 洋一, 郁文堂 : 2015)
■参考文献
授業で紹介します。
「ドイツ語について」の項を参照
■関連科目
ドイツ語総合2・3・4
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規定に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
各担当教員が初回授業で伝えます。
■オフィスアワー
各担当教員が初回授業で伝えます。
- 127 -
科目名:
ドイツ語総合1 <数>
英文名: Basic German 1
クマガイ
担当者: 熊谷
テ ツ ヤ
哲哉
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
日常のさまざまな場面で使われる会話を中心とするテキストに従って、文法事項の説明、語彙や表現の聴き取り、口
頭練習などを段階的、反復的に行ない、ドイツ語の基本的な仕組みを学びます。またテキストの内容に関連して、ド
イツ語圏の事情についても紹介します。
第1回 ドイツ語はこんな音
第2回 Lektion 1. 私はハンス・ベッカーです。ドイツ語教師です。
第3回 Lektion 1. 私はハンス・ベッカーです。ドイツ語教師です。
第4回 Lektion 2. これは何?
第5回 Lektion 2. これは何?
第6回 まとめと復習・小テスト
第7回 Lektion 3. 何を買うの?
第8回 Lektion 3. 何を買うの?
第9回 Lektion 4. 手伝ってあげて!
第10回 Lektion 4. 手伝ってあげて!
第11回 Lektion 5. ぼくと一緒に来る気はある?
第12回 Lektion 5. ぼくと一緒に来る気はある?
第13回 Lektion 6. 赤い車それとも白い車、どちらの車?
第14回 Lektion 6. 赤い車それとも白い車、どちらの車?
第15回 まとめと復習・補足・小テスト
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
「読む」「書く」「聴く」「話す」能力を総合的に養い、ドイツ語検定で言えば5級に相当する語彙と基本フレーズを習
得することを通じて、実際に使える初歩的なドイツ語力の獲得を目指します。
■授業時間外に必要な学修
初めて学ぶ言語なので予習よりも復習に重点を置き、課題としての練習問題を自ら解くことによって、理解を確かな
ものにすることが大切です。わからない単語は前もって調べ、辞書を引く習慣をつけましょう。
■教科書
[ISBN]9784261012583『ドイツ語一歩一歩』(山本 洋一, 郁文堂 : 2015)
■参考文献
授業で紹介します。
「ドイツ語について」の項を参照
■関連科目
ドイツ語総合2・3・4
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規定に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
各担当教員が初回授業で伝えます。
■オフィスアワー
各担当教員が初回授業で伝えます。
- 128 -
科目名:
ドイツ語総合1 <物>
英文名: Basic German 1
ス
マ
担当者: 須摩
ハジメ
肇
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
日常のさまざまな場面で使われる会話を中心とするテキストに従って、文法事項の説明、語彙や表現の聴き取り、口
頭練習などを段階的、反復的に行ない、ドイツ語の基本的な仕組みを学びます。またテキストの内容に関連して、ド
イツ語圏の事情についても紹介します。
第1回 ドイツ語はこんな音
第2回 Lektion 1. 私はハンス・ベッカーです。ドイツ語教師です。
第3回 Lektion 1. 私はハンス・ベッカーです。ドイツ語教師です。
第4回 Lektion 2. これは何?
第5回 Lektion 2. これは何?
第6回 まとめと復習・小テスト
第7回 Lektion 3. 何を買うの?
第8回 Lektion 3. 何を買うの?
第9回 Lektion 4. 手伝ってあげて!
第10回 Lektion 4. 手伝ってあげて!
第11回 Lektion 5. ぼくと一緒に来る気はある?
第12回 Lektion 5. ぼくと一緒に来る気はある?
第13回 Lektion 6. 赤い車それとも白い車、どちらの車?
第14回 Lektion 6. 赤い車それとも白い車、どちらの車?
第15回 まとめと復習・補足・小テスト
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
「読む」「書く」「聴く」「話す」能力を総合的に養い、ドイツ語検定で言えば5級に相当する語彙と基本フレーズを習
得することを通じて、実際に使える初歩的なドイツ語力の獲得を目指します。
■授業時間外に必要な学修
初めて学ぶ言語なので予習よりも復習に重点を置き、課題としての練習問題を自ら解くことによって、理解を確かな
ものにすることが大切です。わからない単語は前もって調べ、辞書を引く習慣をつけましょう。
■教科書
[ISBN]9784261012583『ドイツ語一歩一歩』(山本 洋一, 郁文堂 : 2015)
■参考文献
授業で紹介します。
「ドイツ語について」の項を参照
■関連科目
ドイツ語総合2・3・4
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規定に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
各担当教員が初回授業で伝えます。
■オフィスアワー
各担当教員が初回授業で伝えます。
- 129 -
科目名:
ドイツ語総合2 <化>
英文名: Basic German 2
フジサワ
担当者: 藤澤
ユ
ウ
リ
ゆうり
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
日常のさまざまな場面で使われる会話を中心とするテキストに従って、文法事項の説明、語彙や表現の聴き取り、口
頭練習などを段階的、反復的に行ない、ドイツ語の基本的な仕組みを学びます。またテキストの内容に関連して、ド
イツ語圏の事情についても紹介します。
第1回 前期の復習
第2回 Lektion 7. 別な列車に乗り換えなければならない
第3回 Lektion 7. 別な列車に乗り換えなければならない
第4回 Lektion 8. 携帯の電源を切らなければならなかった
第5回 Lektion 8. 携帯の電源を切らなければならなかった
第6回 まとめと復習
第7回 Lektion 9. 先週末ミュンヘンに行ってきた
第8回 Lektion 9. 先週末ミュンヘンに行ってきた
第9回 Lektion 10. 旧友との再会が待ちどおしい
第10回 Lektion 10. 旧友との再会が待ちどおしい
第11回 Lektion 11. 貸した本は気に入った?
第12回 Lektion 11. 貸した本は気に入った?
第13回 補足と復習
第14回 補足と復習
第15回 まとめと復習・補足・小テスト
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
「読む」「書く」「聴く」「話す」能力を総合的に養い、ドイツ語検定で言えば5級に相当する語彙と基本フレーズを習
得することを通じて、実際に使える初歩的なドイツ語力の獲得を目指します。
■授業時間外に必要な学修
初めて学ぶ言語なので予習よりも復習に重点を置き、課題としての練習問題を自ら解くことによって、理解を確かな
ものにすることが大切です。わからない単語は前もって調べ、辞書を引く習慣をつけましょう。
■教科書
[ISBN]9784261012583『ドイツ語一歩一歩』(山本 洋一, 郁文堂 : 2015)
■参考文献
授業で紹介します。
「ドイツ語について」の項を参照
■関連科目
ドイツ語総合1・3・4
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規定に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
各担当教員が初回授業で伝えます。
■オフィスアワー
各担当教員が初回授業で伝えます。
- 130 -
科目名:
ドイツ語総合2 <数>
英文名: Basic German 2
クマガイ
担当者: 熊谷
テ ツ ヤ
哲哉
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
日常のさまざまな場面で使われる会話を中心とするテキストに従って、文法事項の説明、語彙や表現の聴き取り、口
頭練習などを段階的、反復的に行ない、ドイツ語の基本的な仕組みを学びます。またテキストの内容に関連して、ド
イツ語圏の事情についても紹介します。
第1回 前期の復習
第2回 Lektion 7. 別な列車に乗り換えなければならない
第3回 Lektion 7. 別な列車に乗り換えなければならない
第4回 Lektion 8. 携帯の電源を切らなければならなかった
第5回 Lektion 8. 携帯の電源を切らなければならなかった
第6回 まとめと復習
第7回 Lektion 9. 先週末ミュンヘンに行ってきた
第8回 Lektion 9. 先週末ミュンヘンに行ってきた
第9回 Lektion 10. 旧友との再会が待ちどおしい
第10回 Lektion 10. 旧友との再会が待ちどおしい
第11回 Lektion 11. 貸した本は気に入った?
第12回 Lektion 11. 貸した本は気に入った?
第13回 補足と復習
第14回 補足と復習
第15回 まとめと復習・補足・小テスト
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
「読む」「書く」「聴く」「話す」能力を総合的に養い、ドイツ語検定で言えば5級に相当する語彙と基本フレーズを習
得することを通じて、実際に使える初歩的なドイツ語力の獲得を目指します。
■授業時間外に必要な学修
初めて学ぶ言語なので予習よりも復習に重点を置き、課題としての練習問題を自ら解くことによって、理解を確かな
ものにすることが大切です。わからない単語は前もって調べ、辞書を引く習慣をつけましょう。
■教科書
[ISBN]9784261012583『ドイツ語一歩一歩』(山本 洋一, 郁文堂 : 2015)
■参考文献
授業で紹介します。
「ドイツ語について」の項を参照
■関連科目
ドイツ語総合1・3・4
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規定に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
各担当教員が初回授業で伝えます。
■オフィスアワー
各担当教員が初回授業で伝えます。
- 131 -
科目名:
ドイツ語総合2 <物>
英文名: Basic German 2
ス
マ
担当者: 須摩
ハジメ
肇
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
日常のさまざまな場面で使われる会話を中心とするテキストに従って、文法事項の説明、語彙や表現の聴き取り、口
頭練習などを段階的、反復的に行ない、ドイツ語の基本的な仕組みを学びます。またテキストの内容に関連して、ド
イツ語圏の事情についても紹介します。
第1回 前期の復習
第2回 Lektion 7. 別な列車に乗り換えなければならない
第3回 Lektion 7. 別な列車に乗り換えなければならない
第4回 Lektion 8. 携帯の電源を切らなければならなかった
第5回 Lektion 8. 携帯の電源を切らなければならなかった
第6回 まとめと復習
第7回 Lektion 9. 先週末ミュンヘンに行ってきた
第8回 Lektion 9. 先週末ミュンヘンに行ってきた
第9回 Lektion 10. 旧友との再会が待ちどおしい
第10回 Lektion 10. 旧友との再会が待ちどおしい
第11回 Lektion 11. 貸した本は気に入った?
第12回 Lektion 11. 貸した本は気に入った?
第13回 補足と復習
第14回 補足と復習
第15回 まとめと復習・補足・小テスト
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
「読む」「書く」「聴く」「話す」能力を総合的に養い、ドイツ語検定で言えば5級に相当する語彙と基本フレーズを習
得することを通じて、実際に使える初歩的なドイツ語力の獲得を目指します。
■授業時間外に必要な学修
初めて学ぶ言語なので予習よりも復習に重点を置き、課題としての練習問題を自ら解くことによって、理解を確かな
ものにすることが大切です。わからない単語は前もって調べ、辞書を引く習慣をつけましょう。
■教科書
[ISBN]9784261012583『ドイツ語一歩一歩』(山本 洋一, 郁文堂 : 2015)
■参考文献
授業で紹介します。
「ドイツ語について」の項を参照
■関連科目
ドイツ語総合1・3・4
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規定に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
各担当教員が初回授業で伝えます。
■オフィスアワー
各担当教員が初回授業で伝えます。
- 132 -
科目名:
ドイツ語総合3
英文名: Basic German 3
ナカムラ
担当者: 中村
ム ツ オ
オ
ダ
ナオフミ
睦夫・小田 直史
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
これまで学んだドイツ語の文法や基本構造をもう一度確認しながら、語彙や表現の聴き取り、口頭練習、ドイツ語作文の練
習などにより、ドイツの日常生活で使うことができ、またいろいろな場面で簡単に応用できる表現を習得します。随時、プ
リントなどの補助教材を使うことがあります。
第1回 Lektion0 Aussprache 発音
第2回 Lektion1 Was lernst du? Ich lerne Japanisch(出会いと自己紹介)
第3回 Lektion1 Was lernst du? Ich lerne Japanisch(出会いと自己紹介)
第4回 Lektion2 Hast du Geschwister? - Ja, ich habe einen Bruder.(家族について尋ねる/名詞の性・冠詞の格変化)
第5回 Lektion2 Hast du Geschwister? - Ja, ich habe einen Bruder.(家族について尋ねる/名詞の性・冠詞の格変化)
第6回 Lektion3 Wann fährst du nach München? - Morgen früh.(明日の予定を尋ねる/不規則変化動詞・命令形)
第7回 Lektion3 Wann fährst du nach München? - Morgen früh.(明日の予定を尋ねる/不規則変化動詞・命令形)
第8回 Lektion4 Welche Uhr kaufst du? - Ich kaufe diese Uhr.(買い物に行く・1/定冠詞類・不定冠詞類)
第9回 Lektion4 Welche Uhr kaufst du? - Ich kaufe diese Uhr.(買い物に行く・1/定冠詞類・不定冠詞類)
第10回 Lektion5 Kaufst du diese Bücher? - Ja, ich kaufe sie.(買い物に行く・2/複数形・人称代名詞)
第11回 Lektion5 Kaufst du diese Bücher? - Ja, ich kaufe sie.(買い物に行く・2/複数形・人称代名詞)
第12回 Lektion6 Was machst du an diesem Wochenende? - Ich gehe ins Kino.(週末の予定を尋ねる/前置詞の格支配)
第13回 Lektion6 Was machst du an diesem Wochenende? - Ich gehe ins Kino.(週末の予定を尋ねる/前置詞の格支配)
第14回 Lektion7 Was liest du gern? - Ich lese gern japanische Mangas.(趣味について尋ねる/形容詞の格変化)
第15回 Lektion7 Was liest du gern? - Ich lese gern japanische Mangas.(趣味について尋ねる/形容詞の格変化)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
「総合1・2」で学んだドイツ語の知識をもとに、さらにドイツ語の表現力や応用力を養い、簡単な会話や文章が理解でき
る力をつけましょう。
■授業時間外に必要な学修
予習として単語を調べておくこと、復習としては課題の練習問題を自ら解くことによって、理解を確かなものにすること。
■教科書
[ISBN]9784560064146『パノラマ初級ドイツ語ゼミナール』(上野 成利, 白水社 : 2015)
■参考文献
授業で紹介します。
■関連科目
ドイツ語総合1・2・4
ドイツ語総合A・B
ドイツ語コミュニケーション1・2・3・4
ドイツ語カルチャーセミナー A・B
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規定に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
各担当教員が初回授業で伝えます。
■オフィスアワー
各担当教員が初回授業で伝えます。
- 133 -
科目名:
ドイツ語総合4
英文名: Basic German 4
ナカムラ
担当者: 中村
ム ツ オ
オ
ダ
ナオフミ
睦夫・小田 直史
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
これまで学んだドイツ語の文法や基本構造をもう一度確認しながら、語彙や表現の聴き取り、口頭練習、ドイツ語作文の練習など
により、ドイツの日常生活で使うことができ、またいろいろな場面で簡単に応用できる表現を習得します。随時、プリントなどの
補助教材を使うことがあります。
第1回 Lektion
第2回 Lektion
第3回 Lektion
第4回 Lektion
第5回 Lektion
第6回 Lektion
第7回 Lektion
第8回 Lektion
第9回 Lektion
第10回 Lektion
第11回 Lektion
第12回 Lektion
第13回 Lektion
第14回 Lektion
第15回 Lektion
8. Wohin willst du gehen? - Ich will ins Restaurant gehen.(昼食を食べに行く/話法の助動詞・未来形)
8. Wohin willst du gehen? - Ich will ins Restaurant gehen.(昼食を食べに行く/話法の助動詞・未来形)
9. Ich weiß nicht, wann der Zug abfährt. - Er fährt um 9 Uhr ab.
(駅の窓口で尋ねる/分離動詞・接続詞と副文)
9. Ich weiß nicht, wann der Zug abfährt. - Er fährt um 9 Uhr ab.
(駅の窓口で尋ねる/分離動詞・接続詞と副文)
10. Hast du vor, München zu besuchen? - Ich freue mich darauf.
(休暇の計画を尋ねる/ zu不定詞・再帰代名詞)
10. Hast du vor, München zu besuchen? - Ich freue mich darauf.
(休暇の計画を尋ねる/ zu不定詞・再帰代名詞)
11. Als ich das Museum besuchte, fand eine Ausstellung statt.(旅の経験を語る・1/動詞の3基本形・過去形)
11. Als ich das Museum besuchte, fand eine Ausstellung statt.(旅の経験を語る・1/動詞の3基本形・過去形)
12. Hast du Weimar besucht? - Ja. Es gefällt mir in Weimar.(旅の経験を語る・2/現在完了形・非人称表現)
12. Hast du Weimar besucht? - Ja. Es gefällt mir in Weimar.(旅の経験を語る・2/現在完了形・非人称表現)
13. Es wird gesagt, dass Tokio die teuerste Stadt ist.(意見を交換する・1/受動態・比較表現)
13. Es wird gesagt, dass Tokio die teuerste Stadt ist.(意見を交換する・1/受動態・比較表現)
14. Ich will gern Menschen helfen, die Hilfe brauchen.(意見を交換する・2/関係代名詞・関係副詞)
14. Ich will gern Menschen helfen, die Hilfe brauchen.(意見を交換する・2/関係代名詞・関係副詞)
15(補足). Wenn ich Geld hätte, würde ich auch nach Japan gehen.(別れと再会の約束/接続法)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
「総合1・2」で学んだドイツ語の知識をもとに、さらにドイツ語の表現力や応用力を養い、簡単な会話や文章が理解できる力をつ
けましょう。
■授業時間外に必要な学修
予習として単語を調べておくこと、復習としては課題の練習問題を自ら解くことによって、理解を確かなものにすること。
■教科書
[ISBN]9784560064146『パノラマ初級ドイツ語ゼミナール』(上野 成利, 白水社 : 2015)
■参考文献
授業で紹介します。
■関連科目
関連科目
ドイツ語総合1・2・3
ドイツ語総合A・B
ドイツ語コミュニケーション1・2・3・4
ドイツ語カルチャーセミナー A・B
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規定に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
各担当教員が初回授業で伝えます。
■オフィスアワー
各担当教員が初回授業で伝えます。
- 134 -
科目名:
フランス語総合1
英文名: Basic French 1
ホ ン ダ
担当者: 本多
ユウイチロウ
雄一郎
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
フランスと聞いて、何を思い浮かべますか? フランス料理とスイーツの国、世界のファッションをリードする国、モン・サン・ミシェルなどの世界遺産を有
する国。またフランスはヨーロッパで一番のマンガ大国でもあります! フランス語は世界第二の国際語であり、世界の人々が英語の次に学ぶ言語です。しか
も英語と共通する単語も多いので、簡単に学ぶことができます。そんなフランス語を学んでみませんか? この講義では、フランス語を聞き、話し、読み、書くためのバランスの取れた能力の育成を目指します。基本的な文法を、日常的な会話文をもとに楽しく学び
ます。一人一人の積極的な参加を望みます!
第1回 オリエンテーション
第2回 アルファベ 簡単なあいさつを覚えよう!
第3回 Leçon 1:あいさつの表現 「こんにちは!」
第4回 Leçon 1 続き:お礼・おわびの表現 1から20までの数字
第5回 Leçon 2 :男性名詞と女性名詞 「コーヒーとサンドイッチをお願いします」
第6回 Leçon 2 続き:冠詞 身の回りのもの
第7回 Leçon 3:-er形の規則動詞 「音楽は好き?」
第8回 Leçon 3 続き:否定文の作り方
第9回 Leçon 4:動詞 être ( ~である)と avoir (持っている) 「このカバンはすてきですね!」
第10回 Leçon 4 続き:指示形容詞 (この、あの~ ) 20から60までの数字
第11回 Leçon 5:形容詞の使い方 「彼女はとてもスポーツ好きです」
第12回 Leçon 5 続き:時間の言い方 国名と国籍
第13回 Leçon 6:動詞 aller (行く) と venir (来る) 「プレゼントを買うつもりです」
第14回 Leçon 6 続き:近い未来と近い過去 曜日と月の名前
第15回 前期のまとめと復習
定期試験(定期試験期間中に行います)
■学習・教育目標および到達目標
受講者は、フランス語を聞き、話し、読み、書くことに慣れ親しみ、初歩的なコミュニケーションが図れるようになります。またフランスの言葉と文化への理
解を深め、より広い国際感覚を養うことができます。
■授業時間外に必要な学修
講義で学んだ内容をテキストで再確認し、新しい単語は必ず辞書でチェックします。
テキスト付録のCDを聞いて、単語や例文を自分で正しく発音し読む練習をしておきましょう。
■教科書
[ISBN]9784255352602『クロワッサン 基礎からわかるフランス語』(松村博史、バンドロム・エディ著:朝日出版社)
【留意事項】第1回目の授業で購入先等の説明をします。教員の指示があるまで購入しないこと。
■参考文献
[ISBN]9784560000380『ディコ仏和辞典』(白水社)
[ISBN]9784385119342『クラウン仏和辞典 第7版 小型版』(三省堂 : 2015)
[ISBN]9784411005328『新・リュミエール―フランス文法参考書 増補改訂版』(森本 英夫, 駿河台出版社)
【留意事項】辞書・参考書については、教員の指示に従って下さい。
■関連科目
全てのフランス語科目、国際化と異文化理解
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表及び課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部の実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
担当教員に確認してください。
■オフィスアワー
担当教員に確認してください。
- 135 -
科目名:
フランス語総合2
英文名: Basic French 2
ホ ン ダ
担当者: 本多
ユウイチロウ
雄一郎
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
「フランス語総合1」に引き続き、日常会話を楽しく学びながら、フランス語をさらに自由に使えるように知識を深め
ていきます。「フランス語総合2」では、さまざまな動詞を使いこなし、語彙も身に付けながら、会話でいろいろな内
容を表現できるようにします。また文法では過去形も学び、簡単な文章も読めるレベルまで進んでいきます。前期と
同様、毎回休まずに出席し、授業には積極的に参加しましょう!
第1回 オリエンテーション
第2回 前期に学んだことの復習
第3回 Leçon 7:さまざまな疑問文 「荷物はありますか?」
第4回 Leçon 7 続き:所有形容詞 (私の~ etc.)
第5回 Leçon 8 : -ir形のさまざまな動詞 「十分に寝る時間がないんだよ!」
第6回 Leçon 8 続き : 命令形の使い方 道順の説明
第7回 Leçon 9 : 疑問詞① 「どうしてフランス語を勉強してるの?」
第8回 Leçon 9 続き:動詞 faire (する・作る) と prendre (取る)
第9回 Leçon 10:過去形の使い方 「映画を観に行きました」
第10回 Leçon 10 続き:過去形の続き 先週・今週・来週などの言い方
第11回 Leçon 11:疑問詞② 疑問形容詞 quel 「電車を乗り換えなくてはいけませんか?」
第12回 Leçon 11 続き:動詞 vouloir ( ~したい)、pouvoir ( ~できる)、devoir ( ~ねばならない)
第13回 Leçon 12:比較級と最上級 「大阪の人はよりあたたかいです」
第14回 Leçon 12 続き:比較級と最上級の続き 旅行に関する語彙
第15回 後期のまとめと復習
定期試験(定期試験期間中に行います)
■学習・教育目標および到達目標
受講者は、フランス語を聞き、話し、読み、書くことに慣れ親しみ、初歩的なコミュニケーションが図れるようにな
ります。またフランスの言葉と文化への理解を深め、より広い国際感覚を養うことができます。
■授業時間外に必要な学修
講義で学んだ内容をテキストで再確認し、新しい単語は必ず辞書でチェックします。
テキスト付録のCDを聞いて、単語や例文を自分で正しく発音し読む練習をしておきましょう。
■教科書
[ISBN]9784255352602『クロワッサン 基礎からわかるフランス語』(松村博史、バンドロム・エディ著:朝日出版社)
【留意事項】第1回目の授業で購入先等の説明をします。教員の指示があるまで購入しないこと。
■参考文献
[ISBN]9784560000380『ディコ仏和辞典』(白水社)
[ISBN]9784385119342『クラウン仏和辞典 第7版 小型版』(三省堂 : 2015)
[ISBN]9784411005328『新・リュミエール―フランス文法参考書 増補改訂版』(森本 英夫, 駿河台出版社)
■関連科目
全てのフランス語科目、国際化と異文化理解
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表及び課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部の実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
担当教員に確認してください。
■オフィスアワー
担当教員に確認してください。
- 136 -
科目名:
フランス語総合3
英文名: Basic French 3
チュウジョ セ イ イ チ
担当者: 中 所
聖一
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
すでに「フランス語総合1, 2」を履修した学生を対象とします。
新しい文法の知識を増やしながら日常的な会話を楽しく学び、文化的背景についても理解を深めながら、フランス語を使いこなすための能力の完成を目指しま
す。
フランス語ネイティブと基本的な会話をしたり、
旅行に行ってフランス語を話したり、
検定の4級を受験できるレベルのフランス語が身につけられるでしょう。
授業は知識を積み重ねていくことが必要ですので、休まず出席しましょう。予習と復習を欠かさないようにして、知識をしっかりと身に付けるようにしてくだ
さい。
第1回 オリエンテーション
第2回 これまで学んだ内容の復習と活用(1)
第3回 これまで学んだ内容の復習と活用(2)
第4回 Leçon 10:比較級と最上級(1)
第5回 Leçon 10:比較級と最上級(2)
第6回 Leçon 10:現在分詞とジェロンディフ
第7回 Leçon 11:中性代名詞
第8回 Leçon 11:中性代名詞
第9回 Leçon 11:「知る」を意味する二つの動詞 savoir と connaître
第10回 Leçon 12:フランス語の過去形(複合過去)(1)
第11回 Leçon 12:フランス語の過去形(複合過去)(2)
第12回 Leçon 13:関係代名詞(1)
第13回 Leçon 13:関係代名詞(2) 指示代名詞
第14回 Leçon 13:受動態・強調構文
第15回 前期のまとめと復習
定期試験(定期試験期間中に行う)
■学習・教育目標および到達目標
受講者は、フランス語の文法知識を深めながら、フランス語を使っていろいろな表現ができるようになる。また身の回りの直接的なことがらについて、フラン
ス語で理解し説明したりできる能力を身に付けることができる。
■授業時間外に必要な学修
講義で学んだ内容をテキストで再確認し、新しい単語は必ず辞書でチェックします。
テキスト付録のCDを聞いて、ダイアログや例文を自分で正しく発音し読む練習をしておきましょう。
■教科書
[ISBN]9784384210446『シェリーとフランス語 仏検5級・4級・3級対応フランス語文法』(近藤 由佳、三修社 : 2014) 【留意事項】総合1・2から継続して使用しま
す。持っていない場合は教員が購入先等について説明します。
■参考文献
[ISBN]9784560000380『ディコ仏和辞典』(白水社)
[ISBN]9784385119342『クラウン仏和辞典 第7版 小型版』(三省堂 : 2015)
[ISBN]9784411005328『新・リュミエール―フランス文法参考書 増補改訂版』(森本 英夫、駿河台出版社)
【留意事項】辞書・参考書については、教員の指示に従って下さい。
■関連科目
全てのフランス語科目、国際化と異文化理解
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表及び課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
担当教員に確認してください。
■オフィスアワー
担当教員に確認してください。
- 137 -
科目名:
フランス語総合4
英文名: Basic French 4
チュウジョ セ イ イ チ
担当者: 中 所
聖一
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
これまでに習得した知識にさらに磨きをかけながら、フランス語の文法を完成に近づけます。日常のさまざまな場面での会話文を
楽しく学びながら、それらの表現を自分でも使えるように練習し、より幅広い分野の語彙も身につけて、簡単な文章なども読みこ
なせるようにします。そうすることによって、フランス語圏の文化についてもより深く知ることができるでしょう。
前期と同様、休まず出席しましょう。また予習や復習もして知識をしっかりと身に付けてください。
第1回 オリエンテーション
第2回 Leçon 14:代名動詞の使い方(1)
第3回 Leçon 14:代名動詞の使い方(2) 複合過去
第4回 Leçon 15:半過去の使い方(1)
第5回 Leçon 15:半過去の使い方(2)・大過去
第6回 Leçon 15:道順の尋ね方・説明の仕方
第7回 Leçon 16:フランス語の未来形(単純未来)
第8回 Leçon 16:特殊な疑問代名詞・関係代名詞
第9回 Leçon 17:仮定を表す言い方(条件法)(1)
第10回 Leçon 17:仮定を表す言い方(条件法)(2)
第11回 Leçon 17:直接話法と間接話法
第12回 Leçon 18:接続法の使い方(1)
第13回 Leçon 18:接続法の使い方(2)
第14回 これまで学んだ内容の復習と活用(1)
第15回 これまで学んだ内容の復習と活用(2)
定期試験(定期試験期間中に行う)
■学習・教育目標および到達目標
受講者は、フランス語の文法知識を深めながら、フランス語を使っていろいろな表現ができるようになる。また身の回りの直接的
なことがらについて、フランス語で理解し説明したりできる能力を身に付けることができる。
■授業時間外に必要な学修
講義で学んだ内容をテキストで再確認し、新しい単語は必ず辞書でチェックします。
テキスト付録のCDを聞いて、ダイアログや例文を自分で正しく発音し読む練習をしておきましょう。
■教科書
[ISBN]9784384210446『シェリーとフランス語 仏検5級・4級・3級対応フランス語文法』(近藤 由佳、三修社 : 2014)
■参考文献
[ISBN]9784560000380『ディコ仏和辞典』(白水社)
[ISBN]9784385119342『クラウン仏和辞典 第7版 小型版』(三省堂 : 2015)
[ISBN]9784411005328『新・リュミエール―フランス文法参考書 増補改訂版』(森本 英夫、駿河台出版社)
【留意事項】辞書・参考書については、教員の指示に従って下さい。
■関連科目
全てのフランス語科目、国際化と異文化理解
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表及び課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
担当教員に確認してください。
■オフィスアワー
担当教員に確認してください。
- 138 -
科目名:
中国語総合1 <化>
英文名: Basic Chinese 1
サ
担当者: 左
コウ
虹
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
中国語を聞き、話し、読み、書くことに慣れ親しみ、初歩的な中国語を用いてコミュニケーションが図れるようにします。「総合1」では、中国語の音節構造
を理解し、発音表記(ピンイン)に習熟することが第一の目標となりますが、簡単な自己紹介や日常会話ができるよう、文法の基礎もしっかりと学んでいきます。
第1回 発音1 声調・単母音・複母音・練習問題
第2回 発音2 声母表・無気音と有気音・そり舌音・消えるoとe・同じiでも違う音・練習問題
第3回 発音3 鼻音を伴う母音・またしても消えるe・eのヴァリエーション・練習問題
第4回 発音4 第3声の連続・「不」の声調変化・「一」の声調変化・軽声・声調の組み合わせ・隔音マーク・r化・練習問題
第5回 第1課 動詞「是」・名前の言い方・挨拶ことば・人称代名詞・練習
第6回 第2課 助詞「的」・疑問詞・語気助詞・練習
第7回 第1課~第2課の復習
第8回 第3課 動詞述語文・副詞「也」・連動文・場所を表すことば・指示代名詞・練習
第9回 第4課 助動詞「想」・反復疑問文・形容詞述語文・指示代名詞・練習
第10回 第3課~第4課の復習
第11回 第5課 年齢の言い方・動詞「有」・比較の言い方・数詞その1・練習
第12回 第6課 経験の表し方・動詞「~が好きだ」・助動詞の「要」・数詞その2・練習
第13回 第5課~第6課の復習
第14回 第7課 年月日、曜日、時刻の言い方・前置詞その1・文末の了・練習
第15回 総合1の総復習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
この科目の単位修得は電気電子工学科総合エレクトロニクスコースで設定した学習・教育目標Cの達成に付随的に関与している。
「総合2」と併せて、中国語検定準4級程度の基本語彙と文法力を身につけます。
■授業時間外に必要な学修
授業で学修した発音・文法・表現を把握し、それを応用できるよう練習を積極的に行うこと。
講義内で重要とされる部分をノートし、予復習に益するよう工夫をする。また授業内で配布された参考プリントなども丁寧にファイルし、授業に活用すること。
学修済の項目に関し、問題点や疑問点を具体的にして授業に臨むこと。
■教科書
[ISBN]9784255452371『日中いぶこみ広場』(相原茂・陳淑梅・飯田敦子 朝日出版社)
■参考文献
辞書:
[ISBN]9784385121703『デイリーコンサイス中日・日中辞典 第3版, 中型版』(杉本達夫, 三省堂)
[ISBN]9784095156958『中日辞典 第2版, 大活字版』(北京・商務印書館, 小学館)
参考書:
[ISBN]9784061489875『はじめての中国語(講談社現代新書 987)』(相原茂, 講談社)
[ISBN]9784480056665『中国語はじめの一歩(ちくま新書 066)』(木村英樹, 筑摩書房)
■関連科目
中国語総合2、中国語総合3,4(理工・薬学・農のみ)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表及び課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
教室で各教員に直接確認して下さい。
■オフィスアワー
教室で各教員に直接確認して下さい。
- 139 -
科目名:
中国語総合1 <数>
英文名: Basic Chinese 1
カ ク シュウセイ
担当者: 郭
修靜
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
中国語を聞き、話し、読み、書くことに慣れ親しみ、初歩的な中国語を用いてコミュニケーションが図れるようにします。「総合1」では、中国語の音節構造
を理解し、発音表記(ピンイン)に習熟することが第一の目標となりますが、簡単な自己紹介や日常会話ができるよう、文法の基礎もしっかりと学んでいきます。
第1回 発音1 声調・単母音・複母音・練習問題
第2回 発音2 声母表・無気音と有気音・そり舌音・消えるoとe・同じiでも違う音・練習問題
第3回 発音3 鼻音を伴う母音・またしても消えるe・eのヴァリエーション・練習問題
第4回 発音4 第3声の連続・「不」の声調変化・「一」の声調変化・軽声・声調の組み合わせ・隔音マーク・r化・練習問題
第5回 第1課 動詞「是」・名前の言い方・挨拶ことば・人称代名詞・練習
第6回 第2課 助詞「的」・疑問詞・語気助詞・練習
第7回 第1課~第2課の復習
第8回 第3課 動詞述語文・副詞「也」・連動文・場所を表すことば・指示代名詞・練習
第9回 第4課 助動詞「想」・反復疑問文・形容詞述語文・指示代名詞・練習
第10回 第3課~第4課の復習
第11回 第5課 年齢の言い方・動詞「有」・比較の言い方・数詞その1・練習
第12回 第6課 経験の表し方・動詞「~が好きだ」・助動詞の「要」・数詞その2・練習
第13回 第5課~第6課の復習
第14回 第7課 年月日、曜日、時刻の言い方・前置詞その1・文末の了・練習
第15回 総合1の総復習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
この科目の単位修得は電気電子工学科総合エレクトロニクスコースで設定した学習・教育目標Cの達成に付随的に関与している。
「総合2」と併せて、中国語検定準4級程度の基本語彙と文法力を身につけます。
■授業時間外に必要な学修
授業で学修した発音・文法・表現を把握し、それを応用できるよう練習を積極的に行うこと。
講義内で重要とされる部分をノートし、予復習に益するよう工夫をする。また授業内で配布された参考プリントなども丁寧にファイルし、授業に活用すること。
学修済の項目に関し、問題点や疑問点を具体的にして授業に臨むこと。
■教科書
[ISBN]9784255452371『日中いぶこみ広場』(相原茂・陳淑梅・飯田敦子 朝日出版社)
■参考文献
辞書:
[ISBN]9784385121703『デイリーコンサイス中日・日中辞典 第3版, 中型版』(杉本達夫, 三省堂)
[ISBN]9784095156958『中日辞典 第2版, 大活字版』(北京・商務印書館, 小学館)
参考書:
[ISBN]9784061489875『はじめての中国語(講談社現代新書 987)』(相原茂, 講談社)
[ISBN]9784480056665『中国語はじめの一歩(ちくま新書 066)』(木村英樹, 筑摩書房)
■関連科目
中国語総合2、中国語総合3,4(理工・薬学・農のみ)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表及び課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
教室で各教員に直接確認して下さい。
■オフィスアワー
教室で各教員に直接確認して下さい。
- 140 -
科目名:
中国語総合1 <物>
英文名: Basic Chinese 1
ヤマグチ
担当者: 山口
ヒ ロ コ
博子
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
中国語を聞き、話し、読み、書くことに慣れ親しみ、初歩的な中国語を用いてコミュニケーションが図れるようにします。「総合1」では、中国語の音節構造
を理解し、発音表記(ピンイン)に習熟することが第一の目標となりますが、簡単な自己紹介や日常会話ができるよう、文法の基礎もしっかりと学んでいきます。
第1回 発音1 声調・単母音・複母音・練習問題
第2回 発音2 声母表・無気音と有気音・そり舌音・消えるoとe・同じiでも違う音・練習問題
第3回 発音3 鼻音を伴う母音・またしても消えるe・eのヴァリエーション・練習問題
第4回 発音4 第3声の連続・「不」の声調変化・「一」の声調変化・軽声・声調の組み合わせ・隔音マーク・r化・練習問題
第5回 第1課 動詞「是」・名前の言い方・挨拶ことば・人称代名詞・練習
第6回 第2課 助詞「的」・疑問詞・語気助詞・練習
第7回 第1課~第2課の復習
第8回 第3課 動詞述語文・副詞「也」・連動文・場所を表すことば・指示代名詞・練習
第9回 第4課 助動詞「想」・反復疑問文・形容詞述語文・指示代名詞・練習
第10回 第3課~第4課の復習
第11回 第5課 年齢の言い方・動詞「有」・比較の言い方・数詞その1・練習
第12回 第6課 経験の表し方・動詞「~が好きだ」・助動詞の「要」・数詞その2・練習
第13回 第5課~第6課の復習
第14回 第7課 年月日、曜日、時刻の言い方・前置詞その1・文末の了・練習
第15回 総合1の総復習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
この科目の単位修得は電気電子工学科総合エレクトロニクスコースで設定した学習・教育目標Cの達成に付随的に関与している。
「総合2」と併せて、中国語検定準4級程度の基本語彙と文法力を身につけます。
■授業時間外に必要な学修
授業で学修した発音・文法・表現を把握し、それを応用できるよう練習を積極的に行うこと。
講義内で重要とされる部分をノートし、予復習に益するよう工夫をする。また授業内で配布された参考プリントなども丁寧にファイルし、授業に活用すること。
学修済の項目に関し、問題点や疑問点を具体的にして授業に臨むこと。
■教科書
[ISBN]9784255452371『日中いぶこみ広場』(相原茂・陳淑梅・飯田敦子 朝日出版社)
■参考文献
辞書:
[ISBN]9784385121703『デイリーコンサイス中日・日中辞典 第3版, 中型版』(杉本達夫, 三省堂)
[ISBN]9784095156958『中日辞典 第2版, 大活字版』(北京・商務印書館, 小学館)
参考書:
[ISBN]9784061489875『はじめての中国語(講談社現代新書 987)』(相原茂, 講談社)
[ISBN]9784480056665『中国語はじめの一歩(ちくま新書 066)』(木村英樹, 筑摩書房)
■関連科目
中国語総合2、中国語総合3,4(理工・薬学・農のみ)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表及び課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規程に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
教室で各教員に直接確認して下さい。
■オフィスアワー
教室で各教員に直接確認して下さい。
- 141 -
科目名:
中国語総合2 <化>
英文名: Basic Chinese 2
サ
担当者: 左
コウ
虹
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
「総合2」では、「総合1」で習熟したピンインを見て、一字一句正確に発音できることを目指します。また平易な文章を聞き、話すことができるよう中国語の基
礎的知識を身につけ、初級レベルのコミュニケーションが図れるようにします。
第1回 総合1の復習
第2回 第8課 前置詞その2・動詞につく「了」・時間量の言い方・量詞・練習
第3回 第9課 動詞の「在」・是~的構文・進行の表し方・場所を著すことば・方位詞・練習
第4回 第8課~第9課の復習
第5回 第10課 主述述語文・助動詞「能」・結果補語・練習
第6回 第11課 助動詞「会」・二重目的語をとる動詞・様態補語・自然現象の表し方・練習
第7回 第10課~第11課の復習
第8回 第12課 方向補語・動詞の重ね型・助動詞「可以」・練習
第9回 第13課 疑問詞の不定用法・要是~・助動詞「得」・助動詞のまとめ・練習
第10回 第12課~第13課の復習
第11回 第14課 可能補語・把構文・お金の言い方・練習
第12回 第15課 選択疑問文・形容詞の重ね型・使役の表現・練習
第13回 第14課~第15課の復習
第14回 第16課 未来の表現・受け身の表現・禁止の表現・前置詞のまとめ・練習
第15回 総合2の総復習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
「総合1」と併せて、中国語検定準4級程度の基本語彙と文法力を身につけます。
■授業時間外に必要な学修
授業で学修した発音・文法・表現を把握し、それを応用できるよう練習を積極的に行うこと。
講義内で重要とされる部分をノートし、予復習に益するよう工夫をする。また授業内で配布された参考プリントなども丁寧にファイルし、授業に活用すること。
学修済の項目に関し、問題点や疑問点を具体的にして授業に臨むこと。
■教科書
[ISBN]9784255452371『日中いぶこみ広場』(相原茂・陳淑梅・飯田敦子,朝日出版社)
■参考文献
辞書:
[ISBN]9784385121703『デイリーコンサイス中日・日中辞典 第3版, 中型版』(杉本達夫, 三省堂)
[ISBN]9784095156958『中日辞典 第2版, 大活字版』(北京・商務印書館, 小学館)
参考書:
[ISBN]9784061489875『はじめての中国語(講談社現代新書 987)』(相原茂, 講談社)
[ISBN]9784480056665『中国語はじめの一歩(ちくま新書 066)』(木村英樹, 筑摩書房)
■関連科目
中国語総合1・中国語総合3,4(理工・薬学・農のみ)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表及び課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規定に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
教室で各教員に直接確認して下さい。
■オフィスアワー
教室で各教員に直接確認して下さい。
- 142 -
科目名:
中国語総合2 <数>
英文名: Basic Chinese 2
カ ク シュウセイ
担当者: 郭
修靜
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
「総合2」では、「総合1」で習熟したピンインを見て、一字一句正確に発音できることを目指します。また平易な文章を聞き、話すことができるよう中国語の基
礎的知識を身につけ、初級レベルのコミュニケーションが図れるようにします。
第1回 総合1の復習
第2回 第8課 前置詞その2・動詞につく「了」・時間量の言い方・量詞・練習
第3回 第9課 動詞の「在」・是~的構文・進行の表し方・場所を著すことば・方位詞・練習
第4回 第8課~第9課の復習
第5回 第10課 主述述語文・助動詞「能」・結果補語・練習
第6回 第11課 助動詞「会」・二重目的語をとる動詞・様態補語・自然現象の表し方・練習
第7回 第10課~第11課の復習
第8回 第12課 方向補語・動詞の重ね型・助動詞「可以」・練習
第9回 第13課 疑問詞の不定用法・要是~・助動詞「得」・助動詞のまとめ・練習
第10回 第12課~第13課の復習
第11回 第14課 可能補語・把構文・お金の言い方・練習
第12回 第15課 選択疑問文・形容詞の重ね型・使役の表現・練習
第13回 第14課~第15課の復習
第14回 第16課 未来の表現・受け身の表現・禁止の表現・前置詞のまとめ・練習
第15回 総合2の総復習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
「総合1」と併せて、中国語検定準4級程度の基本語彙と文法力を身につけます。
■授業時間外に必要な学修
授業で学修した発音・文法・表現を把握し、それを応用できるよう練習を積極的に行うこと。
講義内で重要とされる部分をノートし、予復習に益するよう工夫をする。また授業内で配布された参考プリントなども丁寧にファイルし、授業に活用すること。
学修済の項目に関し、問題点や疑問点を具体的にして授業に臨むこと。
■教科書
[ISBN]9784255452371『日中いぶこみ広場』(相原茂・陳淑梅・飯田敦子,朝日出版社)
■参考文献
辞書:
[ISBN]9784385121703『デイリーコンサイス中日・日中辞典 第3版, 中型版』(杉本達夫, 三省堂)
[ISBN]9784095156958『中日辞典 第2版, 大活字版』(北京・商務印書館, 小学館)
参考書:
[ISBN]9784061489875『はじめての中国語(講談社現代新書 987)』(相原茂, 講談社)
[ISBN]9784480056665『中国語はじめの一歩(ちくま新書 066)』(木村英樹, 筑摩書房)
■関連科目
中国語総合1・中国語総合3,4(理工・薬学・農のみ)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表及び課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規定に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
教室で各教員に直接確認して下さい。
■オフィスアワー
教室で各教員に直接確認して下さい。
- 143 -
科目名:
中国語総合2 <物>
英文名: Basic Chinese 2
ヤマグチ
担当者: 山口
ヒ ロ コ
博子
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
「総合2」では、「総合1」で習熟したピンインを見て、一字一句正確に発音できることを目指します。また平易な文章を聞き、話すことができるよう中国語の基
礎的知識を身につけ、初級レベルのコミュニケーションが図れるようにします。
第1回 総合1の復習
第2回 第8課 前置詞その2・動詞につく「了」・時間量の言い方・量詞・練習
第3回 第9課 動詞の「在」・是~的構文・進行の表し方・場所を著すことば・方位詞・練習
第4回 第8課~第9課の復習
第5回 第10課 主述述語文・助動詞「能」・結果補語・練習
第6回 第11課 助動詞「会」・二重目的語をとる動詞・様態補語・自然現象の表し方・練習
第7回 第10課~第11課の復習
第8回 第12課 方向補語・動詞の重ね型・助動詞「可以」・練習
第9回 第13課 疑問詞の不定用法・要是~・助動詞「得」・助動詞のまとめ・練習
第10回 第12課~第13課の復習
第11回 第14課 可能補語・把構文・お金の言い方・練習
第12回 第15課 選択疑問文・形容詞の重ね型・使役の表現・練習
第13回 第14課~第15課の復習
第14回 第16課 未来の表現・受け身の表現・禁止の表現・前置詞のまとめ・練習
第15回 総合2の総復習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
「総合1」と併せて、中国語検定準4級程度の基本語彙と文法力を身につけます。
■授業時間外に必要な学修
授業で学修した発音・文法・表現を把握し、それを応用できるよう練習を積極的に行うこと。
講義内で重要とされる部分をノートし、予復習に益するよう工夫をする。また授業内で配布された参考プリントなども丁寧にファイルし、授業に活用すること。
学修済の項目に関し、問題点や疑問点を具体的にして授業に臨むこと。
■教科書
[ISBN]9784255452371『日中いぶこみ広場』(相原茂・陳淑梅・飯田敦子,朝日出版社)
■参考文献
辞書:
[ISBN]9784385121703『デイリーコンサイス中日・日中辞典 第3版, 中型版』(杉本達夫, 三省堂)
[ISBN]9784095156958『中日辞典 第2版, 大活字版』(北京・商務印書館, 小学館)
参考書:
[ISBN]9784061489875『はじめての中国語(講談社現代新書 987)』(相原茂, 講談社)
[ISBN]9784480056665『中国語はじめの一歩(ちくま新書 066)』(木村英樹, 筑摩書房)
■関連科目
中国語総合1・中国語総合3,4(理工・薬学・農のみ)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表及び課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規定に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
教室で各教員に直接確認して下さい。
■オフィスアワー
教室で各教員に直接確認して下さい。
- 144 -
科目名:
中国語総合3
英文名: Basic Chinese 3
ム ラ タ
担当者: 村田
ヒロシ
浩
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
中国語総合1,2を履修し、基礎的事項を習得した学生を対象とする科目です。
中国語総合1,2で学習した単語や文法事項を復習しながら、単語量と文法的な知識を増やし、自分の言葉で表現でき
る力を養います。「総合3」では、主に「読む」と「書く」に重点を置き、中国語運用能力の基礎を身につけます。中
国語を読んで理解し、自分の言いたいことが書けること、また情報や自分の考えを場面や目的に応じて適切に伝えら
れることを目指します。
第1回 中国語基礎文法の復習
第2回 第1課 1)名詞の前に置く“的” 2)動詞の前に置く“地”
第3回 第1課 3)助動詞“要”の用法 4)連動文
第4回 第2課 5)動態助詞の“了” 6)語気助詞の“了”
第5回 第2課 7)語気助詞の“吗” 8)禁止の表現
第6回 第3課 9)経験・経過を洗わす“过” 10)“怎么”の2つの用法
第7回 第3課 11)離合詞 12)副詞“才”の用法
第8回 第1~3課のまとめ
第9回 第4課 13)動作の進行 14)動作・状態の持続を表わす“着”
第10回 第4課 15)動作を行う時間の長さ・動作の回数 16)“因为~所以…”
第11回 第5課 17)近い未来“要~了”・“快~了” 18)反語の表現
第12回 第5課 19)副詞“就”の用法 20)“要是(/如果)~就…”
第13回 第6課 21)結果補語 22)感嘆文
第14回 第6課 23)副詞“还”の用法 24)“虽然~但是…”
第15回 第4~6課のまとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
総合4とあわせて、中国語検定4級程度の常用語彙と文法力を身につけます。
■授業時間外に必要な学修
中国語総合1,2で学修した内容を充分に復習し、その知識を授業内で運用できるよう日頃より準備すること。
授業で学修した発音・文法・表現を把握し、それを応用できるよう練習を積極的に行うこと。
講義内で重要とされる部分をノートし、予習・復習に役立つよう工夫をする。また授業内で配布された参考プリント
なども丁寧にファイルし、授業に活用すること。
学修済の項目に関し、問題点や疑問点を具体的にして授業に臨むこと。
■教科書
『2年めの中国語ポイント45』本間史・孟広学著 白水社
■参考文献
シラバス「中国語について」の項を参照
■関連科目
中国語総合4
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行います。
- 145 -
科目名:
中国語総合4
英文名: Basic Chinese 4
ム ラ タ
担当者: 村田
ヒロシ
浩
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
「総合3」に引き続き、語彙と文法的な知識を増やし、自分の言葉で表現できる力を養い、総合的な中国語運用能力を
伸ばしてゆきます。
第1回 中国語総合3の復習
第2回 第7課 25)様態補語 26)比較の表現
第3回 第7課 27)形容詞の重ね型 28)“不但~而且…”
第4回 第8課 29)方向補語 30)複合方向補語
第5回 第8課 31)強調表現“连~也(/都)…” 32)“一~就…”
第6回 第9課 33)“把”構文 34)受身の表現
第7回 第9課 35)副詞“再”と“又”の用法 36)“只要~才…”
第8回 第7~9課のまとめ
第9回 第10課 37)可能補語 38)“是~的”の構文
第10回 第10課 39)“只有~就…”
第11回 第11課 40)“~得了”/“~不了” 41)兼語文
第12回 第11課 42)“不是~而是…”
第13回 第12課 43)存現文 44)同じ疑問詞の呼応
第14回 第12課 45)“不管~都…”
第15回 第10~12課のまとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
総合3と併せて、中国語検定4級程度の常用語彙と文法力を身につけます。
■授業時間外に必要な学修
中国語総合1,2,3で学修した内容を充分に復習し、その知識を授業内で運用できるよう日頃より準備すること。
授業で学修した発音・文法・表現を把握し、それを応用できるよう練習を積極的に行うこと。
講義内で重要とされる部分をノートし、予習・復習に役立つよう工夫をする。また授業内で配布された参考プリント
なども丁寧にファイルし、授業に活用すること。
学修済の項目に関し、問題点や疑問点を具体的にして授業に臨むこと。
■教科書
『2年めの中国語ポイント45』本間史・孟広学著 白水社
■参考文献
シラバス「中国語について」の項を参照
■関連科目
中国語総合3
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表および課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
大学実施規程に準拠して行います。
- 146 -
科目名:
韓国語総合1
英文名: Basic Korean 1
モ ク チョンキュン
担当者: 睦
イ
ユ ソ ン
宗均・李 裕旋
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
韓国語を初めて学ぶ学生を対象に、韓国語を読み、書き、聞き、話すための基礎的な運用能力を身につけることが、
この授業の目標です。まずは文字と発音の学習から始まり、基礎的な語彙と文法の学習へと進みます。口頭での反復
練習を中心に、基礎的な会話を学んでいきます。
第1回 イントロダクション:「韓国語」とは
第2回 第1課:文字と発音(1) 単母音、初声・その1
第3回 第1課:文字と発音(1) 半母音[j]、終声・その1
第4回 第2課:文字と発音(2) 初声・その2、有声音化
第5回 第2課:文字と発音(2) 半母音[w]と二重母音、連音化
第6回 第3課:文字と発音(3) 初声・その3、初声・その4
第7回 第3課:文字と発音(3) 終声・その2、濃音化
第8回 ここまでのまとめと復習
第9回 第4課:「韓国人です」その1
第10回 第4課:「韓国人です」その2
第11回 第5課:「韓国語は専攻ではありません」その1
第12回 第5課:「韓国語は専攻ではありません」その2
第13回 第6課:「教室は階段の横にあります」その1
第14回 第6課:「教室は階段の横にあります」その2
第15回 前期学習内容のまとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
受講者が韓国語の文字を読み、書くことができ、さらにあいさつや自己紹介など簡単なコミュニケーションができる
ようになることを目指します。
■授業時間外に必要な学修
韓国語の文字(ハングル)に慣れるために読み書きの練習のみならず、付属CDを繰り返し聞きながら発音の練習をする
こと。また、各課の新出単語や表現について、音読等の繰り返し練習を通じて覚えること。
■教科書
[ISBN]9784255556215『改訂版・韓国語の世界へ 入門編』(李 潤玉,朝日出版社)
■参考文献
なし
■関連科目
韓国語総合2、韓国語総合3・4
韓国語コミュニケーション1・2・3・4
韓国語カルチャーセミナー A・B
語学センター開講の韓国語講座
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表及び課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規程に準拠して行います。
- 147 -
科目名:
韓国語総合2
英文名: Basic Korean 2
モ ク チョンキュン
担当者: 睦
イ
ユ ソ ン
宗均・李 裕旋
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
「韓国語総合1」に引き続き、韓国語を読み、書き、聞き、話すための基礎的な運用能力をさらに伸ばしていきます。
基礎的な語彙や文法に習熟し、さまざまな表現をくり返し練習することで、簡単な会話ができるようになることを目
標としています。
第1回 前期学習内容の復習
第2回 第7課:「午後、時間大丈夫ですか」その1
第3回 第7課:「午後、時間大丈夫ですか」その2
第4回 第8課:「小学生にテコンドーを教えています」その1
第5回 第8課:「小学生にテコンドーを教えています」その2
第6回 第9課:「ふつう、6時に起きます」その1
第7回 第9課:「ふつう、6時に起きます」その2
第8回 ここまでのまとめと復習
第9回 第10課:「野球がとても好きです」その1
第10回 第10課:「野球がとても好きです」その2
第11回 第11課:「昼ごはん、食べなかったんですか」その1
第12回 第11課:「昼ごはん、食べなかったんですか」その2
第13回 第12課:「春休みには何をするつもりですか」その1
第14回 第12課:「春休みには何をするつもりですか」その2
第15回 後期学習内容のまとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
語彙と文法をバランスよく学び、受講者が初級段階のコミュニケーションができるようになることを目指します。
■授業時間外に必要な学修
各課の新出単語や表現について、音読等の繰り返し練習を通じて覚えること。
■教科書
[ISBN]9784255556215『改訂版・韓国語の世界へ 入門編』(李 潤玉,朝日出版社)
■参考文献
なし
■関連科目
韓国語総合1、韓国語総合3・4
韓国語コミュニケーション1・2・3・4
韓国語カルチャーセミナー A・B
語学センター開講の韓国語講座
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表及び課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規程に準拠して行います。
- 148 -
科目名:
韓国語総合3
英文名: Basic Korean 3
担当者:
ファン ジ ン ゴ ル
黄 鎭杰
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 前期
■授業概要・方法等
「韓国語総合1・2」の学習内容を基礎として、さらに実践的な運用能力の獲得へと進みます。既に習った用言の基本的
な活用を確認し、さらに多様な用言活用と表現を学びます。
第1回 オリエンテーション、「ヘヨ体」の復習
第2回 第1課:「何年度入学ですか」その1
第3回 第1課:「何年度入学ですか」その2
第4回 第2課:「韓国語を一生懸命勉強するつもりです」その1
第5回 第2課:「韓国語を一生懸命勉強するつもりです」その2
第6回 第3課:「あの靴、ちょっと見せてください」その1
第7回 第3課:「あの靴、ちょっと見せてください」その2
第8回 ここまでのまとめと復習
第9回 第4課: 「よく行く韓国料理のお店があれば紹介してください」その1
第10回 第4課:「よく行く韓国料理のお店があれば紹介してください」その2
第11回 第5課:「一緒に撮った写真を添付しました」その1
第12回 第5課:「一緒に撮った写真を添付しました」その2
第13回 第6課:「発表の時間に遅れてすみません」その1
第14回 第6課:「発表の時間に遅れてすみません」その2
第15回 前期のまとめと復習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
受講者がハングル能力検定試験5級から4級程度の文法項目と語彙を身につけることを目指します。
■授業時間外に必要な学修
各課の本文内容など、音読等の繰り返し練習を通じて覚えること。また、関連単語を調べ、読み書きを行い、自らの
ことについて表現ができる幅を広げること。
■教科書
[ISBN]9784255556444『改訂版・韓国語の世界へ 初中級編』(李 潤玉,朝日出版社)
■関連科目
韓国語総合1・2、韓国語総合4
韓国語コミュニケーション1・2・3・4
韓国語カルチャーセミナーA・B
語学センター開講の韓国語講座
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表及び課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規程に準拠して行います。
- 149 -
科目名:
韓国語総合4
英文名: Basic Korean 4
担当者:
ファン ジ ン ゴ ル
黄 鎭杰
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 後期
■授業概要・方法等
「韓国語総合3」に引き続き、実践的な運用能力を養っていきます。さまざまな語彙や用言の活用、表現を学ぶとともに、
韓国の文化などについても触れていきます。
第1回 前期の復習
第2回 第7課:「暑い夏にサムゲタンを食べます」その1
第3回 第7課:「暑い夏にサムゲタンを食べます」その2
第4回 第8課:「重くないので一人でしますよ」その1
第5回 第8課:「重くないので一人でしますよ」その2
第6回 第9課:「パソコンちょっと借りてもいいですか」その1
第7回 第9課:「パソコンちょっと借りてもいいですか」その2
第8回 ここまでのまとめと復習
第9回 第10課:「リムジンバスの方がいいでしょうね」その1
第10回 第10課:「リムジンバスの方がいいでしょうね」その2
第11回 第11課:「陶磁器も作ってみましたか」その1
第12回 第11課:「陶磁器も作ってみましたか」その2
第13回 第12課:「韓国の会社に就職しようと思っています」その1
第14回 第12課:「韓国の会社に就職しようと思っています」その2
第15回 後期のまとめと復習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
受講者がハングル能力検定試験4級程度の文法項目と語彙を身につけることを目指します。
■授業時間外に必要な学修
各課の本文内容など、音読等の繰り返し練習を通じて覚えること。また、関連単語を調べ、読み書きを行い、自らの
ことについて表現ができる幅を広げること。
■教科書
[ISBN]9784255556444『改訂版・韓国語の世界へ 初中級編』(李 潤玉,朝日出版社)
■関連科目
韓国語総合1・2、韓国語総合3
韓国語コミュニケーション1・2・3・4
韓国語カルチャーセミナーA・B
語学センター開講の韓国語講座
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 20%
口頭発表及び課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部実施規程に準拠して行います。
- 150 -
基
礎
科
目
科目名の横に < > 書きで表記されているのはコース名です。
表記がない場合は、コース共通のシラバスです。
< 数 >・・・数学コース
< 物 >・・・物理学コース
< 化 >・・・化学コース
授
業
計
画
学習支援室案内
学生諸君にとって難しいと思われている物理を中心に、学生諸君の勉学の手
助けをする“学習支援室”を開室しています。
物理は理工学部の学生にとって大変重要な基礎科目です。学習支援室では物理
だけに限らず、数学が分らない人にも丁寧に指導します。気軽にお越しくださ
い。
例えば、
 高校で物理を履修してこなかったので、勉強に不安を感じている。





物理の講義を聴いても良く理解できない。問題が解けない。
物理の勉強の仕方がわからない。
物理で使う数学がわからない。
物理に興味があるので、もっと勉強したい。
最先端の物理に興味がある。
など、気軽にお越しのうえ、ご相談ください。
相談場所:31号館2階
学習支援室
相談時間や担当者等、開室に関する詳細は学習支援室の掲示版を確認してくだ
さい。
科目名:
基礎物理学および演習 <数>
英文名: Introduction to Physics and Exercise
ス ズ キ
担当者: 鈴木
リョウタク
良拓
単 位: 3単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
私たちのまわりを見渡すと,身近なことから壮大な宇宙まで様々な自然現象があります。その現象に目を向けて,それらがどのような法則や原理に基づいて
起こるのかという“不思議を探求”する一つの方法が物理学です。この物理学を学習するということは,先人たちが築いた“不思議を解明”する考え方や現象
の生起の仕組みを理解する事になります。そして自然は簡単な法則に従っていることがわかり,その法則を数学という手段を用いて表現することができるよう
になります。このように自然現象にひそむ法則を探索する学問が物理学なのです。
また,物理学は数学・化学・生物学・地学とともに科学の基礎として,理工学部の各学科で学ぶ専門分野の基礎を形作っています。したがって,この講義で
学ぶ物理学をきちんと理解することは大変重要となります。
講義では,物理現象を理解するのに必要な微積分とベクトルを中心とする基本的な数学を初めに学習します。そして物理学の基本的な考え方を理解すること
ができるように授業を進め,基礎的な質点の力学を中心に剛体の力学まで学びます。演習で多くの問題に触れることにより,力学を広く理解できるように学習
します。公式の暗記に頼るのではなく,論理的に考えることにより,物理現象を深く理解できるようになることを目標とします。
この「基礎物理学および演習」と第2セメスターの「物理学および演習」を履修することにより,理工学部で学んでおく事が望ましい物理学の主な分野を,自
然な流れで学習できるようにしてあります。
(定期試験を受験しない場合は不受とする)
第1回 物理学で使う微分と積分の基礎
第2回 物理学で使うベクトルの基礎と位置,速度,加速度
第3回 位置,速度,加速度
第4回 力と運動:いろいろな力と力のつり合い
第5回 ニュートンの運動の法則
第6回 いろいろな運動
第7回 いろいろな運動
第8回 仕事とエネルギー
第9回 仕事とエネルギー
第10回 仕事とエネルギー,運動量と力積
第11回 運動量と力積、角運動量
第12回 角運動量と力のモーメント
第13回 剛体の力学:つり合う条件
第14回 剛体の運動:重心と慣性モーメント
第15回 これまでの総括
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1.
2.
3.
4.
5.
微積分・ベクトルの知識を力学的問題に適用できる。
運動の法則を理解し,質点の基本的な運動を解くことができる。
力・仕事・エネルギー・運動量・角運動量の概念を理解できる。
運動量保存則・エネルギー保存則を理解し,質点の力学的問題を解くことができる。
剛体とつり合い,剛体の重心と慣性モーメントを理解し,力学的問題を解くことができる。
■授業時間外に必要な学修
授業計画に従い予習と復習を行い「学習・教育目標および到達目標」の達成を目指す。そのために教員への質問,学習支援室の利用など自ら学習の向上に努める。
■教科書
[ISBN]9784320034945『ファンダメンタル物理学 ―力学―』(笠松 健一,新居 毅人, 中野 人志, 千川 道幸 ,共立出版)
■参考文献
参考書は,数多く出版されていますので,書店で実際に見るか担当の先生に相談してください。
■関連科目
線形代数学Ⅰ,Ⅱ,微分積分学Ⅰ,Ⅱ,物理学および演習
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
小テスト・レポート・課題 40%
定期試験(全学科共通の問題)60%
■授業評価アンケート実施方法
期末にアンケート方式で実施する。
■研究室・E-mailアドレス
石橋:[email protected]
■オフィスアワー
物理学習支援室では質問や相談を受け付けています。
- 153 -
科目名:
基礎物理学および演習 <物>
英文名: Introduction to Physics and Exercise
コ ン ド ウ ヤスシ
担当者: 近藤
康
単 位: 3単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
私たちのまわりを見渡すと,身近なことから壮大な宇宙まで様々な自然現象があります。その現象に目を向けて,それらがどのような法則や原理に基づいて
起こるのかという“不思議を探求”する一つの方法が物理学です。この物理学を学習するということは,先人たちが築いた“不思議を解明”する考え方や現象
の生起の仕組みを理解する事になります。そして自然は簡単な法則に従っていることがわかり,その法則を数学という手段を用いて表現することができるよう
になります。このように自然現象にひそむ法則を探索する学問が物理学なのです。
また,物理学は数学・化学・生物学・地学とともに科学の基礎として,理工学部の各学科で学ぶ専門分野の基礎を形作っています。したがって,この講義で
学ぶ物理学をきちんと理解することは大変重要となります。
講義では,物理現象を理解するのに必要な微積分とベクトルを中心とする基本的な数学を初めに学習します。そして物理学の基本的な考え方を理解すること
ができるように授業を進め,基礎的な質点の力学を中心に剛体の力学まで学びます。演習で多くの問題に触れることにより,力学を広く理解できるように学習
します。公式の暗記に頼るのではなく,論理的に考えることにより,物理現象を深く理解できるようになることを目標とします。
この「基礎物理学および演習」と第2セメスターの「物理学および演習」を履修することにより,理工学部で学んでおく事が望ましい物理学の主な分野を,自
然な流れで学習できるようにしてあります。
(定期試験を受験しない場合は不受とする)
第1回 物理学で使う微分と積分の基礎
第2回 物理学で使うベクトルの基礎と位置,速度,加速度
第3回 位置,速度,加速度
第4回 力と運動:いろいろな力と力のつり合い
第5回 ニュートンの運動の法則
第6回 いろいろな運動
第7回 いろいろな運動
第8回 仕事とエネルギー
第9回 仕事とエネルギー
第10回 仕事とエネルギー,運動量と力積
第11回 運動量と力積、角運動量
第12回 角運動量と力のモーメント
第13回 剛体の力学:つり合う条件
第14回 剛体の運動:重心と慣性モーメント
第15回 これまでの総括
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1.
2.
3.
4.
5.
微積分・ベクトルの知識を力学的問題に適用できる。
運動の法則を理解し,質点の基本的な運動を解くことができる。
力・仕事・エネルギー・運動量・角運動量の概念を理解できる。
運動量保存則・エネルギー保存則を理解し,質点の力学的問題を解くことができる。
剛体とつり合い,剛体の重心と慣性モーメントを理解し,力学的問題を解くことができる。
■授業時間外に必要な学修
授業計画に従い予習と復習を行い「学習・教育目標および到達目標」の達成を目指す。そのために教員への質問,学習支援室の利用など自ら学習の向上に努める。
■教科書
[ISBN]9784320034945『ファンダメンタル物理学 ―力学―』(笠松 健一,新居 毅人, 中野 人志, 千川 道幸 ,共立出版)
■参考文献
参考書は,数多く出版されていますので,書店で実際に見るか担当の先生に相談してください。
■関連科目
線形代数学Ⅰ,Ⅱ,微分積分学Ⅰ,Ⅱ,物理学および演習
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
小テスト・レポート・課題 40%
定期試験(全学科共通の問題)60%
■授業評価アンケート実施方法
期末にアンケート方式で実施する。
■研究室・E-mailアドレス
石橋:[email protected]
■オフィスアワー
物理学習支援室では質問や相談を受け付けています。
- 154 -
科目名:
基礎物理学および演習 <化>
英文名: Introduction to Physics and Exercise
ア ラ イ
担当者: 新居
タカヒト
毅人
単 位: 3単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
私たちのまわりを見渡すと,身近なことから壮大な宇宙まで様々な自然現象があります。その現象に目を向けて,それらがどのような法則や原理に基づいて
起こるのかという“不思議を探求”する一つの方法が物理学です。この物理学を学習するということは,先人たちが築いた“不思議を解明”する考え方や現象
の生起の仕組みを理解する事になります。そして自然は簡単な法則に従っていることがわかり,その法則を数学という手段を用いて表現することができるよう
になります。このように自然現象にひそむ法則を探索する学問が物理学なのです。
また,物理学は数学・化学・生物学・地学とともに科学の基礎として,理工学部の各学科で学ぶ専門分野の基礎を形作っています。したがって,この講義で
学ぶ物理学をきちんと理解することは大変重要となります。
講義では,物理現象を理解するのに必要な微積分とベクトルを中心とする基本的な数学を初めに学習します。そして物理学の基本的な考え方を理解すること
ができるように授業を進め,基礎的な質点の力学を中心に剛体の力学まで学びます。演習で多くの問題に触れることにより,力学を広く理解できるように学習
します。公式の暗記に頼るのではなく,論理的に考えることにより,物理現象を深く理解できるようになることを目標とします。
この「基礎物理学および演習」と第2セメスターの「物理学および演習」を履修することにより,理工学部で学んでおく事が望ましい物理学の主な分野を,自
然な流れで学習できるようにしてあります。
(定期試験を受験しない場合は不受とする)
第1回 物理学で使う微分と積分の基礎
第2回 物理学で使うベクトルの基礎と位置,速度,加速度
第3回 位置,速度,加速度
第4回 力と運動:いろいろな力と力のつり合い
第5回 ニュートンの運動の法則
第6回 いろいろな運動
第7回 いろいろな運動
第8回 仕事とエネルギー
第9回 仕事とエネルギー
第10回 仕事とエネルギー,運動量と力積
第11回 運動量と力積、角運動量
第12回 角運動量と力のモーメント
第13回 剛体の力学:つり合う条件
第14回 剛体の運動:重心と慣性モーメント
第15回 これまでの総括
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1.
2.
3.
4.
5.
微積分・ベクトルの知識を力学的問題に適用できる。
運動の法則を理解し,質点の基本的な運動を解くことができる。
力・仕事・エネルギー・運動量・角運動量の概念を理解できる。
運動量保存則・エネルギー保存則を理解し,質点の力学的問題を解くことができる。
剛体とつり合い,剛体の重心と慣性モーメントを理解し,力学的問題を解くことができる。
■授業時間外に必要な学修
授業計画に従い予習と復習を行い「学習・教育目標および到達目標」の達成を目指す。そのために教員への質問,学習支援室の利用など自ら学習の向上に努める。
■教科書
[ISBN]9784320034945『ファンダメンタル物理学 ―力学―』(笠松 健一,新居 毅人, 中野 人志, 千川 道幸 ,共立出版)
■参考文献
参考書は,数多く出版されていますので,書店で実際に見るか担当の先生に相談してください。
■関連科目
線形代数学Ⅰ,Ⅱ,微分積分学Ⅰ,Ⅱ,物理学および演習
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
小テスト・レポート・課題 40%
定期試験(全学科共通の問題)60%
■授業評価アンケート実施方法
期末にアンケート方式で実施する。
■研究室・E-mailアドレス
石橋:[email protected]
■オフィスアワー
物理学習支援室では質問や相談を受け付けています。
- 155 -
科目名:
物理学および演習 <数>
英文名: Introduction to Physics and Exercise
ア ラ イ
担当者: 新居
タカヒト
オオサカ トシユキ
毅人・大坂 寿之
単 位: 3単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
本科目は,第1セメスターの「基礎物理学および演習」と合わせて理工学部で学んでおくことが望ましい物理学の基礎的分野をカバーするものです。「基礎物
理学および演習」では,微積分とベクトルの数学的知識をもとに物理学の柱である質点の力学を中心に剛体の力学まで学びますが,本科目では波動,熱力学,
そして物理学のもう一つの柱である電磁気学の基礎を,演習を行いながら各分野の内容が十分に理解できるよう学習します。公式の暗記に頼るのではなく,論
理的に考えることにより,物理現象を深く理解できるようになることを目標とします。
「基礎物理学および演習」と「物理学および演習」を履修することにより,理工学部で学んでおく事が望ましい物理学の主な分野を,自然な流れで学習できる
ようにしてあります。
(定期試験を受験しない場合は不受とする)
第1回 波の性質と波を表す式
第2回 重ね合わせの原理
第3回 波の反射
第4回 気体分子の熱運動
第5回 気体分子の熱運動,熱力学第1法則
第6回 熱力学第1法則
第7回 理想気体におけるいろいろな状態変化,熱機関
第8回 熱機関
第9回 電荷とクーロンの法則
第10回 電場
第11回 電位
第12回 オームの法則とキルヒホッフの法則
第13回 電流と磁場
第14回 荷電粒子に働く磁気力
第15回 電磁誘導の法則
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1. 波動を表す式を理解し,重ね合わせの原理による波の干渉と反射を理解する。
2. 理想気体の状態方程式を分子運動論的な解釈まで含めて理解する。
3. 熱力学第1法則が理解できる。
4. 真空中の静電場に関する基本法則を理解し,電場および電荷に働く力の問題を解くことができる。
5. 定常電流に関する基本法則とその現象を理解できる。
6. 電流と磁場に関する基本法則を理解し,磁場および電流に働く力の問題を解くことができる。
7. 電磁誘導の法則を理解し,誘導起電力の問題を解くことができる。
■授業時間外に必要な学修
授業計画に従い予習と復習を行い「学習・教育目標および到達目標」の達成を目指す。そのために教員への質問,学習支援室の利用など自ら学習の向上に努める。
■教科書
[ISBN]9784320034976『ファンダメンタル物理学 ―電磁気・熱・波動― 第2版』(新居 毅人, 井上 開輝, 笠松 健一, 千川 道幸, 中野 人志, 松本 芳幸,共立出版)
■参考文献
参考書は,数多く出版されていますので,書店で実際に見るか担当の先生に相談してください。
■関連科目
線形代数学Ⅰ,Ⅱ,微分積分学Ⅰ,Ⅱ,基礎物理学および演習
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
小テスト・レポート・課題 40%
定期試験(全学科共通の問題)60%
■授業評価アンケート実施方法
期末にアンケート方式で実施する。
■研究室・E-mailアドレス
石橋:[email protected]
■オフィスアワー
物理学習支援室では質問や相談を受け付けています。
- 156 -
科目名:
物理学および演習 <物・化>
英文名: Introduction to Physics and Exercise
ア ラ イ
担当者: 新居
タカヒト
オオサカ トシユキ
毅人・大坂 寿之
単 位: 3単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
本科目は,第1セメスターの「基礎物理学および演習」と合わせて理工学部で学んでおくことが望ましい物理学の基礎的分野をカバーするものです。「基礎物
理学および演習」では,微積分とベクトルの数学的知識をもとに物理学の柱である質点の力学を中心に剛体の力学まで学びますが,本科目では波動,熱力学,
そして物理学のもう一つの柱である電磁気学の基礎を,演習を行いながら各分野の内容が十分に理解できるよう学習します。公式の暗記に頼るのではなく,論
理的に考えることにより,物理現象を深く理解できるようになることを目標とします。
「基礎物理学および演習」と「物理学および演習」を履修することにより,理工学部で学んでおく事が望ましい物理学の主な分野を,自然な流れで学習できる
ようにしてあります。
(定期試験を受験しない場合は不受とする)
第1回 波の性質と波を表す式
第2回 重ね合わせの原理
第3回 波の反射
第4回 気体分子の熱運動
第5回 気体分子の熱運動,熱力学第1法則
第6回 熱力学第1法則
第7回 理想気体におけるいろいろな状態変化,熱機関
第8回 熱機関
第9回 電荷とクーロンの法則
第10回 電場
第11回 電位
第12回 オームの法則とキルヒホッフの法則
第13回 電流と磁場
第14回 荷電粒子に働く磁気力
第15回 電磁誘導の法則
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1. 波動を表す式を理解し,重ね合わせの原理による波の干渉と反射を理解する。
2. 理想気体の状態方程式を分子運動論的な解釈まで含めて理解する。
3. 熱力学第1法則が理解できる。
4. 真空中の静電場に関する基本法則を理解し,電場および電荷に働く力の問題を解くことができる。
5. 定常電流に関する基本法則とその現象を理解できる。
6. 電流と磁場に関する基本法則を理解し,磁場および電流に働く力の問題を解くことができる。
7. 電磁誘導の法則を理解し,誘導起電力の問題を解くことができる。
■授業時間外に必要な学修
授業計画に従い予習と復習を行い「学習・教育目標および到達目標」の達成を目指す。そのために教員への質問,学習支援室の利用など自ら学習の向上に努める。
■教科書
[ISBN]9784320034976『ファンダメンタル物理学 ―電磁気・熱・波動― 第2版』(新居 毅人, 井上 開輝, 笠松 健一, 千川 道幸, 中野 人志, 松本 芳幸,共立出版)
■参考文献
参考書は,数多く出版されていますので,書店で実際に見るか担当の先生に相談してください。
■関連科目
線形代数学Ⅰ,Ⅱ,微分積分学Ⅰ,Ⅱ,基礎物理学および演習
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
小テスト・レポート・課題 40%
定期試験(全学科共通の問題)60%
■授業評価アンケート実施方法
期末にアンケート方式で実施する。
■研究室・E-mailアドレス
石橋:[email protected]
■オフィスアワー
物理学習支援室では質問や相談を受け付けています。
- 157 -
科目名:
物理学概論および演習Ⅰ <数>
英文名: Fundamentals Physical Science Ⅰ
オ オ タ
担当者: 大田
イズミ
泉
単 位: 3単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
物理学は自然科学の中でもとりわけ基礎的かつ包括的な学問です。あまり記憶に頼らずとも,比較的少数の原理や法
則を用いて自然の豊かで多様な現象を理解することを可能にし,現代社会を支える様々な理工系学問に通底する縦糸
になっています。この講義では,高校物理を未履修もしくは履修したが理解が不十分な学生を対象とし,質点の力学
を中心に必要な数学の学習も補いつつ授業を進め,第2セメスターの「物理学概論および演習II」の履修と合わせるこ
とで,物理学の基本的な考え方を理解することを目指します。
第1回 物理学への招待
第2回 力とその性質I
第3回 力とその性質II
第4回 力とその性質III
第5回 力とその性質IV
第6回 力と運動I
第7回 力と運動II
第8回 力と運動III
第9回 周期運動I
第10回 周期運動II
第11回 運動量と力積
第12回 角運動量
第13回 仕事と運動エネルギー I
第14回 仕事と運動エネルギー II
第15回 これまでの総括
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1.物理的記述に用いられる基本量(長さ・時間・質量・電荷)を知っている。
2.測定の基準となる基本単位を知っている。
3.運動の法則を理解し,質点の基本的な運動を解くことができる。
4.力・仕事・エネルギー・運動量・角運動量の概念を理解できる。
5.エネルギー保存則,運動量保存則を理解できる。
■授業時間外に必要な学修
授業計画に従い予習と復習を行い「学習・教育目標および到達目標」の達成を目指す。
そのために教員への質問,学習支援室の利用など自ら学習の向上に努める。
■教科書
[ISBN]9784780602005『自然科学の基礎としての物理学』(原 康夫, 学術図書出版社)
■参考文献
[ISBN]9784780601169『物理学入門』(原 康夫,学術図書出版社)
[ISBN]9784873619309『シップマン自然科学入門新物理学』(J.T.シップマン, 学術図書出版社)
■関連科目
物理学概論および演習II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
小テスト・レポート・課題 40%
定期試験(全学科共通の問題)60%
■授業評価アンケート実施方法
期末にアンケート方式で実施する。
■研究室・E-mailアドレス
石橋:[email protected]
■オフィスアワー
物理学習支援室では質問や相談を受け付けています。
- 158 -
科目名:
物理学概論および演習Ⅰ <物・化>
英文名: Fundamentals Physical Science Ⅰ
オ オ タ
担当者: 大田
イズミ
泉
単 位: 3単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
物理学は自然科学の中でもとりわけ基礎的かつ包括的な学問です。あまり記憶に頼らずとも,比較的少数の原理や法
則を用いて自然の豊かで多様な現象を理解することを可能にし,現代社会を支える様々な理工系学問に通底する縦糸
になっています。この講義では,高校物理を未履修もしくは履修したが理解が不十分な学生を対象とし,質点の力学
を中心に必要な数学の学習も補いつつ授業を進め,第2セメスターの「物理学概論および演習II」の履修と合わせるこ
とで,物理学の基本的な考え方を理解することを目指します。
第1回 物理学への招待
第2回 力とその性質I
第3回 力とその性質II
第4回 力とその性質III
第5回 力とその性質IV
第6回 力と運動I
第7回 力と運動II
第8回 力と運動III
第9回 周期運動I
第10回 周期運動II
第11回 運動量と力積
第12回 角運動量
第13回 仕事と運動エネルギー I
第14回 仕事と運動エネルギー II
第15回 これまでの総括
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1.物理的記述に用いられる基本量(長さ・時間・質量・電荷)を知っている。
2.測定の基準となる基本単位を知っている。
3.運動の法則を理解し,質点の基本的な運動を解くことができる。
4.力・仕事・エネルギー・運動量・角運動量の概念を理解できる。
5.エネルギー保存則,運動量保存則を理解できる。
■授業時間外に必要な学修
授業計画に従い予習と復習を行い「学習・教育目標および到達目標」の達成を目指す。
そのために教員への質問,学習支援室の利用など自ら学習の向上に努める。
■教科書
[ISBN]9784780602005『自然科学の基礎としての物理学』(原 康夫, 学術図書出版社)
■参考文献
[ISBN]9784780601169『物理学入門』(原 康夫,学術図書出版社)
[ISBN]9784873619309『シップマン自然科学入門新物理学』(J.T.シップマン, 学術図書出版社)
■関連科目
物理学概論および演習II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
小テスト・レポート・課題 40%
定期試験(全学科共通の問題)60%
■授業評価アンケート実施方法
期末にアンケート方式で実施する。
■研究室・E-mailアドレス
石橋:[email protected]
■オフィスアワー
物理学習支援室では質問や相談を受け付けています。
- 159 -
科目名:
物理学概論および演習Ⅱ <数>
英文名: Fundamentals Physical Science Ⅱ
イシバシ アキヒロ
担当者: 石橋
明浩
単 位: 3単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
物理学は自然科学の中でもとりわけ基礎的かつ包括的な学問です。あまり記憶に頼らずとも,比較的少数の原理や法則を用いて自然の豊かで多様な
現象を理解することを可能にし,現代社会を支える様々な理工系学問に通底する縦糸になっています。この科目は,高校物理を未履修もしくは履修
したが理解が不十分な学生を対象とし,波動・熱力学・電磁気学の基礎,および原子物理学の初歩について講義と演習を行います。本科目と第1セメ
スターの「物理学概論および演習I」を合わせて履修することで,理工学部の教養として学んでおくことが望ましい物理学の基礎を学習します。
第1回 熱力学I
第2回 熱力学II
第3回 熱力学III
第4回 波動I
第5回 波動II
第6回 波動III
第7回 電荷
第8回 電場
第9回 電位
第10回 回路
第11回 電磁気学
第12回 電磁波
第13回 原子物理学
第14回 現代物理学への招待
第15回 これまでの総括
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1.波動とは何かを理解している。波を特徴付ける量とそれらの関係を知っている。
2.温度とは何か,熱がエネルギーの一形態であることを理解する。
3.電荷と電流を理解する。クーロンの法則を理解する。
4.電場とは何か,電位とは何かを理解する。
5.光は電磁波であることを理解する。
6.原子とは何かを理解する。
■授業時間外に必要な学修
授業計画に従い予習と復習を行い「学習・教育目標および到達目標」の達成を目指す。
そのために教員への質問,学習支援室の利用など自ら学習の向上に努める。
■教科書
[ISBN]9784780602005『自然科学の基礎としての物理学』(原 康夫, 学術図書出版社)
■参考文献
[ISBN]9784780601169『物理学入門』(原 康夫,学術図書出版社)
[ISBN]9784873619309『シップマン自然科学入門新物理学』(J.T.シップマン, 学術図書出版社)
■関連科目
物理学概論および演習I
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
小テスト・レポート・課題 40%
定期試験(全学科共通の問題)60%
■授業評価アンケート実施方法
期末にアンケート方式で実施する。
■研究室・E-mailアドレス
石橋:[email protected]
■オフィスアワー
物理学習支援室では質問や相談を受け付けています。
- 160 -
科目名:
物理学概論および演習Ⅱ <物・化>
英文名: Fundamentals Physical Science Ⅱ
イシバシ アキヒロ
担当者: 石橋
明浩
単 位: 3単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
物理学は自然科学の中でもとりわけ基礎的かつ包括的な学問です。あまり記憶に頼らずとも,比較的少数の原理や法則を用いて自然の豊かで多様な
現象を理解することを可能にし,現代社会を支える様々な理工系学問に通底する縦糸になっています。この科目は,高校物理を未履修もしくは履修
したが理解が不十分な学生を対象とし,波動・熱力学・電磁気学の基礎,および原子物理学の初歩について講義と演習を行います。本科目と第1セメ
スターの「物理学概論および演習I」を合わせて履修することで,理工学部の教養として学んでおくことが望ましい物理学の基礎を学習します。
第1回 熱力学I
第2回 熱力学II
第3回 熱力学III
第4回 波動I
第5回 波動II
第6回 波動III
第7回 電荷
第8回 電場
第9回 電位
第10回 回路
第11回 電磁気学
第12回 電磁波
第13回 原子物理学
第14回 現代物理学への招待
第15回 これまでの総括
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1.波動とは何かを理解している。波を特徴付ける量とそれらの関係を知っている。
2.温度とは何か,熱がエネルギーの一形態であることを理解する。
3.電荷と電流を理解する。クーロンの法則を理解する。
4.電場とは何か,電位とは何かを理解する。
5.光は電磁波であることを理解する。
6.原子とは何かを理解する。
■授業時間外に必要な学修
授業計画に従い予習と復習を行い「学習・教育目標および到達目標」の達成を目指す。
そのために教員への質問,学習支援室の利用など自ら学習の向上に努める。
■教科書
[ISBN]9784780602005『自然科学の基礎としての物理学』(原 康夫, 学術図書出版社)
■参考文献
[ISBN]9784780601169『物理学入門』(原 康夫,学術図書出版社)
[ISBN]9784873619309『シップマン自然科学入門新物理学』(J.T.シップマン, 学術図書出版社)
■関連科目
物理学概論および演習I
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
小テスト・レポート・課題 40%
定期試験(全学科共通の問題)60%
■授業評価アンケート実施方法
期末にアンケート方式で実施する。
■研究室・E-mailアドレス
石橋:[email protected]
■オフィスアワー
物理学習支援室では質問や相談を受け付けています。
- 161 -
科目名:
基礎化学および演習 <数・物>
英文名: Basic Chemistry and Exercises
スエナガ ユウサク
担当者: 末永
勇作
単 位: 3単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
化学は物質の学問であり、原子や分子によって組み立てられた物質の構造が、その性質にどのように反映されるのか。また、物質の変化、すなわち、化学反応
がいかにして起こり、その結果、どのような生成物を与えるのかを正しく理解し、応用する学問である。現代社会では、化学が関わる分野は多岐にわたってお
り、日常的に触れる物質に関する知識だけでも膨大なものがある。理工学部生として、化学の基礎知識を修めておくことが望ましいことは言うまでもない。
「基礎化学および演習」では、物質の構造や状態に関する基礎知識を学び、化学的な考え方を身の回りで起こる現象の理解に応用するための基礎学力を養う。
講義で得た知識を応用する力を身つけるために、講義と同時間の演習が連続して行われる。週2コマ3単位の科目である。受講生は、①定期試験、②中間試験、
③問題演習への取組みの総合成績によって評価される。中間試験および定期試験ではそれぞれ前半および後半の内容の理解度が試される。この授業は、化学を
専門としない学生を対象とし、後期の「化学」を学ぶ際に必要な基礎知識を与える。
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
第16回
第17回
第18回
第19回
第20回
第21回
第22回
第23回
第24回
第25回
第26回
第27回
第28回
第29回
第30回
定期試験
現代化学の成立: 物質を構成する原子や分子
現代化学の成立に関する演習
原子構造: 混合物・純物質・化合物・単体・同素体・原子の構造・同位体
原子構造に関する演習
化学反応と物質量: 化学反応式・質量保存則・アボガドロ定数
化学反応と物質量に関する演習
化学式: 組成式・分子式・構造式
化学式に関する演習
構造式と原子軌道: 主量子数・副量子数・スピン量子数・磁気量子数
構造式と原子軌道に関する演習
原子の電子配置: 電子軌道の形・電子配置
原子の電子配置に関する演習
化学結合: 共有結合・イオン結合・金属結合
化学結合に関する演習
中間試験
中間試験の解答と解説
反応速度: 反応速度・律速段階・活性化エネルギー・触媒・化学平衡
反応速度に関する演習
酸と塩基: 中和反応・電離定数・電離平衡・水素イオン指数
酸と塩基に関する演習
酸化と還元: 酸化と還元の定義・酸化剤と還元剤・金属のイオン化傾向と標準電極電位・電池の原理
酸化と還元に関する演習
物質の三態: 物質の三態・固体の結晶構造・液体溶液の特徴・理想気体と実在気体
物質の三態に関する演習
有機化合物: 有機化合物の特徴・有機化合物の分類・芳香族化合物・ベンゼンの置換反応
有機化合物に関する演習
高分子化合物: 高分子化合物の構造・天然高分子化合物・高分子と環境問題
高分子化合物に関する演習
環境と化学: 環境と物質の循環・大気水大地と化学
環境と化学に関する演習
■学習・教育目標および到達目標
1.原子の構造を理解し、同位体の存在を理解したうえで、質量数および原子量の概念を正しく使うことができる。
2.単体と同素体、純物質と混合物の意味を正しく理解し、具体例を挙げてその違いを説明できる。
3.化学式の種類には、組成式・分子式・構造式があることを理解し、適宜、活用することができる。
4.水素原子の軌道の種類を4つの量子数によって分類し、軌道の特徴を概念的に捉えて説明することができる。
5.元素の周期律表の成り立ちを、電子配置の規則に従って系統的に理解する。
6.共有結合は電子の軌道の重なりによって構成され、重ねあわせ方の違いによって、σ結合とπ結合があることを理解する。
7.化学結合の成り立ちを理解し、結合の種類と特徴を、具体的な例を挙げて説明することができる。
8.反応速度に影響する因子について理解を深め、化学平衡の概念を導くことができる。
9.酸・塩基の概念には複数の定義があることを理解する。
10.酸・塩基の特徴を認識したうえで、酸化還元反応の理解に応用することができる。
11.固体・液体・気体についての特徴を理解し、それぞれ特有の現象について説明することができる。
12.典型的な有機化合物の種類と分類法を学び、それぞれに特徴的な化学反応を分子構造と結びつけて議論することができる。
13.高分子化合物の性質を理解する。
14.現在の環境問題を化学的に説明することができる。
以上の項目の達成度が70%以上になるように努める。
■授業時間外に必要な学修
1.講義内容のまとめと復習
2.演習問題の答案作成および復習
3.その他の課題のレポート作成
■教科書
担当教員の指示による
■参考文献
[ISBN]9784563046217『Step‐up基礎化学』(石川 春樹, 培風館 : 2015)
[ISBN]9784320043848『身近に学ぶ化学の世界』(宮澤 三雄, 共立出版 : 2009)
[ISBN]9784780601176『化学―物質・エネルギー・環境』(浅野 努, 学術図書出版社 : 2008)
[ISBN]9784759810202『大学への橋渡し 一般化学』(芝原 寛泰, 化学同人 : 2006)
[ISBN]9784785330705『Catch Up大学の化学講義―高校化学とのかけはし』(杉森 彰, 裳華房 : 2005)
■関連科目
化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 30%
中間試験 30%
問題演習 40%
■授業評価アンケート実施方法
授業時間内に実施する
- 162 -
科目名:
基礎化学および演習 <化>
英文名: Basic Chemistry and Exercises
スエナガ ユウサク
担当者: 末永
勇作
単 位: 3単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
化学は物質の学問であり、原子や分子によって組み立てられた物質の構造が、その性質にどのように反映されるのか。また、物質の変化、すなわち、化学反応
がいかにして起こり、その結果、どのような生成物を与えるのかを正しく理解し、応用する学問である。現代社会では、化学が関わる分野は多岐にわたってお
り、日常的に触れる物質に関する知識だけでも膨大なものがある。理工学部生として、化学の基礎知識を修めておくことが望ましいことは言うまでもない。
「基礎化学および演習」では、物質の構造や状態に関する基礎知識を学び、化学的な考え方を身の回りで起こる現象の理解に応用するための基礎学力を養う。
講義で得た知識を応用する力を身つけるために、講義と同時間の演習が連続して行われる。週2コマ3単位の科目である。受講生は、①定期試験、②中間試験、
③問題演習への取組みの総合成績によって評価される。中間試験および定期試験ではそれぞれ前半および後半の内容の理解度が試される。この授業は、化学を
専門としない学生を対象とし、後期の「化学」を学ぶ際に必要な基礎知識を与える。
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
第16回
第17回
第18回
第19回
第20回
第21回
第22回
第23回
第24回
第25回
第26回
第27回
第28回
第29回
第30回
定期試験
現代化学の成立: 物質を構成する原子や分子
現代化学の成立に関する演習
原子構造: 混合物・純物質・化合物・単体・同素体・原子の構造・同位体
原子構造に関する演習
化学反応と物質量: 化学反応式・質量保存則・アボガドロ定数
化学反応と物質量に関する演習
化学式: 組成式・分子式・構造式
化学式に関する演習
構造式と原子軌道: 主量子数・副量子数・スピン量子数・磁気量子数
構造式と原子軌道に関する演習
原子の電子配置: 電子軌道の形・電子配置
原子の電子配置に関する演習
化学結合: 共有結合・イオン結合・金属結合
化学結合に関する演習
中間試験
中間試験の解答と解説
反応速度: 反応速度・律速段階・活性化エネルギー・触媒・化学平衡
反応速度に関する演習
酸と塩基: 中和反応・電離定数・電離平衡・水素イオン指数
酸と塩基に関する演習
酸化と還元: 酸化と還元の定義・酸化剤と還元剤・金属のイオン化傾向と標準電極電位・電池の原理
酸化と還元に関する演習
物質の三態: 物質の三態・固体の結晶構造・液体溶液の特徴・理想気体と実在気体
物質の三態に関する演習
有機化合物: 有機化合物の特徴・有機化合物の分類・芳香族化合物・ベンゼンの置換反応
有機化合物に関する演習
高分子化合物: 高分子化合物の構造・天然高分子化合物・高分子と環境問題
高分子化合物に関する演習
環境と化学: 環境と物質の循環・大気水大地と化学
環境と化学に関する演習
■学習・教育目標および到達目標
1.原子の構造を理解し、同位体の存在を理解したうえで、質量数および原子量の概念を正しく使うことができる。
2.単体と同素体、純物質と混合物の意味を正しく理解し、具体例を挙げてその違いを説明できる。
3.化学式の種類には、組成式・分子式・構造式があることを理解し、適宜、活用することができる。
4.水素原子の軌道の種類を4つの量子数によって分類し、軌道の特徴を概念的に捉えて説明することができる。
5.元素の周期律表の成り立ちを、電子配置の規則に従って系統的に理解する。
6.共有結合は電子の軌道の重なりによって構成され、重ねあわせ方の違いによって、σ結合とπ結合があることを理解する。
7.化学結合の成り立ちを理解し、結合の種類と特徴を、具体的な例を挙げて説明することができる。
8.反応速度に影響する因子について理解を深め、化学平衡の概念を導くことができる。
9.酸・塩基の概念には複数の定義があることを理解する。
10.酸・塩基の特徴を認識したうえで、酸化還元反応の理解に応用することができる。
11.固体・液体・気体についての特徴を理解し、それぞれ特有の現象について説明することができる。
12.典型的な有機化合物の種類と分類法を学び、それぞれに特徴的な化学反応を分子構造と結びつけて議論することができる。
13.高分子化合物の性質を理解する。
14.現在の環境問題を化学的に説明することができる。
以上の項目の達成度が70%以上になるように努める。
■授業時間外に必要な学修
1.講義内容のまとめと復習
2.演習問題の答案作成および復習
3.その他の課題のレポート作成
■教科書
担当教員の指示による
■参考文献
[ISBN]9784563046217『Step‐up基礎化学』(石川 春樹, 培風館 : 2015)
[ISBN]9784320043848『身近に学ぶ化学の世界』(宮澤 三雄, 共立出版 : 2009)
[ISBN]9784780601176『化学―物質・エネルギー・環境』(浅野 努, 学術図書出版社 : 2008)
[ISBN]9784759810202『大学への橋渡し 一般化学』(芝原 寛泰, 化学同人 : 2006)
[ISBN]9784785330705『Catch Up大学の化学講義―高校化学とのかけはし』(杉森 彰, 裳華房 : 2005)
■関連科目
化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 30%
中間試験 30%
問題演習 40%
■授業評価アンケート実施方法
授業時間内に実施する
- 163 -
科目名:
化学 <数・物>
英文名: Chemistry
マエカワ マサヒコ
担当者: 前川
キタマツ
ミ ズ キ
ツボウチ マサアキ
カワヒガシ
タ ツ オ
マルモト シンスケ
雅彦・北松 瑞生・坪内 雅明・川東 龍夫・丸本 真輔
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
化学は現代社会において人類の生活と活動を、物質とエネルギーの両面から支える大切な要素である。その要点は、物質
の構造と性質を構成粒子である原子および分子の性質から深く考え、理解し、物質のもつ多様な性質を人類の平和と安全の
ために賢く活かす途を探るところにある。「化学」の講義では、基礎化学の知識を土台として、化学物質の性質がどのよう
な場面で活かされるのか、また、その根幹に横たわる基本的な考え方は何か、についていくつかの具体例を通して学ぶ。
この講義では、化学に関する5つの話題について、その分野を専門とする教員が背景から丁寧に説明する。従って、講義
は5名の教員のオムニバス形式で行われる。各単元は3回の講義で完結する。クラスによって開講される単元の順番は異なる
が、単元毎に内容は独立しているので、理解に支障はない。
理解度と応用力の確認のために、単元毎にテストを行う。評価は5回の単元テストの総合点とする。予備知識として、前期「基
礎化学および演習」程度の内容を理解していることを前提とする。
第1回 エネルギーの化学(1)核分裂で取り出すエネルギー:原子力発電・放射能・放射性廃棄物
第2回 エネルギーの化学(2)電子移動で取り出すエネルギー:カルバニ電池・燃料電池・太陽電池
第3回 エネルギーの化学(3)化学エネルギーと社会、など、単元テスト
第4回 香料の化学(1)自然のなかの香り、人間と香り、においによる刺激と情報
第5回 香料の化学(2)揮発性をもつ芳香物質の化学構造と機能性
第6回 香料の化学(3)においや香りを認識するメカニズム、など、単元テスト
第7回 光の化学(1)光の性質と現代生活における光:光エネルギー利用、情報技術革命への展開
第8回 光の化学(2)光の分類とその利用:太陽光、化学発光、LED光、レーザー光
第9回 光の化学(3)最新科学技術を光の知識で理解する:インターネット・Blu-Ray、など、単元テスト
第10回 環境の化学(1)地球環境問題(公害)・オゾン層破壊・フロンガス
第11回 環境の化学(2)酸性雨・地球温暖化・温室効果ガス・京都議定書
第12回 環境の化学(3)環境ホルモン、など、単元テスト
第13回 核酸医薬の化学(1)セントラルドグマ、細胞
第14回 核酸医薬の化学(2)アンチジーン、アンチセンス、siRNA、デコイ、アプタマー
第15回 核酸医薬の化学(3)アンチセンスで使われる人工核酸、など、単元テスト
■学習・教育目標および到達目標
化学の5つの側面について基礎となる考え方を理解し、具体例を通じてその適用方法を習得する。
(1) 化学エネルギーの発生原理、その有用性と課題を説明できる。
(2) 香料の化学構造と性質、その認識メカニズムについて説明できる。
(3) 光の性質とその利用法について、具体例を挙げて説明できる。
(4) 地球環境問題(公害)について、その概要を説明できる。
(5) 核酸医薬の化学について、具体例を挙げて説明できる。
これらに関連する事項について、70%以上の理解度を目指す。
■授業時間外に必要な学修
1.その日受けた授業内容の整理と復習
2.課題などに関するレポート作成
3.単元テストのための試験勉強
■教科書
特に指定しない
■参考文献
[ISBN]9784563046217『Step‐up基礎化学』(石川 春樹, 培風館 : 2015)
[ISBN]9784860430979『実感する化学 (下巻)』(A Project of the American Chemical Society, エヌ・ティー・エス : 2008)
[ISBN]9784860430962『実感する化学 (上巻)』(A Project of the American Chemical Society, エヌ・ティー・エス : 2005)
[ISBN]9784872590739『一目でわかる先端化学の基礎』(大阪大学出版会 : 2002)
■関連科目
基礎化学および演習
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
単元テスト 100%
■授業評価アンケート実施方法
授業時間内に実施する
- 164 -
科目名:
化学 <化>
英文名: Chemistry
マエカワ マサヒコ
担当者: 前川
キタマツ
ミ ズ キ
ツボウチ マサアキ
カワヒガシ
タ ツ オ
マルモト シンスケ
雅彦・北松 瑞生・坪内 雅明・川東 龍夫・丸本 真輔
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
化学は現代社会において人類の生活と活動を、物質とエネルギーの両面から支える大切な要素である。その要点は、物質
の構造と性質を構成粒子である原子および分子の性質から深く考え、理解し、物質のもつ多様な性質を人類の平和と安全の
ために賢く活かす途を探るところにある。「化学」の講義では、基礎化学の知識を土台として、化学物質の性質がどのよう
な場面で活かされるのか、また、その根幹に横たわる基本的な考え方は何か、についていくつかの具体例を通して学ぶ。
この講義では、化学に関する5つの話題について、その分野を専門とする教員が背景から丁寧に説明する。従って、講義
は5名の教員のオムニバス形式で行われる。各単元は3回の講義で完結する。クラスによって開講される単元の順番は異なる
が、単元毎に内容は独立しているので、理解に支障はない。
理解度と応用力の確認のために、単元毎にテストを行う。評価は5回の単元テストの総合点とする。予備知識として、前期「基
礎化学および演習」程度の内容を理解していることを前提とする。
第1回 エネルギーの化学(1)核分裂で取り出すエネルギー:原子力発電・放射能・放射性廃棄物
第2回 エネルギーの化学(2)電子移動で取り出すエネルギー:カルバニ電池・燃料電池・太陽電池
第3回 エネルギーの化学(3)化学エネルギーと社会、など、単元テスト
第4回 香料の化学(1)自然のなかの香り、人間と香り、においによる刺激と情報
第5回 香料の化学(2)揮発性をもつ芳香物質の化学構造と機能性
第6回 香料の化学(3)においや香りを認識するメカニズム、など、単元テスト
第7回 光の化学(1)光の性質と現代生活における光:光エネルギー利用、情報技術革命への展開
第8回 光の化学(2)光の分類とその利用:太陽光、化学発光、LED光、レーザー光
第9回 光の化学(3)最新科学技術を光の知識で理解する:インターネット・Blu-Ray、など、単元テスト
第10回 環境の化学(1)地球環境問題(公害)・オゾン層破壊・フロンガス
第11回 環境の化学(2)酸性雨・地球温暖化・温室効果ガス・京都議定書
第12回 環境の化学(3)環境ホルモン、など、単元テスト
第13回 核酸医薬の化学(1)セントラルドグマ、細胞
第14回 核酸医薬の化学(2)アンチジーン、アンチセンス、siRNA、デコイ、アプタマー
第15回 核酸医薬の化学(3)アンチセンスで使われる人工核酸、など、単元テスト
■学習・教育目標および到達目標
化学の5つの側面について基礎となる考え方を理解し、具体例を通じてその適用方法を習得する。
(1) 化学エネルギーの発生原理、その有用性と課題を説明できる。
(2) 香料の化学構造と性質、その認識メカニズムについて説明できる。
(3) 光の性質とその利用法について、具体例を挙げて説明できる。
(4) 地球環境問題(公害)について、その概要を説明できる。
(5) 核酸医薬の化学について、具体例を挙げて説明できる。
これらに関連する事項について、70%以上の理解度を目指す。
■授業時間外に必要な学修
1.その日受けた授業内容の整理と復習
2.課題などに関するレポート作成
3.単元テストのための試験勉強
■教科書
特に指定しない
■参考文献
[ISBN]9784563046217『Step‐up基礎化学』(石川 春樹, 培風館 : 2015)
[ISBN]9784860430979『実感する化学 (下巻)』(A Project of the American Chemical Society, エヌ・ティー・エス : 2008)
[ISBN]9784860430962『実感する化学 (上巻)』(A Project of the American Chemical Society, エヌ・ティー・エス : 2005)
[ISBN]9784872590739『一目でわかる先端化学の基礎』(大阪大学出版会 : 2002)
■関連科目
基礎化学および演習
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
単元テスト 100%
■授業評価アンケート実施方法
授業時間内に実施する
- 165 -
科目名:
基礎生物学 <数・物>
英文名: Basic Biology
ハギワラ
担当者: 萩原
テ ル キ
央記
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
生物学は21世紀に生きる私達の生活と社会に密接に関わってくるサイエンスですが、新入生の多くは入試で生物学を選択していません。また、一部の学生は
高校で生物を履修していません。本講義は、こうした学生を対象にして開講します。講義内容は、細胞の構造と機能、生物体のつくりおよび生命の連続性に関
わるものです。いずれも高校生物IとIIでとりあげている内容です。学習する現象の大部分は身近な生物と我々自身の細胞や組織でおきている現象です。自分の
生命を学ぶという姿勢があれば、理解を深めることができます。理解できれば、自ずと生物学に対する興味が深まってきます。これが本講義の目的です。折に
触れて、講義内容と関連した最新トピックスもわかりやすく解説し、現代社会における生物学の意義についても理解を深めてもらいます。
講義では難解な数式や化学式はあまり使用しません。興味を喚起することが第一の目的だからです。この目的に沿って、生物学の重要事項が視覚的に学べる
ように工夫された本を教科書として使用します。この教科書を受講時に必ず持参することを求めます。
第1回 序論
第2回 細胞の構造とはたらき
第3回 細胞を構成する物質
第4回 細胞への物質の出入り
第5回 細胞の働きと酵素
第6回 体細胞が増えるしくみ:体細胞分裂
第7回 多細胞生物
第8回 生殖細胞ができるしくみ:減数分裂
第9回 ヒトの生殖細胞の形成
第10回 ヒトの発生
第11回 遺伝のしくみ(1)メンデルの法則
第12回 遺伝のしくみ(2)ヒトの遺伝
第13回 遺伝子の本体と働き(1)DNAの構造と複製
第14回 遺伝子の本体と働き(2)遺伝暗号とタンパク質合成のしくみ
第15回 生物学と現代社会の関わり
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
(1)細胞の多様な機能が構造と関連づけて説明できる。
(2)体細胞分裂と減数分裂の違いが模式図で表せる。
(3)人の器官、生殖・発生、遺伝について正しい知識を身に付ける。
(4)DNAの構造と機能が細胞分裂と遺伝子の形質発現と関連付けて説明できる。
■授業時間外に必要な学修
授業中に与えられた課題を用いた復習
■教科書
[ISBN]9784410281457『フォトサイエンス生物図録―視覚でとらえる』(数研出版株式会社, 数研出版 : 2013)
■参考文献
[ISBN]9784807908127『生物学入門 (大学生のための基礎シリーズ)』(東京化学同人 : 2013)
[ISBN]9784758120180『基礎から学ぶ生物学・細胞生物学』(和田 勝, 羊土社 : 2011)
■関連科目
生物学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験等 75%
講義中課題等 25%
■授業評価アンケート実施方法
7月に実施します。具体的な実施方法は各担当講師に聞いてください。
■研究室・E-mailアドレス
連絡先は各担当講師が初回講義時に指示します。
■オフィスアワー
各担当講師が初回講義時に指示します。
- 166 -
科目名:
基礎生物学 <化>
英文名: Basic Biology
ハギワラ
担当者: 萩原
テ ル キ
央記
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
生物学は21世紀に生きる私達の生活と社会に密接に関わってくるサイエンスですが、新入生の多くは入試で生物学を選択していません。また、一部の学生は
高校で生物を履修していません。本講義は、こうした学生を対象にして開講します。講義内容は、細胞の構造と機能、生物体のつくりおよび生命の連続性に関
わるものです。いずれも高校生物IとIIでとりあげている内容です。学習する現象の大部分は身近な生物と我々自身の細胞や組織でおきている現象です。自分の
生命を学ぶという姿勢があれば、理解を深めることができます。理解できれば、自ずと生物学に対する興味が深まってきます。これが本講義の目的です。折に
触れて、講義内容と関連した最新トピックスもわかりやすく解説し、現代社会における生物学の意義についても理解を深めてもらいます。
講義では難解な数式や化学式はあまり使用しません。興味を喚起することが第一の目的だからです。この目的に沿って、生物学の重要事項が視覚的に学べる
ように工夫された本を教科書として使用します。この教科書を受講時に必ず持参することを求めます。
第1回 序論
第2回 細胞の構造とはたらき
第3回 細胞を構成する物質
第4回 細胞への物質の出入り
第5回 細胞の働きと酵素
第6回 体細胞が増えるしくみ:体細胞分裂
第7回 多細胞生物
第8回 生殖細胞ができるしくみ:減数分裂
第9回 ヒトの生殖細胞の形成
第10回 ヒトの発生
第11回 遺伝のしくみ(1)メンデルの法則
第12回 遺伝のしくみ(2)ヒトの遺伝
第13回 遺伝子の本体と働き(1)DNAの構造と複製
第14回 遺伝子の本体と働き(2)遺伝暗号とタンパク質合成のしくみ
第15回 生物学と現代社会の関わり
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
(1)細胞の多様な機能が構造と関連づけて説明できる。
(2)体細胞分裂と減数分裂の違いが模式図で表せる。
(3)人の器官、生殖・発生、遺伝について正しい知識を身に付ける。
(4)DNAの構造と機能が細胞分裂と遺伝子の形質発現と関連付けて説明できる。
■授業時間外に必要な学修
授業中に与えられた課題を用いた復習
■教科書
[ISBN]9784410281457『フォトサイエンス生物図録―視覚でとらえる』(数研出版株式会社, 数研出版 : 2013)
■参考文献
[ISBN]9784807908127『生物学入門 (大学生のための基礎シリーズ)』(東京化学同人 : 2013)
[ISBN]9784758120180『基礎から学ぶ生物学・細胞生物学』(和田 勝, 羊土社 : 2011)
■関連科目
生物学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験等 75%
講義中課題等 25%
■授業評価アンケート実施方法
7月に実施します。具体的な実施方法は各担当講師に聞いてください。
■研究室・E-mailアドレス
連絡先は各担当講師が初回講義時に指示します。
■オフィスアワー
各担当講師が初回講義時に指示します。
- 167 -
科目名:
生物学 <数>
英文名: Biology
ヤマモト
担当者: 山本
ア ツ シ
純之
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
生物学は21世紀に生きる私達の生活と社会に密接に関わってくるサイエンスですが、新入生の多くは入試で生物学を選択していません。また、一部の学生
は高校で生物を履修していません。本講義は、「基礎生物学」に引き続いて、こうした学生を対象にして開講します。講義内容は、生体の刺激応答、恒常性維
持および代謝に関わるものです。いずれも高校生物でとりあげている内容です。学習する現象の大部分は自身の細胞や組織でおきている現象です。自分の生命
を学ぶという姿勢があれば、理解を深めることができます。理解できれば、自然と生物学に対する興味が深まってきます。これが本講義の目的です。折に触れ
て、講義内容と関連した最新トピックスもわかりやすく解説し、現代社会における生物学の意義についても理解を深めてもらいます。
講義では難解な数式や化学式は一切使用しません。興味を喚起することが第一の目的だからです。この目的に沿って、生物学の重要事項が視覚的に学べるよ
うに工夫された本を教科書として使用します。この教科書を受講時に必ず持参することを求めます。
第1回 序論
第2回 刺激の受容と反応(1)一般的特徴
第3回 刺激の受容と反応(2)ヒトの視覚器と聴覚器・平衡感覚器・その他の受容器
第4回 刺激の受容と反応(3)ヒトの筋肉の構造と収縮
第5回 神経系の構造とはたらき(1)ヒトの感覚神経と運動神経
第6回 神経系の構造とはたらき(2)ヒトの自律神経
第7回 ホルモンのはたらき(1)ヒトの内分泌腺
第8回 ホルモンのはたらき(2)自律神経との協同作用
第9回 ホルモンのはたらき(3)植物ホルモン
第10回 免疫と生体防御(1)ヒトのリンパ系と免疫に関係する細胞
第11回 免疫と生体防御(2)免疫のしくみ
第12回 呼吸(1)外呼吸
第13回 呼吸(2)内呼吸
第14回 光合成
第15回 窒素同化
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
(1)ヒトの刺激受容器の構造の模式図が描けて各部の働きが説明できる。
(2)神経とホルモンの働きが具体例をあげて説明できる。
(3)AIDSや臓器移植の拒否反応などの具体的な問題が免疫系のはたらきで説明できる。
(4)生物の生命活動のエネルギー源はもとを正せば太陽エネルギーであることがブドウ糖を例にとって説明できる。
■授業時間外に必要な学修
教科書や関連資料の予習・復習を前提に講義は進める
■教科書
[ISBN]9784410281648『新課程視覚でとらえるフォトサイエンス生物図録 (フォトサイエンス図録シリーズ)』(数研出版編集部,数研出版)
■参考文献
[ISBN]9784807908127『生物学入門 第2版 (大学生のための基礎シリーズ 2)』(石川統, 東京化学同人)
[ISBN]9784785350024『基礎生物学 増訂版』(佐藤重平, 裳華房)
[ISBN]9784785350499『細胞からみた生物学 改訂第4版』(太田次郎, 裳華房)
[ISBN]9784758120180『基礎から学ぶ生物学・細胞生物学 第2版』(和田勝, 羊土社)
[ISBN]9784062575072『新しい高校生物の教科書 (ブルーバックス B-1507)』(栃内新, 講談社)
■関連科目
基礎生物学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験(詳細は初回講義時に指示)100%
■授業評価アンケート実施方法
12 ~ 1月頃に実施します。
具体的な実施方法は各担当講師に聞いてください。
■研究室・E-mailアドレス
山本 純之:初回講義時に指示
清水喜久雄:初回講義時に指示
森山隆太郎:22号館2階 環境生理学研究室・[email protected]
■オフィスアワー
連絡を受けた際に随時
- 168 -
科目名:
生物学 <物>
英文名: Biology
シ ミ ズ
担当者: 清水
キ
ク
オ
喜久雄
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
生物学は21世紀に生きる私達の生活と社会に密接に関わってくるサイエンスですが、新入生の多くは入試で生物学を選択していません。また、一部の学生
は高校で生物を履修していません。本講義は、「基礎生物学」に引き続いて、こうした学生を対象にして開講します。講義内容は、生体の刺激応答、恒常性維
持および代謝に関わるものです。いずれも高校生物でとりあげている内容です。学習する現象の大部分は自身の細胞や組織でおきている現象です。自分の生命
を学ぶという姿勢があれば、理解を深めることができます。理解できれば、自然と生物学に対する興味が深まってきます。これが本講義の目的です。折に触れ
て、講義内容と関連した最新トピックスもわかりやすく解説し、現代社会における生物学の意義についても理解を深めてもらいます。
講義では難解な数式や化学式は一切使用しません。興味を喚起することが第一の目的だからです。この目的に沿って、生物学の重要事項が視覚的に学べるよ
うに工夫された本を教科書として使用します。この教科書を受講時に必ず持参することを求めます。
第1回 序論
第2回 刺激の受容と反応(1)一般的特徴
第3回 刺激の受容と反応(2)ヒトの視覚器と聴覚器・平衡感覚器・その他の受容器
第4回 刺激の受容と反応(3)ヒトの筋肉の構造と収縮
第5回 神経系の構造とはたらき(1)ヒトの感覚神経と運動神経
第6回 神経系の構造とはたらき(2)ヒトの自律神経
第7回 ホルモンのはたらき(1)ヒトの内分泌腺
第8回 ホルモンのはたらき(2)自律神経との協同作用
第9回 ホルモンのはたらき(3)植物ホルモン
第10回 免疫と生体防御(1)ヒトのリンパ系と免疫に関係する細胞
第11回 免疫と生体防御(2)免疫のしくみ
第12回 呼吸(1)外呼吸
第13回 呼吸(2)内呼吸
第14回 光合成
第15回 窒素同化
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
(1)ヒトの刺激受容器の構造の模式図が描けて各部の働きが説明できる。
(2)神経とホルモンの働きが具体例をあげて説明できる。
(3)AIDSや臓器移植の拒否反応などの具体的な問題が免疫系のはたらきで説明できる。
(4)生物の生命活動のエネルギー源はもとを正せば太陽エネルギーであることがブドウ糖を例にとって説明できる。
■授業時間外に必要な学修
教科書や関連資料の予習・復習を前提に講義は進める
■教科書
[ISBN]9784410281648『新課程視覚でとらえるフォトサイエンス生物図録 (フォトサイエンス図録シリーズ)』(数研出版編集部,数研出版)
■参考文献
[ISBN]9784807908127『生物学入門 第2版 (大学生のための基礎シリーズ 2)』(石川統, 東京化学同人)
[ISBN]9784785350024『基礎生物学 増訂版』(佐藤重平, 裳華房)
[ISBN]9784785350499『細胞からみた生物学 改訂第4版』(太田次郎, 裳華房)
[ISBN]9784758120180『基礎から学ぶ生物学・細胞生物学 第2版』(和田勝, 羊土社)
[ISBN]9784062575072『新しい高校生物の教科書 (ブルーバックス B-1507)』(栃内新, 講談社)
■関連科目
基礎生物学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験(詳細は初回講義時に指示)100%
■授業評価アンケート実施方法
12 ~ 1月頃に実施します。
具体的な実施方法は各担当講師に聞いてください。
■研究室・E-mailアドレス
山本 純之:初回講義時に指示
清水喜久雄:初回講義時に指示
森山隆太郎:22号館2階 環境生理学研究室・[email protected]
■オフィスアワー
連絡を受けた際に随時
- 169 -
科目名:
生物学 <化>
英文名: Biology
ヤマモト
担当者: 山本
ア ツ シ
純之
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
生物学は21世紀に生きる私達の生活と社会に密接に関わってくるサイエンスですが、新入生の多くは入試で生物学を選択していません。また、一部の学生
は高校で生物を履修していません。本講義は、「基礎生物学」に引き続いて、こうした学生を対象にして開講します。講義内容は、生体の刺激応答、恒常性維
持および代謝に関わるものです。いずれも高校生物でとりあげている内容です。学習する現象の大部分は自身の細胞や組織でおきている現象です。自分の生命
を学ぶという姿勢があれば、理解を深めることができます。理解できれば、自然と生物学に対する興味が深まってきます。これが本講義の目的です。折に触れ
て、講義内容と関連した最新トピックスもわかりやすく解説し、現代社会における生物学の意義についても理解を深めてもらいます。
講義では難解な数式や化学式は一切使用しません。興味を喚起することが第一の目的だからです。この目的に沿って、生物学の重要事項が視覚的に学べるよ
うに工夫された本を教科書として使用します。この教科書を受講時に必ず持参することを求めます。
第1回 序論
第2回 刺激の受容と反応(1)一般的特徴
第3回 刺激の受容と反応(2)ヒトの視覚器と聴覚器・平衡感覚器・その他の受容器
第4回 刺激の受容と反応(3)ヒトの筋肉の構造と収縮
第5回 神経系の構造とはたらき(1)ヒトの感覚神経と運動神経
第6回 神経系の構造とはたらき(2)ヒトの自律神経
第7回 ホルモンのはたらき(1)ヒトの内分泌腺
第8回 ホルモンのはたらき(2)自律神経との協同作用
第9回 ホルモンのはたらき(3)植物ホルモン
第10回 免疫と生体防御(1)ヒトのリンパ系と免疫に関係する細胞
第11回 免疫と生体防御(2)免疫のしくみ
第12回 呼吸(1)外呼吸
第13回 呼吸(2)内呼吸
第14回 光合成
第15回 窒素同化
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
(1)ヒトの刺激受容器の構造の模式図が描けて各部の働きが説明できる。
(2)神経とホルモンの働きが具体例をあげて説明できる。
(3)AIDSや臓器移植の拒否反応などの具体的な問題が免疫系のはたらきで説明できる。
(4)生物の生命活動のエネルギー源はもとを正せば太陽エネルギーであることがブドウ糖を例にとって説明できる。
■授業時間外に必要な学修
教科書や関連資料の予習・復習を前提に講義は進める
■教科書
[ISBN]9784410281648『新課程視覚でとらえるフォトサイエンス生物図録 (フォトサイエンス図録シリーズ)』(数研出版編集部,数研出版)
■参考文献
[ISBN]9784807908127『生物学入門 第2版 (大学生のための基礎シリーズ 2)』(石川統, 東京化学同人)
[ISBN]9784785350024『基礎生物学 増訂版』(佐藤重平, 裳華房)
[ISBN]9784785350499『細胞からみた生物学 改訂第4版』(太田次郎, 裳華房)
[ISBN]9784758120180『基礎から学ぶ生物学・細胞生物学 第2版』(和田勝, 羊土社)
[ISBN]9784062575072『新しい高校生物の教科書 (ブルーバックス B-1507)』(栃内新, 講談社)
■関連科目
基礎生物学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験(詳細は初回講義時に指示)100%
■授業評価アンケート実施方法
12 ~ 1月頃に実施します。
具体的な実施方法は各担当講師に聞いてください。
■研究室・E-mailアドレス
山本 純之:初回講義時に指示
清水喜久雄:初回講義時に指示
森山隆太郎:22号館2階 環境生理学研究室・[email protected]
■オフィスアワー
連絡を受けた際に随時
- 170 -
科目名:
微分積分学Ⅰ <数>
英文名: CalculusⅠ
ス ズ キ
担当者: 鈴木
タ カ オ
貴雄
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
実1変数関数の微分と積分について学ぶ.
高等学校で学ぶ数学ですでに微分や積分の概念に出会っているはずだが,例えばそこで用いられる「○○を××に限りなく近づけていく」という言葉はやや観
念的で厳密さに欠けるために,少し込み入った話をしようとすると何も証明できなくなって途方に暮れてしまうことになる.そのような事態を避けるために,
現代数学においては,定義や議論に対する曖昧さを避け厳密性を追い求める傾向にある.この考え方は大学で学ぶ数学全般において基礎的なものであり,この
講義はそうした厳密性や議論の進め方に重点を置いて進められる.
講義中には必要に応じて証明法や計算法に関する演習問題が配布されるが,それらを自分の力で解いていくことで理解を進めていくことになる.
※注意
理学科数学コースでは,「微分積分学 I」「微分積分学 II」をともに第1セメスターで開講する.これらの2科目は相補う科目であるから,必ず2科目併せて履
修すること.
第1回 大学で学ぶ微分積分について
第2回 数の基本的性質と数列の極限
第3回 関数の極限
第4回 連続関数
第5回 収束性に関するまとめ
第6回 導関数
第7回 平均値の定理
第8回 テイラーの定理
第9回 微分の応用
第10回 微分積分学の基本定理
第11回 定積分の存在と基本性質
第12回 不定積分の計算
第13回 定積分の計算,広義積分
第14回 積分の応用
第15回 まとめと今後の展望
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1変数の微分積分について,理論的側面を理解するとともに,計算能力を身につける.
■授業時間外に必要な学修
理解できるまで復習をしっかり行なうことが必要である.その際には,教科書の問,配布される演習問題に自力で取り組むことが重要となる.教員などに質問
をするときには,「自分がわからないのがどこなのか」を明確にすることも必要である.
■教科書
[ISBN] 9784785314088『微分積分学』(難波 誠,裳華房)
■参考文献
[ISBN] 9784000052092『定本解析概論』(高木貞治,岩波書店)
■関連科目
線形代数学I, II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
レポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを行う
■研究室・E-mailアドレス
31号館6階鈴木講師室
[email protected]
■オフィスアワー
火曜5限
- 171 -
科目名:
微分積分学Ⅰ <物>
英文名: CalculusⅠ
オ ガ ワ
担当者: 小川
ヨ ウ コ
洋子
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
荒く言えば、なめらかに変化する量を調べるのが解析学であり、微分積分学はその最も基礎の部分に当たる。その理
論は数学、自然科学、工学諸分野のみならず、経済学などの社会科学においても基本的道具として多用される。微分
積分学 I では、理工系諸分野への応用を念頭に、実際に計算し、使えるようになることを目標にして、実 1 変数実数
値関数の微分について学ぶ。
第1回 数列の極限とその計算
第2回 無限級数
第3回 関数の極限と連続
第4回 中間値の定理,逆関数と合成関数
第5回 導関数の定義と計算
第6回 関数の増減と平均値の定理
第7回 指数関数・対数関数・三角関数
第8回 指数関数・対数関数の微分
第9回 三角関数の微分
第10回 逆三角関数と双曲線関数
第11回 媒介変数表示と曲線の接線
第12回 高次導関数と多項式の展開
第13回 テイラー展開
第14回 導関数の応用
第15回 理解を深める演習問題(1)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
解析学の基礎である極限操作に慣れ、微分の理論的側面を理解し、実際の計算ができるようになり、さらにそれらの
知識を各専門分野の問題に適用できるようになるための能力を身につけることを目標とする。
■授業時間外に必要な学修
各回で扱われる内容について、理解できるまでしっかり復習することが大切である。
■教科書
[ISBN]9784563003982『微分積分学30講』(青木 貴史,培風館)
■参考文献
[ISBN]9784785314088『微分積分学 (数学シリーズ)』(難波誠, 裳華房)
[ISBN]9784130620055『解析入門 1 (基礎数学 2)』(杉浦光夫, 東京大学出版会)
■関連科目
線形代数学 I, II, 微分積分学 II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
日常の演習または小テストまたはレポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを行う
- 172 -
科目名:
微分積分学Ⅰ <化>
英文名: CalculusⅠ
オ ガ ワ
担当者: 小川
ヨ ウ コ
洋子
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
荒く言えば、なめらかに変化する量を調べるのが解析学であり、微分積分学はその最も基礎の部分に当たる。その理
論は数学、自然科学、工学諸分野のみならず、経済学などの社会科学においても基本的道具として多用される。微分
積分学 I では、理工系諸分野への応用を念頭に、実際に計算し、使えるようになることを目標にして、実 1 変数実数
値関数の微分について学ぶ。
第1回 数列の極限とその計算
第2回 無限級数
第3回 関数の極限と連続
第4回 中間値の定理,逆関数と合成関数
第5回 導関数の定義と計算
第6回 関数の増減と平均値の定理
第7回 指数関数・対数関数・三角関数
第8回 指数関数・対数関数の微分
第9回 三角関数の微分
第10回 逆三角関数と双曲線関数
第11回 媒介変数表示と曲線の接線
第12回 高次導関数と多項式の展開
第13回 テイラー展開
第14回 導関数の応用
第15回 理解を深める演習問題(1)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
解析学の基礎である極限操作に慣れ、微分の理論的側面を理解し、実際の計算ができるようになり、さらにそれらの
知識を各専門分野の問題に適用できるようになるための能力を身につけることを目標とする。
■授業時間外に必要な学修
各回で扱われる内容について、理解できるまでしっかり復習することが大切である。
■教科書
[ISBN]9784563003982『微分積分学30講』(青木 貴史,培風館)
■参考文献
[ISBN]9784785314088『微分積分学 (数学シリーズ)』(難波誠, 裳華房)
[ISBN]9784130620055『解析入門 1 (基礎数学 2)』(杉浦光夫, 東京大学出版会)
■関連科目
線形代数学 I, II, 微分積分学 II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
日常の演習または小テストまたはレポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを行う
- 173 -
科目名:
微分積分学Ⅱ <数>
英文名: CalculusⅡ
ス ズ キ
担当者: 鈴木
タ カ オ
貴雄
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
実1変数関数の微分と積分について学ぶ.
高等学校で学ぶ数学ですでに微分や積分の概念に出会っているはずだが,例えばそこで用いられる「○○を××に限りなく近づけていく」という言葉はやや観
念的で厳密さに欠けるために,少し込み入った話をしようとすると何も証明できなくなって途方に暮れてしまうことになる.そのような事態を避けるために,
現代数学においては,定義や議論に対する曖昧さを避け厳密性を追い求める傾向にある.この考え方は大学で学ぶ数学全般において基礎的なものであり,この
講義はそうした厳密性や議論の進め方に重点を置いて進められる.
講義中には必要に応じて証明法や計算法に関する演習問題が配布されるが,それらを自分の力で解いていくことで理解を進めていくことになる.
※注意
理学科数学コースでは,「微分積分学 I」「微分積分学 II」をともに第1セメスターで開講する.これらの2科目は相補う科目であるから,必ず2科目併せて履
修すること.
第1回 大学で学ぶ微分積分について
第2回 数の基本的性質と数列の極限
第3回 関数の極限
第4回 連続関数
第5回 収束性に関するまとめ
第6回 導関数
第7回 平均値の定理
第8回 テイラーの定理
第9回 微分の応用
第10回 微分積分学の基本定理
第11回 定積分の存在と基本性質
第12回 不定積分の計算
第13回 定積分の計算,広義積分
第14回 積分の応用
第15回 まとめと今後の展望
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1変数の微分積分について,理論的側面を理解するとともに,計算能力を身につける.
■授業時間外に必要な学修
理解できるまで復習をしっかり行なうことが必要である.その際には,教科書の問,配布される演習問題に自力で取り組むことが重要となる.教員などに質問
をするときには,「自分がわからないのがどこなのか」を明確にすることも必要である.
■教科書
[ISBN] 9784785314088『微分積分学』(難波 誠,裳華房)
■参考文献
[ISBN] 9784000052092『定本解析概論』(高木貞治,岩波書店)
■関連科目
線形代数学I, II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
期末試験 70%
レポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを行う
■研究室・E-mailアドレス
31号館6階鈴木講師室
[email protected]
■オフィスアワー
火曜5限
- 174 -
科目名:
微分積分学Ⅱ <物>
英文名: CalculusⅡ
オ ガ ワ
担当者: 小川
ヨ ウ コ
洋子
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
荒く言えば、なめらかに変化する量を調べるのが解析学であり、微分積分学はその最も基礎の部分に当たる。その理
論は数学、自然科学、工学諸分野のみならず、経済学などの社会科学においても基本的道具として多用される。微分
積分学 II では、理工系諸分野への応用を念頭に、実際に計算し、使えるようになることを目標にして、実 1 変数実
数値関数の積分と二変数関数の微分積分について学ぶ。
第1回 不定積分とその基本性質
第2回 積分の変数変換
第3回 部分積分・分数関数の積分
第4回 定積分とその基本性質
第5回 部分積分と広義積分
第6回 積分と面積
第7回 面積の計算(1)
第8回 面積の計算(2)
第9回 積分と体積
第10回 曲線の長さと道のり
第11回 簡単な微分方程式
第12回 二変数関数・偏微分
第13回 2変数関数のテイラー展開、極大・極小
第14回 重積分
第15回 理解を深める演習問題
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
積分の理論的側面と意味を理解し、実際の計算ができるようになり、さらにそれらの知識を各専門分野の問題に適用
できるようになるための能力を身につけるとともに、2変数関数の微分積分の基礎について理解することを目標とす
る。
■授業時間外に必要な学修
各回で扱われる内容について、理解できるまでしっかり復習することが大切である。
■教科書
[ISBN]9784563003982『微分積分学30講』(青木 貴史,培風館)
■参考文献
[ISBN]9784785314088『微分積分学 (数学シリーズ)』(難波誠, 裳華房)
[ISBN]9784130620055『解析入門 1 (基礎数学 2)』(杉浦光夫, 東京大学出版会)
■関連科目
線形代数学 I, II, 微分積分学 I
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
日常の演習または小テストまたはレポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを行う
- 175 -
科目名:
微分積分学Ⅱ <化>
英文名: CalculusⅡ
オ オ ク ボ
担当者: 大久保
ノリヒコ
範彦
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
荒く言えば、なめらかに変化する量を調べるのが解析学であり、微分積分学はその最も基礎の部分に当たる。その理
論は数学、自然科学、工学諸分野のみならず、経済学などの社会科学においても基本的道具として多用される。微分
積分学 II では、理工系諸分野への応用を念頭に、実際に計算し、使えるようになることを目標にして、実 1 変数実
数値関数の積分と二変数関数の微分積分について学ぶ。
第1回 不定積分とその基本性質
第2回 積分の変数変換
第3回 部分積分・分数関数の積分
第4回 定積分とその基本性質
第5回 部分積分と広義積分
第6回 積分と面積
第7回 面積の計算(1)
第8回 面積の計算(2)
第9回 積分と体積
第10回 曲線の長さと道のり
第11回 簡単な微分方程式
第12回 二変数関数・偏微分
第13回 2変数関数のテイラー展開、極大・極小
第14回 重積分
第15回 理解を深める演習問題
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
積分の理論的側面と意味を理解し、実際の計算ができるようになり、さらにそれらの知識を各専門分野の問題に適用
できるようになるための能力を身につけるとともに、2変数関数の微分積分の基礎について理解することを目標とす
る。
■授業時間外に必要な学修
各回で扱われる内容について、理解できるまでしっかり復習することが大切である。
■教科書
[ISBN]9784563003982『微分積分学30講』(青木 貴史,培風館)
■参考文献
[ISBN]9784785314088『微分積分学 (数学シリーズ)』(難波誠, 裳華房)
[ISBN]9784130620055『解析入門 1 (基礎数学 2)』(杉浦光夫, 東京大学出版会)
■関連科目
線形代数学 I, II, 微分積分学 I
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
日常の演習または小テストまたはレポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを行う
- 176 -
科目名:
線形代数学Ⅰ <数>
英文名: Linear AlgebraⅠ
ヤマシタ
担当者: 山下
ト
モ
キ
登茂紀
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
線形代数は,線形性という概念を扱う,大学で数学を学ぶにあたりもっとも基礎となる分野です.この授業ではその
理論を支える行列の基本的な演算について学びます.線形空間,線形写像といった線形代数の中心理論は2セメスター
以降の線形数学(1),(2)で扱います.授業は通常の講義形式で行いますが,演習の時間も多く取り入れます.みなさんに
は授業中や宿題などで多くの演習問題に取り組んでもらいたいと思います.また,授業中にも小テストを行いますの
で,予習・復習をしっかり行いましょう.なお,数学コースでは線形代数学IとIIは1セメスターに開講し,2つで1つ
の授業としますので注意してください.
第1回 ベクトルの演算
第2回 行列とは何か
第3回 行列の演算(1)
第4回 行列の演算(2)
第5回 正則行列
第6回 対称行列,交代行列,直交行列
第7回 基本変形と連立1次方程式
第8回 基本変形と階数
第9回 基本変形と逆行列
第10回 行列式の定義
第11回 行列式の性質
第12回 行列式の展開
第13回 行列式の計算
第14回 行列式の応用
第15回 まとめと復習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
行列の基本的な演算(和,積)とその演算法則を理解し,特に具体的な行列に対して,基本変形,逆行列,行列式などの
重要な計算とその応用ができることを目標とします.
■授業時間外に必要な学修
演習問題に積極的に取り組むこと
■教科書
[ISBN]9784563003814『線形代数学―初歩からジョルダン標準形へ』(三宅 敏恒,培風館)
■参考文献
[ISBN]9784535786547『線形代数学 新装版』(川久保 勝夫, 日本評論社)
[ISBN]9784314004756『理系のための線型代数の基礎』(永田 雅宜, 紀伊國屋書店)
[ISBN]9784130620017『線形代数入門 (基礎数学 1)』(斎藤正彦, 東京大学出版会)
■関連科目
線形代数学II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
中間試験 30%
期末試験 70%
■授業評価アンケート実施方法
7月に授業アンケートを実施します
■研究室・E-mailアドレス
31号館3階山下准教授室 [email protected]
■オフィスアワー
火曜5限
- 177 -
科目名:
線形代数学Ⅰ <物>
英文名: Linear AlgebraⅠ
ウ メ ダ
担当者: 梅田
サ
キ
早希
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
線形代数学は、高校数学のベクトル(数学B)、行列(数学C)の延長線上にある科目である。ここではより大きな次
元のベクトル、
行列の取り扱いについて学ぶ。
特に線形代数学 I では, ベクトルや行列の基本的計算法、
空間図形の扱い、
連立 1 次方程式の解法と解の構造を中心に学習する。
大学の数学においては、抽象化が一つの特徴である。抽象化とは、数学のいろいろな対象に共通な要素を取り出して
ひとまとめにし、統一して理解しようとということである。このことによって数学は、幅広い問題の解決に適用でき
る普遍性を持つに至り、あらゆる分野の基礎として重要な学問となったのである。
線形代数学はその抽象化の考え方が随所に現れる最初の科目である。線形代数学を学ぶ目的は、まず上記のテーマに
ついて具体的計算ができるようになること、さらにそれを通じて、現象を統一的に捉える能力を修得することである。
第1回 ベクトルとその成分表示および内積
第2回 内積とその応用
第3回 位置ベクトル
第4回 ベクトルと図形
第5回 空間図形の相互関係
第6回 ベクトルの一次独立
第7回 理解を深める演習問題(1)
第8回 行列とその演算
第9回 行列の積
第10回 特別な行列
第11回 行列の和と積の性質
第12回 行列の基本操作
第13回 基本操作と逆行列
第14回 様々な連立一次方程式とその解法
第15回 理解を深める演習問題(2)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
空間図形、ベクトル、行列に関して基本的な計算ができるようになるとともに、将来、それらの知識を各専門分野の
問題に適用できるようになるための能力を身につけることを目標とする。
■授業時間外に必要な学修
各回で扱われる内容について、理解できるまでしっかり復習することが大切である。
■教科書
[ISBN]9784563003975『線形代数学30講』(青木 貴史,培風館)
■参考文献
[ISBN]9784785313012『線型代数学 増補改題 (数学選書 1)』(佐武一郎, 裳華房)
[ISBN]9784563002169『入門線形代数』(三宅敏恒, 培風館)
■関連科目
線形代数学 II, 微分積分学 I,II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
日常の演習または小テストまたはレポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを行う
- 178 -
科目名:
線形代数学Ⅰ <化>
英文名: Linear AlgebraⅠ
ア
ベ
担当者: 安部
テ ツ ヤ
哲哉
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
線形代数学は、高校数学のベクトル(数学B)、行列(数学C)の延長線上にある科目である。ここではより大きな次
元のベクトル、
行列の取り扱いについて学ぶ。
特に線形代数学 I では, ベクトルや行列の基本的計算法、
空間図形の扱い、
連立 1 次方程式の解法と解の構造を中心に学習する。
大学の数学においては、抽象化が一つの特徴である。抽象化とは、数学のいろいろな対象に共通な要素を取り出して
ひとまとめにし、統一して理解しようとということである。このことによって数学は、幅広い問題の解決に適用でき
る普遍性を持つに至り、あらゆる分野の基礎として重要な学問となったのである。
線形代数学はその抽象化の考え方が随所に現れる最初の科目である。線形代数学を学ぶ目的は、まず上記のテーマに
ついて具体的計算ができるようになること、さらにそれを通じて、現象を統一的に捉える能力を修得することである。
第1回 ベクトルとその成分表示および内積
第2回 内積とその応用
第3回 位置ベクトル
第4回 ベクトルと図形
第5回 空間図形の相互関係
第6回 ベクトルの一次独立
第7回 理解を深める演習問題(1)
第8回 行列とその演算
第9回 行列の積
第10回 特別な行列
第11回 行列の和と積の性質
第12回 行列の基本操作
第13回 基本操作と逆行列
第14回 様々な連立一次方程式とその解法
第15回 理解を深める演習問題(2)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
空間図形、ベクトル、行列に関して基本的な計算ができるようになるとともに、将来、それらの知識を各専門分野の
問題に適用できるようになるための能力を身につけることを目標とする。
■授業時間外に必要な学修
各回で扱われる内容について、理解できるまでしっかり復習することが大切である。
■教科書
[ISBN]9784563003975『線形代数学30講』(青木 貴史,培風館)
■参考文献
[ISBN]9784785313012『線型代数学 増補改題 (数学選書 1)』(佐武一郎, 裳華房)
[ISBN]9784563002169『入門線形代数』(三宅敏恒, 培風館)
■関連科目
線形代数学 II, 微分積分学 I,II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
日常の演習または小テストまたはレポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを行う
- 179 -
科目名:
線形代数学Ⅱ <数>
英文名: Linear AlgebraⅡ
ヤマシタ
担当者: 山下
ト
モ
キ
登茂紀
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
線形代数は,線形性という概念を扱う,大学で数学を学ぶにあたりもっとも基礎となる分野です.この授業ではその
理論を支える行列の基本的な演算について学びます.線形空間,線形写像といった線形代数の中心理論は2セメスター
以降の線形数学(1),(2)で扱います.授業は通常の講義形式で行いますが,演習の時間も多く取り入れます.みなさんに
は授業中や宿題などで多くの演習問題に取り組んでもらいたいと思います.また,授業中にも小テストを行いますの
で,予習・復習をしっかり行いましょう.なお,数学コースでは線形代数学IとIIは1セメスターに開講し,2つで1つ
の授業としますので注意してください.
第1回 ベクトルの演算
第2回 行列とは何か
第3回 行列の演算(1)
第4回 行列の演算(2)
第5回 正則行列
第6回 対称行列,交代行列,直交行列
第7回 基本変形と連立1次方程式
第8回 基本変形と階数
第9回 基本変形と逆行列
第10回 行列式の定義
第11回 行列式の性質
第12回 行列式の展開
第13回 行列式の計算
第14回 行列式の応用
第15回 まとめと復習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
行列の基本的な演算(和,積)とその演算法則を理解し,特に具体的な行列に対して,基本変形,逆行列,行列式などの
重要な計算とその応用ができることを目標とします.
■授業時間外に必要な学修
演習問題に積極的に取り組むこと
■教科書
[ISBN]9784563003814『線形代数学―初歩からジョルダン標準形へ』(三宅 敏恒,培風館)
■参考文献
[ISBN]9784535786547『線形代数学 新装版』(川久保 勝夫, 日本評論社)
[ISBN]9784314004756『理系のための線型代数の基礎』(永田 雅宜, 紀伊國屋書店)
[ISBN]9784130620017『線形代数入門 (基礎数学 1)』(斎藤正彦, 東京大学出版会)
■関連科目
線形代数学I
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
中間試験 30%
期末試験 70%
■授業評価アンケート実施方法
7月に授業アンケートを実施します
■研究室・E-mailアドレス
31号館3階山下准教授室 [email protected]
■オフィスアワー
火曜5限
- 180 -
科目名:
線形代数学Ⅱ <物>
英文名: Linear AlgebraⅡ
ウ メ ダ
担当者: 梅田
サ
キ
早希
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
線形代数学は、高校数学のベクトル(数学B)、行列(数学C)の延長線上にある科目である。ここではより大きな次
元のベクトル、行列の取り扱いについて学ぶ。特に線形代数学 II では、一次変換と図形、行列式、行列の対角化につ
いて学ぶ。
大学の数学においては、抽象化が一つの特徴である。抽象化とは、数学のいろいろな対象に共通な要素を取り出して
ひとまとめにし、統一して理解しようとということである。このことによって数学は、幅広い問題の解決に適用でき
る普遍性を持つに至り、あらゆる分野の基礎として重要な学問となったのである。
線形代数学はその抽象化の考え方が随所に現れる最初の科目である。線形代数学を学ぶ目的は、まず上記のテーマに
ついて具体的計算ができるようになること、さらにそれを通じて、現象を統一的に捉える能力を修得することである。
第1回 一次変換
第2回 一次変換の合成と逆変換
第3回 回転行列と回転移動
第4回 一次変換と直線
第5回 一次変換と二次曲線
第6回 空間の一次変換
第7回 直交変換と直交行列
第8回 理解を深める演習問題(1)
第9回 行列式
第10回 行列式の余因子展開と逆行列
第11回 行列式と体積およびベクトルの外積
第12回 固有値
第13回 行列の対角化と三角化
第14回 対称行列の対角化とその応用
第15回 理解を深める演習問題(2)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
行列と一次変換、行列式、行列の対角化に関して基本的な計算ができるようになるとともに、将来、それらの知識を
各専門分野の問題に適用できるようになるための能力を身につけることを目標とする。
■授業時間外に必要な学修
各回で扱われる内容について、理解できるまでしっかり復習することが大切である。
■教科書
[ISBN]9784563003975『線形代数学30講』(青木 貴史,培風館)
■参考文献
[ISBN]9784785313012『線型代数学 増補改題 (数学選書 1)』(佐武一郎, 裳華房)
[ISBN]9784563002169『入門線形代数』(三宅敏恒, 培風館)
■関連科目
線形代数学 I, 微分積分学 I,II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
日常の演習または小テストまたはレポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを行う
- 181 -
科目名:
線形代数学Ⅱ <化>
英文名: Linear AlgebraⅡ
サ
サ
キ
担当者: 佐々木
シ ン ジ
真二
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
線形代数学は、高校数学のベクトル(数学B)、行列(数学C)の延長線上にある科目である。ここではより大きな次
元のベクトル、行列の取り扱いについて学ぶ。特に線形代数学 II では、一次変換と図形、行列式、行列の対角化につ
いて学ぶ。
大学の数学においては、抽象化が一つの特徴である。抽象化とは、数学のいろいろな対象に共通な要素を取り出して
ひとまとめにし、統一して理解しようとということである。このことによって数学は、幅広い問題の解決に適用でき
る普遍性を持つに至り、あらゆる分野の基礎として重要な学問となったのである。
線形代数学はその抽象化の考え方が随所に現れる最初の科目である。線形代数学を学ぶ目的は、まず上記のテーマに
ついて具体的計算ができるようになること、さらにそれを通じて、現象を統一的に捉える能力を修得することである。
第1回 一次変換
第2回 一次変換の合成と逆変換
第3回 回転行列と回転移動
第4回 一次変換と直線
第5回 一次変換と二次曲線
第6回 空間の一次変換
第7回 直交変換と直交行列
第8回 理解を深める演習問題(1)
第9回 行列式
第10回 行列式の余因子展開と逆行列
第11回 行列式と体積およびベクトルの外積
第12回 固有値
第13回 行列の対角化と三角化
第14回 対称行列の対角化とその応用
第15回 理解を深める演習問題(2)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
行列と一次変換、行列式、行列の対角化に関して基本的な計算ができるようになるとともに、将来、それらの知識を
各専門分野の問題に適用できるようになるための能力を身につけることを目標とする。
■授業時間外に必要な学修
各回で扱われる内容について、理解できるまでしっかり復習することが大切である。
■教科書
[ISBN]9784563003975『線形代数学30講』(青木 貴史,培風館)
■参考文献
[ISBN]9784785313012『線型代数学 増補改題 (数学選書 1)』(佐武一郎, 裳華房)
[ISBN]9784563002169『入門線形代数』(三宅敏恒, 培風館)
■関連科目
線形代数学 I, 微分積分学 I,II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
日常の演習または小テストまたはレポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを行う
- 182 -
科目名:
情報処理実習Ⅰ <数>
英文名: Information Processing Practice Ⅰ
ウチタネ
担当者: 内種
タ ケ シ
岳詞
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター・2セメスター
■授業概要・方法等
長い歴史を持ち、現在でも広く利用されているC言語について、基本的な内容に焦点を当てて学習する。本科目は情報処理実習Ⅱと合わせて内容
を構成しており、本科目はその前半にあたる。本科目と情報処理実習Ⅱの2科目を通して、単一のソースファイルからなるプログラムを作成できる
ようになることを目指す。
本科目では、C言語の文法、数値の計算、キーボードを使った数値の入出力、分岐、反復、関数などの制御構造について学習する。各回の授業では、
要点の確認と例題プログラムの実行を通じて、その回のテーマに関する知識を深めた後、演習問題を実施して理解度を確認するという形で進める。
C言語に関する知識については要点に触れるだけで、詳しい説明はしないので、教材や参考書を使って十分な予習を行う必要がある。
本科目は、ファイルの保存、コピー&ペースト、キーボード入力、マウス操作などコンピュータの基本的な操作ができる学生を対象としている。
成績評価については下記のとおりであるが、IPAにより実施される【基本情報技術者試験】を合格すれば本科目の単位を認定する。
第1回 C言語の基本
第2回 入出力と計算(1)
第3回 入出力と計算(2)
第4回 入出力と計算(3)
第5回 分岐(1)
第6回 分岐(2)
第7回 分岐(3)
第8回 反復(1)
第9回 反復(2)
第10回 反復(3)
第11回 関数(1)
第12回 関数(2)
第13回 関数(3)
第14回 課題(1)
第15回 課題(2)
■学習・教育目標および到達目標
基本情報技術者試験のC言語に関する問題に正答するための基礎知識を修得する。
1.文法について理解し、それに従ったプログラムを作成できる。
2.数値の計算、キーボードを使った数値の入出力について理解し、それらを用いたプログラムを作成できる。
3.分岐、反復、関数などの制御構造について理解し、それらを用いたプログラムを作成できる。
■授業時間外に必要な学修
1.教材や参考書を使って、次回の授業で取り上げる内容を予習しておくこと。
2.授業内で完成しなかった課題は、次回の授業までに完成させ、内容についても十分に理解しておくこと。
■教科書
適宜資料を配布する。
■参考文献
[ISBN]978479737098X『やさしいC 第4版』
(ソフトバンククリエイティブ : 2012)
[ISBN]9784777517534『C言語教科書』
(田中成典, 工学社 : 2013)
■関連科目
情報処理基礎、情報処理実習Ⅱ、情報処理演習、情報システム基礎、情報システム応用
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
プログラム作成課題(不合格者にはレポート課題を出題し最高40%で採点)60%
授業内容確認課題 40%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は1月頃に実施予定
■研究室・E-mailアドレス
内種岳詞 非常勤講師・メールアドレスは授業で連絡
■オフィスアワー
非常勤講師なのでなし
- 183 -
科目名:
情報処理実習Ⅰ <物>
英文名: Information Processing Practice Ⅰ
オオサワ
担当者: 大澤
ヤ ス ミ
保美
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター・2セメスター
■授業概要・方法等
長い歴史を持ち、現在でも広く利用されているC言語について、基本的な内容に焦点を当てて学習する。本科目は情報処理実習Ⅱと合わせて内容
を構成しており、本科目はその前半にあたる。本科目と情報処理実習Ⅱの2科目を通して、単一のソースファイルからなるプログラムを作成できる
ようになることを目指す。
本科目では、C言語の文法、数値の計算、キーボードを使った数値の入出力、分岐、反復、関数などの制御構造について学習する。各回の授業では、
要点の確認と例題プログラムの実行を通じて、その回のテーマに関する知識を深めた後、演習問題を実施して理解度を確認するという形で進める。
C言語に関する知識については要点に触れるだけで、詳しい説明はしないので、教材や参考書を使って十分な予習を行う必要がある。
本科目は、ファイルの保存、コピー&ペースト、キーボード入力、マウス操作などコンピュータの基本的な操作ができる学生を対象としている。
成績評価については下記のとおりであるが、IPAにより実施される【基本情報技術者試験】を合格すれば本科目の単位を認定する。
第1回 C言語の基本
第2回 入出力と計算(1)
第3回 入出力と計算(2)
第4回 入出力と計算(3)
第5回 分岐(1)
第6回 分岐(2)
第7回 分岐(3)
第8回 反復(1)
第9回 反復(2)
第10回 反復(3)
第11回 関数(1)
第12回 関数(2)
第13回 関数(3)
第14回 課題(1)
第15回 課題(2)
■学習・教育目標および到達目標
基本情報技術者試験のC言語に関する問題に正答するための基礎知識を修得する。
1.文法について理解し、それに従ったプログラムを作成できる。
2.数値の計算、キーボードを使った数値の入出力について理解し、それらを用いたプログラムを作成できる。
3.分岐、反復、関数などの制御構造について理解し、それらを用いたプログラムを作成できる。
■授業時間外に必要な学修
1.教材や参考書を使って、次回の授業で取り上げる内容を予習しておくこと。
2.授業内で完成しなかった課題は、次回の授業までに完成させ、内容についても十分に理解しておくこと。
■教科書
指定しない。
■参考文献
[ISBN]978479737098X『やさしいC 第4版』
(ソフトバンククリエイティブ : 2012)
[ISBN]9784777517534『C言語教科書』
(田中成典, 工学社 : 2013)
■関連科目
情報処理基礎、情報処理実習Ⅱ、情報処理演習、情報システム基礎、情報システム応用
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
筆記試験 70%
プログラム作成課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は1月頃に実施予定
■研究室・E-mailアドレス
大澤保美 非常勤講師・[email protected]
■オフィスアワー
非常勤講師なのでなし
- 184 -
科目名:
情報処理実習Ⅰ <化>
英文名: Information Processing Practice Ⅰ
オオサワ
担当者: 大澤
ヤ ス ミ
保美
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター・2セメスター
■授業概要・方法等
長い歴史を持ち、現在でも広く利用されているC言語について、基本的な内容に焦点を当てて学習する。本科目は情報処理実習Ⅱと合わせて内容
を構成しており、本科目はその前半にあたる。本科目と情報処理実習Ⅱの2科目を通して、単一のソースファイルからなるプログラムを作成できる
ようになることを目指す。
本科目では、C言語の文法、数値の計算、キーボードを使った数値の入出力、分岐、反復、関数などの制御構造について学習する。各回の授業では、
要点の確認と例題プログラムの実行を通じて、その回のテーマに関する知識を深めた後、演習問題を実施して理解度を確認するという形で進める。
C言語に関する知識については要点に触れるだけで、詳しい説明はしないので、教材や参考書を使って十分な予習を行う必要がある。
本科目は、ファイルの保存、コピー&ペースト、キーボード入力、マウス操作などコンピュータの基本的な操作ができる学生を対象としている。
成績評価については下記のとおりであるが、IPAにより実施される【基本情報技術者試験】を合格すれば本科目の単位を認定する。
第1回 C言語の基本
第2回 入出力と計算(1)
第3回 入出力と計算(2)
第4回 入出力と計算(3)
第5回 分岐(1)
第6回 分岐(2)
第7回 分岐(3)
第8回 反復(1)
第9回 反復(2)
第10回 反復(3)
第11回 関数(1)
第12回 関数(2)
第13回 関数(3)
第14回 課題(1)
第15回 課題(2)
■学習・教育目標および到達目標
基本情報技術者試験のC言語に関する問題に正答するための基礎知識を修得する。
1.文法について理解し、それに従ったプログラムを作成できる。
2.数値の計算、キーボードを使った数値の入出力について理解し、それらを用いたプログラムを作成できる。
3.分岐、反復、関数などの制御構造について理解し、それらを用いたプログラムを作成できる。
■授業時間外に必要な学修
1.教材や参考書を使って、次回の授業で取り上げる内容を予習しておくこと。
2.授業内で完成しなかった課題は、次回の授業までに完成させ、内容についても十分に理解しておくこと。
■教科書
指定しない。
■参考文献
[ISBN]978479737098X『やさしいC 第4版』
(ソフトバンククリエイティブ : 2012)
[ISBN]9784777517534『C言語教科書』
(田中成典, 工学社 : 2013)
■関連科目
情報処理基礎、情報処理実習Ⅱ、情報処理演習、情報システム基礎、情報システム応用
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
筆記試験 70%
プログラム作成課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は1月頃に実施予定
■研究室・E-mailアドレス
大澤保美 非常勤講師・[email protected]
■オフィスアワー
非常勤講師なのでなし
- 185 -
科目名:
情報処理実習Ⅱ <数>
英文名: Information Processing Practice Ⅱ
オオサワ
担当者: 大澤
ヤ ス ミ
保美
単 位: 1単位
開講年次: 1 ~ 2年次
開講期: 2セメスター・3セメスター
■授業概要・方法等
長い歴史を持ち、現在でも広く利用されているC言語について、基本的な内容に焦点を当てて学習する。本科目は情報処理実習Ⅱと合わせて内容
を構成しており、本科目はその前半にあたる。本科目と情報処理実習Ⅱの2科目を通して、単一のソースファイルからなるプログラムを作成できる
ようになることを目指す。
本科目では、C言語の文法、数値の計算、キーボードを使った数値の入出力、分岐、反復、関数などの制御構造について学習する。各回の授業では、
要点の確認と例題プログラムの実行を通じて、その回のテーマに関する知識を深めた後、演習問題を実施して理解度を確認するという形で進める。
C言語に関する知識については要点に触れるだけで、詳しい説明はしないので、教材や参考書を使って十分な予習を行う必要がある。
本科目は、ファイルの保存、コピー&ペースト、キーボード入力、マウス操作などコンピュータの基本的な操作ができる学生を対象としている。
成績評価については下記のとおりであるが、IPAにより実施される【基本情報技術者試験】を合格すれば本科目の単位を認定する。
第1回 C言語の基本
第2回 入出力と計算(1)
第3回 入出力と計算(2)
第4回 入出力と計算(3)
第5回 分岐(1)
第6回 分岐(2)
第7回 分岐(3)
第8回 反復(1)
第9回 反復(2)
第10回 反復(3)
第11回 関数(1)
第12回 関数(2)
第13回 関数(3)
第14回 課題(1)
第15回 課題(2)
■学習・教育目標および到達目標
基本情報技術者試験のC言語に関する問題に正答するための基礎知識を修得する。
1.配列、ポインタ、文字列、構造体について理解し、それらを用いたプログラムを作成できる。
2.キーボードを使ったデータの入出力について理解し、それらを用いたプログラムを作成できる。
■授業時間外に必要な学修
1.教材や参考書を使って、次回の授業で取り上げる内容を予習しておくこと。
2.授業内で完成しなかった課題は、次回の授業までに完成させ、内容についても十分に理解しておくこと。
■教科書
適宜資料を配布する。
■参考文献
[ISBN]978479737098X『やさしいC 第4版』
(ソフトバンククリエイティブ : 2012)
[ISBN]9784777517534『C言語教科書』
(田中成典, 工学社 : 2013)
■関連科目
情報処理基礎、情報処理実習Ⅱ、情報処理演習、情報システム基礎、情報システム応用
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
筆記試験 70%
プログラム作成課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は1月頃に実施予定
■研究室・E-mailアドレス
大澤保美 非常勤講師・[email protected]
■オフィスアワー
非常勤講師なのでなし
- 186 -
科目名:
情報処理実習Ⅱ <物>
英文名: Information Processing Practice Ⅱ
オオサワ
担当者: 大澤
ヤ ス ミ
保美
単 位: 1単位
開講年次: 1 ~ 2年次
開講期: 2セメスター・3セメスター
■授業概要・方法等
長い歴史を持ち、現在でも広く利用されているC言語について、基本的な内容に焦点を当てて学習する。本科目は情報処理実習Ⅱと合わせて内容
を構成しており、本科目はその前半にあたる。本科目と情報処理実習Ⅱの2科目を通して、単一のソースファイルからなるプログラムを作成できる
ようになることを目指す。
本科目では、C言語の文法、数値の計算、キーボードを使った数値の入出力、分岐、反復、関数などの制御構造について学習する。各回の授業では、
要点の確認と例題プログラムの実行を通じて、その回のテーマに関する知識を深めた後、演習問題を実施して理解度を確認するという形で進める。
C言語に関する知識については要点に触れるだけで、詳しい説明はしないので、教材や参考書を使って十分な予習を行う必要がある。
本科目は、ファイルの保存、コピー&ペースト、キーボード入力、マウス操作などコンピュータの基本的な操作ができる学生を対象としている。
成績評価については下記のとおりであるが、IPAにより実施される【基本情報技術者試験】を合格すれば本科目の単位を認定する。
第1回 C言語の基本
第2回 入出力と計算(1)
第3回 入出力と計算(2)
第4回 入出力と計算(3)
第5回 分岐(1)
第6回 分岐(2)
第7回 分岐(3)
第8回 反復(1)
第9回 反復(2)
第10回 反復(3)
第11回 関数(1)
第12回 関数(2)
第13回 関数(3)
第14回 課題(1)
第15回 課題(2)
■学習・教育目標および到達目標
基本情報技術者試験のC言語に関する問題に正答するための基礎知識を修得する。
1.配列、ポインタ、文字列、構造体について理解し、それらを用いたプログラムを作成できる。
2.キーボードを使ったデータの入出力について理解し、それらを用いたプログラムを作成できる。
■授業時間外に必要な学修
1.教材や参考書を使って、次回の授業で取り上げる内容を予習しておくこと。
2.授業内で完成しなかった課題は、次回の授業までに完成させ、内容についても十分に理解しておくこと。
■教科書
適宜資料を配布する。
■参考文献
[ISBN]978479737098X『やさしいC 第4版』
(ソフトバンククリエイティブ : 2012)
[ISBN]9784777517534『C言語教科書』
(田中成典, 工学社 : 2013)
■関連科目
情報処理基礎、情報処理実習Ⅱ、情報処理演習、情報システム基礎、情報システム応用
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
筆記試験 70%
プログラム作成課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は1月頃に実施予定
■研究室・E-mailアドレス
大澤保美 非常勤講師・[email protected]
■オフィスアワー
非常勤講師なのでなし
- 187 -
科目名:
情報処理実習Ⅱ <化>
英文名: Information Processing Practice Ⅱ
オオサワ
担当者: 大澤
ヤ ス ミ
保美
単 位: 1単位
開講年次: 1 ~ 2年次
開講期: 2セメスター・3セメスター
■授業概要・方法等
長い歴史を持ち、現在でも広く利用されているC言語について、基本的な内容に焦点を当てて学習する。本科目は情報処理実習Ⅱと合わせて内容
を構成しており、本科目はその前半にあたる。本科目と情報処理実習Ⅱの2科目を通して、単一のソースファイルからなるプログラムを作成できる
ようになることを目指す。
本科目では、C言語の文法、数値の計算、キーボードを使った数値の入出力、分岐、反復、関数などの制御構造について学習する。各回の授業では、
要点の確認と例題プログラムの実行を通じて、その回のテーマに関する知識を深めた後、演習問題を実施して理解度を確認するという形で進める。
C言語に関する知識については要点に触れるだけで、詳しい説明はしないので、教材や参考書を使って十分な予習を行う必要がある。
本科目は、ファイルの保存、コピー&ペースト、キーボード入力、マウス操作などコンピュータの基本的な操作ができる学生を対象としている。
成績評価については下記のとおりであるが、IPAにより実施される【基本情報技術者試験】を合格すれば本科目の単位を認定する。
第1回 C言語の基本
第2回 入出力と計算(1)
第3回 入出力と計算(2)
第4回 入出力と計算(3)
第5回 分岐(1)
第6回 分岐(2)
第7回 分岐(3)
第8回 反復(1)
第9回 反復(2)
第10回 反復(3)
第11回 関数(1)
第12回 関数(2)
第13回 関数(3)
第14回 課題(1)
第15回 課題(2)
■学習・教育目標および到達目標
基本情報技術者試験のC言語に関する問題に正答するための基礎知識を修得する。
1.配列、ポインタ、文字列、構造体について理解し、それらを用いたプログラムを作成できる。
2.キーボードを使ったデータの入出力について理解し、それらを用いたプログラムを作成できる。
■授業時間外に必要な学修
1.教材や参考書を使って、次回の授業で取り上げる内容を予習しておくこと。
2.授業内で完成しなかった課題は、次回の授業までに完成させ、内容についても十分に理解しておくこと。
■教科書
適宜資料を配布する。
■参考文献
[ISBN]978479737098X『やさしいC 第4版』
(ソフトバンククリエイティブ : 2012)
[ISBN]9784777517534『C言語教科書』
(田中成典, 工学社 : 2013)
■関連科目
情報処理基礎、情報処理実習Ⅱ、情報処理演習、情報システム基礎、情報システム応用
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
筆記試験 70%
プログラム作成課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は1月頃に実施予定
■研究室・E-mailアドレス
大澤保美 非常勤講師・[email protected]
■オフィスアワー
非常勤講師なのでなし
- 188 -
科目名:
情報処理演習 <数>
英文名: General Theory on Information Processing
担当者:
ミナミ ヨ シ タ カ
南 佳孝
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター・4セメスター
■授業概要・方法等
情報処理実習Iおよび情報処理実習Ⅱの後を受け、C言語によるプログラミング力をさらに強化するとともに、基本
情報技術者試験を受験するために必要な事項を学習する。本科目は、基本情報技術者試験のC言語に関して正答する
ための最終段階の講義である。
成績評価については下記のとおりであるが、IPAにより実施される【基本情報技術者試験】を合格すれば本科目の
単位を認定する。
第1回 リスト構造
第2回 リスト構造
第3回 リスト構造
第4回 リスト構造
第5回 木構造
第6回 木構造
第7回 木構造
第8回 これまでのまとめ
第9回 演習(1)
第10回 演習(2)
第11回 演習(3)
第12回 演習(4)
第13回 演習(5)
第14回 演習(6)
第15回 総まとめ
■学習・教育目標および到達目標
基本情報技術者試験のC言語に関する問題に正答できるレベルの実力を修得する。
[1]スタック、待ち行列、リスト構造、木構造などのデータ構造とアルゴリズムについて理解している。
[2]上記のデータ構造とアルゴリズムをC言語で実装できる。
■授業時間外に必要な学修
[1]教材や参考書を使って、次回の授業で取り上げる内容を予習しておくこと。
[2]授業内で完成しなかった課題は、次回の授業までに完成させ、内容についても十分に理解しておくこと。
■教科書
適宜資料を配布する。
■参考文献
[ISBN]9784798030142『苦しんで覚えるC言語 』
(MMGames, 秀和システム : 2011)
[ISBN]978479737098X『やさしいC 第4版』
(ソフトバンククリエイティブ : 2012)
[ISBN]9784777517534『C言語教科書』
(田中成典, 工学社 : 2013)
[ISBN]9784774168210『平成27年度【春期】基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)
』(山本 三雄,技術評論社:2014)
■関連科目
情報処理基礎、情報処理実習Ⅰ、情報処理実習Ⅱ、情報システム基礎、情報システム応用
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
課題提出 100%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12月頃に実施予定
■研究室・E-mailアドレス
南佳孝 非常勤講師・メールアドレスは授業で連絡
■オフィスアワー
非常勤講師のためなし
- 189 -
科目名:
情報処理演習 <物>
英文名: General Theory on Information Processing
担当者:
ミナミ ヨ シ タ カ
南 佳孝
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター・4セメスター
■授業概要・方法等
情報処理実習Iおよび情報処理実習Ⅱの後を受け、C言語によるプログラミング力をさらに強化するとともに、基本
情報技術者試験を受験するために必要な事項を学習する。本科目は、基本情報技術者試験のC言語に関して正答する
ための最終段階の講義である。
成績評価については下記のとおりであるが、IPAにより実施される【基本情報技術者試験】を合格すれば本科目の
単位を認定する。
第1回 リスト構造
第2回 リスト構造
第3回 リスト構造
第4回 リスト構造
第5回 木構造
第6回 木構造
第7回 木構造
第8回 これまでのまとめ
第9回 演習(1)
第10回 演習(2)
第11回 演習(3)
第12回 演習(4)
第13回 演習(5)
第14回 演習(6)
第15回 総まとめ
■学習・教育目標および到達目標
基本情報技術者試験のC言語に関する問題に正答できるレベルの実力を修得する。
[1]スタック、待ち行列、リスト構造、木構造などのデータ構造とアルゴリズムについて理解している。
[2]上記のデータ構造とアルゴリズムをC言語で実装できる。
■授業時間外に必要な学修
[1]教材や参考書を使って、次回の授業で取り上げる内容を予習しておくこと。
[2]授業内で完成しなかった課題は、次回の授業までに完成させ、内容についても十分に理解しておくこと。
■教科書
適宜資料を配布する。
■参考文献
[ISBN]9784798030142『苦しんで覚えるC言語 』
(MMGames, 秀和システム : 2011)
[ISBN]978479737098X『やさしいC 第4版』
(ソフトバンククリエイティブ : 2012)
[ISBN]9784777517534『C言語教科書』
(田中成典, 工学社 : 2013)
[ISBN]9784774168210『平成27年度【春期】基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)
』(山本 三雄,技術評論社:2014)
■関連科目
情報処理基礎、情報処理実習Ⅰ、情報処理実習Ⅱ、情報システム基礎、情報システム応用
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
課題提出 100%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12月頃に実施予定
■研究室・E-mailアドレス
南佳孝 非常勤講師・メールアドレスは授業で連絡
■オフィスアワー
非常勤講師のためなし
- 190 -
科目名:
情報処理演習 <化>
英文名: General Theory on Information Processing
担当者:
ミナミ ヨ シ タ カ
南 佳孝
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター・4セメスター
■授業概要・方法等
情報処理実習Iおよび情報処理実習Ⅱの後を受け、C言語によるプログラミング力をさらに強化するとともに、基本
情報技術者試験を受験するために必要な事項を学習する。本科目は、基本情報技術者試験のC言語に関して正答する
ための最終段階の講義である。
成績評価については下記のとおりであるが、IPAにより実施される【基本情報技術者試験】を合格すれば本科目の
単位を認定する。
第1回 リスト構造
第2回 リスト構造
第3回 リスト構造
第4回 リスト構造
第5回 木構造
第6回 木構造
第7回 木構造
第8回 これまでのまとめ
第9回 演習(1)
第10回 演習(2)
第11回 演習(3)
第12回 演習(4)
第13回 演習(5)
第14回 演習(6)
第15回 総まとめ
■学習・教育目標および到達目標
基本情報技術者試験のC言語に関する問題に正答できるレベルの実力を修得する。
[1]スタック、待ち行列、リスト構造、木構造などのデータ構造とアルゴリズムについて理解している。
[2]上記のデータ構造とアルゴリズムをC言語で実装できる。
■授業時間外に必要な学修
[1]教材や参考書を使って、次回の授業で取り上げる内容を予習しておくこと。
[2]授業内で完成しなかった課題は、次回の授業までに完成させ、内容についても十分に理解しておくこと。
■教科書
適宜資料を配布する。
■参考文献
[ISBN]9784798030142『苦しんで覚えるC言語 』
(MMGames, 秀和システム : 2011)
[ISBN]978479737098X『やさしいC 第4版』
(ソフトバンククリエイティブ : 2012)
[ISBN]9784777517534『C言語教科書』
(田中成典, 工学社 : 2013)
[ISBN]9784774168210『平成27年度【春期】基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)
』(山本 三雄,技術評論社:2014)
■関連科目
情報処理基礎、情報処理実習Ⅰ、情報処理実習Ⅱ、情報システム基礎、情報システム応用
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
課題提出 100%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12月頃に実施予定
■研究室・E-mailアドレス
南佳孝 非常勤講師・メールアドレスは授業で連絡
■オフィスアワー
非常勤講師のためなし
- 191 -
科目名:
インターンシップ <数>
英文名: Internship
オ
ダ
担当者: 小田
フミヒト
文仁
単 位: 2単位
開講年次:
開講期:
■授業概要・方法等
インターンシップは、在学中に実際の企業で就業経験をもつことで、職業観および社会観を養うことを目的とするプ
ログラムである。
学生が就職を考える時、自分の適性と職種、性格と企業風土および文化のすり合わせをしていくことは、最も重要な
作業であるが、一人で結論を出すのは大変困難な作業である。そこで、あらかじめ就業体験を積むことにより、職場
や職種選びの検討材料を増やすとともに、自らの職業観を確立させ、自分が学んでいる学問の意義を十分理解し、自
主性を備えた人材に成長することを目的とする。すなわち、インターンシップによって、学生が目的意識の形成およ
び学習意欲の喚起につながることが一番大切である。
(注意)インターンシップは、キャリアセンターが主催するキャリアインターンシップが原則だが、その他で実施され
るスクールインターンシップやパブリックインターンシップも含めることができる。
(注意)受講者は、単位認定を希望しない場合でも、必ず理工学部事務部に申し出て、実習計画書を提出する必要がある。
実習は、夏休みまたは春休みに集中して行うことを原則とする。
単位認定には、導入講義の受講、実習、終了後の発表を含めて60時間以上(あるいは60時間以上に相当する内容)を
必要とする。
各所管が実施する導入講義に出席し、実習先が決まり次第、
「インターンシップ実習簿」を参照し、実習計画書を提出
すること。
なお、詳細は、各担当者に問い合わせること。
第1回 各所管が実施する導入講義
第2回 インターンシップ実習先の決定
第3回 事前研修
第4回 実習計画書の提出
第5回 実習
第6回 終了届の提出
第7回 実習報告書の提出および発表
■学習・教育目標および到達目標
到達目標は、以下である。
(1)受講者がこの科目を通して、自らの職業観を確立できること。
(2)自分が学んでいる学問の意義を十分理解し、自主性を備えた人材に成長すること。
■授業時間外に必要な学修
事前に希望する職種または業務内容を選択し、希望する会社の企業研究を十分に行う。これに加え、自身の適性や性
格などを客観的に把握することを心がけ、社会人としてのマナー向上を図る。
■教科書
「インターンシップ実習簿」理工学部発行
(理工学部事務部にて無料配布)
■参考文献
特に指定しない
■関連科目
全ての専門科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
導入講義の受講評価、日誌、インターンシップ実施報告書、終了後の発表の評価 100%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12月~1月に実施する。
■研究室・E-mailアドレス
31号館4階,小田准教授室 [email protected]
■オフィスアワー
金曜日3限
- 192 -
科目名:
インターンシップ <物>
英文名: Internship
イシバシ アキヒロ
担当者: 石橋
明浩
単 位: 2単位
開講年次:
開講期:
■授業概要・方法等
インターンシップは,在学中に実際の企業で就業経験をもつことで,職業観および社会観を養うことを目的とするプ
ログラムである。学生が就職を考える時,自分の適性と職種,性格と企業風土および文化のすり合わせをしていくこ
とは最も重要な作業であるが,一人で結論を出すのは大変困難な作業である。そこで,あらかじめ就業体験を積むこ
とにより,職場や職種選びの検討材料を増やすとともに,自らの職業観を確立させ,自分が学んでいる学問の意義を
十分理解し,自主性を備えた人材に成長することを目的とする。すなわち,インターンシップによって,学生が目的
意識の形成および学習意欲の喚起につながることが一番大切である。
(注意)インターンシップは,キャリアセンターが主催するキャリアインターンシップが原則だが,その他で実施され
るスクールインターンシップやパブリックインターンシップも含めることができる。
(注意)受講者は,単位認定を希望しない場合でも,必ず理工学部事務部に申し出て,実習計画書を提出する必要がある。
実習は,夏休みまたは春休みに集中して行うことを原則とする。
単位認定には,導入講義の受講,実習,終了後の発表を含めて60時間以上(あるいは60時間以上に相当する内容)を
必要とする。
理工学部事務部主催の事前講義に出席し,配布された「インターンシップ実習簿」を参照すること。
なお,詳細は,各担当者に問い合わせること。
第1回 理工学部主催の導入講義
第2回 インターンシップ実習先の決定
第3回 事前研修
第4回 実習計画書の提出
第5回 実習
第6回 終了届の提出
第7回 実習報告書の提出および発表
■学習・教育目標および到達目標
到達目標は,以下である。
(1)受講者がこの科目を通して,自らの職業観を確立できること。
(2)自分が学んでいる学問の意義を十分理解し,自主性を備えた人材に成長すること。
■授業時間外に必要な学修
事前に希望する職種または業務内容を選択し,希望する会社の企業研究を十分に行う。これに加え,自身の適性や性
格などを客観的に把握することを心がけ,社会人としてのマナー向上を図る。
■教科書
「インターンシップ実習簿」理工学部発行
(受講者には導入講義にて無料配布)
■参考文献
特に指定しない。
■関連科目
全ての専門科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
導入講義の受講評価,日誌,インターンシップ実施報告書,終了後の発表の評価 100%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12月~1月に実施する。
■研究室・E-mailアドレス
一般相対論・宇宙論研究室 31号館3階
[email protected]
■オフィスアワー
学習支援室の時間
- 193 -
科目名:
インターンシップ <化>
英文名: Internship
モリサワ ユウスケ
担当者: 森澤
勇介
単 位: 2単位
開講年次:
開講期:
■授業概要・方法等
インターンシップは、在学中に実際の企業で就業経験をもつことで、職業観および社会観を養うことを目的とするプ
ログラムである。
学生が就職を考える時、自分の適性と職種、性格と企業風土および文化のすり合わせをしていくことは、最も重要な
作業であるが、一人で結論を出すのは大変困難な作業である。そこで、あらかじめ就業体験を積むことにより、職場
や職種選びの検討材料を増やすとともに、自らの職業観を確立させ、自分が学んでいる学問の意義を十分理解し、自
主性を備えた人材に成長することを目的とする。すなわち、インターンシップによって、学生が目的意識の形成およ
び学習意欲の喚起につながることが一番大切である。
(注意)インターンシップは、キャリアセンターが主催するキャリアインターンシップが原則だが、その他で実施され
るスクールインターンシップやパブリックインターンシップも含めることができる。
(注意)受講者は、単位認定を希望しない場合でも、必ず理工学部事務部に申し出て、実習計画書を提出する必要がある。
実習は、夏休みまたは春休みに集中して行うことを原則とする。
単位認定には、導入講義の受講、実習、終了後の発表を含めて60時間以上(あるいは60時間以上に相当する内容)を
必要とする。
理工学部事務部主催の事前講義に出席し、配布された「インターンシップ実習簿」を参照すること。
なお、詳細は、各担当者に問い合わせること。
第1回 理工学部主催の導入講義
第2回 インターンシップ実習先の決定
第3回 事前研修
第4回 実習計画書の提出
第5回 実習
第6回 終了届の提出
第7回 実習報告書の提出および発表
■学習・教育目標および到達目標
到達目標は、以下である。
(1)受講者がこの科目を通して、自らの職業観を確立できること。
(2)自分が学んでいる学問の意義を十分理解し、自主性を備えた人材に成長すること。
■授業時間外に必要な学修
事前に希望する職種または業務内容を選択し、希望する会社の企業研究を十分に行う。これに加え、自身の適性や性
格などを客観的に把握することを心がけ、社会人としてのマナー向上を図る。
■教科書
「インターンシップ実習簿」理工学部発行
(受講者には導入講義にて無料配布)
■参考文献
特に指定しない
■関連科目
全ての専門科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
導入講義の受講評価、日誌、インターンシップ実施報告書、終了後の発表の評価 100%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12月~1月に実施する。
■研究室・E-mailアドレス
分光物性化学研究室(22号館6階)[email protected]
■オフィスアワー
火曜5限
- 194 -
科目名:
社会奉仕実習 <数>
英文名: Social Work
オ
ダ
担当者: 小田
フミヒト
文仁
単 位: 1単位
開講年次:
開講期:
■授業概要・方法等
ボランティア活動を通じて倫理観や社会貢献の精神、公共性や社会性の意識を身につけることを目的としている。
さらに、実習後の報告書の作成を通じて、様々な角度から物事を見ることのできる能力、自主的・総合的に物事を考
える力、的確に判断できる能力、社会奉仕することへの誇り、協調性とリーダーシップの涵養を目標とする。
(注意)導入講義は、5-6月に行う予定で、講義の日程は、理工学部事務部より案内する。
実際の実習は、夏休みまたは春休みに集中して行うことを原則とする。不明な点は担当教員に問い合わせること。
単位認定には講義、実習、発表会を含めて30時間以上を必要とする。
第1回 導入講義(社会奉仕実習をスムーズに実施するための講義)
第2回 導入講義(社会奉仕実習をスムーズに実施するための講義)
第3回 社会奉仕実習
第4回 社会奉仕実習
第5回 社会奉仕実習
第6回 社会奉仕実習
第7回 社会奉仕実習
第8回 社会奉仕実習
第9回 社会奉仕実習
第10回 社会奉仕実習
第11回 社会奉仕実習
第12回 社会奉仕実習
第13回 社会奉仕実習実施発表会
第14回 社会奉仕実習実施発表会
第15回 社会奉仕実習の総括
■学習・教育目標および到達目標
受講者がこの科目を通じて倫理観や社会貢献の精神、公共性や社会性の意識を身につけることを目的とする。
■授業時間外に必要な学修
日々の社会問題や社会貢献の動向を新聞の社会欄等を確認し把握すること。
ボランティア活動についての文献を読み、習得すること。
各講義で指示された課題に取り組むこと。
■教科書
「社会奉仕実習実施簿」理工学部発行(受講者には無料配布します)
■参考文献
特に指定しない
■関連科目
開講する全ての専門科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
実習の状況 40%
レポート 30%
プレゼンテーション 30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
31号館4階,小田准教授室 [email protected]
■オフィスアワー
金曜日3限
- 195 -
科目名:
社会奉仕実習 <物>
英文名: Social Work
イシバシ アキヒロ
担当者: 石橋
明浩
単 位: 1単位
開講年次:
開講期:
■授業概要・方法等
ボランティア活動を通じて倫理観や社会貢献の精神,公共性や社会性の意識を身につけることを目的としている。
さらに,実習後の報告書の作成を通じて,様々な角度から物事を見ることのできる能力,自主的・総合的に物事を考
える力,的確に判断できる能力,社会奉仕することへの誇り,協調性とリーダーシップの涵養を目標とする。
(注意)導入講義は,5-6月に行う予定で,講義の日程は,理工学部事務部より案内する。
実際の実習は,夏休みまたは春休みに集中して行うことを原則とする。不明な点は担当教員に問い合わせること。単
位認定には講義,実習,発表会を含めて30時間以上を必要とする。
第1回 導入講義(社会奉仕実習をスムーズに実施するための講義)
第2回 導入講義(社会奉仕実習をスムーズに実施するための講義)
第3回 社会奉仕実習
第4回 社会奉仕実習
第5回 社会奉仕実習
第6回 社会奉仕実習
第7回 社会奉仕実習
第8回 社会奉仕実習
第9回 社会奉仕実習
第10回 社会奉仕実習
第11回 社会奉仕実習
第12回 社会奉仕実習
第13回 社会奉仕実習実施発表会
第14回 社会奉仕実習実施発表会
第15回 社会奉仕実習の総括
■学習・教育目標および到達目標
受講者がこの科目を通じて倫理観や社会貢献の精神,公共性や社会性の意識を身につけることを目的とする。
■授業時間外に必要な学修
日々の社会問題や社会貢献の動向を新聞の社会欄等を確認し把握すること。
ボランティア活動についての文献を読み,習得すること。
各講義で指示された課題に取り組むこと。
■教科書
「社会奉仕実習実施簿」理工学部発行(受講者には無料配布します)
■参考文献
特に指定しない。
■関連科目
開講する全ての専門科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
実習の状況 40%
レポート 30%
プレゼンテーション 30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃,後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
一般相対論・宇宙論研究室 31号館3階
[email protected]
■オフィスアワー
学習支援室の時間
- 196 -
科目名:
社会奉仕実習 <化>
英文名: Social Work
サ
ガ
担当者: 佐賀
ヨシタカ
佳央
単 位: 1単位
開講年次:
開講期:
■授業概要・方法等
ボランティア活動を通じて倫理観や社会貢献の精神、公共性や社会性の意識を身につけることを目的としている。
さらに、実習後の報告書の作成を通じて、様々な角度から物事を見ることのできる能力、自主的・総合的に物事を考
える力、的確に判断できる能力、社会奉仕することへの誇り、協調性とリーダーシップの涵養を目標とする。
(注意)導入講義は、5-6月に行う予定で、講義の日程は、理工学部事務部より案内する。
実際の実習は、夏休みまたは春休みに集中して行うことを原則とする。不明な点は担当教員に問い合わせること。
単位認定には講義、実習、発表会を含めて30時間以上を必要とする。
第1回 導入講義(社会奉仕実習をスムーズに実施するための講義)
第2回 導入講義(社会奉仕実習をスムーズに実施するための講義)
第3回 社会奉仕実習
第4回 社会奉仕実習
第5回 社会奉仕実習
第6回 社会奉仕実習
第7回 社会奉仕実習
第8回 社会奉仕実習
第9回 社会奉仕実習
第10回 社会奉仕実習
第11回 社会奉仕実習
第12回 社会奉仕実習
第13回 社会奉仕実習実施発表会
第14回 社会奉仕実習実施発表会
第15回 社会奉仕実習の総括
■学習・教育目標および到達目標
受講者がこの科目を通じて倫理観や社会貢献の精神、公共性や社会性の意識を身につけることを目的とする。
■授業時間外に必要な学修
日々の社会問題や社会貢献の動向を新聞の社会欄等を確認し把握すること。
ボランティア活動についての文献を読み、習得すること。
各講義で指示された課題に取り組むこと。
■教科書
「社会奉仕実習実施簿」理工学部発行(受講者には無料配布します)
■参考文献
特に指定しない
■関連科目
開講する全ての専門科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
実習の状況 40%
レポート 30%
プレゼンテーション 30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
佐賀准教授室、[email protected]
■オフィスアワー
土曜1、2限
- 197 -
科目名:
情報システム基礎
英文名: Information System Basic
イ グ チ
担当者: 井口
ノブカズ
信和
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
現在は情報化社会の時代といわれ、コンピュータの進歩は非常に目ざましく、多くの職業分野での変化が見られる。ついてはそれに対応するため、
現代のIT系事業に携わる技術者の前提知識を証明するものといえる基本情報技術者資格の取得を最終目標とし、一方でIT社会への進出を目指す
学生にとって今や必須である情報処理能力の学習を通じ、情報化社会に適応できうる基礎能力と、今後の情報処理関係授業に必要となる能力を養う。
授業概要は、情報化社会の中で求められる経営戦略の基礎から、戦略実現のために用いられる情報システムの構成や機能、またこれらを開発するた
めに必要な情報システム開発手法までを講義と演習により理解していく。
IPA認定の修了試験受験資格を得るためには51時間の受講が必要です。
この修了試験に合格することによって、基本情報技術者試験の午前試験免除資格が得られます。
第1回 オリエンテーション、企業と法務1
第2回 企業と法務2
第3回 企業と法務3
第4回 経営戦略1
第5回 経営戦略2
第6回 システム戦略
第7回 開発技術1
第8回 技術要素1
第9回 技術要素2
第10回 開発技術2
第11回 開発技術3
第12回 プロジェクトマネジメント
第13回 サービスマネジメント
第14回 サービスマネジメント2
第15回 期末試験
定期試験(修了試験)
■学習・教育目標および到達目標
1.組織体系の知識や法的知識を有し、組織経営に対して戦略的な情報システムの活用を考察することができる知識基盤を育成する。
2.平成21年度の基本情報技術者試験の改定に合わせ、新規出題分野である、プロジェクトマネジメントやサービススマネジメントの分野を学ぶ。
3.基本情報技術者試験出題範囲を網羅的に学習し、資格取得のためのスキルを醸成する。
■授業時間外に必要な学修
1.授業で習ったことを利用し、レポート課題等に適用すること。
2.講義で省略した課題を教科書等で調べ、わからない場合は次週以降に質問すること。
3.各講義において指示された課題に取り組むこと。
■教科書
[ISBN]9784865101898 基本情報技術者試験対策テキスト :FOM出版:2,520円(税込)
■参考文献
情報リテラシー Windows 7・Office2013対応:制作 NTTラーニングシステムズ㈱ 2,000円(税込)
■関連科目
情報処理基礎、情報システム応用
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
期末試験 50%
中間課題 50%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃に実施予定
■研究室・E-mailアドレス
情報学科・井口教授室(38号館S311)・[email protected]
■オフィスアワー
木曜日2限目
- 198 -
科目名:
情報システム応用
英文名: Information System Practice
イ グ チ
担当者: 井口
ノブカズ
信和
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
情報システム基礎に引き続き、システム開発に必須となる情報システムの関連知識と今後の情報処理関係授業の基礎となる能力を養うとともに、基本情報技
術者資格の取得を目指す。
授業は、情報システム基礎で学習した内容の応用演習と位置付けし、前半は情報システム開発に必要な知識養成のための演習と解説を行う。後半は知識を更
に発展させ、情報化社会に必須となるセキュリティや法的知識、及び基本情報技術者資格取得に向けた問題解答力を養成する。
※1.自由選択科目であるので、卒業に要する単位には計算されません。
※2.IPA認定の修了試験受験資格を得るためには50時間の受講が必要です。この修了試験に合格することによって、基本情報技術者試験の午前試験免除資格
が得られます。
第1回 オリエンテーション、基礎理論1
第2回 基礎理論2
第3回 基礎理論3
第4回 アルゴリズムとプログラミング1
第5回 アルゴリズムとプログラミング2
第6回 アルゴリズムとプログラミング3 コンピュータ構成要素1
第7回 コンピュータ構成要素2
第8回 システム構成要素 ソフトウェア1
第9回 ソフトウェア2
第10回 中間課題 データベース
第11回 ネットワーク
第12回 セキュリティ
第13回 修了試験演習1
第14回 修了試験演習2
第15回 期末試験 修了試験演習3
定期試験(修了試験)
■学習・教育目標および到達目標
1.基本情報処理技術者午前試験問題全範囲の解法を学ぶ。
2.コンピュータシステムの構築やハード・ソフト、データベースやネットワークの特性を、演習を交えて学習し、基礎的な情報システムの動作知識を習得する。
3.情報処理授業における演習知識を前提とし、アルゴリズムやプログラミングに関する出題文の読解力を鍛える。
■授業時間外に必要な学修
1.授業で習ったことを利用し、レポート課題等に適用すること。
2.講義で省略した課題を教科書等で調べ、わからない場合は次週以降に質問すること。
3.各講義において指示された課題に取り組むこと。
■教科書
[ISBN]9784865101898 基本情報技術者試験対策テキスト :FOM出版:2,520円(税込)
■参考文献
情報リテラシー Windows 7・Office2013対応:制作 NTTラーニングシステムズ㈱ 2,000円(税込)
■関連科目
情報処理基礎、情報システム基礎
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
期末試験 50%
中間課題 50%
■授業評価アンケート実施方法
12月に実施予定
■研究室・E-mailアドレス
情報学科 井口教授室(38号館S311)・[email protected]
■オフィスアワー
木曜日2時限目
- 199 -
専
門
科
目
※科目は 50 音順で掲載しています。
数学コース
授
業
計
画
科目名:
応用数学(1)
英文名: Applied Mathematics (1)
オ
ダ
担当者: 小田
フミヒト
文仁
単 位: 2単位
開講年次: 4年次
開講期: 7セメスター
■授業概要・方法等
線型代数,群論,加群論,環論,代数的(数え上げ)組合せ論を用いて有限群の置換表現の環の構造を調べることにより,
代数学の基礎を習得する.
第1回
有限群のバーンサイド環の歴史
第2回
線形代数の復習
第3回
群,環の復習
第4回
群,環の復習
第5回
群の作用と置換
第6回
群の作用と置換
第7回
バーンサイド環
第8回
バーンサイド環
第9回
マーク準同型
第10回
マーク準同型
第11回
ポセットのメビウス関数
第12回
ポセットのメビウス関数
第13回
べき等元公式
第14回
べき等元公式
第15回
まとめ
定期試験
記述, 論述式の筆記試験
■学習・教育目標および到達目標
簡単な有限群について,そのバーンサイド環のべき等元を計算できること.
■授業時間外に必要な学修
講義内容の十分な復習と,指示された課題に自主的に取り組み解決すること.
■教科書
特に指定しない.
■参考文献
代数系の講義科目で使用してきた教科書・参考書.
■関連科目
代数学に係わる科目, 特に線形数学,群論,環論.
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
レポート等 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部の行う授業アンケートによる.
■研究室・E-mailアドレス
31号館 4階 小田准教授室
■オフィスアワー
金曜日3限
- 203 -
科目名:
応用数学(2)
英文名: Applied Mathematics (2)
ヤマシタ
担当者: 山下
ト
モ
キ
登茂紀
単 位: 2単位
開講年次: 4年次
開講期: 8セメスター
■授業概要・方法等
この授業では、パズルやゲームに現れる数学について取り扱う。パズルやゲームを数学的に扱うことで、数学的思考
を身につけてもらいたい。
第1回 グラフ理論について
第2回 天秤問題(1)
第3回 天秤問題(2)
第4回 安定結婚問題
第5回 気まぐれな神様がいるときの賭(1)
第6回 気まぐれな神様がいるときの賭(2)
第7回 奇点定理の応用
第8回 平面グラフ
第9回 オイラーの公式
第10回 4色定理と5色定理
第11回 一般化ジャンケン
第12回 最短道とネットワーク
第13回 最小全域木・最短道路網
第14回 連分数・黄金比
第15回 正方形分割正方形
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
ゲームやパズルには、その問題解決に、鋭い観察力や思考力が必要となることが多い。これらの問題の解法を理解す
ることで、いわゆる「数学的思考」を身につけることを目標とする。
■授業時間外に必要な学修
数学とは無関係そうなパズルやゲームも数学の問題として定式化することで簡単に解けたり,理解しやすくなること
がある.どのような問題がそのようにできるのか日ごろから興味をもって取り組んでもらいたい.
■教科書
適宜,教材・資料を配布する.
■参考文献
[ISBN]9784627017719『パズル・ゲームで楽しむ数学 -娯楽数学の世界-』(伊藤 大雄, 森北出版)
[ISBN]9784320014442『グラフ理論への入門』(J.A. Bondy, 共立出版)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
レポート 50%
■授業評価アンケート実施方法
12月~ 1月に授業アンケートを実施します
■研究室・E-mailアドレス
31号館3階山下准教授室 [email protected]
■オフィスアワー
火曜5限
- 204 -
科目名:
幾何学(1)
英文名: Geometry (1)
担当者:
チョン
イ ン デ
鄭 仁大
単 位: 4単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
ユークリッド空間内の曲線と曲面に関する入門的講義を行う.前半では曲線の性質を考察する.曲線の曲がり具合を
表すための量として曲率と捩率が導入され,実はそれらにより曲線が特徴づけられることが示される.後半では曲面
の性質を考察する.曲面が空間内にいかに配置されているかを計る量として基本形式や曲率が導入されるが,それら
のうちGauss曲率は曲面上の測量によりわかる(曲面の内在的量である)ことが示される.
この講義で取り扱う対象は,我々にとってなじみ深い座標軸の入った空間内の曲線や曲面だが,そこで自然に導入さ
れる様々な概念は,現代幾何においてより抽象的な形で再定義されることになる.したがって,この講義は我々が普
段用いる言葉遣いと現代幾何に現れる抽象的な言葉遣いとの間をつなぐ橋渡しとして位置づけられる.
第1回 曲線と曲面の微分幾何について
第2回 曲線とは
第3回 平面曲線
第4回 平面曲線の大域的性質
第5回 空間曲線
第6回 曲線論の基本定理
第7回 空間曲線に関する大域的結果
第8回 空間内の曲面
第9回 基本形式と曲率
第10回 いくつかの実例における計算例
第11回 正規直交標構を使う方法
第12回 外微分形式
第13回 外微分形式を使う方法
第14回 Gaussの定理
第15回 まとめ
期末試験
■学習・教育目標および到達目標
ユークリッド空間内の曲線および曲面の微分幾何的な取り扱いを学び,具体的な計算ができるようになること.また,
それを通して様々な「幾何的用語」に慣れ親しむこと.
■授業時間外に必要な学修
講義で配布される演習問題を自分で解くことを目指し,講義内容を復習し,具体例の計算方法を習得していく.
■教科書
指定しない.
■参考文献
[ISBN]9784785310912『曲線と曲面の微分幾何』(小林 昭七, 裳華房 : 1995)
[ISBN]9784785315634『曲線と曲面(改訂版) -微分幾何的アプローチ』(梅原 雅顕, 裳華房 : 2015)
[ISBN]9784320111813『曲線・曲面の微分幾何 (共立講座 数学探検 8)』(田崎 博之, 共立出版 : 2015)
■関連科目
微分積分学I,II, 線形代数学I,II, 基礎解析学(1), (2), 線形数学(1), (2), 集合と位相(1), (2)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
期末試験 70%
講義中の提出物,レポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
学期の授業評価アンケートにより実施する.
■研究室・E-mailアドレス
鄭:31号館5階鄭講師室・[email protected]
■オフィスアワー
火曜4限
- 205 -
科目名:
幾何学(2)
英文名: Geometry (2)
イ ケ ダ
担当者: 池田
トオル
徹
単 位: 4単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
ホモロジー群について講義を行う。トポロジー(位相幾何学)は図形の位相的な性質を研究する学問である。つまり,三角形や円のようながっ
ちりした図形ではなく,連続的に変形できる柔らかい図形が対象となる。高校までに学んだ幾何学では,距離や角度などの数値が重要な役
割を果たした。トポロジーも代数的な手法によって位相的性質を記述することにより,飛躍的な発展を遂げている。ホモロジー群は,この
ような立場における基礎的な概念であり,歴史的にも応用性の高さにおいてもトポロジーの大きな柱の一つになっている。この講義では,
三角形分割された図形を単体的複体としてとらえ,ホモロジー群とその計算方法について解説する。また,1次元単体的複体や2次元単体
的複体としてのグラフや曲面を題材に,ホモロジー群の実践的な計算を行う。
第1回 不変量とグラフ
第2回 単体と単体的複体
第3回 単体分割と多面体
第4回 単体写像
第5回 単体近似
第6回 アーベル群と完全系列
第7回 アーベル群の表示
第8回 鎖複体とホモロジー群
第9回 鎖準同型と単体的複体の鎖群
第10回 境界準同型とホモロジー群
第11回 単体写像と鎖準同型
第12回 0、1次元ホモロジー群の意味
第13回 連結準同型
第14回 マイヤー・ビートリス完全系列
第15回 オイラー標数
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
単体的複体の構造に基づくホモロジー群のアイデアを理解し、グラフや曲面のホモロジー群を計算できるようになることを目標とする。
■授業時間外に必要な学修
講義ノートや教材・参考書を用いて予習・復習し,レポート問題を解く。分からないところがあれば、参考書を調べたり,質問に来ること。
■教科書
特に指定しない。
■参考文献
[ISBN]なし『トポロジー入門 (臨時別冊・数理科学 SGCライブラリ 42)』(田中利史, 村上斉 共著, サイエンス社)
[ISBN]9784844372646『トポロジー (現代数学ゼミナール 3)』(小林 貞一, 近代科学社(インプレス))
[ISBN]9784000214131『トポロジー (岩波全書 276)』(田村 一郎, 岩波書店)
[ISBN]9784785315283『位相幾何入門』(小宮 克弘, 裳華房 : 2001)
■関連科目
集合と位相(1),(2), 群論(1),(2)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
小テスト 30%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを実施する。
■研究室・E-mailアドレス
31号館4階池田教授室
[email protected]
■オフィスアワー
月曜4限
- 206 -
科目名:
基礎解析学(1)
英文名: Fundamental Analysis (1)
マ ツ イ
担当者: 松井
ユタカ
優
単 位: 4単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
前期の微分積分学I,IIで学んだ1変数関数の微積分を基礎にして,2変数関数の微分積分学について学びます.1変数関数のグラフが平面内で曲線を描くのに対し,
2変数関数のグラフは空間内で曲面を描きます.おおまかには,2変数関数の微分はその曲面に接する平面の傾きを,積分はその曲面と底面とで囲まれた部分の
体積を表します.授業は通常の講義形式ですが,演習の時間も多く取り入れ,1つのテーマを2回に分けて計算と理論の両方をしっかり扱います.受講生の皆さ
んには授業中や宿題で多くの演習問題に取り組んでほしいと思います.
第1回 2変数関数とは(1)
第2回 2変数関数とは(2)
第3回 2変数関数の極限値(1)
第4回 2変数関数の極限値(2)
第5回 連続2変数関数(1)
第6回 連続2変数関数(2)
第7回 偏微分と全微分(1)
第8回 偏微分と全微分(2)
第9回 Jacobi行列と連鎖律(1)
第10回 Jacobi行列と連鎖律(2)
第11回 2変数関数のTaylorの定理(1)
第12回 2変数関数のTaylorの定理(2)
第13回 極値問題(1)
第14回 極値問題(2)
第15回 陰関数定理(1)
第16回 陰関数定理(2)
第17回 陰関数定理の応用(1)
第18回 陰関数定理の応用(2)
第19回 重積分の定義(1)
第20回 重積分の定義(2)
第21回 重積分の計算(1)
第22回 重積分の計算(2)
第23回 積分可能条件(1)
第24回 積分可能条件(2)
第25回 反復積分公式
第26回 変数変換公式(1)
第27回 変数変換公式(2)
第28回 広義積分(1)
第29回 広義積分(2)
第30回 まとめと復習
期末試験
■学習・教育目標および到達目標
具体的な2変数関数に対する偏微分や重積分の計算ができるようになること,またそれらの理論的背景を理解することを目標とします.
■授業時間外に必要な学修
復習は欠かせません.ノートを整理し,毎回教科書やプリントの演習問題に取り組んでください.
■教科書
[ISBN]9784785314088『微分積分学 (数学シリーズ)』(難波誠,裳華房)
■参考文献
[ISBN]9784130629188『微積分』(斎藤 毅, 東京大学出版会)
[ISBN]9784903342320『微分積分 (テキスト理系の数学)』(小池 茂昭, 数学書房)
[ISBN]9784320110410『古典的難問に学ぶ微分積分』(高瀬 正仁, 共立出版)
■関連科目
微分積分学I,II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
期末試験 70%
レポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを実施します.
■研究室・E-mailアドレス
31号館東館4階松井准教授室
[email protected]
■オフィスアワー
水曜5限
- 207 -
科目名:
基礎解析学(2)
英文名: Fundamental Analysis (2)
タカサキ カネヒサ
担当者: 高崎
金久
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
基礎解析学(1)で学んだ多変数関数についての偏微分や2重積分の知識をもとに、広義重積分、3重積分、積分順序の交換、
積分記号下の微分など、多変数関数についての高度な理論と応用について学習する。
第1回 3重積分
第2回 3重積分の変数変換
第3回 広義3重積分
第4回 線積分
第5回 グリーンの定理
第6回 曲面の表面積
第7回 面積分
第8回 ガウス・ストークスの定理
第9回 まとめと復習
第10回 級数とその収束(1)
第11回 級数とその収束(2)
第12回 関数列と一様収束
第13回 関数項級数
第14回 ベキ級数(1)
第15回 ベキ級数(2)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1セメスターで学んだ微分積分学および2セメスターで学んだ基礎解析学(1)の内容をを十分に理解し、これらの知識を
用いて、授業内容の理解を深め、理工系に必要な解析学の基礎を身につけることを目標とします。
■授業時間外に必要な学修
授業で学んだ内容および演習問題の復習をすること
■教科書
[ISBN] 9784785314088『微分積分学』(難波 誠,裳華房)
■参考文献
[ISBN] 9784000052092『定本解析概論』(高木貞治,岩波書店)
■関連科目
微分積分学Ⅰ、微分積分学Ⅱ、基礎解析学(1)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
授業中の演習問題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを実施します
■研究室・E-mailアドレス
31号館4階高崎教授室
[email protected]
■オフィスアワー
月曜5限
- 208 -
科目名:
基礎幾何学
英文名: Fundamental Geometry
ナ ガ オ カ ショウユウ
担当者: 長岡
昇勇
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
大学初年次に学ぶ線形代数学および微分積分学は,数学のあらゆる分野の基礎となっている。幾何学においても,調べたい図形を座標系の中に置い
て方程式で表し,線形代数学や微分積分学を適用することは自然な考え方である。この講義では,線形代数学や微分積分学の知識を用いて展開され
る平面および空間の幾何学について学ぶ。具体的には、線形代数学により様々な平面図形や空間図形を数学的に記述して1次変換による図形の対応
をみたり,微分積分学を用いて平面曲線や空間曲線の特徴をとらえる。そして,既に学んだ線形代数学や微分積分学の知識を図形的に捉えることに
より理解を深め,2年次以降で学ぶ高度な幾何学につながる基本的な考え方を体得することを目指す。
第1回 空間ベクトルの演算
第2回 空間ベクトルの外積
第3回 直線の方程式
第4回 平面の方程式
第5回 球面の方程式
第6回 空間図形の種々の応用
第7回 1次変換の基礎
第8回 1次変換の線形性
第9回 1次変換と図形
第10回 1次変換と次元定理
第11回 2次曲線論の基礎
第12回 シュミットの直交化
第13回 2次曲線の分類
第14回 2次曲線の分類
第15回 総復習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
線形代数学および微分積分学において抽象的に感じられていた部分を,幾何学的側面の学習を通して理解を深める。また,図形の性質を線形代数学
や微分積分学の知識を用いて調べられるようになることを目標とする。
■授業時間外に必要な学修
講義ノートや教材・参考書を用いて予習・復習する。分からないところがあれば、参考書を調べたり,質問に来ること。
■教科書
特に指定しない。
■参考文献
[ISBN]9784563003975『線形代数学30講』(青木貴史, 培風館)
[ISBN]9784785313012『線型代数学 増補改題 (数学選書 1)』(佐武一郎, 裳華房)
[ISBN]9784563002169『入門線形代数』(三宅敏恒, 培風館)
[ISBN]9784563003982『微分積分学30講』(青木貴史, 培風館)
[ISBN]4906558003『微分積分学 第2版 (モダンネクシャリズムシリーズ 0)』(金光滋, 金苑書房)
[ISBN]9784130620055『解析入門 1 (基礎数学 2)』(杉浦光夫, 東京大学出版会)
■関連科目
線形代数学I,II, 微分積分学I,II, 線形数学(1),(2), 基礎解析学(1)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 80%
レポート課題 20%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に実施する。
■研究室・E-mailアドレス
長岡:31号館4階長岡教授室 [email protected]
■オフィスアワー
火曜5限
- 209 -
科目名:
教科教育演習
英文名: Exercise for Education
ク サ カ ベ
担当者: 日下部
ト シ オ
コ ン ド ウ ヤスシ
イシバシ アキヒロ
ヤ
ノ
ヨ ウ コ
ヤマギワ ヨシロウ
サ
ガ
ヨシタカ
カ ミ ヤ マ タダシ
イ ケ ダ
俊男・近藤 康・石橋 明浩・矢野 陽子・山際 由朗・佐賀 佳央・神山 匡・池田
トオル
ヤマシタ
ト モ キ
フクシマ ノブユキ
カ ガ ワ ナオ
ハギワラ テ ル キ
ム ロ タ
カ エ コ
徹・山下 登茂紀・福嶋 伸之・加川 尚・萩原 央記・室田 佳恵子
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
教員採用試験の受験を支援するため、受験対策講座を開設いたします。講座の目的としては学生に教員採用試験の
受験勉強のきっかけと方向性を示すことにあります。
講義内容
1次試験対策:教職教養科目と一般教養科目の試験問題の中から理科、教育、数学、物理、化学、生物分野の問題を
中心に演習を行う。
2次試験対策:主に,中学教員免許の受験を対象とした数学、物理、化学、生物、工業分野の問題を中心に演習を行う。
面接試験対策:模擬面接を行うことによって面接に対応する能力を養う。
理科実験の指導:中学生を対象に理科実験の学習指導案の作成、指導方法を学習する。
授業形態は、集中講義(3月上旬)で、講義実施期日については掲示する。
教職に関する 一般教養、教職教養(教育原理、教育心理学、教育法規、時事審議会報告など)、専門(数学、理科:
物理、化学、生物、理科実験指導案作成など)、論作文 などを演習する。 作成した理科実験指導案をもとに中学生を対象に理科実験を準備し、指導方法を学習する。
■学習・教育目標および到達目標
教員採用試験の1次試験および2次試験の合格を目標にする。
■授業時間外に必要な学修
参考文献を含むさまざまな資料で教科内容についてしらべる。
特に実験指導においては、多くの場面を予想した十分な事前準備をおこなう。
■教科書
資料配布
■参考文献
[ISBN]9784827814613『中学校学習指導要領 平成20年3月告示』(文部科学省, 東山書房 : 2008)
[ISBN]9784827814781『高等学校学習指導要領』(文部科学省, 東山書房 : 2011)
■関連科目
教職関連のすべての科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
講義中課題・試験(科目ごとの指示による)40%
レポート 60%
■授業評価アンケート実施方法
講義の最終週に授業アンケートを実施
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
レポート提出先:室田(生命科学科)[email protected]
■オフィスアワー
初回授業時に通知
- 210 -
科目名:
群論(1)
英文名: Group Theory (1)
オ
ダ
担当者: 小田
フミヒト
文仁
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
数学において「代数学」とは, 代数系(演算の定義された集合)とそれら代数系の間を結ぶ準同型写像に係わる理論で,
数学における有用な概念を一般化, 抽象化したものです. この講義で扱う「群」とは, ただ 1つの演算が定義された最も
簡潔な代数系です.
この講義では, 群論の基礎を紹介していきます.
第1回 Introduction:
第2回 群についての基礎概念(1)
第3回 群についての基礎概念(2)
第4回 群についての基礎概念(3)
第5回 部分群と剰余類(1)
第6回 部分群と剰余類(2)
第7回 正規部分群と剰余群(1)
第8回 正規部分群と剰余群(2)
第9回 群準同型写像(1)
第10回 群準同型写像(2)
第11回 準同型定理と対応定理(1)
第12回 準同型定理と対応定理(2)
第13回 群論の応用(1)
第14回 群論の応用(2)
第15回 まとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
この講義は,代数学(群・環・体の理論)への導入部分に位置し, 群の理論についての理解を深める.
また, それ以上に「一般化する」,「抽象化する」という, 代数的な考え方に慣れていくことが大切である.
■授業時間外に必要な学修
講義における課題の理解を深める.
■教科書
指定しない.
■参考文献
[ISBN]9784254114348『代数学 (新数学講座 4)』(永尾汎, 朝倉書店)
■関連科目
線形代数学I,II, 線形数学(1),(2), 集合と位相(1)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
レポート等 30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃, 後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します.
■研究室・E-mailアドレス
31号館 4階 小田准教授室 [email protected]
■オフィスアワー
金曜3限
- 211 -
科目名:
群論(2)
英文名: Group Theory (2)
サ
サ
キ
担当者: 佐々木
ヨシタカ
義卓
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
前期の群論 (1) では群の定義から始めて基本的な性質を学んだが、本科目では、それらの知識をもとにして、より高
度な理論を学ぶ。それらの知識は、3年生の代数学 (1), (2) で学ぶ環や体の理論の基礎ともなるものである。主な具体
的内容は、種々の特別な部分群、シローの定理、群の直積と半直積、有限アーベル群の指標などである。
第1回 群の定義と基本性質の復習
第2回 準同型写像、準同型定理の復習
第3回 特別な部分群
第4回 共役類
第5回 類等式
第6回 p-群
第7回 シローの定理
第8回 シロー p-部分群の性質
第9回 直積群
第10回 内部直積
第11回 半直積
第12回 有限アーベル群の指標
第13回 指標群の双対性
第14回 指標の直交関係
第15回 総復習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
群という枠組みで捉えることのできる種々の対象をさらに詳しく知り、それらを一般的性質を深く学ぶことによって、
代数学、さらには現代の数学諸分野に特徴的な考え方を習得することである。それによって、物事の構造を見通す力
も得られるようになる。
■授業時間外に必要な学修
授業で学んだ定義をまず復習し、種々の定理、命題についてその論理を再度追い、それに従って種々の具体例に関す
る計算が自分の力でできるようになるまで修練を重ねることである。
■教科書
特に指定しないが、代数学に関する入門書を最低1冊、座右に置くことを強く推奨する。
■参考文献
[ISBN]9784407021936『代数学入門』(石田信, 実教出版)
[ISBN]9784254114348『代数学 (新数学講座 4)』(永尾汎, 朝倉書店)
■関連科目
線形代数学 I, II, 線形数学 (1), (2), 群論 (1)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
日常の演習 30%
■授業評価アンケート実施方法
終盤の授業時に規定に従って実施する。
■研究室・E-mailアドレス
E-mail アドレス:[email protected]
- 212 -
科目名:
計算機実習(1)
英文名: Exercise on Computer (1)
ア サ イ
担当者: 淺井
ツネノブ
ウ メ ダ
サ
キ
恒信・梅田 早希
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
数学の問題を考えるとき、具体的な例の計算や理論のチェックなど、計算機が有効なことがよくあります。
この実習ではプログラミング言語として標準的な C 言語を使い、実際に数学のいくつかの問題を計算機にのせること
を考えます。
また、C 言語による基礎的なプログラムを作成することで、プログラミングの基本を身に付けてもらえればと思って
います。
第1回 Introduction
第2回 UNIX の操作
第3回 UNIX の操作
第4回 UNIX の操作
第5回 各種問題(1)
第6回 各種問題(1)
第7回 各種問題(1)
第8回 各種問題(1)
第9回 各種問題(2)
第10回 各種問題(2)
第11回 各種問題(2)
第12回 各種問題(3)
第13回 各種問題(3)
第14回 各種問題(3)
第15回 総論
■学習・教育目標および到達目標
C 言語による基礎的なプログラム作成を身に付け、その数学への応用を考える。
■授業時間外に必要な学修
実習中の課題の理解を深め、応用等を考える。
■教科書
[ISBN]9784339023893『UNIX―基礎から簡単な応用まで、さあ使ってみよう』(西村 卓也,コロナ社)
■参考文献
C言語に関する本は数多く出版されているので、各自が適時準備してください。
■関連科目
情報処理基礎
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート 80%
口頭試問 20%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
淺井 恒信 31号館 4階・[email protected]
梅田 早希 21号館 2階・講師控室
■オフィスアワー
実習中気軽に質問してください。
- 213 -
科目名:
計算機実習(2)
英文名: Exercise on Computer (2)
イ ケ ダ
担当者: 池田
トオル
ナカムラ
ヤ ヨ イ
徹・中村 弥生
単 位: 1単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
ワークステーションを用いて計算機実習を行なう。ワークステーションのオペレーティングシステムとして標準的な
UNIX を用い、特に、数学において文書作成の標準的な道具となる“日本語 LaTeX”の使用法習得を目標とする。
LaTeX は、複雑な数式が美しく出力できることから、数学に携わる者にとってなくてはならない存在となっている。
本実習では、LaTeX の使い方を学び、将来の卒業論文や、種々の数学的文書作成のための基礎知識を学ぶ。
第1回 UNIXワークステーションの種々の準備
第2回 UNIXワークステーションの使用法復習
第3回 LaTeX とは何か
第4回 文書処理
第5回 文書作成の基礎
第6回 種々のコマンド
第7回 種々の環境
第8回 文書構造
第9回 文書の整形
第10回 数式の基本
第11回 やや複雑な数式
第12回 数式番号と相互参照
第13回 文献表作成
第14回 図形の表示
第15回 総復習
■学習・教育目標および到達目標
数学において文書作成の標準的な道具である“日本語 LaTeX”を学び、将来の卒業論文等執筆に必要な技能を修得する。
■授業時間外に必要な学修
実習中の課題の理解を深め、応用等を考える。
■教科書
[ISBN]4339023892 UNIX ー基礎から簡単な応用まで、さあ使ってみようー、西村卓也 他著 コロナ社 ¥3045(1998)
■参考文献
UNIX、日本語 LaTeX および C言語等に関する本は数多く出版されているので、必要があれば興味に応じて準備する
こと。
■関連科目
情報処理基礎、計算機実習(1)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート 80%
口頭試問 20%
■授業評価アンケート実施方法
7月に実施する。
■研究室・E-mailアドレス
中村 31号館3階 中村准教授室 [email protected]
池田 31号館4階 知念准教授室 [email protected]
■オフィスアワー
中村 木曜4限
- 214 -
科目名:
現代数学(1)
英文名: Modern Mathematics (1)
タカサキ カネヒサ
担当者: 高崎
金久
単 位: 2単位
開講年次: 4年次
開講期: 7セメスター
■授業概要・方法等
双曲幾何学は非ユークリッド幾何学の一種であり,モジュラー関数論や結び目の幾何学などとも密接な関係がある.
この講義では,2次元双曲平面をおもな対象として,具体的なモデルの構成に基づいて双曲幾何学を論じる方法を解説
する,球面幾何学(非ユークリッド幾何学において双曲幾何学の対極にある)と比較しながら,2次元双曲幾何学の長
さ・角度・面積の性質,メビウス変換からなる合同変換群,三角法の公式,多角形によるタイル張りなどを紹介する.
さらに,2次元双曲多様体や3次元双曲空間にも触れる.モデルの構成と考察においては複素数・複素解析を利用する.
第1回 ユークリッド平面とその変換群
第2回 複素数による平面幾何学
第3回 リーマン球面と立体射影
第4回 メビウス変換と等角写像
第5回 メビウス変換の分類と部分群
第6回 球面の計量と合同変換群
第7回 球面三角法
第8回 双曲平面の公理とモデル
第9回 単位円盤モデル
第10回 上半平面モデル
第11回 双曲三角法
第12回 双曲多角形とその性質
第13回 双曲タイル張りとフックス群
第14回 2次元双曲多様体
第15回 発展的話題
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
複素数やメビウス変換を積極的に幾何学に利用する方法を学ぶ.同じ双曲平面にも上半平面モデルと単位円盤モデル
という2種類のモデルがあり,合同変換群が異なるメビウス変換で実現されることを理解する.球面幾何学や双曲幾何
学など,平面幾何学とは異質な幾何学に関する直感力を身につける.
■授業時間外に必要な学修
講義内容を十分に復習し、練習問題を自分で解いてみること.
■教科書
指定しない。講義のレジュメや自習用の練習問題を配布する。
■参考文献
[ISBN]4563002429『双曲幾何学への招待―複素数で視る』(谷口 雅彦, 培風館 : 1996)
[ISBN]4000068822『双曲幾何 (現代数学への入門)』(深谷 賢治, 岩波書店 : 2004)
■関連科目
幾何学 (1)(2),基礎解析学 (1)(2),複素解析学 (1)(2)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 60%
レポート課題 40%
■授業評価アンケート実施方法
7月に授業アンケートを実施。
■研究室・E-mailアドレス
31号館4階高崎教授室
[email protected]
■オフィスアワー
月曜日5限
- 215 -
科目名:
現代数学(2)
英文名: Modern Mathematics (2)
ナカムラ
担当者: 中村
ヤ ヨ イ
弥生
単 位: 2単位
開講年次: 4年次
開講期: 7セメスター
■授業概要・方法等
複素解析学で学んだ留数の、計算代数の観点に立った扱いについて学ぶ。
第1回 複素関数
第2回 複素関数の積分(1)
第3回 複素関数の積分(2)
第4回 留数解析(1)
第5回 留数解析(2)
第6回 留数解析(3)
第7回 一変数の局所留数と大域的留数
第8回 局所解析的留数(1)
第9回 局所解析的留数(2)
第10回 多項式に関する留数(1)
第11回 多項式に関する留数(2)
第12回 留数の応用(1)
第13回 留数の応用(2)
第14回 留数の応用(3)
第15回 留数の応用(4)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
一変数の留数の解析的な理解を深めるとともに、計算代数の観点に基づき留数を扱い計算できるようになることを目
標とする。
■授業時間外に必要な学修
複素解析学(1)、複素解析学(2)および授業内容を復習し、具体例を考えて実際に様々な計算を行うこと。
■教科書
特に指定しない。
■参考文献
[ISBN]9783642063619『Solving Polynomial Equations: Foundations, Algorithms, and Applications (Algorithms and
Computation in Mathematics)』(A. Dickenstein, Springer 2010)
■関連科目
複素解析学(1)、複素解析学(2)、代数学(1)、代数学(2)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
レポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを実施します。
■研究室・E-mailアドレス
31号館3階 中村准教授室 [email protected]
■オフィスアワー
木曜4限
- 216 -
科目名:
現代数学(3)
英文名: Modern Mathematics (3)
ア オ キ
担当者: 青木
タ カ シ
貴史
単 位: 2単位
開講年次: 4年次
開講期: 8セメスター
■授業概要・方法等
この講義では現代の自然科学・工学等さまざまな分野で重要な役割を果たしているフーリエ解析について学習する.
フーリエ解析は三角関数または指数関数を用いて一般的な関数を取り扱う分野である.この考え方はジョゼフ・フー
リエが熱伝導方程式の解法のために導入したが,その応用範囲は極めて広い.さまざまな応用を念頭に置きつつ,本
講義ではその基礎的な部分を学ぶ.
第1回 導入
第2回 複素フーリエ級数
第3回 いくつかの実例
第4回 フーリエ級数の一様収束
第5回 関数空間における内積と直交関数系
第6回 フーリエ級数の平均収束
第7回 フーリエ級数の性質
第8回 フーリエ級数の応用(1)
第9回 フーリエ級数の応用(2)
第10回 フーリエ変換(1)
第11回 フーリエ変換(2)
第12回 フーリエ変換(3)
第13回 超関数(1)
第14回 超関数(2)
第15回 超関数(3)
定期試験を1月に行う.
■学習・教育目標および到達目標
フーリエ級数・フーリエ変換に関する基礎的部分を理解し,その微分方程式への応用ができるようになることが目標
である.併せて超関数の概念を理解し使いこなすことを目標とする.
■授業時間外に必要な学修
配布する教材の予習および宿題をすること.
■教科書
[ISBN]4254115741『フーリエ解析 (応用数学基礎講座)』(中村 周, 朝倉書店 : 2003)
■参考文献
[ISBN]4254110669『フーリエ解析大全〈上〉』(T.W. ケルナー , 朝倉書店 : 1996)
■関連科目
微分積分学I,II,基礎解析学(1),(2),微分方程式論(1),(2),実解析学(1),(2)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート 40%
定期試験 60%
■授業評価アンケート実施方法
7月実施
■研究室・E-mailアドレス
31号館4階青木教授室 [email protected]
■オフィスアワー
火曜日5時限目
- 217 -
科目名:
現代数学(4)
英文名: Modern Mathematics (4)
ア サ イ
担当者: 淺井
ツネノブ
恒信
単 位: 2単位
開講年次: 4年次
開講期: 8セメスター
■授業概要・方法等
幾何学的な対称の変換を数学的に記述するときに「群」は現れます. 代数の理論を使って幾何を調べる, 代数の理論に
幾何学的な解釈を与えるという, 代数学と幾何学の両方に関連する話をします.
合同変換群, 置換群の話を中心にして, ホモロジー代数や組合せ数学に関連する話もいくつかしようと思っています.
第1回 Introduction:
第2回 Rudiments of Group Theory:
第3回 群準同型写像と対応定理
第4回 群の作用と置換
第5回 斜準同型写像と半直積
第6回 群の Wreath 積について
第7回 Rubik's Cubeの群による記述
第8回 Rubik's Cubeの群による記述
第9回 対称群と単純互換
第10回 対称群と単純互換
第11回 Sylowの定理と有限単純群
第12回 Sylowの定理と有限単純群
第13回 合同変換の型と分類
第14回 有限合同変換群
第15回 まとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
群論に関する理解を深め, 抽象的な考え方に慣れる.
■授業時間外に必要な学修
講義における課題の理解を深める.
■教科書
指定しない.
■参考文献
[ISBN]9784000078078『群論 (岩波基礎数学選書)』(近藤 武, 岩波書店)
[ISBN]9784768702703『初学者のための合同変換群の話―幾何学の形での群論演習』(岩堀 長慶, 現代数学社)
[ISBN]9784320019416『群論の味わい -置換群で解き明かすルービックキューブと15パズル-』(David Joyner, 共立出
版 : 2010)
■関連科目
代数学に係わる科目, 特に線形数学と群論
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
レポート等 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部の行う授業アンケートによる
■研究室・E-mailアドレス
31号館 4階・[email protected]
■オフィスアワー
水曜2限
- 218 -
科目名:
現代数学(5)
英文名: Modern Mathematics (5)
ス ズ キ
担当者: 鈴木
タ カ オ
貴雄
単 位: 2単位
開講年次: 4年次
開講期: 8セメスター
■授業概要・方法等
複素領域上のいわゆる「q-特殊関数」について,その基本的な事項を学ぶ.最初は,ある自然数を自然数の和として
表す方法は何通りあるかという「分割数」の問題から始めて,次に,自然数のq-類似とそれの満たすq-二項定理など
の基本的な公式を導入する.そして,そのような公式を基にしてq-超幾何関数やq-直交多項式などのq-特殊関数を導入
する.q-特殊関数は無限和・無限積・積分表示・差分方程式など様々な方法で定式化されるが,この授業では特に無
限和と無限積による定義について学ぶ.
第1回 分割数と母関数(1)
第2回 分割数と母関数(2)
第3回 分割数と母関数(3)
第4回 q-二項定理(1)
第5回 q-二項定理(2)
第6回 q-解析とは
第7回 q-超幾何関数(1)
第8回 q-超幾何関数(2)
第9回 q-ヤコビ多項式(1)
第10回 q-ヤコビ多項式(2)
第11回 q-ヤコビ多項式(3)
第12回 ワトソンの変換公式
第13回 ロジャーズ・ラマヌジャン恒等式
第14回 アスキー図式(1)
第15回 アスキー図式(2)
■学習・教育目標および到達目標
ある条件を満たす場合の数を数えるという「数え上げ」の問題が,複素領域上のq-特殊関数及びその背後にある群論
などの代数学とどのように関連しているかを理解する.
■授業時間外に必要な学修
各時間に指示された課題に取り組むこと.
■教科書
特に指定しない
■参考文献
[ISBN] 9784254110999『群論の進化』(堀田良之・庄司俊明・三町勝久・渡辺敬一,朝倉書店)
[ISBN] 9784535784888『オイラーに学ぶ』(野海正俊,日本評論社)
■関連科目
微分方程式論(1),(2), 複素解析学(1),(2), 線形数学(1),(2), 群論(1),(2)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート 100%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを実施
■研究室・E-mailアドレス
31号館6階鈴木講師室
[email protected]
■オフィスアワー
火曜5限
- 219 -
科目名:
実解析学(1)
英文名: Real Analysis (1)
ア オ キ
担当者: 青木
タ カ シ
貴史
単 位: 4単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
この講義と実解析学(2) はルベーグ積分論を理解することをめざす.ルベーグ積分は微積分で学ぶリーマン積分よりも
強力な積分の考え方であり,現代解析学では欠かせない道具である.この講義ではルベーグ積分論への準備として測
度論を学ぶ.「測度」とは図形の長さ・面積・体積をより一般的にとらえる概念であり,図形とは言えないような集合
に対しても意味がある.ルベーグ積分の基礎となるのは「ルベーグ測度」という測度である.ルベーグ測度の構成は
難解なので,リーマン積分と密接な関係にある「ジョルダン測度」を最初に解説し,その不完全さを補うものとしてル
ベーグ測度を導入する.これらを学ぶには,毎回講義に出席するだけではなく,十分に時間をかけて復習と宿題に取
り組むことが必要不可欠である.
第1回 面積概念の見直し
第2回 集合関数としての面積
第3回 ジョルダン測度(1)
第4回 ジョルダン測度(2)
第5回 ジョルダン非可測集合
第6回 零集合
第7回 ルベーグ外測度
第8回 ルベーグ外測度の基本性質(1)
第9回 ルベーグ外測度の基本性質(2)
第10回 ルベーグ内測度・ルベーグ測度
第11回 カラテオドリの外測度論(1)
第12回 カラテオドリの外測度論(2)
第13回 カラテオドリの外測度論(3)
第14回 カラテオドリの外測度論(4)
第15回 測度空間
中間試験(第7回講義の1時間を用いて行う)
■学習・教育目標および到達目標
さまざまな集合の記述の仕方を学び,集合に関する命題の証明の仕方を身につけること.測度に対するさまざまな考え
方を学ぶこと.ルベーグ積分を学ぶための準備として,ルベーグ測度の構成と基本的な性質を理解すること.測度の
学習を通じて数学における抽象化の構造を把握し数学全般の理解に繋げること.
■授業時間外に必要な学修
毎回配布する演習問題をやること.
■教科書
[ISBN]9784254114843『ルベーグ積分30講 (数学30講シリーズ)』(志賀 浩二, 朝倉書店 : 1990)
■参考文献
[ISBN]9784785313043『ルベーグ積分入門 (数学選書 (4))』(伊藤 清三, 裳華房 : 1963)
■関連科目
微分積分学 I, II, 基礎解析学(1), (2), 集合と位相, 実解析学(2)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
中間試験 40%
演習問題解答実績 20%
定期試験 40%
■授業評価アンケート実施方法
7月に実施する
■研究室・E-mailアドレス
31号館4階青木教授室 [email protected]
■オフィスアワー
火曜日5時限目
- 220 -
科目名:
実解析学(2)
英文名: Real Analysis (2)
タカサキ カネヒサ
担当者: 高崎
金久
単 位: 4単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
実解析学(1)に引き続き、測度論、Lebesgue積分の理論を学びます。Lebesgue積分は現代解析学や確率論をはじめ多く
の分野の基礎となっている理論です。授業は通常の講義形式で行いますが、演習の時間も多く取り入れます。受講生
のみなさんには授業中や宿題で多くの演習問題に取り組んでもらいたいと思います。
第1回 リーマン積分からルベーグ積分へ
第2回 可測関数(1)
第3回 可測関数(2)
第4回 可測関数(3)
第5回 ルベーグ積分の定義と基本性質(1)
第6回 ルベーグ積分の定義と基本性質(2)
第7回 ルベーグの収束定理(1)
第8回 ルベーグの収束定理(2)
第9回 ルベーグの収束定理(3)
第10回 まとめと復習
第11回 ルベーグ積分とリーマン積分・広義積分
第12回 フビニの定理(1)
第13回 フビニの定理(2)
第14回 ルベーグ空間(1)
第15回 ルベーグ空間(2)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
講義では抽象的な測度論も扱いますが、特にEuclid空間上の通常のLebesgue測度に関して、Lebesgue積分とRiemann
積分との違いや、収束定理、Fubiniの定理を理解し、計算に応用できることを目標とします。
■授業時間外に必要な学修
毎回実施するプリントの演習問題について、理解出来るようになるまで十分な復習を行う。
講義内容を十分に復習する。
■教科書
使用しない。教材を適宜配布する。
■参考文献
[ISBN] 9784254114843『数学30講シリーズ9 ルベーグ積分30講』(志賀浩二,朝倉書店)
[ISBN] 9784785313043『数学選書4 ルベーグ積分入門』(伊藤清三,裳華房)
[ISBN] 9784535783744『ルベーグ積分講義―ルベーグ積分と面積0の不思議な図形たち』(新井仁之,日本評論社)
■関連科目
微分積分学I,II, 基礎解析学(1),(2), 集合と位相(1),(2), 実解析学(1)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
授業中の演習 30%
■授業評価アンケート実施方法
12月または1月に実施
■研究室・E-mailアドレス
31号館4階高崎教授室
[email protected]
■オフィスアワー
月曜5限
- 221 -
科目名:
実験数理解析
英文名: Experimental Mathematics
ヤマシタ
担当者: 山下
ト
モ
キ
ス ズ キ
タ カ オ
登茂紀・鈴木 貴雄
単 位: 1単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
コンピュータを用いて数式の計算などの数学的処理を行うために開発されたソフトウエアを計算代数(Computer
Algebra)という。この講義では、計算代数の代表的なものの一つであるMathematicaを用いて数学上のさまざまな現
象をコンピュータを通して理解する。
第1回 Mathematica入門(1) 起動と終了、ファイルの保存
第2回 Mathematica入門(2) 基本概念
第3回 Mathematica入門(3) 対話的使用法
第4回 リスト(1)
第5回 リスト(2)
第6回 行列(1)
第7回 行列(2)
第8回 グラフィックス(1)
第9回 統計学への応用(1)
第10回 統計学への応用(2)
第11回 グラフィックス(2)
第12回 グラフィックス(3)
第13回 高次元グラフィックス
第14回 円周率の近似計算
第15回 モンテカルロ法および他の数式処理ソフトの紹介
■学習・教育目標および到達目標
Mathematicaを通じて計算代数の考え方を理解し、様々な問題の解決にコンピュータを用いて数学を活用するスキル
を身に付ける。この講義はMathematicaを中心に用いるが、異なるソフトウェアでも使いこなせる次元の高い理解に
達することを目指す。
■授業時間外に必要な学修
毎回出される演習問題の残りを実習教室自由利用時間に解き講義内容の理解を深める。
■教科書
資料配布
■参考文献
[ISBN]9784501546205『入門Mathematica』(日本Mathematicaユーザー会, 東京電機大学出版局)
■関連科目
微分積分学Ⅰ、Ⅱ、線形代数学Ⅰ、Ⅱ、微分方程式(1),(2)、群論(1),(2)、数理統計学(1)(2)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート 60%
演習問題解答実績 40%
■授業評価アンケート実施方法
12月または1月に大学の実施規定に従い行う。
■研究室・E-mailアドレス
山下:31号館3階山下准教授室 [email protected]
鈴木:31号館6階鈴木講師室 [email protected]
■オフィスアワー
山下:火曜5限
鈴木:火曜5限
- 222 -
科目名:
集合と位相(1)
英文名: Set Theory and Topology (1)
イ ケ ダ
担当者: 池田
トオル
徹
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
高校の数学の教科書で取り扱われる集合の概念は、様々な内容の中の一つに過ぎない。しかし、大学で学ぶ現代数学
では、解析学や幾何学,代数学などの様々な理論が集合論を用いて定式化され、大きな発展を遂げている。また、集
合論の影響は無限の概念の定式化にまで及び、興味深い理論が展開されている。この講義では、集合の概念や基本的
演算、写像、集合の濃度について解説し、集合論に関わる基礎概念を理解し習得することを目指す。
第1回 集合の概念
第2回 命題論理の復習
第3回 述語論理の復習
第4回 集合の基本的な演算
第5回 集合の演算の法則
第6回 直積とべき集合
第7回 写像とその性質
第8回 合成写像と逆写像
第9回 像と逆像
第10回 同値関係と同値類
第11回 商集合
第12回 有限集合
第13回 可算集合
第14回 ベルンシュタインの定理
第15回 連続体の濃度
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
集合の概念、集合の演算、写像の性質、濃度の概念を理解し、集合に関する具体的な計算や論理的な議論ができるよ
うになることを目標とする。
■授業時間外に必要な学修
講義ノートや教材・参考書を用いて予習・復習し,レポート問題を解く。分からないところがあれば、参考書を調べ
たり,質問に来ること。
■教科書
特に指定しない
■参考文献
[ISBN]9784563004019『集合と位相 (現代数学レクチャーズ A- 1)』(小林 貞一, 培風館 : 1977)
[ISBN]9784785314019『集合と位相 (数学シリーズ)』(内田 伏一, 裳華房 : 1986)
[ISBN]9784320017528『集合・位相―基礎から応用まで』(佐久間 一浩, 共立出版 : 2004)
[ISBN]9784254115888『講座 数学の考え方〈8〉集合と位相空間』(森田 茂之, 朝倉書店 : 2002)
■関連科目
基礎ゼミ1
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
小テスト、レポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業アンケートにより実施。
■研究室・E-mailアドレス
31号館4階池田教授室
[email protected]
■オフィスアワー
水曜日4限
- 223 -
科目名:
集合と位相(2)
英文名: Set Theory and Topology (2)
フ ナ コ シ ユカリ
担当者: 船越
紫
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
現代数学の中で言語の性格をもつ集合は数学を学習する上で必須である。本講義では距離空間における性質が開空間
を用いて記述されるものであることを理解する。また距離空間に対して定義されていた概念を位相空間に対するもの
へ一般化し、それらの基本的な概念を理解する。
第1回 集合に関する復習
第2回 距離空間
第3回 位相空間
第4回 距離空間とその位相
第5回 部分空間
第6回 閉包と開核
第7回 写像に関する復習
第8回 基本近傍系
第9回 連続写像
第10回 同相写像
第11回 商空間
第12回 連結空間
第13回 弧状連結空間
第14回 コンパクト空間
第15回 ハウスドルフ空間
■学習・教育目標および到達目標
距離空間、位相空間、連続写像、同相写像、商空間、連結性、コンパクト性に関する基本的な概念を理解する。
■授業時間外に必要な学修
授業の進度に合わせて、レポート課題以外にも復習と予習を行う。講義の中で配布されるプリントや課題に自ら取り
組み位相に関する諸概念の理解を深める。
■教科書
特に指定しない。
■参考文献
集合・位相入門(松坂 和夫・岩波書店)
集合と位相 (数学シリーズ) (内田 伏一・裳華房)
集合と位相空間(講座 数学の考え方〈8〉)(森田 茂之・朝倉書店)
■関連科目
位相と集合(1)、群論(1)・(2)、微分積分学Ⅰ・Ⅱ、線形代数学Ⅰ・Ⅱ
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
レポート課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業アンケートにより実施。
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
- 224 -
科目名:
数学講究(1)
英文名: Study of Mathematics (1)
ナ ガ オ カ ショウユウ
担当者: 長岡
チョン
イ ン デ
マ ツ イ
ユタカ
ア サ イ
ツネノブ
昇勇・鄭 仁大・松井 優・淺井 恒信
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
本科目では、高校数学で習ったことの復習やこれから並行して開講される講義科目(微分積分学、基礎解析学(1), 線
形数学(1))に対し、さらなる補足説明を行なうことを主目的とする。それとともに、教員が与えた問題で演習を行い
講義で得た知識の定着を図る。数学においては講義を聴講するだけでなく、自ら手を動かして計算し、積極的に勉強
しなければ実力の向上はあり得ない。そうした観点から、本科目では学生諸君が自主的に勉強し、教員と学生との双
方向の対話を増やすことに主眼が置かれる。
■学習・教育目標および到達目標
1年次において習得しておくべき基礎的数学(実変数の解析学の基礎および線形代数学関連分野)の理解を確実にし、
2年次以降の学習に備えて万全の土台を作り上げることである。
■授業時間外に必要な学修
各回の説明事項および問題を確実に理解できるようになるまで、復習を十分に行うことが必要である。
■教科書
特に指定しないが、並行講義科目で使用している教科書、各種資料を毎回必ず持参することが必要である。
■関連科目
並行講義科目で紹介された参考書を参照すること。
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
提出物の内容および提出状況 40%
定期試験 60%
■授業評価アンケート実施方法
最終講義の日に授業アンケートを実施。
■研究室・E-mailアドレス
長岡:31号館4階長岡研究室・[email protected]
鄭:31号館5階鄭講師室・[email protected]
淺井:31号館4階淺井准教授室・[email protected]
松井:31号館4階松井准教授室・[email protected]
■オフィスアワー
長岡:月曜5限
鄭:火曜4限
浅井:水曜3限
松井:水曜5限
- 225 -
科目名:
数学講究(2)
英文名: Study of Mathematics (2)
ナカムラ
担当者: 中村
ヤ ヨ イ
タカサキ カネヒサ
イ ケ ダ
トオル
フ ナ コ シ ユカリ
弥生・高崎 金久・池田 徹・船越 紫
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
本科目では、第1セメスターで習ったことの復習や第2セメスターに並行して開講される講義科目(基礎解析学(1), 線形数学(1), 数学論理)に対し、さらなる補
足説明を行なうことを主目的とする。それとともに、教員が与えた問題で演習を行い講義で得た知識の定着を図る。数学においては講義を聴講するだけでなく、
自ら手を動かして計算し、積極的に勉強しなければ実力の向上はあり得ない。そうした観点から、本科目では学生諸君が自主的に勉強し、教員と学生との双方
向の対話を増やすことに主眼が置かれる。
対応する講義科目の進度、受講者の状況などを見ながら決定するが,概ね次の内容を解説する:
第1回 - 第3回
前期の復習。前期の重要科目である「微分積分学 I, II」および「線形代数学 I, II」から、理解のポイントとなる特に重要な事項について、復習および問題演習を行う。
第4回 - 第7回
ベクトル空間、多変数関数の極限、内積、外積、空間図形。ベクトル空間の定義、ベクトルの 1 次独立性(線形数学 (1))、多変数関数およびその極限(基礎解
析学 (1))、内積、外積、そして空間図形のうち、平面、直線などの幾何(基礎幾何学)について、補足説明と問題演習を行う。
第8回 - 第11回
基底と次元、偏微分、空間図形。ベクトル空間の基底と次元(線形数学 (1))、多変数関数の微分や極値問題(基礎解析学 (1))、空間における球面、種々の空間
図形の相互関係(基礎幾何学)について、補足説明と問題演習を行う。
第12回 - 第15回
線形写像、重積分、1次変換。ベクトル空間の間の写像として非常に重要な線形写像の概念と諸性質(線形数学 (1))、多変数関数の積分である重積分の意味と
計算法(基礎解析学 (1))、平面の1次変換の性質(基礎幾何学)について、補足説明と問題演習を行う。
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1年次において習得しておくべき基礎的数学(実変数の解析学の基礎および線形代数学関連分野)の理解を確実にし、2年次以降の学習に備えて万全の土台を
作り上げることである。
■授業時間外に必要な学修
各回の説明事項および問題を確実に理解できるようになるまで、復習を十分に行うことが必要である。
■教科書
特に指定しないが、並行講義科目で使用している教科書、各種資料を毎回必ず持参することが必要である。
■参考文献
並行講義科目で紹介された参考書を参照すること。
■関連科目
微分積分学 I, II, 線形代数学 I, II, 基礎解析学 (1), 線形数学 (1), 基礎幾何学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
提出物の内容および提出状況 40%
定期試験 60%
■授業評価アンケート実施方法
12月に実施する。
■研究室・E-mailアドレス
中村:31号館3階中村准教授室 yayoi@math.kindai.ac.jp
高崎:31号館4階高崎教授室 takasaki@math.kindai.ac.jp
池田:31号館4階池田教授室 ikeda@math.kindai.ac.jp
船越:yukarifunakoshi@kindai.ac.jp
■オフィスアワー
中村:木曜4限
高崎:月曜5限
池田:月曜4限
- 226 -
科目名:
数学講究(3)
英文名: Study of Mathematics (3)
ス ズ キ
担当者: 鈴木
タ カ オ
オ オ ク ボ
ノリヒコ
貴雄・大久保 範彦
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
本科目では,1年次に習ったことの復習や第3セメスターに並行して開講される講義科目に対し,その補足説明を行な
うとともに,教員が与えた問題で演習を行い講義で得た知識の定着を図る.数学においては講義を聴講するだけでな
く,自ら手を動かして計算し積極的に勉強しなければ実力の向上はあり得ない.そうした観点から,本科目では学生
諸君が自主的に勉強し,教員と学生との双方向の対話を増やすことに主眼が置かれる.
第1回 線形代数学I,IIの復習
第2回 線形数学(1)の復習
第3回 集合と位相(1),群論(1)の補足と演習
第4回 集合と位相(1),群論(1)の補足と演習
第5回 線形数学(1)の復習
第6回 集合と位相(1),群論(1)の補足と演習
第7回 線形数学(2)の補足と復習
第8回 集合と位相(1),群論(1)の補足と演習
第9回 前半のまとめ
第10回 線形数学(2)の補足と復習
第11回 集合と位相(1),群論(1)の補足と演習
第12回 線形数学(2)の補足と復習
第13回 集合と位相(1),群論(1)の補足と演習
第14回 線形数学(2)の補足と復習
第15回 集合と位相(1),群論(1)の補足と演習
期末試験
■学習・教育目標および到達目標
これまでに学んだ数学的知識を演習問題を解くことで定着させ,さらには発展的思考ができるような力を身に付ける.
■授業時間外に必要な学修
各回で出題される問題について,理解できるまでよく復習すること.
■教科書
各講義で指定されている教科書
■参考文献
各講義で指定されている参考書
■関連科目
線形代数学I,II, 微分積分学I,II, 線型数学(1),(2), 基礎解析学(1),(2), 群論(1), 集合と位相(1)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
レポートや演習などの提出物 30%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを実施
■研究室・E-mailアドレス
31号館6階鈴木講師室
[email protected]
■オフィスアワー
鈴木:火曜5限
大久保:火曜4限
- 227 -
科目名:
数学講究(4)
英文名: Study of Mathematics (4)
ナカムラ
担当者: 中村
ヤ ヨ イ
ウ メ ダ
サ
キ
弥生・梅田 早希
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
第3セメスターで平行して開講される基礎解析学(2),微分方程式論(1)と関連した数学の様々な問題に関する講義を行
い,演習を多く取り入れながら理解を深める.
第1回 2変数関数の極限・微分・積分
第2回 ベクトル空間
第3回 微分方程式について
第4回 多変数関数について
第5回 微分方程式の微分演算子による求積法
第6回 重積分について
第7回 微分方程式の様々な求積法
第8回 多重積分について
第9回 線形微分方程式について
第10回 積分の順序交換と積分記号下の微分について
第11回 高階微分方程式について
第12回 微分形式について
第13回 偏微分方程式について
第14回 線積分と面積分について
第15回 グリーン・ガウス・ストークスの定理について
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
講義だけでなく,演習を通して数学的知識を定着させ,様々な場面で応用できる力を身につける.さらに,異なる科
目間の内容のつながりを理解する.
■授業時間外に必要な学修
講義内で出された例題の理解や講義内で扱えなかった問題に取り組み,復習を行うこと.
■教科書
平行して開講される科目の教科書
■関連科目
微分積分学I, II, 線形代数学I, II, 基礎解析学(1), (2), 微分方程式論(1), 集合と位相(1)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 60%
各回の演習問題などへの取り組み 40%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃に行う
■研究室・E-mailアドレス
31号館3階中村准教授室
[email protected]
■オフィスアワー
木曜日4限
- 228 -
科目名:
数学講究(5)
英文名: Study of Mathematics (5)
ヤマシタ
担当者: 山下
ト
モ
キ
チョン
イ ン デ
登茂紀・鄭 仁大
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
本科目では、第3セメスターまで学んだことの復習や第4セメスターに並行して開講される講義科目に対し、その補足
説明を行なうとともに、教員が与えた問題で演習を行ない講義で得た知識の定着を図る。数学においては講義を聴講
するだけでなく、自ら手を動かして計算し、積極的に勉強しなければ実力の向上はあり得ない。そうした観点から、
本科目では学生諸君が自主的に勉強し、教員と学生の双方向の対話を増やすことに主眼が置かれる。
第1回 集合と写像
第2回 群の概念
第3回 距離空間
第4回 部分群,正規部分群
第5回 位相空間の定義
第6回 部分群による剰余類分解
第7回 連続写像,同相写像
第8回 群の直積
第9回 直積空間
第10回 群作用
第11回 連結な位相空間
第12回 群作用の軌道
第13回 コンパクト性
第14回 有限群の群作用と軌道分解
第15回 商空間
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
これまでに学んだ数学的知識を演習問題を解くことで定着させ、さらには発展的思考ができるような力を身に付ける。
■授業時間外に必要な学修
各回で出題される問題に対しては、理解できるまで十分な復習を行なうことが必要である。
■教科書
対応する講義科目で指定されたもの。
■参考文献
対応する講義科目で指定されたもの。
■関連科目
集合と位相(1), (2), 群論(1), (2)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
日常の提出物 40%
定期試験 60%
■授業評価アンケート実施方法
12月または1月に実施
■研究室・E-mailアドレス
山下:31号館3階山下准教授室 yamashita@math.kindai.ac.jp
鄭:31号館5階鄭講師室 jong@math.kindai.ac.jp
■オフィスアワー
山下:火曜5限
鄭:木曜4限
- 229 -
科目名:
数学講究(6)
英文名: Study of Mathematics (6)
ア オ キ
担当者: 青木
タ カ シ
オ
ダ
フミヒト
貴史・小田 文仁
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
第4セメスターで並行して開講される「微分方程式論(2)」,「複素解析学(1)」の内容を中心とした数学的さまざま
な問題について演習およびその補足講義を行う.特に,上記の講義では一般論として扱われる抽象的内容について,
この講義では具体的な例を通して概念の理解を深めていく.学生は毎回配布される演習問題や課題に取り組み,それ
らのさまざまな解法や理論的背景について教員と議論を行いながら,内容の理解を深めていく.
第1回 微分積分学I,IIの復習
第2回 基礎解析学(1),(2)の復習
第3回 微分方程式論(1)の復習(1)
第4回 微分方程式論(1)の復習(2)
第5回 複素解析学(1)の演習と補足講義(1)
第6回 微分方程式論(2)の演習と補足講義(1)
第7回 複素解析学(1)の演習と補足講義(2)
第8回 微分方程式論(2)の演習と補足講義(2)
第9回 複素解析学(1)の演習と補足講義(3)
第10回 微分方程式論(2)の演習と補足講義(3)
第11回 複素解析学(1)の演習と補足講義(4)
第12回 微分方程式論(2)の演習と補足講義(4)
第13回 総合的な演習(1)
第14回 総合的な演習(2)
第15回 まとめと復習
期末試験
■学習・教育目標および到達目標
演習や解説講義を通して数学的な知識を定着させ,さまざまな場面で応用できる力を身につけることを目標とする.
■授業時間外に必要な学修
授業時間内に扱えなかった問題については各自で取り組むこと.毎回の演習問題をよく復習すること.別解を考えた
り関連した理論を自習したり,1問ごとに十分時間をとって取り組むことが望ましい.特に,できなかった問題につい
ては,解答を覚えるのではなくできるようになるように勉強すること.
■教科書
並行して開講される「微分方程式(2)」,「複素解析学(1)」で指定される教科書に準じる.演習問題については,
毎回プリントを配布する.
■関連科目
微分積分学I,II,線形代数学I,II,基礎解析学(1),(2),微分方程式論(1),(2),複素解析学(1)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
期末試験 60%
毎回の演習問題への取り組み 40%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを実施します
■研究室・E-mailアドレス
青木:31号館4階青木教授室 [email protected]
小田:31号館4階小田准教授室 [email protected]
■オフィスアワー
青木 火曜日5時限目
小田 金曜日4時限目
- 230 -
科目名:
数学講究(7)
英文名: Study of Mathematics (7)
タカサキ カネヒサ
ア サ イ
ツネノブ
ス ズ キ
タ カ オ
ヤマシタ
ト
モ
キ
担当者: 高崎
金久・淺井 恒信・鈴木 貴雄・山下 登茂紀
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
数学において、セミナー形式の学習形態は知識の理解と定着、そして理解したしたことを他人に伝えるという目的のために最も望ましい形式であり、初学者か
ら経験を積んだ研究者まで、幅広い段階において多様されている。あらかじめ決められた発表者が担当部分の内容を予習して、口頭発表の原稿を作成して授業
当日に黒板や(必要ならば)視覚資料などを利用して、その内容を発表する、というものである。聴いている学生は質問などを通して、発表者および聴講の学
生双方の理解を深める努力をする。
なお、Eクラスにおいては、教職志望の学生諸君のために、数学の問題を黒板を用いて解説する練習を行なう。これはセミナー形式であることは同様であるが、
本科目において練習するのみならず、1年生クラスに赴いて実際に数多くの学生を相手に解説を行なうという実践的訓練を含むものである。
E クラスにおいては、対応する講義科目の進度、受講者の状況などを見ながら決定するが,概ね次の内容を解説する:
第1回 - 第3回
高校数学の復習。高校数学の内容のうち、特に重要な事項(微分、積分、ベクトル、行列など)を取りだして復習および問題演習を行う。
第4回 - 第7回
数列の極限、関数、行列の性質と種々の演算。実数の連続性に関する公理、数列の極限とイプシロン-デルタ論法、関数の概念、関数の連続性(微分積分学 I,
II)、行列と数ベクトルの定義と性質、種々の演算(線形代数学 I, II)について、補足説明と問題演習を行う。
第8回 - 第11回
微分法、基本変形、連立 1 次方程式。1 変数関数の微分法、高次導関数、テイラーの定理(微分積分学 I, II)、行列の基本変形、基本変形を用いた連立 1 次方
程式の解法と解の挙動解析(線形代数学 I, II)について、補足説明と問題演習を行う。
第12回 - 第15回
積分法、行列式。リーマン和による積分の定義、微分積分学の基本定理、1 変数関数の積分の種々の計算法(微分積分学 I, II)、行列式の定義、図形的意味、
余因子展開による行列式の計算、クラーメルの公式、特別な形をした行列式の計算(線形代数学 I, II)について、補足説明と問題演習を行う。
■学習・教育目標および到達目標
高崎:線形代数を理論的に学び直す.
淺井:数学の基礎的な知識をもとにして, 卒業研究につながるようなテーマを選び輪講を行う.
鈴木:無限和および無限積について学ぶ.
山下:主として1年生の数学的内容について、黒板を用いて解説する訓練を行い、その後1年生クラスに赴いて実際に解説を行う。
■教科書
特に指定しない。教材を適宜配布する。
■関連科目
これまでに学んだすべての数学科目。
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
発表 50%
レポート 50%
■授業評価アンケート実施方法
最終講義の日に授業アンケートを実施。
■研究室・E-mailアドレス
高崎:31号館4階高崎教授室 [email protected]
淺井:31号館4階淺井准教授室 [email protected]
鈴木:31号館6階鈴木講師室 [email protected]
山下:31号館3階山下准教授室 [email protected]
■オフィスアワー
高崎:月曜5限
淺井:水曜3限
鈴木:火曜5限
山下:火曜5限
- 231 -
科目名:
数学講究(8)
英文名: Study of Mathematics (8)
ア オ キ
担当者: 青木
タ カ シ
ナカムラ
ヤ ヨ イ
チョン
イ ン デ
マ ツ イ
ユタカ
貴史・中村 弥生・鄭 仁大・松井 優
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
数学において,セミナー形式の学習形態は,知識の理解と定着,そして理解したことを他人に伝えるとという目的のために最も望ましい形式であり,
初学者から経験を積んだ研究者まで,幅広い段階において多用されている.それは,あらかじめ決めておいた発表者が,担当部分の内容を予習して
口頭発表用の原稿を作成し,授業当日に黒板などを利用してその内容を説明する,というものである.聴いている学生は質問をするなどして議論に
参加し,発表者は出された質問に対して質問者が納得するまでの説明をする,といったことが必要になる.
大学の学習においては,4年生の卒業研究が主にこの形式で行われるが,大学での学習の総仕上げとなる卒業研究が円滑に行われるよう,本科目では
卒業研究に先立って,セミナーとはいかに進めるべきかを学習する.具体的には,受講生を均等に班分けし,各班ごとにテキストを決めて輪講して
いくという形をとる.
なお,Eクラスにおいては,教職志望の学生諸君のために,数学の問題を黒板を用いて解説する練習を行う.これはセミナー形式であることは同様
であるが,本科目において練習するのみならず,1年生クラスに赴いて実際に数多くの学生を相手に解説を行うという実践的訓練をも含むものである.
各担当者が扱う内容は以下の通り:
青木:解析学に関するテキストの輪講を行う。
中村:特殊関数(ガンマ関数、超幾何関数)に関するテキストの輪講を行う。
鄭:位相幾何学の基礎に関するテキストの輪講を行う.
松井:1年生の演習問題を題材に,単なる数学の内容の解説だけではなく,数学を教えること,授業の仕方について学びます.このクラスの受講者は,
黒板を用いた発表の練習を行うだけでなく,1年生クラスに赴き,1年生の演習補助,黒板による問題解説を実際に行うことで授業体験をします.
■学習・教育目標および到達目標
次年度の卒業研究に向けて,基礎知識を充実させ,勉強・発表の仕方を身につける
■授業時間外に必要な学修
テキストを事前に予習し,内容を理解するとともに,発表に向けた準備を行う
■教科書
特に指定しない.プリント等を適宜配布する.
■参考文献
適宜講義の中で指示する。
■関連科目
それまでに学んだすべての数学科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
発表 50%
レポート 50%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを実施します
■研究室・E-mailアドレス
青木:31号館4階青木教授室 [email protected]
中村:31号館3階中村准教授室 yayoi@math.kindai.ac.jp
鄭:31号館5階鄭講師室 jong@math.kindai.ac.jp
松井:31号館4階松井准教授室 [email protected]
■オフィスアワー
青木:火曜5限
中村:
鄭:木曜4限
松井:水曜5限
- 232 -
科目名:
数理統計学(1)
英文名: Mathematical Statistics (1)
ヤマシタ
担当者: 山下
ト
モ
キ
登茂紀
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
統計学は,自然科学だけでなく社会科学や人文科学などの広い分野で必須の学問である.この数理統計学(1)では「確
率」と「確率分布(二項分布と正規分布)」と「区間推定」を取り扱い,この授業を引き継ぐ数理統計学(2)で「確
率分布(カイ二乗分布・t分布など)」と「点推定」と「仮説検定」を取り扱う.数理統計学(1)と(2)を通して,
「統計学の基本的な考え方」と「統計的方法」を理解してもらいたい.
第1回 統計とは何か?確率とは何か?
第2回 確率の基本性質と確率の求め方
第3回 公理的確率と条件付き確率
第4回 ベイズの定理
第5回 離散型の確率変数・確率分布・期待値
第6回 離散型の確率分布(二項分布・二項定理)
第7回 連続型の確率変数・確率分布・期待値
第8回 連続型の確率分布(正規分布)
第9回 二項分布の正規分布近似
第10回 2変量の離散型確率分布・2変量の連続型確率分布
第11回 共分散・相関係数
第12回 母集団,標本分布の求め方
第13回 正規分布に関する標本分布
第14回 母平均の区間推定
第15回 母比率の区間推定
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1.統計的方法の数学的基礎である確率論の入門的部分,すなわち「確率とは何か」「確率変数と確率分布とは何か」
を理解する.2.標本分布の求め方,中心極限定理を理解する.3.標本の平均や比率から母集団の平均や比率を推
測する「区間推定」について学習する.
■授業時間外に必要な学修
授業で扱われなかった教科書の問題を解く.
■教科書
適宜,教材・資料を配布する.
■参考文献
[ISBN]9784320017900『統計学の基礎と演習』(濱田 昇, 共立出版)
■関連科目
微積分、線形代数に関する科目,数理統計学 (2)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート 20%
定期試験 80%
■授業評価アンケート実施方法
7月に授業アンケートを実施します.
■研究室・E-mailアドレス
31号館3階山下准教授室 [email protected]
■オフィスアワー
火曜5限
- 233 -
科目名:
数理統計学(2)
英文名: Mathematical Statistics (2)
ナカムラ
担当者: 中村
ヤ ヨ イ
弥生
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
この授業は「数理統計学 (1)」に引き続く授業である.前半では,数理統計学で用いられる「確率分布」として,幾何分布・
ポアソン分布などの離散的分布や指数分布・正規分布などの連続的分布を紹介する.実用的な問題でしばしば用いら
れるカイ二乗分布やt分布なども取り上げる.後半では,これらの確率分布に関する知識に基づいて,点推定・区間推
定・最尤推定などの「推定」やさまざまな「仮設検定」を解説する.
第1回 離散型の確率分布(幾何分布・ポアソン分布)
第2回 連続型の確率分布(一様分布・指数分布)
第3回 連続型の確率分布(カイ二乗分布)
第4回 カイ二乗分布表の使い方
第5回 カイ二乗分布に関する標本分布
第6回 t 分布に関する標本分布
第7回 点推定
第8回 点推定の基準,クラーメル・ラオの不等式
第9回 最尤推定法
第10回 仮説検定の考え方と方法
第11回 母平均の区間推定
第12回 母平均の検定
第13回 母比率の検定
第14回 カイ二乗適合度検定
第15回 独立性の検定
期末試験
■学習・教育目標および到達目標
1. さまざまな確率分布の例を理解する.2. 推定の考え方とその方法を理解する.
3. 検定の考え方とその方法を理解する.
■授業時間外に必要な学修
講義内容を毎回時間をかけて復習すること.やり残した演習問題や宿題を自分で解くこと
■教科書
適宜,教材・資料を配付する
■参考文献
[ISBN]9784320017900『統計学の基礎と演習』(濱田 昇, 共立出版)
■関連科目
微積分と線形代数に関する科目,数理統計学 (1)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
演習問題・宿題 20%
定期試験 80%
■授業評価アンケート実施方法
12月に授業アンケートを実施する
■研究室・E-mailアドレス
31号館3階中村准教授室 yayoi@math.kindai.ac.jp
■オフィスアワー
木曜4限
- 234 -
科目名:
線形数学(1)
英文名: Theory of Linear Algebra (1)
担当者:
チョン
イ ン デ
鄭 仁大
単 位: 4単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
線形数学の基礎について学びます。線形数学は、代数・幾何・解析はもとより離散数学や物理学にも及ぶ広範囲において基礎とされる理論の一つです。この理
論のうち基本的なものである線形空間と部分空間、基底と次元、線形写像と表現行列、固有値・固有ベクトル等の概念について学んでいきます。
線形数学の基礎理論を学んでいきます。
第1回 線形代数学I,IIの復習
第2回 ベクトル空間と線形写像
第3回 ベクトル空間と部分空間(1)
第4回 ベクトル空間と部分空間(2)
第5回 1次独立と1次従属(1)
第6回 1次独立と1次従属(2)
第7回 1次独立と1次従属(3)
第8回 基底と次元(1)
第9回 基底と次元(2)
第10回 線形写像の定義と性質
第11回 像と核の定義
第12回 全射、単射(1)
第13回 全射、単射(2)
第14回 次元定理
第15回 表現行列
第16回 基底の変換と表現行列
第17回 固有値・固有ベクトルの定義
第18回 線形変換
第19回 固有値・固有ベクトルの定義
第20回 ケーリー・ハミルトンの定理
第21回 固有多項式・固有空間
第22回 対角化の意味
第23回 対角化の条件
第24回 固有値・固有ベクトル
第25回 内積空間
第26回 正規直交基底
第27回 シュミットの直交化法
第28回 直交変換と直交行列
第29回 対称行列の対角化
第30回 これまでのまとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
この科目を履修することにより、線形空間、線形写像、対角化に関する基礎事項の理解が可能となり、これらの理論を活用して課題を探求できる能力が養えます。
■授業時間外に必要な学修
講義内容の予復習を丁寧に行い、演習問題を多く解いて理解を深めていきます。関連科目の数学講究(2)において出題される課題についても詳細に理解していく
ことが必要です。
■教科書
[ISBN]9784563003814『線形代数学―初歩からジョルダン標準形へ』(三宅 敏恒, 培風館 : 2008)
■関連科目
線形代数学I,II、数学講究(2)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
講義中の課題およびレポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
理工学部実施規定に準拠して行います。
■研究室・E-mailアドレス
研究室:31号館5階 鄭講師室 メールアドレス:jong@math.kindai.ac.jp
■オフィスアワー
木曜4限
- 235 -
科目名:
線形数学(2)
英文名: Theory of Linear Algebra (2)
ア サ イ
担当者: 淺井
ツネノブ
恒信
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
線形代数学Ⅰ,Ⅱ, 線形数学(1)の講義で学んできた内容の仕上げです. 線形数学の基礎を踏まえて, Jordan標準形の理論
を目指します.
また, 今後数学の様々な理論を理解する上で, 行列を具体例として考えられるように, 行列の性質や扱いに習熟するこ
とも目標とします.
第1回 線形空間の復習
第2回 線形空間の直和
第3回 Euclid空間における正規直交基
第4回 線形写像
第5回 線形写像
第6回 行列の対角化
第7回 行列の対角化
第8回 行列の三角化と対称行列の対角化
第9回 2次形式の分類
第10回 Jordan標準形と単因子論
第11回 Jordan標準形と単因子論
第12回 Jordan標準形と単因子論
第13回 Jordan標準形と単因子論
第14回 Jordan標準形と単因子論
第15回 まとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
数学のいろいろな場面で現れる「線形性」の本質を理解すること. また, 数学の抽象的な考え方に慣れていくことも大
切です.
■授業時間外に必要な学修
講義における課題の理解を深める.
■教科書
指定しない
■参考文献
[ISBN]9784254114621『線型代数 (すうがくぶっくす)』(草場 公邦, 朝倉書店 : 1988)
[ISBN]9784563003814『線形代数学―初歩からジョルダン標準形へ』(三宅 敏恒, 培風館 : 2008)
[ISBN]9784130620017『線型代数入門 (基礎数学1)』(齋藤 正彦, 東京大学出版会 : 1966)
[ISBN]9784780601107『線形代数』(桂田 英典, 学術図書出版社 : 2008)
■関連科目
線形代数学I,II, 線形数学(1)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
レポート等 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部の授業アンケートによる
■研究室・E-mailアドレス
31号館4階:淺井准教授室・[email protected]
■オフィスアワー
水曜3限
- 236 -
科目名:
卒業研究
英文名: Individual Study for Bachelor Thesis
ア オ キ
担当者: 青木
タ カ シ
ナ ガ オ カ ショウユウ
ア サ イ
ツネノブ
ナカムラ
ヤ ヨ イ
マ ツ イ
ユタカ
オ
ダ
フミヒト
ヤマシタ
ト
モ
キ
貴史・長岡 昇勇・淺井 恒信・中村 弥生・松井 優・小田 文仁・山下 登茂紀・
ス ズ キ タ カ オ
チョン イ ン デ
タカサキ カネヒサ
イ ケ ダ トオル
鈴木 貴雄・鄭 仁大・高崎 金久・池田 徹
単 位: 4単位
開講年次: 4年次
開講期: 7セメスター・8セメスター
■授業概要・方法等
卒業研究では,3年時までに学んだ数学の知識をもとに,より進んだ専門的な数学を学習し,大学における勉学の集大成を行なう.学生は配属された研究室において興味に
応じてテキストを決め,指導教員のもとでセミナー形式で読み進んでいく,学習,研究した内容は卒業論文にまとめ,卒業研究発表会において発表する.
青木:微分方程式の基礎理論および様々な応用可能性について研究する。
長岡:p進数の理論
淺井:有限群と組合せ構造
小田:有限群と代数的組み合わせ論に関連する事項について学ぶ.
髙﨑:代数的組合せ論や数え上げ組合せ論の話題を学ぶ。
知念:基本的に、内容は整数論または有限体論を中心とする代数系分野である。まずはそれらの基礎理論を身につけることを目標としてテキスト輪講を行なう。その後、
それらの応用として、整数論のやや本格的な理論、あるいは符号理論や暗号理論の基礎を学び、関連する独自研究を行なう。
池田:3次元多様体論、結び目理論などの位相幾何学やその周辺分野のテーマについて学ぶ。
中村:超幾何関数などの特殊関数について、計算代数・特殊値・留数解析の観点から研究する。
松井:複素領域での線形微分方程式論を学ぶ.求積法の復習からはじめて,解の存在定理などの基礎理論を勉強し,超幾何関数などの特殊関数や確定特異点をもつ微分方
程式の理論について学んでいく.
鈴木:複素領域上の微分方程式によって定義される特殊関数について学ぶ。
山下:離散幾何に関連する研究を行う。
鄭:結び目理論,および位相幾何学について学ぶ.
■学習・教育目標および到達目標
4年間の数学学習の総合的な理解を卒業報告にまとめ,各ゼミあるいは分野において卒業発表などを実施する.
■授業時間外に必要な学修
テキストを事前に予習し,内容を理解するとともに,発表のための原稿(講義ノート)作成および発表練習を行なうなどの準備をする.さらに,ゼミで学習した内容をノー
トにまとめて理解するようにし,理解出来ない部分は後日教員に質問して,ゼミの内容の理解を深めるようにする.
■教科書
各ゼミ担当教員から指定教科書を連絡する.
■参考文献
各ゼミ担当教員から適宜指示する.
■関連科目
すべての数学コース専門科目.
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
セミナーにおける口頭発表 30%
卒業論文 50%
研究報告発表会における発表 20%
■研究室・E-mailアドレス
長岡:31号館4階長岡教授室 [email protected]
青木:31号館4階青木教授室 [email protected]
淺井:31号館4階淺井准教授室 asai@math.kindai.ac.jp
髙﨑:31号館4階髙﨑教授室 takasaki@math.kindai.ac.jp
知念:31号館4階知念准教授室 chinen@math.kindai.ac.jp
池田:31号館4階池田教授室 ikeda@math.kindai.ac.jp
中村:31号館3階中村准教授室 yayoi@math.kindai.ac.jp
松井:31号館4階松井准教授室 [email protected]
小田:31号館4階小田准教授室 odaf@math.kindai.ac.jp
山下:31号館3階山下准教授室 [email protected]
鈴木:31号館6階鈴木准教授室 [email protected]
鄭:31号館5階鄭講師室 jong@math.kindai.ac.jp
■オフィスアワー
長岡:前期火曜4限、後期火曜5限
青木:火曜5限
淺井:前期水曜3限、後期水曜2限
髙﨑:火曜5限
知念:前期火曜2限、後期木曜4限
池田:前期水曜4限、後期月曜4限
中村:木曜4限
松井:水曜5限
小田:前期金曜3限、後期金曜4限
山下:木曜5限
鈴木:火曜5限
鄭:前期火曜4限,後期木曜4限
- 237 -
科目名:
代数学(1)
英文名: Algebra (1)
ナ ガ オ カ ショウユウ
担当者: 長岡
昇勇
単 位: 4単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
代数学とは、群、環、体といった代数系(演算の定義された集合)の性質を研究する分野で、その具体例はすでに早くか
ら馴染んでいるが(整数全体の集合、有理数全体の集合など)、それらの概念を一般化・抽象化した形で取り扱うもの
である。本科目では、2年次に学んだ群の理論をもとに、環の理論を中心に学ぶ。また、体の理論についても、初歩
的な定義や性質を導入し、後期に代数学(2)で学ぶ拡大体の理論へ橋渡しを行なう。
第1回 群論の復習
第2回 環と体の定義
第3回 部分環、部分体
第4回 イデアル
第5回 剰余環
第6回 極大イデアルと素イデアル
第7回 準同型写像、同型写像
第8回 準同型定理
第9回 商体
第10回 素体、標数
第11回 多項式環
第12回 一意分解整域
第13回 ユークリッド整域、単項イデアル整域
第14回 商環と局所化
第15回 総復習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
環という枠組みで捉えることのできる種々の対象を知り、さらにそれらを一般化、抽象化するという、代数学に特徴
的な考え方を習得することである。
■授業時間外に必要な学修
授業で学んだ定義をまず復習し、種々の定理、命題についてその論理を再度追い、それに従って種々の具体例に関す
る計算が自分の力でできるようになるまで修練を重ねることである。
■教科書
特に指定しないが、代数学に関する入門書を最低1冊、座右に置くことを強く推奨する。
■参考文献
[ISBN]9784407021936『代数学入門』(石田信, 実教出版)
[ISBN]9784254114348『代数学 (新数学講座 4)』(永尾汎, 朝倉書店)
■関連科目
群論(1), (2), 線形代数学I,II, 線形数学(1), (2), (3), 代数学(2)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
日常の演習(提出物)30%
■授業評価アンケート実施方法
7月に実施
■研究室・E-mailアドレス
31号館4階 長岡教授室、[email protected]
■オフィスアワー
月曜5限
- 238 -
科目名:
代数学(2)
英文名: Algebra (2)
オ
ダ
担当者: 小田
フミヒト
文仁
単 位: 4単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
本講義では,加法,乗法という2つの演算を備えた代数系のうち,体の理論について詳しく学ぶ.
これは方程式の解の公式を探求する過程で発展した理論である.実際,4次以下の方程式に解の
公式が存在することは16世紀までに知られていたが,5次以上の方程式には存在しないことが
19世紀に示され,その後,体の拡大と群の関係を用いて方程式の可解性が明らかにされた
(ガロアの理論).さらに現代においては,数学内部にとどまらず,符号,暗号といった応用
分野にも用いられ,非常に重要な理論となっている.
本講義では,前期に学んだ環論から始めて,ガロアの理論を最終目標に拡大体の基礎理論を学ぶ.
第1回 群、環、体の復習・拡大体(基本事項の再確認)
第2回 前期までに学んだことを復習し,体の拡大について基本事項を学ぶ.
第3回 拡大次数,有限次拡大体
第4回 体の同型写像
第5回 分解体
第6回 最小分解体の存在
第7回 代数的閉体
第8回 体の標数
第9回 分離的拡大体,非分離拡大体
第10回 最小分解体と同型写像
第11回 正規拡大体
第12回 ガロア拡大体
第13回 ガロアの基本定理
第14回 ガロア群の計算例
第15回 総復習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
体論やガロアの理論の基礎知識を修得することを目標とする.
■授業時間外に必要な学修
講義内容の復習を十分に行うことと,それを応用できるよう問題演習を積極的に行なうことである.
■教科書
指定しない.
■参考文献
[ISBN]9784254114348『代数学 (新数学講座 4)』(永尾 汎, 朝倉書店)
■関連科目
線形代数学 I, II, 線形数学 (1),(2),(3), 群論 (1), (2),代数学(1)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
レポート等 30%
■授業評価アンケート実施方法
終盤の授業時に規定に従って実施する.
■研究室・E-mailアドレス
31号館4階 小田准教授室 [email protected]
■オフィスアワー
金曜4限
- 239 -
科目名:
微分方程式論(1)
英文名: Theory of Differential Equations (1)
マ ツ イ
担当者: 松井
ユタカ
優
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
現代科学において,微分方程式は自然・社会現象を解明するためになくてはならない分野です.理論上重要な,常微
分方程式の解の存在と一意性などの基本定理は微分方程式論(2)で扱います.この授業では,1階,2階の具体的な常微
分方程式の解法を扱い,微分方程式に慣れ親しみたいと思います.授業は通常の講義形式で行いますが,演習の時間
も多く取り入れます.受講生のみなさんには授業中や宿題などで多くの演習問題に取り組んでもらいたいと思います.
第1回 微分方程式とは何か
第2回 1階微分方程式(1) -変数分離形
第3回 1階微分方程式(2) -変数変換と微分方程式
第4回 1階微分方程式(3) -1階線形方程式
第5回 1階微分方程式(4) -完全微分形
第6回 1階微分方程式(5) -その他の微分方程式
第7回 2階定数係数線形微分方程式(1) -特性方程式
第8回 2階定数係数線形微分方程式(2) -定数変化法
第9回 2階定数係数線形微分方程式(3) -未定係数法
第10回 2階定係数線形微分方程式(4) -1階線形方程式との関係
第11回 2階定係数線形微分方程式(5) -演算子法
第12回 微分方程式の応用
第13回 微分方程式の解の存在(1)
第14回 微分方程式の解の存在(2)
第15回 まとめと復習
期末試験
■学習・教育目標および到達目標
常微分方程式の意味を理解し,1階,2階の具体的な微分方程式が解けるようになることを目標とします.
■授業時間外に必要な学修
復習は欠かせません.ノートを整理し,毎回教科書やプリントの演習問題に取り組んでください.
■教科書
特に指定しません.
■参考文献
[ISBN]9784535604155『常微分方程式 (シリーズ理科系の数学入門 4)』(高崎金久, 日本評論社)
[ISBN]9784130629607『大学数学の入門10 常微分方程式』(坂井 秀隆, 東京大学出版会 : 2015)
■関連科目
微分積分学I,II
基礎解析学(1), (2)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート 30%
期末試験 70%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを実施します.
■研究室・E-mailアドレス
31号館東館4階松井准教授室
[email protected]
■オフィスアワー
水曜5限
- 240 -
科目名:
微分方程式論(2)
英文名: Theory of Differential Equations (2)
ス ズ キ
担当者: 鈴木
タ カ オ
貴雄
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
微分方程式論(1)に続いて微分方程式に関してより高度な内容を学ぶ.これまで求積法や初等解法など,解を解析的に
求めることを中心に学んできたが,この講義では微分方程式に関するより根源的な問題を理解する.求積法では解が
求まらない微分方程式について,解とは何を意味するのか,その性質を調べるにはどうするか,などについて基本的
事項を学ぶ.さらに微分方程式の様々な応用についても学ぶ.
第1回 復習と準備(1)
第2回 復習と準備(2)
第3回 微分方程式の幾何学的意味
第4回 逐次近似法
第5回 解の存在と一意性(1)
第6回 解の存在と一意性(2)
第7回 解の存在と一意性(3)
第8回 解の存在と一意性(4)
第9回 理解を深めるための復習
第10回 2階線形定数係数微分方程式(1)
第11回 2階線形定数係数微分方程式(2)
第12回 2階線形定数係数微分方程式の応用
第13回 1階線形定数係数連立微分方程式(1)
第14回 1階線形定数係数連立微分方程式(2)
第15回 高階線形定数係数微分方程式,連立微分方程式
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
数学と他分野の深い関わりを学ぶ科目である.微分方程式の意味を理解し,微分方程式を現実的問題に活用できる考
え方を身につける.
■授業時間外に必要な学修
講義時に配布する教材の予習および講義内容復習と課題演習
■教科書
教科書は使用せず,教材を配布する.
■参考文献
[ISBN] 9784535786318『リッカチのひみつ』(井ノ口順一,日本評論社)
[ISBN] 9784130629607『常微分方程式』(坂井秀隆,東京大学出版会)
[ISBN] 9784254114362『常微分方程式』(高野恭一,朝倉書店)
■関連科目
基礎解析学(1),(2), 微分方程式論(1)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
レポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
理工学部授業アンケート実施規定に従い実施
■研究室・E-mailアドレス
31号館6階鈴木講師室
[email protected]
■オフィスアワー
火曜5限
- 241 -
科目名:
複素解析学(1)
英文名: Complex Analysis (1)
ナカムラ
担当者: 中村
ヤ ヨ イ
弥生
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
複素数に対して複素数を対応させる写像として考えられる複素関数は、幾何学的には等角写像、解析的にはコーシー・
リーマンの関係式という大変美しい性質を持っています。複素解析学(1)では、等角写像の基礎である1次分数変
換を中心に、それに関連したリーマン球面・鏡像の原理・初等関数(指数関数・三角関数・双曲線関数・対数関数・
ベキ関数など)の幾何学的性質について、具体的な関数を用いて学習します。さらに、複素関数の正則性や積分の基
本的な概念を学習します。授業では、具体的な例題を導入するとともに、出来るだけ多くの演習問題を解いて、講義
内容に理解を深めるようにします。
第1回 複素数平面と極形式
第2回 複素関数・一次分数関数
第3回 一次分数関数
第4回 鏡像
第5回 指数関数と対数関数
第6回 対数関数
第7回 三角関数
第8回 逆三角関数・双曲線関数
第9回 べき関数
第10回 複素関数の極限
第11回 複素関数の正則性
第12回 逆写像定理
第13回 複素関数の積分(1)
第14回 複素関数の積分(2)
第15回 複素関数の積分(3)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
複素数平面を幾何学に応用し、初等関数の幾何学的性質を用いて、これらの関数の基本的性質を考察出来るようにす
ることを目標とします。
■授業時間外に必要な学修
授業の後の復習と演習問題を自分で解くこと。
■教科書
特に指定しない
■参考文献
[ISBN]9784785670238『理工系複素解析』(斎藤三郎, 昭晃堂)
[ISBN]9784000068741『複素関数入門 (現代数学への入門)』(神保道夫, 岩波書店)
■関連科目
微分積分学Ⅰ、微分積分学Ⅱ
基礎解析学(1)、基礎解析学(2)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
レポート・講義内の演習 30%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを実施します
■研究室・E-mailアドレス
31号館3階中村准教授室
yayoi@math.kindai.ac.jp
■オフィスアワー
木曜4限
- 242 -
科目名:
複素解析学(2)
英文名: Complex Analysis (2)
マ ツ イ
担当者: 松井
ユタカ
優
単 位: 4単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
第4セメスターの複素解析学(1)に引き続き,複素数を変数にもつ関数の微積分(関数論)について学びます.複素関数の
微積分は結果も簡明で,いくつかの基本的な知識を身につけるだけで豊富な応用が可能となります.授業は通常の講
義形式で行いますが,演習の時間も多く取り入れ,計算と理論の両方をしっかり扱います.受講生の皆さんには授業
中や宿題で多くの演習問題に取り組んでほしいと思います.
第1回 複素関数
第2回 複素連続関数
第3回 複素微分
第4回 複素線積分
第5回 Cauchyの積分定理
第6回 Cauchyの積分定理の応用(1)
第7回 Cauchyの積分定理の応用(2)
第8回 Cauchyの積分定理の応用(3)
第9回 有理型関数(1)
第10回 有理型関数(2)
第11回 有理型関数(3)
第12回 実積分への応用(1)
第13回 実積分への応用(2)
第14回 解析接続
第15回 まとめと復習
期末試験
■学習・教育目標および到達目標
具体的な複素関数の微分や積分が計算できること,その理論的背景を理解することを目標とします
■授業時間外に必要な学修
復習は欠かせません.ノートを整理し,毎回プリントの演習問題に自主的に取り組んでください.
■教科書
指定しません.適宜資料を配布します.
■参考文献
[ISBN]9784000068741『複素関数入門 (現代数学への入門)』(神保道夫, 岩波書店)
[ISBN]9784535608924『複素解析 (プリンストン解析学講義 2)』(エリアス・M. スタイン, 日本評論社)
[ISBN]9784320018303『複素解析とその応用』(新井朝雄, 共立出版)
■関連科目
基礎解析学(1),(2)
複素解析学(1)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート 30%
期末試験 70%
■授業評価アンケート実施方法
学期末に授業評価アンケートを実施します.
■研究室・E-mailアドレス
研究室:31号館東館4階 松井准教授室
E-mail:[email protected]
■オフィスアワー
水曜5限
- 243 -
専
門
科
目
※科目は 50 音順で掲載しています。
物理学コース
授
業
計
画
科目名:
宇宙物理学
英文名: Astrophysics
イノウエ
担当者: 井上
カ イ キ
開輝
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
現代の標準的宇宙像の基となるビッグバン宇宙論の基礎を学ぶ。最新の成果を踏まえ、配布プリントをベースに講義する。初めに基本的な観測結果から宇宙の
静的および動的な姿に関し概括する。次に曲がった空間の数学的記述法(計量)を学び、標準モデルであるFRW宇宙の計量を用いて固有距離や赤方偏移を計
算する方法を学ぶ。さらに、宇宙に含まれる物質・エネルギーと時空の時間発展を記述するフリードマン方程式などの基本方程式を導出する。最後に、色々な
成分を含む理論モデルと観測結果をもっとも良く説明する基準モデルの過去・現在・未来について何が言えるかを理解する。又、基準モデルの問題点が何かを
明らかにする。
※相対論(5セメ)を必ず受講しておいて下さい。力学I、電磁気学I,II、熱統計力学Iなどの受講も強く奨めます。
第1回 宇宙論で使用する単位
第2回 宇宙の階層性
第3回 宇宙膨張とビッグバン
第4回 宇宙は何からできているのか
第5回 一般相対論とは
第6回 等価原理
第7回 曲率と計量
第8回 測地線と光
第9回 宇宙の計量
第10回 重力的赤方偏移
第11回 フリードマン方程式
第12回 流体方程式と状態方程式
第13回 加速膨張と宇宙定数
第14回 1成分宇宙モデル
第15回 多成分宇宙モデル
■学習・教育目標および到達目標
下記について理解することが目標である。
①ハッブルの法則の定量的説明。
②FRW宇宙における固有距離や赤方偏移の計算方法。
③一成分を含むFRW宇宙の時間発展の計算方法。
④基準モデルの過去・現在・未来について。
⑤基準モデルが抱える問題点について。
■授業時間外に必要な学修
①配布するテキストの予習
②レポート
③小テスト
■教科書
授業前にプリントを配布する。
■参考文献
[ISBN]9784894714434『宇宙論入門』(バーバラ ライデン, ピアソンエデュケーション)
■関連科目
力学IおよびII、電磁気学IおよびII、相対論、熱・統計力学IおよびII、量子力学I
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
小テスト、レポート、日常の取り組み 30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
31号館5階宇宙論研究室
[email protected]
■オフィスアワー
木曜5限。
- 247 -
科目名:
エレクトロニクス
英文名: Electronics
コ ン ド ウ ヤスシ
担当者: 近藤
康
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
家電製品から物理実験装置まで極めて多くの機器が各種の物理量(温度、圧力、力など)を電気量に変換した後、増
幅やフィルタリングなどの演算処理を行った上で測定している。従って、エレクトロニクスの理解は「実験」を行う
上で欠かせないものである。また、物理学を理解する上で欠かせない複素数を用いた計算の練習を回路解析を例に行う。
第1回 物質の電気的な性質
第2回 複素数の復習I
第3回 バンド構造
第4回 単位系について
第5回 直流回路
第6回 交流回路におけるコイルとコンデンサー
第7回 ダイナミカル・システム
第8回 複素数の復習II
第9回 フーリエ変換
第10回 ラプラス変換
第11回 ラプラス変換の応用
第12回 逆ラプラス変換
第13回 能動素子の動作原理
第14回 オペアンプ回路
第15回 NMRの原理
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
学生は基本的な直流回路と交流回路を理解し、複素数を用いた計算を修得する。
■授業時間外に必要な学修
章末に練習問題があるので、解くこと。これらの問題の解答をレポートとして提出する。このレポートの提出を持って、
出席とする場合がある。
■教科書
講義ノートを下記のホームページにて公開
http://www.phys.kindai.ac.jp/users/kondo/lectures.html
■参考文献
(1)雑誌トランジスタ技術(CQ出版社)
■関連科目
電磁気学I,IIおよび電磁気学解法I,II、物理学実験(特に2年後期の実験)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 100%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
31号館4階表面科学研究室
[email protected]
http://qube.phys.kindai.ac.jp/users/kondo/
■オフィスアワー
学習支援室担当時間
- 248 -
科目名:
解析力学
英文名: Analytical Mechanics
ナカハラ
担当者: 中原
ミ キ オ
幹夫
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
いままでに学習したニュートン力学をさらに広い範囲に応用するためには,より数学的な枠組み,すなわち解析力学
が必要とされる.本講義ではニュートン力学の復習から始め,ラグランジュ形式,ハミルトン形式の解析力学を学ぶ.
また変分法など,必要な数学的道具の解説も行う.
第1回 ニュートン力学の復習,運動方程式,保存力,保存量.
第2回 デカルト座標と極座標
第3回 一般化座標
第4回 一般化された力
第5回 ラグランジュ方程式
第6回 ラグランジュ方程式の応用
第7回 仮想仕事の原理と作用積分
第8回 まとめ,小テストと質疑応答
第9回 ハミルトニアン
第10回 ハミルトンの正準方程式 I
第11回 ハミルトンの正準方程式 II
第12回 位相空間
第13回 ポアッソン括弧と保存量
第14回 位相空間とリウヴィルの定理
第15回 まとめと質疑応答
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
ラグランジュ形式,ハミルトン形式の解析力学をマスターし,量子力学や統計力学に応用できる力を養う.
■授業時間外に必要な学修
学習・教育目標および到達目標の達成にむけて、毎回の授業内容を復習し、理解を確実なものにすること。 テキスト
に沿って講義するので、予習も行う。課されたレポートを完成する。
■教科書
[ISBN]9784785322052『解析力学 (裳華房フィジックスライブラリー )』(久保 謙一,裳華房)
■参考文献
授業中適宜推薦する.
■関連科目
量子力学I, II,統計力学I, II.
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
小テスト 20%
レポート 10%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
31号館3階 中原教授室
[email protected]
■オフィスアワー
月曜日 16:30~18:00
- 249 -
科目名:
科学論文
英文名: Scientific Reading
イノウエ
担当者: 井上
カ イ キ
開輝
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
物理学コースの必修科目である。
英文で書かれた自然科学(題材は物理学、天文学など)の新聞記事、教科書、論文の読み方を学ぶ。科学英語の特徴である3C即ちclearness, correctness,
concisenessに注意しながら、様々な種類の文書を読みこなし、読解のためのベースを構築する。特に物理学でよく使われる専門用語や表現法を集中的に学び、
3年次以降卒業研究ゼミナールなどで原書を読むための基礎訓練を行う。単語と単語の結びつき(collocation)に重点をおき、英語を「英語」で考える基礎力を養う。
講義は英語と日本語の両方で行われる。教科書は用いず、配布プリントによって授業を進める。なお、各講義で扱う題材は年度ごとに多少変更する可能性があ
るので注意されたい。
第1回 使える科学英語 English as a Tool
第2回 Eメールの書き方 How to Write E-mail
第3回 読解演習-新聞記事 Cosmic inflation: 'Spectacular' discovery hailed I.
第4回 読解演習-新聞記事 Cosmic inflation: 'Spectacular' discovery hailed II.
第5回 読解演習-新聞記事 Higgs boson-like particle discovery claimed at LHC I.
第6回 読解演習-新聞記事 Higgs boson-like particle discovery claimed at LHC II.
第7回 読解演習-新聞記事 Black hole-bound gas cloud 'stretched like spaghetti'
第8回 読解演習-教科書 Classical mechanics I.
第9回 読解演習-教科書 Classical mechanics II.
第10回 数式・図形の表現 I.
第11回 数式・図形の表現 II.
第12回 読解演習-教科書 Electromagnetic induction
第13回 読解演習-教科書 Electromagnetic induction
第14回 科学論文I
第15回 科学論文II
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
英文で書かれた科学記事、教科書や論文が自由自在に読めるようになること。そのためには、英語特有の表現、文法、語法、専門用語などを正確に理解し、逐
次日本語に訳すのではなく、英語を「英語」で理解できるようになることが必要である。
■授業時間外に必要な学修
①事前に配布されたプリントの予習(単語の意味、collocation, idiomを調べるなど)。
②小テスト
③レポート課題
■教科書
特に指定しない。
■参考文献
[ISBN]9784757411456『理系たまごシリーズ(2) はじめての理系英語リーディング』(佐藤 洋一, アルク)
■関連科目
英語演習1および2、アカデミックリーディング1および2、科学技術英語1および2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト、レポート、日常の取り組み 50%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
31号館5階宇宙論研究室
[email protected]
■オフィスアワー
木曜5限。
- 250 -
科目名:
基礎物理学実験Ⅰ
英文名: Experiments on Fundamental Physics Ⅰ
ク サ カ ベ
担当者: 日下部
ト シ オ
カ ト ウ
ユキヒロ
マ ス イ
タカヒコ
俊男・加藤 幸弘・増井 孝彦
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
全日程を2 phaseに分け,それぞれのphaseでの目標達成およびphase間での関連をとるように配慮し授業を実施する。
[phase I] 第2週~第6週(5回)
目標:物理実験における測定値の誤差の扱いを中心にデータ処理法の基礎を習得させる。自分たちで測定して取ったデータ処理を通して学習する。
キーワード:a.理論(値)と実験(値)、b.測定値と有効数字,真の値,公称値,不確定さ,誤差,精度
[phase II] 第7週~第15週(9回)
目標:レポートの形式を整え,最小二乗法によるデータ処理と実験結果の評価をさせる。
最終週では来期実験を行う上で不足している部分の補足や必要な点について再確認させる。
キーワード:測定した結果の評価法,最小二乗法の基礎,レポート作成
第1回 説明とグループ分け
第2回 実験:ノギスを用いたアルミブロックの密度測定
第3回 実験:筒内を転がる金属球の時間測定
第4回 データ処理:時間分布と測定誤差について
第5回 測定誤差と間接誤差について -テフロン円柱の体積測定-
第6回 ばねの伸びによるばね定数の測定
第7回 最小二乗法の理解
第8回 実験レポートの作成
第9回 ばねの振動周期によるばね定数の測定
第10回 小テストとレポート修正
第11回 電気抵抗の温度変化
第12回 等電位線の測定1
第13回 等電位線の測定2
第14回 振り子を用いた重力加速度の測定
第15回 基礎物理学実験Iで学習したデータ処理の演習とまとめ
■学習・教育目標および到達目標
受講者は、この実験授業を履修することによって、
1)物理学実験の基本的な手法(測定装置の扱い方、測定手法など)を理解し、
2)得られたデータを定量的に解析するとともに、
3)得られた結果からわかることを、他の人にレポートを通して論理的に伝える
ことが出来るようになります。
■授業時間外に必要な学修
事前に実験資料を読んで、実験の目的、測定方法、データ解析を理解すること。
得られた結果をこれまでに行われた実験の結果や文献値と比較し、よりよい実験手法を検討すること。
■教科書
[ISBN] 978-4-7806-0344-6 物理学実験(近畿大学理工学部物理学実験室 編,学術図書出版社)
■参考文献
物理学の教科書,理科年表,物理学事典等
■関連科目
基礎物理学および演習,物理学および演習、振動と波動,熱力学,力学Ⅰ,力学Ⅱ,データ解析等
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポートと小テスト 80%
指示した課題 20%
■授業評価アンケート実施方法
12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
日下部:22号館3F(内線4356) [email protected]
加藤 :31号館4F(内線4063) [email protected]
増井 :31号館5F(内線3089) [email protected]
■オフィスアワー
月曜日18:15-19:30(日下部)
水曜日18:10-19:40(加藤)
火曜日 4時限目 (増井)
- 251 -
科目名:
基礎物理学実験Ⅱ
英文名: Experiments on Fundamental Physics Ⅱ
マ ス イ
タカヒコ
チ カ ワ
ミチユキ
ヤ
ノ
ヨ ウ コ
担当者: 増井
孝彦・千川 道幸・矢野 陽子
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
実験とは複雑な自然環境のもとで生じる現象をより制御された環境において再現することです。このような実験によって、
1)種々の物理現象の理解を促す
2)力学、熱学、光学、電磁気測定法など種々の測定法を学習するとともに、実験的研究の基礎を身につける
3)自ら測定したデータを使って、実践的に実験データの処理法を学ぶ
4)実験レポートの記述法を学ぶ
ことができるようになります。
受講者全体を少人数グループに分けます。全体のガイダンスの後、各グループは担当する3人の教員の指導を3回ずつ受けます。最初の3回は予備学習用紙の
提出後実験を行い、翌週に実験レポートを提出します。4回目にはそれまでに提出したレポートに関する議論を教員と行って、レポートを完成させます。これ
らのレポートは次の担当教員による実験開始までに提出することとし、それ以後は受理されません。
なお、課された全ての実験を実施し、かつレポートの提出を以て単位取得の条件とします。
注意:以下の実験内容の日程は例であって、グループ毎に順番が異なります。第1回目の授業で実験グループ分けを行い,各グループの実験テーマと実施日を
決めます。
第1回 実験ガイダンス
第2回 放射線の測定
第3回 屈折率
第4回 光の回折
第5回 実験レポートのまとめ
第6回 重力加速度
第7回 固体の線膨張
第8回 e/mの測定
第9回 実験レポートのまとめ
第10回 ニュートン・リング
第11回 コンデンサーの充放電
第12回 伸びによるヤング率,ねじれ振り子による剛性率
第13回 実験レポートのまとめ
第14回 質問タイム
第15回 口頭試問
■学習・教育目標および到達目標
基礎的な実験技術と作法を身に付け、実験事実、検証を基に「証拠に基づいた議論」を展開できるようになります。
具体的には、
1)個々の実験の原理を理解することができる
2)様々な測定方法を身につけ、実際に測定ができる
3)グラフの作成および最小2乗法を行うことによって実験データの処理を行うことができる
4)分かりやすい実験報告書を書くことができる
■授業時間外に必要な学修
実験前に予習として予備学習用紙を記述、実験後に実験レポートの作成。
■教科書
[ISBN]9784780603446 物理学実験 近畿大学理工学部物理学実験室 編
■参考文献
必要に応じて配付される実験資料
■関連科目
基礎物理学実験I、データ解析、基礎物理学および演習、物理学および演習
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
実験に取り組む姿勢 30%
レポートおよび予備学習用紙の提出 70%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃に実施
■研究室・E-mailアドレス
増井孝彦:増井准教授室(31号館東館5F)[email protected]
千川道幸:素粒子・宇宙物理学研究室(31号館東館5F) [email protected]
矢野陽子:生物物理学研究室(31号館3F) [email protected]
■オフィスアワー
増井孝彦:随時
千川道幸:随時
矢野陽子:火曜1,2限
- 252 -
科目名:
教科教育演習
英文名: Exercise for Education
ク サ カ ベ
担当者: 日下部
ト シ オ
コ ン ド ウ ヤスシ
イシバシ アキヒロ
ヤ
ノ
ヨ ウ コ
ヤマギワ ヨシロウ
サ
ガ
ヨシタカ
カ ミ ヤ マ タダシ
イ ケ ダ
俊男・近藤 康・石橋 明浩・矢野 陽子・山際 由朗・佐賀 佳央・神山 匡・池田
トオル
ヤマシタ
ト モ キ
フクシマ ノブユキ
カ ガ ワ ナオ
ハギワラ テ ル キ
ム ロ タ
カ エ コ
徹・山下 登茂紀・福嶋 伸之・加川 尚・萩原 央記・室田 佳恵子
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
教員採用試験の受験を支援するため、受験対策講座を開設いたします。講座の目的としては学生に教員採用試験の
受験勉強のきっかけと方向性を示すことにあります。
講義内容
1次試験対策:教職教養科目と一般教養科目の試験問題の中から理科、教育、数学、物理、化学、生物分野の問題を
中心に演習を行う。
2次試験対策:主に,中学教員免許の受験を対象とした数学、物理、化学、生物、工業分野の問題を中心に演習を行う。
面接試験対策:模擬面接を行うことによって面接に対応する能力を養う。
理科実験の指導:中学生を対象に理科実験の学習指導案の作成、指導方法を学習する。
授業形態は、集中講義(3月上旬)で、講義実施期日については掲示する。
教職に関する 一般教養、教職教養(教育原理、教育心理学、教育法規、時事審議会報告など)、専門(数学、理科:
物理、化学、生物、理科実験指導案作成など)、論作文 などを演習する。 作成した理科実験指導案をもとに中学生を対象に理科実験を準備し、指導方法を学習する。
■学習・教育目標および到達目標
教員採用試験の1次試験および2次試験の合格を目標にする。
■授業時間外に必要な学修
参考文献を含むさまざまな資料で教科内容についてしらべる。
特に実験指導においては、多くの場面を予想した十分な事前準備をおこなう。
■教科書
資料配布
■参考文献
[ISBN]9784827814613『中学校学習指導要領 平成20年3月告示』(文部科学省, 東山書房 : 2008)
[ISBN]9784827814781『高等学校学習指導要領』(文部科学省, 東山書房 : 2011)
■関連科目
教職関連のすべての科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
講義中課題・試験(科目ごとの指示による)40%
レポート 60%
■授業評価アンケート実施方法
講義の最終週に授業アンケートを実施
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
レポート提出先:室田(生命科学科)[email protected]
■オフィスアワー
初回授業時に通知
- 253 -
科目名:
計算物理学Ⅰ
英文名: Computational Physics Ⅰ
カ ト ウ
担当者: 加藤
ユキヒロ
幸弘
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
実験物理学、理論物理学に加え計算物理学が現代物理学の方法論として大きな地位を占めている。
本講義では計算物理学を行うために必要なコンピュータの利用方法を学習する。コンピュータを道具として扱い物理現象を理解するために必要な数値計算の基
礎を習得する。Linux OSのもとで、使用する言語はC言語であり、グラフ作図ソフトとしてgnuplotを用いる。
本講義は2セメスタ開講の「プログラミング基礎」にて基本的なUNIXの使用方法とC言語の文法を身につけていることを前提に行うので十分復習をしておくこ
と。計算内容には微分積分学、線形代数学及び物理数学の基本事項が含まれることもあるため、関連分野は随時各自で復習しておくこと。
第1回 UNIXについて
第2回 C言語によるプログラムの作成
第3回 gnuplot入門
第4回 C言語プログラムととgnuplotの融合
第5回 簡単な物理現象の計算 1
第6回 簡単な物理現象の計算 2
第7回 実験データを用いた最小二乗法による近似直線の計算 1
第8回 実験データを用いた最小二乗法による近似直線の計算 2
第9回 実験データを用いた最小二乗法による近似直線の計算 3
第10回 簡単な方程式を解く1
第11回 簡単な方程式を解く2
第12回 関数の近似
第13回 数値積分1
第14回 数値積分2
第15回 まとめ
■学習・教育目標および到達目標
急速な発展を遂げる情報処理技術の進歩に対応できる基礎力と適応力を身に付けるために、以下の事柄を修得することを目標とする。
1.基本的なアルゴリズムを理解すること
2.問題設定に適したプログラムが書けること
3.プログラミングをする際にバグを発見しコードを改善して正しく動作しているかどうか確認できること。
4.数値計算の精度について理解すること。
■授業時間外に必要な学修
講義時間内の課題達成は困難であるため、講義時間外での課題取り組みが必要。また、必要に応じて自主的に講義前後の関連分野やC言語の文法の確認、アル
ゴリズムの理解を行うこと。コンピュータを道具として扱えるようになるために空き時間を利用してコンピュータになじむことも必要である。
■教科書
教科書の指定はしない。
[留意事項]適宜資料を配布する。 また、UNIX, C言語、gnuplotに関する文法書や解説書は、各自で用意すること。
■参考文献
[ISBN]9784781911144『C言語による数値計算入門―解法・アルゴリズム・プログラム (UNIX & Information Science)』(皆本 晃弥, サイエンス社)
[ISBN]9784805201596『計算物理 1 (現代の数理科学シリーズ)』(藪下 信, 地人書館)
■関連科目
プログラミング基礎、計算物理学II、物理学実験II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
課題 70%
レポート 20%
質疑応答 10%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃実施予定。記名式。
■研究室・E-mailアドレス
31号館4階加藤准教授室
[email protected]
■オフィスアワー
水曜日 18:10 - 19:40
- 254 -
科目名:
計算物理学Ⅱ
英文名: Computational Physics Ⅱ
カサマツ ケンイチ
担当者: 笠松
健一
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
急速な発展を遂げる情報処理技術の進歩に対応できる基礎力と適応力を持つ人材を育成するために計算物理学IIを開講している。最初に、日常の学習、卒業
研究のために、Mathematicaの入門講義を3回行う。残り12回は「プログラミング基礎」「計算物理学I」で学習した内容をさらに発展させて、数値計算を用いた
物理現象の理解を目的とする。主なテーマとして、乱数を用いるモンテカルロ法とその応用、物理現象を記述する微分方程式の数値計算法を学ぶ。
プログラミング言語は主としてC言語を用いる。また、UNIXの基本的なコマンドを用いた操作ができることを前提とする。講義時間中にすべての演習を行
う事は困難であると思われるので、随時課題を課す。
第1回 Mathematica 入門1:基本
第2回 Mathematica 入門2:応用
第3回 Mathematica レポート作成
第4回 数値積分の復習
第5回 乱数の発生
第6回 乱数を用いた積分
第7回 乱数を用いたシミュレーション
第8回 微分方程式の数値解法(オイラー法)
第9回 微分方程式の数値解法(ルンゲ・クッタ法 I)
第10回 微分方程式の数値解法(ルンゲ・クッタ法 Ⅱ)
第11回 連立常微分方程式
第12回 非線形微分方程式の数値解法
第13回 物理の問題(力学・電磁気学)のシミュレーションⅠ
第14回 物理の問題(力学・電磁気学)のシミュレーションⅡ
第15回 まとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1. Mathematicaを用いて数式処理、データ処理を行うことができる。
2. 乱数を利用して簡単なシミュレーションができる。
3. 微分方程式を数値的に解いて簡単なシミュレーションができる。
■授業時間外に必要な学修
授業課題について、理論およびアルゴリズムを自ら納得するまで復習する必要がある。また、空き時間を利用して課題の計算のパラメータを変えたり、プログ
ラムの一部分を書き直し実行することで計算機に親しみ、計算機運用の基礎と応用力を身に付けることが望ましい。
■教科書
随時プリントを配付する。
■参考文献
[ISBN]9784781911144『C言語による数値計算入門―解法・アルゴリズム・プログラム (UNIX & Information Science)』(皆本 晃弥, サイエンス社)
[ISBN]9784805201596『計算物理 1 (現代の数理科学シリーズ)』(藪下 信, 地人書館)
■関連科目
プログラミング基礎、計算物理学I、力学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート課題 90%
小テスト 10%
■授業評価アンケート実施方法
12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
物性理論研究室 31号館 5階
[email protected]
■オフィスアワー
月曜日 16:30 ~ 18:00
- 255 -
科目名:
現代物理学Ⅰ
英文名: Modern Physics Ⅰ
オ オ タ
担当者: 太田
ノブヨシ
信義
単 位: 2単位
開講年次: 4年次
開講期: 7セメスター
■授業概要・方法等
現代の素粒子の理論、とくに標準模型のうち弱い相互作用、小林益川理論や、それを越える理論について学ぶ。
第1回 ディラック方程式とその解
第2回 電磁場がある場合のディラック方程式
空孔理論と陽電子、反粒子
第3回 空間反転と時間反転
第4回 ベータ崩壊とニュートリノ
第5回 フェルミ相互作用、ニュートリノの検証
第6回 ミューニュートリノと電子ニュートリノ
第7回 パリティの破れ、カレント‐カレント相互作用とWボソン
第8回 中性カレント
第9回 対称性の自発的な破れと電弱統一模型
第10回 標準模型とフェルミオンの世代
第11回 世代の混合とCP不変性の破れ
第12回 中性K中間子,中性B中間子とCP不変性の破れ
第13回 大気ニュートリノと太陽ニュートリノ
第14回 ニュートリノの質量とニュートリノ振動
第15回 大統一理論と超対称理論
■学習・教育目標および到達目標
素粒子の標準模型が何かを知っている。
素粒子の弱い相互作用におけるパリティの破れ、ニュートリノについて知っている。
小林益川理論とは何かを知っている。
標準理論に内包する問題を知っている。
標準理論を越える試みについて知っている。
■授業時間外に必要な学修
講義で省略した部分を教科書・参考書で調べ、自分なりのノートを作り、疑問があれば次週以降に教員に質問する。
■教科書
特に指定しない。
■参考文献
[ISBN]9784785322199『素粒子物理学 (裳華房テキストシリーズ・物理学)』(原 康夫, 裳華房)
■関連科目
相対論、量子力学、素粒子物理学(必ず受講していること)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 60%
日常小試験・レポート 40%
■授業評価アンケート実施方法
7月に実施する。
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
■オフィスアワー
木曜日13:10-14:40
- 256 -
科目名:
現代物理学Ⅱ
英文名: Modern Physics Ⅱ
カサマツ ケンイチ
担当者: 笠松
健一
単 位: 2単位
開講年次: 4年次
開講期: 7セメスター
■授業概要・方法等
3年次に学習した物性物理学の内容をさらに発展させ、磁性、超伝導・超流動の基本的事項について説明する。時間
が許せば、現代の物性研究の進展について紹介する。
第1回 電子物性の復習1
第2回 電子物性の復習2
第3回 磁性1
第4回 磁性2
第5回 磁性3
第6回 超伝導の現象論1
第7回 超伝導の現象論2
第8回 超伝導の現象論3
第9回 超伝導の現象論4
第10回 超流動ヘリウムの物性1
第11回 超流動ヘリウムの物性2
第12回 冷却原子気体の物性1
第13回 冷却原子気体の物性2
第14回 物性物理とトポロジー 1
第15回 物性物理とトポロジー 2
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1.
2.
3.
4.
金属の基本的な性質を理解している。
磁性の発現機構の基本的事項について、理解している。
超伝導現象の概略を理解している。
超流動現象の概略を理解している。
■授業時間外に必要な学修
講義で紹介されたキーワードについて、参考文献等を調べる。
講義中に指示された課題について、レポートをまとめる。
■教科書
指定しない。
■参考文献
適宜指示する。
■関連科目
電磁気学、量子力学、統計力学、物性物理学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
レポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
物性理論研究室 31号館 5階
[email protected]
■オフィスアワー
月曜日 16:30-18:00
- 257 -
科目名:
現代物理学Ⅲ
英文名: Modern Physics Ⅲ
チ カ ワ
担当者: 千川
ミチユキ
道幸
単 位: 2単位
開講年次: 4年次
開講期: 7セメスター
■授業概要・方法等
講義では現代物理学におけるテーマから幾つかの分野をピックアップし,知的好奇心を刺激する話を取り上げる。但し,基礎は重要であるので,より基本的
な事項も話に盛り込む。先ず,光である。何故,ガラスは光に対して透明であるが金属は透明ではないのか,物体の色とは,などを講義の中で考える事ができ
るようにする。次に,極微の世界の素粒子・原子核・原子から宇宙までを概観する。最後に極限エネルギー宇宙物理学である。その物理学では,どのような現
象を対象として扱うことができるのか。その解も適用限界も未だ見つかっていない。それどころか,どこまで膨大な超高エネルギー反応が宇宙で生起するかも
謎である。その様な話題を実験的な観点も含めて紹介しながら考えてみる。各回の授業項目は互いに関連がある故,区切りとして考えず連携的知識を自ら形成
するように講義を進める。
又,毎回講義の後半には「宇宙からのメッセージ」というタイトルで宇宙の観測画像を見ながら宇宙の成り立ちを考える時間を設ける。
第1回 世界の成り立ち:素粒子から宇宙までのスケール,自然界の階層構造,粒子性と波動性etc
フェルミ問題にも触れ,概念や論理的思考力を養う
第2回 光と物質の相互作用1:光の性質
第3回 光と物質の相互作用2:光の性質
第4回 光と物質の相互作用3:光と物質
第5回 原子の物理1:原子の大きさ,原子の構造
第6回 原子の物理2:原子の価電子と原子の性質
第7回 原子核の物理1:結合エネルギー
第8回 原子核の物理2:原子核の構造
第9回 素粒子の物理1:核子と構成要素
第10回 素粒子の物理2:クォークとレプトンと素粒子のスペクトロスコピー
第11回 宇宙粒子線物理学:少しだけ相対論的力学
第12回 宇宙粒子線物理学:宇宙での高エネルギー現象
第13回 宇宙での極限物理学1:陽子崩壊
第14回 宇宙での極限物理学:宇宙ガンマ線,宇宙ニュートリノ,ダークマター
第15回 総括
(各回の講義はオーバーラップする概念や内容を含む場合には,前後の講義内容を参照することがある)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
この科目は一連の現代物理学の始めとして,基本的な内容を学習する。この講義を履修することにより,以下の事ができるようにする。
1.聞くだけの講義ではなく,積極的に考え,議論できる。
2.量子論的な考え方,場の考え方ができる。
3.原子・原子核・素粒子から宇宙の物理までを実験観測的視点を中心に論理的に概観できる。
4.解のない話題に対して想像・考察する楽しさと素養を得ることができる。
5.フェルミ問題にも触れ,その概念や命題を通して論理的思考力を養う
■授業時間外に必要な学修
講義では周辺知識全てを学習する事はできない。然るに,必要な知識を参考書などで調べまとめる事,及びほぼ毎回課されるレポートのテーマに関して大学生
のレベルで調査しまとめる事を時間外学修とする。 各回の授業項目は互いに関連がある故,区切りとして考えず有機的な知識の連携を自ら形成するように各
自予復習と調査を行う。
■教科書
原則として,講義ノートを使用し,必要に応じて資料を配布する。
(特に指定はしない。各自が興味を持ち能力に合う文献で更に学習ことが望ましい)
■参考文献
[ISBN]9784000058667『光と物質のふしぎな理論』(R.P. ファインマン, 岩波書店)
[ISBN]9784254210262『現代光科学 1: 光の物理的基礎』(大津元一, 朝倉書店)
[ISBN]9784254210279『現代光科学 2: 光と量子』(大津元一, 朝倉書店)
[ISBN]9784130626057『光の物理』(小林浩一, 東京大学出版会)
[ISBN]9784563021719『クォークとレプトン』(F. ハルツェン, 培風館)
[ISBN]9783642064555『Astroparticle Physics』(Claus Grupen, Springer 2010)
■関連科目
電磁気学,量子力学,原子物理学,素粒子物理学など
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 80%
レポート 15%
授業での積極的ディベート等 5%
■授業評価アンケート実施方法
学部で定めた期間に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
31号館5階 素粒子・宇宙物理学研究室 内線4091,[email protected]
■オフィスアワー
木曜日18.15-19.15
- 258 -
科目名:
現代物理学Ⅳ
英文名: Modern Physics Ⅳ
コ ン ド ウ ヤスシ
担当者: 近藤
康
単 位: 2単位
開講年次: 4年次
開講期: 7セメスター
■授業概要・方法等
本科目では、1年生から3年生の間に学んだ物理学を復習するとともに、演習問題を行うことによって今まで学んでき
た物理学の理解を深める。講義を受け身に受講するだけでなく、自ら手を動かして計算を行うことが、物理学の理解
のためには必要である。従って、本科目では学生の自主的な学習に主眼が置かれる。
第1回 物理数学の復習
第2回 力学の復習I
第3回 力学の復習II
第4回 電磁気学の復習I
第5回 電磁気学の復習II
第6回 熱力学の復習I
第7回 熱力学の復習II
第8回 解析力学の復習I
第9回 解析力学の復習II
第10回 量子力学の復習I
第11回 量子力学の復習II
第12回 統計力学の復習I
第13回 統計力学の復習II
第14回 実験法に関する復習I
第15回 実験法に関する復習II
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1年から3年生までに学んだ物理学の理解を深めるために、演習問題を解く。さらに、今まで学んできた物理学を応用
できる力を身につける。
■授業時間外に必要な学修
各講義毎に次回行う演習問題を配付するので、解いてくること。また、その復習。
■教科書
指定しない。
■参考文献
1年から3年までの各講義で指定されている教科書、参考書
■関連科目
1年生から3年生までに開講されている専門科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 100%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
■オフィスアワー
水曜日午後
- 259 -
科目名:
現代物理学Ⅴ
英文名: Modern Physics Ⅴ
マ ツ イ
担当者: 松居
テ ツ オ
哲生
単 位: 2単位
開講年次: 4年次
開講期: 8セメスター
■授業概要・方法等
凝縮系物理学の代表的分野である磁性,超伝導,等を例にとり,平均場理論,非相対論的場の量子論,ゲージ対称性,
等,の典型的方法・概念を通して現代物理学における凝縮系物理学理論を概説する。
第1回 凝縮系物理学とは
第2回 磁性のイジングモデル
第3回 イジングモデルの平均場理論
第4回 非相対論的場の量子論1
第5回 非相対論的場の量子論2
第6回 超伝導のBCSモデル1
第7回 超伝導のBCSモデル2
第8回 2次相転移のGL理論1
第9回 2次相転移のGL理論2
第10回 ゲージ理論1
第11回 ゲージ理論2
第12回 高温超伝導
第13回 強相関電子系とt-Jモデル1
第14回 強相関電子系のt-Jモデル2
第15回 凝縮系物理学の最近の話題と将来
■学習・教育目標および到達目標
現代物理学において凝縮系物理学が占める位置,またそれが持つ意義は大きい。この授業では凝縮系物理学における
代表的な分野・現象の理論的な扱いをある程度具体的に学ぶことで,凝縮系理論の大略を体感・理解することが目標
である。具体的にはイジングモデル,平均場理論,非相対論的場の量子論,BCSモデル,ギンツブルグ・ランダウ(GL)
理論,ゲージ対称性,対称性の自発的破れ,強相関電子系のt-Jモデル,を学び,量子論的モデルの構築,理論的解析
の普遍性を理解することを目指す。
■授業時間外に必要な学修
各トピックの十分な復習が必要である。
■教科書
特になし。
■参考文献
参考プリントを随時配布する予定である。
■関連科目
量子力学I, II,統計力学I, II, 現代物理学II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート 35%
定期試験 65%
■授業評価アンケート実施方法
通常期間内に実施する。
■研究室・E-mailアドレス
31-5F松居教授室。[email protected]
■オフィスアワー
木曜日3時限。メールによる問い合わせは随時。
- 260 -
科目名:
振動と波動
英文名: Oscillations and Waves
カ ト ウ
担当者: 加藤
ユキヒロ
幸弘
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
振動は物体が平衡点を中心として運動することであり、その振動が空間を次々と伝わる現象が波動であると言える。また、全ての物質は粒子的な性質と波動的
な性質の両方を持つという考え方が、物理学が大きく進歩した。したがって、現代物理学を学習する上で振動と波動現象を理解することは非常に大切である。
物理学および演習では波(単振動)の基本的性質を学んだが、この科目では波動現象を基礎から詳しく数理的に理解することを目指す。
また、同時に開講する「振動と波動解法」と連携して、得た知識をしっかりと身につけるようにする。
第1回 波動の基本的性質
第2回 単振動
第3回 減衰振動
第4回 強制振動
第5回 単振動の合成と一般の周期運動
第6回 フーリエ級数展開
第7回 波動とその表現
第8回 波動方程式とその表現I
第9回 波動方程式とその表現II
第10回 重ね合わせの原理
第11回 反射と屈折
第12回 波のエネルギー伝達
第13回 干渉と回折
第14回 いろいろな波動
第15回 振動と波動のまとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
物理学および演習で履修した波の基本的性質の理解を土台にして、以下の事柄を修得することを目標とする。
1.減衰振動と強制振動の数理的に理解すること
2.単振動の合成を理解すること
3.波動方程式と重ね合わせ原理について理解すること
4.波のエネルギー伝達について理解すること
5.様々な波動について理解すること
■授業時間外に必要な学修
選択科目「振動と波動解法」を履修するとともに、予習復習をしっかり行うことが必要。
■教科書
[ISBN]9784320034921『振動・波動 講義ノート』(岡田 静雄,共立出版)
■参考文献
[ISBN]9784785321093『振動・波動 (基礎物理学選書 (8))』(有山 正孝, 裳華房)
[ISBN]9784785320881『振動・波動 (裳華房テキストシリーズ―物理学)』(小形 正男, 裳華房)
[ISBN]9784873610955『セメスター物理波動』(大槻 義彦, 学術図書出版社)
[ISBN]9784627153813『波動』(小野 昱郎, 森北出版)
■関連科目
物理学および演習、振動と波動解法、量子物理学I、量子物理学I解法
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
レポート、小テスト 30%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃実施。記名式
■研究室・E-mailアドレス
31号館4階加藤准教授室
[email protected]
■オフィスアワー
水曜日 18:10 - 19:40
- 261 -
科目名:
振動と波動解法
英文名: Exercise of Oscillations and Waves
カ ト ウ
担当者: 加藤
ユキヒロ
幸弘
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
振動は物体が平衡点を中心として運動することであり、その振動が空間を次々と伝わる現象が波動であると言える。また、全ての物質は粒子的な性質と波動的
な性質の両方を持つという考え方が、物理学が大きく進歩した。したがって、現代物理学を学習する上で振動と波動現象を理解することは非常に大切である。
物理学および演習では波(単振動)の基本的性質を学んだが、この科目では波動現象を基礎から詳しく数理的に理解することを目指す。
また、同時に開講する「振動と波動」と連携して、得た知識をしっかりと身につけるようにする。
第1回 波動の基本的性質
第2回 単振動
第3回 減衰振動
第4回 強制振動
第5回 単振動の合成と一般の周期運動
第6回 フーリエ級数展開
第7回 波動とその表現
第8回 波動方程式とその表現I
第9回 波動方程式とその表現II
第10回 重ね合わせの原理
第11回 反射と屈折
第12回 波のエネルギー伝達
第13回 干渉と回折
第14回 いろいろな波動
第15回 振動と波動のまとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
物理学および演習で履修した波の基本的性質の理解を土台にして、以下の事柄を修得することを目標とする。
1.減衰振動と強制振動の数理的に理解すること
2.単振動の合成を理解すること
3.波動方程式と重ね合わせ原理について理解すること
4.波のエネルギー伝達について理解すること
5.様々な波動について理解すること
■授業時間外に必要な学修
必修科目「振動と波動」を履修するとともに、予習復習をしっかり行うことが必要
■教科書
[ISBN]9784320034921『振動・波動 講義ノート』(岡田 静雄,共立出版)
■参考文献
[ISBN]9784785321093『振動・波動 (基礎物理学選書 (8))』(有山 正孝, 裳華房)
[ISBN]9784785320881『振動・波動 (裳華房テキストシリーズ―物理学)』(小形 正男, 裳華房)
[ISBN]9784873610955『セメスター物理波動』(大槻 義彦, 学術図書出版社)
[ISBN]9784627153813『波動』(小野 昱郎, 森北出版)
■関連科目
物理学および演習、振動と波動解法、量子物理学I、量子物理学I解法
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
レポート、小テスト 30%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃実施。記名式
■研究室・E-mailアドレス
31号館4階加藤准教授室
[email protected]
■オフィスアワー
水曜日 18:10 - 19:40
- 262 -
科目名:
相対論
英文名: Relativity
イシバシ アキヒロ
担当者: 石橋
明浩
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
特殊相対性理論の基礎および応用を学ぶ。電磁気学を相対論の観点から理解する。
第1回 物理法則の表現と観測者
第2回 慣性系の運動と光の速度
第3回 特殊相対性原理
第4回 時空の幾何学
第5回 ローレンツ変換
第6回 世界距離
第7回 因果律
第8回 光のドップラー効果
第9回 相対論でのベクトル
第10回 ミンコフスキー計量
第11回 特殊相対論でのテンソル
第12回 相対論的力学
第13回 電磁気学の共変形式I
第14回 電磁気学の共変形式II
第15回 一般相対性理論への序章
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1.時空と因果律の概念を理解する。
2.慣性系とローレンツ変換を理解し,具体的に計算できるようにする。
質量とエネルギーの等価性を理解する。
3.電磁気学の基礎方程式の共変性を理解する。
■授業時間外に必要な学修
毎回の講義を復習し,理解を確実にする。またレポートを完成する。
■教科書
特に指定しませんが,理解の助けには参考文献欄に挙げるテキストを参照してください。
■参考文献
[ISBN]9784563023218『相対性理論入門講義 (現代物理学入門講義シリーズ 1)』(風間洋一, 培風館)
[ISBN]9784003393413『相対性理論』(アインシュタイン,内山龍雄訳・解説,岩波文庫)
[ISBN]9784621083093『シュッツ相対論入門 第2版』(Bernard F. Schutz, 丸善)
[ISBN]9784785321390『相対性理論 (基礎物理学選書)』(江沢洋, 裳華房)
■関連科目
力学I,力学II,電磁気学I,電磁気学II,宇宙物理学,素粒子物理学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
日常小テスト・レポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃実施します。
■研究室・E-mailアドレス
31号館3階 一般相対論・宇宙論研究室
■オフィスアワー
学習支援室の時間
- 263 -
科目名:
卒業研究
英文名: Individual Study for Bachelor Thesis
ナカハラ
担当者: 中原
ミ キ オ
ヤ
ノ
ヨ ウ コ
イシバシ アキヒロ
イノウエ
カ イ キ
オ オ タ
ノブヨシ
カ ト ウ
ユキヒロ
マ ス イ
タカヒコ
幹夫・矢野 陽子・石橋 明浩・井上 開輝・太田 信義・加藤 幸弘・増井 孝彦・
ク サ カ ベ ト シ オ
コ ン ド ウ ヤスシ
チ カ ワ ミチユキ
ドウテラ トモナリ
マ ツ イ テ ツ オ
日下部 俊男・近藤 康・千川 道幸・堂寺 知成・松居 哲生
単 位: 4単位
開講年次: 4年次
開講期: 7セメスター・8セメスター
■授業概要・方法等
卒業研究では、それまでに学んだ物理学の基礎知識を結合させ、卒業論文の形で結実させる。また、社会の各分野において新しいアイデアを出すことができる
人材となるために、研究室で展開される研究を通じて創造や真理探求とは何かを学ぶ。具体的には、卒研の前段階である卒業研究ゼミナール(6セメスター開
講)で基礎的な学習や実習を指導教員の下で行う。これらを踏まえて、自らのテーマについて能動的に研究する。結果は卒業論文にまとめ上げ、卒業研究発表
会で発表する。
低速イオンの電荷移行過程に関する研究、多価イオン源の開発(日下部研究室)
極限宇宙物理学(HE γ,UHE CR)の実験的手法による研究(千川研究室)
量子コンピュータ、数理物理学などの理論物理学(中原研究室)
脳の物理学,量子重力,凝縮系物理学(強相関電子系,冷却原子等),計算物理学(松居研究室)
一般相対論的宇宙論、観測的宇宙論、重力理論、理論天文学(井上研究室)
NMRを用いた量子コンピュータ(実験と理論)(近藤研究室)
素粒子論、一般相対論、超弦理論、宇宙論(太田研究室)
高エネルギー粒子加速器を用いた素粒子実験(加藤研究室)
ソフトマターの計算物理学、準結晶物理学(堂寺研究室)
X線回折実験による生命現象の理解(矢野研究室)
ブラックホールと宇宙論・一般相対論を用いた理論物理(石橋研究室)
磁性体、超伝導体の実験的研究(増井研究室)
■学習・教育目標および到達目標
研究室での1年間の研究活動を通じて、研究を計画し実施する能力、科学技術文書の読解力とそれを記述する能力、討論し口頭発表する表現力を得る。
■授業時間外に必要な学修
各研究室で指示する。
■教科書
各研究室で指示する。
■参考文献
各研究室で指示する。
■関連科目
必修科目、各研究テーマに必要な専門選択科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
卒業論文 80%
研究発表 20%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
井上 開輝:31号館5階井上准教授室、kinoue@phys.kindai.ac.jp
近藤 康:31号館4階表面科学研究室、kondo@phys.kindai.ac.jp
日下部 俊男:22号館3階原子分子物理学研究室、kusakabe@phys.kindai.ac.jp
千川 道幸:31号館5階千川教授室、mchikawa@phys.kindai.ac.jp
松居 哲生:31号館5階松居教授室、matsui@phys.kindai.ac.jp
中原 幹夫:31号館3階中原教授室、nakahara@math.kindai.ac.jp
加藤 幸弘:31号館4階加藤准教授室、katoy@phys.kindai.ac.jp
太田 信義:31号館5階太田教授室、ohtan@phys.kindai.ac.jp
堂寺 知成:31号館4階堂寺教授室、dotera@phys.kindai.ac.jp
矢野 陽子:31号館3階矢野准教授室、yano@phys.kindai.ac.jp
石橋 明浩:31号館3階石橋准教授室、akihiro@phys.kindai.ac.jp
増井 孝彦:31号館5階増井准教授室、tkmasui@phys.kindai.ac.jp
■オフィスアワー
通年随時
- 264 -
科目名:
卒業研究ゼミナール
英文名: Seminar for Bachelor Thesis
マ ス イ
担当者: 増井
タカヒコ
イシバシ アキヒロ
イノウエ
カ イ キ
オ オ タ
ノブヨシ
カサマツ ケンイチ
カ ト ウ
ユキヒロ
ク サ カ ベ
ト シ オ
孝彦・石橋 明浩・井上 開輝・太田 信義・笠松 健一・加藤 幸弘・日下部 俊男・
コ ン ド ウ ヤスシ
チ カ ワ ミチユキ
ドウテラ トモナリ
ナカハラ ミ キ オ
マ ツ イ テ ツ オ
ヤ ノ
ヨ ウ コ
近藤 康・千川 道幸・堂寺 知成・中原 幹夫・松居 哲生・矢野 陽子
単 位: 1単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
この講義は第7、8セメスター開講の「卒業研究」の前段階と位置付けることができる。卒業研究のための基礎的な
学習及び実習を、グループに分かれて少人数の学生と指導教員によるセミナー形式で行う。
セミナーのテーマは指導教員に応じて異なる。前期に行われる研究室紹介の内容及び研究室訪問を行い,学生はこ
の中から興味ある分野を選択する。 学生の配属研究室は、9月末までに成績や本人の希望等を考慮した上で決定する。
原則として配属された研究室で卒業研究を続けて行うので、各テーマの担当教員とよく相談した上で、希望を出すこ
と。
教員毎にスケジュール・内容が異なるので、以下の「授業計画の項目・内容」(1-15回)の項に各教員の実施内容の
概略を示す。従って、各回の講義の担当がその回の教員であるというわけではないことに注意すること。
第1回 ガイダンス1
第2回 ガイダンス2
第3回 石橋 明浩(教員室:31号館3階)
第4回 井上 開輝(教員室:31号館5階)
第5回 太田 信義(教員室:31号館5階)
第6回 笠松 健一(教員室:31号館5階)
第7回 加藤 幸弘(教員室:31号館4階)
第8回 日下部 俊男(教員室:22号館3階)
第9回 近藤 康(教員室:31号館4階)
第10回 千川 道幸(教員室:31号館5階,オフィスアワー:随時)
第11回 堂寺 知成(教員室:31号館4階)
第12回 中原 幹夫(教員室:31号館3階)
第13回 増井 孝彦(教員室:31号館5階)
第14回 松居 哲生(教員室:31号館5階,オフィスアワー:木曜3時限,メールによる問い合わせは随時)
第15回 矢野 陽子 (教員室:31号館3階,オフィスアワー:木曜3時限)
■学習・教育目標および到達目標
卒業研究を行う上で必要な基礎的な能力を養う。ただし、卒業研究のテーマによって必要な能力は異なっている。
■授業時間外に必要な学修
各テーマの担当教員が指定する。
■教科書
各テーマの担当教員が指定する。
■参考文献
各テーマの担当教員が指定する。
■関連科目
専門科目のすべて。
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
課題発表及び諮問 50%
レポート提出 50%
■授業評価アンケート実施方法
12 ~ 1月頃実施予定。
■研究室・E-mailアドレス
代表者 増井 孝彦 31号館5階(内線)3089
tkmasui@phys.kindai.ac.jp
■オフィスアワー
各教員に確認
- 265 -
科目名:
素粒子物理学
英文名: Fundamental Particles
オ オ タ
担当者: 太田
ノブヨシ
信義
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
すべての物質を構成している素粒子の種類や性質、それらの間の相互作用をつかさどるゲージ理論について説明した
後、現在の素粒子の基礎理論である標準模型の一部の概要を話します。
第1回 素粒子とは何か
第2回 場と粒子
第3回 統計性とスピン
第4回 素粒子の分類
第5回 特殊相対性理論
第6回 調和振動子とスカラー場の理論
第7回 作用原理とファインマンダイアグラム
電子のスピンとディラック場1
第8回 電子のスピンとディラック場2
第9回 対称性と群
第10回 対称性と保存量
第11回 内部空間とゲージ理論
第12回 ゲージ理論
第13回 非アーベルゲージ理論と量子電磁気学
第14回 素粒子の強い相互作用Ⅰ:パートン模型、漸近自由性
第15回 素粒子の強い相互作用Ⅱ:カラーの閉じ込め、カラーの数
■学習・教育目標および到達目標
1. ハドロン、バリオン、中間子、クォーク、レプトン、ゲージ粒子、ヒッグス粒子とは何であり、それらが物質を構
成するのにどう関わっているかを説明できる。
2. 素粒子の相互作用、とくにゲージ理論とは何かを理解している。
3. 素粒子の標準模型とは何かがわかる。
■授業時間外に必要な学修
講義した内容に関連したことを自分なりに調べ、ノートを作成すること。
■教科書
特に指定しない。講義を聞いて、十分理解できることを目標とします。
■参考文献
[ISBN]9784621041192『素粒子物理 (パリティ物理学コース)』(牧 二郎, 林浩一,丸善)
[ISBN]9784254130829『素粒子物理学』(原 康夫, 朝倉書店)
[ISBN]9784785322199『素粒子物理学 (裳華房テキストシリーズ・物理学)』(原 康夫他, 裳華房)
■関連科目
量子力学、宇宙線物理学、高エネルギー物理学、宇宙物理学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 60%
日常小テスト・レポート 40%
■授業評価アンケート実施方法
12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
31号館5階
[email protected]
■オフィスアワー
木曜日13:10から14:40、その他予約すれば可
- 266 -
科目名:
データ解析
英文名: Data Analysis for Physics
チ カ ワ
担当者: 千川
ミチユキ
道幸
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
統計の基礎および実験計画の概念を理解する為に,実験データの解析に重点を置く講義をする。実験では理論から予想された数値が得られる場合もあります
が,実験データの扱いを十分考慮する必要が出てくる場合も多々あります。講義では主に,統計的な手法にもとづき,実験データを用いた解析を行う事でより
応用の広いデータの扱いができるようにします。基礎物理学実験から大学院における実験データの処理ができるようになる事を目指します。毎回,問題を解き,
演習を通してテーマを再確認します。できるだけ実験トピックスを紹介し,データの扱いだけでなく,実験の方法や特色有る技術的話題にも触れる予定です。
とにかく平易な講義に徹し,教科書的な知識以外の話も講義に盛り込み,理論と実験系志望学生に役立つ実際的な講義を目指します。
第1 ~ 3回 データ処理の基礎:統計処理
対数グラフの使用法,測定値の不確かさとしての「誤差」と指数・対数の図示化の学習,
有効数字,相対誤差,グラフによるデータの相関,最良推定値と不確定さ
第4回
一変量の統計:
データの四則演算と不確定さ,ランダム誤差と系統誤差
誤差の伝播,平均値と標準偏差
第5 ~ 7回 母集団と標本: 推測統計に於ける推定
ガウス分布 : 極限分布,確率密度関数 第8回 データの棄却:思わしくないデータの扱い
加重平均:複数の結果が有る場合のまとめ方
第9回
回帰分析:最小二乗法
第11 ~ 12回 二変量の統計:共分散,相関係数,二変量の線形関数
第13 ~ 14回
統計的仮説検定:データの信頼度,カイ二乗検定
第15回
周期解析の基礎:円統計,調和解析など
講義では直接扱いませんが「R言語による統計処理」を習得することを勧めます
(各講義内容はオーバーラップする概念や内容を含むので,前後の講義内容を参照する場合があります)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
この科目を履修することにより以下のことができるようになることを目標とします。
1.統計に関する基礎知識を組み立てて論理的な思考ができる
2.基礎知識を用いて目的を遂行する実験の計画を立てることができる
3.レポート作成に必要な基本的なデータ処理ができる
4.科学的な内容を含む実験のレポートを執筆できる
5.ソフトウェアによる統計計算の基礎を理解できる
■授業時間外に必要な学修
この授業は講義だけに終わらず,問題を解く事により身につくという演習の性格も併せ持ちます。その為,ほぼ毎回課される問題を各自が解くこと及び周辺
知識を広げるためのレポートを調査することを必ず行う時間外学修とします。又,授業で学習した事項をノートに整頓する事も時間外学修とします。
尚,講義では直接扱いませんが「R言語による統計処理」を習得することを勧めます。
■教科書
[ISBN]9784807905218『計測における誤差解析入門』(John R. Taylor,東京化学同人)
(必要に応じて講義ノート,資料を随時配布する)
■参考文献
[ISBN]9784894714496『実験法入門 : 実験と理論の橋渡し』(D.C. ベイアード, ピアソンエデュケーション)
[ISBN]9784780603446『物理学実験』(近畿大学理工学部物理学実験室, 学術図書出版社)
[ISBN]9784130630214『物理実験者のための13章 (物理工学実験 1)』(兵藤申一, 東京大学出版会)
[ISBN]9780935702750『An Introduction to Error Analysis: The Study of Uncertainties in Physical Measurements, 2nd ed.』(John R. Taylor, Univ Science Books
c1997)
[ISBN]9780080126005『Statistics for Experimentalists』(Brian Edward Cooper, Pergamon Press 1969)
■関連科目
基礎物理学実験Ⅰ,基礎物理学実験Ⅱ,物理学実験Ⅰ・Ⅱ,卒業研究ゼミナール,卒業研究など
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 80%
レポート 10%
授業への積極的参加 10%
■授業評価アンケート実施方法
学部で定められた期間に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
素粒子・宇宙物理学研究室31号館5階(内線)4091 [email protected]
■オフィスアワー
木曜日18.15-19.15
- 267 -
科目名:
電磁気学Ⅰ
英文名: Electromagnetics Ⅰ
イノウエ
担当者: 井上
カ イ キ
開輝
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
物理学コースにおける必修科目である。
電磁気学Iでは時間的に変動しない電磁場の基礎的性質を学ぶ。
高校までの物理と異なり、物理量を3次元のベクトル量として表すことが多いので、ベクトル解析(物理数学III)の知識が必要である。また、物理数学IIIや電
磁気学解法Iとセットで受講することを強く推奨する。講義のみ単独受講は奨められない。本科目は2セメの基礎科目「物理学および演習」で扱われる内容より
高度な内容(ポアソン方程式、マックスウェル方程式、ベクトルポテンシャルなど)を含む。したがって、電磁気学をまだ学んだことがない初学者には不向き
の科目であることに注意されたい。
必要な予備知識:微分・積分、古典力学、電磁気学の基礎、ベクトルの演算、微分方程式など
第1回 電荷と電気素量
第2回 クーロン力
第3回 場とは何か?
第4回 電場と電気力線束
第5回 ガウスの法則
第6回 電位
第7回 微分形の法則
第8回 ポアソン方程式
第9回 静電誘導と誘電体
第10回 定常電流とオームの法則
第11回 静磁場
第12回 ビオ・サバールの法則
第13回 ローレンツ力
第14回 アンペールの法則I
第15回 アンペールの法則II
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
①電荷、電場、電位、磁場などの物理量をスカラーやベクトルとして表現できること。
②古典場の概念を定性的に理解すること。
③クーロンの法則を用いて3次元空間で静止した電荷の間にはたらく力を計算できること。
④ガウスの法則を用いて電場ベクトルを計算できること。
⑤線積分や面積分を用いて、電位や電気力線束を記述できること。
⑥電流素片の間にはたらく力を計算できること。
⑦マックスウェル方程式の意味を理解し、その積分形式との関係を理解していること。
■授業時間外に必要な学修
①教科書の予習
②ベクトル解析の学習
③レポート課題
■教科書
[ISBN]9784000076432『電磁気学 I 電場と磁場 (物理入門コース 3)』(長岡 洋介,岩波書店)
■参考文献
[ISBN]9784785322038『電磁気学 1 (裳華房フィジックスライブラリー )』(原康夫, 裳華房)
[ISBN]9784785322045『電磁気学 2 (裳華房フィジックスライブラリー )』(原康夫, 裳華房)
■関連科目
力学IおよびII、電磁気学II、電磁気学解法IおよびII、物理数学III
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
小テスト、レポート、日常の取り組み 30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
kinoue@phys.kindai.ac.jp
■オフィスアワー
初回授業時に通知
- 268 -
科目名:
電磁気学Ⅱ
英文名: Electromagnetics Ⅱ
イノウエ
担当者: 井上
カ イ キ
開輝
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
電磁気学Iでは時間変動しない真空中の電磁場の性質を学んだ。電磁気学IIでは時間変動する真空中および物質中の電
磁場について学ぶ。電磁気学Iに準じ、教科書をベースにして講義する。内容理解のため、電磁気学解法IIと合わせて
の受講を推奨する。
※電磁気学I(3セメ)や物理数学III(3セメ)を受講していない場合は受講を推奨しない。
※必ず教科書を購入すること。
第1回 静的な電磁場の復習I
第2回 静的な電磁場の復習II
第3回 ベクトルポテンシャル
第4回 電磁誘導
第5回 インダクタンス
第6回 静磁場のエネルギー
第7回 交流回路
第8回 変位電流と電荷の保存
第9回 マックスウェル方程式
第10回 電磁場のエネルギーと波動方程式
第11回 電磁波
第12回 電磁場の輻射と伝播
第13回 誘電体
第14回 磁性体
第15回 物質中の電磁場
■学習・教育目標および到達目標
①真空および物質中のマックスウェル方程式の物理的意味を理解し、簡単な系について方程式を解くことが出来る。
②電磁誘導をマックスウェル方程式を用いて説明出来る。
③変位電流と磁場の変化の関係を説明出来る。
④電磁波を波動方程式の解として記述できる。
⑤誘電体中の電場と磁性体中の磁場を記述できる。
■授業時間外に必要な学修
教科書の予習および復習。数学的知識が不足している場合はベクトル解析の復習が必要である。
■教科書
[ISBN]9784000076449『電磁気学 2 変動する電磁場 (物理入門コース 4)』(長岡 洋介,岩波書店)
■関連科目
物理学および演習、電磁気学I、電磁気学解法I、電磁気学解法II、エレクトロニクス、物理数学III
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
小テスト、レポート、日常の取り組み 30%
定期試験 70%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
31号館5階宇宙論研究室
[email protected]
http://www.cosmology.jp
物理カフェ:
http://hp.phys.kindai.ac.jp/physbb/
■オフィスアワー
初回授業時に通知。
- 269 -
科目名:
電磁気学解法Ⅰ
英文名: Exercise of Electromagnetics Ⅰ
イノウエ
担当者: 井上
カ イ キ
開輝
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
電磁気学Iで学んだ基礎事項を復習し、様々な問題の解法を提示する。類題の演習を各自が行うことにより理解を深める。
高校までの物理と異なり、物理量を3次元のベクトル量として表すことが多いので、ベクトル解析(物理数学III)の知識が必要である。物理数学IIIや電磁気学
Iとセットで受講することを強く推奨する。本科目は2セメの基礎科目「物理学および演習」で扱われる内容より高度な内容(ポアソン方程式、マックスウェル
方程式、ベクトルポテンシャルなど)を含む。したがって、電磁気学をまだ学んだことがない初学者には不向きの科目であることに注意されたい。
必要な予備知識:微分・積分、古典力学、電磁気学の基礎、ベクトルの演算、微分方程式など
第1回 電荷と電気素量
第2回 クーロン力
第3回 場とは何か?
第4回 電場と電気力線束
第5回 ガウスの法則
第6回 電位
第7回 微分形の法則
第8回 ポアソン方程式
第9回 静電誘導と誘電体
第10回 定常電流とオームの法則
第11回 静磁場
第12回 ビオ・サバールの法則
第13回 ローレンツ力
第14回 アンペールの法則I
第15回 アンペールの法則II
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
①電荷、電場、電位、磁場などの物理量をスカラーやベクトルとして表現できること。
②古典場の概念を定性的に理解すること。
③クーロンの法則を用いて3次元空間で静止した電荷の間にはたらく力を計算できること。
④ガウスの法則を用いて電場ベクトルを計算できること。
⑤線積分や面積分を用いて、電位や電気力線束を記述できること。
⑥電流素片の間にはたらく力を計算できること。
⑦マックスウェル方程式の意味を理解し、その積分形式との関係を理解していること。
■授業時間外に必要な学修
①教科書の予習
②ベクトル解析の学習
③レポート課題
④例題や類題を解くこと
■教科書
[ISBN]9784000077927『例解 電磁気学演習 (物理入門コース 演習2)』(長岡 洋介,丹慶 勝市,岩波書店)
■参考文献
[ISBN]9784785322038『電磁気学 1 (裳華房フィジックスライブラリー )』(原康夫, 裳華房)
[ISBN]9784785322045『電磁気学 2 (裳華房フィジックスライブラリー )』(原康夫, 裳華房)
■関連科目
力学IおよびII、電磁気学IおよびII、電磁気学解法II、物理数学III
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
小テスト、レポート、日常の取り組み 30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
kinoue@phys.kindai.ac.jp
■オフィスアワー
初回授業時に通知
- 270 -
科目名:
電磁気学解法Ⅱ
英文名: Exercise of Electromagnetics Ⅱ
イノウエ
担当者: 井上
カ イ キ
開輝
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
電磁気学IIで述べた基礎事項を復習し、様々な問題の解法を提示する。類題の演習を各自が行うことにより理解を深
める。
※電磁気学I(3セメ)や物理数学III(3セメ)を受講していない場合は受講を推奨しない。
※電磁気学IIとセットで受講することを強く推奨する。
※必ず教科書を購入すること。
第1回 静的な電磁場の復習I
第2回 静的な電磁場の復習II
第3回 ベクトルポテンシャル
第4回 電磁誘導
第5回 インダクタンス
第6回 静磁場のエネルギー
第7回 交流回路
第8回 変位電流と電荷の保存
第9回 マックスウェル方程式
第10回 電磁場のエネルギーと波動方程式
第11回 電磁波
第12回 電磁場の輻射と伝播
第13回 誘電体
第14回 磁性体
第15回 物質中の電磁場
■学習・教育目標および到達目標
①真空および物質中のマックスウェル方程式の物理的意味を理解し、簡単な系について方程式を解くことが出来る。
②電磁誘導をマックスウェル方程式を用いて説明出来る。
③変位電流と磁場の変化の関係を説明出来る。
④電磁波を波動方程式の解として記述できる。
⑤誘電体中の電場と磁性体中の磁場を記述できる。
■授業時間外に必要な学修
教科書の予習および復習。数学的知識が不足している場合はベクトル解析の復習が必要である。
■教科書
[ISBN]9784000077927『例解 電磁気学演習 (物理入門コース 演習2)』(長岡 洋介,丹慶 勝市, 岩波書店)
■関連科目
物理学および演習、電磁気学I、電磁気学解法I、電磁気学解法II、エレクトロニクス、物理数学III
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
小テスト、レポート、日常の取り組み 30%
定期試験 70%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
31号館5階宇宙論研究室
[email protected]
http://www.cosmology.jp
物理カフェ:
http://hp.phys.kindai.ac.jp/physbb/
■オフィスアワー
初回授業時に通知。
- 271 -
科目名:
統計力学Ⅰ
英文名: Statistical Physics Ⅰ
ドウテラ トモナリ
担当者: 堂寺
知成
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
熱に関わる科学は,巨視的現象の経験的理解を中心とする熱力学から出発し,微視的世界の探求を踏まえて,確率・
統計論を駆使した統計力学に進むことによって物質の性質を明らかにしてきた。その応用は,金属・半導体・有機材
料・エレクトロニクスデバイスの開発,化学反応の制御,気象・天体・宇宙の理解など広範囲にわたる。また環境問
題の理解の基本を与え,情報,複雑系理論の基礎付けにも欠かせない。統計力学Iは,熱力学の基礎を概観した後に,
統計力学の基礎を学ぶ。講義内容は物理を学ぶ学生はもとより物質科学を学ぶ多くの理工学部学生にも標準的な内容
となっている。講義の一層の理解のためには,統計力学II,統計力学解法I,IIを併せて受講することが望ましい。
1. 熱と温度(エネルギー・熱と温度・気体の法則・熱の移動)
2.3 熱力学第一法則(数学的準備・エネルギー保存則・定積比熱と定圧比熱・理想気体・カルノーサイクル)
4. 熱力学第二法則(エントロピー増大の法則)
5.6 熱力学の応用(熱力学ポテンシャル・独立変数の変換・熱力学的関係式・化学ポテンシャル・熱平衡の条件)
7. 相転移の熱力学(圧力一定 or 体積一定の相転移・ファン・デル・ワールスの状態方程式・核形成)
8. 多成分系の相平衡(ギブズの相律・混合のエントロピー・混合系の諸性質・化学平衡)
9. 統計力学入門(サイコロとチップによる統計力学的現象の体験学習)
10.11 統計と乱歩(統計のまとめ・乱歩・拡散方程式・ガウス積分・スターリングの公式・高分子鎖)
12. 統計力学の原理(位相空間・リウビルの定理・エルゴード仮説・等重率の原理)
13. 小正準集団の統計力学(最大確率の分布・エントロピーと温度・マクスウェル-ボルツマン分布の応用)
14.15 正準集団の統計力学(正準集団・エネルギーのゆらぎ)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
物質科学の基礎として,熱力学,確率・統計,統計力学の基礎的知識を体系的に学び、物理学の考え方と方法を修得
すると同時に、現象の本質を抽出する能力を育成する。同時に学問の楽しさを味わい、理工系の豊かな教養をつける。
■授業時間外に必要な学修
講義の聴講だけでは内容を理解するのは困難である。1)授業前に教科書を予習し,疑問点を授業で質問し解消する。
2)復習を行い,理解を完全なものとする。3)自分ノートを作成する。
■教科書
[ISBN]9784901683630『工学基礎 熱力学・統計力学 (新・工科系の物理学)』(堂寺 知成, 数理工学社 : 2009)
■参考文献
[ISBN]9784785320607『熱統計力学』(阿部 龍蔵, 裳華房 : 1995)
[ISBN]9784781910512『熱・統計力学入門 (新物理学ライブラリ)』(阿部 龍蔵, サイエンス社 : 2003)
[ISBN]9784000076470『熱・統計力学 (物理入門コース 7)』(戸田 盛和, 岩波書店 : 1983)
[ISBN]9784254136340『熱現象30講 (物理学30講シリーズ)』(戸田 盛和, 朝倉書店 : 1995)
[ISBN]9784254136357『分子運動30講 (物理学30講シリーズ)』(戸田 盛和, 朝倉書店 : 1996)
[ISBN]9784781907628『熱力学の基礎 (新数理ライブラリ)』(宮下 精二, サイエンス社 : 1995)
[ISBN]9784563024376『統計力学〈1〉(新物理学シリーズ)』(田崎 晴明, 培風館 : 2008)
[ISBN]9784785322229『環境物理学 (裳華房フィジックスライブラリー )』(中川 和道, 裳華房 : 2004)
■関連科目
熱力学,統計力学II, 統計力学解法I,II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験(自分ノート持ち込み可)70%
レポート(熱統計を作った人々調べ学習,宿題数回)30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
■オフィスアワー
金曜日16:30-18:00
- 272 -
科目名:
統計力学Ⅱ
英文名: Statistical Physics Ⅱ
ドウテラ トモナリ
担当者: 堂寺
知成
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
統計力学Iの続きとして,古典統計力学の応用,量子統計の導出とその応用を概観し,最後に相転移の統計力学を学習
する。統計力学IIに至ってはじめて統計力学の成果が本格的に示されるので、統計力学Iのみでなく本講義を履修する
ことが望ましい。物理を学ぶ学生には必須の内容であると同時に,周辺領域の多くの学生にも標準的な内容として利
用されると期待している。講義の理解をより一層深めるため,統計力学解法IIを併せて受講することが望ましい。
1. 大正準集団の統計力学(大正準集団・粒子数のゆらぎ・統計集団のまとめ)
2. 相互作用のない系の古典統計力学(理想気体・調和振動子系・等分配則)
3. 相互作用のある系の古典統計力学(不完全気体の理論・ビリアル展開・ジュール-トムソン効果)
4. 結晶固体の格子振動1(固体の比熱・アインシュタインモデル)
5. 結晶固体の格子振動2(固体の比熱・波動と分散関係)
6. 結晶固体の格子振動3(固体の比熱・デバイモデル)
7. 2準位系(ショットキー比熱・スピン常磁性)
8. 相互作用のない系の量子統計(熱的ド-ブロイ波長・ボース粒子とフェルミ粒子・量子統計の導出)
9. 理想フェルミ気体1(絶対零度のフェルミ分布・フェルミ縮退)
10. 理想フェルミ気体2(電子比熱係数の計算)
11. 理想ボース気体(ボース凝縮・黒体放射)
12. 相転移の統計力学(1次相転移;気相-液相の相転移(格子気体))
13. 相転移の統計力学(2次相転移1;臨界現象・イジング模型の平均場理論)
14. 相転移の統計力学(2次相転移2;イジング模型の平均場理論・2元合金の平均場理論)
15. 相転移の現象論(ランダウ理論;対称性と相転移・相転移の普遍性)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
統計力学の物質科学への応用とその驚くべき成功例を体系的に学び、物理学の考え方と方法を修得すると同時に、現
象の本質を抽出する能力を育成する。同時に学問の楽しさを味わい、理工系の豊かな教養をつける。
■授業時間外に必要な学修
講義の聴講だけでは内容を理解するのは困難である。1)授業前に教科書を予習し,疑問点を授業で質問し解消する。
2)復習を行い,理解を完全なものとする。3)自分ノートを作成する。
■教科書
[ISBN]9784901683630『工学基礎 熱力学・統計力学 (新・工科系の物理学)』(堂寺 知成,数理工学社)
■参考文献
[ISBN]9784563024383『統計力学〈2〉(新物理学シリーズ)』(田崎 晴明, 培風館 : 2008)
[ISBN]9784130621342『統計力学』(阿部 龍蔵, 東京大学出版会 : 1992)
[ISBN]9784621027271『熱物理学』(チャールズ・キッテル, 丸善 : 1983)
[ISBN]9784563024352『相転移・臨界現象の統計物理学 新物理学シリーズ』(西森 秀稔, 培風館 : 2005)
[ISBN]9784753656011『金属電子論〈上〉(材料学シリーズ)』(水谷 宇一郎, 内田老鶴圃 : 1995)
■関連科目
統計力学I,統計力学解法I, 統計力学解法II,量子力学I,II,物性物理学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験(自分ノート持ち込み可)70%
レポート(熱統計を作った人々調べ学習,宿題数回)30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
■オフィスアワー
火曜日14:50-16:20
- 273 -
科目名:
統計力学解法Ⅰ
英文名: Exercise of Statistical Physics Ⅰ
ドウテラ トモナリ
担当者: 堂寺
知成
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
この講義では,統計力学Iをより深く理解するため,演習書の問題を解く。
1. 温度
温度の定義・高温と低温・熱平衡・各種の温度計
2. 熱現象
熱と熱量・熱容量と比熱・熱の働き・熱の移動
3. 熱と仕事
熱と仕事との関係・火の歴史・熱の仕事当量・状態方程式
4. 熱力学第一法則
内部エネルギー・熱力学第一法則・理想気体の性質・断熱変化・サイクル
5. 熱力学第二法則
可逆過程と不可逆過程・クラウジウスの原理とトムソンの原理・可逆サイクルと不可逆サイクル・クラウジウスの不等
式・エントロピー・各種の熱力学関数・化学ポテンシャル
6. 統計力学入門
サイコロとチップによる統計力学的現象の体験学習
7. 分子の熱運動
気体分子の速度分布・気体の圧力・マクスウェルの速度分布則・各種の平均値・理想気体の内部エネルギー
8. 統計力学の基本的な考え方
解析力学入門・位相空間・ほとんど独立な粒子の集まり・エルゴード仮説
9. マクスウェル-ボルツマン分布
位相空間の分割・最大確率の分布・マクスウェル-ボルツマン分布・分配関数とボルツマンの原理
10. 定期試験
■学習・教育目標および到達目標
物質科学の基礎として,熱力学,確率・統計,統計力学の基礎を演習を通して身につける。
原理から出発して論理的に分析し、問題解決する能力を育成する。
■授業時間外に必要な学修
1)演習書の問題を(解答を見ながらでよいから)全部自分で解き理解する。2)自分ノートを作成する。
■教科書
[ISBN]9784785381172『熱統計力学 (基礎演習シリーズ)』(阿部 龍蔵, 裳華房 : 1995)
■参考文献
[ISBN]9784004200857『物理学とは何だろうか〈上〉(岩波新書)』(朝永 振一郎, 岩波書店 : 1979)
[ISBN]9784004200864『物理学とは何だろうか〈下〉(岩波新書 黄版 86)』(朝永 振一郎, 岩波書店 : 1979)
[ISBN]9784622040880『古典物理学を創った人々――ガリレオからマクスウェルまで』(エミリオ・セグレ, みすず書房 : 1992)
[ISBN]9784781911250『新・演習 熱・統計力学 (新・演習物理学ライブラリ)』(阿部 龍蔵, サイエンス社 : 2006)
[ISBN]9784781909646『演習 熱力学・統計力学 (セミナーライブラリ物理学)』(広池 和夫, サイエンス社 : 2000)
[ISBN]9784815806743『大沢流 手づくり統計力学』(大沢 文夫, 名古屋大学出版会 : 2011)
[ISBN]9784759815351『統計力学入門:化学の視点から』(田中 一義, 化学同人 : 2014)
■関連科目
熱力学,統計力学I,II, 統計力学解法II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験(自分ノート持ち込み可)50%
発表課題とレポート 50%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
■オフィスアワー
金曜日16:30-18:00
- 274 -
科目名:
統計力学解法Ⅱ
英文名: Exercise of Statistical Physics Ⅱ
ドウテラ トモナリ
担当者: 堂寺
知成
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
この講義では,統計力学IIをより深く理解するため,演習書の問題を解く。
1.統計力学の応用
単原子分子の理想気体・1次元調和振動子・固体の比熱・2原子分子の理想気体・イジング模型
2.正準集団と大正準集団
正準集団・分配関数・大正準集団・大分配関数・分配関数と大分配関数・ゆらぎ
3.量子統計
フェルミ統計・ボース統計
4.定期試験
■学習・教育目標および到達目標
統計力学の物質科学への応用とその成功例を演習を通して身につける。
原理から出発して論理的に分析し、問題解決する能力を育成する。
■授業時間外に必要な学修
1)演習書の問題を(解答を見ながらでよいから)全部自分で解き理解する。2)自分ノートを作成する。
■教科書
[ISBN]9784785381172『熱統計力学 (基礎演習シリーズ)』(阿部 龍蔵, 裳華房 : 1995)
■参考文献
[ISBN]9784781911250『新・演習 熱・統計力学 (新・演習物理学ライブラリ)』(阿部 龍蔵, サイエンス社 : 2006)
[ISBN]9784785380328『大学演習 熱学・統計力学』(久保 亮五, 裳華房 : 1998)
[ISBN]9780195042771『Introduction to Modern Statistical Mechanics』(D.Chandler, Oxford: 1987)
[ISBN]9780198566779『Statistical Mechanics: Entropy, Order Parameters And Complexity』(J.P.Sethna, Oxford: 2006)
[ISBN]9780199646944『An Introduction to Statistical Mechanics and Thermodynamics』(R.H.Swendsen, Oxford: 2012)
■関連科目
統計力学I,統計力学解法I,統計力学II, 量子力学I,II,物性物理学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験(自分ノート持ち込み可)50%
発表課題とレポート 50%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
■オフィスアワー
火曜日14:50-16:20
- 275 -
科目名:
熱力学
英文名: Thermodynamics
ヤ
ノ
担当者: 矢野
ヨ ウ コ
陽子
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
熱力学とは、一般的なマクロな系を対象にして、平衡状態の性質、平衡状態の間の任意の操作による移り変わり、そ
して、その際のエネルギーのやりとりについて、定量的な関係を導く学問である。19世紀半ばの、まだ物質が分子や
原子からできているという事実を知らない時代に確立され、後にミクロな系を記述する「統計物理学」の基盤となった。
本講義では田崎の教科書に沿って、力学的な仕事を主役にした操作的な視点から、熱力学の意味することを考えてみる。
第1回 熱力学とはなにか
第2回 等温操作とヘルムホルツの自由エネルギー その1
第3回 等温操作とヘルムホルツの自由エネルギー その2
第4回 断熱操作とエネルギー その1
第5回 断熱操作とエネルギー その2
第6回 熱とカルノーの定理 その1
第7回 熱とカルノーの定理 その2
第8回 中間テスト
第9回 エントロピー その1
第10回 エントロピー その2
第11回 ヘルムホルツの自由エネルギーと変分原理 その1
第12回 ヘルムホルツの自由エネルギーと変分原理 その2
第13回 ヘルムホルツの自由エネルギーと変分原理 その3
第14回 ヘルムホルツの自由エネルギーと変分原理 その4
第15回 熱力学の応用
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
熱力学の体系を理解すること、特にエントロピーの本質を理解すること、そしてヘルムホルツの自由エネルギーに親
しむこと。
熱力学が身の回りの現象を説明することを理解する。
■授業時間外に必要な学修
ノート、教科書、演習問題の予習復習
■教科書
[ISBN]9784563024321『熱力学―現代的な視点から (新物理学シリーズ)』(田崎 晴明,培風館)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
中間テスト 50%
定期試験 50%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
31号館3階 矢野准教授室
[email protected]
■オフィスアワー
学習支援室担当時間
- 276 -
科目名:
物性物理学
英文名: Condensed Matter Physics
マ ツ イ
担当者: 松居
テ ツ オ
哲生
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
物質は温度、圧力、密度、等の条件により、気体、液体、固体等の色々な存在形態を示す。また、熱的、力学的、電気的、
磁気的に極めて多様な諸性質を示す。物性物理学(凝縮系物理学とも呼ぶ)はこれら物質の様々な形態や性質を、力学、
電磁気学、統計力学、量子力学等を用いて調べる学問分野であり、これら諸理論の基本的応用分野であるとともに,
新物質の開発や新しい現象の発見などにも結びついている。この授業では、この目的を目指して、すでにスタンダー
ドとなっている内容を初等的な立場から概説する。
第1回 はじめに: 物性物理学(凝縮系物理学)とは
第2回 結晶格子, 格子構造
第3回 格子振動
第4回 統計力学、ボルツマン分布
第5回 結晶格子の熱力学, 格子比熱のアインシュタインモデル
第6回 格子比熱のデバイ模型
第7回 スピンと統計
第8回 電子の量子力学,自由電子モデル
第9回 状態密度、フェルミ分布
第10回 電気伝導・フェルミ流体理論
第11回 周期ポテンシャルとブロッホの定理
第12回 エネルギーギャップ、バンド構造Ⅰ
第13回 エネルギーギャップ、バンド構造Ⅱ、金属・絶縁体・半導体
第14回 ボーズ凝縮・超流動と超伝導の概略
第15回 進んだ話題と全体のまとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
物性物理学の標準的な内容について全体的な展望、基本的な理解を得る。
■授業時間外に必要な学修
いくつかの課題を出すのでレポートを提出すること。
■教科書
なし。いくつかのトピックスに関連したプリントを配布します。
■参考文献
特に指定しない。
■関連科目
力学I,II、電磁気学I,II、統計力学I,II、量子力学I,II, 現代物理学I-V.
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート 25%
定期試験 75%
■授業評価アンケート実施方法
後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
31号館5階 松居教授室
[email protected]
■オフィスアワー
木曜3時限。メールによる問い合わせは随時。
- 277 -
科目名:
物理学最前線
英文名: Frontiers of Physics
カサマツ ケンイチ
担当者: 笠松
オ オ タ
ノブヨシ
イノウエ
カ イ キ
チ カ ワ
ミチユキ
マ ツ イ
テ ツ オ
マ ス イ
タカヒコ
ヤ
ノ
ヨ ウ コ
健一・太田 信義・井上 開輝・千川 道幸・松居 哲生・増井 孝彦・矢野 陽子
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
自然現象に感動する豊かなこころと原因を探ろうとする好奇心を刺激し,科学を学ぶ意欲を育む目的で,担当する物
理学コース教員がそれぞれの研究テーマについて, 最新成果を織り交ぜながら講義を行う。7名の教員が一人当たり2
回の講義を行う。受講者には講義と関連したテーマに関するレポートを課す。
第1回の授業時に授業に関する説明を行う予定である。
笠松健一:極低温の世界で起こる不思議な量子現象
太田信義:素粒子の標準模型と重力の量子論 ~ヒグス粒子、超弦理論とは?~
井上開輝:ひらけゆく宇宙 ~暗やみを照らす光~
千川道幸:極限エネルギーの宇宙物理学 ~神はどこまで広い世界を創ったか~
松居哲生:(1) 物理学諸分野の地図 (2) ゲージ理論でみる部分と全体 ~脳神経と記憶・学習~
増井孝彦:物質科学 ~面白く,役に立つ物性を求めて~
矢野陽子:X線を使って解き明かす生命の仕組み
■学習・教育目標および到達目標
最新の物理学のトピックスの一端を知ることにより,物理学に対してより一層の興味を持ち,物理学コースの他科目
を積極的に勉強できるようになることが目標である。
■授業時間外に必要な学修
各担当者の講義を復習し,不明な点を質問できるようにする。また講義の時に課されたレポートを作成する。
■教科書
必要に応じて担当教員が資料を配布する。
■関連科目
基礎ゼミ1、2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート 70%
その他課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
笠松健一:31-5F・[email protected]
太田信義:31-5F・[email protected]
井上開輝:31-5F・[email protected]
千川道幸:31-5F・[email protected]
松居哲生:31-5F・[email protected].
増井孝彦:31-5F・[email protected]
矢野陽子:31-3F・[email protected]
■オフィスアワー
担当教員の指示による。
- 278 -
科目名:
物理学実験Ⅰ
英文名: Experiments in Physics Ⅰ
ヤ
ノ
担当者: 矢野
ヨ ウ コ
コ ン ド ウ ヤスシ
カ ト ウ
ユキヒロ
陽子・近藤 康・加藤 幸弘
単 位: 3単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
すでに第2,3セメスターで基礎物理学実験ⅠおよびⅡを履修した学生は、さまざまな現象を観察する方法や工夫を知り,
物理学の実験的手法の基礎を習得している。また精密科学として、数値を用いた定量的な測定結果を正しく評価し結
論を導くことの重要性を学んだ。この授業ではこれらの土台の上に、物理学の各分野で一層深く自然の真実を探求す
るために行われる専門的な実験の手法や考え方、そして高度な知識を知るための入門を与える。それぞれ専門分野が
異なる複数の担当者が指導を行い、現代物理学が自然を理解するために行ってきた実験を体験し、自分自身で実験を
計画することができる能力を養成する。
3つの大グループを編成し、グループ毎に以下の実験を行う。
・ミリカンの電気素量の測定
・万有引力定数の測定
・電波観測実験
・レーザーを使った2次元結晶解析
・オペアンプによる増幅回路の製作と測定
・オペアンプによるフィルター回路の製作と測定
・アナログ計算機(加減算、微積分回路)の製作と測定
■学習・教育目標および到達目標
物理学の各分野で一層深く自然の真実を追求するために行われる専門的な実験の手法や考え方、そして高度な技術を
知る。それぞれの専門分野でどのような装置が用いられ,どのような方法で未知のものを追求することができるかを
知る。そして精密科学として,数値を用いた定量的な測定結果を正しく評価し結論を導く力を養成し、またその結果
の信頼性を評価する能力や、レポート作成・発表などにより第3者に理解してもらえる表現力を養う。
■授業時間外に必要な学修
実験を円滑にすすめるために、事前学習を行う。
事前に配布される実験資料による予習復習を行うこと。
実験の発表をするための準備及び実験終了後のレポート作成。
■教科書
各テーマごとに担当者がテキストや資料を配布または指示する。
■参考文献
[ISBN]9784274128509『応用物理実験学 (応用物理学シリーズ)』(金原 粲, オーム社)
【留意事項】
その他図書室にいろいろな参考書がある。
3セメスターで使用した次の本も役立つ。
[ISBN]9784780603446『物理学実験』(近畿大学理工学部物理学実験室, 学術図書出版社)
■関連科目
基礎物理学実験Ⅰ・Ⅱ、物理学実験Ⅱ、データ解析、エレクトロニクス、放射線計測学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
実験中における口頭試問 30%
レポート評価・発表 70%
■授業評価アンケート実施方法
12 ~ 1月頃に実施予定。
■研究室・E-mailアドレス
31号館4階 近藤([email protected])、加藤 ([email protected])、矢野[email protected]
■オフィスアワー
実験時間終了後
- 279 -
科目名:
物理学実験Ⅱ
英文名: Experiments in Physics Ⅱ
チ カ ワ
担当者: 千川
ミチユキ
ク サ カ ベ
ト シ オ
ドウテラ トモナリ
道幸・日下部 俊男・堂寺 知成
単 位: 3単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
物理学実験Iで修得した物理実験技術を発展させ,より高度な課題を体験し,実験やシミュレーションの応用技術・考え方を習得する。あわせて自らの考えを提示する練習として,実
験の報告書の執筆,発表等も行う。
■注意
実験はグループ編成を行い各グループにテーマを割り当てて実験を行います。
第2回~第5回,第7回~第10回,第11回~第14回にグループ毎に各担当者による以下の実験を行う。グループによりテーマの実施順序等は異なります。
第6回と第15回は実施した実験テーマについて,口頭試問,プレゼンテーションまたはレポート指導を行います。
第1回
実験ガイダンス
グループ編成,実験室・装置・方法・スケジュール説明
第2回~第5回,第7回~第10回,第11回~第14回に実施する実験テーマ
実験テーマ1 イジングモデルの計算機実験1:モンテカルロ計算の原理
磁気系(イジングモデル)の相転移および熱的体系を計算機の中に実現する理論的方法を学ぶ。シミュレーションプログラムを完成する。
実験テーマ2 イジングモデルの計算機実験2:磁化率の測定
磁化の測定を行う。物理量が計算する系の大きさに依存することを観察し,熱力学的極限の物理量を求める方法を学ぶ。
実験テーマ3 イジングモデルの計算機実験3:比熱の測定
比熱の測定を行う。系の大きさ,計算機の能力,時間,データの精度など総合的判断を行い,実験計画を立てる。
実験テーマ4 イジングモデルの計算機実験4:相転移点の決定、実験のまとめ
立てた実験計画を遂行し,レポート用のデータ収集,解析を行う。最終的に相転移点を精度良く決定する。
実験テーマ5 放射線計測の基礎とガンマ線の測定1
放射線検出器(半導体検出器やシンチレータ)の原理と,パルス信号の伝達の仕 組みを解説し,実際に各放射線計測モジュールからのパルス信号を 観測する。
NaIシンチレータと波高分析器を用いたガンマ線計測の概要を理解し,各種のガンマ線源からのガンマ線スペクトルの測定を行う。
実験テーマ6 ガンマ線の測定2
前回得られた各種のガンマ線スペクトルのデータを解析して,計測システムのエネルギー較正やエネルギー分解能の評価等を行う。
実験テーマ7 ベータ線の測定
半導体検出器を用いたベータ線計測の概要を理解し,アルミニュウムに対するベータ線の吸収曲線を測定して,ベータ線の飛程と最大エネルギーを求める。
実験テーマ8 フランク・ヘルツの実験
電子を加速して希ガス原子に衝突させ,非弾性散乱による電子のエネルギー損失の測定から,原子内の軌道電子のエネルギー準位が離散的であることを認識する。
実験テーマ9 ~ 実験テーマ12
実験期間4回に亘りコンピュータリテラシーとコンピュータを用いた実験データ解析の手法について学習し,実験に於けるコンピュータの有用性と活用法を習得する。C(C++,Python)
言語を使用し,プログラムによる装置の制御並びに数値計算等を行う。
keyword:Linux,RaspberryPi,C言語,素粒子,宇宙粒子線,ミュー粒子,ランダム事象,モンテカルロ法
1.ワンボードLinuxPC RaspberryPiによるコンピュータリテラシー
(1)RaspberryPiを用いてコンピュータのハードウェアの構造,ソフトウェアの仕組みを理解する
(2)RaspberryPiを用いてソフトウェアでハードウェアの制御を行う方法を理解する
2.荷電μ粒子観測実験
(1)光速で到来する荷電ミュー粒子の観測を行い,素粒子・宇宙粒子線観測装置による検出原理を理解する
(2)RaspberryPiを用いて,観測したミュー粒子データに対する数値解析法を理解する
・観測で得られた分布から解析的な方法により事象数を計算する
・乱数を用いたモンテカルロ法により観測事象を数値計算してシミュレートする
■学習・教育目標および到達目標
基礎的な実験技術と作法を身につけ、実験事実、検証を基に「証拠に基づいた議論」を展開できる人材を育成するために、専門的な実験技術,手法と高度な技術を知る。各専門分野でど
のような装置が用いられ,どのような方法で未知のものを追求することができるか,定量的な測定結果を正しく評価し結論を導くか,その信頼性を評価することができるかに注目させる。
さらに,レポート作成などにより,第三者に理解してもらえる表現力を養う。計算機実験の原理を学習するとともに計算機実験の限界を知り,それを克服する方法を学ぶ。
■授業時間外に必要な学修
各テーマごとに担当者が指示する。
■教科書
各テーマごとに担当者がテキストや資料等を配布,または指示する。
■参考文献
[ISBN]9784807905218『計測における誤差解析入門』(John R. Taylor, 東京化学同人)
[ISBN]9784780603446『物理学実験』(近畿大学理工学部物理学実験室, 学術図書出版社 : 2013)
[ISBN]9784894714496『実験法入門―実験と理論の橋渡し』(D.C. ベイアード, ピアソンエデュケーション)
[ISBN]9784901683630『工学基礎 熱力学・統計力学 (新・工科系の物理学)』(堂寺 知成, 数理工学社 : 2009)
■関連科目
基礎物理学実験I,II,物理学実験I,データ解析,素粒子物理学,エレクトロニクス,放射線物理学,統計力学I, II,計算物理学I, II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート 60%
実験の実施度 40%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
31号館東館5階 千川 [email protected]
22号館A棟3階 日下部 [email protected]
31号館西館4階 堂寺 [email protected]
■オフィスアワー
実験時間終了後
- 280 -
科目名:
物理数学Ⅰ
英文名: Mathematics for Physics Ⅰ
オ オ タ
担当者: 太田
ノブヨシ
信義
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
自然界や社会で生起するさまざまな数理現象は数学という言葉で表現されているため,物理学の理解には数学の知識およびそれを応用することが必要である。
この講義では,これから学ぶ物理学の各講義に必要な数学を,どの分野に関連しているかに注目しながら,計算できる力を養う。区切りごとにレポートまたは
小テストにより,理解度を確認しながら進めていく予定である。
第1回 1変数関数の微分
第2回 関数の極大・極小
第3回 1変数関数の展開
第4回 関数の近似,極座標
第5回 多変数関数の偏微分
第6回 合成関数の偏微分,全微分
第7回 2変数関数の極大・極小
第8回 中間試験とこれまでの復習
第9回 1変数関数の積分
第10回 2重積分I
第11回 2重積分II
第12回 積分変数の変換
第13回 2重積分の応用
第14回 微分方程式の意味とその解
第15回 変数分離型の微分方程式
中間試験と定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1.
2.
3.
4.
微分と積分の意味を理解し,計算ができる
1変数関数のテイラー展開ができる。
偏微分,多重積分の計算ができる。
微分方程式を理解し,その解の形を書ける。
■授業時間外に必要な学修
計算練習に慣れるために各講義で課題を指示するのでそれに取り組むこと。
■教科書
随時プリントを配布する。
■参考文献
[ISBN]9784000079303『物理の数学 (岩波基礎物理シリーズ (10))』(薩摩 順吉, 岩波書店)
[ISBN]9784000076500『物理のための数学 (物理入門コース)』(和達三樹, 岩波書店)
■関連科目
物理学の講義全般
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
中間試験 35%
定期試験 35%
レポート課題 30%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
素粒子論・重力理論研究室 31号館 5階
[email protected]
ホームページ:http://qube.phys.kindai.ac.jp/users/ohtan/index.html
■オフィスアワー
木曜日13:10 - 14:40
- 281 -
科目名:
物理数学Ⅱ
英文名: Mathematics for Physics Ⅱ
イシバシ アキヒロ
担当者: 石橋
明浩
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
物理法則の理解と応用に不可欠な数学の基礎を学びます。物理数学IIでは,主要テーマとして微分方程式と線形代数
をとりあげ,それぞれのテーマが物理のどの様な場面で必要になるのか注意しながら講義していきます。微分方程式
については,常微分方程式の系統的解法を学びます。線形代数については,行列と行列式,行列の固有値と固有ベク
トルについて学びます。具体的な計算が自分自身で行えるようになることを目標に,ときどきレポートまたは小テス
トにより理解度を確認しながら進める予定です。
第1回 物理現象と微分方程式
第2回 微分方程式:変数分離法の一般論
第3回 非同次微分方程式:定数変化法の一般論
第4回 完全微分の一般論
第5回 定数係数2階線形常微分方程式1
第6回 定数係数2階線形常微分方程式2
第7回 ベクトル空間
第8回 行列
第9回 行列式
第10回 逆行列
第11回 行列と線形変換
第12回 行列と複素平面
第13回 固有値と固有ベクトル1
第14回 固有値と固有ベクトル2
第15回 行列の対角化
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1.
2.
3.
4.
5.
変数分離型の微分方程式が解ける。
放物運動,調和振動子などが解ける。
定数係数2階線形微分方程式の解法がわかる。
ベクトル空間,行列,行列式の理解と,行列式,逆行列が計算できる。
固有値や固有ベクトルがわかる。
■授業時間外に必要な学修
毎回,講義で学習したことを復習すること。レポート等の課題をこなすこと。
■教科書
教科書は指定しませんが,理解の補助には,参考文献欄に挙げるテキストを参考にしてください。
■参考文献
[ISBN]9784000079303『物理の数学 (岩波基礎物理シリーズ (10))』(薩摩 順吉, 岩波書店)
[ISBN]9784000076500『物理のための数学 (物理入門コース)』(和達三樹, 岩波書店)
■関連科目
力学I,II,力学解法I,電磁気学I,II,量子力学I,物理数学I,III,IV
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
日常小テスト・レポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
31号館3階 一般相対論・宇宙論研究室 [email protected]
■オフィスアワー
物理学習支援室の時間
- 282 -
科目名:
物理数学Ⅲ
英文名: Mathematics for Physics Ⅲ
ナカハラ
担当者: 中原
ミ キ オ
幹夫
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
物理学を学ぶには数学の基礎知識が必要である。物理数学I‐IVでは,これらの基礎知識を学び,後に学修する様々な
物理学のための数学的基礎学力を養成する。物理数学IIIではベクトル解析と複素解析の初歩を学ぶ。
第1回 スカラー場とベクトル場
第2回 ナブラとベクトル場の積
第3回 線積分
第4回 面積分と体積積分
第5回 ガウスの定理
第6回 ストークスの定理
第7回 物理学への応用
第8回 まとめ,質疑応答と小テスト
第9回 複素数,絶対値と偏角,複素共役
第10回 オイラーの関係式と応用,1の冪根
第11回 複素平面,無限遠点とリーマン球面
第12回 複素平面の初等関数
第13回 複素平面の写像
第14回 複素関数の積分
第15回 まとめ,質疑応答
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
物理学の諸問題においてベクトルと複素数が自由に使いこなせるように学ぶ。
■授業時間外に必要な学修
学習・教育目標および到達目標の達成にむけて、毎回の授業内容を復習し、理解を確実なものにすること。 講義ノー
トを配布するので、予習も行う。課されたレポートを完成する。
■教科書
プリントを配布。
■参考文献
必要に応じて紹介する。また資料を配布する。
■関連科目
物理数学I, II, IV。
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
期末試験 70%
小テスト 20%
レポート 10%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
31号館3階 中原教授室
nakahara@math.kindai.ac.jp
■オフィスアワー
月曜日 16:30 ~ 18:00
- 283 -
科目名:
物理数学Ⅳ
英文名: Mathematics for Physics Ⅳ
ナカハラ
担当者: 中原
ミ キ オ
幹夫
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
物理学を学ぶには数学の基礎知識が必要である.物理数学I‐IVでは,これらの基礎知識を学び,後に学修する様々な
物理学のための数学的基礎学力を養成する.物理数学IVでは複素積分,フーリエ級数,フーリエ積分などとその物理
学への応用を学ぶ.
第1回 複素数,複素関数の復習
第2回 コーシーの積分定理
第3回 コーシーの積分表示
第4回 テイラー展開とローラン展開
第5回 留数
第6回 留数による実積分の例1
第7回 留数による実積分の例2
第8回 まとめ,質疑応答,小テスト
第9回 フーリエ級数(定義)
第10回 フーリエ級数(例I)
第11回 フーリエ級数(例II)
第12回 フーリエ積分とフーリエ変換(例)
第13回 フーリエ変換と境界値問題(熱伝導方程式)
第14回 フーリエ変換と境界値問題(波動方程式)
第15回 まとめ,質疑応答
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1.
2.
3.
4.
複素関数の積分ができる。
留数を使った実関数の積分ができる。
フーリエ級数の計算ができる。
フーリエ変換を用いて偏微分方程式の初期値問題が解ける。
■授業時間外に必要な学修
学習・教育目標および到達目標の達成にむけて、毎回の授業内容を復習し、理解を確実なものにすること。 講義ノー
トを配布するので、予習も行う。課されたレポートを完成する。
■教科書
プリントを配布。
■参考文献
講義中に適宜推薦する。資料を配布する。
■関連科目
物理数学 I, II, III
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
小テスト 20%
レポート 10%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
31号館3階、中原教授室
nakahara@math.kindai.ac.jp
■オフィスアワー
月曜日16:30 ~ 18:00
- 284 -
科目名:
プログラミング基礎
英文名: Basic of Programming
カサマツ ケンイチ
担当者: 笠松
健一
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
コンピュータのオペレーションシステムのひとつであるUNIX(ユニックス)は、Windows等のシステムとは違って一台のコンピュータを多人数で使用すること
を前提に設計されている。また、プログラミング言語や文章整形システム(LaTeX)等の色々な科学技術用アプリケーションを扱うことができるので、物理学分
野においてはUNIXが広く用いられている。コンピュータに仕事をさせるためには自らがプログラムを作成しなければならないが、UNIXを自由に操作するため
に特有の操作方法を理解する必要がある。授業においては、UNIXオペレーションシステムの基本的な操作方法に慣れるとともに、プログラミング言語を用い
て簡単な数値計算ができるようになることを目標とする。
第1回 コンピュータ概説、UNIXコンピュータの使用法
第2回 UNIXファイルシステムと基本的コマンドについて
第3回 UNIXで用いられるコマンドの理解
第4回 Editorについて
第5回 Editorの操作方法の習熟
第6回 文章整形システムLaTeXの基本的な説明
第7回 LaTeXを用いた文章作成 I -基本第8回 LaTeXを用いた文章作成 II -応用第9回 LaTeXを用いた文章作成 III -発展第10回 LaTeXを用いた文章作成 IV -まとめ第11回 C言語について
第12回 C言語を用いたプログラミング I -基本第13回 C言語を用いたプログラミング II -応用第14回 C言語を用いたプログラミング III -発展第15回 授業のまとめ
■学習・教育目標および到達目標
1. UNIXオペレーティングシステムとは何かを理解し、基本的な操作ができる。
2. LaTeXを用いて文章を作成できる。
3. C言語を用いて簡単なプログラムが作成できる。
■授業時間外に必要な学修
コンピュータを使いこなせるようになるためには、実際に自分で操作することが必要であるので、主体的に学習すること。また授業時間内だけで理解すること
は困難であると思われるので、授業時間以外の時間を使ってコンピュータに慣れ親しんでおくこと。
■教科書
授業中にプリントを配布する。
■参考文献
[ISBN]9784339023893『UNIX―基礎から簡単な応用まで、さあ使ってみよう』(西村 卓也, コロナ社 : 2002)
[ISBN]9784873112770『入門GNU Emacs』(Debra Cameron, オライリー・ジャパン)
[ISBN]9784774160450『LATEX2ε美文書作成入門 改訂第6版』(奥村晴彦, 技術評論社)
[ISBN]9784797325614『新C言語入門 ビギナー編 新訂 (C言語実用マスターシリーズ 1)』(林晴比古, ソフトバンククリエイティブ)
上記の他、LaTeX, C言語、UNIXに関する書籍
■関連科目
情報処理基礎、計算物理学I、計算物理学II
(計算物理学I、IIは、この講義を履修したものとして講義を進める。)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
TeXを用いた文章作成 40%
C言語を用いたプログラム作成 50%
授業中に出される課題の成果 10%
■授業評価アンケート実施方法
12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
物性理論研究室 31号館 5階
[email protected]
■オフィスアワー
月曜日 16:30-18:00
- 285 -
科目名:
放射線物理学
英文名: Radiation Physics
ク サ カ ベ
担当者: 日下部
ト シ オ
俊男
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
人類が放射線や放射能を認識し始めてから1世紀余り経ち,物理学の研究分野のみならず,他分野の研究や実生活にも多面的に利用され,特に医療分野での
放射線の利用には目覚ましいものがある。一方,福島第一原子力発電所の過酷事故による,放射性物質の環境への拡散を鑑みると,放射線や放射能について正
しい知識を持った人材の育成が必要である。
そこで本講では実験物理学の立場から,放射線に関わる基礎事項の復習から入り,放射線物理学の根幹をなす「放射線と物質との相互作用」について学ぶ。
近年では人工放射線の利用が様々な分野で拡大しているので,加速器についてもその概要を解説したい。放射線の応用例として,放射線の計測技術,特に,放
射線検出器の基本的動作原理・特徴・用途について解説する。
第1回 1.はじめに(全般的な説明)/2.放射線の基礎事項1
第2回 2.放射線の基礎事項2
第3回 2.放射線の基礎事項3
第4回 2.放射線の基礎事項4
第5回 2.放射線の基礎事項5
第6回 2.放射線の基礎事項6
第7回 3.放射線と物質との相互作用1
第8回 3.放射線と物質との相互作用2
第9回 3.放射線と物質との相互作用3
第10回 3.放射線と物質との相互作用4
第11回 4.放射線検出器1
第12回 4.放射線検出器2
第13回 4.放射線検出器3
第14回 4.放射線検出器4
第15回 5.放射線計測システム
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
多様な放射線の内,基礎的な電子・イオン・光子に着目し,これらの物質との相互作用を理解し,これらの検出原理の知識と理解を得て,他分野や社会への応
用能力を養う。
■授業時間外に必要な学修
講義用参考資料の復習。例題や演習問題の復習。
■教科書
特に指定しない。
講義用参考資料(必要に応じて随時配布する)
■参考文献
[ISBN]9784274204944『わかりやすい放射線物理学』(多田 順一郎, オーム社 : 2008)
[ISBN]9784885955587『放射線物理学演習―特に計算問題を中心に』(福田 覚, 東洋書店 : 2005)
[ISBN]9784274201967『放射線物理学 (放射線技術学シリーズ)』(オーム社 : 2006)
[ISBN]9784320034532『Q&A放射線物理 改訂新版』(大塚 徳勝, 共立出版 : 2007)
[ISBN]9784526053740『放射線応用計測―基礎から応用まで』(野口 正安, 日刊工業新聞社 : 2004)[ISBN]9784320001633『原子核・放射線の基礎 (共立全書 163)』(真
田 順平, 共立出版 : 1966)〔内容が古いのが難点〕
[ISBN]9784874721278『放射線計測の理論と演習〈上巻〉基礎編』(ニコラス ツルファニディス, 現代工学社 : 1986)〔高度な内容〕
[ISBN]9784785386511『放射線ものがたり (ポピュラー・サイエンス)』(森内 和之, 裳華房 : 1996)
■関連科目
基礎物理学及び演習,物理学及び演習,ミクロの物理学,ミクロの物理学解法,電磁気学I,電磁気学Ⅱ,相対論,データ解析,エレクトロニクス,基礎物理学実験Ⅱ,
物理学実験Ⅱ
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 60%
レポート,授業中課題 40%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃に実施。
■研究室・E-mailアドレス
原子分子物理学研究室(22号館 3階)・[email protected]
■オフィスアワー
金曜日16:00 ~ 18:00
- 286 -
科目名:
ミクロの物理学
英文名: Elementary Modern Physics
ク サ カ ベ
担当者: 日下部
ト シ オ
俊男
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
19世紀の終盤から20世紀の前半期までにおいて,新しい物理学的現象の発見や概念の現出が相次ぎ,物理学が飛躍的に発展した。これらのことにより,今日
の科学技術社会が形成されるに至った。これらの内,放射線や核エネルギーの理解のために必要な特殊相対性理論のエッセンスをまず学習する。次に微視的世
界の力学すなわち量子力学の誕生に至るまでの歴史的経緯を概観し,光子・電子・原子・原子核などの微視的物質に対する概念を学習する。
なお,本講の内容を十分理解するためには,ミクロの物理学解法を併せて受講することが必要である。
第1回 1.はじめに(全般的な説明)/2.特殊相対性理論入門1
第2回 2.特殊相対性理論入門2
第3回 2.特殊相対性理論入門3
第4回 3.量子論の誕生1
第5回 3.量子論の誕生2
第6回 3.量子論の誕生3
第7回 3.量子論の誕生4
第8回 3.量子論の誕生5
第9回 3.量子論の誕生6
第10回 3.量子論の誕生7
第11回 3.量子論の誕生8
第12回 4.原子核と放射線1
第13回 4.原子核と放射線2
第14回 4.原子核と放射線3
第15回 5.素粒子と宇宙
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
古典物理学(力学,電磁気学,熱力学の気体分子運動論等)と現代物理学(量子力学,熱統計物理学,相対論,放射線関係学科目)との橋渡しを行う。高校の
物理の後半部分の復習をしながら,大学物理への橋渡しも行う。
■授業時間外に必要な学修
講義用参考資料の復習。例題や演習問題の復習。
■教科書
特に指定しない
講義用参考資料(必要に応じて随時配布する)
■参考文献
[ISBN]9784627150805『基礎現代物理学 1』(A・アーヤ, 森北出版 : 1978)
[ISBN]9784621073469『わかりやすい量子力学入門―原子の世界の謎を解く』(高田 健次郎, 丸善 : 2003)
[ISBN]9784000076456『量子力学 I 原子と量子 (物理入門コース 5)』(中嶋 貞雄, 岩波書店 : 1983)
[ISBN]9784000076494『相対性理論 (物理入門コース (9))』(中野 董夫, 岩波書店 : 1984)
[ISBN]9784320030473『原子物理学―微視的物理学入門 増補版 (共立物理学講座 21)』(菊池 健, 共立出版 : 1979)[単位系が古いcgs単位系であるのが難点]
[ISBN]9784785386771『こうして始まった20世紀の物理学 (ポピュラー・サイエンス)』(西尾 成子, 裳華房 : 1997)
■関連科目
ミクロの物理学解法,基礎物理学及び演習,物理学及び演習,電磁気学I,電磁気学Ⅱ,相対論,振動と波動,統計力学Ⅰ,統計力学Ⅱ,放射線物理学,量子力学Ⅰ,
基礎物理学実験Ⅱ,物理学実験Ⅱ
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 60%
レポート,授業中課題 40%
■授業評価アンケート実施方法
1月頃に実施。
■研究室・E-mailアドレス
原子分子物理学研究室(22号館 3階)・[email protected]
■オフィスアワー
水曜日18:00 ~ 19:30
- 287 -
科目名:
ミクロの物理学解法
英文名: Exercise of Elementary Modern Physics
ク サ カ ベ
担当者: 日下部
ト シ オ
俊男
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
ミクロの物理学で取り上げた多様な内容を補いつつ,それらに関連した例題や演習問題を解くことにより,ミクロの物理学の内容を具体的かつより深く理解
する。従ってミクロの物理学と本解法を併せて受講することが必要である。
第1回 1.はじめに(全般的な説明)/2.特殊相対性理論入門1
第2回 2.特殊相対性理論入門2
第3回 2.特殊相対性理論入門3
第4回 3.量子論の誕生1
第5回 3.量子論の誕生2
第6回 3.量子論の誕生3
第7回 3.量子論の誕生4
第8回 3.量子論の誕生5
第9回 3.量子論の誕生6
第10回 3.量子論の誕生7
第11回 3.量子論の誕生8
第12回 4.原子核と放射線1
第13回 4.原子核と放射線2
第14回 4.原子核と放射線3
第15回 5.素粒子と宇宙
■学習・教育目標および到達目標
古典物理学(力学,電磁気学,熱力学の気体分子運動論等)と現代物理学(量子力学,熱統計物理学,相対論,放射線関係学科目)との橋渡しを行う。高校
の物理の後半部分の復習をしながら,大学物理への橋渡しも行う。
ミクロの物理学解法では,ミクロの物理学の講義に沿った例題や演習問題を解くことによって,講義内容をより具体的かつ深く理解する。
■授業時間外に必要な学修
講義用参考資料の復習。例題や演習問題の復習。
■教科書
特に指定しない
講義用参考資料(必要に応じて随時配布する)
■参考文献
[ISBN]9784627150805『基礎現代物理学 1』(A・アーヤ, 森北出版 : 1978)
[ISBN]9784621073469『わかりやすい量子力学入門―原子の世界の謎を解く』(高田 健次郎, 丸善 : 2003)
[ISBN]9784000076456『量子力学 I 原子と量子 (物理入門コース 5)』(中嶋 貞雄, 岩波書店 : 1983)
[ISBN]9784000076494『相対性理論 (物理入門コース (9))』(中野 董夫, 岩波書店 : 1984)
[ISBN]9784320030473『原子物理学―微視的物理学入門 増補版 (共立物理学講座 21)』(菊池 健, 共立出版 : 1979)[単位系が古いcgs単位系であるのが難点]
[ISBN]9784785386771『こうして始まった20世紀の物理学 (ポピュラー・サイエンス)』(西尾 成子, 裳華房 : 1997)
■関連科目
ミクロの物理学,基礎物理学及び演習,物理学及び演習,電磁気学I,電磁気学Ⅱ,相対論,振動と波動,統計力学Ⅰ,統計力学Ⅱ,放射線物理学,量子力学Ⅰ,
基礎物理学実験Ⅱ,物理学実験Ⅱ
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート 60%
授業中課題 40%
■授業評価アンケート実施方法
1月頃に実施
■研究室・E-mailアドレス
原子分子物理学研究室(22号館 3階)・[email protected]
■オフィスアワー
水曜日18:00 ~ 19:30
- 288 -
科目名:
力学Ⅰ
英文名: Mechanics Ⅰ
カサマツ ケンイチ
担当者: 笠松
健一
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
基礎物理学及び演習で学んだ質点の力学について、運動方程式に基づいて理解する。運動量、角運動量、力学的エ
ネルギーの意義を知り、エネルギー保存則など力学のすべての結果が、運動方程式から導出されることを理解し、さ
らに減衰振動、強制振動、質点系の力学、中心力による地球の運動などを学ぶ。
この講義に連動して力学解法Iにおいて問題演習をするので、それもあわせて受講することを強く勧める。
第1回 位置とベクトル、速度と加速度
第2回 運動の法則、微分方程式の解法
第3回 重力と放物運動、速度による抵抗
第4回 束縛運動、単振動
第5回 運動方程式の積分I
第6回 運動方程式の積分II
第7回 ポテンシャル
第8回 力学的エネルギー保存則
第9回 1次元の運動
第10回 力と仕事のまとめと復習
第11回 二体問題
第12回 重力ポテンシャル
第13回 ケプラーの法則
第14回 ラザフォード散乱
第15回 万有引力の逆問題
■学習・教育目標および到達目標
1.
2.
3.
4.
5.
6.
運動の法則を理解している。
運動方程式が微分方程式であることを理解している。
簡単な運動方程式が、与えられた初期条件の下で解ける。
運動量、角運動量、エネルギーの保存則が運動方程式から得られる結果であることを理解している。
保存力とは何かがわかり、仕事が計算できる。
ケプラーの法則を理解し、導くことが出来る。
■授業時間外に必要な学修
講義で解説したことを、問題形式にして自分で解き直したり、新しい理解の仕方を考えること。数学的手法や論理的
思考力を身につけること。
■教科書
[ISBN]9784873610993『考える力学』(兵頭 俊夫, 学術図書出版社 : 2001)
■参考文献
[ISBN]9784000076418『力学 (物理入門コース1)』(戸田 盛和, 岩波書店 : 1982)
[ISBN]9784000077118『ファインマン物理学〈1〉力学』(ファインマン, 岩波書店 : 1986)
■関連科目
基礎物理学および演習、物理数学、力学解法I
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
レポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
物性理論研究室 31号館5階
[email protected]
■オフィスアワー
月曜日 16:30-18:00
- 289 -
科目名:
力学Ⅱ
英文名: Mechanics Ⅱ
オ オ タ
担当者: 太田
ノブヨシ
信義
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
基礎物理学および演習と力学I、力学解法Iで学んだ質点と質点系の力学をもとに、さらに運動座標系、剛体の力学、波動、
流体の運動について学ぶ。
第1回 慣性力 回転座標系とコリオリ力
第2回 フーコー振子 地上の物体の運動
第3回 潮汐力 質点系の力学
第4回 剛体の運動方程式
第5回 慣性モーメント1
第6回 慣性モーメント2
第7回 慣性モーメント3
第8回 中間試験と剛体の平面運動とエネルギー
第9回 剛体の平面運動とエネルギー2
第10回 波動方程式と弦を伝わる波
第11回 音波と定常波
第12回 流体の静力学
第13回 アルキメデスの原理と表面張力
第14回 定常流、粘性と渦
第15回 到達目標の確認と復習
■学習・教育目標および到達目標
1. 慣性力、コリオリの力を理解している。
2. 慣性モーメントを知っており、計算できる。
3. 固定軸のまわりの剛体の回転運動、平面運動を理解し、解くことができる。(ヨーヨーはなぜ細い軸に糸を巻き付け
てあるか説明できる。)
4. 波動方程式とその解がわかる。
5. 流体の記述法について知っている。
■授業時間外に必要な学修
講義で解説したことを、問題形式にして自分で解き直したり、新しい理解の仕方を考えること。数学的手法や論理的
思考力を身につけること。
■教科書
[ISBN]9784621084038『基礎物理学 (パリティ物理教科書シリーズ)』(太田信義,丸善)
■参考文献
必要に応じて、講義で指示する。
■関連科目
基礎物理学および演習、物理数学I、II、力学I、力学解法I
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
中間試験 30%
定期試験 40%
日常小テスト・レポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
31号館5階
[email protected]
■オフィスアワー
木曜日13:10-14:40、その他予約すれば可
- 290 -
科目名:
力学解法Ⅰ
英文名: Exercise in Mechanics Ⅰ
カサマツ ケンイチ
担当者: 笠松
健一
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
講義で学んだことに関連した問題を解くことにより、力学Iで学んだ質点の力学を発展させ、運動方程式が解け、また
力学が自由に使えるようになることを目標とする。運動量、角運動量、力学的エネルギーの意義についてより深く理
解し、エネルギー保存則など力学のいろいろな結果を、運動方程式から導出する。
第1回 位置とベクトル、速度と加速度
第2回 運動の法則、微分方程式の解法
第3回 重力と放物運動、速度による抵抗
第4回 束縛運動、単振動
第5回 運動方程式の積分I
第6回 運動方程式の積分Ⅱ
第7回 ポテンシャル
第8回 力学的エネルギー保存則
第9回 1次元の運動
第10回 力と仕事のまとめと復習
第11回 二体問題
第12回 重力ポテンシャル
第13回 ケプラーの法則
第14回 ラザフォード散乱
第15回 万有引力の逆問題
■学習・教育目標および到達目標
1.
2.
3.
4.
5.
運動方程式を微分方程式として解くことができる。
運動の法則が使える。
運動量、角運動量、エネルギーの保存則が運動方程式から得られる結果であることを理解している。
保存力のポテンシャルが計算できる。
ケプラーの法則を理解している。
■授業時間外に必要な学修
配布する問題をかならず自分で解いてみること。
■教科書
講義中にプリントを配布する。
■参考文献
[ISBN]9784873610993『考える力学』(兵頭 俊夫, 学術図書出版社 : 2001)
■関連科目
基礎物理学および演習、物理数学、力学I
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 60%
小テスト・レポート 40%
■授業評価アンケート実施方法
12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
31号館5階
[email protected]
■オフィスアワー
月曜日 16:30-18:00
- 291 -
科目名:
量子力学Ⅰ
英文名: Quantum Mechanics Ⅰ
マ ツ イ
担当者: 松居
テ ツ オ
哲生
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
初等的な立場から始めて,現代物理学を支える量子力学の基本を学ぶ.数学的な準備を済ませた後,確率解釈,重ね合わせの原理,波動方程式,
等を通して量子論理や粒子の波動性がもたらす諸性質を理解する。基礎に重点を置き,応用や展開については必要最小限なものにとどめる。
授業の予備知識としてはまったく初等的な段階(高校数学、高校物理)を想定している。具体的には、複素数やベクトル、微分方程式などの
数学(教科書の付録A数学的補遺の部分)と単振動などの古典力学は学部2年までの履修範囲であるが、毎回の授業ではこれら量子力学の前提
となる該当部分の復習から始めている。その後、教科書で取り上げた基本的概念や考え方とその周辺の説明、典型的な式の導出と変形の詳細、
演習問題の説明等に授業時間が費やされる。随時,受講生に簡単な課題を課し,一部双方向・対話型の形式を取り入れる。
第1回 古典物理学の破綻と量子力学の必要性
第2回 重ね合わせの原理と確率解釈
第3回 数学的準備I(複素数,確率)
第4回 数学的準備II(線形ベクトル空間,固有値問題)
第5回 状態の時間発展(ハミルトニアンとシュレディンガー方程式)
第6回 2状態問題(一般解)
第7回 多状態問題
第8回 1次元運動:自由粒子
第9回 シュレディンガーの波動方程式
第10回 オブザーバブルと固有状態
第11回 交換関係と不確定性原理
第12回 1次元散乱問題
第13回 1次元調和振動子I
第14回 1次元調和振動子II
第15回 進んだ話題,全体的まとめ
中間テスト,定期試験
■学習・教育目標および到達目標
量子力学の基本的特徴と数学的構造を自信を持って理解する。
■授業時間外に必要な学修
授業における理解・訓練をもとにして,各自が教科書の細部や授業で触れなかった残りの部分を読み進め,理解を深めることが必要である。
毎週授業開始時に過去一週間の勉強時間・内容を確認する。
■教科書
[ISBN]9784320035911『量子力学基礎』(松居 哲生, 共立出版 : 2014)
■参考文献
特に指定しない。
■関連科目
量子力学I解法, 量子力学II,量子力学II解法
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート・発表 30%
中間テスト 10%
定期試験 60%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
松居教授室 31号館5階(内線)4080,4072
[email protected]
■オフィスアワー
木曜3時限. メールによる問い合わせは随時。
- 292 -
科目名:
量子力学Ⅱ
英文名: Quantum Mechanics Ⅱ
マ ツ イ
担当者: 松居
テ ツ オ
哲生
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
量子力学I,量子力学解法Iを受けて,その発展としての3次元諸問題,多粒子系,種々の近似法を学ぶ。基礎や考え方に重点を置き,応用や展開に
ついては必要最小限なものにとどめる。
授業の予備知識としては初等的な段階を想定している。具体的には,(i)量子力学I,量子力学解法Iで履修した部分,(ii)複素数やベクトル,微分方程
式などの数学(教科書の付録A数学的補遺の部分),(iii)単振動や角運動量などの古典力学(学部2年までの履修範囲)であるが,毎回の授業ではこれら
前提となる該当部分の復習から始めている。その後,教科書で取り上げた基本的概念や考え方とその周辺の説明,典型的な式の導出と変形の詳細,
演習問題の学生による解法とコメント等に授業時間が費やされる。随時,受講生に簡単な課題を課し,一部双方向・対話型の形式を取り入れる。
第1回 3次元ポテンシャル問題
第2回 球対称ポテンシャル問題
第3回 水素原子
第4回 角運動量I
第5回 角運動量II
第6回 角運動量の合成I
第7回 角運動量の合成II
第8回 多粒子系の波動関数:スピンと統計
第9回 多電子原子
第10回 摂動論I
第11回 摂動論II
第12回 変分法
第13回 WKB法
第14回 経路積分
第15回 進んだ話題と全体のまとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
量子力学Iを受けて,量子力学における基本的な3次元諸問題と種々の近似法を学ぶ。基礎や考え方に重点を置き,応用や展開については必要最小限
なものにとどめる。
■授業時間外に必要な学修
授業における理解・訓練をもとにして,各自が教科書の細部や授業で触れなかった残りの部分を読み進め,理解を深めることが必要である。毎週授
業開始時に過去一週間の勉強時間・内容を確認する。
■教科書
指定なし。随時参考資料を配布。
■参考文献
[ISBN]9784061532649『量子力学 着実に学ぶための手引き (KS物理専門書)』(松居 哲生, 講談社 : 2011) 9章-15章
[ISBN]9784320035911『量子力学基礎』(松居 哲生, 共立出版 : 2014)(量子力学I,量子力学解法Iの教科書)
■関連科目
量子力学I,量子力学I解法, 量子力学II解法
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート・発表 30%
定期試験 70%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
松居教授室 31号館5階(内線)4080,4072
[email protected]
■オフィスアワー
木曜3時限。 メールによる問い合わせは随時。
- 293 -
科目名:
量子力学解法Ⅰ
英文名: Quantum Mechanics Exercise ClassⅠ
マ ツ イ
担当者: 松居
テ ツ オ
哲生
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
演習問題をとおして量子力学Iで取り上げた内容をより深く理解する。
量子力学Iの内容を十分理解するためには量子力学解法Iを履修することが必要である。
授業の予備知識としてはまったく初等的な段階(高校数学、高校物理)を想定している。具体的には、複素数やベクトル、
微分方程式などの数学(教科書の付録A数学的補遺の部分)と単振動や角運動量などの古典力学は学部2年までの履修範
囲であるが、毎回の授業ではこれら量子力学の前提となる該当部分の復習から始めている。その後、教科書で取り上
げた基本的概念や考え方とその周辺の説明、典型的な式の導出と変形の詳細、演習問題の学生による解法とコメント
等に授業時間が費やされる。随時,受講生に簡単な課題を課し,一部双方向・対話型の形式を取り入れる。
第1回 古典物理学の破綻と量子力学の必要性
第2回 重ね合わせの原理と確率解釈
第3回 数学的準備I(複素数,確率)
第4回 数学的準備II(線形ベクトル空間,固有値問題)
第5回 状態の時間発展(ハミルトニアンとシュレディンガー方程式)
第6回 2状態問題(一般解)
第7回 多状態問題
第8回 1次元運動:自由粒子
第9回 シュレディンガーの波動方程式
第10回 オブザーバブルと固有状態
第11回 交換関係と不確定性原理
第12回 1次元散乱問題
第13回 1次元調和振動子I
第14回 1次元調和振動子II
第15回 進んだ話題,全体的まとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
量子力学の基本的特徴と数学的構造を自信を持って理解する。
■授業時間外に必要な学修
授業における理解・訓練をもとにして,各自が教科書の細部や授業で触れなかった残りの部分を読み進め,理解を深
めることが必要である。毎週授業開始時に過去一週間の勉強時間・内容を確認する。
■教科書
[ISBN]9784320035911『量子力学基礎』(松居 哲生, 共立出版 : 2014)
■参考文献
特に指定しない。
■関連科目
量子力学I, 量子力学II,量子力学II解法
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート・発表 35%
定期試験 65%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
松居教授室 31号館5階(内線)4080,4072
[email protected]
■オフィスアワー
木曜3時限。 メールによる問い合わせは随時。
- 294 -
科目名:
量子力学解法Ⅱ
英文名: Quantum Mechanics Exercise ClassⅡ
マ ツ イ
担当者: 松居
テ ツ オ
哲生
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
量子力学I,量子力学解法Iを受けて,その発展としての3次元諸問題,多粒子系,種々の近似法を学ぶ。基礎や考え方に重点を置き,応用や展開に
ついては必要最小限なものにとどめる。
授業の予備知識としては初等的な段階を想定している。具体的には,(i)量子力学I,量子力学解法Iで履修した部分,(ii)複素数やベクトル,微分方程
式などの数学(教科書の付録A数学的補遺の部分),(iii)単振動や角運動量などの古典力学(学部2年までの履修範囲)であるが,毎回の授業ではこれら
前提となる該当部分の復習から始めている。その後,教科書で取り上げた基本的概念や考え方とその周辺の説明,典型的な式の導出と変形の詳細,
演習問題の学生による解法とコメント等に授業時間が費やされる。随時,受講生に簡単な課題を課し,一部双方向・対話型の形式を取り入れる。
第1回 3次元ポテンシャル問題
第2回 球対称ポテンシャル問題
第3回 水素原子
第4回 角運動量I
第5回 角運動量II
第6回 角運動量の合成I
第7回 角運動量の合成II
第8回 多粒子系の波動関数:スピンと統計
第9回 多電子原子
第10回 摂動論I
第11回 摂動論II
第12回 変分法
第13回 WKB法
第14回 経路積分
第15回 進んだ話題と全体のまとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
量子力学Iを受けて,量子力学における基本的な3次元諸問題と種々の近似法を学ぶ。基礎や考え方に重点を置き,応用や展開については必要最小限
なものにとどめる。
■授業時間外に必要な学修
授業における理解・訓練をもとにして,各自が教科書の細部や授業で触れなかった残りの部分を読み進め,理解を深めることが必要である。毎週授
業開始時に過去一週間の勉強時間・内容を確認する。
■教科書
指定なし。随時参考資料を配布。
■参考文献
[ISBN]9784061532649『量子力学 着実に学ぶための手引き (KS物理専門書)』(松居 哲生, 講談社 : 2011) 9章-15章
[ISBN]9784320035911『量子力学基礎』(松居 哲生, 共立出版 : 2014)(量子力学I,量子力学解法Iの教科書)
■関連科目
量子力学I,量子力学I解法, 量子力学II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート・発表 30%
定期試験 70%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
松居教授室 31号館5階(内線)4080,4072
[email protected]
■オフィスアワー
木曜3時限。 メールによる問い合わせは随時。
- 295 -
専
門
科
目
※科目は 50 音順で掲載しています。
化学コース
授
業
計
画
科目名:
応用機器分析化学
英文名: Applied Instrumental Analysis
カシムラ シゲノリ
担当者: 柏村
成史
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
有機化合物の構造解析は主にNMR, IR, MS等の分析機器を用いて行う。この講議は、これらの分析機器の原理を学
ぶとともに、これらの機器のチャートから有機化合物の構造を解析を学習する事を目的としている。また有機化合物
の立体構造を解析するために必要なさらにハイレベルな分析手段である二次元NMRの基礎も解説する。
第1回 分析機器の原理
第2回 カルボニル化合物、ニトロ化合物のスペクトル
第3回 オレフィン、ラクトンのスペクトル
第4回 含臭素化合物、シクロプロパン類のスペクトル
第5回 置換オレフィン、含フッソ化合物のスペクトル
第6回 シアノ基などの含窒素化合物のスペクトル
第7回 ヘテロ環化合物のスペクトル
第8回 オレフィンの立体異性体や、ラクタムのスペクトル
第9回 芳香族アルデヒドのスペクトルの特徴
第10回 アセチレン誘導体および。含塩素化合物のスペクトルの特徴
第11回 ピリジン類および、エステル類のスペクトルの特徴
第12回 不飽和ケトン類のスペクトルの特徴
第13回 二次元NMR
第14回 スペクトル演習ー1
第15回 スペクトル演習ー2
■学習・教育目標および到達目標
有機化合物の構造解析は主にNMR, IR, MS等の分析機器を用いて行う。これらの機器のチャートから有機化合物の構
造が解析出来るように成る事を目標とする。
■教科書
[ISBN]9784782705339『はじめてみようスペクトル解析―MS・FTIR・500MHz NMR』(柏村 成史,三共出版)
■参考文献
[ISBN]9784807906338『有機化合物のスペクトルによる同定法 第7版』(シルバーシュタイン, 東京化学同人)
■関連科目
機器分析化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
小テスト 30%
■授業評価アンケート実施方法
実施する
■研究室・E-mailアドレス
有機電子化学研究室
<[email protected]>
■オフィスアワー
火曜日4限
- 299 -
科目名:
化学教科教育演習
英文名: Exercise for Chemistry Education
ワカバヤシ ト モ ナ リ
担当者: 若 林
知成
単 位: 1単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
教職課程を履修している学生を対象に、下級生の授業科目において課題の個別指導や模擬講義などを行う機会を演習科目として設定する。人に教えるという行
為によって科目の内容を明確に意識することになり、より深い理解に結びつくという考え方に基づいている。また、教えられる側の理解度を確認しながら表現
に工夫を凝らし、的確な指導ができるように教え方の技術に磨きをかけていく。化学教科教育演習では化学の専門科目を通じて相手に伝わる表現や教え方につ
いて実体験として学んでいき、教育実習などに活かしていく。
第1回 「エネルギーと変化、系と内部エネルギー」に関する演習指導
第2回 「仕事と熱、状態関数と経路関数」に関する演習指導
第3回 「エンタルピー、反応エンタルピーと生成エンタルピー ーヘスの法則ー」に関する演習指導
第4回 「エントロピーと秩序、エントロピー」に関する演習指導
第5回 「マクロ量とエントロピー、ギブズエネルギーと系の変化」に関する演習指導
第6回 「物質の状態 ー固体・液体・気体ー、気体分子運動論 ー圧力と体積ー」に関する演習指導
第7回 「状態方程式:理想気体の状態方程式、ファン・デル・ワールスの状態方程式、相平衡:相変化、相変化とギブズエネルギー、蒸気圧曲線 ークラウジ
ウスークラペイロンの式ー」に関する演習指導
第8回 「化学平衡:気相化学平衡とル・シャトリエの原理、酸塩基平衡・緩衝溶液、電池、ラウールの法則・ヘンリーの法則・溶解度:理想溶液(ラウールの
法則)、非理想溶液、溶解度」に関する演習指導
第9回 「束一的性質:沸点上昇、凝固点降下、浸透圧、電解質溶液の束一的性質、電解質溶液:イオン伝導、溶解度積」に関する演習指導
第10回 「コロイド、吸着平衡 ー吸着等温式ー」に関する演習指導
第11回 「結晶:結晶構造、結晶面、イオン半径、結合の種類と融点・沸点、液晶、金属と半導体:金属(自由電子模型、バンド構造)、半導体(バンドギャップ、
P型半導体とN型半導体)」に関する演習指導
第12回 「化学反応の速度と衝突、化学反応速度の解析:二次反応、一次反応、逐次反応と定常状態、素反応」に関する演習指導
第13回 「分子の衝突と反応速度:単位時間当たりの反応分子同士の衝突数、1衝突当たりの反応確率、活性化エネルギーと衝突エネルギー、反応速度定数、
反応速度定数の温度依存性 ー頻度因子と活性化エネルギー、化学反応のポテンシャルエネルギー曲面」に関する演習指導
第14回 「溶液中の化学反応:拡散と衝突 ー拡散律速反応ー、活性化エネルギーと溶媒効果 ー反応確率ー、酵素反応:酵素反応の特異性、酵素反応の速度」
に関する演習指導
第15回 「大気化学反応:光化学反応、成層圏の大気化学、対流圏の大気化学、反応速度の測定法」に関する演習指導
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
・教える科目の内容について事前に、曖昧さなく理解している
・単元に登場する言葉の定義を整理し、明確に説明できる
・公式等の適用範囲を正確に理解し、説明できる
・進度の遅い学生に対して辛抱強く、わかりやすい言葉で指導できる
・理解の早い学生に対して自学自習が進むよう、適切な課題を設定できる
■授業時間外に必要な学修
演習問題解答案を含む指導案の作成
指導記録の作成
■教科書
[ISBN]9784563046217『Step‐up基礎化学』(石川 春樹, 培風館 : 2015)
■参考文献
[ISBN]9784807905089『物理化学―分子論的アプローチ〈上〉』(D.A. マッカーリ, 東京化学同人 : 1999)
[ISBN]9784807905090『物理化学―分子論的アプローチ〈下〉』(マッカーリ, 東京化学同人 : 2000)
■関連科目
基礎物理化学演習
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
指導案の提出 50%
演習問題の答え合わせ(発表)25%
指導記録の提出(期末)25%
■授業評価アンケート実施方法
授業時間内に実施する
■研究室・E-mailアドレス
構造物理化学研究室(22号館6階)
[email protected]
■オフィスアワー
月曜3限
- 300 -
科目名:
化学実験Ⅰ
英文名: Chemistry Laboratory Ⅰ
ナ カ グ チ ユズル
担当者: 中口
スエナガ ユウサク
ヤマギワ ヨシロウ
マツモト コウイチ
讓・末永 勇作・山際 由朗・松本 浩一
単 位: 3単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
化学実験における基本的事項、実験に用いられる試薬、器具の取り扱いなどの実験手法を身につけさせる。無機化学
系実験においては質量保存の法則、溶解度と溶解度積、水溶液のpH、酸・塩基の性質、加水分解反応、緩衝作用、共
通イオン効果などの化学反応を実験を通じ習得する。有機化学系実験では有機化合物の化学特性を定性反応により理
解し、定量、合成、分離などの基本実験操作を習得させる。実験における計画・調査・実行・考察を習慣的に行える
ように留意し、実験化学の重要性を認識させ、報告書の作成法を身につける
第1回 はじめに 実験を始めるにあたっての注意
第2回 ガラス器具、基本的装置の取り扱い
第3回 無機定性 第I族陽イオンの定性および分離確認
第4回 無機定性 第II族陽イオン(Pb, Cu, Bi, Sb, Sn)の定性反応
第5回 無機定性 第III族陽イオン(Al, Fe, Cr)の定性および分離確認
第6回 無機定性 第IV族(Zn, Ni, Co, Mn)の定性および分離確認
第7回 環境分析
第8回 アボガドロ定数の測定
第9回 官能基の定性分析
第10回 生体関連物質の定性反応
第11回 酸性・塩基性による混合物の分離
第12回 酵素反応
第13回 エステルの実験
第14回 天然有機化合物の単離
第15回 化学実験Iのまとめ(テスト)
■学習・教育目標および到達目標
1)化学に必要不可欠な化学実験の手法を習得する。
2)実験を安全に実施するための手法を習得する。
3)実験報告書の作成方法を身につける。
4)実験に使用する試薬の取扱方法理解する。
■授業時間外に必要な学修
関連科目のテキストや参考書を熟読し理解しておくこと。
■教科書
化学実験Iテキスト(第1回の授業時に配布)
■参考文献
[ISBN]9784759810813『続 実験を安全に行うために―基本操作・基本測定編』(化学同人)
[ISBN]9784320040076『実験分析化学 付一般化学実験法 訂正増補版』(石橋雅義, 共立出版)
■関連科目
基礎分析化学、基礎有機化学、基礎物理化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポートの提出と内容の4段階評価 100%
■授業評価アンケート実施方法
12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
中口 譲 地球化学研究室 [email protected]
山際 由朗 有機化学研究室 [email protected]
末永 勇作 高分子科学研究室 [email protected]
松本 浩一 有機電子化学研究室 [email protected]
■オフィスアワー
教員により異なります。実験終了後おたずね下さい。
- 301 -
科目名:
化学実験Ⅱ
英文名: Chemistry Laboratory Ⅱ
ク ロ ダ
担当者: 黒田
タカヨシ
ワカバヤシ ト モ ナ リ
スエナガ ユウサク
ハタナカ
ミ
ホ
孝義・若林 知成・末永 勇作・畑中 美穂
単 位: 3単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
物理化学分野では、分子やイオンの性質と物質の諸性質との関連を基礎物理化学および演習を終えた段階で化学熱力学の講義と並行して実際に実験で確認す
ることにより物理化学の基礎理論を理解する。
無機分析化学分野では、分析化学における代表的ないくつかの定量方法について、実験を通してそれらの理論を理解するとともに、分析化学実験の基礎技術
を修得する。
(h)クラス:前半 物理化学系実験(1), 後半 無機系実験(2)
(i)クラス:前半 無機系実験(2), 後半 物理化学系実験(1)
第1回 実験をはじめるにあたって
第2回 ノギスとマイクロメーター
第3回 アボガドロ定数の決定
第4回 化学反応と活性化エネルギー:ショ糖の加水分解
第5回 溶液の粘度
第6回 コロイド溶液・泡の安定度の決定
第7回 水の電気分解と燃料電池
第8回 表面張力と固体の密度
第9回 定量分析(中和滴定)
第10回 定量分析(酸化還元滴定)
第11回 定量分析(キレート滴定)
第12回 定量分析(酸解離定数の決定)
第13回 錯体の組成決定
第14回 溶媒抽出法
第15回 まとめ
■学習・教育目標および到達目標
分析化学実験および物理化学実験を通じて、基本的な実験操作法を習得し、考え方を学ぶ。
■授業時間外に必要な学修
関連科目のテキストや参考書を熟読し理解しておくこと。
■教科書
化学実験IIのテキスト (ガイダンス時に配布)
[ISBN]9784759810813『続 実験を安全に行うために―基本操作・基本測定編』(化学同人)
安全要覧(入学時に配布)
■参考文献
[ISBN]4759800344『分析化学実験』(日本分析化学会北海道支部, 化学同人 : 2000)
[ISBN]9784785331252『分析化学実験 (基礎化学選書)』(阿部 光雄, 裳華房 : 1986)
[ISBN]9784759800357『機器分析実験法 上』(化学同人 : 2000)
「バーロー物理化学」(上巻)第6版 G. M. Barrow著、大門・堂面訳 東京化学同人 ¥4200(1999)
アトキンス 物理化学 第6版 千原、中村訳 東京化学同人 ¥5400
マッカリーサイモン 物理化学 千原、江口 斉藤訳 東京化学同人 ¥5400
■関連科目
基礎物理化学および演習、化学熱力学、構造物理化学、物理化学演習、基礎分析化学、基礎分析化学演習
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート評価 80%
実験終了後の面接諮問、臨時試験 20%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
wakaba@chem.kindai.ac.jp
kuroda@chem.kindai.ac.jp
suenagay@chem.kindai.ac.jp
hatanaka@chem.kindai.ac.jp
■オフィスアワー
E-mailにて都合を確認のうえ、訪問してください。
- 302 -
科目名:
化学実験Ⅲ
英文名: Chemistry Laboratory Ⅲ
カシムラ シゲノリ
担当者: 柏村
ワカバヤシ ト モ ナ リ
サ
ガ
ヨシタカ
モリサワ ユウスケ
成史・若林 知成・佐賀 佳央・森澤 勇介
単 位: 3単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
受講者を2クラスに分け、有機生化学系実験と物理化学系実験を実施する。
【有機生化学系実験】基礎有機化学、反応有機化学および基礎生化学の講義内容から代表的な項目を選定し、実験を行うことによって理論を確認するとともに
実験に使用する装置や薬品の性質を理解した上で基本的な実験操作法を修得することを目標とする。有機化学の代表的な反応として、脱離反応:シクロヘキサ
ノールからシクロヘキセンの生成、求核置換反応:2-クロロ-2-メチルプロパンの合成、およびベンゾフェノンオキシムのBeckmann転位を行う。また、生化学
関連実験として、ペプチドを構成するアミノ酸の配列決定を実施する。
【物理化学系実験】物理化学系実験の目的は、原子・分子が関与する種々の現象や反応を定量的に測定し、それを解析することによって自然の法則を理解する
ことである。そこでは、実験データの定量的な記述と解析に基づいて、物質の構造・物性・反応に関する種々の性質を明らかにする。物理化学系実験で行われ
る測定と考察を通して、事実に立脚した確かな論理的思考力を身に着けることを目標とする。具体的な実験項目として、シオロボフ法による2成分溶液の組成
と沸点の関係、部分モル量の決定、冷却曲線より状態図の決定、2原子分子の振動回転スペクトル、示差熱分析、および、蛍光スペクトルの測定を実施する。
第1回 実験を始めるにあたっての安全教育
第2回 脱離反応:シクロヘキセンの合成
第3回 求核置換反応:2-クロロ-2-メチルプロパン
第4回 ベンゾフェノンオキシムのBeckmann転位
第5回 ペプチドの配列決定 1 - DNP化反応
第6回 ペプチドの配列決定 2 - 加水分解および生成物の分離
第7回 ペプチドの配列決定 3 - TLC分析によるアミノ酸の同定
第8回 有機生化実験
第9回 シオロボフ法による2成分系の溶液の組成と沸点
第10回 部分モル量の決定
第11回 冷却曲線から状態図を描く
第12回 2原子分子の振動回転スペクトル
第13回 示差熱分析
第14回 蛍光スペクトルの測定
第15回 赤外分光による有機化合物の同定
■学習・教育目標および到達目標
有機生化学実験、物理化学実験を通じて、それぞれの基本的な実験操作法の習得と考え方を学ぶ。
■授業時間外に必要な学修
レポート作成時に、関連科目のテキストや参考書を熟読すること。
■教科書
実験テキストを配布する。
「安全要覧(実験者のための災害防止と応急処置」 近畿大学編
■参考文献
[ISBN]9784759808315『化学のレポートと論文の書き方』(泉美治, 化学同人)
[ISBN]9784621034705『マイクロスケール有機化学実験』(K.L. ウィリアムソン, 丸善)
[ISBN]9784807904877『ヴォート基礎生化学』(D. ヴォート, 東京化学同人)
[ISBN]9784807907526『物理化学実験法』(東京化学同人)
[ISBN]9784807905027『バーロー物理化学 上 第6版』(Gordon M. Barrow, 東京化学同人)
[ISBN]9784807905034『バーロー物理化学 下 第6版』(Gordon M. Barrow, 東京化学同人)
[ISBN]なし『熱力学的な考え方 (有機化学における物理的方法 9)』(藤代亮一, 共立出版 1967年)
[ISBN]9784807905089『物理化学 : 分子論的アプローチ 上』(D.A. マッカーリ, 東京化学同人)
■関連科目
基礎有機化学、反応有機化学I、反応有機化学II、基礎生化学、基礎物理化学、物性物理化学、量子化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート評価 80%
実験終了後の面接諮問、臨時試験 20%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
柏村成史:22号館2階(内線4484) kashimu@chem.kindai.ac.jp
若林知成:22号館6階(内線4101) wakaba@chem.kindai.ac.jp
佐賀佳央:22号館3階(内線4365) saga@chem.kindai.ac.jp
森澤勇介:22号館6階(内線4104) morisawa@chem.kindai.ac.jp
■オフィスアワー
担当教員の都合を聞いた上で訪問されたし。
- 303 -
科目名:
化学実験Ⅳ
英文名: Chemistry Laboratory Ⅳ
ナ カ グ チ ユズル
担当者: 中口
単 位: 3単位
マエカワ マサヒコ
カ ミ ヤ マ タダシ
モリサワ ユウスケ
讓・前川 雅彦・神山 匡・森澤 勇介
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
物理化学実験では基礎物理化学、構造物理化学、化学熱力学などで学んだ分子の性質や化学反応と物質の諸性質との関連
を実際の測定を通じて理解させると共に、基礎的実験技術や文献調査、問題解決のための方法や心構えなどを習熟する。
無機化学系実験では、分析化学の応用実験の後、各種コバルト錯体の合成とIRスペクトルや紫外・可視吸収スペクトルを
測定しその分光学的特性を調べる。
第1回 実験をはじめるにあたっての注意(1)
第2回 原子吸光分析法による銅の定量分析
第3回 環境中の水素イオン指数とアルカリ度の分析
第4回 吸光光度法および高速液体クロマトグラフィーによるクロロフィルa,bの定量
第5回 コバルト錯体の分光学的特性の解明:ヘキサアンミンコバルト(Ⅲ)塩化物の合成
第6回 コバルト錯体の分光学的特性の解明:ペンタアンミンクロロコバルト(Ⅲ)塩化物の合成
第7回 アセチルアセトナト金属錯体の合成
第8回 実験をはじめるにあたっての注意(2)
第9回 理想希薄溶液による分子量決定
第10回 混合エンタルピーの決定
第11回 精留の原理と応用
第12回 高分子の粘度平均分子量の決定
第13回 反応速度と活性化エネルギーの決定
第14回 蛋白質の構造安定性の決定
第15回 プレゼンテーション
■学習・教育目標および到達目標
物理化学、無機化学に関連した実験手法の習得
■授業時間外に必要な学修
関連科目のテキストや参考書を熟読し理解しておくこと
■教科書
化学実験IVテキスト(ガイダンス時に配布)
■参考文献
[ISBN]9784807905249『物理化学実験法 第4版』(千原 秀昭, 東京化学同人)
[ISBN]9784807902965『物理化学実験法 第3版』(千原秀昭, 東京化学同人)
[ISBN]9784320001497『錯体化学入門 第3版 (共立全書 149)』(柴田 村治, 共立出版)
[ISBN]9784785333102『錯体化学 改訂版 (化学選書)』(山崎 一雄, 裳華房)
[ISBN]なし『安全要覧 : 実験者のための災害防止と応急処理』(近畿大学)
■関連科目
基礎物理化学および演習、化学熱力学、物理化学演習、構造物理化学など
基礎分析化学、精密分析化学、基礎無機化学、典型元素の化学、遷移元素の化学、化学実験Ⅱなど
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート 80%
実験状況 20%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
中口 譲 地球化学研究室・[email protected]
神山 匡 物理化学研究室・[email protected]
前川雅彦 理工学総合研究所・[email protected]
森澤勇介 分光物性化学研究室・[email protected]
■オフィスアワー
E-mailにて都合を確認のうえ、訪問して下さい。
- 304 -
科目名:
化学実験Ⅴ
英文名: Chemistry Laboratory Ⅴ
ク ロ ダ
担当者: 黒田
タカヨシ
ヤマギワ ヨシロウ
ヤマグチ ヨシヒロ
カ ミ ヤ マ タダシ
マツモト コウイチ
孝義・山際 由朗・山口 仁宏・神山 匡・松本 浩一
単 位: 3単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
実験は、自然界を構成する物質の構造や性質について、講義や参考書で得た知識を確認すると共に、それらを調べ、分析するための技術を習得することを目
的としている。また、実験結果を解析する科学的思考方法についても習得し、論理的に自然現象を理解する基礎を学ぶ。化学実験Vでは、前半では有機化学系
実験の仕上げである有機化学系実験(3)を行ない、後半は化学実験の仕上げとして無機系、物理化学系、有機系の実験を総合して行なう。
(a)クラス:前半 有機化学系実験(3)、後半 総合実験
(b)クラス:前半 総合実験、後半 有機化学系実験(3)
第1回 ガイダンス
第2回 芳香族化合物の反応1 ニトロ化反応
第3回 芳香族化合物の反応2 Sandmeyer反応
第4回 芳香族化合物の反応3 Friedel-Crafts反応
第5回 有機金属化合物の反応1 -Grignard反応-
第6回 有機金属化合物の反応2 -トリフェニルメタノールの反応-
第7回 構造解析実習
第8回 ガイダンス
第9回 錯体の光学異性体の分離と性質(1)
第10回 錯体の光学異性体の分離と性質(2)CDスペクトルによる光学分割の確認
第11回 カラムクロマトグラフィーによる分離-フルオレンとフルオレノン(その1)
第12回 カラムクロマトグラフィーによる分離-フルオレンとフルオレノン(その2)
第13回 反応速度の決定
第14回 包接水和物の水和量決定
第15回 化学実験Ⅴのまとめ
■学習・教育目標および到達目標
これまでの実験経験を更に発展させ、より高度で応用性を求められるテーマに取り組むことで、卒業研究に向けた基盤作りとなることを目指している。
■授業時間外に必要な学修
配布する実験テキストを実験前に熟読しフローチャートを作成するとともに、テキスト中に記載の関連科目の参考書や参考文献を理解しておくこと。
■教科書
化学実験V実験テキスト(事前に配布)
■参考文献
[ISBN]9784621035641『実験化学講座 17: 無機錯体・キレート錯体 第4版』(日本化学会, 丸善)
[ISBN]9784621034705『マイクロスケール有機化学実験』(ウィリアムソン, 丸善)
■関連科目
すべての科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
実験状況 20%
レポート内容 80%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
黒田:錯体化学研究室 22号4階(4120)[email protected]
山口:合成有機化学研究室 22号3・4階(4121 or 4178)[email protected]
山際:有機化学研究室 22号5階(4114)[email protected]
神山:物理化学研究室 22号5階(4111)[email protected]
松本:有機電子化学研究室 22号館2階(4126)[email protected]
■オフィスアワー
黒田:水曜日2,3,4限
山口:火曜日5限
山際:火曜日5限
神山:火曜日5限
松本:火曜日5限
- 305 -
科目名:
化学情報処理
英文名: Chemical Information Processing
モリサワ ユウスケ
マツモト コウイチ
ハタナカ
ミ
ホ
担当者: 森澤
勇介・松本 浩一・畑中 美穂
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
・Word、Excelの操作について基礎から修得し、データ解析を含めレポート作成において不可欠な操作方法を修得する。
・化学を理解する上で最も重要な分子の化学構造式、反応のスキーム、反応機構などをChemDrawとChem3D(CambridgeSoft社)を用いて描画する。
・分子の立体構造描画や簡単な分子力場計算などを行い、物質の構造とその物性との関係を理解する。
・オンラインでの化学文献検索法を修得する。
演習科目であるので積極的に課題に取り組むことが必要。修得したリテラシーは実験のレポート作成などに使うことで身に付いていくから、応用できることを
見つけてどんどん使い込むことが大切である。
第1回 化学情報検索
第2回 レポート作成のために①
第3回 レポート作成のために②
第4回 Chem draw (2D)の概要説明と練習①
第5回 Chem draw (2D)の概要説明と練習②
第6回 Chem draw (3D)の概要説明と練習①
第7回 Chem draw (3D)の概要説明と練習②
第8回 Chem draw (3D)の概要説明と練習③
第9回 エクセル基礎:関数の使い方①
第10回 エクセル基礎:関数の使い方②
第11回 エクセル応用:回帰分析①
第12回 エクセル応用:回帰分析②
第13回 エクセル応用:微分積分①
第14回 エクセル応用:微分積分②
第15回 総合演習
■学習・教育目標および到達目標
専門科目を学んでいく上でこれらのアプリケーションソフトを自由に使いこなせること。
■授業時間外に必要な学修
授業で学んだ操作をレポート作成などに利用して、応用力をつけること。
■教科書
なし(課題に応じてプリントを配布する)
■参考文献
Word、Excel、PowerPoint、ChemDraw、Chem3Dユーザーズガイド
[ISBN]9784759809176『ChemDraw7.0徹底活用ガイド』(有田 正博, 化学同人)
■関連科目
・第1セメスターおよび第2セメスター開講専門科目に関して基礎知識を有することが望ましい。
・「情報処理基礎」
・修得した方法を化学実験II, III, IV, Vのレポート作成に活用する。
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート 100%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
森澤 勇介 分光物性化学研究室 22号館6階
[email protected]
松本 浩一 有機電子化学研究室 22号館2階
[email protected]
畑中 美穂 構造物理化学研究室 22号館5F
[email protected]
■オフィスアワー
事前に連絡やアポイントをとり訪問してください。
- 306 -
科目名:
化学熱力学および演習
英文名: Chemical Thermodynamics and Exercises
カ ミ ヤ マ タダシ
担当者: 神山
匡
単 位: 3単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
化学を学ぶものにとって不可欠な化学熱力学の基礎を、4つの法則を中心に解説します。特にエンタルピー、エントロピー、ギブズエネルギー、化学ポテンシャ
ルの概念や式の導出を詳しく説き、理解を深めます。
インターネット(http://yumemo.chem.kindai.ac.jp/)を通じて講義の内容を復習できるようにしております。上記HPには、講義動画、予習資料、課題、小テスト、
質問コーナー、過去問などを開示しますので活用して理解度を高めることを薦めます。
第1回 化学熱力学の位置づけ
第2回 熱力学第0法則
第3回 熱力学第一法則
第4回 内部エネルギー変化とエンタルビー
第5回 熱力学第一法則についての演習Ⅰ
第6回 熱力学第一法則についての演習Ⅱ
第7回 熱化学
第8回 反応熱の温度変化
第9回 温度計
第10回 熱力学第二法則とエントロピー
第11回 Carnotサイクルと最大仕事効率
第12回 エントロピー
第13回 エントロピーの演習
第14回 熱力学第三法則と反応のエントロピー
第15回 エントロピーに関する演習
中間試験
計算問題と論述問題
第16回 Gibbsエネルギーと反応平衡
第17回 Gibbsエネルギーと変化の方向
第18回 Gibbsエネルギーと変化の方向に関する演習
第19回 熱力学関数の数学的関係
第20回 化学ポテンシャルとマクスウェルの関係
第21回 多成分系の熱力学
第22回 化学ポテンシャルとGibbs‐Duhemの関係
第23回 Gibbs-Helmholts式
第24回 ギブズエネルギーの圧力,温度による変化
第25回 多成分系の相平衡
第26回 二成分系の平衡
第27回 固液相図
第28回 表面張力と吸着
第29回 電解質溶液と電池
第30回 標準電極電位と濃淡電池
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
化学反応を熱力学的に解析し解釈できる力を身に付ける。
■授業時間外に必要な学修
インターネット(MOODLE)を活用して予習復習を行い、講義項目に応じた課題を提出する。
■教科書
なし(ノート講義)
講義中に示した図表はホームページに開示し、講義動画はMOODLEで配信する。
■参考文献
[ISBN]9784807907908『化学熱力学 基本の考え方15章』(中田宗隆, 東京化学同人)
[ISBN]9784000058339『はじめての化学熱力学』(菅宏, 岩波書店)
[ISBN]9784807906956『アトキンス 物理化学 上 第8版』(アトキンス, 東京化学同人)
[ISBN]9784807906963『アトキンス 物理化学 下 第8版』(アトキンス, 東京化学同人)
[ISBN]9784807905027『バーロー物理化学 上 第6版』(Gordon M. Barrow, 東京化学同人)
■関連科目
基礎物理化学、基礎物理化学演習、反応物理化学、生物物理化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 60%
小テスト、中間テスト、課題 40%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
物理化学研究室 22号館5階
E-mailアドレス:[email protected]
■オフィスアワー
Eメールでアポイントを取れば随時対応します。
- 307 -
科目名:
化学のための数学演習
英文名: Mathematics in Chemistry
ワカバヤシ ト モ ナ リ
担当者: 若 林
知成
単 位: 1単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
高校までの化学は物質の世界が「どうなっているか」に関心をもってその見方を知ることが中心であった。大学の化学は物理現象や化学変化が「なぜそうな
るのか」その理由について目に見えない原子や分子のレベルまでさかのぼって考えるところから始まる。物質を構成する電子や原子核の運動を物理法則にした
がって解析することによって原子や分子のふるまいを理解していくようになるわけだが、化学のための数学演習ではその基礎になる原理や基礎方程式を学び、
具体的なモデルについてその解き方と結果の使い方をマスターする。
第1回 物質の構成に関する演習問題の解説
第2回 物質量と単位に関する演習問題の解説
第3回 エネルギーに関する演習問題の解説
第4回 ミクロとマクロに関する演習問題の解説
第5回 光と物質が示す二重性に関する演習問題の解説
第6回 量子化学入門
1次元箱の中の粒子に関する演習問題の解説
第7回 水素原子の構造に関する演習問題の解説
第8回 多電子原子に関する演習問題の解説
第9回 元素の周期的な性質に関する演習問題の解説
第10回 いろいろな化学結合と分子の構造に関する演習問題の解説
第11回 分子の中の電子 ー分子軌道ー
水分子の分子軌道に関する演習問題の解説
p軌道から作られる分子軌道に関する演習問題の解説
第12回 多重結合に関する演習問題の解説
混成軌道に関する演習問題の解説
π軌道の共役に関する演習問題の解説
第13回 分子の状態とエネルギーに関する演習問題の解説
分子の電子状態に関する演習問題の解説
分子の運動に関する演習問題の解説
分子による光の吸収と放出に関する演習問題の解説
第14回 分子の電気的性質に関する演習問題の解説
第15回 分子の間に働く力に関する演習問題の解説
■学習・教育目標および到達目標
1)
2)
3)
4)
5)
6)
7)
国際単位系を正しく使うことができる
物質量とモル質量を正しく計算できる
1次元箱のエネルギー準位と波動関数を導くことができる
水素原子の波動関数を正確に描くことができる
多電子原子の電子配置を正確に理解している
混成軌道の波動関数を導くことができる
光量子のエネルギーを様々な単位に変換できる
■授業時間外に必要な学修
演習問題のレポート作成
演習問題の復習
■教科書
[ISBN]9784563046217『Step‐up基礎化学』(石川 春樹, 培風館 : 2015)
■参考文献
[ISBN]9784807905089『物理化学―分子論的アプローチ〈上〉』(D.A. マッカーリ, 東京化学同人 : 1999)
■関連科目
基礎物理化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
小テストおよび演習問題のレポート 100%
■授業評価アンケート実施方法
授業時間内に実施する
■研究室・E-mailアドレス
構造物理化学研究室(22号館6階)・[email protected]
■オフィスアワー
月曜3限
- 308 -
科目名:
環境化学
英文名: Environmental Chemistry
ナ カ グ チ ユズル
担当者: 中口
讓
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
環境化学という言葉から「汚染」
「公害」
「環境ホルモン」
「地球温暖化」などの事柄を連想するが、現在地球上で起こっ
ている様々な環境問題を理解するためには我々が住んでいる地球の生い立ちや地球が誕生してから今日に至るまでの
過程を知る必要がある。この講義では地球すなわち宇宙の誕生から、地球の誕生そして地球上で生命が誕生した過程
から、現在問題視されている環境問題に焦点を当て、将来人類が長きにわたって生存するため、持続的社会を実現可
能な化学者の育成を目指す。
第1回 環境化学の授業目標
第2回 宇宙の誕生と進化、元素の起源
第3回 宇宙の化学組成と元素の存在度
第4回 地球の誕生と進化
第5回 地球における生命の誕生と進化
第6回 地球における環境問題の歴史
第7回 中間テスト
第8回 水圏の環境化学(1)
第9回 水圏の環境化学(2)
第10回 大気圏の環境化学(1)
第11回 大気圏の環境化学(2)
第12回 地圏の環境化学(1)
第13回 地圏の環境化学(2)
第14回 環境中における化学物質の安全性の評価方法
第15回 最近の環境問題
定期試験:第8回~ 15回にかけて講義した内容の理解度の確認。
■学習・教育目標および到達目標
1)宇宙・地球・生命の誕生と進化過程を理解する。
2)現代社会で起こっている環境問題と生態系のあり方を理解する。
3)循環型社会構築のために必要とされることを理解する。
■授業時間外に必要な学修
講義の際、指示する。
■教科書
PowerPointによる講義、必要なデータはプリントで配布する。
■参考文献
[ISBN]9784782706671『新 環境と生命』(及川 紀久雄, 三共出版 : 2012)
■関連科目
環境分析化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポートと科目終末試験の合格 100%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃実施する。
■研究室・E-mailアドレス
地球化学研究室・[email protected]
■オフィスアワー
講義と実験実習以外の時間、授業終了時にたずねてください。
- 309 -
科目名:
環境分析化学
英文名: Analytical Chemistry for Environmental Sciences
ナ カ グ チ ユズル
担当者: 中口
讓
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
地球温暖化、オゾン層の破壊、ダイオキシン、内分泌攪乱物質(環境ホルモン)など、我々の身の回りには様々な
環境問題が山積している。これらの問題は短期間で解決することは不可能であり、長期的な観測、すなわち測るとい
うことが求められている。この講義では、環境を理解するための環境試料の採取法、前処理法、定量法を系統的に分
類し、大気、水、土壌、生体試料それぞれに含まれる環境汚染物質の分析法について学ぶ。
第1回 はじめに 環境試料の分類
第2回 水試料の環境分析(1)
第3回 水試料の環境分析(2)
第4回 水試料の環境分析(3)
第5回 大気試料の環境分析(1)
第6回 大気試料の環境分析(2)
第7回 土壌・底質・生物試料の環境分析
第8回 中間テスト
第9回 環境試料の前処理方法(1)
第10回 環境試料の前処理方法(2)
第11回 環境試料の前処理法(3)
第12回 環境分析に用いられる機器分析法(1)
第13回 環境分析に用いられる機器分析法(2)
第14回 データの処理方法
第15回 環境分析化学演習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1)水圏における試料採取など環境分析に手法を理解する。
2)大気中の化学成分の分析手法を理解する。
3)土壌・生物試料の処理法と化学成分の分析手法を理解する
4)環境分析におけるデータの処理法を理解する。
■授業時間外に必要な学修
講義の際、指示する。
■教科書
[ISBN]9784759811445『ベーシック 機器分析化学』(化学同人)
■参考文献
[ISBN]9784782703830『環境の化学分析』(日本分析化学会北海道支部, 三共出版)
[ISBN]9784621070710『はかってなんぼ 環境編』(日本分析化学会近畿支部, 丸善)
[ISBN]9784782704806『環境分析化学』(合原眞, 三共出版)
■関連科目
環境化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
中間テスト 50%
定期試験 50%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
地球化学研究室 22号館6階(内線4106)・[email protected]
■オフィスアワー
随時、授業終了後におたずねください。
- 310 -
科目名:
機器分析化学
英文名: Instrumental Analysis
モリサワ ユウスケ
担当者: 森澤
勇介
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
機器分析のなかでも分光分析とクロマトグラフィーを主題に取り扱う。分光分析は、果物の糖度分析や医療診断技術
といった身近な応用技術から、最先端の研究における原子・分子の定性・定量分析にまで広い分野で用いられている。
有機・生物・無機・物化いずれの分野の研究を行う場合においても、必要な機器分析法について、その基礎を取り扱う。
第1回 機器分析序論
第2回 分光分析の基礎
第3回 吸光光度法
第4回 蛍光光度法
第5回 赤外分光分析
第6回 赤外分光分析とラマン分光分析
第7回 赤外スペクトルとラマンスペクトルの解釈
第8回 問題演習1
第9回 中間試験
第10回 X線回折法
第11回 X線回折法2
第12回 蛍光X線分析法
第13回 蛍光X線分析法2
第14回 分光分析法の応用
第15回 課題解説、問題演習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1)分光分析の基礎としてLambert-Beer則を理解し、定量分析に活用できる。
2)FT-IRスペクトルの解析により、分子官能基分析ができる。
3) X線分析(X線回折、蛍光X線)の原理を理解する。
■授業時間外に必要な学修
受講に際しては、テキストを元に予習し、演習問題で復習を行って理解を深めることが必要である。
■教科書
[ISBN]9784061568075『機器分析 (エキスパート応用化学テキストシリーズ)』(大谷 肇, 講談社 : 2015)
■参考文献
[ISBN]4782702299『入門機器分析化学』(庄野 利之, 三共出版 : 1988)
[ISBN]9784782704059『入門機器分析化学演習』(庄野利之, 三共出版)
■関連科目
基礎分析化学演習、応用機器分析化学、量子化学および演習、分光物性化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 60%
小テスト 20%
宿題などのレポート評価 20%
■授業評価アンケート実施方法
後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
分光物性化学研究室
[email protected]
■オフィスアワー
火曜日5限
これ以外の曜日・時間でも講義,会議等がなければ対応可能。
- 311 -
科目名:
基礎生化学
英文名: Basic Biochemistry
サ
ガ
担当者: 佐賀
ヨシタカ
佳央
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
ヒトを始めとする生物では、さまざまな生体成分が細胞内で活躍することで日常の生命活動を維持している。これらの生体成分は主に有機化合物であり、大き
く4種類の成分、タンパク質、糖質、脂質、および核酸に分類される。これらの生体成分は独特の構造を持ち、それぞれに適した役割を果たしている。例えば
タンパク質は多数のアミノ酸が重合した高分子であり、触媒機能(酵素など)や構造保持(コラーゲンなど)、外部刺激の受容(網膜の光受容体など)など生
命活動において重要な働きをしている。本講義では、生物で働いている基本的な生体成分の構造の特徴と主要な役割について講義を進め、生命現象の基礎を理
解することを目的とする。なお、本講義は有機化学系の教科書「ソロモンの新有機化学」のChapter21 ~ 23を主な範囲とする。
第1回 生命と細胞
第2回 アミノ酸の基本的性質
第3回 アミノ酸の構造と役割
第4回 ペプチドの構造と性質
第5回 ペプチドのアミノ酸配列決定
第6回 タンパク質の高次構造と性質
第7回 酵素の触媒機構
第8回 酵素の反応速度論
第9回 中間テスト
第10回 単糖の構造
第11回 単糖の機能と反応
第12回 多糖の構造と役割
第13回 脂質の構造と役割
第14回 生体膜の構造と役割
第15回 講義全体のまとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
アミノ酸とタンパク質の構造と機能を理解する。
核酸、糖類、脂質の構造と性質を理解する。
■授業時間外に必要な学修
講義内容を教科書・参考書・講義資料等で復習し、疑問があれば次週以降に質問すること
■教科書
[ISBN]9784759808926『生体分子の化学』(相本 三郎,化学同人)
■参考文献
[ISBN]9784567235037『ソロモンの新有機化学 上 第9版』(ソロモン, 広川書店)
[ISBN]9784567235044『ソロモンの新有機化学 下 第9版』(ソロモン, 広川書店)
[ISBN]9784807908073『ヴォート生化学 上 第4版』(Donald Voet, 東京化学同人)
[ISBN]9784807908080『ヴォート生化学 下 第4版』(Donald Voet, 東京化学同人)
■関連科目
基礎有機化学・天然物有機化学・分子生物化学・生物物理化学・生物無機化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
小テスト 30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
生物化学研究室(22号館3階)
[email protected]
■オフィスアワー
水曜2限(10:40 ~ 12:10)
土曜日1、2時限(9:00 ~ 12:10)
ただし、それ以外の時間でもあらかじめ連絡があれば適宜対処します。
- 312 -
科目名:
基礎物理化学
英文名: Introduction of Physical Chemistry
ワカバヤシ ト モ ナ リ
担当者: 若 林
知成
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
物質の成り立ちを構成粒子の性質から理解し、ミクロな構造がマクロな性質にどのように現れるかを知ることは、化学のあらゆる分野に共通する基本的に重要な考え方である。物理化
学は様々な物質に共通する性質を統一的な視点で捉え、量子力学と電磁気学、さらには熱力学によって説明される物理学の基本法則に基づいて体系化した物質の学問である。1年生前期
の基礎物理化学では、目に見えない小さな原子や分子のふるまいを電子の波動的なふるまいから理解するミクロな考え方を中心に学んでいく。1次元箱の中の粒子に代表される物質波の
モデルを学び、量子化されたエネルギー準位という新しい概念を取り入れる。さらに、原子や分子の離散的エネルギー準位について学ぶ。
第1回 物質の構成 ー身の回りのものは何でできているかー
原子と同位体、元素と単体、化合物と分子・イオン、純物質と混合物、物質量とモル質量
第2回 物質量と単位 ー森羅万象は七つの単位で表せるー
国際単位系、SI基本単位、SI組立単位、非SI単位、SI接頭語、数値の不確かさ
第3回 エネルギー ーすべてはエネルギーが支配するー
運動エネルギー、静電エネルギー
第4回 ミクロとマクロ
ミクロな視点、マクロな視点
第5回 光と物質が示す二重性
粒子としての光:光電効果
波としての粒子:物質波
光を通して見る量子の世界:水素原子の発光スペクトル
第6回 量子化学入門
1次元箱の中の粒子
量子の世界の不思議なふるまい:トンネル効果
第7回 水素原子の構造
主量子数、方位量子数、磁気量子数
第8回 多電子原子
水素原子と多電子原子の違い
スピン量子数
電子配置 ーパウリの原理とフントの規則ー
第9回 元素の周期的な性質
元素の周期的な性質と電子配置の関係
イオン化エネルギー
電子親和力
第10回 いろいろな化学結合と分子の構造
共有結合
イオン結合と配位結合
電子対の反発による分子構造の予測
第11回 分子の中の電子 ー分子軌道ー
水分子の分子軌道
p軌道から作られる分子軌道
第12回 多重結合
混成軌道
π軌道の共役
第13回 分子の状態とエネルギー
分子の電子状態
分子の運動
分子による光の吸収と放出
第14回 分子の電気的性質
第15回 分子の間に働く力
分子間相互作用
レナード・ジョーンズポテンシャル
水素結合
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1)
2)
3)
4)
5)
6)
7)
物質構成について正確に理解している
光の粒子性と物質の波動性について説明できる
1次元箱の中の粒子の問題を解くことができる
水素原子の量子数と原子軌道の対応を理解している
パウリの原理と電子配置を正しく扱うことができる
共有結合の分子軌道法について理解している
分子エネルギー準位から光吸収について説明できる
■授業時間外に必要な学修
授業内容の整理と復習
演習問題のレポート作成
■教科書
[ISBN]9784563046217『Step‐up基礎化学』(石川 春樹, 培風館 : 2015)
■参考文献
[ISBN]9784807905089『物理化学―分子論的アプローチ〈上〉』(D.A. マッカーリ, 東京化学同人 : 1999)
■関連科目
化学のための数学演習
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テストおよび演習問題のレポート 50%
■授業評価アンケート実施方法
授業時間内に実施する
■研究室・E-mailアドレス
構造物理化学研究室(22号館6階)・[email protected]
■オフィスアワー
月曜3限
- 313 -
科目名:
基礎物理化学演習
英文名: Fundamentals of Physical Chemistry and Exercises
ワカバヤシ ト モ ナ リ
担当者: 若 林
知成
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
私たちが目にする物質は極めて多数の原子・分子からなる集合体である。その性質は一つ一つの構成要素である原子・分子のミクロな性質がそのまま現れる場合もあれば、集団としての特徴が際立って現れる場合もある。
基礎物理化学演習では原子・分子の集団的な振舞いを物理的に考察し、どのような原理に基づいて物質の状態が決定され化学変化が進行するのかについて学ぶ。まずはじめに系の概念について学習し、系の熱力学的な安定
性を考える際に反応熱いわゆるエンタルピーだけでなく系の乱雑さの指標となるエントロピーがもう一つの支配的な役割りを担うことを理解する。これによりギブズエネルギーの重要性が認識され、系の安定性の考察が可
能になる。この熱力学の原理を応用して相平衡や化学平衡の理解に体系的に結びつけていく。さらに、近年急速に発展を遂げた物性化学の基礎となる固体の捉え方について、結晶構造を中心に金属や半導体における電子の
振舞いまでを紹介する。この演習では、原子・分子のミクロな捉え方を起点として、これを物質のマクロな化学変化に結びつけて理解できるよう、分子論的なアプローチを展開する。
第1回 エネルギーと変化
第2回 系と内部エネルギー
第3回 仕事と熱
第4回 状態関数と経路関数
第5回 エンタルピー
第6回 反応エンタルピーと生成エンタルピー ーヘスの法則ー
第7回 エントロピーと秩序
第8回 エントロピー
第9回 マクロ量とエントロピー
第10回 ギブズエネルギーと系の変化
第11回 物質の状態 ー固体・液体・気体ー
第12回 気体分子運動論 ー圧力と体積ー
第13回 状態方程式
理想気体の状態方程式
ファン・デル・ワールスの状態方程式
第14回 相平衡
相変化
相変化とギブズエネルギー
蒸気圧曲線 ークラウジウスークラペイロンの式ー
第15回 化学平衡
気相化学平衡とル・シャトリエの原理
酸塩基平衡・緩衝溶液
電池
第16回 ラウールの法則・ヘンリーの法則・溶解度
理想溶液(ラウールの法則)
非理想溶液
溶解度
第17回 束一的性質
沸点上昇、凝固点降下、浸透圧
電解質溶液の束一的性質
第18回 電解質溶液
イオン伝導、溶解度積
第19回 コロイド
第20回 吸着平衡 ー吸着等温式ー
第21回 結晶
結晶構造、結晶面、イオン半径、結合の種類と融点・沸点、液晶
第22回 金属と半導体
金属(自由電子模型、バンド構造)
半導体(バンドギャップ、P型半導体とN型半導体)
第23回 化学反応の速度と衝突
第24回 化学反応速度の解析
二次反応、一次反応、逐次反応と定常状態、素反応
第25回 分子の衝突と反応速度
単位時間当たりの反応分子同士の衝突数
1衝突当たりの反応確率
活性化エネルギーと衝突エネルギー
反応速度定数
反応速度定数の温度依存性 ー頻度因子と活性化エネルギーー
第26回 化学反応のポテンシャルエネルギー曲面
第27回 溶液中の化学反応
拡散と衝突 ー拡散律速反応ー
活性化エネルギーと溶媒効果 ー反応確率ー
第28回 酵素反応
酵素反応の特異性
酵素反応の速度
第29回 大気化学反応
光化学反応
成層圏の大気化学
対流圏の大気化学
第30回 反応速度の測定法
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1)
2)
3)
4)
5)
6)
7)
8)
9)
エントロピーとエンタルピーを明確に区別して説明できる
ギブズエネルギーの成り立ちと系の変化の方向について理解している
気体分子運動論から理想気体の状態方程式を導くことができる
相平衡と化学平衡に関する物量を計算できる
溶液の性質を理想溶液との関連において説明できる
束一的性質の関係を用いて種々の物理量を計算できる
結晶構造を正しく分類できる
金属と半導体の主だった性質の違いを説明できる
与えられた条件のもとで反応速度の解析ができる
■授業時間外に必要な学修
授業内容の整理と復習
演習問題のレポート作成
小テスト、定期試験のための試験勉強
■教科書
[ISBN]9784563046217『Step‐up基礎化学』(石川 春樹, 培風館 : 2015)
■参考文献
[ISBN]9784807905089『物理化学―分子論的アプローチ〈上〉』(D.A. マッカーリ, 東京化学同人 : 1999)
[ISBN]9784807905090『物理化学―分子論的アプローチ〈下〉』(マッカーリ, 東京化学同人 : 2000)
■関連科目
基礎物理化学、化学のための数学演習
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テストおよび演習問題のレポート 50%
■授業評価アンケート実施方法
授業時間内に実施する
■研究室・E-mailアドレス
構造物理化学研究室(22号館6階)・[email protected]
■オフィスアワー
月曜3限
- 314 -
科目名:
基礎物理学実験Ⅰ
英文名: Experiments on Fundamental Physics Ⅰ
ヤ
ノ
担当者: 矢野
ヨ ウ コ
ハ セ ガ ワ
ア キ コ
オ オ タ
イズミ
ア マ ヤ
ナ オ キ
陽子・長谷川 晃子・大田 泉・天谷 直樹
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
自然科学の基礎学問である力学、電磁気学、光学、近代物理学に関する実験を通じて、自然界の背後に潜む物理法則
を体験的に理解する。また、基礎的な測定法や誤差論、レポートの書き方の初歩を学び、自然現象における物理的性
質を客観的に記述する訓練を行う。
※最初の2回は講義、次の3回は一斉実験を行う。残りは各テーマに関する実験をグループごとに実施する。必ず、事
前学習シートを実験前に提出すること。
第1回 実験準備からレポート提出まで
第2回 測定値と誤差
第3回 基本的な測定
第4回 ばね定数の測定
第5回 光の干渉
第6回 単振り子による重力加速度の測定
第7回 オシロスコープ
第8回 e/mの測定
第9回 伸びによるヤング率
第10回 放射線の測定
第11回 ニュートンリング
第12回 抵抗の温度変化
第13回 固体の線膨張
第14回 基本回路
第15回 実験の総括:小テスト
■学習・教育目標および到達目標
「正確」かつ「公平」に物理量を測定し、得られた結果を物理法則に基づき客観的に評価して、その結果をレポートに
著す能力を身に付けること。
■授業時間外に必要な学修
教科書を参考にして、実験内容の概要と理論、測定量などを事前学習シートに記入すること。
■教科書
[ISBN]9784780603446『物理学実験』(近畿大学理工学部物理学実験室, 学術図書出版社 : 2013)
■関連科目
基礎物理学および演習、物理学および演習
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート 80%
小テスト、日常の取り組み 20%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
矢野:生物物理学研究室(31号館3階)
[email protected]
■オフィスアワー
初回授業時に通知
- 315 -
科目名:
基礎分析化学
英文名: Fundamentals of Analytical Chemistry
スエナガ ユウサク
担当者: 末永
勇作
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
分析化学の目的は、自然界の物質や人工物質を化学的、物理的な実験操作、手法、解析方法によってそのものの質と量、さらには存在状態などを明らかにす
ることです。
本講では、その基礎となる原理(電解質の性質、イオン平衡、酸と塩基の平衡)を解説します。定量分析化学の基本を理解することを目標とします。
講義中に復習をかねてクイズを実施します。
第1回 はじめに
第2回 電解質溶液の特性
第3回 化学平衡と可逆反応
第4回 酸と塩基の平衡(1)
第5回 酸と塩基の平衡(2)
第6回 難溶塩と沈殿平衡(1)
第7回 難溶塩と沈殿平衡(2)
第8回 中間テスト
第9回 中間試験の解説
第10回 酸化還元平衡
第11回 金属錯体の平衡(1)
第12回 金属錯体の平衡(2)
第13回 溶媒抽出(1)
第14回 溶媒抽出(2)
第15回 イオン交換クロマトグラフ法
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
分析化学の基礎知識、特に溶液中の化学平衡について理解することを目標にしています。
1.平衡状態における溶液中に存在するイオン種、化学種を知り、
2.化学平衡反応式を組み立て、それぞれの濃度を求めることや
3.酸・塩基平衡、難溶塩と溶解平衡、酸化・還元平衡、金属錯体の平衡、溶媒抽出を学び、
4.分析化学実験の容量分析を再現性よく実施でき、
5.資格試験などに頻繁に出題される化学計算
もできるようになります。
■授業時間外に必要な学修
教科書の各章末に、演習問題がありますので、解答すること。
化学実験II(無機分析化学系)のレポート作成時に、教科書を再度、熟読すること。
■教科書
[ISBN]4320042956『分析化学の基礎』(佐竹 正忠, 共立出版 : 1994)
■参考文献
[ISBN]4563041513『定量分析化学』(Jr. R.A.デイ, 培風館 : 1982)
■関連科目
基礎無機化学、基礎無機化学演習、基礎分析化学演習、化学実験I、化学実験II
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 60%
中間試験 25%
小テスト、宿題、レポート 15%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
高分子科学研究室22号館B棟5階(内線4172)
suenagay@chem.kindai.ac.jp
■オフィスアワー
月曜日9:00-12:30
火曜日13:30-16:30
水曜日13:30-16:30
これ以外の時間でも、対応可能です。
- 316 -
科目名:
基礎分析化学演習
英文名: Exercises in Fundamentals of Analytical Chemistry
スエナガ ユウサク
担当者: 末永
勇作
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
分析化学の目的は、自然界の物質や人工物質を化学的、物理的な実験操作、手法、解析方法によってそのものの質と量、さらには存在状態などを明らかにす
ることです。
本講では、基礎分析化学で学んだ原理(電解質の性質、イオン平衡、酸と塩基の平衡、溶解平衡、金属錯体の平衡、酸化還元平衡、溶媒抽出、イオンクロマ
ト法)を使って、演習問題を数多く解答します。近似の方法や計算方法を学ぶことによって、化学平衡を理解することを目標とします。
講義中に復習をかねてクイズを実施します。
第1回 単位と濃度表示法
第2回 電解質溶液の性質
第3回 化学平衡と可逆反応
第4回 酸と塩基の平衡-1-
第5回 酸と塩基の平衡-2-
第6回 酸と塩基の平衡-3-
第7回 溶解平衡と沈殿生成-1-
第8回 溶解平衡と沈殿生成-2-
第9回 酸化還元平衡-1-
第10回 酸化還元平衡-2-
第11回 金属錯体の平衡-1-
第12回 金属錯体の平衡-2-
第13回 溶媒抽出-1-
第14回 溶媒抽出-2-
第15回 イオンクロマトグラフ法とまとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
分析化学の基礎知識、特に溶液中の化学平衡について理解することを目標にしています。
1.平衡状態における溶液中に存在するイオン種、化学種を知り、
2.化学平衡反応式を組み立て、それぞれの濃度を求めることや
3.酸・塩基平衡、難溶塩と溶解平衡、酸化・還元平衡、金属錯体の平衡、溶媒抽出を学び、
4.分析化学実験の容量分析を再現性よく実施でき、
5.資格試験などに頻繁に出題される化学計算
もできるようになります。
■授業時間外に必要な学修
教科書の各章末に、演習問題がありますので、解答すること。
化学実験II(無機分析化学系)のレポート作成時に、教科書を再度、熟読すること。
■教科書
[ISBN]9784320042957『分析化学の基礎』(佐竹 正忠,共立出版)
■参考文献
[ISBN]9784563041519『定量分析化学 改訂版』(R.A.デイ,Jr., 培風館)
■関連科目
基礎分析化学、化学実験II(無機分析系)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 60%
中間試験 25%
課題 15%
■授業評価アンケート実施方法
後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
高分子科学研究室22号館B棟5階(内線4172)
suenagay@chem.kindai.ac.jp
■オフィスアワー
月曜日13:30-16:00
火曜日13:30-16:00
水曜日13:30-16:00
ただし、これ以外の時間でも対応可能です。
- 317 -
科目名:
基礎無機化学
英文名: Basic Inorganic Chemistry
ク ロ ダ
担当者: 黒田
タカヨシ
孝義
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
化学を学ぶことは物質の変化や性質への理解を深める。これは、知識習得のみならず自然科学的な考究方法を学ぶ一環でもあり、思考力を豊かにして新しい
ことに挑戦する礎となり、また同時にこれを応用して“役立つ”物質や物を作り出す助けになる。本科目及びこれに続く基礎無機化学演習においては、全ての
元素ならびにその化合物の性質や反応の化学的な理解や考え方の初歩を、演習を交えながら学習する。
まず量子力学に基づいて原子の電子構造について解説する。その後、ルイス構造式、分子軌道理論などの結合モデルにより分子の電子構造の理解を深め、結合
エネルギー、結合距離、結合角などの分子の幾何構造や性質が電子構造に基づいていることを学習する。講述と平行して問題演習も行い、概念の理解と適用方
法も習得することを目指す。具体的には教科書の第1章(元素と周期律)、第2章(化学結合)までの主要部分を学習する。受講に際しては、授業計画(Syllabus)
を参考に予習し、講義内容を復習する。また講義中に配布する演習問題を解いて理解を深めることが必要である。定期試 験問題は配布演習問題に類似した同
レベルのものとなる。
なお、講義ならびに定期試験のとき、関数電卓を持参すること。日本の大学では、1時間の講義に対して、2時間の自習(予習、復習;自ら学ぶ練習)を前提
として卒業資格を定められている(文部科学省の定め)。必ず自習(配布演習問題を解く)すること。
第1回 原子の構造、量子力学の基礎概念、ならびに周期律
第2回 水素原子の原子軌道エネルギーと量子数
第3回 水素原子の原子軌道
第4回 電子スピンならびに多電子原子の電子構造
第5回 原子価電子ならびに原子の性質
第6回 オクテット則に基づく結合モデルとルイス構造式
第7回 様々な分子のルイス構造と形式電荷
第8回 ルイス構造と分子の化学的性質(多重結合、共鳴)
第9回 酸化数ならびにルイス構造に関する総合演習
第10回 超原子価化合物ならびにVSEPRモデル
第11回 原子価殻電子対反発(VSEPR)モデルの展開
第12回 水素分子の分子軌道理論
第13回 水素分子の分子軌道論の拡張
第14回 等核二原子分子の分子軌道論と分子の性質
第15回 総合演習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1.原子の構造、原子番号、質量数を理解する。続いて量子力学に基づいた原子の電子構造の理解を組立て、これと関連付けて元素の周期律の理解を深める。
原子軌道の量子数、エネルギー、軌道の形を理解する。
2.イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度などの物理・化学的性質が、周期表の族、系列に基づき周期変化することを理解する。
3.ルイス構造に基づき、オクテット則、結合の多重度、孤立電子対、形式荷電ならびに酸化数の理解を組み立てる。さらに、分子軌道理論に基づき、σ軌道、
π軌 道、結合性軌道ならびに反結合性軌道、孤立電子対軌道など、電子構造理解の基礎を学ぶ。VSEPRモデルに基づく化学結合と分子構造のモデルを理解し、
分子の幾何構造の予測ができるようになる。
■授業時間外に必要な学修
(1)講義の進展にあわせて配布する演習問題を解いて自習することが必要。解き方が判らないときは、講義時間直後またはE-Mailで質問すること。オフィス
アワーの訪問も歓迎。ただし、どこまで解けて、どこから判らないかをはっきりさせてから質問すること。
(2)講義時に課すレポートを提出すること。
■教科書
[ISBN]9784274209215『ベーシックマスター無機化学 (BASIC MASTER SERIES)』(オーム社)
なお、この教科書は、2年次以降の無機化学関係の科目の教科書としても用いられる。
■参考文献
[ISBN]9784807906673『シュライバー・アトキンス 無機化学 上 第4版』(P.Atkins , 東京化学同人)
[ISBN]9784563045517『基礎無機化学 第3版』(F.A. コットン, 培風館)
■関連科目
基礎無機化学演習、基礎分析化学、基礎有機化学、基礎物理化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
講義時間内の小試験と宿題レポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部所定の授業評価アンケートによって行う。
■研究室・E-mailアドレス
錯体化学研究室 E-mailアドレス: [email protected]
■オフィスアワー
火曜日3,4,5限。E-mailによる質疑と応答も可。問題の解き方に関する質問の場合は、どこまで判り、どこから判らないかをはっきりさせてから質問すること。
- 318 -
科目名:
基礎無機化学演習
英文名: Exercises in Basic Inorganic Chemistry
ク ロ ダ
担当者: 黒田
タカヨシ
孝義
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
化学を学ぶことは物質の変化や性質への理解を深める。これは、知識習得のみならず自然科学的な考究方法を学ぶ一環でもあり、思考力を豊かにして新しいことに挑戦
する礎となり、また同時にこれを応用して“役立つ”物質や物を作り出す助けになる。本科目では、前期の基礎無機化学と合わせて、全ての元素ならびにその化合物の性
質や反応の化学的な理解や考え方の初歩を、演習を交えながら学習する。前期に続いて、固体の構造と安定性、さらに、溶液中における酸塩基の理論を学び、無機化学に
おける構造と反応の理解の基礎を築く。講述と平行して問題演習も行い、概念の理解とともにその具体的適用方法も習得することを目指す。具体的には教科書の第3章(固
体の化学)、第4章(溶液の化学)までの主要部分を学習する。受講に際しては、授業計画(Syllabus)を参考に予習し、講義内容を復習する。また講義中に配布する演習
問題を解いて理解を深めることが必要である。定期試験問題は配布演習 問題に類似した同レベルのものとなる。
なお、講義ならびに定期試験のとき、関数電卓を持参すること。日本の大学では、1時間の講義に対して、2時間の自習(予習、復習;自ら学ぶ練習)を前提として卒業
資格を定められている(文部科学省の定め)。必ず自習(配布演習問題を解く)すること。
第1回 前期試験解説
第2回 第2章(化学結合)異核2原子分子
第3回 結合エンタルピー
第4回 3章 固体の化学 単位格子と結晶構造の記述
第5回 最蜜充填構造
第6回 最蜜充填構造と間隙
第7回 イオン性固体の結晶構造(1)
第8回 イオン性固体の結晶構造(2)
第9回 イオン半径比と結晶構造
第10回 格子エンタルピー
第11回 ボルンーマイヤー式
第12回 カプスティンスキー式
第13回 格子エンタルピーとイオン性固体の安定性
第14回 格子エンタルピーとイオン性固体の安定性 演習
第15回 第3章 演習
第16回 4章 溶液の化学---酸と塩基--ブレンステッド・ローリーの定義による酸と塩基と酸解離平衡
第17回 酸塩基の解離平衡、水溶媒の酸塩基自己解離平衡
第18回 酸塩基の解離平衡の近似計算方法の演習と総合的解説
第19回 多塩基酸の逐次解離
第20回 ブレンステッド酸の分類
第21回 オキソ酸のポーリング則
第22回 ブレンステッド酸の酸強度
第23回 酸と塩基の強度の溶媒による水平化
第24回 酸化物と酸塩基
第25回 両性酸化物
第26回 ルイスによる酸塩基の定義
第27回 HSAB理論
第28回 酸塩基の性質、その強度とルイス構造、分子軌道論の関係
第29回 第4章復習
第30回 総合演習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1.最密充填構造を理解し、八面体間隙や四面体間隙の意味、それらに内接する球の大きさについて理解する。
2.格子エンタルピーを理解し、イオン性固体の安定性がカチオンとアニオンのイオン半径比により関連付けられることを理解する。
3. 酸塩基の定義(アレニウスの定義、ブレンステッド・ローリーの定義、ルイスの定義)と反応を理解する。電子構造と酸塩基の性質の関係を理解する。酸塩基の解離
平衡計算ができるようになり、pKa, pKb, pHを理解する。酸強度・塩基強度の溶媒による水平化を理解し、溶媒の重要性を会得する。ルイス酸塩基の硬軟の考え方(HSAB
理論)を使って平衡の偏りを予測できるようになる。
■授業時間外に必要な学修
(1)講義の進展にあわせて配布する演習問題を解いて自習することが必要。解き方が判らないときは、講義時間直後またはE-Mailで質問すること。オフィスアワーの訪問
も歓迎。ただし、どこまで解けて、どこから判らないかをはっきりさせてから質問すること。
(2)講義時に課すレポートを提出すること。
■教科書
[ISBN]9784274209215『ベーシックマスター無機化学 (BASIC MASTER SERIES)』(オーム社)
なお、この教科書は、2年次以降の無機化学関係の科目の教科書としても用いられる。
■参考文献
[ISBN]9784807906673『シュライバー・アトキンス 無機化学 上 第4版』(P.Atkins , 東京化学同人)
[ISBN]9784563045517『基礎無機化学 第3版』(F.A. コットン, 培風館)
■関連科目
基礎無機化学、基礎分析化学、基礎有機化学、基礎物理化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
講義時間内の小試験と宿題レポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
学部所定の授業評価アンケートによって行う。
■研究室・E-mailアドレス
錯体化学研究室 E-mailアドレス: [email protected]
■オフィスアワー
水曜日2,3,4限。E-mailによる質疑と応答も可。問題の解き方に関する質問の場合は、どこまで判り、どこから判らないかをはっきりさせてから質問すること。
- 319 -
科目名:
基礎有機化学
英文名: Basic Organic Chemistry
ヤマグチ ヨシヒロ
担当者: 山口
仁宏
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
高校の化学の授業で、色々な事柄を学び、化学に関する基礎知識を積み重ねてきたと思います。しかし、化学が我々の生活に非常に密着したものであると言
うことについては、十分教わっていないのではないでしょうか。この授業では、その点を考慮し、前半では現代社会の様々な問題における化学の居場所を提示
し、そして、そこにある化学(主に有機化学)の中身を説明していきます。また後半では有機化学の基礎となる「有機化合物の構造」と「有機化合物の特徴」
について説明を行います。
基礎有機化学・基礎無機化学・基礎物理化学は化学コースの基幹科目として、初年度に並行して開講されます。大学で学ぶ全ての化学の導入部となる授業で、
3科目全てを必修科目に指定しています。専門科目の内容がより高度になる前に(第1セメスターで)、3科目を同時に履修し、理解することが大切です。
第1回 有機化学とは
第2回 エネルギー
第3回 プラスチックとポリマー
第4回 毒と薬
第5回 甘味料
第6回 有機化学の基礎(1)
第7回 有機化学の基礎(2)
第8回 有機化学の基礎(3)
第9回 代表的な炭素化合物(1)
第10回 代表的な炭素化合物(2)
第11回 有機反応序論(1)
第12回 有機反応序論(2)
第13回 有機反応序論(3)
第14回 有機機器分析序論(1)
第15回 有機機器分析序論(2)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
本授業の前半は、社会の諸問題と化学(主に有機化学)の関りを理解してもらうことにより、有機化学がなぜ大切な科目(分野)か、また、何を学ばなけれ
ばならないかを考えてもらいます。そして、化学コースの学生一人一人が改めて有機化学に興味を持ち、また、各人各様の興味の対象を見つけられるようになっ
てもらうためのものです。後半は、有機化学の専門知識を身につけるための第一歩となるものです。有機化合物の構造と特徴について理解を深め、第2セメスター
以降の有機化学系科目を学ぶための基礎を確立します。
■授業時間外に必要な学修
身の回りで起きる色々な問題と化学の関係を常に考える習慣を付ける様にして下さい。
■教科書
[ISBN]9784567235068『ソロモンの新有機化学 上』(ソロモン,廣川書店)
■参考文献
[ISBN]9784860430962『実感する化学 上巻 地球感動編』(A Project of the American Chemical Society, エヌ・ティー・エス)
[ISBN]9784860430979『実感する化学 下巻 生活感動編』(A Project of the American Chemical Society, エヌ・ティー・エス)
■関連科目
基礎無機化学、基礎物理化学、基礎有機化学演習
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 60%
レポート 20%
小テスト 20%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
合成有機化学研究室 22号館C棟3・4階 (内線4121 or 4178)・[email protected]
■オフィスアワー
基本的にいつでもOK。ただし、メール等で予め連絡して下さい。
- 320 -
科目名:
基礎有機化学演習
英文名: Fundamental Organic Chemistry Exercises
ヤマギワ ヨシロウ
担当者: 山際
マツモト コウイチ
由朗・松本 浩一
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
本講義では指定教科書(ソロモンの新有機化学 第11版)の第4章 アルカンとシクロアルカン:命名法と立体配座、第5章 立体化学:キラルな分子、第
6章 イオン反応:ハロゲン化アルキルの求核置換反応と脱離反応、第7章 アルケンとアルキンI:性質と合成.ハロゲン化アルキルの脱離反応、第8章 アルケンとアルキンII:付加反応、第9章 ラジカル反応、の内容を扱う。基本的事項の解説講義と演習を行い、有機化学の基礎的な事項の習得を目的とする。
また、有機化学で非常に重要な機器分析の基礎的な内容を講義する。なお、本講義を受講にあたっては「基礎有機化学」は既習とする。この講義では、1セメ
スターでソロモンの新有機化学 第11版のテキスト6章分を進めるため、非常に進度が早く、十分な予習・復習や演習問題の理解が求められる。
第1回 第4章:アルカンとシクロアルカンの命名法と立体配座 4.1 ~ 4.8
第2回 第1回の内容の演習
第3回 第4章:アルカンとシクロアルカンの命名法と立体配座 4.9 ~ 4.19
第4回 第3回の内容の演習
第5回 第5章:立体化学:キラルな分子 5.1 ~ 5.8
第6回 第5回の内容の演習
第7回 第5章:立体化学:キラルな分子 5.9 ~ 5.17
第8回 第7回の内容の演習
第9回 第6章 イオン反応:ハロゲン化アルキルの求核置換反応と脱離反応 6.1 ~ 6.9
第10回 第9回の内容の演習
第11回 第6章:イオン反応:ハロゲン化アルキルの求核置換反応と脱離反応 6.10 ~ 6.14
第12回 第11回の内容の演習
第13回 有機機器分析(1)
第14回 有機機器分析(2)
第15回 中間テスト
第16回 第6章:イオン反応:ハロゲン化アルキルの求核置換反応と脱離反応 6.15 ~ 6.19、第7章 アルケンとアルキンI: 性質と合成 7.1 ~ 7.2
第17回 第7章 アルケンとアルキンI: ハロゲン化アルキルの脱離反応 7.3 ~ 7.7
第18回 第16回および第17回の内容の演習
第19回 第7章 アルケンとアルキンI: アルキンの性質と合成 7.8 ~ 7.15
第20回 第19回の内容の演習
第21回 第8章 アルケンとアルキン II : 付加反応 8.1 ~ 8.5
第22回 第21回の内容の演習
第23回 第8章 アルケンとアルキン II : ヒドロホウ素化 8.6 ~ 8.12
第24回 第23回の内容の演習
第25回 第8章 アルケンとアルキン II : ハロゲン付加の立体化学 8.13 ~ 8.20
第26回 第25回の内容の演習
第27回 第9章 ラジカル反応: ラジカルの性質とハロゲン化反応 9.1 ~ 9.6
第28回 第27回の内容の演習
第29回 第9章 ラジカル反応: アルケンへのラジカル付加 9.7 ~ 9.11
第30回 第29回の内容の演習
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
講義で扱う範囲の内容を自分で説明できること。また、テキスト掲載の章末問題を自力で回答できるようになること。
■授業時間外に必要な学修
指定教科書(ソロモンの新有機化学 第9版)には豊富な練習問題がある。授業計画に各回の内容が示してあるから該当する部分の練習問題を予習、復習しておく
ことを勧める。
■教科書
[ISBN]9784567235068『ソロモンの新有機化学(I)』(ソロモン,廣川書店)
■参考文献
[ISBN]9784759809800『ビギナーズ有機構造解析』(川端 潤,化学同人)
■関連科目
基礎有機化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 40%
中間テスト 40%
小テスト、宿題(提出物)20%
■授業評価アンケート実施方法
12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
山際 由朗 22号館5階 (内線4114) yamagiwa(アットマーク)chem.kindai.ac.jp
松本 浩一 22号館2階 (内線4126) kmatsumo(アットマーク)chem.kindai.ac.jp
■オフィスアワー
山際・松本 講義担当時間以外はいつでも可能。事前にアポイントを取ってください。
- 321 -
科目名:
教科教育演習
英文名: Exercise for Education
ク サ カ ベ
担当者: 日下部
ト シ オ
コ ン ド ウ ヤスシ
イシバシ アキヒロ
ヤ
ノ
ヨ ウ コ
ヤマギワ ヨシロウ
サ
ガ
ヨシタカ
カ ミ ヤ マ タダシ
イ ケ ダ
俊男・近藤 康・石橋 明浩・矢野 陽子・山際 由朗・佐賀 佳央・神山 匡・池田
トオル
ヤマシタ
ト モ キ
フクシマ ノブユキ
カ ガ ワ ナオ
ハギワラ テ ル キ
ム ロ タ
カ エ コ
徹・山下 登茂紀・福嶋 伸之・加川 尚・萩原 央記・室田 佳恵子
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
教員採用試験の受験を支援するため、受験対策講座を開設いたします。講座の目的としては学生に教員採用試験の
受験勉強のきっかけと方向性を示すことにあります。
講義内容
1次試験対策:教職教養科目と一般教養科目の試験問題の中から理科、教育、数学、物理、化学、生物分野の問題を
中心に演習を行う。
2次試験対策:主に,中学教員免許の受験を対象とした数学、物理、化学、生物、工業分野の問題を中心に演習を行う。
面接試験対策:模擬面接を行うことによって面接に対応する能力を養う。
理科実験の指導:中学生を対象に理科実験の学習指導案の作成、指導方法を学習する。
授業形態は、集中講義(3月上旬)で、講義実施期日については掲示する。
教職に関する 一般教養、教職教養(教育原理、教育心理学、教育法規、時事審議会報告など)、専門(数学、理科:
物理、化学、生物、理科実験指導案作成など)、論作文 などを演習する。 作成した理科実験指導案をもとに中学生を対象に理科実験を準備し、指導方法を学習する。
■学習・教育目標および到達目標
教員採用試験の1次試験および2次試験の合格を目標にする。
■授業時間外に必要な学修
参考文献を含むさまざまな資料で教科内容についてしらべる。
特に実験指導においては、多くの場面を予想した十分な事前準備をおこなう。
■教科書
資料配布
■参考文献
[ISBN]9784827814613『中学校学習指導要領 平成20年3月告示』(文部科学省, 東山書房 : 2008)
[ISBN]9784827814781『高等学校学習指導要領』(文部科学省, 東山書房 : 2011)
■関連科目
教職関連のすべての科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
講義中課題・試験(科目ごとの指示による)40%
レポート 60%
■授業評価アンケート実施方法
講義の最終週に授業アンケートを実施
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
レポート提出先:室田(生命科学科)[email protected]
■オフィスアワー
初回授業時に通知
- 322 -
科目名:
グリーンケミストリー
英文名: Green Chemistry
カシムラ シゲノリ
担当者: 柏村
成史
単 位: 2単位
開講年次: 4年次
開講期: 7セメスター
■授業概要・方法等
化学は、医薬、農薬だけでなく、電子産業や自動車産業などのあらゆる分野に材料を供給して、人類の豊かな文明
に貢献して来たが、その弊害として環境汚染や、健康への影響などが生じて来た。そこで、グリーンケミストリーの
重要性が近年注目をあびるようになって来た。グリーンケミストリーとは一言で言えば「環境にやさしい物作りの化
学」である。本講議では、
「化学と社会との信頼関係」を構築するための、環境に優しい有機合成反応の解説を中心と
して、化学物質のリサイクル、固体触媒反応の開発、グリーン原料の活用など、最近のグリーンケミストリーの中心
となるプロセスについて解説する。
第1回 グリーンケミストリーとは
第2回 グリーン化学原料とは
第3回 グリーン化学製品とは
第4回 グリーンケミストリーと分離技術
第5回 ライフサイクルアセスメント
第6回 化学物質の有害性とリスク評価
第7回 グリーン触媒ー均一系
第8回 グリーン触媒ー固体触媒を用いたアルカンの化学原料化
第9回 グリーン触媒ー固体触媒を用いた医薬品の製造
第10回 バイオ触媒
第11回 酵素反応
第12回 グリーン反応媒体とは
第13回 グリーン反応媒体(超臨界流体)
第14回 グリーン反応媒体(イオン性液体)
第15回 講義全体のまとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
これからの化学は、目的となる化合物を単に合成できれば良いと言う物では無く、いかに有害な副生成物の生成を
押さえて、クリーンに合成するかが重要である。このようなことをグリーンケミストリーを通じて学ぶ事を目標とする。
■教科書
[ISBN]9784061543713『最新グリーンケミストリー (KS化学専門書)』(講談社)
■参考文献
[ISBN]9784621045770『グリーンケミストリー』(ポール・T. アナスタス, 丸善)
[ISBN]9784759807349『グリーンケミストリー : 環境にやさしい21世紀の化学を求めて (化学フロンティア 4)』(宮本純
之, 化学同人)
■関連科目
基礎有機化学および演習
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
小テスト 30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
有機電子化学研究室22号館2階
[email protected]
■オフィスアワー
火曜日5時限
- 323 -
科目名:
合成有機化学
英文名: Synthetic Organic Chemistry
ヤマグチ ヨシヒロ
担当者: 山口
仁宏
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
有機化学で最も重要な分野は、化合物の合成に関する分野(合成有機化学)である。この合成有機化学を学ぶ上で「鍵」
となる有機化合物が、カルボニル基を有する化合物群(カルボニル化合物:具体的にはアルデヒド、ケトン、カルボ
ン酸およびカルボン酸誘導体)である。本授業では、それらカルボニル化合物の構造、命名法、物理的性質、そして
多岐にわたる反応について講義する。効率的に合成を行うにはどのような反応を選ぶべきか、将来求められる機能を
持った有機化合物を合成するにはどのようにすれば良いかと言う疑問に答えるための内容を習得するのが目標であ
る。1,2学年で学んだ有機化学の知識をカルボニル化合物を中心に「化合物の合成」の観点から捉え直す。
第1回 はじめに
第2回 カルボニル化合物の基礎
第3回 カルボニル化合物の性質(1)
第4回 カルボニル化合物の性質(2)
第5回 カルボニル化合物の合成(1)
第6回 カルボニル化合物の合成(2)
第7回 カルボニル化合物の酸化・還元反応(1)
第8回 カルボニル化合物の酸化・還元反応(2)
第9回 カルボニル化合物の付加反応
第10回 カルボニル化合物の置換反応
第11回 カルボニル化合物の加水分解
第12回 カルボニル化合物の縮合反応(1)
第13回 カルボニル化合物の縮合反応(2)
第14回 有機機器分析(1)
第15回 有機機器分析(2)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
カルボニル化合物を中心とした有機化学の反応を理解し、希望する有機化合物の合成法を自分自身で行えることが目
標である。
■授業時間外に必要な学修
講義で不明だった点は、参考書等で調べ、自分なりのノートを作り、次週以降に教員に質問すること。
■教科書
[ISBN]9784567235044『ソロモンの新有機化学 下』(T. W. G. Solomons and C. B. Fryhle 著、池田 正澄・上西 潤一・
奥山 格・花房 昭静 監訳、廣川書店)
■参考文献
[ISBN]9784759802665『有機合成のロジック』(Pierre Laszlo, 化学同人)
[ISBN]9784759808162『有機合成の戦略 : 逆合成のノウハウ』(C.L. ウィリス, 化学同人)
■関連科目
基礎有機化学、基礎有機化学演習、反応有機化学、電子移動の化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 60%
レポート 20%
小テスト 20%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
合成有機化学研究室(22号館C棟3・4階、(内線)4121 or 4178)・[email protected]
■オフィスアワー
基本的に毎日(授業時間以外)
- 324 -
科目名:
構造物理化学
英文名: Structural Physical Chemistry
ワカバヤシ ト モ ナ リ
担当者: 若 林
知成
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
分子科学は原子分子で構成される物質の構造と物性および反応性について系統的かつ定量的な理解を深めるための研究領域であり、構造物理化学は物質と光
の相互作用を利用してミクロな構造を定め、それに基づいて物性や反応性を議論する分野である。その基礎データは宇宙空間に存在する原子分子イオンの研究
から地球温暖化などの環境問題まで幅広く応用される。本講義では原子分子の成り立ちを量子化学の方法で理解したうえで分光学によって分子の状態や構造に
関する情報が得られることを学ぶ、量子化学の応用編である。適宜、必要な数学の補足と演習を行い、技術的問題と物理的本質とをきちんと区別できるように
心がける。予備知識は必要としないが、受講者は量子化学および線形代数学IとIIを履修していると理解が速い。
第1回~第3回
分子の対称性と点群
対称性による分子の分類とさまざまな点群。対称操作。群の定義、指標表、規約表現。多原子分子の基準振動モードの規約表現分解。
第4回~第6回
光と物質の相互作用
電磁波の種類と波長、エネルギー、波数。偏光特性。分子の励起エネルギーと電磁波のエネルギーの関係。吸収と発光。ランベルト・ベールの法則。
第7回~第9回
分子分光学
マイクロ波分光:分子回転と結合距離。赤外分光:分子振動と力の定数。紫外可視分光:電子遷移と分子構造の変化。紫外線と分子のイオン化。X線と内殻励
起。(固体のX線回折)。
第10回~第12回
レーザー、レーザー分光、光化学
電子励起した分子がたどる道:励起過程と緩和過程。二準位系の考察:誘導吸収、誘導放出、自然放出。アインシュタインのA係数とB係数。吸収線の線幅と寿命、
不確定性原理。
第13回~第15回
固体および表面の化学
結晶構造:並進対称性と単位格子。X線結晶構造回折:ブラッグ反射とミラー指数。表面吸着:化学吸着と物理吸着、ラングミュアの吸着等温式。ナノ構造:
結晶のドメインと磁性、分子集合体。
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1)
2)
3)
4)
5)
6)
分子点群の用途を知り記号に慣れる。
対称操作に基づいて分子を点群に分類できる。
指標表の成り立ちを理解し、光学遷移の選択則に応用できる。
光の吸収と発光について定量的な説明ができる。
分子の回転、振動、電子スペクトルから結合距離、結合の強さ、電子状態に関する情報をそれぞれ求めることができる。
結晶構造の特徴と分類を習得し、種々の物質に応用できる。
■授業時間外に必要な学修
1) 授業内容の整理と復習
2) 演習問題のレポート作成
3) 定期試験の試験勉強
■教科書
[ISBN]9784807905089『物理化学―分子論的アプローチ〈上〉』(D.A. マッカーリ, 東京化学同人 : 1999)
■参考文献
物理化学の一般的な教科書(アトキンス、バーロー、ムーアなど)
■関連科目
化学のための数学演習、基礎物理化学、基礎物理化学演習、量子化学および演習
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テストおよび演習問題のレポート 50%
■授業評価アンケート実施方法
授業時間内に実施する
■研究室・E-mailアドレス
構造物理化学研究室(22号館6階)・[email protected]
■オフィスアワー
月曜3限
- 325 -
科目名:
高分子化学
英文名: Polymer Chemistry
スエナガ ユウサク
担当者: 末永
勇作
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
高分子材料を使った製品は私たちの身の回りにあふれ、生活を便利に、豊かにしています。環境問題がクローズアップされるなか、マイナスのイメージが誇
張されていますが、高分子材料を正確に理解することはますます、重要になってきています。本講では身近な高分子製品と関連させながら、高分子の特徴、合
成、構造を学びます。さらに、化学の視点で「物質とは何か」を理解することを目標にしています。できるだけ高分子材料を直に見て、触って、高分子を理解
してもらいます。また、11月中旬に企業で高分子材料の研究開発に携わっている方をゲスト講師に招いて講演会も予定しています。
第1回 はじめに
第2回 高分子の構造と特徴(1)
第3回 高分子の構造と特徴(2)
第4回 高分子の構造と特徴(3)
第5回 ラジカル重合の特徴(1):素反応式
第6回 ラジカル重合の特徴(2):共重合法と具体例
第7回 イオン重合(1):アニオン重合
第8回 イオン重合(2):カチオン重合
第9回 リビング重合について
第10回 重縮合反応(1)
第11回 重縮合反応(2)
第12回 開環重合
第13回 ゴム弾性について
第14回 高分子の分解と生分解性ポリマー
第15回 高分子の工業的製造方法
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
高分子の構造、性質、合成方法を学び、身の回りに多用されている高分子について理解を深める。
1.高分子の分子量と分子量分布
2.ラジカル重合における素反応式から反応速度式を求め、分子量との関係
3.モノマー反応性比と共重合性
4.イオン重合しやすいモノマーの構造と開始剤との関係
5.逐次重合が平衡反応であることから重合度を高めるための工夫
6.工業的製造方法
を説明すると同時に高分子素材を手に触れその違いを実感できるようになります。
■授業時間外に必要な学修
毎週の課題問題を教科書や参考書および、講義ノートを参考に解答すること。
■教科書
[ISBN]4807906356『基礎高分子科学』(高分子学会, 東京化学同人 : 2006)
■参考文献
[ISBN]9784061543614『高分子の合成(上)―ラジカル重合・カチオン重合・アニオン重合 (KS化学専門書)』(澤本 光男, 講談社 : 2010)
[ISBN]9784061543621『高分子の合成(下)―開環重合・重縮合・配位重合 (KS化学専門書)』(遠藤 剛, 講談社 : 2010)
[ISBN]9784567235037『ソロモンの新有機化学 (上)』(T.W.Graham Solomons, 広川書店 : 2008)
[ISBN]9784567235044『ソロモンの新有機化学 (下)』(ソロモン, 廣川書店 : 2008)
[ISBN]9784807907540『基礎高分子科学演習編』(東京化学同人 : 2011)
■関連科目
基礎有機化学(1年)、反応有機化学I, II(2年)、物性物理化学(3年)が基礎になります。
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 60%
課題 15%
レポート 25%
■授業評価アンケート実施方法
後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
高分子科学研究室22号館5階(内線4172)
suenagay@chem.kindai.ac.jp
■オフィスアワー
月曜日13:30-16:00
火曜日13:30-16:00
水曜日13:30-16:00
ただし、これ以外の時間でも対応可能です。
- 326 -
科目名:
錯体化学
英文名: Coordination Chemistry
ク ロ ダ
担当者: 黒田
タカヨシ
孝義
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
遷移金属錯体はその金属と配位子の組み合わせの多様性から、今日では多核金属錯体や集積型金属錯体など構造や物
性の面から興味ある化合部が多く知られている。この講義ではそれらの基本となる事項として、遷移金属錯体の分光
学的特性、反応性について述べた後、有機金属錯体についても言及する。
第1回 分子軌道と化学結合
第2回 配位場理論
第3回 π供与および逆供与型の結合
第4回 金属錯体の電子スペクトル
第5回 電子遷移の選択則
第6回 d-d遷移の分裂
第7回 田辺-菅野ダイアグラム(1)
第8回 田辺-菅野ダイアグラム(2)
第9回 電荷移動遷移
第10回 電荷移動遷移の応用
第11回 金属錯体の安定性(1)
第12回 金属錯体の安定性(2)
第13回 錯体の反応性
第14回 有機金属化合物(1)
第15回 有機金属化合物(2)
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
配位子場理論を理解する。
分光化学系列を理解し、配位子場遷移が禁制遷移である事を理解する。
代表的な配位子置換反応の機構を理解する。
18電子則を理解し、錯体の価電子数を数える事ができる。
■授業時間外に必要な学修
講義に関連する内容を教科書・参考書で確認し、熟読したうえで、ノートにまとめて理解を深めること。各講義で指
示された課題に取り組むこと。
■教科書
[ISBN]9784274209215『ベーシックマスター無機化学 (BASIC MASTER SERIES)』(オーム社)
■参考文献
[ISBN]9784807906673『シュライバー・アトキンス 無機化学 上 第4版』(P.Atkins , 東京化学同人)
[ISBN]9784807906680『シュライバー・アトキンス 無機化学 下 第4版』(P.Atkins , 東京化学同人)
■関連科目
基礎無機化学、典型元素の化学、遷移元素の化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
小テスト 30%
■授業評価アンケート実施方法
12月から1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
錯体化学研究室・[email protected]
■オフィスアワー
水曜2、3、4限
- 327 -
科目名:
生物物理化学
英文名: Biophysical Chemistry
カ ミ ヤ マ タダシ
担当者: 神山
匡
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
生命現象を担い、我々の体を構成しているタンパク質は固有な機能を発現するために複雑かつシンプルな構造をしている。このようなタンパク質の性質を物
理化学的な視点から定量的に明らかにしていくことは、複雑な化学反応の集合体である生命を科学的に解明することにつながる。
本講義ではアミノ酸の構造と物性、タンパク質の構造と物性と機能などに焦点をあて、古今の研究方法を交えて解説する。
授業の参考ホームページを利用して予習・復習に役立てることを望む。
第1回 序論
第2回 アミノ酸の種類と性質
第3回 アミノ酸の種類と性質
第4回 タンパク質の二次構造
第5回 一次構造と二次構造の関係
第6回 タンパク質の三次構造
第7回 タンパク質の安定化因子
第8回 タンパク質の安定化因子
第9回 タンパク質の安定性
第10回 タンパク質の安定性
第11回 タンパク質の変性機構
第12回 タンパク質の変性機構
第13回 タンパク質の安定化
第14回 タンパク質の熱力学的性質
第15回 タンパク質の測定手法
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
・アミノ酸とタンパク質の関係について理解する。
・タンパク質の構造とそれに関わる相互作用について理解する。
・タンパク質の構造安定性を決定する方法について理解する。
・タンパク質の機能と構造と物性の関係について理解する。
これらの理解を通し、生命現象に対する物理化学的な発想を養う。
■授業時間外に必要な学修
Moodle(e-ラーニング)を利用して、シラバスを参考に予習をし、授業で学んだことの復習をする。
■教科書
なし(必要に応じプリントを配布)
■参考文献
[ISBN]9784762236174『蛋白質機能の分子論 改訂』(浜口 浩三, 学会出版センター )
[ISBN]9784320053779『タンパク質工学の物理・化学的基礎』(江口 至洋, 共立出版)
[ISBN]9784807905829『バイオサイエンスのための物理化学』(Ignacio, Jr. Tinoco, 東京化学同人)
[ISBN]9784807908073『ヴォート生化学 上 第4版』(Donald Voet, 東京化学同人)
[ISBN]9784807908080『ヴォート生化学 下 第4版』(Donald Voet, 東京化学同人)
■関連科目
基礎生化学、基礎物理化学、化学熱力学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 65%
小・中テスト 35%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
物理化学研究室(22号館南館5階)
[email protected]
■オフィスアワー
火 18:00他の時間はあらかじめE-mailにてアポイントをとって下さい。
また、ホームページにて随時質問を受け付けています。
- 328 -
科目名:
生物無機化学
英文名: Bioinorganic Chemistry
サ
ガ
担当者: 佐賀
ヨシタカ
佳央
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
多くの生命反応において金属イオンは重要な働きをしている。生物無機化学とは、このような金属が関わる生命現象
の化学であり、錯体化学と生化学を土台として発展してきた研究分野である。本講義では、生命現象に関わっている
金属イオンを含む生体分子の構造と主要な機能について講義を進め、生物無機化学の基礎を理解することを目的とす
る。
第1回 生物無機化学とは
第2回 生体分子の性質と金属イオンの関わり
第3回 生体系における錯体化学
第4回 生体系における金属イオンの輸送と貯蔵
第5回 ミオグロビンの構造と機能
第6回 ヘモグロビンの構造と酸素結合
第7回 ヘモグロビンの協同性のメカニズム
第8回 電子伝達タンパク質の構造と機能
第9回 光合成超分子の構造と機能
第10回 光合成における水分解と酸素発生
第11回 人工光合成
第12回 加水分解酵素における金属イオンの役割
第13回 核酸への金属イオンの結合
第14回 金属イオンの薬理作用と毒性
第15回 講義全体のまとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
生命現象における金属イオンの関わりを理解する。
金属含有生体高分子の構造と機能の基本的な部分を理解する。
■授業時間外に必要な学修
講義で省略した部分を教科書・参考書で調べ、疑問があれば次週以降に質問すること
■教科書
特に指定しない
■参考文献
[ISBN]9784807906673『シュライバー・アトキンス 無機化学 上 第4版』(P.Atkins , 東京化学同人)
[ISBN]9784807906680『シュライバー・アトキンス 無機化学 下 第4版』(P.Atkins , 東京化学同人)
[ISBN]9784782704837『生物無機化学―金属元素と生命の関わり (錯体化学会選書 1)』(増田 秀樹, 三共出版)
[ISBN]9784807904570『生物無機化学』(S.J. リパード, 東京化学同人)
■関連科目
基礎生化学・基礎無機化学・典型元素の化学・遷移元素の化学・錯体構造化学・分子生物化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
小テスト 30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
生物化学研究室(22号館3階)
[email protected]
■オフィスアワー
水曜日2時限目(10:40 ~ 12:10)土曜日1、2時限目(9:00 ~ 12:10)。ただし、それ以外の時間でもあらかじめ連絡があ
れば適宜対処します。
- 329 -
科目名:
生物有機化学
英文名: Natural Products Chemistry
ヤマギワ ヨシロウ
担当者: 山際
由朗
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
動物や植物のみならず細菌に至るあらゆる生物が生産する有機化合物の中には、薬として,また毒として我々の生活に密着したものが極めて多くあります。
さらに、多くの生命体を構成し、その機能を維持するために必要な物質のほとんどは有機化合物です。この講義では生体に関連する物質として指定教科書の炭
水化物と脂質およびアルカロイドの部分を、またトピックス的に天然物有機化学の研究方法や天然から見出される有機化合物と生物との関わりについて紹介し
ていきます。
授業は、液晶プロジェクターを活用して進めます。プリントも配布しますので、重要事項を書き込んで下さい。定期試験にはこのプリントとノート、教科書ま
たは参考書1冊の持ち込みを許可します。随時小テストやレポートを課します。これらはすべて成績評価の対象としますので、必ず受講し提出して下さい。
第1回 炭水化物の構造と基本的な性質について
第2回 炭水化物の反応について(1)
第3回 炭水化物の反応について(2)
第4回 単糖以外の糖類について
第5回 中間試験I
第6回 脂肪酸とグリセリドについて
第7回 テルペン類
第8回 ステロイド
第9回 その他の脂質
第10回 中間試験II
第11回 アルカロイド
第12回 天然物有機化学
第13回 生合成
第14回 化学生態学入門
第15回 生物発光
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
炭水化物、脂質や天然有機化合物の分子構造, 生合成, 生物活性について化学的に説明できる。
■授業時間外に必要な学修
教科書の問題は必ず解いてみること。
疑問点がある場合は次回またはオフィスアワーに教員に質問して下さい。
■教科書
[ISBN]9784567235075『ソロモンの新有機化学 2』(T.W.グレーアム・ソロモンズ, 廣川書店 : 2015)
第1回~第11回については指定教科書の21章、22章、および19章からアルカロイドの部分を参照
その他の回は、プリントを配布する。
■参考文献
[ISBN]9784782703939『天然物化学への招待―資源天然物の有効利用を目指して』(林 七雄, 三共出版 : 1998)
[ISBN]9784782704677『生物有機化学』(貫名 学, 三共出版 : 2003)
[ISBN]9784807906536『生物有機化学―生物活性物質を中心に』(長澤 寛道, 東京化学同人 : 2008)
[ISBN]9784759808933『生物活性物質の化学―有機合成の考え方を学ぶ』(森 謙治, 化学同人 : 2002)
■関連科目
基礎有機化学、基礎有機化学演習、反応有機化学1、反応有機化学2
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 40%
中間試験 40%
小テストまたはレポート 20%
■授業評価アンケート実施方法
後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
山際准教授室 22号館5階
([email protected])
■オフィスアワー
担当者の都合を確認して来室して下さい。
- 330 -
科目名:
遷移元素の化学
英文名: Chemistry of Transition Elements
ク ロ ダ
担当者: 黒田
タカヨシ
孝義
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
遷移金属錯体の構造や物性、反応性に対して、中心的な役割を担っているのはd-電子である。この講義では、まず基
本的な金属錯体の構造や命名法などを理解した後、その電子状態をより深く理解するために配位子場理論や結晶場理
論を学ぶ。
第1回 遷移金属錯体とは
第2回 多電子原子の原子軌道とエネルギー準位および電子配置
第3回 配位子(1)
第4回 配位子(2)
第5回 遷移金属錯体の構造
第6回 命名法(1)
第7回 命名法(2)
第8回 錯体の立体化学
第9回 結晶場理論
第10回 分子軌道と光吸収
第11回 金属錯体の光吸収
第12回 強い配位子場と弱い配位子場
第13回 金属錯体の磁性
第14回 配位形態と結晶場分裂
第15回 配位子場安定化エネルギー
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1)金属錯体の命名ができる、2)遷移金属錯体の異性体の識別ができる、3)配位子場理論を理解する、4)錯体
の配位子場安定化エネルギーや電子配置の予測ができる。
■授業時間外に必要な学修
講義に関連する内容を教科書・参考書で確認し、熟読したうえで、ノートにまとめて理解を深めること。
各講義で指示された課題に取り組むこと。
■教科書
[ISBN]9784274209215『ベーシックマスター無機化学 (BASIC MASTER SERIES)』(オーム社)
■参考文献
[ISBN]9784807906673『シュライバー・アトキンス 無機化学 上 第4版』(P.Atkins , 東京化学同人)
[ISBN]9784807906680『シュライバー・アトキンス 無機化学 下 第4版』(P.Atkins , 東京化学同人)
■関連科目
基礎無機化学、典型元素の化学、錯体構造化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
小テスト 30%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
錯体化学研究室・[email protected]
■オフィスアワー
火曜2、3、4限
- 331 -
科目名:
卒業研究
英文名: Individual Study for Bachelor Thesis
マツモト コウイチ
担当者: 松本
カシムラ シゲノリ
ク ロ ダ
タカヨシ
ヤマギワ ヨシロウ
ナ カ グ チ ユズル
ヤマグチ ヨシヒロ
スエナガ ユウサク
ワカバヤシ
浩一・柏村 成史・黒田 孝義・山際 由朗・中口 讓・山口 仁宏・末永 勇作・若林
トモナリ
カ ミ ヤ マ タダシ
サ ガ
ヨシタカ
モリサワ ユウスケ
ハタナカ
ミ ホ
マエカワ マサヒコ
カワヒガシ タ ツ オ
知成・神山 匡・佐賀 佳央・森澤 勇介・畑中 美穂・前川 雅彦・川東 龍夫
単 位: 4単位
開講年次: 4年次
開講期: 7セメスター・8セメスター
■授業概要・方法等
最終年度各自がテーマを持ち研究計画、実験、成果報告を行う。そのため錯体化学、地球化学、物理化学、構造物理化学、有機電子化学、有機化学、合成有機化学、生物化学、高分子科学の研究室および理工学総合研究所
化学系研究室の中から研究室を選択する。研究室では指導教員の専門分野に関連するテーマが与えられ、各人がそれぞれの研究課題で研究を遂行する。研究の過程では化学に関連する専門科目の履修成果を駆使し、各自が
能動的態度で理論的・実験的に問題解決に取り組む。さらに文献検索、実験の進め方、考察の仕方、討論、報告書、論文の書き方などを修得する。このようなプロセスを練習、体験させ、一年間の研究成果を卒業研究審査
会で発表し、口頭試問をもって卒業研究が終了する。この卒業研究を通じて基礎知識を広く応用できる能力を養成し、現代社会を支える研究者・技術者の養成を目的とする。
卒研テーマ(錯体化学研究室)
・スピンクロスオーバー錯体の構造と機能
・新規な単一分子磁石の開発と高機能化
・ゲスト分子の吸脱着機能を有する機能性配位高分子の開発
・導電性配位高分子の合成
・強誘電性配位高分子の合成
・配位高分子のキャリア輸送特性の評価
・配位高分子を用いた薄膜太陽電池の開発
卒研テーマ(地球化学研究室)
・海水中の生体活性微量金属の分布挙動に関する研究
・海水中のセレンの生物地球化学的研究
・洋上大気エアロゾルの地球化学的研究
・東大阪市に飛来する黄砂の環境科学的研究
卒研テーマ(物理化学研究室)
・包接現象(溶液中、固体中)の研究
・構造と分子間相互作用の研究
・タンパク質の構造安定性に及ぼす溶媒特性の解明
・タンパク質の微細孔内挙動の解明
卒研テーマ(高分子科学研究室)
・酸化還元活性配位子を用いた遷移金属錯体の構造と性質
・硫黄含有配位子の合成とその配位高分子の構造
・表面修飾した単分散型高分子微粒子の合成とその性質
卒研テーマ(構造物理化学研究室)
・低温マトリックス分離分光法による金属半導体クラスターの光物性
・共鳴ラマン分光法による直線炭素鎖分子の分子構造と反応性の研究
・原子内包フラーレンによる分子磁性及び量子情報制御に関する研究
・レアアースを用いる発光センサーの発光・消光メカニズムの解明
・金属錯体触媒を用いる不斉反応の機構解明
卒研テーマ(有機電子化学研究室)
・電極還元反応によるポリシランの合成と機能開拓
・Mg電極による新規還元反応の開発
・陽極酸化による有機活性種の発生と反応開発
卒研テーマ(有機化学研究室)
・抗インフルエンザ剤の合成
・HIVインテグラーゼ阻害物質の合成
・神経突起保護物質の合成
・骨吸収抑制物質の合成
・ラジカルスカベンジャーの合成
卒研テーマ(合成有機化学研究室)
・デンドリマー型三原色有機発光体の合成研究
・固体状態で高い発光効率を示す有機発光体に関する研究
・赤色強有機発光体の合成研究
・新規骨格を有するπ電子共役系有機化合物の創製に関する研究
・二光子吸収特性を持つπ電子共役系有機化合物の創製
・バイオセンサー開発を指向した発光性金属錯体に関する研究
卒研テーマ(生物化学研究室)
・環状テトラピロール分子の合成と物性解析
・光合成超分子の構造・機能解析
・光合成色素の代謝反応解析
・可視光による物質変換材料の作製
卒研テーマ(分光物性化学)
・遠紫外分光法を用いた凝縮相中の電子状態研究
・分光分析データの多変量解析による定量測定法の開発
・分光的手法による高分子物性研究
卒研テーマ(理工学総合研究所)
・機能性配位高分子の合成、構造および性質に関する研究
・水圏で人と関わりのある水質に関する研究
2月に卒研発表を行う
■学習・教育目標および到達目標
現代社会を支える研究者・技術者・教育者の養成
■授業時間外に必要な学修
各自のテーマについて常日頃から興味を持って情報を収集すること
■教科書
特になし
■関連科目
必修科目、卒業研究に必要な専門選択科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
各研究室における実験状況 50%
中間報告 15%
卒業論文の提出 20%
卒業研究審査会における成果発表と口頭試問 15%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
本科目全体についての問い合わせは下記へ
有機電子化学研究室
松本 浩一 講師 Email: kmatsumo@chem.kindai.ac.jp
■オフィスアワー
各担当教員へはアポイントメントを取って訪問すること
- 332 -
科目名:
卒業研究ゼミナール
英文名: Seminar for Bachelor Thesis
ヤマギワ ヨシロウ
担当者: 山際
カシムラ シゲノリ
ク ロ ダ
タカヨシ
ナ カ グ チ ユズル
ヤマグチ ヨシヒロ
スエナガ ユウサク
ワカバヤシ ト モ ナ リ
サ
ガ
由朗・柏村 成史・黒田 孝義・中口 讓・山口 仁宏・末永 勇作・若林 知成・佐賀
ヨシタカ
カ ミ ヤ マ タダシ
モリサワ ユウスケ
マツモト コウイチ
ハタナカ
ミ ホ
マエカワ マサヒコ
カワヒガシ タ ツ オ
佳央・神山 匡・森澤 勇介・松本 浩一・畑中 美穂・前川 雅彦・川東 龍夫
単 位: 1単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
4年生からの卒業研究を実施する前に、各研究室で行っている研究内容について理解し、配属希望研究室を選択する
際の参考にする。この期間をいくつかに分け、その間、複数の研究室に仮配属され、研究室を疑似体験する。その間、
各研究室の指示に従い、本配属に必要な予備的知識を修得し、配属後の研究テーマなどについて詳しい説明を受ける
ことができる。
第1回 導入講義(1)
第2回 導入講義(2)
第3回 導入講義(3)
第4回 導入講義(4)
第5回 卒業研究ゼミナール第1クール
第6回 卒業研究ゼミナール第2クール
第7回 卒業研究ゼミナール第3クール
第8回 卒業研究ゼミナール第4クール
第9回 卒業研究ゼミナール第5クール
第10回 卒業研究ゼミナール第6クール
第11回 卒業研究配属のための説明会
第12回 研究室配属
第13回 研究室配属
第14回 研究室配属
第15回 研究室配属
■学習・教育目標および到達目標
自身が興味を持つ研究テーマについての前調査と研究
■授業時間外に必要な学修
内容を復習し、卒業研究に役立てるよう努める
■教科書
特になし
■関連科目
必修科目、卒業研究に必要な専門選択科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
配属研究室での活動状況 50%
レポート 50%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
本科目全体についての問い合わせは担当者へ
■オフィスアワー
各担当教員へはアポイントメントを取って訪問すること
- 333 -
科目名:
超分子化学
英文名: Supramolecular Chemistry
ヤマグチ ヨシヒロ
担当者: 山口
仁宏
単 位: 2単位
開講年次: 4年次
開講期: 7セメスター
■授業概要・方法等
超分子化学は誕生して25年ほどのまだ若い化学であるが、1987年にPederson, Cram, Lehnの三人がノーベル賞を受賞
したことから未来志向型化学として世界的に注目を集めている。超分子とは何か。超分子とはどのようなものか。超
分子では何ができるのか。超分子化学はこれからどうなるのか。このような問いを持つ学生諸君には、ぜひ受講して
もらいたい。勉強・研究は柔らかい頭脳と鋭い好奇心で支えられるものである。じっくりと基礎知識ばかりを養って
いると頭脳が堅くなりかねない。まず、トライして先に進むことである。好奇心と柔らかい頭脳があれば、基礎知識
は必要な時に身につくものである。本講義は、このような趣旨に沿って学生諸君に考える糸口を提供しようと言うも
のである。
第1回 はじめに
第2回 短分子と超分子
第3回 膜の構造
第4回 膜の物性
第5回 液晶の構造
第6回 液晶の物性
第7回 結晶の構造
第8回 結晶の物性
第9回 クラスターの構造と物性
第10回 包接化合物の構造
第11回 包接化合物の物性
第12回 超分子の行動:コロイド
第13回 超分子の組織化:巨大分子
第14回 超分子化学の現在
第15回 超分子化学の未来
■学習・教育目標および到達目標
超分子化学のエッセンスの理解を通して、一段階上のレベルの化学を勉強・研究する際の原動力となる好奇心をわき
起こしてもらいたい。
■授業時間外に必要な学修
講義で不明だった点は、参考書等で調べ、自分なりのノートを作り、次週以降に教員に質問すること。
■教科書
特に指定しない。
■参考文献
[ISBN]9784759808674『超分子化学の基礎』(斎藤勝裕, 化学同人)
[ISBN]9784782703595『分子認識化学 : 超分子へのアプローチ』(築部浩, 三共出版)
■関連科目
1年~ 3年までに開講されている化学に関する講義
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート 80%
小テスト 20%
■授業評価アンケート実施方法
7月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
合成有機化学研究室(22号館C棟3・4階(内線 4121 or 4178)・[email protected]
■オフィスアワー
基本的に毎日(授業時間以外)
- 334 -
科目名:
典型元素の化学
英文名: Chemistry of Typical Elements
ク ロ ダ
担当者: 黒田
タカヨシ
孝義
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
この講義では無機化学の基本である周期律、および元素の化学を学ぶ。周期律の特徴を述べた後、酸化還元反応について詳述する。その後、
第2周期の元素を中心に周期律の並びに従い各論を述べる。最新のトピックスや身近な例も交え、分かりやすい講義を心がける。
第1回 周期律(1)有効核電荷
第2回 周期律(2)周期律の特徴
第3回 酸化と還元(1)酸化還元半反応
第4回 酸化と還元(2)標準電位
第5回 酸化と還元(3)ネルンスト式
第6回 酸化と還元(4)水中での酸化還元
第7回 酸化と還元(5)電位データの作図
第8回 酸化と還元(6)演習
第9回 水素及び水素化物
第10回 アルカリ金属、アルカリ土類金属
第11回 ホウ素族
第12回 炭素族
第13回 窒素族
第14回 酸素族
第15回 ハロゲン族
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1)周期律の元になる有効核電荷の概念を理解し,イオン化ポテンシャル,イオン半径等が周期表の中でどのように変化するかを理解する。
2)酸化還元反応における標準電位,の意味を理解し反応性を予測できるようになる。
3)各族の代表的な元素の特徴を理解する。
■授業時間外に必要な学修
受講に際しては、本授業計画(Syllabus)を参考に教科書で予習し、講義内容を復習して理解を深めることが重要である。
■教科書
[ISBN]9784274209215『ベーシックマスター無機化学 (BASIC MASTER SERIES)』(オーム社)
■参考文献
[ISBN]9784807906673『シュライバー・アトキンス 無機化学 上 第4版』(P.Atkins , 東京化学同人)
[ISBN]9784807906680『シュライバー・アトキンス 無機化学 下 第4版』(P.Atkins , 東京化学同人)
[ISBN]9784563045517『基礎無機化学 第3版』(F.A. コットン, 培風館)
■関連科目
基礎無機化学、基礎無機化学演習、遷移元素の化学、錯体構造化学、生物無機化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 60%
小テスト 20%
宿題などのレポート評価 20%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
22号館4階 錯体化学研究室 (内線4120)
kuroda@chem.kindai.ac.jp
■オフィスアワー
火曜日午後(13:10 ~ 18:00)
これ以外の曜日・時間でも講義,会議等がなければ対応可能。
- 335 -
科目名:
電子移動の化学
英文名: Electrochemistry
カシムラ シゲノリ
担当者: 柏村
成史
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
電子移動は、無機化学、有機化学、物理化学、分析化学などの全ての化学に含まれる過程である。本講議の前半では、
これらの化学全般を学ぶために必要な電子移動過程の基本、すなわち、電気化学システム、反応速度、光電気化学、
および、工業的電気サ学反応等を学ぶ。後半では有機電子移動反応を中心とした講議を行う。有機反応は全て電子移動
により起こる物であるが、その中で特に電子移動反応として区分される反応では、特異な活性種が生成し、通常の有
機反応とは全く異なった反応が起こる事が数多く知られている。後半ではこの電子移動反応を用いた有機化合物の合
成に関する詳細な解説を行う。
第1回 有機電気化学システムの原理
第2回 電解装置の構成と設計
第3回 電極材料と電極電位
第4回 陽極(アノード)反応‐1
第5回 陽極(アノード)反応‐2
第6回 陰極(カソード)反応‐1
第7回 陰極(カソード)反応‐2
第8回 陰極(カソード)反応‐3
第9回 電子移動反応における特に興味のある話題から‐1
第10回 電子移動反応における特に興味のある話題から‐2
第11回 電子移動反応における特に興味のある話題から‐3
第12回 電解を安全に行うための注意事項。
第13回 電子移動反応による有機化合物の合成‐1
第14回 電子移動反応による有機化合物の合成‐2
第15回 講義全体のまとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
無機化学、有機化学、物理化学、分析化学などの化学に含まれる電子移動過程の基本、すなわち、電気化学システム、
ファラデーの法則、反応速度、光電気化学、および、工業的電気化学反応等を学ぶことを目標とする。さらに有機化
学における電子移動反応の詳細を学ぶことも目標とする。
■教科書
特に指定しない。プリントを配付する。
■参考文献
[ISBN]9784563041687『基礎有機電解合成』(D.K.キリアコウ, 培風館)
[ISBN]9784621084137『電気化学便覧 第6版』(電気化学会, 丸善出版)
[ISBN]9784765503563『電気化学測定法 上』(藤嶋 昭, 技報堂出版)
[ISBN]9784765503570『電気化学測定法 下』(藤嶋 昭, 技報堂出版)
[ISBN]9784274132193『電気化学 (新世代工学シリーズ )』(小久見 善八, オーム社)
■関連科目
グリーンケミストリー
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
小テスト 30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
有機電子化学研究室22号館5階
[email protected]
■オフィスアワー
火曜日5時限
- 336 -
科目名:
特別講義
英文名: Special Lecture
ソウリン
担当者: 宗林
ヨ シ キ
由樹
単 位: 1単位
開講年次: 4年次
開講期: 7セメスター
■授業概要・方法等
海洋化学,陸水化学の基礎について講義した後,最新の研究成果についてわかりやすく解説する.
講義,討論,小テストにより実施する.参考資料を配付する.
1.
2.
3.
4.
5.
生物地球化学サイクル
琵琶湖の環境化学
微量元素の分析化学
海と気候変動
微量元素の海洋化学
■学習・教育目標および到達目標
海洋化学,陸水化学の基礎,および微量元素の分析化学について学ぶ.さらに,水圏の微量元素の物質循環,微量元
素と環境変動との関係について学ぶ.水圏の微量元素が生命の惑星を支えていることを理解する.
■授業時間外に必要な学修
講義内容を復習し,卒業研究に役立てられるように努める.
■教科書
特に用いない.
■参考文献
[ISBN]9784876985418『生命の惑星: ビッグバンから人類までの地球の進化』(チャールズ・H. ラングミューアー , 京都
大学学術出版会 : 2014)
[ISBN]4876986541『海と湖の化学―微量元素で探る』(京都大学学術出版会 : 2005)
日本化学会編 第5版実験化学講座20-2 環境化学(丸善:2007)
■関連科目
環境化学、環境分析化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
講義内容に関連したレポートの提出 100%
■授業評価アンケート実施方法
実施しない
■研究室・E-mailアドレス
本科目についての問い合わせは 地球化学研究室 中口 譲教授([email protected])へ送ること。
■オフィスアワー
集中講義につき、特に無し
- 337 -
科目名:
反応物理化学
英文名: Physical Chemistry of Kinetics
カ ミ ヤ マ タダシ
担当者: 神山
匡
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
反応速度は化学反応が何故、どのように起こるのかを明らかにする上で非常に重要な考え方である。本講義では反応
速度を中心に実際の解析例を示しながらその概念や応用例について解説する。
講義のホームページを用い、予習・復習することを望む。
微分・積分を復習しておくことを望む。
第1回 序論
第2回 反応速度の表現方法
第3回 一次反応・二次反応
第4回 一次反応・二次反応
第5回 反応の種類(逐次反応・競争反応)
第6回 反応の種類(触媒反応・酵素反応)
第7回 反応速度定数と活性化エネルギー
第8回 反応速度定数と活性化エネルギー
第9回 衝突理論
第10回 衝突理論と活性化エネルギー
第11回 衝突理論と活性化エネルギー
第12回 反応速度の支配因子
第13回 触媒
第14回 活性化エネルギーと生体反応
第15回 遷移状態理論
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
化学反応における反応速度と活性化エネルギーの概念を理解し、その測定方法や応用方法を学ぶ。
■授業時間外に必要な学修
Moodle(e-ラーニング)を利用して、シラバスを参考に予習をし、授業で学んだことの復習をする。
■教科書
なし(必要に応じプリントを配布)
■参考文献
[ISBN]9784782703793『反応速度論―化学を新しく理解するためのエッセンス』(斎藤 勝裕, 三共出版)
[ISBN]9784807905034『バーロー物理化学 下 第6版』(Gordon M. Barrow, 東京化学同人)
[ISBN]9784782703014『物理化学の基礎』(山下 和男, 三共出版)
[ISBN]9784807907816『アトキンス物理化学要論 第5版』(アトキンス, 東京化学同人)
■関連科目
基礎物理化学、化学熱力学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 65%
小・中テスト 35%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
物理化学研究室(22号館南館5F)
[email protected]
■オフィスアワー
随時(E-mail等で事前にアポイントして下さい)
- 338 -
科目名:
反応有機化学Ⅰ
英文名: Organic Reaction Mechanisms I
ヤマギワ ヨシロウ
担当者: 山際
由朗
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
この講義では、有機化合物の構造と反応を包括的に理解するための基本的な考え方を身につけることを目的とする。有機化合物の反応性や様々な機能はその構
造に由来している。この講義では1年次で使用した教科書から共役不飽和系と芳香族化合物について詳細に説明する。
第1回 共役不飽和系
第2回 共鳴の規則
第3回 共役ジエンの反応
第4回 芳香族化合物
第5回 Hückel則
第6回 その他の芳香族、中間試験(30分)
第7回 芳香族求電子置換反応
第8回 Friedel-Crafts反応
第9回 置換基効果と配向性
第10回 側鎖の反応
第11回 芳香族化合物の合成
第12回 フェノール
第13回 ハロゲン化アリール
第14回 1H NMRの原理
第15回 1H NMRの解析
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
共役不飽和系および芳香族化合物に関する様々な概念と用語を正しく理解できることを目標とする。具体的には、
1. 共鳴理論を理解し、正しい共鳴構造を書いて議論できること。
2. 芳香族化合物の特異な性質と反応性を共鳴理論および分子軌道論によって説明できること。
また、基本的な反応について、その反応機構を理解できているを目標とする。具体的には、
1. 基本的な反応について、正しい生成物を予測できる。
2. 基本的な反応について、その反応機構を理解できている。
■授業時間外に必要な学修
指定教科書(第9版 ソロモンの新有機化学)には豊富な練習問題がある。授業計画に各回の内容が示してあるから該当する 部分の練習問題を予習しておくこと
を勧める。
■教科書
[ISBN]9784567235037『ソロモンの新有機化学 (上)』(T.W.Graham Solomons, 廣川書店 : 2008)
[ISBN]9784567235044『ソロモンの新有機化学 (下)』(T.W.Graham Solomons, 廣川書店 : 2008)
[ISBN]9784759809800『ビギナーズ有機構造解析』(川端 潤, 化学同人 : 2005)
■参考文献
特に指定しない
■関連科目
基礎有機化学
基礎有機化学演習
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
小テスト 20%
中間試験 30%
定期試験 50%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12~1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
22号館5階 山際准教授室 (内線4114) [email protected]
■オフィスアワー
講義担当時間以外はいつでも可能。事前に極力アポイントを取ってください。
- 339 -
科目名:
反応有機化学Ⅱ
英文名: Organic Reaction Mechanisms II
マツモト コウイチ
担当者: 松本
浩一
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
本講義では指定教科書(ソロモンの新有機化学 第11版)の第10章 アルコール,エーテル,およびチオール、第
11章 カルボニル化合物からアルコールの合成:酸化還元反応と有機金属化合物、第19章 アミンの内容を扱う。
基本的事項の解説講義と適宜演習を行い、有機化学の基礎的な事項の習得を目的とする。また有機化学で重要な機器
分析についても扱う。
なお、本講義を受講にあたっては「基礎有機化学」「基礎有機化学演習」「反応有機化学I」は既習とする。この講義
では、1セメスターでテキスト3章分を進めるため、進度が早く、十分な予習・復習や演習問題の理解が求められる。
第1回 第10章 アルコール,エーテル,およびチオエーテル
第2回 第10章 アルコール,エーテル,およびチオエーテル
第3回 第10章 アルコール,エーテル,およびチオエーテル
第4回 第1回 中間テスト
第5回 第11章 カルボニル化合物からアルコールの合成:酸化還元反応と有機金属化合物
第6回 第11章 カルボニル化合物からアルコールの合成:酸化還元反応と有機金属化合物
第7回 第11章 カルボニル化合物からアルコールの合成:酸化還元反応と有機金属化合物
第8回 第2回 中間テスト
第9回 第19章 アミン
第10回 第19章 アミン
第11回 第19章 アミン
第12回 第19章 アミン
第13回 第3回 中間テスト
第14回 有機機器分析(1)
第15回 有機機器分析(2)
■学習・教育目標および到達目標
講義で扱う範囲の内容を自分で説明できること。また、テキスト掲載の章末問題を自力で回答できるようになること。
■授業時間外に必要な学修
毎回の講義ノートの復習とテキスト本文の精読を行い、深く理解できるようになること。またテキストには豊富な演
習問題が掲載されているので、取り組むこと。
■教科書
[ISBN]9784567235068『ソロモンの新有機化学(I)』(ソロモン,廣川書店)
[ISBN]9784567235075『ソロモンの新有機化学(II)』(ソロモン,廣川書店)
■参考文献
[ISBN]9784759809800『ビギナーズ有機構造解析』(川端 潤,化学同人)
■関連科目
基礎有機化学、基礎有機化学演習、反応有機化学I
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 45%
中間テスト3回実施 45%
小テスト、宿題(提出物)10%
■授業評価アンケート実施方法
12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
松本 浩一 22号館2階 (内線4126) [email protected]
■オフィスアワー
講義担当時間以外はいつでも可能ですが、必ず事前にアポイントを取ってください。
- 340 -
科目名:
物性物理化学
英文名: Molecular Interactions and Molecular Discrimination
ハタナカ
担当者: 畑中
ミ
ホ
美穂
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
理論化学・計算化学は、近年のコンピュータの性能の飛躍的進歩により、理論化学の専門家だけでなく、実験化学
者にとっても身近で必要不可欠なものとなってきた。本講義では理論化学の中でも、特に分子軌道法によって得られ
る情報から、物質の構造・物性・反応性について統計的に理解・予測するための基礎知識を身に着けることを目標と
する。また、適宜、必要な数学の補足や演習を行う。
受講者は量子化学および演習を履修していることが望ましい。
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
定期試験
分子軌道・LCAO近似の復習
混成軌道
ヒュッケル法の永年行列式
ヒュッケル法の応用
ヒュッケル法の応用
分子軌道法による化学反応性の予測:フロンティア軌道理論(1)
分子軌道法による化学反応性の予測:フロンティア軌道理論(2)
中間テスト
中間試験の解説と講評
分子軌道法による分子構造の予測
分子軌道法による反応経路の予測(1)
分子軌道法による反応経路の予測(2)
分子軌道法による光物性の予測:電子エネルギー準位と光電子スペクトル
分子軌道法による光物性の予測:遷移双極子モーメント
分子軌道法による光物性の予測:蛍光・燐光・消光過程
■学習・教育目標および到達目標
1)π共役系分子の分子軌道を図示できる
2)分子軌道の形から反応性を説明できる
3)軌道エネルギーから光電子スペクトルを議論できる
4)分子軌道の形から光吸収の許容・禁制を判別できる
■授業時間外に必要な学修
1) 授業内容の整理と復習
2) 演習問題のレポート作成
3) 中間試験および定期試験の試験勉強
■教科書
使用しない
■参考文献
[ISBN]475981809X『現代物理化学』(寺嶋 正秀, 化学同人 : 2015)
[ISBN]4782705352『量子物理化学入門』(寺阪 利孝, 三共出版 : 2007)
[ISBN]4000079867『量子化学 (化学入門コース 6)』(大野 公一, 岩波書店 : 1996)
■関連科目
量子化学および演習、化学のための数学演習、基礎物理化学、基礎物理化学演習
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テストおよび演習問題のレポート 50%
■授業評価アンケート実施方法
授業時間内に実施する
■研究室・E-mailアドレス
構造物理化学研究室(22号館5階:畑中)[email protected]
■オフィスアワー
月曜3限(畑中)
- 341 -
科目名:
分光物性化学
英文名: Applied Spectroscopy
モリサワ ユウスケ
担当者: 森澤
勇介
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
光と分子・原子の相互作用を扱う分光学の分野をこれまでより深く講義を行う。2年次に学んだ量子化学において、分子を考える土台となるミクロな系を記述
するための数学的体系(原子や分子の電子構造と波動関数)を学んだ。一方、機器分析化学においては分光学から定量分析、分子構造分析を応用した分光分析
法を概観した。本講義ではさらに分光学の理解を深め、分光実験データから分子の構造や物性をより詳細に知るための基礎となる化学を講義する。教科書13章
「分子分光学」および15章「レーザー、レーザー分光、光化学」の内容を中心に12章「群論;対称性の利用」を参照しながら授業を進める
第1回 分子分光学概論
第2回 分子の対称性<1>
第3回 分子の対称性<2>
第4回 回転スペクトル<1>
第5回 回転スペクトル<2>
第6回 振動スペクトル<1>
第7回 振動スペクトル<2>
第8回 振動スペクトル<3>
第9回 電子スペクトル<1>
第10回 分光学演習
第11回 レーザーを用いた分光学概論
第12回 レーザー概論<1>
第13回 レーザー概論<2>
第14回 レーザー分光学<1>
第15回 レーザー分光学<2>
■学習・教育目標および到達目標
・分子の周囲の環境変化が振動スペクトル(赤外・ラマンスペクトル)に現れることを理解する
・電子遷移のより深い理解から、レーザーの原理を知る
・光と分子の相互作用と時間依存シュレディンガー方程式から遷移を記述し、電子・振動・回転遷移の選択律を理解する。
■授業時間外に必要な学修
受講に際しては、テキストを元に予習し、演習問題で復習を行って理解を深めることが必要である。
■教科書
[ISBN]4807905082『物理化学―分子論的アプローチ〈上〉』(D.A. マッカーリ, 東京化学同人 : 1999)
■参考文献
[ISBN]4762298239『近赤外分光法 (日本分光学会 測定法シリーズ)』(学会出版センター : 1996)
[ISBN]4061571095『赤外・ラマン分光法 (分光測定入門)』(講談社 : 2009)
[ISBN]4061571060『分光測定のためのレーザー入門 (分光測定入門)』(講談社 : 2009)
■関連科目
化学のための数学演習、量子化学および演習、機器分析化学、化学実験III、構造物理化学、物性物理化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期テスト 60%
小テスト 30%
レポートや課題 10%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
分光物性化学研究室
[email protected]
■オフィスアワー
木曜日午後(13:10 ~ 18:00)
これ以外の曜日・時間でも講義,会議等がなければ対応可能。
- 342 -
科目名:
分子生物化学
英文名: Molecular Biochemistry
サ
ガ
担当者: 佐賀
ヨシタカ
佳央
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
すべての生物はDNAやRNAという核酸を持ち、そこに遺伝情報を蓄積している。DNA上における4種類の塩基の並
び方が細胞にとっての遺伝情報である。この情報を読み出すこと(転写と翻訳)でタンパク質が生合成され、実際の
生命活動が成り立っている。本講義では、核酸を主題とし、その構造や複製、転写、翻訳機構について講義を進め、
DNA→RNA→タンパク質の生命情報の流れを分子レベルで理解することを目的とする。
第1回 生命と細胞
第2回 セントラルドグマ
第3回 核酸の構造
第4回 DNAの半保存的複製
第5回 DNAの伸長機構
第6回 DNAの修復
第7回 中間テスト
第8回 DNAからRNAへの転写
第9回 転写調節の機構
第10回 トランスファー RNAの構造と機能
第11回 翻訳の開始機構
第12回 翻訳の伸長機構
第13回 タンパク質の構造形成と機能発現
第14回 制限酵素と遺伝子クローニング
第15回 講義全体のまとめ
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
DNAとRNAの構造と役割を理解する
DNAの複製と転写について理解する
RNAからタンパク質への翻訳について理解する
■授業時間外に必要な学修
講義内容を教科書・参考書・講義資料等で復習し、疑問があれば次週以降に質問すること
■教科書
生体分子の化学 相本三郎・赤路健一著 化学同人
■参考文献
上:[ISBN]9784807908073 下:[ISBN]9784807908080 ヴォート生化学(上・下) D. Voet, J. G. Voet 著, 田宮信雄・村
松正実・八木達彦・吉田浩・遠藤斗志也 訳 東京化学同人
[ISBN]9784759811766 ベーシック生化学 畑山巧編著 化学同人
■関連科目
基礎生化学・基礎有機化学・天然物有機化学・生物物理化学・生物無機化学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
小テスト 30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
生物化学研究室(22号館3階)
[email protected]
■オフィスアワー
水曜日2時限目(10:40 ~ 12:10)土曜日1、2時限目(9:00 ~ 12:10)。ただし、それ以外の時間でもあらかじめ連絡があ
れば適宜対処します。
- 343 -
科目名:
量子化学および演習
英文名: Quantum Chemistry and Exercises
ハタナカ
担当者: 畑中
ミ
ホ
美穂
単 位: 3単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
分子科学は原子分子で構成される物質の構造と物性および反応性について系統的かつ定量的な理解を深めるための研究領域であり、量子化学はその分子論的
アプローチにおける土台と位置づけられる。本講義は、ミクロな系を記述するための数学的体系である量子力学の約束ごとから出発し、水素原子の電子構造と
波動関数の解釈までを丁寧に解説していく、量子化学の入門編である。適宜、必要な数学の補足と演習を行い、技術的問題と物理的本質とをきちんと区別でき
るように心がける。化学のための数学演習で学んだ内容を応用し、深化させる。受講者は物理学ⅠとⅡ、微分積分学ⅠとⅡを履修していると理解が速い。
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
第16回
第17回
第18回
第19回
第20回
第21回
第22回
第23回
第24回
第25回
第26回
第27回
第28回
第29回
第30回
定期試験
量子化学の誕生:水素原子の線スペクトル
ボーアの原子モデル
波動性と粒子性
量子化学に必要な数学の復習(1) 微分方程式
シュレディンガー方程式(1) 導出
シュレディンガー方程式(1) 井戸型ポテンシャル
量子化学に必要な数学の復習(2) 固有値・期待値・規格直交性
三次元のシュレディンガー方程式と極座標表示
水素原子のシュレディンガー方程式
水素原子の波動関数と量子数(1)
水素原子の波動関数と量子数(2)
多電子原子(1)水素類似原子と独立粒子近似
多電子原子(2)電子スピン・パウリの排他原理・フントの規則
多電子原子(3)電子配置から説明できる原子の化学的性質
中間試験
中間試験の解説と講評
多電子原子(4)項記号
多電子原子(5)項記号
水素分子イオン(1) ボルン・オッペンハイマー近似・LCAO近似
水素分子イオン(2) 変分法・永年方程式
水素分子イオン(2) 重なり積分・クーロン積分・共鳴積分
等核二原子分子(1)
等核二原子分子(2)
異核二原子分子
ウォルシュ則(1) 三原子分子の結合角、AH2型分子
ウォルシュ則(2) 三原子分子の結合角、AX2型分子
混成軌道
ヒュッケル法(1) 導出
ヒュッケル法(2) エチレン・ブタジエン
ヒュッケル法(3) ベンゼン
■学習・教育目標および到達目標
1)
2)
3)
4)
5)
水素原子の量子数に対応する波動関数の形を正確に図示できる
原子軌道ならびに分子軌道、電子配置、電子状態を明確に区別して説明できる
結合性軌道と反結合性軌道を軌道位相図から判別できる
ウォルシュ則を適用して三原子分子の構造を予測できる
ヒュッケル近似を適用してエネルギー固有値と波動関数を求めることができる
■授業時間外に必要な学修
1) 授業内容の整理と復習
2) 演習問題のレポート作成
3) 中間試験および定期試験の試験勉強
■教科書
[ISBN]4759810846『量子化学―基礎からのアプローチ』(真船 文隆, 化学同人 : 2008)
■参考文献
[ISBN]4807905082『物理化学―分子論的アプローチ〈上〉』(D.A. マッカーリ, 東京化学同人 : 1999)
[ISBN]4807904337『量子化学―基本の考え方16章』(中田 宗隆, 東京化学同人 : 1995)
[ISBN]4785334193『量子化学 (物理化学入門シリーズ)』(大野 公一, 裳華房 : 2012)
■関連科目
化学のための数学演習、基礎物理化学、基礎物理化学演習
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験と中間試験 50%
小テストおよび演習問題のレポート 50%
■授業評価アンケート実施方法
授業時間内に実施する
■研究室・E-mailアドレス
構造物理化学研究室(22号館5階:畑中)[email protected]
■オフィスアワー
月曜3限(畑中)
- 344 -
他学科開講教職指定科目
※科目は 50 音順で掲載しています。
科目名:
教科教育演習 <理学>
英文名: Exercise for Education
ク サ カ ベ
担当者: 日下部
ト シ オ
コ ン ド ウ ヤスシ
イシバシ アキヒロ
ヤ
ノ
ヨ ウ コ
ヤマギワ ヨシロウ
サ
ガ
ヨシタカ
カ ミ ヤ マ タダシ
イ ケ ダ
俊男・近藤 康・石橋 明浩・矢野 陽子・山際 由朗・佐賀 佳央・神山 匡・池田
トオル
ヤマシタ
ト モ キ
フクシマ ノブユキ
カ ガ ワ ナオ
ハギワラ テ ル キ
ム ロ タ
カ エ コ
徹・山下 登茂紀・福嶋 伸之・加川 尚・萩原 央記・室田 佳恵子
単 位: 1単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
教員採用試験の受験を支援するため、受験対策講座を開設いたします。講座の目的としては学生に教員採用試験の
受験勉強のきっかけと方向性を示すことにあります。
講義内容
1次試験対策:教職教養科目と一般教養科目の試験問題の中から理科、教育、数学、物理、化学、生物分野の問題を
中心に演習を行う。
2次試験対策:主に,中学教員免許の受験を対象とした数学、物理、化学、生物、工業分野の問題を中心に演習を行う。
面接試験対策:模擬面接を行うことによって面接に対応する能力を養う。
理科実験の指導:中学生を対象に理科実験の学習指導案の作成、指導方法を学習する。
授業形態は、集中講義(3月上旬)で、講義実施期日については掲示する。
教職に関する 一般教養、教職教養(教育原理、教育心理学、教育法規、時事審議会報告など)、専門(数学、理科:
物理、化学、生物、理科実験指導案作成など)、論作文 などを演習する。 作成した理科実験指導案をもとに中学生を対象に理科実験を準備し、指導方法を学習する。
■学習・教育目標および到達目標
教員採用試験の1次試験および2次試験の合格を目標にする。
■授業時間外に必要な学修
参考文献を含むさまざまな資料で教科内容についてしらべる。
特に実験指導においては、多くの場面を予想した十分な事前準備をおこなう。
■教科書
資料配布
■参考文献
[ISBN]9784827814613『中学校学習指導要領 平成20年3月告示』(文部科学省, 東山書房 : 2008)
[ISBN]9784827814781『高等学校学習指導要領』(文部科学省, 東山書房 : 2011)
■関連科目
教職関連のすべての科目
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
講義中課題・試験(科目ごとの指示による)40%
レポート 60%
■授業評価アンケート実施方法
講義の最終週に授業アンケートを実施
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
レポート提出先:室田(生命科学科)[email protected]
■オフィスアワー
初回授業時に通知
- 347 -
科目名:
データ構造とアルゴリズムⅠ <シス・メデ>
英文名: Data Structures and Algorithms Ⅰ
モ リ ヤ
担当者: 守屋
セン
宣
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
プログラムを実行する際に考慮すべき重要な項目として,信頼性と効率があげられる.これらを達成するためには,問題を正確に記述するアルゴリズムと,処
理すべきデータの基本構造を的確に把握することが不可欠である.
本講義では,プログラムの作成に実際によく用いられる,基本的かつ重要な種々のデータ構造とアルゴリズムを解説する.前半では,配列の要素探索を行うア
ルゴリズムについて理解したのち,連結リスト,スタック,キュー,ハッシュテーブルといった基本的なデータ構造について学習する.後半では,配列の要素
を決められた順序に並び替えるためのソートアルゴリズムについて学習する.また,ソートに利用できるヒープと呼ばれるデータ構造についても学習する.
第1回 データ構造,アルゴリズムとは
第2回 アルゴリズムの性能評価
第3回 逐次探索とその工夫
第4回 2分探索
第5回 連結リスト構造
第6回 連結リストの応用,スタック,キュー
第7回 ハッシュテーブル
第8回 前半の内容の復習,中間試験
第9回 初歩的なソートアルゴリズム
第10回 安定なソート,シェルソート
第11回 クイックソート
第12回 クイックソートの演習
第13回 最速なソートアルゴリズム,マージソート
第14回 ヒープ,ヒープソート
第15回 後半の内容の復習,期末試験
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
1. 計算量の概念について理解し,各アルゴリズムの計算量をオーダ記法により表すことができる.
2. 様々な探索アルゴリズムの手順について理解する.
3. 連結リストの構造やスタック,キューの構造を理解し,基本操作によりどのように状態が変化するか理解する.
4. 動的な探索を行うためのハッシュテーブルの操作手順,特徴について理解する.
5. 様々なソーティングアルゴリズムの手順について理解する.
6. ヒープの構造を理解し,基本操作によりどのように状態が変化するか理解する.また,ヒープソートの手順をマスターする.
【学習・教育到達目標(D3)に主体的に関与】
■授業時間外に必要な学修
各回の授業前に,教科書の該当ページに目を通しておくことで,学習する内容を知っておく.
授業後は,授業毎に出題する演習問題により,復習をする.演習問題の解答は提出しなくてもよい.
成績評価は40%が簡単な小テストおよび臨時試験(2回)で60%が定期試験となっているが,授業の予習・復習に真面目に取り組んでおかないと,定期試験の
得点はほとんどどれないと思われるので,本授業に合格することができなくなる.
■教科書
[ISBN]4865430237『探索・ソートアルゴリズムと基礎的なデータ構造 (MyISBN - デザインエッグ社)』(守屋 宣, デザインエッグ社 : 2014)
※ インターネット上の通信販売サイトAmazon.co.jpでオンデマンド出版をしています.一般の書店では扱っていません.
■参考文献
[ISBN]9784274132780『アルゴリズム論 (IT Text)』(浅野 哲夫, オーム社 : 2003)
[ISBN]9784797345230『明解 Javaによるアルゴリズムとデータ構造』(柴田 望洋, ソフトバンククリエイティブ : 2007)
[ISBN]9784320123106『アルゴリズムとデータ構造 (未来へつなぐ デジタルシリーズ 10)』(原 隆浩, 共立出版 : 2012)
[ISBN]9784274131905『計算とアルゴリズム (新コンピュータサイエンス講座)』(浅野 孝夫, オーム社 : 2000)
■関連科目
「データ構造とアルゴリズムⅡ」
「プログラミング言語学」
「情報実習Ⅱ」
「プログラミング実習Ⅱ」
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
臨時試験(小テスト,中間試験,期末試験)40%
定期試験 60%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
分散アルゴリズム研究室(38号館3階)・[email protected]
■オフィスアワー
木曜日3~4時限
- 348 -
科目名:
データ構造とアルゴリズムⅡ <シス・メデ>
英文名: Data Structures and Algorithms Ⅱ
ツ ノ ダ
担当者: 角田
マサテル
雅照
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
プログラムを実行する際に考慮すべき重要な項目として、信頼性と効率があげられる。これらを達成するためには、問題を正確に記述するアルゴリズムと、
処理すべきデータの基本構造を的確に把握することが不可欠である。
本講義では、3セメスターの「データ構造とアルゴリズムI」に引き続き、プログラムの作成に実際によく用いられる、基本的かつ重要な種々のデ-タ構造
とアルゴリズムを解説する。前半は、様々なグラフのデータ構造、アルゴリズムについて学習する。まず、2分探索木に対する要素の操作手順について学習す
る。次に、代表的なグラフアルゴリズムとして幅優先探索、深さ優先探索、最短経路アルゴリズム、最大フローアルゴリズムの手順を学ぶ。後半では、アルゴ
リズムの設計技法について解説する。アルゴリズムを効率化するための代表的なテクニックとして、分割統治法、動的計画法、分枝限定法といった技法につい
て考察する。さらに、ナップサック問題、巡回セールスパーソン問題といった計算量の大きい問題に対する近似アルゴリズムについて学習する。
資料は電子データで配布する。一部の演習問題ではパソコンを使用するため、パソコンを毎回必ず持参すること。
第1回 基礎的なデータ構造の復習
第2回 2分探索木における要素操作
第3回 2分探索木における要素操作の演習
第4回 グラフ探索
第5回 最短経路問題を解くアルゴリズム
第6回 最短経路問題を解くアルゴリズムの演習
第7回 中間演習
第8回 最大フロー問題を解くアルゴリズム
第9回 最大フロー問題を解くアルゴリズムの演習
第10回 再帰法、分割統治法、動的計画法
第11回 グリーディ法、分枝限定法
第12回 近似アルゴリズムに関する諸定義
第13回 ナップサック問題に対する近似アルゴリズム
第14回 巡回セールスパーソン問題に対する近似アルゴリズム
第15回 期末演習
■学習・教育目標および到達目標
1. 2分探索木への基本操作の手順をマスターする。
2. 幅優先探索、深さ優先探索のアルゴリズムの手順を理解する。
3. 最短経路問題の定義、Dijkstraのアルゴリズムの手順を理解する。
4. 最大フロー問題の定義、Ford-Fulkersonのアルゴリズムの手順を理解する。
5. 再帰法、分割統治法、動的計画法、グリーディ法、分枝限定法を理解し、それぞれの設計法による代表的なアルゴリズムを知る。
6. 近似アルゴリズムの定義を理解し、ナップサック問題に対する近似アルゴリズム、巡回セールスパーソン問題に対する近似アルゴリズムについて理解する。
【学習・教育到達目標(D3)に主体的に関与】
■授業時間外に必要な学修
各回の授業前に、教科書の該当ページに目を通しておくことで、学習する内容を知っておく。
授業後は、適宜出題する演習問題により、復習をする。
■教科書
使用しない
■参考文献
[ISBN]9784797345230『明解 Javaによるアルゴリズムとデータ構造』(柴田 望洋, ソフトバンククリエイティブ : 2007)
[ISBN]9784320123106『アルゴリズムとデータ構造 (未来へつなぐ デジタルシリーズ 10)』(原 隆浩, 共立出版 : 2012)
[ISBN]9784320123144『グラフ理論の基礎と応用 (未来へつなぐ デジタルシリーズ 14)』(舩曵 信生, 共立出版 : 2012)
[ISBN]9784274131905『計算とアルゴリズム (新コンピュータサイエンス講座)』(浅野 孝夫, オーム社 : 2000)
[ISBN]9784274132780『アルゴリズム論 (IT Text)』(浅野 哲夫, オーム社 : 2003)
■関連科目
「データ構造とアルゴリズムⅠ」
「プログラミング言語学」
「情報実習Ⅱ」
「プログラミング実習Ⅰ」
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 95%
演習問題 5%
■授業評価アンケート実施方法
1月頃に実施する。
■研究室・E-mailアドレス
ソフトウェア工学研究室(38号館4階)[email protected]
■オフィスアワー
木曜日3・4時限
- 349 -
科目名:
言語理論とオートマトン <シス・メデ>
英文名: Formal Languages and Automata
ミゾブチ ショウジ
担当者: 溝渕
昭二
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 3セメスター
■授業概要・方法等
本科目では、コンピュータに関する基本的な概念である形式言語、形式文法、オートマトンについて学習する。形式言語とは、日本語のような自然言語や
Java言語のようなプログラミング言語を抽象化して定めたものである。形式文法とは、形式言語を生成するためのモデルである。そして、オートマトンとは、
形式言語を認識するためのモデルである。
本科目では、各到達目標について、配点の60%以上の得点を取得した場合に、その目標が達成されたと判定する。本科目の単位は、すべての到達目標が達成
された場合に認定する。
第1回 ガイダンス
第2回 形式言語,形式文法,オートマトン
第3回 正規言語
第4回 正規表現
第5回 正規文法
第6回 決定性有限オートマトン
第7回 非決定性有限オートマトン
第8回 前半試験
第9回 正規表現から有限オートマトンへの変換
第10回 正規文法から有限オートマトンへの変換
第11回 空動作付き非決定性有限オートマトンから非決定性有限オートマトンへの変換
第12回 非決定性有限オートマトンから決定性有限オートマトンへの変換
第13回 演習1
第14回 演習2
第15回 後半試験
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
形式言語、形式文法、オートマトンについて理解すること。
[1] 形式言語、形式文法、オートマトン、および、それらの関係について理解している。特に、正規表現、正規文法、有限オートマトンを理解している。
[2] 正規表現および正規文法から有限オートマトンを構成できる。また、空動作付き非決定性有限オートマトンから決定性有限オートマトンを構成できる。
【学習・教育到達目標のCに関与】
■授業時間外に必要な学修
有限オートマトン、あるいは、正規表現および正規文法から有限オートマトンを構成する処理をプログラミング言語で実装すること。
■教科書
適宜資料を配布する。
■参考文献
[ISBN]9784627805521『オートマトン・言語理論 [第2版]』(富田 悦次, 森北出版 : 2013)
[ISBN]9784627852716『例解図説 オートマトンと形式言語入門』(岡留 剛, 森北出版 : 2015)
[ISBN]9784627852914『はじめて学ぶオートマトンと言語理論』(藤原 暁宏, 森北出版 : 2015)
■関連科目
コンパイラ、自然言語処理、計算論
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
前半試験 20%
後半試験 20%
定期試験 60%
■授業評価アンケート実施方法
理工学部実施規程に準拠して行ないます。
■研究室・E-mailアドレス
溝渕准教授室(38号館4階)・[email protected]
■オフィスアワー
月曜日4時限
- 350 -
科目名:
オペレーティングシステム <シス>
英文名: Operating Systems
イ シ ミ ズ タカシ
担当者: 石水
隆
単 位: 2単位
開講年次: 2年次
開講期: 4セメスター
■授業概要・方法等
オペレーティングシステムはユーザと計算機ハードウェアを繋ぎ,ユーザにプログラムを実行する環境を提供する基本ソフトウェアである.
オペレーティングシステムの役割・目的およびその基礎概念を理解し,プロセスとスレッドの生成・管理とスケジューリング,プロセス間通信とデッドロッ
ク,メモリ管理,割り込みと入出力の制御等について理解することが本科目の目的である.
本講義では毎回課題を出す.単位修得には全ての講義に出席した上で全課題を提出する必要がある.
第1回 オペレーティングシステムの基本概念
第2回 プロセスと割り込みおよびオペレーティングシステムの構成
第3回 プロセスの管理とスケジューリング
第4回 プロセス生成とスレッド
第5回 プロセスの相互排除
第6回 プロセス間通信
第7回 デッドロック
第8回 中間試験
第9回 実記憶の管理
第10回 仮想記憶の管理 ―ベースレジスタとページング―
第11回 仮想記憶の管理 ―セグメンテーションとフェッチ技法―
第12回 仮想記憶の管理 ―置き換え技法―
第13回 ファイルシステム ―ファイル構造―
第14回 ファイルシステム ―ファイル保護と二次記憶―
第15回 割り込みと入出力の制御
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
プロセスとスレッドの生成・管理とスケジューリング,プロセス間通信とデッドロック,メモリ管理,割り込みと入出力の制御等について理解する.【学習・
教育到達目標(D1)に主体的に関与】
■授業時間外に必要な学修
各講義で指示する課題に取り組むこと.
■教科書
[ISBN]9784781908601『オペレーティングシステムの基礎 (ライブラリ新情報工学の基礎 (5))』(大久保 英嗣,サイエンス社)
■参考文献
[ISBN]9784274131936『オペレーティングシステム (新世代工学シリーズ)』(大久保 英嗣, オーム社)
[ISBN]9784000103466『岩波講座 ソフトウェア科学〈〔環境〕6〉オペレーティングシステム』(前川 守, 岩波書店)
[ISBN]9784000078528『オペレーティングシステム (情報処理入門コース)』(清水 謙多郎, 岩波書店)
[ISBN]9784764903456『コンピュータサイエンスで学ぶオペレーティングシステム』(柴山潔, 近代科学社)
■関連科目
コンピュータ基礎I, コンピュータ基礎II, 情報実習Ⅰ
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 40%
中間試験 30%
課題レポート 30%
■授業評価アンケート実施方法
第15回授業中に授業評価アンケートを行う.
■研究室・E-mailアドレス
■研究室・メールアドレス
研究室: 38号館4階N-411 石水講師室 (内線5459)
Emailアドレス: [email protected]
■オフィスアワー
木曜日3,4限
- 351 -
科目名:
情報理論 <シス・メデ>
英文名: Information Theory
サ サ ノ
担当者: 笹野
ヒロシ
博
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
情報伝送技術の急速な進歩にともない、多様な情報源から生成される膨大な量の情報が伝送され、蓄積、処理されている。この際、情報を効率よく符号化す
ることが重要な問題となる。本科目では情報源符号化の修得を目標とする。まず情報源に対する符号化と復号化の原理と役割について学ぶ。次に情報量とエン
トロピーの概念をもとに符号化の理論的限界を明らかにする情報源符号化定理について学ぶ。次に実用的に重要ないくつかの符号化法について概説する。
第1回 情報理論とは
第2回 確率論の基礎
第3回 符号化の例と平均符号長
第4回 復号可能な符号と符号木
第5回 瞬時符号とクラフトの不等式
第6回 エントロピーと情報量
第7回 拡大情報源
第8回 情報源符号化定理
第9回 前半の復習
第10回 ハフマン符号(1)
第11回 ハフマン符号(2)
第12回 ランレングス符号
第13回 算術符号
第14回 ユニバーサル符号
第15回 マルコフ情報源
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
【学習・教育到達目標(C5)に主体的に関与】
確率論を基礎とする情報源符号化について次の項目を習得することを目標とする。
1.符号化の原理と役割を理解する。
2.符号化の可能性と限界を理解する。
3.情報量とこれを扱う数学モデルを理解する。
4.実用化されている符号化法を修得する。
■授業時間外に必要な学修
講義中に行った例題の解答、式の導出などが独力で解決できることを確認する。
■教科書
[ISBN]9784339012026『情報理論 (電気・電子系教科書シリーズ)』(三木 成彦,コロナ社)
■参考文献
[ISBN]9784785611392『情報理論』(今井秀樹, 昭晃堂)
[ISBN]9784563014919『情報理論 (情報数理シリーズ)』(平沢茂一, 培風館)
[ISBN]9784563013981『情報理論』(橋本猛, 培風館)
[ISBN]9784563014865『情報理論入門 (情報数理シリーズ)』(平沢茂一, 培風館)
■関連科目
線形代数学I、II, 確率統計I、II, 情報数学, 符号理論
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 100%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
情報通信研究室38号館 3階(内線)5422
[email protected]
■オフィスアワー
月曜日5限
- 352 -
科目名:
通信方式 <エレ情>
英文名: Communication System
ヨ シ ダ
担当者: 吉田
ミノル
実
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
今日の社会は、ありとあらゆる情報が通信ネットワークを介してやりとりされており、通信システムの存在無くして文明社会は成り立たないと言っても過言
ではない。通信方式の講義では、現代社会に不可欠な通信インフラの基礎をなす技術や理論について学習する。
まず、通信システムの概要と、各種アナログおよびディジタル信号の性質と使われ方の特徴を理解する。また、用いられている回路の概要なども学習する。
これにより、各種通信方式の相違点を幅広く理解し、通信システムの設計に必要な基本事項を理解する。更に、今日の大容量な通信インフラを支えている光通
信についても簡単に触れる。
また、これらを通じて、二年次までに学習してきた物理や数学ならびに電気的な法則および諸定理が、私たちの身の回りでどのように応用あるいは活用され
ているのかを理解し、将来にわたる情報通信分野にとどまらない電気的な技術と知識を取り扱う幅広い応用力を身につける。
なお、評価基準は下記の「成績表方法および基準」に100点満点の割合で記載しているが、下記の評価に基づいた点数が59点以下であり、あと一歩で到達目
標を達成すると判断した場合は、必要に応じて追加指導(講義、試験、レポート等)を実施する。追加指導で達成目標をぎりぎり満たしたと判断できれば60点
を与える。
第1回 学習・教育目標との関連説明。情報の伝達 -通信システム概観第2回 信号解析の基礎
第3回 信号解析とフーリエ変換(1) -フーリエ級数第4回 信号解析とフーリエ変換(2) -フーリエ変換第5回 インパルスのスペクトルと連続時間信号
第6回 フィルタとたたみ込み、振幅変調の基礎
第7回 振幅変調(1) -スペクトルと電力第8回 振幅変調(2) -AMの発生第9回 振幅変調(3) -AMの電力効率の改善第10回 振幅変調(4) -AMの周波数利用効率の改善第11回 位相変調と周波数変調
第12回 周波数変調のスペクトルと電力と変復調方式
第13回 雑音の解析と通信システム設計
第14回 PCM(ディジタル)伝送の仕組みと限界ならびに伝送特性改善
第15回 大容量通信技術
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
通信システムの基本的な仕組みを理解し、それにより、各種の通信システムの特徴や要求事項などを説明し、必要となるシステムの選択が可能になることが目
標である。
この科目の単位修得により、以下の項目の知識と能力を身につける。
1.「周波数」の概念を数学的に表現できる。
2.周波数表現に利用されるフーリエ級数・フーリエ変換の原理とその性質が理解できる。
3.フーリエ変換を利用して連続時間システムの性質を説明できる。
4.振幅変調(AM)による情報伝送について説明できる。
5.周波数変調(FM)の原理とその性質が理解できる。
6.雑音の特性を説明でき、その影響を数学的に求めることができる。
7.デジタル通信方式に必要なパルス符号変調(PCM)方式を説明できる。
この科目の単位修得は電気電子工学科エレクトロニクス・情報通信コースで設定した学習・教育到達目標Aの達成に主体的に関与している。
■授業時間外に必要な学修
講義において配布する資料ならびに講義中説明された重要事項などを整理するためにノートを作成すること。講義終了後に自宅などで講義資料や重要事項を
ノート化することにより、復習と共に理解が不十分な箇所を発見できる。
また、講義中に実施した小テストや例題はその応用問題まで想定して学習を実施すること。
■教科書
使用しない。資料を配付するのでノートを作成する事。
■参考文献
[ISBN]9784274130410『よくわかる通信工学 (セメスタ学習シリーズ)』(植松 友彦, オーム社)
[ISBN]9784274130847『大学課程 情報伝送工学』(武部 幹, オーム社)
[ISBN]9784627705937『通信工学概論[第3版]』(山下 不二雄, 森北出版)
[ISBN]9784339005820『通信方式入門』(宮内 一洋, コロナ社)
■関連科目
情報理論、フーリエ・ラプラス変換論、ネットワーク工学、基礎電子回路、アナログ電子回路、電気回路Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
演習、小テスト 30%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃、後期開講科目は12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
吉田教授室(31号館2階)
[email protected]
■オフィスアワー
火曜日 15時00分~ 16時00分
金曜日 15時00分~ 16時00分
- 353 -
科目名:
データベース論Ⅰ <シス>
英文名: Database Ⅰ
オオボシ
担当者: 大星
ナ オ キ
直樹
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
はじめに、実世界のデータをどのように表現するかについて概説する。いくつかあるデータモデルのなかで、E-Rモデルについてより詳しく解説する。
そして、代表的なデータベースであるリレーショナルデータベースの特徴について解説する。現在、広く利用されているリレーショナルデータベースについて
(1)構成(属性、列、行)、(2)主キー、外部キー、(3)正規化(第1、第2、第3正規化)について解説した後、標準アクセス言語であるSQLについて
解説する。リレーショナル演算操作(1)選択、(2)射影、(3)結合について解説し、SQLによる基本的なデータ検索、データ問い合わせ操作、データの
登録、更新、削除方法について解説する。
また、講義内容の理解を深めることを目的として、講義時間内に演習を行う。
以下の項目について講義・解説を行なう。
(1)E-Rモデル
(2)リレーショナルモデルの概要
(3)リレーショナルデータベースの構成
(4)リレーショナルデータベースの正規化
(5)リレーショナル演算操作の解説
(6)SQL演習
第1回 ガイダンス
第2回 データモデル(1)
第3回 データモデル(2)
第4回 関係代数
第5回 データベース設計
第6回 リレーションの正規化
第7回 SQL演習(1)
第8回 SQL演習(2)
第9回 SQL演習(3)
第10回 SQL演習(4)
第11回 SQL演習(5)
第12回 SQL演習(6)
第13回 SQL演習(7)
第14回 SQL演習(8)
第15回 総合演習
■学習・教育目標および到達目標
【学習・教育目標(F)に主体的に関与】
(1)E-Rモデルの表記方法について理解している
(2)リレーショナルデータベースモデルの構造を理解している
(3)リレーショナルデータベースモデルにおけるキーを理解している
(4)リレーショナル設計における第1、第2、第3正規化を理解している
(5)リレーショナルデータベースの基本的なデータ操作(検索、登録、更新、削除)を行うための
簡単なSQL文を作成することができる
■授業時間外に必要な学修
・講義時間内の説明についてノートをとり、理解、復習しておくこと。
・講義時間内に行われる演習のための復習、準備をしておくこと。
・演習内容についてノートを作成し、復習し知識の定着をはかること。
・SQLプログラミングに際して、作業用ノートを準備し、実習内容を記載、整理し、理解に努めること。
■教科書
[ISBN]9784797369458 基礎からのMySQL
西沢夢路(著)(ソフトバンククリエィティブ)
[ISBN]9784339024562データベースの基礎
永田 武(著)(コロナ社)
■関連科目
情報実習Ⅰ・Ⅱ、プログラミング実習Ⅰ・Ⅱ、情報システムプロジェクトⅡ、情報数学、数理論理学
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
演習 20%
期末試験 80%
■授業評価アンケート実施方法
記名式
■研究室・E-mailアドレス
医療情報学研究室(38号館4階)・[email protected]
■オフィスアワー
水曜日 午後
- 354 -
科目名:
画像処理 <シス>
英文名: Image Processing
サ
ノ
担当者: 佐野
イタル
到
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
本講義では,どのようにして画像をコンピュータ上に再現するのか,コンピュータを用いた(ディジタル)画像処理とは何かを解説する.
特に,画像処理の有用性を認識し,実効性を養うことに留意する.しかし,ディジタル画像処理の知識と処理アルゴリズムの習得なくして,
実践力の定着は不可能である.それ故,画像処理の基本から入り,演習を経て,具体例を用いた画像情報処理実習へと繋げる.なお本講義では,
衛星リモートセンシング画像を題材として各種画像処理実習を行う.画像処理,表示等はC言語及びUNIX + X Windowシステム上にシス
テムを作成するため,理工学部共通のC言語関連講義等を通しての予習が必要である.
第1回 はじめに:(コンピュータ)画像処理とは
第2回 画像のディジタル化
第3回 画像データの処理
第4回 画像表示
第5回 濃度変換処理による画像表示
第6回 画像基本情報(ヒストグラム)の抽出
第7回 画像雑音処理-1
第8回 画像雑音処理-2
第9回 1~8回のまとめと学習・教育目標および到達目標の達成度確認(臨時試験)
第10回 エッジ抽出処理-1
第11回 エッジ抽出処理-2
第12回 画像強調処理
第13回 衛星画像処理システムの確認
第14回 マルチスペクトル画像の取扱い
第15回 リモートセンシングの現状
臨時試験(中間試験),定期試験
■学習・教育目標および到達目標
学習・教育到達目標の(F)に主体的に関与し,下記1 ~ 3を理解することにより,メディアからの情報の取得,および,メディアへの情報の
提供を実現する情報技術に関する基礎知識を修得し,この知識を情報システムの開発において適切に応用できる力が身につく.
1.画像のディジタル化と情報処理ツールの理解.
2.基本画像処理手法と情報技術の習得.
3.画像応用処理技術の定着.
■授業時間外に必要な学修
本科目を通して衛星画像処理システムを作成する.従って,毎回学習する画像処理内容のコーディングを次回講義までに完了しておく必
要がある.
■教科書
講義プリント配布
■参考文献
[ISBN]9784274132643『コンピュータ画像処理』(田村 秀行, オーム社)
[ISBN]9784906665105『画像処理標準テキストブック - イメージプロセッシング』(画像情報教育振興協会)
■関連科目
確率・統計Ⅰ,Ⅱ,情報実習Ⅰ,Ⅱ,コンピュータグラフィックス,情報処理実習I,Ⅱ(理工学部共通)
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
臨時試験(中間試験) 得点が6割未満の場合は,再試験を実施する 50%
期末試験 得点が6割未満の場合は,再試験を実施する 50%
■授業評価アンケート実施方法
理工学部実施規定に準拠
■研究室・E-mailアドレス
配布プリントに提示
■オフィスアワー
配布プリントに提示
- 355 -
科目名:
ネットワーク工学 <エレ情>
英文名: Network Engineering
オ
チ
担当者: 越智
ヨ ウ ジ
洋司
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
本講義は、ネットワークを体系的に考え、その構成要素や技術を総合的に扱う講義である。IPネットワークを中心に、TCP/IPプロトコル階層に基づいて各
種階層の仕組みを理解し、具体的なプロトコルトレースを解読し理解を深める。また、ネットワークの解析・設計・評価に必須のトラヒック理論の基礎と分析
方法を学び、ネットワーク構築のための実戦的アプローチを学ぶ。最後に近年注目を浴びているIP電話ネットワークを取り上げ、近年の技術動向に対応できる
知識を習得する。各講義では具体的な演習課題や宿題を用意するだけでなく、新聞記事を引用して最新の技術動向と講義との関連性を説明する。
第1回 学習教育目標との関連説明、情報通信ネットワークの概要
第2回 ネットワークアクセスと通信ネットワーク構造
第3回 物理層と伝送媒体
第4回 端末識別とIPネットワーク(1)
第5回 端末識別とIPネットワーク(2)
第6回 データリンク層のデータ構造とプロトコル
第7回 ネットワーク層のデータ構造とプロトコル(1)
第8回 ネットワーク層のデータ構造とプロトコル(2)
第9回 トランスポート層のデータ構造とプロトコル
第10回 経路制御の基礎技術(1)
第11回 経路制御の基礎技術(2)
第12回 ネットワークフロー分析
第13回 トラヒックエンジニアリング
第14回 IP電話ネットワーク
第15回 アプリケーション層のプロトコルと近年のインターネット技術動向
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
ハードウェアおよびソフトウェアの両面からネットワーク技術者に求められる基礎知識を、講義中の演習課題や宿題を通して習得する。具体的には下記の項
目を目標とする。
1.ネットワークの構成要素の基礎について説明できる。
2.IPネットワークに関するデータ構造とプロトコルの基礎を理解できる。
3.トラフィックやコストに着目したネットワークの分析評価ができる。
4.ネットワークの信頼性向上のためのセキュリティの概要を理解できる。
5.IP技術を利用したネットワーク構築の概要について理解できる。
6.新聞等から情報通信技術に関連する最新の動向を取り上げ、講義内容との関係を理解できる。
この科目の単位修得は電気電子工学科エレクトロニクス・情報通信コースで設定した学習・教育到達目標Aの達成に主体的に関与している。
■授業時間外に必要な学修
各回の講義で指示する宿題に取り組む。
■教科書
[ISBN]9784339023749『ネットワークシステム構成論』(岩崎 一彦,コロナ社)
■参考文献
[ISBN]9784339007930『ネットワーク技術の基礎と応用 : ICTの基本からQoS、IP電話、NGNまで』(淺谷耕一, コロナ社)
[ISBN]9784339008128『情報通信ネットワーク』(遠藤靖典, コロナ社)
[ISBN]9784320085718『新編図解情報通信ネットワークの基礎』(田村武志, 共立出版)
[ISBN]9784339012125『情報通信システム 改訂版 (電気・電子系教科書シリーズ 25)』(岡田正, コロナ社)
■関連科目
情報理論
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 70%
演習・宿題 30%
■授業評価アンケート実施方法
12 ~ 1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
越智講師室(31号館3階)
[email protected]
■オフィスアワー
木曜日4限
- 356 -
科目名:
情報と社会 <シス・メデ>
英文名: Information and Society
ナカムラ ヒロシゲ
担当者: 中村
弘成
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
学生、特に就活生はもっと社会や企業に目を向けるべきだと思う。社会は自分と他人、そして人が集まった組織から成り立っている。そこに情報があるのだ
から自分の情報と組織の情報、そしてこれらから創造される社会の情報の3つが互いに影響し合っていると考えられる。この授業では就活生にとり身近な自分
情報や有益な業界・企業情報を基に社会がどのように関連しているのかを学んでいく。そして情報の取捨選択と活用方法、仮説立案の方法を学びメタ認知力の
向上をめざす。授業の多くは(1)教室ではなくオフィスと相似した環境を前提とし実施、
(2)1コマは前半・後半に分かれ前半は「ディベート的プレゼンテー
ション」後半は「レビューとフィードバック」に当てられ、来る就活に備えた実践的なプログラムとなっている。なお外部から講師を招聘する場合もあるため
講義の順番が変わる場合もある。
第1回 情報と社会を学ぶメリット
第2回 社会の大きな流れを知る≪人口問題など≫
第3回 自分の情報を取得する≪自分の気質を知る≫
第4回 自分が組織や社会に与える影響
第5回 「業界①は伸びる?伸びない?」ディベートとReview & Feedback
第6回 「業界②~⑪は伸びる?伸びない?」」ディベートとReview & Feedback
業界が増加した場合は1コマの前半だけではなく後半もディベート時間に当てる。
第7回 「業界②~⑪は伸びる?伸びない?」」ディベートとReview & Feedback
業界が増加した場合は1コマの前半だけではなく後半もディベート時間に当てる。
第8回 「業界②~⑪は伸びる?伸びない?」」ディベートとReview & Feedback
業界が増加した場合は1コマの前半だけではなく後半もディベート時間に当てる。
第9回 「業界②~⑪は伸びる?伸びない?」」ディベートとReview & Feedback
業界が増加した場合は1コマの前半だけではなく後半もディベート時間に当てる。
第10回 「業界②~⑪は伸びる?伸びない?」」ディベートとReview & Feedback
業界が増加した場合は1コマの前半だけではなく後半もディベート時間に当てる。
第11回 「業界②~⑪は伸びる?伸びない?」」ディベートとReview & Feedback
業界が増加した場合は1コマの前半だけではなく後半もディベート時間に当てる。
第12回 「業界②~⑪は伸びる?伸びない?」」ディベートとReview & Feedback
業界が増加した場合は1コマの前半だけではなく後半もディベート時間に当てる。
第13回 「業界②~⑪は伸びる?伸びない?」」ディベートとReview & Feedback
業界が増加した場合は1コマの前半だけではなく後半もディベート時間に当てる。
第14回 「業界②~⑪は伸びる?伸びない?」」ディベートとReview & Feedback
業界が増加した場合は1コマの前半だけではなく後半もディベート時間に当てる。
第15回 「業界②~⑪は伸びる?伸びない?」」ディベートとReview & Feedback
業界が増加した場合は1コマの前半だけではなく後半もディベート時間に当てる。
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
(1)メタ認知力の向上。
(2)自分に都合の良い情報を発見し、論理を組立てる力の向上。
(3)他人の対戦を聞くことで、各種業界の伸びるポイントやリスクを把握できる。
(4)自分で未知の業界についても「将来性」を考えることができるようになる。
(5)ESや面談時の説得力を増す。
■授業時間外に必要な学修
授業で学んだことを実生活で使ってみること。
授業で指示された課題への取り組み。
■教科書
未定。
■参考文献
適宣指示する。
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
定期試験 50%
小テスト 25%
授業中課題 25%
■授業評価アンケート実施方法
理工学部実施規定に準拠しています。
■研究室・E-mailアドレス
[email protected]
■オフィスアワー
随時
- 357 -
科目名:
コンピュータグラフィックス <シス・メデ>
英文名: Computer Graphics
サ
ノ
担当者: 佐野
イタル
到
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
コンピュータグラフィックス(CG;Computer Graphics)は,映画,TV,ゲーム,出版などの映像分野において様々な用途に用いられている.ハードウェア技
術の進歩,安価なCG作成ソフトウェアにより個人用PCでもCG画像を作成することができる.
本講義ではこのようなソフトウェアで用いられる普遍的な技法に重点をおき講義を進める.ここで学ぶ技術はWindows環境におけるDirectXや,マルチプラッ
トフォーム環境におけるOpenGL等のCGライブラリを使う上でも必須となるだけでなく,エンドユーザとしてCGアプリケーションを利用する際においてもよ
り良いCG作成への道となる.具体的には,図形の描画手法から始め,3次元CGに必要な座標変換,モデリング,レンダリングなどの各アルゴリズムを学んで
ゆく. 理解を深めるため,UNIX, Windows, Mac等で広く利用されているオープン化されたCGライブラリ「OpenGL」を用い,簡単なCGプログラミングも行
なう.その際,Windows 環境にて,C言語+OpenGLによるプログラミングとなるため,予め理工学部共通科目などで実施されるC言語関連の講義の受講が必要.
第1回 CGとは(入門)
第2回 モデリング1 -2次元基本図形の描画-
第3回 2次元幾何変換
第4回 3次元幾何変換と各種座標系
第5回 幾何変換に関する演習及び実習
第6回 モデリング2 -曲線・曲面モデリング-
第7回 1~6回の学習教育目標および到達目標の達成度確認(臨時試験)
第8回 レンダリング1 -陰線,陰面消去 -
第9回 レンダリング2 -シェーディング-
第10回 レンダリング3 -テクスチャマッピング-
第11回 モデリングとレンダリングに関する総合実習(その1)
第12回 モデリングとレンダリングに関する総合実習(その2)
第13回 レイトレーシング及び実社会におけるCG利用
第14回 CGを実現するためのハードウェア
第15回 まとめ
臨時試験(中間試験),定期試験
■学習・教育目標および到達目標
学習・教育到達目標の(F)に主体的に関与し,下記1~6を理解することで,(F3)メディアからの情報取得,およびメディアへの情報の提供を実現する情報技術
に関する基礎知識を習得し,この知識を情報システムの開発において適切に応用できる力が身に付く.
1.基本図形描画の理解,2.アフィン変換の理解,3.座標系の理解,
4.モデリング技法の理解,5.レンダリング技法の理解,6.レイトレーシングの理解
■授業時間外に必要な学修
毎回の講義に関する内容の把握
レポート課題作成に関する諸準備(インストール作業,コーディング,レポート作成)など
■教科書
授業開始時に記述式のプリントを配布する. 穴埋め形式のため,講義中に必要事項を記入し,講義ノートとして完成させる必要がある.
■参考文献
[ISBN]4906665411『入門コンピュータグラフィックス : 入門編CG」』(大野義夫, 画像情報教育振興協会)
[ISBN]9784906665259『Computer Graphics技術編CG標準テキストブック』(画像情報教育振興協会)
■関連科目
情報処理実習I,線形代数学I,II,数値計算法,画像工学,画像処理
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
臨時試験(中間試験) 得点が6割未満の場合は,再試験を実施する 40%
期末試験 得点が6割未満の場合は,再試験を実施する 40%
レポート課題1 10%
レポート課題2 10%
■授業評価アンケート実施方法
理工学部実施規定に準拠
■研究室・E-mailアドレス
配布プリントにて提示
■オフィスアワー
配布プリントにて提示
- 358 -
科目名:
情報と職業 <シス・メデ>
英文名: Information and Occupation
コ バ シ
担当者: 小橋
カオル
馨
単 位: 2単位
開講年次: 3年次
開講期: 5セメスター
■授業概要・方法等
情報化社会を生きる職業人の必須教養を身につける。特に専門分野に関して社会が求める情報倫理や法令順守、近
時重要性を増しているセキュリティなどの分野について、知識を修得し理解を深める。
第1回 職業人になるために(授業の進め方)
第2回 クラウドコンピューティング
第3回 ICTとセキュリティ (1)
第4回 ICTとセキュリティ (2)
第5回 ICTと特許
第6回 ICTとプライバシー
第7回 ICTと著作権
第8回 ICTとメディア
第9回 ネットワークの文化
第10回 携帯端末の影響
第11回 ICTと法律
第12回 ビッグデータ
第13回 オンラインビジネス
第14回 Googleの考察(ICTの将来像)
第15回 情報産業の動向
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
高度情報化社会の現状を把握し,これからのあり方を予測しつつ,各自が職業人として働く環境を正しく理解出来る
ようにする.同時に,情報社会が個人に何を求めているかを洞察させ,社会参加の意欲と気力を充実させる.
【学習・教育目標(B)に主体的に関与】
■授業時間外に必要な学修
コンピュータやインターネットなどの分野についての動向について注意を払うこと。
■教科書
指定しない
■参考文献
[ISBN]9784764950108『自分の説明書の作り方 2010』(東田晋三, 近代科学社)
[ISBN]9784806129738『人に聞けない大人の言葉づかい (中経の文庫)』(外山滋比古, 中経出版)
■関連科目
情報と社会, 技術と倫理
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
講義中の小テストなど 30%
定期試験 70%
■授業評価アンケート実施方法
前期開講科目は7月頃,後期開講科目は12 ~1月頃に実施します。
■研究室・E-mailアドレス
法科大学院棟 EキャンパスB館9階 :[email protected]
■オフィスアワー
随時
- 359 -
科目名:
化学実験
英文名: Chemistry Laboratory
シ マ モ ト シゲル
ム ロ タ
カ
エ
コ
ヤマザキ
ヒ デ オ
担当者: 島本
茂・室田 佳恵子・山崎 秀夫
単 位: 2単位
開講年次: 1年次
開講期: 1セメスター
■授業概要・方法等
化学は物質の構造,その物理的,化学的性質について研究する学問分野である。現在,化学は「理論による予測の学問」へと進歩発展しているが,歴史的に
は実験を通して,帰納された理論や結論が多い。
基礎的なテーマについて実験・観察をすることが,自然科学に携わる者にとって大切である。自然法則を理解し,
“考える”という能力を育むことをめざす。
実験前の準備が実験の成否を決めるため,毎回の準備をしっかりすること。興味をもって実験に臨み,観察したことを理論付けて報告すること。
とりわけ高等学校において化学実験の経験の無い受講者は予習が大切である。
第1回 ガイダンス(第1回目の安全教育を欠席した場合はすべての実験項目を受講できない)
第2回 陽イオン定性分析(1)
第3回 レポート添削
第4回 陽イオン定性分析(2)
第5回 陽イオン定性分析(3)
第6回 陽イオン定性分析(4)
第7回 陽イオン定性分析(5)
第8回 陽イオン定性分析(6)
第9回 後半の実験(小グループに分けて行う)についての説明
第10回 原子吸光分析
第11回 カラムクロマトグラフィー
第12回 分取薄層クロマトグラフィー
第13回 有機合成
第14回 糖の化学
第15回 実験の総括・補講及び予備日
定期試験は実施しないが,核実験項目ごとにペーパ試験を行い,基準に達しない場合には不合格とする。
■学習・教育目標および到達目標
①実験の準備,結果を記載した実験ノートが書ける。②観察から化学反応の本質を見出し,それを理解できる。③基礎的な実験機器が使用でき,実験データの
簡単な統計処理ができる。④実験結果から何が得られたのか考察できる。⑤第三者に理解できる実験レポートを作成し,報告できる。
■授業時間外に必要な学修
事前に実験の内容を教科書・参考書で調べ,実験計画を事前シート(フローチャート)のような形でを作成しておく。疑問点は実験開始までにオフィスアワー
を利用し教員に質問すること。
■教科書
[ISBN]9784873619842『化学実験指針』(学術図書出版社)
[ISBN]9784765503471『図解とフローチャートによる定性分析』(浅田 誠一, 技報堂出版)
■参考文献
[ISBN]9784061531291『理系のためのレポート・論文完全ナビ』(見延庄士郎, 講談社)
[ISBN]9784320040076『実験分析化学 付一般化学実験法 訂正増補版』(石橋雅義, 共立出版)
[ISBN]9784627245617『基礎からわかる機器分析』(加藤正直, 森北出版)
■関連科目
一般化学,有機化学,生物有機化学,機器分析化学,環境科学実験
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
レポート 40%
実験ノート(予習、実験内容を毎回チェックする)30%
実験態度(第1回目で注意することに抵触しないこと)30%
■授業評価アンケート実施方法
理工学部実施基準に準拠して行う。
■研究室・E-mailアドレス
山崎(水圏環境科学研究室)[email protected]
室田(食品栄養化学研究室)[email protected]
島本(分子機能制御研究室)[email protected]
■オフィスアワー
山崎:金曜日16:00 ~ 18:00
室田:月曜日15:00 ~ 17:00 島本:火曜日12:10 ~ 13:00
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科目名:
生物学実験
英文名: Biology Laboratory
カ ガ ワ
担当者: 加川
ナオ
タツミ ジ ュ ン コ
サイゴウ カズマサ
モリヤマ リュウタロウ
ハギワラ
テ ル キ
ナカハマ タイスケ
ヤマモト
ア ツ シ
尚・巽 純子・西郷 和真・森山 隆太郎・萩原 央記・中濱 泰祐・山本 純之
単 位: 3単位
開講年次: 1年次
開講期: 2セメスター
■授業概要・方法等
生命科学は、生命現象の根源的理解を通して、医療、社会福祉、生命倫理、環境保全への貢献を目指す学問である。生命現象を理解するには、この学問体系に
関わるいろいろな基幹学問の学習と同様に、生物や生体構成物質を直に扱う実験が欠かせない。本実験は生物を直に扱い、生命現象の観察と理解を主な目的と
して実施する。
実験テーマは「動植物の基本体制」と「細胞と組織」に大きく分かれる。第一のテーマは動植物の多くの分類群の中から比較的身近なグループを材料に選んで、
その生物種の体制が門のレベルで判別できる基礎学力の涵養を目指す。第二のテーマでは、顕微鏡観察の基礎技術を身につけて、種子植物の器官と組織を観察
し、分裂組織と永久組織および3器官と3組織系が区別できる能力の涵養を目指す。いずれのテーマでも観察記録はスケッチに残すことを求める。また数値デー
タが得られる実験では、データの扱い方、グラフ化などのまとめ方、および基本的な統計処理などをレポートにすることを求める。
第1回 ガイダンス と動物実験講習
第2回 動植物の基本体制(1)コケ植物とシダ植物
第3回 動植物の基本体制(2)被子植物
第4回 動植物の基本体制(3)タマネギ幼苗の背丈の測定
第5回 動植物の基本体制(4)軟体動物
第6回 動植物の基本体制(5)節足動物
第7回 動植物の基本体制(6)脊椎動物
第8回 総括1
第9回 細胞と組織(1)顕微鏡の使い方
第10回 細胞と組織(2)葉の構造
第11回 細胞と組織(3)根と茎の構造
第12回 細胞と組織(4)原形質流動
第13回 細胞と組織(5)原形質分離
第14回 細胞と組織(6)体細胞有糸分裂
第15回 総括2
期末試験
■学習・教育目標および到達目標
①顕微鏡が使える。②動植物の主要分類群の基本的体制が図示できる。③体細胞分裂の過程が模式化できる。④種子植物の3器官と3組織系が形態的に区別
できる。⑤植物におけるマクロな生理現象と組織構造の関係が正確に説明できる。⑥数値データから情報を読み取る能力を涵養する。
■授業時間外に必要な学修
実験手引書を予め熟読する。
各実験毎にレポートを作成し、提出する。
■教科書
担当教員が作成したテキストを配布する。
■参考文献
[ISBN]9784879622242『顕微鏡フル活用術イラストレイテッド―基礎から応用まで (細胞工学別冊―目で見る実験ノートシリーズ)』(稲沢 譲治, 秀潤社)
[ISBN]9784563037871『生物の実験法 (2)』(宇津木 和夫, 培風館)
[ISBN]9784873785035『基礎生物学実験』(九州大学出版会)
[ISBN]9784621034552『動物解剖図』(丸善)
■関連科目
生命科学序論
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
毎回のレポート 90%
期末試験 10%
■授業評価アンケート実施方法
本学の規程に準拠して実施する。
■研究室・E-mailアドレス
行動遺伝学研究室・[email protected]
■オフィスアワー
初回ガイダンス時に各担当教員が通知する。
- 361 -
科目名:
化学教科教育演習
英文名: Exercise for Chemistry Education
ワカバヤシ ト モ ナ リ
担当者: 若 林
知成
単 位: 1単位
開講年次: 3年次
開講期: 6セメスター
■授業概要・方法等
教職課程を履修している学生を対象に、下級生の授業科目において課題の個別指導や模擬講義などを行う機会を演習科目として設定する。人に教えるという行
為によって科目の内容を明確に意識することになり、より深い理解に結びつくという考え方に基づいている。また、教えられる側の理解度を確認しながら表現
に工夫を凝らし、的確な指導ができるように教え方の技術に磨きをかけていく。化学教科教育演習では化学の専門科目を通じて相手に伝わる表現や教え方につ
いて実体験として学んでいき、教育実習などに活かしていく。
第1回 「エネルギーと変化、系と内部エネルギー」に関する演習指導
第2回 「仕事と熱、状態関数と経路関数」に関する演習指導
第3回 「エンタルピー、反応エンタルピーと生成エンタルピー ーヘスの法則ー」に関する演習指導
第4回 「エントロピーと秩序、エントロピー」に関する演習指導
第5回 「マクロ量とエントロピー、ギブズエネルギーと系の変化」に関する演習指導
第6回 「物質の状態 ー固体・液体・気体ー、気体分子運動論 ー圧力と体積ー」に関する演習指導
第7回 「状態方程式:理想気体の状態方程式、ファン・デル・ワールスの状態方程式、相平衡:相変化、相変化とギブズエネルギー、蒸気圧曲線 ークラウジ
ウスークラペイロンの式ー」に関する演習指導
第8回 「化学平衡:気相化学平衡とル・シャトリエの原理、酸塩基平衡・緩衝溶液、電池、ラウールの法則・ヘンリーの法則・溶解度:理想溶液(ラウールの
法則)、非理想溶液、溶解度」に関する演習指導
第9回 「束一的性質:沸点上昇、凝固点降下、浸透圧、電解質溶液の束一的性質、電解質溶液:イオン伝導、溶解度積」に関する演習指導
第10回 「コロイド、吸着平衡 ー吸着等温式ー」に関する演習指導
第11回 「結晶:結晶構造、結晶面、イオン半径、結合の種類と融点・沸点、液晶、金属と半導体:金属(自由電子模型、バンド構造)、半導体(バンドギャップ、
P型半導体とN型半導体)」に関する演習指導
第12回 「化学反応の速度と衝突、化学反応速度の解析:二次反応、一次反応、逐次反応と定常状態、素反応」に関する演習指導
第13回 「分子の衝突と反応速度:単位時間当たりの反応分子同士の衝突数、1衝突当たりの反応確率、活性化エネルギーと衝突エネルギー、反応速度定数、
反応速度定数の温度依存性 ー頻度因子と活性化エネルギー、化学反応のポテンシャルエネルギー曲面」に関する演習指導
第14回 「溶液中の化学反応:拡散と衝突 ー拡散律速反応ー、活性化エネルギーと溶媒効果 ー反応確率ー、酵素反応:酵素反応の特異性、酵素反応の速度」
に関する演習指導
第15回 「大気化学反応:光化学反応、成層圏の大気化学、対流圏の大気化学、反応速度の測定法」に関する演習指導
定期試験
■学習・教育目標および到達目標
・教える科目の内容について事前に、曖昧さなく理解している
・単元に登場する言葉の定義を整理し、明確に説明できる
・公式等の適用範囲を正確に理解し、説明できる
・進度の遅い学生に対して辛抱強く、わかりやすい言葉で指導できる
・理解の早い学生に対して自学自習が進むよう、適切な課題を設定できる
■授業時間外に必要な学修
演習問題解答案を含む指導案の作成
指導記録の作成
■教科書
[ISBN]9784563046217『Step‐up基礎化学』(石川 春樹, 培風館 : 2015)
■参考文献
[ISBN]9784807905089『物理化学―分子論的アプローチ〈上〉』(D.A. マッカーリ, 東京化学同人 : 1999)
[ISBN]9784807905090『物理化学―分子論的アプローチ〈下〉』(マッカーリ, 東京化学同人 : 2000)
■関連科目
基礎物理化学演習
■成績評価方法および基準(100点満点で60点以上を合格とします)
指導案の提出 50%
演習問題の答え合わせ(発表)25%
指導記録の提出(期末)25%
■授業評価アンケート実施方法
授業時間内に実施する
■研究室・E-mailアドレス
構造物理化学研究室(22号館6階)
[email protected]
■オフィスアワー
月曜3限
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MEMO
理 工 学 部 授 業 計 画( 2 0 1 6 )
2016.4 印 刷 発 行
発行者 近畿大学理工学部
編 集 近畿大学理工学部 教務委員会
所在地
〒577‐8502 東大阪市小若江3‐4‐1
電話番号 ( 0 6 )4 3 0 7−3 0 4 7
インターネット版シラバス
下記のアドレスでもシラバスを公開しています。
http://syllabus.itp.kindai.ac.jp/customer/Form/sy01000.aspx
※インターネット版シラバスでは、学科名以外にも、
キーワードや、開講年次、単位、開講期、科目区分、必修・選択の別などの科目属性から
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